JPH1124300A - 電子写真感光体 - Google Patents
電子写真感光体Info
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- JPH1124300A JPH1124300A JP18234997A JP18234997A JPH1124300A JP H1124300 A JPH1124300 A JP H1124300A JP 18234997 A JP18234997 A JP 18234997A JP 18234997 A JP18234997 A JP 18234997A JP H1124300 A JPH1124300 A JP H1124300A
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- Japan
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- photoreceptor
- layer
- surface layer
- binder resin
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 導電性支持体上に感光液を塗布加工して得ら
れる感光体表面層に特定の量のジオキソラン又はその誘
導体を残留せしめることにより、該感光体表面層に珪素
原子又はフッ素原子を含むバインダー樹脂、又は有機微
粒子、又は無機微粒子等を含有させて該感光層表面の耐
摩耗性及びのクリーニング特性を改良する効果をさらに
向上し、該感光体の繰り返し画像形成の過程で疲労劣化
がなく、長期に亘りカブリがなく、高濃度鮮明な画像が
安定して得られる感光体の提供。 【解決手段】 導電性支持体上に感光液を塗布加工して
なる感光体表面層に珪素原子又はフッ素原子を有するバ
インダー樹脂を含有し、かつ0.001〜10重量%の
ジオキソラン又はジオキソラン誘導体を含有することを
特徴とする電子写真感光体。
れる感光体表面層に特定の量のジオキソラン又はその誘
導体を残留せしめることにより、該感光体表面層に珪素
原子又はフッ素原子を含むバインダー樹脂、又は有機微
粒子、又は無機微粒子等を含有させて該感光層表面の耐
摩耗性及びのクリーニング特性を改良する効果をさらに
向上し、該感光体の繰り返し画像形成の過程で疲労劣化
がなく、長期に亘りカブリがなく、高濃度鮮明な画像が
安定して得られる感光体の提供。 【解決手段】 導電性支持体上に感光液を塗布加工して
なる感光体表面層に珪素原子又はフッ素原子を有するバ
インダー樹脂を含有し、かつ0.001〜10重量%の
ジオキソラン又はジオキソラン誘導体を含有することを
特徴とする電子写真感光体。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は繰り返しての画像形
成の過程で表面層の摩耗、損傷及びクリーニング不良等
による疲労劣化のない、高耐久性の電子写真感光体に関
する。
成の過程で表面層の摩耗、損傷及びクリーニング不良等
による疲労劣化のない、高耐久性の電子写真感光体に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に電子写真法により画像形成を行う
には、電子写真感光体(以後単に感光体ともいう)表面
に帯電、像露光及び現像してトナー像を形成し、該トナ
ー像を転写材上に転写、定着して画像を形成する共に、
転写後の感光体は残留トナーのクリーニング及び除電が
行われて長期に亘り繰り返し使用される。
には、電子写真感光体(以後単に感光体ともいう)表面
に帯電、像露光及び現像してトナー像を形成し、該トナ
ー像を転写材上に転写、定着して画像を形成する共に、
転写後の感光体は残留トナーのクリーニング及び除電が
行われて長期に亘り繰り返し使用される。
【0003】従って、上記感光体としては、帯電電位、
感度及び残留電位等の電子写真性能は勿論、繰り返し使
用時の耐刷性、耐摩耗性、耐湿性等の物性や、コロナ放
電時に発生するオゾンや像露光への耐性においても良好
であることが要請される。
感度及び残留電位等の電子写真性能は勿論、繰り返し使
用時の耐刷性、耐摩耗性、耐湿性等の物性や、コロナ放
電時に発生するオゾンや像露光への耐性においても良好
であることが要請される。
【0004】上記感光体の繰り返し使用による電子写真
性能の疲労劣化は、感光体上に形成されたトナー像の転
写材上への転写、分離及び転写後の感光体上の残留トナ
ーのクリーニング等の各工程における感光体表面層の摩
耗、損傷及びトナーや紙粉等の吸湿性物質のフィルミン
グによるものと考えられる。
性能の疲労劣化は、感光体上に形成されたトナー像の転
写材上への転写、分離及び転写後の感光体上の残留トナ
ーのクリーニング等の各工程における感光体表面層の摩
耗、損傷及びトナーや紙粉等の吸湿性物質のフィルミン
グによるものと考えられる。
【0005】従来、上記感光体としては無機光導電性物
質を含有する無機感光体が多く用いられてきた。上記無
機感光体には例えばセレン又はアモロファスシリコン等
の無機光導電性物質を蒸着又はグロー放電等により導電
性支持体上に堆積させてなる感光体又は硫化カドミウム
等の無機光導電性物質及び、バインダー樹脂を含む感光
液を導電性支持体上に塗布加工してなる感光体がある
が、含有される無機光導電性物質が一般に毒性が大であ
り、かつ加工性が悪い等の問題がある。そこで、低コス
トで毒性がなく、かつ加工性にも優れていて、目的に応
じて選択の自由度が大きい有機感光体が注目されるよう
になった。
質を含有する無機感光体が多く用いられてきた。上記無
機感光体には例えばセレン又はアモロファスシリコン等
の無機光導電性物質を蒸着又はグロー放電等により導電
性支持体上に堆積させてなる感光体又は硫化カドミウム
等の無機光導電性物質及び、バインダー樹脂を含む感光
液を導電性支持体上に塗布加工してなる感光体がある
が、含有される無機光導電性物質が一般に毒性が大であ
り、かつ加工性が悪い等の問題がある。そこで、低コス
トで毒性がなく、かつ加工性にも優れていて、目的に応
じて選択の自由度が大きい有機感光体が注目されるよう
になった。
【0006】上記有機感光体は、有機光導電性物質を、
必要によりバインダー樹脂と共に溶媒中に溶解又は分散
して得られた感光液を導電性支持体上に塗布加工してな
る感光体であり、特に電荷発生機能と電荷輸送機能とを
異なる物質に分担させた機能分離型の感光体が重要であ
る。該機能分離型の感光体としては、具体的には導電性
支持体上に電荷発生物質を含有する電荷発生層及び電荷
輸送物質を含有する電荷輸送層を積層してなる感光体が
多く用いられる。
必要によりバインダー樹脂と共に溶媒中に溶解又は分散
して得られた感光液を導電性支持体上に塗布加工してな
る感光体であり、特に電荷発生機能と電荷輸送機能とを
異なる物質に分担させた機能分離型の感光体が重要であ
る。該機能分離型の感光体としては、具体的には導電性
支持体上に電荷発生物質を含有する電荷発生層及び電荷
輸送物質を含有する電荷輸送層を積層してなる感光体が
多く用いられる。
【0007】ここで、上記有機又は無機光導電性物質を
溶媒を用いて塗布加工してなる感光体は、溶媒を用いな
い、例えばセレン又はアモロファスシリコン等の無機光
導電性物質を蒸着又はグロー放電等により堆積させてな
る感光体に比して表面が軟質であり、繰り返し使用時の
感光体表面層の摩耗、損傷及びクリーニング不良による
吸湿性物質のフィルミングを生じ易いという欠点があ
り、該感光体表面層の物性改良がより重要となってい
る。
溶媒を用いて塗布加工してなる感光体は、溶媒を用いな
い、例えばセレン又はアモロファスシリコン等の無機光
導電性物質を蒸着又はグロー放電等により堆積させてな
る感光体に比して表面が軟質であり、繰り返し使用時の
感光体表面層の摩耗、損傷及びクリーニング不良による
吸湿性物質のフィルミングを生じ易いという欠点があ
り、該感光体表面層の物性改良がより重要となってい
る。
【0008】そこで、例えば特開平5−113670号
公報(公報1)にはシロキサン共重合ポリカーボネート
をバインダー樹脂として感光体表面層に含有せしめ、又
例えば特開平4−368953号公報(公報2)にはフ
ッ素樹脂の微粒子を感光体表面層に含有せしめて、感光
体表面層に潤滑性を付与してクリーニング特性を改良
し、トナー、紙粉等の吸湿性物質のフィルミングの発生
を防止する方法が提案されている。
公報(公報1)にはシロキサン共重合ポリカーボネート
をバインダー樹脂として感光体表面層に含有せしめ、又
例えば特開平4−368953号公報(公報2)にはフ
ッ素樹脂の微粒子を感光体表面層に含有せしめて、感光
体表面層に潤滑性を付与してクリーニング特性を改良
し、トナー、紙粉等の吸湿性物質のフィルミングの発生
を防止する方法が提案されている。
【0009】又特開平3−155558号公報(公報
3)にはシリカ、酸化スズ等の無機微粒子を感光体表面
層に含有せして該感光体表面層の対摩耗性を向上する方
法が提案されている。
3)にはシリカ、酸化スズ等の無機微粒子を感光体表面
層に含有せして該感光体表面層の対摩耗性を向上する方
法が提案されている。
【0010】他方、上記無機光導電性物質を含有する感
光液を塗布加工して得られる無機感光体の溶媒として、
トルエン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、メチルエ
チルケトン、シクロヘキサン等が用いられてきたが、こ
れらの溶媒は有機光導電性物質を含有する有機感光体の
バインダー樹脂の溶解性が悪く、代わりにメチレンクロ
ライド、エチレンクロライド、クロロホルム、モノクロ
ロベンゼン等のハロゲン系溶剤が主として用いられてい
る。該ハロゲン系溶剤は有機感光体のバインダー樹脂で
ある、例えばポリカーボナート、ポリアリレート等の樹
脂への溶解性、塗布加工性等にも優れている。
光液を塗布加工して得られる無機感光体の溶媒として、
トルエン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、メチルエ
チルケトン、シクロヘキサン等が用いられてきたが、こ
れらの溶媒は有機光導電性物質を含有する有機感光体の
バインダー樹脂の溶解性が悪く、代わりにメチレンクロ
ライド、エチレンクロライド、クロロホルム、モノクロ
ロベンゼン等のハロゲン系溶剤が主として用いられてい
る。該ハロゲン系溶剤は有機感光体のバインダー樹脂で
ある、例えばポリカーボナート、ポリアリレート等の樹
脂への溶解性、塗布加工性等にも優れている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記無
機又は有機光導電性物質を含有する感光液を塗布加工し
て得られる感光体では、塗布加工後の乾燥工程で不可避
的に溶剤の一部が感光体表面層内に残留する。この残留
する溶媒は、例えば前記公報1〜3に記載される感光体
表面層の耐摩耗性及びクリーニング特性の改良効果を低
下又は、喪失せしめ、該感光体を用いて繰り返し画像形
成を行ったとき、感光体表面層の摩耗、損傷及びクリー
ニング不良等により感光体が疲労劣化し、画像濃度低下
及びカブリ発生により画像不良となる。
機又は有機光導電性物質を含有する感光液を塗布加工し
て得られる感光体では、塗布加工後の乾燥工程で不可避
的に溶剤の一部が感光体表面層内に残留する。この残留
する溶媒は、例えば前記公報1〜3に記載される感光体
表面層の耐摩耗性及びクリーニング特性の改良効果を低
下又は、喪失せしめ、該感光体を用いて繰り返し画像形
成を行ったとき、感光体表面層の摩耗、損傷及びクリー
ニング不良等により感光体が疲労劣化し、画像濃度低下
及びカブリ発生により画像不良となる。
【0012】なお、上記ハロゲン系溶剤は、前記公報1
〜3に記載される感光体表面層の耐摩耗性及びクリーニ
ング特性の改良効果を低下又は、喪失せしめる他に環境
汚染の問題があり、かつ発癌性があるため、使用禁止の
方向にある。
〜3に記載される感光体表面層の耐摩耗性及びクリーニ
ング特性の改良効果を低下又は、喪失せしめる他に環境
汚染の問題があり、かつ発癌性があるため、使用禁止の
方向にある。
【0013】本発明者等の鋭意検討の結果、感光液を塗
布加工して感光体を形成するときの該感光液の溶媒とし
て、上記ハロゲン系溶媒に代えてジオキソラン又はその
誘導体を用いることにより、光導電性物質及びバインダ
ー樹脂への溶解性又は分散性に優れている他、環境汚染
や発癌性やオゾンホール等の問題がなく、さらに該ジオ
キソラン又はその誘導体を適量感光層中に残留せしめる
ことにより、前記公報1〜3に記載される感光体表面層
の耐摩耗性及びクリーニング特性の改良効果を、さらに
向上せしめることを見出し、本発明を完成したのであ
る。
布加工して感光体を形成するときの該感光液の溶媒とし
て、上記ハロゲン系溶媒に代えてジオキソラン又はその
誘導体を用いることにより、光導電性物質及びバインダ
ー樹脂への溶解性又は分散性に優れている他、環境汚染
や発癌性やオゾンホール等の問題がなく、さらに該ジオ
キソラン又はその誘導体を適量感光層中に残留せしめる
ことにより、前記公報1〜3に記載される感光体表面層
の耐摩耗性及びクリーニング特性の改良効果を、さらに
向上せしめることを見出し、本発明を完成したのであ
る。
【0014】本発明は上記実情に鑑みて提案されたもの
であり、その目的とするところは導電性支持体上に感光
液を塗布加工して得られる感光体表面層に特定の量のジ
オキソラン又はその誘導体を残留せしめることにより、
該感光体表面層に珪素原子又はフッ素原子を含むバイン
ダー樹脂、又は有機微粒子、又は無機微粒子等を含有さ
せて該感光体表面層の耐摩耗性及びクリーニング特性を
改良する効果をさらに向上し、該感光体の繰り返し画像
形成の過程で疲労劣化がなく、長期に亘りカブリがな
く、高濃度鮮明な画像が安定して得られる感光体を提供
することにある。
であり、その目的とするところは導電性支持体上に感光
液を塗布加工して得られる感光体表面層に特定の量のジ
オキソラン又はその誘導体を残留せしめることにより、
該感光体表面層に珪素原子又はフッ素原子を含むバイン
ダー樹脂、又は有機微粒子、又は無機微粒子等を含有さ
せて該感光体表面層の耐摩耗性及びクリーニング特性を
改良する効果をさらに向上し、該感光体の繰り返し画像
形成の過程で疲労劣化がなく、長期に亘りカブリがな
く、高濃度鮮明な画像が安定して得られる感光体を提供
することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の上記の目的は下
記構成により達成される。
記構成により達成される。
【0016】1.導電性支持体上に感光液を塗布加工し
てなる感光体表面層に珪素原子又はフッ素原子を有する
バインダー樹脂を含有し、かつ0.001〜10重量%
のジオキソラン又はジオキソラン誘導体を含有すること
を特徴とする電子写真感光体。
てなる感光体表面層に珪素原子又はフッ素原子を有する
バインダー樹脂を含有し、かつ0.001〜10重量%
のジオキソラン又はジオキソラン誘導体を含有すること
を特徴とする電子写真感光体。
【0017】2.前記珪素原子又はフッ素原子を有する
バインダー樹脂がポリカーボネート及びその共重合体で
あることを特徴とする前記1に記載の電子写真感光体。
バインダー樹脂がポリカーボネート及びその共重合体で
あることを特徴とする前記1に記載の電子写真感光体。
【0018】3.導電性支持体上に感光液を塗布加工し
てなる感光体表面層に有機微粒子を含有し、かつ0.0
01〜10重量%のジオキソラン又はジオキソラン誘導
体を含有することを特徴とする電子写真感光体。
てなる感光体表面層に有機微粒子を含有し、かつ0.0
01〜10重量%のジオキソラン又はジオキソラン誘導
体を含有することを特徴とする電子写真感光体。
【0019】4.前記有機微粒子がフッ素原子を有する
ことを特徴とする前記3に記載の電子写真感光体。
ことを特徴とする前記3に記載の電子写真感光体。
【0020】5.前記感光体表面層に珪素原子又はフッ
素原子を有するバインダー樹脂を含有することを特徴と
する前記3又は4に記載の電子写真感光体。
素原子を有するバインダー樹脂を含有することを特徴と
する前記3又は4に記載の電子写真感光体。
【0021】6.導電性支持体上に感光液を塗布加工し
てなる感光体表面層に無機微粒子を含有し、かつ0.0
01〜10重量%のジオキソラン又はジオキソラン誘導
体を含有することを特徴とする電子写真感光体。
てなる感光体表面層に無機微粒子を含有し、かつ0.0
01〜10重量%のジオキソラン又はジオキソラン誘導
体を含有することを特徴とする電子写真感光体。
【0022】7.前記無機微粒子が珪素原子又は錫原子
の酸化物であることを特徴とする前記6に記載の電子写
真感光体。
の酸化物であることを特徴とする前記6に記載の電子写
真感光体。
【0023】8.前記感光体表面層に珪素原子又はフッ
素原子を有するバインダー樹脂を含有することを特徴と
する前記6又は7に記載の電子写真感光体。
素原子を有するバインダー樹脂を含有することを特徴と
する前記6又は7に記載の電子写真感光体。
【0024】9.導電性支持体上に感光液を塗布加工し
てなる感光体表面層に無機微粒子及び有機微粒子を含有
し、かつ0.001〜10重量%のジオキソラン又はジ
オキソラン誘導体を含有することを特徴とする電子写真
感光体。
てなる感光体表面層に無機微粒子及び有機微粒子を含有
し、かつ0.001〜10重量%のジオキソラン又はジ
オキソラン誘導体を含有することを特徴とする電子写真
感光体。
【0025】10.前記有機微粒子がフッ素原子を有
し、前記無機微粒子が珪素原子又は錫原子の酸化物であ
ることを特徴とする前記9に記載の電子写真感光体。
し、前記無機微粒子が珪素原子又は錫原子の酸化物であ
ることを特徴とする前記9に記載の電子写真感光体。
【0026】11.前記感光体表面層に珪素原子又はフ
ッ素原子を有するバインダー樹脂を含有することを特徴
とする前記9又は10に記載の電子写真感光体。
ッ素原子を有するバインダー樹脂を含有することを特徴
とする前記9又は10に記載の電子写真感光体。
【0027】以下、本発明を詳細に説明する。
【0028】本発明の感光体では、該感光体表面層に、
潤滑性を付与する珪素原子若しくはフッ素原子を含むバ
インダー樹脂、有機微粒子及び/又は耐摩耗性を付与す
る無機微粒子を含有させると共に、感光体表面層を形成
するときの塗布液の溶媒としてジオキソラン又はジオキ
ソラン誘導体を用い、かつ該ジオキソラン又はジオキソ
ラン誘導体を乾燥後の感光体表面層中に0.001〜1
0重量%含有させることにより、感光体の耐摩耗性及び
クリーニング特性を、より一層向上せしめ、繰り返して
の画像形成の過程で感光体の疲労劣化がなく、高濃度鮮
明な画像が安定して得られるようにした点に特長があ
る。
潤滑性を付与する珪素原子若しくはフッ素原子を含むバ
インダー樹脂、有機微粒子及び/又は耐摩耗性を付与す
る無機微粒子を含有させると共に、感光体表面層を形成
するときの塗布液の溶媒としてジオキソラン又はジオキ
ソラン誘導体を用い、かつ該ジオキソラン又はジオキソ
ラン誘導体を乾燥後の感光体表面層中に0.001〜1
0重量%含有させることにより、感光体の耐摩耗性及び
クリーニング特性を、より一層向上せしめ、繰り返して
の画像形成の過程で感光体の疲労劣化がなく、高濃度鮮
明な画像が安定して得られるようにした点に特長があ
る。
【0029】本発明の感光体としては、無機光導電性物
質をバインダー樹脂中に含有する無機感光体及び有機光
導電性物質をバインダー樹脂中に含有する有機感光体が
あるが、以下有機感光体を中心として説明する。
質をバインダー樹脂中に含有する無機感光体及び有機光
導電性物質をバインダー樹脂中に含有する有機感光体が
あるが、以下有機感光体を中心として説明する。
【0030】本発明の感光体表面層に含有される珪素原
子又はフッ素原子を含むバインダー樹脂としては、以下
のものを挙げることができる。
子又はフッ素原子を含むバインダー樹脂としては、以下
のものを挙げることができる。
【0031】〈珪素原子を含むバインダー樹脂〉例え
ば、特開平3−171056号公報の第5及び6頁に記
載されるシロキサン−カーボネートブロック共重合体及
びシロキサン−エステルブロック共重合体、特開平5−
113670号公報の第5〜7頁に記載されるシロキサ
ン−カーボネートブロック共重合体、特開平8−871
19号公報の第11〜14頁、第16〜20頁、第23
〜32頁及び第35〜37頁に記載されるシロキサン−
カーボネートブロック共重合体等が挙げられる。
ば、特開平3−171056号公報の第5及び6頁に記
載されるシロキサン−カーボネートブロック共重合体及
びシロキサン−エステルブロック共重合体、特開平5−
113670号公報の第5〜7頁に記載されるシロキサ
ン−カーボネートブロック共重合体、特開平8−871
19号公報の第11〜14頁、第16〜20頁、第23
〜32頁及び第35〜37頁に記載されるシロキサン−
カーボネートブロック共重合体等が挙げられる。
【0032】〈フッ素原子を含むバインダー樹脂〉例え
ば、特開平3−45958号公報の第3頁に記載される
カーボネート−フッ素置換パラフィンブロック共重合体
及び特開平5−188628号公報の第2〜4頁に記載
されるフッ素置換基を有するポリカーボネート等が挙げ
られる。
ば、特開平3−45958号公報の第3頁に記載される
カーボネート−フッ素置換パラフィンブロック共重合体
及び特開平5−188628号公報の第2〜4頁に記載
されるフッ素置換基を有するポリカーボネート等が挙げ
られる。
【0033】上記珪素原子を含むバインダー樹脂又はフ
ッ素原子を含むバインダー樹脂を感光体表面層に含有す
る量は、該表面層のバインダー樹脂の、好ましくは0.
1wt%以上、より好ましくは1wt%以上であり、
0.1wt%未満の場合は感光体表面層に十分な潤滑性
を付与することができず、画像形成の際クリーニング不
良となり易い。
ッ素原子を含むバインダー樹脂を感光体表面層に含有す
る量は、該表面層のバインダー樹脂の、好ましくは0.
1wt%以上、より好ましくは1wt%以上であり、
0.1wt%未満の場合は感光体表面層に十分な潤滑性
を付与することができず、画像形成の際クリーニング不
良となり易い。
【0034】次に本発明の感光体表面層に含有される有
機微粒子及び無機微粒子としては、以下のものを挙げる
ことができる。
機微粒子及び無機微粒子としては、以下のものを挙げる
ことができる。
【0035】〈有機微粒子〉上記有機微粒子では、例え
ばポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデ
ン、ポリ三フッ化塩化エチレン、ポリフッ化ビニル、ポ
リ四フッ化エチレン−パーフルオロアルキルビニルエー
テル共重合体、ポリ四フッ化エチレン−六フッ化プロピ
レン共重合体、ポリエチレン−三フッ化エチレン共重合
体、ポリ四フッ化エチレン−六フッ化プロピレン−パー
フルオロアルキルビニルエーテル共重合体、ポリエチレ
ン、ポリ塩化ビニル、ステアリン酸金属塩、ポリメチル
メタクリレート又はメラミン等を挙げることができ、体
積平均粒径で0.05〜10μmが好ましい。又、感光
体表面層に含有する有機微粒子の量は、該表面層のバイ
ンダー樹脂に対して、好ましくは0.1〜100wt
%、より好ましくは1〜50wt%であり、0.1%未
満の場合は感光層に十分な潤滑性を付与することができ
ず、画像形成の際クリーニング不良となり易く、100
wt%を越えると感光体の光感度が低下し、カブリを生
じ易くなる。
ばポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデ
ン、ポリ三フッ化塩化エチレン、ポリフッ化ビニル、ポ
リ四フッ化エチレン−パーフルオロアルキルビニルエー
テル共重合体、ポリ四フッ化エチレン−六フッ化プロピ
レン共重合体、ポリエチレン−三フッ化エチレン共重合
体、ポリ四フッ化エチレン−六フッ化プロピレン−パー
フルオロアルキルビニルエーテル共重合体、ポリエチレ
ン、ポリ塩化ビニル、ステアリン酸金属塩、ポリメチル
メタクリレート又はメラミン等を挙げることができ、体
積平均粒径で0.05〜10μmが好ましい。又、感光
体表面層に含有する有機微粒子の量は、該表面層のバイ
ンダー樹脂に対して、好ましくは0.1〜100wt
%、より好ましくは1〜50wt%であり、0.1%未
満の場合は感光層に十分な潤滑性を付与することができ
ず、画像形成の際クリーニング不良となり易く、100
wt%を越えると感光体の光感度が低下し、カブリを生
じ易くなる。
【0036】〈無機微粒子〉上記無機微粒子において、
金属酸化物としては、例えば酸化マグネシウム、酸化カ
ルシウム、酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化スズ、
酸化アルミニウム、酸化ケイ素(シリカ)、酸化インジ
ウム、酸化ベリリウム、酸化鉛、酸化ビスマス等を挙げ
ることができ、窒化物として、例えば窒化ホウ素、窒化
アルミニウム、窒化ケイ素を挙げることができ、又炭化
物としては、例えば炭化ケイ素、炭化ホウ素等を挙げる
ことができる。又上記無機微粒子は、好ましくはチタン
カップリング剤、シランカップリング剤、アルミニウム
カップリング剤、高分子脂肪酸等の疎水化処理剤により
疎水化処理を行うのが好ましい。
金属酸化物としては、例えば酸化マグネシウム、酸化カ
ルシウム、酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化スズ、
酸化アルミニウム、酸化ケイ素(シリカ)、酸化インジ
ウム、酸化ベリリウム、酸化鉛、酸化ビスマス等を挙げ
ることができ、窒化物として、例えば窒化ホウ素、窒化
アルミニウム、窒化ケイ素を挙げることができ、又炭化
物としては、例えば炭化ケイ素、炭化ホウ素等を挙げる
ことができる。又上記無機微粒子は、好ましくはチタン
カップリング剤、シランカップリング剤、アルミニウム
カップリング剤、高分子脂肪酸等の疎水化処理剤により
疎水化処理を行うのが好ましい。
【0037】上記上記無機微粒子の粒径は体積平均粒径
で0.05〜2μmが好ましい。又、感光体表面層に含
有する上記無機微粒子の量は、該表面層のバインダー樹
脂に対して、好ましくは0.1〜100wt%、より好
ましくは1〜50wt%であり、0.1%未満の場合は
感光体表面層に十分な機械的強度を付与することができ
ず、画像形成の際感光体表面層が摩耗、損傷し易く、1
00wt%を越えると感光体表面層の表面粗さが大きく
なり、クリーニング部材を損傷してクリーニング不良を
引き起こす。
で0.05〜2μmが好ましい。又、感光体表面層に含
有する上記無機微粒子の量は、該表面層のバインダー樹
脂に対して、好ましくは0.1〜100wt%、より好
ましくは1〜50wt%であり、0.1%未満の場合は
感光体表面層に十分な機械的強度を付与することができ
ず、画像形成の際感光体表面層が摩耗、損傷し易く、1
00wt%を越えると感光体表面層の表面粗さが大きく
なり、クリーニング部材を損傷してクリーニング不良を
引き起こす。
【0038】なお、上記有機微粒子、及び無機微粒子の
体積平均粒径はレーザー回折/散乱式粒度分布測定装置
「LA−700」(堀場製作所(株)社製)により測定
される。
体積平均粒径はレーザー回折/散乱式粒度分布測定装置
「LA−700」(堀場製作所(株)社製)により測定
される。
【0039】以下本発明の感光体表面層(特には、電荷
輸送層)を形成するための塗布液の溶媒として用いられ
るジオキソラン又はジオキソラン誘導体について説明す
る。
輸送層)を形成するための塗布液の溶媒として用いられ
るジオキソラン又はジオキソラン誘導体について説明す
る。
【0040】〈ジオキソラン又はジオキソラン誘導体〉
上記ジオキソラン又はジオキソラン誘導体は、環状5員
環エーテル化合物であって、分子内に互いに隣合ってい
ない酸素原子2個を含むジオキソラン核を有する化合物
であり、具体的には下記一般式(1)で表されるものが
好ましく用いられる。
上記ジオキソラン又はジオキソラン誘導体は、環状5員
環エーテル化合物であって、分子内に互いに隣合ってい
ない酸素原子2個を含むジオキソラン核を有する化合物
であり、具体的には下記一般式(1)で表されるものが
好ましく用いられる。
【0041】
【化1】
【0042】(式中、R1〜R6は水素原子又は炭素原子
数1〜4の置換、無置換のアルキル基を表す。又、R5
とR6或いはR1〜R4の少くとも2個の基が結合して環
を形成してもよい。) 上記アルキル基の置換基としては任意のものでよいが、
好ましくは各々炭素原子数1〜4のアルコキシ基、アシ
ル基、アシルオキシ基或いはヒドロキシル基が挙げられ
る。又、R5とR6或いはR1〜R4の少なくとも2個が結
合して形成される環としては、任意のものでよいが、好
ましくは5〜6員の芳香環(例えばベンゼン環)又は、
非芳香環(例えばシクロヘキサン環)が挙げられる。
数1〜4の置換、無置換のアルキル基を表す。又、R5
とR6或いはR1〜R4の少くとも2個の基が結合して環
を形成してもよい。) 上記アルキル基の置換基としては任意のものでよいが、
好ましくは各々炭素原子数1〜4のアルコキシ基、アシ
ル基、アシルオキシ基或いはヒドロキシル基が挙げられ
る。又、R5とR6或いはR1〜R4の少なくとも2個が結
合して形成される環としては、任意のものでよいが、好
ましくは5〜6員の芳香環(例えばベンゼン環)又は、
非芳香環(例えばシクロヘキサン環)が挙げられる。
【0043】これらの内、R1〜R6の何れかが水素原子
であるものが好ましく、R1〜R6のすべてが水素原子で
あるものが特に好ましい。
であるものが好ましく、R1〜R6のすべてが水素原子で
あるものが特に好ましい。
【0044】また、本発明に用いられる上記ジオキソラ
ン又はジオキソラン誘導体の沸点は、常圧で70〜20
0℃が好ましく、さらに好ましくは沸点150℃以下で
あり、特に70〜130℃のものが好ましい。
ン又はジオキソラン誘導体の沸点は、常圧で70〜20
0℃が好ましく、さらに好ましくは沸点150℃以下で
あり、特に70〜130℃のものが好ましい。
【0045】ここで、沸点が200℃を越えると乾燥工
程が長くなり、コスト的に不利になり、通常の乾燥工程
でやろうとすると、残留溶媒量が大きくなるため、感光
体の繰り返し使用時の電位安定性が低下する。また、沸
点が70℃未満だと乾燥時に乾燥速度が早くなるため、
気流の影響を受け易く、均一な塗膜が得られにくい。
程が長くなり、コスト的に不利になり、通常の乾燥工程
でやろうとすると、残留溶媒量が大きくなるため、感光
体の繰り返し使用時の電位安定性が低下する。また、沸
点が70℃未満だと乾燥時に乾燥速度が早くなるため、
気流の影響を受け易く、均一な塗膜が得られにくい。
【0046】次に本発明に好ましく用いることのできる
具体的化合物例を下記に示す。
具体的化合物例を下記に示す。
【0047】
【化2】
【0048】
【化3】
【0049】
【化4】
【0050】
【化5】
【0051】ところで、本発明の感光体は、通常導電性
支持体上に必要により下引き層を設け、該下引き層上に
電荷発生層及び電荷輸送層をこの順に設けて形成され
る。電荷輸送層は電荷輸送物質及びバインダー樹脂をジ
オキソラン又はジオキソラン誘導体を含む溶媒に溶解し
てなる塗布液を、電荷発生層上に塗布、乾燥して得ら
れ、該電荷輸送層を形成するための塗布液を塗布、乾燥
した際、不可避的にジオキソラン又はジオキソラン誘導
体を含む溶媒が該電荷輸送層中に残留する。
支持体上に必要により下引き層を設け、該下引き層上に
電荷発生層及び電荷輸送層をこの順に設けて形成され
る。電荷輸送層は電荷輸送物質及びバインダー樹脂をジ
オキソラン又はジオキソラン誘導体を含む溶媒に溶解し
てなる塗布液を、電荷発生層上に塗布、乾燥して得ら
れ、該電荷輸送層を形成するための塗布液を塗布、乾燥
した際、不可避的にジオキソラン又はジオキソラン誘導
体を含む溶媒が該電荷輸送層中に残留する。
【0052】本発明では、電荷輸送層中に残留するジオ
キソラン又はジオキソラン誘導体の量を該電荷輸送層に
対して0.001〜10重量%の範囲とすることを必須
の要件としており、0.001重量%未満の場合は該電
荷輸送層中に物性改良剤(珪素原子又はフッ素原子を有
するバインダー樹脂、有機微粒子及び/又は無機微粒
子)による感光体表面層のクリーニング特性及び耐摩耗
性等の改良効果が得られず、10重量%を越えると耐摩
耗性が低下する他、画像形成時、残留電位の上昇により
カブリが発生し易くなる。
キソラン又はジオキソラン誘導体の量を該電荷輸送層に
対して0.001〜10重量%の範囲とすることを必須
の要件としており、0.001重量%未満の場合は該電
荷輸送層中に物性改良剤(珪素原子又はフッ素原子を有
するバインダー樹脂、有機微粒子及び/又は無機微粒
子)による感光体表面層のクリーニング特性及び耐摩耗
性等の改良効果が得られず、10重量%を越えると耐摩
耗性が低下する他、画像形成時、残留電位の上昇により
カブリが発生し易くなる。
【0053】なお、上記電荷輸送層の溶媒としては上記
ジオキソラン又はジオキソラン誘導体と共に他の溶媒を
併用するときは、特に限定はないが、一般にジオキソラ
ン又はその誘導体との相溶性に優れ、バインダー樹脂の
溶解性に優れたものが用いられる。
ジオキソラン又はジオキソラン誘導体と共に他の溶媒を
併用するときは、特に限定はないが、一般にジオキソラ
ン又はその誘導体との相溶性に優れ、バインダー樹脂の
溶解性に優れたものが用いられる。
【0054】〈感光体の構成〉 《感光層》本発明の感光体は、導電性支持体上に有機光
導電性層からなる感光層をもうけたものが好ましく、特
に電荷発生物質を含有する電荷発生層及び電荷輸送物質
を含有する電荷輸送層をこの順に有する機能分離型の有
機感光体が好ましい。
導電性層からなる感光層をもうけたものが好ましく、特
に電荷発生物質を含有する電荷発生層及び電荷輸送物質
を含有する電荷輸送層をこの順に有する機能分離型の有
機感光体が好ましい。
【0055】上記電荷発生層は、電荷発生物質を必要に
応じてバインダー樹脂中に分散させて形成される。該電
荷発生物質としては、金属又は無金属フタロシアニン化
合物、ビスアゾ化合物、トリスアゾ化合物等のアゾ化合
物、スクエアリウム化合物、アズレニウム化合物、ペリ
レン系化合物、インジコ化合物、キナクリドン化合物、
多環キノン系化合物、シアニン色素、キサンテン染料、
ポリ−N−ビニルカルバゾールとトリニトロフルオレノ
ンなどからなる電荷移動錯体等が挙げられるが、特に光
導電特性に優れたペリレン化合物の一種であるイミダゾ
ールペリレン化合物及びチタニルフタロシアニン、ガリ
ウムフタロシアニン又はヒドロキシガリウムフタロシア
ニンなどの金属フタロシアニン化合物が好ましい。
応じてバインダー樹脂中に分散させて形成される。該電
荷発生物質としては、金属又は無金属フタロシアニン化
合物、ビスアゾ化合物、トリスアゾ化合物等のアゾ化合
物、スクエアリウム化合物、アズレニウム化合物、ペリ
レン系化合物、インジコ化合物、キナクリドン化合物、
多環キノン系化合物、シアニン色素、キサンテン染料、
ポリ−N−ビニルカルバゾールとトリニトロフルオレノ
ンなどからなる電荷移動錯体等が挙げられるが、特に光
導電特性に優れたペリレン化合物の一種であるイミダゾ
ールペリレン化合物及びチタニルフタロシアニン、ガリ
ウムフタロシアニン又はヒドロキシガリウムフタロシア
ニンなどの金属フタロシアニン化合物が好ましい。
【0056】上記電荷発生層に使用可能なバインダ樹脂
としては、例えばポリスチレン樹脂、ポリエチレン樹
脂、ポリプロピレン樹脂、ポリアクリル樹脂、ポリメタ
クリル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹
脂、ボリビニルブチラール樹脂、ポリエポキシ樹脂、ポ
リウレタン樹脂、ポリフェノール樹脂、ボリエステル樹
脂、ポリアルキッド樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリ
シリコーン樹脂、ポリメラミン樹脂、並びにこれら樹脂
の繰り返し単位のうち二つ以上を含む共重合体樹脂、例
えば塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、塩化ビニル
−酢酸ビニル−無水マレイン酸共重合体樹脂、また高分
子有機半導体、例えばポリ−N−ビニルカルバゾール等
が挙げられるがこれらに限定されるわけではない。
としては、例えばポリスチレン樹脂、ポリエチレン樹
脂、ポリプロピレン樹脂、ポリアクリル樹脂、ポリメタ
クリル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹
脂、ボリビニルブチラール樹脂、ポリエポキシ樹脂、ポ
リウレタン樹脂、ポリフェノール樹脂、ボリエステル樹
脂、ポリアルキッド樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリ
シリコーン樹脂、ポリメラミン樹脂、並びにこれら樹脂
の繰り返し単位のうち二つ以上を含む共重合体樹脂、例
えば塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、塩化ビニル
−酢酸ビニル−無水マレイン酸共重合体樹脂、また高分
子有機半導体、例えばポリ−N−ビニルカルバゾール等
が挙げられるがこれらに限定されるわけではない。
【0057】上記電荷発生層上に設けられる電荷輸送層
は、電荷輸送物質を単独で、又は通常はバインダー樹脂
と共に構成される。該電荷輸送物質としては、例えばカ
ルバゾール誘導体、オキサゾール誘導体、オキサジアゾ
ール誘導体、チアゾール誘導体、チアジアゾール誘導
体、トリアゾール誘導体、イミダゾール誘導体、イミダ
ゾロン誘導体、イミダゾリジン誘導体、ビスイミダゾリ
ジン誘導体、スチリル化合物、ヒドラゾン化合物、ピラ
ゾリン誘導体、オキサゾロン誘導体、ベンズイミダゾー
ル誘導体、キナゾリン誘導体、ベンゾフラン誘導体、ア
クリジン誘導体、フェナジン誘導体、アミノスチルベン
誘導体、トリアリールアミン誘導体、フェニレンジアミ
ン誘導体、スチルベン誘導体、ベンジジン誘導体、ポリ
−N−ビニルカルバゾール、ポリ−1−ビニルピレン、
ポリ−9−ビニルアントラセン等が挙げられるが、これ
らに限定されるものではない。又これら電荷輸送物質は
単独でも、二種以上を混合して用いてもよい。
は、電荷輸送物質を単独で、又は通常はバインダー樹脂
と共に構成される。該電荷輸送物質としては、例えばカ
ルバゾール誘導体、オキサゾール誘導体、オキサジアゾ
ール誘導体、チアゾール誘導体、チアジアゾール誘導
体、トリアゾール誘導体、イミダゾール誘導体、イミダ
ゾロン誘導体、イミダゾリジン誘導体、ビスイミダゾリ
ジン誘導体、スチリル化合物、ヒドラゾン化合物、ピラ
ゾリン誘導体、オキサゾロン誘導体、ベンズイミダゾー
ル誘導体、キナゾリン誘導体、ベンゾフラン誘導体、ア
クリジン誘導体、フェナジン誘導体、アミノスチルベン
誘導体、トリアリールアミン誘導体、フェニレンジアミ
ン誘導体、スチルベン誘導体、ベンジジン誘導体、ポリ
−N−ビニルカルバゾール、ポリ−1−ビニルピレン、
ポリ−9−ビニルアントラセン等が挙げられるが、これ
らに限定されるものではない。又これら電荷輸送物質は
単独でも、二種以上を混合して用いてもよい。
【0058】上記電荷輸送層は、通常本発明の感光体表
面層を形成することから、バインダー樹脂として、前記
特開平3−171056、特開平5−113670号又
は特開平8−87119号の各号公報記載のシロキサン
−エステルブロック共重合体、又はシロキサン−カーボ
ネートブロック共重合体等の珪素原子含有樹脂が主とし
て用いられ、さらには、前記特開平3−45958号又
は特開平5−188628号の各号公報記載のフッ素原
子を有するポリカーボネート樹脂が主として用いられる
が、必要により下記その他の樹脂を50重量%以下の範
囲で含有することが出来る。
面層を形成することから、バインダー樹脂として、前記
特開平3−171056、特開平5−113670号又
は特開平8−87119号の各号公報記載のシロキサン
−エステルブロック共重合体、又はシロキサン−カーボ
ネートブロック共重合体等の珪素原子含有樹脂が主とし
て用いられ、さらには、前記特開平3−45958号又
は特開平5−188628号の各号公報記載のフッ素原
子を有するポリカーボネート樹脂が主として用いられる
が、必要により下記その他の樹脂を50重量%以下の範
囲で含有することが出来る。
【0059】なお、感光体表面層に本発明の有機微粒子
及び/又は無機微粒子を含有させた場合には、バインダ
ー樹脂として下記その他の樹脂を主成分として用いても
よく、この場合、好ましくは下記ポリカーボネート系樹
脂が用いられる。
及び/又は無機微粒子を含有させた場合には、バインダ
ー樹脂として下記その他の樹脂を主成分として用いても
よく、この場合、好ましくは下記ポリカーボネート系樹
脂が用いられる。
【0060】上記その他の樹脂としては例えばポリカー
ボネート(ビスフェノールA型ポリカーボネート、ビス
フェノールZ型ポリカーボネート)、ポリカーボネート
系共重合体、ポリエステル、ポリウレタン、ポリスチレ
ン、ポリスチレン系共重合体、ポリシロキサン、ポリア
クリレート、ポリアクリレート系共重合体、フェノキシ
樹脂、ABS樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニル系
共重合体、ポリ酢酸ビニル系共重合体、ポリビニールオ
ルマール又はポリビニールブチラール等が挙げられる。
ボネート(ビスフェノールA型ポリカーボネート、ビス
フェノールZ型ポリカーボネート)、ポリカーボネート
系共重合体、ポリエステル、ポリウレタン、ポリスチレ
ン、ポリスチレン系共重合体、ポリシロキサン、ポリア
クリレート、ポリアクリレート系共重合体、フェノキシ
樹脂、ABS樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニル系
共重合体、ポリ酢酸ビニル系共重合体、ポリビニールオ
ルマール又はポリビニールブチラール等が挙げられる。
【0061】本発明の特に好ましい条件としては、感光
体表面層に、前記珪素原子又はフッ素原子を有するバイ
ンダー樹脂を用いると共に、さらに前記有機微粒子及び
/又は無機微粒子等の物性改良剤を含有させ、かつジオ
キソラン又はジオキソラン誘導体を0.001〜10重
量%残留させる場合であり、それらの相乗効果によりク
リーニング特性及び耐摩耗性に優れた感光体を得ること
が出来る。
体表面層に、前記珪素原子又はフッ素原子を有するバイ
ンダー樹脂を用いると共に、さらに前記有機微粒子及び
/又は無機微粒子等の物性改良剤を含有させ、かつジオ
キソラン又はジオキソラン誘導体を0.001〜10重
量%残留させる場合であり、それらの相乗効果によりク
リーニング特性及び耐摩耗性に優れた感光体を得ること
が出来る。
【0062】更に、本発明の感光体の感光層、特に電荷
輸送層にはシリコーンオイルを含有させることも好まし
く、該シリコーンオイルとしては、特開昭54−143
643号、特開昭57−5050号、特開昭57−21
2453号、特開昭59−208556号、特開昭63
−80262号、特開平1−234854号、特開平4
−199154号、特開平5−27456号等の各号公
報記載のシリコーンオイルが挙げられる。特にはメチル
フェニルシリコーンオイル、ジメチルシリコーンオイル
が好ましく、又、含有される層の固形分中における含有
量は10〜1000ppmがよい。
輸送層にはシリコーンオイルを含有させることも好まし
く、該シリコーンオイルとしては、特開昭54−143
643号、特開昭57−5050号、特開昭57−21
2453号、特開昭59−208556号、特開昭63
−80262号、特開平1−234854号、特開平4
−199154号、特開平5−27456号等の各号公
報記載のシリコーンオイルが挙げられる。特にはメチル
フェニルシリコーンオイル、ジメチルシリコーンオイル
が好ましく、又、含有される層の固形分中における含有
量は10〜1000ppmがよい。
【0063】又、繰り返し使用した際の疲労劣化を少な
くするために、或いは耐久性を向上させるために、感光
体の感光層を構成する各層の何れにでも従来公知の酸化
防止剤、電子受容性物質、表面改質剤、可塑剤等の環境
依存性低減剤などを、必要に応じて適当量添加して用い
ることができる。
くするために、或いは耐久性を向上させるために、感光
体の感光層を構成する各層の何れにでも従来公知の酸化
防止剤、電子受容性物質、表面改質剤、可塑剤等の環境
依存性低減剤などを、必要に応じて適当量添加して用い
ることができる。
【0064】又、耐久性向上のために、必要に応じて感
光層以外に保護層等の非感光層を設けてもよく、この層
中に前記、電荷輸送物質を添加して、いわゆる複層型の
電荷輸送層を持つ感光体としてもよい。
光層以外に保護層等の非感光層を設けてもよく、この層
中に前記、電荷輸送物質を添加して、いわゆる複層型の
電荷輸送層を持つ感光体としてもよい。
【0065】上記保護層又は複層型の電荷輸送層の上側
電荷輸送層は、感光体表面層を構成するため、前記電荷
発生層上に電荷輸送層を積層してなる2層構成の感光体
の場合の電荷輸送層と同様に物性改良剤(珪素原子又は
フッ素原子を有するバインダー樹脂、有機微粒子及び/
又は無機微粒子)を含有させ、かつジオキソラン又はジ
オキソラン誘導体を0.001〜10重量%残留させる
ことにより、同様に感光体の優れたクリーニング特性及
び耐摩耗性を発揮させることができる。
電荷輸送層は、感光体表面層を構成するため、前記電荷
発生層上に電荷輸送層を積層してなる2層構成の感光体
の場合の電荷輸送層と同様に物性改良剤(珪素原子又は
フッ素原子を有するバインダー樹脂、有機微粒子及び/
又は無機微粒子)を含有させ、かつジオキソラン又はジ
オキソラン誘導体を0.001〜10重量%残留させる
ことにより、同様に感光体の優れたクリーニング特性及
び耐摩耗性を発揮させることができる。
【0066】又、本発明の感光体には、その他、感色性
補正の染料を添加してもよい。また酸化防止剤等の添加
剤を併用して添加しても良い。
補正の染料を添加してもよい。また酸化防止剤等の添加
剤を併用して添加しても良い。
【0067】なお、感光体を形成する感光液を塗布する
方式としては各種のものがあるが、特に円形量規制型塗
布装置、特にスライドホッパー型塗布装置を用いて塗布
するのがよい。これらの技術については、特開昭58−
189061号、特開平8−318209号、或いは特
開平9−10654号等の各公報に記載されている。
方式としては各種のものがあるが、特に円形量規制型塗
布装置、特にスライドホッパー型塗布装置を用いて塗布
するのがよい。これらの技術については、特開昭58−
189061号、特開平8−318209号、或いは特
開平9−10654号等の各公報に記載されている。
【0068】《下引き層、支持体》又、下引き層を設け
る場合は、ナイロン等のポリアミド系化合物を用いた樹
脂系下引き層、或いは有機金属化合物及びシランカップ
リング剤を用いた所謂るセラミック系下引き層(硬化性
下引き層ともいう)が好ましく用いられる。
る場合は、ナイロン等のポリアミド系化合物を用いた樹
脂系下引き層、或いは有機金属化合物及びシランカップ
リング剤を用いた所謂るセラミック系下引き層(硬化性
下引き層ともいう)が好ましく用いられる。
【0069】次に前記感光層を支持する導電性支持体と
しては、アルミニウム、ニッケルなどの金属板若しくは
金属ドラム、アルミニウム、酸化錫、酸化インジュウム
等を蒸着したプラスチックフィルム若しくはプラスチッ
クドラム、又は導電性物質を塗布した紙、プラスチック
フィルム若しくはプラスチックドラム等を使用すること
ができる。
しては、アルミニウム、ニッケルなどの金属板若しくは
金属ドラム、アルミニウム、酸化錫、酸化インジュウム
等を蒸着したプラスチックフィルム若しくはプラスチッ
クドラム、又は導電性物質を塗布した紙、プラスチック
フィルム若しくはプラスチックドラム等を使用すること
ができる。
【0070】以下、本発明を実施例により具体的に説明
するが、本発明の実施の態様がこれにより限定されるも
のではない。
するが、本発明の実施の態様がこれにより限定されるも
のではない。
【0071】
実施例1 〈感光体1の調製〉導電性支持体としては鏡面加工を施
した直径80mm、高さ355mmのアルミニウム支持
体を用いた。
した直径80mm、高さ355mmのアルミニウム支持
体を用いた。
【0072】上記支持体上に下記の下引き層塗布液UC
L−1を塗布して、乾燥膜厚0.8μmの下引き層を形
成した。
L−1を塗布して、乾燥膜厚0.8μmの下引き層を形
成した。
【0073】なお、以下の各感光体の塗布においては、
いずれも円形量規制型塗布装置の一種であるスライドホ
ッパ型塗布装置を用いて塗布した。
いずれも円形量規制型塗布装置の一種であるスライドホ
ッパ型塗布装置を用いて塗布した。
【0074】 《下引き層塗布液UCL−1》 共重合ナイロン「CM8000」(東レ(株)社製) 2g メタノール/1−ブタノール=10/1 1000ml 次いで、上記下引き層上に下記の電荷発生層塗布液CG
L−1を塗布して、乾燥膜厚1.5μmの電荷発生層を
形成した。
L−1を塗布して、乾燥膜厚1.5μmの電荷発生層を
形成した。
【0075】 《電荷発生層塗布液CGL−1》 下記構造のフルオレノン型ジスアゾ顔料(CGM−1) 25g ブチラール「エスレックBX−L」(積水化学(株)社製) 10g 2−ブタノン 1430ml 上記組成物をサンドミルを用いて20時間分散したもの
を塗布液として用いた。
を塗布液として用いた。
【0076】
【化6】
【0077】次いで、上記電荷発生層上に下記の電荷輸
送層塗布液CTL−1を塗布した後、100℃で1時間
の乾燥を行い、乾燥膜厚23μmの電荷輸送層を積層し
て設け、本発明用の感光体1を得た。この時の化合物例
No.1の感光層中の残留含有量は1.0重量%であっ
た。
送層塗布液CTL−1を塗布した後、100℃で1時間
の乾燥を行い、乾燥膜厚23μmの電荷輸送層を積層し
て設け、本発明用の感光体1を得た。この時の化合物例
No.1の感光層中の残留含有量は1.0重量%であっ
た。
【0078】 《電荷輸送層塗布液CTL−1》 下記構造の電荷輸送物質CTM−1 420g 下記構造のシロキサン共重合ポリカーボネートB−1 (粘度平均分子量Mv=40,000) 560g 化合物例No.1 2800ml
【0079】
【化7】
【0080】
【化8】
【0081】〈感光体2の調製〉感光体1において、電
荷輸送層の乾燥温度を100℃から120℃に変えた他
は該感光体1と同様にして本発明用の感光体2を得た。
この時の感光層中に残留する化合物例No.1の量は、
該感光層の0.01重量%であった。
荷輸送層の乾燥温度を100℃から120℃に変えた他
は該感光体1と同様にして本発明用の感光体2を得た。
この時の感光層中に残留する化合物例No.1の量は、
該感光層の0.01重量%であった。
【0082】〈感光体3の調製〉感光体1において、電
荷輸送層の乾燥温度を100℃から90℃に変えた他は
該感光体1と同様にして本発明用の感光体3を得た。こ
の時の感光層中に残留する化合物例No.1の量は、該
感光層の3.5重量%であった。
荷輸送層の乾燥温度を100℃から90℃に変えた他は
該感光体1と同様にして本発明用の感光体3を得た。こ
の時の感光層中に残留する化合物例No.1の量は、該
感光層の3.5重量%であった。
【0083】〈感光体4の調製〉感光体1において、電
荷輸送層のバインダー樹脂をシロキサン共重合ポリカー
ボネートB−1から下記構造のシロキサン共重合ポリカ
ーボネートB−2(粘度平均分子量Mv=20,00
0)に変えた他は該感光体1と同様にして本発明用の感
光体4を得た。この時の感光層中に残留する化合物例N
o.1の量は、該感光層の1.2重量%であった。
荷輸送層のバインダー樹脂をシロキサン共重合ポリカー
ボネートB−1から下記構造のシロキサン共重合ポリカ
ーボネートB−2(粘度平均分子量Mv=20,00
0)に変えた他は該感光体1と同様にして本発明用の感
光体4を得た。この時の感光層中に残留する化合物例N
o.1の量は、該感光層の1.2重量%であった。
【0084】
【化9】
【0085】〈感光体5の調製〉感光体1において、電
荷輸送層のバインダー樹脂をシロキサン共重合ポリカー
ボネートB−1から下記構造のフッ素原子含有ポリカー
ボネートB−3(粘度平均分子量Mv=30,000)
に変えた他は感光体1中に残留する化合物例No.1の
量は、該感光層の1.2重量%であった。
荷輸送層のバインダー樹脂をシロキサン共重合ポリカー
ボネートB−1から下記構造のフッ素原子含有ポリカー
ボネートB−3(粘度平均分子量Mv=30,000)
に変えた他は感光体1中に残留する化合物例No.1の
量は、該感光層の1.2重量%であった。
【0086】
【化10】
【0087】〈感光体6の調製〉導電性支持体としては
鏡面加工を施した直径80mm、高さ355mmのアル
ミニウム支持体を用いた。
鏡面加工を施した直径80mm、高さ355mmのアル
ミニウム支持体を用いた。
【0088】上記支持体上に下記下引き層塗布液UCL
−2を塗布して、乾燥膜厚1.0μmの下引き層を形成
した。
−2を塗布して、乾燥膜厚1.0μmの下引き層を形成
した。
【0089】 《下引き層塗布液UCL−2》 チタンキレート化合物「TC−750」(松本製薬(株)社製) 30g シランカップリング剤「KBM−503」(信越化学(株)社製)17g 2−プロパノール 150ml 次いで、上記下引き層上に、下記電荷発生層塗布液CG
L−2を分散調液し、膜厚0.5μmとなるよう塗布し
た。
L−2を分散調液し、膜厚0.5μmとなるよう塗布し
た。
【0090】 《電荷発生層塗布液CGL−2》 Y型チタニルフタロシアニン 10g シリコーン樹脂「KR−5240」(信越化学(株)社製) 10g t−ブチル−アセテイト 1000ml 上記組成物をサンドミルを用いて20時間分散したもの
を塗布液として用いた。次いで、上記電荷発生層上に下
記の電荷輸送層塗布液CTL−2を塗布し、100℃
で、1時間乾燥して乾燥膜厚23μmの電荷輸送層を積
層して、本発明用の感光体6を得た。この時の感光層中
に残留する化合物例No.1及び化合物例No.2の合
計の量は該感光層の1.5重量%であった。
を塗布液として用いた。次いで、上記電荷発生層上に下
記の電荷輸送層塗布液CTL−2を塗布し、100℃
で、1時間乾燥して乾燥膜厚23μmの電荷輸送層を積
層して、本発明用の感光体6を得た。この時の感光層中
に残留する化合物例No.1及び化合物例No.2の合
計の量は該感光層の1.5重量%であった。
【0091】 《電荷輸送層塗布液CTL−2》 電荷輸送物質CTM−1 420g シロキサン共重合ポリカーボネートB−1 660g 化合物例No.1 2600ml 化合物例No.2 200ml 〈感光体7の調製〉感光体6と同様に導電性支持体上に
下引き層、電荷発生層を順次設け、該電荷発生層上に下
記電荷輸送層塗布液CTL−3を塗布し、100℃、3
0分乾燥して、乾燥膜厚23μmの電荷輸送層を積層し
て、本発明用の感光体7を得た。この時の感光層中に残
留する化合物例No.1及び化合物例No.2の合計の
量は該感光層の1.5重量%であった。
下引き層、電荷発生層を順次設け、該電荷発生層上に下
記電荷輸送層塗布液CTL−3を塗布し、100℃、3
0分乾燥して、乾燥膜厚23μmの電荷輸送層を積層し
て、本発明用の感光体7を得た。この時の感光層中に残
留する化合物例No.1及び化合物例No.2の合計の
量は該感光層の1.5重量%であった。
【0092】 《電荷輸送層塗布液CTL−3》 電荷輸送物質CTM−1 420g シロキサン共重合ポリカーボネートB−1 660g ジクロロメタン 2500ml 化合物例No.1 270ml 化合物例No.2 30ml 〈感光体8の調製〉感光体6において電荷輸送層のバイ
ンダー樹脂をシロキサン共重合ポリカーボネートB−1
からシロキサン共重合ポリカーボネートB−2に変えた
他は該感光体6と同様にして本発明用の感光体8を得
た。この時の感光層中に残留する化合物例No.1及び
化合物例No.2の合計の量は該感光層の1.2重量%
であった。
ンダー樹脂をシロキサン共重合ポリカーボネートB−1
からシロキサン共重合ポリカーボネートB−2に変えた
他は該感光体6と同様にして本発明用の感光体8を得
た。この時の感光層中に残留する化合物例No.1及び
化合物例No.2の合計の量は該感光層の1.2重量%
であった。
【0093】〈感光体9の調製〉感光体6と同様に導電
性支持体上に下引き層、電荷発生層を順次設け、該電荷
発生層上に下記電荷輸送層塗布液CTL−4を塗布し、
100℃、1時間乾燥して、乾燥膜厚23μmの電荷輸
送層を積層して、本発明用の感光体9を得た。この時の
感光層中に残留する化合物例No.1の量は該感光層の
1.0重量%であった。
性支持体上に下引き層、電荷発生層を順次設け、該電荷
発生層上に下記電荷輸送層塗布液CTL−4を塗布し、
100℃、1時間乾燥して、乾燥膜厚23μmの電荷輸
送層を積層して、本発明用の感光体9を得た。この時の
感光層中に残留する化合物例No.1の量は該感光層の
1.0重量%であった。
【0094】 《電荷輸送層塗布液CTL−4》 電荷輸送物質CTM−1 420g ポリカーボネート「Z200」(三菱ガス化学(株)社製) 660g ポリテトラフルオロエチレンPTFE「ルブロンL2」 (ダイキン(株)社製) 132g 分散助剤「GF−300(精製品)」(東亜合成(株)社製)13.2g 化合物例No.1 2800ml 上記組成物をサンドミルを用いて3時間分散したものを
塗布液として用いた。
塗布液として用いた。
【0095】〈感光体10の調製〉感光体9において電
荷輸送層のバインダー樹脂をポリカーボネート「Z20
0」からシロキサン共重合ポリカーボネートB−1に変
えた以外は該感光体9と同様にして本発明用の感光体1
0を得た。この時の化合物例No.1の感光層中の残留
含有量は該感光層の1.0重量%であった。
荷輸送層のバインダー樹脂をポリカーボネート「Z20
0」からシロキサン共重合ポリカーボネートB−1に変
えた以外は該感光体9と同様にして本発明用の感光体1
0を得た。この時の化合物例No.1の感光層中の残留
含有量は該感光層の1.0重量%であった。
【0096】〈感光体11の調製〉感光体6と同様にア
ルミニウム支持体上に下引き層、電荷発生層を順次設
け、該電荷発生層上に下記電荷輸送層塗布液CTL−5
を塗布し、100℃、1時間乾燥して、乾燥膜厚23μ
mの電荷輸送層を積層して、本発明用の感光体11を得
た。この時の感光層中に残留する化合物例No.1の量
は該感光層の1.0重量%であった。
ルミニウム支持体上に下引き層、電荷発生層を順次設
け、該電荷発生層上に下記電荷輸送層塗布液CTL−5
を塗布し、100℃、1時間乾燥して、乾燥膜厚23μ
mの電荷輸送層を積層して、本発明用の感光体11を得
た。この時の感光層中に残留する化合物例No.1の量
は該感光層の1.0重量%であった。
【0097】 《電荷輸送層塗布液CTL−5》 電荷輸送物質CTM−1 420g ポリカーボネート「Z200」 660g 酸化スズ微粒子(平均粒径0.5μm) 66g 化合物例No.1 2800ml 上記組成物を3時間分散したものを塗布液として用い
た。
た。
【0098】〈感光体12の調製〉感光体11と同様に
アルミニウム支持体上に下引き層、電荷発生層を順次設
け、該電荷発生層上に下記電荷輸送層塗布液CTL−6
を塗布し、100℃、1時間乾燥して、乾燥膜厚23μ
mの電荷輸送層を積層して、本発明用の感光体12を得
た。この時の感光層中に残留する化合物例No.1の量
は該感光層の1.0重量%であった。
アルミニウム支持体上に下引き層、電荷発生層を順次設
け、該電荷発生層上に下記電荷輸送層塗布液CTL−6
を塗布し、100℃、1時間乾燥して、乾燥膜厚23μ
mの電荷輸送層を積層して、本発明用の感光体12を得
た。この時の感光層中に残留する化合物例No.1の量
は該感光層の1.0重量%であった。
【0099】 《電荷輸送層塗布液CTL−6》 電荷輸送物質CTM−1 20g シロキサン共重合ポリカーボネートB−1 660g 酸化スズ微粒子(平均粒径0.5μm) 66g 化合物例No.1 2800ml 上記組成物を3時間分散したものを塗布液として用い
た。
た。
【0100】〈感光体13の調製〉感光体11と同様に
アルミニウム支持体上に下引き層、電荷発生層を順次設
け、該電荷発生層上に下記電荷輸送層塗布液CTL−7
を塗布し、100℃、1時間乾燥して、乾燥膜厚23μ
mの電荷輸送層を積層して、本発明用の感光体13を得
た。この時の感光層中に残留する化合物例No.1の量
は該感光層の1.0重量%であった。
アルミニウム支持体上に下引き層、電荷発生層を順次設
け、該電荷発生層上に下記電荷輸送層塗布液CTL−7
を塗布し、100℃、1時間乾燥して、乾燥膜厚23μ
mの電荷輸送層を積層して、本発明用の感光体13を得
た。この時の感光層中に残留する化合物例No.1の量
は該感光層の1.0重量%であった。
【0101】 《電荷輸送層塗布液CTL−7》 電荷輸送物質CTM−1 420g シロキサン共重合ポリカーボネートB−1 660g シリカ「アドマファインSO−C1」(アドマテックス(株)社製) 66g 化合物例No.1 2800ml 上記組成物を3時間撹拌したものを塗布液として用い
た。
た。
【0102】〈感光体14の調製〉感光体11と同様に
アルミニウム支持体上に下引き層、電荷発生層を順次設
け、該電荷発生層上に下記電荷輸送層塗布液CTL−8
を塗布し、100℃、1時間乾燥して、乾燥膜厚23μ
mの電荷輸送層を積層して、本発明用の感光体14を得
た。この時の感光層中に残留した化合物例No.1の量
は、該感光層の1.0重量%であった。
アルミニウム支持体上に下引き層、電荷発生層を順次設
け、該電荷発生層上に下記電荷輸送層塗布液CTL−8
を塗布し、100℃、1時間乾燥して、乾燥膜厚23μ
mの電荷輸送層を積層して、本発明用の感光体14を得
た。この時の感光層中に残留した化合物例No.1の量
は、該感光層の1.0重量%であった。
【0103】 《電荷輸送層塗布液CTL−8》 電荷輸送物質CTM−1 420g シロキサン共重合ポリカーボネートB−1 660g 酸化スズ微粒子(平均粒径0.5μm) 66g PTFE「ルブロンL2」 132g 化合物例No.1 2800ml 上記組成物を3時間撹拌したものを塗布液として用い
た。
た。
【0104】〈感光体15の調製〉感光体1において、
電荷輸送層の乾燥温度を100℃に変えて130℃とし
た他は該感光体1と同様にして、比較用の感光体15を
得た。この時の感光層中に残留する化合物例No.1の
量は該感光層の0.0001重量%であった。
電荷輸送層の乾燥温度を100℃に変えて130℃とし
た他は該感光体1と同様にして、比較用の感光体15を
得た。この時の感光層中に残留する化合物例No.1の
量は該感光層の0.0001重量%であった。
【0105】〈感光体16の調製〉感光体1において、
電荷輸送層の乾燥温度を100℃に変えて60℃とした
他は該感光体1と同様にして、比較用の感光体16を得
た。この時の感光層中に残留する化合物例No.1の量
は該感光層の12.5重量%であった。
電荷輸送層の乾燥温度を100℃に変えて60℃とした
他は該感光体1と同様にして、比較用の感光体16を得
た。この時の感光層中に残留する化合物例No.1の量
は該感光層の12.5重量%であった。
【0106】〈感光体17の調製〉感光体1と同様にア
ルミニウム支持体上に下引き層、電荷発生層を順次設
け、該電荷発生層上に下記電荷輸送層塗布液CTL−9
を塗布し、100℃、1時間乾燥して、乾燥膜厚23μ
mの電荷輸送層を積層して、比較用の感光体17を得
た。この時の感光層中に残留した1,2−ジクロロエタ
ンの量は該感光層の1.0重量%であった。
ルミニウム支持体上に下引き層、電荷発生層を順次設
け、該電荷発生層上に下記電荷輸送層塗布液CTL−9
を塗布し、100℃、1時間乾燥して、乾燥膜厚23μ
mの電荷輸送層を積層して、比較用の感光体17を得
た。この時の感光層中に残留した1,2−ジクロロエタ
ンの量は該感光層の1.0重量%であった。
【0107】 《電荷輸送層塗布液CTL−9》 電荷輸送物質CTM−1 420g シロキサン共重合ポリカーボネートB−1 560g 1,2−ジクロロエタン 2800ml 〈感光体18の調製〉感光体1と同様にアルミニウム支
持体上に下引き層、電荷発生層を順次設け、該電荷発生
層上に下記電荷輸送層塗布液CTL−10を塗布し、1
00℃、1時間乾燥して、乾燥膜厚23μmの電荷輸送
層を積層して、比較用の感光体18を得た。この時の感
光層中に残留した化合物例No.1の量は該感光層の
1.0重量%であった。
持体上に下引き層、電荷発生層を順次設け、該電荷発生
層上に下記電荷輸送層塗布液CTL−10を塗布し、1
00℃、1時間乾燥して、乾燥膜厚23μmの電荷輸送
層を積層して、比較用の感光体18を得た。この時の感
光層中に残留した化合物例No.1の量は該感光層の
1.0重量%であった。
【0108】 《電荷輸送層塗布液CTL−10》 電荷輸送物質CTM−1 420g ポリカーボネート「Z200」 560g 化合物例No.1 2800ml 〈感光体19の調製〉感光体9において電荷輸送層の塗
布液の溶媒を化合物例No.1から1,2−ジクロロエ
タンに変えた他は該感光体9と同様にして比較用の感光
体19を得た。この時の感光層中に残留する1,2−ジ
クロロエタンの量は該感光層の1.1重量%であった。
布液の溶媒を化合物例No.1から1,2−ジクロロエ
タンに変えた他は該感光体9と同様にして比較用の感光
体19を得た。この時の感光層中に残留する1,2−ジ
クロロエタンの量は該感光層の1.1重量%であった。
【0109】〈感光体20の調製〉感光体10において
電荷輸送層の塗布液の溶媒を化合物例No.1から1,
2−ジクロロエタンに変えた他は該感光体10と同様に
して比較用の感光体20を得た。この時の感光層中に残
留する1,2−ジクロロエタンの量は該感光層の1.1
重量%であった。
電荷輸送層の塗布液の溶媒を化合物例No.1から1,
2−ジクロロエタンに変えた他は該感光体10と同様に
して比較用の感光体20を得た。この時の感光層中に残
留する1,2−ジクロロエタンの量は該感光層の1.1
重量%であった。
【0110】〈感光体21の調製〉感光体11において
電荷輸送層の塗布液の溶媒を化合物例No.1から1,
2−ジクロロエタンに変えた他は該感光体11と同様に
して比較用の感光体21を得た。この時の感光層中に残
留する1,2−ジクロロエタンの量は該感光層の1.1
重量%であった。
電荷輸送層の塗布液の溶媒を化合物例No.1から1,
2−ジクロロエタンに変えた他は該感光体11と同様に
して比較用の感光体21を得た。この時の感光層中に残
留する1,2−ジクロロエタンの量は該感光層の1.1
重量%であった。
【0111】〈感光体22の調製〉感光体12において
電荷輸送層の塗布液の溶媒を化合物例No.1から1,
2−ジクロロエタンに変えた他は該感光体12と同様に
して比較用の感光体22を得た。この時の感光層中に残
留する1,2−ジクロロエタンの量は該感光層の1.1
重量%であった。
電荷輸送層の塗布液の溶媒を化合物例No.1から1,
2−ジクロロエタンに変えた他は該感光体12と同様に
して比較用の感光体22を得た。この時の感光層中に残
留する1,2−ジクロロエタンの量は該感光層の1.1
重量%であった。
【0112】〈感光体23の調製〉感光体14において
電荷輸送層の塗布液の溶媒を化合物例No.1から1,
2−ジクロロエタンに変えた他は該感光体14と同様に
して比較用の感光体23を得た。この時の感光層中に残
留する1,2−ジクロロエタンの量は該感光層の1.1
重量%であった。
電荷輸送層の塗布液の溶媒を化合物例No.1から1,
2−ジクロロエタンに変えた他は該感光体14と同様に
して比較用の感光体23を得た。この時の感光層中に残
留する1,2−ジクロロエタンの量は該感光層の1.1
重量%であった。
【0113】
【表1】
【0114】なお上記感光体1〜23の電荷輸送層(表
面層)のバインダー樹脂、溶媒の種類(量ml)、有機
微粒子、無機微粒子の種類、乾燥条件、感光層中のジオ
キソラン系溶媒(比較感光体17及び19〜23では
1,2−ジクロロエタン)の残留量(wt%)を表1に
示した。
面層)のバインダー樹脂、溶媒の種類(量ml)、有機
微粒子、無機微粒子の種類、乾燥条件、感光層中のジオ
キソラン系溶媒(比較感光体17及び19〜23では
1,2−ジクロロエタン)の残留量(wt%)を表1に
示した。
【0115】〔性能評価〕以上のようにして得た本発明
用の感光体1〜14及び比較用の感光体15〜23の電
子写真性能を電子複写機U−BIX4045を用いて評
価した。
用の感光体1〜14及び比較用の感光体15〜23の電
子写真性能を電子複写機U−BIX4045を用いて評
価した。
【0116】〈繰り返し電位特性〉上記電子複写機の現
像部に表面電位計を配置してなる改造機に上記本発明用
の感光体1〜14及び比較用の感光体15〜23を順次
装着して帯電→露光→除電のプロセスを50,000回
繰り返した時の、10回目と50,000回目の黒紙電
位(Vb)、白紙電位(Vw)及び残留電位(Vr)を
測定し、その結果を表2に示した。
像部に表面電位計を配置してなる改造機に上記本発明用
の感光体1〜14及び比較用の感光体15〜23を順次
装着して帯電→露光→除電のプロセスを50,000回
繰り返した時の、10回目と50,000回目の黒紙電
位(Vb)、白紙電位(Vw)及び残留電位(Vr)を
測定し、その結果を表2に示した。
【0117】〈画像評価〉上記電子複写機に上記本発明
用の感光体1〜14及び比較用の感光体15〜23を順
次装着して実写テストを行い、50,000コピー後の
画像濃度低下、地カブリ、トナーや紙粉等の吸湿性物質
のフィルミングによる白スジ等の画像欠陥発生の有無を
観察し、その結果を表2に示した。
用の感光体1〜14及び比較用の感光体15〜23を順
次装着して実写テストを行い、50,000コピー後の
画像濃度低下、地カブリ、トナーや紙粉等の吸湿性物質
のフィルミングによる白スジ等の画像欠陥発生の有無を
観察し、その結果を表2に示した。
【0118】〈耐摩耗性〉上記本発明用の感光体1〜1
4及び比較用の感光体15〜23を用いた実写テストに
おける初期と50,000コピー後の各感光体の膜厚を
測定し、初期と50,000コピー後との膜厚の差か
ら、各感光体の膜厚減耗量(μm)を求め、その結果を
表2に示した。
4及び比較用の感光体15〜23を用いた実写テストに
おける初期と50,000コピー後の各感光体の膜厚を
測定し、初期と50,000コピー後との膜厚の差か
ら、各感光体の膜厚減耗量(μm)を求め、その結果を
表2に示した。
【0119】
【表2】
【0120】表2から本発明用の感光体は繰り返しての
画像形成の過程で感光体表面のトナーや紙粉等の吸湿性
物質のフィルミング、摩耗損傷等による繰り返し電位特
性の劣化、又は白筋、画像濃度低下、地カブリ等の画像
欠陥の発生が少なく電子写真性能が優れているが、比較
用の感光体は感光体表面のトナーや紙粉等の吸湿性物質
のフィルミング、摩耗損傷等による繰り返し電位特性の
劣化、又は白筋、画像濃度低下、地カブリ等の画像欠陥
の何れかが悪く実用性に乏しいことが解る。また、本発
明の感光体において表面層に珪素原子を有するバインダ
ー樹脂を用いると共に有機微粒子を入れることにより一
層クリーニング性が向上し、フィルミングが発生しにく
くなり、又有機微粒子と無機微粒子を併用することで膜
厚減耗が相乗的に減少するとともに、特に白紙電位の安
定性が向上することが解る。
画像形成の過程で感光体表面のトナーや紙粉等の吸湿性
物質のフィルミング、摩耗損傷等による繰り返し電位特
性の劣化、又は白筋、画像濃度低下、地カブリ等の画像
欠陥の発生が少なく電子写真性能が優れているが、比較
用の感光体は感光体表面のトナーや紙粉等の吸湿性物質
のフィルミング、摩耗損傷等による繰り返し電位特性の
劣化、又は白筋、画像濃度低下、地カブリ等の画像欠陥
の何れかが悪く実用性に乏しいことが解る。また、本発
明の感光体において表面層に珪素原子を有するバインダ
ー樹脂を用いると共に有機微粒子を入れることにより一
層クリーニング性が向上し、フィルミングが発生しにく
くなり、又有機微粒子と無機微粒子を併用することで膜
厚減耗が相乗的に減少するとともに、特に白紙電位の安
定性が向上することが解る。
【0121】
【発明の効果】導電性支持体上に感光液を塗布加工して
得られる感光体表面層に特定の量のジオキソラン又はそ
の誘導体を残留せしめることにより、該感光体表面層に
珪素原子又はフッ素原子を含むバインダー樹脂、又は有
機微粒子、又は無機微粒子等を含有させて該感光体表面
の耐摩耗性及びのクリーニング特性を改良する効果をさ
らに向上し、該感光体の繰り返し画像形成の過程で疲労
劣化がなく、長期に亘りカブリがなく、高濃度鮮明な画
像が安定して得られる等、優れた効果を有する。
得られる感光体表面層に特定の量のジオキソラン又はそ
の誘導体を残留せしめることにより、該感光体表面層に
珪素原子又はフッ素原子を含むバインダー樹脂、又は有
機微粒子、又は無機微粒子等を含有させて該感光体表面
の耐摩耗性及びのクリーニング特性を改良する効果をさ
らに向上し、該感光体の繰り返し画像形成の過程で疲労
劣化がなく、長期に亘りカブリがなく、高濃度鮮明な画
像が安定して得られる等、優れた効果を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G03G 5/05 103 G03G 5/05 103B
Claims (11)
- 【請求項1】 導電性支持体上に感光液を塗布加工して
なる感光体表面層に珪素原子又はフッ素原子を有するバ
インダー樹脂を含有し、かつ0.001〜10重量%の
ジオキソラン又はジオキソラン誘導体を含有することを
特徴とする電子写真感光体。 - 【請求項2】 前記珪素原子又はフッ素原子を有するバ
インダー樹脂がポリカーボネート及びその共重合体であ
ることを特徴とする請求項1に記載の電子写真感光体。 - 【請求項3】 導電性支持体上に感光液を塗布加工して
なる感光体表面層に有機微粒子を含有し、かつ0.00
1〜10重量%のジオキソラン又はジオキソラン誘導体
を含有することを特徴とする電子写真感光体。 - 【請求項4】 前記有機微粒子がフッ素原子を有するこ
とを特徴とする請求項3に記載の電子写真感光体。 - 【請求項5】 前記感光体表面層に珪素原子又はフッ素
原子を有するバインダー樹脂を含有することを特徴とす
る請求項3又は4に記載の電子写真感光体。 - 【請求項6】 導電性支持体上に感光液を塗布加工して
なる感光体表面層に無機微粒子を含有し、かつ0.00
1〜10重量%のジオキソラン又はジオキソラン誘導体
を含有することを特徴とする電子写真感光体。 - 【請求項7】 前記無機微粒子が珪素原子又は錫原子の
酸化物であることを特徴とする請求項6に記載の電子写
真感光体。 - 【請求項8】 前記感光体表面層に珪素原子又はフッ素
原子を有するバインダー樹脂を含有することを特徴とす
る請求項6又は7に記載の電子写真感光体。 - 【請求項9】 導電性支持体上に感光液を塗布加工して
なる感光体表面層に無機微粒子及び有機微粒子を含有
し、かつ0.001〜10重量%のジオキソラン又はジ
オキソラン誘導体を含有することを特徴とする電子写真
感光体。 - 【請求項10】 前記有機微粒子がフッ素原子を有し、
前記無機微粒子が珪素原子又は錫原子の酸化物であるこ
とを特徴とする請求項9に記載の電子写真感光体。 - 【請求項11】 前記感光体表面層に珪素原子又はフッ
素原子を有するバインダー樹脂を含有することを特徴と
する請求項9又は10に記載の電子写真感光体。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18234997A JPH1124300A (ja) | 1997-07-08 | 1997-07-08 | 電子写真感光体 |
| US09/110,665 US6605400B2 (en) | 1997-07-08 | 1998-07-06 | Electrophotographic photoreceptor |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18234997A JPH1124300A (ja) | 1997-07-08 | 1997-07-08 | 電子写真感光体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1124300A true JPH1124300A (ja) | 1999-01-29 |
Family
ID=16116766
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18234997A Pending JPH1124300A (ja) | 1997-07-08 | 1997-07-08 | 電子写真感光体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1124300A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003098710A (ja) * | 2001-09-25 | 2003-04-04 | Ricoh Co Ltd | 電子写真感光体、電子写真方法、電子写真装置および電子写真装置用プロセスカートリッジ |
| JP2015068950A (ja) * | 2013-09-27 | 2015-04-13 | 富士ゼロックス株式会社 | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
| JP2015114348A (ja) * | 2013-12-09 | 2015-06-22 | シャープ株式会社 | 電荷輸送層形成用塗布液、それを用いた電子写真感光体および画像形成装置 |
| JP2015114349A (ja) * | 2013-12-09 | 2015-06-22 | シャープ株式会社 | 電子写真感光体およびそれを備えた画像形成装置 |
| JP2020154042A (ja) * | 2019-03-18 | 2020-09-24 | 富士電機株式会社 | 電子写真用感光体の製造方法 |
-
1997
- 1997-07-08 JP JP18234997A patent/JPH1124300A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003098710A (ja) * | 2001-09-25 | 2003-04-04 | Ricoh Co Ltd | 電子写真感光体、電子写真方法、電子写真装置および電子写真装置用プロセスカートリッジ |
| JP2015068950A (ja) * | 2013-09-27 | 2015-04-13 | 富士ゼロックス株式会社 | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
| JP2015114348A (ja) * | 2013-12-09 | 2015-06-22 | シャープ株式会社 | 電荷輸送層形成用塗布液、それを用いた電子写真感光体および画像形成装置 |
| JP2015114349A (ja) * | 2013-12-09 | 2015-06-22 | シャープ株式会社 | 電子写真感光体およびそれを備えた画像形成装置 |
| JP2020154042A (ja) * | 2019-03-18 | 2020-09-24 | 富士電機株式会社 | 電子写真用感光体の製造方法 |
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|---|---|---|---|
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Effective date: 20040520 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
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|
| A521 | Written amendment |
Effective date: 20041101 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20051115 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |