JPH11231717A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11231717A
JPH11231717A JP10037800A JP3780098A JPH11231717A JP H11231717 A JPH11231717 A JP H11231717A JP 10037800 A JP10037800 A JP 10037800A JP 3780098 A JP3780098 A JP 3780098A JP H11231717 A JPH11231717 A JP H11231717A
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修 金谷
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俊徳 佐々木
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 小サイズ幅の記録材にプリントした後に大サ
イズの記録材にプリントした際に加熱ロールの表面温度
が過度に上昇するのを防止する。 【解決手段】 加熱手段80を有する加熱ロール32の
表面温度を検出する温度検出手段35と、加熱ロールの
表面温度を、通常の記録材のプリントを行う際に定着動
作を開始する以前の待機状態時には第1の制御温度T1
とし、かつ定着動作開始時には第1の制御温度T1 より
高い第2の制御温度T2 となるようにすると共に、前記
小サイズ幅の記録材のプリントを行う際には、定着開始
時の温度が第2の制御温度T2 よりさらに高い第3の制
御温度T3 とし、前記小サイズ幅の記録材のプリントを
行った後、所定時間だけ第1の制御温度T1 より低い第
4の制御温度T4 で待機させるように加熱手段80を制
御する制御手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に係
り、具体的には感光体ドラムに形成されたトナー画像を
記録材に転写し、該記録材を相互に圧接して回転自在に
配設された加熱手段を有する加熱ロール及び加圧ロール
により挟圧搬送することにより転写された未定着トナー
画像を前記記録材上に定着させることによりプリントを
行う電子写真方式を採用した画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式を用いた画像形成装置にお
ける定着方法には、最も一般的な方法として、加熱と加
圧により記録材上にトナーを溶融させて融着させる加熱
定着法がある。その中でも加熱ロール方式のものが一般
に利用されている。この定着装置は、加熱ローラとこれ
に圧接する加圧ローラとを備え、その2本のロールのニ
ップ部に記録材を通過させることにより、記録材上の未
定着トナーに熱および圧力を加えて定着させるものであ
る。
【0003】加熱させる手段には、ヒータを用いてロー
ラ内部より加熱させる方法が多く採られている。コスト
や装置の大きさなどの条件により、通常ヒータは1本の
み使用されている。特に小型機では低コストが必須であ
るため2本以上のヒータを使用することはほとんどな
い。
【0004】加熱ロールを1本のヒータで加熱させると
加熱ロールは全体的に熱せられる。記録材である用紙が
加熱ロール及び加圧ロールのニップ部を通過すると用紙
に熱が奪われ加熱ロールの熱量は低下するが、加熱ロー
ルの表面温度はサーミスタによりモニターされており、
また加熱ロールを加熱するヒータヘの電圧供給を制御す
る制御手段を備えているため、加熱ロールの表面温度を
一定に保っておくことができる。
【0005】しかし記録材として小幅サイズの記録紙を
加熱ロールと加圧ロールのニップ部を走行させた場合、
これらの加熱ロールの通紙域では熱が奪われるが非通紙
域では熱が奪われないため加熱ロールの通紙域と非通紙
域とで温度差が生じる。定着性を確保するため、全記録
紙サイズの通紙域の加熱ロールの表面温度は各記録紙に
ついてそれぞれ最適の温度になるよう一定に制御されて
いるのでその温度を基準にすると非通紙域における加熱
ロールの表面温度が相対的に高くなる。
【0006】小幅サイズの記録紙を少数枚、場合は加熱
ロールの非通紙域における表面温度が多少高くなっても
ホットオフセットや紙しわの発生につながることはない
が、小幅サイズの記録紙で連続プリントを行った場合や
少数枚の小幅サイズの記録紙で短いサイクルで断続的に
プリントした場合、加熱ロールの表面温度が許容値以上
に上昇し、その後に大幅サイズの記録紙が走行された場
合、1枚目にホットオフセットが発生し、ひどいときは
2〜3枚目までにもホットオフセットが発生する場合が
ある。ここでのホットオフセットとは加熱ローラの非通
紙領域が高くなり過ぎるために用紙上の未定着トナーの
一部が溶融して加熱ロール側に付着する現象をいう。ま
たこのような時は、紙しわも発生するおそれがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記問題を解決する手
段として以下のような従来技術がある。
【0008】すなわち、特開平5−119669号公報
に記載の定着装置では送風手段を用いて小サイズ紙複写
時における定着ローラ(加熱ロールに相当)の非通紙域
の温度を下げるようにしており、用紙の連続枚数が増加
するに従い送風手段としてのファンの風力を強め、また
複写する用紙の幅が小さい程ファンの風力を強めホット
オフセットの防止を行っている。
【0009】この定着装置はファンの風力を強めること
でホットオフセットの防止を図っているが、そのために
は風量を稼ぐため通常サイズより大きめのファンが必要
になり、コストアップを招いてしまう。また風量は騒音
に影響し、風量を上げれば上げる程騒音が大きくなるこ
とにもつながるという問題がある。
【0010】特開平8−190295号公報に記載の画
像定着装置では、加圧ロールの内周面に螺旋状の溝を設
け、小サイズの通紙域では溝の本数を少なくし、小サイ
ズの非通紙域では溝の本数を多くして表面積の比率を変
え、加熱ロールまたは加圧ロールの回転に伴って上記螺
旋状の溝に沿って気流を発生させることにより加熱ロー
ルの非通紙域を通紙域に比して余計に冷却させるように
している。
【0011】この画像定着装置では、加圧ロールに溝を
設ける必要があるため加圧ロールの製造工程が増え、そ
れに伴いコストアップが生じる。
【0012】また加圧ロールの溝を設けることで表面積
を大きくし気流を発生させ冷却効果をあげると記載され
ているが、確かに常温状態では溝に隙間が生じていると
思われる。しかし、実際加圧ロールが加熱されるとロー
ル自体が膨張し隙間が狭まり、気流が生じるまでには至
らない。よって、加圧ロールまたは加熱ロールの回転に
より冷却効果はほとんどないと言ってよい。
【0013】更に特開平6−186875公報に記載の
画像形成装置では、小さい幅の記録材が複数枚搬送され
熱量が一定量以上に達したあと搬送時間間隔を長くし、
ロール上の温度分布を均一化することにより加熱ロール
における非通紙部の昇温を抑えるようにしている。この
搬送時間の間隔を長くさせる判断基準は、小さい幅の記
録材が一定枚数以上搬送されたとき、あるいは小さい幅
の記録材についての定着が一定時間以上行われたときで
ある。この手段では、小さい幅の記録材を連続走行させ
た場合に、上記の条件下で搬送時間間隔が長くなるが、
断続で走行された場合はその都度リセットがかかるの
で、搬送時間間隔が長くなることがないため加熱ロール
の温度分布を均一化することができない。コントローラ
のデ一夕蓄積量を考慮すると、実際の走行モードは連続
走行より断続走行のウェイトが高いと推測されるので、
この手段を用いると搬送時間間隔が長くならず、結局加
熱ロールの非通紙部域では温度が上昇し、ホットオフセ
ットや紙しわなどの欠陥が発生する。
【0014】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、複数枚の小サイズ幅の記録材に連続的にプ
リントを行い、あるいは小サイズ幅の記録材を複数枚、
短いサイクルで断続的にプリントした後に大サイズ幅の
記録材をプリントした場合において、加熱ロールの表面
温度が過剰に上昇するのを防止することができる画像形
成装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、感光体ドラムに形成された
トナー画像を記録材に転写し、該記録材を相互に圧接し
て回転自在に配設された加熱手段を有する加熱ロール及
び加圧ロールにより挟圧搬送することにより転写された
未定着トナー画像を前記記録材上に定着させることによ
りプリントを行う画像形成装置において、前記加熱ロー
ルの表面温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出
手段の検出出力に基づいて前記加熱ロールの表面温度
を、記録材の搬送方向と直交する方向の長さが短い小サ
イズ幅の記録材以外の記録材のプリントを行う際には、
定着動作を開始する以前の待機状態時には第1の制御温
度T1 とし、かつ定着動作開始時には第1の制御温度T
1 より高い第2の制御温度T2 となるようにすると共
に、前記小サイズ幅の記録材のプリントを行う際には、
定着動作開始時の加熱ロールの表面温度が前記第2の制
御温度T2 よりさらに高い第3の制御温度T3 とし前記
小サイズ幅の記録材のプリントを行った後、所定時間だ
け第1の制御温度T1 より低い第4の制御温度T4 で待
機させておくように前記加熱手段を制御する制御手段
と、を有することを特徴とする。
【0016】請求項1に記載の画像形成装置では、制御
手段はサーミスタ等の温度検出手段の検出出力に基づい
て加熱ロールの表面温度を、小サイズ幅以外のサイズの
記録材のプリントを行う際には、待機状態時に第1の制
御温度T1 (例えば、170℃)とし、プリント開始時
には定着動作に必要な第2の制御温度T2 (例えば、1
80℃)まで上昇させると共に、小サイズ幅の記録材の
プリントを行う際には、加熱ロールの非通紙領域におけ
る過度の温度上昇を抑制するために定着動作開始時の加
熱ロールの表面温度を、第2の制御温度T2 より高い第
3の制御温度T3 (例えば、190℃)まで上昇させ、
プリント終了後は続けて相当数の小サイズ幅の記録材の
プリントが行われ、その後に大サイズの記録材のプリン
トが行われた場合に加熱ロールの非通紙域の表面温度が
ホットオフセットを生じない程度の温度に留まるよう
に、所定時間だけ第1の制御温度T1 より低い第4の制
御温度T4 (例えば、160℃)で待機させておくよう
に加熱手段を制御する。したがって、小サイズ幅の記録
材が連続的に行われても、加熱ロールの非通紙域におけ
る表面温度の過度の温度上昇が抑制されるので、その後
に大サイズの記録材のプリントを行った際にホットオフ
セットが発生することはない。
【0017】また加熱ロールの温度上昇が抑制されるの
で、それと接触している加圧ロールの温度も抑制され、
温度上昇による加圧ロール径の膨張を減少させることが
でき、加圧ロール径の左右差が減少するため走行バラン
スが安定し、紙しわの発生を防止することができる。
【0018】請求項2に記載の発明は、感光体ドラムに
形成されたトナー画像を記録材に転写し、該記録材を相
互に圧接して回転自在に配設された加熱手段を有する加
熱ロール及び加圧ロールにより挟圧搬送することにより
転写された未定着トナー画像を前記記録材上に定着させ
ることによりプリントを行う画像形成装置において、記
録材の搬送方向と直交する方向の長さが短い小サイズ幅
の記録材の一連のプリントにおけるプリント枚数を検出
するプリント枚数検出手段と、前記プリント枚数検出手
段の検出出力を取り込み、前記小サイズ幅の記録材の一
連のプリント終了後はプリント動作を禁止するプリント
受け付け禁止状態とし、該プリント受け付け禁止状態を
解除させるタイミングを前記小幅サイズの一連のプリン
ト時におけるプリント枚数に基づいて決定する制御手段
と、を有することを特徴とする。
【0019】請求項2に記載の画像形成装置では、制御
手段は、プリント枚数検出手段の検出出力を取り込み、
小サイズ幅の記録材の一連のプリント終了後はプリント
動作を禁止するプリント受け付け禁止状態とし、該プリ
ント受け付け禁止状態を解除させるタイミングを前記小
幅サイズの一連のプリント時におけるプリント枚数に基
づいて決定する。したがって、プリント枚数に応じてプ
リント受け付け禁止期間、すなわちプリント受け付け禁
止状態を解除させるタイミングを加熱ロールの非通紙域
の表面温度がその後に大サイズの記録材のプリントが行
われた際にホットオフセットを生じない温度まで下降す
るように設定できるので、請求項1に記載の発明の効果
に加えて、更に小枚数でかつ小サイズ幅の記録材のプリ
ントを断続的に繰り返し行うような場合であっても、ホ
ットオフセット及び紙しわの発生を防止することができ
る、とういう効果が有る。
【0020】請求項3に記載の発明は、感光体ドラムに
形成されたトナー画像を記録材に転写し、該記録材を相
互に圧接して回転自在に配設された加熱手段を有する加
熱ロール及び加圧ロールにより挟圧搬送することにより
転写された未定着トナー画像を前記記録材上に定着させ
ることによりプリントを行う画像形成装置において、前
記加熱ロールの表面温度を検出する温度検出手段と、記
録材の搬送方向と直交する方向の長さが短い小サイズ幅
の記録材の一連のプリント時におけるプリント枚数を検
出するプリント枚数検出手段と、前記温度検出手段及び
プリント枚数検出手段の検出出力を取り込み、前記小サ
イズ幅の記録材の一連のプリント終了後はプリント動作
を禁止するプリント受け付け禁止状態とし、該プリント
受け付け禁止状態を解除させるタイミングを前記小サイ
ズ幅の記録材の一連のプリント時におけるプリント枚数
が所定枚数以下のときは前記加熱ロールの表面温度に基
づいて決定し、前記小サイズ幅の記録材の一連のプリン
ト時におけるプリント枚数が所定枚数以上のときは前記
小サイズ幅の記録材の一連のプリント時におけるプリン
ト枚数に応じて決定する制御手段と、を有することを特
徴とする。
【0021】請求項3に記載の画像形成装置では、制御
手段は、温度検出手段及びプリント枚数検出手段の検出
出力を取り込み、小サイズ幅の記録材の一連のプリント
終了後はプリント動作を禁止するプリント受け付け禁止
状態とし、該プリント受け付け禁止状態を解除させるタ
イミングを前記小幅サイズの記録材の一連のプリント時
におけるプリント枚数が所定枚数以下のときは加熱ロー
ルの表面温度に基づいて決定し、小サイズ幅の記録材の
一連のプリント時におけるプリント枚数が所定枚数以上
のときは前記小サイズ幅の記録材の一連のプリント時に
おけるプリント枚数に応じて決定する。したがって、請
求項1の発明の効果に加えて、小サイズ幅のプリント枚
数が少ない場合はプリント受け付け禁止状態を解除する
タイミングを加熱ロールの表面温度に基づいて決定する
ので、小サイズ幅でかつ小枚数のプリントを行う場合に
は加熱ロールの非通紙域における温度上昇幅は少ないた
め、短い待ち時間で次のプリントを開始することができ
る、という効果が有る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。本発明の第1の実施の形態に係る
画像形成装置の構成を図1に示す。同図において、画像
形成装置10は画像情報に基づいてレーザダイオード等
の光源を制御し、光源から射出される光ビームにより反
射ミラー12を含む光学系を介して感光体ドラム14上
にトナー像を形成する露光装置20を有している。
【0023】露光装置20内には画像形成装置10全体
を統轄的に制御する制御回路22が設けられており、こ
の制御回路22(本発明の制御手段に相当する。)は後
述する加熱ロール32の温度制御等を行う。また画像形
成増置10は記録材としての用紙70に転写されたトナ
ー画像を定着させる定着装置30を有している。定着装
置30は、相互に圧接して回転自在に配設された加熱ロ
ール32、加圧ロール34と、トナー画像が定着された
用紙を排出する一対の排出ロール36、38とを有して
いる。
【0024】定着装置30は具体的には図2に示すよう
に未定着のトナー画像72が形成された用紙70を案内
するガイド部材90、92が用紙70の入口側に設けら
れており、加熱ロール32及び加圧ロール34と一対の
排出ロール36、38との間には用紙70を排出するよ
うに案内する排出ガイド94、96が設けられている。
更に、加熱ロール32内には加熱ロール32の表面を加
熱するためのヒータ80(本発明の加熱手段に相当す
る。)が設けられており、その発熱量は制御回路22に
より制御される。加熱ロール32の表面温度は温度検出
手段35(本実施の形態ではサーミスタを加熱ロール3
2の表面に接触することにより検出する。)により検出
され、制御回路22によりモニターされるようになって
いる。
【0025】定着装置30の出口付近における用紙70
の搬送路66には用紙70が通過する毎に1枚のプリン
トを行ったことを示す信号を生成する用紙検出手段44
(本発明のプリント枚数検出手段に相当する。)が設け
られている。この用紙検出手段の検出出力は制御回路2
2に入力されるようになっている。
【0026】また画像形成装置10内のカセット50に
は用紙70が装填されており、用紙70は感光体ドラム
14にトナー画像が形成されると同時にカセット50よ
り搬送ロール52、54、56、58、60、62を介
して搬送され、用紙70上には感光体ドラム14に形成
されたトナー画像が転写ロール16により転写され、定
着装置30内の加熱ロール32と加圧ロール34による
ニップ部を通過するように搬送されることにより未定着
のトナー画像72が加熱ロール32による加熱と加圧ロ
ール34による加圧により用紙70に定着される。
【0027】ここで小サイズ幅の用紙が複数枚、連続し
て加熱ロール32と加圧ロール34とのニップ部をプリ
ント走行させた場合の加熱ロール32表面における軸方
向の温度分布を図5及び図6に示す。図5は加熱ロール
32の側面側に用紙を通過させた場合であり、図6は加
熱ロール32の中央部に用紙を通過させた場合の温度分
布を、それぞれ示している。これらの図から明らかなよ
うに加熱ロール32の非通紙域における表面温度は、通
紙域に比して上昇することが判る。特に加熱ロール32
の側面側に用紙を通過させた場合は非通紙域側が図5に
示すように過剰に温度上昇する。大サイズの用紙が定着
装置30の加熱ロール32と加圧ロール34とのニップ
部へ突入する時、加熱ロール32の表面温度がある温度
以上であった場合(ここでは215℃以上であった場
合)、トナーは加熱ロールヘ融着し周ピッチで用紙に再
定着させてしまう、所謂ホットオフセットを発生する。
このようなホットオフセットは、前回のプリント走行が
小サイズ幅の用紙について連続して行われたとき、ある
いは短い間隔でかつ少数枚の用紙について断続的にプリ
ント走行がおこなわれたとき程、発生する可能性が高く
なる。用紙70がカセット50より搬送されてから定着
装置30のニップ部まで到達する時間は一定であり、ニ
ップ部へ到達した時は、加熱ロール32の表面温度が第
一の制御温度に達している必要がある。
【0028】しかし、ホットオフセットが発生する状態
では、定着装置30内の温度は通常より高く、かつ加圧
ロール34の温度も高くなっているので、加熱ロール表
面温度が或る程度低くても未定着のトナー画像を十分に
用紙70に定着させることができる。一方、用紙70が
定着装置30のニップ部を通過すると、加圧ロール34
に蓄えられていた熱量は用紙に奪われてしまうので、定
着温度を下げた状態で用紙70を走行させると大サイズ
用紙などでは1枚目の後半の部分で定着不良を発生させ
てしまう。用紙前半部分あるいは先端部分だけを制御に
よって温度を下げることは、不可能に近く、できたとし
ても安定性といった点では欠けてしまう。本発明の各実
施の形態ではこの点を解決している。
【0029】次に制御回路22により実行される加熱ロ
ール32の表面温度の温度制御の処理内容を図3に、制
御回路22の温度制御特性を図4に示す。画像形成装置
10が待機状態である時、図2に示す定着装置30の加
熱ロール32は一定の温度に保たれるように制御回路2
2により制御されている。すなわち制御回路22はサー
ミスタ35を加熱ロール32に接触させて加熱ロール3
2の表面温度をモニターしヒーター17への電源供給を
断続させることにより加熱ロール32の表面温度を図4
に示すように第1の制御温度T1 である170℃に制御
する。図3においてプリントの用紙サイズ、プリント枚
数等の指定及びプリント開始の指示が図示してない操作
部を操作することにより行われると、スタート信号と共
にどの用紙サイズに何枚プリントさせる等の指示が制御
回路22に入力され、同時に定着装置30、感光体ドラ
ム14、各種ロール等を駆動する図示してない駆動装置
等が作動し始める。定着装置30では、制御回路22よ
りヒータ80に電源が供給され、加熱ロール32を加熱
する。
【0030】まずステップ100で指定された用紙がA
5SEL幅以下の小サイズ幅(用紙70の搬送方向と直
交する方向の幅)でないと判定された場合には、プリン
ト開始時に定着動作に必要な第2の制御温度T2 (本実
施の形態では例えば、T2 は180℃である。)にまで
加熱ロール32の表面温度を上昇させる(ステップ10
2)。指定された枚数のプリントが終了するまで加熱ロ
ール32の表面温度を第2の制御温度T2 に制御し、全
枚数のプリントが終了した場合には次のプリント動作に
備えて加熱ロール32の表面温度を待機状態時の第1の
制御温度T1 になるように制御する(ステップ102、
104、106)。
【0031】一方、ステップ100で指定された用紙が
A5SEL幅以下の小サイズ幅であると判定された場合
には次のステップ108でプリント開始時、即ち定着動
作開始時には加熱ロール32の表面温度を第2の制御温
度T2 より高い第3の制御温度T3 (本実施の形態では
190℃)まで上昇させる。これは、小サイズ幅の用紙
のプリントを行う際には、加熱ロール32の非通紙域に
おける過度の温度上昇を抑制するためである。
【0032】指定された枚数のプリントが終了するまで
加熱ロール32の表面温度を第3の制御温度T3 に制御
し、全枚数のプリントが終了した場合には次のプリント
動作に備えて所定時間(本実施の形態では300秒)、
加熱ロール32の表面温度を待機状態時の第1の制御温
度T1 より低い第4の制御温度T4 (本実施の形態では
160℃)に保持し、その後、通常の待機状態時の第1
の制御温度T1 まで上昇させるように制御する(ステッ
プ108、110、112、114)。
【0033】ここでステップ112で所定時間だけ加熱
ロール32の表面温度を待機状態時の第1の制御温度T
1 (170℃)より低い第4の制御温度T4 (160
℃)に保持するのは、更に続けて相当数の小サイズ幅の
記録材のプリントが行われ、その後に大サイズの記録材
のプリントが行われた場合に加熱ロールの非通紙域の表
面温度がホットオフセットを生じない程度の温度に留ま
るようにするためである。その原理を図7を参照して説
明する。
【0034】図7は、小サイズの幅用紙を連続で50枚
プリント走行し、加熱ロール32の表面温度をほぼ飽和
状態にさせた後、待機状態時の制御温度を第1の制御温
度T1 (170℃)とした場合と第4の制御温度T4
(160℃)とした場合のそれぞれについて、その後大
サイズ用紙を走行させ用紙先端が加熱ロール32に突入
した時の加熱ロール32の表面温度分布を示している。
待機状態時の制御温度を170℃で大サイズ用紙のプリ
ント動作をスタートさせた場合、加熱ロール32の表面
温度が高い部分ではホットオフセットの発生領域になっ
ていることがわかる。
【0035】これに対して待機状態時の制御温度を16
0℃にして大サイズ用紙のプリント動作をでスタートさ
せた場合では、加熱ロール32の表面温度が一番高い部
分でもホットオフセット発生領域より低い温度領域にな
っているのでホットオフセットが発生することはない。
図3のステップ112はこの点を考慮して小サイズふ幅
の用紙のプリントが連続的に行われ、プリント動作が終
了した後は、所定時間だけ加熱ロール32の表面温度を
待機状態時の第1の制御温度T1 (170℃)より低い
第4の制御温度T4 (160℃)に保持し、その後のプ
リントでホットオフセットが発生するのを防止してい
る。
【0036】以上に説明したように本発明の第1の実施
の形態に係る画像形成装置によれば、加熱ロールの表面
温度を小サイズ幅以外のサイズの記録材のプリントを行
う際には待機状態時には第1の制御温度T1 (例えば、
170℃)とし、プリント開始時には定着動作に必要な
第2の制御温度T2 (例えば、180℃)まで上昇させ
ると共に、小サイズ幅の記録材のプリントを行う際に
は、加熱ロールの非通紙領域における過度の温度上昇を
抑制するために第2の制御温度T2 より高い第3の制御
温度T3 (例えば、190℃)まで上昇させ、プリント
終了後は続けて相当数の小サイズ幅の記録材のプリント
が行われ、その後に大サイズの記録材のプリントが行わ
れた場合に加熱ロールの非通紙域の表面温度がホットオ
フセットを生じない程度の温度に留まるように、所定時
間だけ第1の制御温度T1 より低い第4の制御温度T4
(例えば、160℃)で待機させておくように加熱手段
を制御するようにしたので、小サイズ幅の記録材が連続
的に行われても、加熱ロールの非通紙域における表面温
度の過度の温度上昇が抑制されるので、その後に大サイ
ズの記録材のプリントを行った際にホットオフセットが
発生することはない。
【0037】また加熱ロールの温度上昇が抑制されるの
で、それと接触している加圧ロールの温度も抑制され、
温度上昇による加圧ロール径の膨張を減少させることが
でき、加圧ロール径の左右差が減少するため走行バラン
スが安定し、紙しわの発生を防止することができる。
【0038】加熱ロールの温度上昇を抑えることは、そ
れと接触している加圧ロールの温度も抑えられることが
でき、温度上昇によるロール径膨張を減少させることが
できる。つまりは、加圧ロール径左右差が減少するため
走行バランスが安定し、紙しわ発生を抑えることにもつ
ながる。
【0039】また加熱ロール32の温度上昇を抑制する
ことができるので加熱ロール32を支持しているスリー
ブベアリングの温度上昇も抑制でき、スリーブベアリン
グの耐熱温度に対するマージンが広がり、耐久性の向上
を図ることができる。
【0040】また、耐熱温度に対するマージンが広がっ
た分だけスリーブベアリングの耐熱温度を下げることも
可能になるので、スリーブベアリングの樹脂材料の選択
幅も広がり、低コストでスリーブベアリングを入手する
ことが可能になる。
【0041】以上は定着装置内でのメリットであるが、
加熱ロールの温度上昇を抑えることは、画像形成装置内
部の温度上昇をも抑えれることにつながるため、画像形
成装置内部でもメリットが生じてくる。
【0042】通常、画像形成装置には、装置内の温度上
昇を防止するためのファンが取り付けられている。装置
の内外部には、規格により或る基準温度を越えてはいけ
ない箇所や部品が存在するので、その基準温度を越える
場合はファンを用いてエアーフローを利用し効率的に冷
却させている。定着装置内の加熱ロール温度上昇を抑え
ることは、熱源である定着装置からの発熱量を抑えるこ
とにつながり、その分ファンの風量を低減させることが
できる。ファンの風量を低減させることができれば、フ
ァンの風切り音は小さくなり、装置としての騒音レベル
が低減できる。
【0043】更に風量低減によりファンのサイズを小型
化にできるため画像形成装置全体の大きさをコンパクト
にすることが可能になる。それにファンのサイズを小型
化にすることでコストにおいても低減することができ
る。
【0044】次に本発明の第2の実施の形態に係る画像
形成装置について説明する。本実施の形態に係る画像形
成装置の構成は制御回路22の温度制御の内容以外は第
1の実施の形態に係る画像形成装置と基本的には同一で
あり、重複する説明は省略する。
【0045】本実施の形態に係る画像形成装置は、小サ
イズ幅の用紙によりプリント終了時毎にそのプリント枚
数に応じてプリント受け付け禁止状態を解除するタイミ
ング、すなわちプリント受け付け禁止期間を設定するこ
とにより、小枚数でかつ小サイズ幅の用紙を断続的に繰
り返してプリントを行う場合に対処するようにしてい
る。すなわち、小サイズ幅の用紙を連続的にプリントさ
せると加熱ロール32における非通紙部の表面温度は既
述したように図5及び図6のようになる。これは通常の
連続走行においての非通紙部温度上昇であるが、少数枚
でかつ小サイズ幅の用紙を何度も繰り返してプリントさ
せた場合は、加熱ロール32の表面温度あ図5及び図6
に示す以上に上昇する。その改善策として、小サイズ幅
用紙後の大サイズがニップ部に突入する時に加熱ロール
32の表面温度が215℃以下になるようにするため、
小サイズ幅の用紙がプリント走行された後、プリント受
け付け禁止期間を設定している。
【0046】図8に第2の実施の形態に係る画像形成装
置における制御回路の制御内容を示す。同図において、
まずステップ200では指定された用紙がA5SEL幅
以下の小サイズ幅(用紙70の搬送方向と直交する方向
の幅)でないと判定された場合には、プリント開始時に
定着動作に必要な第2の制御温度T2 (本実施の形態で
は例えば、T2 は180℃である。)にまで加熱ロール
32の表面温度を上昇させる(ステップ202)。指定
された枚数の一連のプリントが終了するまで加熱ロール
32の表面温度を第2の制御温度T2 に制御し、全枚数
のプリントが終了した場合には次のプリント動作に備え
て加熱ロール32の表面温度を待機状態時の第1の制御
温度T1 になるように制御する(ステップ202、20
4、206)。
【0047】一方、ステップ200で指定された用紙が
A5SEL幅以下の小サイズ幅であると判定された場合
には次のステップ208でプリント枚数を計数するカウ
ンタNをリセットし、ステップ210でプリント動作を
開始し、1枚プリントする毎にカウンタNの計数内容を
+1インクリメントし、指定された枚数の一連のプリン
トが終了するまでステップ210、212の処理を繰り
返す。このとき制御回路22内のメモリには用紙検出手
段44の検出出力に基づいてプリント枚数が記憶され
る。またプリント開始時、即ち定着動作開始時には加熱
ロール32の表面温度を第2の制御温度T2 より高い第
3の制御温度T3 (本実施の形態では190℃)まで上
昇させる。これは、既述した第1の実施の形態と同様に
小サイズ幅の用紙のプリントを行う際には、加熱ロール
32の非通紙域における過度の温度上昇を抑制するため
である。
【0048】ステップ212で指定された枚数分の一連
のプリントが終了したと判定された場合にはステップ2
14で小サイズ幅の用紙についてのプリントが終了した
時点からの経過時間を計測するためにタイマtをリセッ
トし、起動する。
【0049】次にステップ216〜252では制御回路
22内のメモリに記憶されている一連のプリント終了時
における小サイズ幅の用紙のプリント枚数に応じてプリ
ント受け付け禁止期間を設定し、そのプリント受け付け
禁止期間が経過した時点で加熱ロール32の表面温度を
待機状態時の第1の制御温度T1 (170℃)より低い
第4の制御温度T4 (本実施の形態では160℃)に保
持し、その後、所定時間(本実施の形態では300秒)
経過した時点で通常の待機状態時の第1の制御温度T1
(170℃)まで上昇させるように制御する。すなわ
ち、プリント受け付け禁止期間はプリント枚数が1〜2
枚の場合は、20秒、3〜4枚では40秒、5〜10枚
では80秒、11〜15枚では120秒、16枚以上で
は240秒に、それぞれ設定される。
【0050】プリント受け付け禁止期間はできるだけ短
いほうがプリント能力が向上するので、ここではプリン
ト受け付けを禁止してから最短時間でプリント動作を開
始できるようにプリント枚数に応じてプリント受け付け
禁止期間を設定した。これらの設定値は画像形成装置の
能力で変更することができる。このように設定すること
で、どのような条件においてもホットオフセットの発生
を防止することができる。また、これらの制御は簡単に
プログラムできるため装置へのコストインパクトはな
く、また短い開発納期で達成することができる。
【0051】他の方法として用紙間隔を拡げ1分間あた
りのプリント走行枚数を少なくすることが挙げられる。
図5及び図6からも判るように1分間あたりのプリント
枚数が少なくなる程、加熱ロール32表面の温度上昇は
抑制される。だが、複数枚の小サイズ幅用紙を繰り返し
プリント走行させた場合は、どうしても単位時間あたり
のプリント能力は低下する。本実施の形態によれば、1
分間あたりのプリント枚数を少なくすることなく、良好
な画像形成を行うことができる。
【0052】以上に説明したように本発明の第2の実施
の形態に係る画像形成装置によれば、小サイズ幅の記録
材の一連のプリント終了後はプリント動作を禁止するプ
リント受け付け禁止状態とし、該プリント受け付け禁止
状態を解除させるタイミングを前記小幅サイズの記録材
の一連のプリント時におけるプリント枚数に基づいて決
定するようにしたので、プリント枚数に応じてプリント
受け付け禁止期間、すなわちプリント受け付け禁止状態
を解除させるタイミングを、加熱ロールの非通紙域の表
面温度がその後に大サイズの記録材のプリントが行われ
た際にホットオフセットを生じない温度まで下降するよ
うに設定でき、第1の実施の形態による効果に加えて、
更に小枚数でかつ小サイズ幅の記録材のプリントを断続
的に繰り返し行うような場合であっても、ホットオフセ
ット及び紙しわの発生を防止することができる、とうい
う効果が有る。
【0053】次に本発明の第3の実施の形態に係る画像
形成装置について図9及び図10を参照して説明する。
図9は小サイズ幅の用紙を少数枚だけプリント走行させ
てから待機状態に移行するまでの加熱ロールの通紙域の
表面温度の変化状態と小サイズ幅の用紙を数枚、断続的
に複数回、繰り返しプリント走行させてから待機状態に
移行するまでの加熱ロールの通紙域の表面温度の変化状
態との関係を示している。小サイズ幅の用紙を少数枚だ
けプリント走行させてから待機状態に移行するまでの時
間、すなわち小サイズ幅の用紙のプリント時の加熱ロー
ル32の表面温度である第3の制御温度(190℃)か
ら通常の待機状態時の加熱ロール32の表面温度である
第1の制御温度(170℃)に変化するまでの時間がt
1 であるのに対し、小サイズ幅の用紙を少数枚、断続的
に複数回、繰り返しプリント走行させてから待機状態に
移行するまでの時間、すなわち第3の制御温度(190
℃)から第1の制御温度(170℃)に変化するまでの
時間はt2 (t2 >t1 )である。
【0054】本実施の形態は上述した小サイズ幅の用紙
を少数枚だけプリントした場合と小サイズ幅の用紙を少
数枚、断続的に複数回、繰り返しプリントした場合とで
待機状態に移行するまでに時間差が有ることに着目し、
この時間差に基づいてプリント受け付け禁止状態を解除
するタイミング、すなわちプリント受け付け禁止期間を
設定することにより少数枚の小サイズ幅の用紙でプリン
トする場合に短い待ち時間で次のプリント走行を受け付
けることができるようにしたものである。
【0055】本実施の形態に係る画像形成装置の基本的
構成は制御回路22の制御内容を除き第1の実施の形態
に係る画像形成装置と同一であり、重複する説明は省略
する。図10は本実施の形態に係る画像形成装置の制御
回路の制御内容を示している。ステップ300〜314
の処理は第2の実施の形態に係る画像形成装置の制御回
路の制御内容を示す図8におけるステップ200〜21
4と同一であるので説明を省略する。図10において、
ステップ300、308〜312でA5SEL幅以下の
小サイズ幅の用紙によるプリントが指定された一連の枚
数だけ終了した後、ステップ314でタイマtをリセッ
トし、ステップ316に移行する。ステップ316では
制御回路22内のメモリに記憶されているプリン終了時
におけるA5SEL幅以下の小サイズ幅の用紙によるプ
リント枚数NがN>10(枚)であるか否かが判定され
る。この判定が否定された場合、すなわちA5SEL幅
以下の小サイズ幅の用紙によるプリント枚数Nが少枚数
(10枚以下)であると判定された場合にはステップ3
18に移行し、サーミスタ35の検出出力に基づいて計
測された加熱ロール32の表面温度が通常の待機状態時
において設定される第1の制御温度T1 (170℃)以
上であるか否かが判定される。ステップ318の判定が
肯定された場合にはステップ320でプリントの受け付
けを禁止し、処理はステップ318に戻る。ステップ3
18の判定が否定された場合、すなわち加熱ロール32
の表面温度が第1の制御温度T1 以下であると判定され
た場合にはステップ322に移行し、ステップ322で
プリントの受け付けを許可する。一方、ステップ316
で一連のプリン終了時におけるA5SEL幅以下の小サ
イズ幅の用紙によるプリント枚数NがN>10(枚)で
あると判定された場合には更にステップ324〜336
でプリン終了時に制御回路22内のメモリに記憶されて
いるA5SEL幅以下の小サイズ幅の用紙のプリント枚
数に応じてプリント受け付け禁止期間を設定し、プリン
ト受け付け禁止期間が経過した時点で加熱ロール32の
表面温度を待機状態時の第1の制御温度T1 (170
℃)より低い第4の制御温度T4 (160℃)に保持
し、その後、所定時間(本実施の形態では300秒)経
過した時点で通常の待機状態時の第1の制御温度T1
(170℃)まで上昇させるように制御する。すなわち
プリント受け付け禁止期間はプリント枚数が11〜15
枚では120秒、プリント枚数が16枚以上では240
秒に、それぞれ設定される。
【0056】本発明の第3の実施の形態に係る画像形成
装置によれば、小サイズ幅の記録材の一連のプリント終
了後はプリント動作を禁止するプリント受け付け禁止状
態とし、該プリント受け付け禁止状態を解除させるタイ
ミングを前記小幅サイズの記録材の一連のプリントにお
けるプリント枚数が所定枚数以下のときは加熱ロールの
表面温度に基づいて決定し、小サイズ幅の記録材の一連
のプリントにおけるプリント枚数が所定枚数以上のとき
は前記小サイズ幅の記録材の一連のプリントにおけるプ
リント枚数に応じて決定するようにしたので、小サイズ
幅でかつ小枚数のプリントを行う場合には加熱ロールの
非通紙域における温度上昇幅は少ないため、短い待ち時
間で次のプリントを開始することができる。
【0057】
【発明の効果】以上に説明したように請求項1に記載の
画像形成装置によれば、加熱ロールの表面温度を、小サ
イズ幅以外のサイズの記録材のプリントを行う際には待
機状態時には第1の制御温度T1 (例えば、170℃)
とし、プリント開始時には定着動作に必要な第2の制御
温度T2 (例えば、180℃)まで上昇させると共に、
小サイズ幅の記録材のプリントを行う際には、加熱ロー
ルの非通紙領域における過度の温度上昇を抑制するため
に第2の制御温度T2 より高い第3の制御温度T3 (例
えば、190℃)まで上昇させ、一連のプリント終了後
は続けて相当数の小サイズ幅の記録材のプリントが行わ
れ、その後に大サイズの記録材のプリントが行われた場
合に加熱ロールの非通紙域の表面温度がホットオフセッ
トを生じない程度の温度に留まるように、加熱ロールの
表面温度を所定時間だけ第1の制御温度T1 より低い第
4の制御温度T4 (例えば、160℃)で待機させてお
くようにしたので、小サイズ幅の記録材のプリント動作
が連続的に行われても、加熱ロールの非通紙域における
表面温度の過度の温度上昇が抑制され、その後に大サイ
ズの記録材のプリントを行った際にホットオフセットが
発生することはない。
【0058】また加熱ロールの温度上昇が抑制されるの
で、それと接触している加圧ロールの温度も抑制され、
温度上昇による加圧ロール径の膨張を減少させることが
でき、加圧ロール径の左右差が減少するため走行バラン
スが安定し、紙しわの発生を防止することができる。
【0059】請求項2に記載の画像形成装置によれば、
小サイズ幅の記録材の一連のプリント終了後はプリント
動作を禁止するプリント受け付け禁止状態とし、該プリ
ント受け付け禁止状態を解除させるタイミングを前記小
幅サイズの記録材の一連のプリント時におけるプリント
枚数に基づいて決定するようにしたので、プリント枚数
に応じてプリント受け付け禁止期間、すなわちプリント
受け付け禁止状態を解除させるタイミングを加熱ロール
の非通紙域の表面温度がその後に大サイズの記録材のプ
リントが行われた際にホットオフセットを生じない温度
まで下降するように設定でき、請求項1に記載の発明の
効果に加えて、更に小枚数でかつ小サイズ幅の記録材の
プリントを断続的に繰り返し行うような場合であって
も、ホットオフセット及び紙しわの発生を防止すること
ができる、とういう効果が有る。
【0060】請求項3に記載の画像形成装置によれば、
小サイズ幅の記録材の一連のプリント終了後はプリント
動作を禁止するプリント受け付け禁止状態とし、該プリ
ント受け付け禁止状態を解除させるタイミングを前記小
サイズ幅の記録材の一連のプリント時におけるプリント
枚数が所定枚数以下のときは加熱ロールの表面温度に基
づいて決定し、小サイズ幅の記録材の一連のプリント時
におけるプリント枚数が所定枚数以上のときは前記小サ
イズ幅の記録材の一連のプリント時におけるプリント枚
数に応じて決定するようにしたので、請求項1に記載の
発明の効果に加えて、小サイズ幅でかつ小枚数のプリン
トを行う場合には加熱ロールの非通紙域における温度上
昇幅は少ないため、短い待ち時間で次のプリントを開始
することができる、という効果が有る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置
の概略構成を示す構成図。
【図2】図1における定着装置の具体的構成を示す図。
【図3】図1における制御回路により実行される温度制
御処理の内容を示すフローチャート。
【図4】加熱ロールの表面温度の温度制御特性を示す特
性図。
【図5】小サイズ幅の用紙によりプリントを行った時の
加熱ロールの軸方向の表面飽和温度分布の一例を示す
図。
【図6】小サイズ幅の用紙によりプリントを行った時の
加熱ロールの軸方向の表面飽和温度分布の他の例を示す
図。
【図7】待機状態の制御温度差による用紙先端が加熱ロ
ールに突入した時の加熱ロール表面温度分布とホットオ
フセット発生領域との関係を示す図。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置
の制御回路により実行される温度制御処理の内容を示す
フローチャート。
【図9】小サイズ幅の用紙を少数枚だけプリントした場
合と小サイズ幅の用紙を少数枚、断続的に複数回、繰り
返しプリントした場合とで待機状態に移行するまでに時
間差が有ることを示す説明図。
【図10】本発明の第3の実施の形態に係る画像形成装
置の制御回路により実行される温度制御処理の内容を示
すフローチャート。
【符号の説明】
10 画像形成装置 14 感光体ドラム 16 転写ロール 20 露光装置 22 制御装置 30 定着装置 32 加熱ロール 34 加圧ロール 35 温度検出手段 44 用紙検出手段 70 用紙

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体ドラムに形成されたトナー画像を
    記録材に転写し、該記録材を相互に圧接して回転自在に
    配設された加熱手段を有する加熱ロール及び加圧ロール
    により挟圧搬送することにより転写された未定着トナー
    画像を前記記録材上に定着させることによりプリントを
    行う画像形成装置において、 前記加熱ロールの表面温度を検出する温度検出手段と、 前記温度検出手段の検出出力に基づいて前記加熱ロール
    の表面温度を、記録材の搬送方向と直交する方向の長さ
    が短い小サイズ幅の記録材以外の記録材のプリントを行
    う際には、定着動作を開始する以前の待機状態時には第
    1の制御温度T1 とし、かつ定着動作開始時には第1の
    制御温度T1 より高い第2の制御温度T2 となるように
    すると共に、前記小サイズ幅の記録材のプリントを行う
    際には、定着動作開始時の加熱ロールの表面温度が前記
    第2の制御温度T2 よりさらに高い第3の制御温度T3
    とし前記小サイズ幅の記録材のプリントを行った後、所
    定時間だけ第1の制御温度T1 より低い第4の制御温度
    T4 で待機させておくように前記加熱手段を制御する制
    御手段と、 を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 感光体ドラムに形成されたトナー画像を
    記録材に転写し、該記録材を相互に圧接して回転自在に
    配設された加熱手段を有する加熱ロール及び加圧ロール
    により挟圧搬送することにより転写された未定着トナー
    画像を前記記録材上に定着させることによりプリントを
    行う画像形成装置において、 記録材の搬送方向と直交する方向の長さが短い小サイズ
    幅の記録材の一連のプリントにおけるプリント枚数を検
    出するプリント枚数検出手段と、 前記プリント枚数検出手段の検出出力を取り込み、前記
    小サイズ幅の記録材の一連のプリント終了後はプリント
    動作を禁止するプリント受け付け禁止状態とし、該プリ
    ント受け付け禁止状態を解除させるタイミングを前記小
    幅サイズの一連のプリント時におけるプリント枚数に基
    づいて決定する制御手段と、 を有することを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 感光体ドラムに形成されたトナー画像を
    記録材に転写し、該記録材を相互に圧接して回転自在に
    配設された加熱手段を有する加熱ロール及び加圧ロール
    により挟圧搬送することにより転写された未定着トナー
    画像を前記記録材上に定着させることによりプリントを
    行う画像形成装置において、 前記加熱ロールの表面温度を検出する温度検出手段と、 記録材の搬送方向と直交する方向の長さが短い小サイズ
    幅の記録材の一連のプリント時におけるプリント枚数を
    検出するプリント枚数検出手段と、 前記温度検出手段及びプリント枚数検出手段の検出出力
    を取り込み、前記小サイズ幅の記録材の一連のプリント
    終了後はプリント動作を禁止するプリント受け付け禁止
    状態とし、該プリント受け付け禁止状態を解除させるタ
    イミングを前記小サイズ幅の一連のプリント時における
    プリント枚数が所定枚数以下のときは前記加熱ロールの
    表面温度に基づいて決定し、前記小サイズ幅の記録材の
    一連のプリント時におけるプリント枚数が所定枚数以上
    のときは前記小サイズ幅の記録材の一連のプリント時に
    おけるプリント枚数に応じて決定する制御手段と、 を有することを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013235051A (ja) * 2012-05-07 2013-11-21 Oki Data Corp 定着装置及び画像形成装置
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