JPH11241299A - 壁紙およびその製造方法 - Google Patents
壁紙およびその製造方法Info
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- JPH11241299A JPH11241299A JP10357692A JP35769298A JPH11241299A JP H11241299 A JPH11241299 A JP H11241299A JP 10357692 A JP10357692 A JP 10357692A JP 35769298 A JP35769298 A JP 35769298A JP H11241299 A JPH11241299 A JP H11241299A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 壁紙の基材の素材に、あらゆる素材を採択す
ることができ、個性的で豊かな雰囲気を醸し出すことが
でき、かつ、オープンタイムを長く確保でき、ジョイン
ト部を見映えよく仕上げることができ、糊を塗布しても
カールを生じず、腰の強度やエンボスパターンを維持
し、この結果、施工作業を楽に行うことができる壁紙を
提供する。 【解決手段】 透湿性のある基材1の裏面に、防水防湿
接着剤2Aや防水防湿フィルム2B、アルミニウムの薄
膜3Cなどの防水防湿層が設けられており、この防水防
湿層の裏面に、裏打素材3が設けられている。このた
め、裏打素材3に糊を貼付しても、防水防湿接着剤2A
や防水防湿フィルム2B、アルミニウムの薄膜3Cによ
って防水防湿されているので、糊の水分が基材1に浸透
しない。
ることができ、個性的で豊かな雰囲気を醸し出すことが
でき、かつ、オープンタイムを長く確保でき、ジョイン
ト部を見映えよく仕上げることができ、糊を塗布しても
カールを生じず、腰の強度やエンボスパターンを維持
し、この結果、施工作業を楽に行うことができる壁紙を
提供する。 【解決手段】 透湿性のある基材1の裏面に、防水防湿
接着剤2Aや防水防湿フィルム2B、アルミニウムの薄
膜3Cなどの防水防湿層が設けられており、この防水防
湿層の裏面に、裏打素材3が設けられている。このた
め、裏打素材3に糊を貼付しても、防水防湿接着剤2A
や防水防湿フィルム2B、アルミニウムの薄膜3Cによ
って防水防湿されているので、糊の水分が基材1に浸透
しない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、壁紙およびその製
造方法に関する。壁紙は、その表面の基材の素材によ
り、紙壁紙とビニル壁紙とに大別される。紙壁紙は、12
0 〜180 μ程度の厚さの紙を基材とし、この基材の裏面
に裏打紙を貼付したものや紙単体のものがある。ビニル
壁紙は、塩化ビニルやアクリル樹脂、ポリオレフィン樹
脂、エチレン酢酸ビニル樹脂等の非透水性の合成樹脂を
基材とし、この基材の裏面に裏打紙を添付したものであ
る。本発明は、紙壁紙やビニル壁紙より優れた施工性を
有する壁紙およびその製造方法に関する。
造方法に関する。壁紙は、その表面の基材の素材によ
り、紙壁紙とビニル壁紙とに大別される。紙壁紙は、12
0 〜180 μ程度の厚さの紙を基材とし、この基材の裏面
に裏打紙を貼付したものや紙単体のものがある。ビニル
壁紙は、塩化ビニルやアクリル樹脂、ポリオレフィン樹
脂、エチレン酢酸ビニル樹脂等の非透水性の合成樹脂を
基材とし、この基材の裏面に裏打紙を添付したものであ
る。本発明は、紙壁紙やビニル壁紙より優れた施工性を
有する壁紙およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ビニル壁紙もしくは紙壁紙等の壁紙を壁
に施工するには、壁紙の裏面に糊を塗布してから、その
壁紙を天井や内側壁等の壁に貼り付ける。壁紙の裏面に
糊を塗布してから、その壁紙を壁に貼り付けて施工を開
始するまでに確保できる時間をオープンタイムという。
また、壁紙を壁に貼付するときの粘着保持性をタック性
といい、タック性が高ければ高い程、その壁紙が貼付し
やすい壁紙であると云える。さらに、壁全面を壁紙で覆
うには、複数枚の壁紙を壁に貼り付ける必要がある。壁
紙と壁紙とが隣接する部分をジョイント部といい、この
ジョイント部の見映えが壁紙の施工の良し悪しを決め
る。このため、ローラ等によってジョイント部を壁に圧
着して、仕上げを行い、見映えを良くするわけである。
に施工するには、壁紙の裏面に糊を塗布してから、その
壁紙を天井や内側壁等の壁に貼り付ける。壁紙の裏面に
糊を塗布してから、その壁紙を壁に貼り付けて施工を開
始するまでに確保できる時間をオープンタイムという。
また、壁紙を壁に貼付するときの粘着保持性をタック性
といい、タック性が高ければ高い程、その壁紙が貼付し
やすい壁紙であると云える。さらに、壁全面を壁紙で覆
うには、複数枚の壁紙を壁に貼り付ける必要がある。壁
紙と壁紙とが隣接する部分をジョイント部といい、この
ジョイント部の見映えが壁紙の施工の良し悪しを決め
る。このため、ローラ等によってジョイント部を壁に圧
着して、仕上げを行い、見映えを良くするわけである。
【0003】さて、紙壁紙は、以前よりあったもので、
以下のごときいくつかの欠点がある。第1に、紙壁紙を
壁に施工する際には、裏面に塗布した糊の水分が表面の
基材に吸収され、この基材に吸収された水分は、その一
部が基材の表面に抜け、蒸発する。したがって、糊がす
ぐに乾いてしまう。この結果、現場で、壁紙に一度糊を
塗ってもすぐに乾いてしまい、糊を塗っては貼り、糊を
塗っては貼りという作業を何度も繰り返さなくてはなら
ず、施工性が悪い。
以下のごときいくつかの欠点がある。第1に、紙壁紙を
壁に施工する際には、裏面に塗布した糊の水分が表面の
基材に吸収され、この基材に吸収された水分は、その一
部が基材の表面に抜け、蒸発する。したがって、糊がす
ぐに乾いてしまう。この結果、現場で、壁紙に一度糊を
塗ってもすぐに乾いてしまい、糊を塗っては貼り、糊を
塗っては貼りという作業を何度も繰り返さなくてはなら
ず、施工性が悪い。
【0004】第2に、紙はセルロース繊維の集合体であ
り、その繊維の配向は通常縦向きである。このため、紙
が水分を含むと、繊維が膨張し、紙は横方向に約1%程
度伸びる。紙壁紙は前述のごとく、その表面の基材が紙
なので、水分を含むと横方向に伸びる。このため、紙壁
紙に糊付けして壁に施工したとき、紙壁紙は糊の水分を
含んでおり、横方向に伸びた状態である。したがって、
施工時には、ジョイント部がキレイに仕上がった状態で
あっても、紙壁紙は乾燥すると、横方向に縮んでしま
い、この結果、隣接する紙壁紙同士は互いに離れ、ジョ
イント部に目開きを生じてしまう。
り、その繊維の配向は通常縦向きである。このため、紙
が水分を含むと、繊維が膨張し、紙は横方向に約1%程
度伸びる。紙壁紙は前述のごとく、その表面の基材が紙
なので、水分を含むと横方向に伸びる。このため、紙壁
紙に糊付けして壁に施工したとき、紙壁紙は糊の水分を
含んでおり、横方向に伸びた状態である。したがって、
施工時には、ジョイント部がキレイに仕上がった状態で
あっても、紙壁紙は乾燥すると、横方向に縮んでしま
い、この結果、隣接する紙壁紙同士は互いに離れ、ジョ
イント部に目開きを生じてしまう。
【0005】第3に、上記のごとく、紙壁紙は、含水に
よって伸縮する。このため、紙壁紙の片面のみに糊を塗
布すると、表裏面に伸縮率の差が生じ、カールとなり、
このカールが施工上の障害となるという問題がある。
よって伸縮する。このため、紙壁紙の片面のみに糊を塗
布すると、表裏面に伸縮率の差が生じ、カールとなり、
このカールが施工上の障害となるという問題がある。
【0006】第4に、紙は、それを構成する繊維間の水
素結合によって、強度を維持している。このため、紙に
含水すると、繊維間の水素結合が解かれ、紙の強度が劣
化する。したがって、糊が塗布された後の紙壁紙は、そ
の腰がなくなり、施工上の障害となる。
素結合によって、強度を維持している。このため、紙に
含水すると、繊維間の水素結合が解かれ、紙の強度が劣
化する。したがって、糊が塗布された後の紙壁紙は、そ
の腰がなくなり、施工上の障害となる。
【0007】第5に、紙壁紙は、含水により、その腰の
強度がなくなる。このため、含水した紙壁紙を、ローラ
によって加圧すると、エンボスパターンが潰れてしま
う。
強度がなくなる。このため、含水した紙壁紙を、ローラ
によって加圧すると、エンボスパターンが潰れてしま
う。
【0008】一方、ビニル壁紙を壁に施工する際には、
表面の基材が水分を吸収しないため、裏打紙に吸収され
た糊の水分が保水され、糊が乾きにくい。したがって、
ビニル壁紙のオープンタイムは、紙壁紙のオープンタイ
ムより長い。ビニル壁紙は、そのオープンタイムが長い
ので、一斉に大量の壁紙に糊付けを行うことができ、施
工すべき壁の全ての面に短時間で施工することができ
る。また、壁紙の糊付け作業を工場で行い、これを現場
に搬送して、現場にて即座に壁紙を壁に施工することが
できる。このように、ビニル壁紙は、紙壁紙に比べて、
そのオープンタイムが長いことから施工性が高いのであ
る。このビニル壁紙は、70年代より台頭し、現在では
シェアの90%を占めている。
表面の基材が水分を吸収しないため、裏打紙に吸収され
た糊の水分が保水され、糊が乾きにくい。したがって、
ビニル壁紙のオープンタイムは、紙壁紙のオープンタイ
ムより長い。ビニル壁紙は、そのオープンタイムが長い
ので、一斉に大量の壁紙に糊付けを行うことができ、施
工すべき壁の全ての面に短時間で施工することができ
る。また、壁紙の糊付け作業を工場で行い、これを現場
に搬送して、現場にて即座に壁紙を壁に施工することが
できる。このように、ビニル壁紙は、紙壁紙に比べて、
そのオープンタイムが長いことから施工性が高いのであ
る。このビニル壁紙は、70年代より台頭し、現在では
シェアの90%を占めている。
【0009】ところで、壁紙を変えることによって、そ
の壁紙が貼り付けられた部屋のイメージはガラリと変わ
る。壁紙の柄が異なれば、それ以外が同じ条件の部屋で
あっても、部屋での居心地が異なる。このため、その部
屋の使用者は、その部屋の使用目的に応じて壁紙を選
ぶ。消費者のニーズは多様化の一途を辿っており、個性
的で、豊かな雰囲気の壁紙が望まれている。
の壁紙が貼り付けられた部屋のイメージはガラリと変わ
る。壁紙の柄が異なれば、それ以外が同じ条件の部屋で
あっても、部屋での居心地が異なる。このため、その部
屋の使用者は、その部屋の使用目的に応じて壁紙を選
ぶ。消費者のニーズは多様化の一途を辿っており、個性
的で、豊かな雰囲気の壁紙が望まれている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、消費者のニ
ーズが多様化し、個性的な壁紙が求められていることを
知りながらも、壁紙は、その表面の柄やエンボスパター
ンによってしか、他の壁紙と差別化することができなか
った。というのは、壁紙の基材を、ビニル壁紙の基材で
使用されている非透水性の合成樹脂以外の素材にした場
合、その壁紙は前記紙壁紙と同様に、その基材が糊の水
分を吸収してしまい、前記紙壁紙と同じく、施工性の劣
化などの欠点を呈してしまうからである。このため、壁
紙の基材の素材としては、紙および非透水性の合成樹脂
に限られているという問題がある。
ーズが多様化し、個性的な壁紙が求められていることを
知りながらも、壁紙は、その表面の柄やエンボスパター
ンによってしか、他の壁紙と差別化することができなか
った。というのは、壁紙の基材を、ビニル壁紙の基材で
使用されている非透水性の合成樹脂以外の素材にした場
合、その壁紙は前記紙壁紙と同様に、その基材が糊の水
分を吸収してしまい、前記紙壁紙と同じく、施工性の劣
化などの欠点を呈してしまうからである。このため、壁
紙の基材の素材としては、紙および非透水性の合成樹脂
に限られているという問題がある。
【0011】本発明はかかる事情に鑑み、壁紙の基材の
素材に、所望の質感や風合いを備えた種々の素材を採択
することができ、個性的で豊かな雰囲気を醸し出すこと
ができ、かつ、オープンタイムを長く確保でき、ジョイ
ント部を見映えよく仕上げることができ、糊を塗布して
もカールを生じず、腰の強度やエンボスパターンを維持
し、この結果、施工作業を楽に行うことができる壁紙を
提供することを目的とする。
素材に、所望の質感や風合いを備えた種々の素材を採択
することができ、個性的で豊かな雰囲気を醸し出すこと
ができ、かつ、オープンタイムを長く確保でき、ジョイ
ント部を見映えよく仕上げることができ、糊を塗布して
もカールを生じず、腰の強度やエンボスパターンを維持
し、この結果、施工作業を楽に行うことができる壁紙を
提供することを目的とする。
【0012】また、本発明は、張り替え施工時に剥がし
やすく、張り替え後の壁面の汚れや下地が透けて見えな
い隠蔽性のある壁紙を提供することを目的とする。さら
に本発明は、どのような素材を壁紙に使用しても意匠性
が豊かで、柔軟な施工しやすい壁紙が得られる製造方法
を提供することを目的とする。
やすく、張り替え後の壁面の汚れや下地が透けて見えな
い隠蔽性のある壁紙を提供することを目的とする。さら
に本発明は、どのような素材を壁紙に使用しても意匠性
が豊かで、柔軟な施工しやすい壁紙が得られる製造方法
を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の壁紙は、透湿
性のある基材と、該基材の裏面に設けられた防水防湿層
と、該防水防湿層の裏面に設けられた裏打層とからなる
ことを特徴とする。請求項2の壁紙は、請求項1記載の
発明において、前記基材が、紙であることを特徴とす
る。請求項3の壁紙は、請求項1記載の発明において、
前記防水防湿層が、防水防湿性のある接着剤であること
を特徴とする。請求項4の壁紙は、請求項1記載の発明
において、前記防水防湿層が、防水防湿フィルムである
ことを特徴とする。請求項5の壁紙は、請求項1記載の
発明において、前記防水防湿層が、アルミニウムの薄膜
であることを特徴とする。請求項6の壁紙は、請求項1
記載の発明において、前記裏打層の坪量が、40〜60
g/m2であることを特徴とする。請求項7の壁紙は、請求
項1記載の発明において、前記裏打層は、湿潤引張り強
さ(JIS P8135 )が乾燥時の引張り強さ(JIS P8113 )の2
5%以上であることを特徴とする。請求項8の壁紙は、
請求項1記載の発明において、前記裏打層は、その内部
強度が、前記防水防湿層の接着力および施工時の壁面へ
の貼付に使用される施工糊の接着力よりも弱いことを特
徴とする。請求項9の壁紙は、請求項1記載の発明にお
いて、前記裏打層が、染料や有色願料などで着色されて
いることを特徴とする。請求項10の壁紙の製造方法
は、前記基材と防水防湿層と裏打層を積層接合した後、
前記基材層表面へ印刷し、ついでエンボス加工を行うこ
とを特徴とする。請求項11の壁紙の製造方法は、前記
基材に印刷し、ついでエンボス加工を施し、その後該基
材と防水防湿層と裏打層を積層接合することを特徴とす
る。
性のある基材と、該基材の裏面に設けられた防水防湿層
と、該防水防湿層の裏面に設けられた裏打層とからなる
ことを特徴とする。請求項2の壁紙は、請求項1記載の
発明において、前記基材が、紙であることを特徴とす
る。請求項3の壁紙は、請求項1記載の発明において、
前記防水防湿層が、防水防湿性のある接着剤であること
を特徴とする。請求項4の壁紙は、請求項1記載の発明
において、前記防水防湿層が、防水防湿フィルムである
ことを特徴とする。請求項5の壁紙は、請求項1記載の
発明において、前記防水防湿層が、アルミニウムの薄膜
であることを特徴とする。請求項6の壁紙は、請求項1
記載の発明において、前記裏打層の坪量が、40〜60
g/m2であることを特徴とする。請求項7の壁紙は、請求
項1記載の発明において、前記裏打層は、湿潤引張り強
さ(JIS P8135 )が乾燥時の引張り強さ(JIS P8113 )の2
5%以上であることを特徴とする。請求項8の壁紙は、
請求項1記載の発明において、前記裏打層は、その内部
強度が、前記防水防湿層の接着力および施工時の壁面へ
の貼付に使用される施工糊の接着力よりも弱いことを特
徴とする。請求項9の壁紙は、請求項1記載の発明にお
いて、前記裏打層が、染料や有色願料などで着色されて
いることを特徴とする。請求項10の壁紙の製造方法
は、前記基材と防水防湿層と裏打層を積層接合した後、
前記基材層表面へ印刷し、ついでエンボス加工を行うこ
とを特徴とする。請求項11の壁紙の製造方法は、前記
基材に印刷し、ついでエンボス加工を施し、その後該基
材と防水防湿層と裏打層を積層接合することを特徴とす
る。
【0014】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施形態を図面
に基づき説明する。図1は第1実施形態の壁紙の断面模
式図である。同図に示すように、第1実施形態の壁紙
は、透湿性のある基材1の裏面に、防水防湿接着剤2A
が塗布され、この防水防湿接着剤2Aに裏打層3が重ね
合わされ、接着されたものである。なお、基材1の表面
に、汚れ防止のために薄いフィルムを貼ったり、基材1
と防水防湿接着剤2Aとの間に、難燃紙を挟んだ構成で
あってもよい。
に基づき説明する。図1は第1実施形態の壁紙の断面模
式図である。同図に示すように、第1実施形態の壁紙
は、透湿性のある基材1の裏面に、防水防湿接着剤2A
が塗布され、この防水防湿接着剤2Aに裏打層3が重ね
合わされ、接着されたものである。なお、基材1の表面
に、汚れ防止のために薄いフィルムを貼ったり、基材1
と防水防湿接着剤2Aとの間に、難燃紙を挟んだ構成で
あってもよい。
【0015】基材1の素材は、非透水性の合成樹脂でな
くてもよく、透湿性のある素材、例えば、紙や和紙、不
織布、布、皮等の所望の質感や風合いを備えた種々の素
材を採択しうる。この理由は後で述べる。
くてもよく、透湿性のある素材、例えば、紙や和紙、不
織布、布、皮等の所望の質感や風合いを備えた種々の素
材を採択しうる。この理由は後で述べる。
【0016】防水防湿接着剤2Aは、熱溶融型、溶剤型
もしくはエマルジョン型の防水性のある接着剤であれば
よい。例えば、ポリエチレン、塩化ビニリデン、アクリ
ル、スチレンアクリル、スチレン−ブタジエン樹脂、酢
酸ビニル、エチレン酢酸ビニル樹脂(エチレンビニルア
ルコール樹脂)などを主剤とした防水防湿性のある接着
剤であれば、種々の接着剤を採択しうる。
もしくはエマルジョン型の防水性のある接着剤であれば
よい。例えば、ポリエチレン、塩化ビニリデン、アクリ
ル、スチレンアクリル、スチレン−ブタジエン樹脂、酢
酸ビニル、エチレン酢酸ビニル樹脂(エチレンビニルア
ルコール樹脂)などを主剤とした防水防湿性のある接着
剤であれば、種々の接着剤を採択しうる。
【0017】裏打層3は、その坪量が40〜60g/m2程
度の紙その他の素材である。この裏打層3は、その坪量
が40g/m2未満の場合、裏打層3は、糊の水分を吸収す
る能力が少なくなり過ぎ、タック性の発現が遅くなり、
接着不良となる。逆に、裏打層3の坪量が60g/m2を超
える場合、裏打層3が糊の水分を吸収するので、オープ
ンタイムが短縮したり、表裏面に伸縮率の差が生じ、カ
ール等の施工上の障害が生じやすくなる。したがって、
裏打層3の坪量が4〜60g/m2の場合、タック性を維持
し、かつオープンタイムは短縮されずにカール等の施工
上の障害も生じないという効果を奏する。
度の紙その他の素材である。この裏打層3は、その坪量
が40g/m2未満の場合、裏打層3は、糊の水分を吸収す
る能力が少なくなり過ぎ、タック性の発現が遅くなり、
接着不良となる。逆に、裏打層3の坪量が60g/m2を超
える場合、裏打層3が糊の水分を吸収するので、オープ
ンタイムが短縮したり、表裏面に伸縮率の差が生じ、カ
ール等の施工上の障害が生じやすくなる。したがって、
裏打層3の坪量が4〜60g/m2の場合、タック性を維持
し、かつオープンタイムは短縮されずにカール等の施工
上の障害も生じないという効果を奏する。
【0018】さらに、裏打層3の坪量が、40〜60g/
m2であると、上記効果に加え、裏打層3に適度な湿潤強
度を持たせることができ、このことによって紙層表面や
紙層内部での破損が生じにくくなることからも、長いオ
ープンタイムを実現することができる。
m2であると、上記効果に加え、裏打層3に適度な湿潤強
度を持たせることができ、このことによって紙層表面や
紙層内部での破損が生じにくくなることからも、長いオ
ープンタイムを実現することができる。
【0019】なお、裏打層3は、天然の植物繊維からな
る紙だけでなく、レーヨン等の再生紙やポリオレフィ
ン、ポリエステル等の合成繊維からなる合成紙であって
もよく、透水性や透湿性がある薄いものであれば、特に
素材には限定されない。
る紙だけでなく、レーヨン等の再生紙やポリオレフィ
ン、ポリエステル等の合成繊維からなる合成紙であって
もよく、透水性や透湿性がある薄いものであれば、特に
素材には限定されない。
【0020】第1実施形態の壁紙を製造するには、溶融
押出法やコーター塗工法等の常法によればよく、基材1
の裏面全面に塗布された防水防湿接着剤2Aによって、
裏打紙3が基材1に接着される。
押出法やコーター塗工法等の常法によればよく、基材1
の裏面全面に塗布された防水防湿接着剤2Aによって、
裏打紙3が基材1に接着される。
【0021】つぎに、第1実施形態の壁紙の作用効果を
説明する。第1実施形態の壁紙を壁に施工するために、
まず、第1実施形態の壁紙の裏打層3の裏面に、施工糊
を塗布する。この施工糊は水分を含んでいるが、第1実
施形態の壁紙の防水防湿接着剤2Aによって基材1は防
水されているので、施工糊の水分が基材1に浸透しない
という効果を奏する。このため、第1実施形態の壁紙の
オープンタイムは、ビニル壁紙のオープンタイムと同等
もしくはそれ以上であり、一斉に大量の壁紙に糊付けを
行うことができ、施工すべき壁の全ての面に短時間に施
工することができる。また、工場で第1実施形態の壁紙
に糊付けしてから、これを現場に搬送して、現場にて即
座に第1実施形態の壁紙を壁に施工することができる。
また、第1実施形態の壁紙は、その裏打層3の裏面に施
工糊を塗布しても、施工糊の水分が基材1に浸透しない
ので、カールを生じず、腰の強度やエンボスパターンを
維持でき、この結果、施工作業を楽に行うことができる
という効果を奏する。
説明する。第1実施形態の壁紙を壁に施工するために、
まず、第1実施形態の壁紙の裏打層3の裏面に、施工糊
を塗布する。この施工糊は水分を含んでいるが、第1実
施形態の壁紙の防水防湿接着剤2Aによって基材1は防
水されているので、施工糊の水分が基材1に浸透しない
という効果を奏する。このため、第1実施形態の壁紙の
オープンタイムは、ビニル壁紙のオープンタイムと同等
もしくはそれ以上であり、一斉に大量の壁紙に糊付けを
行うことができ、施工すべき壁の全ての面に短時間に施
工することができる。また、工場で第1実施形態の壁紙
に糊付けしてから、これを現場に搬送して、現場にて即
座に第1実施形態の壁紙を壁に施工することができる。
また、第1実施形態の壁紙は、その裏打層3の裏面に施
工糊を塗布しても、施工糊の水分が基材1に浸透しない
ので、カールを生じず、腰の強度やエンボスパターンを
維持でき、この結果、施工作業を楽に行うことができる
という効果を奏する。
【0022】したがって、基材1の素材は、透水性もし
くは透湿性のある素材であってもよく、広い種々の素材
を用いることができる。つまり、基材1の素材として
は、和紙、不織布、布、皮等の種々の素材を採択するこ
とができるわけである。よって、第1実施形態の壁紙の
基材1は、表面の柄やエンボスパターンだけでなく、そ
の素材のもつ独自の面白さをも兼ね備えたものにでき
る。この結果、個性的で豊かな雰囲気を醸し出すことが
できるという効果を奏する。
くは透湿性のある素材であってもよく、広い種々の素材
を用いることができる。つまり、基材1の素材として
は、和紙、不織布、布、皮等の種々の素材を採択するこ
とができるわけである。よって、第1実施形態の壁紙の
基材1は、表面の柄やエンボスパターンだけでなく、そ
の素材のもつ独自の面白さをも兼ね備えたものにでき
る。この結果、個性的で豊かな雰囲気を醸し出すことが
できるという効果を奏する。
【0023】つぎに、第2実施形態の壁紙を説明する。
第2実施形態の壁紙は、透湿性のある基材1の裏面に防
水防湿フィルム2Bが貼着され、この防水防湿フィルム
2Bの裏面に、裏打層3が貼着されたものである。第2
実施形態の壁紙の基材1および裏打層3は、前述の第1
実施形態の壁紙における基材1および裏打層3と実質同
様の素材を用いればよい。なお、基材1の表面に、汚れ
防止のために薄いフィルムを貼ったり、基材1と防水防
湿フィルム2Bとの間に、難燃紙を挟んだ構成であって
もよい。
第2実施形態の壁紙は、透湿性のある基材1の裏面に防
水防湿フィルム2Bが貼着され、この防水防湿フィルム
2Bの裏面に、裏打層3が貼着されたものである。第2
実施形態の壁紙の基材1および裏打層3は、前述の第1
実施形態の壁紙における基材1および裏打層3と実質同
様の素材を用いればよい。なお、基材1の表面に、汚れ
防止のために薄いフィルムを貼ったり、基材1と防水防
湿フィルム2Bとの間に、難燃紙を挟んだ構成であって
もよい。
【0024】防水防湿フィルム2Bは、ポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド、アクリ
ル、塩化ビニリデン、エチレン酢酸ビニル樹脂(エチレ
ンビニルアルコール樹脂)、酢酸ビニル、スチレン、ス
チレン−ブタジエン樹脂、防湿セロファンおよびこれら
の変成物等の防水防湿性のあるフィルムであれば種々の
フィルムを採択しうる。
ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド、アクリ
ル、塩化ビニリデン、エチレン酢酸ビニル樹脂(エチレ
ンビニルアルコール樹脂)、酢酸ビニル、スチレン、ス
チレン−ブタジエン樹脂、防湿セロファンおよびこれら
の変成物等の防水防湿性のあるフィルムであれば種々の
フィルムを採択しうる。
【0025】第2実施形態の壁紙を製造するには、まず
基材1の裏面に防水防湿フィルム2Bを重ね、この防水
防湿フィルム2Bの裏面に裏打層3を重ねて、基材1、
防水防湿フィルム2B、裏打層3の順に積層する。そし
て、ドライラミネート、ウェットラミネート、熱接着等
によって、基材1と防水防湿フィルム2Bとの間、およ
び、防水防湿フィルム2Bと裏打層3との間を同時に接
着すればよい。
基材1の裏面に防水防湿フィルム2Bを重ね、この防水
防湿フィルム2Bの裏面に裏打層3を重ねて、基材1、
防水防湿フィルム2B、裏打層3の順に積層する。そし
て、ドライラミネート、ウェットラミネート、熱接着等
によって、基材1と防水防湿フィルム2Bとの間、およ
び、防水防湿フィルム2Bと裏打層3との間を同時に接
着すればよい。
【0026】第2実施形態の壁紙は、その裏打層3の裏
面に施工糊を塗布しても、第1実施形態の壁紙と同様
に、基材1が防水防湿フィルム2Bによって防水される
ので、施工糊の水分が基材1に浸透しないという効果を
奏する。このため、第2実施形態の壁紙のオープンタイ
ムは、ビニル壁紙のオープンタイムと同等もしくはそれ
以上であり、一斉に大量の壁紙に糊付けを行うことがで
き、施工すべき壁の全ての面に短時間に施工することが
できる。また、工場で第2実施形態の壁紙に糊付けして
から、これを現場に搬送して、現場にて即座に第2実施
形態の壁紙を壁に施工することができる。また、第2実
施形態の壁紙は、その裏打層3の裏面に施工糊を塗布し
ても、糊の水分が基材1に浸透しないので、カールを生
じず、腰の強度やエンボスパターンを維持でき、この結
果、施工作業を楽に行うことができるという効果を奏す
る。
面に施工糊を塗布しても、第1実施形態の壁紙と同様
に、基材1が防水防湿フィルム2Bによって防水される
ので、施工糊の水分が基材1に浸透しないという効果を
奏する。このため、第2実施形態の壁紙のオープンタイ
ムは、ビニル壁紙のオープンタイムと同等もしくはそれ
以上であり、一斉に大量の壁紙に糊付けを行うことがで
き、施工すべき壁の全ての面に短時間に施工することが
できる。また、工場で第2実施形態の壁紙に糊付けして
から、これを現場に搬送して、現場にて即座に第2実施
形態の壁紙を壁に施工することができる。また、第2実
施形態の壁紙は、その裏打層3の裏面に施工糊を塗布し
ても、糊の水分が基材1に浸透しないので、カールを生
じず、腰の強度やエンボスパターンを維持でき、この結
果、施工作業を楽に行うことができるという効果を奏す
る。
【0027】したがって、基材1の素材は、透水性もし
くは透湿性のある素材であってもよく、広い種々の素材
を用いることができる。つまり、基材1の素材として
は、和紙、不織布、布、皮等の種々の素材を採択するこ
とができるわけである。よって、第2実施形態の壁紙の
基材1は、表面の柄やエンボスパターンだけでなく、そ
の素材のもつ独自の面白さをも兼ね備えたものにでき
る。この結果、個性的で豊かな雰囲気を醸し出すことが
できる。
くは透湿性のある素材であってもよく、広い種々の素材
を用いることができる。つまり、基材1の素材として
は、和紙、不織布、布、皮等の種々の素材を採択するこ
とができるわけである。よって、第2実施形態の壁紙の
基材1は、表面の柄やエンボスパターンだけでなく、そ
の素材のもつ独自の面白さをも兼ね備えたものにでき
る。この結果、個性的で豊かな雰囲気を醸し出すことが
できる。
【0028】つぎに、第3実施形態の壁紙を説明する。
第3実施形態の壁紙は、透湿性のある基材1の裏面にア
ルミニウムの薄膜2Cが貼着され、このアルミニウムの
薄膜2Cが貼着されたものである。第3実施形態の基材
1および裏打層3は、前述の第1、第2実施形態の壁紙
における基材1および裏打層3と実質同様の素材を用い
ればよい。なお、基材1の表面に汚れ防止のために、薄
いフィルムを貼ったり。基材1とアルミニウム2Cとの
間に難燃紙を挟んだ構成であってもよい。
第3実施形態の壁紙は、透湿性のある基材1の裏面にア
ルミニウムの薄膜2Cが貼着され、このアルミニウムの
薄膜2Cが貼着されたものである。第3実施形態の基材
1および裏打層3は、前述の第1、第2実施形態の壁紙
における基材1および裏打層3と実質同様の素材を用い
ればよい。なお、基材1の表面に汚れ防止のために、薄
いフィルムを貼ったり。基材1とアルミニウム2Cとの
間に難燃紙を挟んだ構成であってもよい。
【0029】アルミニウム2Cは、その厚さが約20μ
程度のアルミニウム箔である。なお、アルミニウムの薄
膜2Cはアルミニウム箔だけでなく、気化したアルミニ
ウムを基材1の裏面もしくは、裏打層3の表面に蒸着さ
せた被膜であってもよい。
程度のアルミニウム箔である。なお、アルミニウムの薄
膜2Cはアルミニウム箔だけでなく、気化したアルミニ
ウムを基材1の裏面もしくは、裏打層3の表面に蒸着さ
せた被膜であってもよい。
【0030】第3実施形態の壁紙を製造するには、まず
基材1の裏面に防水防湿フィルム2Cを重ね、この防水
防湿フィルム2Cの裏面に裏打層3を重ねて、基材1、
防水防湿フィルム2C、裏打層3の順に積層する。そし
て、ドライラミネート、ウェットラミネート、熱接着等
によって、基材1と防水防湿フィルム2Cとの間、およ
び、防水防湿フィルム2Cと裏打層3との間を同時に接
着すればよい。
基材1の裏面に防水防湿フィルム2Cを重ね、この防水
防湿フィルム2Cの裏面に裏打層3を重ねて、基材1、
防水防湿フィルム2C、裏打層3の順に積層する。そし
て、ドライラミネート、ウェットラミネート、熱接着等
によって、基材1と防水防湿フィルム2Cとの間、およ
び、防水防湿フィルム2Cと裏打層3との間を同時に接
着すればよい。
【0031】第3実施形態の壁紙は、その裏打層3の裏
面に施工糊を塗布しても、第1実施形態の壁紙と同様
に、基材1が防水防湿フィルム2Cによって防水される
ので、施工糊の水分が基材1に浸透しないという効果を
奏する。このため、第3実施形態の壁紙のオープンタイ
ムは、ビニル壁紙のオープンタイムと同等もしくはそれ
以上であり、一斉に大量の壁紙に糊付けを行うことがで
き、施工すべき壁の全ての面に短時間に施工することが
できる。また、工場で第3実施形態の壁紙に糊付けして
から、これを現場に搬送して、現場にて即座に第3実施
形態の壁紙を壁に施工することができる。また、第3実
施形態の壁紙は、その裏打層3の裏面に施工糊を塗布し
ても、施工糊の水分が基材1に浸透しないので、カール
を生じず、腰の強度やエンボスパターンを維持でき、こ
の結果、施工作業を楽に行うことができるという効果を
奏する。
面に施工糊を塗布しても、第1実施形態の壁紙と同様
に、基材1が防水防湿フィルム2Cによって防水される
ので、施工糊の水分が基材1に浸透しないという効果を
奏する。このため、第3実施形態の壁紙のオープンタイ
ムは、ビニル壁紙のオープンタイムと同等もしくはそれ
以上であり、一斉に大量の壁紙に糊付けを行うことがで
き、施工すべき壁の全ての面に短時間に施工することが
できる。また、工場で第3実施形態の壁紙に糊付けして
から、これを現場に搬送して、現場にて即座に第3実施
形態の壁紙を壁に施工することができる。また、第3実
施形態の壁紙は、その裏打層3の裏面に施工糊を塗布し
ても、施工糊の水分が基材1に浸透しないので、カール
を生じず、腰の強度やエンボスパターンを維持でき、こ
の結果、施工作業を楽に行うことができるという効果を
奏する。
【0032】したがって、基材1の素材は、透水性もし
くは透湿性のある素材であってもよく、広い種々の素材
を用いることができる。つまり、基材1の素材として
は、和紙、不織布、布、皮等の種々の素材を採択するこ
とができるわけである。よって、第3実施形態の壁紙の
基材1は、表面の柄やエンボスパターンだけでなく、そ
の素材のもつ独自の面白さをも兼ね備えたものにでき
る。この結果、個性的で豊かな雰囲気を醸し出すことが
できる。
くは透湿性のある素材であってもよく、広い種々の素材
を用いることができる。つまり、基材1の素材として
は、和紙、不織布、布、皮等の種々の素材を採択するこ
とができるわけである。よって、第3実施形態の壁紙の
基材1は、表面の柄やエンボスパターンだけでなく、そ
の素材のもつ独自の面白さをも兼ね備えたものにでき
る。この結果、個性的で豊かな雰囲気を醸し出すことが
できる。
【0033】本発明の壁紙においては、裏打層3は、湿
潤引張り強さ(JIS P8135 )が乾燥時の引張り強さ(JIS P
8113 )の25%以上であることが好ましい。これは、つ
ぎの理由に基づいている。オープンタイムを向上させる
ために、本発明では防水防湿層を設けたわけだが、オー
プンタイムを決定する要因は基材層内への施工糊の水分
の浸透と基材層表面からの水分の乾燥のみならず、裏打
層3の湿潤引張り強さにもあることが本発明者らのさら
なる研究により判明した。すなわち、裏打層3の湿潤引
張り強さ(水にぬれたときの強度)が弱いと、施工糊を裏
面に塗布して糊面どおしを重ね合わせて保管している間
(すなわちオープンタイムの間)に水の介在による裏打層
3の強度低下が激しく、裏打層3の表面あるいは内部で
紙層破損が起き結果的にオープンタイムが取れなくな
る。そのため本発明においては、ポリアミドエピクロル
ヒドリン樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、ジアルデヒド
澱粉、ポリエチレンイミン等の湿潤紙力増強剤を使用
し、裏打層3の含水時の強度維持をはかった。この結
果、本発明の壁紙は、防水防湿層2の存在とあいまって
過去にない長いオープンタイムの達成を実現できた。
潤引張り強さ(JIS P8135 )が乾燥時の引張り強さ(JIS P
8113 )の25%以上であることが好ましい。これは、つ
ぎの理由に基づいている。オープンタイムを向上させる
ために、本発明では防水防湿層を設けたわけだが、オー
プンタイムを決定する要因は基材層内への施工糊の水分
の浸透と基材層表面からの水分の乾燥のみならず、裏打
層3の湿潤引張り強さにもあることが本発明者らのさら
なる研究により判明した。すなわち、裏打層3の湿潤引
張り強さ(水にぬれたときの強度)が弱いと、施工糊を裏
面に塗布して糊面どおしを重ね合わせて保管している間
(すなわちオープンタイムの間)に水の介在による裏打層
3の強度低下が激しく、裏打層3の表面あるいは内部で
紙層破損が起き結果的にオープンタイムが取れなくな
る。そのため本発明においては、ポリアミドエピクロル
ヒドリン樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、ジアルデヒド
澱粉、ポリエチレンイミン等の湿潤紙力増強剤を使用
し、裏打層3の含水時の強度維持をはかった。この結
果、本発明の壁紙は、防水防湿層2の存在とあいまって
過去にない長いオープンタイムの達成を実現できた。
【0034】本発明の壁紙における裏打層3は、その内
部強度が、防水防湿層2の接着力や施工糊の接着力より
も弱いことが好ましい。ただし、前記した湿潤引張り強
さは満足しなければならない。内部強度は上記のごとく
防水防湿層2の接着力や施工糊の接着力との関係で相対
的に決るため、絶対値としては限定できない。上記の内
部強度が求められるのは、つぎの理由による。壁紙は定
期的に張り替えを行うことを前提に使用されている。こ
こで張り替え施工時に問題となるのが剥がしやすい壁紙
であるかどうか、という要件であり、一般に「ピーリン
グ性peeling」と呼ばれている。すなわち新たに
壁紙を張る前に古い壁紙を壁から剥がすわけだが、その
時に壁紙が不規則に材破し、ある個所は壁に残り、ある
個所は完全に剥ぎ取られてしまうと、後がでこぼこにな
り、新しい壁紙を張った時にその凹凸が残ってしまう。
本発明において、裏打層3の内部強度を、接着機能も併
せ持つ防水防湿層の接着力や施工時に壁面への張りつけ
のため使用される施工糊の接着力より、弱く設定するこ
とにより、剥がすときに、作為的に裏打層3の内部にて
層内剥離を起こし、壁側には裏打層3の薄皮1枚がきれ
いに残り、剥がした後の壁面はフラットな状態にするこ
とが可能となった。このため、壁紙の張り替えを綺麗に
行うことができる。
部強度が、防水防湿層2の接着力や施工糊の接着力より
も弱いことが好ましい。ただし、前記した湿潤引張り強
さは満足しなければならない。内部強度は上記のごとく
防水防湿層2の接着力や施工糊の接着力との関係で相対
的に決るため、絶対値としては限定できない。上記の内
部強度が求められるのは、つぎの理由による。壁紙は定
期的に張り替えを行うことを前提に使用されている。こ
こで張り替え施工時に問題となるのが剥がしやすい壁紙
であるかどうか、という要件であり、一般に「ピーリン
グ性peeling」と呼ばれている。すなわち新たに
壁紙を張る前に古い壁紙を壁から剥がすわけだが、その
時に壁紙が不規則に材破し、ある個所は壁に残り、ある
個所は完全に剥ぎ取られてしまうと、後がでこぼこにな
り、新しい壁紙を張った時にその凹凸が残ってしまう。
本発明において、裏打層3の内部強度を、接着機能も併
せ持つ防水防湿層の接着力や施工時に壁面への張りつけ
のため使用される施工糊の接着力より、弱く設定するこ
とにより、剥がすときに、作為的に裏打層3の内部にて
層内剥離を起こし、壁側には裏打層3の薄皮1枚がきれ
いに残り、剥がした後の壁面はフラットな状態にするこ
とが可能となった。このため、壁紙の張り替えを綺麗に
行うことができる。
【0035】本発明の壁紙における裏打層3は、染料や
有色顔料を添加して着色し、光の透過率を低減して、隠
蔽性を持たせておくのが好ましい。この理由は、つぎの
とおりである。つまり、壁紙の要件として、張り替え時
に、壁面が汚れていたり、古い壁紙が残ったりしている
場合であっても、新しい壁紙を張った後、表面から下地
が透けて見えない隠蔽性が求められる。通常、今までの
塩化ビニール壁紙等では裏打層3に水酸化アルミニウム
や酸化チタン、クレー、タルク等の屈折率の大きい填料
を添加することにより、この隠蔽性を持たせてきたが、
填料の添加は壁紙の強度を低下させてしまう。そこで、
本発明においては、填料による強度低下の結果起きるオ
ープンタイムの低下を防ぐため、一切填料を使用せず、
染料や有色顔料などで、裏打層3を着色することとし
た。この結果、本発明の裏打層3は、光の透過率の低減
を図り、隠蔽性を実現できた。このように、填料を使っ
ていないため、より長いオープンタイムの実現が可能と
なった。
有色顔料を添加して着色し、光の透過率を低減して、隠
蔽性を持たせておくのが好ましい。この理由は、つぎの
とおりである。つまり、壁紙の要件として、張り替え時
に、壁面が汚れていたり、古い壁紙が残ったりしている
場合であっても、新しい壁紙を張った後、表面から下地
が透けて見えない隠蔽性が求められる。通常、今までの
塩化ビニール壁紙等では裏打層3に水酸化アルミニウム
や酸化チタン、クレー、タルク等の屈折率の大きい填料
を添加することにより、この隠蔽性を持たせてきたが、
填料の添加は壁紙の強度を低下させてしまう。そこで、
本発明においては、填料による強度低下の結果起きるオ
ープンタイムの低下を防ぐため、一切填料を使用せず、
染料や有色顔料などで、裏打層3を着色することとし
た。この結果、本発明の裏打層3は、光の透過率の低減
を図り、隠蔽性を実現できた。このように、填料を使っ
ていないため、より長いオープンタイムの実現が可能と
なった。
【0036】本発明では、基材1の性質に合わせて製造
方法を選択することにより、意匠性豊かで柔軟な施工し
やすい壁紙が得られることができる。本発明では大きく
分けて2つの異なる製造方法が提案されている。すなわ
ち第1の製造方法は、図4(A) に示すように、基材1と
防水防湿層2と裏打層3を積層接合した後、基材層1表
面へ印刷し、ついで同図(B) に示すように、壁紙全体に
エンボス加工を行うことを特徴とする。第2の製造方法
は、図5(A) に示すように、基材1に印刷し、ついでエ
ンボス加工を施し、その後同図(B) に示すように、基材
1と防水防湿層2と裏打層3を積層接合することを特徴
とする。第1の製造方法は、基材1に柔らかい素材を使
用したい場合に用いられる。この場合、基材1が柔らか
いことから、壁紙全体に深いエンボス加工を施しても、
エンボスつぶれが生じない。よって表情豊かで柔軟な施
工しやすい壁紙が得られる。第2の製造方法は、基材1
に固い素材を使用したい場合に用いられる。この場合、
基材1は深いエンボスを施して表情豊かなデザインがで
き、しかも張り合わせ時には基材1の固さによってエン
ボスつぶれは防止できる。そして、基材1はエンボス加
工による凹凸の凹部の点接着(図5(B) 参照)により素材
1と防水防湿層2が張り合わされているため、素材1自
体の性質が固くても、柔軟性のある壁紙を得ることがで
きる。請求項1の発明は、どのような素材を使用しても
一定のオープンタイムを確保でき、さまざまな素材を壁
紙の基材として採用できるという効果を奏するが、請求
項11、12の発明によると、それに加えて上述した通
り、基材1の性質に合わせて製造工程を選択することに
より、どのような素材を使用しても意匠性が豊かで、柔
軟な施工しやすい壁紙を得ることもできるのである。
方法を選択することにより、意匠性豊かで柔軟な施工し
やすい壁紙が得られることができる。本発明では大きく
分けて2つの異なる製造方法が提案されている。すなわ
ち第1の製造方法は、図4(A) に示すように、基材1と
防水防湿層2と裏打層3を積層接合した後、基材層1表
面へ印刷し、ついで同図(B) に示すように、壁紙全体に
エンボス加工を行うことを特徴とする。第2の製造方法
は、図5(A) に示すように、基材1に印刷し、ついでエ
ンボス加工を施し、その後同図(B) に示すように、基材
1と防水防湿層2と裏打層3を積層接合することを特徴
とする。第1の製造方法は、基材1に柔らかい素材を使
用したい場合に用いられる。この場合、基材1が柔らか
いことから、壁紙全体に深いエンボス加工を施しても、
エンボスつぶれが生じない。よって表情豊かで柔軟な施
工しやすい壁紙が得られる。第2の製造方法は、基材1
に固い素材を使用したい場合に用いられる。この場合、
基材1は深いエンボスを施して表情豊かなデザインがで
き、しかも張り合わせ時には基材1の固さによってエン
ボスつぶれは防止できる。そして、基材1はエンボス加
工による凹凸の凹部の点接着(図5(B) 参照)により素材
1と防水防湿層2が張り合わされているため、素材1自
体の性質が固くても、柔軟性のある壁紙を得ることがで
きる。請求項1の発明は、どのような素材を使用しても
一定のオープンタイムを確保でき、さまざまな素材を壁
紙の基材として採用できるという効果を奏するが、請求
項11、12の発明によると、それに加えて上述した通
り、基材1の性質に合わせて製造工程を選択することに
より、どのような素材を使用しても意匠性が豊かで、柔
軟な施工しやすい壁紙を得ることもできるのである。
【0037】
【実施例】つぎに、本発明の壁紙の実施例を説明する。 [実施例1]坪量が120 g/m2の紙を基材1とし、この基
材1の裏面にアクリルとワックスを混合した防水防湿接
着剤2Aを、坪量10g/m2で塗布し、この防水防湿接着
剤2Aの層の裏面に、坪量が60g/m2の紙の裏打層3を
貼付したものを実施例1とする。 [実施例2]坪量が100 g/m2の紙を基材1とし、この基
材1の表面に、汚れ防止のために20μのエチレン酢酸
ビニルフィルムを貼付し、この基材1の裏面に厚さが2
0μの低密度ポリエチレンの防水防湿フィルム2Bを貼
付し、この防水防湿フィルム2Bの裏面に、坪量が50
g/m2の紙の裏打層3を貼付したものを実施例2とする。 [実施例3]坪量が120 g/m2の和紙を基材1とし、この
基材1の裏面に20μのアルミニウムの薄膜2Cを貼付
し、このアルミニウム2Cの裏面に40g/m2の紙の裏打
層3を貼付したものを実施例3とする。
材1の裏面にアクリルとワックスを混合した防水防湿接
着剤2Aを、坪量10g/m2で塗布し、この防水防湿接着
剤2Aの層の裏面に、坪量が60g/m2の紙の裏打層3を
貼付したものを実施例1とする。 [実施例2]坪量が100 g/m2の紙を基材1とし、この基
材1の表面に、汚れ防止のために20μのエチレン酢酸
ビニルフィルムを貼付し、この基材1の裏面に厚さが2
0μの低密度ポリエチレンの防水防湿フィルム2Bを貼
付し、この防水防湿フィルム2Bの裏面に、坪量が50
g/m2の紙の裏打層3を貼付したものを実施例2とする。 [実施例3]坪量が120 g/m2の和紙を基材1とし、この
基材1の裏面に20μのアルミニウムの薄膜2Cを貼付
し、このアルミニウム2Cの裏面に40g/m2の紙の裏打
層3を貼付したものを実施例3とする。
【0038】[比較例1]坪量が100 g/m2の紙を基材1
とし、この基材1の表面に汚れ防止のための厚さ20μ
のエチレン酢酸ビニルフィルムを張り、基材の裏面に難
燃紙80g/m2を貼付した紙壁紙を比較例1とする。 [比較例2]厚さ150 μの塩化ビニルを基材1とし、こ
の基材の裏面に難燃紙80g/m2を貼付したビニル壁紙を
比較例2とする。
とし、この基材1の表面に汚れ防止のための厚さ20μ
のエチレン酢酸ビニルフィルムを張り、基材の裏面に難
燃紙80g/m2を貼付した紙壁紙を比較例1とする。 [比較例2]厚さ150 μの塩化ビニルを基材1とし、こ
の基材の裏面に難燃紙80g/m2を貼付したビニル壁紙を
比較例2とする。
【0039】(評価方法)室温20℃で湿度65%の環
境下にて、実施例1、2、3および比較例1、2の裏面
に100 %水希釈した澱粉系接着剤を、50g/m2塗布した
後、塗布面を内側にして接触させて折り畳んで放置す
る。それぞれの時間経過に伴う、素材の接着、材破状況
を測定した。その結果を次の表に示す。
境下にて、実施例1、2、3および比較例1、2の裏面
に100 %水希釈した澱粉系接着剤を、50g/m2塗布した
後、塗布面を内側にして接触させて折り畳んで放置す
る。それぞれの時間経過に伴う、素材の接着、材破状況
を測定した。その結果を次の表に示す。
【0040】 1時間 8時間 16時間 24時間 48時間 実施例1 ○ ○ ○ ○ △ 実施例2 ○ ○ ○ ○ ○ 実施例3 ○ ○ ○ ○ ○ 比較例1 △ × × × × 比較例2 ○ ○ ・ △ × (注) ○:接着が起きず、材料変化なし △:50%接着、材料破壊 ×:100 %接着、材料破壊
【0041】表から明らかなように、実施例1は24時
間経過後であっても、素材同士の接着および接着に伴う
材料破壊が起きず、48時間前後から接着破壊が発生し
始めた。実施例2および実施例3はいずれも、48時間
後であっても、接着や材料破壊は生じていない。これに
対し、比較例1(紙壁紙)は1時間経過後50%以上接
着、材料破壊が発生し、8時間経過後で100 %の接着、
材料破壊が発生した。比較例2(ビニル壁紙)では、2
4時間経過後に50%接着、材料破壊が発生した。実施
例1〜3では、基材1として紙や和紙を用いているが、
これらは例示に過ぎず、これらの素材の他にも不織布、
布、皮等、所望の質感や風合いを備えた種々の素材を採
択することができる。
間経過後であっても、素材同士の接着および接着に伴う
材料破壊が起きず、48時間前後から接着破壊が発生し
始めた。実施例2および実施例3はいずれも、48時間
後であっても、接着や材料破壊は生じていない。これに
対し、比較例1(紙壁紙)は1時間経過後50%以上接
着、材料破壊が発生し、8時間経過後で100 %の接着、
材料破壊が発生した。比較例2(ビニル壁紙)では、2
4時間経過後に50%接着、材料破壊が発生した。実施
例1〜3では、基材1として紙や和紙を用いているが、
これらは例示に過ぎず、これらの素材の他にも不織布、
布、皮等、所望の質感や風合いを備えた種々の素材を採
択することができる。
【0042】
【発明の効果】請求項1の壁紙によれば、壁紙の基材の
素材に、所望の質感や風合いを備えた種々の素材を採択
することができ、個性的で豊かな雰囲気を醸し出すこと
ができ、かつ、オープンタイムを長く確保でき、ジョイ
ント部を見映えよく仕上げることができ、糊を塗布して
もカールを生じず、腰の強度やエンボスパターンを維持
し、この結果、施工作業を楽に行うことができる。請求
項2の壁紙によれば、壁紙の基材の素材に、所望の質感
や風合いを備えた種々の素材を採択することができ、個
性的で豊かな雰囲気を醸し出すことができ、かつ、オー
プンタイムを長く確保でき、ジョイント部を見映えよく
仕上げることができ、糊を塗布してもカールを生じず、
腰の強度やエンボスパターンを維持し、この結果、施工
作業を楽に行うことができる。請求項3の壁紙によれ
ば、壁紙の基材の素材に、所望の質感や風合いを備えた
種々の素材を採択することができ、個性的で豊かな雰囲
気を醸し出すことができ、かつ、オープンタイムを長く
確保でき、ジョイント部を見映えよく仕上げることがで
き、糊を塗布してもカールを生じず、腰の強度やエンボ
スパターンを維持し、この結果、施工作業を楽に行うこ
とができる。請求項4の壁紙によれば、壁紙の基材の素
材に、所望の質感や風合いを備えた種々の素材を採択す
ることができ、個性的で豊かな雰囲気を醸し出すことが
でき、かつ、オープンタイムを長く確保でき、ジョイン
ト部を見映えよく仕上げることができ、糊を塗布しても
カールを生じず、腰の強度やエンボスパターンを維持
し、この結果、施工作業を楽に行うことができる。請求
項5の壁紙によれば、壁紙の基材の素材に、所望の質感
や風合いを備えた種々の素材を採択することができ、個
性的で豊かな雰囲気を醸し出すことができ、かつ、オー
プンタイムを長く確保でき、ジョイント部を見映えよく
仕上げることができ、糊を塗布してもカールを生じず、
腰の強度やエンボスパターンを維持し、この結果、施工
作業を楽に行うことができる。請求項6の発明によれ
ば、タック性を維持し、カール等の障害が生じないこと
に加え、さらに湿潤引張り強さも十分であるのでオープ
ンタイムが長くとれる。請求項7の発明によれば、裏打
層の含水時の強度が十分であり、紙層破損が生じないの
で、さらに長いオープンタイムを実現できる。請求項8
の発明によれば、壁紙の張り替え時に、壁紙を壁面から
剥がすと、裏打層の薄皮1枚がきれいに残るので、剥が
した後の壁面はフラットとなる。このため、つぎに張る
壁紙がきれいに仕上げられる。請求項9の発明によれ
ば、壁紙の張り替え前の壁面の汚れや古い壁面が付着し
た色などを隠蔽でき、しかも填料を使わないので紙層の
強度が低下せずオープンタイムも長くとることができ
る。請求項10の発明によれば、柔らかい素材を基材に
用いた場合でも、エンボスがつぶれず柔軟な施工ができ
るので、表情豊かな壁紙が得られる。請求項11の発明
によれば、固い素材を基材に用いた場合でも、エンボス
加工により生じた基材の凹部を裏打層に点接着するの
で、全体として柔軟性をもたせることができる。このた
め、基材自体が固くても柔軟性のある壁紙を得ることが
できる。
素材に、所望の質感や風合いを備えた種々の素材を採択
することができ、個性的で豊かな雰囲気を醸し出すこと
ができ、かつ、オープンタイムを長く確保でき、ジョイ
ント部を見映えよく仕上げることができ、糊を塗布して
もカールを生じず、腰の強度やエンボスパターンを維持
し、この結果、施工作業を楽に行うことができる。請求
項2の壁紙によれば、壁紙の基材の素材に、所望の質感
や風合いを備えた種々の素材を採択することができ、個
性的で豊かな雰囲気を醸し出すことができ、かつ、オー
プンタイムを長く確保でき、ジョイント部を見映えよく
仕上げることができ、糊を塗布してもカールを生じず、
腰の強度やエンボスパターンを維持し、この結果、施工
作業を楽に行うことができる。請求項3の壁紙によれ
ば、壁紙の基材の素材に、所望の質感や風合いを備えた
種々の素材を採択することができ、個性的で豊かな雰囲
気を醸し出すことができ、かつ、オープンタイムを長く
確保でき、ジョイント部を見映えよく仕上げることがで
き、糊を塗布してもカールを生じず、腰の強度やエンボ
スパターンを維持し、この結果、施工作業を楽に行うこ
とができる。請求項4の壁紙によれば、壁紙の基材の素
材に、所望の質感や風合いを備えた種々の素材を採択す
ることができ、個性的で豊かな雰囲気を醸し出すことが
でき、かつ、オープンタイムを長く確保でき、ジョイン
ト部を見映えよく仕上げることができ、糊を塗布しても
カールを生じず、腰の強度やエンボスパターンを維持
し、この結果、施工作業を楽に行うことができる。請求
項5の壁紙によれば、壁紙の基材の素材に、所望の質感
や風合いを備えた種々の素材を採択することができ、個
性的で豊かな雰囲気を醸し出すことができ、かつ、オー
プンタイムを長く確保でき、ジョイント部を見映えよく
仕上げることができ、糊を塗布してもカールを生じず、
腰の強度やエンボスパターンを維持し、この結果、施工
作業を楽に行うことができる。請求項6の発明によれ
ば、タック性を維持し、カール等の障害が生じないこと
に加え、さらに湿潤引張り強さも十分であるのでオープ
ンタイムが長くとれる。請求項7の発明によれば、裏打
層の含水時の強度が十分であり、紙層破損が生じないの
で、さらに長いオープンタイムを実現できる。請求項8
の発明によれば、壁紙の張り替え時に、壁紙を壁面から
剥がすと、裏打層の薄皮1枚がきれいに残るので、剥が
した後の壁面はフラットとなる。このため、つぎに張る
壁紙がきれいに仕上げられる。請求項9の発明によれ
ば、壁紙の張り替え前の壁面の汚れや古い壁面が付着し
た色などを隠蔽でき、しかも填料を使わないので紙層の
強度が低下せずオープンタイムも長くとることができ
る。請求項10の発明によれば、柔らかい素材を基材に
用いた場合でも、エンボスがつぶれず柔軟な施工ができ
るので、表情豊かな壁紙が得られる。請求項11の発明
によれば、固い素材を基材に用いた場合でも、エンボス
加工により生じた基材の凹部を裏打層に点接着するの
で、全体として柔軟性をもたせることができる。このた
め、基材自体が固くても柔軟性のある壁紙を得ることが
できる。
【図1】第1実施形態の壁紙の断面模式図である。
【図2】第2実施形態の壁紙の断面模式図である。
【図3】第3実施形態の壁紙の断面模式図である。
【図4】本発明に係る壁紙の第1の製造方法の説明図で
ある。
ある。
【図5】本発明に係る壁紙の第2の製造方法の説明図で
ある。
ある。
1 基材 2A 防水防湿接着剤 2B 防水防湿フィルム 3C アルミニウムの薄膜 3 裏打層
Claims (11)
- 【請求項1】透湿性のある基材と、該基材の裏面に設け
られた防水防湿層と、該防水防湿層の裏面に設けられた
裏打層とからなることを特徴とする壁紙。 - 【請求項2】前記基材が、紙であることを特徴とする請
求項1記載の壁紙。 - 【請求項3】前記防水防湿層が、防水防湿性のある接着
剤であることを特徴とする請求項1記載の壁紙。 - 【請求項4】前記防水防湿層が、防水防湿フィルムであ
ることを特徴とする請求項1記載の壁紙。 - 【請求項5】前記防水防湿層が、アルミニウムの薄膜で
あることを特徴とする請求項1記載の壁紙。 - 【請求項6】前記裏打層の坪量が、40〜60g/m2であ
ることを特徴とする請求項1記載の壁紙。 - 【請求項7】前記裏打層は、湿潤引張り強さ(JIS P8135
)が乾燥時の引張り強さ(JIS P8113)の25%以上であ
ることを特徴とする請求項1記載の壁紙。 - 【請求項8】前記裏打層は、その内部強度が、前記防水
防湿層の接着力および施工時の壁面への貼付に使用され
る施工糊の接着力よりも弱いことを特徴とする請求項1
記載の壁紙。 - 【請求項9】前記裏打層が、染料や有色願料などで着色
されていることを特徴とする請求項1記載の壁紙。 - 【請求項10】前記基材と防水防湿層と裏打層を積層接
合した後、前記基材層表面へ印刷し、ついでエンボス加
工を行うことを特徴とする壁紙の製造方法。 - 【請求項11】前記基材に印刷し、ついでエンボス加工
を施し、その後該基材と防水防湿層と裏打層を積層接合
することを特徴とする壁紙の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10357692A JPH11241299A (ja) | 1997-12-19 | 1998-12-16 | 壁紙およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9-365101 | 1997-12-19 | ||
| JP36510197 | 1997-12-19 | ||
| JP10357692A JPH11241299A (ja) | 1997-12-19 | 1998-12-16 | 壁紙およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11241299A true JPH11241299A (ja) | 1999-09-07 |
Family
ID=26580647
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10357692A Pending JPH11241299A (ja) | 1997-12-19 | 1998-12-16 | 壁紙およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11241299A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103233390A (zh) * | 2013-04-09 | 2013-08-07 | 上海欣旺壁纸有限公司 | 一种金箔壁纸及其生产方法 |
| CN112026283A (zh) * | 2020-08-25 | 2020-12-04 | 苏州华尔美特装饰材料股份有限公司 | 一种具有防潮作用的墙纸及其加工工艺 |
-
1998
- 1998-12-16 JP JP10357692A patent/JPH11241299A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103233390A (zh) * | 2013-04-09 | 2013-08-07 | 上海欣旺壁纸有限公司 | 一种金箔壁纸及其生产方法 |
| CN103233390B (zh) * | 2013-04-09 | 2015-06-17 | 上海欣旺壁纸有限公司 | 一种金箔壁纸及其生产方法 |
| CN112026283A (zh) * | 2020-08-25 | 2020-12-04 | 苏州华尔美特装饰材料股份有限公司 | 一种具有防潮作用的墙纸及其加工工艺 |
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