JPH1124126A - カメラ用シャッタ - Google Patents
カメラ用シャッタInfo
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- JPH1124126A JPH1124126A JP9182731A JP18273197A JPH1124126A JP H1124126 A JPH1124126 A JP H1124126A JP 9182731 A JP9182731 A JP 9182731A JP 18273197 A JP18273197 A JP 18273197A JP H1124126 A JPH1124126 A JP H1124126A
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Landscapes
- Shutters For Cameras (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】ムービングマグネット型モータの往復作動に連
動してリンク部材が光軸を横切る方向へ作動し、シャッ
タ羽根を開閉作動させるように構成されていて、該連動
部が損傷・変形しないようにしたカメラ用シャッタを提
供すること。 【解決手段】環状のリンク部材2は、上下方向へ往復作
動することによって、シャッタ羽根3,4,5に開閉作
動を行わせるようになっている。リンク部材2は、ばね
14によって上方へ作動し、下方への作動は、ムービン
グマグネット型モータの回転子と一体の作動部材12の
作動ピン12aによって行われる。作動ピン12aは、
それに取り付けられた筒状体13を介して、リンク部材
2に形成された凹部12aの端面を下方へ押すように構
成されているため、リンク部材2が硬質の薄い材料で製
作され、作動ピン12aが比較的硬質でない材料で製作
されていても、筒状体13に保護され、作動ピン12a
は損傷されない。
動してリンク部材が光軸を横切る方向へ作動し、シャッ
タ羽根を開閉作動させるように構成されていて、該連動
部が損傷・変形しないようにしたカメラ用シャッタを提
供すること。 【解決手段】環状のリンク部材2は、上下方向へ往復作
動することによって、シャッタ羽根3,4,5に開閉作
動を行わせるようになっている。リンク部材2は、ばね
14によって上方へ作動し、下方への作動は、ムービン
グマグネット型モータの回転子と一体の作動部材12の
作動ピン12aによって行われる。作動ピン12aは、
それに取り付けられた筒状体13を介して、リンク部材
2に形成された凹部12aの端面を下方へ押すように構
成されているため、リンク部材2が硬質の薄い材料で製
作され、作動ピン12aが比較的硬質でない材料で製作
されていても、筒状体13に保護され、作動ピン12a
は損傷されない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルムの露光作
動に際して、複数のシャッタ羽根が、円形をした露光用
の開口部を、その往復作動によって開閉するようにした
カメラ用シャッタに関する。
動に際して、複数のシャッタ羽根が、円形をした露光用
の開口部を、その往復作動によって開閉するようにした
カメラ用シャッタに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のシャッタは、レンズシャッタと
言われているものであって、露光作動に際して、複数の
シャッタ羽根が、露光用の開口部を、光軸中心から開い
て行き、その後、光軸中心に向けて閉じて行くようにし
たものである。そして、その作動中は、複数のシャッタ
羽根によって、常に円形に近い開口形状を保てるように
するのが理想とされている。そのため、古くは、複数の
シャッタ羽根を露光用の開口部の周辺位置に等間隔に配
置し、それらを、光軸を中心にして往復回転する駆動リ
ングによって作動させていた。しかも、駆動リングの回
転は、ばね力のみによって行われていた。しかしなが
ら、このようなシャッタは、駆動リングが、シャッタ地
板面に対して全周にわたって形成された溝の中に配置さ
れていたため、加工コストが高く、また、平面摩擦抵抗
はともかくとして、極めて大きな周面摩擦抵抗が生じ、
高速化には自ずと限界があった。
言われているものであって、露光作動に際して、複数の
シャッタ羽根が、露光用の開口部を、光軸中心から開い
て行き、その後、光軸中心に向けて閉じて行くようにし
たものである。そして、その作動中は、複数のシャッタ
羽根によって、常に円形に近い開口形状を保てるように
するのが理想とされている。そのため、古くは、複数の
シャッタ羽根を露光用の開口部の周辺位置に等間隔に配
置し、それらを、光軸を中心にして往復回転する駆動リ
ングによって作動させていた。しかも、駆動リングの回
転は、ばね力のみによって行われていた。しかしなが
ら、このようなシャッタは、駆動リングが、シャッタ地
板面に対して全周にわたって形成された溝の中に配置さ
れていたため、加工コストが高く、また、平面摩擦抵抗
はともかくとして、極めて大きな周面摩擦抵抗が生じ、
高速化には自ずと限界があった。
【0003】その後、フィルム技術やレンズ技術の進歩
と共に、上記した作動中の開口形状については、多少で
あれば崩れた形状でも許されるようになり、むしろ低コ
スト化の方が重視されるようになってきた。そのため、
駆動リングを用いるものはプロ用のカメラに採用される
大型シャッタを除いて姿を消し、それに代わって、相対
的に往復作動を行う2枚羽根のシャッタが主流になって
きた。しかしながら、この種のシャッタであっても作動
中の開口形状を大きく崩すわけにはいかない。そこで、
2枚羽根シャッタとしての可能な範囲において、理想に
少しでも近い形状が得られるように設計され、個々の羽
根の形状も、それに沿って決められていた。しかし、そ
の後、IX240カートリッジフィルム(APSフィル
ム)の出現もあって、低コスト化は勿論であるが、小型
化,電動化についての要請が大きくなり、中でも特に小
型化についての要請が大きくなってきた。
と共に、上記した作動中の開口形状については、多少で
あれば崩れた形状でも許されるようになり、むしろ低コ
スト化の方が重視されるようになってきた。そのため、
駆動リングを用いるものはプロ用のカメラに採用される
大型シャッタを除いて姿を消し、それに代わって、相対
的に往復作動を行う2枚羽根のシャッタが主流になって
きた。しかしながら、この種のシャッタであっても作動
中の開口形状を大きく崩すわけにはいかない。そこで、
2枚羽根シャッタとしての可能な範囲において、理想に
少しでも近い形状が得られるように設計され、個々の羽
根の形状も、それに沿って決められていた。しかし、そ
の後、IX240カートリッジフィルム(APSフィル
ム)の出現もあって、低コスト化は勿論であるが、小型
化,電動化についての要請が大きくなり、中でも特に小
型化についての要請が大きくなってきた。
【0004】ところで、レンズシャッタの内径は、言う
までもなくレンズの口径によって決まってしまう。従っ
て、レンズシャッタを小型化するということは、全体の
寸法を単純に小さくするということではない。機構配置
部分を如何にしてコンパクト化するかということであ
る。このことは、露光用の開口部を全開にした場合にお
けるシャッタ羽根の平面的な収容スペースを如何に小さ
くするかということにほかならない。しかしながら、上
記した2枚羽根構成のシャッタにおいては、既に可能な
限りの小型化が行われているため、これ以上小型化しよ
うとすると、上記した作動中における開口形状を、許容
できる範囲の形状に維持することができなくなってしま
う。
までもなくレンズの口径によって決まってしまう。従っ
て、レンズシャッタを小型化するということは、全体の
寸法を単純に小さくするということではない。機構配置
部分を如何にしてコンパクト化するかということであ
る。このことは、露光用の開口部を全開にした場合にお
けるシャッタ羽根の平面的な収容スペースを如何に小さ
くするかということにほかならない。しかしながら、上
記した2枚羽根構成のシャッタにおいては、既に可能な
限りの小型化が行われているため、これ以上小型化しよ
うとすると、上記した作動中における開口形状を、許容
できる範囲の形状に維持することができなくなってしま
う。
【0005】そこで、更に小型化するためには、シャッ
タ羽根を3枚以上にし、1枚当たりの平面積を小さくす
ると共に、それらを、光軸を中心にして、略等間隔に配
置することが必要になるが、既に説明した理由によっ
て、もはや従来のような駆動リングを用いることができ
ない。そこで、周面摩擦抵抗力が生じることのない薄い
板材で製作したリンク部材と称する作動部材に3枚以上
のシャッタ羽根を連結させ、そのリンク部材を光軸を横
切る方向に往復作動させることによって、シャッタ羽根
に開閉作動を行わせるようにしたシャッタが本出願人か
ら提案され、実開平7−5131号公報,特開平7−1
3218号公報等で知られている。
タ羽根を3枚以上にし、1枚当たりの平面積を小さくす
ると共に、それらを、光軸を中心にして、略等間隔に配
置することが必要になるが、既に説明した理由によっ
て、もはや従来のような駆動リングを用いることができ
ない。そこで、周面摩擦抵抗力が生じることのない薄い
板材で製作したリンク部材と称する作動部材に3枚以上
のシャッタ羽根を連結させ、そのリンク部材を光軸を横
切る方向に往復作動させることによって、シャッタ羽根
に開閉作動を行わせるようにしたシャッタが本出願人か
ら提案され、実開平7−5131号公報,特開平7−1
3218号公報等で知られている。
【0006】他方、シャッタ羽根の駆動源としては、古
くからコイルばねが使用されており、現在でもそれが主
流になっている。しかし、最近では、撮影ごとにシャッ
タの駆動機構をセットしなくて済むという観点から、駆
動源にモータを使用するものが増えてきた。上記の二つ
の公報に記載されたシャッタは、いずれもモータを駆動
源としている。そして、モータの種類としては、大きな
駆動力が得られることから、当初はステッピングモータ
を使用することが考えられていたが、ステッピングモー
タは、小型化が容易でなく、また、小型化すると高価に
なるという問題点があった。
くからコイルばねが使用されており、現在でもそれが主
流になっている。しかし、最近では、撮影ごとにシャッ
タの駆動機構をセットしなくて済むという観点から、駆
動源にモータを使用するものが増えてきた。上記の二つ
の公報に記載されたシャッタは、いずれもモータを駆動
源としている。そして、モータの種類としては、大きな
駆動力が得られることから、当初はステッピングモータ
を使用することが考えられていたが、ステッピングモー
タは、小型化が容易でなく、また、小型化すると高価に
なるという問題点があった。
【0007】そこで、現在では、ステッピングモータよ
り低コストで、且つ小型化に対応し易いムービングマグ
ネット型モータと称されているモータを使用することが
注目されている。このムービングマグネット型モータ
は、コイルへの通電方向によって永久磁石(通常、2
極)の回転子を所定の角度範囲で往復作動させるのが特
徴であって、上記の二つの公報のうち、特開平7−13
218号公報に記載されたシャッタには、そのムービン
グマグネット型モータが使用されている。本発明は、こ
のようにして、3枚以上のシャッタ羽根を連結している
リンク部材を、ムービングマグネット型モータの作動に
連動して往復作動させるようにしたカメラ用シャッタに
関するものである。
り低コストで、且つ小型化に対応し易いムービングマグ
ネット型モータと称されているモータを使用することが
注目されている。このムービングマグネット型モータ
は、コイルへの通電方向によって永久磁石(通常、2
極)の回転子を所定の角度範囲で往復作動させるのが特
徴であって、上記の二つの公報のうち、特開平7−13
218号公報に記載されたシャッタには、そのムービン
グマグネット型モータが使用されている。本発明は、こ
のようにして、3枚以上のシャッタ羽根を連結している
リンク部材を、ムービングマグネット型モータの作動に
連動して往復作動させるようにしたカメラ用シャッタに
関するものである。
【0008】ところで、ムービングマグネット型モータ
は、上記したように低コストであって、しかも小型化し
易いという利点がある反面、ステッピングモータより起
動性が良くなく、通電を開始してから所定の駆動力が得
られるまでに要する時間が長く掛かり、且つ駆動力が負
荷の僅かなバラツキによって左右され易いという問題点
を有している。また、その駆動力は電圧の変化(バッテ
リーの電圧変化とは限らない)によっても左右され易い
という問題点を有している。そのため、本発明で対象と
するシャッタのように、3枚以上のシャッタ羽根を連結
しているリンク部材をムービングマグネット型モータに
よって作動させようとすると、通常の2枚構成のシャッ
タ羽根を直接作動させるものに比較して負荷が一段と大
きくなるため、所定のシャッタ機能を得ることができ
ず、種々の問題点を解決しなければならなくなる。
は、上記したように低コストであって、しかも小型化し
易いという利点がある反面、ステッピングモータより起
動性が良くなく、通電を開始してから所定の駆動力が得
られるまでに要する時間が長く掛かり、且つ駆動力が負
荷の僅かなバラツキによって左右され易いという問題点
を有している。また、その駆動力は電圧の変化(バッテ
リーの電圧変化とは限らない)によっても左右され易い
という問題点を有している。そのため、本発明で対象と
するシャッタのように、3枚以上のシャッタ羽根を連結
しているリンク部材をムービングマグネット型モータに
よって作動させようとすると、通常の2枚構成のシャッ
タ羽根を直接作動させるものに比較して負荷が一段と大
きくなるため、所定のシャッタ機能を得ることができ
ず、種々の問題点を解決しなければならなくなる。
【0009】先ず問題となるのは、負荷が大きくなって
シャッタの高速化が難しくなるとい点である。この負荷
の増大はシャッタ羽根の枚数の増加とも無縁ではない
が、それよりもリンク部材を設けることによる影響の方
が大きい。次に、個々のシャッタ間におけるシャッタ羽
根の立ち上がり特性(ピンホールから全開までのシャッ
タ羽根の作動特性)のバラツキが大きくなり、製造上、
調整範囲を大きくしておかなければならないという問題
点がある。特に、その調整を、シャッタ羽根の作動開始
位置を変えることのみで行おうとすると、必然的にシャ
ッタ羽根が大きくなり、高速化のためにも小型化のため
にも不利になってしまう。更に、シャッタ羽根の作動が
不安定になり、同じ撮影条件で撮影しても異なる露光結
果(切りむらと称されている)が生じてしまったり、被
写界に対するカメラの構え方(姿勢)の違いによって異
なる露光結果が生じてしまうという問題点がある。
シャッタの高速化が難しくなるとい点である。この負荷
の増大はシャッタ羽根の枚数の増加とも無縁ではない
が、それよりもリンク部材を設けることによる影響の方
が大きい。次に、個々のシャッタ間におけるシャッタ羽
根の立ち上がり特性(ピンホールから全開までのシャッ
タ羽根の作動特性)のバラツキが大きくなり、製造上、
調整範囲を大きくしておかなければならないという問題
点がある。特に、その調整を、シャッタ羽根の作動開始
位置を変えることのみで行おうとすると、必然的にシャ
ッタ羽根が大きくなり、高速化のためにも小型化のため
にも不利になってしまう。更に、シャッタ羽根の作動が
不安定になり、同じ撮影条件で撮影しても異なる露光結
果(切りむらと称されている)が生じてしまったり、被
写界に対するカメラの構え方(姿勢)の違いによって異
なる露光結果が生じてしまうという問題点がある。
【0010】そのため、本出願人は、それらの問題点を
解決するための手段を、本願出願前に特許出願(特願平
8−253087号)している。そこで、その出願にお
いて実施例として図示された構成(公知ではないが、以
下、従来例という)を、ここで簡単に説明しておく。そ
の従来例によれば、リンク部材が、その開き作動方向
(シャッタ羽根に開き作動を行わせるために作動する方
向)の端面で、ムービングマグネット型モータの回転子
に一体化された作動部材のピン(作動ピン)に接触する
ように構成されていて、尚且つこのリンク部材は、ばね
によって開き作動方向へ付勢されているように構成され
ている。
解決するための手段を、本願出願前に特許出願(特願平
8−253087号)している。そこで、その出願にお
いて実施例として図示された構成(公知ではないが、以
下、従来例という)を、ここで簡単に説明しておく。そ
の従来例によれば、リンク部材が、その開き作動方向
(シャッタ羽根に開き作動を行わせるために作動する方
向)の端面で、ムービングマグネット型モータの回転子
に一体化された作動部材のピン(作動ピン)に接触する
ように構成されていて、尚且つこのリンク部材は、ばね
によって開き作動方向へ付勢されているように構成され
ている。
【0011】そのため、モータに通電され作動ピンが開
き作動方向に作動を開始すると、ばねの力がリンク部材
の端面を介して作動ピンに加わるため、作動ピンはモー
タだけによって作動されるよりも早く作動されることに
なる。そして、ばねを設けたことによるこの効果は、モ
ータの作動開始の初期段階で大きく作用し、ムービング
マグネット型モータの起動性の悪さを補うことになる。
従って、シャッタ羽根の立ち上がり特性が良くなり、ま
た上記した問題点も改善されることになる。その後、作
動ピンがモータによって逆方向へ作動したときには、該
作動ピンが上記のばね力に抗してリンク部材の端面を押
し、シャッタ羽根に閉じ作動を行わせることになる。
き作動方向に作動を開始すると、ばねの力がリンク部材
の端面を介して作動ピンに加わるため、作動ピンはモー
タだけによって作動されるよりも早く作動されることに
なる。そして、ばねを設けたことによるこの効果は、モ
ータの作動開始の初期段階で大きく作用し、ムービング
マグネット型モータの起動性の悪さを補うことになる。
従って、シャッタ羽根の立ち上がり特性が良くなり、ま
た上記した問題点も改善されることになる。その後、作
動ピンがモータによって逆方向へ作動したときには、該
作動ピンが上記のばね力に抗してリンク部材の端面を押
し、シャッタ羽根に閉じ作動を行わせることになる。
【0012】ところが、このような構成にすると、製作
条件によっては、別の点で不都合が生じる場合のあるこ
とが分かった。既に説明したことからも分かるように、
ムービングマグネット型モータの負荷を少なくするため
には、羽根の枚数を余り増やさないことも必要だが、リ
ンク部材を出来るだけ軽量化し且つリンク部材に起因す
る摩擦抵抗力を出来るだけ小さくすることが必要にな
る。そして、軽量化を行うためには、形状面からは出来
るだけ板厚を薄くする必要が生じてくる。
条件によっては、別の点で不都合が生じる場合のあるこ
とが分かった。既に説明したことからも分かるように、
ムービングマグネット型モータの負荷を少なくするため
には、羽根の枚数を余り増やさないことも必要だが、リ
ンク部材を出来るだけ軽量化し且つリンク部材に起因す
る摩擦抵抗力を出来るだけ小さくすることが必要にな
る。そして、軽量化を行うためには、形状面からは出来
るだけ板厚を薄くする必要が生じてくる。
【0013】しかし、余り板厚を薄くした場合には、作
動ピンが上記したリンク部材の端面を摺動することに加
え、作動ピンがリンク部材の端面から一時的に離れ再度
当接するようなこととか、リンク部材が閉じ作動方向へ
の作動の最後にストッパに当接するようなことがある
と、上記の端面と作動ピンとの間に必要以上の力が加わ
るため、いずれか一方に損傷が生じたり、損傷と言えな
いまでも使用を重ねるうちに変形を生じてしまい、露光
時間の制御に影響を及ぼしてしまうことが分かった。特
に、最近では作動ピンを合成樹脂製にするのが普通にな
っているし、また、作動ピンをモータの回転子と一緒
に、磁性材粉末を混入した合成樹脂で製作するようにも
なってきたため、リンク部材の薄い端面によって、作動
ピンが徐々に削られてしまったり、更に、作動ピンが後
者の方法で製作されている場合には、その削られた部分
に錆が発生してしまうことも分かった。
動ピンが上記したリンク部材の端面を摺動することに加
え、作動ピンがリンク部材の端面から一時的に離れ再度
当接するようなこととか、リンク部材が閉じ作動方向へ
の作動の最後にストッパに当接するようなことがある
と、上記の端面と作動ピンとの間に必要以上の力が加わ
るため、いずれか一方に損傷が生じたり、損傷と言えな
いまでも使用を重ねるうちに変形を生じてしまい、露光
時間の制御に影響を及ぼしてしまうことが分かった。特
に、最近では作動ピンを合成樹脂製にするのが普通にな
っているし、また、作動ピンをモータの回転子と一緒
に、磁性材粉末を混入した合成樹脂で製作するようにも
なってきたため、リンク部材の薄い端面によって、作動
ピンが徐々に削られてしまったり、更に、作動ピンが後
者の方法で製作されている場合には、その削られた部分
に錆が発生してしまうことも分かった。
【0014】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、その目的とするところは、ム
ービングマグネット型モータによって往復作動する作動
ピンに連動して、環状又は円弧状をしたリンク部材が、
光軸を横切る方向へ往復作動することによって、3枚以
上のシャッタ羽根に開閉作動を行わせるようにしたシャ
ッタにおいて、リンク部材を薄くしても、作動ピンや、
その作動ピンに接触するリンク部材の端面に損傷や変形
を生じないようにしたカメラ用シャッタを提供すること
である。
めになされたものであり、その目的とするところは、ム
ービングマグネット型モータによって往復作動する作動
ピンに連動して、環状又は円弧状をしたリンク部材が、
光軸を横切る方向へ往復作動することによって、3枚以
上のシャッタ羽根に開閉作動を行わせるようにしたシャ
ッタにおいて、リンク部材を薄くしても、作動ピンや、
その作動ピンに接触するリンク部材の端面に損傷や変形
を生じないようにしたカメラ用シャッタを提供すること
である。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のカメラ用シャッタは、各々が支点部と動
点部とを有し所定の間隔で露光用開口部の周りに配置さ
れており該支点部で往復回動することにより該露光用開
口部の開閉作動を行う3枚以上のシャッタ羽根と、前記
各動点部と回転可能に連結していて前記露光用開口部を
囲むように環状又は円弧状に形成されており光軸を横切
る方向へ往復作動することによって前記各シャッタ羽根
に開閉作動を行わせる薄板状のリンク部材と、所定の角
度範囲で往復作動するムービングマグネット型モータ
と、前記モータによって往復作動を行い且つ前記リンク
部材の端面の連動部に光軸を横切る方向から接しており
一方向への作動時において該連動部を押し前記シャッタ
羽根に閉じ作動を行わせる作動ピンと、前記作動ピンの
他方向への作動時において前記連動部が前記作動ピンに
接触した状態で作動するように前記リンク部材を付勢し
それによって前記シャッタ羽根に開き作動を行わせるば
ねとを備えていて、前記作動ピンと前記連動部との少な
くとも一方に、損傷・変形防止用の保護手段を設けてい
るようにする。また、本発明のカメラ用シャッタにおい
ては、好ましくは、前記モータの回転子と前記作動ピン
とが、磁性材粉末を混入した合成樹脂で一体成形されて
いるようにする。また、本発明のカメラ用シャッタにお
いては、好ましくは、前記保護手段が、前記作動ピンに
嵌装された筒状体であるようにする。また、本発明のカ
メラ用シャッタにおいては、好ましくは、前記保護手段
が、前記作動ピンに嵌装された熱収縮性チューブである
ようにする。また、本発明のカメラ用シャッタにおいて
は、好ましくは、前記保護手段が、前記作動ピンにメッ
キされた皮膜であるようにする。また、本発明のカメラ
用シャッタにおいては、好ましくは、前記保護手段が、
前記連動部に形成された折曲部であるようにする。更
に、本発明のカメラ用シャッタにおいては、好ましく
は、前記保護手段が、そのスリットによって前記連動部
に取り付けられた、前記リンク部材より厚い材料で製作
された部材であるようにする。
めに、本発明のカメラ用シャッタは、各々が支点部と動
点部とを有し所定の間隔で露光用開口部の周りに配置さ
れており該支点部で往復回動することにより該露光用開
口部の開閉作動を行う3枚以上のシャッタ羽根と、前記
各動点部と回転可能に連結していて前記露光用開口部を
囲むように環状又は円弧状に形成されており光軸を横切
る方向へ往復作動することによって前記各シャッタ羽根
に開閉作動を行わせる薄板状のリンク部材と、所定の角
度範囲で往復作動するムービングマグネット型モータ
と、前記モータによって往復作動を行い且つ前記リンク
部材の端面の連動部に光軸を横切る方向から接しており
一方向への作動時において該連動部を押し前記シャッタ
羽根に閉じ作動を行わせる作動ピンと、前記作動ピンの
他方向への作動時において前記連動部が前記作動ピンに
接触した状態で作動するように前記リンク部材を付勢し
それによって前記シャッタ羽根に開き作動を行わせるば
ねとを備えていて、前記作動ピンと前記連動部との少な
くとも一方に、損傷・変形防止用の保護手段を設けてい
るようにする。また、本発明のカメラ用シャッタにおい
ては、好ましくは、前記モータの回転子と前記作動ピン
とが、磁性材粉末を混入した合成樹脂で一体成形されて
いるようにする。また、本発明のカメラ用シャッタにお
いては、好ましくは、前記保護手段が、前記作動ピンに
嵌装された筒状体であるようにする。また、本発明のカ
メラ用シャッタにおいては、好ましくは、前記保護手段
が、前記作動ピンに嵌装された熱収縮性チューブである
ようにする。また、本発明のカメラ用シャッタにおいて
は、好ましくは、前記保護手段が、前記作動ピンにメッ
キされた皮膜であるようにする。また、本発明のカメラ
用シャッタにおいては、好ましくは、前記保護手段が、
前記連動部に形成された折曲部であるようにする。更
に、本発明のカメラ用シャッタにおいては、好ましく
は、前記保護手段が、そのスリットによって前記連動部
に取り付けられた、前記リンク部材より厚い材料で製作
された部材であるようにする。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図示した
三つの実施例に則して説明する。図1〜図5は本発明の
第1実施例を示したものであって、図1はシャッタ閉鎖
状態を示した平面図、図2はシャッタ羽根の図示を省略
した図1の背面図、図3は図2の一部断面図、図4は要
部分解斜視図、図5はシャッタ全開状態を示した平面図
である。また、図6及び図7は、夫々本発明の第2実施
例及び第3実施例を示したものであって、それらの要部
のみを示した斜視図である。尚、各実施例においては、
実質的に同じ部材,部位に、同じ符号を付けてある。
三つの実施例に則して説明する。図1〜図5は本発明の
第1実施例を示したものであって、図1はシャッタ閉鎖
状態を示した平面図、図2はシャッタ羽根の図示を省略
した図1の背面図、図3は図2の一部断面図、図4は要
部分解斜視図、図5はシャッタ全開状態を示した平面図
である。また、図6及び図7は、夫々本発明の第2実施
例及び第3実施例を示したものであって、それらの要部
のみを示した斜視図である。尚、各実施例においては、
実質的に同じ部材,部位に、同じ符号を付けてある。
【0017】先ず、図1〜図5に示した第1実施例の構
成から説明する。図1において、シャッタ地板1は合成
樹脂製であって、光軸を中心にした円形の開口部1aを
有している。シャッタ地板1の外周縁に沿って、図の手
前側に張り出した壁1bが形成されており、3箇所に、
貫通していないねじ穴1c,1c,1cが形成されてい
る。またシャッタ地板1の表面側には、図示を省略した
合成樹脂製の補助地板が配置されており、三つのビスに
よって該ねじ穴1c,1c,1cに取り付けられてい
る。
成から説明する。図1において、シャッタ地板1は合成
樹脂製であって、光軸を中心にした円形の開口部1aを
有している。シャッタ地板1の外周縁に沿って、図の手
前側に張り出した壁1bが形成されており、3箇所に、
貫通していないねじ穴1c,1c,1cが形成されてい
る。またシャッタ地板1の表面側には、図示を省略した
合成樹脂製の補助地板が配置されており、三つのビスに
よって該ねじ穴1c,1c,1cに取り付けられてい
る。
【0018】また、その補助地板には、二つの突起部が
形成されていて、それらを、シャッタ地板1に形成され
た貫通していない穴1d,1eに嵌合させている。ま
た、補助地板にも光軸を中心にした円形の開口部が形成
されているが、開口部1aよりも直径が大きいため、シ
ャッタとしての露光用開口部は、開口部1aによって規
制されている。本実施例においては、このようにしてシ
ャッタ地板1と補助地板の間に羽根室が形成され、壁1
bによって外周方向から光が入らないように遮光されて
いる。
形成されていて、それらを、シャッタ地板1に形成され
た貫通していない穴1d,1eに嵌合させている。ま
た、補助地板にも光軸を中心にした円形の開口部が形成
されているが、開口部1aよりも直径が大きいため、シ
ャッタとしての露光用開口部は、開口部1aによって規
制されている。本実施例においては、このようにしてシ
ャッタ地板1と補助地板の間に羽根室が形成され、壁1
bによって外周方向から光が入らないように遮光されて
いる。
【0019】羽根室内には、環状をしたリンク部材2
と、3枚のシャッタ羽根3,4,5が配置されている
が、その配置順序は、紙面から手前側に向けてリンク部
材2,シャッタ羽根3,シャッタ羽根4,シャッタ羽根
5となっている。そして、組立状態においては、上記し
た図示していない補助地板の一部が、シャッタ羽根5を
軽く紙面方向へ押すようにしている。そして、リンク部
材2には凹部2a、係接部2b、三つの張出部2c,2
d,2e、三つの長孔2f,2g,2hが形成されてい
るが、そのうち凹部2aの一部の端面が後述する作動ピ
ンとの連動部になっている。
と、3枚のシャッタ羽根3,4,5が配置されている
が、その配置順序は、紙面から手前側に向けてリンク部
材2,シャッタ羽根3,シャッタ羽根4,シャッタ羽根
5となっている。そして、組立状態においては、上記し
た図示していない補助地板の一部が、シャッタ羽根5を
軽く紙面方向へ押すようにしている。そして、リンク部
材2には凹部2a、係接部2b、三つの張出部2c,2
d,2e、三つの長孔2f,2g,2hが形成されてい
るが、そのうち凹部2aの一部の端面が後述する作動ピ
ンとの連動部になっている。
【0020】また、張出部2c,2d,2eは、夫々、
シャッタ地板1に形成されている棚状の受け部1f,1
g,1hに載置されている。更に、長孔2f,2g,2
hは、夫々、シャッタ地板1に立設された軸1i,1
j,1kに緩く嵌合され、それらの軸によってリンク部
材2の作動が制限されないようになっている。尚、本実
施例においては、作動中において、リンク部材2がシャ
ッタ地板1に対して面接触して摺動するのは受け部1
f,1g,1hに対してだけであるため、リンク部材2
は、極めて摩擦抵抗力が小さく、スムーズに作動させら
れるようになっているが、本発明は、この構成に限定さ
れるものではなく、必要に応じて最小限の支承面をシャ
ッタ地板1や補助地板に設けることを妨げるものではな
い。
シャッタ地板1に形成されている棚状の受け部1f,1
g,1hに載置されている。更に、長孔2f,2g,2
hは、夫々、シャッタ地板1に立設された軸1i,1
j,1kに緩く嵌合され、それらの軸によってリンク部
材2の作動が制限されないようになっている。尚、本実
施例においては、作動中において、リンク部材2がシャ
ッタ地板1に対して面接触して摺動するのは受け部1
f,1g,1hに対してだけであるため、リンク部材2
は、極めて摩擦抵抗力が小さく、スムーズに作動させら
れるようになっているが、本発明は、この構成に限定さ
れるものではなく、必要に応じて最小限の支承面をシャ
ッタ地板1や補助地板に設けることを妨げるものではな
い。
【0021】また、シャッタ羽根3,4,5は、夫々、
それらの孔を軸1i,1j,1kに回転可能に嵌合さ
せ、その嵌合部を支点にして開口部1aの開閉作動を行
い得るようになっている。更に、各シャッタ羽根3,
4,5は、夫々、連結軸6,7,8によってリンク部材
2に取り付けられている。各連結軸6,7,8はリベッ
ト部品であって、リンク部材2の背面側から挿入され、
各シャッタ羽根3,4,5の表面側にかしめられてい
る。そのため、リンク部材2と各連結軸6,7,8との
間は可動になっており、連結軸6,7,8が各シャッタ
羽根3,4,5の動点部となっている。また、シャッタ
羽根5には、その先端に突起部5aが形成されている。
これは、開き作動の初期段階において、羽根室外におい
て補助地板に取り付けられているフォトリフレクタの光
路を遮断するためのものであるが、そのような検出機構
の構成と機能は、レンズシャッタにおいては周知である
ため、それに関係する他の構成の図示は省略されてい
る。
それらの孔を軸1i,1j,1kに回転可能に嵌合さ
せ、その嵌合部を支点にして開口部1aの開閉作動を行
い得るようになっている。更に、各シャッタ羽根3,
4,5は、夫々、連結軸6,7,8によってリンク部材
2に取り付けられている。各連結軸6,7,8はリベッ
ト部品であって、リンク部材2の背面側から挿入され、
各シャッタ羽根3,4,5の表面側にかしめられてい
る。そのため、リンク部材2と各連結軸6,7,8との
間は可動になっており、連結軸6,7,8が各シャッタ
羽根3,4,5の動点部となっている。また、シャッタ
羽根5には、その先端に突起部5aが形成されている。
これは、開き作動の初期段階において、羽根室外におい
て補助地板に取り付けられているフォトリフレクタの光
路を遮断するためのものであるが、そのような検出機構
の構成と機能は、レンズシャッタにおいては周知である
ため、それに関係する他の構成の図示は省略されてい
る。
【0022】シャッタ地板1の背面側にはムービングマ
グネット型モータが取り付けられている。このムービン
グマグネット型モータの構成は周知であるが、本実施例
の説明に必要と思われる最小限の部材だけを図2の背面
図で説明しておく。先ず、一点鎖線で示しているよう
に、モータ枠9が二つのビス10,10によってシャッ
タ地板1に取り付けられ、シャッタ地板1との間にモー
タ室が形成されている。固定子は図示を省略されている
が、回転子11はシャッタ地板1とモータ枠9に回転可
能に軸支されていて、それと一体に構成されている作動
部材12の作動ピン12aは、シャッタ地板1に形成さ
れた窓部1mを貫通して羽根室内に臨んでいる。
グネット型モータが取り付けられている。このムービン
グマグネット型モータの構成は周知であるが、本実施例
の説明に必要と思われる最小限の部材だけを図2の背面
図で説明しておく。先ず、一点鎖線で示しているよう
に、モータ枠9が二つのビス10,10によってシャッ
タ地板1に取り付けられ、シャッタ地板1との間にモー
タ室が形成されている。固定子は図示を省略されている
が、回転子11はシャッタ地板1とモータ枠9に回転可
能に軸支されていて、それと一体に構成されている作動
部材12の作動ピン12aは、シャッタ地板1に形成さ
れた窓部1mを貫通して羽根室内に臨んでいる。
【0023】普通の場合、回転子11は、永久磁石(通
常2極)で製作されているが、作動部材12と作動ピン
12aは、回転子11の回転軸と共に合成樹脂で製作さ
れていることが多い。しかし、本実施例における回転子
11,作動部材12,作動ピン12aは、磁性体材料で
あるネオジウムの粉末体をナイロン系の樹脂材料に混入
し、金型で一体成形した後に、回転子11の部分が2極
の永久磁石体となるように着磁して製作したものであ
る。そして、更に、作動ピン12aには、図4に示すよ
うに、金属製の筒状体13を嵌合させ固定してある。そ
のため、図1においてはこの筒状体13の周面が、羽根
室内において、リンク部材2に形成された凹部2aの端
面に接している。
常2極)で製作されているが、作動部材12と作動ピン
12aは、回転子11の回転軸と共に合成樹脂で製作さ
れていることが多い。しかし、本実施例における回転子
11,作動部材12,作動ピン12aは、磁性体材料で
あるネオジウムの粉末体をナイロン系の樹脂材料に混入
し、金型で一体成形した後に、回転子11の部分が2極
の永久磁石体となるように着磁して製作したものであ
る。そして、更に、作動ピン12aには、図4に示すよ
うに、金属製の筒状体13を嵌合させ固定してある。そ
のため、図1においてはこの筒状体13の周面が、羽根
室内において、リンク部材2に形成された凹部2aの端
面に接している。
【0024】また、図2及び図3から分かるように、シ
ャッタ地板1の背面側には、ばね14を巻回する軸1n
が立設さてている。この軸1nには、ばね14が外れる
のを防止するために突起1n1 が形成されており、ま
た、成形加工によってその突起1n1 を形成するため
に、シャッタ地板1に孔1pが形成されている。更に、
シャッタ地板1の背面側には、シャッタ地板1に形成さ
れた窓部1qを覆うようにして遮光部1rが形成されて
おり、また、軸状のばね掛け1sが形成されている。そ
して、上記のばね14は、一端が該ばね掛け1sに掛け
られ、他端が折り曲げられて窓部1qから羽根室内に挿
入され、リンク部材2の係接部2bに掛けられている。
従って、図1においてリンク部材2は、ばね14によっ
て上方へ作動するように付勢されている。尚、図1及び
図5において、壁1bには、リンク部材2の下方への作
動を阻止するために、シャッタ地板1にストッパ1tが
形成されている。
ャッタ地板1の背面側には、ばね14を巻回する軸1n
が立設さてている。この軸1nには、ばね14が外れる
のを防止するために突起1n1 が形成されており、ま
た、成形加工によってその突起1n1 を形成するため
に、シャッタ地板1に孔1pが形成されている。更に、
シャッタ地板1の背面側には、シャッタ地板1に形成さ
れた窓部1qを覆うようにして遮光部1rが形成されて
おり、また、軸状のばね掛け1sが形成されている。そ
して、上記のばね14は、一端が該ばね掛け1sに掛け
られ、他端が折り曲げられて窓部1qから羽根室内に挿
入され、リンク部材2の係接部2bに掛けられている。
従って、図1においてリンク部材2は、ばね14によっ
て上方へ作動するように付勢されている。尚、図1及び
図5において、壁1bには、リンク部材2の下方への作
動を阻止するために、シャッタ地板1にストッパ1tが
形成されている。
【0025】次に、本実施例の作動を説明する。図1は
シャッタ閉鎖状態であって、このとき、リンク部材2
は、作動ピン12aに取り付けられている筒状体13に
よって連結部である凹部2aの端面を押され、ばね14
に抗して下方へ作動させられており、その作動をストッ
パ1tによって停止された状態にある。このとき、ムー
ビングマグネット型モータのコイルには通電されていな
いが、回転子11の永久磁石の磁力により、この状態が
維持されているが、そのことについては、後述する。
シャッタ閉鎖状態であって、このとき、リンク部材2
は、作動ピン12aに取り付けられている筒状体13に
よって連結部である凹部2aの端面を押され、ばね14
に抗して下方へ作動させられており、その作動をストッ
パ1tによって停止された状態にある。このとき、ムー
ビングマグネット型モータのコイルには通電されていな
いが、回転子11の永久磁石の磁力により、この状態が
維持されているが、そのことについては、後述する。
【0026】この状態においてシャッタがレリーズされ
ると、先ず電源スイッチが閉じ、図示していない補助地
板に取り付けられたフォトリフレクタが通電状態にな
る。それによって、フォトリフレクタの発光部から羽根
室内に出射された光は、シャッタ地板1に取り付けられ
た図示していない反射シートで反射され、フォトリフレ
クタの受光部に入射する。このような準備状態を経た
後、ムービングマグネット型モータのコイルに順方向へ
の通電が行われると、回転子11の永久磁石による閉鎖
状態の維持力が失われ、且つ回転子11は、図2におい
て所定の角度だけ時計方向へ回転する。そのため、作動
ピン12aは、図1において上方へ作動していく。
ると、先ず電源スイッチが閉じ、図示していない補助地
板に取り付けられたフォトリフレクタが通電状態にな
る。それによって、フォトリフレクタの発光部から羽根
室内に出射された光は、シャッタ地板1に取り付けられ
た図示していない反射シートで反射され、フォトリフレ
クタの受光部に入射する。このような準備状態を経た
後、ムービングマグネット型モータのコイルに順方向へ
の通電が行われると、回転子11の永久磁石による閉鎖
状態の維持力が失われ、且つ回転子11は、図2におい
て所定の角度だけ時計方向へ回転する。そのため、作動
ピン12aは、図1において上方へ作動していく。
【0027】既に述べたように、ムービングマグネット
型モータの場合には、当初、この作動は緩慢且つ不安定
なものであるが、本実施例の場合には、永久磁石による
閉鎖状態の維持力が失われるのに伴い、ばね14の付勢
力がリンク部材2に作用し上方へ押すので、リンク部材
2は、単に作動ピン12aの作動に追従するというより
も、むしろ、該ばね14の付勢力によって筒状体13を
積極的に押すことになる。そのため、作動ピン12a
は、モータのみによって作動される場合よりも立ち上が
り特性が良く且つ安定した作動を行うことになる。そし
て、このリンク部材2の上方への作動は、シャッタ羽根
3,4,5の支点部(軸1i,1j,1kの位置)と動
点部(連結軸6,7,8の位置)との距離が不変である
ことから、厳密には円弧を描くようにして行われること
になる。
型モータの場合には、当初、この作動は緩慢且つ不安定
なものであるが、本実施例の場合には、永久磁石による
閉鎖状態の維持力が失われるのに伴い、ばね14の付勢
力がリンク部材2に作用し上方へ押すので、リンク部材
2は、単に作動ピン12aの作動に追従するというより
も、むしろ、該ばね14の付勢力によって筒状体13を
積極的に押すことになる。そのため、作動ピン12a
は、モータのみによって作動される場合よりも立ち上が
り特性が良く且つ安定した作動を行うことになる。そし
て、このリンク部材2の上方への作動は、シャッタ羽根
3,4,5の支点部(軸1i,1j,1kの位置)と動
点部(連結軸6,7,8の位置)との距離が不変である
ことから、厳密には円弧を描くようにして行われること
になる。
【0028】このように、リンク部材2が上方へ作動を
開始すると、シャッタ羽根3,4,5も、夫々、軸1
i,1j,1kを中心にして反時計方向へ回転を開始す
る。そして、ピンホール状態となる前にシャッタ羽根5
の突起部5aがフォトリフレクタの光路を遮断すると、
その出力信号によって露光時間制御回路が始動する。そ
の後、シャッタ羽根3,4,5は開口部1aをピンホー
ル状態とし、光軸を中心にして開口部1aを開いていく
が、全開後に、作動方向の端面を壁1bに当接させるこ
とによって停止する。しかし、作動ピン12aは、その
後も僅かに作動を続け、筒状体13が窓部1mの上端縁
に当接することによって停止する。その状態が、図5に
示した状態である。
開始すると、シャッタ羽根3,4,5も、夫々、軸1
i,1j,1kを中心にして反時計方向へ回転を開始す
る。そして、ピンホール状態となる前にシャッタ羽根5
の突起部5aがフォトリフレクタの光路を遮断すると、
その出力信号によって露光時間制御回路が始動する。そ
の後、シャッタ羽根3,4,5は開口部1aをピンホー
ル状態とし、光軸を中心にして開口部1aを開いていく
が、全開後に、作動方向の端面を壁1bに当接させるこ
とによって停止する。しかし、作動ピン12aは、その
後も僅かに作動を続け、筒状体13が窓部1mの上端縁
に当接することによって停止する。その状態が、図5に
示した状態である。
【0029】その後、所定の時間が経過すると、露光時
間制御回路からの出力信号によって、ムービングマグネ
ット型モータのコイルに、上記とは逆方向への通電が行
われ、回転子11が反時計方向へ回転される。そのた
め、作動ピン12aは図5において下方へ作動し、筒状
体13が、リンク部材2に形成された凹部2aの端面に
当接する。このとき、筒状体13が設けられておらず且
つ作動ピン12aが本実施例のように比較的脆さのある
材料によって形成されていると、作動ピン12aが凹部
2aの薄い端面によって僅かずつ損傷されることがある
が、本実施例によれば作動ピン12aが筒状体13によ
って保護されているので、そのような現象は発生しな
い。
間制御回路からの出力信号によって、ムービングマグネ
ット型モータのコイルに、上記とは逆方向への通電が行
われ、回転子11が反時計方向へ回転される。そのた
め、作動ピン12aは図5において下方へ作動し、筒状
体13が、リンク部材2に形成された凹部2aの端面に
当接する。このとき、筒状体13が設けられておらず且
つ作動ピン12aが本実施例のように比較的脆さのある
材料によって形成されていると、作動ピン12aが凹部
2aの薄い端面によって僅かずつ損傷されることがある
が、本実施例によれば作動ピン12aが筒状体13によ
って保護されているので、そのような現象は発生しな
い。
【0030】そのため、作動ピン12aは、筒状体13
を介して、凹部2aの端面を好適に押し、リンク部材2
を、ばね14の付勢力に抗して下方へ作動させる。この
過程において、作動ピン12aは凹部2aの端面を摺動
するが、この摺動は、ばね14の付勢力に抗して行われ
るため、比較的大きな摩擦抵抗力を受ける。そのため、
筒状体13が設けられていないと、作動ピン12aが凹
部2aの薄い端面によって僅かずつ損傷されることがあ
るが、本実施例によれば作動ピン12aが筒状体13に
よって保護されているので、そのような現象は発生しな
い。
を介して、凹部2aの端面を好適に押し、リンク部材2
を、ばね14の付勢力に抗して下方へ作動させる。この
過程において、作動ピン12aは凹部2aの端面を摺動
するが、この摺動は、ばね14の付勢力に抗して行われ
るため、比較的大きな摩擦抵抗力を受ける。そのため、
筒状体13が設けられていないと、作動ピン12aが凹
部2aの薄い端面によって僅かずつ損傷されることがあ
るが、本実施例によれば作動ピン12aが筒状体13に
よって保護されているので、そのような現象は発生しな
い。
【0031】リンク部材2の下方への作動は、張出部2
c,2d,2eと受け部1f,1g,1hとの摺接関係
によってスムーズに行われ、シャッタ羽根3,4,5
を、夫々、軸1i,1j,1kにおいて時計方向へ回転
させる。そして、リンク部材2は、シャッタ羽根3,
4,5が開口部1aを閉鎖した後、ストッパ1tに当接
する。このときに発生する衝撃力によって、凹部2aの
端面と作動ピン12aとの間には大きな力が作用する
が、本実施例においては作動ピン12aが筒状体13に
よって保護されているので、その力によって損傷・変形
をするようなことがない。このようにして、リンク部材
2とシャッタ羽根3,4,5は、図1に示した状態とな
る。
c,2d,2eと受け部1f,1g,1hとの摺接関係
によってスムーズに行われ、シャッタ羽根3,4,5
を、夫々、軸1i,1j,1kにおいて時計方向へ回転
させる。そして、リンク部材2は、シャッタ羽根3,
4,5が開口部1aを閉鎖した後、ストッパ1tに当接
する。このときに発生する衝撃力によって、凹部2aの
端面と作動ピン12aとの間には大きな力が作用する
が、本実施例においては作動ピン12aが筒状体13に
よって保護されているので、その力によって損傷・変形
をするようなことがない。このようにして、リンク部材
2とシャッタ羽根3,4,5は、図1に示した状態とな
る。
【0032】尚、本実施例においては、リンク部材2が
ストッパ1tに当接して閉鎖状態になるように構成され
ているが、シャッタ羽根3,4,5の少なくとも一つ
が、適宜な位置に配置されたストッパに当接して停止す
るような構成にしたとしても、多かれ少なかれ同じよう
な力が凹部2aの端面と作動ピン12a(筒状体13)
との間に発生する。また、作動ピン12a(筒状体1
3)が窓部1mの下端縁に当接して停止するような構成
にしたとしても、リンク部材2とシャッタ羽根3,4,
5に働く慣性力の反作用により、やはり、凹部2aの端
面と作動ピン12a(筒状体13)との間に、同じよう
な力が発生する。筒状体13は、このような力を受けた
とき、作動ピン12aが損傷・変形をするのを保護して
いる。
ストッパ1tに当接して閉鎖状態になるように構成され
ているが、シャッタ羽根3,4,5の少なくとも一つ
が、適宜な位置に配置されたストッパに当接して停止す
るような構成にしたとしても、多かれ少なかれ同じよう
な力が凹部2aの端面と作動ピン12a(筒状体13)
との間に発生する。また、作動ピン12a(筒状体1
3)が窓部1mの下端縁に当接して停止するような構成
にしたとしても、リンク部材2とシャッタ羽根3,4,
5に働く慣性力の反作用により、やはり、凹部2aの端
面と作動ピン12a(筒状体13)との間に、同じよう
な力が発生する。筒状体13は、このような力を受けた
とき、作動ピン12aが損傷・変形をするのを保護して
いる。
【0033】このようにして、各部材が図1の状態に復
帰した後、ムービングマグネット型モータのコイルへの
通電が断たれるが、通電が断たれても回転子11が永久
磁石であるため、周知の構成によってその回転位置を保
ち、次の撮影が行われるまで、開口部1aの閉鎖状態を
維持している。即ち、それは、コイルへの非通電状態に
おいて、回転子11の平衡位置が、図2に示す回転位置
よりも更に反時計方向へ回転した位置に設定されている
からである。従って、図1の状態においては、コイルに
通電していなくても、リンク部材2は、ばね14の力に
抗して、下方へ押されていることになる。
帰した後、ムービングマグネット型モータのコイルへの
通電が断たれるが、通電が断たれても回転子11が永久
磁石であるため、周知の構成によってその回転位置を保
ち、次の撮影が行われるまで、開口部1aの閉鎖状態を
維持している。即ち、それは、コイルへの非通電状態に
おいて、回転子11の平衡位置が、図2に示す回転位置
よりも更に反時計方向へ回転した位置に設定されている
からである。従って、図1の状態においては、コイルに
通電していなくても、リンク部材2は、ばね14の力に
抗して、下方へ押されていることになる。
【0034】このように、本実施例によれば、シャッタ
の開き作動において、リンク部材2とシャッタ羽根3,
4,5が、全くモータの負荷にならず、むしろ、リンク
部材2に掛けられたばね14の付勢力によって回転方向
へ押されるので、ムービングマグネット型モータの弱点
である起動性が改善され、シャッタ羽根3,4,5の開
き作動が早く且つ安定して得られるようになる。また、
作動ピン12aに筒状体13を設けることにより、リン
ク部材2を硬質の薄い材料で製作し、作動ピン12aを
比較的丈夫でない材料で製作したとしても、作動ピン1
2aの損傷・変形を防止することが可能となる。
の開き作動において、リンク部材2とシャッタ羽根3,
4,5が、全くモータの負荷にならず、むしろ、リンク
部材2に掛けられたばね14の付勢力によって回転方向
へ押されるので、ムービングマグネット型モータの弱点
である起動性が改善され、シャッタ羽根3,4,5の開
き作動が早く且つ安定して得られるようになる。また、
作動ピン12aに筒状体13を設けることにより、リン
ク部材2を硬質の薄い材料で製作し、作動ピン12aを
比較的丈夫でない材料で製作したとしても、作動ピン1
2aの損傷・変形を防止することが可能となる。
【0035】尚、本実施例においては、筒状体13を金
属製として説明したが、本発明においては、特に金属製
に限定されず、例えば硬質の合成樹脂製であっても良
く、また、作動ピン12aの外周を被覆する熱収縮性チ
ューブであっても構わない。更に、作動ピン12aの周
面に、ニッケルメッキ等によって皮膜を形成する方法も
極めて有効である。その場合には、加工コスト上の問題
もあるため、本実施例のように回転子11,作動部材1
2,作動ピン12aを一体成形で製作した場合には、そ
れらの全部に皮膜を形成することが考えられる。
属製として説明したが、本発明においては、特に金属製
に限定されず、例えば硬質の合成樹脂製であっても良
く、また、作動ピン12aの外周を被覆する熱収縮性チ
ューブであっても構わない。更に、作動ピン12aの周
面に、ニッケルメッキ等によって皮膜を形成する方法も
極めて有効である。その場合には、加工コスト上の問題
もあるため、本実施例のように回転子11,作動部材1
2,作動ピン12aを一体成形で製作した場合には、そ
れらの全部に皮膜を形成することが考えられる。
【0036】また、本実施例においては、リンク部材2
が環状をしているが、本発明はこのような形状に限定さ
れるものではない。例えば、本実施例においてシャッタ
羽根3との連結部と、シャッタ羽根4との連結部を残
し、それらの間を欠落させた円弧状としても構わない。
その場合には、開口部1aを約240度に亘って囲んだ
形状になる。更に、本実施例においては、シャッタ羽根
を3枚にしているが、必要に応じて4枚以上にしても差
し支えない。仮に、4枚にした場合には、リンク部材2
は、開口部1aを約270度に亘って囲んだ形状にして
もよいことになる。但し、このことは、シャッタ羽根を
開口部1aの周りに等間隔に配置した場合のことであっ
て、3枚構成にした場合であっても、等間隔にしなけれ
ば240度以下の円弧状にすることも可能になる。
が環状をしているが、本発明はこのような形状に限定さ
れるものではない。例えば、本実施例においてシャッタ
羽根3との連結部と、シャッタ羽根4との連結部を残
し、それらの間を欠落させた円弧状としても構わない。
その場合には、開口部1aを約240度に亘って囲んだ
形状になる。更に、本実施例においては、シャッタ羽根
を3枚にしているが、必要に応じて4枚以上にしても差
し支えない。仮に、4枚にした場合には、リンク部材2
は、開口部1aを約270度に亘って囲んだ形状にして
もよいことになる。但し、このことは、シャッタ羽根を
開口部1aの周りに等間隔に配置した場合のことであっ
て、3枚構成にした場合であっても、等間隔にしなけれ
ば240度以下の円弧状にすることも可能になる。
【0037】更に、本実施例においては、ばね14が羽
根室外においてシャッタ地板1に取り付けられている
が、本発明は、特にそのような構成に限定されるもので
はなく、羽根室内において、シャッタ地板1か補助地板
に取り付けてもよいし、羽根室外において補助地板に取
り付けるようにしても構わない。また、本実施例におい
ては、作動部材12を回転子11と一体的に構成してい
るが、作動部材12をシャッタ地板1に取り付け、それ
を回転子11の回転に連動させて往復作動させるように
しても構わない。
根室外においてシャッタ地板1に取り付けられている
が、本発明は、特にそのような構成に限定されるもので
はなく、羽根室内において、シャッタ地板1か補助地板
に取り付けてもよいし、羽根室外において補助地板に取
り付けるようにしても構わない。また、本実施例におい
ては、作動部材12を回転子11と一体的に構成してい
るが、作動部材12をシャッタ地板1に取り付け、それ
を回転子11の回転に連動させて往復作動させるように
しても構わない。
【0038】次に、図6を用いて本発明の第2実施例を
説明する。この図6には、本実施例の要部のみが示され
ているが、上記したように第1実施例と同じ部材,同じ
部位には同じ符号を付けてある。また、図示していない
その他の構成は第1実施例の構成と全く同じであるた
め、それらの構成と作動の説明は省略するが、それらに
関連して述べた事項は、全て本実施例の場合にも適用さ
れる。
説明する。この図6には、本実施例の要部のみが示され
ているが、上記したように第1実施例と同じ部材,同じ
部位には同じ符号を付けてある。また、図示していない
その他の構成は第1実施例の構成と全く同じであるた
め、それらの構成と作動の説明は省略するが、それらに
関連して述べた事項は、全て本実施例の場合にも適用さ
れる。
【0039】ところで、第1実施例においては、リンク
部材2が薄いため、凹部2aの端面がナイフエッジ状に
なっていたり、粗面になっていたりして、作動ピン12
aが削られたり変形されたりするのを防止するために、
保護手段として作動ピン12aに筒状体13を設けてい
たが、本実施例の場合には、図6から分かるように、筒
状体13が設けられておらず、それに代わる保護手段と
して、折曲部2iがリンク部材2側に設けられている。
それによって、平坦な面が作動ピン12aに接触するの
で、作動ピン12aが損傷したり変形するのが防止され
る。また、このような構成にすることによって、リンク
部材2側が損傷したり変形する心配がなくなるので、リ
ンク部材2を更に薄くしたり比較的硬質でない材料で製
作することが可能になる。尚、本発明は、リンク部材2
を本実施例のように形成したとしても、作動ピン12a
に対して筒状体13を設けることを妨げない。
部材2が薄いため、凹部2aの端面がナイフエッジ状に
なっていたり、粗面になっていたりして、作動ピン12
aが削られたり変形されたりするのを防止するために、
保護手段として作動ピン12aに筒状体13を設けてい
たが、本実施例の場合には、図6から分かるように、筒
状体13が設けられておらず、それに代わる保護手段と
して、折曲部2iがリンク部材2側に設けられている。
それによって、平坦な面が作動ピン12aに接触するの
で、作動ピン12aが損傷したり変形するのが防止され
る。また、このような構成にすることによって、リンク
部材2側が損傷したり変形する心配がなくなるので、リ
ンク部材2を更に薄くしたり比較的硬質でない材料で製
作することが可能になる。尚、本発明は、リンク部材2
を本実施例のように形成したとしても、作動ピン12a
に対して筒状体13を設けることを妨げない。
【0040】次に、図7を用いて本発明の第3実施例を
説明する。この図7には、本実施例の要部のみが示され
ているが、第2実施例の場合と同様に、第1実施例と同
じ部材,同じ部位に、同じ符号を付けてある。また、図
示していないその他の構成と作動は、第1実施例と全く
同じであるため説明は省略するが、それらに関連して述
べた事項は、全て本実施例の場合にも適用される。
説明する。この図7には、本実施例の要部のみが示され
ているが、第2実施例の場合と同様に、第1実施例と同
じ部材,同じ部位に、同じ符号を付けてある。また、図
示していないその他の構成と作動は、第1実施例と全く
同じであるため説明は省略するが、それらに関連して述
べた事項は、全て本実施例の場合にも適用される。
【0041】本実施例においては、第2実施例と同様
に、作動ピン12aに筒状体13を設けていない。本実
施例の場合には、図7から分かるように、それに代わる
保護手段として、リンク部材2に、直方体をしておりリ
ンク部材2より可成り厚さのある軽量な合成樹脂製の保
護部材15を取り付けている。この保護部材15はリン
ク部材2に接着してもよいが、本実施例においては保護
部材15にスリットを形成し、そのスリットにリンク部
材2を圧入するようにしている。この構成によって、平
坦な面が作動ピン12aに接触するので、作動ピン12
aが損傷したり変形をすることがない。また、作動ピン
12aが硬質な材料で製作されていても、リンク部材2
側が損傷したり変形することがない。尚、本実施例の場
合にも、作動ピン12aに第1実施例のような筒状体1
3を設けることを妨げない。
に、作動ピン12aに筒状体13を設けていない。本実
施例の場合には、図7から分かるように、それに代わる
保護手段として、リンク部材2に、直方体をしておりリ
ンク部材2より可成り厚さのある軽量な合成樹脂製の保
護部材15を取り付けている。この保護部材15はリン
ク部材2に接着してもよいが、本実施例においては保護
部材15にスリットを形成し、そのスリットにリンク部
材2を圧入するようにしている。この構成によって、平
坦な面が作動ピン12aに接触するので、作動ピン12
aが損傷したり変形をすることがない。また、作動ピン
12aが硬質な材料で製作されていても、リンク部材2
側が損傷したり変形することがない。尚、本実施例の場
合にも、作動ピン12aに第1実施例のような筒状体1
3を設けることを妨げない。
【0042】
【発明の効果】上記のように、本発明によれば、露光用
の開口部を囲むようにして環状又は円弧状に形成された
リンク部材が、ムービングマグネット型モータによって
往復作動する作動ピンに連動し、光軸を横切る方向へ往
復作動することによって、3枚以上のシャッタ羽根を開
閉作動させるようにしたシヤッタにおいて、リンク部材
には、その開き作動方向へ付勢するばねを設けて該リン
ク部材と作動ピンを接触可能にすると共に、該作動ピン
か、該作動ピンに接触するリンク部材の一部か、又はそ
れらの両方に保護手段を設けるようにしたから、それら
の接触部に損傷・変形を生じさせることがなく、しかも
シャッタ羽根の作動特性が良好なカメラ用シャッタを実
現させることが可能である。
の開口部を囲むようにして環状又は円弧状に形成された
リンク部材が、ムービングマグネット型モータによって
往復作動する作動ピンに連動し、光軸を横切る方向へ往
復作動することによって、3枚以上のシャッタ羽根を開
閉作動させるようにしたシヤッタにおいて、リンク部材
には、その開き作動方向へ付勢するばねを設けて該リン
ク部材と作動ピンを接触可能にすると共に、該作動ピン
か、該作動ピンに接触するリンク部材の一部か、又はそ
れらの両方に保護手段を設けるようにしたから、それら
の接触部に損傷・変形を生じさせることがなく、しかも
シャッタ羽根の作動特性が良好なカメラ用シャッタを実
現させることが可能である。
【図1】本発明の第1実施例の平面図であって、シャッ
タ閉鎖状態を示している。
タ閉鎖状態を示している。
【図2】シャッタ羽根の図示を省略した図1の背面図で
ある。
ある。
【図3】図2の一部断面図である。
【図4】第1実施例の要部分解斜視図である。
【図5】第1実施例の平面図であって、シャッタ全開状
態を示している。
態を示している。
【図6】本発明の第2実施例の要部斜視図である。
【図7】本発明の第3実施例の要部斜視図である。
1 シャッタ地板 1a 開口部 1b 壁 1c ねじ穴 1d,1e 穴 1f,1g,1h 受け部 1i,1j,1k,1n 軸 1n1 突起 1m,1q 窓部 1p 孔 1r 遮光部 1s ばね掛け 1t ストッパ 2 リンク部材 2a 凹部 2b 係接部 2c,2d,2e 張出部 2f,2g,2h 長孔 2i 折曲部 3,4,5 シャッタ羽根 5a 突起部 6,7,8 連結軸 9 モータ枠 10 ビス 11 回転子 12 作動部材 12a 作動ピン 13 筒状体 14 ばね 15 保護部材
Claims (7)
- 【請求項1】 各々が支点部と動点部とを有し所定の間
隔で露光用開口部の周りに配置されており該支点部で往
復回動することにより該露光用開口部の開閉作動を行う
3枚以上のシャッタ羽根と、前記各動点部と回転可能に
連結していて前記露光用開口部を囲むように環状又は円
弧状に形成されており光軸を横切る方向へ往復作動する
ことによって前記各シャッタ羽根に開閉作動を行わせる
薄板状のリンク部材と、所定の角度範囲で往復作動する
ムービングマグネット型モータと、前記モータによって
往復作動を行い且つ前記リンク部材の端面の連動部に光
軸を横切る方向から接しており一方向への作動時におい
て該連動部を押し前記シャッタ羽根に閉じ作動を行わせ
る作動ピンと、前記作動ピンの他方向への作動時におい
て前記連動部が前記作動ピンに接触した状態で作動する
ように前記リンク部材を付勢しそれによって前記シャッ
タ羽根に開き作動を行わせるばねとを備えていて、前記
作動ピンと前記連動部との少なくとも一方に、損傷・変
形防止用の保護手段を設けていることを特徴とするカメ
ラ用シャッタ。 - 【請求項2】 前記モータの回転子と前記作動ピンと
が、磁性材粉末を混入した合成樹脂で一体成形されてい
ることを特徴とする請求項1に記載のカメラ用シャッ
タ。 - 【請求項3】 前記保護手段が、前記作動ピンに嵌装さ
れた筒状体であることを特徴とする請求項1又は2に記
載のカメラ用シャッタ。 - 【請求項4】 前記保護手段が、前記作動ピンに嵌装さ
れた熱収縮性チューブであることを特徴とする請求項1
又は2に記載のカメラ用シャッタ。 - 【請求項5】 前記保護手段が、前記作動ピンにメッキ
された皮膜であることを特徴とする請求項1又は2に記
載のカメラ用シャッタ。 - 【請求項6】 前記保護手段が、前記連動部に形成され
た折曲部であることを特徴とする請求項1乃至5の何れ
かに記載のカメラ用シャッタ。 - 【請求項7】 前記保護手段が、そのスリットによって
前記連動部に取り付けられた、前記リンク部材より厚い
材料で製作された部材であることを特徴とする請求項1
乃至5の何れかに記載のカメラ用シャッタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9182731A JPH1124126A (ja) | 1997-07-08 | 1997-07-08 | カメラ用シャッタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9182731A JPH1124126A (ja) | 1997-07-08 | 1997-07-08 | カメラ用シャッタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1124126A true JPH1124126A (ja) | 1999-01-29 |
Family
ID=16123461
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9182731A Pending JPH1124126A (ja) | 1997-07-08 | 1997-07-08 | カメラ用シャッタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1124126A (ja) |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6144637U (ja) * | 1984-08-27 | 1986-03-25 | 株式会社精工舎 | ステツプモ−タ駆動のセクタ開閉装置 |
| JPS63160536U (ja) * | 1987-04-07 | 1988-10-20 | ||
| JPH05257190A (ja) * | 1992-03-10 | 1993-10-08 | Nikon Corp | フォーカルプレーンシャッタ |
| JPH0713218A (ja) * | 1993-06-21 | 1995-01-17 | Copal Co Ltd | カメラ用シャッタ装置 |
| JPH0714439U (ja) * | 1993-08-13 | 1995-03-10 | 株式会社コパル | カメラ用駆動装置 |
-
1997
- 1997-07-08 JP JP9182731A patent/JPH1124126A/ja active Pending
Patent Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6144637U (ja) * | 1984-08-27 | 1986-03-25 | 株式会社精工舎 | ステツプモ−タ駆動のセクタ開閉装置 |
| JPS63160536U (ja) * | 1987-04-07 | 1988-10-20 | ||
| JPH05257190A (ja) * | 1992-03-10 | 1993-10-08 | Nikon Corp | フォーカルプレーンシャッタ |
| JPH0713218A (ja) * | 1993-06-21 | 1995-01-17 | Copal Co Ltd | カメラ用シャッタ装置 |
| JPH0714439U (ja) * | 1993-08-13 | 1995-03-10 | 株式会社コパル | カメラ用駆動装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060125 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060207 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061003 |