JPH1124276A - 感光性樹脂積層体 - Google Patents

感光性樹脂積層体

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JPH1124276A
JPH1124276A JP17455097A JP17455097A JPH1124276A JP H1124276 A JPH1124276 A JP H1124276A JP 17455097 A JP17455097 A JP 17455097A JP 17455097 A JP17455097 A JP 17455097A JP H1124276 A JPH1124276 A JP H1124276A
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JP
Japan
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photosensitive resin
layer
adhesive layer
adhesive
resin laminate
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Application number
JP17455097A
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English (en)
Inventor
Shigenori Nagahara
重徳 永原
Satoshi Imahashi
聰 今橋
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Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】卓越した異種材料(弾性補強材)との接着性お
よび耐光性を合わせもち、製版工程の作業性、環境性、
置版性を改善したフレキソ印刷に適した感光性樹脂積層
体を得ること。 【解決手段】少なくとも下層から順に支持体、離型
層、接着層および感光性樹脂層からなる感光性樹脂積層
体であって、該接着層が熱可塑性エラストマ−および共
重合ポリエステル樹脂を含有する接着性組成物からなる
ことを特徴とする感光性樹脂積層体および弾性補強材
層、接着層および感光性樹脂層からなる感光性樹脂積層
体であって、該接着層が熱可塑性エラストマ−および共
重合ポリエステル樹脂を含有する接着性組成物からなる
ことを特徴とする感光性樹脂積層体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水系現像可能な感
光性樹脂積層体に関する。更に詳しくは、卓越した異種
材料(弾性補強材)との接着性および耐光性を合わせも
つ接着性組成物からなる水系現像可能なフレキソ印刷用
感光性樹脂積層体に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、フレキソ印刷用感光性樹脂積層体
は支持体上に適当な弾性を有する感光性樹脂層が積層さ
れたものであって、例えば、フィルム、封筒、ラベル、
紙袋、重袋、包装紙類、段ボ−ル、紙器等の被印刷材料
への印刷用凸版材料として使用されている。
【0003】特に、重袋、包装紙類、段ボ−ル等への印
刷の場合、一般的に被印刷材料の表面平滑性が劣りイン
キの追従性が悪いことから感光性樹脂層を厚くし、例え
ば重袋、段ボ−ル等版材用途の場合、通常4mm以上、
多くは7mm程度の版厚みとして使用される。しかし、
感光性樹脂層のみで版厚みを得るには製造上、経済的お
よび現像時の現像液の疲労等の多くの問題点があるた
め、例えば版材7mmを得る手段として感光性樹脂層は
3mm程度とし、残り4mmは異種材料を感光性樹脂層
と接着させ全厚み7mm程度とした印刷版材として支給
されている。
【0004】一方、従来よりハロゲン系有機溶剤で現像
可能な感光性フレキソ版材が使用されている。この感光
性樹脂版材は、主として感光性エラストマ−組成物の層
からなる積層体であって、この積層体を用いて異種材料
と接着させる場合、一般的に支持体を除去した後紫外線
露光機を用い裏露光し、そして、有機溶剤で感光性エラ
ストマ−組成物の層を溶解又は膨潤させ異種材料と接着
させる方法が採用されている。この時、溶解された感光
性エラストマ−層は接着層の働きをするが感光性エラス
トマ−層のゴム成分の特性として、接着力および凝集力
が良いことから物理的な接着性に優れ異種材料との界面
で層間剥離するような問題は殆どない。ましてや、感光
性エラストマ−組成物からなる感光性樹脂と異種材料を
接着させた後も有機溶剤を用いてレリ−フ(印刷版)を
作製する現像処理時に一部有機溶剤が感光性エラストマ
−層にしみこむことにより一層接着性が向上するもので
ある。
【0005】ところで、最近の環境規制に伴い前記のハ
ロゲン系有機溶剤で現像可能なフレキソ印刷版材に代わ
って水系現像可能な感光性フレキソ版材、例えば、特開
昭60−211451号、特開昭60−173055
号、特開昭63−8648号、特開平1−108542
号、特開平2−175702号、特開平4−3162
号、特開平1−219735号、特開平2−30580
5号、特開平3−228060号、特開平6−2896
10号、特開平7−114180号公報等に開示されて
いる感光性樹脂組成物を用いた版材が使用されつつあ
る。
【0006】これら水系現像可能な感光性フレキソ版材
の場合、水系現像液で現像可能にするために感光性樹脂
組成物の構造は相分離構造若しくはそれに近い構造とな
っている。これ等、水系現像可能な感光性フレキソ版材
を用いて前記の有機溶剤を用いた同様な方法で異種材料
と接着させようとした場合、有機溶剤に対して感光性樹
脂組成物の溶解性および膨潤性が不充分であることと、
たとえ溶解および膨潤したとしても感光性樹脂組成物が
相分離構造であるがために接着性および凝集力がない、
又は不充分であるがために感光性樹脂と異種材料間で充
分な接着性が得られず実用性に耐え得るものでなかっ
た。
【0007】そこで、このような感光性フレキソ版材と
異種材料(弾性補強材)とを接着させる方法としては、
両面粘着テ−プを用いる方法、接着剤を用いる方
法、感光性フレキソ版とゴムシ−ト材の間に光硬化性
組成物を介在させ感光性フレキソ版の露光により接着さ
せる方法(特公昭60−16997号)、支持体を除
去した後、裏露光し良溶剤で接着させる製造方法(特公
平4−68620号)、接着すべき面を有機活性ハロ
ゲン含有化合物で処理し接着させる方法(特公平5−5
6374号)、水系現像可能な感光性樹脂の下層にブ
ロック共重合体および反応性モノマ−からなる接着性組
成物を設ける感光性フレキソ版(特開平8−29736
9号)等が開示されている。
【0008】しかしながら、前記方法では接着性が充
分でなく、特に表面研磨された異種材料を使用した場合
に研磨面と充分に接着しないために印刷時に剥離し易
く、又、高価である。方法では、接着性を得るために
乾燥が必要であったり、長時間必要であったり、接着剤
中の溶剤が蒸発に伴いカ−ルの発生があったり、特に接
着剤の種類によっては異種材料のみ接着し感光性樹脂へ
は接着しなかったり、又はその反対であったりしてその
ため何層にも塗工が必要であったりして、そのことによ
り厚み変動し印刷性に影響する等の欠点がある。方法
では、感光性フレキソ版の特性によっては光硬化接着が
充分でない場合があり一般的でない。方法では、支持
体を除去し空気に曝した後露光することにより感光性樹
脂版の重合を不充分にさせ有機溶剤での溶解性を向上さ
せ接着させる製造方法であるが、水系現像可能なフレキ
ソ印刷版に適用させた場合、重合させてしまうと益々溶
解性が低下し接着性が得られない欠点がある。方法で
は、有機活性ハロゲン含有化合物を水系現像可能なフレ
キソ印刷版に適用させた場合、接着性は得られるものの
化合物の安定性に劣る欠点がある。方法では、感光性
樹脂組成物と同様な接着性組成物を一層設けることによ
り接着性はある程度得られるものの、本質的に接着性組
成物が光劣化し易く耐光性に劣るため置版する場所が限
定され、更に、経時により接着性が低下する恐れがあ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、この
ような実状のもとに創案されたものであり、特に水系現
像可能なフレキソ印刷用版材に適用させた場合に有効で
あり、その課題は、接着作業性が容易であると共に接着
性および耐光性に優れた感光性樹脂積層体を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の課
題を解決するために鋭意研究した結果、熱可塑性エラス
トマ−および共重合ポリエステル樹脂からなる接着性組
成物を支持体と感光性樹脂の間に介在させ積層・一体化
させてなる感光性樹脂積層体が卓越した接着性と耐光性
を合わせもつこを見出し、遂に本発明を完成するに至っ
た。即ち本発明は、(1) 下層から順に支持体、離型層、
接着層および感光性樹脂層からなる感光性樹脂積層体で
あって、該接着層が熱可塑性エラストマ−および共重合
ポリエステル樹脂を含有する接着性組成物であることを
特徴とする感光性樹脂積層体および (2)下層から順に弾
性補強材層、接着層および感光性樹脂層からなる感光性
樹脂積層体であって、該接着層が熱可塑性エラストマ−
および共重合ポリエステル樹脂を含有する接着性組成物
であることを特徴とする感光性樹脂積層体である。
【0011】本発明において、弾性補強材とは、被印刷
材料の表面平滑性が劣りインキの追従性が悪に印刷性改
善のために、又は経済性を得るために使用される弾性補
強材のことであり、特に限定されるものではなく、例え
ば、生ゴム、加硫ゴムおよび合成ゴム等のゴムシ−ト
材、軟質塩ビシ−ト材、ウレタンフォ−ム等の多孔質ク
ッション材等が挙げられる。
【0012】また本発明における接着性とは、感光性フ
レキソ版材と異種材料とを何らかの方法で接着させた
後、レリ−フ作製のため現像機を用いて現像処理する場
合に回転ブラシまたは押し込み圧力に影響され感光性フ
レキソ版材と異種材料間で剥離しない特性、またこのレ
リ−フを用いて、ある一定部数印刷したとき剥離するこ
となく印刷性に影響しない特性、更には、太陽光等の紫
外線に暴露された場合でも接着性組成物が光劣化するこ
となく接着性に問題を生じない特性(耐光性)、数年間
置版しても剥離することなく接着性を維持している等の
特性のことである。
【0013】次に本発明における接着層は、熱可塑性エ
ラストマーおよび共重合ポリエステル樹脂を含有するも
のであり、まず熱可塑性エラストマーとしては、例え
ば、ポリスチレン類重合体ブロック、ポリエチレンテレ
フタレ−ト、ポリトリメチレンテレフタレ−ト、ポリテ
トラメチレンテレフタレ−トなどに代表されるポリエス
テル類重合体ブロック、ポリブタジエン、ポリイソプレ
ン、ポリクロロプレン等に代表される共役ジエン化合物
ブロック、ポリカプロラクトン等の脂肪族ポリエステル
類重合体ブロック、ポリ(ジエチレングリコ−ル、トリ
エチレングリコ−ル、テトラエチレングリコ−ル)等の
脂肪族ポリエ−テル類重合体ブロック、エチレン・プロ
ピレン共重合ブロック、エチレン・アクリル酸共重合ブ
ロック等のエラストマ−状ブロック共重合体等が挙げら
れ、更にはスチレンとブタジエンの単量体単位からなる
スチレン・ブタジエンランダム共重合体、アクリロニト
リルとブタジエンの単量体単位からなるアクリロニトリ
ル・ブタジエンランダム共重合体等のエラストマ−状ラ
ンダム共重合体等が挙げられる。その他に、ポリブタジ
エン、ポリイソプレン、天然ポリイソプレン等も挙げら
れ、これ等単独または複数組み合わせて用いても良い。
【0014】なお、ハ−ドセグメントAとソフトセグメ
ントBからなるブロック共重合体の構造は特に限定され
ず、例えば、一般式A−Bのジブロック、A−B−Aの
トリブロック、(A−B)nのマルチブロック、(A−
B)n・Xのスタ−型ブロック(nは1〜10の整数)
のブロック共重合体が挙げられ、これ等の中で本発明で
はスチレン含有率が15%以上からなるポリスチレン類
ブロック共重合体が好ましく、具体的には、スチレン・
ブタジエン・スチレンブロック共重合体、スチレン・イ
ソプレン・スチレンブロック共重合体、水添スチレン・
ブタジエン・スチレンブロック共重合体、スチレン・エ
チレン/ブチレン・スチレンブロック共重合体、スチレ
ン・エチレン/プロピレン・スチレンブロック共重合
体、エポキシ変成スチレン・ブタジエン・スチレンブロ
ック共重合体等が挙げられ、これ等単独または複数組み
合わせて用いることが好ましい。
【0015】次に接着層におけるもう一方の成分である
共重合ポリエステルは、接着性組成物の接着性と耐光性
を向上させる意味において配合されるものであり、更に
は、寸法安定性と印刷時の版胴に巻き付けるのに容易な
柔軟性を備えるために配合されるものである。本発明に
おいては、ガラス転移温度が60℃以下、好ましくは3
0℃以下で、特に望ましくは20℃以下の共重合ポリエ
ステル樹脂が使用され、主として酸成分が芳香族ジカル
ボン酸70〜100モル%、好ましくは80〜100モ
ル%、その他のジカルボン酸が0〜30モル%、グリコ
ール成分の主鎖炭素数3〜10のアルキレングリコール
が25〜100モル%からなるガラス転移温度が60℃
以下の共重合ポリエステル樹脂(A)が使用され、さら
に好ましくは、これと反応し得る硬化剤(B)を(A)
/(B)=95/5〜60/40(重量比)の割合で配
合してなる共重合ポリエステル樹脂が使用される。
【0016】前記共重合ポリエステル樹脂(A)を構成
する芳香族ジカルボン酸としては、イソフタル酸、オル
ソフタル酸、テレフタル酸、2,6−ナフタレンジカル
ボン酸等が挙げられこのうち、イソフタル酸とオルソフ
タル酸を単独または併用して使用することが耐光性の面
から好ましい。
【0017】又、その他のジカルボン酸としては、コハ
ク酸、グルタル酸、アジピン酸、セバシン酸、ドデカン
ジカルボン酸、アゼライン酸などの脂肪族ジカルボン
酸、1,2−シクロヘキサンジカルボン酸、1,3−シ
クロヘキサンジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジ
カルボン酸などの脂環族ジカルボン酸等が挙げられ、ま
た必要によっては無水トリメリット酸、無水ピロメリッ
ト酸などの多価カルボン酸を併用しても良い。
【0018】次に、グリコール成分の主鎖炭素数3〜1
0のアルキレングリコールは、具体的には、1,5−ペ
ンタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,6−ヘ
キサンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオー
ル、2−メチル−1,5−ペンタンジオール、2,2−
ジエチル−1,3−プロパンジオール、2−ブチル−2
−エチル−1,3−プロパンジオール、1,9−ノナン
ジオール、1,10−デカンジオール、1,4−シクロ
ヘキサンジメタノール、1,3−シクロヘキサンジメタ
ノール、1,2−シクロヘキサンジメタノール等が挙げ
られる。特に好ましくは、1,6−ヘキサンジオール、
1,5−ペンタンジオール、ネオペンチルグリコール、
3−メチル−1,5−ペンタンジオールであり、更に好
ましくは、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグ
コールである。又、トリメチロールエタン、トリメチロ
ールプロパン、グリセリン、ペンタエリスリトールなど
の多価ポリオールを併用してもよい。
【0019】前記以外の成分として、さらに5−スルホ
イソフタル酸、4−スルホナフタレン−2,7−ジカル
ボン酸、5〔4−スルホフェノキシ〕イソフタル酸など
の金属塩又は2−スルホ−1,4−ブタンジオール、
2,5−ジメチル−3−スルホ−2,5−ヘキサンジオ
ール等の金属塩などのスルホン酸金属塩基を含有するジ
カルボン酸又はグリコールを全酸または全グリコール成
分の5モル%以下の範囲で使用してもよい。
【0020】次に、前記共重合ポリエステル樹脂(A)
は、(A)と反応し得る硬化剤(B)を配合して使用さ
れてもよく、その場合、(A)と(B)の配合割合は
(A)/(B)=95/5〜60/40(重量比)であ
り、好ましくは(A)/(B)=90/10〜70/3
0である。(A)が95を超えると耐光性効果が低下
し、また(A)が60未満では、加工性が低下し好まし
くない。
【0021】前記共重合ポリエステル樹脂(A)と反応
し得る硬化剤(B)としては、イソシアネート化合物、
アルキルエーテル化アミノホルムアルデヒト樹脂、エポ
キシ化合物等が挙げられ、特にイソシアネート化合物が
好ましく、具体的には芳香族、脂肪酸のジイソシアネー
ト、3価以上のポリイソシアネートがあり、例えばテト
ラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシ
アネート、トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタ
ンジイソシアネート、水素化ジフェニルメタンジイソシ
アネート、キシリレンジイソシアネート、水素化キシリ
レンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネートあ
るいはこれらのイソシアネート化合物の3量体、および
これらのイソシアネート化合物の過剰量と例えばエチレ
ングリコール、プロピレングリコール、トリメチロール
プロパン、グリセリン、ソルビトール、エチレンジアミ
ンなどの低分子活性水素化合物又は、各種ポリエステル
ポリオール類、ポリエーテルポリオール類、ポリアミド
類の高分子活性水素化合物などを反応させて得られる末
端イソシアネート基含有化合物が挙げられる。
【0022】本発明に使用される共重合ポリエステル樹
脂の配合量は、0.5〜50重量%、好ましくは5〜3
0重量%、特に5〜20重量%配合するのが望ましい。
共重合ポリエステル樹脂の配合量が50重量%を超える
と粘着性が発生し感光性樹脂積層体を製造する際にガイ
ドロ−ル等に付着し製造出来ない場合があるので好まし
くない。
【0023】この他に、本発明からなる接着性組成物に
検版性を良くするために感光性樹脂の重合(印刷版のフ
ロア−形成のための重合)を阻害しない程度の濃度で着
色剤を配合しても良い。具体的な例としては、カラ−イ
ンデックスNO(以降CIと記載)109、CI502
05、CI50315、CI50320、CI4259
5、CI45210、CI45160、CI4251
0、CI44090等の着色剤が挙げられる。
【0024】本発明の感光性樹脂積層体の支持体として
は、寸法安定性や耐熱性、機械的性能の上からポリエチ
レンフタレ−トフィルムが最適であるが、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリスチレンその他の材料も使用
することができる。又、製版時感光性樹脂積層体の支持
体を剥がす作業があることから作業を容易にするために
支持体上に離型層を設けることが必要である。この離型
層は離型剤の薄層を設けてなり、厚さとしては、0.1
〜2.0μ、好ましくは0.1〜0.5μであり、一般
には0.1〜0.3μ程度が採用される。また離型剤と
しては、シリコン樹脂、アルキッド樹脂、アクリル・シ
リコン共重合体樹脂、その他にフッソ系樹脂、オレフィ
ン系(ワックス)等が使用され、これ等の中でシリコン
樹脂が離型性、加工性等から好ましい。
【0025】本発明感光性樹脂積層体の接着層を有する
支持体を得る方法としては、予め離型剤の薄層を有する
支持体上に熱可塑性エラストマ−および共重合ポリエス
テル樹脂を含有する接着性組成物を有機溶剤で溶解した
塗工液をコンマコ−タ−、バ−コ−タ−、リバ−スロ−
ルコ−タ−等の塗工機を用い塗布・乾燥することによっ
て得ることができる。また感光性樹脂と該支持体を積層
するまでは接着層を保護するためにセパレ−ト材で被っ
ておくのが好ましい。セパレ−ト材としては、通常、ポ
リエチレン、離型紙等が使用されるが、好ましくはエン
ボス加工されたポリエチレンが取り扱い性、離型性等か
ら好ましい。
【0026】なお前記接着性組成物を溶解する有機溶剤
としては、特に限定されるものでなく、例えば、トルエ
ン、シクロヘキサン、ベンゼン、キシレン等の炭化水素
類、1、1、1−トリクロロエタン、四塩化炭素、クロ
ロホルム、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、
ジオキサン等のエ−テル類、メチルエチルケトン等のケ
トン類、酢酸エチル等のエステル類の汎用有機溶剤が使
用できる。これらの有機溶剤の中で環境の点からトルエ
ンを使用するのが好ましい。又、これ等有機溶剤で溶解
された塗工液の濃度としては、塗工機の種類、得られる
接着層の厚みに依存するが、通常、10重量%〜50重
量%の範囲で使用される。
【0027】なお本発明に用いられる接着層の厚みは、
10μ〜150μ、好ましくは30μ〜90μ、更に好
ましくは、40μ〜60μである。10μ未満の場合は
平面性の良い異種材料との接着性は良いが表面研磨され
た異種材料を使用した場合、研磨面の凹部に接着層が充
分に充填されないため接着性にバラツキが出る恐れがあ
り、一方、150μを超えると、製造塗工の厚みむらの
発生、ピンホ−ルの発生等の製造工程上の問題点があり
好ましくない。
【0028】本発明感光性樹脂積層体を得る方法として
は、前記の接着層を有する支持体と、予め粘着防止層を
有するカバ−フィルムを準備してから、感光性樹脂組成
物を中心に、熱プレス、カレンダ−加工、ロ−ルプレス
加工等などの一般的な方法で所望の厚み、幅に積層する
方法が採用することができる。
【0029】前記の粘着防止層を有するカバ−フィルム
としては、非粘着層を有するカバ−フィルムであって、
非粘着層として具体的には、ポリアミド系、ポリビニル
アルコ−ル系、セルロ−ス系エチレンオキサイド系、高
分子電解質系、ナイロン系等の樹脂を任意にコ−ト処理
された約1.5μ〜5μ厚みの粘着防止層を有するカバ
−フィルムが使用できる。
【0030】次に、本発明の感光性樹脂積層体に使用さ
れる感光性樹脂組成物は、使用用途によって特に限定さ
れるものではなく水系現像可能な感光性樹脂組成物であ
ればいずれを使用してもよい。例えば、特開昭60−2
11451号、特開昭60−173055号、特開昭6
3−8648号、特開平1−108542号、特開平1
−2197354号、特開平2−175702号、特開
平3−228060号、特開平4−3162号、特開平
6−289610号、特開平7−114180号公報な
どに記載の感光性樹脂組成物を採用することができる。
【0031】なおここでの水系現像とは、水または水を
含む水溶液で現像できるものであり、具体的には、水、
界面活性剤を含有する水溶液、界面活性剤としては、ア
ルキルベンゼンスルフォン酸ソ−ダ等のアニオン系界面
活性剤、ノニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性
剤、両性界面活性剤、水酸化ナトリウル等のアルカリ性
化合物を含有した水溶液、メチルアルコ−ル、エチルア
ルコ−ル等のアルコ−ル類を含有した水溶液等を用いて
感光性樹脂組成物を溶解又は膨潤させ得るものであり、
単独または混合して用いることもできる。これらの水ま
たは水を含む水溶液で現像する場合の現像温度は約25
℃〜50℃であることが好ましい。
【0032】また、本発明で得られた感光性樹脂積層体
を硬化させる際に使用される紫外線は、150〜500
mμの波長、特に300〜400mμの波長の波長領域
のものが有効であり、使用される光源としては低圧水銀
灯、高圧水銀灯、カ−ボンア−ク灯、ケミカルランプ、
キセノンランプ等が好ましい。
【0033】
【発明の実施の形態】本発明は、少なくとも下層から順
に支持体、離型層、接着層および感光性樹脂層からなる
感光性樹脂積層体であって、該感光性樹脂積層体を用い
て例えば、段ボ−ル用途、重袋用途等などの4mm厚み
からなる異種材料(ゴムシ−ト材、軟質塩ビシ−ト等の
弾性補強材)と接着させた感光性樹脂積層体を印刷に供
給する場合には、まず前記の感光性樹脂積層体の裏面か
ら紫外線を有する露光機で露光しフロア−を形成させ
る。この時、感光性樹脂積層体の支持体を付けたまま、
又は、剥がした後露光しても、何れでも構わない。次
に、離型層とともに支持体を剥離することによって、接
着層を露出させ接着層または弾性補強材のいずれかの面
に任意の溶剤を塗布した後、重ねあわせ感光性樹脂が変
形しない程度に荷重し接着させる。更に、前記紫外線露
光機を用いて透明画像を有するネガフィルムを当てて画
像露光し、露光されなかった非画像部を前記現像液にて
除去しレリ−フ(印刷版)を作製し、段ボ−ル印刷等に
供給する。これら作製されたレリ−フは、紫外線カット
した部屋に安置しておくのが一般的に望ましいが、現状
は紫外線に暴露され、更に、これ等のレリ−フを数年間
放置後、再度使用されているのが実態である。
【0034】
【実施例】以下実施例により本発明を具体的に説明する
が、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。なお実施例中に部とあるのは重量部を意味する。ま
た、実施例における評価は、以下に述べる方法によるも
のである。 (1)接着強度試験:感光性樹脂積層体と弾性補強材と
の接着性は、下記の試験方法により行った。JIS−K
6301に準拠して、引張試験機〔(株)東洋ボ−ルド
ウイン社製〕を用いインチ当たりの接着強度を求めた。
なを、接着強度の値が大きい程接着性が優れていること
を示す。 (2)折り曲げ試験:感光性樹脂積層体と弾性補強材と
を接着させたものを約180度折り曲げて接着した側面
が剥離するかどうか目視判定した。折り曲げても剥離し
ないものを○、剥離するものを×で示す。 (3)PCT試験(加速試験):PCT試験機〔ヒラヤ
マ製〕を用いて、0℃から50℃を1日単位とし10回
繰り返し試験を行い、接着した側面が剥離したかどうか
目視判定し、剥離しないものを○、剥離するものを×で
示す。 (4)耐光性試験 :JIS−K6301に準拠して、
促進耐光性試験機QUV〔Q・PANEL製〕を用いて
感光性樹脂積層体に有する接着層面を240時間照射し
亀裂状態を観察した。亀裂の全くないものを○、少しで
も亀裂のあるものを×で示す。また、この試験片を用い
てゴムシ−トと接着させ、180度折り曲げて接着した
側面が剥離したかどうか目視判定した。 (5)カ−ル試験:試験片がカ−ル(変形)してるかど
うか目視判定した。カールの全くないものを○、少しで
もカールのあるものを×で示す。
【0035】参考例1 ポリスチレン・ポリイソプレン・ポリスチレンからなる
ブロック共重合体〔シエルジャパン(株)製クレイトン
D−1107〕200部と共重合ポリエステル樹脂〔東
洋紡(株)製バイロンGK−170、Tg11℃)20
部をトルエン513.4部に攪拌機の付いた1リットフ
ラスコで溶解し固形分30%の塗工液を作製した。次
に、予め準備していたシリコン樹脂の薄層を有する10
0μ厚みのポリエチレンテレフタレ−トフィルムにバ−
コ−タ−機を用い80℃の乾燥条件で乾燥し、50μ厚
みの接着層を有する支持体を得た(以下接着用フィルム
と記す)。そして、接着層を保護するためにエンボス加
工ポリエチレンフィルム(セパレート材)で被っておい
た。
【0036】参考例2 参考例1において、共重合ポリエステル樹脂〔東洋紡
(株)製バイロンGK−170、Tg11℃)の替わり
に共重合ポリエステル樹脂〔東洋紡(株)製バイロンG
K−390、Tg6℃)を用いた以外は参考例1と同様
な方法で50μ厚みの接着層を有する接着用フィルムを
作製し、同様にセパレ−ト材で接着層を保護しておい
た。
【0037】参考例3 参考例2において、ポリスチレン・ポリイソプレン・ポ
リスチレンからなるブロック共重合体をポリスチレン・
ポリブタジエン・ポリスチレンからなるブロック共重合
体(シエルジャパン(株)製クレ−トンD−KX40
5)に替えた以外は全て参考例2と同様にして、50μ
厚みの接着層を有する接着用フィルムを作製し、同様に
セパレ−ト材で接着層を保護しておいた。
【0038】参考例4 参考例1において、共重合ポリエステルを配合せずに、
ポリスチレン・ポリイソプレン・ポリスチレンからなる
ブロック共重合体(シエルジャパン(株)製クレ−トン
D−1107)120部をトルエン280部に溶解し固
形分30%の塗工液を作製した以外は全て参考例1と同
様にして、塗工・乾燥し50μ厚みの接着層を有する接
着用フィルムを作製し、同様にセパレ−ト材で接着層を
保護しておいた。
【0039】参考例5 参考例3において、共重合ポリエステルを配合せずに、
ポリスチレン・ポリブタジエン・ポリスチレンからなる
ブロック共重合体(シエルジャパン(株)製クレ−トン
D−KX405)120部をトルエン270部、1.6
−ヘエキサンジオールジメタクリレート10部に溶解し
固形分30%の塗工液を作製した以外は全て参考例3と
同様にして、塗工・乾燥し50μ厚みの接着層を有する
接着用フィルムを作製し、同様にセパレ−ト材で接着層
を保護しておいた。
【0040】参考例6 感光性樹脂組成物を次に述べるような方法で作製した。
ヘキサメチレンジイソシアネ−ト21.8部、ジメチロ
−ルプロピオン酸15.4部、ポリテトラメチレングリ
コ−ル(PG−100日本ポリウレタン工業(株)製)
7.6部、およびジラウリン酸−n−ブチルスズ1.0
部をテトラヒドロフラン300部に溶解した溶液を攪拌
機の付いた1リットルフラスコに入れ、攪拌を続けなが
らフラスコを65℃に加熱し3時間反応を続けた。別の
容器で、末端アミノ基含有アクリロニトリル・ブタジエ
ンオリゴマ−(Hycar ATBNX 1300X1
6宇部興産(株)製)55.3部をメチルエチルケトン
100部に溶解して調整した溶液を上記のフラスコ内に
室温下で攪拌しながら添加した。得られたポリマ−溶液
を減圧乾燥してテトラヒドロフラン、メチルエチルケト
ンを除去し、数平均分子量が21000のポリマ−を得
た。次に該ポリマ−100部をメチルエチルケトン10
0部に溶解した溶液に、水酸化リチウム4.8部をメチ
ルアルコ−ル100部に溶解した溶液を室温下で攪拌し
ながら添加し、更に30分間攪拌することによって親水
性ポリマ−〔1〕を得た。
【0041】上記親水性ポリマ−〔1〕10部、疎水性
ポリマ−として、塩素化ポリエチレン(H−135大阪
曹達(株)製)45部、スチレン・ブタジエンゴム(J
SR1507 日本合成ゴム(株)製)15部、ブタジ
エンオリゴアクリレ−ト(PB−A 共栄社油脂(株)
製)28.5部、ベンジルジメチルケタ−ル(イルガキ
ュア−651 チバガイギ−(株)製)1部およびハイ
ドロキノンモノメチルエ−テル0.5部をトルエン40
部、水10部に溶解、分散させ、加熱ニ−ダ−を用いて
105℃で混練、溶解し、脱泡後、感光性樹脂組成物を
得た。
【0042】実施例1 参考例1で得られた接着性組成物からなる50μ厚みの
接着用フィルムと参考例6で得られた感光性樹脂組成物
および予め作製していた2μ厚みのポリビニルアルコ−
ル系からなる粘着防止層を有するカバ−フィルムとを用
い、全厚みが3mm版になるように調整されたロ−ルプ
レス機に100℃の加温下でセパレ−ト材を剥がしなが
ら同時成形し、下から順に支持体、離型層、接着層、感
光性樹脂層、粘着防止層およびカバ−フィルムからなる
3mm厚みのフレキソ印刷用感光性樹脂積層体を得た。
【0043】次に、上記フレキソ印刷用感光性樹脂積層
体の支持体を付けた状態で、紫外線露光機(大日本スク
リ−ン製 P−113−D、照度150W/m2 )を用
いて1分間裏露光によるフロア−を形成し感光性樹脂版
を作製した。次に、この感光性樹脂版の離型層を有する
支持体を剥がし参考例1の接着層を露出させておき、一
方、厚さ4mmの弾性補強材であるゴムシ−ト材(クレ
ハエラストマ−(株)製 TW−2)にトルエンを塗布
した後、前記接着層とゴムシ−ト材とが接触するように
重ね合わせ、感光性樹脂版が変形しない程度の荷重をか
けて積層させた。トルエンが蒸発したことを確認した
後、このゴムシ−ト材を有する感光性樹脂版を約180
度折り曲げて感光性樹脂版とゴムシ−ト材の側面を観察
したところ折り曲げても剥がれる様なものでなかった。
又、紫外線露光機を用いて8分間表露光し感光性樹脂版
を硬化させた後、接着強度試験機を用い接着強度を求め
たところ、1.3Kgf/inchの接着強度を示し
た。一方、実施例1の接着性組成物からなる感光性樹脂
積層体の接着層を露出させた状態で耐光性試験で処理し
接着層のき裂状態を観察したところ、き裂は認められ
ず、更に、この試験片を用いて前記と同様にゴムシ−ト
材と接着させ折り曲げ試験をしたところ剥離するような
こともなかった。
【0044】次に、ゴムシ−ト材を有する感光性樹脂版
上のカバ−フィルムを剥がし原図フィルムを置き真空密
着させた後、紫外線露光機で8分間露光し原図フィルム
を除去し、次いでアルキルナフタレンスルホン酸ソ−ダ
2重量%を含有する中性水で40℃15分間、ブラシに
よる現像を行い印刷用レリ−フを得た。得られたレリ−
フはカ−ルの発生もなく、折り曲げてもレリ−フとゴム
シ−ト材で剥離するようなことはなかった。又、この試
験片でのPCT試験でも剥離するようなことはなかっ
た。次に、段ボ−ル用水性フレキソインキ(東洋インキ
製 LOXSG)を用いてモデル印刷機で印刷したとこ
ろ、印刷中にゴムシ−ト材またはレリ−フが剥離してし
まう様なことはなく印刷性は特に問題がなかった。
【0045】実施例2 実施例1において、接着層として、参考例2で得られた
接着層に替えた以外は全て実施例1と同様にして、3m
m厚みのフレキソ印刷用感光性樹脂積層体を作製した。
次に、実施例1と同様な方法で厚さ4mmのゴムシ−ト
材と接着させゴムシ−ト材を有する感光性樹脂版を作製
した。そして、実施例1と同様に折り曲げ試験を実施し
たところ側面が剥離する様なことはなく、実施例1と同
様に接着強度試験したところ1.4Kgf/inchで
あった。次に、実施例1と同様に耐光性試験、レリーフ
作製後のカール試験およびPCT試験で剥離する様なこ
とはなく、又、モデル印刷機での印刷も特に問題がなか
った。これらの評価結果を表1に示す
【0046】実施例3 実施例1において、接着層として、参考例3で得られた
接着層に替えた以外は全て実施例1と同様にして、3m
m厚みのフレキソ印刷用感光性樹脂積層体を作製した。
次いで、実施例1と同様な方法で厚さ4mmのゴムシ−
ト材と接着させ感光性樹脂版を作製した。そして、実施
例1と同様な方法で行った折り曲げ試験、接着強度試
験、耐光性試験、PCT試験等の評価結果を表1に示
す。
【0047】比較例1 実施例1において、接着層を有しない100μ厚みのポ
リエチレンテレフタレ−トフィルムの支持体を用いた以
外は全て実施例1と同様にして、3mm厚みを有するフ
レキソ印刷用感光性樹脂積層体を作製した。次に、実施
例1と同様な方法で紫外線露光機による裏露光を実施
し、支持体を剥がし感光性樹脂積層を露出させ、次い
で、厚さ4mmのゴムシ−ト材とトルエンを用いて塗布
しながら重ね合わせし加重をかけ接着させたところ、折
り曲げ試験で容易に感光性樹脂版とゴムシ−ト材が剥離
し、印刷試験に供するものでなかった。
【0048】比較例2 実施例1において、接着層として、参考例4で得られた
接着層を用いた以外は全て実施例1と同様にして、成形
し支持体、離型層、接着層、感光性樹脂層およびカバ−
フィルムからなる3mm厚みのフレキソ印刷用感光性樹
脂積層体を作製した。次に、実施例1と同様な方法で支
持体の裏面から紫外線露光し、そして、支持体を剥がし
接着層面を露出させた後、4mm厚みのゴムシ−ト材を
トルエンを塗布しながら接着させた。得られた感光性樹
脂版で折り曲げ試験を行ったところ側面が剥離するよう
なものでなかった。又、接着強度試験により接着強度を
求めたところ0.9Kgf/inchであった。一方、
実施例1と同様な方法で接着層の耐光性試験を行ったと
ころ、接着層にき裂が発生し感光性樹脂から容易に剥離
できるものであった。この試験片を用いて前記と同様な
方法でゴムシ−ト材と接着させ折り曲げ試験を行ったと
ころ全体的に接着強度が低下し側面では容易に剥離する
ことが観察され、このように紫外線に暴露されると接着
性が低下することが確認された。又、この試験片を用い
て実施例1と同様な方法でレリ−フを作製し印刷したと
ころ数部数印刷したところでゴムシ−ト材とレリ−フが
剥離してしまった。
【0049】比較例3 実施例1において、接着層として、参考例5で得られた
接着層を用いた以外は全て実施例1と同様にして、成形
し支持体、離型層、接着層、感光性樹脂層およびカバ−
フィルムからなる3mm厚みのフレキソ印刷用感光性樹
脂積層体を作製した。次に、実施例1と同様な方法で支
持体の裏面から紫外線露光し、そして、支持体を剥がし
接着層面を露出させた後、4mm厚みのゴムシ−ト材を
トルエンを塗布しながら接着させた。得られた感光性樹
脂版で折り曲げ試験を行ったところ側面が剥離するよう
なものでなかった。又、接着強度試験により接着強度を
求めたところ0.6Kgf/inchであった。一方、
実施例1と同様な方法で接着層の耐光性試験を行ったと
ころ、接着層にき裂が発生し感光性樹脂から容易に剥離
できるものであった。この試験片を用いて前記と同様な
方法でゴムシ−ト材と接着させ折り曲げ試験を行ったと
ころ全体的に接着強度が低下し側面では容易に剥離する
ことが観察され、印刷試験に供することができなかっ
た。
【0050】比較例4 厚み4mmのゴムシ−ト材(クレハエラストマ−製 T
W−2)上に市販接着剤(ビニロ−ル2006、昭和高
分子(株)製ニトリルゴム変成)を用いてハケで塗工
し、予めシリコン処理した100μ厚みのポリエチレン
テレフタレ−トフルム支持体上に参考例3で得られた感
光性樹脂組成物を用いて熱プレス機で積層してなる3m
m厚みのフレキソ印刷用感光樹脂積層体の支持体から露
光および支持体を剥がし感光性樹脂面を露出させた面と
をゴムロ−ルを用い接着させた。そして、実施例1と同
様な方法で接着強度試験で接着強度を求めたところ、3
0gf/inchで、折り曲げ試験を行うと容易に剥離
してしまい印刷試験に供するものでなかった。
【0051】参考例7 前記実施例1〜3および比較例1〜4による結果を下記
表1に示す。
【0052】
【表1】
【0053】
【発明の効果】以上かかる構成よりなる本発明感光性樹
脂積層体は、水系現像可能な感光性樹脂組成物からなる
フレキソ印刷版を段ボ−ル印刷用途、重袋印刷用途に展
開した時に有用な接着性組成物であり、作業性、環境性
は勿論のこと、特に太陽光等の紫外線に暴露されても接
着性に影響しないもので置版場所を選ばないことより、
製版産業界、印刷産業界に寄与すること大である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも下層から順に支持体、離型層、
    接着層および感光性樹脂層からなる感光性樹脂積層体で
    あって、該接着層が熱可塑性エラストマ−および共重合
    ポリエステル樹脂を含有する接着性組成物からなること
    を特徴とする感光性樹脂積層体。
  2. 【請求項2】少なくとも下層から順に弾性補強材層、接
    着層および感光性樹脂層からなる感光性樹脂積層体であ
    って、該接着層が熱可塑性エラストマ−および共重合ポ
    リエステル樹脂を含有する接着性組成物からなることを
    特徴とする感光性樹脂積層体。
JP17455097A 1997-06-30 1997-06-30 感光性樹脂積層体 Pending JPH1124276A (ja)

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