JPH11240832A - アミド若しくはアミン誘導体 - Google Patents

アミド若しくはアミン誘導体

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JPH11240832A
JPH11240832A JP29073498A JP29073498A JPH11240832A JP H11240832 A JPH11240832 A JP H11240832A JP 29073498 A JP29073498 A JP 29073498A JP 29073498 A JP29073498 A JP 29073498A JP H11240832 A JPH11240832 A JP H11240832A
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Koichi Kubota
浩一 窪田
Yasuhiro Yonetoku
康博 米徳
Keizou Sugasawa
形造 菅沢
Masashi Funatsu
雅志 舩津
Soichiro Kawazoe
聡一郎 川添
Hiroshi Toyoshima
啓 豊島
Yoshinori Okamoto
芳典 岡本
Atsushi Ishikawa
淳 石川
Makoto Takeuchi
誠 竹内
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】IL−2産生阻害剤、アレルギー性、炎症性、
若しくは自己免疫疾患の予防若しくは治療剤として有用
な、カルシウム放出依存性カルシウムチャンネル阻害剤
に関する。 【解決手段】下記一般式(I) 具体的には、例えば で示されるアミド若しくはアミン誘導体又はその製薬学
的に許容される塩を含有することを特徴とするカルシウ
ム放出依存性カルシウムチャンネル阻害剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,医薬,特にカルシウム
放出依存性カルシウムチャンネル阻害剤に関する。
【0002】
【従来の技術】古くから、各種細胞活性化における細胞
内伝達機序としてカルシウムイオン(Ca2+)の重要性
が知られている。炎症細胞においても細胞内Ca2+は重
要な調節因子として機能している。しかしながら、従来
Ca2+拮抗剤として知られているnifedipine
等の膜電位依存性Ca2+チャンネル(以下VOCCと略
記する)阻害剤は炎症細胞活性化に対して抑制作用を示
さず、炎症細胞にはVOCC以外のCa2+流入機序が存
在することが示唆されていた。Hothらは肥満細胞や
リンパ球において、Ca2+ストア枯渇によって惹起され
るCa2+に選択的な細胞外からのCa2+流入機序すなわ
ちカルシウム放出依存性カルシウムチャンネル(Ca2+
release activated Ca 2+ ch
annel;以下CRACCと略記する;カルシウムス
トア依存性カルシウムチャンネル(store−dep
endent Ca2+ channel)とも呼ばれ
る)が存在すること、並びに肥満細胞やリンパ球は膜電
位には非感受性である事を報告している(Pfluge
rs Arch.,430,p315−22(199
5))。CRACCは肥満細胞、リンパ球、アストロサ
イト(J.Biol.Chem.,270,p29−3
2(1995))等、殆どすべての炎症性細胞に存在す
ることが知られていおり、サイトカイン産生および脂質
メディエーター遊離等に深く関与している事が分かって
いる(J.Immunol.,155,p285−96
(1995)及び Br.J.Pharmacol.,
144,p598−601(1995))。
【0003】近年になって、関節リウマチ治療剤である
テニダップ(tenidap)の作用機序の一つにCR
ACC阻害活性がある事が明らかにされたことから(C
ell Calcium,14,p1−16(199
3))、CRACC阻害剤は関節リウマチ等の炎症疾患
に対して臨床的有用性を示す可能性がある。また、CR
ACCは内皮細胞(Am. J.Physiol.,2
69,C733−8(1995))及び上皮細胞(J.
Biol.Chem.,270,p169−75(19
95))にも存在することが知られている。内皮細胞が
ラジカル障害を受ける際に持続的カルシウム流入が関与
している事が報告されており(Am.J.Physio
l.,261,C889−896(1991))、CR
ACC阻害剤が内皮細胞の関与する組織障害に対する保
護作用を有することが示唆されている。
【0004】更に、カルシウム流入阻害が細胞増殖の抑
制作用を有すること及びインターロイキン2(IL−
2)の産生を抑制することも報告されており(Br.
J.Pharmmacol.,133,p861−8
(1994))、CRACC阻害剤は悪性腫瘍等の増殖
性あるいは進行性の疾患や、自己免疫疾患の予防・治療
剤として有用であり、また移植時の拒絶反応の抑制剤と
しても有用である。一方、平滑筋細胞や神経細胞に代表
される興奮性細胞はVOCCで細胞内カルシウム調節が
行われ、CRACCは関与しないことが知られている。
従って、VOCCに対してCRACC選択性を有するカ
ルシウムチャンネル阻害剤は、血管平滑筋や中枢神経に
好ましくない作用を示さない、各種炎症性疾患、アレル
ギー性疾患、自己免疫疾患、組織損傷、増殖性疾患等の
予防又は治療に有用な薬剤となることが期待されてい
る。
【0005】近年CRACC阻害作用を有する化合物が
いくつか報告されており、例えば、ドイツ公開4404
249号公報にシクロアルキル−ピペラジニルエタノー
ル誘導体が、WO94/00435号公報には2−
(3,4−ジヒドロ−1−イソキノリル)アセタミド誘
導体が開示されている。また、文献(J.Pharm.
Exp.Ther.,257,p967−971(19
91))には下式で示される化合物がCRACC阻害作
用を有することが開示されている。
【化7】 一方、ドイツ公開2525024号公報には、抗炎症作
用を示す5−(ヘテロサイクロイルアミノフェニル)−
1−フェニルピラゾール誘導体が開示されている。しか
しながら、CRACC阻害作用並びにIL−2産生抑制
作用については開示も示唆も無い。
【0006】WO95/18097号公報には、サイク
リックGMPホスホジエステラーゼ阻害作用を有する下
式で示されるアントラニル酸誘導体が開示されている。
式中、R 1乃至R4は、H、ハロゲン原子、・・・、置
換されていてもよいピラゾリル、・・ ;nは0乃至
6、WはN又はCH、YはO又はS、・・・を示す(詳
細は当該公報 参照)。
【化8】
【0007】特開平9−59236号公報には、リウマ
チ性、アレルギー性並びにその他の炎症性疾患の予防・
治療に有用な下式で示されるR1、R2−ジ置換ベンズア
ミド誘導体が開示されている。式中、R1は置換若しく
は非置換の芳香族異項環基、・・・、R2はハロゲン原
子、ニトロ基、−NR56、・・・、Aは−C(=Z)
NR34又は−NR4C(=Z)R3、R3は置換若しく
は非置換の芳香族炭化水素基、置換若しくは非置換の芳
香族異項環基・・・を示す(詳細は当該公報参照)。し
かしながら、CRACC阻害作用並びにIL−2産生抑
制作用については何等開示は無い。
【化9】
【0008】
【発明が解決しようとする課題】各種炎症性疾患、アレ
ルギー性疾患、組織損傷、増殖性疾患等の予防又は治療
に有用な、効果の優れるCRACC阻害剤、特に、VO
CCに対してCRACC選択性の高い薬剤の創製が切望
されている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、優れたC
RACC阻害作用を有する化合物の探索を鋭意行った結
果、従来CRACC阻害作用が報告されていた化合物と
は全く構造を異にするアミド若しくはアミン誘導体が優
れたCRACC阻害作用を有することを見出した。さら
に、これらの化合物はVOCCに対するCRACC選択
性が高い化合物であることを見出し、本発明を完成し
た。
【0010】即ち本発明は、下記一般式(I)で示され
るアミド若しくはアミン誘導体又はその製薬学的に許容
される塩を含有することを特徴とするカルシウム放出依
存性カルシウムチャンネル阻害剤である。なお、本願明
細書中において、低級アルキルをAlk、ハロゲン原子
をHalと略記する。
【化10】 (式中の記号は以下の意味を表す。 D:置換基を有していてもよいアリール又は置換基を有
していてもよい単環若しくは2乃至3環式ヘテロアリー
ル基、 Y:結合、メチレン、O、S、CO、CS、SO2又は
SO、 B:置換基を有していてもよいフェニレン、含窒素飽和
環の2価基又はAlkで置換されていてもよい単環芳香
族ヘテロ環の2価基、又は、DとYとBが一体となり式
【化11】 (式中、Yは前記の通り、B2及びD2は置換基を有して
いてもよいベンゼン環を意味する。)で示される基を形
成し、 X:式−NR1−CR23−、−CR23−NR1−、−
NR1−SO2−又は−SO2−NR1−で示される基、 R1:−H、−OH、−Alk、−O−Alk又は−C
O−Alk、 R2,R3:同一若しくは異なって、−H又は−Alk、
又はR2及びR3が一体となって=O又は=S、 A:置換基を有していてもよいアリール;置換基を有し
ていてもよい単環若しくは2乃至3環式ヘテロアリー
ル;置換基を有していてもよいシクロアルキル;置換基
を有していてもよい含窒素飽和環;置換基を有していて
もよい低級アルキニル;置換基を有していてもよい低級
アルケニル;又は置換基を有していてもよいAlk、又
は、XとAが一体となり、式
【化12】 (式中、A2は、置換基を有していてもよい、1−ピロ
リジニル、ピラゾリジニル、ピペリジノ、ピペラジニ
ル、モルホリノ、3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベ
ンゾオキサジン−4−イル及びインドリニルからなる群
から選択される含窒素飽和ヘテロ環を示す)で示される
基を形成する。以下同様。)
【0011】本願のカルシウム放出依存性カルシウムチ
ャンネル阻害剤は良好なCRACC阻害作用に基づき、
優れたIL−2産生阻害作用を有し、IL−2産生阻害
剤として有用である。さらに、CRACC及び又はIL
−2の関与する、アレルギー性、炎症性、若しくは自己
免疫疾患の予防若しくは治療剤、特に、気管支喘息又は
関節リウマチの予防若しくは治療剤として有用である。
本発明の医薬はカルシウム放出依存性カルシウムチャン
ネルの関与する上記IL−2産生阻害剤、アレルギー
性、炎症性、若しくは自己免疫疾患の予防若しくは治療
剤、気管支喘息又は関節リウマチの予防若しくは治療剤
をも包含する。
【0012】また、前記一般式(I)は、以下の(I
A)及び(IB)に定義される新規化合物、並びに(I
A’)及び(IB’)に定義される新規な医薬を包含
し、本願はこれらの新規化合物並びに新規な医薬に関す
る発明を包含する。(IA):Dが未置換若しくは特定の基で置換されたピ
ラゾリルである点に構造上の特徴を有する新規化合物 前記一般式(I)において、Dが、−Alk、−低級ア
ルケニル、−低級アルキニル、−ハロゲノ低級アルキ
ル、−Alk−シクロアルキル、−Alk−O−Al
k、−シクロアルキル、−O−Alk、−COOH、−
COO−Alk、及び−Halからなる群から選択され
る置換基1乃至3個を有していてもよいピラゾリルであ
り、Yがメチレン又は結合であり、Bが、未置換のフェ
ニレン、含窒素飽和環の2価基又はAlkで置換されて
いてもよい単環芳香族ヘテロ環の2価基であり、Xが、
式−NR1−CR23−、−CR23−NR1−、−NR
1−SO2−又は−SO2−NR1−で示される基であり、
1が−H、−OH、−Alk、−O−Alk又は−C
O−Alkであり、R2,R3が同一若しくは異なって、
−H又は−Alk、又はR2及びR3が一体となって=O
又は=Sであり、Aが、置換基を有していてもよいアリ
ール、置換基を有していてもよい単環若しくは2乃至3
環式縮合ヘテロアリール、置換基を有していてもよいシ
クロアルキル、置換基を有していてもよい含窒素飽和
環、置換基を有していてもよい低級アルケニル、置換基
を有していてもよい低級アルキニル、又は置換基を有し
ていてもよいAlkであるか、又は、XとAが一体とな
り、式
【化13】 (式中、A2は、置換基を有していてもよい、1−ピロ
リジニル、ピラゾリジニル、ピペリジノ、ピペラジニ
ル、モルホリノ、3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベ
ンゾオキサジン−4−イル及びインドリニルからなる群
から選択される含窒素飽和ヘテロ環を示す)で示される
基を形成する、但し、(1)Dが3,5−ビス(トリフ
ルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル、nが
0、Bが1,4−フェニレン、且つXがNHCOのと
き、Aは4−メチル−1,2,3−チアジアゾール−5
−イル以外の基を、(2)Dが1−メチル−5−トリフ
ルオロメチル−1H−ピラゾール−3−イル、nが0、
Bがチオフェン−2,5−ジイル、且つXがCONHの
とき、Aは4−クロロフェニル以外の基を、(3)Dが
1−メチル−3−トリフルオロメチル−1H−ピラゾー
ル−5−イル、nが0、Bがチオフェン−2,5−ジイ
ル、且つXがCONHのとき、Aはベンジル以外の基
を、(4)Dが4−エトキシカルボニル−5−トリフル
オロメチル−1H−ピラゾール−1−イル、nが0、B
が1,4−フェニレン、且つYがNHCOのとき、Aは
トリクロロビニル以外の基を、また、(5)Dが1H−
ピラゾール−1−イル、nが0、Bが1,4−フェニレ
ン、且つYがNHCOのとき、Aが2−エトキシビニル
以外の基をそれぞれ示す、新規なアミド若しくはアミン
誘導体又はその製薬学的に許容される塩。
【0013】(IB):Dが未置換若しくは特定の基で
置換されたフェニルである点に構造上の特徴を有する新
規化合物 前記一般式(I)において、Dが、−Hal、−Al
k、−O−Alk、−OH、−NO2及び−CNからな
る群から選択される1乃至4の置換基を有していてもよ
いフェニルであり、Yが、O、S、CO又はCSであ
り、Bが−Hal、−Alk、−O−Alk、−OH、
−NO2、−CN及び−NH−CO−Alkからなる群
から選択される1乃至3個の置換基を有していてもよい
フェニレンであるか、又は、DとYとBが一体となり式
【化14】 (式中、YはCO、B2及びD2はそれぞれ−Hal、−
Alk、−O−Alk、−OH、−NH−CO−Al
k、−NO2及び−CNからなる群から選択される1乃
至3個の置換基を有していてもよいベンゼン環を意味す
る)で示される基を形成してもよく、Xが、式−NR1
−CR23−又は−CR23−NR1−で示される基で
あり、R1が、−H、−OH、−Alk、又は−O−A
lkであり、R2,R3が同一若しくは異なって、−H又
は−Alk、又はR2及びR3が一体となって=O又は=
Sであり、Aが−Hal、−Alk、−O−Alk、−
O−CO−Alk、−NH2、−NHAlk、−N(A
lk)2、−NHCO−Alk、−OH、−NO2及び−
CNからなる群から選択される1乃至4個の置換基を有
していてもよいフェニル、又は−Hal、−Alk、−
O−Alk、−O−CO−Alk、−NH2、−NHA
lk、−N(Alk)2、−NHCO−Alk、−O
H、−NO2及び−CNからなる群から選択される1乃
至3個の置換基を有していてもよい単環若しくは2乃至
3環式ヘテロアリールである、新規なアミド若しくはア
ミン誘導体又はその製薬学的に許容される塩(但し、下
表2に示す化合物を除く)。
【0014】
【表2】 (表中、Coは化合物の略号を、各置換基の前の数字は
置換位置を示し、複数の置換基が有る場合は、例えば
2,5−ジクロロを、「2,5−Cl」と示す。以下同
様。)
【0015】(IA’):Dが未置換若しくは特定の基
で置換されたピラゾリルである点に構造上の特徴を有す
る新規医薬 前記一般式(I)において、Dが、−Alk、−低級ア
ルケニル、−低級アルキニル、−ハロゲノ低級アルキ
ル、−Alk−シクロアルキル、−Alk−O−Al
k、−シクロアルキル、−O−Alk、−COOH、−
COO−Alk、及び−Halからなる群から選択され
る置換基1乃至3個を有していてもよいピラゾリルであ
り、Yがメチレン又は結合であり、Bが、未置換のフェ
ニレン、含窒素飽和環の2価基又はAlkで置換されて
いてもよい単環芳香族ヘテロ環の2価基であり、Xが、
式−NR1−CR23−、−CR23−NR1−、−NR
1−SO2−、又は−SO2−NR1−で示される基であ
り、R1が−H、−OH、−Alk、−O−Alk又は
−CO−Alkであり、R2,R3が同一若しくは異なっ
て、−H又は−Alk、又はR2及びR3が一体となって
=O又は=Sであり、Aが、置換基を有していてもよい
アリール、置換基を有していてもよい単環若しくは2乃
至3環式縮合ヘテロアリール、置換基を有していてもよ
いシクロアルキル、置換基を有していてもよい含窒素飽
和環、置換基を有していてもよい低級アルケニル、置換
基を有していてもよい低級アルキニル、又は置換基を有
していてもよいAlkであるか、又は、XとAが一体と
なり、式
【化15】 (式中、A2は、置換基を有していてもよい、1−ピロ
リジニル、ピラゾリジニル、ピペリジノ、ピペラジニ
ル、モルホリノ、3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベ
ンゾオキサジン−4−イル及びインドリニルからなる群
から選択される含窒素飽和ヘテロ環を示す)で示される
基を形成する、アミド若しくはアミン誘導体又はその製
薬学的に許容される塩を含有することを特徴とする医
薬。
【0016】(IB’):Dが未置換若しくは特定の基
で置換されたフェニルである点に構造上の特徴を有する
新規医薬 前記(IB)に定義される新規化合物を含有することを
特徴とする医薬。
【0017】前記(IA’)の新規な医薬の定義には、
以下の公知化合物が含まれる。 (1)D:3,5−ビス(トリフルオロメチル)−1H−
ピラゾール−1−イル、n:0、B:1,4−フェニレ
ン、Y:NHCO、且つA:4−メチル−1,2,3−
チアジアゾール−5−イルである化合物(以下化合物A
と略記する)、(2)D:1−メチル−5−トリフルオロ
メチル−1H−ピラゾール−3−イル、n:0、B:チ
オフェン−2,5−ジイル、Y:CONH、且つA:4
−クロロフェニルである化合物(以下化合物Bと略記す
る)、(3)D:1−メチル−3−トリフルオロメチル−
1H−ピラゾール−5−イル、n:0、B:チオフェン
−2,5−ジイル、Y:CONH、且つA:ベンジルで
ある化合物(以下化合物Cと略記する)、(4)D:4−
エトキシカルボニル−5−トリフルオロメチル−1H−
ピラゾール−1−イル、n:0、B:1,4−フェニレ
ン、Y:NHCO、且つA:トリクロロビニルである化
合物(以下化合物Dと略記する)、及び(5)D:1H−
ピラゾール−1−イル、n:0、B:1,4−フェニレ
ン、Y:NHCO、且つA:2−エトキシビニルである
化合物(以下化合物Eと略記する)。 しかしながら、化合物A〜Dは、MAYBRIDGE社
試薬カタログ(UK,Cornwall、1995年8
月発行)にSEW04225、KM02940、KM0
3000及びGK02421として記載されているが、
その用途については医薬用途は勿論、その他の用途につ
いても全く報告が無い。また、化合物Eは特開昭61−
82号に医薬品の製造原料として開示されているが、そ
の薬理作用に関しては全く記載が無い。よって、これら
の公知化合物を含む医薬は新規である。
【0018】また、上記(IB)の定義中、表2に示し
た化合物は公知化合物であり、化合物F1〜F21は、
ソビエト特許807609号、同1327487号及び
同1026420号公報、並びにMed Parazi
tol Parazit Bolezni,(6)41
−42(1995)、ibid,(4)43−46(1
991),及びBiofizika,26(6)P99
5−998(1981)に、抗寄生虫作用を有する化合
物として開示がある。化合物J1〜J2はMAN−MA
DE TEXTILES IN INDIA 287
(1988)に、紫外線吸収作用を有する化合物として
記載されている。化合物K1〜K7はFarmaco
Ed.Sci.43(6)517−522(1988)
に、抗真菌作用を有する化合物として記載されている。
化合物G1〜2は、CONTACT−SERVICE
COMPANY社(Moscow Region, R
ussia)、化合物H1はLabo Test社(F
reiberg, Germany)から市販されてい
る。しかしながら、これらの公知化合物がCRACC阻
害作用を有することは全く開示が無い。
【0019】本明細書中「低級」とは、特に断らない限
り、炭素数1乃至6個を有する直鎖又は分岐状の炭素鎖
を意味する。好ましい基としては、「低級アルキル(A
lk)」としてはメチル、エチル、プロピル等が、「低
級アルケニル」としてはビニル、1−プロペニル、1,
2−ジメチル−1−プロペニル等が、「低級アルキニ
ル」としてはエチニル等が挙げられる。「ハロゲン原子
(Hal)」としては、I,Br、F及びClである。
「ハロゲノ低級アルキル」としては、1以上のHalで
置換されたAlkであり、特に好ましくはトリフルオロ
メチルである。「アリール」としては、炭素数6乃至1
4個のアリール基であり、好ましくは、フェニル及びナ
フチルである。「シクロアルキル」としては、炭素数3
乃至8個のシクロアルキルであり、好ましくはシクロプ
ロピル及びシクロへキシルである。「単環芳香族ヘテロ
環の2価基」としては,N,S及びO原子から選択され
るヘテロ原子を1乃至4個含有する5乃至6員単環芳香
族ヘテロ環の2価基であり、特に好ましくは、フラン−
2,5−ジイル、チオフェン−2,5−ジイル、チアゾ
ール−2,5−ジイル、ピリジン−2,5−ジイル及び
ピリミジン−2,5−ジイルである。「フェニレン」と
しては、好ましくは1,4−フェニレンである。
【0020】「単環若しくは2乃至3環式ヘテロアリー
ル」としては、異項原子としてO,S又はN原子を1乃
至5個包含する5乃至6員単環若しくは2乃至3環式縮
合環であり、好ましくは、チエニル、フラニル、ピロリ
ル、イミダゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、イソチア
ゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、テトラゾリ
ル、トリアゾリル、チアジアゾリル、ピリジル、ピラジ
ニル、ピリミジニル、ピリダジニル、インドリル、イソ
インドリル、イソキノリル、キノリル、キノキサニル、
フタラジニル、イミダゾピリジル、キナゾリニル及びシ
ンノリニルである。「含窒素飽和環」としては、環原子
としてN原子を1乃至2個包含し、更にO若しくはS原
子を1個含んでいてもよい5乃至6員含窒素飽和ヘテロ
環であり、好ましくは、ピロリジニル、イミダゾリジニ
ル、ピラゾリジニル、ピペリジル、ピペラジニル及びモ
ルホリニルである。「含窒素飽和環の2価基」として
は、好ましくはピペリジン−1,4−ジイルである。Y
が「結合」であるとき、DとBは直接結合する。Dの
「置換基を有していてもよいアリール」の置換基として
は、好ましくは、−Alk、−低級アルケニル、−低級
アルキニル、−ハロゲノ低級アルキル、−Alk−シク
ロアルキル、−Alk−O−Alk、−シクロアルキ
ル、−O−Alk、−Hal、−OH、−NO2及び−
CNであり、これらの群から選択される置換基を1〜4
個有していてもよい。
【0021】Dの「置換基を有していてもよい単環若し
くは2乃至3環式ヘテロアリール」の置換基としては、
好ましくは、−Alk、−低級アルケニル、−低級アル
キニル、−ハロゲノ低級アルキル、−Alk−シクロア
ルキル、−Alk−O−Alk、−シクロアルキル、−
O−Alk、−COOH、−COO−Alk、−Ha
l、−OH、−NO2及び−CNであり、これらの群か
ら選択される置換基を1〜3個有していてもよい。Aの
「置換基を有していてもよいアリール」、「置換基を有
していてもよい単環若しくは2乃至3環式ヘテロアリー
ル」、「置換基を有していてもよいシクロアルキル」、
及び「置換基を有していてもよい含窒素飽和環」の置換
基としては、好ましくは、−Alk、−低級アルケニ
ル、−低級アルキニル、−Hal、−NH2、−NH
(Alk)、−N(Alk)2、−NO2、−CN、−O
H、−O−Alk、−O−CO−Alk、−SH、−S
−Alk、−COOH、−COO−Alk、−CO−A
lk、−CHO、−CONH2、−CONH(Al
k)、−CON(Alk)2、−SO−Alk、−SO2
−Alk、−SO2NH2、−SO2NH−(Alk)、
−SO2N(Alk)2、−アリール、−シクロアルキ
ル、−O−Alk−O−、−ハロゲノ低級アルキル、−
Alk−NH2、−Alk−NH(Alk)、−Alk
−N(Alk)2、−Alk−OH、−Alk−O−A
lk、−Alk−SH、−Alk−S−Alk、−Al
k−COOH、−Alk−COO−Alk、−Alk−
CO−Alk、−Alk−CHO、−Alk−CONH
2、−Alk−CONH(Alk)、−Alk−CON
(Alk)2、−Alk−SO−Alk、−Alk−S
2−Alk、−Alk−SO2NH2、−Alk−SO2
NH(Alk)、−Alk−SO2N(Alk)2、−A
lk−アリール及び−Alk−シクロアルキルである。
【0022】また、Aの「置換基を有していてもよい低
級アルキニル」、「置換基を有していてもよい低級アル
ケニル」、及び「置換基を有していてもよいAlk」の
置換基としては、好ましくは、−Hal、−NH2、−
NH(Alk)、−N(Alk)2、−NO2、−CN、
−OH、−O−Alk、−O−CO−Alk、−SH、
−S−Alk、−COOH、−COO−Alk、−CO
−Alk、−CHO、−CONH2、−CONH(Al
k)、−CON(Alk)2、−SO−Alk、−SO2
−Alk、−SO2NH2、−SO2NH−(Alk)、
−SO2N(Alk)2、及び、前記の「置換基を有して
いてもよいアリール」、「置換基を有していてもよい単
環若しくは2乃至3環式縮合ヘテロアリール」、「置換
基を有していてもよいシクロアルキル」、及び「置換基
を有していてもよい含窒素飽和環」である。
【0023】本発明の一般式(I)において、(1)D
が、置換されていてもよいフェニル、置換されていても
よいナフチル基、又は、置換されていてもよい、チエニ
ル、フラニル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、
チアゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、イソキサ
ゾリル、テトラゾリル、トリアゾリル及びチアジアゾリ
ルから選択される5員ヘテロアリールである、(2)X
が、−CONH−又は−NHCO−である、(3)D
が、置換されていてもよいフェニル又は置換されていて
もよいナフチル基であり、且つYがO、S、CO,CS
又はSO2である、又は(4)Dが、置換されていても
よいチエニル、フラニル、ピロリル、イミダゾリル、ピ
ラゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリ
ル、イソキサゾリル、テトラゾリル、トリアゾリル及び
チアジアゾリルから選択される5員ヘテロアリールであ
り、且つYが、単結合またはメチレンである、アミド若
しくはアミン誘導体又はその製薬学的に許容される塩を
含んでなるカルシウム放出依存性カルシウムチャンネル
阻害剤が好ましい。特に好ましくは前記(IA’)又は
(IB’)に定義される新規な医薬からなるカルシウム
放出依存性カルシウムチャンネル阻害剤である。本発明
の(IA)又は(IA’)に定義される好ましい化合物
としては、Dのピラゾリル基が、少なくとも1つのトリ
フルオロメチル基で置換されたピラゾリル、特に1H−
ピラゾール−5−イル若しくは1H−ピラゾール−1−
イルであるピラゾール誘導体又はその製薬学的に許容さ
れる塩である。
【0024】また、(IA)又は(IA’)に定義され
る他の好ましい化合物としては、 1)Bが、フェニレン;ピペリジン−1,4−ジイル;
又はAlkで置換されていてもよい、チオフェン、フラ
ン、ピロール、イミダゾール、ピラゾール、チアゾー
ル、イソチアゾール、オキサゾール、イソオキサゾー
ル、チアジアゾール、ピリジン、ピラジン、ピリダジン
及びピリミジンからなる群から選択される単環芳香族ヘ
テロ環の2価基であり、Xが、−NH−CO−、−NH
−CH2−、−N(OH)−CO−、−N(Alk)−
CO−、−CO−NH−、−CH2−NH−、−CO−
N(OH)−、−CO−N(Alk)−、−SO2NH
−又は−NHSO2−であり、Aが、1個以上のF群の
置換基を有していてもよいアリール;1個以上のF群の
置換基を有していてもよい、チエニル、フラニル、ピロ
リル、イミダゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、イソチ
アゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、テトラゾリ
ル、トリアゾリル、チアジアゾリル、ピリジル、ピラジ
ニル、ピリミジニル、ピリダジニル、インドリル、イソ
インドリル、イソキノリル、キノリル、キノキサニル、
フタラジニル、イミダゾピリジル、キナゾリニル及びシ
ンノリニルからなる群から選択される単環若しくは2乃
至3環式縮合ヘテロアリール;シクロアルキル;1個以
上のAlkで置換されていてもよい、ピロリジニル、イ
ミダゾリジニル、ピラゾリジニル、ピペリジル、ピペラ
ジニル及びモルホリニルからなる群から選択される含窒
素飽和環;1個以上のHalで置換されていてもよい低
級アルキニル;1個以上のHalで置換されていてもよ
い低級アルケニル;又は1個以上のHalで置換されて
いてもよいAlkであり、F群が、−Alk、−低級ア
ルケニル、低級アルキニル、−Hal、−NH2、−N
H(Alk)、−N(Alk)2、−NO2、−CN、−
OH、−O−Alk、−O−CO−Alk、−SH、−
S−Alk、−COOH、−COO−Alk、−CO−
Alk、−CHO、−CONH2、−CONH(Al
k)、−CON(Alk)2、−SO−Alk、−SO2
−Alk、−SO2NH2、−SO2NH−(Alk)及
び−SO2N(Alk)2からなる群であるか、又は、X
とAが一体となり、式
【化16】 で示される基を形成してもよい、 2)Dが、−Alk、−ハロゲノ低級アルキル、−CO
OH及び−COO−Alkからなる群から選択される置
換基1乃至3個を有していてもよいピラゾリルであり、
Bが、フェニレン又はAlkで置換されていてもよい、
チオフェン、フラン、チアゾール、ピリジン及びピリミ
ジンからなる群から選択される単環芳香族ヘテロ環の2
価基であり、Xが、−NH−CO−、−N(OH)−C
O−、−CO−NH−、−CH2−NH−又は−CO−
N(Alk)−であり、且つAが、−Alk、−Ha
l、−NH2、−N(Alk)2、−NO2、−CN、−
OH、−O−Alk及び−COO−Alkからなる群か
ら選択される1個以上の置換基を有していてもよいフェ
ニル;Alkで置換されていてもよい、チエニル、ピロ
リル、イミダゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、テト
ラゾリル、トリアゾリル、チアジアゾリル、ピリジル、
ピラジニル及びイソキノリルからなる群から選択される
単環若しくは2乃至3環式縮合ヘテロアリール;シクロ
アルキル;1個以上のHalで置換されていてもよい低
級アルケニル;又はAlkである、又は、 3)Xが、−NH−CO−又は−CO−NH−である、
ピラゾール誘導体又はその製薬学的に許容される塩であ
る。特に好ましくは、Dが1−メチル−3−トリフルオ
ロメチル−1H−ピラゾール−5−イルであり、且つA
がHalで置換されていてもよいフェニルであるか、又
はDが3,5−ビス(トリフルオロメチル)−1H−ピ
ラゾール−1−イルであり、且つAがAlkで置換され
ていてもよい、チアゾリル、チアジアゾリル、チエニル
及びピリジルからなる群から選択される単環ヘテロアリ
ールである、ピラゾール誘導体又はその製薬学的に許容
される塩である。
【0025】前記(IB)又は(IB’)に定義される
好ましい化合物としては、Xが、式−NHCO−又は−
CONH−で示される基であり、Aが−Hal、−Al
k、−ハロゲノ低級アルキル、−O−Alk、−O−C
O−Alk、−NH2、−NHAlk、−N(Al
k)2、−NHCO−Alk、−OH、−NO2及び−C
Nからなる群から選択される1乃至4個の置換基を有し
ていてもよいフェニルであるフェニル誘導体又はその製
薬学的に許容される塩である。本発明の置換基の種類に
よっては、幾何異性体や互変異性体が存在する場合があ
るが、本発明にはこれらの異性体の分離したもの、ある
いは混合物が包含される。また、本発明化合物は,不斉
炭素原子を有する場合があり,これに基づく(R)体、
(S)体の光学異性体が存在しうる。本発明はこれらの
光学異性体の混合物や単離されたものを全て包含する。
【0026】本発明化合物(I)は、酸付加塩又は置換
基の種類によっては塩基との塩を形成する場合もある。
かかる塩としては、製薬学的に許容される塩であり、好
ましくは、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、硫酸、硝
酸、リン酸等の無機酸、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、シ
ュウ酸、マロン酸、コハク酸、フマール酸、マイレン
酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、メタンスルホ
ン酸、エタンスルホン酸、アスパラギン酸、グルタミン
酸等の有機酸との酸付加塩、ナトリウム、カリウム、マ
グネシウム、カルシウム、アルミニウム等の金属を含む
無機塩基、メチルアミン、エチルアミン、エタノールア
ミン、リジン、オルニチン等の有機塩基との塩やアンモ
ニウム塩等が挙げられる。さらに,本発明は,本発明化
合物(I)及びその塩の各種の水和物や溶媒和物及び結
晶多形の物質をも包含する。
【0027】(製造法)本発明化合物及びその製薬学的
に許容される塩は,その基本骨格あるいは置換基の種類
に基づく特徴を利用し,種々の公知の合成法を適用して
製造することができる。その際、官能基の種類によって
は、当該官能基を原料ないし中間体の段階で適当な保護
基、すなわち容易に当該官能基に転化可能な基に置き換
えておくことが製造技術上効果的な場合がある。しかる
のち、必要に応じて保護基を除去し、所望の化合物を得
ることができる。このような官能基としては例えば水酸
基やカルボキシル基等を挙げることができ、それらの保
護基としては例えばグリーン(Greene)及びウッ
ツ(Wuts)著、「Protective Groups in Organic S
ynthesis」、第2版に記載の保護基を挙げることがで
き、これらを反応条件に応じて適宜用いればよい。
【0028】以下、本発明化合物の代表的な製造法につ
いて説明する。第1製法
【化17】 この製法は、前記反応式に示すように、一般式(II)
又は(V)で表されるアミン誘導体と一般式(III)
又は(IV)で表されるカルボン酸誘導体とをアミド化
反応に付すことによって、本発明化合物(I−1)又は
(I−2)を得る方法である。
【0029】この第1製法において用いることのできる
カルボン酸誘導体(III)又は(IV)は、遊離カル
ボン酸又はその反応性誘導体であり、反応性誘導体とし
ては、例えば、酸クロリド、酸ブロミド等の酸ハライ
ド;酸アジド;メタノール、エタノール、ベンジルアル
コール、置換していてもよいフェノール、1−ヒドロキ
シベンゾトリアゾール、N−ヒドロキシスクシンイミド
等を用いて調製できる活性エステル;対称酸無水物;ア
ルキル炭酸、p−トルエンスルホン酸等との混合酸無水
物等が挙げられる。これらの反応性誘導体は市販のもの
を用いるか、又は常法により製造することができる。ア
ミド化反応は常法により行うことができる。遊離カルボ
ン酸を用いる場合には、反応の際に、N,N′−ジシク
ロへキシルカルボジイミド(DCC)、1−(3−ジメ
チルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド(W
SCD)等の縮合剤、あるいは、1,1′−カルボニル
ジイミダゾール、N,N′−ジスクシンイミジルカルボ
ナート、ジフェニルホスホリルアジド、オキシ塩化リ
ン、三塩化リン、トリフェニルホスフィン/N−ブロモ
スクシンイミド等のカルボン酸の活性化剤を用いること
が好ましい。
【0030】反応は一般式(II)又は(V)で表され
るアミン誘導体と一般式(III)又は(IV)で表さ
れるカルボン酸誘導体とを等モルあるいは一方を過剰量
用いて、反応に不活性な有機溶媒、例えばピリジン、テ
トラヒドロフラン(THF)、ジオキサン、エーテル、
ベンゼン、トルエン、ジクロロメタン、1,2−ジクロ
ロエタン(DCE)、クロロホルム、N,N−ジメチル
ホルムアミド(DMF)、酢酸エチル、アセトニトリル
等の溶媒中にて行われる。反応温度は反応誘導体の種類
によって適宜選択される。反応性誘導体の種類によって
は、トリエチルアミン、ピリジン、ピコリン、N,N−
ジメチルアニリン、炭酸カリウム、水酸化ナトリウム等
の塩基を添加することが、反応を促進させる上で有利な
場合がある。ピリジンは溶媒を兼ねることもできる。
【0031】第2製法
【化18】 (式中、Ra及びRbはH又はAlkを示す。) 本製法は、一般式(VI)で表される化合物のケトンに
隣接する炭素原子をトリフルオロアセチル化した後、ヒ
ドラジン誘導体と反応させて環化することによって本発
明化合物(I−3)を得る方法である。第1工程のトリ
フルオロアセチル化は、ナトリウムメトキシド、ナトリ
ウムエトキシド、アルカリ金属ヘキサメチルジシラジ
ド、アルカリ金属ヒドリド、アルキルリチウム、トリエ
チルアミン等の塩基の存在下、トリフルオロアセチル化
剤(例えば、エチル トリフルオロアセタート、無水ト
リフルオロ酢酸等)を、メタノール、エタノール、1,
3−ジメチルイミダゾリジン−2−オン(DMI)、T
HF、DMF等の溶媒中、−78℃から加熱還流下で反
応させることにより行うことができる。第2工程の環化
反応は、第1工程で得た化合物とヒドラジン誘導体を、
酢酸、塩酸等の酸、或いはチタニウム(IV)イソプロ
ポシキド、チタニウム(IV)クロリド、ボロントリフ
ルオリド−ジエチルエーテル錯体等のルイス酸の存在
下、又は非存在下で、メタノール、エタノール等の溶媒
中、或いは無溶媒で反応させることにより行うことがで
きる。この反応は、冷却下乃至加熱還流下で行うことが
できる。
【0032】第3製法
【化19】 この製法は、前記反応式に示すように、一般式(II)
又は(V)で表されるアミン誘導体と一般式(VII)
又は(VIII)で表されるアルデヒド誘導体の還元的
アミノ化反応によって本発明化合物(I−4)又は(I
−5)を得る方法である。この還元的アミノ化反応は、
第一製法アミド化と同様の不活性溶媒中で両化合物を反
応させ、生成するシッフ塩基を単離し、又は単離せずに
そのまま、該シッフ塩基を還元することにより行われ
る。シッフ塩基の生成は、前記ルイス酸、p−トルエン
スルホン酸、アジピン酸、酢酸、塩酸等の酸触媒存在
下、或いはモレキュラーシーブスや水酸化カリウム等の
脱水剤の存在下又はジーンスタック(Dean−Sta
rk)トラップを用いて生成する水を除去して行うのが
有利である。反応温度は適宜設定されるが、室温乃至還
流下が好ましい。シッフ塩基の還元は金属水素化錯体
(ナトリウムシアノボロヒドリド、ナトリウムトリアセ
トキシボロヒドリド、ナトリウムボロヒドリド等)、あ
るいはボラン等の還元剤を加えて、−20℃から加熱還
流下で行うことができる。あるいは、酢酸、塩酸等の酸
の存在下、又は非存在下で、還元触媒(例えば、パラジ
ウム炭素、ラネーニッケル等)を用いて、メタノール、
エタノール、酢酸エチル、酢酸等の溶媒中、常圧から5
0kg/cmの水素雰囲気下で、0℃から100℃の
温度で反応させることによっても行うことができる
【0033】第4製法
【化20】 (式中、WはHal又は有機スルホン残基等の常用の脱
離基を示す。) 本製法は、一般式(II)又は(V)で表されるアミン
誘導体を、一般式(IX)又は(X)で表される化合物
によりアルキル化することによって本発明化合物(I−
4)又は(I−5)を得る方法である。このN−アルキ
ル化反応は、炭酸カリウム、トリエチルアミン、ナトリ
ウムヒドリド等の塩基の存在下、又は非存在下で、DM
F、アセトン、2−ブタノン、アセトニトリル等の不活
性溶媒中、又は無溶媒で、冷却化乃至還流下で行うこと
ができる。
【0034】第5製法
【化21】 (式中、MはNa又はトリメチルシリル基を、A3は置
換されていてもよいベンゼン環を示す。) 本製法は、一般式(XI)で表される無水フタル酸誘導
体から酸アジドを経由した転位反応によって一般式(X
II)で表される化合物を得た後、一般式(II)で表
される化合物を用いてアミド化することによって本発明
化合物(I−6)を得る方法である。第1工程の酸アジ
ドを経由した転位反応は、ナトリウムアジド、トリメチ
ルシリルアジド等を用い、トリエチルアミン等の塩基の
存在下、又は非存在下で、アセトニトリル、ジクロロメ
タン、DCE、DMF、トルエン、ベンゼン等の溶媒
中、−78℃から加熱還流下で行うことができる。第2
工程のアミド化反応は、第1製法と同様に行うことがで
きる。 その他の製法 Xが−SO2−NR1−若しくは−NR1−SO2−である
本願化合物は、カルボン酸誘導体に代えて、スルホン酸
誘導体を用いる以外は前記第1製法と同様にして製造す
ることができる。Xのアミノ基若しくはアミド基の窒素
原子のN−アルキル化、並びに、環窒素原子のN−アル
キル化は、前記第4製法と同様にして行うことができ
る。また、その他各環への置換基の導入、基の修飾並び
に保護基の除去等は常法により行うことができる。
【0035】(原料化合物の製法)上記製造法の原料化
合物は、市販されているか、当業者に公知の方法で容易
に合成することができる。上記各製法により得られた反
応生成物は,遊離化合物,その塩、水和物あるいは各種
の溶媒和物として単離され精製される。塩は通常の造塩
反応に付すことにより製造できる。単離,精製は,抽
出,濃縮,留去,結晶化,濾過,再結晶,各種クロマト
グラフィー等通常の化学操作を適用して行われる。各種
異性体は異性体間の物理化学的な差を利用して常法によ
り単離できる。例えば、光学異性体は一般的な光学分割
法、例えば分別結晶化又はクロマトグラフィー等により
分離できる。また、光学異性体は、適当な光学活性な原
料化合物より合成することもできる。
【0036】
【発明の効果】本発明化合物は医薬組成物の活性成分と
して有用である。特にCRACC阻害作用及びIL−2
産生抑制作用を有しており、CRACC阻害剤又はIL
−2産生阻害剤として有用である。特に、CRACCや
IL−2産生の関与するアレルギー性、炎症性若しくは
自己免疫疾患の予防若しくは治療剤として有用である。
ここで、アレルギー性、炎症性若しくは自己免疫疾患と
しては、気管支喘息、乾癬、アトピー性皮膚炎を含むア
トピー性疾患,クローン病を含む炎症性大腸疾患、消化
性潰瘍、腎炎、肝炎、膵炎、膠原病,関節リウマチ、変
形性関節炎、移植時の拒絶反応等、CRACC若しくは
IL−2産生が関与する各種疾患が包含される。
【0037】本発明化合物の上記疾患への有用性は、後
記CRACC阻害作用及びIL−2産生抑制作用等のin
vitroの試験結果、更に気管支喘息の代表的疾患モデル
である抗原誘発気道内好酸球浸潤モデル、T細胞活性化
の関与する疾患モデル並びにマウスコラーゲン関節炎モ
デル等の動物疾患モデルを用いた各種試験結果より明ら
かである。また、本発明化合物はIL−4およびIL−
5産生抑制作用、MMP−1産生抑制作用、TNFα産
生抑制作用等をも有しており、これらの結果からも上記
疾患への有用性が支持されている。一方、CRACC阻
害剤は細胞増殖に対する抑制作用を有することから、悪
性腫瘍、動脈硬化、多臓器硬化症、各種線維症および火
傷におけるケロイド等といった増殖性あるいは進行性の
疾患の予防又は治療に有用である。また、CRACC阻
害剤は肥満細胞,炎症性細胞あるいはアストロサイトと
いった末梢あるいは中枢組織において炎症反応に関与す
る細胞の活性化を抑制することより、虚血再灌流傷害、
頭部外傷、脳梗塞および心筋梗塞といった組織傷害に対
する保護作用も期待される。殊に、VOCCに対してC
RACC選択的阻害作用を有する本発明化合物は、VO
CC阻害に起因する中枢神経あるいは血管平滑筋等で生
じる好ましくない作用を伴うことなく、CRACC阻害
作用を発現することができ有用である。
【0038】以下の本発明化合物の薬理作用を証明する
ための試験及び結果を示す。(1)CRACC阻害作用 カルシウム指示蛍光色素fura−2(1μM)をロー
ドしたJurkat細胞(6×106/ml)懸濁液100μ
lを各ウエル中に分注した96ウエル・マイクロプレー
トを用意した。カルシウムポンプ阻害剤(サプシガルギ
ン)刺激細胞内カルシウム濃度上昇は、最終濃度の2倍
濃度の被験薬ならびに2μMサプシガルギン(最終濃
度、1μM)を含むハンクス平衡塩溶液100μlを各
ウエルに添加することで惹起し,添加30分後に励起波
長340nm/500nmおよび励起波長380nm/
500nmによって得られた2つの蛍光強度より蛍光強
度比(R)を算出した。この蛍光強度比算出時には,事
前に細胞の存在しない系を用い同様の方法で被験薬自身
の自家蛍光を測定し,自家蛍光によるfura−2蛍光
に対する影響を補正した。細胞内カルシウム濃度は25
μMイオノマイシン刺激によって得られた最大反応蛍光
強度比(Rmax)、5μMイオノマイシン+1mM
EGTA刺激によって得られた最小反応蛍光強度比(R
min)、励起波長380nm励起時のカルシウム結合
色素の蛍光効率(Sb2)ならび励起波長380nm励
起時のカルシウム解離色素の蛍光効率(Sf2)により
計算式より求めた。 計算式:細胞内カルシウム濃度(nM)=224×[(R
−Rmin)/(Rmax−R)]×[Sf2/Sb2] 求められた各濃度被験薬存在下の細胞内カルシウム濃度
ならびに溶媒単独により求められた対照群の細胞内カル
シウム濃度より,各濃度被験薬による細胞内へのカルシ
ウム流入阻害(CRACC阻害)率を求め50%のCRA
CC阻害を示す濃度(IC50値)を算出した。
【0039】(2)VOCC阻害作用に対する選択性 カルシウム指示蛍光色素fura−2(1μM)をロー
ドしたPC12−h5ラット神経芽細胞(2×106
ml)懸濁液100μlを各ウエル中に分注した96ウ
エル・マイクロプレートを用意した。高濃度塩化カリウ
ム刺激細胞内カルシウム濃度上昇は,最終濃度の2倍濃
度の被験薬ならびに100mM KCl(最終濃度,50
mM)を含むハンクス平衡塩溶液100μlを各ウエル
に添加することで惹起し,添加20分後に励起波長34
0nm/500nmおよび励起波長380nm/500
nmによって得られた2つの蛍光強度より蛍光強度比
(R)を算出した。この蛍光強度比算出時には,事前に
細胞の存在しない系を用い同様の方法で被験薬自身の自
家蛍光を測定し,自家蛍光によるfura−2蛍光に対
する影響を補正した。前記CRACC阻害作用と同様に
して、VOCC阻害作用のIC50値を算出し、比較し
た。
【0040】(結果)下表3に示す本発明の代表的化合
物のCRACC阻害活性(IC50値)は、0.51〜
0.050μMの範囲であった。また、これらの化合物
のCRACC阻害活性はVOCC阻害活性に比して12
〜200倍以上良好なものであった。他方、前記文献、
J. Pharma. Exp. Ther., 257, p967-971(1991)記載のC
RACC阻害作用を有する比較化合物WのIC50値は
7.7μMであり、その活性はVOCC阻害活性に比し
てむしろ数倍弱いものであった。なお、本発明の範囲は
下表により何等限定されるものでは無い。
【0041】
【表3】 (表中、化合物A及びDはMAYBRIDGE社より、
化合物F6はCONTACT−SERVICE COM
PANY社(Moscow Region、Russi
a)より、化合物L及び化合物Mは、Labo Tes
t社(Freiberg、Germany)より、それ
ぞれ購入した。)(3)IL−2産生阻害作用 Jurkat細胞を用いて、S. Clare Chung等, Br. J. Phar
macol., 113:861-868,(1994)記載の方法に従って、IL-2
産生阻害活性を試験し、そのIC50値を求めた。実施
例1、5、32、36、38、50、53及び72、並
びに化合物A及び化合物DのIC50値は、1μM以下で
あった。
【0042】(4)TNCB誘発接触性過敏症(TNCB-induced
Contact Hypersensitivity)に対する作用 5週齢雄性ICRマウス(SLC)を用いて、Current Protocol
s in Immunology(John Wiley & Sons,Inc. 1994)に記
載された方法とほぼ同様にしてTNCB誘発接触性過敏症に
対する本発明化合物の効果を試験した。本発明化合物
は、用量依存的なTNCB誘発接触性過敏症抑制効果を示し
た。(5)マウスConA誘発肝障害モデルに対する肝障害抑制作
4〜5週齢の雌性Balb/cマウス(SLC)を用いて、G. Tieg
sら、J. Clin. Invest., 90:196-203 (1992)の方法とほ
ぼ同様の方法を用いて試験を行った。本発明化合物は用
量依存的な肝障害抑制効果を示した。
【0043】(6)マウスコラーゲン関節炎モデルに対す
る関節炎抑制作用 5週齢の雄性DBA/1Jマウス(日本チャールスリバー)を用
いて、Fumio Nishikaku and Yoshihiko Koga, Immunoph
armacology, 25, 65-74 (1993)並びに、Fuminori Kato,
Masanao Nomura and Kyoko Nakamura, Annals of the
Rheumatic Disease, 55, 535-539 (1996)に記載の方法
に準じて、関節炎抑制作用を試験した。本発明化合物は
有意な関節炎抑制効果を示した。(7)好酸球浸潤抑制作用(Antigen-induced airway eosi
nophilia (rat)) 4週齢の雌性BNラット(日本チャールズリバー)を用い
て、W. Elwoodら、Inflamm. Res., 44:83-86 (1995)記
載の方法とほぼ同様にして、好酸球浸潤抑制作用を試験
した。なお、静脈内投与の場合抗原曝露30分前に、経口
投与の場合抗原曝露1時間前と3時間後に薬物を投与し
た。本発明化合物は、本試験において、総白血球数並び
に好酸球数を減少させ、好酸球の浸潤を抑制した。
【0044】本発明化合物(I)又はその塩と製薬学的
に許容される担体を含んでなる医薬は,一般式(I)で
示された化合物又はその塩の1種又は2種以上と、通常
製剤化に用いられる、薬剤用担体、賦形剤,その他添加
剤を用いて、通常使用されている方法によって調製する
ことができる。投与は錠剤,丸剤,カプセル剤,顆粒
剤,散剤,液剤等による経口投与,又は,静注,筋注等
の注射剤,坐剤,経皮等による非経口投与のいずれの形
態であってもよい。
【0045】本発明による経口投与のための固体組成物
としては,錠剤,散剤,顆粒剤等が用いられる。このよ
うな固体組成物においては,ひとつ又はそれ以上の活性
物質が,少なくともひとつの不活性な希釈剤,例えば乳
糖,マンニトール,ブドウ糖,ヒドロキシプロピルセル
ロース,微結晶セルロース,デンプン,ポリビニルピロ
リドン,メタケイ酸アルミン酸マグネシウムと混合され
る。組成物は,常法に従って,不活性な希釈剤以外の添
加剤,例えばステアリン酸マグネシウムのような潤滑剤
や繊維素グリコール酸カルシウムのような崩壊剤,ラク
トースのような安定化剤,グルタミン酸又はアスパラギ
ン酸のような溶解補助剤を含有していてもよい。錠剤又
は丸剤は必要によりショ糖,ゼラチン,ヒドロキシプロ
ピルセルロース,ヒドロキシプロピルメチルセルロース
フタレートなどの糖衣又は胃溶性若しくは腸溶性物質の
フィルムで被膜してもよい。
【0046】経口投与のための液体組成物は,薬剤的に
許容される乳濁剤,溶液剤,懸濁剤,シロップ剤,エリ
キシル剤等を含み,一般的に用いられる不活性な希釈
剤,例えば精製水,エタノールを含む。この組成物は不
活性な希釈剤以外に湿潤剤,懸濁剤のような補助剤,甘
味剤,風味剤,芳香剤,防腐剤を含有していてもよい。
非経口投与のための注射剤としては,無菌の水性又は非
水性の溶液剤,懸濁剤,乳濁剤を含有する。水性の溶液
剤,懸濁剤としては,例えば注射用蒸留水及び生理食塩
液が含まれる。非水溶性の溶液剤,懸濁剤としては,例
えばプロピレングリコール,ポリエチレングリコール,
オリーブ油のような植物油,エタノールのようなアルコ
ール類,ポリソルベート80等がある。このような組成
物は,さらに防腐剤,湿潤剤,乳化剤,分散剤,安定化
剤(例えば,ラクトース),溶解補助剤(例えば,グル
タミン酸,アスパラギン酸)のような補助剤を含んでも
よい。これらは例えばバクテリア保留フィルターを通す
濾過,殺菌剤の配合又は照射によって無菌化される。こ
れらはまた無菌の固体組成物を製造し,使用前に無菌水
又は無菌の注射用溶媒に溶解し又は懸濁して使用するこ
ともできる。
【0047】通常経口投与の場合、1日の投与量は,体
重当たり約0.001から10mg/kgが適当であ
り,これを1回であるいは2乃至4回に分けて投与す
る。静脈投与される場合は、1日の投与量は,体重当た
り約0.0001から1mg/kgが適当で、数日毎に
又は1日1回乃至複数に分けて投与する。投与量は症
状,年令,性別等を考慮して個々の場合に応じて適宜決
定される。
【0048】
【実施例】以下,実施例に基づき本発明を更に詳細に説
明する。本発明化合物は下記実施例に記載の化合物に限
定されるものではない。なお,実施例において使用され
る原料化合物の製造法を参考例として説明する。
【0049】参考例1 2−アセチルチアゾールとメタノールの混合物に、氷冷
下でナトリウムメトキシドを加え、室温で20分間攪拌
した。反応液に、氷冷下でエチル トリフルオロアセタ
ートを加え、加熱還流下で19時間攪拌した後、常法に
より精製し、これに、メチルヒドラジン、酢酸及びエタ
ノールを加え、加熱還流下で30分間攪拌した後、常法
により精製して、2−(1−メチル−3−トリフルオロ
メチル−1H−ピラゾール−5−イル)チアゾールを得
た。 参考例2 ジイソプロピルアミンとTHFの混合物に、−30℃以
下でn−ブチルリチウム−n−ヘキサン溶液(1.6
M)を加え、−30〜−50℃で15分間攪拌した。反
応液に−60℃以下で2−プロピオニルチオフェンを加
え、−60℃以下で90分間攪拌した。反応液を、−6
0℃に冷却した無水トリフルオロ酢酸とTHFの混合物
に加え、−60℃で1時間攪拌した後、常法により精製
して、褐色油状物を得た。この褐色油状物に、ヒドラジ
ン塩酸塩及びエタノールを加え、50℃で2時間攪拌し
た後、常法により精製して、4−メチル−3−(2−チ
エニル)−5−トリフルオロメチル−1H−ピラゾール
を褐色固体として得た。
【0050】参考例3 3−(2−チエニル)−5−トリフルオロメチル−1H
−ピラゾールとTHFの混合物に、−60℃以下でn−
ブチルリチウム−n−ヘキサン溶液(1.6M)を加
え、0℃で50分間攪拌した。反応液に−60℃以下で
クロロぎ酸エチルを加え、−78℃で1時間攪拌した
後、常法により精製して、淡黄色固体のエチル 5−
(1−エトキシカルボニル−5−トリフルオロメチル−
1H−ピラゾール−3−イル)チオフェン−2−カルボ
キシラートとエチル 5−(1−エトキシカルボニル−
3−トリフルオロメチル−1H−ピラゾール−5−イ
ル)チオフェン−2−カルボキシラートの混合物を得
た。この混合物と炭酸水素ナトリウム、エタノール、
1,4−ジオキサン及び水の混合物を室温で3日間攪拌
した後、常法により精製して、エチル 5−(5−トリ
フルオロメチル−1H−ピラゾール−3−イル)チオフ
ェン−2−カルボキシラートを無色粉状晶として得た。
これを常法により塩基で加水分解し、5−(5−トリフ
ルオロメチル−1H−ピラゾール−3−イル)チオフェ
ン−2−カルボン酸を得た。
【0051】参考例4 2−(1−メチル−3−トリフルオロメチル−1H−ピ
ラゾール−5−イル)チアゾールとTHFの混合物に、
−50℃以下でn−ブチルリチウム−n−ヘキサン溶液
(1.6M)を加え、−50℃以下で90分間攪拌し
た。反応液に−20℃以下でクロロぎ酸エチルを加え、
−20℃以下で15分間攪拌した後、常法により精製し
て、エチル 2−(1−メチル−3−トリフルオロメチ
ル−1H−ピラゾール−5−イル)チアゾール−5−カ
ルボキシラートを得た。これを常法により塩基で加水分
解し、2−(1−メチル−3−トリフルオロメチル−1
H−ピラゾール−5−イル)チアゾール−5−カルボン
酸を得た。 参考例5 エチル 5−(5−トリフルオロメチル−1H−ピラゾ
ール−3−イル)チオフェン−2−カルボキシラート、
エチルヨージド、炭酸カリウム及びDMFの混合物を室
温で9時間攪拌した。通常の処理により得られた残渣を
シリカゲルクロマトグラフィー(溶出液;n−ヘキサ
ン:酢酸エチル=15:1)で溶出し、エチル 5−
(1−エチル−5−トリフルオロメチル−1H−ピラゾ
ール−3−イル)チオフェン−2−カルボキシラートを
無色針状晶として得た。また、前記シリカゲルクロマト
グラフィー処理において、更に溶出液をn−ヘキサン:
酢酸エチル=10:1に変えて溶出し、エチル 5−
(1−エチル−3−トリフルオロメチル−1H−ピラゾ
ール−5−イル)チオフェン−2−カルボキシラートを
淡黄色油状物として得た。これらの化合物を常法により
塩基で加水分解し、a)5−(1−エチル−5−トリフ
ルオロメチル−1H−ピラゾール−3−イル)チオフェ
ン−2−カルボン酸、及びb)5−(1−エチル−3−
トリフルオロメチル−1H−ピラゾール−5−イル)チ
オフェン−2−カルボン酸を得た。
【0052】参考例6 参考例5と同様にしてa)5−(1−イソプロピル−5
−トリフルオロメチル−1H−ピラゾール−3−イル)
チオフェン−2−カルボン酸、及びb)5−(1−イソ
プロピル−3−トリフルオロメチル−1H−ピラゾール
−5−イル)チオフェン−2−カルボン酸を得た。 参考例7 4−メチル−3−(2−チエニル)−5−トリフルオロ
メチル−1H−ピラゾールとn−ブチルリチウム−n−
ヘキサン溶液(1.6M)を反応させ、更に−50℃以
下でクロロぎ酸エチルを加え、−50℃以下で30分間
攪拌した後、常法により精製して、黄色油状物を得た。
これを常法により加水分解して、5−(4−メチル−5
−トリフルオロメチル−1H−ピラゾール−3−イル)
チオフェン−2−カルボン酸を無色粉状晶として得た。
【0053】参考例8 5−(1−メチル−3−トリフルオロメチル−1H−ピ
ラゾール−5−イル)チオフェン−2−カルボン酸、オ
キザリルクロリド、DMF及びDCEの混合物を室温で
90分間攪拌した後、常法により処理して、5−(1−
メチル−3−トリフルオロメチル−1H−ピラゾール−
5−イル)チオフェン−2−カルボニルクロリドを褐色
固体として得た。 参考例9 5−(1−メチル−3−トリフルオロメチル−1H−ピ
ラゾール−5−イル)チオフェン−2−カルボン酸と、
ジフェニルホスホリルアジド、トリエチルアミン及びト
ルエンの混合物を50℃で30分間攪拌した。反応液に
tert−ブタノールを加え、80℃で5時間攪拌した
後、常法により精製して、tert−ブチル 5−(1
−メチル−3−トリフルオロメチル−1H−ピラゾール
−5−イル)チオフェン−2−カルバマートを淡黄色結
晶として得た。
【0054】参考例10 tert−ブチル 5−(1−メチル−3−トリフルオ
ロメチル−1H−ピラゾール−5−イル)チオフェン−
2−カルバマート、トリフルオロ酢酸及びジクロロメタ
ンの混合物を室温で2日間攪拌した後、常法により精
製、造塩して、5−(5−アミノ−2−チエニル)−1
−メチル−3−トリフルオロメチル−1H−ピラゾール
塩酸塩を淡黄色粉状晶として得た。 参考例11 1−(4−ニトロフェニル)−3,5−ビス(トリフル
オロメチル)−1H−ピラゾールの水性エタノール溶液
に、氷冷下で亜鉛末と塩化アンモニウムを加え、20℃
以下で30分攪拌した。反応液中の不溶物をセライト濾
過により除去した後、濾液を常法により処理して、1−
(4−ヒドロキシアミノフェニル)−3,5−ビス(ト
リフルオロメチル)−1H−ピラゾールを無色固体とし
て得た。
【0055】参考例12 5−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−ピ
ラゾール−3−イル)チオフェン−2−カルボキシアル
デヒド、硝酸銀粉末及びエタノールの混合物に、氷冷下
で5規定水酸化ナトリウム水溶液とエタノールの混合物
を室温で1時間攪拌した後、常法により精製して、5−
(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−ピラゾ
ール−3−イル)チオフェン−2−カルボン酸を無色粉
末として得た。
【0056】実施例1 4−メチルチアゾール−5−カルボン酸(108m
g)、4−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)−1
H−ピラゾール−1−イル]アニリン(223mg)、
WSCD塩酸塩(152mg)及びDCE(5ml)の
混合物を室温で終夜攪拌した。反応液に水(10ml)
を加え、生成物をジエチルエーテル(5ml)と酢酸エ
チル(10ml)の混合溶媒で抽出した。抽出液を1規
定塩酸水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食
塩水で順次洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで
乾燥した後、減圧下で濃縮した。得られた残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液;n−ヘキサ
ン:酢酸エチル=3:1〜2:1)で精製した後、酢酸
エチルとn−ヘキサンの混合溶媒から再結晶して、4−
メチル−4’−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)
−1H−ピラゾール−1−イル]チアゾール−5−カル
ボキシアニリド(143mg)を無色針状晶として得
た。 実施例2 4−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)−1H−ピ
ラゾール−1−イル]アニリン(150mg)、トリエ
チルアミン(57mg)及びTHF(2ml)の混合物
に、氷冷下で4−クロロベンゾイルクロリド(88m
g)及びTHF(2ml)を加え、室温で4時間攪拌し
た。反応液に水を加え、生成物を酢酸エチルで抽出した
後、抽出液を1規定塩酸水溶液、飽和炭酸水素ナトリウ
ム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄した。有機層を無水硫
酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下で濃縮した。得ら
れた残渣を酢酸エチルとn−ヘキサンの混合溶媒から再
結晶して、4−クロロ−4’−[3,5−ビス(トリフ
ルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]ベンズ
アニリド(105mg)を無色粉状晶として得た。
【0057】実施例3 4’−クロロ−5−(4−メチル−5−トリフルオロメ
チル−1H−ピラゾール−3−イル)チオフェン−2−
カルボキシアニリド(360mg)、メチルヨージド
(199mg)、炭酸カリウム(129mg)及びDM
F(5ml)の混合物を、室温で3日間攪拌した。反応
液に水(10ml)を加え、生成物を酢酸エチルで抽出
した後、抽出液を飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水
硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下で濃縮した。得
られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
出液;n−ヘキサン:酢酸エチル=9:1〜4:1)で
精製した後、酢酸エチルとn−ヘキサンの混合溶媒から
再結晶して、4’−クロロ−5−(1,4−ジメチル−
5−トリフルオロメチル−1H−ピラゾール−3−イ
ル)チオフェン−2−カルボキシアニリド(13mg)
を無色粉状晶として得た。 実施例4 実施例3のシリカゲルカラムクロマトグラフィー処理に
おいて、実施例3の化合物の後から溶出した化合物を酢
酸エチルとヘキサンの混合溶媒から再結晶して、4’−
クロロ−5−(1,4−ジメチル−3−トリフルオロメ
チル−1H−ピラゾール−5−イル)チオフェン−2−
カルボキシアニリド(86mg)を無色粉状晶として得
た。
【0058】実施例5 2−クロロアニリン(68mg)、ピリジン(42m
g)及びジクロロメタン(2ml)の混合物に、氷冷下
で5−(1−メチル−3−トリフルオロメチル−1H−
ピラゾール−5−イル)チオフェン−2−カルボニルク
ロリド(150mg)とジクロロメタン(1.5ml)
の混合物を加え、室温で30分間攪拌した。反応液に飽
和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、生成物を酢酸エチ
ルで抽出した後、抽出液を飽和食塩水で洗浄した。有機
層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下で濃縮
した。得られた残渣をエタノールから再結晶して、2’
−クロロ−5−(1−メチル−3−トリフルオロメチル
−1H−ピラゾール−5−イル)チオフェン−2−カル
ボキシアニリド(80mg)を無色結晶として得た。 実施例6 2−アミノ−1−メチルピロール塩酸塩(202m
g)、炭酸カリウム(553mg)、THF(2ml)
及び水(4ml)の混合物に、5−(1−メチル−3−
トリフルオロメチル−1H−ピラゾール−5−イル)チ
オフェン−2−カルボニルクロリド(295mg)とT
HF(3ml)を加え、室温で30分間攪拌した。反応
液に水を加え、生成物を酢酸エチルで抽出した後、抽出
液を1規定塩酸水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶
液、水で順次洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウム
で乾燥した後、減圧下で濃縮した。得られた残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液;n−ヘキサ
ン:酢酸エチル=2:1〜3:2)で精製した後、酢酸
エチルとn−ヘキサンの混合溶媒から再結晶して、N−
(1−メチル−2−ピロリル)−5−(1−メチル−3
−トリフルオロメチル−1H−ピラゾール−5−イル)
チオフェン−2−カルボキサミド(126mg)を淡黄
色粉状晶として得た。
【0059】実施例7 70%エチルアミン水溶液(1ml)及びTHF(2m
l)の混合物に、5−(1−メチル−3−トリフルオロ
メチル−1H−ピラゾール−5−イル)チオフェン−2
−カルボニルクロリド(150mg)とTHF(2m
l)を加え、室温で2時間攪拌した。反応液に水を加
え、生成物を酢酸エチルで抽出した後、抽出液を飽和食
塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥
した後、減圧下で濃縮した。得られた残渣を酢酸エチル
とn−ヘキサンの混合溶媒から再結晶して、N−エチル
−5−(1−メチル−3−トリフルオロメチル−1H−
ピラゾール−5−イル)チオフェン−2−カルボキサミ
ド(96mg)を無色粉状晶として得た。 実施例8 2−アミノチアゾール(68mg)、飽和炭酸水素ナト
リウム水溶液(1ml)及びジクロロメタン(1ml)
の混合物に、5−(1−メチル−5−トリフルオロメチ
ル−1H−ピラゾール−3−イル)チオフェン−2−カ
ルボニルクロリド(100mg)とジクロロメタン(2
ml)を加え、室温で5時間攪拌した。反応液に水を加
え、生成物を酢酸エチルで抽出した後、抽出液を飽和食
塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥
した後、減圧下で濃縮した。得られた残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(溶出液;n−ヘキサン:酢
酸エチル=4:1〜2:1)で精製した後、ジエチルエ
ーテルで洗浄して、5−(1−メチル−5−トリフルオ
ロメチル−1H−ピラゾール−3−イル)−N−(2−
チアゾリル)チオフェン−2−カルボキサミド(68m
g)を無色固体として得た。
【0060】実施例9 3’−アセチル−4−クロロベンズアニリド(1.00
g)とメタノール(10ml)の混合物に、氷冷下でナ
トリウムメトキシド(257mg)を加え、室温で2時
間攪拌した。反応液に、氷冷下でエチル トリフルオロ
アセタート(0.522ml)を加え、加熱還流下で3
日間攪拌した。反応混合物に水(50ml)を加え、生
成物を酢酸エチルで抽出した後、抽出液を飽和食塩水で
洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、
減圧下で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(溶出液;n−ヘキサン:酢酸エチル
=2:1〜1:1)で精製して、淡黄色油状物を得た。
このものとメチルヒドラジン(0.122ml)、酢酸
(1ml)及びエタノール(10ml)の混合物を、加
熱還流下で15時間攪拌した。反応液を放冷後、減圧下
で濃縮した。得られた残渣に酢酸エチルを加え、飽和炭
酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄した。
有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧下で濃
縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(溶出液;n−ヘキサン:酢酸エチル=6:1)
で精製した後、酢酸エチルとn−ヘキサンの混合溶媒か
ら再結晶して、4−クロロ−3’−(1−メチル−5−
トリフルオロメチル−1H−ピラゾール−3−イル)ベ
ンズアニリド(60mg)を無色粉状晶として得た。
【0061】実施例10 実施例9のシリカゲルカラムクロマトグラフィー処理に
おいて、実施例9の化合物の後から溶出した化合物を酢
酸エチルとヘキサンの混合溶媒から再結晶して、4−ク
ロロ−3’−(1−メチル−3−トリフルオロメチル−
1H−ピラゾール−5−イル)ベンズアニリド(134
mg)を無色粉状晶として得た。 実施例11 5−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−ピ
ラゾール−3−イル)チオフェン−2−カルボキシアル
デヒド(260mg)、4−クロロアニリン(134m
g)、酢酸(0.1ml)及びジクロロメタン(3m
l)の混合物にナトリウムトリアセトキシボロヒドリド
(530mg)を加え、室温で2時間20分攪拌した。
反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(10ml)を
加え、生成物を酢酸エチルで抽出した後、抽出液を飽和
食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾
燥した後、減圧下で濃縮した。得られた残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(溶出液;n−ヘキサン:
酢酸エチル=10:1〜6:1)で精製して、3−[5
−[(4−クロロアニリノ)メチル]−2−チエニル]
−1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−ピラゾ
ール(313mg)を無色固体として得た。
【0062】実施例12 エチル 1−[4−(4−クロロベンゾイルアミノ)フ
ェニル]−5−トリフルオロメチル−1H−ピラゾール
−4−カルボキシラート(150mg)、1規定水酸化
ナトリウム水溶液(1ml)、及びエタノール(2m
l)の混合物を、45℃で4時間攪拌した。放冷後、反
応液に1規定塩酸水溶液(2ml)を加え、生成物を酢
酸エチルで抽出した後、抽出液を飽和食塩水で洗浄し
た。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧
下で濃縮した。得られた残渣をエタノールから再結晶し
て、1−[4−(4−クロロベンゾイルアミノ)フェニ
ル]−5−トリフルオロメチル−1H−ピラゾール−4
−カルボン酸(91mg)を無色粉状晶として得た。
【0063】実施例13 1−tert−ブトキシカルボニルピペリジン−4−カ
ルボン酸(198mg)、4−[3,5−ビス(トリフ
ルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アニリ
ン(206mg)、WSCD塩酸塩(172mg)及び
THF(3ml)の混合物を室温で終夜攪拌した。反応
液に酢酸エチルを加えた後、水、飽和炭酸水素ナトリウ
ム水溶液、1規定塩酸水溶液、飽和食塩水で順次洗浄し
た。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧下
で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(溶出液;n−ヘキサン:酢酸エチル=7:
1〜5:1)で精製して、tert−ブチル 4−[4
−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)−1H−ピラ
ゾール−1−イル]フェニルアミノカルボニル]ピペリ
ジン−1−カルボキシラート(279mg)を無色非晶
性固体として得た。このもの(263mg)と酢酸エチ
ル(2.6ml)の混合物に、4規定塩酸酢酸エチル溶
液(2.60ml)を加え、室温で2時間45分攪拌し
た。反応液を減圧下で濃縮し、得られた残渣にジエチル
エーテルを加えた後、減圧下で濃縮した。得られた残渣
を酢酸エチルとn−ヘキサンの混合溶媒から再結晶し
て、[4’−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)−
1H−ピラゾール−1−イル]ピペリジン−4−カルボ
キシアニリド塩酸塩(201mg)を無色粉状晶として
得た。
【0064】実施例14 エチル 1−(4−アミノフェニル)−5−トリフルオ
ロメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシラート
(150mg)、トリエチルアミン(76mg)及びT
HF(2ml)の混合物に、氷冷下でメタンスルホニル
クロリド(80mg)を加え、室温で4時間攪拌した。
以後、実施例2と同様の処理を行うことにより、エチル
1−(4−メタンスルホニルアミノフェニル)−5−
トリフルオロメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキ
シラート(29mg)を無色固体として得た。 実施例15 4−(1−メチル−3−トリフルオロメチル−1H−ピ
ラゾール−5−イル)ピペリジン(540mg)とTH
F(5ml)の混合物に、氷冷下で4−クロロフェニル
イソシアナート(461mg)を加え、室温で終夜攪拌
した。反応液に水(10ml)を加え、生成物を酢酸エ
チルで抽出した後、抽出液を飽和食塩水で洗浄した。有
機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下で濃
縮した。得られた残渣にアセトンとジエチルエーテルの
混合溶媒を加え、不溶物を濾去した後、濾液を減圧下で
濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(溶出液;n−ヘキサン:酢酸エチル=1:
1)で精製した後、酢酸エチルとn−ヘキサンの混合溶
媒から再結晶して、4’−クロロ−4−(1−メチル−
3−トリフルオロメチル−1H−ピラゾール−5−イ
ル)ピペリジン−1−カルボキシアニリド(391m
g)を無色粉状晶として得た。
【0065】実施例16 1−トリチル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸
(300mg)、4−[3,5−ビス(トリフルオロメ
チル)−1H−ピラゾール−1−イル]アニリン(20
0mg)、WSCD塩酸塩(162mg)、DMF
(0.5ml)及びTHF(4ml)の混合物を室温で
終夜攪拌した。反応液に水(10ml)を加え、生成物
を酢酸エチルで抽出した後、抽出液を飽和食塩水で洗浄
した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減
圧下で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(溶出液;n−ヘキサン:酢酸エチル=
3:1)で精製した後、濃塩酸(0.1ml)とアセト
ン(3ml)を加え、室温で終夜攪拌した。反応液を減
圧下で濃縮して得られた残渣にジエチルエーテルを加
え、減圧下で濃縮した。得られた残渣にエタノールとジ
エチルエーテルの混合溶媒を加え、不溶物を濾去した
後、濾液を減圧下で濃縮した。得られた残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(溶出液;n−ヘキサン:
酢酸エチル=1:1〜2:3)で精製した後、酢酸エチ
ルとn−ヘキサンの混合溶媒から再結晶して、4’−
[3,5−ビス(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾ
ール−1−イル]−1H−イミダゾール−4−カルボキ
シアニリド(35mg)を無色粉状晶として得た。
【0066】参考例13 2−フルオロ−5−ニトロベンゾフェノン、ナトリウム
メトキシド及びメタノールの混合物を、室温で1時間攪
拌した後、反応液を減圧下で濃縮した。得られた残渣に
酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水で順次洗浄した。有
機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧下で濃縮
して、2−メトキシ−5−ニトロベンゾフェノンと2−
エトキシ−5−ニトロベンゾフェノンの混合物(存在比
=約4:1)を無色固体として得た。 参考例14 参考例1で得た2−メトキシ−5−ニトロベンゾフェノ
ンと2−エトキシ−5−ニトロベンゾフェノンの混合
物、鉄粉、1規定塩酸水溶液及びエタノールの混合物
を、加熱還流下で終夜攪拌した後、常法により精製し
て、5−アミノ−2−メトキシベンゾフェノンと5−ア
ミノ−2−エトキシベンゾフェノンの混合物(存在比=
約4:1)を褐色油状物として得た。 参考例15 2,4−ジクロロベンジルアルコール、イミダゾール、
4−ジメチルアミノピリジン及びDMFの混合物に、氷
冷下でtert−ブチルジメチルシリルクロリドを加
え、室温で26時間攪拌した後、常法により精製して、
tert−ブチルジメチルシリル 2,4−ジクロロベ
ンジル エーテルを無色油状物として得た。 参考例16 アルゴン雰囲気下、tert−ブチルジメチルシリル
2,4−ジクロロベンジル エーテルとTHFの混合物
に、−65℃でn−ブチルリチウム−n−ヘキサン溶液
(1.6M )を加え、−65℃で1時間攪拌した。反
応液に3,4−ジメトキシベンゾイルクロリドとTHF
の混合物を加え、−60〜−70℃で3時間攪拌した。
反応液に1規定塩酸水溶液、次いで濃塩酸を加え、室温
で18時間攪拌した後、常法により精製して、2,6−
ジクロロ−3−ヒドロキシメチル−3’,4’−ジメト
キシベンゾフェノンを黄色非結晶性固体として得た。
【0067】参考例17 2−アミノ−6−ブロモ−4−クロロフェノール、炭酸
水素ナトリウム、2−ブタノン及び水の混合物に、氷冷
下でブロモアセチルブロミドを加え、室温で1時間、次
いで加熱還流下で19時間攪拌した後、常法により精製
して、8−ブロモ−6−クロロ−3,4−ジヒドロ−2
H−1,4−ベンズオキサジン−3−オンを淡褐色粉状
晶として得た。 参考例18 8−ブロモ−6−クロロ−3,4−ジヒドロ−2H−
1,4−ベンズオキサジン−3−オン、ボラン−THF
錯体−THF溶液(1.0M)及びTHFの混合物を、
加熱還流下で21時間攪拌した。室温で反応液にエタノ
ールと1規定塩酸水溶液を加え、80℃で6時間攪拌し
た後、常法により精製して、8−ブロモ−6−クロロ−
3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンズオキサジン塩
酸塩を淡赤色鱗状晶として得た。 参考例19 2−(2−チエニル)−4−トリフルオロメチルチアゾ
ールとn−ブチルリチウム−n−ヘキサン溶液(1.6
M)をTHF中、−40℃以下で攪拌した。反応液に−
70℃以下でtert−ブチルジメチルシリルクロリド
を加え、室温で4時間攪拌した後、常法により精製し
て、5−tert−ブチルジメチルシリル−2−(2−
チエニル)−4−トリフルオロメチルチアゾールを黄色
油状物として得た。
【0068】参考例20 5−tert−ブチルジメチルシリル−2−(2−チエ
ニル)−4−トリフルオロメチルチアゾールとn−ブチ
ルリチウム−n−ヘキサン溶液(1.6M)をTHF
中、−40℃以下で反応させた。反応液に−70℃以下
でクロロぎ酸エチルを加え、0℃で1時間攪拌した後、
常法により精製して、黄色油状物を得た。この黄色油状
物及びエタノールの混合物に、氷冷下、1規定水酸化ナ
トリウム水溶液と1,4−ジオキサンを加え、室温で7
時間攪拌した後、常法により精製して、5−(4−トリ
フルオロメチル−2−チアゾリル)−2−チオフェンカ
ルボン酸を淡黄色固体として得た。
【0069】実施例111(既知化合物の製造) 3−ブロモ−5−クロロサリチル酸(2.09g)、5
−アミノ−2−クロロベンゾフェノン(1.83g)、
WSCD塩酸塩(1.82g)及びTHF(20ml)
の混合物を室温で4日間攪拌した。反応液に酢酸エチル
(200ml)を加え、水、飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液、飽和食塩水、1規定塩酸水溶液、飽和食塩水で順
次洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した
後、減圧下で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(溶出液;n−ヘキサン:酢酸エ
チル=6:1)で精製した後、酢酸エチルとn−ヘキサ
ンの混合溶媒から再結晶して、3’−ベンゾイル−3−
ブロモ−4’,5−ジクロロ−2−ヒドロキシベンズア
ニリド(1.53g)を無色針状晶として得た。
【0070】実施例112 3−ブロモ−5−クロロサリチル酸(500mg)、チ
オニルクロリド(3ml)、DCE(10ml)及びD
MF(1滴)の混合物を75℃で2時間攪拌した。反応
液を減圧下で濃縮した後、得られた残渣に3−アミノベ
ンゾフェノン(392mg)、トリエチルアミン(0.
277ml)及びDCE(10ml)を加え、75℃で
2時間、次いで室温で終夜攪拌した。反応液にクロロホ
ルムを加え、1規定塩酸水溶液、飽和炭酸水素ナトリウ
ム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄した。有機層を無水硫
酸ナトリウムで乾燥した後、減圧下で濃縮した。得られ
た残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出
液;n−ヘキサン:酢酸エチル=4:1)で精製した
後、酢酸エチルとn−ヘキサンの混合溶媒から再結晶し
て、3’−ベンゾイル−3−ブロモ−5−クロロ−2−
ヒドロキシベンズアニリド(202mg)を無色粉状晶
として得た。
【0071】実施例113 5−アミノ−2−クロロベンゾフェノン(409m
g)、トリエチルアミン(0.370ml)及びTHF
(5ml)の混合物に、氷冷下で3,5−ジクロロベン
ゾイルクロリド(0.388ml)及びTHF(4m
l)を加え、室温で終夜攪拌した。反応液に水を加え、
生成物を酢酸エチルで抽出した後、抽出液を飽和炭酸水
素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄した。有機
層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧下で濃縮し
た。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(溶出液;n−ヘキサン:酢酸エチル=8:1〜1:
1)で精製した後、エタノールから再結晶して、3’−
ベンゾイル−3,4’,5−トリクロロベンズアニリド
(391mg)を無色針状晶として得た。 実施例114 5−アミノ−2−クロロベンゾフェノン(370m
g)、トリエチルアミン(0.335ml)及びTHF
(5ml)の混合物に、氷冷下で2−アセトキシベンゾ
イルクロリド(351mg)及びTHF(3ml)を加
え、室温で2時間30分攪拌した。反応液に飽和炭酸水
素ナトリウム水溶液を加え、室温で終夜攪拌した。生成
物を酢酸エチルで抽出した後、抽出液を飽和炭酸水素ナ
トリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄した。有機層を
無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧下で濃縮した。
得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶出液;n−ヘキサン:酢酸エチル=16:1〜3:
1)で精製して、3’−ベンゾイル−4’−クロロ−2
−ヒドロキシベンズアニリド(40mg)を黄色非晶性
固体として得た。
【0072】実施例115 実施例114のシリカゲルカラムクロマトグラフィー処
理において、実施例4の化合物の後から溶出した2−ア
セトキシ−3’−ベンゾイル−4’−クロロベンズアニ
リド(368mg)を無色非晶性固体として得た。 実施例116 3’−ベンゾイル−3−ブロモ−4’,5−ジクロロ−
2−ヒドロキシベンズアニリド(150mg)、アセチ
ルクロリド(0.024ml)、トリエチルアミン
(0.049ml)及び2−ブタノン(4ml)の混合
物を、室温で2日間攪拌した。反応液に水を加え、生成
物を酢酸エチルで抽出した後、抽出液を飽和食塩水で洗
浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減
圧下で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(溶出液;n−ヘキサン:酢酸エチル=
16:1〜4:1)で精製して、2−アセトキシ−N−
アセチル−3’−ベンゾイル−3−ブロモ−4’,5−
ジクロロベンズアニリド0.75水和物(105mg)
を無色非晶性固体として得た。 実施例117 実施例116のシリカゲルカラムクロマトグラフィー処
理において、実施例6の化合物の後から溶出した2−ア
セトキシ−3’−ベンゾイル−3−ブロモ−4’,5−
ジクロロベンズアニリド(25mg)を無色非晶性固体
として得た。
【0073】実施例118 3’−ベンゾイル−3−ブロモ−4’,5−ジクロロ−
2−ヒドロキシベンズアニリド(150mg)、メチル
ヨージド(0.200ml)、炭酸カリウム(178m
g)及び2−ブタノン(4ml)の混合物を、室温で終
夜攪拌した。反応液に炭酸カリウム(178mg)を加
え、さらに室温で終夜攪拌した後、反応液に水を加え、
生成物を酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で
洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減
圧下で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(溶出液;n−ヘキサン:酢酸エチル=
16:1〜4:1)で精製して、3’−ベンゾイル−3
−ブロモ−4’,5−ジクロロ−2−メトキシ−N−メ
チルベンズアニリド(127mg)を無色非晶性固体と
して得た。 実施例119 3−ブロモ−5−クロロサリチル酸(500mg)、チ
オニルクロリド(0.218ml)、DCE(10m
l)及びDMF(0.008ml)の混合物を75℃で
1.5時間攪拌した。反応液を減圧下で濃縮した後、得
られた残渣に参考例2で得た5−アミノ−2−メトキシ
ベンゾフェノンと5−アミノ−2−エトキシベンゾフェ
ノンの混合物(452mg)、トリエチルアミン(0.
333ml)及びDCE(12ml)を加え、室温で終
夜攪拌した。反応液に水と1規定塩酸水溶液を加え、生
成物を酢酸エチルで抽出した後、抽出液を飽和炭酸水素
ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄した。有機層
を無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧下で濃縮し
た。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(溶出液;n−ヘキサン:酢酸エチル=16:1〜
4:1)で精製した後、ジエチルエーテルで洗浄して、
3’−ベンゾイル−3−ブロモ−5−クロロ−4’−エ
トキシベンズアニリド(44mg)を無色粉状晶として
得た。
【0074】実施例120 実施例9のシリカゲルカラムクロマトグラフィー処理に
おいて、実施例9の化合物の後から溶出した化合物を酢
酸エチル、ジエチルエーテル及びn−ヘキサンの混合溶
媒から再結晶して、3’−ベンゾイル−3−ブロモ−5
−クロロ−4’−メトキシベンズアニリド(67mg)
を無色粉状晶として得た。 実施例121 3−ブロモ−5−クロロサリチル酸(500mg)、ト
リフェニルホスフィン(574mg)、N−ブロモスク
シンイミド(390mg)及びジクロロメタン(20m
l)の混合物に、氷冷下で5−アミノ−2−フルオロベ
ンゾフェノン(514mg)及びジクロロメタン(5m
l)を加え、室温で30分間攪拌した。反応液に水を加
え、生成物を酢酸エチルで抽出した後、抽出液を飽和炭
酸水素ナトリウム水溶液、1規定塩酸水溶液、飽和食塩
水で順次洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥
した後、減圧下で濃縮した。得られた残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(溶出液;n−ヘキサン:酢
酸エチル=16:1〜4:1)で精製した後、酢酸エチ
ル、ジエチルエーテル及びn−ヘキサンの混合溶媒から
再結晶して、3’−ベンゾイル−3−ブロモ−5−クロ
ロ−4’−フルオロ−2−ヒドロキシベンズアニリド
(122mg)を黄色粉状晶として得た。 実施例122 実施例127のシリカゲルカラムクロマトグラフィー処
理において、実施例127の化合物の後から溶出した化
合物をn−ヘキサンから結晶化し、次いで酢酸エチルと
n−ヘキサンの混合溶媒から再結晶して、2−アミノ−
3’−ベンゾイル−4’,5−ジクロロベンズアニリド
(28mg)を無色粉状晶として得た。
【0075】実施例123 3−ブロモ−5−クロロサリチルアルデヒド(341m
g)、5−アミノ−2−クロロベンゾフェノン(310
mg)及びエタノール(6ml)の混合物を加熱還流下
で1時間攪拌した。反応液を減圧下で濃縮した後、得ら
れた残渣に氷冷下でナトリウムトリアセトキシボロヒド
リド(298mg)、酢酸(5ml)及びDCE(12
5ml)を加え、0℃で終夜攪拌した。反応液に酢酸エ
チル(350ml)を加え、飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液、飽和食塩水で順次洗浄した。有機層を無水硫酸ナ
トリウムで乾燥した後、減圧下で濃縮した。得られた残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液;n
−ヘキサン:酢酸エチル=10:1〜2:1)で精製し
て、5−[(3−ブロモ−5−クロロ−2−ヒドロキシ
ベンジル)アミノ]−2−クロロベンゾフェノン(35
5mg)を黄色油状晶として得た。 実施例124 3−ブロモ−5−クロロサリチル酸(250mg)、4
−アミノベンゾフェノン(200mg)、三塩化リン
(0.087ml)及びクロロベンゼン(5ml)の混
合物を加熱還流下で3時間攪拌した。反応液に水を加
え、生成物を酢酸エチルで抽出した後、抽出液を飽和炭
酸水素ナトリウム水溶液、1規定塩酸水溶液、飽和食塩
水で順次洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥
した後、減圧下で濃縮した。得られた残渣を2−プロパ
ノールとジエチルエーテルの混合溶媒から結晶化した
後、酢酸エチルから再結晶して、4’−ベンゾイル−3
−ブロモ−5−クロロ−2−ヒドロキシベンズアニリド
(46mg)を黄色針状晶として得た。
【0076】実施例125 イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸(6
5mg)、4−アミノ−3,4’,5−トリクロロベン
ゾフェノン(121mg)及びピリジン(1.2ml)
の混合物に、−10℃以下でオキシ塩化リン(0.05
9ml)を加え、−15℃で90分間攪拌した。反応液
に氷を加え、生成物を酢酸エチルで抽出した後、抽出液
を飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウム
で乾燥した後、減圧下で濃縮した。得られた残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液;クロロホル
ム:メタノール=49:1)で精製した後、酢酸エチル
とn−ヘキサンの混合溶媒から再結晶して、4’−(4
−クロロベンゾイル)−3,5−ジクロロフェニルイミ
ダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキシアニリド
(27mg)を淡褐色粉状晶として得た。 実施例126 アルゴン雰囲気下、トリフェニルホスフィン(1.15
g)、臭素(0.199ml)およびジクロロメタン
(300ml)の混合物を室温で15分間攪拌した。反
応液に2,6−ジクロロ−3−ヒドロキシメチル−
3’,4’−ジメトキシベンゾフェノン(1.20g)
とジクロロメタン(15ml)の混合物を加え、室温で
18時間攪拌した。反応液を減圧下で濃縮し、粗製の3
−ブロモメチル−2,6−ジクロロ−3’,4’−ジメ
トキシベンゾフェノン(3.00g)を黄色油状物とし
て得た。8−ブロモ−6−クロロ−3,4−ジヒドロ−
2H−ベンズオキサジン(676mg)とDMF(3m
l)の混合物に、氷冷下でナトリウムヒドリド(109
mg)を加え、室温で20分間攪拌した。反応液に先程
得た粗製の3−ブロモメチル−2,6−ジクロロ−
3’,4’−ジメトキシベンゾフェノン(3.00g)
とDMF(3ml)の混合物を加え、室温で4日間攪拌
した。反応液に水(100ml)を加え、酢酸エチルで
抽出した後、抽出液を水、飽和食塩水で順次洗浄した。
有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧下で濃
縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(溶出液;n−ヘキサン:酢酸エチル=10:1
〜3:1)で精製した後、アセトニトリルとクロロホル
ムの混合溶媒から再結晶して、3−[(8−ブロモ−6
−クロロ−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンズオ
キサジン−4−イル)メチル]−2,6−ジクロロ−
3’,4’−ジメトキシベンゾフェノン(575mg)
を無色粉状晶として得た。
【0077】実施例127 4−クロロ無水フタル酸(3.00g)、トリメチルシ
リルアジド(8.75ml)及びアセトニトリル(10
0ml)の混合物を加熱還流下で4時間攪拌した。反応
液に水を加え、生成物を酢酸エチルで抽出した後、抽出
液を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で濃縮した。
得られた残渣に5−アミノ−2−クロロベンゾフェノン
(3.82g)とトルエン(200ml)を加え、加熱
還流下で4時間30分攪拌した。析出した沈殿を濾去
し、濾液を減圧下で濃縮した。得られた残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(溶出液;n−ヘキサン:
酢酸エチル=5:1)で精製した後、ジエチルエーテル
から結晶化し、次いで酢酸エチルとn−ヘキサンの混合
溶媒から再結晶して、2−アミノ−3’−ベンゾイル−
4,4’−ジクロロベンズアニリド(164mg)を無
色粉状晶として得た。 実施例128 2−アミノ−3’−ベンゾイル−4,4’−ジクロロベ
ンズアニリド(130mg)、無水酢酸(0.060m
l)及びピリジン(5ml)の混合物を室温で23時間
攪拌した。反応液に酢酸エチルを加え、水、飽和炭酸水
素ナトリウム水溶液、1規定塩酸水溶液、飽和食塩水で
順次洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した
後、減圧下で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(溶出液;n−ヘキサン:酢酸エ
チル=9:1〜7:3)で精製した後、酢酸エチルとn
−ヘキサンの混合溶媒から再結晶して、2−アセタミド
−3’−ベンゾイル−4,4’−ジクロロベンズアニリ
ド(59mg)を無色粉状晶として得た。
【0078】上記の実施例と同様にして後記表6〜21
に記載の実施例化合物を得た。後記表4〜5に、参考例
化合物の構造式と物理化学的性状を、表6〜21に実施
例化合物の構造式と物理化学的性状をそれぞれ示す。ま
た、表22〜23に化学構造式を掲記する化合物は,前
記実施例若しくは製造法に記載の方法とほぼ同様にし
て,又は,それらに当業者に自明の若干の変法を適用し
て,容易に製造される。表中以下の略号は、Rex:参考
例; Ex:実施例; Co:化合物番号; Sy:製造法
(数字は前記実施例の番号を示し、当該化合物をこの前
記実施例と同様の方法により製造した事を示す。);
Str:構造式; Dat:物理化学的性状(F:FAB-MS (M+
H)+; FN:FAB-MS (M-H)-; E:EI-MS; M:融点
[℃]; (d):分解; N1:NMR(DMSO-d6,TMS内部標
準)の特徴的ピークδppm; N2:NMR(CDCl3,TMS内部
標準)の特徴的ピークδppm; Anal:元素分析値; c
alcd.:計算値; found:実測値); Ac:アセチ
ル;及び、*:その基が存在しないことを、それぞれ示
す。
【0079】
【表4】
【0080】
【表5】
【0081】
【表6】
【0082】
【表7】
【0083】
【表8】
【0084】
【表9】
【0085】
【表10】
【0086】
【表11】
【0087】
【表12】
【0088】
【表13】
【0089】
【表14】
【0090】
【表15】
【0091】
【表16】
【0092】
【表17】
【0093】
【表18】
【0094】
【表19】
【0095】
【表20】
【0096】
【表21】
【0097】
【表22】
【0098】
【表23】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 31/215 A61K 31/215 31/38 31/38 31/40 31/40 31/41 31/41 31/415 31/415 31/425 31/425 31/44 602 31/44 602 31/47 31/47 31/535 31/535 C07D 401/12 231 C07D 401/12 231 // C07C 225/22 C07C 225/22 233/64 233/64 233/76 233/76 235/64 235/64 235/84 235/84 237/40 237/40 237/42 237/42 C07D 207/34 C07D 207/34 213/82 213/82 215/48 215/48 217/26 217/26 241/14 241/14 265/36 265/36 333/38 333/38 405/04 231 405/04 231 409/04 231 409/04 231 409/14 207 409/14 207 213 213 231 231 413/14 231 413/14 231 417/04 231 417/04 231 333 333 417/12 231 417/12 231 417/14 231 417/14 231 471/04 108 471/04 108A C07F 7/08 C07F 7/08 R 7/18 7/18 E (72)発明者 舩津 雅志 茨城県つくば市御幸が丘21 山之内製薬株 式会社内 (72)発明者 川添 聡一郎 茨城県つくば市御幸が丘21 山之内製薬株 式会社内 (72)発明者 豊島 啓 茨城県つくば市御幸が丘21 山之内製薬株 式会社内 (72)発明者 岡本 芳典 茨城県つくば市御幸が丘21 山之内製薬株 式会社内 (72)発明者 石川 淳 茨城県つくば市御幸が丘21 山之内製薬株 式会社内 (72)発明者 竹内 誠 茨城県つくば市御幸が丘21 山之内製薬株 式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I)で示されるアミド若し
    くはアミン誘導体又はその製薬学的に許容される塩を含
    有することを特徴とするカルシウム放出依存性カルシウ
    ムチャンネル阻害剤。 【化1】 (式中の記号は以下の意味を表す。 D:置換基を有していてもよいアリール又は置換基を有
    していてもよい単環若しくは2乃至3環式ヘテロアリー
    ル基、 Y:結合、メチレン、O、S、CO、CS、SO2又は
    SO、 B:置換基を有していてもよいフェニレン、含窒素飽和
    環の2価基又はAlkで置換されていてもよい単環芳香
    族ヘテロ環の2価基、又は、DとYとBが一体となり式 【化2】 (式中、Yは前記の通り、B2及びD2は置換基を有して
    いてもよいベンゼン環を意味する。)で示される基を形
    成し、 X:式−NR1−CR23−、−CR23−NR1−、−
    NR1−SO2−又は−SO2−NR1−で示される基、 R1:−H、−OH、−Alk、−O−Alk又は−C
    O−Alk、 R2,R3:同一若しくは異なって、−H又は−Alk、
    又はR2及びR3が一体となって=O又は=S、 A:置換基を有していてもよいアリール;置換基を有し
    ていてもよい単環若しくは2乃至3環式ヘテロアリー
    ル;置換基を有していてもよいシクロアルキル;置換基
    を有していてもよい含窒素飽和環;置換基を有していて
    もよい低級アルキニル;置換基を有していてもよい低級
    アルケニル;又は置換基を有していてもよいAlk、又
    は、XとAが一体となり、式 【化3】 (式中、A2は、置換基を有していてもよい、1−ピロ
    リジニル、ピラゾリジニル、ピペリジノ、ピペラジニ
    ル、モルホリノ、3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベ
    ンゾオキサジン−4−イル及びインドリニルからなる群
    から選択される含窒素飽和ヘテロ環を示す)で示される
    基を形成する。)
  2. 【請求項2】アレルギー性、炎症性、自己免疫疾患、気
    管支喘息又は関節リウマチの予防若しくは治療剤である
    請求項1記載の医薬
  3. 【請求項3】請求項1記載の一般式(I)において、D
    が、−Alk、−低級アルケニル、−低級アルキニル、
    −ハロゲノ低級アルキル、−Alk−シクロアルキル、
    −Alk−O−Alk、−シクロアルキル、−O−Al
    k、−COOH、−COO−Alk、及び−Halから
    なる群から選択される置換基1乃至3個を有していても
    よいピラゾリルであり、Yがメチレン又は結合であり、
    Bが、未置換のフェニレン、含窒素飽和環の2価基又は
    Alkで置換されていてもよい単環芳香族ヘテロ環の2
    価基であり、Xが、式−NR1−CR23−、−CR2
    3−NR1−、−NR1−SO2−、又は−SO2−NR1
    で示される基であり、R1が−H、−OH、−Alk、
    −O−Alk又は−CO−Alkであり、R2,R3が同
    一若しくは異なって、−H又は−Alk、又はR2及び
    3が一体となって=O又は=Sであり、Aが、置換基
    を有していてもよいアリール、置換基を有していてもよ
    い単環若しくは2乃至3環式縮合ヘテロアリール、置換
    基を有していてもよいシクロアルキル、置換基を有して
    いてもよい含窒素飽和環、置換基を有していてもよい低
    級アルケニル、置換基を有していてもよい低級アルキニ
    ル、又は置換基を有していてもよいAlkであるか、又
    は、XとAが一体となり、式 【化4】 (式中、A2は、置換基を有していてもよい、1−ピロ
    リジニル、ピラゾリジニル、ピペリジノ、ピペラジニ
    ル、モルホリノ、3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベ
    ンゾオキサジン−4−イル及びインドリニルからなる群
    から選択される含窒素飽和ヘテロ環を示す)で示される
    基を形成する、但し、(1)Dが3,5−ビス(トリフ
    ルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル、nが
    0、Bが1,4−フェニレン、且つXがNHCOのと
    き、Aは4−メチル−1,2,3−チアジアゾール−5
    −イル以外の基を、(2)Dが1−メチル−5−トリフ
    ルオロメチル−1H−ピラゾール−3−イル、nが0、
    Bがチオフェン−2,5−ジイル、且つXがCONHの
    とき、Aは4−クロロフェニル以外の基を、(3)Dが
    1−メチル−3−トリフルオロメチル−1H−ピラゾー
    ル−5−イル、nが0、Bがチオフェン−2,5−ジイ
    ル、且つXがCONHのとき、Aはベンジル以外の基
    を、(4)Dが4−エトキシカルボニル−5−トリフル
    オロメチル−1H−ピラゾール−1−イル、nが0、B
    が1,4−フェニレン、且つYがNHCOのとき、Aは
    トリクロロビニル以外の基を、また、(5)Dが1H−
    ピラゾール−1−イル、nが0、Bが1,4−フェニレ
    ン、且つYがNHCOのとき、Aが2−エトキシビニル
    以外の基を、それぞれ示す、アミド若しくはアミン誘導
    体又はその製薬学的に許容される塩。
  4. 【請求項4】請求項1記載の一般式(I)において、D
    が、−Alk、−低級アルケニル、−低級アルキニル、
    −ハロゲノ低級アルキル、−Alk−シクロアルキル、
    −Alk−O−Alk、−シクロアルキル、−O−Al
    k、−COOH、−COO−Alk、及び−Halから
    なる群から選択される置換基1乃至3個を有していても
    よいピラゾリルであり、Yがメチレン又は結合であり、
    Bが、未置換のフェニレン、含窒素飽和環の2価基又は
    Alkで置換されていてもよい単環芳香族ヘテロ環の2
    価基であり、Xが、式−NR1−CR23−、−CR2
    3−NR1−、−NR1−SO2−、又は−SO2−NR1
    で示される基であり、R1が−H、−OH、−Alk、
    −O−Alk又は−CO−Alkであり、R2,R3が同
    一若しくは異なって、−H又は−Alk、又はR2及び
    3が一体となって=O又は=Sであり、R4,R5:同
    一若しくは異なって、−H、−Hal、−ハロゲノ低級
    アルキル又は−Alkであり、Aが、置換基を有してい
    てもよいアリール、置換基を有していてもよい単環若し
    くは2乃至3環式縮合ヘテロアリール、置換基を有して
    いてもよいシクロアルキル、置換基を有していてもよい
    含窒素飽和環、置換基を有していてもよい低級アルケニ
    ル、置換基を有していてもよい低級アルキニル、又は置
    換基を有していてもよいAlkであるか、又は、XとA
    が一体となり、式 【化5】 (式中、A2は、置換基を有していてもよい、1−ピロ
    リジニル、ピラゾリジニル、ピペリジノ、ピペラジニ
    ル、モルホリノ、3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベ
    ンゾオキサジン−4−イル及びインドリニルからなる群
    から選択される含窒素飽和ヘテロ環を示す)で示される
    基を形成する、アミド若しくはアミン誘導体又はその製
    薬学的に許容される塩を含有することを特徴とする医
    薬。
  5. 【請求項5】請求項1記載の一般式(I)において、D
    が、−Hal、−Alk、−ハロゲノ低級アルキル、−
    O−Alk、−OH、−NO2及び−CNからなる群か
    ら選択される1乃至4の置換基を有していてもよいフェ
    ニルであり、Yが、O、S、CO又はCSであり、Bが
    −Hal、−Alk、−O−Alk、−OH、−N
    2、−CN及び−NH−CO−Alkからなる群から
    選択される1乃至3個の置換基を有していてもよいフェ
    ニレンであるか、又は、DとYとBが一体となり式 【化6】 (式中、YはCO、B2及びD2はそれぞれ−Hal、−
    Alk、−O−Alk、−OH、−NH−CO−Al
    k、−NO2及び−CNからなる群から選択される1乃
    至3個の置換基を有していてもよいベンゼン環を意味す
    る)で示される基を形成してもよく、Xが、式−NR1
    −CR23−又は−CR23−NR1−で示される基で
    あり、R1が、−H、−OH、−Alk、又は−O−A
    lkであり、R2,R3が同一若しくは異なって、−H又
    は−Alk、又はR2及びR3が一体となって=O又は=
    Sであり、Aが−Hal、−Alk、−O−Alk、−
    O−CO−Alk、−NH2、−NHAlk、−N(A
    lk)2、−NHCO−Alk、−OH、−NO2及び−
    CNからなる群から選択される1乃至4個の置換基を有
    していてもよいフェニル、又は−Hal、−Alk、−
    O−Alk、−O−CO−Alk、−NH2、−NHA
    lk、−N(Alk)2、−NHCO−Alk、−O
    H、−NO2及び−CNからなる群から選択される1乃
    至3個の置換基を有していてもよい単環若しくは2乃至
    3環式ヘテロアリールであるアミド若しくはアミン誘導
    体又はその製薬学的に許容される塩(但し、表1に示す
    化合物を除く)。 【表1】 (表中、各置換基の前の数字は置換位置を示し、複数の
    置換基が有る場合は、例えば2,5−ジクロロを、
    「2,5−Cl」と示す。)
  6. 【請求項6】請求項5記載のアミド若しくはアミン誘導
    体又はその製薬学的に許容される塩を含有することを特
    徴とする医薬。
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