JPH11243339A - セルアレイ回路 - Google Patents

セルアレイ回路

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JPH11243339A
JPH11243339A JP10369924A JP36992498A JPH11243339A JP H11243339 A JPH11243339 A JP H11243339A JP 10369924 A JP10369924 A JP 10369924A JP 36992498 A JP36992498 A JP 36992498A JP H11243339 A JPH11243339 A JP H11243339A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なる行と列内での階段状及び対称な誤差の
累積を2次元的に相殺する高精度のセルアレイ回路の実
現。 【解決手段】 セルアレイ回路において、アレイ22のセ
ルに所定の選択シーケンス、例えば魔方陣に従って各順
番位置を割り当て、割り当てられた順番位置はアレイの
異なる行のシーケンス位置の合計を等しくする傾向にあ
るか、又はアレイの異なる列のシーケンス位置の合計を
等しくする傾向にあり、行又は列に対するシーケンス位
置の合計は関係する行と列におけるセルのそれぞれの順
番位置の合計により決定され、スイッチ回路41-416は割
り当てられた順番位置が印加された値より小さなセルを
選択し、選択されたセルにより生成される各電流を合計
経路A上の出力電流として累積する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばデジタル−
アナログ変換器(DAC)などに使用されるセル・アレ
イ回路(cell array circuit)に関する。
【0002】
【従来の技術】図1は、いわゆる「電流ステアリング(c
urrent-steering)」型の従来のデジタル−アナログ変換
器(DAC)の部分を示す図である。DAC1は、mビ
ットのデジタル入力ワード(m-bit digital input word)
(D1からDm)を対応するアナログ出力信号に変換す
るように設計されている。
【0003】DAC1は、複数(n個)の同一の電流源
1 から2n を有する。ここで、nは2m −1である。
各電流源2は、実質的に一定の電流Iを通す。DAC1
は、更にn個の電流源21 から2n にそれぞれ対応する
複数の差動スイッチ回路41から4n を有する。各差動
スイッチ回路4は、対応する電流源2に接続され、電流
源により生成された電流Iを、変換器の第1の接続線A
に接続される第1の端子又は変換器の第2の接続線Bに
接続される第2の端子のいずれかに切り換える。
【0004】各差動スイッチ回路4は、以下に説明され
る理由で「温度計コード化信号(thermometer-coded sig
nals) 」と呼ばれる複数の制御信号T1からTnの1つ
を受け、関係する信号の値に従ってその第1の端子又は
第2の端子のいずれかを選択する。DAC1の第1の出
力電流IA は、差動スイッチ回路の第1の端子に配給さ
れる各電流の和であり、DAC1の第2の出力電流IB
は、差動スイッチ回路の第2の端子に配給される各電流
の和である。
【0005】アナログ出力信号は、DAC1の第1の出
力電流IA を抵抗Rで減衰させることにより生成される
電圧VA と、変換器の第2の出力電流IB を他の抵抗R
で減衰させることにより生成される電圧VB との差電圧
A −VB である。図1のDACにおいて、温度計コー
ド化信号T1からTnは、2値温度計デコーダ6によっ
て2値入力ワードD1からDmから導出される。デコー
ダ6は次のように動作する。
【0006】2値入力ワードD1からDmが最小値を有
する時、温度計コード化信号T1からTnは、各差動ス
イッチ回路41 −4n がその第2の端子を選択して、す
べての電流源21 −2n が第2の接続線に接続されるよ
うな信号である。この状態では、VA =0で、VB =n
IRである。アナログ出力信号VA −VB =−nIRで
ある。
【0007】2値入力ワードD1からDmの値が漸進的
に増加する時、デコーダ6により生成される温度計コー
ド化信号T1からTnは、既に選択されたいかなる差動
スイッチ回路もその第1の端子が第2の端子に戻される
ことなしに、(差動スイッチ回路41 から始まる)多く
の差動スイッチ回路がそれぞれの第1の端子を選択する
ような信号である。2値入力ワードD1からDmが値i
を有する時、最初のi個の差動スイッチ回路41 −4i
はそれぞれの第1の端子を選択し、残りのn−i個の差
動スイッチ回路4i+1 −4n はそれぞれの第2の端子を
選択する。アナログ出力信号VA −VB は(2i−n)
IRに等しい。
【0008】図2に示すように、2値温度計デコーダ6
によって発生される温度計コード化信号T1からTn
は、r番目の信号Trが活性化される(“1”にセット
される)時にそれより下の順序の信号T1からTr−1
も活性化されることが知られているいわゆる温度計コー
ドに従う。温度計コード化は電流ステアリング型のDA
Cでは一般的であるが、それは2値入力ワードが増加し
た時に、既に線Aに切り換えられているいかなる電流源
も他の線Bに切り換えられることなしに、より多くの電
流源が第1の接続線Aに切り換えられるためである。従
って、DACの入力/出力特性は単調であり、入力ワー
ドにおける“1”の変化の結果起きるサージ衝撃(イン
パルス)が小さい。
【0009】図1の構成における電流源2と対応する差
動スイッチ回路4の個数は非常に大きく、特にmが6以
上の時には大きくなる。例えば、m=6の時には、n=
63であり、63個の電流源と63個の差動スイッチ回
路が必要である。このような多数の電流源を扱い、温度
計信号を異なる差動スイッチ回路に効率よく配給するの
を可能にするため、電流源と差動スイッチ回路を2次元
のセルアレイとして配列し、各セルが1個の電流源と関
係する差動スイッチ回路を有するようにすることが提案
されている。この配列を図3に示す。
【0010】図3において、64個のセルCLijは、8
個の行(ロウ)と8個の列(コラム)を有する8×8の
正方形アレイに配置されている。図3において、各セル
に付されているサフィックスの最初の数字は、そのセル
の位置する行を表し、サフィックスの2番目の数字は、
そのセルの位置する列を表す。従って、セルCL18は1
行目の8列目にあるセルである。
【0011】各セルCLijは、それ固有の電流源2と固
有の差動スイッチ回路4とを有する。図1のDACで
は、図示のように、アレイのセルのそれぞれの第1の端
子は、DACの第1の接続線Aに同時に接続され、アレ
イのセルのそれぞれの第2の端子は、DACの第1の接
続線Bに同時に接続される。アレイのすべてのセルにそ
れぞれ異なる温度計コード化信号を発生及び供給しなく
てもよいようにするために、2段ステージのデコードプ
ロセスが使用され、2値の入力ワードD1−D6が、異
なるセルで必要な各温度計コード化制御信号Tに入力さ
れる。この2段ステージのデコードプロセスの第1のス
テージは、各行と列のデコーダ12と14により実行さ
れ、第2ステージは各セルに設けられたローカルデコー
ダ16により実行される。
【0012】2値入力ワードの下位3ビットD1−D3
は列デコーダ14に印加され、列デコーダ14は図2に
従って7個の温度計コード化列選択信号を導出する。行
デコーダ12は、入力ワードの上位3ビットD4−D6
を受け、同様に図2に従って7個の温度計コード化行選
択信号を導出する。行と列の選択信号はアレイのセルに
分配される。
【0013】各セルにおいては、ローカルデコーダ16
が、行と列の選択信号を合わせて、関係するセルの差動
スイッチ回路4用の必要なローカル制御信号Tを導出す
る。実際には、各セルのローカルデコーダ16が7個す
べての行と列の選択信号を使用して必要なローカル制御
信号Tを発生させる必要はない。これは、いかなるデジ
タル入力ワードに対しても、マトリクスの行は異なる3
つの状態の1つ、すなわち(1)行のすべてのセルのそ
れぞれの差動スイッチ回路が第2の端子を選択する行、
(2)行のすべてのセルのそれぞれの差動スイッチ回路
が第1の端子を選択する行、(3)行の1個以上のセル
の差動スイッチ回路は第2の端子を選択するが、行の1
個以上の他のセルの差動スイッチ回路は第1の端子を選
択する行である。これらの限定された可能性の観点か
ら、各ローカルデコーダが、行選択信号rn とrn+1
2つと列選択信号cn を単に合わせるだけでそのローカ
ル制御信号Tを導出することが可能である。
【0014】図3においてセルCLijに割り当てられる
数はシーケンスを示し、そのシーケンスでは、セルが活
性化(又は制御)されて、それらのそれぞれの第2の端
子の選択からそれらのそれぞれの第1の端子の選択に変
化する。活性化シーケンスは、アレイ中のセルの物理的
な順番に従い、行1から開始してその行のセルを列の順
に順番に活性化し、次に行2を行うという具合にアレイ
の連続した各行に対して同様に行う。図3の配置で生じ
る1つの問題は、アレイの異なるセルのそれぞれの電流
源2の出力電流は一様であるべきであるが、実際にはセ
ルの実出力電流はいろいろな原因による非一様性の問題
がある。
【0015】例えば、電源供給線に沿った電圧降下は、
図4の(A)に示すように、行又は列に沿った階段状の
誤差を生じる。この場合、関係する行又は列の第1の4
個のセルにおける電流源は負の誤差を有し、その誤差に
より出力電流の平均の低下を生じる。これらの負の誤差
は関係する行又は列の中心に向かって減少する。関係す
る行又は列の残りのセル5から8における電流源は、そ
れぞれ正の誤差を有し、それらはそれぞれ出力電流の平
均を上げる。これらの正の誤差は行又は列の中心から端
に向かって増加する。
【0016】アレイを含むチップの内部の温度分布は、
図4の(B)に示すように、行又は列内の対称な誤差を
生じるようにできる。この場合、行又は列の端のセル
1、2、7及び8での電流源は負の誤差を有するが、行
又は列の中心のセル3から6の電流源は正の誤差を有す
る。更に、ランダム誤差のような他のタイプの誤差があ
り得る。セルアレイの最終的な誤差分布は、異なる誤差
要因をすべて重ね合わせて生成される。
【0017】図4の(A)と(B)に示した階段状で対
称な誤差は、累積して大きな集積線型誤差(INL; Integr
al linearrity error)になる傾向にある。例えば、図4
の(A)に示すように、階段状の誤差分布が、図3に示
すセルアレイの第1の行内に存在すると仮定する。この
場合、セル1から4が段々に活性化された(それぞれの
第1の端子の選択から第1の端子の選択へ変化した)
時、負の誤差が累積し、デジタル入力コードが4の時
に、全体の負の誤差が大きくなる。セル5から8が順番
に活性化される時だけ、これらのセルによる正の誤差
が、セル1から4による大きな負の誤差を相殺し始め
る。
【0018】もちろん、その状態は列1から8のそれぞ
れに沿って図4の(A)に対応する階段状の誤差がある
時には更に悪くなる。この場合、セル1から8が階段状
に活性化される時、大きな負の誤差(図4の(A)の位
置1における誤差)が行1の9個のセルのぞれぞれで生
じる。同様に、行2において、図4の(A)の位置2に
対応する負の誤差が8回累積する。このように、入力コ
ードが32まで増加する時(行1から4のすべてのセル
が活性化されるまでに対応する時)までには、累積され
た負の誤差は非常に大きくなる。
【0019】同様の問題が、図4の(B)に示した種類
の対称な誤差の累積についても生じる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】これまで、セルアレイ
の行又は列内の階段状及び対称な誤差の累積の問題を解
決しようとする各種の提案がなされてきた。例えば、IE
EE Journal of Solid-State Circuits, Volume 26 No.
4, April 1991, pp.637-642は、単一の行又は列内の階
段状及び対称な誤差を相殺する「階層的な対称スイッチ
ング」として言及された技術を開示している。しかしな
がら、そのような技術はセルアレイの異なる行と列内で
の階段状及び対称な誤差の累積の問題、すなわち2次元
相殺(キャンセル)を取り扱う十分に満足な方法を提供
しない。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様によ
れば、行と列に配列された相互に対応する複数のセルで
作られたセルアレイと、所定の選択シーケンスでアレイ
のセルをそれぞれの順番位置に割り当て、それぞれの割
り当てられた順番位置に従ってセルを選択し、割り当て
られた順番位置はアレイの異なる行のシーケンス位置の
合計を等しくする傾向にあるか及び/又はアレイの異な
る列のシーケンス位置の合計を等しくする傾向にあり、
行又は列に対するシーケンス位置の合計は関係する行と
列におけるセルのそれぞれの順番位置の合計により決定
される選択手段と、選択されたセルにより生成されるか
又は関係する各アナログ量を累積する累積手段とを備え
るセルアレイ回路が提供される。
【0022】このようなセルアレイ回路においては、セ
ルアレイ内での階段状及び対称な誤差の影響が低減され
る。セルは、異なるセルにより生成されるか又はそれに
関係する各アナログ量の間のマッチング(一致)が必要
な適当な形式のなんらかのアナログ回路を有する。例え
ば、各セルは、累積手段が選択されたセルの電流源によ
り供給される各電流又はシンク回路の場合には選択され
たセルのシンク回路によりシンク(抜き取られる)電流
を累積する電流源又は電流シンク回路を有する。又は、
各セルは容量要素を有し、その場合には累積手段は選択
されたセルの容量要素により蓄積された各電荷を累積す
るように動作する。又は、各セルは抵抗要素を有し、そ
の場合には累積手段は選択されたセルの抵抗要素の各抵
抗を累積するように動作する。
【0023】選択手段は、例えば、割り当てられた順番
位置が所定値より小さなアレイの各セルを同時に選択す
るように動作する。例えば、所定値がiの時には、割り
当てられた順番位置が1、2、…、i−1のセルが選択
される。この場合、所定値は選択手段に印加される選択
信号(デジタル入力ワード)により決定されることが適
当である。
【0024】しかし、選択手段がこのような方法でセル
を選択することがかならずしも必要ではない。例えば、
選択手段は、第1のグループのセルの個数が第2のグル
ープのセルの個数の2倍である少なくとも第1と第2の
2値重み付けグループ内のアレイのセルを選択するよう
に動作するようにしてもよい。この形の選択は、2値重
み付け容量が必要な「電荷分配(charge distribution)
」ADCで使用するのに適している。これらの2値重
み付け容量は、セルアレイから容量セルの2の累乗数
(すなわち、1、2、4、8、…)を選択し、相互に並
列な選択されたセルを接続することにより形成できる。
【0025】好ましくは、少なくとも第1のグループに
おいては、グループ内のセルは連続して割り当てられた
順番位置を有する。これにより2個以上のセルを含む各
グループ内で誤差が相殺されることを保証する助けにな
る。もし割り当てられた順番位置が、アレイの丁度いく
つかの行での各シーケンス位置の合計が等しくなる傾向
にあるか、及び/又はアレイの丁度いくつかの列での各
シーケンス位置の合計が等しくなる傾向にあれば有用で
ある。しかし、各行が同一のシーケンス位置の合計を有
するか又は各列が同一のシーケンス位置の合計を有する
かということは必須のことではない。
【0026】しかし、割り当てられた順番位置は、アレ
イのすべての行での各シーケンス位置の合計が等しくな
る傾向にあるか、及び/又はアレイのすべての列での各
シーケンス位置の合計が等しくなる傾向にあることが望
ましい。これは、異なるセルに関係する誤差を克服する
上での効果を増加させる。セルアレイが正方形(すなわ
ち行数と列数が等しい)である時には、割り当てられた
順番位置は、アレイのすべての行及びすべての列での各
シーケンス位置の合計が等しくなる傾向にあることが望
ましい。これが、例えば、割り当てられた順番位置がア
レイの行数又は列数に等しい階数(order) の魔方陣にお
ける整数の分配に一致するように、割り当てられた順番
位置をアレイ内で分配することにより実現される。
【0027】いくつかの実施例では、魔方陣は「全対角
(pandiagonal) 」及び/又は「結合的(associative) 」
である。これにより、セルの選択モードに依存する付加
的な誤差相殺効果が得られる。セルアレイが長方形(す
なわち、行数と列数が異なる)である時には、行のシー
ケンス位置の合計が列のシーケンス位置の合計と同一で
ある必要はない。その代わり、割り当てられた順番位置
は、すべての行での各シーケンス位置の合計が等しくな
る傾向にあり、且つすべての列での各シーケンス位置の
合計が等しくなる傾向にあることが望ましい。
【0028】本発明の第2の態様によれば、第1及び第
2のセルアレイであって、それぞれが行と列に配列され
た相互に対応する複数のセルで作られ、第2のセルアレ
イは第1のセルアレイに対して所定の位置関係に配置さ
れている第1及び第2のセルアレイと、各セル組は第1
のセルアレイからの第1セル及び第2のセルアレイから
の個別に対応する第2セルを含み、第2セルアレイ内の
第2セルの物理的な配置は第1セルアレイ内の対応する
各第1セルの物理的な配置の所定の変形に対応する組内
のアレイのセルを選択するセル組選択手段と、選択され
たセル組の前記第1及び第2セルにより生成されるか又
は関係する各アナログ量を累積する累積手段とを有する
セルアレイ回路が提供される。
【0029】このようなセルアレイ回路においては、階
段状及び/又は対称な誤差の影響が、最初のセルアレイ
(第1のセルアレイ)と最初のセルアレイから導出され
る少なくとも1つの「変形」セルアレイ(第2のセルア
レイ)の所定の配列における配置により低減できる。2
組の誤差(例えば、一方向の対称な誤差とそれに垂直な
方向の階段状な誤差、又は2つの相互に垂直な方向のそ
れぞれにおける対称な誤差)を相殺するのに適している
1つの実施例では、第1及び第2のセルアレイは第1の
方向に離れており、第2のセルアレイの中心を通って第
1の方向に伸びる第2のセルアレイの中心線は、第1の
セルアレイの中心を通って第1の方向に伸びる第1のセ
ルアレイの中心線と一直線である。この場合、所定の変
形は、例えば、第1のセルアレイの中心線に対する反射
(折り返し)、又は第1のセルアレイの180°の回転
を含む。
【0030】他の2つの相互に垂直な方向のそれぞれに
おける階段状な誤差の相殺に適しており、各セルアレイ
はその中心線の一方の側に第1の半分を、中心線の他方
の側に第2の半分を有し、所定の変形は第1のセルアレ
イの第1の半分の第2のセルアレイの第2の半分への複
写と、第1のセルアレイの第2の半分の第2のセルアレ
イの第1の半分への複写とを含む。
【0031】上記のように、2個のセルアレイを使用す
る実施例は2組の誤差を克服するのに効果的であるが、
相互に垂直な1つ又は両方の方向における階段状及び対
称な誤差の他の組合せの相殺を容易にするために、より
多くのアレイを一緒に配置することも可能である。例え
ば、セルアレイ回路は、それぞれが行と列に配列された
相互に対応する複数のセルで作られ、第1のセルアレイ
に対して所定の位置関係に配置されている第3及び第4
のセルアレイを更に有してもよい。この場合、セル組選
択手段により選択された各セル組は、関係するセル組の
第1セルに個別に対応する第3のセルアレイの第3セル
と、関係するセル組の第1セルに個別に対応する第4の
セルアレイの第4セルとを更に有する。そして、第3の
セルアレイ内の第3セルの物理的な配置は第1セルアレ
イ内の対応する各第1セルの物理的な配置の所定の変形
に対応し、第4のセルアレイ内の第4セルの物理的な配
置は第1セルアレイ内の対応する各第1セルの物理的な
配置の所定の変形に対応する。この場合、累積手段は、
選択されたセル組の第1、第2、第3及び第4セルによ
り生成又は関係する各アナログ量を累積するように動作
する。
【0032】例えば、4個のセルアレイを含む領域は、
領域の原点で交わる第1及び第2の相互に垂直である軸
により4個の象限に分割され、第1、第2、第3及び第
4のセルアレイは4個の象限にそれぞれ配置されると考
えられる。これらの第2、第3及び第4のセルアレイ
は、第1のセルアレイの単なる複写で、両方の軸に対称
な誤差を相殺することを可能にする。
【0033】しかし、1つの好適な実施例では、第1及
び第2の象限は第2の軸の同じ側にあり、第1及び第3
の象限は第1の軸の同じ側にあり、第1のセルアレイは
前記第1象限に配置され、第2のセルアレイは第1のセ
ルアレイの第2の軸に対する反射であって第2象限内に
位置する反射に対応し、第3のセルアレイは第1のセル
アレイの第1の軸に対する反射であって前記第3象限内
に位置する反射に対応し、第4のセルアレイは第1のセ
ルアレイの180°の回転であって第4象限内に位置す
る回転に対応する。
【0034】このような形での第1、第2、第3及び第
3のセルアレイの配置の結果、各セル組の対応するセル
は原点に共通の重心を有する。この場合、両方の軸に並
行な階段状及び対称な両方の誤差は相殺され、高い所望
の効果が得られる。セル組選択手段は、所定の選択シー
ケンスで各セルアレイの各順番位置のセルを割り当て、
割り当てられた各順番位置に従ってセルを選択し、累積
手段は選択されたセル組のセルにより生成されるか又は
関係する各アナログ量を累積するように動作する。
【0035】各セルアレイに対して、割り当てられた順
番位置は、関係するセルアレイにおけるセルの物理的な
順番に適合する。又は、割り当てられた順番位置は、前
述の本発明の第1の態様を組み込んだセルアレイ回路に
おけるそれらと適合する。この場合、第1の態様と関連
させて説明した好ましい特徴のすべては、本発明の第2
の態様の実施例においても任意に利点として含まれる。
【0036】
【発明の実施の形態】図5は、本発明を実現したセルア
レイ回路の部分を示す図である。図5のセルアレイ20
は、電流ステアリング型のデジタル−アナログ変換器で
使用するのに適している。図5において、図3のDAC
を参照して既に説明した要素に対応した要素には、図3
で使用したのと同じ参照番号が使用されている。
【0037】セルアレイ回路20は、4行4列に配置さ
れた16個の個別のセルで作られているセルアレイ22
を備える。各セルは、図5で11の番号が付されたセル
で示したように、電流源2を備える。各セルはセル内に
図5で×で示される出力ノードを有する。セルアレイ2
2の各セルは、個々に対応するスイッチ回路41 から4
16を有する。この実施例では、スイッチ回路4は、セル
の外にあり、各セルの出力ノードは個々に対応するスイ
ッチ回路4の入力ノードに接続されている。
【0038】各スイッチ回路は、それぞれの第1と第2
の端子を有し、第1の端子は第1の合計接続線Aに接続
され、第2の端子は第2の合計接続線Bに接続されてい
る。スイッチ回路41 から416は、DAC(図示せず)
のデコード回路からそれぞれの温度計コード化選択信号
S1からS16を受ける。このデコード回路は、選択信
号S1からS16を、(図1に示すように)DACの2
値入力ワードから(1つのステージで)直接導出する
か、又はデコード化の第1のステージを実行するように
それぞれの行と列のデコーダを使用し、(図3に示した
ように)デコード化の第2のステージを実行するように
セルにそれぞれ対応するローカルデコーダを使用する2
つのステージで導出する。
【0039】各スイッチ回路は、それに印加される選択
信号が低論理レベルLを有する時にはその第2の出力端
子を選択し、それに印加される選択信号Sが高論理レベ
ルHを有する時にはその第1の出力端子を選択する。図
5自体に示すように、選択信号S1とS2は共にHであ
り、残りの選択信号S3からS16はLである。このよ
うに、スイッチ回路41 と42 はそれぞれの第1の端子
を選択し、残りのスイッチ回路はそれぞれの第2の端子
を選択する。
【0040】図5のセルアレイ22のセルは、図3を参
照してすでに説明した従来の選択シーケンスとは異なる
シーケンスで選択される。特に、この実施例の選択シー
ケンスは、セルアレイ22の各行、列及び対角方向に対
して、セルのそれぞれの選択シーケンスの位置の合計は
同一である(この場合は34)。従って、例えば、1つ
の例として行1をとると、それぞれの選択シーケンスは
合計が34になる1、15、14、4の位置である。同
様に、列1のセルのそれぞれの選択シーケンス位置1、
12、8及び13の合計は34になる。左上から右下へ
の対角に沿うと、セルのそれぞれの選択シーケンス位置
は1、6、11及び16で、合計が34になる。
【0041】図5に示した特別なセルアレイのレイアウ
トの有利な効果を理解するため、図6に示した表を考え
る。図6において、階段状の誤差が行方向(x方向)と
列方向(y方向)の両方に存在すると仮定する。各行又
は列の位置1に対する誤差が−2(単位)であると仮定
し、各行又は列の位置2に対する誤差が−1であると仮
定し、各行又は列の位置3に対する誤差が+1であると
仮定し、各行又は列の位置3に対する誤差が+2である
と仮定する。
【0042】図6において、表はセルの選択シーケンス
における各順番の位置でのx誤差とy誤差を示す。所定
の入力コードに応じて同時に選択されたこれらのセルに
対して、それぞれのx誤差は合計が全x誤差Σxを生成
し、それぞれのy誤差は合計が全y誤差Σyを生成す
る。図6から明らかなように、全x誤差Σxは、−2か
ら+2の小さな範囲で変化し、全y誤差Σyも同様であ
る。(全x誤差Σxと全y誤差Σyの合計である)全誤
差Eは、−4から+3の小さな範囲で変化する。
【0043】比較のために、図7の(A)はセルアレイ
における選択シーケンスが図7の(B)に示すような場
合の誤差値と累積を示す。この場合、全x誤差Σx、全
y誤差Σy及び全誤差Eは、それぞれ図6に示した全誤
差より大きな範囲で変化する。特に、全y誤差Σyは一
貫して負であり、最悪の場合−12になる。更に、全x
誤差Σxは、全y誤差Σyに比べて相対的に小さいが、
一貫して負であり、そのためにすべての入力コードに対
して全誤差Eを増加させる影響を有する。
【0044】同様の利点が、図5のセルアレイのセルに
おける対称及び他の誤差に対しても得られる。図5に示
したセルアレイ22におけるセルの選択シーケンスでの
順番の位置が、いわゆる魔方陣(magic square)における
整数の順番に対応することが、数学者により認められて
いる。このような魔方陣は、繰り返しなしに1からn2
の整数を有し、各行(左から右)、各列(上から下)及
び2つの対角が同じ合計値を有する。数nは陣の階数
(オーダー:order)、ベース、モジュール又は根(ルー
ト)と呼ばれる。魔方陣においてどのような数学的な法
則が数の配置を支配しているかはまだ分かっていない。
既知の解が試行錯誤により発見されているだけである。
【0045】階数2の魔方陣はない。階数3の魔方陣を
図8に示す。図9の(A)から(H)に示すように、図
8に示した魔方陣を変形することにより、階数3の他の
魔方陣を作れることが認められている。これらの図で、
図9の(A)は、開始点としての図8の魔方陣を示す。
図9の(B)は、図9の(A)でBの矢印で示すよう
に、図9の(A)の魔方陣を反時計方向に90°回転し
た結果を示す。図9の(C)と(D)は、図9の(A)
でCとDの矢印で示すようにそれぞれ180°と270
°の反時計方向の回転に関係する。図9の(E)から
(H)は、図9の(A)の魔方陣をEからHの各種の軸
に対して反射させた結果を示す。更なる魔方陣が、図9
の(B)から(H)に示した基本的な回転と反射の組合
せを使用して得られる。
【0046】回転と反射が除かれた、階数3の1個のユ
ニークな魔方陣が存在する。しかしながら、より高い階
数では、(回転と反射を除いた)配置の個数が増加す
る。第4階数の魔方陣(すなわち4行4列)は、回転と
反射を除いて、その16個の数の可能な配置を880種
有する。第4階数の魔方陣の行、列及び対角のそれぞれ
の数は合計34になる。
【0047】より高い階数の陣(第5階数及びそれ以上
の階数)に対しては、異なる可能な配置の個数が急激に
増加する。例えば、第5階数の陣は、回転と反射を除い
て、275305224種の異なる配置を有する。階数
4の陣の場合、図10と図11は、図5に示した配置か
らそれぞれ異なる2個の択一的な可能性を示す。図10
に示す配置は、中央の陣の4つの合計が13+8+3+
10=34であり、4つの角(コーナー)の合計(7+
14+9+4=34)及び4つの対角でない陣(例え
ば、上左の陣は7+12+2+13=34)も同様であ
るので、「全対角(pandiagonal) 」魔方陣と呼ばれる。
更に、図12の(A)と(B)に示すように、同一の合
計34は、図12の(A)の4つの位置aの数、4つの
bの位置の数、又は4つのcの位置の数を加えることで
得られ、又は図12の(B)の4つの位置dの数、4つ
のeの位置の数、又は4つのfの位置の数を加えること
で得られる。
【0048】第5、第6及び第8階数の魔方陣の例を図
13の(A)、13の(B)及び13の(C)にそれぞ
れ示す。第5階数の魔方陣に対しては、行、列及び対角
の合計が65であり、第6階数の魔方陣に対しては、
行、列及び対角の合計が111であり、第8階数の魔方
陣に対しては、行、列及び対角の合計が260である。
図13の(A)を参照すると、中心に対向するいかなる
組の数(例えば、7と19、20と6、1と25)の合
計がn2 +1(この場合はnは5である。)になること
が分かる。このような魔方陣は、「結合的(associativ
e) 」と呼ばれる。図8に示した第3階数の魔方陣もこ
の特性を有し、従って結合的である。第4階数の陣は、
結合的か全対角であるがその両方ではない。結合的で且
つ全対角である最小の陣は、第5階数である。回転及び
反射を除いて、結合的で且つ全対角である第5階数の陣
は16個ある。
【0049】本発明の実施例は、セルアレイ内の選択シ
ーケンスが、陣が結合的及び/又は全対角であるにかか
わらず、適当な階数のどのような適切な魔方陣にも適合
するように作ることができる。更に、行、列及び2つの
対角のすべての合計が正確に同一の値になるという意味
において絶対に完全な「魔方陣」でなければならないと
いうわけではない。例えば、図14の(A)に示した階
数3の非魔方陣を使用できる。これは、図8の魔方陣に
おいて、数7と5を並び替えることで形成できる。この
場合、行1から3と列1の数の合計は(図8に示すよう
に)15であるが、列2と3の合計と2つの対角の合計
は「標準(normal)」値15から少し異なり、13と17
である。しかしながら、このような魔方陣への近似は、
異なる行、列及び2つの対角における合計がほとんど同
じであるので、なお本発明に基づく十分な利点を提供す
る。行、列及び対角における合計の間の偏差を小さくで
きるいかなる配置も本発明の目的に対して利点がある。
【0050】更に、同様の原理を(正方形でない)長方
形のアレイに適用することもできる。例えば、図14の
(B)は、2行3列の長方形のアレイを示す。この場
合、列1から3に対する合計は同一の値7を有するが、
行1と2に対する合成はそれぞれ10と11で、できる
だけ近くする。この場合、列は行より少ないセルである
ため、行と列に対して合計を同じにはできない。代わり
に、異なる行の間の偏差を最小にし(この場合は1)、
異なる列の間の偏差を最小にする(この場合は0)よう
にすれば十分である。
【0051】図5に示したセルアレイ22においては、
各セルは電流源2で構成される。このような電流源の構
成の例を、図15に示す。図15では、電流源2はPM
OS電界効果トランジスタ(FET)32を備え、その
ソースは正の電源供給源Vddに接続され、そのゲート
は所定のバイアス電位Vbiasを受けるように接続さ
れ、そのドレインは電流源の出力ノードOUTに接続さ
れている。所定のバイアス電位Vbiasは、例えば、
正の電源供給電位Vddに対して一定の電位差を有す
る。従って、トランジスタ32は常時オンしており、実
質的に一定の電流Iをその出力ノードOUTに供給す
る。
【0052】もちろん、図5の各セル2は、電流源回路
2の代わりに電流シンク(sink)を備えることもできる。
この場合、FETでの実現においては、図15に示した
トランジスタ32は、NMOSFETに変えられ、その
トランジスタのソースがVssのような負の供給線電位
に接続される。この場合、Vbiasは、例えば、Vs
sから一定の電位差を有するVss以上の所定の基準電
位を有する。
【0053】いずれにしろ、電流源又は電流シンクは、
バイポーラトランジスタを使用して実現することもでき
る。回路の電流容量を増加するように、電流源又は電流
シンクを並行して形成するいくつかのトランジスタを使
用することができる。例えば、並行に接続された4個の
トランジスタを使用することができる。
【0054】本発明を実現するセルアレイの回路におけ
るセルが電流源又は電流シンクを有することは必要では
ない。例えば、図16に示した本発明の他の実施例で
は、各容量要素Cは、セルアレイ42の異なるセル44
内に含まれる。各セル44は、個々に対応するスイッチ
回路461 から4616を有する。各スイッチ回路46の
入力ノードはその対応するセル44の(図16で×で示
される)出力ノードに接続される。この出力ノードは、
セルにおける容量要素Cの底板である。
【0055】この実施例では、各スイッチ回路は3個の
端子を有し、それぞれの第1端子は入力電圧VINを受け
るように共通に接続され、それぞれの第2端子は負の基
準電圧VSSに共通に接続され、それぞれの第3端子は所
定の基準電位VREF を受けるように共通に接続されてい
る。各スイッチ回路46は、そこに印加される選択信号
Sに応じて、その入力ノードをその第1、第2及び第3
端子の1つに接続するように制御可能である。
【0056】異なるセルにおける容量要素Cの各上板
は、比較器48の第1の入力に共通に接続されている。
この第1の入力は、スイッチ要素50を介してVSSにも
接続されている。比較器48の第2の入力はVSSに接続
されている。デジタル出力信号Dは比較器48の出力に
生成される。図16に示すセルアレイ回路は、いわゆる
「電荷再分配(charge redistribution) 」原理に従って
動作する連続近似アナログ−デジタル変換器(successiv
e-approximation analog-to-digital converter)(AD
C)での使用に適している。このような連続近似ADC
は、2値重み付け容量を有するデジタル−アナログ変換
器(DAC)を使用する。更に、この型式の容量DAC
に関する情報は、例えば、IEEE Journal of Solid Stat
e Circuits, Vo. Sc-14,pp.920-926, December1979に記
載されている。
【0057】図16の実施例では、5個のそのような2
値重み付け容量C0 からC4 は、図16の右上側に示す
ように、異なるセルにおける容量要素Cとして設けられ
ている。容量C0 は、セル1の容量要素Cとして単独で
設けられている。容量C1 は、セル2の容量要素Cとし
て単独で設けられている。容量C2 は、セル3と4の各
容量要素Cとして並行に設けられている。容量C3 は、
セル5から8の各容量要素Cとして並行に設けられてい
る。容量C3 は、セル9から16の各容量要素Cとして
並行に設けられている。容量C0 からC4 の容量値の比
率は、1:1:2:4:8である。
【0058】図16のセルアレイ回路40は、次のよう
に動作する。最初、回路のサンプリングモードでは、容
量C0 からC4 のすべての上板がスイッチ要素50を使
用してVSSに接続され、スイッチ回路461 から4616
をそのすべてが各第1の端子を選択するように制御する
ことによりすべての下板が入力電圧VINを受けるように
接続される。
【0059】次に、スイッチ要素50がオフし、すべて
の下板がVSSに接続され、上板電圧VTOP が、サンプル
された入力電圧VINの負、すなわちVTOP =−VINに等
しくなる。次に、アナログ−デジタル変換処理を説明す
る。この処理では、上板電圧VTO P が0になるには、容
量C0 からC4 のどれがその底板をVSSからVREF 電位
に変化させなければならかいかが特定される。この決定
は、2値サーチアルゴリズムに従って行われる。
【0060】例えば、2値サーチアルゴリズムの第1の
ステップでは、デジタル出力ワードの最上位ビットを決
定するのに使用され、C4 の底板がVSSからVREF に切
り換えられ、上板電圧VTOP が1/2VREF に等しい量
だけ増加する。これが、容量C4 を形成する各容量要素
を有するセル9から16に対応するスイッチ回路46 9
から4616を、その選択が(VSSに接続される)第2端
子から(VREF に接続される)第3端子に並列して変化
するように動作させることで実行される。容量48の出
力Dは、上板電圧VTOP とVSSの間の差の極性を示し、
それが次にはデジタル出力ワードの最上位ビットの値を
決定する。
【0061】デジタル出力ワードの残りのビットは、同
様の方法を反復して決定される。図17は、セルアレイ
回路60がそれぞれが抵抗要素Rを含む個別のセル64
を形成するセルアレイ62を含む本発明の更に別の実施
例を示す。この実施例では、バス70が異なるセル64
とセレクタ回路72の間の接続を形成するのに使用され
る。セレクタ回路72は、バス70の各バスライン70
1 から7017に接続される入力I1 からI17を有する。
最初と最後のバスライン701 と7017は、それぞれセ
ルアレイ回路のノードN1 とN2 に接続されている。各
セル64の抵抗要素Rは、相互に隣接するバスラインの
間に、接続線66と68を介して直列に接続されてい
る。例えば、セル1の抵抗要素Rは、バスライン701
と70 2 の間に直列に接続されている。
【0062】セレクタ回路72は、そこに印加されるデ
ジタル選択ワードSに応じて、その入力I1 からI17
1つとセルアレイ回路60の出力ノードOUTに接続さ
れる出力Oの間の接続を形成するように選択的に制御可
能である。例えば、図17自体に示すように、セレクタ
回路72がその入力I3 をその出力Oに接続する時、回
路の第1のノードN1 と回路の出力ノードOUTの間に
直列に接続される抵抗要素の個数は(セル1と2の抵抗
要素の)2であり、ノードN2 とOUTの間に接続され
る抵抗要素の個数は(セル3から16に含まれる抵抗要
素の)14である。
【0063】図17の右側に示すように、本実施例のセ
ルアレイ回路はデジタル的に制御可能なポテンショメー
タとして機能し、出力タップの位置はデジタル選択ワー
ドSの値によって決定される。例えば、ノードN1 とN
2 は、それぞれ第1の電源供給線Vddと第2の電源供給
線Vssに接続される。もし望むなら、定電流発生器を、
一方ではノードN1 とN2 の1つと、他方ではノードに
接続される電源線の間に配置してもよい。
【0064】図11の各セルの抵抗要素Rは、例えば、
図18に示したディプリーション型MOSFETにより
形成される。もしより大きな電流容量が必要であれば、
そのようなトランジスタをいくつか並列に接続する。図
5を参照して説明した第1の実施例では、セルが連続し
て選択される時に加算される量は電流である。図16を
参照して説明する第2実施例では、加算される量は電荷
である。図16を参照して説明する第3実施例では、加
算される量は抵抗である。しかし、本発明はこのような
3つの量の加算に限定されるものではない。適当なアナ
ログ量であれば、本発明を適用したセルアレイ回路での
加算に使用できる。このように、本発明は、名目上だけ
一致したセルによって生成又は関係する各アナログ量が
ある方法で累積又は加算されなければならないいかなる
状況でも有効に適用できる。
【0065】図5、16及び17を参照して説明した実
施例では示さなかったが、もし望むなら、いかなるデコ
ード回路の部分と同様にそれぞれに関係するスイッチ回
路を一体化することもできる。しかし、個別のセルの大
きさを最小にし、それにより(その動作状態を等しくす
るように)セルが互いに物理的に近接するようにするに
は、通常はスイッチ回路及びデコード回路がセルの外に
あることが望ましい。
【0066】本発明の第4実施例を、図19を参照して
説明する。この本発明の更なる態様に従った実施例で
は、4個の長方形(又は正方形)のセルアレイが所定の
配置で配置され、やはりアナログ量の加算において発生
する誤差の影響を最小にすることを目的とする。まず図
19を参照して、行と列に複数の個別のセルが配置され
て作られている第1のセルアレイ100が第1象限に配
置されている。アレイ100の2個のセルA1とB1が
図19に示され、セルA1はx方向とy方向に近接した
エッジからそれぞれ距離AxとAy離れており、セルB
1はx方向とy方向に近接したエッジからそれぞれ距離
BxとBy離れている。
【0067】次に、図20に示すように、第2のセルア
レイ102が第2象限に配置される。第2のセルアレイ
102におけるセルの配置は、第1のセルアレイ100
をy軸に対して反射させ、次に反射したものを第2象限
に移すことにより生成される。これにより、第1のセル
アレイ100の表示したセルA1とB1にそれぞれ対応
する第2のセルアレイ102の表示したセルA2とB2
は、図20に示すように配置される。
【0068】次に、図21に示すように、第3のセルア
レイ104が第3象限に配置される。第3のセルアレイ
104におけるセルの配置は、第1のセルアレイ100
をx軸に対して反射させ、次に反射したものを第3象限
に移すことにより生成される。セルアレイ100の表示
したセルA1とB1にそれぞれ対応するセルA3とB3
は、図21に示される。
【0069】最終的に、図22に示すように、第4のセ
ルアレイ106が第4象限に配置される。第4のセルア
レイ106におけるセルの配置は、第1のセルアレイ1
00を原点の回りに180°回転させることにより生成
される。第1のセルアレイ100の表示したセルA1と
B1にそれぞれ対応するセルA4とB4は、図21に示
される。
【0070】図22に示した構成で第1、第2、第3及
び第4のセルアレイ100から106を配置した結果、
4個のセルアレイの対応する表示したセルは原点に共通
の重心を有する。例えば、4個の表示したセルA1から
A4を考えると、A1とA4は両方ともy軸からその反
対側に同一距離Axだけ離れており、セルA2とA3も
y軸からその反対側に同一距離だけ離れている。同様
に、A1とA4はx軸からその反対側に同一距離だけ離
れており、セルA2とA3も同様である。
【0071】これにより、A1とA4に起因するx方向
におけるいかなる階段状の誤差も相互に相殺しあう。A
2とA3に起因するx方向におけるいかなる階段状の誤
差も相互に相殺しあう。同様のことがy方向の回想的な
誤差についてもいえる。しかし、y方向においては、A
1は4個のセルアレイ100−106が占める領域の上
側エッジから、A2がy方向に中心線から(すなわちx
軸から)離れているのと同一の距離Ayだけ離れてい
る。従って、A1とA2に起因するいかなる対称なy方
向の誤差も相互に相殺しあう。同様のことが、y方向に
おけるA3とA4、x方向におけるA1とA3及びA2
とA4に対してもいえる。
【0072】4個のアレイの対応するセルの他の各組に
ついても同様のことがいえる。第1のセルアレイ100
内のセルの選択シーケンス(これが第1のセルアレイ1
00から導出される他のセルアレイ102、104及び
106内の各選択されたシーケンスを順番に決定す
る。)は、重大なことではない。例えば、図3に示すよ
うに、従来の(すなわち、行1の列、それに続いて行2
の列という具合の)選択シーケンスで、単にセルを選択
することも可能である。しかし、好ましくは、第1のセ
ルアレイ100内の選択シーケンスは、図5から14の
(B)を参照してこれまで説明したように、上記の本発
明の第1の態様の基礎をなす原理に従って、決定するこ
とが望ましい。この場合、個別の各セルアレイ内の階段
状、対称な及び他の誤差は、4個のセルアレイで占めら
れる領域に渡って存在する誤差と同様に全体として補償
される。
【0073】図23は、セルの各組に属する4個の異な
るセルを結合し選択できる方法の例を示す。図23に示
すように、4個の対応するセルの各組は個別に対応する
スイッチ回路4を有する。例えば、4個のセルA1から
A4の組は、個別に対応するスイッチ回路4A を有す
る。この例で、セルは各定電流源2で構成され、組の4
個のセルは対応するスイッチ回路の入力に接続される共
通の接続線110に接続される。
【0074】図15を参照してすでに説明したように、
各セルは単一のトランジスタ又は並列に接続した複数の
トランジスタで構成できる。例えば、各セルは4個の並
列に接続されたp型FETを備える。図16及び図17
を参照してすでに説明したように、図23の4個のセル
アレイ内のセルは、定電流源を備える必要はない。それ
らは、代わりに定電流シンクを備えることができる。更
に、それらは、図16に示したように容量要素C又は図
17に示したように抵抗要素Rを備えることもできる。
この場合、セルからスイッチ回路への接続は、図16及
び図17に従って変形するのが適当できる。
【0075】本発明の第2の態様に基づく十分な利点
は、2個のセルアレイによって占められる領域にある誤
差の組合せに依存し、ちょうど2個のセルアレイを使用
することで得られる。例えば、2個のセルアレイ100
と102をアレイ104と106を使用せずに用いる。
この場合、x方向の階段状の誤差は相殺され、y方向の
対称な誤差が相殺される。同様に、図22の2個のセル
アレイ100と104をアレイ102と106を使用せ
ずに用いる。この場合、x方向の対称な誤差が相殺さ
れ、y方向の階段状の誤差が相殺される。
【0076】他の有用な実施例は、図22の2個のセル
アレイ100と106だけを使用してそれらを第1及び
第2象限にそれぞれ配置することで作られる。この場
合、x方向とy方向の両方の階段状の誤差は相殺され
る。同様の効果はセルアレイ100と106だけを使用
してそれぞれを第1及び第3象限に配置することで達成
できる。
【0077】図24は、第1のセルアレイ100が第1
及び第3象限を横切って等しく分けられる他の実施例を
示す。象限1の部分は、それを回転および反射させるこ
となしに象限4にコピー(複写)され、象限3の部分は
それを回転および反射させることなしに象限2にコピー
される。この結果、x方向とy方向の両方の対称な誤差
が相殺される。
【0078】他の可能性は4個の同一のセルアレイ10
0をそれぞれ象限1から4に配置することである。これ
は、x方向とy方向の両方の対称な誤差を相殺する効果
を有する。本発明の第2の態様の実施例では、セルアレ
イが相互に直接隣接するように配置される必要はない。
例えば、図22の実施例では、アレイ100と102
は、DACの他のセルのような別の回路を配置するスペ
ースを残すように、アレイ104と106からx方向に
離すこともできる。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
異なる行と列内での階段状及び対称な誤差の累積を2次
元的に相殺する高精度のセルアレイ回路が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の電流テアリングDACの部分を示す図で
ある。
【図2】どのようにして温度計コード化信号を図1のD
ACの2値入力ワードから導出するかを説明するのに使
用される表である。
【図3】DACにおける使用をあらかじめ考慮したセル
アレイ回路の部分を示す図である。
【図4】図3のセルアレイ回路での階段状及び対称な誤
差の発生を説明するのに使用する概略図である。
【図5】本発明の第1実施例のセルアレイ回路を示す図
である。
【図6】図5の実施例における階段状及び対称な誤差の
影響を説明するのに使用する表である。
【図7】図6の表と比較するための、本発明を組み込ん
でいないセルアレイ回路における階段状及び対称な誤差
の影響を示す表と、従来のセルアレイ回路の例を示す図
である。
【図8】3×3の魔方陣の一例を示す図である。
【図9】図8の魔方陣を変形して別の魔方陣を作る方法
を説明するのに使用される図と、それによって作られた
各魔方陣を示す図である。
【図10】4×4の魔方陣の一例を示す図である。
【図11】4×4の魔方陣の一例を示す図である。
【図12】図10の魔方陣の特性を説明するのに使用さ
れる図である。
【図13】5×5、6×6及び8×8の魔方陣の例を示
す図である。
【図14】別の3×3の魔方陣及び3×2の長方形の魔
方陣の例を示す図である。
【図15】図5のセルアレイ回路のセルの1つの構成の
一例を示す図である。
【図16】本発明の第2実施例のセルアレイ回路の部分
を示す図である。
【図17】本発明の第3実施例のセルアレイ回路の部分
を示す図である。
【図18】図17のセルアレイ回路のセルの1つの構成
例を示す図である。
【図19】本発明の第2の態様を組み込んだセルアレイ
回路の原理を説明するのに使用する図である。
【図20】本発明の第2の態様を組み込んだセルアレイ
回路の原理を説明するのに使用する図である。
【図21】本発明の第2の態様を組み込んだセルアレイ
回路の原理を説明するのに使用する図である。
【図22】本発明の第2の態様を組み込んだセルアレイ
回路の原理を説明するのに使用する図である。
【図23】本発明の第4実施例のセルアレイ回路を示す
図である。
【図24】本発明の第5実施例のセルアレイ回路を示す
図である。
【符号の説明】
1…DAC 2、21 〜2n …電流源 4、41 〜4n …スイッチ回路 6…温度計デコーダ 20…セルアレイ回路 22…セルアレイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 イアン ジュソ デディク イギリス国,ミドルセックス ユービー5 5エイチダブリュ,ノーソルト,ベルビ ュー ロード 15

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 行と列に配列された相互に対応する複数
    のセルで作られたセルアレイと、 所定の選択シーケンスで前記アレイのセルをそれぞれの
    順番位置に割り当て、それぞれの割り当てられた順番位
    置に従って前記セルを選択し、割り当てられた順番位置
    は前記アレイの異なる行のシーケンス位置の合計を等し
    くする傾向にあるか、又は前記アレイの異なる列のシー
    ケンス位置の合計を等しくする傾向にあり、行又は列に
    対するシーケンス位置の合計は関係する前記行と列にお
    ける前記セルのそれぞれの順番位置の合計により決定さ
    れる選択手段と、 選択された前記セルにより生成されるか又は関係する各
    アナログ量を累積する累積手段とを備えることを特徴と
    するセルアレイ回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のセルアレイ回路であっ
    て、 前記割り当てられた順番位置は、前記アレイのすべての
    行に対してそれぞれのシーケンス位置の合計を等しくす
    る傾向又は前記アレイのすべての列に対してそれぞれの
    シーケンス位置の合計を等しくする傾向にあるセルアレ
    イ回路。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のセルアレイ回路であっ
    て、 前記セルアレイは同じ行数と列数を有し、前記割り当て
    られた順番位置は前記アレイのすべての行及び列に対す
    るそれぞれのシーケンス位置の合計を等しくする傾向に
    あるセルアレイ回路。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のセルアレイ回路であっ
    て、 前記アレイ内の前記割り当てられた順番位置の配置は、
    前記アレイの行又は列の個数に等しい階数の魔方陣内の
    整数の配置に適合するセルアレイ回路。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のセルアレイ回路であっ
    て、 前記魔方陣は全対角(pandiagonal) であるセルアレイ回
    路。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5に記載のセルアレイ回路
    であって、 前記魔方陣は「結合的(associative) 」であるセルアレ
    イ回路。
  7. 【請求項7】 請求項2に記載のセルアレイ回路であっ
    て、 前記セルアレイの行数と列数は異なり、前記割り当てら
    れた順番位置は、すべての行に対するそれぞれのシーケ
    ンス位置の合計を等しくする傾向にあり、且つすべての
    列に対するそれぞれのシーケンス位置の合計を等しくす
    る傾向にあるセルアレイ回路。
  8. 【請求項8】 請求項1から7のいずれか1項に記載の
    セルアレイ回路であって、 各セルは電流源又は電流シンク回路を有し、前記累積手
    段は前記選択されたセルの前記電流源又はシンク回路に
    より供給又は抜き取られる各電流を累積するように動作
    するセルアレイ回路。
  9. 【請求項9】 請求項1から7のいずれか1項に記載の
    セルアレイ回路であって、 各セルは容量要素を有し、前記累積手段は前記選択され
    たセルの前記容量要素に蓄積された各電荷を累積するよ
    うに動作するセルアレイ回路。
  10. 【請求項10】 請求項1から7のいずれか1項に記載
    のセルアレイ回路であって、 各セルは抵抗要素を有し、前記累積手段は前記選択され
    たセルの前記抵抗要素の各抵抗を累積するように動作す
    るセルアレイ回路。
  11. 【請求項11】 請求項1から10のいずれか1項に記
    載のセルアレイ回路であって、 前記選択手段は、前記割り当てられた順番位置が所定値
    より小さい前記アレイの各セルを同時に選択するように
    動作するセルアレイ回路。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載のセルアレイ回路で
    あって、 前記所定値は、前記選択手段に印加される選択信号によ
    り決定されるセルアレイ回路。
  13. 【請求項13】 請求項1から10のいずれか1項に記
    載のセルアレイ回路であって、 前記選択手段は、少なくとも第1及び第2の2値重み付
    けグループにおける前記アレイの前記セルを選択するよ
    うに動作し、前記第1グループにおけるセルの個数は前
    記第2グループにおけるセルの個数の2倍であるセルア
    レイ回路。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載のセルアレイ回路で
    あって、 少なくとも前記第1のグループにおいては、そのグルー
    プにおける前記セルが連続して割り当てられた順番位置
    を有するセルアレイ回路。
  15. 【請求項15】 第1及び第2のセルアレイであって、
    それぞれが行と列に配列された相互に対応する複数のセ
    ルで作られ、前記第2のセルアレイは前記第1のセルア
    レイに対して所定の位置関係に配置されている第1及び
    第2のセルアレイと、 各セル組は前記第1のセルアレイからの第1セル及び前
    記第2のセルアレイからの個別に対応する第2セルを含
    み、前記第2セルアレイ内の前記第2セルの物理的な配
    置は前記第1セルアレイ内の対応する各第1セルの物理
    的な配置の所定の変形に対応する、組内の前記アレイの
    前記セルを選択するセル組選択手段と、 選択されたセル組の前記第1及び第2セルにより生成さ
    れるか又は関係する各アナログ量を累積する累積手段と
    を備えることを特徴とするセルアレイ回路。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載のセルアレイ回路で
    あって、 前記第1及び第2のセルアレイは第1の方向に離れてお
    り、前記第2のセルアレイの中心を通って前記第1の方
    向に伸びる前記第2のセルアレイの中心線は、前記第1
    のセルアレイの中心を通って前記第1の方向に伸びる前
    記第1のセルアレイの中心線と一直線であるセルアレイ
    回路。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載のセルアレイ回路で
    あって、 前記所定の変形は、その前記中心線に対する前記第1セ
    ルアレイの反射を含むセルアレイ回路。
  18. 【請求項18】 請求項16に記載のセルアレイ回路で
    あって、 前記所定の変形は、前記第1セルアレイの180°の回
    転を含むセルアレイ回路。
  19. 【請求項19】 請求項16に記載のセルアレイ回路で
    あって、 各セルアレイは、その前記中心線の一方の側に第1の半
    分を含み、その前記中心線の他方の側に第2の半分を含
    み、前記所定の変形は、前記セルアレイの前記第1の半
    分の前記第2のセルアレイの前記第2の半分への複写、
    及び前記第1のセルアレイの前記第2の半分の前記第2
    のセルアレイの前記第1の半分への複写を含むセルアレ
    イ回路。
  20. 【請求項20】 請求項15に記載のセルアレイ回路で
    あって、 行と列に配列された相互に対応する複数のセルで作ら
    れ、前記第1のセルアレイに対して所定の位置関係に配
    置されている第3及び第4のセルアレイを更に備え、 前記セル組選択手段により選択された各セル組は、関係
    する前記セル組の前記第1セルに個別に対応する前記第
    3のセルアレイの第3セルと、関係する前記セル組の前
    記第1セルに個別に対応する前記第4のセルアレイの第
    4セルとを更に有し、 前記第3のセルアレイ内の前記第3セルの物理的な配置
    は前記第1セルアレイ内の対応する各第1セルの物理的
    な配置の所定の変形に対応し、前記第4のセルアレイ内
    の前記第4セルの物理的な配置は前記第1セルアレイ内
    の対応する各第1セルの物理的な配置の所定の変形に対
    応し、 前記累積手段は、選択されたセル組の前記第1、第2、
    第3及び第4セルにより生成又は関係する各アナログ量
    を累積するように動作するセルアレイ回路。
  21. 【請求項21】 請求項20に記載のセルアレイ回路で
    あって、 前記4個のセルアレイを含む領域は、該領域の原点で交
    わる第1及び第2の相互に垂直である軸により、4個の
    象限に分割され、前記第1、第2、第3及び第4のセル
    アレイは、前記4個の象限にそれぞれ配置されるセルア
    レイ回路。
  22. 【請求項22】 請求項21に記載のセルアレイ回路で
    あって、 前記第1及び第2の象限は前記第2の軸の同じ側にあ
    り、前記第1及び第3の象限は前記第1の軸の同じ側に
    あり、 前記第1のセルアレイは前記第1象限に配置され、 前記第2のセルアレイは、前記第1のセルアレイの前記
    第2の軸に対する反射であって前記第2象限内に位置す
    る反射に対応し、 前記第3のセルアレイは、前記第1のセルアレイの前記
    第1の軸に対する反射であって前記第3象限内に位置す
    る反射に対応し、 前記第4のセルアレイは、前記第1のセルアレイの18
    0°の回転であって前記第4象限内に位置する回転に対
    応するセルアレイ回路。
  23. 【請求項23】 請求項15から22のいずれか1項に
    記載のセルアレイ回路であって、 前記セル組選択手段は、所定の選択シーケンスで各セル
    アレイの各順番位置の前記セルを割り当て、割り当てら
    れた各順番位置に従って前記セルを選択するように動作
    し、前記累積手段は前記選択されたセル組の前記セルに
    より生成されるか又は関係する各アナログ量を累積する
    ように動作するセルアレイ回路。
  24. 【請求項24】 請求項23に記載のセルアレイ回路で
    あって、 各セルアレイに対して、前記割り当てられた順番位置
    は、関係する前記セルアレイにおける前記セルの物理的
    な順番に適合するセルアレイ回路。
  25. 【請求項25】 請求項23に記載のセルアレイ回路で
    あって、 各セルアレイに対して、前記割り当てられた順番位置
    は、関係する前記アレイの異なる行に対するそれぞれの
    シーケンス位置の合計を等しくする傾向又は関係する前
    記アレイの異なる列に対するそれぞれのシーケンス位置
    の合計を等しくする傾向にあり、行又は列に対する前記
    シーケンス位置の合計は関係する前記行又は列における
    前記セルの各順番位置を合計することにより決定される
    セルアレイ回路。
  26. 【請求項26】 請求項25に記載のセルアレイ回路で
    あって、 前記割り当てられた順番位置は、前記アレイのすべての
    行に対するそれぞれのシーケンス位置の合計を等しくす
    る傾向又は前記アレイのすべての列に対するそれぞれの
    シーケンス位置の合計を等しくする傾向にあるセルアレ
    イ回路。
  27. 【請求項27】 請求項26に記載のセルアレイ回路で
    あって、 前記セルアレイは、同じ行数と列数を有し、前記割り当
    てられた順番位置は前記アレイのすべての行及び列に対
    するそれぞれのシーケンス位置の合計を等しくする傾向
    にあるセルアレイ回路。
  28. 【請求項28】 請求項27に記載のセルアレイ回路で
    あって、 前記アレイ内の前記割り当てられた順番位置の配置は、
    前記アレイの行又は列の個数に等しい階数の魔方陣内の
    整数の配置に適合するセルアレイ回路。
  29. 【請求項29】 請求項26に記載のセルアレイ回路で
    あって、 前記セルアレイの行数と列数は異なり、前記割り当てら
    れた順番位置は、すべての行に対するそれぞれのシーケ
    ンス位置の合計を等しくする傾向にあり、且つすべての
    列に対するそれぞれのシーケンス位置の合計を等しくす
    る傾向にあるセルアレイ回路。
  30. 【請求項30】 請求項15から29のいずれか1項に
    記載のセルアレイ回路であって、 各セルは電流源又は電流シンク回路を有し、前記累積手
    段は前記選択されたセルの前記電流源又はシンク回路に
    より供給又は抜き取られる各電流を累積するように動作
    するセルアレイ回路。
  31. 【請求項31】 請求項15から29のいずれか1項に
    記載のセルアレイ回路であって、 各セルは容量要素を有し、前記累積手段は前記選択され
    たセルの前記容量要素に蓄積された各電荷を累積するよ
    うに動作するセルアレイ回路。
  32. 【請求項32】 請求項15から29のいずれか1項に
    記載のセルアレイ回路であって、 各セルは抵抗要素を有し、前記累積手段は前記選択され
    たセルの前記抵抗要素の各抵抗を累積するように動作す
    るセルアレイ回路。
  33. 【請求項33】 請求項15から32のいずれか1項に
    記載のセルアレイ回路であって、 各セルアレイにおいて、前記セル組選択手段は、前記割
    り当てられた順番位置が所定値より小さい前記アレイの
    各セルを同時に選択するように動作するセルアレイ回
    路。
  34. 【請求項34】 請求項33に記載のセルアレイ回路で
    あって、 前記所定値は、前記セル組選択手段に印加される選択信
    号により決定されるセルアレイ回路。
  35. 【請求項35】 請求項15から32のいずれか1項に
    記載のセルアレイ回路であって、 前記セル組選択手段は、少なくとも第1及び第2の2値
    重み付けグループにおける各セルアレイの前記セルを選
    択するように動作し、前記第1グループにおけるセルの
    個数は前記第2グループにおけるセルの個数の2倍であ
    るセルアレイ回路。
  36. 【請求項36】 請求項35に記載のセルアレイ回路で
    あって、 少なくとも前記第1のグループにおいては、そのグルー
    プにおける前記セルが連続して割り当てられた順番位置
    を有するセルアレイ回路。
  37. 【請求項37】 請求項1から36のいずれか1項に記
    載のセルアレイ回路を有するデジタル−アナログ変換
    器。
  38. 【請求項38】 請求項1から36のいずれか1項に記
    載のセルアレイ回路を有するアナログ−デジタル変換
    器。
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