JPH11244160A - 切削体と調理器 - Google Patents

切削体と調理器

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JPH11244160A
JPH11244160A JP4746598A JP4746598A JPH11244160A JP H11244160 A JPH11244160 A JP H11244160A JP 4746598 A JP4746598 A JP 4746598A JP 4746598 A JP4746598 A JP 4746598A JP H11244160 A JPH11244160 A JP H11244160A
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隆次 坂口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転体の着脱の際の操作性の向上を図る切削
体を提供する。 【解決手段】 回転体と、回転体40に接続するシャフ
ト21とを備え、回転体40を回転させて被調理物を切
削していく調理器の切削体であって、筒状壁44に相対
向する一対の係合切欠50を形成し、シャフト21を筒
状壁44内に挿入させた際に、係合切欠50に入る一対
の突起23を設け、係合切欠50の位置にスプリング5
9を設け、このスプリング59を支持する一対の支持部
56,57を、係合切欠50に対して周方向にほぼ90
度ずれた位置にそれぞれ設け、各係合切欠50は、軸方
向に延びるとともに一端が開放された第1係合切欠51
と、この第1係合切欠51の他端から周方向に延びた第
2係合切欠52と、この第2係合切欠52の先端部から
上方へ延びた第3係合切欠53とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、切削刃を有する
回転体と、この回転体に接続されるシャフトとを備え、
このシャフトを回転させることによって被調理物を切削
していく切削体と、この切削体を有する調理器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、容器内に切削刃を有する切削
体を配設し、この切削体をモータによって回転させるこ
とにより、容器内に入れた被調理物を切削していく調理
器が知られている。
【0003】かかる調理器は、図25に示すように、容
器(図示せず)の底部に回転自在にシャフト1を設け、上
面におろし刃(図示せず)を設けた回転板(回転体)2の
下面に筒部3を設け、この筒部3内にシャフト1を嵌入
して回転板2を装着するようになっている。シャフト1
には一対の突起4が設けられており、筒部3には、軸方
向に延びた一対の係合溝5と、この係合溝5,5の中間
部にリング状のスプリング6とが設けられている。スプ
リング6は筒部3に設けた環状溝7に入り込んでいる。
【0004】そして、筒部3内にシャフト1を嵌入して
いくと、シャフト1の突起4がスプリング6を押し広げ
てスプリング6のリング内に入り込んでいき、そして突
起4が係合溝5の上部5Aに入り込む。これにより、回
転板2がシャフト1に固定される。そして、容器の下方
に設けたモータ(図示せず)によってシャフトを回転させ
ると、回転板2がシャフト1とともに回転していき容器
内に入れた被調理物を切削していく。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
調理器にあっては、回転板2をシャフト1に装着する際
に、突起4がスプリング6を押し広げてこのスプリング
6のリング内に入り込んでいくが、突起4とスプリング
6との係合を確実にするためには突起4の径方向の突出
量を大きくとる必要があり、この突出量を大きくとる
と、着脱の際にスプリング6の変形量が大きくなり、操
作性が低下するという問題があった。
【0006】この発明は、上記問題点に鑑みてなされも
ので、その目的は、回転体の着脱のの際の操作性の向上
を図ることのできる切削体と、この切削体を有する調理
器とを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、切削刃を有する回転体
と、この回転体に設けた筒状の連結部に挿入して回転体
と接続するシャフトとを備え、前記回転体を容器内に配
置するとともに前記シャフトを回転させることにより前
記回転体を回転させて容器内に入れられた被調理物を切
削していく調理器の切削体であって、前記連結部を形成
した周壁と前記シャフトのどちらか一方に、相対向する
位置に一対の係合溝を形成し、前記シャフトを連結部に
挿入させた際に、前記周壁とシャフトのどちらか他方
に、前記一対の係合溝に入る一対の突起を設け、前記係
合溝の位置に周回りにリング部材を設け、このリング部
材を支持する一対の支持部を、前記係合溝に対して周方
向にほぼ90度ずれた位置にそれぞれ設け、前記各係合
溝は、前記突起が入る開放口が一端に設けられるととも
に軸方向に延びた第1溝部と、この第1溝部の他端から
前記スプリングを中間位置にさせてこのスプリングに沿
って延びた第2溝部と、この第2溝部の先端部から軸方
向であって前記一端側へ延びた第3溝部とを有し、前記
第1溝部に入った突起をリング部材を押圧しながら第2
溝部内に入れ、この第2溝部内に入った突起をリング部
材を押圧した状態で第2溝内を移動させて、この突起を
リング部材の弾性力で第3溝部に係合させることを特徴
とする。
【0008】請求項2の発明は、前記リング部材は、一
端と他端が相対向したC字状に形成され、前記一対の各
支持部は、周方向に所定の長さと径方向に所定の幅を有
するとともに、周方向に対する中間位置でリング部材に
当接する当接部を有し、一方の支持部の当接部がC字状
のリング部材の切断部分に当接し、その当接部の両側が
リング部材の押圧方向へ直線上に傾斜する傾斜面に形成
され、他方に支持部の当接部が前記切断部と反対側のリ
ング部材の一部に当接し、その当接部の両側が前記押圧
方向へ傾斜するとともにその当接部から離間するにした
がって傾斜角が大きくなるR状の傾斜面に形成されてい
ることを特徴とする。
【0009】請求項3の発明は、前記支持部は、リング
部材が外れるのを防止する外れ防止手段を有しているこ
とを特徴とする。
【0010】請求項4の発明は、請求項1ないし請求項
3の切削体を有することを特徴とする調理器である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る調理器の実
施の形態を図面に基づいて説明する。
【0012】図1および図2に示す調理器は、上部が開
口され被調理物を入れる容器10と、この容器10内に
配置される切削体20と、容器10の開口11を閉塞す
る蓋体70と、蓋体70の上に載置して切削体20を回
転させる本体80とを備えている。71は後述するシャ
フト21のカップリング26が挿入される孔72を形成
した筒部である。
【0013】容器10の底部12の中央部には切削体2
0を支持する支持部13が設けられている。14は把手
部である。
【0014】切削体20は、シャフト21と、このシャ
フト21の下部に着脱自在に装着される回転体40とか
ら構成され、回転体40は回転体90と交換可能となっ
ている。
【0015】シャフト21は、図3および図4に示すよ
うに、上下方向に延びた軸部22と、この軸部22の中
間位置に径方向に延びた一対の突起23,23と、軸部
22の上部に被調理材の切削片が本体80へ入り込むの
を防止するカサ部25と、このカサ部25の上に従動カ
ップリング26とを有している。各突起23の底面23
Aは平坦状に形成され(図12参照)、上面23BはR
状に形成されている。軸部22には、突起23から下方
に延びた高さの低い突条部27と、周方向に対して突起
23とほぼ90度ずれた位置に軸方向に延びた一対の係
合溝30,30が形成されている。
【0016】各係合溝30の下部(図3において)は開
放され、係合溝30の上半部には左側(図3において)
に凹部31が形成されている。この凹部31によって周
方向に延びた支持面31Aと軸方向に延びた当接面31
Bとが形成され、係合溝30の開放口32の左側には、
後述する突部62(図7参照)を係合溝30に案内する
ための傾斜面33が形成されている。また、軸部22の
下部には小径の軸部35が突出しており、この軸部32
の周面と係合溝30の底部とが同一周面となっている。
この軸部22は容器10の支持部12に回転自在に支持
される。
【0017】回転体40は、図5に示すように、大径の
筒体41と、この筒体41の上下面に取り付けられたカ
ッター(切削刃)42,43とを備えており、筒体41
の中央部には上方に突出した筒状壁(連結部)44が設
けられている。筒状壁44には、相対向する位置に一対
の係合切欠(係合溝)50,50が形成されている。
【0018】各係合切欠50は、図6および図7に示す
ように、シャフト21の突起23,23の幅より広い所
定の幅を有するとともに筒状壁44の上端から下方へ軸
方向に沿って形成された第1係合切欠(第1溝部)51
と、この第1係合切欠51の下部から周方向に沿って形
成された所定幅の第2係合切欠(第2溝部)52と、こ
の第2係合切欠52の先端部から上方へ軸方向に沿って
形成された第3係合切欠(第3溝部)53とを有してい
る。第3係合切欠53には図15に示すようにシャフト
21の突起23が係合するようになっており、第1係合
切欠51と第3係合切欠53との間が下方に突出した突
部54となっている。
【0019】第1係合切欠51の上端は開放されて開放
口51Aとなっており、第1係合切欠51の下部の左側
(図6において)の側面(外側の角部)51BはR状に
形成されている。また、突部54の左側面(内側の角
部)54AがR状に形成されている。
【0020】筒状壁44の外周囲には、図8および図9
に示すように、一対の係合切欠50,50に対して周方
向にほぼ90度ずれた位置に径方向に突出した一対の支
持部56,57がそれぞれ形成されている。
【0021】支持部56は周方向に対して所定の長さと
径方向の幅とを有しており、その幅は後述するスプリン
グ59が外れないようにスプリング59の径より大きく
設定されている。そして、支持部56の上面の中央部に
は平坦面56Aが形成され、この平坦面56Aの高さ位
置が第2係合切欠52の中間位置の高さとほぼ等しくな
っている。平坦面56Aの中間位置には垂直に切り立っ
た突起58が形成され、図23(C)に示すように、平坦
面56Aの両側には下方に傾斜した直線状の傾斜面56
B,56Bが形成されている。
【0022】支持部57の上面は、図23(A)に示すよ
うに、中間部57aが高く形成され、中間部57aの両側
が下方へ傾斜し且つ中間部57aから離間するにしたが
って傾斜角が大きくなる円弧状の傾斜面57Aとなって
おり、その中間部57aの高さ位置が第2係合切欠52
の中間位置の高さとほぼ等しくなっている。
【0023】筒状壁44の外周囲にはリング状のスプリ
ング59が嵌合され、このスプリング59が支持部56
の上面の平坦面56Aと支持部57の上面の中間部57
aとによって支持されている。スプリング59は切断さ
れていて一端59Aと他端59Bが相対向したC字状と
なっており、その一端59Aと他端59Bが突起58の
側面(図23(C)参照)に当接している。これにより、
スプリング59は周方向への回動が防止されている。
【0024】また、筒状壁44の外周囲には、第1係合
切欠51に沿った突出部60と、第3係合切欠53を囲
む突出部61とが形成され、これら突出部60,61の
下面60A,61Aがスプリング59に当接している。
すなわち、スプリング59は、支持部56,57および
突出部60,61によって上下から保持され、上方への
抜けが突出部60,61によって防止されている。
【0025】このスプリング59と筒状壁44の突部5
4の下端部54Pとの間に所定の間隙24Kが形成さ
れ、シャフト21の突起23がスプリング59によって
第3係合切欠53に係合した際(図22参照)、突起2
3の下部が第3係合切欠53からその間隙24K分だけ
下方に突出する。
【0026】筒状壁44の内周面には、図8および図9
に示すように、支持部56,57と同位置にシャフト2
1の係合溝30に係合する一対の突部62,62が相対
向して設けられている。各突部62は、突起23の径よ
りも大きな径を有し、図13に示すように、突部62が
係合溝30の側面30Dに当接したとき、突起23と第
1係合切欠51の側面51Dとの間に隙間M1が形成さ
れ、図14に示すように、突部62が係合溝30の側面
30Eに当接したとき、突起23と第1係合切欠51の
側面51Eとの間に隙間M2が形成されるように設定さ
れている。すなわち、突起23と第1係合切欠51の側
面51D,51Eとの間に形成される隙間が、突部62
と係合溝30の側面30D,30Dとの間に形成される
隙間より大きく設定されている。
【0027】また、図15に示すように、突起23が第
3係合切欠53に係合すると、突部62が係合溝30の
凹部31に係合するようになっており、突部62が凹部
31の支持面31Aに当接しているときには、突起23
と第3係合切欠53との間に隙間M3が形成されるよう
に設定されている。また、突部23が凹部31の当接面
31Bに当接されると、突起23と第3係合切欠53の
側面53Sとの間に隙間M6が形成されるように設定さ
れている。
【0028】図16に示すように、突起23がスプリン
グ59を押し下げているとき、突部62が係合溝30の
上端面30Tに当接し、突起23と第2係合切欠52の
底部との間に隙間M4が形成されるとともに、突起23
と突出部54の下部54Pとの間に隙間M5が形成され
るように設定されている。
【0029】回転体90は、図11に示すように、上下
面に大きさの異なるおろし刃(切削刃)91,92を設
けた回転板93と、この回転板91の中央部に上下方向
に突出して設けられた円筒状の筒状壁94とから構成さ
れ、筒状壁94には上記と同様に係合切欠50,突部6
2,スプリング59などが設けられており、その構成は
上記と全く同一なのでその説明は省略する。
【0030】本体80は、蓋体70の貫通孔71に挿入
される従動カップリング26に連結する駆動カップリン
グ(図示せず)と、この駆動カップリングを回転させるモ
ータ(図示せず)等とを備えている。また、本体80には
把手部81と、モータをオンオフするスイッチ82とが
設けられている。
【0031】次に、回転体40へのシャフト21の装着
のし方について説明する。
【0032】まず、図12に示すように、シャフト21
の軸部35および軸部22の下部を回転体40の筒状壁
44内に挿入する。この挿入のとき、シャフト21の突
条部27を筒状壁44の第1係合切欠51に合わせてお
く。そして、シャフト21をさらに筒状壁44内に挿入
していき、図17に示すように、シャフト21の突起2
3が第1係合切欠51内のスプリング59の位置まで入
ると、シャフト21の係合溝30が鎖線で示す位置から
下方の実線位置へ移動することになるので、筒状壁44
内の突部62がシャフト21の係合溝30内に入ってい
く。
【0033】ところで、図13および図14に示すよう
に、突部62が係合溝30の側面30D,30Eに当接
したとき、突起23と第1係合切欠51の側面51D,
30Eとの間に隙間M1,M2が形成されるように設定さ
れているので、突起23を第1係合切欠51に挿入する
際に第1係合切欠51の側面51D,51Eに突起23
をぶつけてしまうことが防止される。
【0034】図17に示す状態から、さらに、シャフト
21を押し下げると、突起23は図18および図19に
示すようにスプリング59の一部を押し下げて第1係合
切欠51のR状の側面51Bに当接する。さらに、シャ
フト21を押し下げると、突起23は側面51Bに案内
されて第2係合切欠52へ入っていく。すなわち、突起
23を第2係合切欠52へ簡単に入れることができる。
【0035】シャフト21を押し下げ過ぎた場合、図1
0に示すように、シャフト21の係合溝30の上端面3
0Tと突起23の下面23Aとの間の距離L2より小さ
く設定されていることにより、シャフト21の突起23
が第2係合切欠52の底部52Cに当接する前に、筒状
壁44内の突部62がシャフト21の係合溝30の上端
面30Tに当接する。このため、シャフト21を押し下
げ過ぎても突起23に荷重が加わってしまうことがな
く、突起23の径が小さくても突起23は破損しない。
【0036】突起23が第2係合切欠52へ入ったら、
シャフト21を反時計方向(図18において)へ回動さ
せて、突起23を図20に示す位置へ移動させていく。
【0037】この位置でシャフト21から手を外すと、
スプリング21の付勢力によって突起23は突部54の
R状の左側面54Aに案内されて元に戻される。すなわ
ち、不完全な状態でシャフト21が回転体40に装着さ
れてしまうことが防止される。
【0038】突起23が図16に示す位置へ移動される
と、筒状壁44内の突部62がシャフト21の係合溝3
0の凹部31へ入る。そして、シャフト21から手を離
すと、図21および図22に示すように、スプリング5
9の付勢力によりシャフト21の突起23が第3係合切
欠53へ挿入され係合される状態となる。この係合によ
り、第3係合切欠53の上端53Cが開放されていない
ので、シャフト21から回転体40は下方へ抜けてしま
うことはない。
【0039】ところで、スプリング59は支持部56の
平坦面56Aと支持部57の中間部57aとの2点で支
持されており、しかも、シャフト21の突起23,23
がその2点から周方向に90度ずれたスプリング59の
位置に当接しているので、両突起23,23でスプリン
グ59を均等に押圧することができ、この結果、回転体
40に対するシャフト21の装着は大変行い易くなる。
また、突起23,23がその2点から90度ずれたスプ
リング59の位置に当接していることにより、スプリン
グ59は小さな押圧力で下方へ大きく弾性変形する。こ
のため、スプリング59を下方へ弾性変形させて、シャ
フト21の突起23を第3係合切欠53へ係合させるこ
とは容易なものとなる。
【0040】このように、シャフト21の突起23を第
1係合切欠51内に入れてシャフト21を押し下げ、こ
の後、シャフト21を反時計方向へ回転させるだけでシ
ャフト21を回転体40に装着することができるので、
その装着は至って簡単であり、回転体40の装着の際の
操作性が向上する。
【0041】このように、シャフト21の突起23を第
1係合切欠51内に入れてシャフト21を押し下げ、こ
の後、シャフト21を反時計方向へ回転させるだけでシ
ャフト21を回転体40に装着することができるので、
その装着は至って簡単である。
【0042】また、突起23を図22の状態から図16
に示す最下方位置へ押し下げた場合、スプリング59の
切断部を含まない半分部分59Fは、図23(A)に示す
状態から図23(B)に示すように円弧状に弾性変形し
て、支持部57の傾斜面57全体に当接する状態とな
る。他方、スプリング59の切断部を含む半分部分59
Gは、図23(C)に示す状態から図23(D)に示すよう
に直線状に弾性変形して、支持部56の傾斜面56B,
56B全体に当接する状態となる。このため、スプリン
グ59の一部に過大な荷重が加わってしまうことが防止
される。
【0043】さらに、突起23は図19に示す位置から
図16に示す位置へ移動される際に、突起23の底面2
3Aがスプリング59上を摺動するが、その底面23A
が平坦状になっているので、その底面23Aは磨耗しに
くいものとなる。また、突起23が第3係合切欠53に
係合する状態となるため、回転体40が下方への力を受
けてもシャフト21が回転体40から抜けてしまうこと
が防止される。
【0044】また、シャフト21の突起23が第3係合
切欠53に係合すると、図22に示すように、突起23
の一部が第2係合切欠52に突出する状態となるので、
シャフト21を回転体40から取り外す際に、突起23
が第3係合切欠53に入っている分だけシャフト21を
押し下げればよい。このため、その押し下げ量は小さく
て済み、シャフト21は外し易いものとなる。すなわ
ち、回転体40の着脱の際の操作性を向上することがで
きる。しかも、その押し下げの際に、両突起23,23
でスプリング59を均等に押圧することができるので、
シャフト21は非常に外し易いものとなる。
【0045】シャフト21の装着が終了したら、シャフ
ト21を装着した回転体40を容器10内にセットし、
この容器10内に所定の大きさに切った被調理物を入れ
て蓋体70を容器10の開口11に嵌合させる。そし
て、蓋体70の上に本体80を載置してスイッチ82を
投入する。この投入によりモータが回転してシャフト2
1が回転していく。シャフト21が回転すると、図15
に示すように、突部23が凹部31の当接面31Bに当
接されると、突起23と第3係合切欠53の側面53S
との間に隙間M6が形成されるように設定されているこ
とにより、突起23が第3係合切欠53の側面53Sに
当接することなく、シャフト21の凹部31の当接面3
1Bが筒状壁44の突部62に当接してシャフト21の
回転力が回転体40に伝達され、回転体40がシャフト
21とともに一体となって回転してく。
【0046】このように、シャフト21の回転力は突起
23を介さずに筒状壁44の突部62を介して回転体4
0に伝達されるので、シャフト21の突起23を大きく
せずに済む。
【0047】回転体40の回転により、回転体40のカ
ッター42,43が被調理物を切削・撹拌していく。こ
の切削・撹拌により、回転体40が下方への荷重を受け
た場合、図15に示すように、突部62が凹部31の支
持面31Aに当接すると、突起23と第3係合切欠53
との間に隙間M3が形成されることにより、シャフト2
1の突起23は第3係合切欠53の上端面53Aに当接
せずに、筒状壁44の突部62がシャフト21の凹部3
1の支持面31Aに当接し、この支持面31Aが回転体
40を支持する。このため、回転体40の下方への荷重
はシャフト21の支持面31Aに加わり、シャフト21
の突起23には加わらない。
【0048】したがって、突部23の径や係合溝30の
深さを十分に大きくとることにより、その荷重を支える
ことができる。この場合、筒状壁44の径を大きくせず
に突部23の径や係合溝30の深さを大きくとることが
できる。
【0049】このように、シャフト21の突起23には
回転体40を回転させる回転力や荷重が加わらないの
で、突起23を大きくする必要がなく、このため、筒状
壁44の肉厚を厚くしなくても良いことになる。このた
め、筒状壁44の径を小さくすることができ、おろし刃
91,92を設けた回転板93の場合には、おろし刃9
1,92を設ける面積を大きくとることができる。
【0050】上記実施形態では、スプリング59が外れ
ないように支持部56,57の上面の幅がスプリング5
9の径より大きく設定されているが、図24(A)および
図24(B)に示すように、その上面56S,57Sを傾
斜させたり、上面56J,57Jに突起56T,57Tを
設けたりしててもよい。そして、スプリング59の径よ
り大きい幅の支持部56,57の上面と、傾斜した上面
56S,57Sと、突起56T,57Tとがスプリング5
9の外れを防止する外れ防止手段として機能する。
【0051】上記実施形態では、突起23をシャフト2
1に設け、筒状壁44に係合切欠50,50を設けてい
るが、突起23を筒状壁44に設け、この突起23に係
合する係合溝をシャフト21に設けてもよい。
【0052】また、上記実施形態では、容器10の上方
に載置する本体80によってシャフト21を回転する調
理器について説明したが、本体の上に容器10を載置し
てシャフト21を回転するタイプの調理器に使用しても
よい。
【0053】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1の発
明によれば、切削刃を有する回転体と、この回転体に設
けた筒状の連結部に挿入して回転体と接続するシャフト
とを備え、前記回転体を容器内に配置するととに前記シ
ャフトを回転させることにより前記回転体を回転させて
容器内に入れられた被調理物を切削していく調理器の切
削体であって、前記連結部を形成した周壁と前記シャフ
トのどちらか一方に、相対向する位置に一対の係合溝を
形成し、前記シャフトを連結部に挿入させた際に、前記
周壁とシャフトのどちらか他方に、前記一対の係合溝に
入る一対の突起を設け、 前記係合溝の位置に周回りに
リング部材を設け、このリング部材を支持する一対の支
持部を、前記係合溝に対して周方向にほぼ90度ずれた
位置にそれぞれ設け、前記各係合溝は、前記突起が入る
開放口が一端に設けられるとともに軸方向に延びた第1
溝部と、この第1溝部の他端から前記スプリングを中間
位置にさせてこのリング部材に沿って延びた第2溝部
と、この第2溝部の先端部から軸方向であって前記一端
側へ延びた第3溝部とを有し、前記第1溝部に入った突
起をリング部材を押圧しながら第2溝部内に入れ、この
第2溝部内に入った突起をリング部材を押圧した状態で
第2溝内を移動させて、この突起をリング部材の弾性力
で第3溝部に係合させるものであるから、回転体をシャ
フトに装着することが簡単に行え、しかも、確実にシャ
フトの突起を第3溝に係合させることができ、回転体の
着脱の際の操作性の向上を図ることができる。しかも、
一対の支持部に対して係合溝がそれぞれ周方向に90度
ずれた位置にあるので、シャフトの両突起でリング部材
を均等に押圧することができ、この結果、回転体に対す
るシャフトの脱着は大変行い易いものとなる。
【0054】請求項2の発明によれば、リング部材は、
一端と他端が相対向したC字状に形成され、一対の各支
持部は、周方向に所定の長さと径方向に所定の幅を有す
るとともに、周方向に対する中間位置でリング部材に当
接する当接部を有し、一方の支持部の当接部がC字状の
リング部材の切断部分に当接し、その当接部の両側がリ
ング部材の押圧方向へ直線上に傾斜する傾斜面に形成さ
れ、他方に支持部の当接部が前記切断部と反対側のリン
グ部材の一部に当接し、その当接部の両側が前記押圧方
向へ傾斜するとともにその当接部から離間するにしたが
って傾斜角が大きくなるR状の傾斜面に形成されている
ものであるから、C字状のリング部材が弾性変形した際
に、一対の支持部の傾斜面全体にリング部材が当接し、
このため、リング部材の一部に過大な荷重が加わってし
まうことを防止することができる。
【0055】請求項3の発明によれば、支持部は、リン
グ部材が外れるのを防止する外れ防止手段を有している
ものであるから、リング部材が弾性変形した際に外れて
しまうことが防止される。
【0056】請求項4の発明によれば、請求項1ないし
請求項3の効果を得ることのできる調理器を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る調理器の外観を示した斜視図で
ある。
【図2】図1の調理器の構成を示した分解斜視図であ
る。
【図3】(A)シャフトを示した側面図である。 (B)シャフトの底面図である。
【図4】(A)図3のシャフトの一部を省略した縦断面図
である。 (B)図3のシャフトの横断面図である。
【図5】図2に示す回転体の構造を示した斜視図であ
る。
【図6】回転体の筒状壁を示した側面図である。
【図7】図6の垂直断面図である。
【図8】図6の筒状壁の平面図である。
【図9】図6の筒状壁の水平断面図である。
【図10】シャフトの突起と筒状壁の係合切欠との関係
を示す説明図である。
【図11】他の回転体の構成を示した断面図である。
【図12】シャフトを回転体に装着する際の説明図であ
る。
【図13】第1係合切欠に対するシャフトの突起と、係
合溝に対する突部との関係を示した説明図である。
【図14】第1係合切欠に対するシャフトの突起と、係
合溝に対する突部との関係を示した説明図である。
【図15】第3係合切欠に対するシャフトの突起と、係
合溝の凹部に対する突部との関係を示した説明図であ
る。
【図16】第2係合切欠に対するシャフトの突起と、係
合溝に対する突部との関係を示した説明図である。
【図17】第1係合切欠に対するシャフトの突起の位置
関係と、係合溝に対する突部の位置関係とを示した説明
図である。
【図18】シャフトの突起を第1係合切欠に係合させた
状態を示した斜視図である。
【図19】シャフトの突起でスプリングを押し下げた状
態を示した説明図である。
【図20】シャフトを反時計方向へ回動させた状態を示
した説明図である。
【図21】シャフトを回転体に装着した状態を示した斜
視図である。
【図22】シャフトを回転体に装着したときの突起と第
3係合切欠との関係および突部と係合溝の凹部との関係
を示した説明図である。
【図23】(A)一方の支持部とリング部材との関係を示
した説明図である。 (B)リング部材が弾性変形した状態を示した説明図であ
る。 (C)他方の支持部とリング部材との関係を示した説明図
である。 (D)リング部材が弾性変形した状態を示した説明図であ
る。
【図24】(A)支持部の上面の他の例を示した説明図で
ある。 (B)支持部の上面に突起を設けた説明図である。
【図25】従来の回転体の構成を示した斜視図である。
【符号の説明】
21 シャフト 23 突起 40 回転体 50 係合切欠 51 第1係合切欠(第1溝部) 52 第2係合切欠(第2溝部) 53 第3係合切欠(第3溝部) 59 スプリング(リング部材)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】切削刃を有する回転体と、この回転体に設
    けた筒状の連結部に挿入して回転体と接続するシャフト
    とを備え、前記回転体を容器内に配置するとともに前記
    シャフトを回転させることにより前記回転体を回転させ
    て容器内に入れられた被調理物を切削していく調理器の
    切削体であって、 前記連結部を形成した周壁と前記シャフトのどちらか一
    方に、相対向する位置に一対の係合溝を形成し、 前記シャフトを連結部に挿入させた際に、前記周壁とシ
    ャフトのどちらか他方に、前記一対の係合溝に入る一対
    の突起を設け、 前記係合溝の位置に周回りにリング部材を設け、 このリング部材を支持する一対の支持部を、前記係合溝
    に対して周方向にほぼ90度ずれた位置にそれぞれ設
    け、 前記各係合溝は、前記突起が入る開放口が一端に設けら
    れるとともに軸方向に延びた第1溝部と、この第1溝部
    の他端から前記リング部材を中間位置にさせてこのリン
    グ部材に沿って延びた第2溝部と、この第2溝部の先端
    部から軸方向であって前記一端側へ延びた第3溝部とを
    有し、 前記第1溝部に入った突起をリング部材を押圧しながら
    第2溝部内に入れ、この第2溝部内に入った突起をリン
    グ部材を押圧した状態で第2溝内を移動させて、この突
    起をリング部材の弾性力で第3溝部に係合させることを
    特徴とする切削体。
  2. 【請求項2】前記リング部材は、一端と他端が相対向し
    たC字状に形成され、 前記一対の各支持部は、周方向に所定の長さと径方向に
    所定の幅を有するとともに、周方向に対する中間位置で
    リング部材に当接する当接部を有し、 一方の支持部の当接部がC字状のリング部材の切断部分
    に当接し、その当接部の両側がリング部材の押圧方向へ
    直線上に傾斜する傾斜面に形成され、 他方に支持部の当接部が前記切断部と反対側のリング部
    材の一部に当接し、その当接部の両側が前記押圧方向へ
    傾斜するとともにその当接部から離間するにしたがって
    傾斜角が大きくなるR状の傾斜面に形成されていること
    を特徴とする請求項1の切削体。
  3. 【請求項3】前記支持部は、リング部材が外れるのを防
    止する外れ防止手段を有していることを特徴とする請求
    項1または請求項2の切削体。
  4. 【請求項4】請求項1ないし請求項3の切削体を有する
    ことを特徴とする調理器。
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