JPH11236700A - 断熱形材の電解処理方法および電解処理用給電治具 - Google Patents
断熱形材の電解処理方法および電解処理用給電治具Info
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- JPH11236700A JPH11236700A JP4073498A JP4073498A JPH11236700A JP H11236700 A JPH11236700 A JP H11236700A JP 4073498 A JP4073498 A JP 4073498A JP 4073498 A JP4073498 A JP 4073498A JP H11236700 A JPH11236700 A JP H11236700A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 接続部材によってあらかじめ連結された断熱
型材の内外形材にそれぞれ確実に給電することができ、
内外形材の連結時のかしめ加工に伴う着色皮膜の変色や
剥離を防止して断熱形材の外観品質を向上させることが
でき、しかも内外形材への通電時間を独立的に制御する
ことができる断熱形材の電解処理方法および電解処理用
給電治具を提供する。 【解決手段】 第1給電部材3の鉤状部3aに断熱形材
10の一方の形材11に設けた切欠部11aに係合させ
ることによって断熱形材10を吊り下げると共に、第2
給電部材4の押圧部4cによって、鉤状部3aに吊り下
げた断熱形材10の他方の形材12を切欠部11aの裏
面側から押圧し、第1給電部材3および第2給電部材4
を通じて両形材11および12のそれぞれに独立的に給
電する。
型材の内外形材にそれぞれ確実に給電することができ、
内外形材の連結時のかしめ加工に伴う着色皮膜の変色や
剥離を防止して断熱形材の外観品質を向上させることが
でき、しかも内外形材への通電時間を独立的に制御する
ことができる断熱形材の電解処理方法および電解処理用
給電治具を提供する。 【解決手段】 第1給電部材3の鉤状部3aに断熱形材
10の一方の形材11に設けた切欠部11aに係合させ
ることによって断熱形材10を吊り下げると共に、第2
給電部材4の押圧部4cによって、鉤状部3aに吊り下
げた断熱形材10の他方の形材12を切欠部11aの裏
面側から押圧し、第1給電部材3および第2給電部材4
を通じて両形材11および12のそれぞれに独立的に給
電する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルミニウム合金
の電解処理、とくに形材同士を断熱材によって連結した
断熱形材の陽極酸化処理や電解着色処理などに用いられ
る断熱形材の電解処理方法および断熱形材の電解処理用
給電治具に関するものである。
の電解処理、とくに形材同士を断熱材によって連結した
断熱形材の陽極酸化処理や電解着色処理などに用いられ
る断熱形材の電解処理方法および断熱形材の電解処理用
給電治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】室外側形材と室内側形材とを断熱材料か
らなる接続部材によって連結した断熱形材は、室外およ
び室内側形材間の熱移動が防止されることから、サッシ
などの建材に適用することにより、冬季における結露防
止や、冷暖房の効率を高めることができるので、その需
要が増加している。
らなる接続部材によって連結した断熱形材は、室外およ
び室内側形材間の熱移動が防止されることから、サッシ
などの建材に適用することにより、冬季における結露防
止や、冷暖房の効率を高めることができるので、その需
要が増加している。
【0003】このような断熱形材に用いる室外側および
室内側形材は、従来、両形材を連結する前に別々に電解
着色処理が行われており、例えばフェノール樹脂などか
らなる断熱性の接続部材を用いて、電解着色処理済みの
室外側形材と室内側形材とを連結することによって断熱
形材が製造されていた。また、連結に際しては両形材に
設けた連結溝中に接続部材の端部を嵌合した状態で形材
の連結溝周辺部分をかしめることによって連結部材を固
定し、両形材と連結部材とを一体化するようにしてい
た。
室内側形材は、従来、両形材を連結する前に別々に電解
着色処理が行われており、例えばフェノール樹脂などか
らなる断熱性の接続部材を用いて、電解着色処理済みの
室外側形材と室内側形材とを連結することによって断熱
形材が製造されていた。また、連結に際しては両形材に
設けた連結溝中に接続部材の端部を嵌合した状態で形材
の連結溝周辺部分をかしめることによって連結部材を固
定し、両形材と連結部材とを一体化するようにしてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の断熱形材においては、室外側形材と室内側形材
とを別々に電解着色処理したのちに連結するようにして
おり、しかも連結に際しては両形材の連結溝部分のかし
めによって連結部材を固定するようにしているので、せ
っかく着色された酸化皮膜がかしめ時の塑性変形によっ
て変色したり、酸化皮膜にひびや亀裂が入ったり、場合
によっては剥がれたりすることもないとは言えず、この
ような場合には外観不良となって商品価値が低下すると
いう問題点があり、このような問題点の解消が断熱形材
の電解着色処理における課題となっていた。
た従来の断熱形材においては、室外側形材と室内側形材
とを別々に電解着色処理したのちに連結するようにして
おり、しかも連結に際しては両形材の連結溝部分のかし
めによって連結部材を固定するようにしているので、せ
っかく着色された酸化皮膜がかしめ時の塑性変形によっ
て変色したり、酸化皮膜にひびや亀裂が入ったり、場合
によっては剥がれたりすることもないとは言えず、この
ような場合には外観不良となって商品価値が低下すると
いう問題点があり、このような問題点の解消が断熱形材
の電解着色処理における課題となっていた。
【0005】
【発明の目的】本発明は、電解着色処理を行う従来の断
熱形材における上記課題に着目してなされたものであっ
て、断熱性接続部材によってあらかじめ連結したのちの
断熱形材に電解処理を施すことができ、形材の塑性変形
による不具合を解消することができると共に、接続部材
によって連結された両形材への通電時間をそれぞれ任意
に調整することができ、同時通電による両形材の色調差
の解消はもとより両形材をそれぞれ別の色調に着色する
ことも可能な断熱形材の電解処理方法および断熱形材の
電解処理用給電治具を提供することを目的としている。
熱形材における上記課題に着目してなされたものであっ
て、断熱性接続部材によってあらかじめ連結したのちの
断熱形材に電解処理を施すことができ、形材の塑性変形
による不具合を解消することができると共に、接続部材
によって連結された両形材への通電時間をそれぞれ任意
に調整することができ、同時通電による両形材の色調差
の解消はもとより両形材をそれぞれ別の色調に着色する
ことも可能な断熱形材の電解処理方法および断熱形材の
電解処理用給電治具を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる断熱形材
の電解処理方法は、断熱性接続部材により連結した第1
および第2の形材の一方に設けた切欠部を導電性材料か
らなる第1給電部材に掛止して断熱形材を電解液中に吊
り下げると共に、導電性材料からなる第2給電部材を切
欠部の裏面側から第1および第2の形材の他方に圧接せ
しめて断熱形材を吊り下げ状態に保持し、第1給電部材
および第2給電部材を通じて第1および第2の形材のそ
れぞれに独立的に給電する構成としたことを特徴として
おり、断熱形材の電解処理方法におけるこのような構成
を前述した従来の課題を解決するための手段としてい
る。
の電解処理方法は、断熱性接続部材により連結した第1
および第2の形材の一方に設けた切欠部を導電性材料か
らなる第1給電部材に掛止して断熱形材を電解液中に吊
り下げると共に、導電性材料からなる第2給電部材を切
欠部の裏面側から第1および第2の形材の他方に圧接せ
しめて断熱形材を吊り下げ状態に保持し、第1給電部材
および第2給電部材を通じて第1および第2の形材のそ
れぞれに独立的に給電する構成としたことを特徴として
おり、断熱形材の電解処理方法におけるこのような構成
を前述した従来の課題を解決するための手段としてい
る。
【0007】本発明の請求項2に係わる断熱形材の電解
処理用給電治具は、断熱性接続部材により連結した第1
および第2の形材の一方に設けた切欠部に係合して断熱
形材を吊り下げると共に、スイッチ手段を介して電源に
接続した第1給電部材と、第1および第2の形材の他方
に圧接して第1給電部材に吊り下げた断熱形材を切欠部
の裏面側から押圧すると共に、別のスイッチ手段を介し
て電源に接続した第2給電部材を有している構成とした
ことを特徴としており、このような電解処理用給電治具
の構成を前述した従来の課題を解決するための手段とし
ている。
処理用給電治具は、断熱性接続部材により連結した第1
および第2の形材の一方に設けた切欠部に係合して断熱
形材を吊り下げると共に、スイッチ手段を介して電源に
接続した第1給電部材と、第1および第2の形材の他方
に圧接して第1給電部材に吊り下げた断熱形材を切欠部
の裏面側から押圧すると共に、別のスイッチ手段を介し
て電源に接続した第2給電部材を有している構成とした
ことを特徴としており、このような電解処理用給電治具
の構成を前述した従来の課題を解決するための手段とし
ている。
【0008】そして、本発明の電解処理用給電治具の実
施態様として請求項3に係わる給電治具においては、複
数の第2給電部材が第1給電部材に沿って水平方向に並
設してある構成とし、同じく実施態様として請求項4に
係わる電解処理用給電治具においては、複数の第2給電
部材が第1給電部材に沿って移動可能に設けてある構成
としたことを特徴としている。
施態様として請求項3に係わる給電治具においては、複
数の第2給電部材が第1給電部材に沿って水平方向に並
設してある構成とし、同じく実施態様として請求項4に
係わる電解処理用給電治具においては、複数の第2給電
部材が第1給電部材に沿って移動可能に設けてある構成
としたことを特徴としている。
【0009】
【発明の作用】本発明に係わる断熱形材の電解処理方法
においては、断熱形材を構成する第1および第2の形材
の一方に切欠部を設け、この切欠部を導電性材料からな
る第1給電部材に掛止することによって断熱形材を電解
液中に吊り下げると共に、導電性材料からなる第2給電
部材を切欠部の反対側から第1および第2の形材の他方
に圧接させて断熱形材の吊り下げ状態を保持し、第1給
電部材および第2給電部材を介して断熱形材の第1およ
び第2の形材のそれぞれに独立的に給電するようにして
いるので、接続部材によって形材同士をあらかじめ連結
した状態で断熱形材に電解処理が施され、着色後にかし
め加工を施す必要がなくなることから、形材の塑性変形
による変色や酸化皮膜の剥離などといった不具合が解消
されることになる。また、断熱形材の第1および第2の
形材には鉤状部および押圧部を通じて独立的に給電され
ることから、通電時間の調整によって全く同色に、ある
いは互いに異なる種々の組み合わせの色調に着色される
ことになる。
においては、断熱形材を構成する第1および第2の形材
の一方に切欠部を設け、この切欠部を導電性材料からな
る第1給電部材に掛止することによって断熱形材を電解
液中に吊り下げると共に、導電性材料からなる第2給電
部材を切欠部の反対側から第1および第2の形材の他方
に圧接させて断熱形材の吊り下げ状態を保持し、第1給
電部材および第2給電部材を介して断熱形材の第1およ
び第2の形材のそれぞれに独立的に給電するようにして
いるので、接続部材によって形材同士をあらかじめ連結
した状態で断熱形材に電解処理が施され、着色後にかし
め加工を施す必要がなくなることから、形材の塑性変形
による変色や酸化皮膜の剥離などといった不具合が解消
されることになる。また、断熱形材の第1および第2の
形材には鉤状部および押圧部を通じて独立的に給電され
ることから、通電時間の調整によって全く同色に、ある
いは互いに異なる種々の組み合わせの色調に着色される
ことになる。
【0010】本発明の請求項2に係わる断熱形材の電解
処理用給電治具は、本発明に係わる上記電解処理方法を
実施するのに好適なものであって、被処理材である断熱
形材の一方の形材に形成した切欠部に係合して断熱形材
を吊り下げる第1給電部材と、第1給電部材に吊り下げ
られた断熱形材の他方の形材に圧接して断熱形材を切欠
部の裏面側から押圧する第2給電部材とを備えているの
で、断熱性接続部材によって連結された断熱形材の一方
の形材には第1給電部材から、他方の形材には第2給電
部材からそれぞれ確実に通電されることから、あらかじ
め連結した状態の断熱形材に電解処理が施され、着色処
理後に形材の連結のためのかしめ加工を施す必要がなく
なり、形材の塑性変形による変色や酸化皮膜の脱落など
の不具合が解消されることになる。このとき、第1およ
び第2給電部材が別々のスイッチ手段を介してそれぞれ
電源に接続されているので、接続部材によって連結され
た両外形材の通電時間を同じにすれば第1および第2の
形材は同色に着色され、必要に応じて両形材の通電時間
を異なったものとすることにより第1および第2の形材
が異なった色調に着色されることになる。
処理用給電治具は、本発明に係わる上記電解処理方法を
実施するのに好適なものであって、被処理材である断熱
形材の一方の形材に形成した切欠部に係合して断熱形材
を吊り下げる第1給電部材と、第1給電部材に吊り下げ
られた断熱形材の他方の形材に圧接して断熱形材を切欠
部の裏面側から押圧する第2給電部材とを備えているの
で、断熱性接続部材によって連結された断熱形材の一方
の形材には第1給電部材から、他方の形材には第2給電
部材からそれぞれ確実に通電されることから、あらかじ
め連結した状態の断熱形材に電解処理が施され、着色処
理後に形材の連結のためのかしめ加工を施す必要がなく
なり、形材の塑性変形による変色や酸化皮膜の脱落など
の不具合が解消されることになる。このとき、第1およ
び第2給電部材が別々のスイッチ手段を介してそれぞれ
電源に接続されているので、接続部材によって連結され
た両外形材の通電時間を同じにすれば第1および第2の
形材は同色に着色され、必要に応じて両形材の通電時間
を異なったものとすることにより第1および第2の形材
が異なった色調に着色されることになる。
【0011】本発明の電解処理用給電治具の実施態様と
して請求項3に係わる電解処理用給電治具においては、
複数の第2給電部材が第1給電部材に沿って水平方向に
並設してあるので、多数の被処理材の同時処理に適した
ものとなり、同じく実施態様として請求項4に係わる電
解処理用給電治具においては、複数の第2給電部材がそ
れぞれ移動可能に設けてあるので、被処理材の寸法や形
状への応対が容易なものとなる。
して請求項3に係わる電解処理用給電治具においては、
複数の第2給電部材が第1給電部材に沿って水平方向に
並設してあるので、多数の被処理材の同時処理に適した
ものとなり、同じく実施態様として請求項4に係わる電
解処理用給電治具においては、複数の第2給電部材がそ
れぞれ移動可能に設けてあるので、被処理材の寸法や形
状への応対が容易なものとなる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて具体的に説明
する。
する。
【0013】図1は、本発明に係わる電解処理用給電治
具の一実施例を示すものであって、図に示す電解処理用
給電治具1は、樹脂製の絶縁基板2の一方の面に固定さ
れた第1給電部材3と、絶縁基板2の他方の面、すなわ
ち第1給電部材3とは反対側の面に固定された第2給電
部材4から主に構成されている。なお、図において第2
給電部材4は、説明の便宜上、左端の2個のみが示して
あるが、実際には多数の第2給電部材4が給電部材3の
長手方向に沿って水平方向に、所定の間隔をおいて取付
けられている。
具の一実施例を示すものであって、図に示す電解処理用
給電治具1は、樹脂製の絶縁基板2の一方の面に固定さ
れた第1給電部材3と、絶縁基板2の他方の面、すなわ
ち第1給電部材3とは反対側の面に固定された第2給電
部材4から主に構成されている。なお、図において第2
給電部材4は、説明の便宜上、左端の2個のみが示して
あるが、実際には多数の第2給電部材4が給電部材3の
長手方向に沿って水平方向に、所定の間隔をおいて取付
けられている。
【0014】第1給電部材3は、銅合金からなり、その
下端部にほぼ水平方向に折り曲げられた鉤状部3aを備
え、後述するように被処理材としての断熱形材に設けた
切欠部に係合して断熱形材を処理液中に吊り下げるよう
になっていると共に、図外において電解処理用電源装置
の電極の一方に、図示しないスイッチを介して接続され
ている。
下端部にほぼ水平方向に折り曲げられた鉤状部3aを備
え、後述するように被処理材としての断熱形材に設けた
切欠部に係合して断熱形材を処理液中に吊り下げるよう
になっていると共に、図外において電解処理用電源装置
の電極の一方に、図示しないスイッチを介して接続され
ている。
【0015】第2給電部材4は、同じく銅合金により形
成されており、ベース部4aと、このベース部4aに軸
支されると共にベース部4aとの間に架け渡された引っ
張りコイルばね4bによって第1給電部材3の側に付勢
された押圧部4cを備え、この第2給電部材4のベース
部4aは絶縁基板2の第1給電部材3とは反対側の面に
固定された銅合金製の基板5に通電可能な状態に取付け
てある。そして、この基板5は、図外において電解処理
用電源装置の第1給電部材3が接続された電極に第1給
電部材3とは別のスイッチを介して接続されている。な
お、この場合、別のスイッチとは、独立的なオン・オフ
操作、すなわち第1給電部材3のみへの給電、第2給電
部材4のみへの給電、および両給電部材3および4への
同時給電がそれぞれ可能であれば一体型のスイッチを使
用することもできる。
成されており、ベース部4aと、このベース部4aに軸
支されると共にベース部4aとの間に架け渡された引っ
張りコイルばね4bによって第1給電部材3の側に付勢
された押圧部4cを備え、この第2給電部材4のベース
部4aは絶縁基板2の第1給電部材3とは反対側の面に
固定された銅合金製の基板5に通電可能な状態に取付け
てある。そして、この基板5は、図外において電解処理
用電源装置の第1給電部材3が接続された電極に第1給
電部材3とは別のスイッチを介して接続されている。な
お、この場合、別のスイッチとは、独立的なオン・オフ
操作、すなわち第1給電部材3のみへの給電、第2給電
部材4のみへの給電、および両給電部材3および4への
同時給電がそれぞれ可能であれば一体型のスイッチを使
用することもできる。
【0016】このような構造の電解処理用給電治具1を
用いて、例えば図2(a)に示すような断面形状、すな
わち、アルミニウム合金からなる室内側形材(第1の形
材)11と室外側形材(第2の形材)12とをフェノー
ル樹脂からなる接続部材13,13によって連結した構
造の断熱形材10の電解着色処理を行うに際しては、ま
ず、図2(b)に示すように、断熱形材10の室内側形
材11の端部に切欠部11aを形成する(もちろん、室
外側形材12の側に形成しても何ら支障はない)。
用いて、例えば図2(a)に示すような断面形状、すな
わち、アルミニウム合金からなる室内側形材(第1の形
材)11と室外側形材(第2の形材)12とをフェノー
ル樹脂からなる接続部材13,13によって連結した構
造の断熱形材10の電解着色処理を行うに際しては、ま
ず、図2(b)に示すように、断熱形材10の室内側形
材11の端部に切欠部11aを形成する(もちろん、室
外側形材12の側に形成しても何ら支障はない)。
【0017】次いで、電解処理用給電治具1に備えた隣
接する第2給電部材4,4のクランプレバー4d,4d
を給電部材3の側に倒すことによって、引っ張りコイル
ばね4b,4bの弾性力に抗して押圧部4c,4cを開
きながら、第1給電部材3と押圧部4c,4cとの間に
断熱形材10の上端部を差し入れ、室内側形材11に形
成した切欠部11aを第1給電部材3の鉤状部3aに係
止すると共に、クランプレバー4d,4dを戻して断熱
形材10を第1給電部材3と押圧部4c,4cの間に挟
持する。なお、図1においては、断熱形材10の幅寸法
と第2給電部材4,4との間隔の関係上、隣接する2個
の第2給電部材4,4によって断熱形材10を挟持した
例を示しているが、形材の幅寸法や給電部材4の間隔に
よっては1個だけ、あるいはさらに多くの第2給電部材
4を用いて挟持するようにしても差支えない。
接する第2給電部材4,4のクランプレバー4d,4d
を給電部材3の側に倒すことによって、引っ張りコイル
ばね4b,4bの弾性力に抗して押圧部4c,4cを開
きながら、第1給電部材3と押圧部4c,4cとの間に
断熱形材10の上端部を差し入れ、室内側形材11に形
成した切欠部11aを第1給電部材3の鉤状部3aに係
止すると共に、クランプレバー4d,4dを戻して断熱
形材10を第1給電部材3と押圧部4c,4cの間に挟
持する。なお、図1においては、断熱形材10の幅寸法
と第2給電部材4,4との間隔の関係上、隣接する2個
の第2給電部材4,4によって断熱形材10を挟持した
例を示しているが、形材の幅寸法や給電部材4の間隔に
よっては1個だけ、あるいはさらに多くの第2給電部材
4を用いて挟持するようにしても差支えない。
【0018】そして、断熱形材10を電解液中に浸漬し
た状態で、被処理材である断熱形材10を陰極とした直
流、あるいは交流による通電を開始することによって、
電解着色処理が行われる。このとき、断熱形材10の室
内側形材11にはその切欠部11aに第1給電部材3の
鉤状部3aが係合しており、室内側形材11に接続部材
13,13によって連結された室外側形材12には第2
給電部材4,4の押圧部4c,4cが当接して断熱形材
10を保持しているので、断熱形材10を脱落すること
なく処理液中に吊り下げることができると共に、室内側
形材11および室外側形材12には第1給電部材3の鉤
状部3aと第2給電部材4,4の押圧部4c,4cとに
よってそれぞれ確実に給電を行うことができることか
ら、室内側形材11と室外側形材12とを接続部材1
3,13によってあらかじめ連結した状態の断熱形材1
0に支障なく電解着色処理を施すことができ、着色後に
両形材11および12の接続部材13,13との連結部
分をかしめ加工する必要がなくなるので、塑性加工に伴
う変色や酸化皮膜の剥離などの不都合を解消することが
できる。
た状態で、被処理材である断熱形材10を陰極とした直
流、あるいは交流による通電を開始することによって、
電解着色処理が行われる。このとき、断熱形材10の室
内側形材11にはその切欠部11aに第1給電部材3の
鉤状部3aが係合しており、室内側形材11に接続部材
13,13によって連結された室外側形材12には第2
給電部材4,4の押圧部4c,4cが当接して断熱形材
10を保持しているので、断熱形材10を脱落すること
なく処理液中に吊り下げることができると共に、室内側
形材11および室外側形材12には第1給電部材3の鉤
状部3aと第2給電部材4,4の押圧部4c,4cとに
よってそれぞれ確実に給電を行うことができることか
ら、室内側形材11と室外側形材12とを接続部材1
3,13によってあらかじめ連結した状態の断熱形材1
0に支障なく電解着色処理を施すことができ、着色後に
両形材11および12の接続部材13,13との連結部
分をかしめ加工する必要がなくなるので、塑性加工に伴
う変色や酸化皮膜の剥離などの不都合を解消することが
できる。
【0019】また、第1給電部材3と第2給電部材4と
は絶縁基板2によって互いに絶縁され、別のスイッチ要
素を介して別々に電源に接続されているので、電源装置
の電極と第1給電部材3および基板5との間に設けた両
スイッチを同時に投入することによって、通電時間のば
らつきを解消することができ、内外形材11および12
を全く同じ色に着色することができ、両者の色調差をな
くし断熱形材としての外観品質を向上させることができ
る。
は絶縁基板2によって互いに絶縁され、別のスイッチ要
素を介して別々に電源に接続されているので、電源装置
の電極と第1給電部材3および基板5との間に設けた両
スイッチを同時に投入することによって、通電時間のば
らつきを解消することができ、内外形材11および12
を全く同じ色に着色することができ、両者の色調差をな
くし断熱形材としての外観品質を向上させることができ
る。
【0020】また、両スイッチを異なるタイミングで投
入することにより、上記とは逆に室内側形材11と室外
側形材12との通電時間を変えることもでき、これによ
って内外形材11,12の色調を積極的に変化させ、種
々の色の組合わせによる多様な外観意匠性の断熱形材を
得ることができる。
入することにより、上記とは逆に室内側形材11と室外
側形材12との通電時間を変えることもでき、これによ
って内外形材11,12の色調を積極的に変化させ、種
々の色の組合わせによる多様な外観意匠性の断熱形材を
得ることができる。
【0021】なお、上記した実施例においては、第2給
電部材4を銅合金製の基板5に固定した例を示したが、
これら第2給電部材については、第1給電部材3に沿っ
て移動できるように取付けることもでき、これによって
被処理材の形状や寸法に容易に応対することができるよ
うになる。
電部材4を銅合金製の基板5に固定した例を示したが、
これら第2給電部材については、第1給電部材3に沿っ
て移動できるように取付けることもでき、これによって
被処理材の形状や寸法に容易に応対することができるよ
うになる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係わる断
熱形材の電解処理方法においては、断熱形材の両形材の
一方に設けた切欠部を導電性材料からなる第1給電部材
に掛止して電解液中に吊り下げると共に導電性材料から
なる第2給電部材を他方の形材に圧接させ、第1給電部
材と第2給電部材を通じて第1および第2の形材のそれ
ぞれに独立的に給電するようにしているので、電解着色
後に両形材を連結するためのかしめ加工が不要になり、
形材の塑性変形による変色や皮膜の剥離などの不具合が
解消され、断熱形材としての外観品質を向上させること
ができると共に、必要に応じて両形材の色調を全く同一
のものとしたり、全く異なるものとしたりすることが可
能になるという優れた効果がもたらされる。さらに、両
形材を連結した状態で電解処理することにより、別々に
処理していた従来に較べて電解液中における形材間の距
離が縮小され、ロットごとの処理量を増加することがで
きるので、電解処理における生産効率が向上すると共
に、連結に際しても形材同士の色合わせのために所望の
色調の形材を選び出す手間を省くことができるので組み
立て作業性が向上し、生産効率の改善が可能になるとい
う優れた効果が得られる。
熱形材の電解処理方法においては、断熱形材の両形材の
一方に設けた切欠部を導電性材料からなる第1給電部材
に掛止して電解液中に吊り下げると共に導電性材料から
なる第2給電部材を他方の形材に圧接させ、第1給電部
材と第2給電部材を通じて第1および第2の形材のそれ
ぞれに独立的に給電するようにしているので、電解着色
後に両形材を連結するためのかしめ加工が不要になり、
形材の塑性変形による変色や皮膜の剥離などの不具合が
解消され、断熱形材としての外観品質を向上させること
ができると共に、必要に応じて両形材の色調を全く同一
のものとしたり、全く異なるものとしたりすることが可
能になるという優れた効果がもたらされる。さらに、両
形材を連結した状態で電解処理することにより、別々に
処理していた従来に較べて電解液中における形材間の距
離が縮小され、ロットごとの処理量を増加することがで
きるので、電解処理における生産効率が向上すると共
に、連結に際しても形材同士の色合わせのために所望の
色調の形材を選び出す手間を省くことができるので組み
立て作業性が向上し、生産効率の改善が可能になるとい
う優れた効果が得られる。
【0023】また、本発明の請求項2に係わる断熱形材
の電解処理用給電治具は、被処理材である断熱形材の一
方の形材に形成した切欠部に係合して断熱形材を吊り下
げる第1給電部材と、吊り下げられた断熱形材の他方の
形材を押圧する第2給電部材とを備えているので、被処
理材を処理液中にしっかりと吊り下げることができると
共に、第1給電部材と第2給電部材によって非導電性の
接続部材により連結された断熱形材の第1および第2の
形材にそれぞれ確実に通電することができ、電解着色処
理に先だって第1および第2の形材を連結することがで
きることから形材の塑性加工に伴う変色や酸化皮膜の剥
離などを解消することができると共に、第1給電部材と
第2給電部材とが別のスイッチ手段を介して個々に電源
と接続してあるので、第1および第2の形材への通電時
間を別個に調整することができ、通電時間を等しく管理
することにより、電解着色における色調差を解消して断
熱形材の品質を向上させることができる一方、必要に応
じて両形材の通電時間を積極的に変えることによって両
形材の色調差を逆に強調して、従来とは異なる感覚の意
匠性を備えた断熱形材を得ることができるという極めて
優れた効果をもたらすものである。
の電解処理用給電治具は、被処理材である断熱形材の一
方の形材に形成した切欠部に係合して断熱形材を吊り下
げる第1給電部材と、吊り下げられた断熱形材の他方の
形材を押圧する第2給電部材とを備えているので、被処
理材を処理液中にしっかりと吊り下げることができると
共に、第1給電部材と第2給電部材によって非導電性の
接続部材により連結された断熱形材の第1および第2の
形材にそれぞれ確実に通電することができ、電解着色処
理に先だって第1および第2の形材を連結することがで
きることから形材の塑性加工に伴う変色や酸化皮膜の剥
離などを解消することができると共に、第1給電部材と
第2給電部材とが別のスイッチ手段を介して個々に電源
と接続してあるので、第1および第2の形材への通電時
間を別個に調整することができ、通電時間を等しく管理
することにより、電解着色における色調差を解消して断
熱形材の品質を向上させることができる一方、必要に応
じて両形材の通電時間を積極的に変えることによって両
形材の色調差を逆に強調して、従来とは異なる感覚の意
匠性を備えた断熱形材を得ることができるという極めて
優れた効果をもたらすものである。
【0024】本発明の電解処理用給電治具の実施態様と
して複数の第2給電部材を第1給電部材に沿って並設し
た請求項3に係わる給電治具においては、多数の被処理
材を同時に処理することができ、同じく実施態様として
複数の第2給電部材を移動可能に配置した請求項4に係
わる電解処理用給電治具においては、多様な形状や寸法
を有する被処理材に容易に応対することが可能になると
いう優れた効果がもたらされる。
して複数の第2給電部材を第1給電部材に沿って並設し
た請求項3に係わる給電治具においては、多数の被処理
材を同時に処理することができ、同じく実施態様として
複数の第2給電部材を移動可能に配置した請求項4に係
わる電解処理用給電治具においては、多様な形状や寸法
を有する被処理材に容易に応対することが可能になると
いう優れた効果がもたらされる。
【図1】本発明に係わる断熱形材の電解処理用給電治具
の一実施例を示す斜視図である。
の一実施例を示す斜視図である。
【図2】(a) 断熱形材の形状例を示す断面図であ
る。 (b) 図2(a)の断熱形材に形成した切欠部の位置
および形状を示す側面図である。
る。 (b) 図2(a)の断熱形材に形成した切欠部の位置
および形状を示す側面図である。
1 断熱形材の電解処理用給電治具 3 第1給電部材 4 第2給電部材 10 断熱形材 11 室内側形材(第1の形材) 11a 切欠部 12 室外側形材(第2の形材)
Claims (4)
- 【請求項1】 断熱性接続部材により連結した第1およ
び第2の形材の一方に設けた切欠部を導電性材料からな
る第1給電部材に掛止して断熱形材を電解液中に吊り下
げると共に、 導電性材料からなる第2給電部材を切欠部の裏面側から
第1および第2の形材の他方に圧接せしめて断熱形材を
吊り下げ状態に保持し、 第1給電部材および第2給電部材を通じて第1および第
2の形材のそれぞれに独立的に給電することを特徴とす
る断熱形材の電解処理方法。 - 【請求項2】 断熱性接続部材により連結した第1およ
び第2の形材の一方に設けた切欠部に係合して断熱形材
を吊り下げると共に、スイッチ手段を介して電源に接続
した第1給電部材と、 第1および第2の形材の他方に圧接して第1給電部材に
吊り下げた断熱形材を切欠部の裏面側から押圧すると共
に、別のスイッチ手段を介して電源に接続した第2給電
部材を有していることを特徴とする断熱形材の電解処理
用給電治具。 - 【請求項3】 複数の第2給電部材が第1給電部材に沿
って水平方向に並設してあることを特徴とする請求項1
記載の断熱形材の電解処理用給電治具。 - 【請求項4】 複数の第2給電部材が第1給電部材に沿
って移動可能に設けてあることを特徴とする請求項2記
載の断熱形材の電解処理用給電治具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4073498A JPH11236700A (ja) | 1998-02-23 | 1998-02-23 | 断熱形材の電解処理方法および電解処理用給電治具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4073498A JPH11236700A (ja) | 1998-02-23 | 1998-02-23 | 断熱形材の電解処理方法および電解処理用給電治具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11236700A true JPH11236700A (ja) | 1999-08-31 |
Family
ID=12588875
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4073498A Pending JPH11236700A (ja) | 1998-02-23 | 1998-02-23 | 断熱形材の電解処理方法および電解処理用給電治具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11236700A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012224939A (ja) * | 2011-04-22 | 2012-11-15 | Toyota Home Kk | 電着塗装用装置 |
-
1998
- 1998-02-23 JP JP4073498A patent/JPH11236700A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012224939A (ja) * | 2011-04-22 | 2012-11-15 | Toyota Home Kk | 電着塗装用装置 |
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