JPH11236553A - 止水シ―ル材 - Google Patents

止水シ―ル材

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JPH11236553A
JPH11236553A JP4182898A JP4182898A JPH11236553A JP H11236553 A JPH11236553 A JP H11236553A JP 4182898 A JP4182898 A JP 4182898A JP 4182898 A JP4182898 A JP 4182898A JP H11236553 A JPH11236553 A JP H11236553A
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pressure
water
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JP4182898A
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Katsuhiko Tachibana
克彦 橘
Manabu Matsunaga
学 松永
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Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 独立気泡または独立気泡と連続気泡との両気
泡を有する発泡構造体を定型の止水シ―ル材として有効
に使用可能にすること、とくにシ―ル性に格段にすぐれ
た上記止水シ―ル材を提供することを目的とする。 【解決手段】 独立気泡または独立気泡と連続気泡との
両気泡を有する発泡構造体の少なくとも一方の面に、基
材上にポリカ―ボネ―ト構造を持つポリマ―を含む粘着
剤組成物からなる層を形成してなる粘着シ―ト類を、上
記の基材が内側となるように設けることにより、止水シ
―ル材Aを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、独立気泡または独
立気泡と連続気泡との両気泡を有する発泡構造体を用い
た定型の止水シ―ル材に関する。
【0002】
【従来の技術】ゴム発泡体は、すぐれたクツシヨン性を
有し、クツシヨン材、パツト材などの用途に有用であ
る。発泡構造体における独立気泡と連続気泡とを比較す
ると、前者は気泡間が立体格子状に隔壁で仕切られた構
造であるのに対して、後者は上記仕切られた一連の気泡
間の隔壁が除去された構造であり、後者の方が力学的に
変形させやすい。しかし、連続気泡は止水作用を全く期
待できないのに対し、独立気泡は気泡間の隔壁のために
反発応力による止水作用を期待できる。
【0003】独立気泡と連続気泡との両気泡を有する発
泡構造体(以下、半独半連の発泡構造体ということもあ
る)は、連続気泡に基づく易変形性による複雑な間隙へ
の充填作業の容易性と、独立気泡に基づく止水性をとも
に期待できるため、複雑な間隙に充填して使用する定型
の止水シ―ル材として適している。
【0004】しかし、独立気泡の発泡構造体や半独半連
の発泡構造体を止水シ―ル材として使用する場合、時間
の経過により、発泡構造体としての反発応力が緩和さ
れ、これに伴つて発泡構造体と被着体界面との接触面圧
が低下し、この界面沿いに水漏れが発生して、止水機能
を果たさなくなることがある。この問題の解決のため、
発泡構造体の両面に粘着剤層を設けて、被着体界面を接
着シ―ルする方法が考えられている。しかるに、粘着剤
層としてアクリル系またはゴム系の一般の粘着剤を用い
ると、これらの粘着剤は組み付けと同時に接着力を発現
するため、位置合わせ、位置直しが難しく、シ―ル作業
に支障をきたしやすい。
【0005】そこで、本発明者らは、独立気泡の発泡構
造体や半独半連の発泡構造体に設ける粘着剤層として、
ポリカ―ボネ―ト構造を持つポリマ―を主成分としたも
のを用いることにより、この粘着剤層がタツクを持たな
いため、直ちには接着せず、したがつて、位置合わせ、
位置直しが容易でシ―ル作業を支障なく行うことがで
き、しかも組み付け後は発泡構造体の反発力によつて徐
々に接着し、発泡構造体の表面と止水する部位の界面と
のシ―ル性が著しく高まることを知り、これを特願平8
−232108号に係る発明として、既に提案してい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発明
者らの引き続く研究によると、上記提案の止水シ―ル材
であつても、高温での長期使用という厳しい条件下で
は、その使用中にシ―ル性がしだいに低下する場合があ
ることを知つた。本発明は、このような事情に照らし、
上記提案の止水シ―ル材をさらに改良して、シ―ル性に
一段とすぐれた定型の止水シ―ル材を得ることを目的と
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的に対し、鋭意検討した結果、高温下での長期使用とい
う厳しい条件下では、発泡構造体の種類により、この構
造体中のある種の成分がポリカ―ボネ―ト構造を持つポ
リマ―を主成分とした粘着剤層に移行する現象がみら
れ、これに起因して上記粘着剤層が劣化して接着性の低
下が起こり、これに伴いシ―ル性が低下してくることを
究明した。
【0008】本発明者らは、この究明に基づき、さらに
検討を加えた結果、発泡構造体上にポリカ―ボネ―ト構
造を持つポリマ―を主成分とした特定の粘着剤層を設け
るにあたり、この粘着剤層の内側に基材を設ける、つま
り、発泡構造体上に基材を介して上記粘着剤層を設けた
ときに、上記粘着剤層の非タツク性によりシ―ル作業の
改善をはかれる一方、上記基材により発泡構造体からの
移行成分が阻止されて上記粘着剤層の劣化を回避でき、
発泡構造体上に上記粘着剤層を直接設ける場合よりもシ
―ル性が向上し、とくに高温下での長期使用という厳し
い条件下でも高いシ―ル性が得られることを知り、本発
明を完成するに至つた。
【0009】すなわち、本発明は、独立気泡または独立
気泡と連続気泡との両気泡を有する発泡構造体の少なく
とも一方の面に、つぎの式; (Rは炭素数2〜20の直鎖状または分枝状の炭化水素
基である)で表わされる繰り返し単位を有するポリカ―
ボネ―ト構造を持つポリマ―を含む粘着剤組成物からな
る層が基材を介して設けられていることを特徴とする止
水シ―ル材(請求項1)に係るものであり、また上記発
泡構造体の一方の面にポリカ―ボネ―ト構造を持つポリ
マ―を含む粘着剤組成物からなる層が基材を介して設け
られているとともに、反対側の面に上記の粘着剤組成物
とは異なる粘着剤層が設けられている上記構成の止水シ
―ル材(請求項2)に係るものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に用いられる粘着剤組成物
は、つぎの式; (Rは炭素数2〜20の直鎖状または分枝状の炭化水素
基である)で表わされる繰り返し単位を有するポリカ―
ボネ―ト構造を持つポリマ―を含んでなるものであり、
上記ポリマ―の分子量は、重量平均で1万以上、好まし
くは3万以上、より好ましくは5万以上(通常30万ま
で)であるのがよい。
【0011】上記のポリマ―には、ポリカ―ボネ―トジ
オ―ル(またはその誘導体)とジカルボン酸とから合成
されるポリエステル、ポリカ―ボネ―トジカルボン酸と
ジオ―ルとから合成されるポリエステル、ポリカ―ボネ
―トジオ―ルとジイソシアネ―トとから合成されるポリ
ウレタンなどがあり、とくにポリカ―ボネ―トジオ―ル
とジカルボン酸とから合成されるポリエステルが好まし
い。
【0012】このポリエステルは、ポリカ―ボネ―トジ
オ―ルを必須としたジオ―ル成分と炭素数が2〜20の
脂肪族または脂環族の炭化水素基を分子骨格とするジカ
ルボン酸を必須としたジカルボン酸成分とを、常法にし
たがい、無触媒または適宜の触媒を用いてエステル化反
応させることにより、得られるものである。この反応に
際し、ジオ―ル成分とジカルボン酸成分とは、得られる
ポリエステルの分子量が前記範囲となるように、当モル
反応とするのが望ましいが、エステル化反応を促進する
ために、どららかを過剰に用いて反応させてもよい。
【0013】ここで用いられるポリカ―ボネ―トジオ―
ルは、つぎの式; (Rは炭素数2〜20の直鎖状または分枝状の炭化水素
基である)で表わされる繰り返し単位を有するジオ―ル
で、数平均分子量は、400以上、好ましくは900以
上(通常1万まで)であるのがよい。具体的には、ポリ
ヘキサメチレンカ―ボネ―トジオ―ル、ポリ(3−メチ
ルペンテンカ―ボネ―ト)ジオ―ル、ポリプロピレンカ
―ボネ―トジオ―ル、これらの混合物や共重合物などが
ある。市販品としては、ダイセル化学工業(株)製の
「PLACCEL CD205PL」、「同CD208
PL」、「同CD210PL」、「同CD220P
L」、「同CD205HL」、「同CD208HL」、
「同CD210HL」、「同CD220HL」などが挙
げられる。
【0014】ジオ―ル成分としては、必要により、エチ
レングリコ―ル、プロピレングリコ―ル、ブタンジオ―
ル、ヘキサンジオ―ル、オクタンジオ―ル、デカンジオ
―ル、オクタデカンジオ―ルなどの直鎖状のジオ―ルや
分枝状のジオ―ルなどを併用してもよい。これらのジオ
―ルは、ジオ―ル成分全体の50重量%以下、好ましく
は30重量%以下の使用量とするのがよい。また、ポリ
マ―を高分子量化するために、3官能以上のポリオ―ル
成分を少量添加してもよい。
【0015】また、ジカルボン酸成分は、炭素数が2〜
20の脂肪族または脂環族の炭化水素基を分子骨格とし
たもので、上記の炭化水素基が直鎖状のものでも分枝状
のものであつてもよい。具体的には、コハク酸、メチル
コハク酸、アジピン酸、ピメリツク酸、アゼライン酸、
セバシン酸、1,12−ドデカン二酸、1,14−テト
ラデカン二酸、テトラヒドロフタル酸、エンドメチレン
テトラヒドロフタル酸、これらの酸無水物や低級アルキ
ルエステルなどが挙げられる。
【0016】本発明では、通常、このようなポリエステ
ルをはじめとするポリカ―ボネ―ト構造を持つポリマ―
を適宜の手段で架橋処理して、耐熱性などの耐久性にす
ぐれたタツクのない粘着剤組成物とすることができる。
架橋方法は任意でよいが、一般に、ポリエステルなどの
ポリマ―に含まれる水酸基および/またはカルボキシル
基と反応しうる官能基を有する化合物を添加して反応さ
せる、いわゆる架橋剤を用いる方法が望ましい。架橋剤
には、ポリイソシアネ―ト化合物、エポキシ化合物、ア
ジリジン化合物、金属キレ―ト化合物、金属アルコキシ
ド化合物などがあるが、とくにポリイソシアネ―ト化合
物が好ましく用いられる。
【0017】ポリイソシアネ―ト化合物としては、エチ
レンジイソシアネ―ト、ブチレンジイソシアネ―ト、ヘ
キサメチレンジイソシアネ―トなどの低級脂肪族ポリイ
ソシアネ―ト類、シクロペンチレンジイソシアネ―ト、
シクロヘキシレンジイソシアネ―ト、イソホロンジイソ
シアネ―トなどの脂環族ポリイソシアネ―ト類、2,4
−トリレンジイソシアネ―ト、4,4´−ジフエニルメ
タンジイソシアネ―ト、キシリレンジイソシアネ―トな
どの芳香族ポリイソシアネ―ト類などがあり、そのほか
に、トリメチロ―ルプロパンのトリレンジイソシアネ―
ト付加物やヘキサメチレンジイソシアネ―ト付加物など
も用いられる。
【0018】これらの架橋剤は、その1種を単独でまた
は2種以上の混合系で使用できる。使用量は、架橋する
べきポリエステルなどのポリマ―とのバランスにより、
また粘着剤組成物の使用目的により、適宜選択される。
一般には、ポリエステルなどのポリマ―100重量部に
対して、0.5〜5重量部の割合とするのがよく、これ
によりシ―ル性を発揮するための接着性と取り付け作業
を容易にするためのタツクフリ―とのバランス特性に好
結果が得られる。
【0019】上記の粘着剤組成物には、従来公知の各種
の粘着付与剤を配合してもよい。粘着付与剤の配合によ
り、接着力と耐久性などのバランスがとりやすくなるこ
ともある。また、無機または有機の充填剤、金属粉、顔
料などの粉体、粒子状物、箔状物などの従来公知の各種
の添加剤を任意に配合できる。さらに、老化防止剤の添
加により、耐久性の向上を図るようにしてもよい。
【0020】本発明に用いられる基材には、粘着シ―ト
類の基材として使用されているものを広く使用でき、た
とえば、不織布などの多孔性基材、プラスチツクフイル
ム、金属箔などが用いられる。これらの中でも、発泡構
造体からの移行成分の防止という観点より、プラスチツ
クフイルムや金属箔、とくにプラスチツクフイルムが好
ましく用いられる。基材の厚さは、上記材質に応じて適
宜選択されるが、プラスチツクフイルムでは、通常5〜
100μmであるのがよい。
【0021】本発明に用いられる発泡構造体は、独立気
泡または連続気泡と独立気泡の両気泡を有するものであ
れば、公知の各種のものを使用できる。この発泡構造体
の製造には、天然ゴムまたは合成ゴム(クロロプレンゴ
ム、エチレン・プロピレン・タ―ポリマ―など)、加硫
剤、発泡剤、充填剤などをバンバリ―ミキサや加圧ニ―
ダなどの混練り機で混練したのち、カレンダ、押し出し
機、コンベアベルトキヤステイングなどにより連続的に
混練しつつシ―ト状、ロツド状に成形し、これを加熱し
て加硫、発泡させ、さらに必要によりこの加硫発泡体を
所定形状に裁断加工する方法や、天然ゴムまたは合成ゴ
ム、加硫剤、発泡剤、充填剤などをミキシングロ―ルな
どで混練し、この混練組成物をバツチ式により、型で加
硫、発泡ならびに成形する方法などを使用することがで
きる。
【0022】本発明の止水シ―ル材は、このような発泡
構造体上に、上記の基材を介して、上記のポリカ―ボネ
―ト構造を持つポリマ―を含む粘着剤組成物からなる層
を、その厚さが通常2〜100μmとなるように設けて
なるものである。基材を介して設けられる上記の粘着剤
組成物からなる層は、発泡構造体の片面だけでなく、必
要により両面に設けるようにしてもよい。設け方は任意
でよいが、一般には、あらかじめ基材上に上記の粘着剤
組成物からなる層を形成した粘着シ―ト類を作製してお
き、これを基材を内側にして発泡構造体上に積層すれば
よい。その際、適宜の接着剤(粘着剤)を用いて積層す
るか、あるいは熱融着により積層すればよい。接着剤
(粘着剤)を用いて積層する場合、この接着剤(粘着
剤)をあらかじめ上記粘着シ―ト類の反対面側に塗着し
ておいてもよい。
【0023】このように構成される止水シ―ル材は、上
記基材の存在でシ―ル材全体としての強度(こし)が強
く、打ち抜き成形が容易で、また組み付け時の取り扱い
性にもすぐれ、かつ上記の粘着剤組成物からなる層がタ
ツクを有さず、位置合わせ、位置直しが容易なため、シ
―ル作業性に格段にすぐれている。しかも、組み付け後
は発泡構造体の反発力により徐々に接着して、発泡構造
体の表面と止水する部位の界面とのシ―ル性を高め、そ
の際、基材が上記の粘着剤組成物からなる層を保持して
その劣化、とくに発泡構造体からの移行成分による劣化
を防ぐため、高温下での長期使用という厳しい条件下で
も高いシ―ル性を発揮する。
【0024】本発明の止水シ―ル材において、上記の粘
着剤組成物からなる層を基材を介して発泡構造体の片面
にのみ設ける場合には、発泡構造体の反対側の面に、上
記の層とは異なる粘着剤層として、ゴム系粘着剤やアク
リル系粘着剤などの汎用の粘着剤層を設けることができ
る。この種の止水シ―ル材によれば、前記の作用効果に
加えて、上記汎用の粘着剤層の特徴をも生かすことがで
きる。
【0025】
【実施例】つぎに、本発明の実施例を記載して、さらに
具体的に説明する。なお、以下において、部とあるのは
重量部を意味するものとする。
【0026】実施例1 下記の配合組成物をミキシングロ―ルで混練し、この混
練物をオ―ブンで160℃,30分の条件で加熱して加
硫発泡させ、オ―ブンから取り出し、冷却後、加圧法に
より、気泡の一部を破泡させて半独半連の発泡構造体を
得た。この発泡構造体の比重は0.11g/mlであつ
た。
【0027】 <発泡構造体の配合組成> エチレン・プロピレン・タ―ポリマ― 100部 亜鉛華 5部 ステアリン酸 1部 カ―ボン 40部 ポリエチレン 20部 重質炭酸カルシウム 180部 ポリブテン 40部 硫黄 2部 メルカプトベンゾチアゾ―ル 1部 ジエチルジチオカルバミン酸亜鉛 2部 アゾジカルボン酸アミド 13部
【0028】一方、アクリル酸2−エチルヘキシル90
部とアクリル酸10部を、アゾビスイソブチロニトリル
0.2部とトルエン200部を用いて、60℃で5時間
ラジカル重合させて、アクリル系重合体を含む溶液を得
た。これに、アクリル系重合体100部あたり、架橋剤
としてトリメチロ―ルプロパンのヘキサメチレンジイソ
シアネ―ト付加物〔日本ポリウレタン(株)製「コロネ
―トHL」〕2部を配合し、よく攪拌混合して、アクリ
ル系粘着剤を調製した。
【0029】これとは別に、四つ口セパラブルフラスコ
に攪拌機、温度計および水分離管を付し、これに、ポリ
カ―ボネ―トジオ―ル〔ダイセル化学工業(株)製の
「PLACCEL CD220PL」、水酸基価:5
5.4KOHmg/g〕500g、セバシン酸50g、触
媒としてのジブチルチンオキサイド123mgを仕込み、
反応水排出溶剤としての少量のトルエンの存在下、攪拌
を開始しながら180℃まで昇温し、この温度で保持し
た。しばらくすると、水の流出分離が認められ、反応が
進行しはじめた。約50時間反応を続けて、重量平均分
子量4.7万のポリエステルを得た。このポリエステル
100部(固形分)に対し、架橋剤としてトリメチロ―
ルプロパンのヘキサメチレンジイソシアネ―ト付加物
〔日本ポリウレタン(株)製の「コロネ―トHL」〕を
2部(固形分)添加し、よく攪拌混合して、ポリエステ
ル系粘着剤を調製した。
【0030】上記の半独半連の発泡構造体、アクリル系
粘着剤およびポリエステル系粘着剤を用いて、以下の要
領により、止水シ―ル材を作製した。まず、剥離ライナ
上にアプリケ―タによりアクリル系粘着剤を塗布、乾燥
して、厚さが50μmおよび150μmの2種のアクリ
ル系粘着剤層を形成した。また、上記と同様にして、厚
さが25μmのポリエチレンテレフタレ―トフイルム
(以下、PETフイルムという)を基材として、この上
にポリエステル系粘着剤を塗布、乾燥して、厚さが30
μmのポリエステル系粘着剤層を形成して、粘着シ―ト
とした。つぎに、上記の半独半連の発泡構造体の片面側
に、上記の厚さが50μmのアクリル系粘着剤層を貼り
付け、その上に上記の粘着シ―トを基材が内側となるよ
うに貼り付けた。さらに、この粘着シ―トとは反対面側
に、上記の厚さが150μmのアクリル系粘着剤層を貼
り付けて、止水シ―ル材を作製した。
【0031】実施例2 基材としての厚さが25μmのPETフイルム上に、実
施例1で調製したポリエステル系粘着剤を塗布、乾燥し
て、厚さが5μmのポリエステル系粘着剤層を形成し
て、粘着シ―トとした。この粘着シ―トを使用した以外
は、実施例1と同様にして、止水シ―ル材を作製した。
【0032】実施例3 下記の配合組成物をミキシングロ―ルで混練し、この混
練物をオ―ブンで160℃30分の条件で加熱して加硫
発泡させ、独立気泡の発泡構造体を得た。この発泡構造
体の比重は0.10g/mlであつた。つぎに、この独
立気泡の発泡構造体を、実施例1の半独半連の発泡構造
体に代えて、使用した以外は、実施例1と同様にして、
止水シ―ル材を作製した。
【0033】 <発泡構造体の配合組成> エチレン・プロピレン・タ―ポリマ― 40部 ブチルゴム 60部 亜鉛華 5部 ステアリン酸 3部 カ―ボン 50部 重質炭酸カルシウム 50部 プロセスオイル 20部 硫黄 0.5部 メルカプトベンゾチアゾ―ル 1部 ジエチルジチオカルバミン酸亜鉛 1部 キノンジオキシム 0.5部 キノンモノオキシム 0.5部 アゾジカルボン酸アミド 20部
【0034】上記の実施例1〜3の各止水シ―ル材につ
いて、止水試験として、下記の方法により、U字止水試
験および高圧流水止水試験を行つた。これらの試験結果
は、後記の表1に示されるとおりであつた。
【0035】<U字止水試験>止水シ―ル材を、厚さ1
0mm、幅10mmの四角形断面のひも状に加工して、試料
Aとした。この試料Aを、図1および図2に示すよう
に、U字型にし、2枚のアクリル板1,1で挟み、スペ
―サ2による間隔保持のもとで、アクリル板1,1間を
ボルト・ナツト3で締結した。試料Aの厚さ方向の圧縮
率は、スペ―サ2の厚さによつて調節するようにした。
【0036】このようにボルト・ナツト3で締結したの
ち、図3に示すように、試料AのU字型内に水頭h=1
00mmで水4を入れた。また、ボルト・ナツト3の締結
後、80℃の雰囲気下に168時間放置したのち、室温
に戻し、上記と同様に試料AのU字型内に水頭h=10
0mmで水4を入れた。前者を組み付け直後、後者を80
℃×168時間後のU字止水試験として、試料Aの厚さ
方向の圧縮率を何%としたときに、止水可能であるかど
うかを調べた。
【0037】<高圧流水止水試験>止水シ―ル材を、厚
さ10mm、外径100mm、内径80mmのド―ナツ状に加
工して、試料Bとした。この試料Bを、図4および図5
に示すように、アクリル板1とアクリル成形体5で挟
み、ボルト部分に通したスペ―サ2による間隔保持のも
とで、アクリル板1とアクリル成形体5間をボルト・ナ
ツト3で締結した。試料Bの厚さ方向の圧縮率は、スペ
―サ2の厚さによつて調節した。このようにボルト・ナ
ツト3で締結したのち、300mmの距離から80kgf /
cm2 の圧力で止水シ―ル材の部分をめがけて、3分間水
を当てた。試料Bの厚さ方向の圧縮率を何%としたとき
に、止水可能であるかどうかを調べた。
【0038】
【0039】上記の表1の結果から明らかなように、本
発明の実施例1〜3の各止水シ―ル材は、いずれも、発
泡構造体の低い圧縮率で良好な止水性が得られており、
経時とともに反発応力が緩和しても止水性が低下するこ
とはなく、高圧の流水に対しても高い止水性を示してい
ることがわかる。
【0040】なお、発泡構造体の片面側にアクリル系粘
着剤層を設けた従来構成の止水シ―ル材は、上記より高
い圧縮率、たとえばU字止水試験(80℃×168時間
後)で90%圧縮率としても、漏水がみられるというよ
うに、低いシ―ル性を示し、また発泡構造体の両面側に
アクリル系粘着剤層を設けた止水シ―ル材は、シ―ル性
は良好(10〜20%圧縮で止水可)であつたが、表面
タツクにより位置直しが難しく、シ―ル作業にしばしば
支障をきたした。これに対し、実施例1〜3の各止水シ
―ル材は、ポリエステル系粘着剤層がタツクを有してい
ないため、このような問題もなく、組み付け作業を良好
に行えることもわかつた。
【0041】なおまた、実施例1,3の止水シ―ル材に
おいて、粘着シ―ト(およびその内側の厚さが50μm
のアクリル系粘着剤層)に代えて、厚さが30μmのポ
リエステル系粘着剤層を設けた構成の参考用の止水シ―
ル材を作製して、その性能を上記同様に調べてみた。そ
の結果、実施例3に対応する独立気泡の発泡構造体を用
いたもので、高圧流水止水試験で「30%圧縮で漏水、
40%圧縮で止水」となり、本発明のものに比べ、劣つ
ていた。
【0042】また、80℃×168時間後のU字止水試
験よりもさらに厳しい条件として、ボルト・ナツト3の
締結後、80℃の雰囲気中に60日間放置したのちに、
上記同様にしてU字止水試験を行つてみた。その結果、
上記参考用の止水シ―ル材では、実施例1に対応する半
独半連の発泡構造体を用いたもので50%圧縮で止水、
実施例3に対応する独立気泡の発泡構造体を用いたもの
で30%圧縮で止水できたのに対し、実施例1,3の止
水シ―ル材では、いずれも、10%圧縮で十分に止水可
能であり、上記参考用の止水シ―ル材に比べて、止水シ
―ル性をさらに一段と向上できるものであることがわか
つた。
【0043】
【発明の効果】以上のように、本発明は、独立気泡また
は連続気泡と独立気泡の両気泡を有する発泡構造体上
に、ポリカ―ボネ―ト構造を持つポリマ―を主成分とし
た特定の粘着剤組成物からなる層を基材を介して設ける
構成としたことにより、シ―ル作業性にすぐれ、しかも
発泡構造体表面と被着体界面とのシ―ル性にすぐれる、
とくに高温下での長期使用という厳しい条件下でも高い
シ―ル性を発揮する止水シ―ル材を提供することができ
る。また、上記発泡構造体の片面に上記粘着剤組成物か
らなる層を基材を介して設けるとともに、反対面側にゴ
ム系やアクリル系などの汎用の粘着剤層を設けることに
より、上記利点を失うことなく、上記汎用の粘着剤層の
特徴をも生かしうる止水シ―ル材を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】止水シ―ル材のU字止水試験の装置構成を示す
側面図である。
【図2】図1におけるII−II線断面図である。
【図3】図1および図2の装置構成におけるU字型試料
(止水シ―ル材)内に水を入れた状態を示す断面図であ
る。
【図4】止水シ―ル材の高圧流水止水試験の装置装置を
示す側面図である。
【図5】図4におけるV−V線断面図である。
【符号の説明】
A,B 試料(止水シ―ル材) 1 アクリル板 2 スペ―サ 3 ボルト・ナツト 4 水 5 アクリル成形体
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B32B 27/00 B32B 27/00 D 27/36 102 27/36 102 C09J 7/02 C09J 7/02 Z 169/00 169/00

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 独立気泡または独立気泡と連続気泡との
    両気泡を有する発泡構造体の少なくとも一方の面に、つ
    ぎの式; (Rは炭素数2〜20の直鎖状または分枝状の炭化水素
    基である)で表わされる繰り返し単位を有するポリカ―
    ボネ―ト構造を持つポリマ―を含む粘着剤組成物からな
    る層が基材を介して設けられていることを特徴とする止
    水シ―ル材。
  2. 【請求項2】 発泡構造体の一方の面にポリカ―ボネ―
    ト構造を持つポリマ―を含む粘着剤組成物からなる層が
    基材を介して設けられているとともに、反対側の面に上
    記の粘着剤組成物とは異なる粘着剤層が設けられている
    請求項1に記載の止水シ―ル材。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003003133A (ja) * 2001-06-20 2003-01-08 Nitto Denko Corp 剥離ライナーを有さない両面粘着シート
JP2007176997A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Sekisui Chem Co Ltd 止水シール材

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