JPH11240246A - インクジェット記録用プラスチックフィルム - Google Patents
インクジェット記録用プラスチックフィルムInfo
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- JPH11240246A JPH11240246A JP10062183A JP6218398A JPH11240246A JP H11240246 A JPH11240246 A JP H11240246A JP 10062183 A JP10062183 A JP 10062183A JP 6218398 A JP6218398 A JP 6218398A JP H11240246 A JPH11240246 A JP H11240246A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- plastic film
- receiving layer
- cationic polymer
- polyvinyl acetal
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- Pending
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- Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】インク吸収性が良好で、耐水性に優れ、画像の
保存安定性が優れ、インク受容層と基材の密着が良く、
かつ、透明性基材を用いた場合には高い透明性を有し、
白色基材を用いた場合には高い光沢度を有するインクジ
ェット記録用プ1スチックフィルムを提供すること。 【解決手段】プラスチックフィルムからなる基材上にイ
ンク受容層を設けてなる記録媒体において、前記インク
受容層が、アセタール化度2〜40モル%であるポリビ
ニルアセタールと、カチオン性ポリマーを必須成分とし
て含有してなるインクジェット記録用プラスチックフィ
ルム。
保存安定性が優れ、インク受容層と基材の密着が良く、
かつ、透明性基材を用いた場合には高い透明性を有し、
白色基材を用いた場合には高い光沢度を有するインクジ
ェット記録用プ1スチックフィルムを提供すること。 【解決手段】プラスチックフィルムからなる基材上にイ
ンク受容層を設けてなる記録媒体において、前記インク
受容層が、アセタール化度2〜40モル%であるポリビ
ニルアセタールと、カチオン性ポリマーを必須成分とし
て含有してなるインクジェット記録用プラスチックフィ
ルム。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録用プラスチックフィルムに関し、特に耐水性に優れた
インクジェット記録用プラスチックフィルムに関する。
録用プラスチックフィルムに関し、特に耐水性に優れた
インクジェット記録用プラスチックフィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方式は、圧電素子の
振動あるいは加熱で発生する気泡の圧力によって、イン
クの微小液滴をノズルから噴射させ、記録媒体に付着さ
せて記録を行うものであり、騒音が少なく、高速記録が
可能であり、多色記録も容易であることから、記録装置
として急速に普及してきている。
振動あるいは加熱で発生する気泡の圧力によって、イン
クの微小液滴をノズルから噴射させ、記録媒体に付着さ
せて記録を行うものであり、騒音が少なく、高速記録が
可能であり、多色記録も容易であることから、記録装置
として急速に普及してきている。
【0003】通常、インクジェット記録方式に使用され
る記録フィルムに要求される特性としては、次の6項目
が挙げられる。 (1)インクの吸収速度、及び吸収容量が大きいこと。 (2)ドットの形状が真円に近く、ドット周辺のボケが
無いこと。 (3)インク受容層に耐水性があり、水が付着しても画
像の流れ出しやにじみが無いこと。 (4)インク受容層及び画像が長期保存安定性のあるこ
と(特に高温高湿環境下)。 (5)受容フィルム同志を重ね合わせた場合にブロッキ
ングを起こさないこと。 (6)インク受容層と基材の密着性が良いこと。
る記録フィルムに要求される特性としては、次の6項目
が挙げられる。 (1)インクの吸収速度、及び吸収容量が大きいこと。 (2)ドットの形状が真円に近く、ドット周辺のボケが
無いこと。 (3)インク受容層に耐水性があり、水が付着しても画
像の流れ出しやにじみが無いこと。 (4)インク受容層及び画像が長期保存安定性のあるこ
と(特に高温高湿環境下)。 (5)受容フィルム同志を重ね合わせた場合にブロッキ
ングを起こさないこと。 (6)インク受容層と基材の密着性が良いこと。
【0004】更に、ポリエチレンテレフタレートフィル
ムが基材に使用されるOHPシートでは、基材の透明性
のみならず受容層そのものの透明性も要求される。ま
た、白色フィルムにおいては、インク受容層の白色度、
光沢度の高さはもとより、画像の光沢度も必要とされ
る。
ムが基材に使用されるOHPシートでは、基材の透明性
のみならず受容層そのものの透明性も要求される。ま
た、白色フィルムにおいては、インク受容層の白色度、
光沢度の高さはもとより、画像の光沢度も必要とされ
る。
【0005】しかしながら、従来公知の技術では、これ
らの特性をバランスよく同時に満足することはできなか
った。
らの特性をバランスよく同時に満足することはできなか
った。
【0006】例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニ
ルピロリドン、カルボキシメチルセルロース等の水溶性
樹脂をインク受容層に使用することが特開昭55−14
6786号および特開昭59−174381号に提案さ
れているが、これらポリマを使用した記録フィルムは透
明性やインク吸収性は良好であるが耐水性が不十分であ
るという欠点を有している。
ルピロリドン、カルボキシメチルセルロース等の水溶性
樹脂をインク受容層に使用することが特開昭55−14
6786号および特開昭59−174381号に提案さ
れているが、これらポリマを使用した記録フィルムは透
明性やインク吸収性は良好であるが耐水性が不十分であ
るという欠点を有している。
【0007】耐水性を向上させるために、水溶性樹脂を
架橋させたインク受容層が特開昭58−89391号に
提案されているが、かかるインク受容層を有する記録フ
ィルムは耐水性は優れているもののインク吸収性が低下
するという欠点を有する。
架橋させたインク受容層が特開昭58−89391号に
提案されているが、かかるインク受容層を有する記録フ
ィルムは耐水性は優れているもののインク吸収性が低下
するという欠点を有する。
【0008】また、インク吸収性と耐水性を両立させる
ために、親水性樹脂と親油性樹脂を混合したインク受容
層が特開昭57−102391号に提案されているが、
両者の樹脂の相溶性が悪くインク受容層の透明性が悪く
なる欠点がある。
ために、親水性樹脂と親油性樹脂を混合したインク受容
層が特開昭57−102391号に提案されているが、
両者の樹脂の相溶性が悪くインク受容層の透明性が悪く
なる欠点がある。
【0009】さらに、特開昭63−221077号に提
案されているように、ポリビニルアルコールをアルデヒ
ドで変性したポリビニルアセタールをインク受容層とし
て使用することにより、インク吸収性と耐水性はある程
度解決されるが、染料の定着性が不十分である。特に記
録画像を高温高湿環境下に放置した場合の安定性がよく
ない。
案されているように、ポリビニルアルコールをアルデヒ
ドで変性したポリビニルアセタールをインク受容層とし
て使用することにより、インク吸収性と耐水性はある程
度解決されるが、染料の定着性が不十分である。特に記
録画像を高温高湿環境下に放置した場合の安定性がよく
ない。
【0010】シリカ粒子やコロイダルシリカを含有させ
てインク吸収速度及び吸収容量を向上させる方法が特開
昭62−83178号が提案されているが、この方法で
は透明性、光沢度に優れる記録フィルムは得られない。
てインク吸収速度及び吸収容量を向上させる方法が特開
昭62−83178号が提案されているが、この方法で
は透明性、光沢度に優れる記録フィルムは得られない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題点を解決し、インク吸収性が良好で、耐水性に優
れ、画像の保存安定性が優れ、インク受容層と基材の密
着が良く、かつ、透明性基材を用いた場合には高い透明
性を有し、白色基材を用いた場合には高い光沢度を有す
るインクジェット記録用プラスチックフィルムを提供す
ることを目的とする。
問題点を解決し、インク吸収性が良好で、耐水性に優
れ、画像の保存安定性が優れ、インク受容層と基材の密
着が良く、かつ、透明性基材を用いた場合には高い透明
性を有し、白色基材を用いた場合には高い光沢度を有す
るインクジェット記録用プラスチックフィルムを提供す
ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者らが鋭意検討の
結果、上記本発明の目的は、下記の本発明によって工業
的に好都合に達成された。
結果、上記本発明の目的は、下記の本発明によって工業
的に好都合に達成された。
【0013】[1]プラスチックフィルムからなる基材
上にインク受容層を設けてなる記録媒体において、前記
インク受容層が、アセタール化度2〜40モル%である
ポリビニルアセタールと、カチオン性ポリマーを必須成
分として含有してなるインクジェット記録用プラスチッ
クフィルム。
上にインク受容層を設けてなる記録媒体において、前記
インク受容層が、アセタール化度2〜40モル%である
ポリビニルアセタールと、カチオン性ポリマーを必須成
分として含有してなるインクジェット記録用プラスチッ
クフィルム。
【0014】[2]カチオン性ポリマーが、塩素元素を
含有してなる上記[1]に記載のインクジェット記録用
プラスチックフィルム。
含有してなる上記[1]に記載のインクジェット記録用
プラスチックフィルム。
【0015】[3]カチオン性ポリマーの含有量が、1
〜30重量%の範囲内である上記[1]または[2]に
記載のインクジェット記録用プラスチックフィルム。
〜30重量%の範囲内である上記[1]または[2]に
記載のインクジェット記録用プラスチックフィルム。
【0016】[4]カチオン性ポリマーが、ポリアミド
−エピクロルヒドリン樹脂であることを特徴とする上記
[1]〜[3]のいずれかに記載のインクジェット記録
用プラスチックフィルム。
−エピクロルヒドリン樹脂であることを特徴とする上記
[1]〜[3]のいずれかに記載のインクジェット記録
用プラスチックフィルム。
【0017】[5]プラスチックフィルム基材が、ジエ
チレングリコール残基を0.1〜10モル%含有する2
軸延伸ポリエチレンテレフタレートである上記[1]〜
[4]のいずれかに記載のインクジェット記録用プラス
チックフィルム。
チレングリコール残基を0.1〜10モル%含有する2
軸延伸ポリエチレンテレフタレートである上記[1]〜
[4]のいずれかに記載のインクジェット記録用プラス
チックフィルム。
【0018】[6]ポリビニルアセタールが、芳香族系
ポリビニルアセタールであることを特徴とする上記
[1]〜[5]のいずれかに記載のインクジェット記録
用プラスチックフィルム。
ポリビニルアセタールであることを特徴とする上記
[1]〜[5]のいずれかに記載のインクジェット記録
用プラスチックフィルム。
【0019】本発明の最大の特徴は、アセタール化度2
〜40モル%であるポリビニルアセタールとカチオン性
ポリマーとを必須成分として含有してなるインク受容層
を使用した点にあり、これにより、インク吸収性、耐水
性、画像の保存安定性、インク受容層との基材の密着
性、透明性および光沢度等の特性を満足させた点にあ
る。
〜40モル%であるポリビニルアセタールとカチオン性
ポリマーとを必須成分として含有してなるインク受容層
を使用した点にあり、これにより、インク吸収性、耐水
性、画像の保存安定性、インク受容層との基材の密着
性、透明性および光沢度等の特性を満足させた点にあ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明において使用するポリビニ
ルアセタールは、ポリビニルアルコールにアルデヒドを
従来公知の方法で縮合反応させてアセタール化すること
により得られる。出発原料として用いられるポリビニル
アルコールは何ら限定されるものではないが、一般に重
合度300〜5000、好ましくは500〜4500の
ものが用いられ、重合度は高い方がインク受容層の耐水
性は良好となる。また、ポリビニルアルコールの鹸化度
も特に限定されるものではないが、通常、80〜99モ
ル%のものが用いられ、鹸化度の低い方がインク吸収性
は良好となる。
ルアセタールは、ポリビニルアルコールにアルデヒドを
従来公知の方法で縮合反応させてアセタール化すること
により得られる。出発原料として用いられるポリビニル
アルコールは何ら限定されるものではないが、一般に重
合度300〜5000、好ましくは500〜4500の
ものが用いられ、重合度は高い方がインク受容層の耐水
性は良好となる。また、ポリビニルアルコールの鹸化度
も特に限定されるものではないが、通常、80〜99モ
ル%のものが用いられ、鹸化度の低い方がインク吸収性
は良好となる。
【0021】一方、ポリビニルアルコールと縮合させる
アルデヒドとしては、ホルムアルデヒド、アセトアルデ
ヒド、イソプロピルアルデヒド、ブチルアルデヒド、イ
ソブチルアルデヒド、ヘキシルアルデヒド、オクチルア
ルデヒド等の脂肪族アルデヒド、ベンズアルデヒド、2
−メチルアセトアルデヒド、3−メチルアセトアルデヒ
ド、4−メチルアセトアルデヒド、その他アルキル置換
ベンズアルデヒドや、クロルベンズアルデヒド、その他
のハロゲン置換ベンズアルデヒドや、フェニルベンズア
ルデヒド、β−フェニルプロピオンアルデヒド、その他
のフェニル置換アルキルアルデヒド等の芳香族アルデヒ
ド、更に芳香族環にヒドロキシ基、アルコキシ基、アミ
ノ基、シアノ基等の置換基を持った芳香族アルデヒド等
が挙げられる。また、ナフトアルデヒド、アントラアル
デヒド等の縮合芳香環を持つアルデヒドであっても良
い。
アルデヒドとしては、ホルムアルデヒド、アセトアルデ
ヒド、イソプロピルアルデヒド、ブチルアルデヒド、イ
ソブチルアルデヒド、ヘキシルアルデヒド、オクチルア
ルデヒド等の脂肪族アルデヒド、ベンズアルデヒド、2
−メチルアセトアルデヒド、3−メチルアセトアルデヒ
ド、4−メチルアセトアルデヒド、その他アルキル置換
ベンズアルデヒドや、クロルベンズアルデヒド、その他
のハロゲン置換ベンズアルデヒドや、フェニルベンズア
ルデヒド、β−フェニルプロピオンアルデヒド、その他
のフェニル置換アルキルアルデヒド等の芳香族アルデヒ
ド、更に芳香族環にヒドロキシ基、アルコキシ基、アミ
ノ基、シアノ基等の置換基を持った芳香族アルデヒド等
が挙げられる。また、ナフトアルデヒド、アントラアル
デヒド等の縮合芳香環を持つアルデヒドであっても良
い。
【0022】インク吸収性、耐水性及び透明性のいずれ
もが良好であることから芳香族系アルデヒドが特に好ま
しい。
もが良好であることから芳香族系アルデヒドが特に好ま
しい。
【0023】本発明に用いられるポリビニルアセタール
のアセタール化度は、2〜40モル%の範囲であり、好
ましくは3〜30モル%、より好ましくは5〜20モル
%の範囲である。アセタール化度が低すぎる場合は、イ
ンク吸収性は良いが十分な耐水性が得られない。逆にア
セタール化度が高い場合は、耐水性は良好であるが、イ
ンク吸収性が悪くなる。
のアセタール化度は、2〜40モル%の範囲であり、好
ましくは3〜30モル%、より好ましくは5〜20モル
%の範囲である。アセタール化度が低すぎる場合は、イ
ンク吸収性は良いが十分な耐水性が得られない。逆にア
セタール化度が高い場合は、耐水性は良好であるが、イ
ンク吸収性が悪くなる。
【0024】また、本発明で使用する第二の化合物であ
るカチオン性ポリマーは、分子内にカチオン性部分を含
むものであれば特に限定されるものではない。例えば、
3級化アミン塩を分子内に持つポリマー、4級化アンモ
ニウム塩を分子内に持つポリマー、ポリアクリルアミド
のカチオン変性物あるいはアクリルアミドとカチオン性
モノマーの共重合体、ポリアリルアミン、ポリアミンス
ルホン、ポリビニルアミン、ポリエチレンイミン、ポリ
アミド−エピクロルヒドリン樹脂等が挙げられる。さら
に、ビニルピロリドン系モノマーの単独あるいは他のモ
ノマーとの共重合体、ビニルイミダゾール系モノマーの
単独あるいは他のモノマーとの共重合体、カチオン変性
したポリビニルアルコール、セルロース、ポリウレタン
等も挙げられる。
るカチオン性ポリマーは、分子内にカチオン性部分を含
むものであれば特に限定されるものではない。例えば、
3級化アミン塩を分子内に持つポリマー、4級化アンモ
ニウム塩を分子内に持つポリマー、ポリアクリルアミド
のカチオン変性物あるいはアクリルアミドとカチオン性
モノマーの共重合体、ポリアリルアミン、ポリアミンス
ルホン、ポリビニルアミン、ポリエチレンイミン、ポリ
アミド−エピクロルヒドリン樹脂等が挙げられる。さら
に、ビニルピロリドン系モノマーの単独あるいは他のモ
ノマーとの共重合体、ビニルイミダゾール系モノマーの
単独あるいは他のモノマーとの共重合体、カチオン変性
したポリビニルアルコール、セルロース、ポリウレタン
等も挙げられる。
【0025】以上のようなカチオン性ポリマーが用いら
れるが、なかでも塩素元素を含有したカチオン性ポリマ
ーが、発色性、インク定着性、耐水性に優れ好ましい。
特に、ポリアミド−エピクロルヒドリン樹脂は、ポリビ
ニルアセタールとの相溶性が良く、受容層の透明性に優
れ、発色性、インク定着性、耐水性も良好であり、総合
的に特性バランスが優れている。
れるが、なかでも塩素元素を含有したカチオン性ポリマ
ーが、発色性、インク定着性、耐水性に優れ好ましい。
特に、ポリアミド−エピクロルヒドリン樹脂は、ポリビ
ニルアセタールとの相溶性が良く、受容層の透明性に優
れ、発色性、インク定着性、耐水性も良好であり、総合
的に特性バランスが優れている。
【0026】カチオン性ポリマーの含有量は、1〜30
重量%であることが好ましい。1重量%未満の場合で
は、耐水性および高温高湿環境下における画像の長期保
存安定性の点で劣る恐れがあり、逆に30重量%を越え
る場合は受容層の透明性が低下したり、機械的強度が低
下する恐れがある。
重量%であることが好ましい。1重量%未満の場合で
は、耐水性および高温高湿環境下における画像の長期保
存安定性の点で劣る恐れがあり、逆に30重量%を越え
る場合は受容層の透明性が低下したり、機械的強度が低
下する恐れがある。
【0027】本発明は、ポリビニルアセタールとカチオ
ン性ポリマーを必須成分として含有するものであるが、
本発明の目的達成を妨げない範囲で、第3、第4の成分
を併用することもできる。第3、第4の成分としては、
各種フィラー、例えばシリカ、アルミナ、ケイ酸アルミ
ニウム、酸化チタン、タルク、クレイ、炭酸カルシウ
ム、酸化亜鉛など、及びポリエチレン、ポリスチレン、
ポリアクリレートなどの有機高分子微粒子や、各種添加
剤、例えば分散剤、消泡剤、蛍光染料、防腐剤、紫外線
吸収剤、界面活性剤、耐水化剤、可塑剤、粘度調整剤、
帯電防止剤などが挙げられる。
ン性ポリマーを必須成分として含有するものであるが、
本発明の目的達成を妨げない範囲で、第3、第4の成分
を併用することもできる。第3、第4の成分としては、
各種フィラー、例えばシリカ、アルミナ、ケイ酸アルミ
ニウム、酸化チタン、タルク、クレイ、炭酸カルシウ
ム、酸化亜鉛など、及びポリエチレン、ポリスチレン、
ポリアクリレートなどの有機高分子微粒子や、各種添加
剤、例えば分散剤、消泡剤、蛍光染料、防腐剤、紫外線
吸収剤、界面活性剤、耐水化剤、可塑剤、粘度調整剤、
帯電防止剤などが挙げられる。
【0028】本発明で使用するプラスチック基材として
は、ポリエチレンテフタレート、ポリブチレンテフタレ
ート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル系樹
脂、ポリプロピレン、ポリエチレン、エチレン−酢ビニ
ル共重合体、エチレン−メチルメタクリレート共重合体
などのポリオレフィン系樹脂、ナイロンなどポリアミ
ド、ポリイミド系樹脂、トリアセテート、ジアセテー
ト、セロハン等のセルロース系樹脂、ポリ塩化ビニル、
ポリ塩化ビニリデン等の塩素系樹脂、ポリスチレン、ポ
リアクリレート、ポリカーボネート、ポリサルホン等の
フィルム、シートが挙げられるが、もとよりこれらに限
定されるものではない。特に、機械的強度、耐熱性、透
明性、平面性、寸法安定性に優れた2軸延伸ポリエチレ
ンテフタレートフィルムを基材として用いるのが良い。
は、ポリエチレンテフタレート、ポリブチレンテフタレ
ート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル系樹
脂、ポリプロピレン、ポリエチレン、エチレン−酢ビニ
ル共重合体、エチレン−メチルメタクリレート共重合体
などのポリオレフィン系樹脂、ナイロンなどポリアミ
ド、ポリイミド系樹脂、トリアセテート、ジアセテー
ト、セロハン等のセルロース系樹脂、ポリ塩化ビニル、
ポリ塩化ビニリデン等の塩素系樹脂、ポリスチレン、ポ
リアクリレート、ポリカーボネート、ポリサルホン等の
フィルム、シートが挙げられるが、もとよりこれらに限
定されるものではない。特に、機械的強度、耐熱性、透
明性、平面性、寸法安定性に優れた2軸延伸ポリエチレ
ンテフタレートフィルムを基材として用いるのが良い。
【0029】ポリエチレンテレフタレートフィルムは、
ジエチレングリコール残基を分子中に0.1〜10モル
%を含有する2軸延伸ポリエチレンテフタレートフィル
ムが好ましい。ジエチレングリコール残基が0.01モ
ル%以下であると基材フィルムと受容層の密着が劣る恐
れがあり、10モル%を越えると基材フィルムの寸法安
定性や機械的強度が不十分となる恐れがある。。
ジエチレングリコール残基を分子中に0.1〜10モル
%を含有する2軸延伸ポリエチレンテフタレートフィル
ムが好ましい。ジエチレングリコール残基が0.01モ
ル%以下であると基材フィルムと受容層の密着が劣る恐
れがあり、10モル%を越えると基材フィルムの寸法安
定性や機械的強度が不十分となる恐れがある。。
【0030】また、基材フィルムと受容層の密着を上げ
るために、表面にプライマー処理やコロナ放電処理、プ
ラズマ処理をしても良く、更に、マット加工、アルミ蒸
着等の二次加工を施したものであっても良い。
るために、表面にプライマー処理やコロナ放電処理、プ
ラズマ処理をしても良く、更に、マット加工、アルミ蒸
着等の二次加工を施したものであっても良い。
【0031】本発明のインク受容層を基材上に形成する
方法としては、エアーナイフコーター、コンマコータ
ー、ロールコーター、グラビアコーター、ブレードコー
ター、ワイヤーバーコーター、ダイコーター等の公知の
塗布方法で塗工し、熱風乾燥炉、遠赤外線ヒーター、熱
ドラム等を用いて乾燥する。
方法としては、エアーナイフコーター、コンマコータ
ー、ロールコーター、グラビアコーター、ブレードコー
ター、ワイヤーバーコーター、ダイコーター等の公知の
塗布方法で塗工し、熱風乾燥炉、遠赤外線ヒーター、熱
ドラム等を用いて乾燥する。
【0032】インク受容層の厚みは乾燥固形分で通常
0.5〜40g/m2、好ましくは3〜20g/m2の範
囲内である。0.5g/m2以下の場合はインク吸収性
が不十分となる恐れがあり、40g/m2をこえる場合
は塗工乾燥時に受容層が発泡しやすく、出来た受容フィ
ルムもカールが発生しやすくなる。
0.5〜40g/m2、好ましくは3〜20g/m2の範
囲内である。0.5g/m2以下の場合はインク吸収性
が不十分となる恐れがあり、40g/m2をこえる場合
は塗工乾燥時に受容層が発泡しやすく、出来た受容フィ
ルムもカールが発生しやすくなる。
【0033】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を詳しく説明する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。実施例
および比較例における特性の評価は下記の方法による。
が、本発明はこれらに限定されるものではない。実施例
および比較例における特性の評価は下記の方法による。
【0034】「インク吸収性」:プリント画像を目視及
び実体顕微鏡にて観察し、画像が鮮明で、インクドット
の形状が円形でにじみがないものを○、インクドットに
にじみが見られ形状が不規則で、画像に乱れがあるもの
を×,その中位のものを△とした。
び実体顕微鏡にて観察し、画像が鮮明で、インクドット
の形状が円形でにじみがないものを○、インクドットに
にじみが見られ形状が不規則で、画像に乱れがあるもの
を×,その中位のものを△とした。
【0035】「速乾性」:プリント1分後にプリント面
に上質紙を重ね合わせ、インクの転写のないものを○、
プリント5分後でもインクの転写のあるものを×とし、
その中間のもを△とした。
に上質紙を重ね合わせ、インクの転写のないものを○、
プリント5分後でもインクの転写のあるものを×とし、
その中間のもを△とした。
【0036】「耐水性」:プリント画像を、水の入った
トレイに30秒浸漬して軽く振り、引上げた後、不織布
で水を吸い取った。インク受容層が溶けだしているもの
を、あるいはインクが溶け出し画像が判明できないもの
を×とした。受容層は溶け出していないがインクが流れ
出して画像の鮮明さが低下しているもの、あるいは不織
布で水を吸い取った時に、受容層が簡単に取れてしまう
ものを△とした。受容層、画像とも変化がほとんどない
ものを○とした。
トレイに30秒浸漬して軽く振り、引上げた後、不織布
で水を吸い取った。インク受容層が溶けだしているもの
を、あるいはインクが溶け出し画像が判明できないもの
を×とした。受容層は溶け出していないがインクが流れ
出して画像の鮮明さが低下しているもの、あるいは不織
布で水を吸い取った時に、受容層が簡単に取れてしまう
ものを△とした。受容層、画像とも変化がほとんどない
ものを○とした。
【0037】「画像保存安定性」:プリント画像を40
℃、90%RHの環境下に10日間保存した後に、保存
前の画像と比較評価した。保存前の画像に比べ、インク
のにじみ、未印字部の汚れが発生し、画像の品質が低下
しているものを×、変化のないものを○、その中位のも
のを△とした。
℃、90%RHの環境下に10日間保存した後に、保存
前の画像と比較評価した。保存前の画像に比べ、インク
のにじみ、未印字部の汚れが発生し、画像の品質が低下
しているものを×、変化のないものを○、その中位のも
のを△とした。
【0038】「光沢度」:デジタル変角光沢度計(スガ
試験機製)を用いて、受容層の60度の光沢度を測定し
た。
試験機製)を用いて、受容層の60度の光沢度を測定し
た。
【0039】「受容層の密着性」:セロハンテープ(日
東電工製NO.29)をプリント面に貼り合わせ、引き
剥がした時に剥がれのないものを○、剥がれのあるもの
を×とした。
東電工製NO.29)をプリント面に貼り合わせ、引き
剥がした時に剥がれのないものを○、剥がれのあるもの
を×とした。
【0040】[実施例1]支持体として、厚さ100μ
mのポリエチレンテレフタレートフィルム(商品名:メ
リネックスD534/ICIジャパン製)を使用し、ポ
リビニルアセタール(商品名:エスレックKX−1/積
水化学工業製、アセタール化度8モル%、固形分8%)
100重量部に、ポリアミド−エピクロルヒドリン樹脂
(商品名:ポリフィックス301/昭和高分子製、固形
分30%)2重量部を混合撹拌し、脱泡した塗工液を、
バーコーターにより乾燥後の塗布重量が10g/m2と
なるように塗布したのち、100℃の熱風乾燥オーブン
で2分間乾燥して受容フィルムを作成した。得られた受
容フィルムにエプソン社製インクジェットプリンターP
M700Cにて、専用光沢フィルムモードで、ISO標
準画像をプリントし、「インク吸収性」、「速乾性」、
「耐水性」、「画像保存安定性」、「光沢度」、および
「受容層の密着性」の評価を行った。
mのポリエチレンテレフタレートフィルム(商品名:メ
リネックスD534/ICIジャパン製)を使用し、ポ
リビニルアセタール(商品名:エスレックKX−1/積
水化学工業製、アセタール化度8モル%、固形分8%)
100重量部に、ポリアミド−エピクロルヒドリン樹脂
(商品名:ポリフィックス301/昭和高分子製、固形
分30%)2重量部を混合撹拌し、脱泡した塗工液を、
バーコーターにより乾燥後の塗布重量が10g/m2と
なるように塗布したのち、100℃の熱風乾燥オーブン
で2分間乾燥して受容フィルムを作成した。得られた受
容フィルムにエプソン社製インクジェットプリンターP
M700Cにて、専用光沢フィルムモードで、ISO標
準画像をプリントし、「インク吸収性」、「速乾性」、
「耐水性」、「画像保存安定性」、「光沢度」、および
「受容層の密着性」の評価を行った。
【0041】[実施例2]〜[実施例4]実施例1にお
いてポリアミド−エピクロルヒドリン樹脂の添加量を5
部、10部、15部、に変更した以外は同様にして受容
フィルムを作成し評価を行った。表1にポリビニルアセ
タールとポリアミド−エピクロルヒドリン樹脂の配合比
をまとめて示した。
いてポリアミド−エピクロルヒドリン樹脂の添加量を5
部、10部、15部、に変更した以外は同様にして受容
フィルムを作成し評価を行った。表1にポリビニルアセ
タールとポリアミド−エピクロルヒドリン樹脂の配合比
をまとめて示した。
【0042】
【表1】 [比較例1]実施例1においてポリアミド−エピクロル
ヒドリン樹脂を添加せずにポリビニルアセタールのみ
で、受容フィルムを作成した。
ヒドリン樹脂を添加せずにポリビニルアセタールのみ
で、受容フィルムを作成した。
【0043】[比較例2]ポリビニルアセタールの代わ
りにポリビニルアルコール(商品名:PVA117/ク
ラレ製)の10%調製液を用いた他は全て実施例1と同
様にして受容フィルムを作成した。
りにポリビニルアルコール(商品名:PVA117/ク
ラレ製)の10%調製液を用いた他は全て実施例1と同
様にして受容フィルムを作成した。
【0044】評価結果をまとめて表2に示した。
【0045】
【表2】 [実施例5]ジエチレングリコール残基を分子中に5モ
ル%含有する、2軸延伸ポリエチレンテレフタレート
に、実施例1で用いたものと同様の塗工液を、ロッドコ
ーターにて乾燥後の塗布量が20g/m2となるように
塗布したのち、100℃の熱風乾燥オーブンで10分間
乾燥して受容フィルムを作成した。得られた受容フィル
ムはインク吸収性、対水性、光沢度、及び平面性とも良
好であった。
ル%含有する、2軸延伸ポリエチレンテレフタレート
に、実施例1で用いたものと同様の塗工液を、ロッドコ
ーターにて乾燥後の塗布量が20g/m2となるように
塗布したのち、100℃の熱風乾燥オーブンで10分間
乾燥して受容フィルムを作成した。得られた受容フィル
ムはインク吸収性、対水性、光沢度、及び平面性とも良
好であった。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明により、イ
ンク吸収性に優れ、耐水性が良好で、高温高湿環境下で
の画像安定性が良好であり、さらには光透過性フィルム
においては高透明性の、白色フィルムにおいては高光沢
度のインクジェット記録フィルムを得られる。
ンク吸収性に優れ、耐水性が良好で、高温高湿環境下で
の画像安定性が良好であり、さらには光透過性フィルム
においては高透明性の、白色フィルムにおいては高光沢
度のインクジェット記録フィルムを得られる。
Claims (6)
- 【請求項1】プラスチックフィルムからなる基材上にイ
ンク受容層を設けてなる記録媒体において、前記インク
受容層が、アセタール化度2〜40モル%であるポリビ
ニルアセタールと、カチオン性ポリマーを必須成分とし
て含有してなるインクジェット記録用プラスチックフィ
ルム。 - 【請求項2】カチオン性ポリマーが、塩素元素を含有し
てなる請求項1に記載のインクジェット記録用プラスチ
ックフィルム。 - 【請求項3】カチオン性ポリマーの含有量が、1〜30
重量%の範囲内である請求項1または2に記載のインク
ジェット記録用プラスチックフィルム。 - 【請求項4】カチオン性ポリマーが、ポリアミド−エピ
クロルヒドリン樹脂であることを特徴とする請求項1〜
3のいずれかに記載のインクジェット記録用プラスチッ
クフィルム。 - 【請求項5】プラスチックフィルム基材が、ジエチレン
グリコール残基を0.1〜10モル%含有する2軸延伸
ポリエチレンテレフタレートである請求項1〜4のいず
れかに記載のインクジェット記録用プラスチックフィル
ム。 - 【請求項6】ポリビニルアセタールが、芳香族系ポリビ
ニルアセタールであることを特徴とする請求項1〜5の
いずれかに記載のインクジェット記録用プラスチックフ
ィルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10062183A JPH11240246A (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | インクジェット記録用プラスチックフィルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10062183A JPH11240246A (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | インクジェット記録用プラスチックフィルム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11240246A true JPH11240246A (ja) | 1999-09-07 |
Family
ID=13192777
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10062183A Pending JPH11240246A (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | インクジェット記録用プラスチックフィルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11240246A (ja) |
-
1998
- 1998-02-26 JP JP10062183A patent/JPH11240246A/ja active Pending
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