JPH11243996A - ベロ毒素遺伝子に生じた外来dna断片の挿入を検出する方法 - Google Patents

ベロ毒素遺伝子に生じた外来dna断片の挿入を検出する方法

Info

Publication number
JPH11243996A
JPH11243996A JP10047677A JP4767798A JPH11243996A JP H11243996 A JPH11243996 A JP H11243996A JP 10047677 A JP10047677 A JP 10047677A JP 4767798 A JP4767798 A JP 4767798A JP H11243996 A JPH11243996 A JP H11243996A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gene
verotoxin
nucleic acid
primer
oligonucleotide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10047677A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Kusumoto
楠本  正博
Yoshiaki Nishiya
西矢  芳昭
Yoshihisa Kawamura
川村  良久
Kunihiro Shinagawa
邦汎 品川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyobo Co Ltd filed Critical Toyobo Co Ltd
Priority to JP10047677A priority Critical patent/JPH11243996A/ja
Publication of JPH11243996A publication Critical patent/JPH11243996A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ベロ毒素産生性大腸菌のベロ毒素遺伝子または
その変異型遺伝子を特異的に検出すると同時に、該遺伝
子への外来DNA断片の挿入によって、ベロ毒素に引き
起こされた挿入変異を、増幅DNA断片の鎖長より簡便
かつ迅速に検出する。 【解決手段】ベロ毒素産生大腸菌の産生するベロ毒素1
型をコードする遺伝子(配列番号1)またはベロ毒素2
型をコードする遺伝子(配列番号2)から選択された、
少なくとも連続した15塩基よりなる核酸配列を含有す
る、少なくとも2種のDNA断片であるベロ毒素遺伝子
を増幅するためのオリゴヌクレオチド、該オリゴヌクレ
オチドを増幅プライマーとして使用するベロ毒素遺伝子
の増幅方法、増幅用試薬およびベロ毒素に生じた外来D
NA断片の挿入を検出する方法ならびにその検出用試
薬。 【効果】外来DNA断片の転移によるVT遺伝子の不活
性化を検出することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベロ毒素産生性大
腸菌(Verotoxin-producing Escherichia coli、VTE
Cと略称する)のベロ毒素(Verotoxin 、VTと略称す
る)とその変異型遺伝子を特異的に増幅することが可能
なオリゴヌクレオチド、該オリゴヌクレオチドを使用す
るベロ毒素遺伝子(VT遺伝子と略称する)の増幅用試
薬、該増幅方法、ならびにVT遺伝子に挿入された外来
DNA断片を検出する方法ならびにその試薬に関する。
本発明は外来DNA断片(IS)の転移によるVT遺伝
子の不活性化を検出することが可能となる。
【0002】
【従来の技術】VTECは、腸管出血性大腸菌(Entero
hemorrhagic Escherichia coli、EHECと略称する)
とも呼ばれ、病原性因子としてVTを産生することを特
徴とする病原性大腸菌である。現在、該毒素に関して同
一の毒素が発見の経緯により、VTまたは志賀様毒素
(Shiga-like toxin、SLTと略称する)など複数の名
称で呼ばれており、そこで生じる混乱を避ける目的で毒
素名を志賀毒素(Shiga toxin、STXと略称する)
へ、これに伴い、該毒素産生菌のカテゴリー名をVTE
CまたはEHECから志賀毒素産生性大腸菌(Shiga to
xin-producing Escherichia coli、STECと略称す
る)へ統一すべきという提案が示されている。しかし、
これらの名称の統一は未だ世界的な合意に達していない
ため、本発明では毒素名としてVTを、また該毒素産生
菌のカテゴリー名としてVTECを使用する。したがっ
て、本発明における用語、VTおよびVTECには、こ
れらと同一の意味で使用され得るすべての名称が包含さ
れる。
【0003】VTECによる感染症の主な症状は、出血
性大腸炎に代表される食中毒症状であるが、場合によ
り、溶血性尿毒症症候群(Hemolytic Uremic Syndrome、
HUSと略称する)へと重症化し、最悪の場合には死に
至ることが知られている。
【0004】VTは、これら一連の症状を引き起こす病
原性因子であり、志賀赤痢菌の産生する志賀毒素と同一
構造のベロ毒素1型(VT1と略称する)、および生物
学的性状はVT1と類似しているが、免疫学的性状が大
きく異なるベロ毒素2型(VT2と略称する)が存在
し、それぞれについて一部抗原性およびアミノ酸配列の
異なるバリアントが知られている。なお、VT1につい
ては、T.Takao et al.,Microb. Pathog., 5, 357-369,
1988 に記載され、VT2については、M.P.Jackson et
al., FEMS Microbio.,Lett., 44, 109-114, 1987 に記
載されている。
【0005】現在、あらゆる生物の糞便または食品また
は環境中に存在するVTECのVT遺伝子を、PCR
(polymerase chain reaction)法を用いて増幅する方法
が注目されている。PCR法は迅速かつ簡便に、病原性
因子であるVTを検出できる点で非常に有効であるが、
遺伝子を検出対象とするPCR法特有の問題点として、
VT遺伝子を保有するが、VTを産生しないVTECが
存在する可能性が指摘されてきた。
【0006】本発明者らは、VTECのVT遺伝子とそ
の変異型遺伝子に関して、鋭意検討を重ねた結果、VT
1遺伝子およびVT2遺伝子を保有し、VT1を産生す
るが、VT2を産生しないVTEC菌株を発見した。該
菌株に関する詳細な検討の結果、VT2遺伝子に外来D
NA断片が挿入されることによって、該菌株のVT2産
生能が消失、すなわちVT2遺伝子が不活性化されてお
り、外来DNA断片とは本来VT遺伝子の上に存在しな
いDNA断片であり、さらに、該外来DNA断片は、転
移性遺伝要素の1種である挿入配列(insertion sequen
ce、ISと略称する)であることが判明した。
【0007】挿入配列(IS)は、通常、染色体、プラ
スミド、ファージDNAなど種々のレプリコンの間を移
動する転移性遺伝要素の1つであり、大腸菌においては
数種類の存在が知られている。したがって、該菌株以外
のVTECにおいても、保有するVT遺伝子の種類に関
わらず、ISの転移によるVT遺伝子の不活性化は十分
に起こり得ると考えられる。また、挿入されたISがさ
らなる転移により完全に除去された場合、機能を有する
蛋白質が再度、合成されるようになり、野生型に復帰す
ることが知られている。すなわち、ISの挿入によって
不活性化されたVT遺伝子を保有する大腸菌は、該分子
の除去により、VT産生能が復活する可能性を有してお
り、各種の毒素産生試験によりVT陰性と判断された菌
株であっても、潜在的にVTを産生する能力を有する可
能性が考えられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、VT
ECのVT遺伝子へ外来DNA断片、すなわち転移性遺
伝要素の1種であるISが挿入したか否かをを検出する
方法ならびにその試薬を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、ISの挿
入によって不活性化されたVT遺伝子を発見し、該遺伝
子に関して、鋭意検討を重ねた結果、ISの挿入部位の
上流および下流の核酸配列を見出し、それらを用いた遺
伝子増幅法を確立し、本発明を完成させるに至った。
【0010】本発明者らは、また、大腸菌に存在する数
種類のISが転移して、VT遺伝子のあらゆる領域に挿
入される可能性を考慮し、鋭意検討を重ねた結果、VT
1遺伝子とその変異型遺伝子にほぼ特異的な核酸配列、
およびVT2遺伝子とその変異型遺伝子にほぼ特異的な
核酸配列を見出し、それらを用いてVT遺伝子のほぼ全
体を増幅する方法を確立し、本発明を完成させるに至っ
た。
【0011】すなわち、本発明はベロ毒素産生大腸菌の
産生するベロ毒素、具体的にはベロ毒素1型またはベロ
毒素2型をコードする遺伝子(配列番号1または2)か
ら選択された少なくとも連続した15塩基よりなる核酸
配列を含有する、少なくとも2種のDNA断片であるベ
ロ毒素遺伝子を増幅するためのオリゴヌクレオチドであ
る。
【0012】また、本発明は少なくとも2種のプライマ
ーとして、上記ベロ毒素1型またはベロ毒素2型遺伝子
を増幅するためのオリゴヌクレオチドであって、一方の
プライマーの伸長生成物が、その相補体から分離された
場合に、他方のプライマーの鋳型となるオリゴヌクレオ
チドを使用することを特徴とするベロ毒素遺伝子の増幅
方法である。
【0013】さらに、本発明は少なくとも2種のプライ
マーが、上記ベロ毒素産生性大腸菌の産生するベロ毒素
1型またはベロ毒素2型遺伝子を増幅するためのオリゴ
ヌクレオチドであって、一方のプライマーの伸長生成物
が、その相補体から分離された場合に、他方のプライマ
ーの鋳型となるプライマー、熱安定性DNAポリメラー
ゼ、dNTPおよび緩衝液を含むことを特徴とするベロ
毒素遺伝子増幅用試薬である。
【0014】また、本発明は上記増幅方法で得られた増
幅遺伝子断片の鎖長より、ベロ毒素遺伝子への外来DN
A断片の挿入を検出することを特徴とする、ベロ毒素遺
伝子に生じた外来DNA断片の挿入を検出する方法であ
る。
【0015】さらに、本発明は少なくとも2種のプライ
マーが、ベロ毒素産生性大腸菌の産生するベロ毒素1型
またはベロ毒素2型遺伝子を増幅するためのオリゴヌク
レオチドであって、一方のプライマーの伸長生成物が、
その相補体から分離された場合に、他方のプライマーの
鋳型となるプライマー、熱安定性DNAポリメラーゼ、
dNTPおよび緩衝液を含むことを特徴とするベロ毒素
遺伝子に生じた外来DNA断片の挿入を検出する試薬で
ある。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明のオリゴヌクレオチドは、
ベロ毒素産生性大腸菌の産生するベロ毒素をコードする
遺伝子、VT1遺伝子(配列番号1)から選択された、
少なくとも2種のDNA断片、またはVT2遺伝子(配
列番号2)から選択された、少なくとも2種のDNA断
片であって、少なくとも連続した15塩基、好ましくは
20〜35塩基よりなる核酸配列を含有する。該オリゴ
ヌクレオチドは、ベロ毒素産生性大腸菌(VTEC)の
産生するベロ毒素遺伝子(VT遺伝子)、具体的にはV
T1遺伝子またはVT2遺伝子を増幅する。該オリゴヌ
クレオチドの少なくとも1種は、外来DNA断片の挿入
部位の上流に位置し、他方はその下流に位置する。
【0017】本発明のオリゴヌクレオチドは、具体的に
は、配列番号3〜6、配列番号7〜10に示される核酸
配列(ただし、Aはアデニン、Cはシトシン、Gはグア
ニン、Tはチミンを表す。また、任意の位置のTはウラ
シル(U)と置換されていてもよい。)の少なくとも連
続した15塩基、好ましくは20〜35塩基よりなる核
酸配列を含有する。
【0018】本発明のオリゴヌクレオチドは、プライマ
ーとして使用されるが、特に遺伝子増幅用のプライマー
として使用され得る。その際、少なくとも2種のオリゴ
ヌクレオチドが使用され、2種のプライマーは増幅しよ
うとする核酸配列の両端を規定し、一方のプライマーの
伸長生成物が、その相補体から分離された場合に、他方
のプライマーの鋳型となるように、その塩基配列が選択
される。
【0019】また、本発明のオリゴヌクレオチドはシー
クエンス解析を行う場合のプライマーとしても使用され
得る。さらには、検出用プローブとしても使用可能であ
る。
【0020】本発明のオリゴヌクレオチドは、配列番号
3〜10に示される塩基配列またはそれらの相補配列の
全域を使用する必要はない。配列表の塩基配列およびそ
の相補配列に由来する適度な長さの配列が、PCR反応
条件などに合わせて、解離温度(Tm値)などを計算す
ることにより決定され得る。しかし、プライマーに十分
な特異性を持たせるためには、少なくとも連続した15
塩基、さらに望ましくは、20〜35塩基の長さが必要
である。
【0021】プライマーが十分な特異性を有するために
は、3’末端の塩基は配列表の核酸配列に示される3’
末端の塩基を用いることが望ましい。使用する条件、目
的などに応じて、オリゴヌクレオチド中にある程度の置
換を行ってもよい。また、プライマーの特異性に影響を
及ぼさない程度に、VT1遺伝子とその変異型遺伝子ま
たはVT2遺伝子とその変異型遺伝子の塩基配列に従っ
て、プライマーの5’末端側をさらに延長して使用して
もよい。
【0022】本発明の配列番号3および4に示されるオ
リゴヌクレオチドは、VT1遺伝子とその変異型遺伝子
において、該オリゴヌクレオチドに相当する部分(プラ
ス鎖)に対して高い相同性を有するが、この部分を除い
たVT1遺伝子とその変異型遺伝子全長に対しては増幅
可能な程度の相同性はみられない。さらに、該オリゴヌ
クレオチドはVT2遺伝子とその変異型遺伝子全長に対
しても、増幅可能な程度の相同性はみられない。
【0023】また、配列番号5および6に示されるオリ
ゴヌクレオチドは、VT1遺伝子とその変異型遺伝子に
おいて、該オリゴヌクレオチドに相補する部分(プラス
鎖)に対して高い相同性を有するが、この部分を除いた
VT1遺伝子とその変異型遺伝子全長に対しては、増幅
可能な程度の相同性はみられない。さらに、該オリゴヌ
クレオチドはVT2遺伝子とその変異型遺伝子全長に対
しても、増幅可能な程度の相同性はみられない。
【0024】これらのことは、配列番号3および5に示
されるオリゴヌクレオチドをプライマーとして用いる増
幅により、VT1遺伝子とその変異型遺伝子およびVT
2遺伝子とその変異型遺伝子が同時に存在する場合にお
いても、VT1遺伝子とその変異型遺伝子に由来する唯
一の増幅DNA断片(1,226bp)を生じ得ること
を意味している。配列番号4および6に示されるオリゴ
ヌクレオチドをプライマーとして用いると、増幅DNA
断片(1,276bp)を生じ得る。
【0025】配列番号7および8に示されるオリゴヌク
レオチドは、VT2遺伝子とその変異型遺伝子におい
て、該オリゴヌクレオチドに相当する部分(プラス鎖)
に対して高い相同性を有するが、この部分を除いたVT
2遺伝子とその変異型遺伝子全長に対しては、増幅可能
な程度の相同性はみられない。さらに、該オリゴヌクレ
オチドはVT1遺伝子とその変異型遺伝子全長に対して
も、増幅可能な程度の相同性はみられない。
【0026】また、配列番号8および10に示されるオ
リゴヌクレオチドは、VT2遺伝子とその変異型遺伝子
において該オリゴヌクレオチドに相補する部分(プラス
鎖)に対して高い相同性を有するが、この部分を除いた
VT2遺伝子とその変異型遺伝子全長に対しては、増幅
可能な程度の相同性はみられない。さらに、該オリゴヌ
クレオチドはVT1遺伝子とその変異型遺伝子全長に対
しても、増幅可能な程度の相同性はみられない。
【0027】これらのことは、配列番号7および9に示
されるオリゴヌクレオチドを用いる増幅により、VT1
遺伝子とその変異型遺伝子およびVT2遺伝子とその変
異型遺伝子が同時に存在する場合においても、VT2遺
伝子とその変異型遺伝子に由来する唯一の増幅DNA断
片(1,231bp)を生じ得ることを意味している。
配列番号8および10に示されるオリゴヌクレオチドを
プライマーとして用いると、増幅DNA断片(1,29
1bp)を生じ得る。
【0028】本発明のオリゴヌクレオチドは、具体的に
は、配列番号3〜6に示される核酸配列または該配列に
相補的な核酸配列のうち、少なくとも連続した15塩基
よりなる核酸配列を含有するオリゴヌクレオチド、また
は配列番号7〜10に示される核酸配列または該配列に
相補的な核酸配列のうち、少なくとも連続した15塩基
よりなる核酸配列を含有するオリゴヌクレオチドであ
る。
【0029】本発明では、上記少なくとも2種のオリゴ
ヌクレオチドを増幅用プライマーとして使用し、一方の
プライマーの伸長生成物は、その相補体から分離された
場合、他方のプライマーの鋳型となるように配列を選択
する必要がある。
【0030】遺伝子増幅に用いるプライマーとしては、
上述のすべてのオリゴヌクレオチドが挙げられる。この
遺伝子増幅には、一般的にPCR(polymerase chain r
eaction)法が用いられる。
【0031】上述したように、各種試料からのVT1遺
伝子とその変異型遺伝子の増幅には、配列番号3〜6に
それぞれ示されるオリゴヌクレオチドの組み合わせが好
適に用いられ得る。しかし、配列番号3〜6にそれぞれ
示されるオリゴヌクレオチドよりも外側のプライマーに
より増幅されたDNAを、さらに配列番号3〜6にそれ
ぞれ示されるオリゴヌクレオチドを用いて再増幅するこ
とによって、より高感度の増幅が可能となることが予想
される。このとき使用する外側のプライマーは、VT1
遺伝子とその変異型遺伝子に特異的であることが望まし
いが、特異性の低いプライマーも使用し得る。
【0032】また、各種試料からのVT2遺伝子とその
変異型遺伝子の増幅には、配列番号7〜10にそれぞれ
示されるオリゴヌクレオチドの組み合わせが好適に用い
られ得る。しかし、配列番号7〜10にそれぞれ示され
るオリゴヌクレオチドよりも外側のプライマーにより増
幅されたDNAを、さらに配列番号7〜10にそれぞれ
示されるオリゴヌクレオチドを用いて再増幅することに
よって、より高感度の増幅が可能となる。このとき使用
する外側のプライマーは、VT2遺伝子とその変異型遺
伝子に特異的であることが望ましいが、特異性の低いプ
ライマーも使用し得る。
【0033】VT1遺伝子とその変異型遺伝子の増幅に
おいて、配列番号3〜6にそれぞれ示されるオリゴヌク
レオチドの組み合わせを用いることが必要である。ま
た、VT2遺伝子とその変異型遺伝子の増幅において、
配列番号7〜10にそれぞれ示されるオリゴヌクレオチ
ドの組み合わせを用いることが必要である。これらのこ
とは、増幅反応における特異性には、使用する2つのオ
リゴヌクレオチドの相乗効果が重要であることによる。
また、さらに特異性を高めるためには、増幅に使用する
プライマーの濃度をできるだけ低く抑えることも重要で
ある。
【0034】本発明のVT1遺伝子増幅用試薬は、具体
的には、少なくとも2種のプライマーが、配列番号3〜
6に示される核酸配列または該配列に相補的な核酸配列
のうち、少なくとも連続した15塩基よりなる核酸配列
を含有する、ベロ毒素産生性大腸菌の産生するベロ毒素
1型の遺伝子(VT1遺伝子)を増幅するためのオリゴ
ヌクレオチドであって、一方のプライマーの伸長生成物
が、その相補体から分離された場合に、他方のプライマ
ーの鋳型となるプライマー、熱安定性DNAポリメラー
ゼ、dNTPおよび緩衝液を含む。
【0035】また、本発明のVT2遺伝子増幅用試薬
は、少なくとも2種のプライマーが、配列番号7〜10
に示される核酸配列または該配列に相補的な核酸配列の
うち、少なくとも連続した15塩基よりなる核酸配列を
含有する、ベロ毒素産生性大腸菌の産生するベロ毒素2
型の遺伝子(VT2遺伝子)を増幅するためのオリゴヌ
クレオチドであって、一方のプライマーの伸長生成物
が、その相補体から分離された場合に、他方のプライマ
ーの鋳型となるプライマー、熱安定性DNAポリメラー
ゼ、dNTPおよび緩衝液を含む。
【0036】プライマー、熱安定性DNAポリメラー
ゼ、dNTPは当該増幅工程を十分に行い得る量が含ま
れるが、例えばDNAポリメラーゼは1〜200U/m
l、dNTPは50〜500μM、プライマーは1〜1
000nM程度が含められる。
【0037】さらに本発明の試薬には、VT1遺伝子、
VT2遺伝子を単離するための工程に適した緩衝液およ
び当該遺伝子を増幅するに適した緩衝液を併せて含めて
もよい。さらに増幅した遺伝子を検出するための試薬
も、検出法に併せて各種組み合わせておくこともでき
る。
【0038】さらには、本発明では上記増幅方法で得ら
れた増幅遺伝子断片の鎖長より、VT遺伝子への外来D
NA断片の挿入を検出し、VTに生じた挿入変異を検出
することが可能となる。
【0039】具体的には、本発明のVT1に生じた挿入
変異の検出法は、上記増幅方法で得られた増幅遺伝子断
片の鎖長より、VT1遺伝子への外来DNA断片の挿入
を検出することを特徴とする。配列番号3〜6に示され
る塩基配列を有するプライマーを使用して増幅したDN
A断片が、1,226bp(配列番号3と5)、1,2
76bp(配列番号4と6)、1,252bp(配列番
号3と6)または1,250bp(配列番号4と5)よ
り大きいと、外来DNA断片が挿入されたこととなる。
【0040】また、本発明のVT2に生じた挿入変異の
検出法は、上記増幅方法で得られた増幅遺伝子断片の鎖
長より、VT2遺伝子への外来DNA断片の挿入を検出
することを特徴とする。配列番号7〜10に示される塩
基配列を有するプライマーを使用して増幅したDNA断
片が、1,232bp(配列番号7と9)、1,291
bp(配列番号8と10)、1,266bp(配列番号
7と10)、1,256bp(配列番号8と9)より大
きいと、外来DNA断片が挿入されたこととなる。
【0041】さらには、この増幅方法で得られた増幅D
NA断片の鎖長より、該DNA断片が、VT1遺伝子ま
たはVT2遺伝子または外来DNA断片の挿入されたV
T1遺伝子または外来DNA断片の挿入されたVT2遺
伝子のうちの何れに該当するかを判断することが可能で
ある。
【0042】本発明において、増幅する遺伝子はあらゆ
る生物の糞便または食品または環境中に存在するVTE
C由来の遺伝子であるが、単離培養された菌体の遺伝子
を増幅することも含まれる。また、本発明における試料
には、上記の各種材料や培養菌体の他、これらより単離
および精製された核酸なども含まれる。
【0043】すなわち、本発明における試料としては、
上記の各種材料を直接、用いる場合の他に、上記の各種
材料の培養液、またはそこから祖抽出または精製された
核酸などが用いられ得る。さらに、上記の各種材料から
単離された寒天培地上の菌体またはその培養液、または
そこから粗抽出または精製された核酸なども試料として
用いられ得る。
【0044】
【実施例】以下に、本発明を実施例を用いて、具体的に
説明する。実施例1 (1)オリゴヌクレオチドの合成 VT遺伝子増幅用オリゴヌクレオチドは、ABI社DN
Aシンセサイザー392型を用いて、ホスホアミダイト
法にて、配列番号3、5、7および9にそれぞれ示され
る核酸配列を有するオリゴヌクレオチド(プライマー
1:配列番号3のうち、1〜33番目、プライマー2:
配列番号5のうち、1〜27番目、プライマー3:配列
番号7のうち、1〜31番目、プライマー4:配列番号
9のうち、1〜32番目)を合成することにより得た。
手法はABI社のマニュアルに従い、各種オリゴヌクレ
オチドの脱保護はアンモニア水で55℃にて一夜実施し
た。精製はHPLC(ベックマン製)を用い、逆相クロ
マトカラム(ナカライテスク製)にて実施した。
【0045】(2)試料の調製 VT1遺伝子を保有するVTEC菌株、VT2遺伝子を
保有するVTEC菌株、VT1遺伝子およびVT2遺伝
子を保有するVTEC菌株、VT1遺伝子およびISの
挿入されたVT2遺伝子を保有するVTEC菌株の4種
の菌体コロニーをそれぞれ直接、PCRの試料として使
用した(表1参照)。寒天培地上のVTECコロニー
(1白金耳)を水100μlに懸濁し、そのうちの1μ
lをPCRに使用した。
【0046】(3)PCR 配列番号3および5に示されるオリゴヌクレオチド(プ
ライマー1および2)、または配列番号7および9に示
されるオリゴヌクレオチド(プライマー3および4)
を、それぞれPCRのプライマーとして用いた(表1参
照)。
【0047】反応液組成は、プライマー1および2、ま
たはプライマー3および4をそれぞれ0.2μM、dA
TPおよびdGTPおよびdCTPおよびdTTPを各
0.2mM、熱安定性DNAポリメラーゼ(KOD D
ash:東洋紡製)25単位/ml、および1倍濃度の
増幅用緩衝液(東洋紡製)である。実際の使用にあたっ
ては、反応液に試料溶液(VTECコロニー懸濁液)1
μlを添加し、反応液量を100μlとして、以下の反
応に供した。反応条件は以下の通りである: 熱変性: 94℃、20秒 アニーリング: 65℃、2秒 伸長反応: 74℃、90秒 上記熱変性、アニーリングおよび伸長反応を30回繰り
返した。これらの操作はパーキンエルマー社のDNAサ
ーマルサイクラー(GeneAmp2400)を用いて
行った。
【0048】(4)検出 増幅反応後の反応液10μlを1%アガロースゲルにて
電気泳動し、エチジウムブロマイド染色した後、紫外線
照射下での蛍光を検出した。電気泳動の条件は、定電圧
100V、30分間にて行った。操作方法ならびに他の
条件は、マニアティス(Maniatis)らのモレキュラー・
クローニング(Molecular Cloning)(1982年) に記載の技
法に従った。反応液の他に分子量マーカーも同時に泳動
し、相対泳動度の比較により、検出されたDNA断片の
長さを算出した。
【0049】(5)結果 プライマー1および2を用いたPCRにより増幅される
DNA断片の長さは、通常、1,226bpである。ま
た、プライマー3および4を用いたPCRにより増幅さ
れるDNA断片の長さは、通常、1,231bpであ
る。増幅DNA断片の検出に用いたアガロースゲル電気
泳動を図1に示す。
【0050】
【表1】
【0051】図1から明らかなように、プライマー1お
よび2(レーン1、3、5、7、および9)は、VT1
遺伝子を保有する菌株の遺伝子のみを増幅し、VT1遺
伝子を保有しない菌株の遺伝子とは全く反応しなかっ
た。すなわち、該プライマー1および2がVT1遺伝子
を特異的に増幅し、VT1遺伝子を保有するVTECを
正確に検出できることを示している。
【0052】また、図1から明らかなように、プライマ
ー3および4(レーン2、4、6、8、10)は、VT
2遺伝子を保有する菌株の遺伝子のみを増幅し、VT2
遺伝子を保有しない菌株の遺伝子とは全く反応しなかっ
た。すなわち、該オリゴヌクレオチドがVT2遺伝子を
特異的に増幅し、VT2遺伝子を保有するVTECを正
確に検出できることを示している。
【0053】さらに、図1から明らかなように、ISの
挿入されていないVT1遺伝子を保有する菌株からは、
プライマー1および2により、1,226bpの長さの
DNA断片が増幅され(レーン1、5、7)、ISの挿
入されていないVT2遺伝子を保有する菌株からは、プ
ライマー3および4により、1,231bpの長さのD
NA断片が増幅された(レーン4、6)。一方、ISの
挿入されたVT2遺伝子を保有する菌株(レーン8)か
らは、プライマー3および4により、約2,500bp
の長さのDNA断片が増幅された。すなわち、本発明の
方法により、外来DNA断片の挿入されたVT遺伝子を
保有するVTECを正確に検出できることを示してい
る。
【0054】
【発明の効果】本発明により、多くの生物の糞便または
食品または環境中から簡便、迅速、かつ特異的にVTE
CのVT遺伝子を増幅し得る。また、本発明により、V
TECの保有するVT遺伝子の検出と同時に、該遺伝子
への外来DNA断片の挿入によってVTに引き起こされ
た挿入変異の検出を、増幅DNA断片の鎖長より簡便か
つ迅速に行うことができる。
【0055】本発明では、VT1遺伝子またはVT2遺
伝子に外来DNA断片が挿入されることによって、該菌
株のVT1またはVT2産生能が消失、すなわち、VT
1遺伝子またはVT2遺伝子が不活性化されたことが検
出でき、出血性大腸炎に代表される食中毒症状の診断に
有効に応用できる。
【0056】
【配列表】配列番号:1 配列の長さ:1369 配列の型:核酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ゲノムDNA 配列の特徴 起源: VT1を産生する Verotoxin-producing Escheri
chia coli 配列 TATCGTATGG TGCTCAAGGA GTATTGTGTA ATATGAAAAT AATTATTTTT AGAGTGCTAA 60 CTTTTTTCTT TGTTATCTTT TCAGTTAATG TGGTGGCGAA GGAATTTACC TTAGACTTCT 120 CGACTGCAAA GACGTATGTA GATTCGCTGA ATGTCATTCG CTCTGCAATA GGTACTCCAT 180 TACAGACTAT TTCATCAGGA GGTACGTCTT TACTGATGAT TGATAGTGGC ACAGGGGATA 240 ATTTGTTTGC AGTTGATGTC AGAGGGATAG ATCCAGAGGA AGGGCGGTTT AATAATCTAC 300 GGCTTATTGT TGAACGAAAT AATTTATATG TGACAGGATT TGTTAACAGG ACAAATAATG 360 TTTTTTATCG CTTTGCTGAT TTTTCACATG TTACCTTTCC AGGTACAACA GCGGTTACAT 420 TGTCTGGTGA CAGTAGCTAT ACCACGTTAC AGCGTGTTGC AGGGATCAGT CGTACGGGGA 480 TGCAGATAAA TCGCCATTCG TTGACTACTT CTTATCTGGA TTTAATGTCG CATAGTGGAA 540 CCTCACTGAC GCAGTCTGTG GCAAGAGCGA TGTTACGGTT TGTTACTGTG ACAGCTGAAG 600 CTTTACGTTT TCGGCAAATA CAGAGGGGAT TTCGTACAAC ACTGGATGAT CTCAGTGGGC 660 GTTCTTATGT AATGACTGCT GAAGATGTTG ATCTTACATT GAACTGGGGA AGGTTGAGTA 720 GCGTCCTGCC TGACTATCAT GGACAAGACT CTGTTCGTGT AGGAAGAATT TCTTTTGGAA 780 GCATTAATGC AATTCTGGGA AGCGTGGCAT TAATACTGAA TTGTCATCAT CATGCATCGC 840 GAGTTGCCAG AATGGCATCT GATGAGTTTC CTTCTATGTG TCCGGCAGAT GGAAGAGTCC 900 GTGGGATTAC GCACAATAAA ATATTGTGGG ATTCATCCAC TCTGGGGGCA ATTCTGATGC 960 GCAGAACTAT TAGCAGTTGA GGGGGTAAAA TGAAAAAAAC ATTATTAATA GCTGCATCGC 1020 TTTCATTTTT TTCAGCAAGT GCGCTGGCGA CGCCTGATTG TGTAACTGGA AAGGTGGAGT 1080 ATACAAAATA TAATGATGAC GATACCTTTA CAGTTAAAGT GGGTGATAAA GAATTATTTA 1140 CCAACAGATG GAATCTTCAG TCTCTTCTTC TCAGTGCGCA AATTACGGGG ATGACTGTAA 1200 CCATTAAAAC TAATGCCTGT CATAATGGAG GGGGATTCAG CGAAGTTATT TTTCGTTGAC 1260 TCAGAATAGC TCAGTGAAAA TAGCAGGCGG AGATTCATAA ATGTTAAATA CATCTCAATT 1320 CAGTCAGTTG TTGCCGGTTC TGATAATAGA TGTGTTAGAA AATTCTTGC 1369
【0057】配列番号:2 配列の長さ:1664 配列の型:核酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ゲノムDNA 配列の特徴 起源: VT2を産生する Verotoxin-producing Escheri
chia coli 配列 ATCGCATAGC TCATCGGAAC AAGCTCAAGC GGTCTCCGGT CGAGTCCTCA TGCGTCCATT 60 ATCTGCATTA TGCGTTGTTA GCTCAGCCGG ACAGAGCAAT TGCCTTCTGA GCAATCGGTC 120 ACTGGTTCGA ATCCAGTACA ACGCGCCATA TTTATTTACC AGGCTCGCTT TTGCGGGCCT 180 TTTTTATATC TGCGCCGGGT CTGGTGCTGA TTACTTCAGC CAAAAGGAAC ACCTGTATAT 240 GAAGTGTATA TTATTTAAAT GGGTACTGTG CCTGTTACTG GGTTTTTCTT CGGTATCCTA 300 TTCCCGGGAG TTTACGATAG ACTTTTCGAC CCAACAAAGT TATGTCTCTT CGTTAAATAG 360 TATACGGACA GAGATATCGA CCCCTCTTGA ACATATATCT CAGGGGACCA CATCGGTGTC 420 TGTTATTAAC CACACCCCAC CGGGCAGTTA TTTTGCTGTG GATATACGAG GGCTTGATGT 480 CTATCAGGCG CGTTTTGACC ATCTTCGTCT GATTATTGAG CAAAATAATT TATATGTGGC 540 CGGGTTCGTT AATACGGCAA CAAATACTTT CTACCGTTTT TCAGATTTTA CACATATATC 600 AGTGCCCGGT GTGACAACGG TTTCCATGAC AACGGACAGC AGTTATACCA CTCTGCAACG 660 TGTCGCAGCG CTGGAACGTT CCGGAATGCA AATCAGTCGT CACTCACTGG TTTCATCATA 720 TCTGGCGTTA ATGGAGTTCA GTGGTAATAC AATGACCAGA GATGCATCCA GAGCAGTTCT 780 GCGTTTTGTC ACTGTCACAG CAGAAGCCTT ACGCTTCAGG CAGATACAGA GAGAATTTCG 840 TCAGGCACTG TCTGAAACTG CTCCTGTGTA TACGATGACG CCGGGAGACG TGGACCTCAC 900 TCTGAACTGG GGGCGAATCA GCAATGTGCT TCCGGAGTAT CGGGGAGAGG ATGGTGTCAG 960 AGTGGGGAGA ATATCCTTTA ATAATATATC AGCGATACTG GGGACTGTGG CCGTTATACT 1020 GAATTGCCAT CATCAGGGGG CGCGTTCTGT TCGCGCCGTG AATGAAGAGA GTCAACCAGA 1080 ATGTCAGATA ACTGGCGACA GGCCTGTTAT AAAAATAAAC AATACATTAT GGGAAAGTAA 1140 TACAGCTGCA GCGTTTCTGA ACAGAAAGTC ACAGTTTTTA TATACAACGG GTAAATAAAG 1200 GAGTTAAGCA TGAAGAAGAT GTTTATGGCG GTTTTATTTG CATTAGCTTC TGTTAATGCA 1260 ATGGCGGCGG ATTGTGCTAA AGGTAAAATT GAGTTTTCCA AGTATAATGA GGATGACACA 1320 TTTACAGTGA AGGTTGACGG GAAAGAATAC TGGACCAGTC GCTGGAATCT GCAACCGTTA 1380 CTGCAAAGTG CTCAGTTGAC AGGAATGACT GTCACAATCA AATCCAGTAC CTGTGAATCA 1440 GGCTCCGGAT TTGCTGAAGT GCAGTTTAAT AATGACTGAG GCATAACCTG ATTCGTGGTA 1500 TGTGGGTAAC AAGTGTAATC TGTGTCACAA TTCAGTCAGT TTGACAGTTG CCTGTCAGAC 1560 TGAGCATTTG TTAAAAAAAT TTCGCATGGT GAATCCCCCT GTGTGGGGCG ACTGGTGAAA 1620 AATCCTTGCT TGTGATTCAT TATCGACACG GGTTCGGTGG TACC 1664
【0058】配列番号:3 配列の長さ:33 配列の型:核酸 鎖の数:両形態 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列の特徴 存在位置:1..33 特徴を決定した方法:S 他の特徴:VTECの産生するVT1遺伝子の配列と相
補的な配列を有する。 配列 ATGAAAATAA TTATTTTTA GAGTGCTAAC TTT 33
【0059】配列番号:4 配列の長さ:27 配列の型:核酸 鎖の数:両形態 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列の特徴 存在位置:1..27 特徴を決定した方法:S 他の特徴:VTECの産生するVT1遺伝子の配列と相
補的な配列を有する。 配列 GGTGCTCAAG GAGTATTGTG TAATATG 27
【0060】配列番号:5 配列の長さ:27 配列の型:核酸 鎖の数:両形態 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列の特徴 存在位置:1..27 特徴を決定した方法:S 他の特徴:VTECの産生するVT1遺伝子の配列と相
補的な配列を有する。 配列 CAACGAAAAA TAACTTCGCT GAATCCC 27
【0061】配列番号:6 配列の長さ:28 配列の型:核酸 鎖の数:両形態 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列の特徴 存在位置:1..28 特徴を決定した方法:S 他の特徴:VTECの産生するVT1遺伝子の配列と相
補的な配列を有する。 配列 GCTATTTTCA CTGAGCTATT CTGAGTCA 28
【0062】配列番号:7 配列の長さ:31 配列の型:核酸 鎖の数:両形態 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列の特徴 存在位置:1..31 特徴を決定した方法:S 他の特徴:VTECの産生するVT2遺伝子の配列と相
補的な配列を有する。 配列 ATGAAGTGTA TATTATTTAA ATGGGTACTG T 31
【0063】配列番号:8 配列の長さ:28 配列の型:核酸 鎖の数:両形態 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列の特徴 存在位置:1..28 特徴を決定した方法:S 他の特徴:VTECの産生するVT2遺伝子の配列と相
補的な配列を有する。 配列 CTTCAGCCAA AAGGAACACC TGTATATG 28
【0064】配列番号:9 配列の長さ:32 配列の型:核酸 鎖の数:両形態 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列の特徴 存在位置:1..32 特徴を決定した方法:S 他の特徴:VTECの産生するVT2遺伝子の配列と相
補的な配列を有する。 配列 TTAAACTGCA CTTCAGCAAA TCCGGAGCCT GA 32
【0065】配列番号:10 配列の長さ:28 配列の型:核酸 鎖の数:両形態 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列の特徴 存在位置:1..28 特徴を決定した方法:S 他の特徴:VTECの産生するVT2遺伝子の配列と相
補的な配列を有する。 配列 CACATACCAC GAATCAGGTT ATGCCTCA 28
【図面の簡単な説明】
【図1】 各種菌VTEC菌株の菌体コロニー中の遺伝
子を増幅した結果を示す図面に代わる電気泳動写真であ
る。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベロ毒素産生性大腸菌の産生するベロ毒
    素をコードする遺伝子(配列番号1または2)から選択
    された、少なくとも連続した15塩基よりなる核酸配列
    を含有する、少なくとも2種のDNA断片であるベロ毒
    素遺伝子を増幅するためのオリゴヌクレオチド。
  2. 【請求項2】 少なくとも2種のDNA断片がベロ毒素
    遺伝子における外来DNA断片の挿入部位よりも上流側
    および下流側から、それぞれ少なくとも1種選択される
    請求項1記載のオリゴヌクレオチド。
  3. 【請求項3】 ベロ毒素産生性大腸菌の産生するベロ毒
    素1型をコードする遺伝子(配列番号1)から選択され
    た、少なくとも連続した15塩基よりなる核酸配列を含
    有する、少なくとも2種のDNA断片であるベロ毒素1
    型遺伝子を増幅するためのオリゴヌクレオチド。
  4. 【請求項4】 少なくとも2種のDNA断片がベロ毒素
    遺伝子における外来DNA断片の挿入部位よりも上流側
    および下流側から、それぞれ少なくとも1種選択される
    請求項3記載のオリゴヌクレオチド。
  5. 【請求項5】 ベロ毒素産生性大腸菌の産生するベロ毒
    素2型をコードする遺伝子(配列番号2)から選択され
    た、少なくとも連続した15塩基よりなる核酸配列を含
    有する、少なくとも2種のDNA断片であるベロ毒素2
    型遺伝子を増幅するためのオリゴヌクレオチド。
  6. 【請求項6】 少なくとも2種のDNA断片がベロ毒素
    遺伝子における外来DNA断片の挿入部位よりも上流側
    および下流側から、それぞれ少なくとも1種選択される
    請求項5記載のオリゴヌクレオチド。
  7. 【請求項7】 少なくとも2種のプライマーとして、請
    求項1〜6のいずれか1項に記載されるベロ毒素遺伝子
    を増幅するためのオリゴヌクレオチドであって、一方の
    プライマーの伸長生成物が、その相補体から分離された
    場合に、他方のプライマーの鋳型となるオリゴヌクレオ
    チドを使用することを特徴とするベロ毒素遺伝子の増幅
    方法。
  8. 【請求項8】 少なくとも2種のプライマーが、請求項
    1〜6記載のベロ毒素産生性大腸菌の産生するベロ毒素
    遺伝子を増幅するためのオリゴヌクレオチドであって、
    一方のプライマーの伸長生成物が、その相補体から分離
    された場合に、他方のプライマーの鋳型となるプライマ
    ー、熱安定性DNAポリメラーゼ、dNTPおよび緩衝
    液を含むことを特徴とするベロ毒素遺伝子増幅用試薬。
  9. 【請求項9】 請求項7記載の増幅方法で得られた増幅
    遺伝子断片の鎖長より、ベロ毒素遺伝子への外来DNA
    断片の挿入を検出することを特徴とするベロ毒素遺伝子
    に生じた外来DNA断片の挿入を検出する方法。
  10. 【請求項10】 少なくとも2種のプライマーが、請求
    項1〜6記載のベロ毒素産生性大腸菌の産生するベロ毒
    素遺伝子を増幅するためのオリゴヌクレオチドであっ
    て、一方のプライマーの伸長生成物が、その相補体から
    分離された場合に、他方のプライマーの鋳型となるプラ
    イマー、熱安定性DNAポリメラーゼ、dNTPおよび
    緩衝液を含むことを特徴とするベロ毒素遺伝子に生じた
    外来DNA断片の挿入を検出する試薬。
  11. 【請求項11】 配列番号3〜6に示される核酸配列ま
    たは該配列に相補的な核酸配列のうち、少なくとも連続
    した15塩基よりなる核酸配列を含有することを特徴と
    するオリゴヌクレオチド。
  12. 【請求項12】 配列番号7〜10に示される核酸配列
    または該配列に相補的な核酸配列のうち、少なくとも連
    続した15塩基よりなる核酸配列を含有することを特徴
    とするオリゴヌクレオチド。
  13. 【請求項13】 少なくとも2種のプライマーとして、
    配列番号3〜6に示される核酸配列または該配列に相補
    的な核酸配列のうち、少なくとも連続した15塩基より
    なる核酸配列を含有する、ベロ毒素1型遺伝子を増幅す
    るためのオリゴヌクレオチドであって、一方のプライマ
    ーの伸長生成物が、その相補体から分離された場合に、
    他方のプライマーの鋳型となるオリゴヌクレオチドを使
    用することを特徴とするベロ毒素1型遺伝子の増幅方
    法。
  14. 【請求項14】 少なくとも2種のプライマーとして、
    配列番号7〜10に示される核酸配列または該配列に相
    補的な核酸配列のうち、少なくとも連続した15塩基よ
    りなる核酸配列を含有する、ベロ毒素2型遺伝子を増幅
    するためのオリゴヌクレオチドであって、一方のプライ
    マーの伸長生成物が、その相補体から分離された場合
    に、他方のプライマーの鋳型となるオリゴヌクレオチド
    を使用することを特徴とするベロ毒素2型遺伝子の増幅
    方法。
  15. 【請求項15】 少なくとも2種のプライマーが、配列
    番号3〜6に示される核酸配列または該配列に相補的な
    核酸配列のうち、少なくとも連続した15塩基よりなる
    核酸配列を含有する、ベロ毒素産生性大腸菌の産生する
    ベロ毒素1型遺伝子を増幅するためのオリゴヌクレオチ
    ドであって、一方のプライマーの伸長生成物が、その相
    補体から分離された場合に、他方のプライマーの鋳型と
    なるプライマー、熱安定性DNAポリメラーゼ、dNT
    Pおよび緩衝液を含むことを特徴とするベロ毒素1型遺
    伝子増幅用試薬。
  16. 【請求項16】 少なくとも2種のプライマーが、配列
    番号7〜10に示される核酸配列または該配列に相補的
    な核酸配列のうち、少なくとも連続した15塩基よりな
    る核酸配列を含有する、ベロ毒素産生性大腸菌の産生す
    るベロ毒素2型遺伝子を増幅するためのオリゴヌクレオ
    チドであって、一方のプライマーの伸長生成物が、その
    相補体から分離された場合に、他方のプライマーの鋳型
    となるプライマー、熱安定性DNAポリメラーゼ、dN
    TPおよび緩衝液を含むことを特徴とするベロ毒素2型
    遺伝子増幅用試薬。
  17. 【請求項17】 請求項13記載の増幅方法で得られた
    増幅遺伝子断片の鎖長より、ベロ毒素1型遺伝子への外
    来DNA断片の挿入を検出することを特徴とするベロ毒
    素1型遺伝子に生じた外来遺伝子の挿入を検出する方
    法。
  18. 【請求項18】 請求項14記載の増幅方法で得られた
    増幅遺伝子断片の鎖長より、ベロ毒素2型遺伝子への外
    来DNA断片の挿入を検出することを特徴とするベロ毒
    素2型遺伝子に生じた外来遺伝子の挿入を検出する方
    法。
  19. 【請求項19】 少なくとも2種のプライマーが、配列
    番号3〜6に示される核酸配列または該配列に相補的な
    核酸配列のうち、少なくとも連続した15塩基よりなる
    核酸配列を含有する、ベロ毒素産生性大腸菌の産生する
    ベロ毒素1型遺伝子を増幅するためのオリゴヌクレオチ
    ドであって、一方のプライマーの伸長生成物が、その相
    補体から分離された場合に、他方のプライマーの鋳型と
    なるプライマー、熱安定性DNAポリメラーゼ、dNT
    Pおよび緩衝液を含むことを特徴とするベロ毒素1型遺
    伝子に生じた外来遺伝子の挿入を検出する試薬。
  20. 【請求項20】 少なくとも2種のプライマーが、配列
    番号7〜10に示される核酸配列または該配列に相補的
    な核酸配列のうち、少なくとも連続した15塩基よりな
    る核酸配列を含有する、ベロ毒素産生性大腸菌の産生す
    るベロ毒素2型遺伝子を増幅するためのオリゴヌクレオ
    チドであって、一方のプライマーの伸長生成物が、その
    相補体から分離された場合に、他方のプライマーの鋳型
    となるプライマー、熱安定性DNAポリメラーゼ、dN
    TPおよび緩衝液を含むことを特徴とするベロ毒素2型
    遺伝子に生じた外来遺伝子の挿入を検出する試薬。
JP10047677A 1998-02-27 1998-02-27 ベロ毒素遺伝子に生じた外来dna断片の挿入を検出する方法 Pending JPH11243996A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10047677A JPH11243996A (ja) 1998-02-27 1998-02-27 ベロ毒素遺伝子に生じた外来dna断片の挿入を検出する方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10047677A JPH11243996A (ja) 1998-02-27 1998-02-27 ベロ毒素遺伝子に生じた外来dna断片の挿入を検出する方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11243996A true JPH11243996A (ja) 1999-09-14

Family

ID=12781920

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10047677A Pending JPH11243996A (ja) 1998-02-27 1998-02-27 ベロ毒素遺伝子に生じた外来dna断片の挿入を検出する方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11243996A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015146786A (ja) * 2014-02-07 2015-08-20 山梨県 マルチプレックスシャトルpcrによる食中毒原因菌の一括検出法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015146786A (ja) * 2014-02-07 2015-08-20 山梨県 マルチプレックスシャトルpcrによる食中毒原因菌の一括検出法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Ventura et al. Characterization of the groEL and groES loci in Bifidobacterium breve UCC 2003: genetic, transcriptional, and phylogenetic analyses
Osek Multiplex polymerase chain reaction assay for identification of enterotoxigenic Escherichia coli strains
EP0556504B1 (en) Oligonucleotides for detecting Vibrio parahaemolyticus
Schmidt et al. Virulence determinants in nontoxinogenic Escherichia coli O157 strains that cause infantile diarrhea
Watterworth et al. Multiplex PCR-DNA probe assay for the detection of pathogenic Escherichia coli
US5652102A (en) Assay for enterohemorrhagic Escherichia coli 0157:H7 by the polymerase chain reaction
EP0507830B1 (en) C. difficile specific oligonucleotides
JP2792462B2 (ja) サルモネラ属菌検出のためのオリゴヌクレオチドおよびそれを用いた検出法
US7160701B2 (en) Genes for detecting bacteria and a method for detecting bacteria by using the genes
US6391631B1 (en) Bacterial plasmids
US6489107B1 (en) Method for identifying Escherichia coli strain DSM 6601
JPH11243996A (ja) ベロ毒素遺伝子に生じた外来dna断片の挿入を検出する方法
JP2001095576A (ja) 腸管出血性大腸菌の検出法
JPH11332599A (ja) 腸管出血性大腸菌検出のためのオリゴヌクレオチドおよびそれを用いた検出法
Lagatolla et al. Characterization of oligonucleotide probes for the identification of Acinetobacter spp., A. baumannii and Acinetobacter genomic species 3
Takiya et al. Identification of single base-pair mutation on uidA gene of Escherichia coli O157: H7 by peptide nucleic acids (PNA) mediated PCR clamping
JPH11137298A (ja) 細菌毒素遺伝子増幅用オリゴヌクレオチドおよびその用途
JPH06253847A (ja) 炭疽菌検出のためのオリゴヌクレオチドおよびそれを用いた検出方法
Eltoum et al. PCR-based randomly amplified polymorphic DNA (RAPD) fingerprinting for detection of genetic diversity among Sudanese isolates of Haemophilus somnus.
JPH11285383A (ja) 新規な挿入配列
JP2004033090A (ja) ビブリオ・バルニフィカスの検出方法
JPH07114719B2 (ja) 細菌検出のためのオリゴヌクレオチドおよびそれを用いた検出法
CA2548689A1 (en) Nucleic acids for detection of listeria
AU2003220730B2 (en) Genes for detecting bacteria and detection method by using the same
JPH06261759A (ja) 炭疽菌検出のためのオリゴヌクレオチドおよびそれを用いた検出方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061102

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070308