JPH11233880A - 半導体レーザ装置 - Google Patents

半導体レーザ装置

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JPH11233880A
JPH11233880A JP3486998A JP3486998A JPH11233880A JP H11233880 A JPH11233880 A JP H11233880A JP 3486998 A JP3486998 A JP 3486998A JP 3486998 A JP3486998 A JP 3486998A JP H11233880 A JPH11233880 A JP H11233880A
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JP
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semiconductor laser
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mfc
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JP3486998A
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English (en)
Inventor
Norihiro Iwai
則広 岩井
Akihiko Kasukawa
秋彦 粕川
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モード・フィールド変換器を備え、低しきい
値で、かつ発光効率が高く、しかも選択成長法を適用し
て作製できる半導体レーザ装置を提供する。 【解決手段】 本半導体レーザ装置40は、レーザ素子
42と、レーザ素子から出射したレーザ光のスポットサ
イズを変換するモード・フィールド変換器44とを共通
基板11上に隣接して集積した半導体レーザ装置であ
る。モード・フィールド変換器が、モード・フィールド
変換器下部の共通基板11内、又は共通基板上に形成さ
れたモード・フィールド変換器の積層膜内に電流ブロッ
キング構造46を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ素子とモー
ド・フィールド変換器とを共通基板上に集積した半導体
レーザ装置に関し、更に詳細には、低しきい値で高い発
光効率で発光する半導体レーザ装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】レーザ素子とモード・フィールド変換器
(Mode Field Conventer:以下、MFCと言う)とを共
通基板上に集積した半導体レーザ装置は、MFCの機能
により円形の発光パターンで狭出射ビームを得ることが
できる利点を有しているので、光通信システムの分野で
多用されつつある。
【0003】ここで、図6を参照して、MFC付きの従
来のInP系半導体レーザ装置の構成を説明する。図6
は従来のMFC付き半導体レーザ装置の光の進行方向、
即ちレーザ発振共振器方向の層構造を示す模式的断面図
である。図7(a)及び(b)は、それぞれ、レーザ発
振共振器方向に直交する断面で見た、従来のMFC付き
半導体レーザ装置のレーザ部及びMFC部の層構造を示
す模式的断面図である。InP系の従来のMFC付き半
導体レーザ装置10(以下、簡単にレーザ装置10と言
う)は、図6に示すように、n−InP基板11上にそ
れぞれ形成された、共振器長約300μm のレーザ部1
2と、光の進行方向にレーザ部12に隣接して設けられ
た長さ約200μm のMFC部13とから構成されてい
る。レーザ装置10のレーザ部12は、図6に示すよう
に、光の進行方向に沿った断面で見て、n−InP基板
11と、n−InP基板11上に順次成膜された、n−
InPクラッド層14、InGaAsP/InGaAs
P・SCH−MQW活性層16、p−InPクラッド層
18、p−InP上部クラッド層19、及び、p−In
Ga As コンタクト層20のダブルヘテロ接合積層構造
を備え、ダブルヘテロ接合積層構造上に電流注入用とし
て成膜されたSiO2 膜26(図7参照)を有する。更
に、レーザ装置10は、電極として、SiO2 膜26の
開口27内(図7(a)参照)を介してコンタクト層2
0に接するp側電極22、及び基板11の裏面にn側電
極24を備えている。また、MFC部13は、光の進行
方向に沿った断面で見て、図6に示すように、レーザ部
12に連続するn−InP基板11と、それぞれレーザ
部10の各層に連続し、かつ層厚がレーザ部10より薄
い層からなるダブルヘテロ接合積層構造と、電流注入用
として積層構造上に成膜されたSiO2 膜26と、Si
2 膜26上にp側電極22、及び基板11の裏面にn
側電極24を備えている。p側電極22及びn側電極2
4もレーザ部12のp側電極22及びn側電極24にそ
れぞれ連続している。
【0004】光の進行方向に直交する断面では、レーザ
部12及びMFC部13のダブルヘテロ接合積層構造
は、それぞれ、図7(a)及び(b)に示すように、両
側面でp−InP層28及びn−InP層30からなる
電流ブロッキング層で埋め込まれたメサストライプ状に
形成されている。
【0005】レーザ装置10を作製するには、通常、プ
ロセスの簡略化のために、減圧MOCVDプロセスによ
る選択領域成長法が用いられる。次に、図8から図10
を参照して、上述した従来のレーザ装置10の作製方法
を説明する。図8は選択成長用マスクのパターンを示す
図、図9(a)及び(b)と図10(a)及び(b)
は、それぞれ、レーザ装置10を作製する際のレーザ部
12及びMFC部13の工程毎の層構造を示す断面図で
ある。 (1)先ず、プラズマCVD法により、基板11上にS
iO2 膜(図示せず)を堆積、成膜する。次に、フォト
リソグラフィ及びBHF(バッファードフッ酸)エッチ
ングにより、SiO2 膜を図8に示すような所定のパタ
ーンにパターニングしてSiO2 膜マスク32を選択成
長用のマスクとして形成する。SiO2 膜マスク32
は、一つのパターン33が幅W(X方向)60μm ×長
さL(Y方向)600μm であって、多数のパターン3
3がX方向に10μm の間隔d1 、Y方向に400μm
の間隔d2 で配列されている。レーザ部12及びMFC
部13が、それぞれ、パターン33で挟まれた間隔d1
の斜線領域34及び間隔d2 の白抜き領域35に形成さ
れる。 (2)次に、選択成長用マスク32を使い、選択成長用
マスク32から露出した基板11の露出領域上にのみ、
減圧MOCVD法により、順次、n−InPクラッド層
14、InGaAsP/InGaAsP・SCH−MQ
W活性層16、及び、p−InPクラッド層18を選択
的にエピタキシャル成長させ、ダブルヘテロ接合積層構
造を形成する。SiO2 膜マスク32を使った選択成長
法では、SiO2 膜マスク32のパターン33で挟まれ
た領域34、即ち図8の斜線部分では、図9(a)に示
すように、積層構造の各層14、16、18の膜厚が厚
くなる。逆に、SiO2 膜マスク32で挟まれていない
領域35、即ち図8の白地部分では、図9(b)に示す
ように、積層構造の各層14、16、18の膜厚が薄く
なっている。
【0006】(3)次に、SiO2 膜マスク32をBH
Fエッチングして除去した後、再びプラズマCVD法に
より、SiO2 膜(図示せず)を堆積、成膜する。更
に、成膜したSiO2 膜をフォトリソグラフィ及びBH
Fエッチングによりパターニングしたストライプ状のS
iO2 膜マスク36を、図10(a)及び(b)に示す
ように、形成する。次いで、SiO2 膜マスク36をエ
ッチングマスクに使って、ブロムメタノールにより積層
構造をエッチングして、図10(a)及び(b)に示す
ように、幅1.5μm程度のメサストライプ構造を形成
する。続いて、再び、MOCVD法により、メサストラ
イプ構造の両側面にのみp−InP層28及びn−In
P層30を積層して、電流ブロッキング層を形成する。
以上の処理により、図8に示す領域34では、図10
(a)に示すような層構造が形成され、一方、図8に示
す領域35では、図10(b)に示すような層構造が形
成される。
【0007】(4)次いで、SiO2 膜36をBHFに
よってエッチングして除去後、更に、基板全面に、MO
CVD法により、p−InP上部クラッド層19及びp
−InGaAsコンタクト層20を成膜する。続いて、
フォトリソグラフィ及び酒石酸系エッチング液よるエッ
チングにて、MFC部13上のコンタクト層20のみを
エッチング除去して、MFC部13の上部クラッド層1
9を露出させる。 (5)次に、プラズマCVD法によって、SiO2 膜2
6を保護膜として基板全面に堆積、成膜し、続いてレー
ザ部12に窓明けを行い電流注入用の開口27(図7
(a)参照)を形成する。続いて、基板11の裏面を研
磨して厚さ100μm程度に加工した後、コンタクト層
20及びSiO2 膜26上の全面に電極金属を堆積して
p側電極22を形成し、また基板11の裏面に電極金属
を堆積してn側電極24を形成する。
【0008】MFC付きの上述した従来のレーザ装置1
0は、MFC領域の膜厚がレーザ領域で積層された膜厚
に比べ薄くなっていることにより、光閉じ込め効果がM
FC領域で小さくなり、狭出射ビームが得られる。ま
た、MFC領域のコア層(活性層)はレーザ光に対して
透明となっているため損失は小さくなっている。更に、
本レーザ装置10の構成では、1回の結晶成長工程でレ
ーザ領域とMFC領域の双方の半導体層を同時に形成す
ることができるため、工程数の少ないプロセスによりレ
ーザ装置を作製することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、MFC付きの
上述した従来の半導体レーザ装置では、レーザ領域のみ
に電流を注入しても、MFC領域にまで電流が拡散し、
そのために、しきい値電流を低下させることが難しいと
いう問題があった。特に、電流の高注入時には、この現
象が顕著に現れ、発光効率の飽和が生じ、発光効率の向
上が難しいという問題があった。
【0010】そこで、本発明の目的は、モード・フィー
ルド変換器を備え、低しきい値で、かつ発光効率が高
く、しかも選択成長法を適用して作製できる半導体レー
ザ装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者は、MFC付き
の従来の半導体レーザ装置が、図6から判るように、レ
ーザ発振共振器方向に電流狭窄機能を備えていないため
に、注入電流がMFC領域にまで拡散し、その結果、し
きい値電流を低下させ、また発光効率を高めることが難
しいことを見い出し、実験を重ねて本発明を完成するに
到った。
【0012】上記目的を達成するために、得た知見に基
づき、本発明に係る半導体レーザ装置は、半導体レーザ
素子とモード・フィールド変換器とを共通基板上に隣接
して集積した半導体レーザ装置において、モード・フィ
ールド変換器が、モード・フィールド変換器下部の共通
基板内、又は共通基板上に形成されたモード・フィール
ド変換器の積層膜内に電流ブロッキング構造を備えてい
ることを特徴としている。
【0013】電流ブロッキング構造は、高抵抗を示す半
導体層による電流ブロッキング構造でも良く、また、p
n接合による電流ブロッキング構造でも良い。本発明の
好適な実施態様では、電流ブロッキング構造が、モード
・フィールド変換器下部の共通基板内に拡散法により形
成された、共通基板の導電型とは反対の導電型の領域、
又はモード・フィールド変換器を構成する積層膜のいず
れかの半導体層内に拡散法により形成された、半導体層
の導電型とは反対の導電型の領域である。好適には、拡
散領域は、キャリア濃度が0.5〜1×1018cm-3
範囲にある。拡散法、例えば固相拡散法又は気相拡散法
によりn型基板又はn型半導体層にp型不純物を拡散さ
せてp型領域を形成することにより、pn接合の電流ブ
ロッキング構造を容易に形成することができる。また、
本発明の更に好適な実施態様では、電流注入領域を除い
た半導体レーザ素子の全域に、モード・フィールド変換
器に設けた電流ブロッキング構造の延長部を延在させる
ことにより、モード・フィールド変換器に加えてレーザ
素子の領域でも注入電流の拡散を防止できる。その結
果、しきい値電流が一層低下し、発光効率が向上する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、実施形態例を挙げ、添付
図面を参照して、本発明の実施の形態を具体的かつ詳細
に説明する。実施形態例1 本実施形態例は、本発明に係る半導体レーザ装置をIn
P系のMFC付き半導体レーザ装置に適用した実施形態
の一例であって、図1は本実施形態例のMFC付き半導
体レーザ装置の光の進行方向、即ちレーザ発振共振器方
向の層構造を示す模式的断面図である。図2(a)及び
(b)は、それぞれ、レーザ発振共振器方向に直交する
断面で見た、本実施形態例のMFC付き半導体レーザ装
置のレーザ部及びMFC部の層構造を示す模式的断面図
である。図1、図2及び後述の図3、図4中、図6〜図
10と同じものには同じ符号を付して説明を省略する。
本実施形態例の半導体レーザ装置40(以下、簡単にレ
ーザ装置40と言う)は、図1に示すように、n−In
P基板11上にそれぞれ形成された、共振器長約300
μm のレーザ部42と、光の進行方向にレーザ部42に
隣接して設けられた長さ約200μm のMFC部44と
から構成されている。レーザ部42の構成は、従来のレ
ーザ装置10のレーザ部12と同じ構成を備えている。
また、MFC部44のn−InPクラッド層14に接す
る基板11の上部領域が亜鉛(Zn)をドーピングして
形成したp型InP領域46となっていることを除い
て、MFC部44も、従来のレーザ装置10のMFC部
13と同じ構成になっている。
【0015】p型InP領域46は、p型キャリア濃度
が0.5〜1×1018cm-3の範囲にある領域であっ
て、基板11に対してpn接合により電流の注入を阻止
する電流ブロッキング層の機能を有する。
【0016】本実施形態例のレーザ装置40では、p型
InP領域46をMFC部44に設けることにより、従
来のレーザ装置に比べて、レーザ部42に注入された電
流のMFC部44への拡散が格段に抑制されるので、し
きい値電流の上昇を招いたり、或いは、電流の高注入時
にも発光効率の飽和が生じるようなことがない。
【0017】以下に、図3及び図4を参照して、本実施
形態例のレーザ装置40の作製方法を説明する。図3は
p型拡散InP領域の配置を示す図であり、図4(a)
及び(b)は、それぞれ、レーザ装置40を作製する際
の工程でのレーザ部42及びMFC部44の層構造を示
す断面図である。 (1)先ず、従来の方法と同様にして、プラズマCVD
法により、基板11上にSiO2 膜(図示せず)を堆
積、成膜する。次に、フォトリソグラフィ及びBHFエ
ッチングにより、SiO2 膜を図8に示すような所定の
パターンにパターニングしてSiO2 膜マスク32を選
択成長用のマスクとして形成する。SiO2膜マスク3
2は、一つのパターン33が幅W(X方向)60μm ×
長さL(Y方向)600μm であって、X方向に10μ
m の間隔d1 、Y方向に400μm の間隔d2 で配列さ
れている。 (2)次に、図3に示すように、隣合う4個のパターン
33の対向する4隅を順次結ぶ線で囲まれた領域48、
即ち領域35に対応する基板11のMFC部13形成領
域に対して、亜鉛拡散法、例えば気相亜鉛拡散法を用い
て、選択的に亜鉛(Zn)を注入拡散し、MFC部13
形成領域の基板上層部にp型InP領域46(図1と図
2(a)及び(b)参照)を形成する。尚、拡散後のp
型キャリア濃度は、0.5〜1×1018cm-3の範囲に
あるようにする。
【0018】(3)SiO2 膜マスク32を使い、p型
InP領域46を含めてSiO2 膜マスク32から露出
した基板11上の領域にのみ、減圧MOCVD法によ
り、順次、クラッド層14、SCH−MQW活性層1
6、クラッド層18を選択的にエピタキシャル成長さ
せ、図9に示すように、積層構造を形成する。従来と同
様に、SiO2 膜マスク32のパターン33で挟まれた
領域34、即ち図8の斜線部分では、積層構造の各層の
膜厚が、図9(a)に示すように、厚くなる。逆に、S
iO2 膜マスク32で挟まれていない領域35、即ち図
8の白地部分では、図9(b)に示すように、積層構造
の各層の膜厚が、図9(b)に示すように、薄くなって
いる。 (4)次に、従来の方法と同様にして、SiO2 膜マス
ク32をBHFエッチングして除去した後、再びプラズ
マCVD法により、SiO2 膜(図示せず)を堆積、成
膜する。更に、SiO2 膜をフォトリソグラフィ及びB
HFエッチングにより幅4μm のストライプ状のSiO
2 膜マスク36を、図4(a)及び(b)に示すよう
に、形成する。次いで、SiO2 膜マスク36を使っ
て、ブロムメタノールにより積層構造をエッチングし
て、幅1.5μm程度のメサストライプ構造を形成す
る。続いて、再度、MOCVD法により、メサストライ
プ構造の両側面にのみp−InP層28及びn−InP
層30を積層して、電流ブロッキング層を形成する。こ
れにより、SiO2 膜マスク32で挟まれた領域34で
は、図4(a)に示すような層構造が形成される。一
方、SiO2 膜マスク32で挟まれていない領域35で
は、図4(b)に示すような層構造が形成される。
【0019】(5)次いで、SiO2 膜マスク36をB
HFによってエッチングして除去した後、更に、基板全
面に、MOCVD法により、p−InPクラッド層19
及びp−InGaAsコンタクト層20を成膜する。続
いて、フォトリソグラフィ及び酒石酸系エッチング液よ
るエッチングにて、MFC部44上のコンタクト層20
のみをエッチング除去して、MFC部44の上部クラッ
ド層19を露出させる。 (6)次に、プラズマCVD法によって、SiO2 膜2
6を保護膜として基板全面に堆積、成膜し、続いてレー
ザ部42に窓明けを行って電流注入用の開口27を形成
する。その後、n−InP基板11を100μm程度に
研磨した後、基板上全面にp側電極22、及び基板裏面
にn側電極24を形成する。
【0020】本実施形態例のレーザ装置40では、拡散
法により基板11内に予め形成したp型InP領域46
により、MFC部44にp−n−p接合の電流ブロッキ
ング構造が構成されるため、従来のレーザ装置で生じて
いたようなMFC部への電流リークを防止して、レーザ
部42のしきい値電流を低下させ、発光効率を向上させ
ることができる。即ち、MFC付きレーザ装置の従来の
作製方法に、単に、n型半導体基板にp型不純物を拡散
する拡散工程を加えるだけで、しきい値電流が低く、発
光効率の高いMFC付きレーザ装置を実現することがで
きる。尚、本実施形態例では、SiO2 膜マスク32を
形成した後にp型拡散InP領域46を形成している
が、p型拡散InP領域46を先に形成し、次いでSi
2 膜マスク32を形成する工程の順序でも良い。
【0021】実施形態例2 本実施形態例は、本発明に係る半導体レーザ装置をIn
P系のMFC付き半導体レーザ装置に適用した実施形態
の別の例であって、図5はp型拡散InP領域の形成範
囲を示す図である。本実施形態例のレーザ装置は、p型
拡散領域の形成範囲が実施形態例1と異なることを除い
て、実施形態例1のレーザ装置40の構成と同じであ
る。本実施形態例のレーザ装置では、p型不純物の拡散
により形成したp型InP領域50の領域が、図4に示
すように、領域35、即ちMFC部44の基板上層部は
もとより、レーザ部42の電流注入部、即ち開口27の
領域を除いたレーザ部42全域の基板上層部に形成され
ている。本実施形態例のレーザ装置の作製方法は、p型
InP領域の形成範囲が上述のように異なることを除い
て、作製方法及び工程の順序等を含めて実施形態例1の
作製方法と同じである。
【0022】本実施形態例では、電流注入部、即ち開口
27の領域を除いたレーザ部42にも電流ブロッキング
構造が設けてあるので、レーザ部42でも注入電流のリ
ークが抑制される。従って、しきい値電流を一層低下さ
せることができる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、レーザ素子とモード・
フィールド変換器とを共通基板上に隣接して集積した半
導体レーザ装置において、モード・フィールド変換器下
部の共通基板内、又はモード・フィールド変換器の積層
膜内に電流ブロッキング構造を備え、更にはモード・フ
ィールド変換器に設けた電流ブロッキング構造の延長部
を半導体レーザ素子に延在させることにより、狭出射ビ
ームで、低しきい値、かつ高発光効率の半導体レーザ装
置を実現している。また、本発明に係る半導体レーザ装
置は、選択成長法により歩留まり良く作製することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1のMFC付き半導体レーザ装置の
光の進行方向、即ちレーザ発振共振器方向の層構造を示
す模式的断面図である。
【図2】図2(a)及び(b)は、それぞれ、レーザ発
振共振器方向に直交する断面で見た、実施形態例1のM
FC付き半導体レーザ装置のレーザ部及びMFC部の層
構造を示す模式的断面図である。
【図3】p型拡散InP領域の配置を示す図である。
【図4】図4(a)及び(b)は、それぞれ、実施形態
例1のレーザ装置を作製する工程でのレーザ部及びMF
C部の層構造を示す断面図である。
【図5】p型拡散InP領域の形成範囲を示す図であ
る。
【図6】従来のMFC付き半導体レーザ装置の光の進行
方向、即ちレーザ発振共振器方向の層構造を示す模式的
断面図である。
【図7】図7(a)及び(b)は、それぞれ、レーザ発
振共振器方向に直交する断面で見た、従来のMFC付き
半導体レーザ装置のレーザ部及びMFC部の層構造を示
す模式的断面図である。
【図8】選択成長用マスクのパターンを示す図である。
【図9】図9(a)及び(b)は、それぞれ、MFC付
きのレーザ装置を作製する際のレーザ部及びMFC部の
工程毎の層構造を示す断面図である。
【図10】図10(a)及び(b)は、それぞれ、図9
(a)及び(b)に続いて、レーザ装置を作製する際の
レーザ部及びMFC部の工程毎の層構造を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
10 InP系の従来のMFC付き半導体レーザ装置 11 n−InP基板 12 レーザ部 13 MFC部 14 n−InPクラッド層 16 InGaAsP/InGaAsP量子井戸活性層 18 p−InPクラッド層 20 p−InGa As コンタクト層 22 p側電極 24 n側電極 26 SiO2 膜 40 実施形態例1のInP系のMFC付き半導体レー
ザ装置 42 レーザ部 44 MFC部 46 p型InP領域 48 拡散領域形成範囲 50 p型拡散InP領域

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体レーザ素子とモード・フィールド
    変換器とを共通基板上に隣接して集積した半導体レーザ
    装置において、 モード・フィールド変換器が、モード・フィールド変換
    器下部の共通基板内、又は共通基板上に形成されたモー
    ド・フィールド変換器の積層膜内に電流ブロッキング構
    造を備えていることを特徴とする半導体レーザ装置。
  2. 【請求項2】 電流ブロッキング構造が、モード・フィ
    ールド変換器下部の共通基板内に拡散法により形成され
    た、共通基板の導電型とは反対の導電型の領域、又はモ
    ード・フィールド変換器を構成する積層膜のいずれかの
    半導体層内に拡散法により形成された、半導体層の導電
    型とは反対の導電型の領域であることを特徴とする請求
    項1記載の半導体レーザ装置。
  3. 【請求項3】 モード・フィールド変換器に設けられた
    電流ブロッキング構造の延長部が、電流注入領域を除い
    た半導体レーザ素子の全域に延在していることを特徴と
    する請求項1又は2に記載の半導体レーザ装置。
JP3486998A 1998-02-17 1998-02-17 半導体レーザ装置 Pending JPH11233880A (ja)

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JP3486998A Pending JPH11233880A (ja) 1998-02-17 1998-02-17 半導体レーザ装置

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