JPH11242129A - プラスチック光ファイバの加工方法及び接続方法 - Google Patents
プラスチック光ファイバの加工方法及び接続方法Info
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- JPH11242129A JPH11242129A JP10045257A JP4525798A JPH11242129A JP H11242129 A JPH11242129 A JP H11242129A JP 10045257 A JP10045257 A JP 10045257A JP 4525798 A JP4525798 A JP 4525798A JP H11242129 A JPH11242129 A JP H11242129A
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- Japan
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- optical fiber
- plastic optical
- tip
- processing
- refractive index
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- Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
- Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明の課題は、2本のプラスチック光ファ
イバの向かい合う端面同士を簡易且つ低損失に永久接続
するためのプラスチック光ファイバ先端部の加工方法を
提供することである。 【解決手段】 中心軸から外周へ向けて徐々に低下する
屈折率分布を有するプラスチック光ファイバの先端部の
加工方法であって、揮発性溶剤により光ファイバ先端部
を溶解することにより、光ファイバ端面に滑らかな窪み
を形成するように構成する。
イバの向かい合う端面同士を簡易且つ低損失に永久接続
するためのプラスチック光ファイバ先端部の加工方法を
提供することである。 【解決手段】 中心軸から外周へ向けて徐々に低下する
屈折率分布を有するプラスチック光ファイバの先端部の
加工方法であって、揮発性溶剤により光ファイバ先端部
を溶解することにより、光ファイバ端面に滑らかな窪み
を形成するように構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチック光フ
ァイバの端末部の加工方法及び接続方法に関する。
ァイバの端末部の加工方法及び接続方法に関する。
【0002】光通信技術の発展に伴い、幹線系のみなら
ず、加入者系へも光伝送技術を導入して、加入者宅へも
光ファイバを敷設して動画像等の広帯域情報伝送を行
う、いわゆるファイバ・ツゥ・ザ・ホーム(FTTH)
等が注目され、検討されている。
ず、加入者系へも光伝送技術を導入して、加入者宅へも
光ファイバを敷設して動画像等の広帯域情報伝送を行
う、いわゆるファイバ・ツゥ・ザ・ホーム(FTTH)
等が注目され、検討されている。
【0003】また、更に、加入者宅に伝送された広帯域
の情報を、家庭あるいはビル等の加入者内で互いに伝送
しあったり、あるいは家庭内のローカルな情報をやり取
りする加入者内情報ネットワークの形成が非常に重要と
考えられている。
の情報を、家庭あるいはビル等の加入者内で互いに伝送
しあったり、あるいは家庭内のローカルな情報をやり取
りする加入者内情報ネットワークの形成が非常に重要と
考えられている。
【0004】光伝送技術を例えば家庭内等加入者系に導
入する場合には、低コストであることが非常に重要な要
件となるため、送信/受信機の構成を幹線系で使用して
いるようなものよりも大幅に簡素化し、且つ低価格の部
品で構成する必要がある。
入する場合には、低コストであることが非常に重要な要
件となるため、送信/受信機の構成を幹線系で使用して
いるようなものよりも大幅に簡素化し、且つ低価格の部
品で構成する必要がある。
【0005】上述のような低価格の光伝送系を構築する
ための伝送媒体として、幹線系等で広く用いられている
石英シングルモードファイバに代わって、ポリマー材料
を用いたいわゆるプラスチック光ファイバが注目を集め
ている。
ための伝送媒体として、幹線系等で広く用いられている
石英シングルモードファイバに代わって、ポリマー材料
を用いたいわゆるプラスチック光ファイバが注目を集め
ている。
【0006】プラスチック光ファイバは、石英材料に比
べて損失は大きいが、材料が本質的にポリマーであり廉
価であることと、高温で石英材料の堆積成長を行う石英
光ファイバに比べて製法が簡単であり、原料・製法共に
石英光ファイバよりも低価格となる可能性を有してい
る。
べて損失は大きいが、材料が本質的にポリマーであり廉
価であることと、高温で石英材料の堆積成長を行う石英
光ファイバに比べて製法が簡単であり、原料・製法共に
石英光ファイバよりも低価格となる可能性を有してい
る。
【0007】また、一般に光信号が伝搬するコア部分が
数百μmと直径が大きいため、例えば半導体レーザとの
光結合を、シングルモードファイバの場合とは異なり、
精密な光学部品又は実装工程を踏まえることなく、簡単
な部品構成及び簡単な手法で実現することができる。
数百μmと直径が大きいため、例えば半導体レーザとの
光結合を、シングルモードファイバの場合とは異なり、
精密な光学部品又は実装工程を踏まえることなく、簡単
な部品構成及び簡単な手法で実現することができる。
【0008】そのため、製造に係る加工工程とコストと
を低減でき、加入者等のローカルな情報ネットワークを
構築するための伝送媒体として使用できるものとして期
待されている。
を低減でき、加入者等のローカルな情報ネットワークを
構築するための伝送媒体として使用できるものとして期
待されている。
【0009】
【従来の技術】現在の光ファイバは、その素材により石
英ガラス光ファイバとプラスチック光ファイバに大別さ
れる。石英ガラス光ファイバは硬質であり、そのコア径
は10〜62.5μmと小さく、伝搬損失も長距離光デ
ータ伝送に適する2〜3dB/kmと極めて小さい値と
なっている。
英ガラス光ファイバとプラスチック光ファイバに大別さ
れる。石英ガラス光ファイバは硬質であり、そのコア径
は10〜62.5μmと小さく、伝搬損失も長距離光デ
ータ伝送に適する2〜3dB/kmと極めて小さい値と
なっている。
【0010】これに対し、プラスチック光ファイバは軟
質であり、そのコア径は200〜1000μmと大き
く、伝搬損失も短・中距離光データ伝送に適する50d
B/km以上と大きな値となっている。
質であり、そのコア径は200〜1000μmと大き
く、伝搬損失も短・中距離光データ伝送に適する50d
B/km以上と大きな値となっている。
【0011】このように、これら2種類の光ファイバの
特性は異なるため、異種ファイバ間の永久接続は実施さ
れず、同一種類のファイバ同士を永久接続する方法が従
来より行われている。
特性は異なるため、異種ファイバ間の永久接続は実施さ
れず、同一種類のファイバ同士を永久接続する方法が従
来より行われている。
【0012】従来の石英ガラスを用いた光ファイバの接
続方法について図1及び図2を参照して説明する。ま
ず、図1(A)に示すように、光ファイバ2のジャケッ
ト(被覆)4を切断具6を使用して先端部分のみ除去す
る。図1(A)で、4′は切断除去されたジャケットで
あり、4aは残留ジャケット材である。
続方法について図1及び図2を参照して説明する。ま
ず、図1(A)に示すように、光ファイバ2のジャケッ
ト(被覆)4を切断具6を使用して先端部分のみ除去す
る。図1(A)で、4′は切断除去されたジャケットで
あり、4aは残留ジャケット材である。
【0013】次に、図1(B)に示すように、アセトン
をしみ込ませた布8等を使って、ジャケット4の除去さ
れた部分を擦り、残留ジャケット材4aを完全に除去す
る。次いで、図1(C)に示すように、ダイヤモンド等
の硬質材料から形成されたカッター10により光ファイ
バ2の側面に傷12をつけ、図1(D)に示すように先
端部を曲げると、図1(E)に示すように傷12の部分
で光ファイバ2が切断される。図1(E)において、
2′は切断された石英光ファイバを示しており、2aは
平坦な切断面を示している。
をしみ込ませた布8等を使って、ジャケット4の除去さ
れた部分を擦り、残留ジャケット材4aを完全に除去す
る。次いで、図1(C)に示すように、ダイヤモンド等
の硬質材料から形成されたカッター10により光ファイ
バ2の側面に傷12をつけ、図1(D)に示すように先
端部を曲げると、図1(E)に示すように傷12の部分
で光ファイバ2が切断される。図1(E)において、
2′は切断された石英光ファイバを示しており、2aは
平坦な切断面を示している。
【0014】このように処理した2本の光ファイバ2を
図2(A)に示すように、V形状の整列具16を使用し
て端面同士を突き合わせ、アーク放電装置14により高
温に加熱して端部を融着する。
図2(A)に示すように、V形状の整列具16を使用し
て端面同士を突き合わせ、アーク放電装置14により高
温に加熱して端部を融着する。
【0015】次いで図2(B)に示すように、金属棒2
0を内包した熱収縮性チューブ18を、融着部分21を
覆うように配置し、低温に加熱してチューブ18を収縮
させ、融着部分21の機械的強度を確保する。
0を内包した熱収縮性チューブ18を、融着部分21を
覆うように配置し、低温に加熱してチューブ18を収縮
させ、融着部分21の機械的強度を確保する。
【0016】このような接続方法により接続された、永
久接続部一箇所当たりの代表的損失は、0.1dB以内
と極めて低い値となっている。次に、プラスチックを用
いた光ファイバの接続方法について図3及び図4を参照
して説明する。まず、図3(A)に示すように、プラス
チック光ファイバ22のジャケット24を切断具6を使
用して先端部分のみ除去する。22′は除去されたジャ
ケットである。
久接続部一箇所当たりの代表的損失は、0.1dB以内
と極めて低い値となっている。次に、プラスチックを用
いた光ファイバの接続方法について図3及び図4を参照
して説明する。まず、図3(A)に示すように、プラス
チック光ファイバ22のジャケット24を切断具6を使
用して先端部分のみ除去する。22′は除去されたジャ
ケットである。
【0017】次いで、図3(B)に示すように、プラス
チック光ファイバの端面を粒度の異なる複数のサンドペ
ーパー26a,26b,26cを使って磨き、段階的に
平滑性を確保する。図3(B)において、26aは粒度
大のサンドペーパー、26bは粒度中のサンドペーパ
ー、26cは粒度小のサンドペーパーである。
チック光ファイバの端面を粒度の異なる複数のサンドペ
ーパー26a,26b,26cを使って磨き、段階的に
平滑性を確保する。図3(B)において、26aは粒度
大のサンドペーパー、26bは粒度中のサンドペーパ
ー、26cは粒度小のサンドペーパーである。
【0018】代替案として、図3(C)に示すように、
プラスチック光ファイバ22の端面を加熱したホットプ
レート(平坦金属板)28に押し当て、熱溶融により端
面の平滑性を確保する。
プラスチック光ファイバ22の端面を加熱したホットプ
レート(平坦金属板)28に押し当て、熱溶融により端
面の平滑性を確保する。
【0019】このような端面処理を行った2本のプラス
チック光ファイバ22を、図4(A)に示すように、金
属板を曲げ加工しその内径をプラスチック光ファイバ2
2の外形に揃えたスリット付き円筒(スリーブ)30内
で突き合わせ、図4(B)に示すように、スリット付き
円筒30を包含するように接着剤32を塗布し、硬化さ
せることで接続部の機械的強度を確保する。
チック光ファイバ22を、図4(A)に示すように、金
属板を曲げ加工しその内径をプラスチック光ファイバ2
2の外形に揃えたスリット付き円筒(スリーブ)30内
で突き合わせ、図4(B)に示すように、スリット付き
円筒30を包含するように接着剤32を塗布し、硬化さ
せることで接続部の機械的強度を確保する。
【0020】このような接続方法によると、永久接続部
一箇所当たりの代表的損失は、数dB以内である。
一箇所当たりの代表的損失は、数dB以内である。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】このように、石英光フ
ァイバの永久接続は、(1)永久接続部での損失を伝搬
損失に比べ極めて低く抑えるために、誤差数μm以下の
ファイバ整列を必要とする、(2)石英の高い融点を実
現する融着設備が必要となる、(3)接続部の補強用に
金属部材を内包した熱収縮性チューブが必要となる、と
いった特徴により、高度で熟練を要する端面加工法と特
別且つ高価な融着手段が必要となるという問題点があっ
た。
ァイバの永久接続は、(1)永久接続部での損失を伝搬
損失に比べ極めて低く抑えるために、誤差数μm以下の
ファイバ整列を必要とする、(2)石英の高い融点を実
現する融着設備が必要となる、(3)接続部の補強用に
金属部材を内包した熱収縮性チューブが必要となる、と
いった特徴により、高度で熟練を要する端面加工法と特
別且つ高価な融着手段が必要となるという問題点があっ
た。
【0022】一方、プラスチック光ファイバの永久接続
は、(1)平滑端面形成方法が簡易であるため廉価な加
工が可能である、(2)安価な金属スリーブへの挿入と
常温硬化の接着作業のみで補強が完了するといった特徴
を有するため、石英ガラス光ファイバに比べ容易且つ安
価な永久接続が可能である。
は、(1)平滑端面形成方法が簡易であるため廉価な加
工が可能である、(2)安価な金属スリーブへの挿入と
常温硬化の接着作業のみで補強が完了するといった特徴
を有するため、石英ガラス光ファイバに比べ容易且つ安
価な永久接続が可能である。
【0023】その反面、スリット付き円筒内部では、
(3)突き合わせた端面間に空隙が残り、また(4)2
つのプラスチック光ファイバの半径方向での位置ずれが
最大数十μmと大きいといった要因におり、石英ガラス
光ファイバ同士の永久接続に比べ接続損失が大きくなる
という問題点があった。
(3)突き合わせた端面間に空隙が残り、また(4)2
つのプラスチック光ファイバの半径方向での位置ずれが
最大数十μmと大きいといった要因におり、石英ガラス
光ファイバ同士の永久接続に比べ接続損失が大きくなる
という問題点があった。
【0024】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、2本のプラスチッ
ク光ファイバの向かい合う端面同士を簡易且つ低損失に
永久接続するためのプラスチック光ファイバの先端部の
加工方法及びこのように加工処理された2本のプラスチ
ック光ファイバの接続方法を提供することである。
のであり、その目的とするところは、2本のプラスチッ
ク光ファイバの向かい合う端面同士を簡易且つ低損失に
永久接続するためのプラスチック光ファイバの先端部の
加工方法及びこのように加工処理された2本のプラスチ
ック光ファイバの接続方法を提供することである。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の側面によ
ると、中心軸から外周へ向けて徐々に低下する屈折率分
布を有するプラスチック光ファイバの先端部の加工方法
であって、揮発性溶剤により光ファイバ先端部を溶解す
ることにより、光ファイバ端面に滑らかな窪みを形成す
ることを特徴とするプラスチック光ファイバの先端部の
加工方法が提供される。
ると、中心軸から外周へ向けて徐々に低下する屈折率分
布を有するプラスチック光ファイバの先端部の加工方法
であって、揮発性溶剤により光ファイバ先端部を溶解す
ることにより、光ファイバ端面に滑らかな窪みを形成す
ることを特徴とするプラスチック光ファイバの先端部の
加工方法が提供される。
【0026】本発明の第2の側面によると、中心軸から
外周へ向けて徐々に低下する屈折率分布を有するプラス
チック光ファイバの先端部の加工方法であって、軸対称
の突起を有する加熱した金属体に前記プラスチック光フ
ァイバの先端部を押し当て、該先端部に突起の反転形状
となる窪みを溶融形成することを特徴とするプラスチッ
ク光ファイバの先端部の加工方法が提供される。
外周へ向けて徐々に低下する屈折率分布を有するプラス
チック光ファイバの先端部の加工方法であって、軸対称
の突起を有する加熱した金属体に前記プラスチック光フ
ァイバの先端部を押し当て、該先端部に突起の反転形状
となる窪みを溶融形成することを特徴とするプラスチッ
ク光ファイバの先端部の加工方法が提供される。
【0027】代替案として、軸対称の窪みを有する金属
体を使用し、プラスチック光ファイバの先端部をこの金
属体の窪みに押し当て、プラスチック光ファイバの先端
部に窪みの反転形状となる突起を溶融形成するようにし
てもよい。
体を使用し、プラスチック光ファイバの先端部をこの金
属体の窪みに押し当て、プラスチック光ファイバの先端
部に窪みの反転形状となる突起を溶融形成するようにし
てもよい。
【0028】本発明のプラスチック光ファイバは、ファ
イバ径方向の切断面の全部がプラスチック材料からなる
ものであり、且つ、ファイバ径方向の屈折率分布が中心
軸から外周へ向けて徐々に低下する、いわゆる屈折率分
布型プラスチック光ファイバである。
イバ径方向の切断面の全部がプラスチック材料からなる
ものであり、且つ、ファイバ径方向の屈折率分布が中心
軸から外周へ向けて徐々に低下する、いわゆる屈折率分
布型プラスチック光ファイバである。
【0029】本発明は、組成変形しやすく、切断のみで
は平滑な切断面の得られにくい任意のプラスチック材料
からなる光ファイバに対して有効であり、プラスチック
材料の少なくとも一部が含フッ素重合体からなるものに
対して特に有効である。
は平滑な切断面の得られにくい任意のプラスチック材料
からなる光ファイバに対して有効であり、プラスチック
材料の少なくとも一部が含フッ素重合体からなるものに
対して特に有効である。
【0030】本発明で使用する屈折率分布型プラスチッ
ク光ファイバとしては、マトリックス樹脂(母材樹脂)
と、この樹脂よりも高屈折率の拡散物質からなり、マト
リックス樹脂中に拡散物質が半径方向に沿って負の濃度
勾配を有して分布しているものが好ましい。
ク光ファイバとしては、マトリックス樹脂(母材樹脂)
と、この樹脂よりも高屈折率の拡散物質からなり、マト
リックス樹脂中に拡散物質が半径方向に沿って負の濃度
勾配を有して分布しているものが好ましい。
【0031】マトリックス樹脂が含フッ素重合体から構
成され、拡散物質を低分子量のフッ素系化合物とするフ
ッ素系プラスチック材料からなる屈折率分布型プラスチ
ック光ファイバが特に好ましい。この場合、含フッ素重
合体の数平均分子量は、1万〜500万が好ましく、5
万〜100万がより好ましい。
成され、拡散物質を低分子量のフッ素系化合物とするフ
ッ素系プラスチック材料からなる屈折率分布型プラスチ
ック光ファイバが特に好ましい。この場合、含フッ素重
合体の数平均分子量は、1万〜500万が好ましく、5
万〜100万がより好ましい。
【0032】低分子量のフッ素系化合物の数平均分子量
は、300〜1万が好ましく、300〜5千がより好ま
しい。このような屈折率分布型プラスチック光ファイバ
は、本出願人等の先願に係る特開平8−5848号に開
示されている。
は、300〜1万が好ましく、300〜5千がより好ま
しい。このような屈折率分布型プラスチック光ファイバ
は、本出願人等の先願に係る特開平8−5848号に開
示されている。
【0033】以下の説明においては、プラスチック光フ
ァイバのプラスチック材料が含フッ素重合体であり、且
つファイバ半径方向の屈折率分布が中心軸から外周へ向
けて徐々に低下する構造を有するプラスチック光ファイ
バについて説明する。
ァイバのプラスチック材料が含フッ素重合体であり、且
つファイバ半径方向の屈折率分布が中心軸から外周へ向
けて徐々に低下する構造を有するプラスチック光ファイ
バについて説明する。
【0034】本発明において、溶剤により形成される窪
みの形状には、ファイバ中心軸に対称なガウス型、放物
線型などが含まれる。屈折率分布構造が前記の拡散物質
により形成される場合、拡散物質の半径方向での濃度分
布uは、一般的に、拡散方程式、 (∂/∂t)u=(D/2)・(∂2 /∂r2 )u ・・・・・・・(1) に従う、ここで、記号tは拡散開始時点からの時間を、
またrはファイバ中心軸から外周へ向けた距離を、さら
にDは拡散条件に依存する定数(拡散係数)を表す。記
号(∂/∂t)は時間tに関する一階の偏微分を、ま
た、(∂2 /∂r2)は距離rに関する二階の偏微分を
示す。
みの形状には、ファイバ中心軸に対称なガウス型、放物
線型などが含まれる。屈折率分布構造が前記の拡散物質
により形成される場合、拡散物質の半径方向での濃度分
布uは、一般的に、拡散方程式、 (∂/∂t)u=(D/2)・(∂2 /∂r2 )u ・・・・・・・(1) に従う、ここで、記号tは拡散開始時点からの時間を、
またrはファイバ中心軸から外周へ向けた距離を、さら
にDは拡散条件に依存する定数(拡散係数)を表す。記
号(∂/∂t)は時間tに関する一階の偏微分を、ま
た、(∂2 /∂r2)は距離rに関する二階の偏微分を
示す。
【0035】この偏微分方程式の一般解u(t,r)
は、uのrに対する全域積分値が任意のtに対して保存
されることを考慮すると、 u(t, r)=u(0, 0)・exp [ -(r-a)2/(2Dt)]/(2πDt)1/2 ・・・(2) にて与えられるが、本発明の条件では初期的な軸ずれa
=0として差し支えない。物質拡散をある時刻で停止さ
せた時のファイバ半径方向の濃度分布は、 u(r)=u(0)・exp(−r2 /R2 ) ・・・・・・・・・(3) の形、すなわち、ガウス分布型となることが分かる。r
=Rで、u(r)はu(0)の1/eとなる。r/R≪
1の領域では、式(3)をテーラー級数展開(もしくは
マクロリン展開)することにより、 u(r) =u(0) ・〔1− (r/R)2+(1/2)(r/R)4−・・〕・・(4) が得られる。これより、右辺第2項までに着眼すれば、
この分布は放物線型になっていることが分かる。
は、uのrに対する全域積分値が任意のtに対して保存
されることを考慮すると、 u(t, r)=u(0, 0)・exp [ -(r-a)2/(2Dt)]/(2πDt)1/2 ・・・(2) にて与えられるが、本発明の条件では初期的な軸ずれa
=0として差し支えない。物質拡散をある時刻で停止さ
せた時のファイバ半径方向の濃度分布は、 u(r)=u(0)・exp(−r2 /R2 ) ・・・・・・・・・(3) の形、すなわち、ガウス分布型となることが分かる。r
=Rで、u(r)はu(0)の1/eとなる。r/R≪
1の領域では、式(3)をテーラー級数展開(もしくは
マクロリン展開)することにより、 u(r) =u(0) ・〔1− (r/R)2+(1/2)(r/R)4−・・〕・・(4) が得られる。これより、右辺第2項までに着眼すれば、
この分布は放物線型になっていることが分かる。
【0036】放物線型の屈折率分布を持つ多伝搬モード
光ファイバは、全てのモードの伝搬遅延時間が同一とな
る(モード分散が零となる)ため、高速光データ伝送に
適することは、広く知られている。
光ファイバは、全てのモードの伝搬遅延時間が同一とな
る(モード分散が零となる)ため、高速光データ伝送に
適することは、広く知られている。
【0037】このように、屈折率分布構造が前記の拡散
物質により形成される場合、屈折率分布はガウス型とな
り、中心軸付近では高速光信号伝送に最適な放物線型と
なることが分かる。
物質により形成される場合、屈折率分布はガウス型とな
り、中心軸付近では高速光信号伝送に最適な放物線型と
なることが分かる。
【0038】このようなプラスチック光ファイバを溶剤
に浸漬する場合、拡散物質がマトリックス樹脂より溶剤
に溶解し易く且つマトリックス樹脂より高屈折率であれ
ばその溶解量は、拡散物質の濃度もしくは光ファイバの
屈折率に比例すると考えられる。
に浸漬する場合、拡散物質がマトリックス樹脂より溶剤
に溶解し易く且つマトリックス樹脂より高屈折率であれ
ばその溶解量は、拡散物質の濃度もしくは光ファイバの
屈折率に比例すると考えられる。
【0039】従って、マトリックス樹脂中にこのマトリ
ックス樹脂よりも高屈折率の物質を拡散させて形成され
た屈折率分布型プラスチック光ファイバを溶剤に一定時
間浸漬した場合、窪みの形状はガウス型もしくは放物線
型になる。
ックス樹脂よりも高屈折率の物質を拡散させて形成され
た屈折率分布型プラスチック光ファイバを溶剤に一定時
間浸漬した場合、窪みの形状はガウス型もしくは放物線
型になる。
【0040】拡散物質の濃度分布、あるいは溶剤による
窪みは、拡散の手順を複雑化することで柔軟に変化させ
ることは容易であるため、上記に示した拡散濃度分布あ
るいは窪みの形状が、本発明を限定するものではないこ
とは勿論である。
窪みは、拡散の手順を複雑化することで柔軟に変化させ
ることは容易であるため、上記に示した拡散濃度分布あ
るいは窪みの形状が、本発明を限定するものではないこ
とは勿論である。
【0041】上述したように、本発明の第1の側面によ
るプラスチック光ファイバの先端部の加工方法は、揮発
性溶剤に光ファイバ先端部を浸漬して、プラスチック光
ファイバの端面に窪みを形成する加工方法である。切断
具を用いて切断されたプラスチック光ファイバの先端部
を揮発性溶剤に浸漬し、エッチングすることにより端面
に窪みを形成できる。
るプラスチック光ファイバの先端部の加工方法は、揮発
性溶剤に光ファイバ先端部を浸漬して、プラスチック光
ファイバの端面に窪みを形成する加工方法である。切断
具を用いて切断されたプラスチック光ファイバの先端部
を揮発性溶剤に浸漬し、エッチングすることにより端面
に窪みを形成できる。
【0042】プラスチック光ファイバが含フッ素重合体
から形成される場合、揮発性溶剤としては含フッ素有機
溶剤が望ましい。この場合、プラスチック光ファイバの
先端部を溶剤に1分間浸漬すると、切断したときの形状
をほぼ残したまま端面を平坦化できる。一方、2分以上
浸漬すると、先端部分が凹面となる。
から形成される場合、揮発性溶剤としては含フッ素有機
溶剤が望ましい。この場合、プラスチック光ファイバの
先端部を溶剤に1分間浸漬すると、切断したときの形状
をほぼ残したまま端面を平坦化できる。一方、2分以上
浸漬すると、先端部分が凹面となる。
【0043】本発明で用いられる溶剤としては、含フッ
素有機溶剤、特にパーフロロ溶剤が望ましい。このパー
フロロ溶剤は、例えば、パーフロロヘキサン、パーフロ
ロデカン等の含フッ素アルカン化合物、パーフロロトリ
プロピルアミン、パーフロロトリブチルアミン等の含フ
ッ素トリアルキルアミン化合物、パーフロロ(2−ブチ
ルテトラヒドロフラン)等の含フッ素環状エーテル化合
物、パーフロルオロベンゼン等の含フッ素芳香族化合物
を含んでいる。これらの溶剤は2種類以上併用してもよ
い。
素有機溶剤、特にパーフロロ溶剤が望ましい。このパー
フロロ溶剤は、例えば、パーフロロヘキサン、パーフロ
ロデカン等の含フッ素アルカン化合物、パーフロロトリ
プロピルアミン、パーフロロトリブチルアミン等の含フ
ッ素トリアルキルアミン化合物、パーフロロ(2−ブチ
ルテトラヒドロフラン)等の含フッ素環状エーテル化合
物、パーフロルオロベンゼン等の含フッ素芳香族化合物
を含んでいる。これらの溶剤は2種類以上併用してもよ
い。
【0044】これらの溶剤を端面浸漬によるエッチング
剤として用いる場合、比較的沸点の低い溶剤が有効であ
る。この場合、エッチング速度が比較的速く、またエッ
チング後の乾燥が短時間で良いという利点を有する。
剤として用いる場合、比較的沸点の低い溶剤が有効であ
る。この場合、エッチング速度が比較的速く、またエッ
チング後の乾燥が短時間で良いという利点を有する。
【0045】本発明の第2の側面によるプラスチック光
ファイバの先端部の加工方法は、軸対象且つ滑らかな突
起もしくは窪みを有する加熱した金属体に、プラスチッ
ク光ファイバの先端部を押し当てる加工方法である。
ファイバの先端部の加工方法は、軸対象且つ滑らかな突
起もしくは窪みを有する加熱した金属体に、プラスチッ
ク光ファイバの先端部を押し当てる加工方法である。
【0046】これら金属体に形成する軸対象且つ滑らか
な突起もしくは窪みの形状は、機械加工が可能な形状で
あること以外何ら限定されるものではないが、上述した
ガウス型あるいは放物線型の形状であればより望まし
い。
な突起もしくは窪みの形状は、機械加工が可能な形状で
あること以外何ら限定されるものではないが、上述した
ガウス型あるいは放物線型の形状であればより望まし
い。
【0047】本発明の更に他の側面によると、上述した
加工方法によりその先端部が加工された2本のプラスチ
ック光ファイバの接続方法が提供される。接続すべき2
本のプラスチック光ファイバをファイバ整列部材上で整
列し、対向する端面を嵌め合わせ、最後に端面間に滴下
した揮発性溶剤を溶融膨潤させ、溶剤を乾燥させると接
着が完了する。
加工方法によりその先端部が加工された2本のプラスチ
ック光ファイバの接続方法が提供される。接続すべき2
本のプラスチック光ファイバをファイバ整列部材上で整
列し、対向する端面を嵌め合わせ、最後に端面間に滴下
した揮発性溶剤を溶融膨潤させ、溶剤を乾燥させると接
着が完了する。
【0048】本発明の接続方法においては、嵌め合う窪
みと突起の形状はできる限り反転形状であるのが望まし
い。また、反転形状である窪みと突起の形状は、物質拡
散により作られる屈折率分布型プラスチック光ファイバ
を溶剤に浸漬した場合に形成されるガウス型もしくは放
物線型とするのが望ましい。
みと突起の形状はできる限り反転形状であるのが望まし
い。また、反転形状である窪みと突起の形状は、物質拡
散により作られる屈折率分布型プラスチック光ファイバ
を溶剤に浸漬した場合に形成されるガウス型もしくは放
物線型とするのが望ましい。
【0049】本発明の接続方法に用いる接着剤として機
能する揮発性溶剤の滴下に際しては、2本のプラスチッ
ク光ファイバの対向する端面間だけではなく、その周囲
を含めて揮発性溶剤を滴下するのが望ましい。
能する揮発性溶剤の滴下に際しては、2本のプラスチッ
ク光ファイバの対向する端面間だけではなく、その周囲
を含めて揮発性溶剤を滴下するのが望ましい。
【0050】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。図5を参照すると、揮発性溶
剤によるプラスチック光ファイバの端面の加工方法の概
略図が示されている。
施形態を詳細に説明する。図5を参照すると、揮発性溶
剤によるプラスチック光ファイバの端面の加工方法の概
略図が示されている。
【0051】本実施形態の加工方法に用いるプラスチッ
ク光ファイバ22は中心軸から外周へ向けて徐々に低下
する屈折率を有する屈折率分布型プラスチック光ファイ
バである。図5に示すように、容器34中に収容された
揮発性溶剤36中にプラスチック光ファイバ22の先端
部を浸漬する。
ク光ファイバ22は中心軸から外周へ向けて徐々に低下
する屈折率を有する屈折率分布型プラスチック光ファイ
バである。図5に示すように、容器34中に収容された
揮発性溶剤36中にプラスチック光ファイバ22の先端
部を浸漬する。
【0052】含フッ素重合体から形成された屈折率分布
プラスチック光ファイバの先端部を剃刀で切断した後、
パーフルオロ(2−ブチルテトラヒドロフラン)に30
秒間浸漬した。顕微鏡にて端面を観察したところ、エッ
チング前に存在した剃刀の擦れた痕跡は消失し、平滑な
端面になっていた。
プラスチック光ファイバの先端部を剃刀で切断した後、
パーフルオロ(2−ブチルテトラヒドロフラン)に30
秒間浸漬した。顕微鏡にて端面を観察したところ、エッ
チング前に存在した剃刀の擦れた痕跡は消失し、平滑な
端面になっていた。
【0053】更に、浸漬を120秒間に増加させたとこ
ろ、顕微鏡下において、図6に示すような端面に滑らか
な窪み38が形成されているのが観察された。図6にお
いて、符号23はプラスチック光ファイバ22の中心軸
である。
ろ、顕微鏡下において、図6に示すような端面に滑らか
な窪み38が形成されているのが観察された。図6にお
いて、符号23はプラスチック光ファイバ22の中心軸
である。
【0054】3軸微調整機構を持つ微動台で、端面が平
坦なマルチモード石英ガラス光ファイバにこれらのプラ
スチック光ファイバの端面を突き合わせ、両ファイバ間
の光結合損失を求めた。
坦なマルチモード石英ガラス光ファイバにこれらのプラ
スチック光ファイバの端面を突き合わせ、両ファイバ間
の光結合損失を求めた。
【0055】その結果、溶剤に30秒間浸漬したプラス
チック光ファイバとの光結合損失として、0.5dB〜
1.0dBを得た。溶剤に120秒間浸漬したプラスチ
ック光ファイバとの光結合損失として、1.5dB〜
3.0dBを得た。
チック光ファイバとの光結合損失として、0.5dB〜
1.0dBを得た。溶剤に120秒間浸漬したプラスチ
ック光ファイバとの光結合損失として、1.5dB〜
3.0dBを得た。
【0056】この実験結果より、溶剤に120秒間浸漬
したプラスチック光ファイバでは端面が窪み、これが原
因となってマルチモード石英ガラスファイバとの光結合
損失が増加したと考えられる。
したプラスチック光ファイバでは端面が窪み、これが原
因となってマルチモード石英ガラスファイバとの光結合
損失が増加したと考えられる。
【0057】図7を参照すると、加熱した金属体(ホッ
トプレート)40による窪み形成方法が示されている。
図8に示すようにホットプレート40には軸対象且つ滑
らかな突起40aが形成されている。図8において符号
44は突起40aの中心軸である。突起40aは切削等
の機械加工を用いて、容易に形成できる。
トプレート)40による窪み形成方法が示されている。
図8に示すようにホットプレート40には軸対象且つ滑
らかな突起40aが形成されている。図8において符号
44は突起40aの中心軸である。突起40aは切削等
の機械加工を用いて、容易に形成できる。
【0058】金属突起40aの中心軸(対称軸)44を
プラスチック光ファイバ22の中心軸と一致させるのが
望ましい。そのため、金属突起40aの中心軸と同一の
中心軸を持ち、内径がプラスチック光ファイバ22の外
径と一致する非熱伝導性のパイプ42をホットプレート
40に固定するのが望ましい。
プラスチック光ファイバ22の中心軸と一致させるのが
望ましい。そのため、金属突起40aの中心軸と同一の
中心軸を持ち、内径がプラスチック光ファイバ22の外
径と一致する非熱伝導性のパイプ42をホットプレート
40に固定するのが望ましい。
【0059】この固定は、例えばロウ付け等により達成
される。パイプ42の材料を非熱伝導性とするのは、プ
ラスチック光ファイバ22の側面の溶融を防止するため
である。
される。パイプ42の材料を非熱伝導性とするのは、プ
ラスチック光ファイバ22の側面の溶融を防止するため
である。
【0060】このような構造のホットプレート40を用
いることにより、プラスチック光ファイバ22をパイプ
42に挿入するだけで、図8に示すように軸対称な窪み
38′がプラスチック光ファイバ22の端面に形成でき
る。
いることにより、プラスチック光ファイバ22をパイプ
42に挿入するだけで、図8に示すように軸対称な窪み
38′がプラスチック光ファイバ22の端面に形成でき
る。
【0061】図9を参照すると、同様な方法でプラスチ
ック光ファイバの先端部に突起を形成する実施形態が示
されている。加熱した金属体(ホットプレート)40′
は軸対称且つ滑らかな窪み46を有している。
ック光ファイバの先端部に突起を形成する実施形態が示
されている。加熱した金属体(ホットプレート)40′
は軸対称且つ滑らかな窪み46を有している。
【0062】プラスチック光ファイバ22をパイプ42
中に挿入し、その先端部を窪み46に押し当てると、先
端部が溶融してプラスチック光ファイバ22の先端部に
窪み46の反転形状となる突起48が形成される。
中に挿入し、その先端部を窪み46に押し当てると、先
端部が溶融してプラスチック光ファイバ22の先端部に
窪み46の反転形状となる突起48が形成される。
【0063】図10を参照すると、本発明実施形態に使
用するプラスチック光ファイバ22の屈折率分布が示さ
れている。プラスチック光ファイバ22は含フッ素重合
体から形成されており、中心軸近傍に低分子量のフッ素
系化合物が拡散されている。
用するプラスチック光ファイバ22の屈折率分布が示さ
れている。プラスチック光ファイバ22は含フッ素重合
体から形成されており、中心軸近傍に低分子量のフッ素
系化合物が拡散されている。
【0064】このように低分子量のフッ素系化合物を拡
散することにより、中心軸近傍の屈折率分布は放物線型
分布50となり、半径方向中間部分から外周部分ではガ
ウス型分布52となる。
散することにより、中心軸近傍の屈折率分布は放物線型
分布50となり、半径方向中間部分から外周部分ではガ
ウス型分布52となる。
【0065】次に、図11を参照して本発明のプラスチ
ック光ファイバの接続方法について説明する。図11
(A)に示すように、プラスチック光ファイバ54はそ
の端部に窪み56が形成されており、他方のプラスチッ
ク光ファイバ58はその端部に突起60が形成されてい
る。
ック光ファイバの接続方法について説明する。図11
(A)に示すように、プラスチック光ファイバ54はそ
の端部に窪み56が形成されており、他方のプラスチッ
ク光ファイバ58はその端部に突起60が形成されてい
る。
【0066】図11(B)に示すように、2本の光ファ
イバ54,58をファイバ整列部材62上で整列して、
端面同士を突き合わせ、端面間に揮発性溶剤64を滴下
して乾燥させることにより、2本のプラスチック光ファ
イバ54,58を接着する。
イバ54,58をファイバ整列部材62上で整列して、
端面同士を突き合わせ、端面間に揮発性溶剤64を滴下
して乾燥させることにより、2本のプラスチック光ファ
イバ54,58を接着する。
【0067】プラスチック光ファイバ54,58の端面
間だけではなく、図11(C)に示すようにその周囲を
含めて揮発性溶剤64′を滴下することにより、接続作
業完了後の接着力を大きくすることができる。
間だけではなく、図11(C)に示すようにその周囲を
含めて揮発性溶剤64′を滴下することにより、接続作
業完了後の接着力を大きくすることができる。
【0068】ファイバ整列部材62は、2つのプラスチ
ック光ファイバ54,58を共通に整列するために用
い、この材料としては加工精度を高くできるセラミック
ス等の固いものが望ましい。
ック光ファイバ54,58を共通に整列するために用
い、この材料としては加工精度を高くできるセラミック
ス等の固いものが望ましい。
【0069】
【発明の効果】本発明によると、揮発性溶剤への浸漬又
はホットプレートへの押し当てといった極めて簡単な方
法により、所望とするプラスチック光ファイバの端面を
形成できるため、加工時間削減の効果がある。
はホットプレートへの押し当てといった極めて簡単な方
法により、所望とするプラスチック光ファイバの端面を
形成できるため、加工時間削減の効果がある。
【0070】また、揮発性溶剤は低価格であり、ホット
プレートについても一端所定形状を形成しさえすれば繰
り返し使用可能なため、量産に適し、その結果コストを
削減することができる。
プレートについても一端所定形状を形成しさえすれば繰
り返し使用可能なため、量産に適し、その結果コストを
削減することができる。
【0071】また、本発明の接続方法によれば、ファイ
バ整列部材上で互いに嵌め合わせることの可能な突起と
窪みを持つ2本のプラスチック光ファイバを押し当てる
だけで、密着性の良好な接続が可能となるため、簡易に
低損失なプラスチック光ファイバの接続が可能となる。
よって、接続作業に要する時間を短縮でき、接続コスト
を削減できる。
バ整列部材上で互いに嵌め合わせることの可能な突起と
窪みを持つ2本のプラスチック光ファイバを押し当てる
だけで、密着性の良好な接続が可能となるため、簡易に
低損失なプラスチック光ファイバの接続が可能となる。
よって、接続作業に要する時間を短縮でき、接続コスト
を削減できる。
【0072】更に、本発明の接続方法によれば、2本の
プラスチック光ファイバの端面間に揮発性溶剤を滴下す
るのみで永久接続が可能となるため、附帯物としての保
護スリーブを一切不要にすることができ、部品点数を削
減することができる。
プラスチック光ファイバの端面間に揮発性溶剤を滴下す
るのみで永久接続が可能となるため、附帯物としての保
護スリーブを一切不要にすることができ、部品点数を削
減することができる。
【図1】石英光ファイバの端面加工方法を示す従来例で
ある。
ある。
【図2】石英光ファイバの接続方法を示す従来例であ
る。
る。
【図3】プラスチック光ファイバの端面加工方法を示す
従来例である。
従来例である。
【図4】プラスチック光ファイバの接続方法を示す従来
例である。
例である。
【図5】本発明の溶剤による端面の加工方法を示す概略
図である。
図である。
【図6】溶剤浸漬後のプラスチック光ファイバの縦断面
図である。
図である。
【図7】ホットプレートによる窪み形成方法を示す図で
ある。
ある。
【図8】加熱溶融中の縦断面図(窪み形成)である。
【図9】加熱溶融中の縦断面図(突起形成)である。
【図10】本発明実施形態のプラスチック光ファイバの
屈折率分布を示す図である。
屈折率分布を示す図である。
【図11】本発明のプラスチック光ファイバの接続方法
を示す図である。
を示す図である。
22 プラスチック光ファイバ 36 揮発性溶剤 38 窪み 40 ホットプレート 40a 突起 42 パイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中嶋 薫 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 後藤 正見 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 高野 芳伸 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町1150番地 旭硝子株式会社中央研究所内 (72)発明者 吉原 紀幸 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町1150番地 旭硝子株式会社中央研究所内 (72)発明者 小池 康博 神奈川県横浜市青葉区市ケ尾町534−23
Claims (10)
- 【請求項1】 中心軸から外周へ向けて徐々に低下する
屈折率分布を有するプラスチック光ファイバの先端部の
加工方法であって、 揮発性溶剤により光ファイバ先端部を溶解することによ
り、光ファイバ端面に滑らかな窪みを形成することを特
徴とするプラスチック光ファイバの先端部の加工方法。 - 【請求項2】 中心軸から外周へ向けて徐々に低下する
屈折率分布を有するプラスチック光ファイバの先端部の
加工方法であって、 軸対称の突起を有する加熱した金属体に前記プラスチッ
ク光ファイバの先端部を押し当て、該先端部に突起の反
転形状となる窪みを溶融形成することを特徴とするプラ
スチック光ファイバの先端部の加工方法。 - 【請求項3】 中心軸から外周へ向けて徐々に低下する
屈折率分布を有するプラスチック光ファイバの先端部の
加工方法であって、 軸対称の窪みを有する加熱した金属体に前記プラスチッ
ク光ファイバの先端部を押し当て、該先端部に窪みの反
転形状となる突起を溶融形成することを特徴とするプラ
スチック光ファイバの先端部の加工方法。 - 【請求項4】 中心軸から外周へ向けて徐々に低下する
屈折率分布が、光ファイバの中心軸近傍に添加する高屈
折率添加材料の拡散過程により形成されることを特徴と
する請求項1〜3のいずれかに記載のプラスチック光フ
ァイバの先端部の加工方法。 - 【請求項5】 前記高屈折率添加材料は低分子量のフッ
素系化合物から形成されることを特徴とする請求項4記
載のプラスチック光ファイバの先端部の加工方法。 - 【請求項6】 前記プラスチック光ファイバは含フッ素
重合体から形成されることを特徴とする請求項1〜5の
いずれかに記載のプラスチック光ファイバの先端部の加
工方法。 - 【請求項7】 2本のプラスチック光ファイバの向かい
合う端面を接着固定するプラスチック光ファイバの接続
方法であって、 一方のプラスチック光ファイバの端面を請求項1又は2
に記載の加工方法により形成し、 他方のプラスチック光ファイバの端面を請求項3に記載
の加工方法又は揮発性溶剤により端面に滑らかな突起を
溶解形成する加工方法により形成し、 前記2本のプラスチック光ファイバをファイバ整列部材
上で整列して端面同士を突き合わせ、 端面間に揮発性溶剤を滴下して光ファイバ同士の接着を
行うことを特徴とするプラスチック光ファイバの接続方
法。 - 【請求項8】 前記2本のプラスチック光ファイバはそ
れぞれ中心軸から外周へ向けて徐々に低下する屈折率分
布を有することを特徴とする請求項7記載のプラスチッ
ク光ファイバの接続方法。 - 【請求項9】 前記2本のプラスチック光ファイバの各
々は含フッ素重合体から形成されていることを特徴とす
る請求項7又は8記載のプラスチック光ファイバの接続
方法。 - 【請求項10】 前記揮発性溶剤は含フッ素有機溶剤で
あることを特徴とする請求項7〜9のいずれかに記載の
プラスチック光ファイバの接続方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10045257A JPH11242129A (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | プラスチック光ファイバの加工方法及び接続方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10045257A JPH11242129A (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | プラスチック光ファイバの加工方法及び接続方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11242129A true JPH11242129A (ja) | 1999-09-07 |
Family
ID=12714240
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10045257A Withdrawn JPH11242129A (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | プラスチック光ファイバの加工方法及び接続方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11242129A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE10033485A1 (de) * | 2000-07-10 | 2002-01-31 | Infineon Technologies Ag | Koppelglasfaser zur optischen Kopplung einer Lichtstrahlungsquelle an einen mehrmoden-Lichtwellenleiter und Verfahren zu deren Herstellung |
| JP2003107284A (ja) * | 2001-10-02 | 2003-04-09 | Nhk Sales Co Ltd | プラスチック光ファイバの接続方法 |
| US6671432B2 (en) | 2000-04-05 | 2003-12-30 | Canon Kabushiki Kaisha | Plastic optical fiber with a lens portion, optical fiber connector, and connecting structures and methods between optical fibers and between optical fiber and light emitting/receiving device |
| US6826329B2 (en) | 2000-04-05 | 2004-11-30 | Canon Kabushiki Kaisha | Plastic optical fiber with a lens, light-emitting/receiving apparatus with the plastic optical fiber with a lens, and method of fabricating the plastic optical fiber with a lens |
-
1998
- 1998-02-26 JP JP10045257A patent/JPH11242129A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6671432B2 (en) | 2000-04-05 | 2003-12-30 | Canon Kabushiki Kaisha | Plastic optical fiber with a lens portion, optical fiber connector, and connecting structures and methods between optical fibers and between optical fiber and light emitting/receiving device |
| US6826329B2 (en) | 2000-04-05 | 2004-11-30 | Canon Kabushiki Kaisha | Plastic optical fiber with a lens, light-emitting/receiving apparatus with the plastic optical fiber with a lens, and method of fabricating the plastic optical fiber with a lens |
| DE10033485A1 (de) * | 2000-07-10 | 2002-01-31 | Infineon Technologies Ag | Koppelglasfaser zur optischen Kopplung einer Lichtstrahlungsquelle an einen mehrmoden-Lichtwellenleiter und Verfahren zu deren Herstellung |
| EP1172674A3 (de) * | 2000-07-10 | 2002-06-19 | Infineon Technologies AG | Koppelglasfaser zur optischen Kopplung einer Lichtstrahlungsquelle an einem Mehrmoden-Lichtwellenleiter und Verfahren zu deren Herstellung |
| US6529661B2 (en) | 2000-07-10 | 2003-03-04 | Infineon Technologies Ag | Optical fiber for optically coupling a light radiation source to a multimode optical waveguide, and method for manufacturing it |
| DE10033485C2 (de) * | 2000-07-10 | 2003-10-23 | Infineon Technologies Ag | Koppelglasfaser zur optischen Kopplung einer Lichtstrahlungsquelle an einen Mehrmoden-Lichtwellenleiter, optoelektronisches Lichtsendebauelement für Mehrmoden-Lichtwellenleiter und Herstellungsverfahren für Koppelglasfenster |
| JP2003107284A (ja) * | 2001-10-02 | 2003-04-09 | Nhk Sales Co Ltd | プラスチック光ファイバの接続方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050510 |