JPH11234003A - 非可逆回路素子 - Google Patents

非可逆回路素子

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JPH11234003A
JPH11234003A JP10024079A JP2407998A JPH11234003A JP H11234003 A JPH11234003 A JP H11234003A JP 10024079 A JP10024079 A JP 10024079A JP 2407998 A JP2407998 A JP 2407998A JP H11234003 A JPH11234003 A JP H11234003A
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ground
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capacitor
reciprocal circuit
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孝秀 倉橋
Shusuke Ohata
秀典 大波多
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明人 渡辺
Yoshinori Matsumaru
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P1/00Auxiliary devices
    • H01P1/32Non-reciprocal transmission devices
    • H01P1/38Circulators
    • H01P1/383Junction circulators, e.g. Y-circulators
    • H01P1/387Strip line circulators

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  • Non-Reversible Transmitting Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化、軽量化及び低背化を図ることがで
き、使用する材料を変更せずに、しかも挿入損失の悪化
を招くこと無しに任意に温度特性を調整することができ
る非可逆回路素子を提供する。 【解決手段】 互いに絶縁された状態で交差する複数の
中心導体と、これら複数の中心導体に近接して設けられ
た磁性体と、複数の中心導体の一端に共通に接続された
グランド導体とを備えた非可逆回路素子であって、グラ
ンド導体とグランドとの間に同相励振固有値のみを調整
する容量を挿入接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロ波帯域等
で用いられる無線機器、例えば携帯電話のごとき移動体
無線機器等に使用される非可逆回路素子に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年の
移動体通信機器の小型化に伴い、これら通信機器に使用
されるアイソレータ、サーキュレータ等の非可逆回路素
子の小型化への要求がますます強くなってきている。
【0003】従来の集中定数型サーキュレータは、図1
の分解斜視図に示すごとき基本構造を有しており、平面
形状が円形の組立式の磁気回転子を備えていた。
【0004】同図において、100はガラス・エポキシ
樹脂等からなる円形の非磁性体基板であり、この非磁性
体基板100の上下面には中心導体101及び102が
形成されている。中心導体101及び102は、非磁性
体基板100を貫通するビアホール103で互いに接続
されている。中心導体101及び102を形成したこの
非磁性体基板100を両側から挟むように、円形の磁性
体部材104及び105を積み重ねて接着した構造で組
立式に取り付けられており、中心導体101及び102
に印加される高周波電力によってこれら磁性体部材10
4及び105内に高周波磁束が生じるように構成されて
いる。
【0005】サーキュレータ全体としては、図2の分解
斜視図に示すように、中心導体101(102)を形成
したこの非磁性体基板100の両側に、磁性体部材10
4及び105、グランド電極106及び107、励磁用
永久磁石108及び109、並びに上下に分割されてお
り励磁用永久磁石108及び109からの磁束用磁路を
構成する分割式の金属製ハウジング110及び111を
この順序でそれぞれ積み重ねて組み立て固定することに
よって形成される。
【0006】図示されていない入出力端子を介して中心
導体101及び102に高周波電力を与えると、磁性体
部材104及び105内に中心導体101及び102の
回りを回転する高周波磁束が発生する。この高周波磁束
と直交する直流磁界を永久磁石108及び109から印
加すると、磁性体部材104及び105は、図3に示す
ように、高周波磁束の回転方向に応じて異なる透磁率μ
+ 及びμ- を示すこととなる。サーキュレータは、高周
波信号の伝播速度がこのような透磁率の違いによって回
転方向によって異なり、その結果、磁気回転子内の打ち
消し効果で特定の端子への信号の伝播を止め得ることを
利用しているのである。
【0007】非伝播端子は、透磁率μ+ 及びμ- の性質
から、駆動端子に対する角度関係で設定される。例え
ば、ある回転方向に沿って端子A、B及びCがこの順序
で配置されているとすると、駆動端子Aに対する非伝播
端子が端子Bである場合に、駆動端子Bに対する非伝播
端子は端子Cとなる。アイソレータは、このようにして
構成されたサーキュレータの一端子を終端して構成され
る。終端するには、整合する抵抗を接続すれば良く、従
来は、チップ抵抗又は共振容量を形成するための基板上
に設けた厚膜抵抗で形成されている。非可逆回路素子を
構成する部品の中で、永久磁石の占める割合は大きく、
この永久磁石の占める容積が非可逆回路素子を小型化す
る上で問題となっている。
【0008】また、従来の集中常数型サーキュレータ
は、図4に示す等価回路の構造が用いられてきた。この
場合、サーキュレータの各インダクタの一端400(外
部導体)は、グランドに直接接続されていた。
【0009】サーキュレータを広帯域化するための手法
として、図5の等価回路に示すような同相励振固有値を
調整するための直列共振回路501をサーキュレータの
各インダクタの一端を共通に接続した共通接続点500
(外部導体)とグランドとの間に付加することが公知で
ある。
【0010】一般に、サーキュレータの成立条件とし
て、同相励振、正相励振及び逆相励振の各アドミッタン
スが、互いに120度の関係を保つことが必要である。
通常、周波数の変化と共に正相励振及び逆相励振のアド
ミッタンスは変化するが、同相励振のアドミッタンスは
変化しない。このため、周波数が大きく変化すると各ア
ドミッタンスが120度の関係を保てなくなり、サーキ
ュレータとして動作できなくなる。これが、サーキュレ
ータの動作周波数帯域が制限される理由である。それ
故、同相励振にのみ寄与する直列共振回路を付加すれ
ば、アドミッタンスが互いに120度の角度を長く維持
することができ、サーキュレータの動作周波数を広帯域
化できるのである。しかしながら、LCの直列共振回路
を付加することは、部品点数を増加させることになり、
これは近年の小型化の要求に対して反するものとなって
いる。特に、小型、高性能のインダクタを構成すること
は非常に困難なことであった。
【0011】特公昭49−28219号公報には、中心
導体の一端と地導体との間に容量を形成することが提案
されている。この場合の等価回路は、図6のように、3
つの中心導体の一端にそれぞれ容量601、602及び
603が接続された構成になると考えられる。これら容
量は、同相励振固有値だけではなく、正相励振及び逆相
励振の固有値にも共に影響を与えることになる。このた
め、図4の従来技術の場合と同様に、周波数が大きく変
化すると各アドミッタンスが120度の関係を保てなく
なり、サーキュレータとして動作できなくなるので、動
作周波数帯域が制限されることとなる。
【0012】非可逆回路素子の温度特性について説明す
る。サーキュレータ等の非可逆回路素子の温度特性に影
響を与える要因としては、種々のものが考えられるが、
支配的な要因としては、磁気回転子に使用されるYIG
等の磁性体の飽和磁化の温度特性や、バイアス磁界を与
えるための永久磁石の温度特性が考えられる。一般に、
YIG等の磁性体の温度特性変化は、バイアス磁界の温
度特性変化より大きい。このため、温度が高くなるほど
サーキュレータの動作周波数が増加してしまい、実質的
に使用可能周波数帯域を狭めている。このため、YIG
にガドリニウムを置換しYIGの飽和磁化の温度特性を
改善することが一般に行われている。しかしながら、ガ
ドリニウムを置換すると、YIGの損失が増加し、サー
キュレータの挿入損失の増加を招くという欠点がある。
また、このような方法は、温度特性を完全に調整できる
ものではなかった。
【0013】以上述べたように、移動体通信機器の小型
化に伴って非可逆回路素子の小型化、軽量化及び低背化
の要求がますます強くなっている。この要求に応えるに
は、非可逆回路素子を構成する部品の中でも、永久磁石
を小型化することが重要となる。また、非可逆回路素子
の小型化を行うと、動作周波数が上がってしまい所望の
動作収斂が得られないという問題がある。
【0014】本発明は、このような状況を鑑みてなされ
たものであり、その目的は、非可逆回路素子の動作磁界
を下げて永久磁石を小型化すると共に動作周波数を下げ
ることができ、これによって小型化、軽量化及び低背化
を図ることのできる非可逆回路素子を提供することにあ
る。
【0015】本発明の他の目的は、使用する材料を変更
せずに、しかも挿入損失の悪化を招くこと無しに任意に
温度特性を調整することができる非可逆回路素子を提供
することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、非可逆
回路素子のグランド導体とグランドとの間に同相励振固
有値のみを調整する容量を設けた非可逆回路素子が提供
される。
【0017】本発明によれば、さらに、互いに絶縁され
た状態で交差する複数の中心導体と、これら複数の中心
導体に近接して設けられた磁性体と、複数の中心導体の
一端に共通に接続されたグランド導体とを備えた非可逆
回路素子であって、グランド導体とグランドとの間に同
相励振固有値のみを調整する容量を挿入接続した非可逆
回路素子が提供される。
【0018】中心導体の一端に共通に接続されたグラン
ド導体とグランドとの間に同相励振固有値のみを調整す
る容量を設けたので、動作周波数及び印加磁界を同時に
下げることができる。動作周波数が下がればより小型の
磁気回転子を使用することが可能となり、非可逆回路素
子の小型化が可能となる。また、印加磁界が下がればよ
り小型の永久磁石を使用することが可能となり、非可逆
回路素子のさらなる小型化が可能となる。しかも、容量
のみを追加するのみでよいため、その意味からも非可逆
回路素子の小型化を図ることができる。
【0019】また、この付加容量の容量値を選ぶことに
より、単位磁界当りの周波数変化量dF/dHの値を任
意に変化させることができる。dF/dHが増加すれ
ば、バイアス磁界の温度特性の影響が非可逆回路素子の
温度特性により強く寄与することとなり、バイアス磁界
の温度特性が見かけ上大きくなったような効果を得るこ
とができ、その結果、非可逆回路素子の温度特性が改善
される。容量の容量値によりdF/dHが任意に変化さ
せられるため、非可逆回路素子の温度特性も任意に調整
できることとなり、ほとんど温度特性のない非可逆回路
素子を実現できることになる。
【0020】上述の付加する容量は、その容量値をCs
[pF]、非可逆回路素子の並列共振容量値をC[p
F]とした場合に、Cs ×C≦1500を満たす容量で
あることが好ましく、Cs ×C≦900を満たす容量で
あることがより好ましい。
【0021】本発明の一実施態様においては、上述の中
心導体は、磁性体上に折り重ねて配置したストリップラ
インである。この場合、付加する容量は、電極間の誘電
体材料として樹脂材料又はセラミックスを用いた容量で
あることが好ましい。
【0022】本発明の他の実施態様においては、上述の
中心導体は、磁性体内に一体的に形成された導体であ
る。この場合、付加する容量は、電極間の誘電体材料と
してセラミックス又は樹脂材料を用いた容量であること
が好ましい。本発明のさらに他の実施態様においては、
この付加する容量は、磁性体と一体的に形成された容量
である。
【0023】本発明の実施態様においては、入出力端と
グランドとの間、又は入出力端とグランド電極との間に
それぞれ入出力容量が形成されているかもしれない。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の非可逆回路素子の
実施形態として、集中定数型アイソレータの一例を説明
する。なお、この実施形態は、集中定数型アイソレータ
の場合であるが、本発明は、分布定数型アイソレータ、
集中定数型サーキュレータ及び分布定数型サーキュレー
タにも適用することができる。
【0025】図7は本発明の非可逆回路素子の一実施形
態である集中定数型アイソレータにおける全体構成及び
組み立て順序を概略的に示す分解斜視図であり、図8は
図7の実施形態における中心導体及びグランド導体部分
の折り重ね前の展開した状態を示す平面図であり、図9
は図7の実施形態における中心導体をフェライトコアに
折り重ねて構成される組立体を示す平面図、図10は図
7の実施形態における集中定数型アイソレータを組み立
てた後の構成を示す斜視図である。
【0026】これらの図において、700はグランド導
体(シールド板)、701a、701b及び701cは
3つの中心導体を構成するストリップライン、702は
YIGによる円板状のフェライトコアをそれぞれ示して
いる。
【0027】このグランド導体700とストリップライ
ン701a、701b及び701cとは、図8に示すよ
うに、銅箔の打ち抜き加工によってグランド導体700
から3つのストリップライン701a、701b及び7
01cを放射方向に突出伸長させて形成される。ストリ
ップライン701a及び701bは先端部が入出力端と
なり、ストリップライン701cは先端部が終端するよ
うに構成されている。なお、グランド導体700は、図
7及び図9に示すごとく、この上に載置する円板状フェ
ライトコア702とほぼ同じ寸法の円板形状となってい
る。
【0028】グランド導体700上に円板状フェライト
コア702を載置後、円板状フェライトコア702の外
周縁に沿って、入出力端を持つストリップライン701
a及び701bのうちの一方を折り曲げ、次に他方を折
り曲げ、最後に終端抵抗接続端を持つストリップライン
701cを折り曲げる。これにより、図7及び図9に示
すように、円板状フェライトコア702の上面に3つの
ストリップライン701a、701b及び701cを折
り重ねて交差させ、3つの中心導体としてのストリップ
ライン及び円板状フェライトコアの組立体703が形成
される。
【0029】図示されていないが、各ストリップライン
701a、702b及び701cを円板状フェライトコ
ア702に折り重ねる際に、ストリップライン701
a、702b及び701c相互間の絶縁をとるために、
ポリイミド系の絶縁シートが互いの間に挟み込まれてい
る。
【0030】図7及び図10から理解できるように、集
中定数型アイソレータは、組立体703の他に、終端抵
抗や所要の静電容量が形成されている内部基板704
と、方形枠状の樹脂ケース705と、フェライトコア7
02の厚み方向に直流磁界を印加する永久磁石706
と、樹脂ケース705の上下に一体化される軟磁性体ヨ
ークとしての上カバー707及び下カバー708と、面
装着用の端子基板709と、本発明の同相励振固有値の
みを調整する付加容量(容量値Cs )を形成するための
絶縁シート710とを備えている。
【0031】誘電体絶縁シート710は組立体703と
下カバー708との間に挟み込まれ、組立体703のグ
ランド導体700と下カバー708とを容量電極とし
て、容量値Cs の付加容量を形成している。絶縁シート
710を構成する誘電体としては、例えば樹脂材料が用
いられるが、これに限定されるものではない。
【0032】内部基板704は、組立体703を内部に
取り付けるための抜き穴711を誘電体材料によるこの
基板704の中央部に有している。基板704の上面に
は、ストリップライン701a、702b及び701c
の先端部が載置され接続される所定形状の容量電極70
4a、704b及び704cが形成されている。さら
に、この上面には、ストリップライン701cの先端部
が接続される容量電極704cとグランド電極704d
との間に、酸化ルテニウム等による終端抵抗712が厚
膜印刷によって形成されている。図示されていないが、
基板104の下面には、容量電極704a、704b及
び704cとの間で所要の入出力容量を形成するグラン
ド電極に形成されている。このグランド電極は直接的に
グランドされている。
【0033】組立体703は、基板704の穴711に
嵌め込まれ、その基板704上の容量電極704a、7
04b及び704cに、ストリップライン701a、7
02b及び701cの先端部がハンダ付けでそれぞれ接
続される。
【0034】鉄等の軟磁性金属による下カバー708上
に絶縁シート710を挟んで組立体703を取り付けた
内部基板704が載置される。
【0035】方形枠状の樹脂ケース705は、先端部が
入出力端となる2つのストリップライン701a及び7
01bのそれら先端部に対応する位置に2つの接続電極
705a及び705bを有すると共に、終端抵抗712
の一端をグランドに落すためにグランド電極704dに
対応する位置にグランド接続電極705dを有してい
る。この樹脂ケース705の下側には、組立体703を
取り付けた下カバー708が組み付けられ、接続電極7
05a及び705bのケース内側端部に、ストリップラ
イン701a及び701bの先端部並びに容量電極70
4a及び704bがハンダ付けでそれぞれ接続され、グ
ランド接続電極705dのケース内側端部にグランド電
極704dがハンダ付けで接続される。
【0036】鉄等の軟磁性金属による上カバー707の
内側には、永久磁石706が固定されている。この永久
磁石706を内蔵する上カバー707が樹脂ケース70
5の上側に組み付けられ、上カバー707及び下カバー
708が相互にかしめられて一体化されている。その結
果、上カバー707及び下カバー708で構成される磁
気ヨークの内側に、永久磁石706とストリップライン
701a、702b及び701cを上側に設けたフェラ
イトコア702とが配置されることとなり、これらは磁
気ヨークによって囲まれている。
【0037】端子基板709は、入出力端を持つ2つの
ストリップライン701a及び701bの先端部に対応
する位置に2つの外部回路接続用面装着端子電極709
a及び709bをその下面に有すると共に、グランド電
極709dをその下面に有する。さらに、その上面に、
図示されていないビアホールを介して外部回路接続用面
装着端子電極709a及び709bに接続される電極7
09a′及び709b′と、図示されていないビアホー
ルを介してグランド電極709dに接続される電極70
9d′とを有している。この端子基板709は、下カバ
ー708の下面に装着され、樹脂ケース705の接続電
極705a及び705bのケース外側端部が電極709
a′及び709b′にそれぞれハンダ付けで接続され、
下カバー708の下面が電極709d′にハンダ付けで
接続される。
【0038】このようにして、入出力端となる2つのス
トリップライン701a及び701bの先端部が、端子
基板709の外部回路接続用面装着端子電極709a及
び709bに引き出され、ストリップライン701cの
先端部が終端抵抗712を介してグランド電極709d
に接続されて終端された集中定数型アイソレータが組み
立てられる。
【0039】本実施形態のごとき構造を有する集中定数
型アイソレータについて、Cs ×Cの値を変化させたサ
ンプルを実際に作成した。このとき、円板形状のフェラ
イトコア706の寸法は、直径3.5mm、厚さ0.4
mmとした。アイソレーションの中心周波数、バイアス
磁界の相対強度、及び温度を−25℃から+85℃まで
変化させたときのアイソレーションの中心周波数の変化
量をそれぞれ測定した。その測定結果を表1に示す。比
較のために付加容量(容量値Cs )を設けないアイソレ
ータを作成し、同様に測定した。
【0040】
【表1】
【0041】また、円板形状のフェライトコア706の
寸法を直径2.5mm、厚さ0.4mmとして同様の実
験をした。その測定結果を表2に示す。
【0042】
【表2】
【0043】これら表1及び表2から明らかのように、
付加容量(容量値Cs )を追加することによって、アイ
ソレーションの中心周波数が低下し、かつバイアス印加
磁界が低下することが分かる。しかも温度特性も改善さ
れている。
【0044】以上述べた実施形態をも含む本発明の非可
逆回路素子のアイソレーション特性、温度特性等につい
て、シミュレーションによる計算結果をも参照し、以下
詳細に説明する。
【0045】一般に、3端子の非可逆回路素子に対する
同相励振のアドミッタンスy1 、正相励振のアドミッタ
ンスy2 、及び逆相励振のアドミッタンスy3 は、
【数1】 のように表わすことができる。ここで、Cは並列共振容
量、L1 は同相励振のインダクタンス、L2 は正相励振
のインダクタンス、L 3は逆相励振のインダクタンスを
表わしている。
【0046】この式より、C、L1 、L2 及びL3 を実
測すれば、y1 、y2 及びy3 から次式によりアイソレ
ーション特性を計算することができる。
【数2】 ただし、y0 は回路の固有アドミッタンス、sは散乱行
列固有値、S31はアイソレーションをそれぞれ表わして
いる。
【0047】図4の等価回路で表わされる従来のサーキ
ュレータに対し、本実施形態による非可逆回路素子(サ
ーキュレータ)の等価回路が図11に示されている。両
図を比較すれば明らかのように、本実施形態では、3つ
のインダクタを構成する中心導体の一端が結線された後
に、グランドとの間に同相励振固有値を調整するための
容量値がCs である容量1100が付加されている。こ
の場合、容量値Cs は、同相励振のアドミッタンスのみ
に作用し、
【数3】 となる。容量1100の容量値Cs を変えた場合のアイ
ソレーション特性を計算した結果が、図12に示されて
いる。同図は、実測したC、L1 、L2 及びL3よりア
イソレーション特性を計算したものであり、Cs ×C=
30、300、3000[pF2 ]の各場合と容量11
00を付加しない場合とを示している。
【0048】図12から明らかなように、この位置に容
量1100を付加することによって、アイソレーション
の中心周波数が低下していることが分かる。しかしなが
ら、この図12の場合、磁界が一定であるとしてアイソ
レーションを計算しているため、アイソレーションの最
大値は、容量値が小さいほど低下する。
【0049】このため、アイソレーションの最大値が一
番大きくなるように印加磁界を下げて計算した結果を図
13に示す。図13から明らかなように、印加磁界を低
下させることによって、アイソレーションの中心周波数
はさらに低下する。
【0050】図14は、Cs ×Cとアイソレーションの
中心周波数との関係を示しており、図15は、Cs ×C
と印加磁界との関係を示している。ただし、これらの図
14及び図15は、本実施形態と後述する図22の実施
形態における特性をも合わせて示している。これらの図
から明らかなように、容量値Cs の容量1100を付加
することにより、サーキュレータの動作周波数及び印加
磁界を同時に下げられることが分かる。動作周波数を低
下させる効果は、図14より、Cs ×C≦1500[p
2 ]の場合に顕著となることが分かる。従って、好ま
しいCs ×Cの範囲は、1500[pF2 ]以下とな
る。また、印加磁界を低下させる効果は、図15より、
s ×C≦900[pF2 ]の場合に顕著となることが
分かる。従って、より好ましいCs ×Cの範囲は、90
0[pF2 ]以下となる。
【0051】一般に、磁気回転子の大きさは動作周波数
に逆比例する。つまり、動作周波数が低下すれば、より
小型の磁気回転子を使用することが可能となり、サーキ
ュレータ全体の小型化が可能となる。また、印加磁界が
下がれば、より小型の永久磁石を使用することが可能と
なり、サーキュレータのさらなる小型化が可能となるの
である。
【0052】図16は、印加磁界を種々変化させると共
にCs ×Cを変化させて周波数変化量を計算した結果と
して、Cs ×Cと単位磁界当りの周波数変化量dF/d
Hとの関係を示している。同図から明らかなように、容
量値Cs の容量1100を付加すると、付加しない場合
よりdF/dHが増加する。しかも、容量値Cs が小さ
い方が、印加磁界の変化に対して周波数の変化が大きい
ことが分かる。また、Cs の値を適切に選ぶことによ
り、dF/dHの値を任意に変化させることができる。
【0053】サーキュレータ等の非可逆回路素子の温度
特性に影響を与える要因としては、種々のもの考えられ
るが、支配的な要因としては、磁気回転子に使用される
YIG等の磁性体の飽和磁化の温度特性、及びバイアス
磁界を与えるための永久磁石の温度特性が考えられる。
通常は、YIG等の磁性体の温度特性がバイアス磁界の
温度特性よりも大きいため、温度が高くなるほどサーキ
ュレータの動作周波数が増加してしまい、実質的に使用
可能周波数帯域を狭めているのである。
【0054】本発明のように容量値Cs の容量1100
を付加することによってdF/dHが増加するというこ
とは、バイアス磁界の温度特性の影響がより強くサーキ
ュレータの温度特性に寄与していることを意味してい
る。即ち、見かけ上バイアス磁界の温度特性が大きくな
ったような効果が現われるので、サーキュレータの温度
特性が改善されるのである。容量値Cs を選択すること
により、dF/dHが任意に変化させられるため、サー
キュレータの温度特性も任意に調整できることになる。
また、Cs の値を適当に選ぶことにより、ほとんど温度
特性のないサーキュレータを実現できることにもなる。
【0055】図17は、容量値Cs =1pFの容量11
00を付加し、印加磁界を変化させた場合の特性を示し
ている。比較のために容量1100を付加しない場合の
特性を図18に示す。これらの図17及び図18から、
容量1100を付加した場合は、印加磁界を変化させて
もアイソレーションの最大値の劣化が比較的小さいこと
が分かる。このため、アイソレーションの帯域幅の劣化
も押さえることができ、さらにサーキュレータの温度特
性を改善することができるのである。
【0056】図19は本発明の非可逆回路素子の他の実
施形態である集中定数型アイソレータにおける磁気回転
子の部分の構成を概略的に示す斜視図であり、図20は
図19のA−A線断面図、図21は図19の実施形態に
おける全体構成を概略的に示す分解斜視図である。な
お、この実施形態は、集中定数型アイソレータの場合で
あるが、本発明は、分布定数型アイソレータ、集中定数
型サーキュレータ及び分布定数型サーキュレータにも適
用することができる。
【0057】これらの図において、1900は3回対称
のパターンを有する中心導体(内部導体)1901と磁
性体とを一体的に焼成して形成された磁気回転子、19
02は磁気回転子1900の一方の面全体及び側面の一
部に形成されたグランド導体、1903a、1903b
及び1903cは磁気回転子1900の側面に形成さ
れ、各中心導体1901の一端に接続されている端子電
極、1904は内部基板、1905は励磁用永久磁石、
1906は鉄等の軟磁性金属によるヨーク、1907は
グランド導体1902の下面に形成されており、本発明
の同相励振固有値のみを調整する付加容量(容量値C
s )を形成するための誘電体層をそれぞれ示している。
【0058】誘電体層1907はグランド導体1902
とその下に位置するヨーク1906の一面との間に挟み
込まれ、磁気回転子1900のグランド導体1902と
ヨーク1906の一面とを容量電極として、容量値Cs
の付加容量を形成している。誘電体層1907を構成す
る誘電体材料としては、例えばセラミックスが用いられ
るが、これに限定されるものではない。
【0059】内部基板1904は、磁気回転子1900
を内部に取り付けるための抜き穴1908を誘電体材料
によるこの基板1904の中央部に有している。基板1
904の上面には、磁気回転子1900の端子電極19
03a、1903b及び1903cが接続される所定パ
ターンの容量電極1904a、1904b及び1904
cが形成されている。さらに、この上面には、端子電極
1903cが接続される容量電極1904cとグランド
電極1904dとの間に、酸化ルテニウム等による終端
抵抗1909が厚膜印刷によって形成されている。図示
されていないが、基板1904の下面には全面にグラン
ド電極が形成されており、容量電極1904a、190
4b及び1904cとの間で所要の静電容量が形成され
る。容量電極1904a及び1904bは入力端子及び
出力端子をもそれぞれ構成しており、グランド電極19
04dはグランド端子をも構成している。
【0060】磁気回転子1900の形成方法について以
下説明する。酸化イットリウム(Y23 )と酸化鉄
(Fe23 )をモル比で3:5の割合で混合し、混合
粉を1200℃で仮焼する。これによって得られた仮焼
粉をボールミルにて粉砕したのち、有機バインダー及び
溶剤を添加し、磁性体スラリーを作製する。得られた磁
性体スラリーをドクターブレード法にて、グリーンシー
トに成形する。成形したグリーンシートにビアホール用
の穴をパンチングマシーンで形成し、その後グリーンシ
ートに厚膜印刷法で中心導体1901のパターンを形成
する。このとき、ビアホールの充填も同時に行う。導体
材料としては、例えば銀ペーストが使用される。
【0061】このように加工したグリーンシートを熱圧
着し、積層体を得る。その後、所定の大きさの形状に切
断し、1480℃で焼成する。次いで、この焼成体の一
方の面全面にグランド導体1902を銀ペーストを焼き
付けることによって形成する。さらに、焼成体側面に、
端子電極1903a、1903b及び1903cとグラ
ンド導体1902及び中心導体の電極引き出し部分をつ
なぐ電極とを、銀ペーストを焼き付けることにより形成
する。これにより、磁気回転子1900が得られる。
【0062】次いで、磁気回転子1900の全面グラン
ド導体1902の面上に、セラミックスペーストを印刷
し、焼成することにより誘電体層1907が形成され
る。
【0063】この磁気回転子1900に、内部基板19
04、永久磁石1905及び上下のヨーク1906を図
21のように組み立てることにより、集中定数型アイソ
レータが形成される。
【0064】セラミック材料で形成された誘電体層19
07を挟むグランド導体1902とヨーク1906の一
面とにより容量値Cs の付加容量が形成され、Cs ×C
の値は50[pF2 ]である。アイソレーションの中心
周波数、バイアス磁界の相対強度、及び温度を−25℃
から+85℃まで変化させたときのアイソレーションの
中心周波数の変化量をそれぞれ測定した。その測定結果
を表3に示す。比較のために付加容量(容量値Cs )を
設けないアイソレータを作成し、同様に測定した。
【0065】
【表3】
【0066】本実施形態においても、前述した実施形態
の場合と同様に、付加容量(容量値Cs )を追加するこ
とによって、アイソレーションの中心周波数が低下し、
かつバイアス印加磁界が低下している。しかも温度特性
も改善されている。
【0067】図22は本発明の非可逆回路素子のさらに
他の実施形態である集中定数型アイソレータの全体構成
を概略的に示す分解斜視図である。なお、この実施形態
は、集中定数型アイソレータの場合であるが、本発明
は、分布定数型アイソレータ、集中定数型サーキュレー
タ及び分布定数型サーキュレータにも適用することがで
きる。
【0068】同図において、2200は3回対称のパタ
ーンを有する中心導体(内部導体)と磁性体とを一体的
に焼成して形成された磁気回転子、2202は磁気回転
子2200の一方の面全体及び側面の一部に形成された
グランド導体、2203a、2203b及び2203c
は磁気回転子2200の側面に形成され、各中心導体の
一端に接続されている端子電極、2204は内部基板、
2205は励磁用永久磁石、2206は鉄等の軟磁性金
属によるヨーク、2207は本発明の同相励振固有値の
みを調整する付加容量(容量値Cs )を形成するための
誘電体層、2210は磁気回転子2200の下面に形成
されたグランド導体2202と内部基板2204の下面
に形成された図示されていないグランド電極とに接続さ
れるようにこれらグランド導体2202及びグランド電
極の下に挿入されたグランド導体をそれぞれ示してい
る。
【0069】誘電体層2207はグランド導体2210
とその下に位置するヨーク2206の一面との間に挟み
込まれ、このグランド導体2210とヨーク2206の
一面とを容量電極として、容量値Cs の付加容量を形成
している。誘電体層2207を構成する誘電体材料とし
ては、例えばセラミックスが用いられるが、これに限定
されるものではない。
【0070】内部基板2204は、磁気回転子2200
を内部に取り付けるための抜き穴2208を誘電体材料
によるこの基板2204の中央部に有している。基板2
204の上面には、磁気回転子2200の端子電極22
03a、2203b及び2203cが接続される所定パ
ターンの容量電極2204a、2204b及び2204
cが形成されている。さらに、この上面には、端子電極
2203cが接続される容量電極2204cとグランド
電極2204dとの間に、酸化ルテニウム等による終端
抵抗2209が厚膜印刷によって形成されている。図示
されていないが、基板2204の下面には全面にグラン
ド電極が形成されており、容量電極2204a、220
4b及び2204cとの間で所要の入出力容量が形成さ
れる。容量電極2204a及び2204bは入力端子及
び出力端子をもそれぞれ構成しており、グランド電極2
204dはグランド端子をも構成している。
【0071】磁気回転子2200の形成方法について以
下説明する。酸化イットリウム(Y23 )と酸化鉄
(Fe23 )をモル比で3:5の割合で混合し、混合
粉を1200℃で仮焼する。これによって得られた仮焼
粉をボールミルにて粉砕したのち、有機バインダー及び
溶剤を添加し、磁性体スラリーを作製する。得られた磁
性体スラリーをドクターブレード法にて、グリーンシー
トに成形する。成形したグリーンシートにビアホール用
の穴をパンチングマシーンで形成し、その後グリーンシ
ートに厚膜印刷法で中心導体のパターンを形成する。こ
のとき、ビアホールの充填も同時に行う。導体材料とし
ては、例えば銀ペーストが使用される。
【0072】このように加工したグリーンシートを熱圧
着し、積層体を得る。その後、所定の大きさの形状に切
断し、1480℃で焼成する。次いで、この焼成体の一
方の面全面にグランド導体を銀ペーストを焼き付けるこ
とによって形成する。さらに、焼成体側面に、端子電極
2203a、2203b及び2203cと全面グランド
導体及び中心導体の電極引き出し部分をつなぐグランド
導体2202とを、銀ペーストを焼き付けることにより
形成する。これにより、磁気回転子2200が得られ
る。
【0073】この磁気回転子2200を、内部基板22
04に取り付け、全面グランド電極及び内部基板220
4の下面に形成されたグランド電極に接続されるグラン
ド導体2210と、その下に誘電体層2207とを積層
した後、永久磁石2205及び上下のヨーク2206を
図22のように組み立てることにより、集中定数型アイ
ソレータが形成される。
【0074】セラミック材料で形成された誘電体層22
07を挟むグランド導体2210とヨーク2206の一
面とにより容量値Cs の付加容量が形成される。本実施
形態による非可逆回路素子(サーキュレータ)の等価回
路が図23に示されている。3つのインダクタを構成す
る中心導体の一端が結線された後に、グランドとの間に
同相励振固有値を調整するための容量値がCs である容
量2300が付加されている。この場合、容量値Cs
は、同相励振のアドミッタンスのみに作用し、
【数4】 となる。また、この実施形態では、入出力容量の一方の
端は直接的にグランドに接続されず、グランド導体22
10側に接続され、容量2300を介してグランドに接
続されることとなる。
【0075】図14及び図15から明らかなように、容
量値Cs の容量2300を付加することにより、サーキ
ュレータの動作周波数及び印加磁界を同時に下げられる
ことが分かる。動作周波数を低下させる効果は、図14
より、Cs ×C≦1500[pF2 ]の場合に顕著とな
ることが分かる。従って、好ましいCs ×Cの範囲は、
1500[pF2 ]以下となる。また、印加磁界を低下
させる効果は、図15より、Cs ×C≦900[pF
2 ]の場合に顕著となることが分かる。従って、より好
ましいCs ×Cの範囲は、900[pF2 ]以下とな
る。
【0076】本実施形態においても、前述した実施形態
の場合と同様に、付加容量(容量値Cs )を追加するこ
とによって、アイソレーションの中心周波数が低下し、
かつバイアス印加磁界が低下している。しかも温度特性
も改善されている。
【0077】以上述べた実施形態は全て本発明を例示的
に示すものであって限定的に示すものではなく、本発明
は他の種々の変形態様及び変更態様で実施することがで
きる。従って本発明の範囲は特許請求の範囲及びその均
等範囲によってのみ規定されるものである。
【0078】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、中心導体の一端に共通に接続されたグランド導体と
グランドとの間に同相励振固有値のみを調整する容量を
設けたので、動作周波数及び印加磁界を同時に下げるこ
とができる。動作周波数が下がればより小型の磁気回転
子を使用することが可能となり、非可逆回路素子の小型
化、軽量化及び低背化を図ることが可能となる。また、
印加磁界が下がればより小型の永久磁石を使用すること
が可能となり、非可逆回路素子のさらなる小型化が可能
となる。しかも、容量のみを追加するのみでよいため、
その意味からも非可逆回路素子の小型化を図ることがで
きる。
【0079】また、この付加容量の容量値を選ぶことに
より、単位磁界当りの周波数変化量dF/dHの値を任
意に変化させることができる。dF/dHが増加すれ
ば、バイアス磁界の温度特性の影響が非可逆回路素子の
温度特性により強く寄与することとなり、バイアス磁界
の温度特性が見かけ上大きくなったような効果を得るこ
とができ、その結果、非可逆回路素子の温度特性が改善
される。容量の容量値によりdF/dHが任意に変化さ
せられるため、非可逆回路素子の温度特性も任意に調整
できることとなり、ほとんど温度特性のない非可逆回路
素子を実現できることになる。即ち、使用する材料を変
更せずに、しかも挿入損失の悪化を招くこと無しに任意
に温度特性を調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の集中定数型サーキュレータにおける磁気
回転子の分解斜視図である。
【図2】従来の集中定数型サーキュレータの組立の様子
を示す分解斜視図である。
【図3】回転高周波磁界に対する磁性体の透磁率を示す
特性図である。
【図4】従来のサーキュレータの等価回路図である。
【図5】同相励振固有値を調整するための直列共振回路
を付加したサーキュレータの等価回路図である。
【図6】特公昭49−28219号公報に記載されてい
るサーキュレータの等価回路図である。
【図7】本発明の非可逆回路素子の一実施形態である集
中定数型アイソレータにおける全体構成及び組み立て順
序を概略的に示す分解斜視図である。
【図8】図7の実施形態における中心導体及びグランド
導体部分の折り重ね前の展開した状態を示す平面図であ
る。
【図9】図7の実施形態における中心導体をフェライト
コアに折り重ねて構成される組立体を示す平面図であ
る。
【図10】図7の実施形態における集中定数型アイソレ
ータを組み立てた後の構成を示す斜視図である。
【図11】図7の実施形態における非可逆回路素子の等
価回路図である。
【図12】容量値Cs の容量を付加した場合のアイソレ
ーションの特性図である。
【図13】容量値Cs の容量を付加し、印加磁界を最適
化した場合のアイソレーションの特性図である。
【図14】容量値Cs を変化させた場合の動作周波数の
変化を示す図である。
【図15】容量値Cs を変化させた場合の印加磁界の変
化を示す図である。
【図16】容量値Cs を変化させた場合のdF/dHの
変化を示す図である。
【図17】容量値Cs =1pFの容量を付加し、印加磁
化を変化させた場合のアイソレーションの変化を示す図
である。
【図18】容量値Cs の容量を付加しないで、印加磁化
を変化させた場合のアイソレーションの変化を示す図で
ある。
【図19】本発明の非可逆回路素子の他の実施形態であ
る集中定数型アイソレータにおける磁気回転子の部分の
構成を概略的に示す斜視図である。
【図20】図19のA−A線断面図である。
【図21】図19の実施形態における全体構成を概略的
に示す分解斜視図である。
【図22】本発明の非可逆回路素子のさらに他の実施形
態である集中定数型アイソレータにおける全体構成を概
略的に示す分解斜視図である。
【図23】図22の実施形態における非可逆回路素子の
等価回路図である。
【符号の説明】
700、1902、2202、2210 グランド導体 701a、701b、701c ストリップライン 702 フェライトコア 703 組立体 704、1904、2204 内部基板 704a、704b、704c、1904a、1904
b、1904c、2204a、2204b、2204c
容量電極 704d、709d グランド電極 705 樹脂ケース 705a、705b 接続電極 705d グランド接続電極 706、1905、2205 永久磁石 707 上カバー 708 下カバー 709 端子基板 709a、709b 外部回路接続用面装着端子電極 709a′、709b′、709d′ 電極 710 絶縁シート 711、1908、2208 穴 712、1909、2209 終端抵抗 1900、2200 磁気回転子 1901 中心導体 1903a、1903b、1903c、2203a、2
203b、2203c端子電極 1906、2206 ヨーク 1907、2207 誘電体層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松丸 宜紀 東京都中央区日本橋一丁目13番1号ティー ディーケイ株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非可逆回路素子のグランド導体とグラン
    ドとの間に同相励振固有値のみを調整する容量を設けた
    ことを特徴とする非可逆回路素子。
  2. 【請求項2】 互いに絶縁された状態で交差する複数の
    中心導体と、該複数の中心導体に近接して設けられた磁
    性体と、該複数の中心導体の一端に共通に接続されたグ
    ランド導体とを備えた非可逆回路素子であって、前記グ
    ランド導体とグランドとの間に同相励振固有値のみを調
    整する容量を挿入接続したことを特徴とする非可逆回路
    素子。
  3. 【請求項3】 前記中心導体は、前記磁性体上に折り重
    ねて配置したストリップラインであることを特徴とする
    請求項1又は2に記載の非可逆回路素子。
  4. 【請求項4】 前記中心導体は、前記磁性体内に一体的
    に形成された導体であることを特徴とする請求項1又は
    2に記載の非可逆回路素子。
  5. 【請求項5】 前記容量は、電極間の誘電体材料として
    樹脂材料を用いた容量であることを特徴とする請求項1
    から4のいずれか1項に記載の非可逆回路素子。
  6. 【請求項6】 前記容量は、電極間の誘電体材料として
    セラミックスを用いた容量であることを特徴とする請求
    項1から4のいずれか1項に記載の非可逆回路素子。
  7. 【請求項7】 前記容量は、前記磁性体と一体的に形成
    された容量であることを特徴とする請求項1から6のい
    ずれか1項に記載の非可逆回路素子。
  8. 【請求項8】 前記容量は、該容量の容量値をCs [p
    F]、当該非可逆回路素子の並列共振容量値をC[p
    F]とした場合に、Cs ×C≦1500を満たす容量で
    あることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に
    記載の非可逆回路素子。
  9. 【請求項9】 前記容量は、該容量の容量値をCs [p
    F]、当該非可逆回路素子の並列共振容量値をC[p
    F]とした場合に、Cs ×C≦900を満たす容量であ
    ることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記
    載の非可逆回路素子。
  10. 【請求項10】 入出力端と前記グランドとの間にそれ
    ぞれ入出力容量が形成されていることを特徴とする請求
    項1から9のいずれか1項に記載の非可逆回路素子。
  11. 【請求項11】 入出力端と前記グランド電極との間に
    それぞれ入出力容量が形成されていることを特徴とする
    請求項1から9のいずれか1項に記載の非可逆回路素
    子。
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