JPH11240828A - 化粧料用油性原料 - Google Patents

化粧料用油性原料

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JPH11240828A
JPH11240828A JP20758898A JP20758898A JPH11240828A JP H11240828 A JPH11240828 A JP H11240828A JP 20758898 A JP20758898 A JP 20758898A JP 20758898 A JP20758898 A JP 20758898A JP H11240828 A JPH11240828 A JP H11240828A
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JP20758898A
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Ryosuke Yumioka
良輔 弓岡
Hiroji Ishii
博治 石井
Masako Koyama
匡子 小山
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Ajinomoto Co Inc
Original Assignee
Ajinomoto Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 化粧料組成物の使用感を優れたものとし、更
には毛髪へのコンディショニング効果にも優れる化粧料
用油性原料、及びそれを含有する化粧料組成物の提供。 【解決手段】 炭素原子数6〜22の直鎖又は分岐鎖の
飽和又は不飽和のアシル基を有するN−長鎖アシル中性
アミノ酸のエステルであって、そのエステル部位が炭素
原子数1〜10の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和の炭
化水素基を有する、N−長鎖アシル中性アミノ酸エステ
ルから成る化粧料用油性原料及びそれを含有する化粧料
組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定のN−長鎖ア
シル中性アミノ酸エステルから成る化粧料用油性原料、
及びそれを含有することを特徴とする化粧料組成物に関
する。更に詳しくは、そのエステル部分の炭化水素基が
炭素原子数1〜10の分岐鎖又は直鎖の飽和又は不飽和
の炭化水素基であるN−長鎖アシル中性アミノ酸エステ
ルから成る化粧料用油性原料、及びそれを含有すること
を特徴とする化粧料組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】化粧料組成物において、配合成分の結合
剤、エモリエント剤等として、また毛髪に対するコンデ
ィショニング性を与える等の目的で油性原料が汎用され
ている。従来、化粧料組成物に用いられる油性原料とし
ては、流動パラフィン等の鉱物油やIPM(ミチスチン
酸イソプロピル)、IPP(パルミチン酸イソプロピ
ル)といった脂肪酸のエステル化物が広く用いられてき
た。
【0003】また、油性原料としてアミノ酸誘導体を用
いた例も知られている。例えば、特公昭54−1290
8号公報には、香粧品分野に好適な油溶性界面活性剤と
してN−長鎖アシル中性アミノ酸と炭素原子数12〜3
0の高級アルコールとのエステルが開示されている。
【0004】しかしながら、これらの化粧料用油性原料
は、油性原料に特有の不快な油性感やべたつき感により
化粧料組成物の使用感を損ねるという問題点があった。
また、毛髪に対するコンディショニング効果も十分なも
のではなかった。従って、これらの点でより優れた化粧
料用油性原料が望まれていた。
【0005】ところで、N−長鎖アシル中性アミノ酸の
エステルとしては、前記特公昭54−12908号公報
にあるように、長鎖アルコールとのエステルは知られて
いるものの、より鎖長の短いアルコールとのエステルに
ついて、それらが実際に合成され、化粧料に用いるため
に検討された例はほとんど知られていない。具体例とし
ては、前記特公昭54−129078号公報の167頁
下欄から168頁左項上欄において、N−2−エチルヘ
キサノイル−N−メチル−β−アラニン・メチルエステ
ルが試験され、油性溶媒への相溶性が悪いものとして開
示されているのみである。このように、これまでN−長
鎖アシル中性アミノ酸と鎖長の短いアルコールとのエス
テルは化粧料用の油性原料として全く用いられてこなか
った。
【0006】しかしながら、近年では配合技術や乳化機
器等の進歩により、これら相溶性の問題が重要視される
ケースはむしろ少なく、消費者のニーズの多様化、高度
化に応えることが重要な課題となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、油性
感やべたつき感が改善され、化粧料組成物の使用感を優
れたものとし、更には毛髪へのコンディショニング効果
にも優れる化粧料用油性原料を提供することにあり、更
にはそれを含有する化粧料組成物を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる実
情に鑑み鋭意検討した結果、エステル部位を構成する炭
化水素基が炭素原子数1〜10の炭化水素基であるN−
長鎖アシル中性アミノ酸エステルが、油性原料でありな
がらサラサラあるいはさっぱりした感触を有し、化粧料
組成物に用いた場合、さっぱり感に加え、のび、なじ
み、なめらかさ等の皮膚に対する使用感をも優れたもの
とし、更には毛髪へのコンディショニング効果にも優れ
ることを見いだし、本発明を完成するに至った。
【0009】すなわち本発明は炭素原子数6〜22のア
シル基を有するN−長鎖アシル中性アミノ酸のエステル
であって、そのエステル部位が炭素原子数1〜10の炭
化水素基であるN−長鎖アシル中性アミノ酸エステルか
ら成る化粧料用油性原料である。また本発明は該化粧料
用油性原料を含有することを特徴とする化粧料組成物で
ある。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
【0011】本発明におけるN−長鎖アシル中性アミノ
酸エステルの長鎖アシル基としては、炭素原子数6〜2
2の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和のものであり、例
えば、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミ
チン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、リノール酸、リノ
レイン酸、オレイン酸、イソステアリン酸、2−エチル
ヘキサン酸、ヤシ油脂肪酸、牛脂脂肪酸、硬化牛脂油脂
肪酸、パーム核油脂肪酸等から誘導することのできるア
シル基を挙げることができる。好ましいアシル基として
は、カプロイル基、ラウロイル基、ミリスチル基、パル
ミトイル基、ステアロイル基、ベヘノイル基、ヤシ油脂
肪酸アシル基、硬化牛脂油脂肪酸アシル基等が挙げられ
る。
【0012】また中性アミノ酸部位を構成する中性アミ
ノ酸は、例えばグリシン、アラニン、バリン、ロイシ
ン、イソロイシン、セリン、スレオニン、プロリン、β
−アラニン、アミノ酪酸、ザルコシン、N−メチル−β
−アラニン等の中性アミノ酸が挙げられる。好ましいも
のとして、グリシン、アラニン、バリン、ロイシン、イ
ソロイシン、β−アラニン、アミノ酪酸、γ−アミノ酪
酸、ザルコシン、N−メチル−β−アラニンが挙げら
れ、より好ましいものとしてグリシン、アラニン、β−
アラニン、アミノ酪酸、γ−アミノ酪酸、ザルコシン及
びN−メチル−β−アラニンが挙げられる。更に好まし
いものとしてザルコシン、アラニン、グリシン、N−メ
チル−β−アラニンが挙げられ、特にN−アルキル中性
アミノ酸が好ましく、ザルコシン、N−メチル−β−ア
ラニンが最も好ましい。これらのアミノ酸は、光学活性
体又はラセミ体のいずれでもよい。
【0013】またエステル部位を構成する炭化水素基
は、炭素原子数が1〜10の分岐鎖又は直鎖のアルキル
基又はアルケニル基であるが、アルキル基のものが好ま
しく、例えばエタノール、プロパノール、イソプロパノ
ール、ブタノール、t−ブタノール、イソブタノール、
3−メチル−1−ブタノール、2−メチル−1−ブタノ
ール、フーゼル油、ペンタノール、ヘキサノール、シク
ロヘキサノール、オクタノール、2−エチルヘキサノー
ル、デカノールから誘導することのできる炭化水素基を
挙げることができる。炭素原子数1のメチルエステル
は、原料としてメタノールを用いることになり好ましく
ない。
【0014】更に、使用感の観点から炭素原子数2〜8
の分岐鎖又は直鎖のアルキル基が好ましい。特に、サラ
サラ又はさっぱりした感触に優れ、本発明の効果がより
十分に発揮される上で、炭素原子数2〜5の分岐鎖又は
直鎖のアルキル基がより好ましい。また、使用感等に加
え加水分解安定性の面から、炭素原子数3〜5の分岐鎖
のアルキル基が好ましく、例としては、イロプロピル
基、t−ブチル基、イソブチル基などが挙げられる。最
も好ましいのはイソプロピル基である。
【0015】本発明におけるN−長鎖アシル中性アミノ
酸エステルの好ましい例を一般式で示すと、下記一般式
(1)で表されるものを挙げることができる。
【0016】
【化3】
【0017】式中、R1は炭素原子数5〜21の分岐鎖
又は直鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、R2
水素原子又は炭素原子数1〜3の直鎖又は分岐鎖のアル
キル基を示し、R3は水素原子又は炭素原子数1〜4の
直鎖又は分岐鎖のアルキル基を示し、R4は炭素原子数
1〜10の分岐鎖又は直鎖のアルキル基又はアルケニル
基を示し、nは0〜2の整数を示す。)
【0018】一般式(1)中、アシル基(R1−CO
−)及びエステル部位を構成する炭化水素基のR4とし
てより好ましいものは前述した通りである。中性アミノ
酸部位としてより好ましいものも前述した通りであり、
2としては水素原子又はメチル基がより好ましく、特
に好ましいのはメチル基であり、R3としては水素原子
又はメチル基がより好ましく、特に好ましいのは水素原
子であり、nとしては0又は1の整数がより好ましい。
【0019】本発明におけるN−長鎖アシル中性アミノ
酸エステルは、例えば、N−長鎖アシル中性アミノ酸と
アルコールとを常圧又は減圧下で加熱脱水縮合エステル
化することにより得ることができる。また、トルエンな
どの溶媒を用いた共沸脱水縮合反応(後掲製造例5、6
等参照)やエステル交換反応によることもできる。この
ようなN−長鎖アシル中性アミノ酸エステルの合成に使
用するN−長鎖アシル中性アミノ酸やアルコールは、必
ずしも単一化合物である必要はなく、アシル基や中性ア
ミノ酸の種類の異なるN−長鎖アシル中性アミノ酸の混
合物であってもよく、鎖長等の異なるアルコールの混合
物であってもよい。
【0020】得られたN−長鎖アシル中性アミノ酸エス
テルは蒸留、抽出、クロマトグラフィー等、当業者が通
常用いる公知の方法により精製して用いることができ
る。なお、製造原料となるN−長鎖アシル中性アミノ酸
及びその塩や、化粧料組成物に許容されるアルコール
等、更にはN−長鎖アシル中性アミノ酸及びその塩に含
まれることがある原料の中性アミノ酸等や副生物の脂肪
酸等は、化粧料組成物に通常用いられているものであ
り、本発明の効果を阻害しない範囲で含まれていても構
わない。
【0021】因みに、N−長鎖アシル中性アミノ酸は、
例えば塩基性触媒下に長鎖脂肪酸ハライドとアミノ酸と
を反応させるいわゆるショッテン・バウマン反応(特公
昭51−38681など参照)等の公知の方法により製
造することができる。
【0022】本発明の化粧料用油性原料は皮膚用化粧
料、毛髪用化粧料等の各種化粧料組成物の油性原料とし
て用いることができ、本発明の化粧料組成物とすること
ができる。このような化粧料組成物としては、例えば、
洗顔クリーム、洗顔フォーム、クレンジングクリーム、
マッサージクリーム、コールドクリーム、モイスチャー
クリーム、乳液、化粧水、ハンドクリーム、パック、男
性皮膚用化粧品、ファンデーション、口紅、プレスパウ
ダー、アイシャドー、チック、ヘアリキッド、セットロ
ーション、パーマネントウエーブ液、ヘアクリーム、ヘ
アローション、ヘアムース、シャンプー、ヘアリンス、
ヘアコンディショナー、ボディシャンプー、固型洗剤、
液状洗剤、制汗剤、アフターシェイビングクリーム、日
焼け止めクリーム、日焼け止めオイル、浴用剤、染毛料
等の各種化粧料組成物を挙げることができる。化粧料組
成物の剤型には特別の制限はなく、乳化系、溶液系、可
溶化系、粉末分散系、水−油二層系、水−油−粉末三層
系等、どのような剤型であっても構わない。
【0023】本発明の化粧料組成物には、化粧料に用い
ることのできる他の油性原料を本発明の効果を損なわな
い範囲で任意に配合することもできる。このようなもの
には、例えば、飽和又は不飽和脂肪酸及びこれから得ら
れる高級アルコール類、スクアラン、ヒマシ油及びその
誘導体、ミツロウ、液状及び精製ラノリンをふくむラノ
リン類及びその誘導体、コレステロール及びその誘導
体、マカデミアナッツ油、ホホバ油、カルナバロウ、ゴ
マ油、カカオ油、パーム油、ミンク油、木ロウ、キャン
デリラロウ、鯨ロウ等の動植物由来の油性原料、パラフ
ィン、マイクロクリスタリンワックス、流動パラフィ
ン、ワセリン、セレシン等石油及び鉱物由来の油性原料
をはじめ、メチルポリシロキサン、ポリオキシエチレン
・メチルポリシロキサン、ポリオキシプロピレン・メチ
ルポリオキシシロキサン、ポリ(オキシエチレン、オキ
シプロピレン)・メチルポリシロキサン、メチルフェニ
ルポリシロキサン、脂肪酸変性ポリシロキサン、脂肪族
アルコール変性ポリシロキサン、アミノ酸変性ポリシロ
キサンなどのシリコーンポリマー等のシリコン類、樹脂
酸、脂肪酸エステル、ケトン類等を挙げることができ
る。本発明におけるN−アシル中性アミノ酸エステル
は、他の油性原料のべたつき感等を改善する効果も有す
るため、上記の様な従来の油性原料を配合した化粧料組
成物においても十分に本発明の効果を発揮することが可
能である。
【0024】また、本発明の化粧料組成物には、本発明
の効果を阻害しない範囲で、界面活性剤として、N−長
鎖アシル酸性アミノ酸塩やN−長鎖アシル中性アミノ酸
塩などのN−長鎖アシルアミノ酸塩、N−長鎖脂肪酸ア
シル−N−メチルタウリン塩、アルキルサルフェート及
びそのアルキレンオキシド付加物、脂肪酸アミドエーテ
ルサルフェート、脂肪酸の金属塩及び弱塩基塩、スルホ
コハク酸系界面活性剤、アルキルフォスフェート及びそ
のアルキレンオキシド付加物、アルキルエーテルカルボ
ン酸、等のアニオン界面活性剤;グリセリンエーテル及
びそのアルキレンオキシド付加物などのエーテル型界面
活性剤、グリセリンエステル及びそのアルキレンオキシ
ド付加物などのエステル型界面活性剤、ソルビタンエス
テル及びそのアルキレンオキシド付加物などのエーテル
エステル型界面活性剤、ポリオキシアルキレン脂肪酸エ
ステル、グリセリンエステル、脂肪酸ポリグリセリンエ
ステル、ソルビタンエステル、ショ糖脂肪酸エステルな
どのエステル型界面活性剤、アルキルグルコシド類、硬
化ヒマシ油ピログルタミン酸ジエステル及びそのエチレ
ンオキシド付加物、ならびに脂肪酸アルカノールアミド
などの含窒素型の非イオン性界面活性剤、等の非イオン
性界面活性剤;アルキルアンモニウムクロライド、ジア
ルキルアンモニウムクロライドなどの脂肪族アミン塩、
それらの4級アンモニウム塩、ベンザルコニウム塩など
の芳香族4級アンモニウム塩、脂肪酸アシルアルギニン
エステル、等のカチオン界面活性剤;並びにカルボキシ
ベタインなどのベタイン型界面活性剤、アミノカルボン
酸型界面活性剤、イミダゾリン型界面活性剤、等の両性
界面活性剤等の各種の界面活性剤を添加することができ
る。
【0025】さらにまた、本発明の化粧料組成物には、
上記の界面活性剤の他にも、本発明の効果を阻害しない
範囲で、化粧料組成物に通常使用される各種添加剤を添
加することができる。例えば、グリシン、アラニン、セ
リン、スレオニン、アルギニン、グルタミン酸、アスパ
ラギン酸、ロイシン、バリンなどのアミノ酸類;グリセ
リン、エチレングリコール、1,3−ブチレングリコー
ル、プロピレングリコール、イソプレングリコールなど
の多価アルコール;ポリグルタミン酸、ポリアスパラギ
ン酸を含むポリアミノ酸及びその塩、ポリエチレングリ
コール、アラビアゴム類、アルギン酸塩、キサンタンガ
ム、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸塩、キチン、キトサ
ン、水溶性キチン、カルボキシビニルポリマー、カルボ
キシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、
ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロライ
ド、ポリ塩化ジメチルメチレンピペリジウム、ポリビニ
ルピロリドン誘導体四級アンモニウム、カチオン化プロ
テイン、コラーゲン分解物及びその誘導体、アシル化タ
ンパク、ポリグリセリン、などの水溶性高分子;マンニ
トールなどの糖アルコール及びそのアルキレンオキシド
付加物;エタノール、プロパノールなどの低級アルコー
ル等の他、動植物抽出物、核酸、ビタミン、酵素、抗炎
症剤、殺菌剤、防腐剤、抗酸化剤、紫外線吸収剤、キレ
ート剤、制汗剤、顔料、色素、酸化染料、有機及び無機
粉体、pH調整剤、パール化剤、湿潤剤等を配合するこ
とができる。
【0026】本発明におけるN−長鎖アシル中性アミノ
酸エステルの配合量は、製品形態によっても異なり特に
制限されるものではないが、通常0.01重量%以上の
範囲で用いられる。好ましい範囲としては、皮膚化粧料
組成物の場合で0.1〜50重量%であり、毛髪用化粧
料組成物の場合、好ましくは0.1〜30重量%とする
ことができる。
【0027】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明
するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものでは
ない。
【0028】製造実施例1 N−オクタノイルグリシンイソプロピルエステルの合成 N−オクタノイルグリシン50gとイソプロパノール5
00mLを1000mLフラスコに入れ、更に触媒とし
て濃硫酸を1mL加え、加熱還流下8時間反応させた。
反応終了後、系を室温まで放置した。放冷後、過剰のイ
ソプロパノールを減圧留去した。濃縮物を油状分離装置
に入れ50℃に保ち、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液約
300mLを加え中和し油相を抽出した。さらに油相を
水洗浄した後、減圧乾燥することによって白色固体状の
標題化合物39g(収率64%)を得た。 ESI(Electrospray Ionization)-MS:244(M+H)+ IR(KBr):2900cm-1(C-H),1710cm-1(エステル),1640cm-1(アミト゛)
【0029】製造実施例2 N−オクタノル−N−メチル−β−アラニンイソプロピ
ルエステルの合成 N−オクタノル−N−メチル−β−アラニン57gとイ
ソプロパノール500mLを1000mLフラスコに入
れ、更に触媒として濃硫酸を1mL加え、加熱還流下8
時間反応させた。反応終了後、系を室温まで放置した。
過剰のイソプロパノールを減圧留去した。濃縮物に飽和
炭酸水素ナトリウム水溶液約300mLを加え中和し、
油相を抽出した。得られた油相を水洗浄し、さらに減圧
乾燥することによって透明液体状の標題化合物57g
(収率84%)を得た。 IR(neat):2950cm-1(C-H),1710cm-1(エステル),1640cm-1(アミト゛)
【0030】製造実施例3 N−オクタノイル−β−アラニンオクチルエステルの合
成 N−オクタノイル−β−アラニン57gとオクタノール
36g、溶媒としてトルエン500mLを1000mL
フラスコに入れ、更に触媒としてパラトルエンスルホン
酸一水和物を2g加え、加熱還流下8時間反応させた。
反応終了後、系を室温まで放置した。放冷後、飽和炭酸
水素ナトリウム水溶液約500mLを加え中和し、有機
相を抽出した。得られた有機相を水洗浄し、過剰のトル
エンを減圧留去した。残留物をさらにヘキサンから再結
晶させ、減圧乾燥させることによって固体状の標記化合
物50g(収率57%)を得た。 IR(KBr):2900cm-1(C-H), 1730cm-1(エステル),1640cm-1(アミト゛)
【0031】製造実施例4 N−ラウロイル−γ−アミノ酪酸オクチルエステルの合
成 N−ラウロイル−γ−アミノ酪酸47gとオクタノール
24g、トルエン500mLを1000mLフラスコに
入れ、更に触媒としてパラトルエンスルホン酸一水和物
を2g加え、加熱還流下8時間反応させた。反応終了
後、系を室温まで放置した。放冷後、飽和炭酸水素ナト
リウム水溶液約500mLを加え中和し、油相を抽出し
た。得られた油相を水洗浄し、過剰のトルエンを減圧留
去した。残留物をさらにヘキサンから再結晶させ、減圧
乾燥させることによって固体状の標題化合物42g(収
率63%)を得た。 IR(KBr):2900cm-1(C-H),1730cm-1(エステル),1640cm-1(アミト゛)
【0032】製造実施例5 N−ヤシ油脂肪酸アシルアラニンイソプロピルエステル
の合成 N−ヤシ油脂肪酸アシルアラニン(アシル基の組成(重
量比):カプリル基11.3%、カプロイル基9.4
%、ラウロイル基58.7%、ミリストイル基18.5
%、パルミトイル基2.1%)100gとイソプロパノ
ール750mLを1000mLフラスコに入れ、更に触
媒として濃硫酸を2mL加え、加熱還流下20時間反応
させた。反応終了後、系を室温まで放置した。放冷後、
過剰のイソプロパノールを減圧留去した。濃縮物を飽和
炭酸水素ナトリウム水溶液約500mLで中和し、得ら
れた油相をさらに水洗浄し、減圧乾燥させることによっ
て透明液体状の標題化合物82g(収率71%)を得
た。 ESI−MS:286、314、342(M+H) IR(neat):2950cm−1(C−H),1725cm−1(エステ
ル),1600cm−1(アミト゛)
【0033】製造実施例6 N−ミリストイル−γ−アミノ酪酸イソプロピルエステ
ルの合成 N−ミリストイル−γ−アミノ酪酸40gとイソプロパ
ノール500mLを1000mLフラスコに入れ、更に
触媒として濃硫酸を2mL加え、加熱還流下8時間反応
させた。反応終了後、系を室温まで放置した。過剰のイ
ソプロパノールを減圧留去した。残留物をジエチルエー
テル300mLにとかし、飽和炭酸水素ナトリウム水溶
液約300mLで中和し、得られた有機相をさらに水洗
浄した。抽出した有機相を無水硫酸マグネシウム約5g
で乾燥し、無水硫酸マグネシウムを濾別した。母液のエ
ーテルを留去し、残留物をエタノールから再結晶させた
後、減圧乾燥することによって固体状の標題化合物25
g(収率56%)を得た。を得た。 IR(KBr):2940cm−1(C−H),1730cm−1(エステ
ル),1610cm−1(アミト゛)
【0034】製造実施例7 N−ミリストイルグリシンオクチルエステルの合成 N−ミリストイルグリシン36gとオクタノール16
g、トルエン300mLを500mLフラスコに入れ、
更に触媒としてパラトルエンスルホン酸一水和物を1g
加え、加熱還流下10時間反応させた。反応終了後、系
を室温まで放置した。放冷後、飽和炭酸水素ナトリウム
水溶液約300mLを加え中和した後、有機相を抽出し
た。得られた有機相を水洗浄し、過剰のトルエンを減圧
留去した。残留物をさらにヘキサンから再結晶させた
後、減圧乾燥することによって固体状の標題化合物27
g(収率66%)を得た。 IR(KBr):2950cm-1(C-H),1725cm-1(エステル),1600cm-1(アミト゛)
【0035】製造実施例8 N−ステアロイルアラニンオクチルエステルの合成 N−ステアロイルアラニン40g、オクタノール16
g,トルエン400mLを500mLフラスコに入れ、
更に触媒としてパラトルエンスルホン酸一水和物を1g
加え、加熱還流下6時間反応させた。反応終了後、系を
室温まで放置した。放冷後、飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液約500mLを加え中和し有機相を抽出した。得ら
れた有機相を水洗浄し、過剰のトルエンを減圧留去し
た。残留物をさらにヘキサンから再結晶させた後、減圧
乾燥することによって固体状の標題化合題34g(収率
65%)を得た。 IR(KBr):2930cm-1(C-H),1730cm-1(エステル),1630cm-1(アミト゛)
【0036】製造実施例9 N−ラウロイルアラニンエチルエステルの合成 N−ラウロイルアラニン100gとエタノール750m
Lを1000mLフラスコに入れ、更に触媒として濃硫
酸を2mL加え、加熱還流下8時間反応させた。反応終
了後、系を室温まで放置した。過剰のエタノールを減圧
留去した。濃縮物を油状分離装置に入れ50℃に保ち、
飽和炭酸水素ナトリウム水溶液約300mLを加え中和
し油相を抽出した。得られた油相をさらに水洗浄し、放
冷した後、エタノールから再結晶した。減圧乾燥させる
ことによって固体状の標記化合物81g(収率73%)
を得た。 ESI-MS:300(M+H)+ IR(KBr):2930cm-1(C-H),1730cm-1(エステル),1630cm-1(アミト゛)
【0037】製造実施例10 N−ラウロイルアラニン−t−ブチルエステルの合成 N−ラウロイルアラニン100gとt−ブタノール75
0mLを1000mLフラスコに入れ、更に触媒として
濃硫酸を2mL加え、加熱還流下8時間反応させた。反
応終了後、系を室温まで放置した。過剰のt−ブタノー
ルを減圧留去した。濃縮物を油状分離装置に入れ50℃
に保ち、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液約300mLを
加え中和し油相を抽出した。得られた油相をさらに水洗
浄し、放冷した後、エタノールから再結晶させた。減圧
乾燥させることによって固体状の標記化合物80g(収
率70%)を得た。 ESI-MS:328(M+H)+ IR(KBr):2910cm-1(C-H),1720cm-1(エステル),1620cm-1(アミト゛)
【0038】製造実施例11 N−ラウロイルアラニンプロピルエステルの合成 N−ラウロイルアラニン100gとプロパノール750
mLを1000mLフラスコに入れ、更に触媒として濃
硫酸を2mL加え、加熱還流下8時間反応させた。反応
終了後、系を室温まで放置した。過剰のプロパノールを
減圧留去した。濃縮物を油状分離装置に入れ50℃に保
ち、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液約300mLを加え
中和し油相を抽出した。得られた油相をさらに水洗浄
し、放冷した後、エタノールから再結晶させた。減圧乾
燥させることによって固体状の標記化合物84g(収率
73%)を得た。 ESI-MS:314(M+H)+ IR(KBr):2910cm-1(C-H),1710cm-1(エステル),1630cm-1(アミト゛)
【0039】製造実施例12 N−ヤシ油脂肪酸アシルザルコシンイソプロピルエステ
ルの合成 N−ヤシ油脂肪酸アシルザルコシン100gとイソプロ
パノール750mLを1000mLフラスコに入れ、更
に触媒として濃硫酸を2mL加え、加熱還流下8時間反
応させた。反応終了後、系を室温まで放置した。過剰の
イソプロパノールを減圧留去した。濃縮物を飽和炭酸水
素ナトリウム水溶液500mLで中和し、得られた油相
をさらに水洗浄し、乾燥させることによって液体状の標
記化合物90g(収率78%)を得た。 IR(neat):2950cm-1(C-H),1720cm-1(エステル),1630cm-1(アミト゛)
【0040】製造実施例13 N−ヤシ油脂肪酸アシル−N−メチル−β−アラニンイ
ソプロピルエステルの合成 N−ヤシ油脂肪酸アシル−N−メチル−β−アラニン8
0gとイソプロパノール750mLを1000mLフラ
スコに入れ、更に触媒として濃硫酸を2mL加え、加熱
還流下8時間反応させた。反応終了後、系を室温まで放
置した。過剰のイソプロパノールを減圧留去した。濃縮
物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液約500mLで中和
し、得られた油相をさらに水洗浄した。減圧乾燥させる
ことによって液体状の標記化合物67g(収率73%)
を得た。 IR(neat):2950cm-1(C-H),1720cm-1(エステル),1640cm-1(アミト゛)
【0041】製造実施例14 N−ラウロイルザルコシンイソプロピルエステルの合成 N−ラウロイルザルコシン100gとイソプロパノール
750mLを1000mLフラスコに入れ、更に触媒と
して濃硫酸を2mL加え、加熱還流下8時間反応させ
た。反応終了後、系を室温まで放置した。放冷後、過剰
のイソプロパノールを減圧留去した。濃縮物を飽和炭酸
水素ナトリウム水溶液約500mLで中和し、得られた
油相をさらに水洗浄し、減圧乾燥させることによって無
色透明液体状の標記化合物98g(収率85%)を得
た。 ESI-MS:314(M+H)+ IR(neat):2940cm-1(C-H),1730cm-1(エステル),1650cm-1(アミト゛)
【0042】製造実施例15 N−ラウロイル−N−メチル−β−アラニンイソプロピ
ルエステルの合成 N−ラウロイル−N−メチル−β−アラニン100gと
イソプロパノール750mLを1000mLフラスコに
入れ、更に触媒として濃硫酸を2mL加え、加熱還流下
8時間反応させた。反応終了後、系を室温まで放置し
た。放冷後、過剰のイソプロパノールを減圧留去した。
濃縮物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液500mLで中
和し、得られた油相をさらに水洗浄し、乾燥させること
によって透明液体状の標記化合物80g(収率70%)
を得た。 ESI-MS:328(M+H)+ IR(neat):2950cm-1(C-H),1720cm-1(エステル),1640cm-1(アミト゛)
【0043】製造実施例16 N−ラウロイルグリシンイソプロピルエステルの合成 N−ラウロイルグリシン60gとイソプロパノール75
0mLを1000mLフラスコに入れ、更に触媒として
濃硫酸を2mL加え、加熱還流下8時間反応させた。反
応終了後、系を室温まで放置した。過剰のイソプロパノ
ールを減圧留去した。残留物をジエチルエーテル300
mLにとかし、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液300m
Lで中和し、得られた有機相をさらに水洗浄した。抽出
した有機相を無水硫酸マグネシウム約20gで乾燥し、
無水硫酸マグネシウムを濾別した。得られた母液のエー
テルを留去し、残留物をエタノールで再結晶させた後、
減圧乾燥することによって固体状の標記化合物45g
(収率64%)を得た。 ESI-MS:300(M+H)+ IR(KBr):2920cm-1(C-H),1720cm-1(エステル),1620cm-1(アミト゛)
【0044】製造実施例17 N−ラウロイルアラニンイソプロピルエステルの合成 N−ラウロイルアラニン100gとイソプロパノール7
50mLを1000mLフラスコに入れ、更に触媒とし
て濃硫酸を2mL加え、加熱還流下8時間反応させた。
反応終了後、系を室温まで放置した。過剰のイソプロパ
ノールを減圧留去した。濃縮物を油状分離装置に入れ5
0℃に保ち、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液約300m
Lを加え中和し油相を抽出した。得られた油相をさらに
水洗浄し、減圧乾燥させることによって固体状の標記化
合物83g(収率73%)を得た。 ESI-MS:314(M+H)+ IR(KBr):2910cm-1(C-H),1715cm-1(エステル),1630cm-1(アミト゛)
【0045】製造実施例18 N−ラウロイルザルコシンプロピルエステルの合成 N−ラウロイルザルコシン(川研ファインケミカル
(株)製)61gと1−プロパノール200mLを50
0mLフラスコに入れ、更に触媒として濃硫酸を1.4
5g加え、加熱還流下7時間反応させた。反応終了後、
系を室温まで放置した。放冷後、過剰の1−プロパノー
ルを減圧留去した。濃縮物を3%水酸化ナトリウム水溶
液を76gで中和し、得られた油相をさらに水洗浄し、
減圧乾燥させることによって無色透明液体状の標記化合
物48g(収率68%)を得た。 ESI-MS:314(M+H)+ IR(neat):2925cm-1(C-H),1750cm-1(エステル),1650cm-1(アミト゛)
【0046】製造実施例19 N−ラウロイルザルコシンブチルエステルの合成 N−ラウロイルザルコシン(川研ファインケミカル
(株)製)135.5gと1−ブタノール200mLを
500mLフラスコに入れ、更に触媒として濃硫酸を
4.99g加え、加熱還流下6時間反応させた。反応終
了後、系を室温まで放置した。放冷後、過剰の1−プロ
パノールを減圧留去した。濃縮物を3%水酸化ナトリウ
ム水溶液を162gで中和し、得られた油相をさらに水
洗浄し、減圧乾燥させることによって無色透明液体状の
標記化合物114g(収率70%)を得た。製品の酸価
は0.6であった。
【0047】製造実施例20 N−ラウロイルロイシンイソプロピルエステルの合成 N−ラウロイルロイシン49gとイソプロパノール94
gを500mLフラスコに入れ、更に触媒として濃硫酸
を1.61g加え、加熱還流下2時間反応させた。反応
終了後、過剰のイソプロパノールを減圧留去した。さら
に、濃縮物にイソプロパノール94gを加え、加熱還流
下5時間反応させた。反応終了後、過剰のイソプロパノ
ールを減圧留去した。系を室温まで放置した。放冷後、
濃縮物を3%水酸化ナトリウム水溶液を87gで中和
し、得られた油相をさらに水洗浄し、減圧乾燥させるこ
とによって淡黄色透明液体状の標記化合物44g(収率
79%)を得た。 ESI−MS:356(M+H) IR(neat):2925cm−1(C−H),1740cm−1(エステ
ル),1650cm−1(アミト゛)
【0048】製造実施例21 N−ラウロイルバリンイソプロピルエステルの合成 N−ラウロイルバリン49gとイソプロパノール197
gを500mLフラスコに入れ、更に触媒として濃硫酸
を1.61g加え、加熱還流下6時間反応させた。反応
終了後、過剰のイソプロパノールを減圧留去した。放冷
後、濃縮物を3%水酸化ナトリウム水溶液を77gで中
和し、得られた油相をさらに水洗浄し、減圧乾燥させる
ことによってペースト〜固体状の標記化合物41g(収
率73%)を得た。酸価は1.5であった。 ESI−MS:342(M+H) IR(neat):2925cm−1(C−H),1720cm−1(エステ
ル),1640cm−1(アミト゛)
【0049】製造実施例22 N−ヤシ油脂肪酸アシルロイシンイソプロピルエステル
の合成 N−ヤシ油脂肪酸アシルロイシン45gとイソプロパノ
ール140gを500mLフラスコに入れ、更に触媒と
して濃硫酸を2.86g加え、加熱還流下2時間反応さ
せた。反応終了後、過剰のイソプロパノールを減圧留去
した。さらに、濃縮物にイソプロパノール90gを加
え、加熱還流下1時間反応させた。反応終了後、過剰の
イソプロパノールを減圧留去した。系を室温まで放置し
た。放冷後、濃縮物を3%水酸化ナトリウム水溶液を1
48gで中和し、得られた油相をさらに水洗浄し、減圧
乾燥させることによって淡黄色透明液体状の標記化合物
38g(収率74%)を得た。酸価は1.8であった。 ESI-MS:356(M+H)+ IR(neat):2930cm-1(C-H),1740cm-1(エステル),1645cm-1(アミト゛)
【0050】参考例1 N−ラウロイルザルコシンイソステアリルエステルの合
成 N−ラウロイルザルコシン10gとイソステアリルアル
コール8.6gを200mLフラスコに入れ、更に触媒
としてパラトルエンスルホン酸一水和物0.5gを加
え、130℃で3時間反応させた。反応終了後、系を室
温まで放置した。放冷後、系に飽和炭酸水素ナトリウム
水溶液約200mLを加え、得られた油相をさらに水洗
浄した。抽出した油相を無水硫酸マグネシウムを加え、
よく乾燥した後濾別することによって液体状の標記化合
物16g(収率86%)を得た。 IR(neat)2920cm-1(C-H),1720cm-1(エステル),1650cm-1(アミト゛)
【0051】参考例2 N−ラウロイルザルコシンオクチルドデシルエステルの
合成 N−ラウロイルザルコシン10gとオクチルドデカノー
ル9.5gを200mLフラスコに入れ、更に触媒とし
てパラトルエンスルホン酸0.5gを加え、130℃で
3時間反応させた。反応終了後、系を室温まで放置し
た。放冷後、系に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液約20
0mLを加え、得られた油相をさらに水洗浄した。抽出
した油相を無水硫酸マグネシウム5gを加え、よく乾燥
した後濾別することによって液体状の標記化合物17g
(収率87%)を得た。 IR(neat):2930cm-1(C-H),1720cm-1(エステル),1640cm-1(アミト゛)
【0052】参考例3 N−ラウロイルアラニンオクチルドデシルエステルの合
成 N−ラウロイルアラニン10gとオクチルドデカノール
9.5gを200mLフラスコに入れ、更に触媒として
パラトルエンスルホン酸0.5gを加え、130℃で3
時間反応させた。反応終了後、系を室温まで放置した。
放冷後、系に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液約200m
Lを加え、得られた油相をさらに水洗浄した。抽出した
油相を無水硫酸マグネシウム5gを加え、よく乾燥した
後濾別することによって液体状の標記化合物16g(収
率82%)を得た。 IR(neat):2940cm-1(C-H),1730cm-1(エステル),1650cm-1(アミト゛)
【0053】試験例1 製造実施例及び参考例で得られた、N−長鎖アシル中性
アミノ酸エステルの感触について、パネリスト5名によ
り官能評価を行った。各油性原料を各人が手の甲に適量
塗布し、下記の評価基準に従って官能評価を行った。各
油剤の性状が液体のものはそのまま、固体のものについ
ては一旦45℃程度の熱をかけ溶解させたあと温度を下
げ、液体状になったものを評価に用いた。評価は各油剤
の感触について、さらさら、さっぱりといった軽い感触
の官能、及びしっとり、べたつくといった重い感触の官
能のいずれの感触を有するかを判定した。評価結果を第
1表に示す。
【0054】
【表1】
【0055】表1より、実施例の油性原料は、さっぱり
又はさらさら感に優れる官能を有していることが分か
る。
【0056】試験例2 各油性原料を含む乳液を表2に示す処方に従い調製し
た。パネリスト5名により、これらの乳液の適量を手の
甲に塗って、さっぱり感、伸び、なめらかさ、なじみに
ついて下記評価基準に基づき官能評価を行った。下記評
価基準による各パネラーの評価の平均値を算出し、平均
値が1.0〜2.0の場合を非常に良い(◎)、0.5
〜1.0未満の場合を良い(○)、−1.0〜0.5未
満の場合を不良(△)と判定した。結果を表3に示す。
【0057】<評価基準> 2:非常に良好、1:良
好、0:普通(ブランク)、−1:悪い 但し、油性原料として流動パラフィンを用いた場合の評
価点を0(ブランク)とした。
【0058】
【表2】
【0059】
【表3】
【0060】表3より、いずれの実施例も、比較例に比
べ、さっぱり感、伸び、なめからさ、なじみにおいて優
れていることが分かる。
【0061】試験例3 パネリスト5名により毛髪に対する評価を行った。各油
性原料の0.05重量%エタノール溶液を調製した。毛
束は同一人物の毛髪を用い、大きさ、重さ(2.5g)
を揃えたものを用意した。なお評価前に、1重量%ラウ
リル硫酸ナトリウム水溶液約1000mL(40℃)で
洗浄し、40℃の温水ですすぎ洗いをした、よく乾燥さ
せた。その毛束を前記溶液に2分間浸せきし、再度よく
乾燥させ、毛髪のコンディショニング性(手触りの良
さ)を評価をした。下記評価基準による各パネリストの
評価の平均値を算出し、平均値が1.0〜2.0の場合
を非常に良い(◎)、0.5〜1.0未満の場合を良い
(○)、−1.0〜0.5未満の場合を不良(△)と判
定した。結果を表4に示す。
【0062】
【表4】
【0063】表4より、いずれの実施例も比較例に比
べ、髪へのコンディショニング性が優れていることが分
る。
【0064】実施例16:(化粧水) 下記第5表に示す組成の化粧水を常法により調製した。
すなわち、成分1及び2をそれぞれ溶解させ、成分1に
成分2を混合させた。
【0065】
【表5】
【0066】実施例17:(エモリエントローション) 下記第6表に示す組成のエモリエントローションを次の
ようにして調製した。すなわち、成分1及び3をそれぞ
れ溶解させ、成分1に成分3を加入して混合乳化させ
た。ここに成分2を加え、ホモミキサーにて乳化させて
製品を得た。
【0067】
【表6】
【0068】実施例18:(W/0型乳液) 下記第7表に示す組成のW/0型乳液を常法により調製
した。
【0069】
【表7】
【0070】実施例19:(O/W型クリーム) 下記第8表に示す組成のO/W型クリームを次のように
して調製した。すなわち、油相を80℃、そして水相を
50℃まで加温し、油相を撹拌しながら水相を徐々に添
加して乳化した。
【0071】
【表8】
【0072】実施例20:(乳液) 下記第9表に示す組成の乳液を次のようにして調製し
た。すなわち、まず、成分1、2及び3をそれぞれ60
℃に加温し、成分1を撹拌しながらこれに成分2を徐々
に添加した。次に、成分3を徐々に添加し30℃まで冷
却した。
【0073】
【表9】
【0074】実施例21:(エモリエントクリーム) 下記第10表に示す組成のエモリエントクリームを次の
ようにして調製した。まず、成分2と3をそれぞれ50
℃で加熱し、成分3を成分2に徐々に添加して混合物を
得る。成分1の70℃加熱溶解物に先の混合物を均一に
分散した。さらに、成分4を70℃に加熱したものを上
記分散液中に十分撹拌しながら添加し、ホモミキサーで
乳化し、製品を得た。
【0075】
【表10】
【0076】実施例22:(紫外線防止エッセンス) 下記第11表に示す組成の紫外線防止エッセンスを次の
ようにして調製した。すなわち、精製水に保湿剤、トリ
エタノールアミンを70℃で加熱溶解させた。油分を7
0℃に加熱溶解後、界面活性剤、紫外線吸収剤、防腐
剤、香料を順次溶解し、70℃でホモミキサーにて均一
に溶解した。
【0077】
【表11】
【0078】実施例23:(サンタンオイル) 下記第12表に示す組成のサンタンオイルを常法により
調製した。
【0079】
【表12】
【0080】実施例24:(W/O型ファンデーション
クリーム) 下記第13表に示す組成のW/O型ファンデーションク
リームを次のようにして調製した。すなわち、成分3を
撹拌後、十分に混合粉砕された成分1を添加し、ホモミ
キサー処理した。成分2を溶解後に先の混合物に添加し
てホモミキサー処理をし製品を得た。
【0081】
【表13】
【0082】実施例25:(パウダリーファンデーショ
ン) 下記第14表に示す組成のパウダリーファンデーション
を次のようにして調製した。すなわち、まず、成分1
(顔料成分)を混合し、粉砕器にて粉砕した。次に、こ
れを高速ブレンダーに移し、成分2及び3を予め混合し
たものに前記顔料成分に加えて均一に混合した。ふるい
を通して粒度を揃え、圧縮成形して製品を得た。
【0083】
【表14】
【0084】実施例26:(両用ファンデーション) 下記第15表に示す組成の両用ファンデーションを次の
ようにして調製した。すなわち、成分1を混合し、粉砕
器にて粉砕した。これを高速ブレンダーに移し、成分2
及び3を予め混合したものを成分1に加えて均一に混合
した。ふるいを通して粒度を揃え、圧縮成形して製品を
得た。
【0085】
【表15】
【0086】実施例27:(頬紅) 下記第16表に示す組成の頬紅を次のようにして調製し
た。すなわち、二酸化チタン、カオリン、酸化鉄
(赤)、赤色202号を流動パラフィンの一部に加えロ
ーラーで分散処理した。他の成分を予め混合し加熱溶解
した後、ホモミキサーで全成分を均一分散させた。分散
後、撹拌しながら冷却して製品を得た。
【0087】
【表16】
【0088】実施例28:(乳化タイプ口紅) 下記第17表に示す組成の乳化タイプ口紅を次のように
して調製した。すなわち、成分1中の二酸化チタン、赤
色201号及び赤色202号をヒマシ油の一部に加えて
ローラーにて分散処理した。赤色223号をヒマシ油に
溶解した。成分1の他の成分を加熱融解させて、顔料及
び染料とともにホモミキサーで均一に分散させた。成分
2を加熱溶解させて先の混合物にホモミキサーで乳化分
散後、型に流し込み急冷し、スティック状とした。
【0089】
【表17】
【0090】実施例29:(口紅) 下記第18表に示す組成の口紅を次のようにして調製し
た。すなわち、成分2を加熱溶解し、そこに成分1を加
えてロールミルで練り均一に分散させ、脱泡した後に、
型に流し込み急冷し、スティック状とした。
【0091】
【表18】
【0092】実施例30:(眉墨) 下記第19表に示す組成の眉墨を次のようにして調製し
た。すなわち、成分1の粉末成分をブレンダーでよく混
ぜ合わせ、加熱融解させた他の成分と粉砕機で分散処理
後圧縮成型して製品を得た。
【0093】
【表19】
【0094】実施例31:(O/W型ファンデーション
クリーム) 下記第20表に示すようなO/W型ファンデーションク
リームを次のようにして調製した。すなわち、成分2中
のベントナイトを分散したプロピレングリコールを精製
水に加えて70℃でホモミキサー処理した後、残りの成
分2を添加して十分撹拌した。これに混合粉砕された成
分1を撹拌しながら添加し、70℃でホモミキサー処理
した。次に、70〜80℃で加熱された成分3を徐々に
添加し、70℃でホモミキサー処理し、室温まで冷却し
て製品を得た。
【0095】
【表20】
【0096】実施例32:(コンディショニングシャン
プー) 下記第21表に示す組成のコンディショニングシャンプ
ーを次のようにして調製した。すなわち、精製水にカチ
オン化セルロースを添加し、加熱撹拌して70℃まで昇
温させた。これに他の成分を加えて撹拌溶解し、冷却し
て製品を得た。
【0097】
【表21】
【0098】実施例33:(リンスインシャンプー) 下記第22表に示す組成のリンスインシャンプーを次の
ようにして調製した。すなわち、精製水に塩化ステアリ
ルトリメチルアンモニウムと両性界面活性剤を加え加熱
溶解し70℃に保ち、残りの成分を加えて溶解後冷却し
て製品を得た。
【0099】
【表22】
【0100】実施例34:(ヘアートリートメントクリ
ーム) 下記第23表に示す組成のヘアートリートメントクリー
ムを次のようにして調製した。すなわち、成分1及び2
をそれぞれ80℃まで加温し、成分2をかき混ぜながら
成分1を徐々に加え、冷却して製品を得た。
【0101】
【表23】
【0102】実施例35:(ヘアーローション) 下記第24表に示す組成のヘアーローションを次のよう
にして調製した。すなわち、成分1及び2をそれぞれ8
0℃まで加温し、成分2をかき混ぜながら成分1を徐々
に加え、冷却して製品を得た。
【0103】
【表24】
【0104】実施例36:(クレンジングフォーム) 下記第25表に示す組成のクレンジングフォームを次の
ようにして調製した。すなわち、成分1及び2をそれぞ
れ80℃まで加温し、成分2をかき混ぜながら成分1を
徐々に加え、冷却して製品を得た。
【0105】
【表25】
【0106】実施例37:(クレンジングオイル) 下記第26表に示す組成のクレンジングオイルを常法に
より調製した。
【0107】
【表26】
【0108】実施例38:(メイク落とし) 下記第27表に示すようなメイク落としを次のようにし
て調製した。すなわち、成分1及び2をそれぞれ80℃
まで加温し、成分2をかき混ぜながら成分1を徐々に加
え、冷却して製品を得た。
【0109】
【表27】
【0110】実施例39:(シェービングフォーム) 精製水にグリセリン、トリエタノールアミン及び製造実
施例12の化合物を添加し70℃に加熱したものを水相
部とした。他の成分を加熱溶解し、これを油相部とし
た。水相部に油相部を加えて中和反応を行った。充填は
缶に原液を加え、バルブ装着後、ガスを充填した。
【0111】
【表28】
【0112】実施例40:(液体洗浄料) 下記第29表に示す組成の液体洗浄料を常法により調製
した。
【0113】
【表29】
【0114】実施例41:(バスオイル) 下記第30表に示す組成バスオイルを常法により調製し
た。
【0115】
【表30】
【0116】実施例42:(石鹸) 下記第31表に示す組成の石鹸を常法により調製した。
【0117】
【表31】
【0118】実施例43:(セット剤) 下記第32表に示す組成のセット剤を調製した。すなわ
ち、エチルアルコールに他成分を溶解させ、濾過した。
濾過後、缶に原液を充填し、バルブ装着後ガスを充填し
た。
【0119】
【表32】
【0120】実施例44:(パーマ液) 下記第33表に示す組成のパーマ液を常法により調製し
た。
【0121】
【表33】
【0122】実施例45:(洗顔料) 下記第34表に示す組成の洗顔料を常法により調製し
た。すなわち、成分1及び2をそれぞれ80℃まで加温
し、成分2をかき混ぜながら成分1を徐々に加え、冷却
して製品を得た。
【0123】
【表34】
【0124】実施例46:(染毛剤) 下記第35表に示す組成の染毛剤を常法により調製し
た。
【0125】
【表35】
【0126】以上、実施例16〜46の化粧料は毛髪に
対するコンディショニング効果あるいは皮膚に対する使
用感に優れるものであった。
【発明の効果】本発明のN−長鎖アシル中性アミノ酸エ
ステルを配合してなる化粧料組成物は、皮膚に対しさっ
ぱり感、のび、なじみ、なめらかさ等の使用感に優れ、
また毛髪に対して優れたコンディショニング効果を有す
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 7/025 A61K 7/025 7/031 7/031 7/032 7/032 7/035 7/035 7/06 7/06 7/42 7/42 7/50 7/50

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭素原子数6〜22の直鎖又は分岐鎖の
    飽和又は不飽和のアシル基を有するN−長鎖アシル中性
    アミノ酸のエステルであって、そのエステル部位を構成
    する炭化水素基が炭素原子数1〜10の直鎖又は分岐鎖
    の飽和又は不飽和の炭化水素基であるN−長鎖アシル中
    性アミノ酸エステルから成る化粧料用油性原料。
  2. 【請求項2】 N−長鎖アシル中性アミノ酸エステルが
    下記一般式(1)で表される請求項1記載の化粧料用油
    性原料。 【化1】 (式中、R1は炭素原子数5〜21の分岐鎖又は直鎖の
    アルキル基又はアルケニル基を示し、R2は水素原子又
    は炭素原子数1〜3の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を示
    し、R3は水素原子又は炭素原子数1〜4の直鎖又は分
    岐鎖のアルキル基を示し、R4は炭素原子数1〜10の
    分岐鎖又は直鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、
    nは0〜2の整数を示す。)
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の化粧料用油
    性原料の少なくとも1種を含有することを特徴とする化
    粧料組成物。
  4. 【請求項4】 下記一般式(1)で表されるN−長鎖ア
    シル中性アミノ酸エステル。 【化2】 (式中、R1は炭素原子数5〜21の分岐鎖又は直鎖の
    アルキル基又はアルケニル基を示し、R2は炭素原子数
    1〜3の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を示し、R3は水
    素原子又は炭素原子数1〜4の直鎖又は分岐鎖のアルキ
    ル基を示し、R4は炭素原子数2〜10の分岐鎖又は直
    鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、nは0〜2の
    整数を示す。)
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