JPH11237497A - 放射性金属廃棄物処理方法 - Google Patents

放射性金属廃棄物処理方法

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JPH11237497A
JPH11237497A JP4176598A JP4176598A JPH11237497A JP H11237497 A JPH11237497 A JP H11237497A JP 4176598 A JP4176598 A JP 4176598A JP 4176598 A JP4176598 A JP 4176598A JP H11237497 A JPH11237497 A JP H11237497A
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JP
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molten
metal
solid
container
slag
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JP4176598A
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English (en)
Inventor
Hisaki Fukui
寿樹 福井
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IHI Corp
Original Assignee
Ishikawajima Harima Heavy Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放射性金属廃棄物を効率よく収納できるよう
にする。 【解決手段】 放射性物質を含んだ金属廃棄物1を溶融
容器6内で溶融させて、放射性物質を密度が低い溶融ス
ラグ15へ取り込み、密度が高い溶融金属14に含まれ
る放射性物質の軽減をする。更に、溶融容器6から鋳造
容器3へ溶融金属14と溶融スラグ15とを流下させる
こと、並びに回転機構4で鋳造容器3を周方向へ回転さ
せることにより、溶融金属14が凝固した第1の固体金
属層16で溶融スラグ15が凝固した固体スラグ層18
の周囲を被い、また、溶融金属14が凝固した第2の固
体金属層17で固体スラグ層18の底部を覆って、固体
スラグ層18から外部への放射線の放出を抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は放射性金属廃棄物処
理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、原子炉関連施設の改装工事や解体
工事に伴って発生する固体廃棄物を、セメントに浸漬し
て所定形状に固化したうえ、固体廃棄物に含まれている
放射性物質の半減期が経過するまでの間、放射性廃棄物
貯蔵施設で保管することが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、固体廃
棄物のほとんどは種々の形状の金属部材であるので、該
金属部材に対するセメントの割合が多くなる傾向を呈
し、放射性廃棄物貯蔵施設に固体廃棄物を効率よく保管
することができない。
【0004】本発明は上述した実情に鑑みてなしたもの
で、放射性金属廃棄物を効率よく保管できるようにする
ことを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1に記載した放射性金属廃棄物処理
方法では、放射性物質を含んだ金属廃棄物を下側に排出
口を有する溶融容器内に投入し、該溶融容器を加熱する
ことにより、密度が高く且つ放射線レベルが低い溶融金
属と密度が低く且つ放射線レベルが高い溶融スラグとを
二液分離状態で共存させ、上方が開口した鋳造容器を溶
融容器の直下で周方向に回転させながら、溶融容器内の
溶融金属の一部を排出口から流下させて、溶融金属が鋳
造容器の内側面を覆うように凝固した第1の固体金属層
を形成させ、鋳造容器の回転を停止させた後、溶融容器
内の残余の溶融金属及び溶融スラグを排出口から流下さ
せて、残余の溶融金属が凝固した第2の固体金属層と溶
融スラグが凝固した固体スラグ層とを、前記の第1の固
体金属層の内方に形成させる。
【0006】本発明の請求項2に記載した放射性金属廃
棄物処理方法では、放射性物質を含んだ金属廃棄物を下
側に排出口を有する溶融容器内に投入し、該溶融容器を
加熱することにより、密度が高く且つ放射線レベルが低
い溶融金属と密度が低く且つ放射線レベルが高い溶融ス
ラグとを二液分離状態で共存させ、上方が開口した鋳造
容器を溶融容器の直下で周方向に回転させながら、溶融
容器内の溶融金属の一部を排出口から流下させて、溶融
金属が鋳造容器の内側面を覆うように凝固した第1の固
体金属層を形成させ、鋳造容器の回転を停止させた後、
溶融容器内の残余の溶融金属及び溶融スラグを排出口か
ら流下させて、残余の溶融金属が凝固した第2の固体金
属層と溶融スラグが凝固した固体スラグ層とを、前記の
第1の固体金属層の内方に形成させ、放射性物質を含ん
だ別の金属廃棄物を溶融容器内で加熱して、新たに溶融
金属と溶融スラグとを二液分離状態で共存させ、溶融容
器内の溶融金属の一部を排出口から流下させて、溶融金
属が前記の固体スラグ層の上面を覆うように凝固した第
3の固体金属層を形成させる。
【0007】本発明の請求項3に記載した放射性金属廃
棄物処理方法では、放射性物質を含んだ金属廃棄物を鋳
造容器に投入し、該鋳造容器を全体的に加熱することに
より、密度が高く且つ放射線レベルが低い溶融金属と密
度が低く且つ放射線レベルが高い溶融スラグとを二液分
離状態で共存させ、鋳造容器の下端寄り部分に対する加
熱を止めて、溶融金属が凝固した第1の固体金属層を鋳
造容器の内底部近傍に形成させ、鋳造容器を周方向に回
転させて、残余の溶融金属を鋳造容器の内側面に沿わせ
且つ溶融スラグの鋳造容器の回転中心の周りに位置させ
たうえ、鋳造容器の全体に体する加熱を止めて、残余の
溶融金属が鋳造容器の内側面を覆うように凝固した第2
の固体金属層と該第2の固体金属層の内方で溶融スラグ
が凝固した固体スラグ層とを形成させる。
【0008】本発明の請求項1乃至請求項3に記載した
放射性金属廃棄物処理方法のいずれにおいても、放射性
物質を含んだ金属廃棄物を溶融させて、当該金属廃棄物
を保管に適した形状に成形するとともに、放射性物質を
酸化物として密度が低い溶融スラグへ取り込み、密度が
高い溶融金属に含まれる放射性物質の軽減をする。
【0009】これに加えて、本発明の請求項1に記載し
た放射性金属廃棄物処理方法においては、溶融スラグが
凝固した固体スラグ層の周囲及び底部を、溶融金属が凝
固した第1の固体金属層と第2の固体金属層とで覆っ
て、固体スラグ層から外部への放射線の放出を抑制す
る。
【0010】また、本発明の請求項2に記載した放射性
金属廃棄物処理方法においては、溶融スラグが凝固した
固体スラグ層の周囲、底部及び上面を、溶融金属が凝固
した第1の固体金属層と第2の固体金属層と第3の固体
金属層とで覆って、固体スラグ層から外部への放射線の
放出を抑制する。
【0011】更に、本発明の請求項3に記載した放射性
金属廃棄物処理方法においては、溶融スラグが凝固した
固体スラグ層の底部及び周囲を、溶融金属が凝固した第
1の固体金属層と第2の固体金属層とで覆って、固体ス
ラグ層から外部への放射線の放出を抑制する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。
【0013】図1は本発明の放射性金属廃棄物処理方法
の実施の形態の第1の例であり、当該処理方法では、放
射性物質を含んだ金属廃棄物1の処理手段として、金属
廃棄物1を溶融させる溶融炉2と、該溶融炉2の直下に
配置される鋳造容器3と、該鋳造容器3を周方向に回転
させる回転機構4とを用いる。
【0014】溶融炉2は、耐火性材料で形成され且つ底
部に下方へ向って貫通する排出口5を有する溶融容器6
と、排出口5を周方向に取り囲むように溶融容器6に埋
め込まれた高周波加熱コイル7と、排出口5よりも上側
の容器内部空間を周方向に取り囲むように溶融容器6に
埋め込まれた高周波加熱コイル8とによって構成されて
いる。
【0015】鋳造容器3は、耐火性材料によって上端が
開口し且つ下端が閉塞した肉厚円筒形状に形成されてい
る。
【0016】回転機構4は、溶融炉2の下方に設置され
且つ排出口5へ向って略垂直に突出する回転軸9を有す
る駆動装置10と、回転軸9の上端部に略水平に固着さ
れ且つ鋳造容器3が載置され得る円盤状の支持台11
と、鋳造容器3に外嵌し得られ且つ支持台11の上面に
同軸に装着可能な円筒状の保持筒12と、該保持筒12
の上端部に同軸に装着され得る環状の保持板13とによ
って構成されている。
【0017】放射性物質を含んだ金属廃棄物1を処理す
るときには、回転機構4の支持台11に鋳造容器3を、
該鋳造容器3が径方向及び軸線方向のいずれにも変位し
ないように、保持筒12と保持板13とによって取り付
けた後、溶融炉2の溶融容器6内へ金属廃棄物1を投入
し(図1(A)参照)、上側の高周波加熱コイル8で溶
融容器6を加熱して金属廃棄物1を溶融させる。
【0018】溶融した金属廃棄物1は、排出口5内で凝
固して該排出口5を閉止する金属塊20を形成し、ま
た、密度が高い溶融金属14と密度が低い溶融スラグ1
5とが、溶融容器6内に二液分離状態で共存する(図1
(B)参照)。
【0019】また、放射性物質のほとんどは、酸化物と
して溶融スラグ15に含まれる。
【0020】次いで、回転機構4により鋳造容器3を周
方向に回転さながら、下側の高周波加熱コイル7により
溶融容器6の排出口5の周囲を所定時間加熱して金属塊
20による排出口5の閉塞を一時的に解除し、溶融金属
14の一部を溶融容器6から鋳造容器3へ流下させる
(図1(C)参照)。
【0021】鋳造容器3に流れ込んだ溶融金属14は、
鋳造容器3の回転に伴う遠心力の影響を受けながら凝固
し、鋳造容器3の内側面を周方向に被覆する略円筒状の
第1の固体金属層16が形成される(図1(D)参
照)。
【0022】第1の固体金属層16が形成されたなら
ば、回転機構4による鋳造容器3の回転を停止させる。
【0023】また、下側の高周波加熱コイル7により溶
融容器6の排出口5を加熱して金属塊20による排出口
5の閉塞を解除し、残余の溶融金属14及び溶融スラグ
15を溶融容器6から鋳造容器3へ流下させて、第1の
固体金属層16の内方に、残余の溶融金属14が凝固し
た第2の固体金属層17と溶融スラグ15が凝固した固
体スラグ層18とを形成する(図1(E)参照)。
【0024】更に、第1の固体金属層16、第2の固体
金属層17及び固体スラグ層18が一体的に固化した廃
棄物処理体19を鋳造容器3から取り出し(図1(F)
参照)、収納容器(図示せず)に廃棄物処理体19を収
納して、放射性廃棄物貯蔵施設に保管する。
【0025】このように、図1に示す放射性金属廃棄物
処理方法では、金属廃棄物1を溶融させて廃棄物処理体
19を形成するので、該廃棄物処理体19を保管に適し
た形状にすることができる。
【0026】また、放射性物質を取り込んだ固体スラグ
層18の周囲及び底部を、放射性物質が軽減された第1
の固体金属層16と第2の固体金属層17とで覆うの
で、固体スラグ層18から外部への放射線の放出を抑制
することができ、よって、廃棄物処理体19が収納され
るべき収納容器の遮蔽構造の簡略化を図ること可能にな
る。
【0027】図2は本発明の放射性金属廃棄物処理方法
の実施の形態の第2の例であり、図中、図1と同一の符
号を付した部分は同一物を表している。
【0028】放射性物質を含んだ金属廃棄物1を処理す
るときには、先に述べた図1の処理手順と同様に、溶融
炉2の溶融容器6内で金属廃棄物1を溶融させて、密度
が高い溶融金属14と密度が低い溶融スラグ15とをに
二液分離状態で共存させる工程(図2(A)参照)、溶
融金属14の一部を溶融容器6から鋳造容器3へ流下さ
せたうえ、回転機構4により鋳造容器3を周方向に回転
させて第1の固体金属層16を形成する工程(図2
(B)参照)、回転機構4による鋳造容器3の回転を停
止させた後、残余の溶融金属14及び溶融スラグ15を
溶融容器6から鋳造容器3へ流下させて、第1の固体金
属層16の内方に、第2の固体金属層17と固体スラグ
層18とを形成する工程(図2(C)参照)を順に行
う。
【0029】第1の固体金属層16、第2の固体金属層
17、及び固体スラグ層18が形成されたならば、放射
性物質を含んだ別の金属廃棄物1を溶融容器6内へ投入
し、上側の高周波加熱コイル8で溶融容器6を加熱して
金属廃棄物1を溶融させ、新たに溶融金属14と溶融ス
ラグ15とを、溶融容器6内に二液分離状態で共存させ
る(図2(D)参照)。
【0030】次いで、下側の高周波加熱コイル7により
溶融容器6の排出口5の周囲を所定時間加熱して金属塊
20による排出口5の閉塞を一時的に解除し、溶融金属
14の一部を溶融容器6から鋳造容器3へ流下させる。
【0031】これにより、第1の固体金属層16の内方
に、溶融金属14が凝固した第3の固体金属層21が、
固体スラグ層18を上側から覆うように形成される(図
2(E)参照)。
【0032】更に、第1の固体金属層16、第2の固体
金属層17、固体スラグ層18及び第3の固体金属層2
1が一体的に固化した廃棄物処理体22を鋳造容器3か
ら取り出し(図2(F)参照)、収納容器(図示せず)
に廃棄物処理体22を収納して、放射性廃棄物貯蔵施設
に保管する。
【0033】また、第3の固体金属層21を形成させた
後、溶融容器6内に残留している溶融金属14及び溶融
スラグ15によって、前述した第1の固体金属層16、
第2の固体金属層17及び固体スラグ層18を形成させ
る操作を行い、これを繰り返し行うことにより、金属廃
棄物1から廃棄物処理体22を順次成形する。
【0034】このように、図2に示す放射性金属廃棄物
処理方法では、金属廃棄物1を溶融させて廃棄物処理体
22を形成するので、該廃棄物処理体22を保管に適し
た形状にすることができる。
【0035】また、放射性物質を取り込んだ固体スラグ
層18の周囲、底部及び上面を、放射性物質が軽減され
た第1の固体金属層16と第2の固体金属層17と第3
の固体金属層21とで覆うので、固体スラグ層18から
外部への放射線の放出を抑制することができ、よって、
廃棄物処理体22が収納されるべき収納容器の遮蔽構造
の簡略化を図ることが可能になる。
【0036】図3は本発明の放射性金属廃棄物処理方法
の実施の形態の第3の例であり、当該処理方法では、放
射性物質を含んだ金属廃棄物の処理手段として、金属廃
棄物1が投入される鋳造容器23と、該鋳造容器23を
周方向に回転させる回転機構24と、前記の鋳造容器2
3を加熱して金属廃棄物1を溶融させる高周波加熱コイ
ル25,26とを用いる。
【0037】鋳造容器23は、耐火性材料によって上端
が開口し且つ下端が閉塞した肉厚円筒形状に形成されて
いる。
【0038】回転機構24は、上方に略垂直に突出する
回転軸27を有する駆動装置28と、回転軸27の上端
部に略水平に固着され且つ鋳造容器23が載置され得る
円盤状の支持台29と、鋳造容器23に外嵌し得られ且
つ支持台29の上面に同軸に装着可能な円筒状の保持筒
30と、該保持筒30の上端部に同軸に装着され得る環
状の保持板31とによって構成されている。
【0039】一方の高周波加熱コイル25は、保持筒3
0を介して鋳造容器23の下端寄り部分を周方向に取り
囲むように配置され、他方の高周波加熱コイル26は、
保持筒30を介して周囲に鋳造容器23の上端寄り部分
を周方向に取り囲むように配置されている。
【0040】これらの高周波加熱コイル25,26は、
絶縁耐熱材を介して架台(図示せず)に取り付けられて
いる。
【0041】放射性物質を含んだ金属廃棄物1を処理す
るときには、鋳造容器23が径方向及び軸線方向のいず
れにも変位しないように、該鋳造容器23を保持筒30
と保持板31とによって支持台29に取り付けた後、鋳
造容器23内へ金属廃棄物1を投入し(図3(A)参
照)、下側の高周波加熱コイル25及び上側の高周波加
熱コイル26で鋳造容器23を全体的加熱することによ
り、金属廃棄物1を溶融させる。
【0042】金属廃棄物1が溶融すると、密度が高い溶
融金属14と密度が低い溶融スラグ15とが、鋳造容器
23内に二液分離状態で共存する(図3(B)参照)。
【0043】また、放射性物質のほとんどは、酸化物と
して溶融スラグ15に含まれる。
【0044】溶融金属14及び溶融スラグ15を二液分
離状態で共存させたならば、下側の高周波加熱コイル2
5による鋳造容器23の下側寄り部分の加熱を止めて、
鋳造容器23の内底部付近の温度を低下させる。
【0045】これにより、溶融金属14が凝固した略円
盤状の第1の固体金属層32が、鋳造容器23の内底部
近傍に形成される(図3(C)参照)。
【0046】次いで、回転機構24により鋳造容器23
を周方向に回転させると、鋳造容器23内の溶融金属1
4及び溶融スラグ15は、鋳造容器23の回転に伴う遠
心力の影響を受けて密度が高い溶融金属14が鋳造容器
23の内側面に沿って分布し且つ密度が低い溶融スラグ
15が鋳造容器23の回転中心の周りに位置するように
なる(図3(D)参照)。
【0047】この状態で、上側の高周波加熱コイル26
による鋳造容器23の上側寄り部分の加熱を止めると、
残余の溶融金属14が凝固した第2の固体金属層33
が、鋳造容器23の内側面を周方向に被覆するように形
成され、また、溶融スラグ15が凝固した固体スラグ層
34が、第2の固体金属層33の内方に位置するように
形成される(図3(E)参照)。
【0048】更に、第1の固体金属層32、第2の固体
金属層33及び固体スラグ層34が一体的に固化した廃
棄物処理体35を、鋳造容器23から取り出し(図3
(F)参照)、収納容器(図示せず)に廃棄物処理体3
5を収納して放射性廃棄物貯蔵施設に保管する。
【0049】このように、図3に示す放射性金属廃棄物
処理方法では、放射性物質を含んだ金属廃棄物1を溶融
させて廃棄物処理体35を形成するので、該廃棄物処理
体35を保管に適した状態にすることができる。
【0050】また、放射性物質を取り込んだ固体スラグ
層34の底部及び周囲を、放射性物質が軽減された第1
の固体金属層32と第2の固体金属層33とで覆うの
で、固体スラグ層34から外部への放射線の放出を抑制
することができ、よって、廃棄物処理体35が収納され
るべき収納容器の遮蔽構造を簡略化を図ることが可能に
なる。
【0051】なお、本発明の放射性金属廃棄物処理方法
は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、
本発明の要旨を逸脱しない範囲において変更を加え得る
ことは勿論である。
【0052】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の放射性金属
廃棄物処理方法では下記のような種々の優れた効果を奏
し得る。
【0053】(1)本発明の請求項1乃至請求項3に記
載した放射性金属廃棄物処理方法のいずれにおいても、
放射性物質を含んだ金属廃棄物を溶融させるので、当該
金属廃棄物を保管に適した形状に成形することができ
る。
【0054】(2)本発明の請求項1に記載した放射性
金属廃棄物処理方法においては、放射性物質を取り込ん
だ固体スラグ層の周囲及び底部を、放射性物質が軽減さ
れた第1の固体金属層と第2の固体金属層とで覆うの
で、固体スラグ層から外部への放射線の放出を抑制する
ことができ、溶融処理を行った金属廃棄物が収納される
べき容器の遮蔽構造の簡略化を図ることが可能になる。
【0055】(3)本発明の請求項2に記載した放射性
金属廃棄物処理方法においては、放射性物質を取り込ん
だ固体スラグ層の周囲、底部及び上面を、放射性物質が
軽減された第1の固体金属層と第2の固体金属層と第3
の固体金属層とで覆うので、固体スラグ層から外部への
放射線の放出を抑制することができ、溶融処理を行った
金属廃棄物が収納されるべき容器の遮蔽構造の簡略化を
図ることができる。
【0056】(4)本発明の請求項3に記載した放射性
金属廃棄物処理方法においては、放射性物質を取り込ん
だ固体スラグ層の底部及び周囲を、放射性物質が軽減さ
れた第1の固体金属層と第2の固体金属層とで覆うの
で、固体スラグ層から外部への放射線の放出を抑制する
ことができ、溶融処理を行った金属廃棄物が収納される
べき容器の遮蔽構造の簡略化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の放射性金属廃棄物処理方法の実施の形
態の第1の例を示す概念図である。
【図2】本発明の放射性金属廃棄物処理方法の実施の形
態の第2の例を示す概念図である。
【図3】本発明の放射性金属廃棄物処理方法の実施の形
態の第3の例を示す概念図である。
【符号の説明】
1 金属廃棄物 5 排出口 6 溶融容器 14 溶融金属 15 溶融スラグ 16,32 第1の固体金属層 17,33 第2の固体金属層 18,34 固体スラグ層 21 第3の固体金属層 23 鋳造容器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射性物質を含んだ金属廃棄物を下側に
    排出口を有する溶融容器内に投入し、該溶融容器を加熱
    することにより、密度が高く且つ放射線レベルが低い溶
    融金属と密度が低く且つ放射線レベルが高い溶融スラグ
    とを二液分離状態で共存させ、上方が開口した鋳造容器
    を溶融容器の直下で周方向に回転させながら、溶融容器
    内の溶融金属の一部を排出口から流下させて、溶融金属
    が鋳造容器の内側面を覆うように凝固した第1の固体金
    属層を形成させ、鋳造容器の回転を停止させた後、溶融
    容器内の残余の溶融金属及び溶融スラグを排出口から流
    下させて、残余の溶融金属が凝固した第2の固体金属層
    と溶融スラグが凝固した固体スラグ層とを、前記の第1
    の固体金属層の内方に形成させることを特徴とする放射
    性金属廃棄物処理方法。
  2. 【請求項2】 放射性物質を含んだ金属廃棄物を下側に
    排出口を有する溶融容器内に投入し、該溶融容器を加熱
    することにより、密度が高く且つ放射線レベルが低い溶
    融金属と密度が低く且つ放射線レベルが高い溶融スラグ
    とを二液分離状態で共存させ、上方が開口した鋳造容器
    を溶融容器の直下で周方向に回転させながら、溶融容器
    内の溶融金属の一部を排出口から流下させて、溶融金属
    が鋳造容器の内側面を覆うように凝固した第1の固体金
    属層を形成させ、鋳造容器の回転を停止させた後、溶融
    容器内の残余の溶融金属及び溶融スラグを排出口から流
    下させて、残余の溶融金属が凝固した第2の固体金属層
    と溶融スラグが凝固した固体スラグ層とを、前記の第1
    の固体金属層の内方に形成させ、放射性物質を含んだ別
    の金属廃棄物を溶融容器内で加熱して、新たに溶融金属
    と溶融スラグとを二液分離状態で共存させ、溶融容器内
    の溶融金属の一部を排出口から流下させて、溶融金属が
    前記の固体スラグ層の上面を覆うように凝固した第3の
    固体金属層を形成させることを特徴とする放射性金属廃
    棄物処理方法。
  3. 【請求項3】 放射性物質を含んだ金属廃棄物を鋳造容
    器に投入し、該鋳造容器を全体的に加熱することによ
    り、密度が高く且つ放射線レベルが低い溶融金属と密度
    が低く且つ放射線レベルが高い溶融スラグとを二液分離
    状態で共存させ、鋳造容器の下端寄り部分に対する加熱
    を止めて、溶融金属が凝固した第1の固体金属層を鋳造
    容器の内底部近傍に形成させ、鋳造容器を周方向に回転
    させて、残余の溶融金属を鋳造容器の内側面に沿わせ且
    つ溶融スラグの鋳造容器の回転中心の周りに位置させた
    うえ、鋳造容器の全体に体する加熱を止めて、残余の溶
    融金属が鋳造容器の内側面を覆うように凝固した第2の
    固体金属層と該第2の固体金属層の内方で溶融スラグが
    凝固した固体スラグ層とを形成させることを特徴とする
    放射性金属廃棄物処理方法。
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