JPH11235554A - 郵便物宛名認識装置 - Google Patents

郵便物宛名認識装置

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JPH11235554A
JPH11235554A JP3933598A JP3933598A JPH11235554A JP H11235554 A JPH11235554 A JP H11235554A JP 3933598 A JP3933598 A JP 3933598A JP 3933598 A JP3933598 A JP 3933598A JP H11235554 A JPH11235554 A JP H11235554A
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Shunji Ariyoshi
俊二 有吉
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】郵便物の差出人住所を読み取ることによって生
じる誤認識を防止する。 【解決手段】住所判定部11は、郵便物(書状)から得
られた複数の住所候補から順に宛先住所らしさの得点V
を所定の検査(検査項目の個数をMとする)を順番に実
施し、宛先らしさの点Vに得点Aiを加点し、差出人住
所らしいと判定した場合に得点Biを宛先らしさの点V
から減点し、検査項目がMになるまで行って得られた住
所候補の宛先住所らしさの得点Vを大きい順に整列し、
宛先住所らしさの得点Vが高い住所候補を優先して出力
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、郵便物に記載さ
れている宛名を認識して区分する郵便物宛名認識装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、郵便物宛名認識装置を用いて郵便
物の機械処理が行なわれている。このような郵便物宛名
認識装置は、大略、図24に示すような手順で郵便物に
記載された宛先住所を区分している。
【0003】(1)画像入力部は、スキャナ装置を用い
て郵便物の画像を入力する。
【0004】(2)前処理部は、郵便番号枠・切手・セ
ロハン窓・シール・年賀はがきくじ部などの郵便物に特
有の情報を入力された画像から検出する。例えば、郵便
番号枠の検出については特開平5−174180号公
報、切手の検出については特開昭62−138983号
公報、図25に示すようなセロハン窓・シールの検出に
ついては特開昭57−130578号公報、年賀くじの
検出については特開平4−16272号公報に開示され
ている。
【0005】(3)領域検出部は、画像から宛名の記載
された領域を検出する。
【0006】(4)行検出部は、領域から郵便番号行と
住所行とを検出する。例えば、特開平9−29179号
公報に開示されている。
【0007】(5)郵便番号文字検出部は、郵便番号枠
内と領域内の郵便番号行から、文字を検出する。例え
ば、東芝レビュー、vol.48、No.7,pp.536−
539,1993年に記載されている。
【0008】(6)郵便番号文字認識部は、検出された
それぞれの文字を文字認識辞書と照合することにより認
識する。例えば、東芝レビュー、vol.48、No.7,p
p.536−539,1993年に記載されている。
【0009】(7)郵便番号照合部は、文字認識結果を
郵便番号辞書と照合することにより郵便番号を認識す
る。例えば、特開平9−29179号公報に開示されて
いる。
【0010】(8)住所文字検出部は、住所行から文字
を検出する。
【0011】(9)住所文字認識部は、検出されたそれ
ぞれの文字を文字認識辞書と照合することにより認識す
る。
【0012】(10)住所照合部は、文字認識結果を住
所辞書と照合することにより記載された宛名住所を認識
する。
【0013】(11)区分部では、以上で得られた郵便
番号情報と宛名情報に基づいて、書状を区分口に区分す
る。特に、読み取り不能であつた書状は、特定の棄却区
分口に区分する。上記の領域検出部・行検出部・住所文
字検出部・住所文字認識部のそれぞれにおいて、出力を
単一に絞ることが困難な場合には複数の候補を出力する
ことを可能とし、住所照合部において、最終的に宛名候
補をひとつに絞るようにする。これにより、全体として
の宛名認識率を高めることができる。
【0014】例えば、図26に示すように領域検出部は
書状(郵便物)内に複数のブロックが存在した場合、そ
れぞれを領域候捕として出力する。行検出部は、領域候
補に含まれる行から複数の行を宛名行の候補として出力
する。住所文字検出部は行の画像から個々の文字を切り
出すが、その際に複数の切り出し方を候補として出力す
る。住所文字認識部は第1位の文字認識結果だけでな
く、例えば10位までの文字認識結果を出力する。住所
照合部はこれらの組合せとして生じる多様な候補から住
所辞書との一致度が最も高い住所をひとつだけ出力す
る。
【0015】しかしながら、上記の従来技術には以下の
ような問題点がある。
【0016】第1に、領域候補の1つとして宛名領域を
正しく検出できたとしても、別の領域候補として差出人
住所領域が検出されてしまった場合には、住所照合部に
おいて差出人住所が高い一致度を示し、結果として誤認
識してしまうことがあるという問題である。簡単な解決
策として、領域候補に優先順位を付け、高い優先順位の
領域候補から住所候補が得られたら、低い優先順位の領
域候補を無視するようにすることが考えられる。差出人
住所の可能性のある領域には低い優先順位を付けるよう
にすればこのような問題をある程度解決できる。
【0017】しかしながら、そのような方法では、同じ
領域候補内に複数の住所候補が得られた場合に対応でき
ず、また、領域検出部の段階では住所記載位置などの厳
密な情報はまだ得られていないので精密な評価は困難で
あった。
【0018】第2に、郵便物(書状)を画像入力部に供
給する際、誤って裏返しに供給された郵便物(書状)が
何通か混在する場合がある。そのような裏返しに供給さ
れた書状は、当然、読み取り不能となるが、通常の読み
取り不能郵便物と棄却区分口の中に混在して集積されて
しまう。そのため、棄却区分口から裏返しの書状をより
わけて、再度供給し直すという作業を手作業で行なう必
要があった。このような作業は大変手間のかかる処理で
あり、全体の処理効率を大きく損ねる原因であった。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、郵便
物宛名認識装置において、複数の住所候補が得られた場
合に差出人住所を読み取ることによって誤認識が生じる
という問題があった。また、裏返しに供給された書状を
読み取り不能として棄却区分口に集積されると効率良く
処理することができないという問題があった。
【0020】そこで、この発明は、郵便物の差出人住所
を読み取ることによって生じる誤認識を防止することの
できる郵便物宛名認識装置を提供することを目的とす
る。
【0021】また、誤って裏返しに供給された郵便物を
効率的に処理することのできる郵便物宛名認識装置を提
供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】この発明の郵便物宛名認
識装置は、郵便物からその上に記載されている宛名情報
を読取る読取手段と、この読取手段で読取られた宛名情
報から住所候補を出力する出力手段と、この出力手段で
複数の住所候補が出力された際、どの住所候補が宛先住
所であるかを判定する判定手段とから構成されている。
【0023】この発明の郵便物宛名認識装置は、郵便物
からその上に記載されている宛名情報を読取る読取手段
と、この読取手段で読取られた宛名情報から住所候補を
出力する出力手段と、この出力手段で複数の住所候補が
出力された際、どの住所候補が宛先住所であるかを判定
する判定手段と、この判定手段で宛先住所と判定された
住所候補に基づいて上記郵便物を区分する区分手段とか
ら構成されている。
【0024】この発明の郵便物宛名認識装置は、郵便物
からその上に記載されている宛名情報を読取る読取手段
と、この読取手段で読取られた宛名情報から住所候補を
出力する出力手段と、この出力手段で複数の住所候補が
出力された際、それぞれの住所候補が差出人住所か宛先
住所であるかの判定を行う判定手段と、この判定手段で
宛先住所と判定された住所候補に基づいて上記郵便物を
区分する区分手段とから構成されている。
【0025】この発明の郵便物宛名認識装置は、郵便物
からその上に記載されている宛名情報を読取る読取手段
と、この読取手段で読取られた宛名情報から住所候補を
出力する出力手段と、この出力手段で複数の住所候補が
出力された際、それぞれの住所候補が差出人住所か宛先
住所であるかの可能性を検査し、差出人住所である可能
性が高いと判定された住所候補の信頼度を下げ、宛先住
所である可能性が高いと判定された住所候補の信頼度を
上げ、最も高い信頼度の住所候補を宛先住所と判定する
判定手段と、この判定手段で宛先住所と判定された住所
候補に基づいて上記郵便物を区分する区分手段とから構
成されている。
【0026】この発明の郵便物宛名認識装置は、郵便物
からその上に記載されている宛名情報を読取る読取手段
と、この読取手段で読取られた宛名情報から住所候補を
出力する出力手段と、この出力手段で複数の住所候補が
出力された際、それぞれの住所候補が差出人住所らしさ
及び宛先住所らしさの複数の情報のうち1つまたはそれ
以上の情報の組合わせに基づいて差出人住所か宛先住所
であるかの可能性を検査し、差出人住所である可能性が
高いと判定された住所候補の信頼度を下げ、宛先住所で
ある可能性が高いと判定された住所候補の信頼度を上
げ、最も高い信頼度の住所候補を宛先住所と判定する判
定手段と、この判定手段で宛先住所と判定された住所候
補に基づいて上記郵便物を区分する区分手段とから構成
されている。
【0027】この発明の郵便物宛名認識装置は、郵便物
からその上に記載されている宛名情報を読取る読取手段
と、この読取手段で読取られた宛名情報から上記郵便物
の読取りが裏返しであることを判定する判定手段と、こ
の判定手段で裏返しと判定された際、上記郵便物を裏返
し郵便物として区分する区分手段とから構成されてい
る。
【0028】この発明の郵便物宛名認識装置は、郵便物
からその上に記載されている宛名情報を読取る読取手段
と、この読取手段で読取られた宛名情報から上記郵便物
の読取りが裏返しであることを判定する判定手段と、こ
の判定手段で裏返しと判定された際、上記郵便物を裏返
し郵便物専用の区分口に区分する区分手段とから構成さ
れている。
【0029】この発明の郵便物宛名認識装置は、郵便物
の画像を読取る読取手段と、この読取手段で読取られた
画像の特性から上記郵便物の読取りが裏返しであること
を判定する判定手段と、この判定手段で裏返しと判定さ
れた際、上記郵便物を裏返し郵便物専用の区分口に区分
する区分手段とから構成されている。
【0030】この発明の郵便物宛名認識装置は、郵便物
の画像を読取る読取手段と、この読取手段で読取られた
画像から上記郵便物の宛名情報を認識する認識手段と、
この認識手段で宛名情報の認識が不能であった際、上記
読取手段で読取られた画像が、予め設定された複数の画
像特性を満たしている場合に上記郵便物の読取りが裏返
しであることを判定する判定手段と、この判定手段で裏
返しと判定された際、上記郵便物を裏返し郵便物専用の
区分口に区分する区分手段とから構成されている。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態に
ついて図面を参照して説明する。
【0032】図1は、この発明の第1実施例に係る郵便
物宛名認識装置の概略構成を示すものである。すなわ
ち、郵便物宛名認識装置20は、画像入力部1、前処理
部2、領域検出部3、行検出部4、郵便番号文字検出部
5、郵便番号文字認識部6、郵便番号照合部7、住所文
字検出部8、住所文字認識部9、住所照合部10、住所
判定部11、及び区分部12とから構成されている。
【0033】画像入力部1は、スキャナ装置を用いて郵
便物の画像を入力する。
【0034】前処理部2は、郵便番号枠・切手・セロハ
ン窓・シール・年賀はがきくじ部などの郵便物に特有の
情報を入力された画像から検出する。
【0035】領域検出部3は、画像から宛名の記載され
た領域を検出する。
【0036】行検出部4は、領域から郵便番号行と住所
行を検出する。
【0037】郵便番号文字検出部5は、郵便番号枠内と
領域内の郵便番号行から、文字を検出する。
【0038】郵便番号文字認識部6は、検出されたそれ
ぞれの文字を文字認識辞書101と照合することにより
認識する。
【0039】郵便番号照合部7は、検出されたそれぞれ
の文字を文字認識辞書101と照合することにより認識
する。
【0040】住所文字検出部8は、住所行から文字を検
出する。
【0041】住所文字認識部9は、検出されたそれぞれ
の文字を文字認識辞書101と照合することにより認識
する。
【0042】住所照合部10は、文字認識結果を住所辞
書103と照合することにより記載された宛名住所を認
識する。また、キーワード辞書105を用いた認識処理
も行う。
【0043】住所判定部11は、住所照合部10で検出
された複数の住所候補を評価し、差出人住所と判定され
る候補を除去する。
【0044】区分部12は、以上で得られた郵便番号情
報と宛名情報とに基づいて、郵便物(書状)を区分口に
区分する。
【0045】郵便物宛名認識装置20においては、従来
とは住所照合部10の後に住所判定部11を設けた点が
異なっている。上述したように住所判定部11は、住所
照合部10で検出された複数の住所候補を評価し、宛先
と判定される住所候補の得点を加点する処理を行い、差
出人住所と判定される候補の得点を減点する処理を行い
(詳しくは後述する図9のフローチャートで説明す
る)、住所候補のうち最も住所辞書との一致度が高かっ
た候補を最終的な結果として出力する。
【0046】次に、住所判定部11の動作について詳細
に説明する。住所判定部11では、以下のような基準に
基づいて差出人住所については得点を減点する。
【0047】(1)図2に示すように、セロハン窓の中
と外の両方に住所候補が得られた場合は、窓の外の候補
は差出人住所として得点を減点する。宛先を記載された
シールの貼付された郵便物(書状)の場合も同様であ
る。
【0048】(2)図3に示すように、横書きの住所候
補が複数個得られた場合は、最も上に位置する候補を宛
先とし、他の候補は差出人住所らしいか否かの判定によ
り減点処理若しくは加点も減点も行わない処理をする。
図3の場合には、「〒210…小向」に相当する住所候
補2を差出人住所として減点処理を施す。
【0049】(3)図4に示すように、縦書きの住所候
補が複数個得られた場合は、最も右に位置する候補を宛
先とし、他の候補は差出人住所らしいか否かの判定で減
点処理若しくは加点も減点も行わない処理をする。図4
の場合には、「〒210…次郎」に相当する住所候補2
を差出人住所として減点処理を施す。
【0050】(4)図5に示すように、郵便物の端の方
に記載された文字の小さな住所候補は差出人住所として
減点処理をする。
【0051】(5)図6に示すように、手書きと判定さ
れた住所候補と活字と判定された住所候補が両方検出さ
れた場合、手書きと判定された住所候補に加点し、活字
と判定された住所候補は差出人住所らしいか否かの判定
で減点処理若しくは加点も減点も行わない処理をする。
【0052】(6)図7に示すように、下線を引かれた
住所候補が得られた場合は、この住所候補を宛先の候補
として加点し、他の住所候補は差出人住所らしいか否か
の判定で減点処理若しくは加点も減点も行わない処理を
する。
【0053】(7)図8に示すように、隣の行に「様」
「殿」「御中」などの文字が存在する住所候補が得られ
た場合はこの住所候補に得点を加点する。他の住所候補
は差出人住所らしいか否かの判定で減点処理若しくは加
点も減点も行わない処理をする。
【0054】(8)住所候補の近くに、「宛先」「受取
人」などの文字列が発見された場合には、その住所候補
は宛先住所と判定されるので、その住所候補に加点処理
を施す。また、住所候補の近くに「差出人」などの文字
列が発見された場合には、その住所候補は差出人住所と
判定されるので、その住所候補に減点処理を施す。
【0055】(9)住所候補の中で、文字の大きな候補
は宛名として加点をして優先順位を上げ、文字の小さな
候補については差出人住所らしいか否かの判定により、
差出人住所らしい場合に減点して優先順位を下げる。
【0056】(10)住所候補の中で、住所を構成する
行の数の多い候補は宛名として加点をして優先順位を上
げ、少ない候補については差出人住所らしいか否かの判
定により、差出人住所らしい場合に減点して優先順位を
下げる。
【0057】(11)住所候補の近くに電話番号やファ
ックス番号が記載されている場合には、差出人住所らし
いと判定して減点して優先順位を下げる。
【0058】次に、このような構成において、郵便物宛
名認識装置20における住所判定部11の処理動作を図
9のフローチャートを参照して説明する。
【0059】住所判定部11は、郵便物(書状)から得
られた複数の住所候補(住所候補の個数をNとする)か
ら順にi番目の住所候補を得て(ST1、2)、宛先住
所らしさの点Vを「0」にして上記基準(1)〜(1
1)の検査(検査項目の個数をMとする)を順番にj番
目の検査として実施する(ST3,4)。
【0060】j番目の検査が宛先らしいと判定した際
(ST5)、住所判定部11は、宛先らしさの点Vに得
点Aiを加点し(ST6)、検査項目がMになるまで次
の検査に移行する(ST7、8)。
【0061】また、ステップST5でj番目の検査が宛
先らしくないと判定した際、住所判定部11は、差出人
住所らしいか否かを判定し(ST9)、差出人住所らし
いと判定した場合に得点Biを、宛先らしさの点Vから
減点する(ST10)。ここで、差出人住所らしいとい
うのは、住所候補の位置、大きさ、状態など差出人住所
が記載されている確率の高い条件が予め設定されてお
り、この条件と比較することにより判定される。
【0062】ただし、Ai,Biは、Ai>0,Bi>
0を満たす適当な数値とするこの結果得られた得点の合
計Vをその住所候補の宛先住所らしさとし(ST1
1)、住所候補i=i+1の全て(個数N)の宛先住所
らしさを検査する(ST12,13)。
【0063】こうして得られた住所候補の宛先住所らし
さの得点Vを大きい順に整列し(ST14)、宛先住所
らしさの得点Vが高い住所候補を優先して出力する(S
T15)。
【0064】次に、上述したそれぞれの検査の内容につ
いて説明する。
【0065】以下の説明では、図10に示すように郵便
物(書状)における郵便番号と料額印が検出された側の
縁をY座標の基準点(基準値0)とし、このY座標の基
準点に交差する方向をX座標としてその交点をX座標の
基準点(基準値0)とする座標系をとるものとする。ま
た、この郵便物における住所候補のX座標の最小値をlx
s、X座標の最大値をlxs、Y座標の最小値をlys、Y座
標の最大値をlyeとする。
【0066】図11は、住所候補のうち行検出部4で得
られた住所候補の座標と前処理部2で得られたセロハン
窓の座標(このセロハン窓は郵便物からの反射光量が大
きいので、その相違から窓位置を判定する)とから宛先
住所と判定する動作を示したもので、図2に示した郵便
物が対応する。ただし、図11においてセロハン窓のX
座標の最小値をcsx、X座標の最大値をcxe、Y座標の最
小値をcys、Y座標の最大値をcyeとしている。このよう
にして、セロハン窓座標と住所候補の座標から宛先住所
として判定する。
【0067】図12の(a)は、住所文字認識部9で横
書きの住所候補が複数個得られた場合に、最も上に位置
する住所候補が宛先住所らしいと判定する動作を示した
もので、図3に示した郵便物が対応する。なお、図12
の(b)は、住所文字認識部9で横書きか縦書きかの文
字方向を認識する動作を示すものである。このようにし
て、住所候補の座標から宛先住所として判定する。
【0068】図13は、住所文字認識部9で縦書きの住
所候補が複数個得られた場合に、最も右に位置する候補
が宛先住所らしいと判定する動作を示したもので、図4
に示した郵便物が対応する。このようにして、住所候補
の座標から宛先住所として判定する。
【0069】図14は、郵便物の端の方に記載された文
字の小さな住所候補を差出人住所らしいと判定する動作
を示したもので、図5に示した郵便物が対応する。ただ
し、図14でTH1,TH2は適当な閾値とし、TH1
a,TH1bは郵便物のサイズと閾値TH1,TH2と
から導き出される閾値である。このように閾値と住所候
補の座標から差出人住所として判定する。なお、閾値T
H1,TH2は予め記憶されている。
【0070】図15の(a)は、住所文字検出部8で郵
便物に手書きで記載されていると判定された住所候補を
宛先住所らしいと判定する動作を示したもので、図6に
示した郵便物が対応する。図15の(b)は、住所文字
検出部8で手書き文字列か活字文字列かを判定する動作
を示したものである。ここで、住所文字検出部8は、文
字ピッチの分散値をvとして適当な閾値THと比較して
手書き文字列か活字文字列かを判定する。なお、図15
の(a)のフローチャートのように、手書き文字列は宛
先住所として判定される。また、この閾値THは予め記
憶されている。
【0071】図16の(a)は、行検出部4で検出され
る下線が引かれた住所候補を宛先住所らしいと判定する
動作を示したもので、図7に示した郵便物が対応する。
また、図16の(b)、(c)は、行検出部4での下線
検出の動作を示したものである。このように下線がある
と行方向に射影をとった際レベルの高い信号が得られる
ので、これに基づいて閾値と比較して下線を検出する。
この閾値は予め記憶されている。
【0072】図17は、住所照合部10で照合される住
所候補の次の行で文字認識した際に、「様」、「殿」、
「御中」などの文字列が存在する場合に宛先住所と判定
する動作を示したもので、図8に示した郵便物が対応す
る。なお、文字列の検索は、住所を認識する方法と同一
で、ただ住所辞書の代わりに上記キーワードを登録した
キーワード辞書105を用いる点が異なるだけである。
【0073】図18は、住所照合部10で照合される住
所候補の前の行に「宛先」、「受取人」などの文字列が
発見された場合にその住所候補を宛先住所と判定し、住
所候補の前の行に「差出人」などの文字列が発見された
場合にその住所候補を差出人住所と判定する動作を示し
たものである。なお、文字列の検索は、住所を認識する
方法と同一で、ただ住所辞書の代わりに上記キーワード
を登録したキーワード辞書105を用いる点が異なるだ
けである。
【0074】図19は、住所文字検出部8で検出される
住所候補の平均的な文字の大きさが大きい場合に宛先住
所らしいと判定し、小さい場合に差出人住所らしいと判
定する動作を示すものである。ただし、図19における
平均文字高さcwと比較されるTH3,TH4は適当な閾
値とする。この閾値TH3,TH4は、予め記憶されて
いる。
【0075】図20は、住所照合部10で検出される住
所候補を構成する行の数が多い場合に宛先住所と判定
し、少ない場合に差出人住所と判定する動作を示すもの
である。これは、差出人住所が1行に書かれることが多
いのに対して、宛先住所は複数行に書かれることが多い
という事実に基づいている。ただし、図20において住
所候補を構成する行の数nと比較されるTH5,TH6
は適当な閾値とする。なお、この閾値TH5、TE6
は、予め記憶されている。
【0076】図21は、住所照合部10で検出される住
所候補の次の行に、電話番号やファックス番号が記載さ
れている場合に差出人住所らしいと判定する動作を示す
ものである。この判定は、「FAX」、「TEL」、
「電話」、「ファックス」などの文字列を検索すること
によって行なわれる。なお、文字列の検索は、住所を認
識する方法と同一で、ただ住所辞書の代わりに上記キー
ワードを登録したキーワード辞書105を用いる点が異
なるだけである。
【0077】なお、第1実施例では、上記検査の判定を
全て用いているが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、これら検査のうち少なくとも1つ以上の判定を用
いる場合に全て本発明に含まれる。
【0078】次に、本発明の第2実施例に係る郵便物宛
名認識装置について説明する。
【0079】図22は、この発明の第2実施例に係る郵
便物宛名認識装置30の概略構成を示すものである。す
なわち、郵便物宛名認識装置30は、画像入力部1、前
処理部2、領域検出部3、行検出部4、郵便番号文字検
出部5、郵便番号文字認識部6、郵便番号照合部7、住
所文字検出部8、住所文字認識部9、住所照合部10、
裏返し判定部13、及び区分部14とから構成されてい
る。なお、図22に示すように画像入力部1から住所照
合部10までの部分は、図1に示した構成と同様である
ので同一符号を付して説明を省略する。
【0080】裏返し判定部13は、郵便物の読み取り画
像から郵便物が裏返しであることを判定する。
【0081】区分部14は、一般の棄却区分口とは別の
裏返し用区分口15を設け、裏返し判定部13で裏返し
と判定された郵便物を裏返し用区分口15に区分する。
【0082】次に、このような構成において、郵便物宛
名認識装置30における裏返し判定部13の処理動作の
一実施形態を図23のフローチャートを参照して説明す
る。
【0083】裏返し判定部13は、前段までの処理の結
果を入力して以下(1)〜(6)までの条件を全て満た
す郵便物を裏返しと判定する。
【0084】(1)住所照合部10で住所が検出されて
いない。
【0085】(2)郵便番号照合部7で郵便番号が検出
されていない。
【0086】(3)前処理部2で、切手・後納印・料金
計器などの料額印情報が検出されていない。
【0087】(4)前処理部2で、郵便番号枠が検出さ
れていない。
【0088】(5)前処理部2で、セロハン窓やシール
が検出されていない。
【0089】(6)前処理部2で、年賀はがきくじが検
出されていない。
【0090】なお、これらの具体的手段については、従
来の技術に記載した各公知例のようにして行う。
【0091】上記したように、裏返し判定部13におい
て裏返しであると判定された郵便物(書状)は、区分部
14の裏返し用区分口15に区分される。そのため、裏
返し用区分口15に蓄積された郵便物は、一括して表に
返して再度供給することができる。その結果、画像入力
部1に誤って裏返しに供給された郵便物(書状)を非常
に効率的に処理することができる。
【0092】なお、第2実施例では、上記(1)〜
(6)までの条件の判定を全て用いているが本発明の趣
旨はこれに限定されるものではない。これらの条件のう
ち、少なくとも1つ以上の判定を用いる場合も本発明に
含まれる。
【0093】また、複数種類の書式の郵便物同士を混ぜ
て供給する場合には、特に本発明のように複数(少なく
とも2つ以上)の判定を用いることにより、確実に裏返
しを判定することができる。
【0094】以上説明したように上記発明の実施の形態
によれば、住所候補が得られた後、差出人住所かどうか
を判定するので正確かつ容易に差出人住所を除去できる
ようになり、差出人を読みとるために生じる誤読を高性
能に防止することができる。
【0095】また、入力された郵便物(書状)が読み取
り不能になった場合、画像の特性を調べることにより裏
返しに供給されたかどうかを自動的に判定し、裏返しに
供給されたと判定された郵便物(書状)は、一般の棄却
区分口とは別の裏返し用の区分口に区分することができ
る。そのため、裏返し用の区分口に蓄積された郵便物
(書状)は、一括して表に返して再度供給することがで
きる。その結果、画像入力部に誤って裏返しに供給され
た郵便物(書状)を非常に効率良く処理することができ
る。
【0096】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
郵便物の差出人住所を読み取ることによって生じる誤認
識を防止することのできる郵便物宛名認識装置を提供す
ることができる。
【0097】また、誤って裏返しに供給された郵便物を
効率的に処理することのできる郵便物宛名認識装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例に係る郵便物宛名認識装
置の概略構成を示すブロック図。
【図2】住所候補の例を説明するための図。
【図3】住所候補の例を説明するための図。
【図4】住所候補の例を説明するための図。
【図5】住所候補の例を説明するための図。
【図6】住所候補の例を説明するための図。
【図7】住所候補の例を説明するための図。
【図8】住所候補の例を説明するための図。
【図9】住所判定部の処理動作を説明するためのフロー
チャート。
【図10】郵便物における座標系を説明するための図。
【図11】宛先住所を判定する動作を示すフローチャー
ト。
【図12】宛先住所を判定する動作を示すフローチャー
ト。
【図13】宛先住所を判定する動作を示すフローチャー
ト。
【図14】差出人住所と判定する動作を示すフローチャ
ート。
【図15】宛先住所を判定する動作を示すフローチャー
ト。
【図16】宛先住所を判定する動作を示すフローチャー
ト。
【図17】宛先住所を判定する動作を示すフローチャー
ト。
【図18】宛先住所と差出人住所とを判定する動作を示
すフローチャート。
【図19】宛先住所と差出人住所とを判定する動作を示
すフローチャート。
【図20】宛先住所と差出人住所とを判定する動作を示
すフローチャート。
【図21】差出人住所と判定する動作を示すフローチャ
ート。
【図22】この発明の第2実施例に係る郵便物宛名認識
装置の概略構成を示すブロック図。
【図23】裏返し判定部の処理動作を説明するためのフ
ローチャート。
【図24】従来の郵便物宛名認識装置の概略構成を示
す。
【図25】セロハン窓・シールの検出を説明するための
図。
【図26】領域候補の出力例を示す図。
【符号の説明】
1…画像入力部(読取手段) 2…前処理部 3…領域検出部 4…行検出部 5…郵便番号文字検出部 6…郵便番号文字認識部 7…郵便番号照合部 8…住所文字検出部 9…住所文字認識部 10…住所照合部 11…住所判定部(判定手段) 12,14…区分部(区分手段) 13…裏返し判定部(判定手段) 15…裏返し用区分口 20,30…郵便物宛名認識装置

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 郵便物からその上に記載されている宛名
    情報を読取る読取手段と、 この読取手段で読取られた宛名情報から住所候補を出力
    する出力手段と、 この出力手段で複数の住所候補が出力された際、どの住
    所候補が宛先住所であるかを判定する判定手段と、 を具備したことを特徴とする郵便物宛名認識装置。
  2. 【請求項2】 郵便物からその上に記載されている宛名
    情報を読取る読取手段と、 この読取手段で読取られた宛名情報から住所候補を出力
    する出力手段と、 この出力手段で複数の住所候補が出力された際、どの住
    所候補が宛先住所であるかを判定する判定手段と、 この判定手段で宛先住所と判定された住所候補に基づい
    て上記郵便物を区分する区分手段と、 を具備したことを特徴とする郵便物宛名認識装置。
  3. 【請求項3】 郵便物からその上に記載されている宛名
    情報を読取る読取手段と、 この読取手段で読取られた宛名情報から住所候補を出力
    する出力手段と、 この出力手段で複数の住所候補が出力された際、それぞ
    れの住所候補が差出人住所か宛先住所であるかの判定を
    行う判定手段と、 この判定手段で宛先住所と判定された住所候補に基づい
    て上記郵便物を区分する区分手段と、 を具備したことを特徴とする郵便物宛名認識装置。
  4. 【請求項4】 郵便物からその上に記載されている宛名
    情報を読取る読取手段と、 この読取手段で読取られた宛名情報から住所候補を出力
    する出力手段と、 この出力手段で複数の住所候補が出力された際、それぞ
    れの住所候補が差出人住所か宛先住所であるかの可能性
    を検査し、差出人住所である可能性が高いと判定された
    住所候補の信頼度を下げ、宛先住所である可能性が高い
    と判定された住所候補の信頼度を上げ、最も高い信頼度
    の住所候補を宛先住所と判定する判定手段と、 この判定手段で宛先住所と判定された住所候補に基づい
    て上記郵便物を区分する区分手段と、 を具備したことを特徴とする郵便物宛名認識装置。
  5. 【請求項5】 郵便物からその上に記載されている宛名
    情報を読取る読取手段と、 この読取手段で読取られた宛名情報から住所候補を出力
    する出力手段と、 この出力手段で複数の住所候補が出力された際、それぞ
    れの住所候補が差出人住所らしさ及び宛先住所らしさの
    複数の情報のうち1つまたはそれ以上の情報の組合わせ
    に基づいて差出人住所か宛先住所であるかの可能性を検
    査し、差出人住所である可能性が高いと判定された住所
    候補の信頼度を下げ、宛先住所である可能性が高いと判
    定された住所候補の信頼度を上げ、最も高い信頼度の住
    所候補を宛先住所と判定する判定手段と、 この判定手段で宛先住所と判定された住所候補に基づい
    て上記郵便物を区分する区分手段と、 を具備したことを特徴とする郵便物宛名認識装置。
  6. 【請求項6】 郵便物からその上に記載されている宛名
    情報を読取る読取手段と、 この読取手段で読取られた宛名情報から上記郵便物の読
    取りが裏返しであることを判定する判定手段と、 この判定手段で裏返しと判定された際、上記郵便物を裏
    返し郵便物として区分する区分手段と、 を具備したことを特徴とする郵便物宛名認識装置。
  7. 【請求項7】 郵便物からその上に記載されている宛名
    情報を読取る読取手段と、 この読取手段で読取られた宛名情報から上記郵便物の読
    取りが裏返しであることを判定する判定手段と、 この判定手段で裏返しと判定された際、上記郵便物を裏
    返し郵便物専用の区分口に区分する区分手段と、 を具備したことを特徴とする郵便物宛名認識装置。
  8. 【請求項8】 郵便物の画像を読取る読取手段と、 この読取手段で読取られた画像の特性から上記郵便物の
    読取りが裏返しであることを判定する判定手段と、 この判定手段で裏返しと判定された際、上記郵便物を裏
    返し郵便物専用の区分口に区分する区分手段と、 を具備したことを特徴とする郵便物宛名認識装置。
  9. 【請求項9】 郵便物の画像を読取る読取手段と、 この読取手段で読取られた画像から上記郵便物の宛名情
    報を認識する認識手段と、 この認識手段で宛名情報の認識が不能であった際、上記
    読取手段で読取られた画像が、予め設定された複数の画
    像特性を満たしている場合に上記郵便物の読取りが裏返
    しであることを判定する判定手段と、 この判定手段で裏返しと判定された際、上記郵便物を裏
    返し郵便物専用の区分口に区分する区分手段と、 を具備したことを特徴とする郵便物宛名認識装置。
JP3933598A 1998-02-20 1998-02-20 郵便物宛名認識装置 Abandoned JPH11235554A (ja)

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