JPH11233869A - 周波数安定化半導体レーザ光源 - Google Patents

周波数安定化半導体レーザ光源

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JPH11233869A
JPH11233869A JP10027682A JP2768298A JPH11233869A JP H11233869 A JPH11233869 A JP H11233869A JP 10027682 A JP10027682 A JP 10027682A JP 2768298 A JP2768298 A JP 2768298A JP H11233869 A JPH11233869 A JP H11233869A
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JP
Japan
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semiconductor laser
temperature
circuit
output
frequency
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JP10027682A
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Inventor
Mamoru Arihara
守 在原
Yasuyuki Suzuki
泰幸 鈴木
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Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 出力光の周波数が周囲温度変化に影響されな
い周波数安定化半導体レーザ光源を実現する。 【解決手段】 半導体レーザの駆動電流及び温度を制御
した周波数安定化半導体レーザ光源において、半導体レ
ーザ及びこの半導体レーザの温度を測定する第1の温度
センサから構成される半導体レーザモジュールと、半導
体レーザに駆動電流を供給する駆動回路と、第1の温度
センサの出力が予め設定された温度設定値から周囲温度
変化に伴う半導体レーザの温度変化分を減算した値に一
致するように半導体レーザの温度を制御する温度制御手
段とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体レーザの駆
動電流及び温度を制御した周波数安定化半導体レーザ光
源に関し、特に周囲温度変化に応じた半導体レーザの温
度変化を補正することが可能な周波数安定化半導体レー
ザ光源に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の周波数安定化半導体レーザ光源で
は半導体レーザの駆動電流及び温度が一定になるように
制御をおこなうことにより出力光の周波数を安定化させ
ている。
【0003】図7はこのような従来の周波数安定化半導
体レーザ光源の一例を示す構成ブロック図である。図7
において1は半導体レーザ、2は温度制御回路、3は駆
動回路、4は光ファイバ、100は出力光である。
【0004】駆動回路3からの駆動電流は半導体レーザ
1に供給され、半導体レーザ1及び温度制御回路2は相
互に接続される。また、半導体レーザ1の出力は光ファ
イバ4を介して出力光100として出射される。
【0005】ここで、図7に示す従来例の動作を説明す
る。駆動回路3から供給される駆動電流により半導体レ
ーザ1は駆動され、出力光100は光ファイバ4を介し
て出射される。一方、半導体レーザ1の温度は半導体レ
ーザ1内に組み込まれた温度センサ等(図示せず。)に
よりモニタされ温度制御回路2に出力される。温度制御
回路2はこの温度センサ(図示せず。)の出力が一定に
なるように半導体レーザ1の温度を制御する。
【0006】この結果、駆動電流が一定値に制御される
と共に半導体レーザ1の温度も一定値に制御されるので
出力光100の周波数が安定して供給されることにな
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、温度センサと
半導体レーザ1との温度に対する熱回路定数は異なるの
で、周囲温度の変化に伴う温度センサと半導体レーザ1
の温度変化とは異なることになる。すなわち、温度セン
サにおける温度変化に基づき半導体レーザ1の温度制御
を行った場合には温度センサ自体の温度は一定に制御さ
れるものの、両者の熱回路定数の違いにより半導体レー
ザ1の温度が変動して出力光100の周波数が変動して
しまうと言った課題があった。従って本発明が解決しよ
うとする課題は、出力光の周波数が周囲温度変化に影響
されない周波数安定化半導体レーザ光源を実現すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような課題を達成す
るために、本発明のうち請求項1記載の発明は、半導体
レーザの駆動電流及び温度を制御した周波数安定化半導
体レーザ光源において、半導体レーザ及びこの半導体レ
ーザの温度を測定する第1の温度センサから構成される
半導体レーザモジュールと、前記半導体レーザに駆動電
流を供給する駆動回路と、前記第1の温度センサの出力
が予め設定された温度設定値から周囲温度変化に伴う前
記半導体レーザの温度変化分を減算した値に一致するよ
うに前記半導体レーザの温度を制御する温度制御手段と
を備えたことにより、出力光の周波数が周囲温度変化に
影響されないことになる。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明である周波数安定化半導体レーザ光源において、前記
温度制御手段が、前記周囲温度を測定する第2の温度セ
ンサと、この第2の温度センサの出力に基づき周囲温度
変化に伴う前記半導体レーザの温度変化分を求めると共
に前記温度設定値から前記温度変化分を減算して出力す
る演算回路と、前記第1の温度センサの出力と前記演算
回路の出力との差分を出力する減算回路と、前記差分が
零になるように前記半導体レーザの温度を制御する制御
回路とから構成されたことにより、出力光の周波数が周
囲温度変化に影響されないことになる。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明である周波数安定化半導体レーザ光源において、前記
駆動回路の代わりに、前記半導体レーザの出力光を2つ
に分岐させるビームスプリッタと、このビームスプリッ
タの一方の出力光が透過する吸収セルと、この吸収セル
の透過光を検出する光検出回路と、発振回路と、この発
振回路の出力信号に同期して前記光検出回路の出力を検
波して微分波形を出力する同期検波回路と、前記微分波
形の変曲点に前記半導体レーザの発振周波数を制御する
電流制御回路とから構成される周波数制御手段を備えた
ことにより、吸収セルにロックした周波数安定化光源の
ロックレンジを広げることができる。
【0011】請求項4記載の発明は、半導体レーザの駆
動電流及び温度を制御した周波数安定化半導体レーザ光
源において、半導体レーザ及びこの半導体レーザの温度
を測定する測温抵抗体から構成される半導体レーザモジ
ュールと、前記半導体レーザに駆動電流を供給する駆動
回路と、周囲温度変化による前記半導体レーザの温度変
化を打ち消すように抵抗値が変化する抵抗と前記測温抵
抗体とで分圧された分圧値が予め設定された温度設定値
に一致するように前記半導体レーザの温度を制御する温
度制御手段とを備えたことにより、出力光の周波数が周
囲温度変化に影響されないことになる。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明である周波数安定化半導体レーザ光源において、前記
温度制御手段が、基準電圧源と、前記抵抗と、前記基準
電圧源の出力を前記測温抵抗体と前記抵抗とで分圧した
電圧を出力する演算増幅回路と、温度設定値が予め設定
された温度設定回路と、前記演算増幅回路の出力と前記
温度設定回路の出力との差分を出力する減算回路と、前
記差分が零になるように前記半導体レーザの温度を制御
する制御回路とから構成され、周囲温度変化による前記
抵抗の抵抗値変化により周囲温度変化による前記半導体
レーザの温度変化分だけ前記分圧した電圧を変化させる
ことにより、出力光の周波数が周囲温度変化に影響され
ないことになる。
【0013】請求項6記載の発明は、請求項4記載の発
明である周波数安定化半導体レーザ光源において、前記
駆動回路の代わりに、前記半導体レーザの出力光を2つ
に分岐させるビームスプリッタと、このビームスプリッ
タの一方の出力光が透過する吸収セルと、この吸収セル
の透過光を検出する光検出回路と、発振回路と、この発
振回路の出力信号に同期して前記光検出回路の出力を検
波して微分波形を出力する同期検波回路と、前記微分波
形の変曲点に前記半導体レーザの発振周波数を制御する
電流制御回路とから構成される周波数制御手段を備えた
ことにより、吸収セルにロックした周波数安定化光源の
ロックレンジを広げることができる。
【0014】請求項7記載の発明は、半導体レーザの駆
動電流及び温度を制御した周波数安定化半導体レーザ光
源において、半導体レーザ及びこの半導体レーザの温度
を測定する温度センサから構成される半導体レーザモジ
ュールと、前記半導体レーザに駆動電流を供給する駆動
回路と、前記温度センサからの出力電流を周囲温度変化
による前記半導体レーザの温度変化を打ち消すように抵
抗値が変化する抵抗で電圧に変換した電圧値が予め設定
された温度設定値に一致するように前記半導体レーザの
温度を制御する温度制御手段とを備えたことにより、出
力光の周波数が周囲温度変化に影響されないことにな
る。
【0015】請求項8記載の発明は、請求項7記載の発
明である周波数安定化半導体レーザ光源において、前記
温度制御手段が、定電流源の出力電流と前記温度センサ
の出力電流との差を電圧値に変換する前記抵抗と演算増
幅回路とから構成される電流/電圧変換回路と、温度設
定値が予め設定された温度設定回路と、前記電流/電圧
変換回路の出力と前記温度設定回路の出力との差分を出
力する減算回路と、前記差分が零になるように前記半導
体レーザの温度を制御する制御回路とから構成され、周
囲温度変化による前記抵抗の抵抗値変化により周囲温度
変化による前記半導体レーザの温度変化分だけ前記電流
/電圧変換回路の出力を変化させることにより、出力光
の周波数が周囲温度変化に影響されないことになる。
【0016】請求項9記載の発明は、請求項7記載の発
明である周波数安定化半導体レーザ光源において、前記
駆動回路の代わりに、前記半導体レーザの出力光を2つ
に分岐させるビームスプリッタと、このビームスプリッ
タの一方の出力光が透過する吸収セルと、この吸収セル
の透過光を検出する光検出回路と、発振回路と、この発
振回路の出力信号に同期して前記光検出回路の出力を検
波して微分波形を出力する同期検波回路と、前記微分波
形の変曲点に前記半導体レーザの発振周波数を制御する
電流制御回路とから構成される周波数制御手段を備えた
ことにより、吸収セルにロックした周波数安定化光源の
ロックレンジを広げることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面を用いて詳細に
説明する。図1は本発明に係る周波数安定化半導体レー
ザ光源の一実施例を示す構成ブロック図である。
【0018】図1において1,3及び4は図7と同一符
号を付してあり、5及び7は温度センサ、6は電圧変換
回路、8は演算回路、9はD/A変換回路、10は減算
回路、11は制御回路、100aは出力光である。ま
た、1及び5は半導体レーザモジュール50を、6〜1
1は温度制御手段51をそれぞれ構成している。
【0019】駆動回路3からの駆動電流は半導体レーザ
1に供給され、温度センサ5の出力は電圧変換回路6に
接続される。また、温度センサ7の出力は演算回路8に
接続され、演算回路8の出力はD/A変換回路9に接続
される。
【0020】電圧変換回路6及びD/A変換回路9の出
力はそれぞれ減算回路10に接続され、減算回路10の
出力は制御回路11に接続される。また、制御回路11
からの温度制御信号は半導体レーザ1に接続され、半導
体レーザ1の出力は光ファイバ4を介して出力光100
aとして出射される。
【0021】ここで、図1に示す実施例の動作を説明す
る。駆動回路3から供給される駆動電流により半導体レ
ーザ1は駆動され、出力光100aは光ファイバ4を介
して出射される。一方、半導体レーザ1の温度は半導体
レーザモジュール50内に組み込まれた温度センサ5に
よりモニタされ電圧変換回路6において電圧信号に変換
される。
【0022】一方、演算回路8は周囲温度をモニタして
いる温度センサ7の出力の基づき半導体レーザ1の温度
設定値に相当するディジタル信号をD/A変換回路9に
出力し、D/A変換回路9はディジタル信号を電圧信号
に変換する。
【0023】減算回路10は電圧変換回路6及びD/A
変換回路9の出力電圧の差分を演算して制御回路11に
供給する。制御回路11はこの差分が”0”になるよう
に半導体レーザ1の温度を制御する。
【0024】さらに、図2及び図3を用いて詳細に説明
する。図2及び図3は周囲温度変化による温度センサ5
と半導体レーザ1の温度変化の状況を示す特性曲線図で
ある。例えば、演算回路8が温度センサ7の出力を考慮
せずに温度設定値”T0”として駆動回路により定電流
で半導体レーザ1を駆動した場合を考える。
【0025】温度制御回路51は周囲温度が変化しても
温度センサ5の温度が一定になるように制御される。言
い換えれば、図2中”イ”に示すように温度センサ5の
温度”Ts0”が温度設定値”T0”になるように制御
される。
【0026】一方、半導体レーザ1と温度センサ5とで
は熱回路定数が異なるため周囲温度が”Ta0”〜”T
a1”に変化すると図2中”ロ”示すように半導体レー
ザ1の温度は”Td0”〜”Td1”に変化してしま
う。
【0027】この時、半導体レーザ1の半導体レーザ1
自身の温度に対する波長変化の割合を”a[nm/
℃]”、半導体レーザ1の周囲温度に対する出力波長変
化の割合を”b[nm/℃]”とすると、出力波長の変
化”Δλ”は、 Δλ=a×(Td1−Td0) =b×(Ta1−Ta0) [nm] (1) となる。
【0028】式(1)を変形すれば、 (Td1−Td0)=(b/a)×(Ta1−Ta0) (2) となる。すなわち、”b×(Ta1−Ta0)”を予め
測定しておけば半導体レーザ1の温度変化を得ることが
できる。
【0029】一方、演算回路8が温度センサ7の出力に
基づき温度設定値を出力し駆動回路により定電流で半導
体レーザ1を駆動した場合を考える。温度センサ7は周
囲温度を測定して演算回路8に出力する。演算回路8は
この周囲温度変化から半導体レーザ1の温度変化分を温
度設定値から減算してD/A変換回路9に出力する。
【0030】すなわち、D/A変換回路9への出力を”
Ts1”とすれば、 Ts1=T0−(Td1−Td0) =T0−(b/a)×(Ta1−Ta0) (3) となる。
【0031】式(3)は温度センサ5の温度を”−(T
d1−Td0)”だけ変化させることを意味するので図
3中”イ”に示すように温度センサ5の温度は”Ts
0”〜”Ts1”に変化する。一方、この温度センサ5
の温度変化により図3中”ロ”に示すように半導体レー
ザ1の温度は”Td0”と一定値になり、半導体レーザ
1の温度が周囲温度変化に影響されないことになる。す
なわち、出力光100aの周波数が周囲温度に関わりな
く一定になることを示す。
【0032】この結果、演算回路8において周囲温度変
化に伴う半導体レーザ1自身の温度変化分を温度設定値
から減算した値で半導体レーザ1の温度を制御すること
により、出力光100aの周波数が周囲温度変化に影響
されないことになる。
【0033】また、図4は本発明に係る周波数安定化半
導体レーザ光源の他の実施例を示す構成ブロック図であ
る。図4において1,3,4,9,10及び11は図1
と同一符号を付してあり、12はサーミスタ等の測温抵
抗体、13は基準電圧源、14は抵抗、15は演算増幅
回路、16は温度設定回路、100bは出力光である。
また、1及び12は半導体レーザモジュール50aを、
9〜11及び13〜16は温度制御手段51aをそれぞ
れ構成している。
【0034】駆動回路3からの駆動電流は半導体レーザ
1に供給され、測温抵抗体12の一端は抵抗14の一
端、演算増幅回路15の非反転入力端子、演算増幅回路
15の出力端子及び減算回路10の一方の入力端子にそ
れぞれ接続される。温度設定回路16の出力はD/A変
換回路9に接続される。
【0035】D/A変換回路9の出力は減算回路10の
他方の入力端子に接続され、減算回路10の出力は制御
回路11に接続される。また、制御回路11からの温度
制御信号は半導体レーザ1に接続され、半導体レーザ1
の出力は光ファイバ4を介して出力光100bとして出
射される。さらに、抵抗14の他端には基準電圧源13
が接続され、測温抵抗体12の他端と演算増幅回路15
の反転入力端子は接地される。
【0036】ここで、図4に示す実施例の動作を説明す
る。基本的な動作に関しては図1に示す実施例と同様で
あるので説明は省略する。演算増幅回路15は基準電圧
源13の出力電圧を測温抵抗体12及び抵抗14で分圧
した電圧値を減算回路10に供給する。すなわち、周囲
温度変化に伴う測温抵抗体13の抵抗値の変化により供
給される電圧値が変動するので制御回路11は減算回路
10の差分が”0”になるように半導体レーザ1の温度
を制御することにより温度制御を行う。
【0037】また、図1に示す実施例と異なる点として
は図4に示す実施例では周囲温度変化による半導体レー
ザ1の温度変化を打ち消すように抵抗14の抵抗値及び
温度係数を設定する点である。
【0038】例えば、測温抵抗体12をサーミスタとし
て測温抵抗体12の温度が”Ts[K]”の時、その抵
抗値”Rs”は、 Rs=R0×exp{B×(1/Ts−1/T0)} (4) となる。ここで、”R0”は基準となる温度”T0”に
おける抵抗値、”B”はサーミスタ固有の定数である。
【0039】また、”T0=273[K]”、”R0=
10[kΩ]”、”B=3500”基準電圧源13の出
力電圧値”Vr=1.7[V]”、周囲温度変化前の抵
抗14の抵抗値を”Re=7[kΩ]”とすれば、演算
増幅回路15の出力値”Vo”は、 Vo=Vr×Rs/(Rs+Re) =1.7×10k/(10k+7k) =1[V] (5) となる。言い換えれば、演算増幅回路15の出力値が”
1V”であれば減算回路10の出力が”0”になり温度
制御回路51aがバランスしていることを意味する。
【0040】周囲温度が”+1[K]”変化した場合に
半導体レーザ1の温度が”+0.01[K]”変化する
とすれば、前述の実施例と同様に周囲温度が”+1
[K]”変化した場合には測温抵抗体12の温度を”−
0.01[K]”変化させれば良い。
【0041】すなわち、温度が”−0.01[K]”変
化した時の測温抵抗体12の抵抗値は式(4)から、 Rs=10k×exp[3500×{1/(273−0.0
1)−1/273}] =10k×1.0047 =10.0047[kΩ] (6) となる。
【0042】測温抵抗体12の抵抗値が式(6)の値の
時に減算回路10の差分が”0”になるようにするため
には、式(5)から演算増幅回路15の出力値が”1
V”であれば良いから、抵抗14の抵抗値”Re”は Re=Rs×(Vr/Vo−1) =10.0047k×(1.7/1−1) =7.00329[kΩ] (7) となる。
【0043】すなわち、周囲温度が”+1[K]”変化
した場合に抵抗14の抵抗値が”+3.29Ω”変化す
れば半導体レーザ1の温度が一定に保たれるので、 +3.29Ω/7kΩ=+470[ppm/K] (8) なる温度係数の抵抗を用いれば良い。
【0044】この結果、周囲温度変化による半導体レー
ザ1の温度変化を打ち消すように抵抗14の抵抗値及び
温度係数を設定し、測温抵抗体12と抵抗14とで分圧
した電圧値で半導体レーザ1の温度を制御することによ
り、出力光100bの周波数が周囲温度変化に影響され
ないことになる。
【0045】また、図5は本発明に係る周波数安定化半
導体レーザ光源の他の実施例を示す構成ブロック図であ
る。図5において1,3,4,9,10及び11は図1
と同一符号を付してあり、16は図4と同一符号を付し
てある。5aは温度センサ、17は定電流源、18は抵
抗、19は演算増幅回路、100cは出力光である。ま
た、1及び5aは半導体レーザモジュール50bを、9
〜11及び17〜19は温度制御手段51bをそれぞれ
構成している。
【0046】駆動回路3からの駆動電流は半導体レーザ
1に供給され、温度センサ5aの出力は定電流源17の
一端、演算増幅回路19の非反転入力端子及び抵抗18
の一端にそれぞれ接続される。また、温度設定回路16
の出力はD/A変換回路9に接続される。
【0047】演算増幅回路19の出力端子は抵抗18の
他端及び減算回路10の一方の入力端子に接続され、D
/A変換回路9の出力は減算回路10の他方の入力端子
に接続され、減算回路10の出力は制御回路11に接続
される。また、制御回路11からの温度制御信号は半導
体レーザ1に接続され、半導体レーザ1の出力は光ファ
イバ4介して出力光100cとして出射される。さら
に、定電流源17の他端と演算増幅回路19の反転入力
端子は接地される。
【0048】ここで、図5に示す実施例の動作を説明す
る。基本的な動作に関しては図1に示す実施例と同様で
あるので説明は省略する。温度センサ5aは温度に比例
した電流を出力する。抵抗18及び演算増幅回路19は
電流/電圧変換回路を構成しているので、その出力電圧
は温度センサ5aの出力電流と定電流源17の出力電流
との差電流が電圧に変換されたものとなる。
【0049】すなわち、周囲温度変化に伴う温度センサ
5aの出力電流の変化により減算回路10に供給される
電圧値が変動するので制御回路11は減算回路10の差
分が”0”になるように半導体レーザ1の温度を制御す
ることにより温度制御を行う。
【0050】また、図1に示す実施例と異なる点として
は図5に示す実施例では周囲温度変化による半導体レー
ザ1の温度変化を打ち消すように抵抗18の抵抗値が変
化するように抵抗値及び温度係数を設定する点である。
【0051】例えば、温度センサ5aの温度に対する出
力電流の係数を”1[μA/K]”、定電流源17の出
力電流値を”Ie=273μA”、周囲温度変化前の抵
抗18の抵抗値を”Re’=100[kΩ]”、温度設
定回路16の温度設定値を”25[℃]”とすれば、温
度センサ5aの出力電流”Is”は、 Is=(25+273)×1=298[μA] (9) となる。
【0052】また、前述の電流/電圧変換回路の出力電
圧”Vo’”は、 Vo’=−1×(Is0−Ie)×100k =−2.5[V] (10) となる。
【0053】周囲温度が”+1[K]”変化した場合に
半導体レーザ1の温度が”+0.01[K]”変化する
とすれば、前述の実施例と同様に周囲温度が”+1
[K]”変化した場合には温度センサ5aの温度を”−
0.01[K]”変化させれば良い。
【0054】すなわち、温度が”−0.01[K]”変
化した時の温度センサ5aの出力電流値は式(9)か
ら、 Is=(25+273−0.01)×1 =297.99[μA] (11) となる。
【0055】温度センサ5aの出力電流値が式(11)
の値の時に減算回路10の差分が”0”になるようにす
るためには、抵抗18の抵抗値”Re’”は Re’=−Vo’/(Is−Ie) =−{−2.5/(297.99−273)} =100.04[kΩ] (12) となる。
【=0000】すなわち、周囲温度が”+1[K]”変
化した場合に抵抗18の抵抗値が”+40Ω”変化すれ
ば半導体レーザ1の温度が一定に保たれるので、 +40Ω/100kΩ=+400[ppm/K] (8) なる温度係数の抵抗を用いれば良い。
【0056】この結果、周囲温度変化による半導体レー
ザ1の温度変化を打ち消すように抵抗18の抵抗値及び
温度係数を設定し、この抵抗18を用いて温度センサ5
aの出力電流を電圧に変換した値で半導体レーザ1の温
度を制御することにより、出力光100cの周波数が周
囲温度変化に影響されないことになる。
【0057】さらに、図6は吸収セルにロックした周波
数安定化光源のロックレンジを広げるため周波数制御手
段を設けた実施例を示す構成ブロック図である。図6に
おいて、1,5〜11,50及び51は図1と同一符号
を付してあり、20はビームスプリッタ、21は標準物
質を封入した吸収セル、22は光検出回路、23は発振
回路、24は同期検波回路、25は電流制御回路,10
0dは出力光である。また、20〜25は周波数制御手
段52を構成している。
【0058】半導体レーザモジュール50及び温度制御
手段51の接続関係につては図1に示す実施例と同様で
あるので説明は省略する。半導体レーザ1の出力光はビ
ームスプリッタ20に入射され、入射光の一部は出力光
100dとして出力され、入射光の残りは反射されて吸
収セル21に入射される。
【0059】吸収セル21の透過光は光検出回路22に
入射され、光検出回路22の出力は同期検波回路24の
一方の入力端子に接続され、同期検波回路24の他方の
入力端子には発振回路23の出力が接続される。
【0060】同期検波回路24の出力は電流制御回路2
5の一方の入力端子に接続され、電流制御回路25の他
方の入力端子には発振回路23の出力が接続される。ま
た、電流制御回路25の出力は半導体レーザ1に駆動電
流を供給する。
【0061】ここで、図6に示す実施例の動作を説明す
る。基本的な動作に関しては図1に示す実施例と同様で
あるので説明は省略する。吸収セル21を透過した光は
吸収セル21内に封入されている標準物質により特定周
波数に吸収が生じ、光検出回路22に入射されて電気信
号に変換される。同期検波回路24で電流変調周波数で
ある発振回路23の出力信号に基づき電気信号を同期検
波することにより微分波形が得られる。
【0062】電流制御回路25によりこの微分波形の変
曲点に半導体レーザ1の発振周波数を制御することによ
り、発振周波数が標準物質の吸収線に制御されるので周
波数が安定化される。
【0063】この結果、周波数制御手段52を用いて標
準物質を封入した吸収セルに半導体レーザ1の出力光を
透過させ、標準物質の吸収線に半導体レーザ1の発振周
波数を制御することにより、吸収セルにロックした周波
数安定化光源のロックレンジを広げることができる。
【0064】なお、図6においては図1に示した半導体
レーザモジュール50及び温度制御手段51に周波数制
御手段52を組み合わせた実施例を例示したが、勿論、
図4及び図5に示した実施例において駆動回路3の代わ
りに周波数制御手段52を適用しても構わない。
【0065】また、図1の実施例では温度センサ5の出
力を電圧変換回路6により電圧信号に変換しているが温
度センサ5が電圧出力型であれば電圧変換回路6は省略
することが可能である。また、同様に図1において演算
回路8はアナログ演算回路、若しくは、アナログ出力型
のものであればD/A変換回路9を省略することが可能
である。
【0066】また、図4及び図5の実施例では温度設定
回路16が電圧出力型であればD/A変換回路9を省略
することが可能である。
【0067】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明によれば次のような効果がある。請求項1及び請
求項2の発明によれば、演算回路において周囲温度変化
に伴う半導体レーザ自身の温度変化分を温度設定値から
減算した値で半導体レーザの温度を制御することによ
り、出力光の周波数が周囲温度変化に影響されないこと
になる。
【0068】また、請求項4及び請求項5の発明によれ
ば、周囲温度変化による半導体レーザの温度変化を打ち
消すように抵抗の抵抗値及び温度係数を設定し、測温抵
抗体と抵抗とで分圧した電圧値で半導体レーザの温度を
制御することにより、出力光の周波数が周囲温度変化に
影響されないことになる。
【0069】また、請求項7及び請求項8の発明によれ
ば、周囲温度変化による半導体レーザの温度変化を打ち
消すように抵抗の抵抗値及び温度係数を設定し、この抵
抗を用いて温度センサの出力電流を電圧に変換した値で
半導体レーザの温度を制御することにより、出力光の周
波数が周囲温度変化に影響されないことになる。
【0070】また、請求項3、請求項6及び請求項9の
発明によれば、周波数制御手段を用いて標準物質を封入
した吸収セルに半導体レーザの出力光を透過させ、標準
物質の吸収線に半導体レーザの発振周波数を制御するこ
とにより、吸収セルにロックした周波数安定化光源のロ
ックレンジを広げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る周波数安定化半導体レーザ光源の
一実施例を示す構成ブロック図である。
【図2】周囲温度変化による温度センサと半導体レーザ
の温度変化の状況を示す特性曲線図である。
【図3】周囲温度変化による温度センサと半導体レーザ
の温度変化の状況を示す特性曲線図である。
【図4】本発明に係る周波数安定化半導体レーザ光源の
他の実施例を示す構成ブロック図である。
【図5】本発明に係る周波数安定化半導体レーザ光源の
他の実施例を示す構成ブロック図である。
【図6】吸収セルにロックした周波数安定化光源のロッ
クレンジを広げるため周波数制御手段を設けた実施例を
示す構成ブロック図である。
【図7】従来の周波数安定化半導体レーザ光源の一例を
示す構成ブロック図である。
【符号の説明】
1 半導体レーザ 2 温度制御回路 3 駆動回路 4 光ファイバ 5,5a,7 温度センサ 6 電圧変換回路 8 演算回路 9 D/A変換回路 10 減算回路 11 制御回路 12 測温抵抗体 13 基準電圧源 14,18 抵抗 15,19 演算増幅回路 16 温度設定回路 17 定電流源 20 ビームスプリッタ 21 吸収セル 22 光検出回路 23 発振回路 24 同期検波回路 25 電流制御回路 50,50a,50b 半導体レーザモジュール 51,51a,51b 温度制御手段 52 周波数制御手段 100,100a,100b,100c,100d 出
力光

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体レーザの駆動電流及び温度を制御し
    た周波数安定化半導体レーザ光源において、 半導体レーザ及びこの半導体レーザの温度を測定する第
    1の温度センサから構成される半導体レーザモジュール
    と、 前記半導体レーザに駆動電流を供給する駆動回路と、 前記第1の温度センサの出力が予め設定された温度設定
    値から周囲温度変化に伴う前記半導体レーザの温度変化
    分を減算した値に一致するように前記半導体レーザの温
    度を制御する温度制御手段とを備えたことを特徴とする
    周波数安定化半導体レーザ光源。
  2. 【請求項2】前記温度制御手段が、 前記周囲温度を測定する第2の温度センサと、この第2
    の温度センサの出力に基づき周囲温度変化に伴う前記半
    導体レーザの温度変化分を求めると共に前記温度設定値
    から前記温度変化分を減算して出力する演算回路と、前
    記第1の温度センサの出力と前記演算回路の出力との差
    分を出力する減算回路と、前記差分が零になるように前
    記半導体レーザの温度を制御する制御回路とから構成さ
    れたことを特徴とする請求項1記載の周波数安定化半導
    体レーザ光源。
  3. 【請求項3】前記駆動回路の代わりに、 前記半導体レーザの出力光を2つに分岐させるビームス
    プリッタと、このビームスプリッタの一方の出力光が透
    過する吸収セルと、この吸収セルの透過光を検出する光
    検出回路と、発振回路と、この発振回路の出力信号に同
    期して前記光検出回路の出力を検波して微分波形を出力
    する同期検波回路と、前記微分波形の変曲点に前記半導
    体レーザの発振周波数を制御する電流制御回路とから構
    成される周波数制御手段を備えたことを特徴とする請求
    項1記載の周波数安定化半導体レーザ光源。
  4. 【請求項4】半導体レーザの駆動電流及び温度を制御し
    た周波数安定化半導体レーザ光源において、 半導体レーザ及びこの半導体レーザの温度を測定する測
    温抵抗体から構成される半導体レーザモジュールと、 前記半導体レーザに駆動電流を供給する駆動回路と、 周囲温度変化による前記半導体レーザの温度変化を打ち
    消すように抵抗値が変化する抵抗と前記測温抵抗体とで
    分圧された分圧値が予め設定された温度設定値に一致す
    るように前記半導体レーザの温度を制御する温度制御手
    段とを備えたことを特徴とする周波数安定化半導体レー
    ザ光源。
  5. 【請求項5】前記温度制御手段が、 基準電圧源と、前記抵抗と、前記基準電圧源の出力を前
    記測温抵抗体と前記抵抗とで分圧した電圧を出力する演
    算増幅回路と、温度設定値が予め設定された温度設定回
    路と、前記演算増幅回路の出力と前記温度設定回路の出
    力との差分を出力する減算回路と、前記差分が零になる
    ように前記半導体レーザの温度を制御する制御回路とか
    ら構成され、 周囲温度変化による前記抵抗の抵抗値変化により周囲温
    度変化による前記半導体レーザの温度変化分だけ前記分
    圧した電圧を変化させることを特徴とする請求項4記載
    の周波数安定化半導体レーザ光源。
  6. 【請求項6】前記駆動回路の代わりに、 前記半導体レーザの出力光を2つに分岐させるビームス
    プリッタと、このビームスプリッタの一方の出力光が透
    過する吸収セルと、この吸収セルの透過光を検出する光
    検出回路と、発振回路と、この発振回路の出力信号に同
    期して前記光検出回路の出力を検波して微分波形を出力
    する同期検波回路と、前記微分波形の変曲点に前記半導
    体レーザの発振周波数を制御する電流制御回路とから構
    成される周波数制御手段を備えたことを特徴とする請求
    項4記載の周波数安定化半導体レーザ光源。
  7. 【請求項7】半導体レーザの駆動電流及び温度を制御し
    た周波数安定化半導体レーザ光源において、 半導体レーザ及びこの半導体レーザの温度を測定する温
    度センサから構成される半導体レーザモジュールと、 前記半導体レーザに駆動電流を供給する駆動回路と、 前記温度センサからの出力電流を周囲温度変化による前
    記半導体レーザの温度変化を打ち消すように抵抗値が変
    化する抵抗で電圧に変換した電圧値が予め設定された温
    度設定値に一致するように前記半導体レーザの温度を制
    御する温度制御手段とを備えたことを特徴とする周波数
    安定化半導体レーザ光源。
  8. 【請求項8】前記温度制御手段が、 定電流源の出力電流と前記温度センサの出力電流との差
    を電圧値に変換する前記抵抗と演算増幅回路とから構成
    される電流/電圧変換回路と、温度設定値が予め設定さ
    れた温度設定回路と、前記電流/電圧変換回路の出力と
    前記温度設定回路の出力との差分を出力する減算回路
    と、前記差分が零になるように前記半導体レーザの温度
    を制御する制御回路とから構成され、 周囲温度変化による前記抵抗の抵抗値変化により周囲温
    度変化による前記半導体レーザの温度変化分だけ前記電
    流/電圧変換回路の出力を変化させることを特徴とする
    請求項7記載の周波数安定化半導体レーザ光源。
  9. 【請求項9】前記駆動回路の代わりに、 前記半導体レーザの出力光を2つに分岐させるビームス
    プリッタと、このビームスプリッタの一方の出力光が透
    過する吸収セルと、この吸収セルの透過光を検出する光
    検出回路と、発振回路と、この発振回路の出力信号に同
    期して前記光検出回路の出力を検波して微分波形を出力
    する同期検波回路と、前記微分波形の変曲点に前記半導
    体レーザの発振周波数を制御する電流制御回路とから構
    成される周波数制御手段を備えたことを特徴とする請求
    項7記載の周波数安定化半導体レーザ光源。
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