JPH11241680A - 可変容量圧縮機 - Google Patents
可変容量圧縮機Info
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- JPH11241680A JPH11241680A JP10043938A JP4393898A JPH11241680A JP H11241680 A JPH11241680 A JP H11241680A JP 10043938 A JP10043938 A JP 10043938A JP 4393898 A JP4393898 A JP 4393898A JP H11241680 A JPH11241680 A JP H11241680A
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- discharge
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Links
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Landscapes
- Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)
- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 車両用エンジンの加速状態を検出して吐出容
量を大容量から小容量に変更し、加速性能を向上するこ
とができる可変容量圧縮機を提供する。 【解決手段】 シリンダブロック12に吐出室13bと
クランク室15を連通する昇圧通路24を設け、該通路
24に差圧弁31を配設する。この差圧弁31を構成す
る弁体33はバネ34により通路24を常には閉鎖する
位置に付勢する。圧縮機が加速状態において吐出室13
b内の圧力Pdが急上昇すると、第2感圧室45内の圧
力が上昇し、このためスプール42及びロッド43がバ
ネ48の付勢力に抗して弁体33を開放する。このた
め、吐出室13bのガスが昇圧通路24からクランク室
15に供給されて、該室15内の圧力Pcが高められ、
斜板19の傾角が減少し、圧縮機は大容量運転から小容
量運転に切り換えられ、加速性能が向上する。
量を大容量から小容量に変更し、加速性能を向上するこ
とができる可変容量圧縮機を提供する。 【解決手段】 シリンダブロック12に吐出室13bと
クランク室15を連通する昇圧通路24を設け、該通路
24に差圧弁31を配設する。この差圧弁31を構成す
る弁体33はバネ34により通路24を常には閉鎖する
位置に付勢する。圧縮機が加速状態において吐出室13
b内の圧力Pdが急上昇すると、第2感圧室45内の圧
力が上昇し、このためスプール42及びロッド43がバ
ネ48の付勢力に抗して弁体33を開放する。このた
め、吐出室13bのガスが昇圧通路24からクランク室
15に供給されて、該室15内の圧力Pcが高められ、
斜板19の傾角が減少し、圧縮機は大容量運転から小容
量運転に切り換えられ、加速性能が向上する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば車両空調
装置に使用される可変容量圧縮機に関するものである。
装置に使用される可変容量圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の可変容量圧縮機として
は、次のような構成のものが知られている。すなわち、
ハウジングの内部にクランク室が形成されるとともに、
駆動シャフトが回転可能に支持されている。ハウジング
の一部を構成するシリンダブロックには複数のシリンダ
ボアが形成され、各シリンダボア内にはピストンが往復
動可能に収容されている。クランク室内において駆動シ
ャフトにはカムプレートが一体回転可能かつ揺動可能に
装着され、そのカムプレートの周縁が各ピストンに係留
されている。そして、容量制御弁により、クランク室内
の圧力とシリンダボア内の圧力とのピストンを介した差
圧を変更し、その差圧に応じてカムプレートの傾角を変
更して、吐出容量を制御するように構成されている。
は、次のような構成のものが知られている。すなわち、
ハウジングの内部にクランク室が形成されるとともに、
駆動シャフトが回転可能に支持されている。ハウジング
の一部を構成するシリンダブロックには複数のシリンダ
ボアが形成され、各シリンダボア内にはピストンが往復
動可能に収容されている。クランク室内において駆動シ
ャフトにはカムプレートが一体回転可能かつ揺動可能に
装着され、そのカムプレートの周縁が各ピストンに係留
されている。そして、容量制御弁により、クランク室内
の圧力とシリンダボア内の圧力とのピストンを介した差
圧を変更し、その差圧に応じてカムプレートの傾角を変
更して、吐出容量を制御するように構成されている。
【0003】上記のように構成した可変容量圧縮機は、
電磁クラッチを介して車両用のエンジンに連結され、空
調装置を作動する場合に、前記電磁クラッチをオンして
圧縮機を作動するようになっている。
電磁クラッチを介して車両用のエンジンに連結され、空
調装置を作動する場合に、前記電磁クラッチをオンして
圧縮機を作動するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来の可変容量圧
縮機においては、カムプレートが大傾角状態に配置さ
れ、大吐出容量の圧縮運転が行われているときに、車両
エンジン等の外部駆動源の回転数が高まって、駆動シャ
フトが高速回転されることがある。このような場合に
は、圧縮負荷が急激に増大し、圧縮機内の摺動部のPv
値(摺接面間の面圧と摺動速度との積の値)が大きく上
昇して、その摺動部、ひいては圧縮機の使用寿命の低下
を招くという問題があった。
縮機においては、カムプレートが大傾角状態に配置さ
れ、大吐出容量の圧縮運転が行われているときに、車両
エンジン等の外部駆動源の回転数が高まって、駆動シャ
フトが高速回転されることがある。このような場合に
は、圧縮負荷が急激に増大し、圧縮機内の摺動部のPv
値(摺接面間の面圧と摺動速度との積の値)が大きく上
昇して、その摺動部、ひいては圧縮機の使用寿命の低下
を招くという問題があった。
【0005】上記の問題を解決するため、アクセルを踏
み込み車両用エンジンの回転数を上げて加速する場合に
は、この加速動作途中において加速状態を示すパラメー
ター、即ち回転数の上昇具合やエンジンのブースト圧、
アクセルの開度を検出することにより、前記電磁クラッ
チをオフして圧縮機を停止していた。このため、エバポ
レータからの吹き出し温度の変動が大きくなり、不快な
生暖かい温風が車室内に吹き出されるので、冷房フィー
リングが低下するという問題があった。又、電磁クラッ
チのオン・オフ操作の際に、圧縮機の起動ショックが生
じるという問題もあった。
み込み車両用エンジンの回転数を上げて加速する場合に
は、この加速動作途中において加速状態を示すパラメー
ター、即ち回転数の上昇具合やエンジンのブースト圧、
アクセルの開度を検出することにより、前記電磁クラッ
チをオフして圧縮機を停止していた。このため、エバポ
レータからの吹き出し温度の変動が大きくなり、不快な
生暖かい温風が車室内に吹き出されるので、冷房フィー
リングが低下するという問題があった。又、電磁クラッ
チのオン・オフ操作の際に、圧縮機の起動ショックが生
じるという問題もあった。
【0006】なお、上記のような加速運転時における圧
縮機の運転停止を行っていない車両もあるが、その場合
には車両の加速性が悪くなり、燃料の消費効率も低下す
るという問題があった。
縮機の運転停止を行っていない車両もあるが、その場合
には車両の加速性が悪くなり、燃料の消費効率も低下す
るという問題があった。
【0007】上記の問題を解消するため、従来、例え
ば、米国特許第4,872,814号明細書及び図面に
示すような可変容量圧縮機が提案されている。この圧縮
機は前述した可変容量圧縮機と基本的に同じ構成であっ
て、その駆動シャフトに吐出圧領域とクランク室とを連
通する昇圧通路を開閉する開閉弁が設けられている。そ
して、この開閉弁は常には昇圧通路を閉じた状態に保持
されるとともに、駆動シャフトの回転数が所定値よりも
高くなったときに遠心力により前記開閉弁が昇圧通路を
開くようになっている。このため、大吐出容量の圧縮運
転時に、駆動シャフトの回転数が所定値を超えて高まる
と、開閉弁が開かれて、吐出圧領域の高圧の冷媒ガスが
昇圧通路を介してクランク室内に導入される。そして、
そのクランク室の圧力の上昇に伴ってカムプレートの傾
角が減少され、吐出容量が減少されて、圧縮負荷が低減
されるようになっている。
ば、米国特許第4,872,814号明細書及び図面に
示すような可変容量圧縮機が提案されている。この圧縮
機は前述した可変容量圧縮機と基本的に同じ構成であっ
て、その駆動シャフトに吐出圧領域とクランク室とを連
通する昇圧通路を開閉する開閉弁が設けられている。そ
して、この開閉弁は常には昇圧通路を閉じた状態に保持
されるとともに、駆動シャフトの回転数が所定値よりも
高くなったときに遠心力により前記開閉弁が昇圧通路を
開くようになっている。このため、大吐出容量の圧縮運
転時に、駆動シャフトの回転数が所定値を超えて高まる
と、開閉弁が開かれて、吐出圧領域の高圧の冷媒ガスが
昇圧通路を介してクランク室内に導入される。そして、
そのクランク室の圧力の上昇に伴ってカムプレートの傾
角が減少され、吐出容量が減少されて、圧縮負荷が低減
されるようになっている。
【0008】上述の従来の可変容量圧縮機においては、
駆動シャフトの高速回転時に、その遠心力により作動す
る開閉弁が開かれて、吐出圧領域内の高温高圧の冷媒ガ
スが昇圧通路を介してクランク室内に導入される。この
ため、圧縮機の吐出容量は高回転領域において、最小容
量に保持されたままとなり、加速状態のみ一時的に容量
を低減することができないという問題があった。
駆動シャフトの高速回転時に、その遠心力により作動す
る開閉弁が開かれて、吐出圧領域内の高温高圧の冷媒ガ
スが昇圧通路を介してクランク室内に導入される。この
ため、圧縮機の吐出容量は高回転領域において、最小容
量に保持されたままとなり、加速状態のみ一時的に容量
を低減することができないという問題があった。
【0009】又、駆動シャフトの回転数上昇に伴って遠
心力により作動する容量切り換え機構が複雑で、部品点
数が多くなり、製造及び組み付け作業か面倒であるとい
う問題もあった。
心力により作動する容量切り換え機構が複雑で、部品点
数が多くなり、製造及び組み付け作業か面倒であるとい
う問題もあった。
【0010】この発明の目的は、上記従来の技術に存す
る問題点を解消して、加速状態を確実に検出して吐出容
量を大容量から小容量に切り換えることができるととも
に、加速終了後は吐出容量を増大することができ、構造
を簡素化することができる可変容量圧縮機を提供するこ
とにある。
る問題点を解消して、加速状態を確実に検出して吐出容
量を大容量から小容量に切り換えることができるととも
に、加速終了後は吐出容量を増大することができ、構造
を簡素化することができる可変容量圧縮機を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明では、ハウジングの内部に
クランク室を形成するとともに駆動シャフトを回転可能
に支持し、ハウジングの一部を構成するシリンダブロッ
クにはシリンダボアを形成し、そのシリンダボア内には
ピストンを往復動可能に収容し、前記駆動シャフトには
前記ピストンを往復動するカムプレートを揺動可能に装
着し、クランク室の圧力とシリンダボア内の圧力との前
記ピストンを介した第1差圧に応じてカムプレートの傾
角を変更して吐出容量を制御するようにした可変容量圧
縮機において、吐出圧領域とクランク室とを連通する昇
圧通路、又はクランク室と吸入圧領域とを連通する放圧
通路のいずれか一方には、定常運転中の吐出圧領域の圧
力と、加速途中の吐出圧領域の圧力との第2差圧が所定
値以上になったとき、前記昇圧通路を開放あるいは放圧
通路を閉鎖することにより前記第1差圧を増大して吐出
容量を減少させ、加速終了後に前記第2差圧を所定値以
下に復帰して吐出容量を増大するように作動する差圧弁
を設けたものである。
めに、請求項1に記載の発明では、ハウジングの内部に
クランク室を形成するとともに駆動シャフトを回転可能
に支持し、ハウジングの一部を構成するシリンダブロッ
クにはシリンダボアを形成し、そのシリンダボア内には
ピストンを往復動可能に収容し、前記駆動シャフトには
前記ピストンを往復動するカムプレートを揺動可能に装
着し、クランク室の圧力とシリンダボア内の圧力との前
記ピストンを介した第1差圧に応じてカムプレートの傾
角を変更して吐出容量を制御するようにした可変容量圧
縮機において、吐出圧領域とクランク室とを連通する昇
圧通路、又はクランク室と吸入圧領域とを連通する放圧
通路のいずれか一方には、定常運転中の吐出圧領域の圧
力と、加速途中の吐出圧領域の圧力との第2差圧が所定
値以上になったとき、前記昇圧通路を開放あるいは放圧
通路を閉鎖することにより前記第1差圧を増大して吐出
容量を減少させ、加速終了後に前記第2差圧を所定値以
下に復帰して吐出容量を増大するように作動する差圧弁
を設けたものである。
【0012】請求項2に記載の発明では、請求項1にお
いて、前記差圧弁は昇圧通路の途中に配設され、定常運
転中の吐出圧領域の圧力と、加速途中の吐出圧領域の圧
力との第2差圧が所定値以上になったときに、昇圧通路
を開放し、加速終了後に前記第2差圧を所定値以下に復
帰して昇圧通路を閉鎖するように構成されている。
いて、前記差圧弁は昇圧通路の途中に配設され、定常運
転中の吐出圧領域の圧力と、加速途中の吐出圧領域の圧
力との第2差圧が所定値以上になったときに、昇圧通路
を開放し、加速終了後に前記第2差圧を所定値以下に復
帰して昇圧通路を閉鎖するように構成されている。
【0013】請求項3に記載の発明では、請求項1にお
いて、前記差圧弁は放圧通路の途中に配設され、定常運
転中の吐出圧領域の圧力と、加速途中の吐出圧領域の圧
力との第2差圧が所定値以上になったときに、放圧通路
を閉鎖し、加速終了後に前記第2差圧を所定値以下に復
帰して放圧通路を開放するように構成されている。
いて、前記差圧弁は放圧通路の途中に配設され、定常運
転中の吐出圧領域の圧力と、加速途中の吐出圧領域の圧
力との第2差圧が所定値以上になったときに、放圧通路
を閉鎖し、加速終了後に前記第2差圧を所定値以下に復
帰して放圧通路を開放するように構成されている。
【0014】請求項4に記載の発明では、請求項1にお
いて、前記差圧弁は収容室内に往復動可能に収容された
スプールと、該スプールの片面に定常運転中の吐出圧領
域の圧力を絞り通路を介して作用させるように前記収容
室の片側に形成された第1感圧室と、スプールの他面に
加速途中の吐出圧領域の圧力を作用させるように前記収
容室の他側に形成された第2感圧室と、加速状態におい
て前記第2差圧が所定値を越えて前記スプールが作動さ
れた場合に、前記昇圧通路を開放又は放圧通路を閉鎖す
る開閉弁と、前記スプールを常には前記開閉弁が閉鎖又
は開放される方向に付勢する付勢手段とにより構成され
ている。
いて、前記差圧弁は収容室内に往復動可能に収容された
スプールと、該スプールの片面に定常運転中の吐出圧領
域の圧力を絞り通路を介して作用させるように前記収容
室の片側に形成された第1感圧室と、スプールの他面に
加速途中の吐出圧領域の圧力を作用させるように前記収
容室の他側に形成された第2感圧室と、加速状態におい
て前記第2差圧が所定値を越えて前記スプールが作動さ
れた場合に、前記昇圧通路を開放又は放圧通路を閉鎖す
る開閉弁と、前記スプールを常には前記開閉弁が閉鎖又
は開放される方向に付勢する付勢手段とにより構成され
ている。
【0015】請求項5に記載の発明では、請求項4にお
いて、前記スプール、開閉弁及び付勢部材は前記シリン
ダブロックに形成した収容室及び弁室に形成されてい
る。請求項6に記載の発明では、請求項4又は5におい
て、前記絞り通路は前記スプールに対し前記第1感圧室
と第2感圧室とを連通するように形成されている。
いて、前記スプール、開閉弁及び付勢部材は前記シリン
ダブロックに形成した収容室及び弁室に形成されてい
る。請求項6に記載の発明では、請求項4又は5におい
て、前記絞り通路は前記スプールに対し前記第1感圧室
と第2感圧室とを連通するように形成されている。
【0016】請求項7に記載の発明では、請求項4、
5、6のいずれか一つにおいて、前記開閉弁は前記スプ
ールに連結した作動ロッドにより押動される弁体と、該
弁体を常には昇圧通路の閉鎖位置又は放圧通路の開放位
置に押圧する付勢部材とにより形成されている。
5、6のいずれか一つにおいて、前記開閉弁は前記スプ
ールに連結した作動ロッドにより押動される弁体と、該
弁体を常には昇圧通路の閉鎖位置又は放圧通路の開放位
置に押圧する付勢部材とにより形成されている。
【0017】請求項8に記載の発明では、請求項7にお
いて、前記弁体の付勢部材は、前記スプールを付勢する
前記付勢部材を兼用するものである。請求項9に記載の
発明では、請求項1において、前記吐出圧領域とクラン
ク室とを連通する給気通路、又はクランク室と吸入圧領
域とを連通する抽気通路のいずれか一方には、前記第1
差圧を冷房負荷に応じて変更する容量制御弁が設けられ
ている。
いて、前記弁体の付勢部材は、前記スプールを付勢する
前記付勢部材を兼用するものである。請求項9に記載の
発明では、請求項1において、前記吐出圧領域とクラン
ク室とを連通する給気通路、又はクランク室と吸入圧領
域とを連通する抽気通路のいずれか一方には、前記第1
差圧を冷房負荷に応じて変更する容量制御弁が設けられ
ている。
【0018】請求項10に記載の発明では、請求項9に
おいて、前記容量制御弁は前記給気通路の途中に配設さ
れ、この容量制御弁にて吐出圧領域からクランク室への
冷媒ガスの供給量を調整することにより、吐出容量を変
更するように構成されている。
おいて、前記容量制御弁は前記給気通路の途中に配設さ
れ、この容量制御弁にて吐出圧領域からクランク室への
冷媒ガスの供給量を調整することにより、吐出容量を変
更するように構成されている。
【0019】請求項11に記載の発明では、請求項9に
おいて、前記容量制御弁は前記抽気通路の途中に配設さ
れ、この容量制御弁にてクランク室から吸入圧領域への
冷媒ガスの抽出量を調整することにより、吐出容量を変
更するように構成されている。
おいて、前記容量制御弁は前記抽気通路の途中に配設さ
れ、この容量制御弁にてクランク室から吸入圧領域への
冷媒ガスの抽出量を調整することにより、吐出容量を変
更するように構成されている。
【0020】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下に、この
発明の第1の実施形態を、図1〜図4に基づいて詳細に
説明する。
発明の第1の実施形態を、図1〜図4に基づいて詳細に
説明する。
【0021】図1に示すように、ハウジングの一部を構
成するフロントハウジング11は、同じくハウジングの
一部を構成するシリンダブロック12の前部に接合固定
されている。同じくハウジングの一部を構成するリヤハ
ウジング13は、バルブプレート14を介してシリンダ
ブロック12の後部に接合固定されている。そして、フ
ロントハウジング11、シリンダブロック12及びリヤ
ハウジング13により、圧縮機全体のハウジングが構成
されている。
成するフロントハウジング11は、同じくハウジングの
一部を構成するシリンダブロック12の前部に接合固定
されている。同じくハウジングの一部を構成するリヤハ
ウジング13は、バルブプレート14を介してシリンダ
ブロック12の後部に接合固定されている。そして、フ
ロントハウジング11、シリンダブロック12及びリヤ
ハウジング13により、圧縮機全体のハウジングが構成
されている。
【0022】前記リヤハウジング13内には、吸入圧領
域を構成する吸入室13a及び吐出圧領域を構成する吐
出室13bが区画形成されている。バルブプレート14
には、吸入弁14a及び吐出弁14bが設けられてい
る。前記フロントハウジング11とシリンダブロック1
2とにより形成された閉空間は、クランク室15をなし
ている。そのクランク室15内を貫通するように、フロ
ントハウジング11及びシリンダブロック12には、駆
動シャフト16が一対のラジアルベアリング17を介し
て回転可能に架設支持されている。
域を構成する吸入室13a及び吐出圧領域を構成する吐
出室13bが区画形成されている。バルブプレート14
には、吸入弁14a及び吐出弁14bが設けられてい
る。前記フロントハウジング11とシリンダブロック1
2とにより形成された閉空間は、クランク室15をなし
ている。そのクランク室15内を貫通するように、フロ
ントハウジング11及びシリンダブロック12には、駆
動シャフト16が一対のラジアルベアリング17を介し
て回転可能に架設支持されている。
【0023】回転支持体18は、前記駆動シャフト16
に嵌合固定されている。又、カムプレートとしての斜板
19は、クランク室15内において駆動シャフト16に
その軸線方向へスライド移動可能かつ傾動可能に支持さ
れている。この斜板19は、ヒンジ機構20を介して回
転支持体18に連結されている。そして、斜板19は、
そのヒンジ機構20により、軸線方向へのスライド移動
及び傾動が案内されるとともに、駆動シャフト16と一
体回転される。
に嵌合固定されている。又、カムプレートとしての斜板
19は、クランク室15内において駆動シャフト16に
その軸線方向へスライド移動可能かつ傾動可能に支持さ
れている。この斜板19は、ヒンジ機構20を介して回
転支持体18に連結されている。そして、斜板19は、
そのヒンジ機構20により、軸線方向へのスライド移動
及び傾動が案内されるとともに、駆動シャフト16と一
体回転される。
【0024】なお、前記斜板19の最大傾角は、その斜
板19に設けられたストッパ19aと、回転支持体18
との当接によって規定される。又、斜板19の最小傾角
は、駆動シャフト16に装着されたサークリップ16b
と、斜板19との当接によって規定される。
板19に設けられたストッパ19aと、回転支持体18
との当接によって規定される。又、斜板19の最小傾角
は、駆動シャフト16に装着されたサークリップ16b
と、斜板19との当接によって規定される。
【0025】複数のシリンダボア12aは、前記シリン
ダブロック12に形成されている。片頭型のピストン2
1は、そのヘッド部21aが各シリンダボア12a内に
往復動可能に収容されているとともに、その尾部21b
が一対のシュー22を介して前記斜板19の外周部に係
留されている。ピストン21の圧縮動作に伴う圧縮反力
は、シュー22、斜板19、ヒンジ機構20、回転支持
体18及びスラストベアリング18aを介してフロント
ハウジング11で受承される。
ダブロック12に形成されている。片頭型のピストン2
1は、そのヘッド部21aが各シリンダボア12a内に
往復動可能に収容されているとともに、その尾部21b
が一対のシュー22を介して前記斜板19の外周部に係
留されている。ピストン21の圧縮動作に伴う圧縮反力
は、シュー22、斜板19、ヒンジ機構20、回転支持
体18及びスラストベアリング18aを介してフロント
ハウジング11で受承される。
【0026】給気通路23及び昇圧通路24は、前記吐
出室13bとクランク室15とを接続するようにそれぞ
れ独立して形成されている。容量制御弁25は、給気通
路23の途中に配設されている。この容量制御弁25
は、制御弁体26と、その制御弁体26の制御弁孔27
に対する開度を調整するためのダイヤフラム28とを備
えている。そして、感圧通路29を介してダイヤフラム
28に作用する吸入圧Psに応じて、制御弁体26によ
る制御弁孔27の開度が調整される。
出室13bとクランク室15とを接続するようにそれぞ
れ独立して形成されている。容量制御弁25は、給気通
路23の途中に配設されている。この容量制御弁25
は、制御弁体26と、その制御弁体26の制御弁孔27
に対する開度を調整するためのダイヤフラム28とを備
えている。そして、感圧通路29を介してダイヤフラム
28に作用する吸入圧Psに応じて、制御弁体26によ
る制御弁孔27の開度が調整される。
【0027】この容量制御弁25の開度調整により、給
気通路23を介して吐出室13bからクランク室15に
供給される冷媒ガスの供給量が変更される。そして、ピ
ストン21の前後に作用するクランク室15内の圧力P
cと、シリンダボア12a内の圧力Pbとの第1差圧P
1が調整される。これにより、斜板19の傾角が変更さ
れて、ピストン21のストロークが変えられ、吐出容量
が調整されるようになっている。
気通路23を介して吐出室13bからクランク室15に
供給される冷媒ガスの供給量が変更される。そして、ピ
ストン21の前後に作用するクランク室15内の圧力P
cと、シリンダボア12a内の圧力Pbとの第1差圧P
1が調整される。これにより、斜板19の傾角が変更さ
れて、ピストン21のストロークが変えられ、吐出容量
が調整されるようになっている。
【0028】抽気通路30は、前記クランク室15と吸
入室13aを接続するように形成されている。この抽気
通路30は、駆動シャフト16の中心に形成された軸心
通路16a、シリンダブロック12の後端側中央に形成
された収容凹所12bの内部及びバルブプレート14の
中心に形成された放圧孔14cとよりなっている。軸心
通路16aは、その前端が前側のラジアルベアリング1
7の近傍においてクランク室15に開口されている。ス
ラストベアリング16c及びシャフト支持バネ16d
は、収容凹所12b内において、駆動シャフト16の後
端とバルブプレート14との間に介装されている。
入室13aを接続するように形成されている。この抽気
通路30は、駆動シャフト16の中心に形成された軸心
通路16a、シリンダブロック12の後端側中央に形成
された収容凹所12bの内部及びバルブプレート14の
中心に形成された放圧孔14cとよりなっている。軸心
通路16aは、その前端が前側のラジアルベアリング1
7の近傍においてクランク室15に開口されている。ス
ラストベアリング16c及びシャフト支持バネ16d
は、収容凹所12b内において、駆動シャフト16の後
端とバルブプレート14との間に介装されている。
【0029】次に、この発明の要部である加速運転状態
における吐出容量を低減する構成について説明する。図
2に示すように前記昇圧通路24には差圧弁31が設け
られている。この差圧弁31は、前記昇圧通路24のク
ランク室15側端部に形成した弁室32内に収容した弁
体33を備えている。この弁体33はコイル状のバネ3
4によって常には昇圧通路24を閉鎖する位置に付勢さ
れている。なお、バネ34はバネ受け35,36によっ
て保持されている。
における吐出容量を低減する構成について説明する。図
2に示すように前記昇圧通路24には差圧弁31が設け
られている。この差圧弁31は、前記昇圧通路24のク
ランク室15側端部に形成した弁室32内に収容した弁
体33を備えている。この弁体33はコイル状のバネ3
4によって常には昇圧通路24を閉鎖する位置に付勢さ
れている。なお、バネ34はバネ受け35,36によっ
て保持されている。
【0030】前記シリンダブロック12のバルブプレー
ト14側端面にはスプール収容室41が形成され、該室
41にはスプール42が往復動可能に収容されている。
このスプール42の一端面に連結したロッド43は、シ
リンダブロック12に形成した挿通孔12cを貫通して
前記弁体33に当接されている。前記スプール収容室4
1の左側の空間は、第1感圧室44となっており、右側
の空間は第2感圧室45となっている。そして、第2感
圧室45はバルブプレート14に形成した連通孔46に
よって前記吐出室13bと連通されている。又、前記ス
プール42には前記第1感圧室44と第2感圧室45と
を連通する絞り通路47が形成され、第1感圧室44内
には吐出室13bの吐出圧力Pdが前記連通孔46、第
2感圧室45及び絞り通路47を介して作用するように
している。前記第1感圧室44内にはコイル状の付勢部
材としてのバネ48が収容され、スプール42を常には
バルブプレート14側、つまり第2感圧室45の容積を
縮小して弁体33が昇圧通路24を閉鎖する方向に付勢
されている。なお、スプール42の外周面にはシールリ
ング49が取り付けられている。
ト14側端面にはスプール収容室41が形成され、該室
41にはスプール42が往復動可能に収容されている。
このスプール42の一端面に連結したロッド43は、シ
リンダブロック12に形成した挿通孔12cを貫通して
前記弁体33に当接されている。前記スプール収容室4
1の左側の空間は、第1感圧室44となっており、右側
の空間は第2感圧室45となっている。そして、第2感
圧室45はバルブプレート14に形成した連通孔46に
よって前記吐出室13bと連通されている。又、前記ス
プール42には前記第1感圧室44と第2感圧室45と
を連通する絞り通路47が形成され、第1感圧室44内
には吐出室13bの吐出圧力Pdが前記連通孔46、第
2感圧室45及び絞り通路47を介して作用するように
している。前記第1感圧室44内にはコイル状の付勢部
材としてのバネ48が収容され、スプール42を常には
バルブプレート14側、つまり第2感圧室45の容積を
縮小して弁体33が昇圧通路24を閉鎖する方向に付勢
されている。なお、スプール42の外周面にはシールリ
ング49が取り付けられている。
【0031】次に、前記のように構成された可変容量圧
縮機の動作を説明する。この圧縮機において、車両エン
ジン等の外部駆動源により駆動シャフト16が回転され
ると、回転支持体18及びヒンジ機構20を介して斜板
19が一体回転される。この斜板19の回転運動がシュ
ー22を介してピストン21の往復直線運動に変換さ
れ、そのピストン21のヘッド部21aがシリンダボア
12a内で往復動される。このピストン21の往復動に
より、冷媒ガスが吸入室13aから吸入弁14aを介し
てシリンダボア12a内へ吸入され、所定の圧力に達す
るまで圧縮されて、吐出弁14bを介して吐出室13b
へ吐出される。
縮機の動作を説明する。この圧縮機において、車両エン
ジン等の外部駆動源により駆動シャフト16が回転され
ると、回転支持体18及びヒンジ機構20を介して斜板
19が一体回転される。この斜板19の回転運動がシュ
ー22を介してピストン21の往復直線運動に変換さ
れ、そのピストン21のヘッド部21aがシリンダボア
12a内で往復動される。このピストン21の往復動に
より、冷媒ガスが吸入室13aから吸入弁14aを介し
てシリンダボア12a内へ吸入され、所定の圧力に達す
るまで圧縮されて、吐出弁14bを介して吐出室13b
へ吐出される。
【0032】次に、この可変容量圧縮機の通常の容量制
御動作について説明する。圧縮機の停止状態では、吸入
室13a、吐出室13b及びクランク室15の圧力は、
ほぼバランスした状態となっている。このとき、容量制
御弁25の制御弁体26は、制御弁孔27を閉鎖する位
置に保持されている。この状態で、圧縮機が起動される
と、前記の通りピストン21のヘッド部21aがシリン
ダボア12a内で往復動される。このピストン21の往
復動によって冷媒ガスが圧縮されて吐出室13bに吐出
される。
御動作について説明する。圧縮機の停止状態では、吸入
室13a、吐出室13b及びクランク室15の圧力は、
ほぼバランスした状態となっている。このとき、容量制
御弁25の制御弁体26は、制御弁孔27を閉鎖する位
置に保持されている。この状態で、圧縮機が起動される
と、前記の通りピストン21のヘッド部21aがシリン
ダボア12a内で往復動される。このピストン21の往
復動によって冷媒ガスが圧縮されて吐出室13bに吐出
される。
【0033】さて、車室内の温度が高く冷房負荷が大き
い状態では、吸入室13a内の吸入圧力Psが高く、ク
ランク室15の圧力Pcとシリンダボア12a内の圧力
Pbとのピストン21を介した第1差圧δP1はほとん
どない。このため、斜板19は図1に実線で示す最大傾
角状態に配置されて、ピストン21のストロークが増大
され、圧縮機は最大吐出容量にて運転される。この際、
前記容量制御弁25のダイヤフラム28には、感圧通路
29を介して高い吸入圧力Psが作用するので、制御弁
体26は制御弁孔27を閉鎖したままの状態となる。つ
まり、給気通路23が遮断された状態となって、吐出室
13bからクランク室15への高圧の冷媒ガスの供給は
停止されている。
い状態では、吸入室13a内の吸入圧力Psが高く、ク
ランク室15の圧力Pcとシリンダボア12a内の圧力
Pbとのピストン21を介した第1差圧δP1はほとん
どない。このため、斜板19は図1に実線で示す最大傾
角状態に配置されて、ピストン21のストロークが増大
され、圧縮機は最大吐出容量にて運転される。この際、
前記容量制御弁25のダイヤフラム28には、感圧通路
29を介して高い吸入圧力Psが作用するので、制御弁
体26は制御弁孔27を閉鎖したままの状態となる。つ
まり、給気通路23が遮断された状態となって、吐出室
13bからクランク室15への高圧の冷媒ガスの供給は
停止されている。
【0034】ところで、ピストン21が下死点位置から
上死点位置へ移動される圧縮及び吐出行程時には、ピス
トン21の外周面とシリンダボア12aの内周面との隙
間からブローバイガスがクランク室15に流入する。こ
こで、このクランク室15に流入したブローバイガス
は、抽気通路30をなす軸心通路16a、収容凹所12
bの内部及び放圧孔14cを介して吸入室13aに還流
される。これによって、クランク室15内のブローバイ
ガスによる圧力の高騰が抑制されて、圧縮機の大吐出容
量での運転が継続される。
上死点位置へ移動される圧縮及び吐出行程時には、ピス
トン21の外周面とシリンダボア12aの内周面との隙
間からブローバイガスがクランク室15に流入する。こ
こで、このクランク室15に流入したブローバイガス
は、抽気通路30をなす軸心通路16a、収容凹所12
bの内部及び放圧孔14cを介して吸入室13aに還流
される。これによって、クランク室15内のブローバイ
ガスによる圧力の高騰が抑制されて、圧縮機の大吐出容
量での運転が継続される。
【0035】車室内の温度が低下して冷房負荷が低下す
ると、吸入室13a内の吸入圧力Psが低下する。この
低い吸入圧力Psが感圧通路29を介して容量制御弁2
5のダイヤフラム28に作用して、そのダイヤフラム2
8が吸入圧力Psの低下度合に応じて変位される。この
ダイヤフラム28の変位に伴って、制御弁体26が制御
弁孔27を開放する方向に移動され、給気通路23の容
量制御弁25の部分における開口面積が増大される。そ
して、吐出室13bから高圧の冷媒ガスが、給気通路2
3を通してクランク室15に供給される。なお、クラン
ク室15に供給される冷媒ガスの流量は、制御弁孔27
の開度に応じて変更される。この結果、クランク室15
の圧力Pcが上昇して、この圧力Pcとシリンダボア1
2a内の圧力Pbとの各ピストン21を介した第1差圧
δP1が大きくなる。この第1差圧δP1に応じて、斜
板19が最小傾角側に傾動され、ピストン21のストロ
ークが減少されて、吐出容量が減少される。
ると、吸入室13a内の吸入圧力Psが低下する。この
低い吸入圧力Psが感圧通路29を介して容量制御弁2
5のダイヤフラム28に作用して、そのダイヤフラム2
8が吸入圧力Psの低下度合に応じて変位される。この
ダイヤフラム28の変位に伴って、制御弁体26が制御
弁孔27を開放する方向に移動され、給気通路23の容
量制御弁25の部分における開口面積が増大される。そ
して、吐出室13bから高圧の冷媒ガスが、給気通路2
3を通してクランク室15に供給される。なお、クラン
ク室15に供給される冷媒ガスの流量は、制御弁孔27
の開度に応じて変更される。この結果、クランク室15
の圧力Pcが上昇して、この圧力Pcとシリンダボア1
2a内の圧力Pbとの各ピストン21を介した第1差圧
δP1が大きくなる。この第1差圧δP1に応じて、斜
板19が最小傾角側に傾動され、ピストン21のストロ
ークが減少されて、吐出容量が減少される。
【0036】車室内の温度がさらに低下して、冷房負荷
がほとんど存在しない状態に近づいていくと、吸入室1
3a内の吸入圧力Psもさらに低下して、容量制御弁2
5の制御弁孔27が最大開度にて開放される。この状態
では、吐出室13bから高圧の冷媒ガスが、給気通路2
3を通してクランク室15に大量に供給される。このた
め、クランク室15の圧力Pcとシリンダボア12a内
の圧力Pbとの各ピストン21を介した第1差圧δP1
がさらに大きくなって、斜板19は図1に鎖線で示す最
小傾角状態に配置される。そして、ピストン21のスト
ロークがさらに減少されて、圧縮機は最小吐出容量で運
転される。
がほとんど存在しない状態に近づいていくと、吸入室1
3a内の吸入圧力Psもさらに低下して、容量制御弁2
5の制御弁孔27が最大開度にて開放される。この状態
では、吐出室13bから高圧の冷媒ガスが、給気通路2
3を通してクランク室15に大量に供給される。このた
め、クランク室15の圧力Pcとシリンダボア12a内
の圧力Pbとの各ピストン21を介した第1差圧δP1
がさらに大きくなって、斜板19は図1に鎖線で示す最
小傾角状態に配置される。そして、ピストン21のスト
ロークがさらに減少されて、圧縮機は最小吐出容量で運
転される。
【0037】一方、圧縮機がある吐出容量状態での運転
が継続されて、車室内の温度が上昇し冷房負荷が増大す
ると、吸入室13a内の吸入圧力Psが上昇する。この
状態では、上昇した吸入圧力Psが感圧通路29を介し
て容量制御弁25のダイヤフラム28に作用して、その
ダイヤフラム28が吸入圧力Psの上昇度合に応じて変
位される。このダイヤフラム28の変位に伴って、制御
弁体26が制御弁孔27を閉鎖する方向に移動され、給
気通路23の容量制御弁25の部分における開口面積が
減少される。そして、吐出室13bから給気通路23を
通してクランク室15に供給される高圧の冷媒ガスの流
量が低減される。この結果、クランク室15の圧力Pc
が低下して、クランク室15の圧力Pcとシリンダボア
12a内の圧力Pbとの各ピストン21を介した第1差
圧δP1が小さくなる。この第1差圧δP1に応じて、
斜板19が最大傾角側に移動され、ピストン21のスト
ロークが増大されて、吐出容量が増大される。
が継続されて、車室内の温度が上昇し冷房負荷が増大す
ると、吸入室13a内の吸入圧力Psが上昇する。この
状態では、上昇した吸入圧力Psが感圧通路29を介し
て容量制御弁25のダイヤフラム28に作用して、その
ダイヤフラム28が吸入圧力Psの上昇度合に応じて変
位される。このダイヤフラム28の変位に伴って、制御
弁体26が制御弁孔27を閉鎖する方向に移動され、給
気通路23の容量制御弁25の部分における開口面積が
減少される。そして、吐出室13bから給気通路23を
通してクランク室15に供給される高圧の冷媒ガスの流
量が低減される。この結果、クランク室15の圧力Pc
が低下して、クランク室15の圧力Pcとシリンダボア
12a内の圧力Pbとの各ピストン21を介した第1差
圧δP1が小さくなる。この第1差圧δP1に応じて、
斜板19が最大傾角側に移動され、ピストン21のスト
ロークが増大されて、吐出容量が増大される。
【0038】車室内の温度がさらに上昇し、冷房負荷が
さらに増大すると、それに伴って吸入室13a内の吸入
圧力Psも上昇する。この高い吸入圧力Psが感圧通路
29を介して容量制御弁25のダイヤフラム28に作用
すると、制御弁体26は制御弁孔27を閉鎖した状態と
なって、給気通路23が遮断される。そして、クランク
室15には、吐出室13bからの高圧の冷媒ガスが供給
されなくなる。その後、クランク室15内の冷媒ガス
は、もっぱら抽気通路30を介して吸入室13aに抽出
されて、クランク室15内の圧力Pcが吸入室13a内
の吸入圧力Psに近づくように低下する。このため、ク
ランク室15の圧力Pcとシリンダボア12a内の圧力
Pbの各ピストン21を介した第1差圧δP1が小さく
なって、斜板19は最大傾角状態に配置される。そし
て、ピストン21のストロークが増大されて、圧縮機は
最大吐出容量で運転される。
さらに増大すると、それに伴って吸入室13a内の吸入
圧力Psも上昇する。この高い吸入圧力Psが感圧通路
29を介して容量制御弁25のダイヤフラム28に作用
すると、制御弁体26は制御弁孔27を閉鎖した状態と
なって、給気通路23が遮断される。そして、クランク
室15には、吐出室13bからの高圧の冷媒ガスが供給
されなくなる。その後、クランク室15内の冷媒ガス
は、もっぱら抽気通路30を介して吸入室13aに抽出
されて、クランク室15内の圧力Pcが吸入室13a内
の吸入圧力Psに近づくように低下する。このため、ク
ランク室15の圧力Pcとシリンダボア12a内の圧力
Pbの各ピストン21を介した第1差圧δP1が小さく
なって、斜板19は最大傾角状態に配置される。そし
て、ピストン21のストロークが増大されて、圧縮機は
最大吐出容量で運転される。
【0039】このように、上記のように構成された可変
容量圧縮機は、冷房負荷、つまり吸入圧力Psの変動に
応じた容量制御弁25の開度調整により、クランク室1
5の圧力Pcを昇降させて吐出容量を変更し、最終的に
は吸入圧力Psをほぼ一定化する役割を担っている。
容量圧縮機は、冷房負荷、つまり吸入圧力Psの変動に
応じた容量制御弁25の開度調整により、クランク室1
5の圧力Pcを昇降させて吐出容量を変更し、最終的に
は吸入圧力Psをほぼ一定化する役割を担っている。
【0040】このような状態の下で、駆動シャフト16
が所定回転数にて定常回転されている場合には、スプー
ル42の前面側の第1感圧室45にはスプール42に設
けた絞り通路47を介して吐出圧力Pdよりも少し低い
ほぼ一定の定常吐出圧力Pd1が作用する。又、第2感
圧室45にはほぼ一定の吐出圧力Pdが作用する。従っ
て、第2感圧室45に作用する吐出圧力Pdと第1感圧
室44に作用する定常吐出圧力Pd1の第2差圧δP2
が、図4において所定値Pに達しない。又、駆動シャフ
ト16がどのような回転数であってもその回転数が非加
速状態の場合は、吐出容量の大小に関係なく同様に第2
差圧δP2が所定値Pに達することはない。このため、
図1に実線で示すように、差圧弁31の弁体33がバネ
34により弁孔32aの閉鎖位置に配置されて、昇圧通
路24が閉じられた状態に保持される。そして、圧縮機
は、前述の容量制御弁25による通常の容量制御動作に
委ねられる。
が所定回転数にて定常回転されている場合には、スプー
ル42の前面側の第1感圧室45にはスプール42に設
けた絞り通路47を介して吐出圧力Pdよりも少し低い
ほぼ一定の定常吐出圧力Pd1が作用する。又、第2感
圧室45にはほぼ一定の吐出圧力Pdが作用する。従っ
て、第2感圧室45に作用する吐出圧力Pdと第1感圧
室44に作用する定常吐出圧力Pd1の第2差圧δP2
が、図4において所定値Pに達しない。又、駆動シャフ
ト16がどのような回転数であってもその回転数が非加
速状態の場合は、吐出容量の大小に関係なく同様に第2
差圧δP2が所定値Pに達することはない。このため、
図1に実線で示すように、差圧弁31の弁体33がバネ
34により弁孔32aの閉鎖位置に配置されて、昇圧通
路24が閉じられた状態に保持される。そして、圧縮機
は、前述の容量制御弁25による通常の容量制御動作に
委ねられる。
【0041】一方、車両のエンジンの回転数が定常回転
数から高速回転数に高速で移動される加速状態において
は、圧縮機の駆動シャフト16の回転数も図4に示すよ
うに定常回転数N1から高速回転数N2に高速で上昇
し、ピストン21により冷媒ガスの吐出容量が増大し、
吐出室13b内の吐出圧力Pdが急激に上昇し、第2感
圧室45に作用する。一方、第1感圧室44は絞り通路
47を介して第2感圧室45に連通しているため、その
圧力上昇は緩慢である。このため、第2差圧δP2が所
定値Pを越えて上昇し、スプール42がコイルバネ48
の付勢力に抗して第1感圧室44の体積を減少する方向
に押動され、ロッド43により弁体33がバネ34の付
勢力に抗して昇圧通路24の弁孔32aを開放する方向
に移動される。この結果、吐出室13b内の高圧の冷媒
ガスが昇圧通路24からクランク室15内に供給され
て、前記クランク室圧力Pcとシリンダボアの内の圧力
Pbとの第1差圧δP1が増大し、斜板19の傾角が減
少され、吐出容量が低下する。このため、エンジンの加
速状態において、エンジンに作用する負荷が軽減され、
加速性能が増大するとともに、燃料の消費効率も高める
ことができる。
数から高速回転数に高速で移動される加速状態において
は、圧縮機の駆動シャフト16の回転数も図4に示すよ
うに定常回転数N1から高速回転数N2に高速で上昇
し、ピストン21により冷媒ガスの吐出容量が増大し、
吐出室13b内の吐出圧力Pdが急激に上昇し、第2感
圧室45に作用する。一方、第1感圧室44は絞り通路
47を介して第2感圧室45に連通しているため、その
圧力上昇は緩慢である。このため、第2差圧δP2が所
定値Pを越えて上昇し、スプール42がコイルバネ48
の付勢力に抗して第1感圧室44の体積を減少する方向
に押動され、ロッド43により弁体33がバネ34の付
勢力に抗して昇圧通路24の弁孔32aを開放する方向
に移動される。この結果、吐出室13b内の高圧の冷媒
ガスが昇圧通路24からクランク室15内に供給され
て、前記クランク室圧力Pcとシリンダボアの内の圧力
Pbとの第1差圧δP1が増大し、斜板19の傾角が減
少され、吐出容量が低下する。このため、エンジンの加
速状態において、エンジンに作用する負荷が軽減され、
加速性能が増大するとともに、燃料の消費効率も高める
ことができる。
【0042】上述の加速運転は圧縮機が大容量状態ある
いは中容量運転状態のときに、定常回転数から加速回転
されて前記第2差圧δP2が所定値P以上となった場合
に行われるが、図4に示すように小容量運転状態では駆
動シャフト16が加速回転されても前記第2差圧δP2
が所定値P以上にはならないので差圧弁31は作動され
ない。
いは中容量運転状態のときに、定常回転数から加速回転
されて前記第2差圧δP2が所定値P以上となった場合
に行われるが、図4に示すように小容量運転状態では駆
動シャフト16が加速回転されても前記第2差圧δP2
が所定値P以上にはならないので差圧弁31は作動され
ない。
【0043】前記加速状態が終了して圧縮機が所定の回
転数N2で運転されるようになると、前記スプール42
に作用する第2差圧δP2が所定値P以下に復帰するの
で、弁体33により昇圧通路24が閉鎖される。する
と、クランク室15内の圧力Pcが低下し、前記第1差
圧δP1が減少するので、斜板19の傾角が増大し、圧
縮機は大容量運転に復帰する。
転数N2で運転されるようになると、前記スプール42
に作用する第2差圧δP2が所定値P以下に復帰するの
で、弁体33により昇圧通路24が閉鎖される。する
と、クランク室15内の圧力Pcが低下し、前記第1差
圧δP1が減少するので、斜板19の傾角が増大し、圧
縮機は大容量運転に復帰する。
【0044】この第1の実施形態によって期待できる効
果について、以下に記載する。 (a) 第1の実施形態の可変容量圧縮機においては、
吐出室13bとクランク室15との間の昇圧通路24の
途中に弁体33とスプール42を備えた差圧弁31が設
けられている。そして、圧縮機の回転数が加速されて、
吐出圧力Pdが上昇しスプール42の前後に作用する前
記第2差圧δP2が所定値P以上になったとき、前記弁
体33が作動されて昇圧通路24が開放されるようにな
っている。このため、大吐出容量での圧縮運転状態で、
駆動シャフト16が加速回転されて圧縮負荷が非常に大
きくなるようなときには、差圧弁31による昇圧通路2
4の開放に伴い、クランク室15内の圧力Pcが高めら
れて吐出容量が減少される。しかも、この差圧弁31の
構成を簡素化して製造及び組み付け作業を容易に行うこ
とができるとともに、圧縮負荷が確実に低減されて、圧
縮機内の摺動部分の性能低下が抑制され、ひいては圧縮
機全体の耐久性を向上することができる。
果について、以下に記載する。 (a) 第1の実施形態の可変容量圧縮機においては、
吐出室13bとクランク室15との間の昇圧通路24の
途中に弁体33とスプール42を備えた差圧弁31が設
けられている。そして、圧縮機の回転数が加速されて、
吐出圧力Pdが上昇しスプール42の前後に作用する前
記第2差圧δP2が所定値P以上になったとき、前記弁
体33が作動されて昇圧通路24が開放されるようにな
っている。このため、大吐出容量での圧縮運転状態で、
駆動シャフト16が加速回転されて圧縮負荷が非常に大
きくなるようなときには、差圧弁31による昇圧通路2
4の開放に伴い、クランク室15内の圧力Pcが高めら
れて吐出容量が減少される。しかも、この差圧弁31の
構成を簡素化して製造及び組み付け作業を容易に行うこ
とができるとともに、圧縮負荷が確実に低減されて、圧
縮機内の摺動部分の性能低下が抑制され、ひいては圧縮
機全体の耐久性を向上することができる。
【0045】又、この第1実施形態では図4に示すよう
に、圧縮運転時の吐出容量が大きくなるほど、駆動シャ
フト16の回転数の上昇に伴って吐出圧力Pdの上昇率
が大きくなるので、低い回転数領域の加速回転で、第2
差圧δP2が所定値Pを越え、前述したように前記差圧
弁31が作動されて、吐出容量の軽減が行われる。
に、圧縮運転時の吐出容量が大きくなるほど、駆動シャ
フト16の回転数の上昇に伴って吐出圧力Pdの上昇率
が大きくなるので、低い回転数領域の加速回転で、第2
差圧δP2が所定値Pを越え、前述したように前記差圧
弁31が作動されて、吐出容量の軽減が行われる。
【0046】(b) 第1の実施形態の可変容量圧縮機
においては、スプール42の前後に作用する圧力を吐出
圧力Pdと絞り通路47を通して第1感圧室44に吐出
圧力Pdよりも若干低い定常圧力Pd1を作用するよう
にした。このため、加速終了後に第2感圧室45から絞
り通路47を介して第1感圧室44に圧力が供給され、
スプール42がバネ48により元の位置に復帰され、開
閉弁31により昇圧通路24が閉鎖されて定常運転では
吐出容量を増大することができる。
においては、スプール42の前後に作用する圧力を吐出
圧力Pdと絞り通路47を通して第1感圧室44に吐出
圧力Pdよりも若干低い定常圧力Pd1を作用するよう
にした。このため、加速終了後に第2感圧室45から絞
り通路47を介して第1感圧室44に圧力が供給され、
スプール42がバネ48により元の位置に復帰され、開
閉弁31により昇圧通路24が閉鎖されて定常運転では
吐出容量を増大することができる。
【0047】仮に、スプール42の絞り通路47を省略
して、第1感圧室44に吸入室13a内の吸入圧力Ps
やクランク室圧力Pcを作用させた場合には加速運転終
了後に回転数が下がらなければ吐出容量を増大すること
ができない。
して、第1感圧室44に吸入室13a内の吸入圧力Ps
やクランク室圧力Pcを作用させた場合には加速運転終
了後に回転数が下がらなければ吐出容量を増大すること
ができない。
【0048】(c) 第1の実施形態では、差圧弁31
を構成する弁体33及びスプール42をシリンダブロッ
ク12に形成した弁室32及び収容室44に収容し、バ
ルブプレート14によりスプール42を位置規制するよ
うにしたので、部品点数を増加することなく弁体33及
びスプール42を組み付けることができる。
を構成する弁体33及びスプール42をシリンダブロッ
ク12に形成した弁室32及び収容室44に収容し、バ
ルブプレート14によりスプール42を位置規制するよ
うにしたので、部品点数を増加することなく弁体33及
びスプール42を組み付けることができる。
【0049】(d) 第1の実施形態では、吐出室13
bとクランク室15との間の給気通路23の途中に容量
制御弁25が配設されている。そして、この容量制御弁
25にて、吐出室13bからクランク室15への高圧の
冷媒ガスの供給量を調整することにより、クランク室1
5の圧力Pcが昇降されて、吐出容量が変更されるよう
になっている。このため、冷房負荷の増減に応じて、吐
出室13b内の高圧の冷媒ガスが直接クランク室15に
供給され、クランク室15の圧力Pcが迅速に変更され
る。従って、圧縮機の冷房負荷の変動に対する応答性を
向上することができる。
bとクランク室15との間の給気通路23の途中に容量
制御弁25が配設されている。そして、この容量制御弁
25にて、吐出室13bからクランク室15への高圧の
冷媒ガスの供給量を調整することにより、クランク室1
5の圧力Pcが昇降されて、吐出容量が変更されるよう
になっている。このため、冷房負荷の増減に応じて、吐
出室13b内の高圧の冷媒ガスが直接クランク室15に
供給され、クランク室15の圧力Pcが迅速に変更され
る。従って、圧縮機の冷房負荷の変動に対する応答性を
向上することができる。
【0050】この発明の第2実施形態を図5に基づいて
説明する。この実施形態においては、第1実施形態で述
べた前記給気通路23及びその途中に設けた前記容量制
御弁25を省略したものである。この圧縮機において
は、定常運転状態において、容量制御されることなく常
に最大容量で運転されるものである。即ち、クランク室
15の圧力Pcとシリンダボア12a内の圧力Pbとの
各ピストン21を介した第1差圧δP1が所定値以下と
なって圧縮機が大容量で運転され、加速状態の時だけ前
記差圧弁31により昇圧通路24が開放されて圧縮機が
大容量から小容量運転に切り換えられる。
説明する。この実施形態においては、第1実施形態で述
べた前記給気通路23及びその途中に設けた前記容量制
御弁25を省略したものである。この圧縮機において
は、定常運転状態において、容量制御されることなく常
に最大容量で運転されるものである。即ち、クランク室
15の圧力Pcとシリンダボア12a内の圧力Pbとの
各ピストン21を介した第1差圧δP1が所定値以下と
なって圧縮機が大容量で運転され、加速状態の時だけ前
記差圧弁31により昇圧通路24が開放されて圧縮機が
大容量から小容量運転に切り換えられる。
【0051】この第2実施形態では、第1感圧室44の
体積を前記第1実施形態の第1感圧室44の体積よりも
大きくしている。このため、第1感圧室44から絞り通
路47を通して第2感圧室45に流れるガスの漏れによ
りスプール42の移動速度を遅くすることができ、加速
終了後の最小容量から最大容量への移行を円滑に行うこ
てができる。
体積を前記第1実施形態の第1感圧室44の体積よりも
大きくしている。このため、第1感圧室44から絞り通
路47を通して第2感圧室45に流れるガスの漏れによ
りスプール42の移動速度を遅くすることができ、加速
終了後の最小容量から最大容量への移行を円滑に行うこ
てができる。
【0052】この第2実施形態におけるその他の構成、
作用及び効果は前記第1実施形態の構成、作用及び効果
(a)、(b)、(c)と同様である。次に、この発明
の第3実施形態を図6に基づいて説明する。
作用及び効果は前記第1実施形態の構成、作用及び効果
(a)、(b)、(c)と同様である。次に、この発明
の第3実施形態を図6に基づいて説明する。
【0053】この第3実施形態においてはスプール42
のロッド43に対し昇圧通路24を開閉する弁体43a
を一体的に形成している。即ち、スプール42が図6に
おいてバネ48の付勢力に抗して左方に移動されると、
弁体43aに形成した通路43bが昇圧通路24の弁孔
24aと連通されて吐出室13bからクランク室15に
高圧の冷媒ガスが供給され、加速状態において圧縮機が
大容量から小容量に切り替えられる。
のロッド43に対し昇圧通路24を開閉する弁体43a
を一体的に形成している。即ち、スプール42が図6に
おいてバネ48の付勢力に抗して左方に移動されると、
弁体43aに形成した通路43bが昇圧通路24の弁孔
24aと連通されて吐出室13bからクランク室15に
高圧の冷媒ガスが供給され、加速状態において圧縮機が
大容量から小容量に切り替えられる。
【0054】この第3実施形態においては、前記第1実
施形態と比較して差圧弁31の部品点数を低減し、組付
及び製造を容易に行うことができる。この第3実施形態
のその他の構成、作用及び効果は前記第1実施形態の構
成、作用及び効果(a)、(b)、(c)、(d)と同
様である。
施形態と比較して差圧弁31の部品点数を低減し、組付
及び製造を容易に行うことができる。この第3実施形態
のその他の構成、作用及び効果は前記第1実施形態の構
成、作用及び効果(a)、(b)、(c)、(d)と同
様である。
【0055】次に、この発明の第4実施形態を図7に基
づいて説明する。この第4実施形態においては、前記第
1の実施形態の抽気通路30を省略し、クランク室15
から吸入室13aに冷媒ガスを放出して、放圧するため
の放圧通路51に差圧弁31を装設している。そして、
加速状態において第2差圧δP2が所定値P以上になっ
て差圧弁31のスプール42が作動されると、そのロッ
ド43の弁体43aにより、放圧通路51の弁孔51a
が閉じられるので、クランク室15から吸入室13aに
対するガスの放出が阻止されて、クランク室15内の圧
力Pcが上昇して第1差圧δP1が所定値を越え、斜板
19の傾角が減少し圧縮機は大容量から小容量に切り換
えられる。
づいて説明する。この第4実施形態においては、前記第
1の実施形態の抽気通路30を省略し、クランク室15
から吸入室13aに冷媒ガスを放出して、放圧するため
の放圧通路51に差圧弁31を装設している。そして、
加速状態において第2差圧δP2が所定値P以上になっ
て差圧弁31のスプール42が作動されると、そのロッ
ド43の弁体43aにより、放圧通路51の弁孔51a
が閉じられるので、クランク室15から吸入室13aに
対するガスの放出が阻止されて、クランク室15内の圧
力Pcが上昇して第1差圧δP1が所定値を越え、斜板
19の傾角が減少し圧縮機は大容量から小容量に切り換
えられる。
【0056】この第4実施形態のその他の構成及び作用
効果は前述した第1実施形態の構成及び作用、効果
(a)、(b)、(c)と同様である。なお、この発明
の前記各実施形態は次のように具体化することもでき
る。
効果は前述した第1実施形態の構成及び作用、効果
(a)、(b)、(c)と同様である。なお、この発明
の前記各実施形態は次のように具体化することもでき
る。
【0057】○ 前記各実施形態において、スプール4
2を付勢するためのコイルバネ48を省略し、弁体33
を付勢するコイルバネ34によりロッド43及びスプー
ル42を一方向に付勢するようにすること。
2を付勢するためのコイルバネ48を省略し、弁体33
を付勢するコイルバネ34によりロッド43及びスプー
ル42を一方向に付勢するようにすること。
【0058】この別例では、部品点数を少なくして構造
を簡素化することができる。 ○ 前記各実施形態において、シールリング49を省略
すること。この別例では、部品点数を少なくして構造を
簡素化することができる。
を簡素化することができる。 ○ 前記各実施形態において、シールリング49を省略
すること。この別例では、部品点数を少なくして構造を
簡素化することができる。
【0059】○ 前記各実施形態において、差圧弁31
の配設位置をシリンダブロック12の下部から上部に変
更したり、リヤハウジング13の一部を利用して設けた
りすること。
の配設位置をシリンダブロック12の下部から上部に変
更したり、リヤハウジング13の一部を利用して設けた
りすること。
【0060】○ 吐出室13bから外部冷媒回路に接続
される吐出管路の途中に逆止弁(図示略)を設けるこ
と。この別例の場合には加速回転が終了してクランク室
内の圧力Pcが上昇し大容量から小容量運転に移行した
後、前記逆止弁が閉じられると、吐出圧力が上昇し易く
なり、ピストン21の圧縮反力が大きくなって斜板19
の傾角が増大し易くなり、小容量から大容量への容量復
帰性を高めることができる。
される吐出管路の途中に逆止弁(図示略)を設けるこ
と。この別例の場合には加速回転が終了してクランク室
内の圧力Pcが上昇し大容量から小容量運転に移行した
後、前記逆止弁が閉じられると、吐出圧力が上昇し易く
なり、ピストン21の圧縮反力が大きくなって斜板19
の傾角が増大し易くなり、小容量から大容量への容量復
帰性を高めることができる。
【0061】○ 前記第1の実施形態において、前記給
気通路23及び容量制御弁25を省略し、前記抽気通路
30をシリンダブロック12側に変更して、この抽気通
路30に容量制御弁25を配設すること。
気通路23及び容量制御弁25を省略し、前記抽気通路
30をシリンダブロック12側に変更して、この抽気通
路30に容量制御弁25を配設すること。
【0062】この別例では容量制御弁25により冷房負
荷が大きいときには、抽気通路30が開放されて、前記
第1差圧δP1が小さくなって、吐出容量が大きくな
り、反対に冷房負荷が小さいときには、抽気通路30が
閉鎖されて、前記第1差圧δP1が大きくなって、吐出
容量が小さくなる。
荷が大きいときには、抽気通路30が開放されて、前記
第1差圧δP1が小さくなって、吐出容量が大きくな
り、反対に冷房負荷が小さいときには、抽気通路30が
閉鎖されて、前記第1差圧δP1が大きくなって、吐出
容量が小さくなる。
【0063】○ 前記実施形態ではカムプレートとして
の斜板19によりピストン21を往復動するタイプの圧
縮機に具体化したが、これを特開平8-302157号
公報に示される非回転の揺動傾斜板及びピストンロッド
を用いてピストンを往復動するタイプの圧縮機に適用す
ること。
の斜板19によりピストン21を往復動するタイプの圧
縮機に具体化したが、これを特開平8-302157号
公報に示される非回転の揺動傾斜板及びピストンロッド
を用いてピストンを往復動するタイプの圧縮機に適用す
ること。
【0064】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るため、次のような効果を奏する。請求項1、3に記載
の発明によれば、加速状態を確実に検出して吐出容量を
大容量から小容量に切り換えることができるとともに、
加速終了後は吐出容量を増大することができ、動作信頼
性を高めることができる。
るため、次のような効果を奏する。請求項1、3に記載
の発明によれば、加速状態を確実に検出して吐出容量を
大容量から小容量に切り換えることができるとともに、
加速終了後は吐出容量を増大することができ、動作信頼
性を高めることができる。
【0065】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加えて、駆動シャフトの加速回転
時に吐出圧領域の冷媒ガスを昇圧通路からクランク室へ
迅速に導入して容量を素早く低減することができ、加速
性能をさらに向上することができる。
に記載の発明の効果に加えて、駆動シャフトの加速回転
時に吐出圧領域の冷媒ガスを昇圧通路からクランク室へ
迅速に導入して容量を素早く低減することができ、加速
性能をさらに向上することができる。
【0066】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加えて、差圧弁の構成を簡素化す
ることができる。請求項5、6、7、8に記載の発明に
よれば、差圧弁の構成をさらに簡素化することができ
る。
に記載の発明の効果に加えて、差圧弁の構成を簡素化す
ることができる。請求項5、6、7、8に記載の発明に
よれば、差圧弁の構成をさらに簡素化することができ
る。
【0067】請求項9、10、11に記載の発明によれ
ば、請求項1記載の発明の効果に加えて、吐出容量を冷
房負荷に応じて制御することができる。
ば、請求項1記載の発明の効果に加えて、吐出容量を冷
房負荷に応じて制御することができる。
【図1】 第1実施形態の可変容量圧縮機を示す断面
図。
図。
【図2】 差圧弁の閉鎖状態を示す拡大断面図。
【図3】 差圧弁の開放状態を示す拡大断面図。
【図4】 駆動シャフトの回転数と吐出圧力との関係を
示すグラフ。
示すグラフ。
【図5】 第2実施形態の可変容量圧縮機を示す断面
図。
図。
【図6】 第3実施形態の可変容量圧縮機の要部を示す
断面図。
断面図。
【図7】 第4実施形態の可変容量圧縮機の要部を示す
断面図。
断面図。
11…ハウジングの一部を構成するフロントハウジン
グ、12…ハウジングの一部を構成するシリンダブロッ
ク、12a…シリンダボア、13…ハウジングの一部を
構成するリヤハウジング、13a…吸入圧領域を構成す
る吸入室、13b…吐出圧領域を構成する吐出室、15
…クランク室、16…駆動シャフト、19…カムプレー
トとしての斜板、21…ピストン、23…給気通路、2
4…昇圧通路、25…容量制御弁、30…抽気通路、3
1…差圧弁、32…弁室、32a…弁孔、33…弁体、
34…コイル状のバネ、41…収容室、42…スプー
ル、43…作動ロッド、43a…弁体、43b…通路、
44…第1感圧室、45…第2感圧室、46…連通路、
47…絞り通路、48…バネ48、51…放圧通路。
グ、12…ハウジングの一部を構成するシリンダブロッ
ク、12a…シリンダボア、13…ハウジングの一部を
構成するリヤハウジング、13a…吸入圧領域を構成す
る吸入室、13b…吐出圧領域を構成する吐出室、15
…クランク室、16…駆動シャフト、19…カムプレー
トとしての斜板、21…ピストン、23…給気通路、2
4…昇圧通路、25…容量制御弁、30…抽気通路、3
1…差圧弁、32…弁室、32a…弁孔、33…弁体、
34…コイル状のバネ、41…収容室、42…スプー
ル、43…作動ロッド、43a…弁体、43b…通路、
44…第1感圧室、45…第2感圧室、46…連通路、
47…絞り通路、48…バネ48、51…放圧通路。
Claims (11)
- 【請求項1】 ハウジングの内部にクランク室を形成す
るとともに駆動シャフトを回転可能に支持し、ハウジン
グの一部を構成するシリンダブロックにはシリンダボア
を形成し、そのシリンダボア内にはピストンを往復動可
能に収容し、前記駆動シャフトには前記ピストンを往復
動するカムプレートを揺動可能に装着し、クランク室の
圧力とシリンダボア内の圧力との前記ピストンを介した
第1差圧に応じてカムプレートの傾角を変更して吐出容
量を制御するようにした可変容量圧縮機において、 吐出圧領域とクランク室とを連通する昇圧通路、又はク
ランク室と吸入圧領域とを連通する放圧通路のいずれか
一方には、定常運転中の吐出圧領域の圧力と、加速途中
の吐出圧領域の圧力との第2差圧が所定値以上になった
とき、前記昇圧通路を開放あるいは放圧通路を閉鎖する
ことにより前記第1差圧を増大して吐出容量を減少さ
せ、加速終了後に前記第2差圧を所定値以下に復帰して
吐出容量を増大するように作動する差圧弁を設けた可変
容量圧縮機。 - 【請求項2】 請求項1において、前記差圧弁は昇圧通
路の途中に配設され、定常運転中の吐出圧領域の圧力
と、加速途中の吐出圧領域の圧力との第2差圧が所定値
以上になったときに、昇圧通路を開放し、加速終了後に
前記第2差圧を所定値以下に復帰して昇圧通路を閉鎖す
るように構成されている可変容量圧縮機。 - 【請求項3】 請求項1において、前記差圧弁は放圧通
路の途中に配設され、定常運転中の吐出圧領域の圧力
と、加速途中の吐出圧領域の圧力との第2差圧が所定値
以上になったときに、放圧通路を閉鎖し、加速終了後に
前記第2差圧を所定値以下に復帰して放圧通路を開放す
るように構成されている可変容量圧縮機。 - 【請求項4】 請求項1において、前記差圧弁は収容室
内に往復動可能に収容されたスプールと、該スプールの
片面に定常運転中の吐出圧領域の圧力を絞り通路を介し
て作用させるように前記収容室の片側に形成された第1
感圧室と、スプールの他面に加速途中の吐出圧領域の圧
力を作用させるように前記収容室の他側に形成された第
2感圧室と、加速状態において前記第2差圧が所定値を
越えて前記スプールが作動された場合に、前記昇圧通路
を開放又は放圧通路を閉鎖する開閉弁と、前記スプール
を常には前記開閉弁が閉鎖又は開放される方向に付勢す
る付勢手段とにより構成されている可変容量圧縮機。 - 【請求項5】 請求項4において、前記スプール、開閉
弁及び付勢部材は前記シリンダブロックに形成した収容
室及び弁室に形成されている可変容量圧縮機。 - 【請求項6】 請求項4又は5において、前記絞り通路
は前記スプールに対し前記第1感圧室と第2感圧室とを
連通するように形成されている可変容量圧縮機。 - 【請求項7】 請求項4、5、6のいずれか一つにおい
て、前記開閉弁は前記スプールに連結した作動ロッドに
より押動される弁体と、該弁体を常には昇圧通路の閉鎖
位置又は放圧通路の開放位置に押圧する付勢部材とによ
り形成されている可変容量圧縮機。 - 【請求項8】 請求項7において、前記弁体の付勢部材
は、前記スプールを付勢する前記付勢部材を兼用するも
のである可変容量圧縮機。 - 【請求項9】 請求項1において、前記吐出圧領域とク
ランク室とを連通する給気通路、又はクランク室と吸入
圧領域とを連通する抽気通路のいずれか一方には、前記
第1差圧を冷房負荷に応じて変更する容量制御弁が設け
られている可変容量圧縮機。 - 【請求項10】 請求項9において、前記容量制御弁は
前記給気通路の途中に配設され、この容量制御弁にて吐
出圧領域からクランク室への冷媒ガスの供給量を調整す
ることにより、吐出容量を変更するように構成されてい
る可変容量圧縮機。 - 【請求項11】 請求項9において、前記容量制御弁は
前記抽気通路の途中に配設され、この容量制御弁にてク
ランク室から吸入圧領域への冷媒ガスの抽出量を調整す
ることにより、吐出容量を変更するように構成されてい
る可変容量圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10043938A JPH11241680A (ja) | 1998-02-25 | 1998-02-25 | 可変容量圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10043938A JPH11241680A (ja) | 1998-02-25 | 1998-02-25 | 可変容量圧縮機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11241680A true JPH11241680A (ja) | 1999-09-07 |
Family
ID=12677650
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10043938A Pending JPH11241680A (ja) | 1998-02-25 | 1998-02-25 | 可変容量圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11241680A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0992748A3 (en) * | 1998-10-05 | 2002-01-16 | Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho | Air conditioning systems |
| KR20030069040A (ko) * | 2002-02-18 | 2003-08-25 | 가부시키가이샤 도요다 지도숏키 | 용량가변형 압축기의 제어장치 |
-
1998
- 1998-02-25 JP JP10043938A patent/JPH11241680A/ja active Pending
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