JPH11241048A - 水性塗料組成物及びこの組成物を塗装した塗装物品 - Google Patents
水性塗料組成物及びこの組成物を塗装した塗装物品Info
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- JPH11241048A JPH11241048A JP10042728A JP4272898A JPH11241048A JP H11241048 A JPH11241048 A JP H11241048A JP 10042728 A JP10042728 A JP 10042728A JP 4272898 A JP4272898 A JP 4272898A JP H11241048 A JPH11241048 A JP H11241048A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 有害重金属を含む防錆剤を使用しなくても、
アルミニウムメッキ鋼板上で防食性に優れた塗膜を形成
できる水性塗料を得る。 【解決手段】 (A)水性アルキド樹脂及び水性エポキ
シエステル樹脂から選ばれる少なくとも1種の水性樹脂
50〜100重量部、(B)水性アクリル樹脂0〜50
重量部及び(C)水性メラミン樹脂0〜30重量部から
なる皮膜形成性樹脂成分の合計量100重量部に対し
て、(D)亜鉛化合物及びモリブデン酸化合物から選ば
れる少なくとも1種のノンクロム防錆顔料0〜50重量
部及び(E)カルシウムイオン交換された非晶質シリカ
微粒子5〜50重量部を含有することを特徴とする水性
塗料組成物、及びこの組成物からの塗膜が形成されてな
るアルミニウムメッキ鋼板を基材とする塗装物品。
アルミニウムメッキ鋼板上で防食性に優れた塗膜を形成
できる水性塗料を得る。 【解決手段】 (A)水性アルキド樹脂及び水性エポキ
シエステル樹脂から選ばれる少なくとも1種の水性樹脂
50〜100重量部、(B)水性アクリル樹脂0〜50
重量部及び(C)水性メラミン樹脂0〜30重量部から
なる皮膜形成性樹脂成分の合計量100重量部に対し
て、(D)亜鉛化合物及びモリブデン酸化合物から選ば
れる少なくとも1種のノンクロム防錆顔料0〜50重量
部及び(E)カルシウムイオン交換された非晶質シリカ
微粒子5〜50重量部を含有することを特徴とする水性
塗料組成物、及びこの組成物からの塗膜が形成されてな
るアルミニウムメッキ鋼板を基材とする塗装物品。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有害重金属を含有
しなくても防食性に優れた水性塗料組成物、及びこの塗
料組成物を塗装したアルミニウムメッキ鋼板を基材とす
る塗装物品に関する。
しなくても防食性に優れた水性塗料組成物、及びこの塗
料組成物を塗装したアルミニウムメッキ鋼板を基材とす
る塗装物品に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
ガソリンタンク用素材として、鉛/錫合金化メッキ鋼板
(ターンシート)が使用されているが、有害な鉛を使用
しないことなどの地球環境保全の観点から、素材をター
ンシートからアルミニウムメッキ鋼板に変更する検討が
行われている。
ガソリンタンク用素材として、鉛/錫合金化メッキ鋼板
(ターンシート)が使用されているが、有害な鉛を使用
しないことなどの地球環境保全の観点から、素材をター
ンシートからアルミニウムメッキ鋼板に変更する検討が
行われている。
【0003】現在使用されているターンシート用の塗料
は、溶剤型塗料、水溶性塗料のいずれも、そのままの組
成でアルミニウムメッキ鋼板に塗装すると、ターンシー
トに塗装した場合に比較して防食性が著しく劣るという
問題があった。この問題を解決する方策として、有害重
金属であるクロム系防錆剤、鉛系防錆剤の多量の使用が
考えられるが、有害重金属を含む防錆剤の多量の使用
は、前記地球環境保全の趣旨にそぐわないものである。
また、溶剤型塗料は、地球温暖化防止のためのCO2 ガ
スの排出規制などの点から好ましくないものである。
は、溶剤型塗料、水溶性塗料のいずれも、そのままの組
成でアルミニウムメッキ鋼板に塗装すると、ターンシー
トに塗装した場合に比較して防食性が著しく劣るという
問題があった。この問題を解決する方策として、有害重
金属であるクロム系防錆剤、鉛系防錆剤の多量の使用が
考えられるが、有害重金属を含む防錆剤の多量の使用
は、前記地球環境保全の趣旨にそぐわないものである。
また、溶剤型塗料は、地球温暖化防止のためのCO2 ガ
スの排出規制などの点から好ましくないものである。
【0004】そこで本発明者らは、有害重金属を含む防
錆剤を使用しなくても、アルミニウムメッキ鋼板上で防
食性に優れた塗膜を形成できる水性塗料を得るために鋭
意研究を行った結果、特定の水性樹脂に、カルシウムイ
オン交換されたシリカ微粒子及び必要に応じて、特定の
ノンクロム防錆顔料を組合せることにより目的とする塗
料を得ることができることを見出し本発明を完成するに
至った。
錆剤を使用しなくても、アルミニウムメッキ鋼板上で防
食性に優れた塗膜を形成できる水性塗料を得るために鋭
意研究を行った結果、特定の水性樹脂に、カルシウムイ
オン交換されたシリカ微粒子及び必要に応じて、特定の
ノンクロム防錆顔料を組合せることにより目的とする塗
料を得ることができることを見出し本発明を完成するに
至った。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、
(A)水性アルキド樹脂及び水性エポキシエステル樹脂
から選ばれる少なくとも1種の水性樹脂50〜100重
量部、(B)水性アクリル樹脂0〜50重量部及び
(C)水性メラミン樹脂0〜30重量部からなる皮膜形
成性樹脂成分の合計量100重量部に対して、(D)亜
鉛化合物及びモリブデン酸化合物から選ばれる少なくと
も1種のノンクロム防錆顔料0〜50重量部及び(E)
カルシウムイオン交換された非晶質シリカ微粒子5〜5
0重量部を含有することを特徴とする水性塗料組成物を
提供するものである。
(A)水性アルキド樹脂及び水性エポキシエステル樹脂
から選ばれる少なくとも1種の水性樹脂50〜100重
量部、(B)水性アクリル樹脂0〜50重量部及び
(C)水性メラミン樹脂0〜30重量部からなる皮膜形
成性樹脂成分の合計量100重量部に対して、(D)亜
鉛化合物及びモリブデン酸化合物から選ばれる少なくと
も1種のノンクロム防錆顔料0〜50重量部及び(E)
カルシウムイオン交換された非晶質シリカ微粒子5〜5
0重量部を含有することを特徴とする水性塗料組成物を
提供するものである。
【0006】また、本発明は、化成処理及び/又は有機
皮膜処理されていてもよいアルミニウムメッキ鋼板基材
上に、上記水性塗料組成物からの塗膜が形成されてなる
アルミニウムメッキ鋼板を基材とする塗装物品を提供す
るものである。
皮膜処理されていてもよいアルミニウムメッキ鋼板基材
上に、上記水性塗料組成物からの塗膜が形成されてなる
アルミニウムメッキ鋼板を基材とする塗装物品を提供す
るものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の塗料組成物の各成分につ
いて、以下に詳細に説明する。
いて、以下に詳細に説明する。
【0008】水性樹脂(A) 本発明組成物の(A)成分である水性樹脂は、水性アル
キド樹脂及び水性エポキシエステル樹脂から選ばれる少
なくとも1種の樹脂である。本発明において、「水性」
とは、水溶性ないしは水分散性を意味する。
キド樹脂及び水性エポキシエステル樹脂から選ばれる少
なくとも1種の樹脂である。本発明において、「水性」
とは、水溶性ないしは水分散性を意味する。
【0009】上記水性アルキド樹脂は、多塩基酸成分、
多価アルコール成分及び油脂肪酸がエステル化された樹
脂であって、かつ水性で塗膜形成能を有するものであれ
ば特に制限されるものではない。
多価アルコール成分及び油脂肪酸がエステル化された樹
脂であって、かつ水性で塗膜形成能を有するものであれ
ば特に制限されるものではない。
【0010】上記多塩基酸成分としては、例えば無水フ
タル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、テトラヒドロ無
水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、コハク酸、フ
マル酸、アジピン酸、セバシン酸、無水マレイン酸など
から選ばれる1種以上の二塩基酸及びこれらの酸の低級
アルキルエステル化物が主として用いられ、必要に応じ
て無水トリメリット酸、メチルシクロヘキセントリカル
ボン酸、無水ピロメリット酸などの3価以上の多塩基酸
などが併用される。また酸成分として、安息香酸、クロ
トン酸、p−t−ブチル安息香酸などの一塩基酸を分子
量調整などの目的で併用することができる。
タル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、テトラヒドロ無
水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、コハク酸、フ
マル酸、アジピン酸、セバシン酸、無水マレイン酸など
から選ばれる1種以上の二塩基酸及びこれらの酸の低級
アルキルエステル化物が主として用いられ、必要に応じ
て無水トリメリット酸、メチルシクロヘキセントリカル
ボン酸、無水ピロメリット酸などの3価以上の多塩基酸
などが併用される。また酸成分として、安息香酸、クロ
トン酸、p−t−ブチル安息香酸などの一塩基酸を分子
量調整などの目的で併用することができる。
【0011】上記多価アルコール成分としては、例えば
エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレ
ングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチル
グリコール、3−メチルペンタンジオール、1,4−ヘ
キサンジオール、1,6−ヘキサンジオールなどの二価
アルコールが主に用いられ、さらに必要に応じてグリセ
リン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパ
ン、ペンタエリスリトールなどの3価以上の多価アルコ
ールを併用することができる。これらの多価アルコール
は単独で、あるいは2種以上を混合して使用することが
できる。また上記酸成分、アルコール成分の一部をジメ
チロールプロピオン酸、オキシピバリン酸、パラオキシ
安息香酸など;これらの酸の低級アルキルエステル;ε
−カプロラクトンなどのラクトン類などのオキシ酸成分
に置き換えることもできる。
エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレ
ングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチル
グリコール、3−メチルペンタンジオール、1,4−ヘ
キサンジオール、1,6−ヘキサンジオールなどの二価
アルコールが主に用いられ、さらに必要に応じてグリセ
リン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパ
ン、ペンタエリスリトールなどの3価以上の多価アルコ
ールを併用することができる。これらの多価アルコール
は単独で、あるいは2種以上を混合して使用することが
できる。また上記酸成分、アルコール成分の一部をジメ
チロールプロピオン酸、オキシピバリン酸、パラオキシ
安息香酸など;これらの酸の低級アルキルエステル;ε
−カプロラクトンなどのラクトン類などのオキシ酸成分
に置き換えることもできる。
【0012】上記油脂肪酸としては、例えばヤシ油脂肪
酸、大豆油脂肪酸、アマニ油脂肪酸、サフラワー油脂肪
酸、トール油脂肪酸、脱水ヒマシ油脂肪酸、キリ油脂肪
酸などを挙げることができる。アルキド樹脂の油長は3
0%以下、特に5〜20%程度のものが好ましい。
酸、大豆油脂肪酸、アマニ油脂肪酸、サフラワー油脂肪
酸、トール油脂肪酸、脱水ヒマシ油脂肪酸、キリ油脂肪
酸などを挙げることができる。アルキド樹脂の油長は3
0%以下、特に5〜20%程度のものが好ましい。
【0013】これらの成分のエステル化反応(エステル
交換反応も包含する)は、それ自体既知の方法によって
行うことができる。
交換反応も包含する)は、それ自体既知の方法によって
行うことができる。
【0014】また、アルコール成分の一部として、エポ
キシ化合物を使用してエポキシ化合物を部分エステルし
たエポキシ変性アルキド樹脂、アルキド樹脂にスチレン
などのビニルモノマーをグラフト重合させたビニル変性
アルキド樹脂も本発明のアルキド樹脂に包含される。
キシ化合物を使用してエポキシ化合物を部分エステルし
たエポキシ変性アルキド樹脂、アルキド樹脂にスチレン
などのビニルモノマーをグラフト重合させたビニル変性
アルキド樹脂も本発明のアルキド樹脂に包含される。
【0015】アルキド樹脂を水性とするためには、例え
ば、アルキド樹脂を高酸価のものとし、アミン化合物な
どの塩基性化合物で中和して水性化する方法、アルキド
樹脂中にポリオキシエチレン基などの親水基を導入し、
この親水基の働きにより水中に自己乳化させる方法、ア
ルキド樹脂を乳化剤の存在下にて水中に強制撹拌して水
中に分散させる方法、これらを併用した方法などを挙げ
ることができる。
ば、アルキド樹脂を高酸価のものとし、アミン化合物な
どの塩基性化合物で中和して水性化する方法、アルキド
樹脂中にポリオキシエチレン基などの親水基を導入し、
この親水基の働きにより水中に自己乳化させる方法、ア
ルキド樹脂を乳化剤の存在下にて水中に強制撹拌して水
中に分散させる方法、これらを併用した方法などを挙げ
ることができる。
【0016】水性アルキド樹脂の樹脂の分子量は、特に
限定されるものではないが、通常、数平均分子量2,0
00〜10,000の範囲内にあることが好適である。
限定されるものではないが、通常、数平均分子量2,0
00〜10,000の範囲内にあることが好適である。
【0017】水性アルキド樹脂の市販品としては、例え
ば、レジドロールVWA5477、同VWA5499、
同AX246W、同AX906W(以上、いずれもVI
ANOVA(ビアノバ)社製)、ウォーターゾールBC
−3010、同S−118、同S−346(以上、いず
れも大日本インキ化学工業(株)製)などを挙げること
ができる。
ば、レジドロールVWA5477、同VWA5499、
同AX246W、同AX906W(以上、いずれもVI
ANOVA(ビアノバ)社製)、ウォーターゾールBC
−3010、同S−118、同S−346(以上、いず
れも大日本インキ化学工業(株)製)などを挙げること
ができる。
【0018】(A)成分として使用できる水性エポキシ
エステル樹脂は、エポキシ樹脂と酸成分がエステル結合
され、かつ水中に安定に溶解又は分散されてなる樹脂で
ある。
エステル樹脂は、エポキシ樹脂と酸成分がエステル結合
され、かつ水中に安定に溶解又は分散されてなる樹脂で
ある。
【0019】水性エポキシエステル樹脂としては、例え
ば、アクリル樹脂などのカルボキシル基含有ポリマーと
エポキシ樹脂とを反応させて得られるカルボキシル基過
剰の部分反応物がアンモニア又はアミンの存在下で水性
媒体中に分散してなるもの(例えば、特開昭54−75
460号公報、特開昭55−3481号公報、特開昭5
5−3482号公報参照)、エポキシ樹脂と(メタ)ア
クリル酸などのカルボキシル基含有重合性不飽和化合物
とを部分反応させて得られる分子中に重合性不飽和二重
結合を有する付加物と、(メタ)アクリル酸を含むモノ
マー混合物を重合し、該モノマー混合物の重合体のカル
ボキシル基を塩基性化合物で中和して水性媒体中に分散
してなるもの(例えば、特開昭57−105418号公
報、特開昭58−198513号公報参照)、エポキシ
樹脂にコハク酸、アジピン酸、ピメリン酸、アゼライン
酸、セバシン酸、ドデカン二酸、ヘキサヒドロフタル酸
等の二塩基酸を反応させてなる樹脂のカルボキシル基を
塩基性化合物で中和して水性媒体中に分散してなるもの
などを挙げることができる。
ば、アクリル樹脂などのカルボキシル基含有ポリマーと
エポキシ樹脂とを反応させて得られるカルボキシル基過
剰の部分反応物がアンモニア又はアミンの存在下で水性
媒体中に分散してなるもの(例えば、特開昭54−75
460号公報、特開昭55−3481号公報、特開昭5
5−3482号公報参照)、エポキシ樹脂と(メタ)ア
クリル酸などのカルボキシル基含有重合性不飽和化合物
とを部分反応させて得られる分子中に重合性不飽和二重
結合を有する付加物と、(メタ)アクリル酸を含むモノ
マー混合物を重合し、該モノマー混合物の重合体のカル
ボキシル基を塩基性化合物で中和して水性媒体中に分散
してなるもの(例えば、特開昭57−105418号公
報、特開昭58−198513号公報参照)、エポキシ
樹脂にコハク酸、アジピン酸、ピメリン酸、アゼライン
酸、セバシン酸、ドデカン二酸、ヘキサヒドロフタル酸
等の二塩基酸を反応させてなる樹脂のカルボキシル基を
塩基性化合物で中和して水性媒体中に分散してなるもの
などを挙げることができる。
【0020】上記エポキシ樹脂としては、ビスフェノー
ル型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂などを挙
げることができる。ビスフェノール型エポキシ樹脂は、
例えばエピクロルヒドリンとビスフェノールとを、必要
に応じてアルカリ触媒などの触媒の存在下に高分子量ま
で縮合させてなる樹脂、エピクロルヒドリンとビスフェ
ノールとを、必要に応じてアルカリ触媒などの触媒の存
在下に、縮合させて低分子量のエポキシ樹脂とし、この
低分子量エポキシ樹脂とビスフェノールとを重付加反応
させることにより得られた樹脂のいずれであってもよ
い。
ル型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂などを挙
げることができる。ビスフェノール型エポキシ樹脂は、
例えばエピクロルヒドリンとビスフェノールとを、必要
に応じてアルカリ触媒などの触媒の存在下に高分子量ま
で縮合させてなる樹脂、エピクロルヒドリンとビスフェ
ノールとを、必要に応じてアルカリ触媒などの触媒の存
在下に、縮合させて低分子量のエポキシ樹脂とし、この
低分子量エポキシ樹脂とビスフェノールとを重付加反応
させることにより得られた樹脂のいずれであってもよ
い。
【0021】上記ビスフェノールとしては、ビス(4−
ヒドロキシフェニル)メタン[ビスフェノールF]、
1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、2,
2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン[ビスフ
ェノールA]、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)ブタン[ビスフェノールB]、ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)−1,1−イソブタン、ビス(4−ヒドロ
キシ−tert−ブチル−フェニル)−2,2−プロパ
ン、p−(4−ヒドロキシフェニル)フェノール、オキ
シビス(4−ヒドロキシフェニル)、スルホニルビス
(4−ヒドロキシフェニル)、4,4´−ジヒドロキシ
ベンゾフェノン、ビス(2−ヒドロキシナフチル)メタ
ンなどを挙げることができ、なかでもビスフェノール
A、ビスフェノールFが好適に使用される。上記ビスフ
ェノール類は、1種で又は2種以上の混合物として使用
することができる。
ヒドロキシフェニル)メタン[ビスフェノールF]、
1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、2,
2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン[ビスフ
ェノールA]、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)ブタン[ビスフェノールB]、ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)−1,1−イソブタン、ビス(4−ヒドロ
キシ−tert−ブチル−フェニル)−2,2−プロパ
ン、p−(4−ヒドロキシフェニル)フェノール、オキ
シビス(4−ヒドロキシフェニル)、スルホニルビス
(4−ヒドロキシフェニル)、4,4´−ジヒドロキシ
ベンゾフェノン、ビス(2−ヒドロキシナフチル)メタ
ンなどを挙げることができ、なかでもビスフェノール
A、ビスフェノールFが好適に使用される。上記ビスフ
ェノール類は、1種で又は2種以上の混合物として使用
することができる。
【0022】ビスフェノール型エポキシ樹脂の市販品と
しては、例えば、油化シェルエポキシ(株)製の、エピ
コート828(エポキシ当量約190、数平均分子量約
350)、エピコート812(エポキシ当量約150、
数平均分子量約320)、エピコート815(エポキシ
当量約180、数平均分子量約350)、エピコート8
20(エポキシ当量約190、数平均分子量約35
0)、エピコート834(エポキシ当量約250、数平
均分子量約470)、エピコート1001(エポキシ当
量約490、数平均分子量約900)、エピコート10
04(エポキシ当量約950、数平均分子量約140
0)、エピコート1007(エポキシ当量約1,70
0、数平均分子量約2,900)、エピコート1009
(エポキシ当量約3,500、数平均分子量約3,75
0)、エピコート1010(エポキシ当量約4,50
0、数平均分子量約5,500);旭チバ社製の、アラ
ルダイトAER6099(エポキシ当量約3,500、
数平均分子量約3,800);及び三井化学(株)製
の、エポミックR−309(エポキシ当量約3,50
0、数平均分子量約3,800)などを挙げることがで
きる。
しては、例えば、油化シェルエポキシ(株)製の、エピ
コート828(エポキシ当量約190、数平均分子量約
350)、エピコート812(エポキシ当量約150、
数平均分子量約320)、エピコート815(エポキシ
当量約180、数平均分子量約350)、エピコート8
20(エポキシ当量約190、数平均分子量約35
0)、エピコート834(エポキシ当量約250、数平
均分子量約470)、エピコート1001(エポキシ当
量約490、数平均分子量約900)、エピコート10
04(エポキシ当量約950、数平均分子量約140
0)、エピコート1007(エポキシ当量約1,70
0、数平均分子量約2,900)、エピコート1009
(エポキシ当量約3,500、数平均分子量約3,75
0)、エピコート1010(エポキシ当量約4,50
0、数平均分子量約5,500);旭チバ社製の、アラ
ルダイトAER6099(エポキシ当量約3,500、
数平均分子量約3,800);及び三井化学(株)製
の、エポミックR−309(エポキシ当量約3,50
0、数平均分子量約3,800)などを挙げることがで
きる。
【0023】また、エポキシ樹脂として使用できるノボ
ラック型エポキシ樹脂としては、例えば、フェノールノ
ボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポ
キシ樹脂、分子内に多数のエポキシ基を有するフェノー
ルグリオキザール型エポキシ樹脂など、各種のノボラッ
ク型エポキシ樹脂を挙げることができる。
ラック型エポキシ樹脂としては、例えば、フェノールノ
ボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポ
キシ樹脂、分子内に多数のエポキシ基を有するフェノー
ルグリオキザール型エポキシ樹脂など、各種のノボラッ
ク型エポキシ樹脂を挙げることができる。
【0024】水性アクリル樹脂(B) 本発明組成物において、水性アクリル樹脂(B)は、水
溶性ないしは水分散性のアクリル樹脂であり、有機溶剤
中にて重合してなるカルボキシル基含有アクリル樹脂を
アミン化合物などの塩基性化合物で中和、水性化した水
溶性ないしは水分散性のアクリル樹脂、エマルション重
合してなるアクリル樹脂水分散物などを挙げることがで
きる。水性アクリル樹脂(B)は、必要に応じて本発明
組成物に配合される樹脂である。
溶性ないしは水分散性のアクリル樹脂であり、有機溶剤
中にて重合してなるカルボキシル基含有アクリル樹脂を
アミン化合物などの塩基性化合物で中和、水性化した水
溶性ないしは水分散性のアクリル樹脂、エマルション重
合してなるアクリル樹脂水分散物などを挙げることがで
きる。水性アクリル樹脂(B)は、必要に応じて本発明
組成物に配合される樹脂である。
【0025】水性アクリル樹脂(B)は、カルボキシル
基含有重合性不飽和モノマーとその他の重合性不飽和モ
ノマーとを単量体成分とする共重合体樹脂である。
基含有重合性不飽和モノマーとその他の重合性不飽和モ
ノマーとを単量体成分とする共重合体樹脂である。
【0026】上記カルボキシル基含有重合性不飽和モノ
マーとしては、例えばアクリル酸、メタクリル酸、クロ
トン酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸などの1種
又は2種以上の混合物を挙げることができる。
マーとしては、例えばアクリル酸、メタクリル酸、クロ
トン酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸などの1種
又は2種以上の混合物を挙げることができる。
【0027】その他の重合性不飽和モノマーは、上記カ
ルボキシル基含有重合性不飽和モノマーと共重合可能な
モノマーであればよく、求められる性能に応じて適宜選
択して使用することができるものであり、例えば、スチ
レン、ビニルトルエン、2−メチルスチレン、t−ブチ
ルスチレン、クロルスチレンなどの芳香族系ビニルモノ
マー;アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル
酸n−プロピル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸
n−,i−又はt−ブチル、アクリル酸ヘキシル、アク
リル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸n−オクチル、
アクリル酸デシル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸シ
クロヘキシル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチ
ル、メタクリル酸n−プロピル、メタクリル酸イソプロ
ピル、メタクリル酸n−,i−又はt−ブチル、メタク
リル酸ヘキシル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メ
タクリル酸オクチル、メタクリル酸デシル、メタクリル
酸ラウリル、メタクリル酸シクロヘキシル等のアクリル
酸又はメタクリル酸の炭素数1〜18のアルキルエステ
ル又はシクロアルキルエステル;2−ヒドロキシエチル
アクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、
3−ヒドロキシプロピルアクリレート、ヒドロキシブチ
ルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、3−ヒド
ロキシプロピルメタクリレート、ヒドロキシブチルメタ
クリレートなどのアクリル酸またはメタクリル酸のC2
〜C8 ヒドロキシアルキルエステル;N−メチロールア
クリルアミド、N−ブトキシメチルアクリルアミド、N
−メトキシメチルアクリルアミド、N−メチロールメタ
クリルアミド、N−ブトキシメチルメタクリルアミドな
どのN−置換アクリルアミド系又はN−置換メタクリル
アミド系モノマーなどの1種又は2種以上の混合物を挙
げることができる。
ルボキシル基含有重合性不飽和モノマーと共重合可能な
モノマーであればよく、求められる性能に応じて適宜選
択して使用することができるものであり、例えば、スチ
レン、ビニルトルエン、2−メチルスチレン、t−ブチ
ルスチレン、クロルスチレンなどの芳香族系ビニルモノ
マー;アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル
酸n−プロピル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸
n−,i−又はt−ブチル、アクリル酸ヘキシル、アク
リル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸n−オクチル、
アクリル酸デシル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸シ
クロヘキシル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチ
ル、メタクリル酸n−プロピル、メタクリル酸イソプロ
ピル、メタクリル酸n−,i−又はt−ブチル、メタク
リル酸ヘキシル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メ
タクリル酸オクチル、メタクリル酸デシル、メタクリル
酸ラウリル、メタクリル酸シクロヘキシル等のアクリル
酸又はメタクリル酸の炭素数1〜18のアルキルエステ
ル又はシクロアルキルエステル;2−ヒドロキシエチル
アクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、
3−ヒドロキシプロピルアクリレート、ヒドロキシブチ
ルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、3−ヒド
ロキシプロピルメタクリレート、ヒドロキシブチルメタ
クリレートなどのアクリル酸またはメタクリル酸のC2
〜C8 ヒドロキシアルキルエステル;N−メチロールア
クリルアミド、N−ブトキシメチルアクリルアミド、N
−メトキシメチルアクリルアミド、N−メチロールメタ
クリルアミド、N−ブトキシメチルメタクリルアミドな
どのN−置換アクリルアミド系又はN−置換メタクリル
アミド系モノマーなどの1種又は2種以上の混合物を挙
げることができる。
【0028】上記単量体成分を、溶液重合、エマルショ
ン重合など、それ自体既知の重合方法により共重合体を
得ることができる。溶液重合により得られた共重合体
は、塩基性化合物にて中和することによって水性化する
ことができる。
ン重合など、それ自体既知の重合方法により共重合体を
得ることができる。溶液重合により得られた共重合体
は、塩基性化合物にて中和することによって水性化する
ことができる。
【0029】水性アクリル樹脂(B)の分子量は、特に
制限されるものではないが、通常、数平均分子量5,0
00〜100,000の範囲内にあることが好適であ
る。
制限されるものではないが、通常、数平均分子量5,0
00〜100,000の範囲内にあることが好適であ
る。
【0030】水性メラミン樹脂(C) 水性メラミン樹脂(C)は、前記水性樹脂(A)及び必
要に応じて配合される上記水性アクリル樹脂(B)と反
応する硬化剤として働くものであり、メラミンとアルデ
ヒドとの反応によって得られるメチロール化アミノ樹脂
及びメチロール化アミノ樹脂を適当なアルコールによっ
てエーテル化したエーテル化アミノ樹脂のうち、水溶性
ないしは水分散性を有するものが挙げられる。上記反応
に用いられるアルデヒドとしては、ホルムアルデヒド、
パラホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、ベンツアル
デヒド等が挙げられる。また、エーテル化に用いられる
アルコールの例としてはメチルアルコール、エチルアル
コール、n−プロピルアルコール、i−プロピルアルコ
ール、n−ブチルアルコール、i−ブチルアルコールな
どが挙げられるが、メチルアルコールが好適に使用され
る。
要に応じて配合される上記水性アクリル樹脂(B)と反
応する硬化剤として働くものであり、メラミンとアルデ
ヒドとの反応によって得られるメチロール化アミノ樹脂
及びメチロール化アミノ樹脂を適当なアルコールによっ
てエーテル化したエーテル化アミノ樹脂のうち、水溶性
ないしは水分散性を有するものが挙げられる。上記反応
に用いられるアルデヒドとしては、ホルムアルデヒド、
パラホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、ベンツアル
デヒド等が挙げられる。また、エーテル化に用いられる
アルコールの例としてはメチルアルコール、エチルアル
コール、n−プロピルアルコール、i−プロピルアルコ
ール、n−ブチルアルコール、i−ブチルアルコールな
どが挙げられるが、メチルアルコールが好適に使用され
る。
【0031】水性メラミン樹脂(C)の具体例として
は、例えばサイメル300、同303、同325、同3
27、同350、同370[以上、いずれも三井サイテ
ック(株)製]、ニカラックMS15、同MS17、同
MX430、同MX650[以上、いずれも三和ケミカ
ル(株)製]、スミマールM−55[住友化学(株)
製]、レジミン740、同741[以上、いずれもモン
サント社製]などのメチルエーテル化メラミン樹脂;サ
イメル202、同235、同238、同254、同27
2、同1130[以上、いずれも三井サイテック(株)
製]、ニカラックMX485、同MX487[以上、い
ずれも三和ケミカル(株)製]、レジミン755[モン
サント社製]などのメチルエーテル・ブチルエーテル混
合エーテル化メラミン樹脂を挙げることができる。これ
らのメラミン樹脂は1種で又は2種以上の混合物として
使用することができる。
は、例えばサイメル300、同303、同325、同3
27、同350、同370[以上、いずれも三井サイテ
ック(株)製]、ニカラックMS15、同MS17、同
MX430、同MX650[以上、いずれも三和ケミカ
ル(株)製]、スミマールM−55[住友化学(株)
製]、レジミン740、同741[以上、いずれもモン
サント社製]などのメチルエーテル化メラミン樹脂;サ
イメル202、同235、同238、同254、同27
2、同1130[以上、いずれも三井サイテック(株)
製]、ニカラックMX485、同MX487[以上、い
ずれも三和ケミカル(株)製]、レジミン755[モン
サント社製]などのメチルエーテル・ブチルエーテル混
合エーテル化メラミン樹脂を挙げることができる。これ
らのメラミン樹脂は1種で又は2種以上の混合物として
使用することができる。
【0032】本発明組成物において、前記水性樹脂
(A)と前記水性アクリル樹脂(B)と水性メラミン樹
脂(C)との配合割合は、(A)と(B)と(C)との
合計固形分100重量部中、水性樹脂(A)が50〜1
00重量部、好ましくは60〜90重量部、水性アクリ
ル樹脂(B)が0〜50重量部、好ましくは0〜40重
量部、水性メラミン樹脂(C)が0〜30重量部、好ま
しくは0〜20重量部の範囲内である。
(A)と前記水性アクリル樹脂(B)と水性メラミン樹
脂(C)との配合割合は、(A)と(B)と(C)との
合計固形分100重量部中、水性樹脂(A)が50〜1
00重量部、好ましくは60〜90重量部、水性アクリ
ル樹脂(B)が0〜50重量部、好ましくは0〜40重
量部、水性メラミン樹脂(C)が0〜30重量部、好ま
しくは0〜20重量部の範囲内である。
【0033】ノンクロム防錆顔料(D) 本発明組成物におけるノンクロム防錆顔料(D)は、亜
鉛化合物及びモリブデン酸化合物から選ばれる少なくと
も1種の防錆顔料であり、本発明組成物中に必要に応じ
て配合されるものであり、後記(E)成分とともに防食
性の向上に寄与するものである。
鉛化合物及びモリブデン酸化合物から選ばれる少なくと
も1種の防錆顔料であり、本発明組成物中に必要に応じ
て配合されるものであり、後記(E)成分とともに防食
性の向上に寄与するものである。
【0034】ノンクロム防錆顔料(D)の具体例として
は、酸化亜鉛、リン酸亜鉛、リン・ケイ酸亜鉛、リン酸
アルミニウム亜鉛、リン酸カルシウム亜鉛、シアナミド
亜鉛カルシウム、亜鉛処理されたポリリン酸アルミニウ
ム、モリブデン酸亜鉛カルシウム、モリブデン酸亜鉛、
リンモリブデン酸亜鉛、リンモリブデン酸アルミニウム
などを挙げることができる。なかでも酸化亜鉛、リン酸
亜鉛、モリブデン酸亜鉛カルシウムが好適である。
は、酸化亜鉛、リン酸亜鉛、リン・ケイ酸亜鉛、リン酸
アルミニウム亜鉛、リン酸カルシウム亜鉛、シアナミド
亜鉛カルシウム、亜鉛処理されたポリリン酸アルミニウ
ム、モリブデン酸亜鉛カルシウム、モリブデン酸亜鉛、
リンモリブデン酸亜鉛、リンモリブデン酸アルミニウム
などを挙げることができる。なかでも酸化亜鉛、リン酸
亜鉛、モリブデン酸亜鉛カルシウムが好適である。
【0035】ノンクロム防錆顔料(D)の配合量は、前
記(A)、(B)及び(C)成分である皮膜形成性樹脂
成分の合計量100重量部に対して、0〜50重量部、
好ましくは1〜40重量部、さらに好ましくは2〜30
重量部の範囲内である。
記(A)、(B)及び(C)成分である皮膜形成性樹脂
成分の合計量100重量部に対して、0〜50重量部、
好ましくは1〜40重量部、さらに好ましくは2〜30
重量部の範囲内である。
【0036】カルシウムイオン交換された非晶質シリカ
微粒子(E) 本発明組成物において、(E)成分であるカルシウムイ
オン交換された非晶質シリカ微粒子(以下、「イオン交
換シリカ」と略称することがある)は、微細な多孔質の
シリカ担体にイオン交換によってカルシウムイオンが導
入されたシリカ微粒子である。塗膜中に配合されたイオ
ン交換シリカは、塗膜を透過してきたH+ イオンとイオ
ン交換され、防錆種イオンであるカルシウムイオンCa
2+が放出されて金属表面を保護するものと考えられる。
イオン交換シリカの市販品としては、SHIELDEX
(シールデックス、登録商標)C303、同AC−3、
同C−5(以上、いずれもW.R.Grace & C
o.社製)などを挙げることができる。
微粒子(E) 本発明組成物において、(E)成分であるカルシウムイ
オン交換された非晶質シリカ微粒子(以下、「イオン交
換シリカ」と略称することがある)は、微細な多孔質の
シリカ担体にイオン交換によってカルシウムイオンが導
入されたシリカ微粒子である。塗膜中に配合されたイオ
ン交換シリカは、塗膜を透過してきたH+ イオンとイオ
ン交換され、防錆種イオンであるカルシウムイオンCa
2+が放出されて金属表面を保護するものと考えられる。
イオン交換シリカの市販品としては、SHIELDEX
(シールデックス、登録商標)C303、同AC−3、
同C−5(以上、いずれもW.R.Grace & C
o.社製)などを挙げることができる。
【0037】本発明組成物において、イオン交換シリカ
(E)の配合量は、前記(A)、(B)及び(C)成分
である皮膜形成性樹脂成分の合計量100重量部に対し
て、5〜50重量部、好ましくは10〜30重量部の範
囲内である。
(E)の配合量は、前記(A)、(B)及び(C)成分
である皮膜形成性樹脂成分の合計量100重量部に対し
て、5〜50重量部、好ましくは10〜30重量部の範
囲内である。
【0038】本発明の塗料組成物は、前記水性樹脂
(A)、必要に応じて配合される水性アクリル樹脂
(B)及び水性メラミン樹脂(C)からなる皮膜形成性
樹脂成分、ノンクロム防錆顔料(D)、イオン交換シリ
カ(E)及び水から実質的になることができるが、さら
に必要に応じて、有機溶剤、硬化触媒;着色顔料、体質
顔料などの顔料類;中和剤、塗料用としてそれ自体既知
の消泡剤、塗面調整剤、沈降防止剤などの添加剤を含有
していてもよい。
(A)、必要に応じて配合される水性アクリル樹脂
(B)及び水性メラミン樹脂(C)からなる皮膜形成性
樹脂成分、ノンクロム防錆顔料(D)、イオン交換シリ
カ(E)及び水から実質的になることができるが、さら
に必要に応じて、有機溶剤、硬化触媒;着色顔料、体質
顔料などの顔料類;中和剤、塗料用としてそれ自体既知
の消泡剤、塗面調整剤、沈降防止剤などの添加剤を含有
していてもよい。
【0039】上記有機溶剤は、本発明組成物の塗装性の
改善などのために必要に応じて配合されるものであり、
樹脂(A)、(B)及び(C)を水中にて溶解ないし分
散できる親水性有機溶剤が好適に使用され、具体的に
は、例えば、エチレングリコールモノエチルエーテル、
エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレング
リコールモノブチルエーテルなどのエーテル系溶剤、メ
タノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール
などのアルコール系溶剤、アセトンなどを挙げることが
でき、これらは単独で、あるいは2種以上を混合して使
用することができる。
改善などのために必要に応じて配合されるものであり、
樹脂(A)、(B)及び(C)を水中にて溶解ないし分
散できる親水性有機溶剤が好適に使用され、具体的に
は、例えば、エチレングリコールモノエチルエーテル、
エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレング
リコールモノブチルエーテルなどのエーテル系溶剤、メ
タノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール
などのアルコール系溶剤、アセトンなどを挙げることが
でき、これらは単独で、あるいは2種以上を混合して使
用することができる。
【0040】前記硬化触媒は、水性メラミン樹脂(C)
を配合した場合に、水性樹脂(A)や水性アクリル樹脂
(B)と水性メラミン樹脂(C)との反応を促進するた
めに必要に応じて配合されるものであり、スルホン酸化
合物又はスルホン酸化合物のアミン中和物が好適に用い
られる。スルホン酸化合物の代表例としては、p−トル
エンスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、ジノニ
ルナフタレンスルホン酸、ジノニルナフタレンジスルホ
ン酸などを挙げることができる。スルホン酸化合物のア
ミン中和物におけるアミンとしては、1級アミン、2級
アミン、3級アミンのいずれであってもよい。これらの
うち、塗料の安定性、反応促進効果、得られる塗膜の物
性などの点から、p−トルエンスルホン酸のアミン中和
物及び/又はドデシルベンゼンスルホン酸のアミン中和
物が好適である。
を配合した場合に、水性樹脂(A)や水性アクリル樹脂
(B)と水性メラミン樹脂(C)との反応を促進するた
めに必要に応じて配合されるものであり、スルホン酸化
合物又はスルホン酸化合物のアミン中和物が好適に用い
られる。スルホン酸化合物の代表例としては、p−トル
エンスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、ジノニ
ルナフタレンスルホン酸、ジノニルナフタレンジスルホ
ン酸などを挙げることができる。スルホン酸化合物のア
ミン中和物におけるアミンとしては、1級アミン、2級
アミン、3級アミンのいずれであってもよい。これらの
うち、塗料の安定性、反応促進効果、得られる塗膜の物
性などの点から、p−トルエンスルホン酸のアミン中和
物及び/又はドデシルベンゼンスルホン酸のアミン中和
物が好適である。
【0041】硬化触媒を配合する場合、皮膜形成性樹脂
成分の合計量100重量部に対して、通常、スルホン酸
化合物量で0.1〜2.0重量部の範囲で配合する。
成分の合計量100重量部に対して、通常、スルホン酸
化合物量で0.1〜2.0重量部の範囲で配合する。
【0042】体質顔料としては、バリタ、炭酸カルシウ
ム、及び炭酸カルシウムと炭酸マグネシウムとの混晶か
ら選ばれる少なくとも1種を、塗膜硬度、塗膜物性、塗
膜の付着性などの点から好適に使用することができる。
体質顔料の配合量は、特に限定されるものではないが、
皮膜形成性樹脂成分の合計量100重量部に対して、通
常、200重量部以下、好ましくは30〜150重量部
の範囲内で使用される。
ム、及び炭酸カルシウムと炭酸マグネシウムとの混晶か
ら選ばれる少なくとも1種を、塗膜硬度、塗膜物性、塗
膜の付着性などの点から好適に使用することができる。
体質顔料の配合量は、特に限定されるものではないが、
皮膜形成性樹脂成分の合計量100重量部に対して、通
常、200重量部以下、好ましくは30〜150重量部
の範囲内で使用される。
【0043】次に本発明組成物の塗装方法について説明
する。
する。
【0044】本発明組成物は、例えば、金属、モルタ
ル、セメント、プラスチックス、ガラスなどに塗装でき
るが、金属、特に鋼板に好適に塗装することができる。
被塗物として使用される鋼板としては、冷延鋼板、溶融
亜鉛メッキ鋼板、電気亜鉛メッキ鋼板、亜鉛合金メッキ
鋼板、アルミニウムメッキ鋼板、ステンレス鋼板、銅メ
ッキ鋼板、錫メッキ鋼板、鉛−錫合金メッキ鋼板(ター
ンシート)など、及びこれらの鋼板に燐酸塩処理やクロ
ム酸塩処理などの化成処理及び/又は有機皮膜処理を施
した鋼板を挙げることができる。化成処理及び/又は有
機皮膜処理を施した鋼板としては、上記鋼板に、化成処
理を施したもの、有機皮膜処理を施したもの、クロメー
ト処理などの化成処理を施した後に有機皮膜処理を施し
たものを挙げることができる。有機皮膜処理としては、
アクリルエマルションによる皮膜形成、フェノキシ樹脂
による皮膜形成、エポキシ樹脂による皮膜形成などを挙
げることができる。有機皮膜処理における有機皮膜の膜
厚は特に限定されるものではないが、通常、0.3〜3
μm程度が適当である。
ル、セメント、プラスチックス、ガラスなどに塗装でき
るが、金属、特に鋼板に好適に塗装することができる。
被塗物として使用される鋼板としては、冷延鋼板、溶融
亜鉛メッキ鋼板、電気亜鉛メッキ鋼板、亜鉛合金メッキ
鋼板、アルミニウムメッキ鋼板、ステンレス鋼板、銅メ
ッキ鋼板、錫メッキ鋼板、鉛−錫合金メッキ鋼板(ター
ンシート)など、及びこれらの鋼板に燐酸塩処理やクロ
ム酸塩処理などの化成処理及び/又は有機皮膜処理を施
した鋼板を挙げることができる。化成処理及び/又は有
機皮膜処理を施した鋼板としては、上記鋼板に、化成処
理を施したもの、有機皮膜処理を施したもの、クロメー
ト処理などの化成処理を施した後に有機皮膜処理を施し
たものを挙げることができる。有機皮膜処理としては、
アクリルエマルションによる皮膜形成、フェノキシ樹脂
による皮膜形成、エポキシ樹脂による皮膜形成などを挙
げることができる。有機皮膜処理における有機皮膜の膜
厚は特に限定されるものではないが、通常、0.3〜3
μm程度が適当である。
【0045】被塗物としては、なかでも化成処理及び/
又は有機皮膜処理されていてもよいアルミニウムメッキ
鋼板を特に好適に使用することができる。これらの鋼板
は、加工される前のシート状であっても、成型加工され
たものであってもよい。
又は有機皮膜処理されていてもよいアルミニウムメッキ
鋼板を特に好適に使用することができる。これらの鋼板
は、加工される前のシート状であっても、成型加工され
たものであってもよい。
【0046】本発明組成物は、下塗り塗料又はワンコー
ト仕上げ塗料として好適に使用され、上記鋼板上に、ロ
ールコート法、スプレー法、刷毛塗り法、浸漬法などの
公知の方法により塗装することができる。本発明組成物
から得られる塗膜の膜厚は、特に限定されるものではな
いが、下塗り塗料として使用する場合は、通常2〜40
μm、好ましくは5〜30μmの範囲であり、ワンコー
ト仕上げ塗料として使用する場合は、通常8〜50μ
m、好ましくは10〜40μmの範囲である。
ト仕上げ塗料として好適に使用され、上記鋼板上に、ロ
ールコート法、スプレー法、刷毛塗り法、浸漬法などの
公知の方法により塗装することができる。本発明組成物
から得られる塗膜の膜厚は、特に限定されるものではな
いが、下塗り塗料として使用する場合は、通常2〜40
μm、好ましくは5〜30μmの範囲であり、ワンコー
ト仕上げ塗料として使用する場合は、通常8〜50μ
m、好ましくは10〜40μmの範囲である。
【0047】本発明組成物の塗装塗膜の乾燥は、コイル
コーティング法などによって塗装したものを連続的に焼
付ける場合には、通常、素材到達最高温度が160〜2
50℃、好ましくは180〜230℃となる条件で15
〜60秒間の条件であり、バッチ式で焼付ける場合に
は、通常、80〜160℃で10〜30分間程度焼付け
ることによって行うことができる。
コーティング法などによって塗装したものを連続的に焼
付ける場合には、通常、素材到達最高温度が160〜2
50℃、好ましくは180〜230℃となる条件で15
〜60秒間の条件であり、バッチ式で焼付ける場合に
は、通常、80〜160℃で10〜30分間程度焼付け
ることによって行うことができる。
【0048】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに具体的に
説明する。以下、「部」及び「%」は、特に断りのない
限り、いずれも重量基準によるものとする。
説明する。以下、「部」及び「%」は、特に断りのない
限り、いずれも重量基準によるものとする。
【0049】顔料ペーストの製造 製造例1 トール油脂肪酸及びアマニ油脂肪酸で変性された油長4
2%、酸価40mgKOH/gのアルキド樹脂をトリエ
チルアミンで当量中和し、脱イオン水にて不揮発分68
%に調整したアルキド樹脂水溶液29.4部(不揮発分
量で20部)に、エチレングリコールモノブチルエーテ
ル13.2部、脱イオン水56部、カーボンブラック1
1部、炭酸カルシウム100部、酸化亜鉛2.5部を加
え、均一に混合後、顔料の粒子径がツブゲージで20μ
m以下になるまでペイントシェーカーにて分散し、顔料
ペーストAを212.1部(固形分量で133.5部)
得た。
2%、酸価40mgKOH/gのアルキド樹脂をトリエ
チルアミンで当量中和し、脱イオン水にて不揮発分68
%に調整したアルキド樹脂水溶液29.4部(不揮発分
量で20部)に、エチレングリコールモノブチルエーテ
ル13.2部、脱イオン水56部、カーボンブラック1
1部、炭酸カルシウム100部、酸化亜鉛2.5部を加
え、均一に混合後、顔料の粒子径がツブゲージで20μ
m以下になるまでペイントシェーカーにて分散し、顔料
ペーストAを212.1部(固形分量で133.5部)
得た。
【0050】製造例2 製造例1において、脱イオン水の量56部を85.3部
に変更し、かつ炭酸カルシウム100部のかわりに、炭
酸カルシウム50部、シールデックスC−303(W.
R.Grase & Co.社製)50部及びCD54
0(大日本インキ化学工業(株)製、不揮発分40%の
エポキシエステルエマルション)60部(固形分量で2
4部)を使用する以外は製造例1と同様に行い、顔料ペ
ーストBを301.4部(固形分量で157.5部)得
た。
に変更し、かつ炭酸カルシウム100部のかわりに、炭
酸カルシウム50部、シールデックスC−303(W.
R.Grase & Co.社製)50部及びCD54
0(大日本インキ化学工業(株)製、不揮発分40%の
エポキシエステルエマルション)60部(固形分量で2
4部)を使用する以外は製造例1と同様に行い、顔料ペ
ーストBを301.4部(固形分量で157.5部)得
た。
【0051】製造例3 製造例2において、酸化亜鉛2.5部を配合しない以外
は製造例2と同様に行い、顔料ペーストCを298.9
部(固形分量で155.0部)得た。
は製造例2と同様に行い、顔料ペーストCを298.9
部(固形分量で155.0部)得た。
【0052】製造例4 製造例1において、炭酸カルシウム100部及び酸化亜
鉛2.5部のかわりに、炭酸カルシウム80部及びモリ
ブデン酸亜鉛カルシウム(キクチカラー(株)製、商品
名「LFボウセイMC400WR」)20部を使用する
以外は製造例1と同様に行い、顔料ペーストDを20
9.6部得た。
鉛2.5部のかわりに、炭酸カルシウム80部及びモリ
ブデン酸亜鉛カルシウム(キクチカラー(株)製、商品
名「LFボウセイMC400WR」)20部を使用する
以外は製造例1と同様に行い、顔料ペーストDを20
9.6部得た。
【0053】製造例5 製造例1において、炭酸カルシウム100部及び酸化亜
鉛2.5部のかわりに、炭酸カルシウム80部及びリン
酸亜鉛(キクチカラー(株)製、商品名「ZP−S
B」)20部を使用する以外は製造例1と同様に行い、
顔料ペーストEを209.6部得た。
鉛2.5部のかわりに、炭酸カルシウム80部及びリン
酸亜鉛(キクチカラー(株)製、商品名「ZP−S
B」)20部を使用する以外は製造例1と同様に行い、
顔料ペーストEを209.6部得た。
【0054】塗料ベースの製造 製造例6 製造例1で得た顔料ペーストAを212.1部、脱イオ
ン水46.9部、不揮発分40%のCD540(前記)
162.5部、AD69(カネボウ(株)製、不揮発分
48%のアクリルエマルション)31.3部、ドライヤ
ー(不揮発分35%、金属コバルト量として3%含有)
1.5部を均一に混合して固形分47%の塗料ベースa
を得た。
ン水46.9部、不揮発分40%のCD540(前記)
162.5部、AD69(カネボウ(株)製、不揮発分
48%のアクリルエマルション)31.3部、ドライヤ
ー(不揮発分35%、金属コバルト量として3%含有)
1.5部を均一に混合して固形分47%の塗料ベースa
を得た。
【0055】製造例7〜10 製造例6において、配合組成を下記表1に示すとおりと
する以外は製造例6と同様に行い、固形分47%の塗料
ベースb、c、d、eを得た。
する以外は製造例6と同様に行い、固形分47%の塗料
ベースb、c、d、eを得た。
【0056】
【表1】
【0057】水性塗料組成物の製造 実施例1〜6及び比較例1 上記製造例6〜8で得た塗料ベースa、b及びcを使用
して、下記表2に示す配合にて均一に混合して各水性塗
料組成物を得た。表2に、各塗料における樹脂成分10
0部に対するシールデックスC303及び酸化亜鉛の含
有量(部、PHR)を示す。
して、下記表2に示す配合にて均一に混合して各水性塗
料組成物を得た。表2に、各塗料における樹脂成分10
0部に対するシールデックスC303及び酸化亜鉛の含
有量(部、PHR)を示す。
【0058】
【表2】
【0059】実施例7〜9及び比較例2〜3 上記製造例8〜10で得た塗料ベースc、d及びeを使
用して、下記表3に示す配合にて均一に混合して各水性
塗料組成物を得た。表3に、各塗料における樹脂成分1
00部に対するシールデックスC303、モリブデン酸
亜鉛カルシウム及びリン酸亜鉛の含有量(部、PHR)
を示す。
用して、下記表3に示す配合にて均一に混合して各水性
塗料組成物を得た。表3に、各塗料における樹脂成分1
00部に対するシールデックスC303、モリブデン酸
亜鉛カルシウム及びリン酸亜鉛の含有量(部、PHR)
を示す。
【0060】
【表3】
【0061】実施例10 ウォーターゾールBC−3010(大日本インキ化学工
業(株)製、アルキド樹脂水溶液、不揮発分59%)1
52.5部(固形分量で90部)、カーボンブラック5
部、酸化亜鉛10部、シールデックスC303を25
部、炭酸カルシウム50部、エチレングリコールモノブ
チルエーテル15部、エチル3−エトキシプロピオネー
ト9.5部、サイメル303(三井サイテック(株)
製、メチルエーテル化メラミン樹脂)10部、トリエチ
ルアミン1.5部及び脱イオン水を混合、分散して水性
塗料組成物を得た。得られた水性塗料組成物における、
シールデックスC303の配合割合は25PHRであ
り、酸化亜鉛の配合割合は10PHRである。
業(株)製、アルキド樹脂水溶液、不揮発分59%)1
52.5部(固形分量で90部)、カーボンブラック5
部、酸化亜鉛10部、シールデックスC303を25
部、炭酸カルシウム50部、エチレングリコールモノブ
チルエーテル15部、エチル3−エトキシプロピオネー
ト9.5部、サイメル303(三井サイテック(株)
製、メチルエーテル化メラミン樹脂)10部、トリエチ
ルアミン1.5部及び脱イオン水を混合、分散して水性
塗料組成物を得た。得られた水性塗料組成物における、
シールデックスC303の配合割合は25PHRであ
り、酸化亜鉛の配合割合は10PHRである。
【0062】比較例4 実施例10において、シールデックスC303の25部
及び炭酸カルシウム50部のかわりに、炭酸カルシウム
75部を使用する以外は実施例10と同様に行い、比較
用の水性塗料組成物を得た。得られた水性塗料組成物に
おける、シールデックスC303の配合割合は0PHR
であり、酸化亜鉛の配合割合は10PHRである。
及び炭酸カルシウム50部のかわりに、炭酸カルシウム
75部を使用する以外は実施例10と同様に行い、比較
用の水性塗料組成物を得た。得られた水性塗料組成物に
おける、シールデックスC303の配合割合は0PHR
であり、酸化亜鉛の配合割合は10PHRである。
【0063】試験塗板の作成 実施例1〜10及び比較例1〜4で得られた水性塗料組
成物を、板厚1.0mmのアルミニウムメッキ鋼板(日
新製鋼(株)製、商品名「アルスター」)及び板厚1.
0mmのターンシート(新日本製鉄(株)製)に、乾燥
膜厚が約23μmとなるようにバーコータにて塗装し、
強制乾燥して試験塗板を作成した。強制乾燥条件は、実
施例1〜9及び比較例1〜3で得た各水性塗料組成物に
ついては、80℃で20分間焼き付けとし、実施例10
及び比較例4で得た各水性塗料組成物については、14
0℃で30分間焼き付けとした。
成物を、板厚1.0mmのアルミニウムメッキ鋼板(日
新製鋼(株)製、商品名「アルスター」)及び板厚1.
0mmのターンシート(新日本製鉄(株)製)に、乾燥
膜厚が約23μmとなるようにバーコータにて塗装し、
強制乾燥して試験塗板を作成した。強制乾燥条件は、実
施例1〜9及び比較例1〜3で得た各水性塗料組成物に
ついては、80℃で20分間焼き付けとし、実施例10
及び比較例4で得た各水性塗料組成物については、14
0℃で30分間焼き付けとした。
【0064】得られた試験塗板について下記の試験方法
に基づいて各種性能試験を行った。その試験結果を後記
表4に示す。
に基づいて各種性能試験を行った。その試験結果を後記
表4に示す。
【0065】試験方法 密着性:JIS K−5400 8.5.2(199
0)碁盤目−テ−プ法に準じて、試験塗板の塗膜表面に
カッターナイフで素地に到達するように、直交する縦横
11本ずつの平行な直線を1mm間隔で引いて、1mm
×1mmのマス目を100個作成した。その表面にセロ
ハン粘着テ−プを密着させ、テ−プを急激に剥離した際
のマス目の剥れ程度を観察し下記基準で評価した。 ○:塗膜の剥離が全く認められない △:塗膜がわずかに剥離したが、マス目は90個以上残
存 ×:塗膜がかなり剥離し、マス目の残存数は90個未
満。
0)碁盤目−テ−プ法に準じて、試験塗板の塗膜表面に
カッターナイフで素地に到達するように、直交する縦横
11本ずつの平行な直線を1mm間隔で引いて、1mm
×1mmのマス目を100個作成した。その表面にセロ
ハン粘着テ−プを密着させ、テ−プを急激に剥離した際
のマス目の剥れ程度を観察し下記基準で評価した。 ○:塗膜の剥離が全く認められない △:塗膜がわずかに剥離したが、マス目は90個以上残
存 ×:塗膜がかなり剥離し、マス目の残存数は90個未
満。
【0066】耐湿性:試験塗板を75×150mmの大
きさに切断し、裏面及び辺部を錆止め塗料でシールした
後、耐湿性試験機(機内温度49±1℃、相対湿度95
%以上)内にて120時間放置し、試験塗板の塗面のフ
クレの発生程度を目視にて判定した。塗面にフクレが認
められない場合、○(良好)と表示した。
きさに切断し、裏面及び辺部を錆止め塗料でシールした
後、耐湿性試験機(機内温度49±1℃、相対湿度95
%以上)内にて120時間放置し、試験塗板の塗面のフ
クレの発生程度を目視にて判定した。塗面にフクレが認
められない場合、○(良好)と表示した。
【0067】防食性:試験塗板を75×150mmの大
きさに切断し、素地に達するように塗面にナイフでクロ
スカット傷を入れ、裏面及び辺部を錆止め塗料でシール
した後、JIS Z−2371に準じて500時間塩水
噴霧試験を行い、ナイフ傷からの片側の錆幅(mm)に
よって評価した。
きさに切断し、素地に達するように塗面にナイフでクロ
スカット傷を入れ、裏面及び辺部を錆止め塗料でシール
した後、JIS Z−2371に準じて500時間塩水
噴霧試験を行い、ナイフ傷からの片側の錆幅(mm)に
よって評価した。
【0068】
【表4】
【0069】
【発明の効果】本発明塗料組成物は、水性であること、
有害重金属を含有しなくてもよいことから公害防止の観
点から有利である。
有害重金属を含有しなくてもよいことから公害防止の観
点から有利である。
【0070】本発明の水性塗料組成物は、有害重金属を
含有しなくても防食性に優れた塗膜を形成でき、特に、
本発明の水性塗料組成物をアルミニウムメッキ鋼板上に
塗装した塗装鋼板は、従来のターンシート塗装板と同等
程度又はそれ以上の防食性を示す。したがって、有害な
鉛を含有するターンシート塗装板を、本発明の水性塗料
組成物を使用することによりアルミニウムメッキ鋼板塗
装板に置き換えることができるので、地球環境保全の観
点から有利である。
含有しなくても防食性に優れた塗膜を形成でき、特に、
本発明の水性塗料組成物をアルミニウムメッキ鋼板上に
塗装した塗装鋼板は、従来のターンシート塗装板と同等
程度又はそれ以上の防食性を示す。したがって、有害な
鉛を含有するターンシート塗装板を、本発明の水性塗料
組成物を使用することによりアルミニウムメッキ鋼板塗
装板に置き換えることができるので、地球環境保全の観
点から有利である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C09D 133:00 161:28) (C09D 163/00 133:00 161:28)
Claims (5)
- 【請求項1】 (A)水性アルキド樹脂及び水性エポキ
シエステル樹脂から選ばれる少なくとも1種の水性樹脂
50〜100重量部、 (B)水性アクリル樹脂0〜50重量部及び (C)水性メラミン樹脂0〜30重量部からなる皮膜形
成性樹脂成分の合計量100重量部に対して、 (D)亜鉛化合物及びモリブデン酸化合物から選ばれる
少なくとも1種のノンクロム防錆顔料0〜50重量部及
び (E)カルシウムイオン交換された非晶質シリカ微粒子
5〜50重量部を含有することを特徴とする水性塗料組
成物。 - 【請求項2】 ノンクロム防錆顔料(D)の配合量が、
皮膜形成性樹脂成分の合計量100重量部に対して、2
〜30重量部である請求項1記載の水性塗料組成物。 - 【請求項3】 ノンクロム防錆顔料(D)が、酸化亜
鉛、リン酸亜鉛及びモリブデン酸亜鉛カルシウムの1種
又は2種以上の混合物である請求項1又は2に記載の水
性塗料組成物。 - 【請求項4】 さらに、バリタ、炭酸カルシウム、及び
炭酸カルシウムと炭酸マグネシウムとの混晶から選ばれ
る少なくとも1種の体質顔料を含有する請求項1〜3の
いずれか一項に記載の水性塗料組成物。 - 【請求項5】 化成処理及び/又は有機皮膜処理されて
いてもよいアルミニウムメッキ鋼板基材上に、請求項1
記載の水性塗料組成物からの塗膜が形成されてなるアル
ミニウムメッキ鋼板を基材とする塗装物品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10042728A JPH11241048A (ja) | 1998-02-25 | 1998-02-25 | 水性塗料組成物及びこの組成物を塗装した塗装物品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10042728A JPH11241048A (ja) | 1998-02-25 | 1998-02-25 | 水性塗料組成物及びこの組成物を塗装した塗装物品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11241048A true JPH11241048A (ja) | 1999-09-07 |
Family
ID=12644128
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10042728A Pending JPH11241048A (ja) | 1998-02-25 | 1998-02-25 | 水性塗料組成物及びこの組成物を塗装した塗装物品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11241048A (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001106967A (ja) * | 1999-10-04 | 2001-04-17 | Kansai Paint Co Ltd | 水性塗料組成物及びこの組成物を塗装した塗装物品 |
| JP2002038082A (ja) * | 2000-07-28 | 2002-02-06 | Dainippon Ink & Chem Inc | 塗料組成物及び塗装金属板 |
| JP2002080786A (ja) * | 2000-09-05 | 2002-03-19 | Nittetsu Yahata Eng Kk | 無公害防錆被覆組成物 |
| JP2002307011A (ja) * | 2001-04-12 | 2002-10-22 | Nippon Paint Co Ltd | ガソリンタンクの塗装方法 |
| JP2007270115A (ja) * | 2005-07-20 | 2007-10-18 | Cosmo Material:Kk | 防錆塗料 |
| KR100880461B1 (ko) | 2006-12-13 | 2009-01-30 | 조광페인트주식회사 | 내식성이 우수한 수용성 소부 아연 도료 조성물 및 이의 제조방법 |
| KR100912699B1 (ko) | 2007-06-04 | 2009-08-19 | 이현모 | 수용성 알키드 수지를 포함하는 규사 코팅용 색상 조성물,및 이를 이용한 컬러 규사 및 그 제조방법 |
| JP2009191245A (ja) * | 2008-01-18 | 2009-08-27 | Aisin Chem Co Ltd | 水性コーティング材 |
| US7776949B2 (en) | 2008-01-18 | 2010-08-17 | Aisin Kako Kabushiki Kaisha | Water-based coating material |
| KR101428589B1 (ko) * | 2013-02-20 | 2014-08-08 | 건설화학공업 주식회사 | 알루미늄 알로이 휠의 스파터링 도금을 위한 중도 액체도료 조성물 |
| CN116496107A (zh) * | 2023-04-28 | 2023-07-28 | 湖北工业大学 | 一种免烧珠光陶瓷砖及其制备方法 |
| JP2023110746A (ja) * | 2022-01-28 | 2023-08-09 | 阪神高速技術株式会社 | 防錆塗料、防錆方法及び塗膜 |
-
1998
- 1998-02-25 JP JP10042728A patent/JPH11241048A/ja active Pending
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| KR100880461B1 (ko) | 2006-12-13 | 2009-01-30 | 조광페인트주식회사 | 내식성이 우수한 수용성 소부 아연 도료 조성물 및 이의 제조방법 |
| KR100912699B1 (ko) | 2007-06-04 | 2009-08-19 | 이현모 | 수용성 알키드 수지를 포함하는 규사 코팅용 색상 조성물,및 이를 이용한 컬러 규사 및 그 제조방법 |
| JP2009191245A (ja) * | 2008-01-18 | 2009-08-27 | Aisin Chem Co Ltd | 水性コーティング材 |
| US7776949B2 (en) | 2008-01-18 | 2010-08-17 | Aisin Kako Kabushiki Kaisha | Water-based coating material |
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| JP2023110746A (ja) * | 2022-01-28 | 2023-08-09 | 阪神高速技術株式会社 | 防錆塗料、防錆方法及び塗膜 |
| CN116496107A (zh) * | 2023-04-28 | 2023-07-28 | 湖北工业大学 | 一种免烧珠光陶瓷砖及其制备方法 |
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