JPH11240361A - シートスライド装置 - Google Patents

シートスライド装置

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Publication number
JPH11240361A
JPH11240361A JP4389298A JP4389298A JPH11240361A JP H11240361 A JPH11240361 A JP H11240361A JP 4389298 A JP4389298 A JP 4389298A JP 4389298 A JP4389298 A JP 4389298A JP H11240361 A JPH11240361 A JP H11240361A
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JP
Japan
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nut
nut body
lead screw
shock absorbing
elastic member
Prior art date
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Pending
Application number
JP4389298A
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English (en)
Inventor
Toyoki Sugiwaka
若 豊 樹 杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jidosha Denki Kogyo KK
Original Assignee
Jidosha Denki Kogyo KK
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リードスクリューとナット体とのあいだでの
バックラッシュをなくすことによって、シートの座りご
こちを悪く感じさせることがない高品質なシートスライ
ド装置を提供する。 【解決手段】 第1のナット体12、17および第2の
ナット体13、18を互いに相反する方向に押圧可能な
ナット体付勢手段15、20を備えているシートスライ
ド装置1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、シートを自動的
にスライド移動させるシートスライド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】シートを自動的にスライド移動させるシ
ートスライド装置としては、リードスクリューに対し単
一のナット体が噛み合っているものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したシートスライ
ド装置では、ナット体に形成されたねじとリードスクリ
ューとのあいだにバックラッシュがあると、シートの移
動方向にがたを生じ、がたがあることによって、シート
の座りごこちを悪く感じさせるという問題点があり、こ
の問題点を解決することが課題になっていた。
【0004】
【発明の目的】この発明に係わるシートスライド装置
は、リードスクリューとナット体とのあいだでのバック
ラッシュをなくすことによって、シートの座りごこちを
悪く感じさせることがない高品質なシートスライド装置
を提供することを目的としている。
【0005】
【発明の構成】
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
わるシートスライド装置では、車体側に固定されるロア
レールと、ロアレールに沿って移動可能に取付けられ、
シートに固定されるアッパレールと、正方向の電流供給
により正回転するとともに、逆方向の電流供給により逆
回転する出力軸をもち、アッパレールまたはロアレール
に固定されるシートモータと、シートモータの出力軸に
結合されて正回転、逆回転するリードスクリューと、リ
ードスクリューを挿通可能にしてロアレールまたはアッ
パレールに固定されるナットケースと、ナットケースに
収容され、リードスクリューに噛合される第1のナット
体と、第1のナット体とは独立して形成されていてリー
ドスクリューの軸方向に沿ってナットケースに収容さ
れ、リードスクリューに噛合される第2のナット体と、
第1のナット体および第2のナット体のまわりに配置さ
れた衝撃吸収用ダンパ部材と、第1のナット体および第
2のナット体をリードスクリューの軸方向の互いに相反
する方向に押圧可能なナット体付勢手段を備えている構
成としたことを特徴としている。
【0007】この発明の請求項2に係わるシートスライ
ド装置では、ナット体付勢手段は、第1、第2のナット
体のあいだに配置されて、第1、第2のナット体をそれ
ぞれ離れる側に押圧可能な第1の弾性部材からなる構成
としたことを特徴としている。
【0008】この発明の請求項3に係わるシートスライ
ド装置では、ナット体付勢手段の第1の弾性部材は、衝
撃吸収用ダンパ部材に一体的に成形されている構成とし
たことを特徴としている。
【0009】この発明の請求項4に係わるシートスライ
ド装置では、ナットケースには、第1のナット体側に第
1の板部が形成されているとともに、第2のナット体側
に第1の板部に対向して第2の板部が形成され、ナット
体付勢手段は、第1の板部と第1のナット体とのあいだ
に配置されて第1のナット体を第2のナット体側に押圧
可能な第2の弾性部材と、第2の板部と第2のナット体
とのあいだに配置されて第2のナット体を第1のナット
体側に押圧可能な第3の弾性部材とからなる構成とした
ことを特徴としている。
【0010】この発明の請求項5に係わるシートスライ
ド装置では、ナット体付勢手段の第2、第3の弾性部材
は、衝撃吸収用ダンパ部材に一体的に成形されている構
成としたことを特徴としている。
【0011】
【発明の作用】この発明の請求項1に係わるシートスラ
イド装置において、アッパレールまたはロアレールに固
定されたシートモータによりリードスクリューが正回転
または逆回転すると、ロアレールまたはアッパレールに
固定されたナットケースに収容された第1のナット体お
よび第2のナット体がリードスクリューに対してそれぞ
れ進退するから、シートが固定されたアッパレールがロ
アレール上を前進または後退移動する。このとき、ナッ
ト体付勢手段により、第1のナット体および第2のナッ
ト体が互いに相反する方向に押圧されるから、第1、第
2のナット体のねじ山は、リードスクリューのねじ山に
対してそれぞれ相反する側が圧力側フランクになる。そ
れ故、リードスクリューのねじ山と第1、第2のナット
体とのあいだでのバックラッシュがなくなる。
【0012】この発明の請求項2に係わるシートスライ
ド装置において、第1のナット体および第2のナット体
がリードスクリューに対してそれぞれ進退する際、第
1、第2のナット体のあいだに配置された第1の弾性部
材により第1、第2のナット体がそれぞれ離れる側に押
圧されることによって、第1、第2のナット体のねじ山
はリードスクリューのねじ山に対してそれぞれ相反する
側に圧力側フランクが配置される。それ故、請求項1の
作用に加え、ナット体付勢手段は第1、第2のナット体
のあいだに配置される第1の弾性部材だけで構成される
から、第1、第2のナット体やナットケースを複雑な構
造に変更する必要がない。
【0013】この発明の請求項3に係わるシースライド
装置において、第1の弾性部材は衝撃吸収用ダンパ部材
に一体的に成形される。それ故、請求項2の作用に加
え、ナット体付勢手段が衝撃吸収用ダンパ部材の成形時
に同時に作成されるから、工数が増大することがない。
【0014】この発明の請求項4に係わるシートスライ
ド装置において、第1のナット体および第2のナット体
がリードスクリューに対してそれぞれ進退する際、第1
の板部と第1のナット体とのあいだに配置された第2の
弾性部材により、第1のナット体が第2のナット体側に
押圧される一方、第2の板部と第2のナット体とのあい
だに配置された第3の弾性部材により、第2のナット体
が第1のナット体側に押圧されるから、第1、第2のナ
ット体のねじ山はリードスクリューのねじ山に対してそ
れぞれ相反する側に圧力側フランクが配置される。それ
故、請求項1の作用に加え、ナット体付勢手段は第1、
第2のナット体の両側に配置される第2、第3の弾性部
材で構成されるから、第1、第2のナット体やナットケ
ースを複雑な構造に変更する必要がない。
【0015】この発明の請求項5に係わるシートスライ
ド装置において、第2、第3の弾性部材は衝撃吸収用ダ
ンパ部材に一体的に成形される。それ故、請求項4の作
用に加え、ナット体付勢手段が衝撃吸収用ダンパ部材の
成形時に同時に作成されるから、工数が増大することが
ない。
【0016】
【実施例】図1ないし図4にはこの発明に係わるシート
スライド装置の第1実施例が示されている。
【0017】図示するシートスライド装置1は、主とし
て、シートモータ2、右側のロアレール3、右側のアッ
パレール4、左側のロアレール5、左側のアッパレール
6、右側のギヤボックス7、右側のリードスクリュー
8、左側のギヤボックス9、左側のリードスクリュー1
0、右側のナットケース11、右側の第1のナット体1
2、右側の第2のナット体13、右側の衝撃吸収用ダン
パ部材14、右側のナット体付勢手段15、左側のナッ
トケース16、左側の第1のナット体17、左側の第2
のナット体18、左側の衝撃吸収用ダンパ部材19、左
側のナット体付勢手段20から構成されている。
【0018】シートモータ2は、左側のギヤボックス9
に取付けられている。シートモータ2には、モータケー
ス2aの内側にマグネット2b、2cが対向して取付け
られており、マグネット2b、2cの内周側にアーマチ
ュア2dが回転可能に収容され、アーマチュア2dに出
力軸2eが結合されている。
【0019】シートモータ2は、図示しないシート制御
回路より正側の電流が供給されることによって出力軸2
eが正回転し、これに反して、シート制御回路より逆側
の電流が供給されることによって出力軸2eが逆回転す
る。出力軸2eは、ケーブル21によって右側のギヤボ
ックス7内に結合されているとともに、左側のギヤボッ
クス9内に直接結合されている。
【0020】右側のギヤボックス7内には、図示しない
歯車減速機構が内蔵され、この歯車減速機構によってケ
ーブル21を通じ出力軸2eが右側のリードスクリュー
8に結合されている。右側のリードスクリュー8は、右
側のギヤボックス7によって片持で支持されており、右
側のロアレール3に沿って延びていて軸本体8aの中央
に雄ねじ8a1が形成されている。右側のリードスクリ
ュー8には、軸本体8aの右側のギヤボックス7側に右
側の第1のダンパ22、右側の第1のストッパ23がそ
れぞれ固定され、軸本体8aの右側のギヤボックス7と
は反対側に右側の第2のダンパ24、右側の第2のスト
ッパ25がそれぞれ固定されている。
【0021】左側のリードスクリュー10は、左側のギ
ヤボックス9によって片持で支持されており、左側のロ
アレール5に沿って延びていて軸本体10aの中央に雄
ねじ10a1が形成されている。左側のリードスクリュ
ー10には、軸本体10aの左側のギヤボックス9側に
左側の第1のダンパ26、左側の第1のストッパ27が
それぞれ固定され、軸本体8aの左側のギヤボックス9
とは反対側に左側の第2のダンパ28、左側の第2のス
トッパ29がそれぞれ固定されている。
【0022】右側のギヤボックス7は右側のアッパレー
ル4の前方側に固定され、左側のギヤボックス9は左側
のアッパレール6の前方側に固定されている。右側のア
ッパレール4は右側のロアレール3上を移動可能に取付
けられており、左側のアッパレール6は左側のロアレー
ル5上を移動可能に取付けられている。右側のアッパレ
ール4、左側のアッパレール6上には図示しないシート
が固定される。そして、右側のロアレール3に右側のナ
ットケース11が取付けられ、左側のロアレール5に左
側のナットケース16が取付けられている。
【0023】右側のナットケース11は、図3に示され
るように、上方が開放した箱形状をなすナットケース本
体11aの内側にナット体収容部11bが形成されてい
る。ナット体収容部11bは、図2に示されるように、
長さ寸法L1にされ、図3に示されるように、幅寸法L
2にされている。
【0024】右側のナットケース11には、ナットケー
ス本体11aの長さ方向の両側に第1の板部11c、第
2の板部11dがそれぞれ対向して形成され、ナットケ
ース本体11aの幅方向の両側に第3の板部11e、第
4の板部11fがそれぞれ対向して形成され、ナットケ
ース本体11aの底部に第5の板部11gが形成されて
いる。第1の板部11cには、右側のリードスクリュー
8の雄ねじ8a1の外径寸法よりも大きい内径寸法にし
た丸孔状のリードスクリュー挿通孔11c1が形成さ
れ、第2の板部11dには、右側のリードスクリュー8
の雄ねじ8a1の外径寸法よりも大きい内径寸法にした
丸孔状のリードスクリュー挿通孔11d1が形成されて
いる。そして、右側のナットケース11は、ナットケー
ス本体11aの第5の板部11gにレール固定部11h
が取付けられており、このレール固定部11hに右側の
ロアレール3の下方からねじ30がねじ込まれることに
よって右側のロアレール3上に固定されている。
【0025】右側のナットケース11のナット体収容部
11bには、右側の衝撃吸収用ダンパ部材14、右側の
第1のナット体12、右側の第2のナット体13がそれ
ぞれ収容されており、右側の衝撃吸収用ダンパ部材14
に右側のナット体付勢手段15が形成されている。
【0026】右側の衝撃吸収用ダンパ部材14は、ゴム
を素材として成形されており、図3に示されるように、
上方が開放した5面体のダンパ部材本体14aをもつ。
このダンパ部材本体14aは、図2に示されるように、
右側のナットケース11のナット体収容部11bの長さ
寸法L1よりもわずかに小さい長さ寸法L3にされ、図
3に示されるように、右側のナットケース11の幅寸法
L2よりもわずかに小さい幅寸法L4にされている。そ
のため、右側の衝撃吸収用ダンパ部材14は、右側のナ
ットケース11のナット体収容部11b内に収められ
る。
【0027】右側の衝撃吸収用ダンパ部材14のダンパ
部材本体14aには、右側のナットケース11の第1の
板部11cに接する第1の側板14b、右側のナットケ
ース11の第2の板部11dに接する第2の側板14
c、右側のナットケース11の第3の板部11eに接す
る第3の側板14d、右側のナットケース11の第4の
板部11fに接する第4の側板14e、右側のナットケ
ース11の第5の板部11gに対向してレール固定部1
1hの上方に配置される第5の側板14fをもつ。第1
の側板14bには丸孔のリードスクリュー挿通孔14b
1が形成され、第2の側板14cには丸孔のリードスク
リュー挿通孔14c1が形成されている。
【0028】右側の衝撃吸収用ダンパ部材14の第1の
側板14bと第2の側板14cとのあいだに右側のナッ
ト体付勢手段15が配置されている。右側のナット体付
勢手段15は、右側の衝撃吸収用ダンパ部材14の第
1、第2の側板14b、14cの中間位置で、同じく右
側の衝撃吸収用ダンパ部材14の第3、第4の側板14
d、14eの中間位置に、第1、第2の側板14b、1
4cと同様にして板状に形成された右側の第1の弾性部
材15aから構成されており、右側の衝撃吸収用ダンパ
部材14に一体成形されている。この右側の第1の弾性
部材15aには、丸孔のリードスクリュー挿通孔15b
が形成されている。右側の第1の弾性部材15aは、図
4に示されるように、平ワッシャ形や波ワッシャ形にし
て右側の衝撃吸収用ダンパ部材14と別体に形成しても
よい。
【0029】そして、右側の衝撃吸収用ダンパ部材14
には、第1の側板14bと右側の第1の弾性部材15と
によって仕切られた第1のナット体嵌入部14gが形成
されており、第2の側板14cと右側の第1の弾性部材
15とによって仕切られた第2のナット体嵌入部14h
が形成されている。このとき、図2に示されるように、
右側の第1の弾性部材15aは、弾性変形する前の状態
で右側の衝撃吸収用ダンパ部材14の長さ方向に厚さ寸
法L5にされており、第1のナット体嵌入部14gは長
さ寸法L6にされ、第2のナット体嵌入部14hは長さ
寸法7にされている。
【0030】右側の衝撃吸収用ダンパ部材14の第1の
ナット体嵌入部14gには右側の第1のナット体12が
嵌め入れられ、右側の衝撃吸収用ダンパ部材14の第2
のナット体嵌入部14fには右側の第2のナット体13
が嵌め入れられている。
【0031】右側の第1のナット体12は、直方体状に
形成された第1のナット体本体12aが、図2に示され
るように、右側の衝撃吸収用ダンパ部材14の第1のナ
ット体嵌入部14gの長さ寸法L6よりもわずかに大き
い長さ寸法L8にされている。第1のナット体本体12
aには、右側のリードスクリュー8に形成された雄ねじ
8a1に噛合される雌ねじ12a1が形成されている。
【0032】右側の第2のナット体13は、右側の第1
のナット体12とは独立して形成されており、直方体状
に形成された第2のナット体本体13aが、図2に示さ
れるように、右側の衝撃吸収用ダンパ部材14の第2の
ナット体嵌入部14hの長さ寸法L7よりもわずかに大
きい長さ寸法L9にされている。第2のナット体本体1
3aには、右側のリードスクリュー8に形成された雄ね
じ8a1に噛合される雌ねじ13a1が形成されてい
る。
【0033】右側の第1のナット体12は右側の衝撃吸
収用ダンパ部材14の第1のナット体嵌入部14gに挿
し込まれ、右側の第2のナット体13は右側の衝撃吸収
用ダンパ部材14の第2のナット体嵌入部14hに挿し
込まれる。すると、右側の第1のナット体12の長さ寸
法L8が右側の衝撃吸収用ダンパ部材14の第1のナッ
ト体嵌入部14gの長さ寸法L6よりもわずかに大きい
から、右側の第1の弾性部材15aがその長さ寸法L5
を小さくする方向に弾性変形して、右側の第1の弾性部
材15aに弾性反発力が蓄積される。これと同時に、右
側の第2のナット体13の長さ寸法L9が右側の衝撃吸
収用ダンパ部材14の第2のナット体嵌入部14hの長
さ寸法L7よりもわずかに大きいから、右側の第1の弾
性部材15aがその長さ寸法L5を小さくする方向に弾
性変形して、右側の第1の弾性部材15aに弾性反発力
が蓄積される。
【0034】右側の第1の弾性部材15aは、右側の衝
撃吸収用ダンパ部材14の第1、第2のナット体嵌入部
14g、14hに右側の第1、第2のナット体12、1
3が嵌め入れられることによって弾性反発力が蓄積され
るから、右側の第1のナット体12を右側の衝撃吸収用
ダンパ部材14の第1の側板14bおよび右側のナット
ケース11の第1の板部11c側に押圧する一方、右側
の第2のナット体13を右側の衝撃吸収用ダンパ部材1
4の第2の側板14cおよび右側のナットケース11の
第2の板部11d側に押圧して、第1、第2のナット体
12、13をそれぞれ離れる側に付勢する。
【0035】そして、右側の第1の弾性部材15aは、
右側のナットケース11内で、第1、第2のナット体1
2、13を互いに相反する側に押圧するから、第1、第
2のナット体12、13の雌ねじ12a1、13a1に
右側のリードスクリュー8が挿入された状態で、この右
側のリードスクリュー8が正回転する際、図2に示され
るように、右側のリードスクリュー8の雄ねじ8a1に
形成されたねじ山8a2に対し、第1のナット体12の
雌ねじ12a1に形成されたねじ山12a2の第2のナ
ット体13側を圧力側フランク12a3とするととも
に、ねじ山12a2の第2のナット体13とは反対側を
遊び側フランク12a4とする一方、第2のナット体1
3の雌ねじ13a1に形成されたねじ山13a2の第1
のナット体12側を圧力側フランク13a3とするとと
もに、ねじ山13a2の第1のナット体12とは反対側
を遊び側フランク13a4とする。右側のリードスクリ
ュー8が逆回転する際も、上記と同様にして第1、第2
のナット体12、13の雌ねじ12a1、13a1に形
成されたねじ山12a2、13a2の相反する側を圧力
側フランク12a3、13a3とする。
【0036】右側の第1の弾性部材15aによって、右
側の第1、第2のナット体12、13は、右側のリード
スクリュー8が正回転する際および逆回転する際のいず
れにも、雌ねじ12a1、13a1のねじ山12a2、
13a2の相反する側が圧力側フランク12a3、13
a3になるため、第1、第2のナット体12、13の雌
ねじ12a1、13a1と右側のリードスクリュー8の
雄ねじ8a1とのあいだでバックラッシュがなくなる。
【0037】一方、左側のナットケース16は右側のナ
ットケース11と、左側の衝撃吸収用ダンパ部材19は
右側の衝撃吸収用ダンパ部材14と、左側の第1のナッ
ト体17は右側の第1のナット体12と、左側の第2の
ナット体18は右側の第2のナット体13とそれぞれ同
様に構成されているため説明は省略する、そして、左側
のナット体付勢手段20には、右側のナット体付勢手段
15の右側の第1の弾性部材15aと同様に形成された
左側の第1の弾性部材20aが備えられている。
【0038】このような構造をなすシートスライド装置
1は、シート制御回路に備えられたシートスイッチが後
退側にオン切換えされることによって、シートモータ2
に正側の電流が供給されると、右側、左側のリードスク
リュー8、10それぞれ正回転を始める。右側のリード
スクリュー8が正回転することによって、右側のナット
ケース11に対して右側のギヤボックス7が近付く方向
に移動するとともに、左側のリードスクリュー10が正
回転することによって、左側のナットケース16に対し
て左側のギヤボックス9が近付く方向に移動し、右側、
左側のアッパーレール4、6に固定されたシートが後退
する。
【0039】シートが最後端に到達すると、右側の第1
のダンパ22が右側のナットケース11に衝突し、左側
の第1のダンパ26が左側のナットケース16に衝突す
ることによって、右側、左側のリードスクリュー8、1
0の回転が拘束されたところで、シート制御回路よりの
電流供給がカットオフされ、シートが最後退位置で停止
する。
【0040】上記に反して、シート制御回路のシートス
イッチが前進側にオン切換えされることによって、シー
トモータ2に逆側の電流が供給されると、右側、左側の
リードスクリュー8、10それぞれ逆回転を始める。右
側のリードスクリュー8が逆回転することによって、右
側のナットケース11に対して右側のギヤボックス7が
離れる方向に移動するとともに、左側のリードスクリュ
ー10が逆回転することによって、左側のナットケース
16に対して左側のギヤボックス9が離れる方向に移動
し、右側、左側のアッパレール4、6に固定されたシー
トが前進する。
【0041】シートが最前端に到達すると、右側の第2
のダンパ24が右側のナットケース11に衝突し、左側
の第2のダンパ28が左側のナットケース16に衝突す
ることによって、右側、左側のリードスクリュー8、1
0の回転が拘束されたところで、シート制御回路よりの
電流供給がカットオフされ、シートが最前進位置で停止
する。
【0042】シートが前進移動する際およびシートが後
退移動する際、右側のナットケース11内に配置された
右側の第1の弾性部材15aによって、右側のリードス
クリュー8と右側の第1、第2のナット体12、13と
がバックラッシュを生ずることなく噛合いが行われると
ともに、左側のナットケース16内に配置された左側の
第1の第1の弾性部材20aによって、左側のリードス
クリュー10と左側の第1、第2のナット体17、18
とがバックラッシュを生ずることなく噛合いが行われる
ものとなる。
【0043】図5および図6には、この発明に係わるシ
ートスライド装置の第2実施例が示されており、この場
合も右側の部位についてのみ説明する。
【0044】この場合、右側のナット体付勢手段15
は、右側の第1のナット体12、右側の第2のナット体
13のあいだに配置されておらず、右側のナットケース
11の第1の板部11cと右側の第1のナット体12と
のあいだに配置された右側の第2の弾性部材15cおよ
び右側のナットケース11の第2の板部11dと右側の
第2のナット体13とのあいだに配置された右側の第3
の弾性部材15dとから構成されており、左側のナット
体付勢手段20は右側のナット体付勢手段15と同様に
構成されている。他の部位は第1実施例と同様である。
【0045】右側の第2の弾性部材15cは、図6に示
されるように、右側の衝撃吸収用ダンパ部材14の第1
の側板14bに一体的に成形され、右側の第3の弾性部
材15dは、右側の衝撃吸収用ダンパ部材14の第2の
側板14cに一体的に成形されている。この右側の第
2、第3の弾性部材15c、15dは、平ワッシャ形や
波ワッシャ形にして右側の衝撃吸収用ダンパ部材14と
は別体にしてもよい。
【0046】右側の第2の弾性部材15cは、右側の第
1のナット体12を右側の第2のナット体13側に押圧
する機能をもち、右側の第3の弾性部材15dは、右側
の第2のナット体13を右側の第1のナット体12側に
押圧する機能をもつ。このとき、右側の第1のナット体
12の雌ねじ12a1、右側の第2のナット体13の雌
ねじ13a1は、互いに接近する中央部分において、右
側のリードスクリュー8の雄ねじ8a1のねじ山同士の
間隔よりも小さい寸法で右側のリードスクリュー8の雄
ねじ8a1に噛合されているため、右側の第2、第3の
弾性部材15c、15dにそれぞれ弾性反発力が蓄積さ
れる。
【0047】そして、この場合、蓄積された弾性反発力
によって右側の第2の弾性部材15cが右側のナットケ
ース11内で第1のナット体12を第2のナット体13
側に押圧するとともに、蓄積された弾性反発力によって
右側の第3の弾性部材15dが右側のナットケース11
内で第2のナット体13を第1のナット体12側に押圧
するため、第1、第2のナット体12、13の雌ねじ1
2a1、13a1に右側のリードスクリュー8が挿入さ
れた状態で、この右側のリードスクリュー8が正回転す
る際、図5に示されるように、右側のリードスクリュー
8の雄ねじ8a1に形成されたねじ山8a2に対し、第
1のナット体12の雌ねじ12a1に形成されたねじ山
12a2の第2のナット体13側を圧力側フランク12
a3とするとともに、ねじ山12a2の第2のナット体
13とは反対側を遊び側フランク12a4とする一方、
第2のナット体13の雌ねじ13a1に形成されたねじ
山13a2の第1のナット体12側を圧力側フランク1
3a3とするとともに、ねじ山13a2の第1のナット
体12とは反対側を遊び側フランク13a4とする。右
側のリードスクリュー8が逆回転する際も、上記と同様
にして第1、第2のナット体12、13の雌ねじ12a
1、13a1に形成されたねじ山12a2、13a2の
相反する側を圧力側フランク12a3、13a3とす
る。
【0048】右側の第2、第3の弾性部材15c、15
dによって、右側の第1、第2のナット体12、13
は、右側のリードスクリュー8が正回転する際および逆
回転する際のいずれにも、雌ねじ12a1、13a1の
ねじ山12a2、13a2の相反する側が圧力側フラン
ク12a3、13a3になるため、第1、第2のナット
体12、13の雌ねじ12a1、13a1と右側のリー
ドスクリュー8の雄ねじ8a1とのあいだでバックラッ
シュがなくなるものとなる。
【0049】また、この場合、図5に示されるように、
第2の弾性部材15cと第1のナット体12とのあいだ
に第1のシム31が配置されているとともに、第3の弾
性部材15dと第2のナット体13とのあいだに第2の
シム32が配置されているが、図6に示されるように、
第1、第2のシム31、32を取り除いてもよい。
【0050】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の請
求項1に係わるシートスライド装置によれば、アッパレ
ールまたはロアレールに固定されたシートモータにより
リードスクリューが正回転または逆回転すると、ロアレ
ールまたはアッパレールに固定されたナットケースに収
容された第1のナット体および第2のナット体がリード
スクリューに対してそれぞれ進退するから、シートが固
定されたアッパレールがロアレール上を前進または後退
移動する。このとき、ナット体付勢手段により、第1の
ナット体および第2のナット体が互いに相反する方向に
押圧されるから、第1、第2のナット体のねじ山は、リ
ードスクリューのねじ山に対してそれぞれ相反する側が
圧力側フランクになる。それ故、リードスクリューのね
じ山と第1、第2のナット体とのあいだでのバックラッ
シュがなくなる。よって、リードスクリューとナット体
とのあいだでのバックラッシュをなくすことによって、
シートの座りごこちを悪く感じさせることがない高品質
なシートスライド装置を提供ことができるという優れた
効果を奏する。
【0051】この発明の請求項2に係わるシートスライ
ド装置によれば、第1のナット体および第2のナット体
がリードスクリューに対してそれぞれ進退する際、第
1、第2のナット体のあいだに配置された第1の弾性部
材により第1、第2のナット体がそれぞれ離れる側に押
圧されることによって、第1、第2のナット体のねじ山
はリードスクリューのねじ山に対してそれぞれ相反する
側に圧力側フランクが配置される。それ故、請求項1の
効果に加え、ナット体付勢手段は第1、第2のナット体
のあいだに配置される第1の弾性部材だけで構成される
から、第1、第2のナット体やナットケースを複雑な構
造に変更する必要がない。よって、生産性の向上が図れ
るという優れた効果を奏する。
【0052】この発明の請求項3に係わるシースライド
装置によれば、第1の弾性部材は衝撃吸収用ダンパ部材
に一体的に成形される。それ故、請求項2の効果に加
え、ナット体付勢手段が衝撃吸収用ダンパ部材の成形時
に同時に作成されるから、工数が増大することがないと
いう優れた効果を奏する。
【0053】この発明の請求項4に係わるシートスライ
ド装置によれば、第1のナット体および第2のナット体
がリードスクリューに対してそれぞれ進退する際、第1
の板部と第1のナット体とのあいだに配置された第2の
弾性部材により、第1のナット体が第2のナット体側に
押圧される一方、第2の板部と第2のナット体とのあい
だに配置された第3の弾性部材により、第2のナット体
が第1のナット体側に押圧されるから、第1、第2のナ
ット体のねじ山はリードスクリューのねじ山に対してそ
れぞれ相反する側に圧力側フランクが配置される。それ
故、請求項1の効果に加え、ナット体付勢手段は第1、
第2のナット体の両側に配置される第2、第3の弾性部
材で構成されるから、第1、第2のナット体やナットケ
ースを複雑な構造に変更する必要がない。よって、生産
性の向上が図れるという優れた効果を奏する。
【0054】この発明の請求項5に係わるシートスライ
ド装置によれば、第2、第3の弾性部材は衝撃吸収用ダ
ンパ部材に一体的に成形される。それ故、請求項4の効
果に加え、ナット体付勢手段が衝撃吸収用ダンパ部材の
成形時に同時に作成されるから、工数が増大することが
ないという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わるシートスライド装置の第1実
施例の一部破断平面図である。
【図2】図1に示したシートスライド装置においてのリ
ードスクリューとナット体との組付け関係を説明するリ
ートスクリューまわりの縦断側面図である。
【図3】図1に示したシートスライド装置においてのナ
ット体付勢手段とナット体との組付け関係を説明する外
観斜視図である。
【図4】図3とは異なる形状のナット体付勢手段を説明
する外観斜視図である。
【図5】この発明に係わるシートスライド装置の第2実
施例においてのリードスクリューとナット体との組付け
関係を説明するリートスクリューまわりの縦断側面図で
ある。
【図6】図4に示したシートスライド装置においてのナ
ット体付勢手段とナット体との組付け関係を説明する外
観斜視図である。
【符号の説明】
1 シートスライド装置 2 シートモータ 2e 出力軸 3 (ロアレール)右側のロアレール 4 (アッパレール)右側のアッパレール 5 (ロアレール)左側のロアレール 6 (アッパレール)左側のアッパレール 8 (リードスクリュー)右側のリードスクリュー 10 (リードスクリュー)左側のリードスクリュー 11 (ナットケース)右側のナットケース 11c 第1の板部 11d 第2の板部 12 (第1のナット体)右側の第1のナット体 13 (第2のナット体)左側の第2のナット体 14 (衝撃吸収用ダンパ部材)右側の衝撃吸収用ダン
パ部材 15 (ナット体付勢手段)右側のナット体付勢手段 15a (第1の弾性部材)右側の第1の弾性部材 15c (第2の弾性部材)右側の第2の弾性部材 15d (第3の弾性部材)右側の第3の弾性部材 16 (ナットケース)左側のナットケース 17 (第1のナット体)左側の第1のナット体 18 (第2のナット体)左側の第2のナット体 19 (衝撃吸収用ダンパ部材)左側の衝撃吸収用ダン
パ部材 20 (ナット体付勢手段)左側のナット体付勢手段 20a (第1の弾性部材)左側の第1の弾性部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体側に固定されるロアレールと、 上記ロアレールに沿って移動可能に取付けられ、シート
    に固定されるアッパレールと、 正方向の電流供給により正回転するとともに、逆方向の
    電流供給により逆回転する出力軸をもち、上記アッパレ
    ールまたはロアレールに固定されるシートモータと、 上記シートモータの出力軸に結合されて正回転、逆回転
    するリードスクリューと、 上記リードスクリューを挿通可能にして上記ロアレール
    またはアッパレールに固定されるナットケースと、 上記ナットケースに収容され、上記リードスクリューに
    噛合される第1のナット体と、 上記第1のナット体とは独立して形成されていて上記リ
    ードスクリューの軸方向に沿って上記ナットケースに収
    容され、上記リードスクリューに噛合される第2のナッ
    ト体と、 上記第1のナット体および第2のナット体のまわりに配
    置された衝撃吸収用ダンパ部材と、 上記第1のナット体および第2のナット体を上記リード
    スクリューの軸方向の互いに相反する方向に押圧可能な
    ナット体付勢手段を備えていることを特徴とするシート
    スライド装置。
  2. 【請求項2】 ナット体付勢手段は、第1、第2のナッ
    ト体のあいだに配置されて、第1、第2のナット体をそ
    れぞれ離れる側に押圧可能な第1の弾性部材からなるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のシートスライド装置。
  3. 【請求項3】 ナット体付勢手段の第1の弾性部材は、
    衝撃吸収用ダンパ部材に一体的に成形されていることを
    特徴とする請求項2に記載のシートスライド装置。
  4. 【請求項4】 ナットケースには、第1のナット体側に
    第1の板部が形成されているとともに、第2のナット体
    側に該第1の板部に対向して第2の板部が形成され、 ナット体付勢手段は、第1の板部と第1のナット体との
    あいだに配置されて第1のナット体を第2のナット体側
    に押圧可能な第2の弾性部材と、第2の板部と第2のナ
    ット体とのあいだに配置されて第2のナット体を第1の
    ナット体側に押圧可能な第3の弾性部材とからなること
    を特徴とする請求項1に記載のシートスライド装置。
  5. 【請求項5】 ナット体付勢手段の第2、第3の弾性部
    材は、衝撃吸収用ダンパ部材に一体的に成形されている
    ことを特徴とする請求項4に記載のシートスライド装
    置。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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