JPH11236823A - ガスタービン機構の制御方法 - Google Patents

ガスタービン機構の制御方法

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JPH11236823A JP10348409A JP34840998A JPH11236823A JP H11236823 A JPH11236823 A JP H11236823A JP 10348409 A JP10348409 A JP 10348409A JP 34840998 A JP34840998 A JP 34840998A JP H11236823 A JPH11236823 A JP H11236823A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冒頭に述べた形式の方法を提供して、制御の
ために不可欠な温度の検出におけるイナーシャ(作用の
遅延)を排除することである。 【解決手段】 第1の燃焼器を作動させるために必要な
燃料量FHを、まず圧縮機の出口での圧力P3の関数でコ
ントロールし、前記燃料量FHと前記圧力P3との比を、
第1のタービンへの入口での温度T7とこの温度の目標
値T7sollとの差を表す係数K1によって連続的に更新
し、第2の燃焼器を作動させるために必要な燃料量FL
を第2のタービンへの入口での圧力P11の関数でコント
ロールし、前記燃料量FLと前記圧力P11との比を、第
2のタービンへの入口での温度T11とこの温度の目標値
11sollとの差を表す係数K2によって同様に連続的に
更新する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、実質的に圧縮機ユ
ニットと、圧縮機ユニットに後置接続された第1の燃焼
器と、第1の燃焼器に後置接続された第1のタービン
と、第1のタービンに後置接続された、自己着火部を操
作する第2の燃焼器と、少なくとも1つの発電機とから
成るガスタービン機構を制御するために、第2の燃焼器
に第2のタービンが高温ガスを加える、ガスタービン機
構の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ヨーロッパ特許第0646704号公報
から、ガスタービン機構の制御方法が公知である。ガス
タービン機構は実質的には圧縮機ユニット、高圧燃焼
器、高圧タービン、低圧燃焼器、低圧タービン、および
発電機から成る。高圧燃焼器のための燃料供給量は補正
された温度信号から選定される。すなわち低圧タービン
の出口での温度の値から、そのつど検出される温度上昇
分を差し引いた値により選定される。この温度信号は、
低圧燃焼器へ供給される燃料量によって生じる温度上昇
分を、低圧タービンの出口での測定温度から差し引くこ
とにより求められる。低圧燃焼器への燃料供給量の選定
には、低圧タービンの出口での温度信号が補正されない
まま使用される。
【0003】この手法では、制御に不可欠な温度の検出
が、技術的に信頼性の高い構成と再現性が得られる個所
で行われる。この場合の制御コンセプトは、低圧燃焼器
の着火に起因して低圧タービンの出口で温度が上昇する
が、この上昇分は再現可能に検出できる点に基づいてい
る。このためこの手段では、2つの燃焼器への燃料の分
配のための制御コンセプトが提供される。
【0004】この制御コンセプトによれば燃料の良好な
分配供給が実現される。しかしこの種の装置に固有のイ
ナーシャすなわち作用の遅延により、突然に予測不能な
障害が生じて直接または間接にプロセス温度に影響を与
えることがあり、これは場合によっては制御技術的に避
けられない。本発明はこの欠点を回避することを目的と
している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、冒頭
に述べた形式の方法を提供して、制御のために不可欠な
温度を検出する際のイナーシャ(作用の遅延)を排除す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題は、第1の燃焼
器を作動させるために必要な燃料量FHを、まず圧縮機
の出口での圧力P3の関数でコントロールし、前記第1
の燃焼器を作動させるために必要な燃料量FHと前記圧
縮機の出口での圧力P3との比を、第1のタービンへの
入口での温度T7とこの温度の目標値T 7sollとの差を表
す係数K1によって連続的に更新し、第2の燃焼器を作
動させるために必要な燃料量FLを第2のタービンへの
入口での圧力P11の関数でコントロールし、前記第2の
燃焼器を作動させるために必要な燃料量FLと前記第2
のタービンへの入口での圧力P11との比を、第2のター
ビンへの入口での温度T11と該温度の目標値T11soll
の差を表す係数K2によって同様に連続的に更新して解
決される。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明によれば、そこに存在して
いる圧力を有する燃料量に圧力バックアップを目的とし
た制御を行うことにより、あらかじめ装置内で予測すべ
きイナーシャ(作用の遅延)が排除される。
【0008】この場合、高圧燃焼器(以下HP燃焼器と
も称する)のための燃料量はまず圧縮機の出口での圧力
の関数でコントロールされる。燃料量と圧縮機の出口で
の圧力との比は、高圧タービン(以下HPタービンとも
称する)への入口での温度とこの温度の目標値との差を
表す係数によって連続的に更新される。低圧燃焼器(以
下LP燃焼器とも称する)を作動させるために必要な燃
料量は低圧タービン(以下LPタービンとも称する)へ
の入口での圧力の関数でコントロールされる。この燃料
量と低圧タービンへの入口での圧力との比は、低圧ター
ビンへの入口での温度とこの温度の目標値との差を表す
係数によって同様に連続的に更新される。
【0009】本発明の重要な利点は、測定温度または算
出温度を燃料量の制御の唯一の尺度としてもはや直接に
は利用せず、圧力バックアップによる制御を行うことで
ある。この制御は圧力と燃料量との比に応動して行われ
る。したがって流量の変化に応答して圧力がただちに変
化するので、直接性が得られる。
【0010】本発明の手段の有利な別の実施形態は従属
請求項に記載されている。
【0011】
【実施例】以下に図に基づいて本発明の実施例を詳細に
説明する。本発明を理解するために直接に必要でない要
素は省略してある。媒体の流れ方向、および図示の実施
例における制御パルスは矢印で示されている。
【0012】図1にはガスタービン機構が示されてお
り、このガスタービン機構において後に説明する制御が
行われる。ガスタービン機構は圧縮機ユニット1を有し
ており、この圧縮機ユニットでは吸気2の圧縮が行われ
る。圧縮された空気3は第2の燃焼器すなわち高圧燃焼
器4(HP燃焼器)に流れる。この高圧燃焼器では供給
された燃料5により高温ガス7の最初の形成が行われ
る。HP燃焼器4からの流体が、第1のタービン6すな
わち高圧タービン(HPタービン)を作動させる。この
高圧タービン中を流れる際に、HP燃焼器4で形成され
た高温ガス7は完全にではないが膨張する。この不完全
な膨張には、HPタービン6からの高温ガス8は、まだ
1000℃以上のオーダの比較的高い温度を有している
という特徴がある。相応して前述のHPタービン6は複
数の可動翼の列(有利には1段から3段)から成ってい
る。HPタービン6からの流体は第2の燃焼器すなわち
低圧燃焼器(LP燃焼器)9に達する。このLP燃焼器
は自己着火原理によって作動される。これに関連して、
ヨーロッパ特許第0620362号公報にこれらの構成
要素が組み込まれた装置が記載されている。LP燃焼器
9はほぼリング状管路の形で、有利にはガス状の燃料1
0が噴射される管路を有している。HP燃焼器からの排
気ガス8の温度が上述の温度レベルにある場合、LP燃
焼器9で噴射された燃料10の自己着火が行われる。こ
のLP燃焼器9はここでは詳細には図示されていない補
助流体を有しており、この補助流体は火炎の先端部にお
いて確実な燃焼の作動を保証するための安定した戻し流
領域を形成する。不完全に膨張した高温ガス8はこの
後、LP燃焼器9でふたたび完全な値の高温ガス11と
なり、この高温ガス11の温度はHP燃焼器4内での温
度に相当する。基本的には高温ガス7、11の温度は直
接には熱力学的な限界を有さない。この限界は、ガスを
加えるべきタービンおよび機構要素により所定である。
高温ガス11は第2のタービンすなわち低圧タービン
(LPタービン)12に加えられる。このLPタービン
において最終的な膨張が行われる。排気ガス13の熱量
残留ポテンシャルは例えば後続の蒸気回路サイクルの蒸
気形成に利用される。発電機14は流体の形成を2つの
タービン6、12の動作出力から行う。図示されている
ガスタービン機構の重要な特徴は、全ての流体のための
機構1、6、12が、連続して延在しているシャフト1
5に一体に取り付けられている点である。このシャフト
は有利には2つの図示されない軸受に支持されている。
2つの燃焼器4、9は2つのタービン6、12の間の中
間スペースに配置されている。ここでHP燃焼器4は有
利にはリング状燃焼器として構成されており、圧縮機ユ
ニット1の大部分に重なっているので、ガスタービン機
構をコンパクトなユニットとして構成するのに寄与して
いる。こうしたコンパクトな構成は、LP燃焼器9に関
して流体の技術を考慮すると完全には実現できない。し
かしこの場合にはLP燃焼器9はきわめて短く構成され
ているので、コンパクトなガスタービン機構を実現する
目的は達成される。
【0013】ガスタービン機構はスタートアップ過程か
ら動作速度に達するまでの間、HP燃焼器の着火のみに
よる1/2の出力で作動される。まず部分的に閉鎖され
た圧縮機ガイド翼の列が順次開放される。続いてHP燃
焼器4への燃料量5の制御が従来の手段で行われる。こ
の場合LPタービン12の出口での温度T13と、圧縮機
の端部圧力P3または圧縮機の圧力比πとの関数の式 T7=A(T13−ΔT13)+(B・π)+C (1) が成り立つ。ここでA、B、Cは一般的に適合する補正
係数であり、T7はHPタービンへの入口での温度であ
り、T13はLPタービンの出口での温度であり、温度差
ΔT13は初期的にはゼロにとどまっている。
【0014】機構の別の負荷のために、LP燃焼器9へ
の燃料供給10が開始され、従来の第2の関係式による
制御が行われる。すなわち式 T11=(A’・T13)+(B’−π’)+C’ (2) が成り立つ。ここでπ’=P11/P13であり、P11は第
2のタービンへの入口での圧力、P13は第2のタービン
の出口での圧力である。
【0015】HP燃焼器4の一定に保持された燃料量で
LP燃焼器9を作動させることにより生じる、LPター
ビン12の出口での温度上昇ΔT13が式(1)に代入さ
れる。これによりHP燃焼器4は、LP燃焼器9が作動
していない場合と同様に制御される。値ΔT13を正確に
するために、各スタートアップ過程またはランダウン過
程中に較正分が求められる。この較正分はいずれの場合
でも、LP燃焼器9の燃料量10のΔmFLの小さい変化
(質量流量と燃料量との間の差)によって確認すること
ができる。この手段は少なくとも、LP燃焼器9の燃料
量10の相対的な測定を前提にしている。温度差ΔT13
も計算でシミュレートできることは明らかである。
【0016】制御技術的に特に良好な過渡特性を達成す
るために、HP燃焼器およびLP燃焼器の両方の燃料量
に対して、少なくとも以下のような圧力バックアップに
よる制御を行うと有利である。
【0017】HP燃焼器4のための燃料量FHはまず圧
縮機1の出口での圧力P3の関数でコントロールされ
る。この場合、HP燃焼器のための燃料量FHと圧縮機
の出口での圧力P3との比は、HPタービンへの入口で
の温度T7とこの温度T7の目標値との差を表す係数K1
によって連続的に更新される。LP燃焼器9のための燃
料量FLはLPタービン12への入口での圧力P11の関
数でコントロールされる。この場合、 LP燃焼器のた
めの燃料量FLとLPタービン12への入口での圧力P
11との比は、LPタービンへの入口での温度T11とこの
温度T11の目標値との差を表す係数K2によって連続的
に更新される。
【0018】次の式が圧力バックアップを目的とした制
御に対して成り立つ。
【0019】 FH〜K1・P3 (3) FL〜K2・P11 (4) 図示された温度制御モードは出力制御および回転数制御
にも使用することができる。その場合には2つのTmax
信号が燃料量5、10を制限するように作用する。回転
数制御の場合には(ω=ωsoll)、通常、消火されたL
P燃焼器9における高圧の燃料量5のみが制御される。
これは大規模な機構は実際には個別運転には使用され
ず、回転数制御は単に同期のためにしか用いられないた
めである。しかし、T7=T7sollが達成された後、ω信
号を再び低圧の燃料量10に作用させることもできる。
これに対して出力制御P=Psollを低圧の燃料量10に
ついて行うこともできる。この機構は1/2の負荷で運
転されることはほとんどないからである。しかし、LP
燃焼器9の消火後、高圧の燃料量5に対するP信号を伝
送することもできる。
【0020】プロセス制御が困難になった場合、圧縮機
の出口での圧力P3および第2のタービンへの入口での
圧力P11を低減することに代えて、圧力バックアップの
ために、ガスタービン機構の質量流量を決定するための
圧力を使用することができる。この場合に質量流量と圧
力との間の相互依存を、圧力が低減される際にも保証し
なければならない。
【0021】所定の過渡的な負荷領域では、HPタービ
ン6への入口での温度T7は、第2のタービンの出口で
の温度からLPタービンの出口での温度上昇を差し引い
た値T13−ΔT13、および圧縮機の出口での圧力と第2
のタービンの出口での圧力の圧力比P3/P13により求
められる。ここで温度差ΔT13はLP燃焼器9の熱出力
の接続により生じる温度T13の上昇分である。すなわち
この温度差は、前述のLP燃焼器9へ供給される絶対燃
料量または相対燃料量FLから適切に導出される。この
温度差ΔT13は、所定の安定した温度値T11に基づい
て、または実験的に再現可能な手法によって、第2のタ
ービンへの入口での圧力P11、第2のタービンの出口で
の圧力P13、第2のタービンの出口での温度T13から求
めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガスタービン機構とその制御手段を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 圧縮機ユニット 2 吸気 3 圧縮された空気 4 HP燃焼器 5 供給される燃料 6 HPタービン 7、11 高温ガス 8、13 排気ガス 9 LP燃焼器 10 気体燃料 12 LPタービン 14 発電機 15 シャフト P3 圧縮機の出口での圧力 P11 第2のタービンへの入口での圧力 P13 第2のタービンの出口での圧力 T7 第1のタービンへの入口での温度 T11 第2のタービンへの入口での温度 T13 第2のタービンの出口での温度

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実質的に圧縮機ユニットと、該圧縮機ユ
    ニットに後置接続された第1の燃焼器と、該第1の燃焼
    器に後置接続された第1のタービンと、該第1のタービ
    ンに後置接続された、自己着火部を作動させる第2の燃
    焼器と、少なくとも1つの発電機とから成るガスタービ
    ン機構を制御するために、 前記第2の燃焼器に第2のタービンが高温ガスを加え
    る、 ガスタービン機構の制御方法において、 第1の燃焼器(4)を作動させるために必要な燃料量
    (FH)を、まず圧縮機(1)の出口での圧力(P3)の
    関数でコントロールし、 前記第1の燃焼器を作動させるために必要な燃料量(F
    H)と前記圧縮機の出口での圧力(P3)との比を、第1
    のタービンへの入口での温度(T7)と該温度の目標値
    (T7soll)との差を表す係数(K1)によって連続的に
    更新し、 第2の燃焼器(9)を作動させるために必要な燃料量
    (FL)を第2のタービン(12)への入口での圧力
    (P11)の関数でコントロールし、 前記第2の燃焼器を作動させるために必要な燃料量(F
    L)と前記第2のタービンへの入口での圧力(P11)と
    の比を、第2のタービンへの入口での温度(T 11)と該
    温度の目標値(T11soll)との差を表す係数(K2)に
    よって同様に連続的に更新する、ことを特徴とするガス
    タービン機構の制御方法。
  2. 【請求項2】 前記圧縮機の出口での圧力(P3)およ
    び第2のタービンへの入口での圧力(P11)に代えて、
    ガスタービン機構の質量流量を決定するための少なくと
    も1つの圧力を使用する、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 第2のタービン(12)の出口での温度
    (T13)と、第2の燃焼器(9)の熱出力の接続によっ
    て生じる温度差(ΔT13)との差、および前記圧縮機の
    出口での圧力(P3)と第2のタービンの出口での圧力
    (P13)との圧力比(P3/P13)により、前記第1の
    タービンへの入口での温度(T7)を求める、請求項1
    または2記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記温度差(ΔT13)を、絶対燃料量ま
    たは相対燃料量(F L)から導出する、請求項1から3
    までのいずれか1項記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記圧縮機の出口での圧力(P3)、前
    記第2のタービンの出口での圧力(P13)および前記第
    2のタービンの出口での温度(T13)から、算出された
    熱力学的な最適温度(T11)に基づいて前記温度差(Δ
    13)を求める、請求項1から3までのいずれか1項記
    載の方法。
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