JPH11236193A - フォークリフトのフード開閉機構 - Google Patents
フォークリフトのフード開閉機構Info
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Abstract
業の作業性を損なわない開放位置に保持し、かつ開閉途
中にフードがハンドルに干渉するのを回避する。 【解決手段】 後側の両支柱5に固定されたブラケット
11にヒンジ12を介してバッテリフード9が回動可能に支
持されている。ヒンジ12はブラケット11に固定される一
対の固定片13と、固定片13に支軸14aを介してその第1
端部が回動可能に支持された一対の第1レバー15と、第
1レバー15の第2端部に支軸14bを介して基端が回動可
能に支持された第2レバー16とから構成されている。機
台フレームとバッテリフード9との間には、ロッド20a
が突出側に付勢されたダンパー19が配設されている。ダ
ンパー19はシリンダ20側の端部が機台フレームに軸21を
介して回動可能に連結され、ロッド20a側の端部がバッ
テリフード9に突設されたブラケット22にピン23を介し
て回動可能に連結されている。
Description
フード開閉機構に係り、詳しくはバッテリフォークリフ
トのバッテリ収容部あるいはエンジンフォークリフトの
エンジン収容部の上方を覆うとともに、上面に座席を有
するフードの開閉機構に関するものである。
者が着座する座席が、バッテリ収容部あるいはエンジン
収容部の上方を覆うフードの上面に設けられている。ま
た、フォークに荷を載せたときの安定性及びフォークリ
フトの走行安定性を保つため、フォークリフトの車体の
後側には、カウンタウェイトが設けられている。
の後部寄りでカウンタウェイトの前方にバッテリ収容部
が設けられ、このバッテリ収容部に複数のバッテリセル
を収容したバッテリケースからなるバッテリが収容され
る。そして、バッテリ交換時にはフードが全開された状
態で、バッテリがバッテリ収容部から取り出され、新し
いバッテリあるいは充電された状態のバッテリがバッテ
リ収容部に収容される。バッテリの取り出しは、バッテ
リフードを開放位置に配置した後、バッテリケースの掛
止孔に掛止されたワイヤを介してバッテリをクレーン等
で吊り上げた後、車体の幅方向に移動させることにより
行われる。
示すように、車体フレーム(支柱)51にブラケット5
2を介して回動可能に支持されたヒンジ53を備え、そ
の先端側にフード54が固定された構成のものが一般的
である。
は図8に示すように、車体フレーム51の前後2点にお
いて可動リンク55,56を取り付け、エンジンフード
57を可動リンク55,56の先端に回動可能に連結
し、エンジンフード57の全開時にエンジンフード57
をカウンタウエイト58の上に平行移動させるものが開
示されている。また、同公報には、エンジンフード57
を支持する可動リンク55,56の位置を変更して、エ
ンジンフード57の全開時にエンジンフード57が閉鎖
位置の上方に平行移動される構成のものも開示されてい
る。
れたステアリングホイール(ハンドル)59及び荷役操
作用の荷役レバー60(1本のみ図示)は、運転者が操
作し易い位置に配設されており、その位置はフード先端
の上方に近くなる。従って、フード54をその後側に回
動中心を有するヒンジ53を使用して支持する従来の構
成では、フード54の回動中心を上側に位置させるのが
難しい。また、フード54の最大開放角度はフード54
の上面に装備された座席(シート)61がカウンタウエ
イト58と当接する角度に規制される。従って、フード
の全開状態において、フード54の基端がバッテリ収容
部又はエンジン収容部の上方の比較的低い位置に配置さ
れた状態となる。その結果、特にバッテリフォークリフ
トにおいてバッテリの交換作業時にフード54がバッテ
リケースと干渉して、作業性が低下するという問題があ
る。
くなると、より顕著になる。なぜならば、側壁54aが
高くなるほどフード54の回動軌跡の最大半径Rmax が
大きくなるとともに、開放位置において前側に突出する
側壁54aの長さが長くなり、バッテリケースと干渉し
易くなる。従って、バッテリフォークリフトの場合はフ
ードとして側壁の低いものを使用して、バッテリケース
とフードとの干渉を回避するようにしていた。そのた
め、従来はバッテリフォークリフトのフードと、エンジ
ンフォークリフトのフードとを共通にすることはでき
ず、それぞれ専用のフードが必要となり、製造コストが
高くなっていた。
ドル59の干渉をさけるため、ハンドル59を支持する
コラムを前方に傾動可能に構成したものもある。しか
し、ハンドルを傾動できる角度には種々の規制要因があ
り、必ずしも全てのフードとの干渉を回避できる位置ま
で傾動させることは難しく、機構も複雑になる。
開状態においてエンジンフード57がカウンタウエイト
58の上に位置するため、エンジン収容部の上方は完全
に開放される。しかし、バッテリフォークリフトではバ
ッテリケースの幅はカウンタウエイト58の左右両側に
位置する支柱の間隔より広く、フードの幅も支柱の間隔
より広いため、前記の構成をバッテリフォークリフトに
適用するのは難しい。バッテリケースの幅より支柱の間
隔を広くすると、フードの取付けのためにフォークリフ
トの車幅が大きくなるという問題がある。また、エンジ
ンフード57を閉鎖位置の上方に平行移動させる構成
は、バッテリ交換時にバッテリケースをクレーンで吊り
上げる作業ができなくなり、バッテリフォークリフトに
適用することはできない。
のであって、その目的は開放位置に配置されたフード
を、エンジンフォークリフトにおけるエンジンのメンテ
ナンス作業、あるいはバッテリフォークリフトにおける
バッテリの点検及びバッテリ収容部からのバッテリケー
スの取り出し及び収容のための作業の作業性を損なわな
い状態に保持でき、しかも開閉途中にフードがステアリ
ングホイール(ハンドル)や荷役レバーに干渉するのを
回避できるフォークリフトのフード開閉機構を提供する
ことにある。
め、請求項1に記載の発明では、フォークリフトのバッ
テリ収容部又はエンジン収容部を覆うとともにその上面
に座席が装備されるフードの開閉機構であって、前記フ
ードの後方に回動中心を有し、フォークリフトの車体に
対して車体の幅方向と直交する面内で回動可能に支持さ
れ、かつ前記フードの閉鎖状態において斜め下側後方に
向かって延びる基準位置に配置されるとともに、該基準
位置より下方への回動が規制されたレバーと、基端側に
突設された支持部が前記レバーに回動可能に連結された
フードと、前記車体と前記フードとの間に設けられ、車
体側及びフード側に対する回動可能な連結部間の距離が
伸縮可能に構成されるとともに伸長側に付勢され、かつ
車体側の連結部の位置が前記レバーの回動中心より前側
下方に設けられた付勢手段とを備えた。
は前記フードが閉鎖位置から全開位置に回動される際
に、フード先端がフォークリフトのハンドルより高くな
るまでは、前記支持部を介して前記レバーに作用する付
勢力の方向が、レバーを基準位置より下方へ回動させる
方向となるように前記車体側及びフード側に対する連結
部の位置が設定されている。
請求項2に記載の発明において、前記支持部は前記フー
ドと別体に形成されたヒンジの一部を構成するととも
に、締結部材を介してフードに固定されている。
求項3のいずれか一項に記載の発明において、前記付勢
手段はシリンダ及び該シリンダに対して出没可能かつ突
出側に付勢されたロッドを備え、第1端部が車体側に回
動可能に連結されるとともに、第2端部がフード側に回
動可能に連結されている。
求項4のいずれか一項に記載の発明において、前記付勢
手段は前記フードの閉鎖状態においてフード側の連結部
の位置が車体側の連結部の位置より下方に位置するよう
に配設されている。
求項5のいずれか一項に記載の発明において、前記付勢
手段は前記フードが全開位置に配置された状態で前記連
結部間の距離が最大となり、かつ前記レバーが斜め上側
後方に向かって延びる状態となるように配設されてい
る。
ドはレバーに対する支持部の連結部あるいはレバーの回
動中心を中心として回動される。フードが閉鎖位置から
全開位置へ回動されるとき、支持部を介してレバーに作
用する付勢手段の付勢力の方向が、レバーを基準位置よ
り上方へ回動させる方向になるまでは、レバーが基準位
置に保持される。そして、フードは基準位置に配置され
たレバーと支持部の連結部を中心に回動される。前記付
勢手段の付勢力の方向が、レバーを基準位置より上方へ
回動させる方向になると、レバーが上方へ回動され、フ
ードは上方へ移動される。そして、フードが全開位置に
配置された状態においては、フードの下端の位置は、支
持部の回動中心をレバーの回動中心位置に設定した従来
の構成に比較して、レバーの回動中心と支持部の回動中
心との距離のほぼ2倍程度上方に移動可能となる。
載の発明において、前記フードが閉鎖位置から全開位置
に回動されるとき、少なくともフードの先端がフォーク
リフトのハンドルより高くなるまでは、フードは基準位
置に保持されたレバーと支持部との連結部を回動中心と
した最小半径で上方に回動される。そして、フードの先
端がフォークリフトのハンドルより高くなった後、レバ
ーが上方へ回動されフードはさらに上方へ移動される。
請求項2に記載の発明において、前記支持部はヒンジの
一部を構成するように前記フードと別体に形成され、締
結部材を介してフードに固定されている。従って、フォ
ークリフトの機種対応してフードに対する前記ヒンジの
取り付け位置を変更することにより、支持部の突出長さ
が異なる場合に簡単に対処できる。
求項3のいずれか一項に記載の発明において、前記付勢
手段は直線状に伸縮され、フードが閉鎖位置から回動さ
れるのに伴ってロッドが突出される。付勢手段のフード
側の連結部の位置が車体側の連結部の位置より高くなっ
た後は、付勢手段の付勢力はフードを開放側に付勢する
作用も果たす。
求項4のいずれか一項に記載の発明において、フードが
閉鎖位置に配置された状態においては、前記付勢手段の
付勢力はフードを閉鎖側へ付勢するように働く。
求項5のいずれか一項に記載の発明において、全開位置
に配置されたフードを閉鎖位置に回動させるには、付勢
手段の付勢力に抗してフードを押し下げながら前方へ回
動させる。全開位置においてレバーが斜め上側後方に向
かって延びる状態あるため、フードを押し下げる力によ
りレバーが確実に後方に回動を開始し、フードが閉鎖位
置側へ円滑に回動される。
リフト(以下、単にフォークリフトという)1に具体化
した一実施の形態を図1〜図6に従って説明する。図3
に示すように、バッテリフォークリフト(以下単にフォ
ークリフトという)1の車体を構成する機台フレーム1
aの前側にはマスト2が装備されている。マスト2には
フォーク3がリフトブラケット3aを介して昇降可能に
装備されている。車体の後側には、カウンタウェイト4
が設けられている。車体を構成する機台フレーム1aに
は4本の支柱5が立設され、これらの支柱5及びヘッド
ガード5aによって囲まれた空間により運転室6が構成
されている。
が設けられ、バッテリ収容部7内にはバッテリケース8
に多数のバッテリセル(図示せず)を収容したバッテリ
が収容されるようになっている。バッテリケース8に
は、バッテリケース8を吊り上げるためのワイヤ(図示
せず)が掛止される掛止孔(図示せず)が形成されてい
る。
のバッテリフード9が回動(開閉)可能に配設され、そ
の上壁9aの上面に座席10(図3にのみ図示)が装備
されている。バッテリフード9はその幅が後側の一対の
支柱5の間隔より広く形成され、座席10の幅は支柱5
の間隔より狭く形成されている。
テリケース8の上端と上壁9aとの距離が大きくなるよ
うに、側壁9b及び前壁9cが高く形成されている。ま
た、バッテリフード9はその下側の幅が後側の両支柱5
の間隔より広く形成され、かつ全開位置に配置された状
態で上壁9aが両支柱5の間に進入可能な形状に形成さ
れている。図2に示すように、この実施の形態ではバッ
テリフード9は上側の幅が下側の幅より狭くなるよう
に、両側壁9bは上側がバッテリフード9の内側に向か
う斜状に形成されている。
はそれぞれブラケット11(図1及び図4に図示)が固
定されている。各ブラケット11にはバッテリフード9
を回動可能に支持するため、図4及び図5に示すよう
な、特殊なヒンジ12が固定されている。ヒンジ12は
ブラケット11に固定される一対の固定片13と、固定
片13に支軸14aを介してその第1端部が回動可能に
支持された一対の第1レバー15と、第1レバー15の
第2端部に支軸14bを介して基端が回動可能に支持さ
れた第2レバー16とから構成されている。第2レバー
16にはねじ孔16aが2個形成されている。また、ブ
ラケット11はL字状に形成され、図4に示すように、
支柱5に対する取付部11aと直交する支持部11bに
第1レバー15及び第2レバー16との干渉を避けるた
めの切り欠き部11cが形成されている。なお、図示の
都合上、固定片13、第1レバー15及び第2レバー1
6の長さの関係並びにねじ孔16aの間隔は図1と異な
っている。
が所定の範囲内で往復回動可能に構成されている。この
実施の形態では図1に示すように固定片13が水平に固
定された状態で、第1レバー15が固定片13を基準と
してほぼ90度〜260度の範囲で回動可能となってい
る。第1レバー15はバッテリフード9の後方に回動中
心を有し、フォークリフト1の車体に対して車体の幅方
向と直交する面内で回動可能に支持され、かつバッテリ
フード9の閉鎖状態において斜め下側後方に向かって延
びる図1に実線で示す基準位置に配置されるとともに、
該基準位置より下方への回動が規制されたレバーを構成
する。
先端側がバッテリフード9の内部に挿通された状態で、
締結部材としてのボルト17を介してバッテリフード9
に固定されている。バッテリフード9の内側には支持プ
レート18が一体に形成され、第2レバー16は支持プ
レート18の左右両側にそれぞれ形成された孔(図示せ
ず)を貫通し、ねじ孔16aに螺合するボルト17によ
り支持プレート18に締め付け固定されている。第2レ
バー16はバッテリフード9の基端側に突設され、前記
レバー(第1レバー15)に回動可能に連結された支持
部を構成する。
間には所謂ダンパー19が配設されている。ダンパー1
9はシリンダ20及び該シリンダ20に対して出没可能
かつ突出側に付勢されたロッド20aを備えている。ロ
ッド20aは伸縮可能に形成されている。そして、ダン
パー19はシリンダ20側の端部(第1端部)が機台フ
レーム1aに固定されたブラケット(図示せず)に連結
部としての軸21を介して回動可能に連結され、ロッド
20a側の端部(第2端部)が支持プレート18の下面
に突設されたブラケット22に連結部としてのピン23
を介して回動可能に連結されている。軸21は支軸14
aより前側下方に設けられている。図2に示すように、
この実施の形態ではブラケット22はバッテリフード9
の幅方向の中央に突設され、ダンパー19はバッテリフ
ード9に対してその幅方向の中央部において連結されて
いる。
る回動可能な連結部間の距離が伸縮可能に構成されると
ともに伸長側に付勢され、かつ車体側の連結部の位置が
前記レバー(第1レバー15)の回動中心より前側下方
に設けられた付勢手段を構成する。
置から全開位置に回動される際に、バッテリフード9の
先端が少なくともフォークリフト1のハンドル24より
高くなるまでは、第2レバー16を介して第1レバー1
5に作用する付勢力の方向が、第1レバー15を基準位
置より下方へ回動させる方向となるように、軸21及び
ピン23の位置が設定されている。この実施の形態では
バッテリフード9が車体の前後方向に対してほぼ垂直に
延びる位置まで回動した状態で、第2レバー16を介し
て第1レバー15に作用する付勢力の方向が第1レバー
15を基準位置より上方へ回動させる方向となるよう
に、軸21及びピン23の位置が基準位置に配置された
状態の第1レバー15の位置に関連して設定されてい
る。また、ダンパー19はバッテリフード9が全開位置
に配置された状態で軸21及びピン23間の距離が最大
となり、かつ第1レバー15が斜め上側後方に向かって
延びる状態となるように配設されている。
ド9に設けられた係止部と係止可能なフック(いずれも
図示せず)が設けられている。そして、バッテリフード
9が閉鎖位置に配置された状態でフックが係止部に係止
されて、バッテリフード9が閉鎖位置に保持されるよう
になっている。
機構の作用を説明する。図6はバッテリフード9の開閉
動作時における、第1レバー15、第2レバー16及び
ダンパー19の位置関係を示す模式図である。第2レバ
ー16の先端とダンパー19のピン23との位置関係は
常に一定となる。バッテリフード9はバッテリ交換時あ
るいは点検時以外は、図1及び図3に実線で示す閉鎖状
態に保持される。ダンパー19は直線状に伸縮され、ダ
ンパー19のバッテリフード9側の連結部(ピン23)
の位置が車体側の連結部(軸21)の位置より高くなる
までは、バッテリフード9を開放側に付勢する作用はな
いが、それ以降はバッテリフード9を開放側に付勢す
る。バッテリフード9が閉鎖位置に配置された状態で
は、ダンパー19の付勢力はバッテリフード9に対して
斜め下方に向かうように作用する。従って、前記付勢力
はバッテリフード9を閉鎖位置側へ押圧するように作用
する。
バッテリケース8を取り出すときには、まず、バッテリ
フード9を閉鎖位置に保持するための、フックと係止部
との係止状態が解除され、バッテリフード9が開放可能
な状態となる。この状態で作業者がバッテリフード9の
先端を手で持って、上方へ回動させる。第1レバー15
は第2レバー16を介して第1レバー15に作用するダ
ンパー19の付勢力の方向が、第1レバー15を基準位
置より上方(図1、図6(a)の反時計回り方向)へ回
動させる方向になるまでは、基準位置に保持される。即
ち、図1に示す閉鎖位置の状態からバッテリフード9が
開放側(図1の時計回り方向)に回動されたとき、図6
(b)に実線で示すように第2レバー16が第1レバー
15と一直線状になるまでは、ダンパー19の付勢力は
第1レバー15を図6(a)の時計回り方向に回動させ
る方向となる。従って、その間は、第1レバー15が基
準位置に保持され、バッテリフード9は当該位置に固定
された第1レバー15の支軸14bを回動中心として回
動される。従って、バッテリフード9の先端の回動軌跡
の半径は最小の状態に保持される。そして、バッテリフ
ード9はその先端がハンドル24や荷役レバー(図示せ
ず)と干渉せずに回動される。
リフード9の開放側の回動に伴って第2レバー16がさ
らに図6(b)の時計回り方向に回動されると、ダンパ
ー19の付勢力は第1レバー15を図6(b)の反時計
回り方向に回動させる方向となる。そして、図6(b)
に鎖線で示すように第1レバー15が支軸14aを中心
として図6(b)の反時計回り方向に回動され、第2レ
バー16の基端が閉鎖位置より上方へ移動を開始する。
そして、ダンパー19が最も延びた状態でバッテリフー
ド9が全開位置となり、バッテリフード9はその位置で
保持される。この状態では図6(c)に示すように、第
1レバー15は斜め上側後方に向かって延びる状態とな
る。また、この状態では図1に鎖線で示すように、バッ
テリフード9の一部が支柱5の間に進入し、側壁9bが
支柱5のクッションラバー(図示せず)に当接する状態
となる。そして、この状態ではダンパー19はバッテリ
フード9を開放側へ付勢する作用をなすため、バッテリ
フード9は開放位置に保持される。
9が不意に閉じることのないように、図示しない公知の
ロック機構によりバッテリフード9が開放状態にロック
される。ロック機構はバッテリフード9の全開と同時に
ロック状態となり、バッテリフード9を閉じるときは作
業者がロック機構の解除操作を行う。
ド9の位置が、従来の単純な構造(1軸構造)のヒンジ
を使用してその回動中心を支軸14aの位置にした場合
の全開状態に対応する位置である。図1にBで示すこの
実施の形態の場合のバッテリフード9の位置は、従来の
構成の場合に比較して、バッテリフード9の基端の高さ
がほぼ第1レバー15の長さの2倍の距離だけ上方に移
動される。
8の掛止孔にワイヤのフックを掛止して、クレーンによ
りワイヤを介してバッテリケース8をバッテリ収容部7
内から吊り上げる。そして、バッテリケース8の下端が
バッテリ収容部7の上端より高くなるまで上昇させた
後、ダンパー19の配設側と反対側へ車体の幅方向に移
動させて図示しないバッテリ運搬車上に載せる。
ているバッテリセルが収容されたバッテリケース8を、
取り出し作業と逆の順序でバッテリ収容部7に収容す
る。そして、バッテリフード9を閉鎖位置まで回動させ
た後、フックが係止部に係止する係止位置に配置され
て、バッテリ交換作業が終了する。
る際には、バッテリフード9の先端を持ってダンパー1
9の付勢力に抗してバッテリフード9を押し下げながら
前方へ回動させる。全開位置において第1レバー15が
斜め上側後方に向かって延びる状態あるため、バッテリ
フード9を押し下げる力により第1レバー15が確実に
後方(バッテリフード9を閉鎖側へ移動させる方向)に
回動を開始し、バッテリフード9が閉鎖位置側へ円滑に
回動される。
動中心との距離が、全閉位置の場合より大きくなり、全
開時におけるバッテリフード9の下端とバッテリ収容部
7との距離が大きくなる。即ち、バッテリフード9を支
持するヒンジ12の固定位置を従来と同じにしたとき、
全開状態におけるバッテリフード9の基端の位置が従来
より高くなる。従って、バッテリの点検及びバッテリ収
容部7からのバッテリケース8の取り出し及び収容のた
めの作業の作業性が向上する。
全開位置に回動されるとき、少なくともバッテリフード
9の先端がフォークリフト1のハンドル24より高くな
るまでは、バッテリフード9は基準位置に保持された第
1レバー15と第2レバー16との連結部(支軸14
a)を回動中心とした最小半径で上方に回動される。従
って、開閉途中においてバッテリフード9がハンドル2
4や荷役レバーと干渉するのを回避できる。
持する支持部が、ヒンジ12の第2レバー16としてバ
ッテリフード9と別体に形成されるとともに、ボルト1
7を介してバッテリフード9に固定されている。従っ
て、フォークリフトの機種によってバッテリフード9か
ら突出する支持部の長さが異なっても、バッテリフード
9へのヒンジ12の取り付け位置を変更することにより
簡単に対処でき、支持部をバッテリフード9に一体に形
成したものに比較してバッテリフード9の製造が容易に
なる。
成されているため、市販品をそのまま使用できて構造も
簡単になる。 (5) バッテリフード9が閉鎖位置に配置された状態
においては、ダンパー19の付勢力はバッテリフード9
を閉鎖側へ付勢するように働くため、バッテリフード9
を閉鎖位置に保持するための保持手段(例えば係止部と
フックの組み合わせ)を省略することが可能になる。
が斜め上側後方に向かって延びる状態あるため、バッテ
リフード9を押し下げる力により第1レバー15が確実
にバッテリフード9の閉鎖方向に回動を開始し、バッテ
リフード9が閉鎖位置側へ円滑に回動される。
9の基端の位置が従来より上側に移動されるため、バッ
テリフード9上に装備された座席10がカウンタウエイ
ト4と干渉することによって開放角が規制されることを
回避できる。
9の基端の高さは、第1レバー15の長さとダンパー1
9のストロークにより設定できるため、機種に応じてバ
ッテリフード9の全開位置を適正な位置に設定するのが
簡単になる。
くすることが可能となり、バッテリフード9をエンジン
フォークリフトのエンジンフードと共通の形状にするこ
とができ、フードの製造コストを低減できる。また、側
壁9bの上部を内側に向かって斜状に形成することによ
り、支柱5との干渉を避けた状態でバッテリフード9の
全開位置をより後方に移動させることができる。
ッテリフード9の内側においてバッテリフード9に連結
されているため、付勢手段が障害物と接触することを回
避できる。
ッテリフード9の中央に設けられているため、付勢手段
による付勢力がバッテリフード9にバランス良く作用
し、バッテリフード9の開閉動作が円滑に行われ易くな
る。
て、バッテリフード9の側壁9bの高さが高くなるた
め、バッテリフード9の内容積が大きくなる。従って、
バッテリフード9の内側に電装部品や補機を配設するこ
とも可能になる。
ではなく、例えば、次のように具体化してもよい。 ○ バッテリフード9に対するダンパー19の連結位置
はバッテリフード9の中央に限らず、中央から偏倚した
位置であってもよい。また、ダンパー19を1個ではな
く複数個設けてもよい。ダンパー19をバッテリフード
9の左右両側に一対設けた場合はダンパー19の付勢力
がバッテリフード9にバランス良く作用するとともに、
各ダンパー19として付勢力の小さなものを使用でき
る。
の連結構成として、第2レバー16に形成したねじ孔1
6aにボルト17を螺合する代わりに、第2レバー16
及び支持プレート18に形成した孔を貫通するボルト1
7と、該ボルト17に螺合するナットを使用してもよ
い。また、支持プレート18及び第2レバー16のいず
れか一方に雄ねじが形成されたピンを突設し、他方にそ
のピンが貫通する孔を形成し、雄ねじに螺着されるナッ
トで第2レバー16を支持プレート18に締め付け固定
してもよい。
設けられた支持プレート18やブラケット等を介してバ
ッテリフード9に固定する代わりに、バッテリフード9
に直接ボルトやナットを介して固定してもよい。
レバー15に連結される支持部をバッテリフード9に一
体に形成し、該支持部を貫通する支軸14bを介してバ
ッテリフード9を第1レバー15に回動可能に連結して
もよい。
に連結された複数のレバー(好ましくは断面コ字状のレ
バー)と、該レバーを伸長方向に付勢するばねとで付勢
手段を構成してもよい。
ド9の閉鎖状態においてフード側の連結部の位置が車体
側の連結部の位置より下方に配置される位置に限らず、
両連結部が同じ高さあるいはフード側の連結部が上方に
配置される位置でもよい。この場合はバッテリフード9
の閉鎖状態において付勢手段がフードを閉鎖側に付勢し
ないため、閉鎖状態に保持する保持手段が必要になる。
が全開位置に配置された状態で斜め上側後方に延びる状
態に限らず、真上に向かって延びる状態や上側前方に向
かって延びる状態となるように配設してもよい。
レバー16に対して支軸14a,14bによって連結し
たヒンジ12の一部品として構成する代わりに、機台フ
レーム1a又は支柱5に直接あるいはブラケットを介し
て支持された支軸に第1レバー15を回動可能に支持し
てもよい。この場合、基準位置に配置された第1レバー
15と係合して、第1レバー15の基準位置から前側へ
の回動を規制する規制部材が機台フレーム1aに設けら
れる。
側と同様に後部側の支柱5の間隔より広く形成してもよ
い。この場合、バッテリフード9の全開位置は支柱5よ
り前側になる。
ォークリフトのエンジンフードに適用してもよい。エン
ジンフードに適用した場合も、前記各実施の形態に対応
した効果のうちバッテリフォークリフトに特有な効果を
除いた効果が得られる。
載以外の技術的思想(発明)について、以下にその効果
とともに記載する。 (1) 請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の発
明において、前記付勢手段は前記フードの内側において
フードに連結されている。この場合、付勢手段がフード
の側壁より外側に突出しないため、走行中に付勢手段が
障害物と接触することを回避できる。
いずれか一項に記載の発明において、付勢手段はフード
に対してその幅方向の中央部において連結されている。
この場合、付勢手段が1個であっても付勢手段による付
勢力がフードにバランス良く作用し、フードの開閉動作
が円滑に行われ易くなる。
(2)のいずれか一項に記載の発明において、前記フー
ドはその下側の幅が後側の両支柱の間隔より広く、上側
の幅が後側の両支柱の間隔より狭く形成され、かつ開放
位置においてフードが車体の前後方向に対してほぼ垂直
な状態となる。この場合、支柱との干渉を避けた状態で
フードの全開位置をより後方に移動させることができ
る。
(3)のいずれか一項に記載の発明において、前記フー
ドはバッテリフォークリフトのバッテリ収容部を覆うフ
ードである。この場合、バッテリフォークリフトにおけ
るバッテリの点検及びバッテリ交換作業の作業性を損な
わない状態でフードを開放位置に保持でき、しかも開閉
途中にフードがハンドルや荷役レバーに干渉するのを回
避できる。
(4)のいずれか一項に記載のフード開閉機構を備えた
フォークリフト。この場合、エンジンフォークリフトに
おけるエンジンのメンテナンス作業、あるいはバッテリ
フォークリフトにおけるバッテリの点検及びバッテリ交
換作業の作業性を損なわない状態でフードを開放位置に
保持でき、しかも開閉途中にフードがハンドルや荷役レ
バーに干渉するのを回避できる。
に記載の発明によれば、エンジンフォークリフトにおけ
るエンジンのメンテナンス作業、あるいはバッテリフォ
ークリフトにおけるバッテリの点検及びバッテリ交換作
業の作業性を損なわない状態でフードを開放位置に保持
でき、しかも開閉途中にフードがハンドルや荷役レバー
に干渉するのを回避できる。
においてバッテリフードがハンドルと干渉するのを確実
に回避できる。請求項3に記載の発明によれば、フォー
クリフトの機種によってフードから突出する支持部の長
さが異なっても、フードへのヒンジの取り付け位置を変
更することにより簡単に対処でき、支持部をフードに一
体に形成したものに比較してフードの製造が容易にな
る。
を所謂ダンパーで構成することができ、付勢手段に市販
品をそのまま使用することが可能で構造も簡単になる。
請求項5に記載の発明によれば、フードが閉鎖位置に配
置された状態においては、付勢手段の付勢力はフードを
閉鎖側へ付勢するように働くため、フードを閉鎖位置に
保持するための保持手段を省略することが可能になる。
にあるフードの閉鎖時に、フードを押し下げる力により
レバーが確実にフードの閉鎖方向に回動を開始し、フー
ドが閉鎖位置側へ円滑に回動される。
図。
関係を示す模式図。
図。
ム、7…バッテリ収容部、9…フードとしてのバッテリ
フード、10…座席、12…ヒンジ、14a…回動中心
としての支軸、15…レバーとしての第1レバー、16
…支持部としての第2レバー、17…締結部材としての
ボルト、19…付勢手段としてのダンパー、20…シリ
ンダ、20a…ロッド、21…連結部としての軸、23
…連結部としてのピン、24…ハンドル。
Claims (6)
- 【請求項1】 フォークリフトのバッテリ収容部又はエ
ンジン収容部を覆うとともにその上面に座席が装備され
るフードの開閉機構であって、 前記フードの後方に回動中心を有し、フォークリフトの
車体に対して車体の幅方向と直交する面内で回動可能に
支持され、かつ前記フードの閉鎖状態において斜め下側
後方に向かって延びる基準位置に配置されるとともに、
該基準位置より下方への回動が規制されたレバーと、 基端側に突設された支持部が前記レバーに回動可能に連
結されたフードと、 前記車体と前記フードとの間に設けられ、車体側及びフ
ード側に対する回動可能な連結部間の距離が伸縮可能に
構成されるとともに伸長側に付勢され、かつ車体側の連
結部の位置が前記レバーの回動中心より前側下方に設け
られた付勢手段とを備えたフォークリフトのフード開閉
機構。 - 【請求項2】 前記付勢手段は前記フードが閉鎖位置か
ら全開位置に回動される際に、フード先端がフォークリ
フトのハンドルより高くなるまでは、前記支持部を介し
て前記レバーに作用する付勢力の方向が、レバーを基準
位置より下方へ回動させる方向となるように前記車体側
及びフード側に対する連結部の位置が設定されている請
求項1に記載のフォークリフトのフード開閉機構。 - 【請求項3】 前記支持部は前記フードと別体に形成さ
れたヒンジの一部を構成するとともに、締結部材を介し
てフードに固定されている請求項1又は請求項2に記載
のフォークリフトのフード開閉機構。 - 【請求項4】 前記付勢手段はシリンダ及び該シリンダ
に対して出没可能かつ突出側に付勢されたロッドを備
え、第1端部が車体側に回動可能に連結されるととも
に、第2端部がフード側に回動可能に連結されている請
求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のフォークリフ
トのフード開閉機構。 - 【請求項5】 前記付勢手段は前記フードの閉鎖状態に
おいてフード側の連結部の位置が車体側の連結部の位置
より下方に位置するように配設されている請求項1〜請
求項4のいずれか一項に記載のフォークリフトのフード
開閉機構。 - 【請求項6】 前記付勢手段は前記フードが全開位置に
配置された状態で前記連結部間の距離が最大となり、か
つ前記レバーが斜め上側後方に向かって延びる状態とな
るように配設されている請求項1〜請求項5のいずれか
一項に記載のフォークリフトのフード開閉機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03879898A JP3900654B2 (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | フォークリフトのフード開閉機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03879898A JP3900654B2 (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | フォークリフトのフード開閉機構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11236193A true JPH11236193A (ja) | 1999-08-31 |
| JP3900654B2 JP3900654B2 (ja) | 2007-04-04 |
Family
ID=12535331
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03879898A Expired - Fee Related JP3900654B2 (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | フォークリフトのフード開閉機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3900654B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6578651B2 (en) * | 2000-07-05 | 2003-06-17 | Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho | Hood opening and closing apparatus for forklift truck |
| US20190308859A1 (en) * | 2018-04-10 | 2019-10-10 | Mitsubishi Logisnext Co., LTD. | Battery electric counterbalanced forklift |
| CN112299311A (zh) * | 2020-11-04 | 2021-02-02 | 合肥德通科贸有限公司 | 一种电动叉车用智能控制手柄 |
-
1998
- 1998-02-20 JP JP03879898A patent/JP3900654B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6578651B2 (en) * | 2000-07-05 | 2003-06-17 | Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho | Hood opening and closing apparatus for forklift truck |
| US20190308859A1 (en) * | 2018-04-10 | 2019-10-10 | Mitsubishi Logisnext Co., LTD. | Battery electric counterbalanced forklift |
| US10703616B2 (en) * | 2018-04-10 | 2020-07-07 | Mitsubishi Logisnext Co., LTD. | Battery electric counterbalanced forklift |
| CN112299311A (zh) * | 2020-11-04 | 2021-02-02 | 合肥德通科贸有限公司 | 一种电动叉车用智能控制手柄 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3900654B2 (ja) | 2007-04-04 |
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