JPH11243657A - モータ - Google Patents

モータ

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JPH11243657A
JPH11243657A JP10056237A JP5623798A JPH11243657A JP H11243657 A JPH11243657 A JP H11243657A JP 10056237 A JP10056237 A JP 10056237A JP 5623798 A JP5623798 A JP 5623798A JP H11243657 A JPH11243657 A JP H11243657A
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JP
Japan
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retaining
rotating shaft
rotor
motor
motor according
Prior art date
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Pending
Application number
JP10056237A
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English (en)
Inventor
Hideyuki Matsubara
秀幸 松原
Tatsuya Komaki
達也 小牧
Ryuji Yamamoto
竜司 山本
Kazuhiro Igawa
和博 井川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】通常はロータ部の抜け止めがなされると共に、
必要時には該ロータ部の脱着を簡単に行うことができる
抜け止め手段を有するモータを提供する。 【解決手段】モータ1は、回転軸41と、ロータ部4
と、軸受部23と、ステータ部2と、抜け止め手段とを
備えている。この抜け止め手段は、係合部(環状突起
部)451と、前記ステータ部に設けられ、前記係合部
と係合し得る抜け止め部81とから構成されている。抜
け止め部81は、回転軸41の長手方向に作用する所定
の抜脱力の限度内において、係合部451との係合状
態、または係合可能な状態を維持し、抜け止め機能を発
揮する。このような抜け止め手段を有するモータ1の構
成によれば、たとえば、ターンテーブル42に装着され
ている光ディスクを該ターンテーブルから離脱させる場
合においても、抜け止め手段の作用によってロータ部4
の抜けを防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】 【発明の属する技術分野】
【0002】本発明は、たとえば情報記録再生装置に用
いられる光ディスクを回転させるためのモータに関し、
特にロータ部の抜け止め手段を有するモータに関する。
【0003】
【従来の技術】光ディスク装置、たとえばコンパクトデ
ィスク(CD)等に用いられているディスク回転用のモ
ータの分野においては、たとえば図5に示すようなスピ
ンドルモータが用いられている。このディスクを回転さ
せるためのスピンドルモータは、ステータ部2と、ロー
タ部4等から構成されている。
【0004】ディスク装置の使用においては、光ディス
ク等をターンテーブル42に対して脱着させる必要があ
り、光ディスクをターンテーブル42から取り外す際に
は、ロータ部4に図中上方への引っ張り力が加わる。そ
のため、ディスク装置等に用いられるモータには、ステ
ータ部2の滑り軸受23からロータ部4が抜けないよう
にするための機構が要求される。
【0005】このような要求に対し、従来のスピンドル
モータは、次のような対策がなされている。
【0006】(a)ヨーク43に取り付けられたリング
状の永久磁石44と、ステータコアの磁極27との間に
生じる磁気引着力のみによってロータ部4の図中上方へ
の移動を制限している。
【0007】(b)図5に示すように、抜け止め板10
1をモータ取付基板21上に固定し、ヨーク43の上方
を覆うことによってロータ部4の図中上方への移動を制
限している。
【0008】(c)図6に示すように、回転軸41の下
端部付近に軸溝412を設け、この軸溝412に対しC
リング状のワッシャー102(図7参照)を嵌合せしめ
ている。このワッシャー102は、滑り軸受23の底部
によって移動が制限されるので、その結果、ロータ部4
の抜けが防止される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
光ディスク回転用のスピンドルモータは以下のような欠
点を有している。
【0010】すなわち、上記(a)の磁気引着力による
ロータ部の抜け止め機構では、モータが前記磁気引着力
を超える強い衝撃等を受けた場合には、滑り軸受からロ
ータ部が容易に抜けてしまう。
【0011】上記(b)の場合、抜け止め板101によ
って確実にロータ部4の抜けが防止される。しかしなが
ら、例えば、モータの組立後、回転軸41をターンテー
ブル42に圧入する場合や、ステータ部に設けられたコ
イル等の点検を行う場合にロータ部4を抜き取ることが
必要となるが、この際には、抜け止め板101を取り外
す作業が必要になるため、簡単にロータ部4を抜き取る
ことができない。
【0012】上記(c)の場合、一旦ワッシャー102
が軸溝に嵌合すると、該ワッシャーが軸先端部に強固に
係止するので、その結果、前記のようなロータ部4を抜
き取る必要が生じたときに、ロータ部を簡単に抜脱する
ことができない。
【0013】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであって、通常はロータ部の抜け止めがなされ
ると共に、必要時には該ロータ部の脱着を簡単に行うこ
とができる抜け止め手段を有するモータを提供すること
を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(12)の本発明により達成される。
【0015】(1) 回転軸と、前記回転軸に固定され
た磁石保持機構とを有するロータ部と、前記回転軸を回
転可能に支持する軸受部と、ステータコアとを有するス
テータ部と、前記回転軸が前記軸受部から抜けないよう
に保持する抜け止め手段と、を備えるモータにおいて、
前記抜け止め手段は、前記ロータ部の前記磁石保持機構
に設けられた係合部と、前記ステータ部に設けられ、前
記係合部と係合し得る抜け止め部と、から構成されてお
り、前記抜け止め部及び前記係合部のうち少なくとも一
方は、弾性変形可能な弾性材料で構成されており、前記
抜け止め部は、前記回転軸の長手方向に作用する所定の
抜脱力の限度内において、前記係合部との係合状態、ま
たは係合可能な状態を維持し、抜け止め機能を発揮する
ことを特徴とするモータ。
【0016】(2) 回転軸と、前記回転軸に固定され
た磁石保持機構とを有するロータ部と、前記回転軸を回
転可能に支持する軸受部と、ステータコアと、前記ステ
ータコアの表面を覆うコアカバーとを有するステータ部
と、前記回転軸が前記軸受部から抜けないように保持す
る抜け止め手段と、を備えるモータにおいて、前記抜け
止め手段は、前記ロータ部の前記磁石保持機構に設けら
れた係合部と、前記コアカバーに対して一体的に設けら
れ、前記係合部と係合し得る抜け止め部と、から構成さ
れており、前記抜け止め部及び前記係合部のうち少なく
とも一方は、弾性変形可能な弾性材料で構成されてお
り、前記抜け止め部は、前記回転軸の長手方向に作用す
る所定の抜脱力の限度内において、前記係合部との係合
状態、または係合可能な状態を維持し、抜け止め機能を
発揮することを特徴とするモータ。
【0017】(3) 前記磁石保持機構は、ヨークを備
えている上記(1)または(2)に記載のモータ。
【0018】(4) 前記係合部は、前記ヨークに設け
られている上記(3)に記載のモータ。
【0019】(5) 前記磁石保持機構は、磁石を接合
したヨークと、前記ヨークを支持すると共に前記回転軸
に固定された中継部材とから構成されており、前記係合
部は、前記中継部材または前記ヨークに設けられている
上記(1)または(2)に記載のモータ。
【0020】(6) 前記係合部は、前記中継部材また
は前記ヨークに対して一体的に設けられている上記
(5)に記載のモータ。
【0021】(7) 前記係合部は、環状に形成されて
いる上記(1)ないし(6)のいずれかに記載のモー
タ。
【0022】(8) 前記係合部は、円筒状の突起部で
ある上記(7)に記載のモータ。
【0023】(9) 前記突起部は、フランジ状の鍔部
を有する上記(8)に記載のモータ。
【0024】(10) 前記抜け止め部は、周方向に所定
の間隙を介して、複数設けられている上記(1)ないし
(9)のいずれかに記載のモータ。
【0025】(11) 各抜け止め部は、前記回転軸を中
心とする径方向に弾性変形する上記(10)に記載のモー
タ。
【0026】(12) 前記回転軸の回転時に、前記抜け
止め部と、前記係合部とが非接触である上記(1)ない
し(11)のいずれかに記載のモータ。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適実施例を添付
図面に基づいて詳細に説明する。
【0028】図1に示されたモータ1は、たとえばコン
パクトディスク(CD)、CD−ROM、CD−R等の
光ディスク(図示せず)を回転させるためのアウターロ
ータ形のブラシレスモータ(ブラシレスDCモータ)で
あり、本発明の抜け止め手段の実施形態を示している。
【0029】図1に示すモータ1は、主に、回転子であ
るロータ部4と、前記ロータ部を支持する軸受部を備え
たステータ部2とから構成されている。
【0030】ステータ部2は、モータ取付基板21と、
このモータ取付基板21の中央付近に形成されている円
筒状の軸受支持部22と、回転軸41を支持するための
滑り軸受23と、コイル30が巻回されたステータコア
28等から構成されている。この場合、軸受支持部22
と滑り軸受23とが、回転軸41を回転可能に支持する
軸受部を構成している。
【0031】ロータ部4は、光ディスクを装着するため
の円盤状のターンテーブル42と、ヨーク43及び中継
部材45からなる磁石保持機構46と、永久磁石44
と、前記ターンテーブル42及びヨーク43に挿入、固
定された回転軸41とから構成されている。
【0032】以下、ステータ部2の構成について説明す
る。軸受支持部22は、モータ取付基板21の図中上側
および下側にそれぞれ突出しており、モータ取付基板2
1に対して一体成形されている。この軸受支持部22に
は、円筒状の滑り軸受23が挿入、固定されており、該
滑り軸受23はロータ部4の回転軸41を回転可能に支
持している。
【0033】また、軸受支持部22には、その底部に底
板25と底蓋26とが重ねて固定されており、底板25
に回転軸41の先端が当接することにより、ロータ部4
の下方側(図1中の矢印D方向)への移動を制限してい
る。なお、底板25及び底蓋26の固定は、軸受支持部
22の底部221を内側方向に曲げ、かしめることによ
って行われている。
【0034】ステータコア28は、積層された複数枚の
鋼板(金属板)で構成されおり、その中央部に環状部2
9を有している。この環状部29の内側に前記軸受支持
部22を嵌入することにより、ステータコア28が軸受
支持部22に対し固定されている。
【0035】ここで、図2はステータ部2の上面図を示
しており、この図2に示すように、環状部29には、放
射状に、周方向等角度間隔で9個の磁極27が形成され
ている。各磁極27には、それぞれ、コイル30が巻回
されている。
【0036】コイル30は、U相(図2中の符号U)、
V相(図2中の符号V)及びW相(図2中の符号W)の
3相から構成されている。すなわち、本実施形態におい
て、ステータ部2は、3相9極構造を有している。
【0037】また、ステータコア28は、樹脂製の絶縁
部材であるコアカバー35を有しており、コアカバー3
5はステータコア28の上面及び下面を覆っている。
【0038】図3に示すように、コアカバー35は、抜
け止め部81を有している。この場合、抜け止め部81
は、コアカバー35に一体的に形成されている。この抜
け止め部81はヨーク43の中継部材45と係合するこ
とによってロータ部4の抜けを防止する。
【0039】次に、ロータ部4の構成について説明す
る。図1に示すように、ロータ部4の回転軸41は、ス
テータ部2の滑り軸受23に挿入されており、該滑り軸
受23によって回転可能に支持されている。この回転軸
41は、湾曲凸状の回転軸の先端部が底板25に当接す
ることによって、下方(図1中のD方向)への移動が制
限されている。
【0040】ロータ部4の磁石保持機構46は、ヨーク
43と、該ヨーク43を支持する中継部材45とで構成
され、ヨーク43の内側周面には、多極着磁されたリン
グ状の永久磁石44が固着されている。そして、ロータ
部4は、永久磁石44がステータ部2の磁極27の外側
周面に対し所定の間隙を介して対面するように配置され
ている。
【0041】ヨーク43は、高透磁率の金属材料より構
成されており、ロータ部4の磁気回路を構成している。
ヨーク43は、その中心に孔を有しており、該孔に中継
部材45の一部が挿入、固定されている。そして、この
中継部材45は、回転軸41に固定されている。
【0042】このように、中継部材45はヨーク43を
固定、支持しているので、ヨーク43と、中継部材45
と、回転軸41とが一体となって回転する。
【0043】図3及び図4に示すように、中継部材45
は、その底面側(図中下面側)に滑り軸受23を囲む円
筒状の環状突起部(係合部)451を有している。この
環状突起部451がステータ部2の抜け止め部81と係
合し、ロータ部4の抜けを防止する。
【0044】このように環状突起部451を円筒状に形
成することによって、環状突起部451の内側の空間に
滑り軸受23の一部(上端部)を収納することができ
る。その結果、モータの省スペース化を図ることができ
る。
【0045】中継部材45の中心孔には回転軸41が挿
入、固定されており、さらに、回転軸41の上端がター
ンテーブル42の中心孔に圧入されている。
【0046】このように、磁石保持機構46及びターン
テーブル42は回転軸41を介して連結されているの
で、磁石保持機構46の回転駆動は、回転軸41を介し
てターンテーブル42に伝達される。
【0047】ターンテーブル42は、光ディスクのロー
ディング時において、たとえば磁気吸着力等により光デ
ィスクを保持することが可能であり、またイジェクト時
には該光ディスクの離脱を可能にする。
【0048】ターンテーブル42の上面外周部には、光
ディスクに対する滑り止め用のパッド421が配置され
ている。
【0049】次に、図1ないし図3に基づいて、ロータ
部4の抜け止め機構をなすロータ部4の環状突起部45
1、及びステータ部2の抜け止め部81の構成について
説明する。
【0050】図3は、本発明のモータ1の一部を拡大し
た斜視図であり、中継部材45の環状突起部451と、
コアカバー35上の各抜け止め部81とにより抜け止め
機能を発揮することが可能な状態を示している。なお、
図3において、ステータコア28、ヨーク43等は省略
されている。
【0051】ロータ部4の環状突起部451は、中継部
材45の底面側に設けられており、中継部材45の中心
孔の周囲に円筒状に形成されている。本実施形態におい
て、中継部材45は金属製であり、環状突起部451
は、この中継部材45に一体的に形成されている。
【0052】なお、中継部材45の構成材料は、金属に
限定されず、たとえば樹脂であってもよい。
【0053】この円筒状の環状突起部451は、その下
方側において、外方へ突出するフランジ状の鍔部454
を有している。さらに、鍔部454は、係合面453
と、摺動面455とを有している。また、鍔部454の
上方には凹部452が形成されている。
【0054】係合面453は、中継部材45の底面と対
向しており、凹部452の一部分を構成している。この
係合面453は、ステータ部2に設けられた各抜け止め
部81と係合し、ロータ部4の抜けを防止する。
【0055】摺動面455(図4参照)は、鍔部454
の下面側においてテーパ面を構成しており、回転軸41
の長手方向に対し所定角度(例えば30〜60°程度)
傾斜している。ステータ部2にロータ部4を装着する際
には、この摺動面455は、抜け止め部81に形成され
た斜面83と当接する。
【0056】この摺動面455を設けることにより、ロ
ータ部4の装着時に、各抜け止め部81は容易に放射状
に弾性変形する。すなわち、回転軸41の挿入に伴って
ロータ部4が下降(図1中のD方向)する際には、抜け
止め部81は、摺動面455上を摺動しながら放射状に
弾性変形する。
【0057】ステータ部2の抜け止め部81は、突起状
に形成された樹脂製の板片であり、コアカバー35上に
複数設けられている。本実施形態において、抜け止め部
81は、コアカバー35の内壁側の周方向に沿って好ま
しくは等角度間隔(60度間隔)で6個配設されている
(図2参照)。
【0058】このように、抜け止め部81を複数設ける
ことにより、複数の位置において係合面453と係合で
きるので、その結果、ロータ部4を安定的に保持するこ
とが可能になる。
【0059】また、複数の抜け止め部81を周方向に沿
って等角度間隔で配設することにより、異方向から均一
に係合面453と係合することができるので、ロータ部
4の安定した抜け止め手段が提供される。
【0060】さらに、各抜け止め部81は、それぞれの
間に間隙を介して配設されているので、各抜け止め部8
1が適度な力で弾性変形することが可能である。この場
合、各抜け止め部81は、主に回転軸41を中心とする
径方向に弾性変形する。
【0061】抜け止め部81は、コアカバー35と一体
的に形成されており、その端部には、ロータ部4の回転
中心に向かって突出する爪部82を有している。ステー
タ部2にロータ部4の回転軸41が挿入された際には、
爪部82は環状突起部451の凹部452に入る。爪部
82が凹部452に入ると、抜け止め部81は、ロータ
部4の抜け止め機能を発揮し得る状態になる。
【0062】抜け止め部81は、樹脂等の弾性材料で構
成されている。したがって、中継部材45の環状突起部
451に押圧された場合には、抜け止め部81はモータ
1の外側方向へ放射状に弾性変形することが可能にな
る。
【0063】また、抜け止め部81はコアカバー35に
対して一体成形されているので、ロータ部4の抜脱時等
において、抜け止め部81がコアカバー35から離脱す
ることはない。
【0064】さらに、抜け止め部81はコアカバー35
と一体的に形成することが可能なので、コアカバー35
の成形後に別途抜け止め部81を接合する工程が不要で
あり、製造上有利である。
【0065】抜け止め部81の爪部82は、斜面83を
有している。斜面83は、回転軸41の挿入に伴ってロ
ータ部4が下降(図1中のD方向)する際に、環状突起
部451の摺動面455と当接する。
【0066】このように抜け止め部81に斜面83を設
けることにより、環状突起部451の摺動面455は爪
部82上を容易に摺動する。その結果、抜け止め部81
を容易に弾性変形させることが可能になり、ロータ部4
の挿入を簡単に行える。
【0067】上述した環状突起部451及び抜け止め部
81の構成によれば、抜け止め部81の爪部82が凹部
452に入り、環状突起部451と係合し得る状態に至
ることにより、所定の抜脱力の限度内においてロータ部
4の抜けが防止される。
【0068】なお、抜脱力の限度は、装着されている光
ディスクをターンテーブル42から離脱させる際にロー
タ部4に生じる抜脱力より大きく設定される。
【0069】抜け止め部81に対する抜脱力の限度の設
定は、たとえば抜け止め部81を所望の形状、寸法に形
成することによって達成される。なお、抜脱力の限度
は、抜け止め部81の形状、寸法等を適宜調整すること
によって変更することが可能である。
【0070】図4は、各抜け止め部81の内側に環状突
起部451を挿入する手順、または抜脱する手順を示す
断面図である。以下、図4に基いて、抜け止め部81に
よってロータ部4の抜けを防止する作用について詳述す
る。
【0071】図4(A)は、抜け止め部81に対して環
状突起部451が接触する直前の状態、又は抜脱直後の
状態を示している。
【0072】図4(B)は、抜け止め部81が環状突起
部451の凹部452に入る直前の状態、又は抜け止め
部81が凹部452から離脱し、弾性変形している状態
を示している。
【0073】図4(C)は、抜け止め部81が環状突起
部451と係合し得る状態であって、抜け止め機能を発
揮することが可能な状態を示している。
【0074】図4(A)の状態からロータ部4を抜け止
め部81に接近する方向(図1中の矢印D方向)に移動
させると、環状突起部451の摺動面455が抜け止め
部81の斜面83に当接する。
【0075】この状態からロータ部4をさらに押し込む
と、面83、455同士が摺動し、図4(B)に示すよ
うに、鍔部454が、各抜け止め部81を押圧すると共
に、放射状に押し広げる。さらに、摺動面455は爪部
82の端面上を摺動しながら、ロータ部4全体が下降
(図1中の矢印D方向)する。
【0076】一方、環状突起部451に押圧された各抜
け止め部81は、爪部82の斜面83及び端面上を摺
動、下降する環状突起部451の移動に伴い、モータ1
の外側方向へ弾性変形し、放射状に広がる。
【0077】図4(B)の状態からさらに回転軸41を
押し込み、鍔部454が爪部82を通過した際には、図
4(C)に示すように、各抜け止め部81の爪部82が
凹部452内に入る。すなわち、弾性変形していた抜け
止め部81はその弾性力により復元し、環状突起部45
1と係合可能な状態に至る。図4(C)の状態におい
て、各抜け止め部81は、ロータ部4の抜けを防止し得
る状態にある。
【0078】抜け止め部81により抜け止めがなされて
いる回転軸41を抜脱する場合には、上述とは逆の手順
に従う。すなわち、回転軸41の上方(図1中の矢印U
方向)への移動(抜脱操作)を開始すると、まず係合面
453が各爪部82の底面に当接する。
【0079】さらに抜脱力の限度を超えた力を上方(図
1中のU方向)へ加えると、環状突起部451の鍔部4
54は、各抜け止め部81を弾性変形させ、放射状に広
げながら爪部82の下面上を摺動する。
【0080】ロータ部4が上昇し続けて、爪部82の先
端部が、摺動面455上を摺動する状態に至ると、抜け
止め部81は、その弾性力により復元を開始する。
【0081】面454、83同士が接触状態に至ると、
抜け止め部81の復元はほぼ完了し、抜け止め部81は
環状突起部451から離脱する。
【0082】抜け止め部81が環状突起部451の凹部
452から離脱した場合には、環状突起部451と抜け
止め部81との係合または係合可能な状態は解除され、
同時に抜け止め機能も解除される。
【0083】このように、環状突起部451が抜け止め
部81と係合するようになっているので、所定の抜脱力
の限度内においては、ロータ部4の抜けを防止すること
が可能となる。一方、抜脱力の限度を超えた場合には、
その制限に反して、回転軸41の抜脱が可能となる。な
お、ロータ部4の下方(図1中の矢印D方向)への移動
制限は前述した底板25によって行われる。
【0084】なお、図4(C)に示すように、抜け止め
部81は、抜けを防止する状態において、爪部82が係
合面453を含む凹部452の内面に対して所定の間隙
を有するように(非接触で)形成されている。したがっ
て、モータ1の駆動時に生じる摩擦、特に、環状突起部
451と抜け止め部81との摩擦によって生じるエネル
ギーの損失が抑制される。
【0085】上述した本発明のモータ1の構成に基づく
作用によれば、ディスク装置のイジェクト操作におい
て、ターンテーブル42に装着されている光ディスクを
該ターンテーブルから離脱させる場合においても、抜け
止め部81の作用によって、ロータ部4が抜けることを
防ぐことができる。
【0086】また、抜け止め部81の爪部82は、凹部
452に対して簡単に挿入することができるので、ステ
ータ部2に対しロータ部4をセットする操作も容易であ
る。
【0087】また、抜け止め部81は小型に形成するこ
とができるので、大型化を防止し、モータの有効スペー
スを十分に確保することができる。
【0088】また、たとえばモータ1の組立後におい
て、回転軸41をターンテーブル42に圧入する場合に
は、ロータ部4をステータ部2から離脱させる必要が生
じる場合がある。そのような場合、上述した抜け止め手
段の構成および作用により、簡単な操作でロータ部4を
引き抜くことができ、ターンテーブル42の圧入を実行
することができる。
【0089】本発明では、係合部や各抜け止め部の形
状、寸法、配列、個数、物理的特性(弾性率、剛性等)
等の条件は、特に限定されずいかなるものであってもよ
い。したがって、係合部および抜け止め部の形状、寸法
等を適宜調整することにより、たとえば回転軸を挿入す
る際、及び抜脱する際の抵抗を調節することが可能にな
る。
【0090】また、上述の実施形態において、環状突起
部451は摺動面455を有し、抜け止め部81は斜面
83を有するものとして記載したが、環状突起部451
の挿入を可能にする構成、及び抜け止め部81の弾性変
形を可能にする構成はこれらに限定されない。すなわ
ち、たとえば、摺動面455又は斜面83は、いずれか
一方のみを設ける構成であってもよい。
【0091】また、磁石保持機構の構成は、上述の実施
形態に限定されない。すなわち、たとえば磁石保持機構
は、環状突起部(係合部)を備えるヨークのみから構成
されてもよい。
【0092】また、抜け止め部と係合部は、いずれか一
方のみが弾性変形可能なものでもよい。
【0093】また、上述の実施形態では、モータ1を光
ディスク等の光記録媒体の記録再生装置、あるいは再生
装置に適用した例を示しているが、これに限らず、例え
ば磁気記録媒体、光磁気記録媒体のような他の情報記録
再生方式の装置に適用することも可能である。
【0094】なお、本発明は、上述した実施形態に限定
されるものではないことは言うまでもない。
【0095】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のモータによ
れば、たとえば、ターンテーブルに装着されている光デ
ィスクを該ターンテーブルから離脱させる場合において
も、抜け止め手段の作用によってロータ部の抜けを防ぐ
ことができる。
【0096】また、抜け止め部と係合部の少なくとも一
方を弾性材料で構成したので、ステータ部に対するロー
タ部の挿入、抜脱が容易になる。さらに、この弾性力を
調整することにより、ロータ部の抜けが防止される抜脱
力の限度を容易に設定することができる。
【0097】ステータ部に対して抜け止め部を一体成形
すると共に、ロータ部の磁石保持機構に対して係合部を
一体成形した場合には、製造が容易であると共に、部品
点数の増大を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のモータの実施形態を示す縦断面図であ
る。
【図2】図1のモータにおいて、ロータ部を外した状態
を示す平面図である。
【図3】図1のモータにおける抜け止め手段の構成を示
す斜視図である。
【図4】(A)は、抜け止め部に対して環状突起部が接
触する直前の状態、又は抜脱直後の状態を示し、(B)
は、環状突起部に対して抜け止め部が係合する直前の状
態、又は係合が解除された状態を示し、(C)は、抜け
止め部が環状突起部と係合して抜け止め機能を発揮する
ことが可能な状態を示している。
【図5】従来例のモータを示す縦断面図である。
【図6】従来例のモータを示す縦断面図である。
【図7】図6のモータに用いられる抜け止め部の平面図
である。
【符号の説明】
1 モータ 2 ステータ部 4 ロータ部 21 モータ取付基板 22 軸受支持部 221 かしめ部 23 滑り軸受 25 底板 26 底蓋 27 磁極 28 ステータコア 29 環状部 30 コイル 35 コアカバー 41 回転軸 42 ターンテーブル 421 パッド 43 ヨーク 44 永久磁石 45 中継部材 451 環状突起部 452 凹部 453 係合面 454 鍔部 455 摺動面 46 磁石保持機構 81 抜け止め部 82 爪部 83 斜面 101 抜け止め板 102 ワッシャー 103 抜け止め部 U U相 V V相 W W相
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井川 和博 神奈川県厚木市酒井1601 ミツミ電機株式 会社厚木事業所内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸と、前記回転軸に固定された磁石
    保持機構とを有するロータ部と、 前記回転軸を回転可能に支持する軸受部と、ステータコ
    アとを有するステータ部と、 前記回転軸が前記軸受部から抜けないように保持する抜
    け止め手段と、を備えるモータにおいて、 前記抜け止め手段は、 前記ロータ部の前記磁石保持機構に設けられた係合部
    と、 前記ステータ部に設けられ、前記係合部と係合し得る抜
    け止め部と、から構成されており、 前記抜け止め部及び前記係合部のうち少なくとも一方
    は、弾性変形可能な弾性材料で構成されており、 前記抜け止め部は、前記回転軸の長手方向に作用する所
    定の抜脱力の限度内において、前記係合部との係合状
    態、または係合可能な状態を維持し、抜け止め機能を発
    揮することを特徴とするモータ。
  2. 【請求項2】 回転軸と、前記回転軸に固定された磁石
    保持機構とを有するロータ部と、 前記回転軸を回転可能に支持する軸受部と、ステータコ
    アと、前記ステータコアの表面を覆うコアカバーとを有
    するステータ部と、 前記回転軸が前記軸受部から抜けないように保持する抜
    け止め手段と、を備えるモータにおいて、 前記抜け止め手段は、 前記ロータ部の前記磁石保持機構に設けられた係合部
    と、 前記コアカバーに対して一体的に設けられ、前記係合部
    と係合し得る抜け止め部と、から構成されており、 前記抜け止め部及び前記係合部のうち少なくとも一方
    は、弾性変形可能な弾性材料で構成されており、 前記抜け止め部は、前記回転軸の長手方向に作用する所
    定の抜脱力の限度内において、前記係合部との係合状
    態、または係合可能な状態を維持し、抜け止め機能を発
    揮することを特徴とするモータ。
  3. 【請求項3】 前記磁石保持機構は、ヨークを備えてい
    る請求項1または2に記載のモータ。
  4. 【請求項4】 前記係合部は、前記ヨークに設けられて
    いる請求項3に記載のモータ。
  5. 【請求項5】 前記磁石保持機構は、磁石を接合したヨ
    ークと、前記ヨークを支持すると共に前記回転軸に固定
    された中継部材とから構成されており、 前記係合部は、前記中継部材または前記ヨークに設けら
    れている請求項1または2に記載のモータ。
  6. 【請求項6】 前記係合部は、前記中継部材または前記
    ヨークに対して一体的に設けられている請求項5に記載
    のモータ。
  7. 【請求項7】 前記係合部は、環状に形成されている請
    求項1ないし6のいずれかに記載のモータ。
  8. 【請求項8】 前記係合部は、円筒状の突起部である請
    求項7に記載のモータ。
  9. 【請求項9】 前記突起部は、フランジ状の鍔部を有す
    る請求項8に記載のモータ。
  10. 【請求項10】 前記抜け止め部は、周方向に所定の間
    隙を介して、複数設けられている請求項1ないし9のい
    ずれかに記載のモータ。
  11. 【請求項11】 各抜け止め部は、前記回転軸を中心と
    する径方向に弾性変形する請求項10に記載のモータ。
  12. 【請求項12】 前記回転軸の回転時に、前記抜け止め
    部と、前記係合部とが非接触である請求項1ないし11
    のいずれかに記載のモータ。 【0001】
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