JPH11237682A - レンズ付きフイルムユニット - Google Patents

レンズ付きフイルムユニット

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Publication number
JPH11237682A
JPH11237682A JP12316098A JP12316098A JPH11237682A JP H11237682 A JPH11237682 A JP H11237682A JP 12316098 A JP12316098 A JP 12316098A JP 12316098 A JP12316098 A JP 12316098A JP H11237682 A JPH11237682 A JP H11237682A
Authority
JP
Japan
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film
winding
lens
photographic
color negative
Prior art date
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Pending
Application number
JP12316098A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Kamata
和雄 鎌田
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP12316098A priority Critical patent/JPH11237682A/ja
Publication of JPH11237682A publication Critical patent/JPH11237682A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用後のフイルム現像処理を迅速化できるよ
うにし、かつ画像品質の劣化を防止したレンズ付きフイ
ルムユニットを提供する。 【解決手段】 写真フイルム4をロール形態で収納する
フイルム供給室15に回転自在な巻軸20を設ける。巻
軸20にリップ21a付きの柔軟なフレキシブルディス
ク21を設ける。巻軸20に巻かれた写真フイルム4の
最外周を端縁側から部分的にリップ21aで包み、写真
フイルム4が巻きほぐれてフイルム供給室15の内壁に
接触することを防ぐ。フイルム引き出し部分ではリップ
21が変形して写真フイルム4の引き出しを許容する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製造工程中に予め
写真フイルムが装填されるレンズ付きフイルムユニット
に関するもので、詳しくは、発色現像主薬を内蔵し乾式
処理によって現像可能なカラーネガフイルムを写真フイ
ルムとして用いたレンズ付きフイルムユニットに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】レンズ付きフイルムユニットは、撮影レ
ンズやシャッタ機構が組み込まれたユニット本体と製造
時に予め装填された写真フイルムとから構成され、ユー
ザーはこれを購入した後、そのまま写真撮影できるとい
う特徴をもつ。そして、使用後には写真フイルムを取り
出すことなくユニット本体ごとそのままDPE店に出せ
ば、現像済みの写真フイルムとプリント写真とが得られ
るというシステムの中で用いられており、写真フイルム
そのものの取り扱いからユーザーを完全に解放した簡便
な商品として広く普及している。
【0003】現行のレンズ付きフイルムユニットには、
写真フイルムとして135フイルムあるいはAPSフイ
ルムが用いられ、これらの写真フイルムはいずれもユニ
ット本体に形成されたフイルム供給室内にロール形態で
装填される。また、ユニット本体にはフイルム巻取り室
が設けられ、フイルム巻取り室内には予め135タイプ
やAPSタイプ、さらには135タイプのものを細径に
した専用のフイルムカートリッジが装填される。
【0004】撮影ごとにフイルム巻上げ操作を行うと撮
影済みの写真フイルムがカートリッジに順次に巻き込ま
れ、レンズ付きフイルムユニットの使用を終えたときに
は撮影済みの写真フイルムは全てカートリッジ内に巻き
込まれるようになる。したがって現像所では、使用済み
になって回収したレンズ付きフイルムユニットからフイ
ルムカートリッジを取り出し、以後は通常どおりのフイ
ルム現像,プリント処理などの後処理を行うことが可能
となる。フイルムカートリッジをユニット本体から取り
出すには、特公平6−16158号公報、実公平7−1
5545号公報記載のように、ユニット本体の底に取り
出し用の蓋が設けられる。なお、オランダ特許第670
8489号明細書に記載のように、後カバーを開放ある
いは破壊して取り出すようにすることも可能である。
【0005】フイルム供給室に写真フイルムをロール形
態で装填するに際しては、例えば特公平2−32615
号公報に記載されているように、写真フイルムが巻き込
まれた状態でレンズ付きフイルムユニットの製造ライン
に供給されるフイルムカートリッジから、暗室内におい
て写真フイルムをロール状に巻き取りながら引き出し、
こうして得られた空のカートリッジと写真フイルムロー
ルとをそれぞれフイルム巻き取り室とフイルム供給室に
装填する手法と、写真フイルムが巻き込まれた状態のま
まフイルムカートリッジをフイルム巻取り室側に装填す
るとともに写真フイルムの先端をフイルム供給室側に設
けたスプールに係止しておき、このスプールを回転して
カートリッジから写真フイルムを引き出しながら巻き取
ってフイルム供給室側に写真フイルムロールを作る手法
とがある。これらの手法は、いずれも製造工程中にカー
トリッジから写真フイルムを引き出してロール状にまと
めてフイルム供給室に装填するもので、予備巻き装填
(ファクトリー・プレワインド)と称される。
【0006】一軸式カートリッジを用いた他の手法で
は、写真フイルムが巻き込まれたフイルムカートリッジ
をフイルム供給室に装填し、フイルム巻取り室側にはス
プール付きの空のカートリッジを装填しておく。写真フ
イルムの先端を空のカートリッジのスプールに固定して
おけば、撮影ごとのフイルム巻上げにより、露光済みの
写真フイルムを順次に空のカートリッジ側に巻き込んで
ゆくことができる。
【0007】その他の形態としては、米国特許第520
2713号明細書に記載のように、ユニット本体の一部
に通常は遮光状態にあるスリット状の開口を形成してお
き、フイルム現像に際しては、フイルム巻取り室からカ
ートリッジを取り出すことなく、この開口から写真フイ
ルムの一端を掴んで直接に引き出すようにしてもよい。
さらに、この米国特許明細書には、フイルム巻取り室に
空のカートリッジを装填せずにスプールだけを回転自在
に収納しておき、フイルム巻上げ時にはこのスプールを
回転させて写真フイルムをフイルム巻取り室に巻き込む
ようにした例も記載されている。フイルム現像を行う際
には、前述の例と同様、通常は遮光状態にあるスリット
状の開口から写真フイルムの一端を掴んで引き出せばよ
い。
【0008】さらには、特開平8−211509号、同
8−262645号、同8−262639号各公報記載
のAPS(Advanced Photo System )用のカートリッジ
も使用することができ、これらのパトローネ及びカート
リッジ(以下、カートリッジと総称)は、写真フイルム
の一端を上記カートリッジ内のスプールに係止したいわ
ゆる一軸式の容器として用いられる。また、実公平4−
14748号公報、同3−22746号公報に記載され
たように、110サイズ規格の写真フイルムを二軸式カ
ートリッジとともに用いたり、110サイズ以外の写真
フイルムについても、必要に応じて遮光紙とともに利用
することも可能である。
【0009】上記のように、レンズ付きフイルムユニッ
トは製品として種々提供され、また様々な改良について
考案がされてきているが、これまでのレンズ付きフイル
ムユニットにおいては、使用済みになったレンズ付きフ
イルムユニットをDPE店に提出してからプリント写真
及び現像済みフイルムを入手するまでに短くても1日程
度の時間を要しており、即時性に欠けたものとなってい
る。特に最近では、画質の点では多少劣る面はあるもの
の、静止画像をビデオ信号に変換して記録するデジタル
カメラがその即時性ゆえに広く利用されてきており、こ
うした背景からレンズ付きフイルムユニットにも新たな
展開が必要となってきている。
【0010】上記事情を考慮し、即時的な現像処理が可
能で、また現像処理によって得られた写真画像から光電
的に画像を読み取ってプリントに供することができるよ
うな感光材料を使用することによって、使用済みのレン
ズ付きフイルムユニットを受け取ったその場でユーザー
にプリント画像あるいはプリント画像作成用の画像デー
タを提供できるようなレンズ付きフイルムユニットシス
テムが検討されている。このシステムに用いられる写真
フイルムには、詳しくは後述する乾式処理によって現像
が可能なカラーネガフイルムを効果的に用いることが可
能である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】乾式処理によって現像
が可能なカラーネガフイルム(以下、DCN感光材料と
いう)はこれまでのレンズ付きフイルムユニットに用い
られている一般のカラーネガフイルムと異なり、現像処
理液,定着液,水洗を必要とする湿式現像を要せず、ほ
とんど乾式に近い形で現像処理を行うことができ、1〜
2分程度で感光材料上に原画となるカラー画像を固定す
ることができる。ところが、このDCN感光材料の現像
処理工程では、その乳剤面にウェブ状の処理材料を密着
させ、これらの接触面の相互作用によって現像を進行さ
せるものであるため、感光材料の表面に強固な保護層を
設けると現像の妨げになって好ましくない。したがっ
て、DCN感光材料は基本的には表面に保護層をもたな
い層構成となり、結果的に乳剤面の膜面強度の低下が避
けられない。
【0012】このようなDCN感光材料をファクトリー
・プレワインドでロール形態に巻き、フイルム供給室に
装填してその拘束を解くと、DCN感光材料が弾けるよ
うに巻きほぐれ、最外周のDCN感光材料のベース面
(乳剤面とは反対側の面)がフイルム供給室の内壁に強
く押しつけられる。このため、フイルム巻上げを行って
ゆく過程では、DCN感光材料はベース面がフイルム供
給室の内壁と強く擦れながら引き出されるようになる。
【0013】これまでのレンズ付きフイルムユニットに
おいても、同様に最外周の写真フイルムのベース面がフ
イルム供給室の内壁と擦れ合って傷が入りやすくなる
が、フイルムロールの上下端側の有効画面外でフイルム
を支持するように、フイルム供給室の内壁に2本の突条
が形成されているため、ほとんど問題になることはなか
った。ところが、DCN感光材料の場合には、この突条
にベース面が強く押しつけられ、またフイルム引き出し
時にこれらの突条と強く擦れ合ったりしてベース面が局
部的に変形すると、この変形が脆弱な乳剤面にまで及ん
でしまい、乳剤面に微細なひび割れが生じて画像の品質
を損ねる原因になりやすい。
【0014】また、フイルムロールの巻ほぐれがフイル
ム供給室内壁や前記突条によって制限されるため、最外
周のフイルムの乳剤面に対してその内側のフイルムのベ
ース面が強く押しつけられる形となる。このため、フイ
ルム引き出し時の給送速度の差によってこれらの面が互
いに擦れ合い、最外周のフイルムの乳剤面に擦り傷が発
生しやすい。
【0015】さらに、撮影後のフイルム巻上げによって
フイルム巻取り室内でスプールが回転され、これにより
写真フイルムの巻き取りが行われるが、レンズ付きフイ
ルムユニットではフイルムの給送に従動するスプロケッ
トの回転を利用してシャッタチャージを行っているた
め、写真フイルムの給送負荷が比較的高い。このため、
写真フイルムはスプールに固く巻き締められながら巻き
取られてゆく。こうした場合、DCN感光材料では脆弱
な乳剤面がその内側のベース面に強く押しつけられるた
め、乳剤面に形成されている微細な凹凸がつぶされ、こ
うしてつぶれた部分が現像したときにムラになって画像
の品質を劣化させる。
【0016】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
で、乾式で即時的な現像処理が可能なカラーネガフイル
ムを写真フイルムとして用い、しかもほとんどコストア
ップさせることなく、高品質の画像が得られるようにし
たレンズ付きフイルムユニットを提供することを目的と
する。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、製造時にユニット本体に装填される写真フ
イルムとして、乾式処理によって現像が可能なカラーネ
ガフイルムを用いるとともに、前記カラーネガフイルム
をフイルム供給室内で回転自在な巻軸に巻きつけて装填
する構成を採っている。さらに、この巻軸には、巻きつ
けられたカラーネガフイルムの最外周を端縁側から部分
的に包み込んで巻緩みを防ぐリップを備えたフレキシブ
ルディスクを設け、カラーネガフイルムがフイルム供給
室の内壁に接しないようにロール径を制限するものであ
る。
【0018】また、フイルム巻取り室側の構成として
は、撮影後のフイルム巻上げによって駆動されるフイル
ム巻上げ部材と、フイルム巻取り室内で回転されるスプ
ールとの間にトルクリミッタを設けておき、スプールの
回転負荷が所定レベルを越えたときにはフイルム巻上げ
部材を空転させ、前記カラーネガフイルムがスプールに
強く巻き締められることがないようにしたものである。
【0019】前記フイルム巻上げ部材がマニュアル操作
される巻上げノブであるときには、その回転を中継部材
を介してスプールに伝達する構成とし、巻上げノブと中
継部材との間を板バネによるフリクション結合で連係さ
せるのが簡便である。前記スプールとしては、フイルム
巻取り室内に予め装填された空のカートリッジに組み込
まれているスプール、あるいはフイルム巻取り室内に直
接的に回転自在に設けられたスプールのいずれであって
もよい。また、フイルム巻上げ部材はモータで駆動され
るもの、あるいはマニュアル操作によって回転させる巻
上げノブに連動して回転するものであってもよい。
【0020】フイルム供給室側の他の構成としては、フ
レキシブルディスクのリップに、フイルム引き出し部分
にカラーネガフイルムの最外周の端縁が通される切欠を
設けることで、フレキシブルディスクを変形しないでフ
イルム引き出しを行えるようにしたものである。また、
巻き軸をもたないフレキシブルディスクのリップのフイ
ルム引き出し部分に前記切欠を設けたものである。これ
らのフレキシブルディスクのリップを外向きに傾けて形
成し、写真フイルムの端縁がリップの内壁に当たるよう
にしたり、リップのエッジを外向きに折り曲げ形成し
て、カラーネガフイルムの最外周にリップのエッジが接
触することによる傷付きを確実に防止できるようにした
ものである。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明のレンズ付きフイルムユニ
ットに装填される写真フイルムには、例えば特願平8−
53357号に記載された熱現像による乾式処理が可能
な銀塩カラーネガフイルム(以下、DCN感光材料とい
う)が用いられる。DCN感光材料は、3種類の感光層
及び発色層をもち、乳剤として平板乳剤を用いること、
さらに発色にカップリング反応を用いることなど、基本
的な面では従来から広く用いられているカラーネガフイ
ルムと同様であるが、 ・感光材料中に塩基プレカーサーを内蔵していること ・銀量が少なく、油溶分/ゼラチン比が高く(総ゼラチ
ン量も少ない)、総膜厚が薄いこと ・イエローフィルタ層及びアンチハレーション層にコロ
イド銀は用いられておらず、消色性色素が用いられてい
ること ・基本的には、カラードカプラー,DIRカプラーを要
しないこと などの点で相違がある。
【0022】そして、露光済みのDCN感光材料に塩基
プレカーサーを内蔵した処理シートを少量の水を介して
重ね合わせながら60°C〜100°Cの温度下で5秒
〜60秒間程度の加熱現像を行うと、速やかに塩基が発
生して現像反応が開始され、DCN感光材料上に非拡散
性の発色層によるカラー画像が形成される。
【0023】上記DCN感光材料に使用し得るハロゲン
化銀は、沃臭化銀,臭化銀,塩臭化銀,沃塩化銀,塩化
銀,沃塩臭化銀のいずれでもよい。ハロゲン化銀粒子の
大きさは、同体積の球の直径に換算すると0.1〜2
μ、特に0.2〜1.5μが好ましい。ハロゲン化銀粒
子としては、立方体,八面体あるいは十四面体のような
正常晶よりなる形状を有するもの、六角や矩形の平板状
の形状を有するものを使用することができるが、この中
でもアスペクト比が2以上、好ましくは8以上、さらに
好ましくは20以上の平板状の形状を有するものが適し
ており、このような平板状の粒子が、全粒子の投影面積
の50%以上、好ましくは80%以上、さらには90%
以上を占めている乳剤を用いることが好ましい。
【0024】また、米国特許第5494789号,同第
5503970号,同第5503971号,同第553
6632号の各明細書に記載されているように、粒子厚
みが0.07より薄く、さらに高いアスペクト比をもっ
た粒子も好ましく用いることかできる。そして、米国特
許第4400463号,同第4713323号,同第5
217858号,同第5264337号,同第5292
632号,同第5310635号の各明細書に記載され
ているように、(100)面を主平面とする高塩化銀平
版粒子も好ましく用いることができる。なお、これらの
ハロゲン化銀粒子を実際に使用した例は、特願平8−4
6822号,同8−97344号,同8−238672
号等に記載されている。
【0025】乳剤に対しては通常化学増感及び分光増感
が施されることが好ましい。化学増感としては、硫黄,
セレンあるいはテルル化合物を用いるカルコゲン増感、
金,白金,イリジウム等を用いる貴金属増感、あるいは
粒子形成中に適度な還元性を有する化合物を用いて還元
性の銀核を導入することで高感度を得る還元増感法を単
独に、あるいは種々組み合わせて用いることができる。
【0026】分光増感としては、ハロゲン化銀粒子に吸
着してそれ自身の吸収波長域に感度をもたせるシアニン
色素,メロシアニン色素,複合シアニン色素,複合メロ
シアニン色素,ホロポーラー色素,ヘミシアニン色素,
スチリル色素あるいはヘミオキソール色素等のいわゆる
分光増感色素が単独にあるいは併用され、強色増感剤と
ともに用いることも好ましい。
【0027】ハロゲン化銀乳剤には、カブリを防止した
り、保存時の安定性を高める目的でアザインデン類,ト
リアゾール類,テトラゾール類,プリン類等の含窒素複
素環化合物類、メルカプトテトラゾール類,メルカプト
トリアゾール類,メルカプトイミダゾール類,メルカプ
トチアジアゾール類等のメルカプト化合物類等の種々の
安定剤を添加するのが好ましい。
【0028】ハロゲン化銀乳剤用の写真用添加剤は、リ
サーチ・ディスクロージャー誌No.17643号(19
78年12月号)、同No. 18716号(1979年1
1月号)、同No. 37105号(1989年11月
号)、同No. 38957号(1996年9月号)に記載
されているものを好ましく用いることができる。感光性
ハロゲン化銀は、銀換算で0.05〜20g/m2 、好
ましくは0.1〜10g/m2 の範囲で用いる。
【0029】感光材料のバインダーには親水性のものが
好ましく、その例としては前掲した各リサーチ・ディス
クロージャー及び特開昭64−13546号公報の71
〜75頁に記載のものが挙げられる。その中では、ゼラ
チン及びゼラチンと他の水溶性バインダー、例えばポリ
ビニルアルコール,変成ポリビニルアルコール,セルロ
ース誘導体,アクリルアミド重合体等との組み合わせが
好ましい。バインダーの塗布量は1〜20g/m2 、好
ましくは2〜15g/m2 、さらに好ましくは3〜12
g/m2 である。この中で、ゼラチンとしては50〜1
00%、好ましくは70〜100%の割合で用いるとよ
い。
【0030】発色現像主薬の例としては、p−フェニレ
ンジアミン類又はp−アミノフェノール類等がある。さ
らに好ましい例としては、特開平8−110608号,
同8−122994号,同8−146578号の各公
報、また特願平7−180568号,同8−25189
4号等に記載のスルホンアミドフェノール類、EP54
5491A号明細書,特開平8−166664号公報,
同8−227131号公報に記載のスルホニルヒドラジ
ン類、特願平7−334211号に記載のカルバモイル
ヒドラジン類、特開平8−202002号公報記載のス
ルホニルヒドラゾン類、特願平7−60110号に記載
されたカルバモイルヒドラゾン類が挙げられる。発色現
像主薬は、一種類もしくは複数種類を組み合わせて用い
るが、その総使用量は0.05〜20mmol/m2 、
好ましくは0.1〜10mmol/m2 が適当である。
【0031】感光材料には前記発色現像主薬の酸化体と
カップリング反応して色素を形成するカプラーを用い
る。その好ましい例としては、活性メチレン,5−ピラ
ゾロン,ピラゾロアゾール,フェノール,ナフトール,
ピロロトリアゾールと総称される化合物が挙げられる。
その具体例は、リサーチ・ディスクロージャー誌No. 3
8957号(1996年9月号)616〜624頁に引
用されているものを好ましく用いることができる。特に
好ましい例は、特開平8−110608号公報に記載さ
れたようなピラゾロアゾールカプラー、特開平8−12
2994号,特願平8−45564号に記載されたピロ
ロトリアゾールカプラーが挙げられる。これらのカプラ
ーは、各色0.05〜10mmol/m2 、好ましくは
0.1〜5mmol/m2 の範囲で用いる。
【0032】また、発色色素の不要な吸収を補正するた
めのカラードカプラー、現像主薬酸化体と反応して写真
的に有用な化合物残査、例えば現像抑制剤を放出する化
合物(カプラーを含む)等も補助的に用いることもでき
る。
【0033】感光材料は、通常3種類以上の感色性の異
なる感光層から構成される。各感光層は少なくとも1層
のハロゲン化銀乳剤層を含むが、典型的な例では、実質
的に感色性は同じであるが感光度の異なる複数のハロゲ
ン化銀乳剤層からなる。該感光層は青色光,緑色光,赤
色光のいずれかに感色性を有する単位感光層であり、多
層ハロゲン化銀カラー写真感光材料においては、一般に
単位感光層の配列は支持体側から順に赤感色層,緑感色
層,青感色層の順になる。しかし、目的に応じて上記配
列順が逆であってもよく、または同一感色層中に異なる
感色層が挟まれるような設置構成をとることも可能であ
る。感光層の膜厚の合計は1〜20μ、好ましくは3〜
15μである。
【0034】ハロゲン化銀及び発色現像主薬、カプラー
は同一感光層に含まれていても別の層になっていてもよ
い。また、感光層以外にも下塗り層,中間層,黄色フィ
ルター層,アンチハレーション層等の非感光層を設けて
もよく、支持体の裏側にはバック層があってもよい。感
光層側の全塗布膜の膜厚は3〜25μ、好ましくは5〜
20μである。
【0035】感光材料には、種々の目的で硬膜剤,界面
活性剤,写真安定剤,帯電防止剤,滑り剤,マット剤,
ラテックス,ホルマリンスカベンジャー,染料,UV吸
収剤等を添加することができる。これらの具体例は、前
記リサーチ・ディスクロージャー及び特開平8−301
03号公報等に記載されている。なお、特に好ましい帯
電防止剤の例は、ZnO,TiO2 ,SnO2 ,Al2
O3 ,In2 O3 ,SiO2 ,MgO,BaO,MoO
3 ,V2 O5 等の金属酸化物微粒子である。
【0036】感光材料の支持体としては、日本写真学会
編「写真光学の基礎−銀塩写真編」(株)コロナ社刊
(昭和54年)223〜240頁記載の写真用支持体が
好ましい。具体的には、ポリエチレンテレフタレート,
ポリエチレンナフタレート,ポリカーボネート,シンジ
オタクティックポリスチレン,セルロース類(例えばト
リアセチルセルロース)等が挙げられる。これらの支持
体には、光学特性,物理的特性を改良するために、熱処
理(結晶化度や配向制御),一軸及び二軸延伸(配向制
御),各種ポリマーのブレンド,表面処理等を行うこと
ができる。
【0037】また、支持体として、例えば特開平4−1
24645号、同5−40321号、同6−35092
号、同6−31875号の各公報に記載されたような磁
気記録層を有する支持体を用い、撮影情報等を磁気記録
できるようにしてもよい。感光材料の支持体の裏面に
は、特開平8−292514号公報記載のような耐水性
のポリマーを塗布することも好ましい。上記の磁気記録
層を有する感光材料に特に好ましく用いられるポリエス
テル支持体については、公開技報94−6023号(発
明協会;1994.3.15)に詳細に記載されてい
る。支持体の厚みは5〜200μ、好ましくは40〜1
20μの範囲である。
【0038】先に概略的に述べたように、DCN感光材
料を現像するには感光材料とは別の処理材料を用いる。
処理材料は少なくとも塩基及び/又は塩基プレカーサー
を含む。その最も好ましいものは、EP210660号
明細書,米国特許第4740445号明細書に記載され
ているように、水に難溶な塩基性金属化合物及び、この
塩基性金属化合物を構成する金属イオンと水とを媒体と
して錯形成反応し得る化合物の組み合わせで塩基を発生
させる方式である。この場合、水に難溶な塩基性金属化
合物は感光材料に、錯形成化合物は処理材料に添加する
ことが好ましいが、逆も可能である。好ましい化合物の
組み合わせとしては、水酸化亜鉛の微粒子を感光材料
に、ピコリン酸の塩、例えばピコリン酸グアニジンを処
理材料に用いる系である。
【0039】処理材料には媒染剤を用いてもよく、この
場合、ポリマー媒染剤が好ましい。処理材料には、特願
平7−322454号に記載されているように、コロイ
ド銀や硫化パラジウムのような物理現像核及び、ヒダン
トインのようなハロゲン化銀溶剤を含ませておき、現像
と同時に感光材料のハロゲン化銀を可溶化し、処理材料
に固定化してもよい。処理材料には、このほかに現像停
止剤,プリントアウト防止剤などを含ませてもよい。
【0040】処理材料には、処理層以外にも保護層,下
塗り層,バック層その他の補助層があってもよい。処理
材料は連続ウェブに処理層が設けられ、送り出しロール
から供給され処理に使用された後も裁断されることなく
別のロールに巻き取られる形態で用いるのが好ましい。
その例は、特願平7−240445号に記載されてい
る。処理材料の支持体には特に限定がなく、感光材料に
用いられているようなプラスチックフイルム、又は紙が
用いられる。厚みは4μ〜120μ、好ましくは6〜7
0μである。特願平8−52586号に記載されている
ような、アルミニウムを蒸着したフイルムも好ましく用
いることができる。
【0041】DCN感光材料に露光を与えた後に現像を
行う具体的な方法としては、感光材料及び処理材料の双
方のバック層を除く全塗布膜を最大膨潤させるに要する
量の10〜100%に相当する水の存在下で、感光材料
と処理材料とを感光層と処理層とが互いに向き合うよう
に重ね合わせ、60°C〜100°Cの温度で5〜60
秒加熱する。
【0042】水の付与方法としては感光材料又は処理材
料を水に浸積し、スクィーズローラーで余分な水を除去
する方法がある。また、特願平8−196945号に記
載されているように、水を噴射する複数のノズル孔を一
定間隔で感光材料又は処理材料の搬送方向と交差する方
向に並べた噴射器を用い、感光材料または処理材料に水
を噴射するようにしてもよい。また、スポンジ等を用い
て水塗布することも可能である。現像工程における加熱
方法としては、加熱されたブロックやプレートに感光材
料又は処理材料を接触させたり、熱ローラー,熱ドラ
ム,赤外及び遠赤外線ランプ等を用いてもよい。
【0043】DCN感光材料では、現像の後に感光材料
中に残存するハロゲン化銀及び現像銀をさらに除去する
ための別の漂白定着工程は必須としない。しかし、現像
で得た画像を読み取る際の負荷を軽減し、また画像の保
存性を高めるために定着工程あるいは漂白工程を設けて
もよい。その場合、通常の液体処理によってもよいが、
特願平8−89977号に記載のように、処理剤を塗布
した別シートとともに加熱処理する工程によることが好
ましい。
【0044】現像処理によって感光材料上に固定された
画像に基づき、別の記録材料上にカラー画像を得ること
ができる。その方法としては、従来のようなカラーペー
パーを用いて通常の投影露光による手法を採ることも可
能であるが、スキャナーを用いて感光材料上の画像をそ
の透過濃度に基づいて光電的に読み取り、得られた画像
信号を必要に応じてデジタル変換した後に、サーマルヘ
ッドプリンター,レーザープリンター,インクジェット
プリンターなどのハードコピー作製機により別の記録材
料上に記録する方法を採ることもできる。ここで用いら
れる記録材料には、ハロゲン化銀を用いた写真感光材料
以外に、昇華型感熱記録材料,フルカラー直接感熱記録
材料,電子写真材料,インクジェット記録材料等を効果
的に用いることができる。
【0045】以上のように、DCN感光材料は乾式に近
い形でフイルム現像を行うことが可能であるとともに、
現像によって感光材料上に原画像を得た後は、これを光
電的に読み取ってプリント画像を作成することができる
ため、レンズ付きフイルムユニットから撮影済みの写真
フイルムを取り出した後の後処理を短時間で行うことが
可能で、例えば数分程度でユーザーにプリント画像を手
渡すこともできるようになる。
【0046】図1及び図2に本発明を用いたレンズ付き
フイルムユニットの外観及び要部概略断面を示す。レン
ズ付きフイルムユニットは、ユニット本体2の内部に予
めカートリッジ3とともに写真フイルム4を装填するこ
とによって構成され、外装体には薄いプラスチック製シ
ートからなるラベル5が用いられている。ユニット本体
2は、前カバー6,本体基部7,後カバー8とからな
り、本体基部7には撮影レンズ10,シャッタ機構1
1,巻上げ操作用のノブ12,ファインダレンズ13等
が組み込まれている。
【0047】本体基部7にはフイルム供給室15とフイ
ルム巻取り室16とが形成され、それぞれにロール状に
した写真フイルム4とカートリッジ3とが装填されてい
る。写真フイルム4の先端はカートリッジ3のスプール
3aに固定され、ノブ12を回動操作するとカートリッ
ジ3のスプール3aが回転して写真フイルム4の給送が
行われ、カートリッジ3内に写真フイルム4が巻き込ま
れる。
【0048】写真フイルム4はAPS(Advanced Photo
System )フォーマットのもので、写真フイルム4の一
方のエッジには1コマあたり2個のパーフォレーション
が形成されている。ただし、図3に示すように、狭い間
隔で並んだ2個のパーフォレーション4a,4bのう
ち、フイルム巻上げ方向について先行するパーフォレー
ョション4aのサイズを小さくしてある。これは、使用
済みのレンズ付きフイルムユニットから写真フイルム4
を取り出した後、一般カメラ用に市販されている写真フ
イルム4を不正に詰め替えることを防ぐためである。
【0049】写真フイルム4が巻上げにより給送される
と、これらのパーフォレーション4a,4bに本体基部
7に組み込まれたスプロケットが係合し、写真フイルム
4の給送に従動して回転する。この回転力を利用してシ
ャッタチャージが行われ、1コマ分の給送が行われた時
点でフイルム巻上げ用のノブ12の回転にロックがかか
って巻止めが行われる。このシャッタチャージ機構及び
巻止め機構には、例えば特開平8−194244号公
報,特開平8−262532号公報などで知られる公知
の機構を用いることができる。なお、1コマあたり8個
のパーフォレーションが形成された135フイルムを写
真フイルム4に用いることも可能で、この場合にはパー
フォレーションに係合する歯を8個もったスプロケット
を用い、その1回転でシャッタチャージを行うとともに
巻止め機構を作動させるようにすればよい。
【0050】こうしてシャッタチャージが完了して巻止
めがかかってからシャッタボタン17を押圧操作する
と、シャッタ機構11が作動して撮影レンズ10を通し
て撮影位置に給送された写真フイルム4に露光が行われ
る。同時に、ノブ12の回転ロックが解除され、次撮影
のためにフイルム巻上げが可能となる。
【0051】本発明のレンズ付きフイルムユニットに
は、上記機能を備えたカートリッジ3とともに、写真フ
イルム4として上述したDCN感光材料が用いられてい
る。DCN感光材料の特長は先に述べたとおりである
が、乳剤面の膜面強度が弱いという難点がある。そこ
で、本発明のレンズ付きフイルムユニットでは、写真フ
イルム4がフイルム供給室15の内壁と接触することが
ないようにしてある。
【0052】図2及び図3に示すように、フイルム供給
室15内で写真フイルム4は巻軸20に巻かれている。
巻軸20の上下端部20a,20bはフイルム供給室1
5の上面壁,下面壁にそれぞれ形成された軸受穴に回転
自在に支持され、フイルム巻上げ時には回転するように
なっている。巻軸20の上下には、柔軟なプラスチック
シートで構成された一対のフレキシブルディスク21が
回転自在に嵌め込まれている。フレキシブルディスク2
1の外周縁には、写真フイルム4の両側縁を包み込むよ
うに屈曲させたリップ21aが一体に形成されている。
【0053】上記リップ21aは写真フイルム4が巻軸
20から巻ほぐれることを阻止し、フイルム供給室15
内で写真フイルム4のロール径を制限している。ただ
し、写真フイルム4の引き出し位置では、図3に示すよ
うに写真フイルム4のエッジで部分的に押し広げられ、
写真フイルム4を引き出すことができる。フイルム巻上
げによって写真フイルム4が引き出されるときには巻軸
20aは回転し、またフレキシブルディスク21はリッ
プ21aと最外周の写真フイルム4のベース面との摩擦
力によって回転する。このとき、写真フイルム4の引き
出し部分では、リップ21aからの反発力によって写真
フイルム4のエッジ部分に多少の変形が生じるが、二点
鎖線で示す撮影画面範囲にまで影響が及ぶことはない。
【0054】なお、フレキシブルディスク21を巻軸2
0に固定し、巻軸20の回転とともに一体的に回転させ
る形態で用いることも可能で、また写真フイルム4の引
き出し部分でリップ21aを変形させるだけでなく、フ
レキシブルディスク21の円盤状部分も共に変形させる
ようにしてもよい。
【0055】上記により、写真フイルム4はフイルム供
給室15の内壁に接することがなく、ベース面に傷が入
ることは全くない。しかも、写真フイルム4には上記リ
ップ21aによる反発力がわずかに作用するだけで、ほ
かには写真フイルム4を局部的に変形させるようなこと
がないから、DCN感光材料を用いても、有効撮影画面
内の乳剤面に何ら損傷を及ぼすようなことがない。ま
た、写真フイルム4が巻ほぐれ修正によって外側に膨ら
もうとする力は、リップ21aによって上下の端縁部分
でのみ規制されるから、撮影画面範囲となる中間部分は
樽型に膨らむ傾向を示すようになる。このため、最外周
のフイルムの乳剤面に対してその内側のフイルムベース
面が押しつけられる圧力が撮影画面範囲では低減され、
フイルム引き出し時にこれらが強く擦れ合うことを防ぐ
ことができ、最外周のフイルム乳剤面に擦り傷が入りに
くくなる。
【0056】さらに図2に示すように、本体基部7に一
体に形成された暗箱23の背面に開口したアパーチャー
24によって写真フイルム4に対する有効撮影範囲が決
められているが、このアパーチャー24の上辺と下辺の
外側にフイルム給送方向に沿って一対の突条25が形成
され、撮影位置にある写真フイルム4を乳剤面側から支
持している。この一対の突条25はフイルム供給室15
のフイルム出口からフイルム巻取り室16の直前にまで
達している。また、後カバー8の内面には、前記突条2
5と対向する高さ位置に一対の突条26が一体に形成さ
れ、撮影位置にある写真フイルム4をベース面側から支
持している。
【0057】これらの突条25,26により、写真フイ
ルム4はフイルム供給室15からフイルム巻取り室16
の直前に至るフイルム給送経路内において、有効露光範
囲外でのみ本体基部7及び後カバー8と接触する。した
がって、写真フイルム4の有効露光範囲内においては、
乳剤面側,ベース面側のいずれもユニット本体2の構成
物と接触することがなく、傷や損傷が生じることはな
い。また、撮影位置ではこれらの突条25,26によっ
て写真フイルム4の光軸方向での位置決めが行われ、写
真フイルム4を撮影レンズ10のピント位置に正しく支
持することができる。
【0058】フイルム巻取り室16には、製造時におい
て空のカートリッジ3が装填されている。このカートリ
ッジ3はAPS方式のものと全く同様の機能を有し、ス
プール3aを図2中反時計方向に回動させたときには写
真フイルム4を順次にカートリッジ3内に巻き込む一
方、写真フイルム4をその先端までカートリッジ3内に
巻き込んだ状態であっても、スプール3aを時計方向に
回動すると写真フイルム4をカートリッジ3外に送り出
す機能を有している。また、フイルム出入り口には遮光
蓋が組み込まれており、写真フイルム4を全てカートリ
ッジ3内に巻き込んでからツマミ3bを回動して遮光蓋
を閉鎖すると、カートリッジ3の内部は光密に保たれ
る。
【0059】図4にフイルム巻取り室16側の要部断面
を概略的に示す。巻上げ操作用のノブ12の中央に穴1
2aが形成され、この穴12に、ノブ12の回転をカー
トリッジ3のスプール3aに伝達する中継部材となる巻
取り駆動軸28の上端側が貫通している。巻取り駆動軸
28の下端にはテーパ面とキーが形成され、スプール3
aのキー穴に係合している。巻取り駆動軸28の中間部
分にフランジ29が一体に設けられ、フランジ29には
下面を断面円弧状にしたリング状の突条29aが形成さ
れている。突条29aはフイルム巻取り室16の上面外
壁に摺接するようになっている。
【0060】巻取り駆動軸28の上端の細径部に円形を
した板バネ30が嵌められ、前記細径部を熱カシメして
板バネ30の抜け止めと回転止めがなされている。板バ
ネ30はノブ12の上面に圧着され、ノブ12の回転力
は板バネ30を介して巻取り駆動軸28に伝達される。
ノブ12の上面と板バネ30との間のフリクションは、
通常状態でのフイルム給送及びシャッタチャージが不都
合なく行われるように調節されている。そして、スプー
ル3の回転負荷が所定レベルよりも大きくなったときに
は、ノブ12を回転させても板バネ30との間でスリッ
プが生じ、ノブ12の回転はスプール3まで伝達されな
くなり、結果的にノブ12と板バネ30とはトルクリミ
ッタとして作用する。
【0061】上記によれば、写真フイルム4の予期せぬ
挙動や、異常な状況下でのフイルム巻上げ操作、例えば
レンズ付きフイルムユニットを強く圧迫したままフイル
ム巻上げ操作を行ったときなどには、写真フイルム4の
給送負荷が大きくなり、あるいはシャッタチャージ機構
の動作負荷がかなり大きくなるが、こうした場合にはノ
ブ12の回転が巻取り駆動軸28に伝達されなくなり、
スプール3aに写真フイルム4が強く巻き締められるこ
とがない。そして、写真フイルム4の予期せぬ挙動が収
まり、あるいは通常の使用状況下に戻れば、スプール3
の回転負荷は再び通常のレベルに戻るから、以後は普通
にノブ12を操作してフイルム巻上げを続行してゆくこ
とができる。したがって、DCN感光材料からなる写真
フイルム4はスプール3に極端に強く巻かれることがな
く、その乳剤面が下層側のベース面に強く押しつけられ
ることがなくなり、乳剤面を損傷させることがない。
【0062】図5はトルクリミッタの他の構成例を示
す。同図(A)及びそのX−X断面を示す同図(B)に
表されているように、フイルム巻上げ時に回転操作され
るノブ35に貫通穴36が形成され、その下側には貫通
穴36よりも太径にした凹部37が設けられている。凹
部37の内周壁の4個所に溝37aが形成され、これら
の溝37aに一対の板バネ38,38の各々の両端が嵌
め込まれており、これにより板バネ38は中心に向かっ
て円弧状に湾曲して固定される。なお、ノブ35をプラ
スチックの射出成形品で構成するにあたり、ノブ35と
は別体の板バネ38を用いる代わりに、ノブ35に前記
板バネ38と同様の形状をした弾性圧着片を一体成形す
ることも可能である。
【0063】図4に示す実施形態と同様、下端にテーパ
面とキーが形成された巻取り駆動軸40は、ノブ35の
回転をカートリッジ3のスプール3aに伝達する中継部
材として作用する。巻取り駆動軸40は、フランジ41
よりも上方に突出した軸部42が貫通穴36の上に突出
し、当て板43の上でカシメ止めされている。軸部42
は同図(B)に示すように横断面が小判型形状をしてお
り、その外周面に前記板バネ38が圧着している。
【0064】フイルム巻上げのためにノブ35を回転操
作すると、その回転力は軸部42に弾性的に圧着してい
る一対の板バネ38を介して巻取り駆動軸40に伝達さ
れる。巻取り駆動軸40の下端はカートリッジ3のスプ
ール3aに係合しているから、ノブ35の回転とともに
巻取り駆動軸40が回転することによって写真フイルム
の巻上げが行われる。
【0065】スプール3の回転負荷が所定レベルよりも
大きくなり、巻取り駆動軸40が重くなると、ノブ35
を回転させたときに板バネ38が撓んで変形し、断面小
判型の軸部42の周面をスリップしてノブ35だけが空
転する。したがって、図4に示す実施態様と同様のトル
クリミット機能が得られ、写真フイルム4がスプール3
aにきつく巻きつけられることを防ぎ、乳剤面を損傷さ
せることがない。
【0066】これまでのレンズ付きフイルムユニットで
は、使用済み後にはDPE取扱店を経由して現像所に回
収され、フイルム現像,プリント,印画紙現像の処理が
行われるが、本発明のレンズ付きフイルムユニットには
写真フイルム4としてその後処理が簡便なDCN感光材
料が用いられているため、例えば図6に示す処理装置を
利用することによって、DPE取扱店やコンビニエンス
ストアの店頭でも、特に専門のオペレータを要せずに数
分で行うことができる。
【0067】図6にDCN感光材料からなる写真フイル
ム4の現像処理システムの概略を示す。内部が暗室空間
となった筐体50内に、装填室51が設けられている。
この装填室51には、使用済みのレンズ付きフイルムユ
ニットから取り出されたカートリッジ3が装填される。
カートリッジ3はフイルム巻き取り室16の底部に設け
られた底蓋16a(図1)を開放して取り出されるが、
このときには写真フイルム4が全てカートリッジ3内に
巻き込まれ、かつ遮光蓋が閉じられていることを確認す
る。カートリッジ3の装填後、装填室51は暗室状態に
おかれ、ロータリソレノイドなどのアクチュエータによ
りツマミ3bが駆動され遮光蓋が開放される。そしてス
プール3aがフイルム送り出し方向に駆動され、撮影済
みの写真フイルム4がカートリッジ3外に送り出され
る。
【0068】カートリッジ3から送り出された写真フイ
ルム4の先端が搬送ローラ52に達した以降は、搬送ロ
ーラ52を含む搬送手段によって写真フイルム4が筐体
50内で搬送される。写真フイルム4はまず塗布装置5
4に送られる。塗布装置54は、写真フイルム4の乳剤
面に水を塗布する。水の塗布には、噴射ノズルによる水
滴の吹きつけや、スポンジローラの圧着による塗布など
適宜の手段を用いることができる。
【0069】写真フイルム4の搬送経路下流には現像ド
ラム55が設置されている。そして、この現像ドラム5
5のほぼ半周にわたって処理材料56をかけわたすため
に一対の搬送ローラ57,58が用いられ、乳剤面に水
が塗布された写真フイルム4は搬送ローラ57と現像ド
ラム55との間に導かれる。処理材料56は支持体上に
少なくとも塩基あるいは塩基プレカーサーを含む現像処
理層を形成したウエブからなり、加熱現像工程に際して
空気を遮断したり、感光材料からの素材の揮散を防止し
たり、処理用の素材を感光材料に供給したり、現像後に
不要になる感光材料中の素材(YF染料,AH染料)あ
るいは現像時に生成する不要成分を除去する作用を行う
もので、供給リール60に巻きつけられている。そし
て、搬送ローラ57,58を経て巻き取りリール61で
巻き取られる。
【0070】写真フイルム4は、現像ドラム55と搬送
ローラ57との間で処理材料56と密着された後、両者
は現像ドラム55の回転とともに重なり合った状態のま
まで一体となって搬送される。写真フイルム4と処理材
料56とを重ね合わせて搬送する間、ヒータ63によっ
て60〜100°Cで加熱が行われる。これにより露光
されたハロゲン化銀が現像され、生成した現像主薬の酸
化体と色素供与性カプラーが発色反応を行い、写真フイ
ルム4上にカラー画像が形成される。
【0071】上記のように熱現像処理が行われた後、処
理材料56は巻き取りリール61によって回収され、ま
た処理後の写真フイルム4はさらに下流に設けられた搬
送ローラを経て画像読み取り部に送られる。画像読み取
り部は、光源64、結像レンズ65、CCDセンサ6
6、画像信号処理回路67とから構成されている。光源
44は現像済みの写真フイルム4に白色の照明光を与え
る。結像レンズ65は写真フイルム4の透過画像をCC
Dセンサ66の光電面上に結像させる。そしてCCDセ
ンサ66は写真フイルム4からの透過画像を撮像し、R
GBの色成分ごとに画像信号を得る。
【0072】CCDセンサ66からの画像信号は画像信
号処理回路67に入力され、デジタル変換の後に適宜の
画像処理を行い、こうして得られた画像データをレーザ
ープリンタあるいはディスクドライバに供給する。レー
ザープリンタ及びディスクドライバには周知のものを用
いることができる。そして、レーザープリンタは画像信
号処理回路67からの画像データを受けてカラー画像の
プリントを行う。また、ディスクドライバは画像信号処
理回路67からの画像データを磁気ディスクに記録す
る。したがって、ユーザーの注文に応じ、プリントサー
ビスとともに画像データを記録した磁気ディスクの供給
をも行うことが可能となる。もちろん、磁気ディスクに
変えてメモリカードに画像データの記録を行うこともで
きる。
【0073】なお、画像読み取り部で画像の読み取りを
行う際に写真フイルム4の搬送は一次的に停止され、1
コマごとに写真フイルム4上から画像の読み取りが行わ
れるが、現像ドラム55の回転に伴う写真フイルム4の
搬送速度に同期し、写真フイルム4を連続的に搬送しな
がら画像の読み取りを行うことも可能である。この場合
には、CCDセンサ66にはライン状のものが用いら
れ、写真フイルム4の搬送方向と直交する方向にスキャ
ンしながら画像読み取りを行うようにする。また、画像
読み取り部を経た後、写真フイルム4は巻き取りリール
68に巻き取られるが、この写真フイルム4はそのまま
回収され、メーカー側でリサイクルあるいは廃棄処理を
行う。もちろん、処理済みの写真フイルム4を顧客に返
却することも可能である。
【0074】DCN感光材料を用いたレンズ付きフイル
ムユニットは従来のものと後処理が全く相違するため、
カートリッジがいずれのレンズ付きフイルムユニットで
使用されたものであるかを明確に識別できるようにして
おく必要がある。そこで、DCN感光材料とともに使用
されるカートリッジ3については、旧来のカートリッジ
と形状を変えておくとともに、例えば図6に示す処理装
置の装填室51にカートリッジ3の識別機能を設け、旧
来のカートリッジは装填できないようにしておくのがよ
い。また、本発明に用いられているDCN感光材料を現
像処理した後、従来と同様に印画紙に原画の画像を焼き
付けプリントすることも可能であるから、特に迅速さを
必要としないユーザーに対しては、これまでと同じよう
なプリント写真を提供することも可能である。
【0075】以上、図示した実施形態をもとに説明して
きたが、本発明は別の形態で実施することも可能であ
る。例えば、これまでに述べた実施形態のものでは、フ
イルム巻上げ時のノブ12の回転によって写真フイルム
4を給送し、この写真フイルム4の給送に従動するスプ
ロケットの回転でシャッタチャージを行うようにしてい
るが、ノブ12の回転によって写真フイルム4を介さず
にシャッタチャージを行うようにした図7の構成をもつ
レンズ付きフイルムユニットにも本発明は適用可能であ
る。
【0076】図7において、フイルム巻上げノブ70は
上記ノブ12に対応するもので、撮影後のフイルム巻上
げのために回転操作される。フイルム巻上げノブ70の
回転は、トルクリミッタ71を介してカートリッジ3の
スプール3aに伝達される他に、ギヤなどを利用してシ
ャッタチャージ機構72にも伝達される。なお、トルク
リミッタ71には図4あるいは図5と同じものを用いる
ことができる。
【0077】スプール3aの回転により写真フイルム4
が給送され、これに従動してスプロケット73が回転す
る。このスプロケット73の回転角が、フイルム1コマ
送り長さに対応した回転角に達すると巻止め機構74が
ロック作動してフイルム巻上げノブ70がそれ以上回転
操作されることを禁止する。こうして巻止め機構74が
ロック作動するまでの間に、シャッタチャージ機構72
はフイルム巻上げノブ70の回転によってシャッタチャ
ージを完了する。シャッタボタン76を操作するとシャ
ッタが開閉して撮影が行われる。シャッタチャージ機構
72からシャッタ作動の機械的な信号を受けて巻止め機
構74がロック解除動作し、再びフイルム巻上げノブ7
0の回転操作が許容される。
【0078】上記機構の場合、フイルム巻上げノブ70
の回転によってシャッタチャージ機構72が直接作動し
てシャッタチャージを行うから、これまでの実施形態の
ように写真フイルム4に従動するスプロケットの回転で
シャッタチャージ機構を作動させるものと比較して、フ
イルム給送負荷を減らすことができる。したがって、ト
ルクリミッタ71が作動してフイルム巻上げノブ70の
回転がスプール3aに伝達されなくなるときの所定レベ
ルを低くすることができ、結果的にスプール3aに対し
て写真フイルム4をより軽く巻きつけてゆくことが可能
となり、乳剤面の損傷をより確実に防ぐことができる。
なお、図7に示すようなシャッタチャージ及びフイルム
給送方式の具体的な構成については、例えば特開平8−
211489号公報に詳しく記載されている。
【0079】さらに、本発明はモータの駆動によってフ
イルム巻上げを行うようにしたレンズ付きフイルムユニ
ットにも等しく適用可能である。また、本発明はフイル
ム供給室15側の構成あるいはフイルム巻取り室16側
の構成のいずれか一方のみを用いた形態で実施可能であ
ることはもとより、これらの構成を同時に用いた形態で
実施することももちろん可能である。また、板バネ3
0,38を利用してトルクリミット機能を得るだけでな
く、コイルバネやゴムなどのような適宜の弾性を有する
バネ部材を利用してトルクリミット機能を得ることも可
能である。
【0080】フイルム収納室側の他の構成を示す図8に
おいて、フレキシブルディスク60のリップ61のフイ
ルム引き出し部分に切欠62を設け、この切欠62に写
真フイルム4の最外周の端縁を通して、リップ61を変
形させずにフイルム引き出しを可能にしている。これま
での実施形態のように、フレキシブルディスクがフイル
ム引き出し時に変形される構造にする必要がないので、
材料の選択肢や設計自由度が増す。したがって、耐久性
や生産性に優れ、低コストなフレキシブルディスク60
を提供できるようになる。なお、フイルム引き出し時に
スプール20は回転するが、切欠62を有するフレキシ
ブルディスク60は回転しない。
【0081】また、図9に示すように、フレキシブルデ
ィスク65のリップ66を外向きに傾けて形成し、写真
フイルム4の最外周の端縁がリップ66の内壁に当たる
ようにしてもよい。写真フイルム4の巻ほぐれ修正によ
って外側に膨らもうとする力は、リップ66によって上
下の端縁部分でのみ規制されるため、撮影画面範囲とな
る中間部分が樽型に膨らむが、リップ66を外向きに傾
けて写真フイルム4の端縁をリップ66で規制するよう
にしたので、フレキシブルディスクのリップを巻軸と平
行に設けたもののように、リップのエッジに写真フイル
ムが押しつけられることはなく、ベース面の傷付きを大
幅に抑えることができる。
【0082】さらに、フレキシブルディスク65のエッ
ジ67を外向きに折り曲げ形成し、エッジ67が写真フ
イルム4に突き当たるのを確実に防止してもよい。ま
た、一方の端縁に沿って磁気記録層を設けた写真フイル
ムに用いると、磁気記録層の傷付きを防止できる。な
お、図8及び図9では、それ以前のものと同じ部材に同
じ符号を付している。
【0083】図10に示すように、巻き軸20を用いな
いフレキシブルディスク70のリップ71のフイルム引
き出し部分に、写真フイルム4の最外周の端縁を通す切
欠72を設けたものを用いてもよい。上述したように、
リップ71を外向きに傾けて形成したり、リップ71の
エッジ73を外向きに折り曲げ形成して、上記効果が得
られるようにしてもよい。
【0084】
【発明の効果】以上のように、本発明のレンズ付きフイ
ルムユニットは、その製造時に予めユニット本体に組み
込まれる写真フイルムとして、乾式処理によって現像が
可能なカラーネガフイルムを用いることによって、これ
までのレンズ付きフイルムユニットにはない迅速な後処
理が可能となる。しかも、本発明のレンズ付きフイルム
ユニットでは、フイルム供給室やフイルム巻取り室内で
写真フイルムに強い力や変形が加わることがないように
してあるから、乳剤面の膜面強度が弱いという前記カラ
ーネガフイルム特有の欠点によらず、高品質の写真画像
を得ることが可能となる。
【0085】フレキシブルディスクのリップのフイルム
引き出し部分に切欠を設け、この切欠にカラーネガフイ
ルムの最外周の端縁を通して、フレキシブルディスクを
変形しないでフイルム引き出しを可能にしたことによ
り、設計自由度が増し、材料の選択肢が増えるため、耐
久性や生産性に優れ、低コストなフレキシブルディスク
の提供が可能となる。フレキシブルディスクのリップを
外向きに傾けて形成し、写真フイルムの端縁がリップの
内壁に当たるようにしたり、リップのエッジを外向きに
折り曲げ形成することにより、ベース面にエッジが押し
つけられることによる傷付きを防止できるようにした。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を用いたレンズ付きフイルムユニットの
外観図である。
【図2】図1に示すレンズ付きフイルムユニットの要部
断面図である。
【図3】フイルム供給室内の構成を示す要部斜視図であ
る。
【図4】フイルム巻取り室側の構成例を示す要部断面図
である。
【図5】フイルム巻取り室側の他の構成例を示す要部断
面図である。
【図6】乾式処理による現像が可能なカラーネガフイル
ムの処理装置の一例を示す概略図である。
【図7】乾式処理による現像が可能なカラーネガフイル
ムの処理装置の一例を示す概略図である。
【図8】フイルム供給室内の他の構成を示す要部斜視図
である。
【図9】フイルム供給室内の他の構成を示す要部断面図
である。
【図10】他のフレキシブルディスクを示す斜視図であ
る。
【符号の説明】 2 ユニット本体 3 カートリッジ 4 写真フイルム(乾式処理による現像が可能なカラー
ネガフイルム) 12 ノブ 15 フイルム供給室 16 フイルム巻き取り室 20 巻軸 21 フレキシブルディスク 21a リップ 28 巻取り駆動軸 30 板バネ 35 ノブ 38 板バネ 40 巻取り駆動軸

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製造時に、ユニット本体に形成されたフ
    イルム供給室に写真フイルムがロール形態で装填される
    レンズ付きフイルムユニットにおいて、 乾式処理によって現像が可能なカラーネガフイルムを前
    記写真フイルムに用いるとともに、前記カラーネガフイ
    ルムはフイルム供給室内で回転自在な巻軸に巻きつけら
    れ、前記巻軸には、巻きつけられたカラーネガフイルム
    の最外周を端縁側から部分的に包み込んで巻緩みを防ぐ
    リップを備えたフレキシブルディスクが設けられ、前記
    カラーネガフイルムがフイルム供給室の内壁に接しない
    ようにロール径を制限したことを特徴とするレンズ付き
    フイルムユニット。
  2. 【請求項2】 製造時に、ユニット本体に形成されたフ
    イルム供給室にロール形態にした写真フイルムが装填さ
    れ、撮影後のフイルム巻上げ部材の回転によってフイル
    ム巻取り室内に設けたスプールを回転させ、写真フイル
    ムをフイルム巻取り室内に順次に巻き取ってゆくように
    したレンズ付きフイルムユニットにおいて、 乾式処理によって現像が可能なカラーネガフイルムを前
    記写真フイルムに用いるとともに、前記フイルム巻上げ
    部材とスプールとの間に、スプールの回転負荷が所定レ
    ベルを越えたときにはフイルム巻上げ部材を空転させる
    トルクリミッタを設けたことを特徴とするレンズ付きフ
    イルムユニット。
  3. 【請求項3】 前記フイルム巻上げ部材はマニュアル操
    作によって回動される巻上げノブであり、この巻上げノ
    ブの回転を、一端が前記スプールのキー穴に係合した中
    継部材を介してスプールに伝達するように構成するとと
    もに、前記トルクリミッタは巻上げノブと中継部材とを
    フリクションまたは弾性力によって連係させるバネ部材
    であることを特徴とする請求項2記載のレンズ付きフイ
    ルムユニット。
  4. 【請求項4】 製造時に、ユニット本体に形成されたフ
    イルム供給室に写真フイルムがロール形態で装填され、
    フイルム巻上げ操作によってフイルム供給室から写真フ
    イルムが順次に引き出されるレンズ付きフイルムユニッ
    トにおいて、 乾式処理によって現像が可能なカラーネガフイルムを前
    記写真フイルムに用いるとともに、前記カラーネガフイ
    ルムはフイルム供給室内で回転自在な巻軸に巻きつけら
    れ、前記巻軸には、巻きつけられたカラーネガフイルム
    の最外周を端縁側から部分的に包み込んで巻緩みを防ぐ
    リップを備えたフレキシブルディスクが設けられ、この
    フレキシブルディスクのリップには、カラーネガフイル
    ムの最外周の端縁が通される切欠が設けられ、カラーネ
    ガフイルムがフイルム供給室の内壁に接しないようにロ
    ール径を制限するとともに、フレキシブルディスクを変
    形しないでフイルム引出しを行えるようにしたことを特
    徴とするレンズ付きフイルムユニット。
  5. 【請求項5】 製造時に、ユニット本体に形成されたフ
    イルム供給室に写真フイルムがロール形態で装填され、
    フイルム巻上げ操作によってフイルム供給室から写真フ
    イルムが順次に引き出されるレンズ付きフイルムユニッ
    トにおいて、 乾式処理によって現像が可能なカラーネガフイルムを前
    記写真フイルムに用いるとともに、前記カラーネガフイ
    ルムには、その最外周を端縁側から部分的に包み込んで
    巻緩みを防ぐリップを備えたフレキシブルディスクが設
    けられ、このフレキシブルディスクのリップには、フイ
    ルム引き出し部分にカラーネガフイルムの最外周の端縁
    が通される切欠が設けられ、カラーネガフイルムがフイ
    ルム供給室の内壁に接しないようにロール径を制限する
    とともに、フレキシブルディスクを変形しないでフイル
    ム引き出しを行えるようにしたことを特徴とするレンズ
    付きフイルムユニット。
  6. 【請求項6】 前記フレキシブルディスクのリップを外
    向きに傾けて形成し、前記カラーネガフイルムの端縁が
    リップの内壁に当たるようにしたことを特徴とする請求
    項4又は5記載のレンズ付きフイルムユニット。
  7. 【請求項7】 前記フレキシブルディスクのリップのエ
    ッジを外向きに折り曲げ形成したことを特徴とする請求
    項4ないし6記載のレンズ付きフイルムユニット。
JP12316098A 1997-12-17 1998-05-06 レンズ付きフイルムユニット Pending JPH11237682A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12316098A JPH11237682A (ja) 1997-12-17 1998-05-06 レンズ付きフイルムユニット

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9-347783 1997-12-17
JP34778397 1997-12-17
JP12316098A JPH11237682A (ja) 1997-12-17 1998-05-06 レンズ付きフイルムユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11237682A true JPH11237682A (ja) 1999-08-31

Family

ID=26460156

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12316098A Pending JPH11237682A (ja) 1997-12-17 1998-05-06 レンズ付きフイルムユニット

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JP (1) JPH11237682A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6369873B1 (en) 2000-06-13 2002-04-09 Eastman Kodak Company Thermal processing system and method including a kiosk

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