JPH11240187A - カラー感熱発色プリント方法及び装置 - Google Patents

カラー感熱発色プリント方法及び装置

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JPH11240187A
JPH11240187A JP10046053A JP4605398A JPH11240187A JP H11240187 A JPH11240187 A JP H11240187A JP 10046053 A JP10046053 A JP 10046053A JP 4605398 A JP4605398 A JP 4605398A JP H11240187 A JPH11240187 A JP H11240187A
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color
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thermosensitive
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリント済みのカラー感熱記録紙を平滑化処
理して、光沢度を向上させる。 【解決手段】 カラー感熱記録紙10を3回往復動させ
て、サーマルヘッド33によりイエロー画像,マゼンタ
画像,シアン画像を面順次でプリントする。シアン画像
の記録に続いて、カラー感熱記録紙10を更にもう1回
往復動させて、サーマルヘッド33により記録紙10を
平滑化する。平滑化データは、平滑化データ変換ルック
アップテーブルメモリ(LUT)48でシアン画像デー
タから変換する。このデータは、濃度が低いシアン画像
データの場合には大きくされ、濃度が高いシアン画像デ
ータの場合には小さくされる。このデータでサーマルヘ
ッドを駆動し平滑化することで、白から黒や黒から白な
どの急激な濃度変化部分でも、この濃度変化による表面
凹凸の発生が抑えられる。同時に、発色記録の際に表面
に発生する微細な凹凸も平滑化される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー画像の発色
記録後に、光沢度を上げるための平滑化処理を行うカラ
ー感熱発色プリント方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カラー感熱発色プリントでは、支持体上
に、シアン感熱発色層,マゼンタ感熱発色層,イエロー
感熱発色層,透明な少なくとも1つの保護層が順次設け
られたカラー感熱記録紙が用いられる。これらの3つの
感熱発色層のうち最上層となるイエロー感熱発色層の熱
感度が最も高く、小さな熱エネルギーで発色する。他
方、シアン感熱発色層は、表面からの深さが大きいので
熱感度が最も低く、発色させるには大きな熱エネルギー
が必要である。また、イエロー感熱発色層とマゼンタ感
熱発色層には、紫外線などによる定着性が与えられてい
る。
【0003】発色記録(印画)時には、サーマルヘッド
に対してカラー感熱記録紙を相対移動させ、この移動中
にサーマルヘッドでカラー感熱記録紙を加圧・加熱して
最上層の感熱発色層から面順次で発色記録する。マゼン
タ感熱発色層の記録中に、イエロー感熱発色層内に残っ
ていた未発色成分が発色しないようにするために、イエ
ロー画像のプリント後に420nmの紫色可視光線を照
射して定着する。同様に、マゼンタ感熱発色層の記録後
に、365nmの紫外線を照射してマゼンタ感熱発色層
を定着する。
【0004】サーマルヘッドは、アルミナ基板上に、シ
リンドリカルな形状をしたグレーズ層が形成され、この
グレーズ層の頂点付近に複数の発熱素子がライン状に形
成されている。発色記録時の熱エネルギーが高いと、保
護層はかなりの温度に加熱される。この保護層がグレー
ズ層から離れる時点での温度がガラス転移点以上である
と、保護層内に閉じ込められていた物質(例えばブロッ
キング防止剤等)が保護層の表面に飛び出すため、表面
に不規則で微細な凹凸が発生する。この不規則な凹凸に
より、カラー感熱記録紙の表面の光沢度が低下し、ざら
ついた画像となる。PVA(ポリビニルアルコール)を
主剤とした保護層の場合は、ガラス転移点が約70°C
である。
【0005】従来は、熱ローラを有する平滑化処理装置
を用い、プリント済みのカラー感熱記録紙の上に平滑な
シートを重ね、これらを一対の熱ローラの間を通して、
カラー感熱記録紙を加圧・加熱することが行われてい
る。この平滑化処理(光沢化処理)により、カラー感熱
記録紙の表面の凹凸がならされ、光沢度が良好となる。
しかしながら、従来の平滑化処理では、プリント済みの
カラー感熱記録紙に平滑なシートを重ねているため、平
滑化処理の作業が面倒であった。
【0006】平滑化処理では、光沢度が最も高くなる熱
エネルギーの範囲が狭いが、熱ローラは内部にヒータを
収納した構造であるため、熱エネルギーの微妙な制御が
困難であるという問題がある。また、従来の装置では、
カラー感熱プリント装置の他に平滑化処理装置を用意
し、プリント作業とは別個に平滑化処理作業をしなけれ
ばならないという問題もある。このため、本出願人は、
特願平9−35170号で、サーマルヘッドを加熱手段
として用い、フルカラー画像の記録後に、サーマルヘッ
ドの各発熱素子を一様に駆動し、カラー感熱記録紙に所
定の熱エネルギを与えて平滑化処理することを提案して
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、サーマ
ルヘッドの各発熱素子を一様に駆動して平滑化処理する
場合には、記録紙全体の光沢度は改善されるものの、最
下層の例えばシアン感熱発色層を記録する際に、この記
録時の熱履歴に対応した光沢むらを改善することができ
ないという問題がある。
【0008】図10は、このシアン記録時の熱履歴によ
って発生する光沢むらの一例を示すものであり、記録紙
表面の保護層15の副走査方向に平行な断面を拡大した
ものである。段状に突出した部分P1は、白プリントエ
リアであり、その突出高さは約10μmである。この段
状突出部分P1の表面には約1μm程度の高さの微細な
凹凸G1が発生している。また、段状突出部分P1を除
いた部分は黒プリントエリアであり、この黒プリントエ
リアの表面は、約4μm程度の微細な凹凸G2が発生し
ている。
【0009】このように、黒プリントエリアに対して白
プリントエリアが約10μm程度突出してしまうのは、
次の理由による。発熱素子アレイは良好な熱接触を得る
ために、前述したようにシリンドリカルに突出して形成
されている。そして、黒プリントエリアは各発熱素子に
付加される熱エネルギが高くなり、この分だけ、保護層
の表面が軟化して発熱素子アレイが保護層に食い込んで
しまうからである。なお、微細な凹凸G1,G2は、前
述したように、保護層内に閉じ込められていたブロッキ
ング防止剤等が保護層の表面に飛び出すために発生す
る。また、その突出高さの違いは、熱エネルギーの違い
によるものと思われる。
【0010】したがって、白から黒へ又はその逆に黒か
ら白へと濃度が変化する画像記録の際には、微細な凹凸
G1,G2の外に、大きな段状突出部分P1が発生し、
これに起因して光沢度が低下するという問題がある。
【0011】本発明は、急激に濃度が変化する画像記録
の際でも、これに起因する光沢度の低下を解消するよう
にしたカラー感熱プリント方法及び装置を提供すること
を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載のカラー感熱発色プリント方法では、
フルカラー画像の記録後に、前記サーマルヘッドの各発
熱素子を平滑化データにより駆動してカラー感熱記録紙
に熱エネルギーを与え、保護層を平滑化処理している。
この平滑化データは、第1の感熱発色層を記録する画像
データに基づき求められ、好ましくは、高濃度の画像デ
ータでは熱エネルギーを低くし、低濃度の画像データで
は熱エネルギを高くする。したがって、特別な装置を要
することなく、プリント処理と平滑化処理とが一連の処
理として連続的に実行される。なお、平滑化処理に際し
て、保護層のガラス転移点となる値から、熱感度が最も
低い第1感熱発色層が発色する直前の値までの範囲内の
熱エネルギーが用いられる。
【0013】請求項4記載のカラー感熱発色プリント装
置では、多数の発熱素子を主走査方向にライン状に並べ
て構成したサーマルヘッドと、カラー感熱記録紙とサー
マルヘッドの少なくとも一方を主走査方向に直交する副
走査方向に移動させる移動手段と、前記サーマルヘッド
の各発熱素子を駆動するサーマルヘッド駆動手段と、記
録すべき感熱発色層の熱感度に応じて、各感熱発色層を
1ラインずつ発色記録するための発熱素子駆動データを
作成し、前記サーマルヘッド駆動手段及び移動手段を制
御して第3の感熱発色層から順番に記録する記録手段
と、前記第3及び第2の感熱発色層に対しては、その記
録直後に各感熱発色層に特有な電磁線を照射して定着す
る定着手段と、前記第1の感熱発色層を発色させる発熱
素子駆動データに基づき、高濃度の画像データでは熱エ
ネルギーを低くし、低濃度の画像データでは熱エネルギ
を高くするように、平滑化データを作成し、第1の感熱
発色層の記録後に、前記サーマルヘッド駆動手段及び移
動手段を制御して前記平滑化データによって各発熱素子
を駆動し、保護層を平滑化する平滑化手段とが設けられ
ている。
【0014】
【発明の実施の形態】図2において、カラー感熱記録紙
10は、支持体11上に、シアン感熱発色層(第1感熱
発色層)12,マゼンタ感熱発色層13(第2感熱発色
層),イエロー感熱発色層(第3感熱発色層)14,保
護層15を順次層設して構成されている。支持体11と
しては、紙の両面にレジン層を形成したWP紙等が用い
られる。シアン感熱発色層12は、深層にあるために熱
感度が最も低く、比較的に大きな熱エネルギーを与えた
ときにシアンに発色する。マゼンタ感熱発色層13は、
熱感度が中程度であり、加熱によってマゼンタに発色す
る。イエロー感熱発色層14は、表面側にあるために熱
感度が最も高く、比較的に小さな熱エネルギーを与えた
ときにイエローに発色する。
【0015】混色を防止するために、マゼンタ感熱発色
層13は、ほぼ365nmの紫外線が照射されると発色
能力が消失し、記録された画像が定着される。イエロー
感熱発色層14は、ほぼ420nmの紫色可視光線が照
射されたときに発色能力が消失する。
【0016】保護層15は、PVA(ポリビニルアルコ
ール)を主剤とする透明な樹脂層であり、各感熱発色層
に傷が付いたりするのを防止する。この保護層15に
は、カラー感熱記録紙のくっつきを防止するためのブロ
ッキング防止剤,滑りを良くするための潤滑剤等が添加
されている。
【0017】各感熱発色層の熱感度の差を大きくするた
めに、実際には各感熱発色層の間に中間層が形成されて
いる。なお、保護層15は、2層又は3層構成等でもよ
い。また、感熱発色層は、例えばブラック発色層等を加
えた4層又は5層等でもよい。更に、各感熱発色層の位
置を変えてもよく、例えばシアン感熱発色層を最上層と
してもよい。
【0018】図3に示すように、イエロー感熱発色層1
4は、その熱感度が最も高いため、小さな熱エネルギー
で発色する。シアン感熱発色層12は熱感度が最も低
く、大きな熱エネルギーが必要である。イエロー(Y)
の画素を熱記録する場合には、バイアス熱エネルギーB
Yに階調熱エネルギーGYj を加えた熱エネルギーがカ
ラー感熱記録紙10に与えられる。このバイアス熱エネ
ルギーBYは、イエロー感熱発色層14が発色する直前
の熱エネルギーであり、これは一定な値である。階調熱
エネルギーGYj は、記録すべき画素の階調レベルに応
じて決められる。なお、マゼンタM,シアンCも同様で
あるので、記号のみを付してある。
【0019】カラー感熱発色プリント装置の概略を示す
図4及び図5において、記録紙ロール20は、回転可能
な供給軸21に嵌め込まれる。この供給軸21の下流に
給紙ローラ対22が配置されており、カラー感熱記録紙
10をニップして記録紙ロール20から引き出し、搬送
ローラ対23に向けて送る。
【0020】前記給紙ローラ対22及び搬送ローラ対2
3は、一対のローラのうち上側がモータ(図示せず)で
駆動されるキャプスタンローラとされ、下側がピンチロ
ーラとされている。また、給紙ローラ対22は、カラー
感熱記録紙10の先端を搬送ローラ対23に向けて送る
ときに、カラー感熱記録紙10をニップした状態とな
り、その後は図5に示すようにピンチローラがキャプス
タンローラから離れたニップ解除状態となる。他方、搬
送ローラ対23は、給紙ローラ対22で搬送されたカラ
ー感熱記録紙10の先端が入り込むとニップ状態とな
り、このニップ状態はプリントシーケンスが終了するま
で続く。
【0021】供給軸21と給紙ローラ対22との間に
は、ループ形成部26が形成されており、搬送ローラ対
23によるカラー感熱記録紙10の引戻し時に、戻され
た部分をループ状に収納する。この実施例では、例えば
バネ27で上方に付勢されたダンサーローラ28がルー
プ形成部26に設けられており、カラー感熱記録紙10
の弛みを吸収するように押し上げる。このダンサーロー
ラ28によるテンションで記録紙ロール20が回転しな
いように、供給軸21には適当なブレーキ力が与えられ
ている。
【0022】給紙ローラ対22と搬送ローラ対23との
間には、カッター29が配置されている。このカッター
29は、上刃が可動であり、下刃が固定である。フルカ
ラー画像の記録後に、カッター29が作動して、記録済
み部分をシートに切り離す。また、搬送ローラ対23の
横に、カラー感熱記録紙10の先端を検知するセンサー
30が設けられている。
【0023】搬送ローラ対23の下流に硬質ゴムで作ら
れたプラテンローラ32が回転自在に設けられている。
このプラテンローラ32に対向してサーマルヘッド33
が回動自在に設けられている。このサーマルヘッド33
は、プラテンローラ32上のカラー感熱記録紙10を押
圧・加熱して、3色面順次でフルカラー画像をプリント
する。周知のように、サーマルヘッド33は、プラテン
ローラ32の軸方向に多数の発熱素子がライン状に形成
されている。
【0024】サーマルヘッド33の下流に、光定着器3
4が配置されている。この光定着器34は、420nm
の波長域の紫色可視光線を放出するイエロー用定着ラン
プ35と、365nmの波長域の紫外線を放出するマゼ
ンタ用定着ランプ36とを備えている。この光定着器3
4は、2種類の定着ランプ35,36の間を中心にして
180度回転し、2種類の定着ランプ35,36の一方
をカラー感熱記録紙10に対面させる。
【0025】光定着器34の下流に、排紙ローラ対38
が配置されており、シート状にカットされたプリント済
みカラー感熱記録紙をニップして排紙口39aから排紙
する。符号39は、前述した各部材を収納するケーシン
グであり、これに排紙口39aが形成されている。
【0026】図1は、サーマルヘッドの駆動制御回路を
示すブロック図である。この図1において、赤色,緑
色、青色用のフレームメモリ41,42,43が設けら
れており、各フレームメモリ41〜43には、スキャナ
ーやビデオカメラで取り込んだ赤色画像データ,緑色画
像データ,青色画像データのうち対応するものが書き込
まれる。プリント時には、各フレームメモリ41〜43
から同じ画素の3色画像データが読み出されて色補正回
路44に送られる。
【0027】色補正回路44は、周知のマトリクス演算
によって、3色の画像データを重み付け加算し、イエロ
ー,マゼンタ,シアンの画像データのいずれ1つに変換
する。イエロー画像のプリント時には、色補正回路44
から1ライン分のイエロー画像データが出力され、この
イエロー画像データがラインメモリ45に書き込まれ
る。マゼンタ画像のプリント時には、1ライン分のマゼ
ンタ画像データが出力され、そしてシアン画像のプリン
ト時にシアン画像データが出力される。
【0028】ラインメモリ45に書き込まれた1ライン
分の画像データは、1個ずつコンパレータ46に送られ
る。このコンパレータ46には、比較データ発生回路4
7からの比較データも入力されている。この比較データ
発生回路47は、画像データの階調数が256の場合に
は、「0」から「255」までの比較データを順番に発
生する。そして、各比較データに対して1ライン分の各
画像データが比較され、その比較結果が駆動データとし
て出力される。
【0029】したがって、1個の画像データは、コンパ
レータ46で256回比較され、256個の駆動データ
に変換される。この駆動データは、画像データが比較デ
ータよりも大きいときに「1」であり、小さいときに
「0」である。
【0030】サーマルヘッド33の下面には、多数の発
熱素子33aをライン状に形成した発熱素子アレイが設
けられている。各発熱素子33aは、駆動データが
「1」のときにONして発熱し、「0」のときにOFF
する。発熱素子33aがONしている時間は、画像デー
タの値によって決まり、値が大きいほどONする時間が
長い。
【0031】ヘッドドライバ49は、コンパータ46か
らの1ライン分の各駆動データに応じて、サーマルヘッ
ド33の各発熱素子33aを駆動する。具体的には、駆
動データが「1」のときに発熱素子33aを通電し、そ
して駆動データが「0」に変化したときに、発熱素子3
3aの通電を停止する。したがって、各発熱素子33a
は、画像データ又は後に説明する平滑化データの値に応
じてパルス幅が制御される。なお、連続通電の他に、画
像データや平滑化データに応じた個数の駆動パルスを用
いることで、これらデータに応じた回数だけ通電しても
よい。
【0032】マゼンタ感熱発色層13やシアン感熱発色
層12の発色記録では、各発熱素子は大きな熱エネルギ
ーを発生する。保護層15がガラス転移点を越えた状態
でグレーズ層から離れると、ブロッキング防止剤等が保
護層15の表面に浮き出るため、図10に示すように、
保護層15の表面に不規則で微細な凹凸G1,G2が発
生する。これらの凹凸G1,G2により、カラー感熱記
録紙10の光沢度が低下して、プリントされた画像がざ
らついた感じになる。
【0033】更に、白から黒へ又はその逆に黒から白に
画像データが変化すると、白プリントエリアの記録の際
は発生する熱エネルギーが低く、黒プリントエリアでは
発生する熱エネルギーが高くなる。したがって、この熱
エネルギーの違いによって、黒プリントエリアの記録で
は、保護層の表面がより軟化してしまい、これにより、
発熱素子の保護層へのくい込み量が大きくなる。これに
より、黒プリントエリアと白プリントエリアとの間には
約10μm程度の段差が発生して、白プリントエリアが
段状に突出する。この段状突出部分P1によって、光沢
度が更に低下してしまう。
【0034】そこで、3色面順次記録の後で、カラー感
熱記録紙10に対して平滑化処理を行う。この平滑化処
理に際しては、各発熱素子33aに対して平滑化データ
が与えられる。この平滑化データは、図1に示すように
色補正回路44からのシアン画像データから、平滑化デ
ータ変換ルックアップテーブルメモリ(LUT)48で
平滑化データに変換され、これがラインメモリ45に送
られる。ラインメモリ45からの平滑化データは、コン
パレータ46で比較データ発生回路47からの比較デー
タと比較される。そして、各発熱素子の駆動データに変
換され、ヘッドドライバ49を介して、この駆動データ
に基づき各発熱素子33aが駆動され、平滑化処理が行
われる。
【0035】図6は、平滑化のための熱エネルギーと光
沢度の関係を示す線図である。平滑化のための熱エネル
ギーを上げていくと、これにしたがい光沢度も上昇す
る。そして、熱エネルギーが一定値を超えると、光沢度
は下降する。このため、光沢度が最もよくなる熱エネル
ギー範囲を平滑化データの使用範囲とし、これに基づき
図7に示すような変換テーブルを作成する。
【0036】図7は、平滑化データ変換LUT48に記
憶されている変換テーブルの一例を示している。この変
換テーブルは、右下がりの直線が用いられ、シアン画像
データが例えば「255」の階調レベルの最大濃度デー
タであるときに、平滑化データは「150」と小さくさ
れ、シアン画像データが「0」の階調レベルのときに平
滑化データは最大の「255」にされる。これにより、
白プリントエリアに対しては、最大の平滑化データで発
熱素子が駆動され、この白プリントエリアの保護層の表
面が軟化される。また、黒プリントエリアに対しては、
それよりも低い平滑化データで発熱素子が駆動される。
したがって、白プリントエリアの段状の突出部分が軟化
され且つつぶされて平滑化される。また、これと同時に
表面の微細で不規則な凹凸も平坦にされる。
【0037】このように、保護層表面の凹凸に合わせ
て、濃度が急変することに起因して発生する段状突出部
分P1(図10参照)に対しては高い熱エネルギーが印
加され、それ以外の部分には低めの熱エネルギーが印加
されるため、効率よく均等に平滑化することができ、光
沢度が向上する。なお、本実施形態では、右下がりの直
線を用いているが、これは右下がりの曲線を用いてもよ
い。
【0038】次に、図8のフローチャートに基づき図
1,図4,図5を参照して、カラープリントと平滑化処
理とについて説明する。カラー感熱記録紙10は、その
先端が給紙ローラ対22にニップされた状態になってい
る。プリントすべき画像データの取込み後に、プリント
を指示すれば、給紙ローラ対22が回転して記録紙ロー
ル20からカラー感熱記録紙10を引き出し、ニップ解
除状態の搬送ローラ対23に向けて送り出す。
【0039】カラー感熱記録紙10の引き出し中に、セ
ンサー30はカラー感熱記録紙10の先端を検出する。
この検出後に搬送ローラ対23をニップ状態にする。搬
送ローラ対23のキャプスタンローラは、パルスモータ
によって駆動されているから、ニップ状態になるとカラ
ー感熱記録紙10を搬送する。また、先端の検出時点か
らパルスモータの駆動パルスの個数をカウントしてカラ
ー感熱記録紙10の送出し量を測定する。
【0040】カラー感熱記録紙10の送出し中は、サー
マルヘッド33がプラテンローラ32から離れており、
これらの間を通って光定着器34に向けて搬送される。
カラー感熱記録紙10が所定量送り出されると、搬送ロ
ーラ対23及び給紙ローラ対22が停止する。そして、
給紙ローラ対22は、停止後にそのピンチローラが移動
してニップ解除状態となる。
【0041】給紙後に、搬送ローラ対23が逆転を開始
し、カラー感熱記録紙10の第1回目の戻しを開始す
る。この引き戻されたカラー感熱記録紙10は、その引
き戻し量に応じてダンサーローラ28が移動して、図5
に示すように、ループ形成部26内に収納される。
【0042】また、カラー感熱記録紙10の引戻し中
に、サーマルヘッド33が移動してカラー感熱記録紙1
0を押圧する。この状態で、サーマルヘッド33の各発
熱素子33aを駆動してイエロー感熱発色層14を発色
させ、カラー感熱記録紙10にイエロー画像を1ライン
ずつ記録する。
【0043】イエロー画像の各ラインの記録時には、図
1に示すように、各フレームメモリ41〜43から、同
じ画素の画像データを読み出して色補正回路44に送
る。この色補正回路44は、マトリクス演算式を用い
て、3色の画像データからイエロー画像データを作成す
る。このイエロー画像データはラインメモリ45に書き
込まれる。同様にして各画素毎に、イエロー画像データ
を作成してラインメモリ45に書き込む。
【0044】次に、ラインメモリ45から1ライン分の
各イエロー画像データを順番に読み出してコンパレータ
46に送る。このコンパレータ46には、比較データ発
生回路47から十進数で「0」の比較データが入力され
ている。この比較データと1ライン分の各イエロー画像
データとが比較され、イエロー画像データが比較データ
よりも大きいときに、「1」の駆動データに変換され、
小さいときに「0」に変換される。こうして、1ライン
分のイエロー画像データから1ライン分の駆動データが
作成され、ヘッドドライバ49に送られる。このヘッド
ドライバ49は、1ライン分の駆動データによって、サ
ーマルヘッド33の各発熱素子33aが駆動されて発熱
する。
【0045】1ライン分の駆動データの作成後に、比較
データ発生回路47は、十進数で「1」の比較データを
発生する。そして、ラインメモリ45から再び読み出し
た1ライン分のイエロー画像データと比較し、1ライン
分の駆動データを作成し、この駆動データをヘッドドラ
イバ49へ送る。同様にして、1ライン分の各イエロー
画像データが256回比較される。
【0046】イエロー用画像データの比較中に、駆動デ
ータが「0」に変化すると、発熱素子33aの通電が停
止する。こうして、各発熱素子はイエロー画像データに
応じた時間だけ通電され、連続的に発熱してイエロー画
像の1ライン分を記録する。
【0047】以上の手順によって、イエロー画像が1ラ
インずつ記録される。カラー感熱記録紙10の引戻し速
度は、3色とも同じでよいが、高速プリントをするため
に色毎に変えてもよい。この場合に、イエロー感熱発色
層14は最も小さな熱エネルギーで発色するから、引戻
し速度を最も早くし、シアン感熱発色層12の記録では
引戻し速度を最も遅くする。
【0048】イエロー画像のプリントが終了した後もカ
ラー感熱記録紙10の引戻しが継続する。そして、カラ
ー感熱記録紙10の先端がセンサー30で検知される
と、搬送ローラ対23が停止する。これとともにサーマ
ルヘッド33がプラテンローラ32から退避する。
【0049】カラー感熱記録紙10の第2回目の送出し
のために、搬送ローラ対23が再び正転すると、ダンサ
ーローラ28を下降させながら、ループ状にストックさ
れていたカラー感熱記録紙10を所定量送り出す。この
第2回目の送出し時に、イエロー用定着ランプ35を点
灯するから、420nmの紫色可視光線がカラー感熱記
録紙10に照射され、イエロー画像が定着される。
【0050】第2回目の送出しが終了すると、イエロー
用定着ランプ35が消灯する。これと同時に、搬送ロー
ラ対23が逆転して、カラー感熱記録紙10を一定速度
Vで引き戻す。この引き戻し中に、サーマルヘッド33
がダウンしてカラー感熱記録紙10を押圧して、マゼン
タ感熱発色層13を発色させ、カラー感熱記録紙10に
マゼンタ画像を1ラインずつ記録する。
【0051】マゼンタ画像のプリント時には、色補正回
路44でマゼンタ画像データが作成される。このマゼン
タ画像データも前述したイエロー画像データと同様に、
コンパレータ46で駆動データに変換される。そして、
マゼンタ画像データの値に応じた幅のパルスで各発熱素
子33aが通電される。
【0052】マゼンタ画像のプリント後に、前述したよ
うにカラー感熱記録紙10が所定量送り出される。この
第3回目の送出しに際して、光定着器34が180度回
転し、マゼンタ用定着ランプ36をカラー感熱記録紙1
0に対面させる。次に、マゼンタ用定着ランプ36を点
灯させ、送り出中のカラー感熱記録紙10に365nm
の紫外線を照射してマゼンタ画像を定着する。
【0053】第3回目の引戻し中に、色補正回路44で
作成したシアン画像データに応じて、サーマルヘッド3
3を駆動する。このサーマルヘッド33は、シアン感熱
発色層12を発色させてシアン画像を1ラインずつプリ
ントする。シアン画像のプリント後は、サーマルヘッド
33がプラテンローラ32から退避する。このシアン画
像のプリントが終了すると、カラー感熱記録紙10には
フルカラー画像が形成される。
【0054】シアン画像のプリント後に、前述したよう
にカラー感熱記録紙10が所定量送り出される。この第
4回目の送出し中もマゼンタ用定着ランプ36を点灯さ
せ、カラー感熱記録紙10に紫外線を照射して、余白部
が漂白される。
【0055】搬送ローラ対23を逆転して、第4回目の
引戻しを行う。この第4回目の引き戻し中に、平滑化デ
ータ変換LUT48により、シアン画像データから平滑
化データが変換され、これがラインメモリ45に順次書
き込まれる。ラインメモリ45に書き込まれた1ライン
分の平滑化データは、順次コンパレータ46に送られ
る。この平滑化データは、図7に示す変換テーブルに基
づき変換され、図10に示すような白プリントエリアに
対しては高い熱エネルギーが与えられるようにされる。
【0056】1ライン分の平滑化データは、コンパレー
タ46によって駆動データに変換される。そして、各発
熱素子33aは、平滑化データに応じた幅を持ったパル
スで連続駆動され、カラー感熱記録紙10を加熱する。
【0057】各発熱素子33aによる加熱で、カラー感
熱記録紙10の保護層15が軟化され、かつ押圧され
る。そして、図10に示す白プリントエリアのように段
状に突出した部分P1に対しては、それ以外の部分に比
べて、熱エネルギーが高くなるから、シアン画像の記録
の際に、濃度の急激な変化部分で発生した段状の突出部
分P1が効率よく平滑化される。更に、保護層の表面に
発生した微細な凹凸G1,G2もならされる。この平滑
化処理によって保護層15が平坦となるから、カラー感
熱記録紙10の光沢度が向上し、画像のザラツキが減少
する。
【0058】平滑化処理中に、カラー感熱記録紙10の
先端がセンサー30で検知されると、搬送ローラ対23
の逆転が停止して第4回目の引戻しが終了する。これと
ともに、光定着器34が180度回転される。次に、搬
送ローラ対23が正転してカラー感熱記録紙10を送り
出す。そしてカラー感熱記録紙10が所定量送り出され
ると、カッター29を作動してシート状プリントに切り
離す。
【0059】切り離されたプリントは、カット時にその
先端が排紙ローラ対38に達している。この排紙ローラ
対38は、カット後にピンチローラが移動してニップ状
態となる。そして、排紙ローラ対38が搬送ローラ対2
3とともに回転して、シート状のプリントを排紙口39
aからトレイ等へ排紙する。
【0060】排紙が終了すると、搬送ローラ対23と排
紙ローラ対38は、ピンチローラが移動してニップ解除
状態となる。また、カラー感熱記録紙10の新しい先端
はカット位置に停止し、プリント待機状態となる。
【0061】平滑化処理では、保護層15を軟化させる
ために、そのガラス転移点以上に加熱することができる
熱エネルギーを与えることが必要である。保護層15の
ガラス転移点は、その組成成分によるが、本出願人が現
在市販中のカラー感熱記録紙(商品名:サーモオートク
ロームペーパーA−20)では、保護層としてPVAを
主剤としており、そのガラス転移点は約70℃であるか
ら、イエロー感熱発色層14を最低濃度に発色させるに
必要な熱エネルギーを与えると、保護層15の軟化が始
まる。
【0062】他方、平滑化処理の際に、定着が行われて
いないシアン感熱発色層12を発色させることがないよ
うに、シアンのバイアス熱エネルギーBCよりも小さい
熱エネルギーを与えることが必要である。
【0063】したがって、平滑化の熱エネルギーは、イ
エロー感熱発色層14を最低濃度に発色させるための発
色熱エネルギーから、シアンのバイアス熱エネルギーB
Cの範囲内で適当に定めればよい。この際に、最も電力
量が少なくて良好な光沢度が得られるように、熱エネル
ギーを決定する。
【0064】サーマルヘッドは、各発熱素子の抵抗値が
所定値(設計値)になるように精密に作製されている。
しかし、実際のサーマルヘッドでは、抵抗値が設計値か
ら僅かであるがずれている発熱素子が相当数含まれてい
る。この抵抗値が適正でない発熱素子では、一定の平滑
化データで駆動しても、所定の熱エネルギーを発生する
ことができない。そこで、各発熱素子毎に、抵抗値のバ
ラツキに応じて平滑化データを修正し、この修正済みの
平滑化データで発熱素子を駆動し、一定の熱エネルギー
を発生させるのがよい。
【0065】また、発熱素子は発熱と冷却とを繰り返す
が、繰り返して通電すると、グレーズ層等に熱が蓄積さ
れる。この蓄熱によって、カラー感熱記録紙に与えられ
る熱エネルギーが変わる。そこで、各発熱素子毎に、こ
れまでの発熱の状態(熱履歴)を考慮した補正、いわゆ
る熱履歴補正を平滑化データに施すのがよい。また、発
熱素子は、主走査方向の位置によって、蓄熱の状態が異
なるので、この位置に応じた補正を平滑化データに施す
のがよい。
【0066】図9は、プリント時と平滑化処理時に、抵
抗値補正と熱履歴補正とを施すようにした実施形態を示
し、図1に示す回路と同じものには同じ符号を付してあ
る。抵抗値測定とこれに基づく補正方法及び装置は、例
えば特開平6−79897号、特開平7−314756
号等で詳しく説明されており、詳細な説明は省略する。
抵抗値測定回路60は、コンデンサの放電時間を各発熱
素子毎に測定することで、その抵抗値を測定し、これに
基づき基準抵抗に対する各発熱素子の抵抗値補正データ
を作成し、これを抵抗値補正用データメモリ61に記憶
する。この抵抗値測定は、カラー感熱発色プリント装置
の出荷時,設置時,修理調整時,又は所定の期間毎等に
行われる。
【0067】抵抗値補正回路62では、メモリ61から
抵抗値補正データを読みだして、色補正回路44又は平
滑化データ変換LUT48からのデータに対して、抵抗
値補正データを加減算して、抵抗値補正を行う。
【0068】サーマルヘッド33には、熱履歴補正のた
めにサーミスタ等の温度センサー64が設けられてい
る。プリント又は平滑化処理中に、温度センサー64の
出力は、温度測定回路65に送られる。この温度測定回
路65は、サーマルヘッド33の温度に応じて熱履歴補
正データを作成し、これを熱履歴補正回路66に送る。
この熱履歴補正回路66は、熱履歴補正データを用いて
画像データ等を補正することで、サーマルヘッド33の
熱履歴(蓄熱)を補正する。熱履歴に基づく補正方法
は、例えば特開平9−277578号に詳しく説明され
ている。
【0069】プリント時には色補正回路44から出力さ
れた各画像データが、また平滑化処理では平滑化データ
変換LUT48からの平滑化データが抵抗値補正回路6
2に1つずつ送られる。また、抵抗値補正回路62に
は、メモリ61から各発熱素子の抵抗値補正データが1
つずつ送られる。ここで、画像データ又は平滑化データ
と、抵抗値補正データとは、同じ発熱素子のものがペア
となるように抵抗値補正回路62に入力される。抵抗値
補正回路62は、同じ発熱素子毎に、画像データ又は平
滑化データに、抵抗値補正データを加減算することで抵
抗値補正をする。
【0070】抵抗値補正が行われたデータは、熱履歴補
正回路66に送られる。この熱履歴補正回路66では、
抵抗値補正されたデータに熱履歴補正データが乗算され
る。この演算は、発熱素子毎に行われる。熱履歴補正さ
れたデータは、ラインメモリ45に書き込まれる。前述
したように、ラインメモリ45からデータが読み出さ
れ、駆動データに変換されてから、ヘッドドライバ49
に送られ、対応する発熱素子を駆動する。
【0071】なお、上記実施形態では、平滑化データ変
換LUTを用いて、シアン画像データから平滑化データ
を求めるようにしたが、この他に、演算式によりシアン
画像データから平滑化データを算出してもよい。
【0072】上記実施形態では、1ヘッド4パス方式に
より、三色面順次記録と平滑化処理とを行うようにした
が、この外に、3ヘッド1パス方式のカラー感熱発色プ
リント装置に、平滑化処理用のサーマルヘッドを配置し
て、4ヘッド1パス方式のものとしてもよい。この場合
には、4個のサーマルヘッドを用いるので、装置が大型
になるという問題があるが、カラー感熱記録紙を一方に
搬送する間にフルカラー画像がプリントされるので、プ
リント時間を短縮することができる。また、この例は、
多数枚のプリントを高速で作成することができる。
【0073】上記実施形態では、平滑化処理装置をプリ
ンタに内蔵させたが、この他に、平滑化処理専用の装置
として単独に用いるようにしてもよい。この場合には、
カラー感熱発色プリント装置に平滑化処理装置を接続
し、プリント装置から記録済みカラー感熱記録紙を受け
取り、平滑化処理を行う。そして、カラー感熱発色プリ
ント装置からシアン画像の記録データを出力し、これに
基づき平滑化処理装置側で平滑化データを作成し、これ
に基づき平滑化処理用サーマルヘッドを駆動する。
【0074】また、長尺のカラー感熱記録紙にプリント
する他に、所定サイズのカットシートを用い、これにカ
ラー画像をプリントしてもよい。この場合には、カッタ
ーが不要となる。また、径が大きなプラテンドラムを用
い、この外周にカラー感熱記録紙を巻き付けて回転させ
てもよい。更に、カラー感熱記録紙を固定し、代わりサ
ーマルヘッドを移動させてもよい。更にまた、カラー感
熱記録紙とサーマルヘッドの両方を移動させてもよい。
【0075】
【発明の効果】本発明では、サーマルヘッドを用いて平
滑化処理をするから、細かなドット単位で熱エネルギー
を正確に制御することができる。また、カラー感熱記録
紙を挟み込むための平滑なシートが不要であるから、作
業がわずらわしくない。しかも、高濃度の画像データで
は熱エネルギーを低くし、低濃度の画像データでは熱エ
ネルギを高くするように、第1の感熱発色層を記録する
画像データに基づき平滑化データを求めるから、急激に
濃度変化する画像部分での段状の突出部分を効率よく平
滑化することができる。
【0076】本発明のカラー感熱プリント方法及び装置
では、カラープリントと平滑化処理とが一連に行われる
から、平滑化のための特別な作業が不要となり、平滑化
処理されたプリントを簡便に得ることができる。また、
記録用サーマルヘッドを利用して平滑化処理をするか
ら、平滑化処理のための特別な装置が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】平滑化処理を行うためのサーマルヘッドの駆動
制御回路を示すブロック図である。
【図2】カラー感熱記録紙の層構造を示す説明図であ
る。
【図3】カラー感熱記録紙の発色特性を示すグラフであ
る。
【図4】カラー感熱記録紙の送出しが終了した状態を示
すカラー感熱発色プリント装置の概略図である。
【図5】記録状態を示すカラー感熱発色プリント装置の
概略図である。
【図6】平滑化熱エネルギーと得られる光沢度との関係
を示す線図である。
【図7】平滑化データ変換LUTの変換テーブルデータ
の一例を示す線図である。
【図8】カラー感熱記録紙のプリント手順を示すフロー
チャートである。
【図9】抵抗値補正と熱履歴補正とを行うようにした駆
動制御回路を示すブロック図である。
【図10】平滑化処理前のカラー感熱記録紙の表面の状
態を拡大して示す断面図である。
【符号の説明】
10 カラー感熱記録紙 23 搬送ローラ対 32 プラテンローラ 33 サーマルヘッド 33a 発熱素子 34 光定着器 48 平滑化データ変換LUT
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B41M 5/18 S

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱感度及び発色する色が異なった第1〜
    第3の感熱発色層、及びこれらのうち最も上に位置する
    第3の感熱発色層の上に層設された保護層を有するカラ
    ー感熱記録紙と、多数の発熱素子がライン状に形成され
    たサーマルヘッドとを用い、各色の画像データに対応さ
    せてサーマルヘッドでカラー感熱記録紙を加熱して第3
    の感熱発色層から順番に発色させるとともに、第3及び
    第2の感熱発色層に対しては、その記録直後に各感熱発
    色層に特有な電磁線を照射して定着することで、カラー
    感熱記録紙にカラー画像をプリントするカラー感熱発色
    プリント方法において、 前記第1の感熱発色層の記録後に、前記サーマルヘッド
    の各発熱素子を平滑化データにより駆動してカラー感熱
    記録紙に熱エネルギーを与え、保護層を平滑化処理し、
    前記平滑化データを、第1の感熱発色層を記録する画像
    データに基づき求めるようにしたことを特徴とするカラ
    ー感熱発色プリント方法。
  2. 【請求項2】 前記平滑化データを、高濃度の画像デー
    タでは熱エネルギーを低くし、低濃度の画像データでは
    熱エネルギを高くするようにして求めることを特徴とす
    る請求項1記載のカラー感熱発色プリント方法。
  3. 【請求項3】 前記平滑化処理のための熱エネルギー
    は、保護層のガラス転移点となる値から第1感熱発色層
    が発色する直前の値までの範囲内であることを特徴とす
    る請求項1又は2記載のカラー感熱発色プリント方法。
  4. 【請求項4】 熱感度及び発色する色が異なった第1〜
    第3の感熱発色層と、これらのうち最も上に位置する第
    3の感熱発色層の上に層設された保護層とをを有するカ
    ラー感熱記録紙を用い、このカラー感熱記録紙にカラー
    画像を記録するカラー感熱発色プリント装置において、 多数の発熱素子を主走査方向にライン状に並べて構成し
    たサーマルヘッドと、 カラー感熱記録紙とサーマルヘッドの少なくとも一方を
    主走査方向に直交する副走査方向に移動させる移動手段
    と、 前記サーマルヘッドの各発熱素子を駆動するサーマルヘ
    ッド駆動手段と、 記録すべき感熱発色層の熱感度に応じて、各感熱発色層
    を1ラインずつ発色記録するための発熱素子駆動データ
    を作成し、前記サーマルヘッド駆動手段及び移動手段を
    制御して第3の感熱発色層から順番に記録する記録手段
    と、 前記第3及び第2の感熱発色層に対しては、その記録直
    後に各感熱発色層に特有な電磁線を照射して定着する定
    着手段と、 前記第1の感熱発色層を発色させる発熱素子駆動データ
    に基づき、高濃度の画像データでは熱エネルギーを低く
    し、低濃度の画像データでは熱エネルギを高くするよう
    に、平滑化データを作成し、第1の感熱発色層の記録後
    に、前記サーマルヘッド駆動手段及び移動手段を制御し
    て前記平滑化データによって各発熱素子を駆動し、保護
    層を平滑化する平滑化手段とを設けたことを特徴とする
    カラー感熱発色プリント装置。
JP10046053A 1998-02-26 1998-02-26 カラー感熱発色プリント方法及び装置 Abandoned JPH11240187A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017140711A (ja) * 2016-02-08 2017-08-17 株式会社イシダ 印字ユニット

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JP2017140711A (ja) * 2016-02-08 2017-08-17 株式会社イシダ 印字ユニット

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