JPH1124498A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH1124498A
JPH1124498A JP9179254A JP17925497A JPH1124498A JP H1124498 A JPH1124498 A JP H1124498A JP 9179254 A JP9179254 A JP 9179254A JP 17925497 A JP17925497 A JP 17925497A JP H1124498 A JPH1124498 A JP H1124498A
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JP
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belt
image
image forming
intermediate transfer
forming apparatus
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Pending
Application number
JP9179254A
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English (en)
Inventor
Takeshi Kato
健 加藤
Kozo Tagawa
浩三 田川
Yoshiki Matsuzaki
好樹 松崎
Tsutomu Uko
勉 宇高
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の大型化やコストアップを招くことな
く、像担持体ベルトの走行速度を精度良く制御すること
ができる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 駆動モータ29による駆動ロール20の
回転により、無端状の中間転写ベルト18を走行させて
画像形成を行う画像形成装置において、中間転写ベルト
18ト上に形成されたマークを検知するホームセンサ2
3と、このホームセンサ23によるマークの検知タイミ
ングから中間転写ベルト18の走行速度情報を取得する
とともに、その走行速度情報に基づいてベルト走行制御
量を演算し、且つその演算結果を基に駆動モータ29の
駆動条件を制御するコントロール部31とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無端状の像担持体
ベルトを走行させて画像形成を行う画像形成装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、複写機、プリンタ等の画像形成
装置の中には、感光体ドラムから1次転写されたトナー
像を用紙に2次転写する中間転写ベルトや、感光体ドラ
ムの転写位置に用紙を搬送する用紙搬送ベルトなどの像
担持体ベルトを備えたものが知られている。この種の画
像形成装置では、無端状の像担持体ベルトを複数のロー
ルによって支持し、そのうちの一つのロールを駆動ロー
ルとして回転駆動することにより像担持体ベルトを走行
させている。
【0003】ところで、上述のように駆動ロールの回転
駆動によって像担持体ベルトを走行させる場合、像担持
体ベルトに何らかの負荷が加えられると、これに伴う負
荷変動によって像担持体ベルトの走行速度が変化する。
このとき、像担持体ベルトに常に一定の負荷が加わって
いる場合は、ベルト走行速度も一定のレベルに保持され
るものの、例えばベルト走行途中に中間転写ベルト上の
残留トナーを除去すべくベルトクリーナが接触すると、
これに伴う負荷変動によってベルト走行速度が大きく変
化し、これが色ずれ発生の原因となる。
【0004】具体的には、中間転写ベルトを複数周にわ
たって走行させることにより、単一の感光体ドラムから
中間転写ベルト上に各色のトナー像を重ねて転写する、
いわゆるマルチパスタイプの画像形成装置の場合、最終
色のトナー像を中間転写ベルトに転写している最中にク
リーニングが開始されるため、これに伴うベルト走行速
度の低下により、クリーニング開始時期から最終色のト
ナー像の転写位置が徐々にずれていく。その結果、最終
色のトナー像が他の色のトナー像と精度良く重ならず、
これによって色ずれが発生して画像品質が低下してしま
う。
【0005】そこで従来においては、中間転写ベルトの
走行動作に連動して回転するロールと、このロールの回
転速度を検知するエンコーダとを組み合わせたエンコー
ディングロールをベルト走行系に組み込み、このエンコ
ーディングロールによってベルト走行速度を検出して速
度制御を行うものが、例えば、特開昭62−24296
2号公報、特開昭63−12568号公報、特開昭63
−300248号公報等に記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来公報に記載された技術では、中間転写ベルトの走行速
度を検出するためのメカ機構が大掛かりになるうえ、エ
ンコーダの採用によって装置コストが上昇してしまうと
いう問題があった。また、ロール自身の偏心によって検
出データが誤差をもってしまうため、中間転写ベルトの
走行速度を適確に制御できないという不具合もあった。
【0007】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、装置の大型化や
コストアップを招くことなく、像担持体ベルトの走行速
度を精度良く制御することができる画像形成装置を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたもので、無端状の像担持体ベルト
と、この像担持体ベルトを走行させるベルト駆動手段と
を有する画像形成装置において、像担持体ベルト上に形
成されたマークを検知するセンサと、このセンサによる
マークの検知タイミングから像担持体ベルトの走行速度
情報を取得するとともに、その走行速度情報に基づいて
ベルト走行制御量を演算し、且つその演算結果を基にベ
ルト駆動手段の駆動条件を制御する制御手段とを備えた
構成を採用している。
【0009】上記構成からなる画像形成装置において
は、ベルト駆動手段により像担持体ベルトを走行させる
と、そのベルト上に形成されたマークがセンサによって
検知される。このとき、センサによるマークの検知タイ
ミングは像担持体ベルトの走行速度に対応したものとな
るため、制御手段では上述の検知タイミングから像担持
体ベルトの走行速度情報を取得し、さらにその走行速度
情報を基にベルト制御量を演算してベルト駆動手段の駆
動条件を制御する。これにより、像担持体ベルトの走行
速度が変動した場合は、その変動分に対応してベルト駆
動手段の駆動条件が変更されるようになるため、像担持
体ベルトの走行速度を一定のレベルに保持することが可
能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、本発明の適
用対象となる画像形成装置の構成及び動作について図1
を参照しつつ説明する。図示した画像形成装置は、主と
して、原稿を走査して画像信号を出力する画像入力部1
と、その画像信号に基づいて用紙に画像を形成する画像
出力部2とから構成されている。
【0011】画像入力部1は、透明な原稿台3の上面に
載せられた原稿(不図示)に光を照射するランプ4と、
原稿からの光を反射するミラー5,6と、このミラー
5,6からの反射光を集束するレンズ7と、このレンズ
7で集束された光を受光する電荷結合素子(CCD:Ch
arge Coupled Device )8とを有し、電荷結合素子8で
受光した光をR(赤),G(緑),B(青)信号に色分
解して原稿画像を光学的に読み取るようになっている。
【0012】画像出力部2は、画像入力部1から供給さ
れるR,G,B信号をイエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)及びブラック(K)に補色分解し
て保持する画像処理部(不図示)と、その画像処理部で
画像処理された画像データを基にレーザ光による画像の
書き込みを行う画像書込部9とを有している。画像書込
部9は、上記画像データに基づいて変調されたレーザビ
ームを偏向するポリゴンミラー(回転多面鏡)10と、
このポリゴンミラー10を回転駆動する駆動モータ11
と、レーザビームの光路上に配置されたSOSセンサ1
2とを有している。SOSセンサ12は、レーザビーム
の透過に基づいて主走査方向の各周期の走査開始を検出
して走査開始(SOS)信号を出力するものである。
【0013】SOSセンサ12を透過したレーザビーム
は、反射ミラー13で反射されて感光体ドラム14の外
周面に照射され、そのドラム軸方向に向けて主走査され
る。そして、この主走査を一定の周期で繰り返し行うこ
とにより、感光体ドラム14の外周面に第1色目〜第4
色目までの静電潜像が順に書き込まれる。なお、図1に
おいて、符号15は上述した静電潜像の書き込みに先立
って感光体ドラム14の外周面を一様に帯電させる帯電
器であり、符号16は感光体ドラム14上の残留トナー
を除去するドラムクリーナである。
【0014】感光体ドラム14に任意の色の静電潜像が
書き込まれると、ロータリー式の現像器17によって直
ちに現像が行われる。現像器17は、イエロー,マゼン
タ,シアン及びブラックの各現像スリーブ17a〜17
dを有しており、上記画像書込部9によって書き込まれ
た静電潜像に対応する色のトナーを感光体ドラム14に
供給する。そして、そのように形成されたトナー像は、
感光体ドラム14の外周面に常時接触している中間転写
ベルト(像担持体ベルト)18に一次転写される。この
一次転写を繰り返すことで、中間転写ベルト18上に第
1色目〜第4色目(イエロー→マゼンタ→シアン→ブラ
ック)までのトナー像が順次重ね転写され、これによっ
てカラーのトナー像が形成される。なお、符号19は中
間転写ベルト1をトナーと逆極性の電荷に帯電させる転
写コロトロンである。
【0015】一方、中間転写ベルト18は、駆動ロール
20と一対の支持ロール21,22によってループ状に
支持されている。そして、駆動ロール20の回転駆動に
より図中矢印方向に走行するようになっている。また、
中間転写ベルト18の表面には、図2に示すように、ベ
ルト表面と反射率が異なるマーク18aが形成されてい
る。これに対して、駆動ロール20と支持ロール22と
の間には中間転写ベルト18に対向する状態でホームセ
ンサ23が配置されている。このホームセンサ23は、
中間転写ベルト18に形成されたマーク18aを検知し
た際にベルト基準信号を出力するもので、このベルト基
準信号が出力されたときの位置が中間転写ベルト18の
基準位置(ホームポジション)となる。
【0016】また、駆動ロール20の近傍には、中間転
写ベルト18上の残留トナーを除去するためのベルトク
リーナ24が配置されている。このベルトクリーナ24
は、中間転写ベルト18に対して接離可能に設けられて
いる。さらに、支持ロール22の近傍には2次転写ロー
ル25が配置されている。この2次転写ロール25は、
各色のトナー像を中間転写ベルト18に全て一次転写し
た後に支持ロール22に圧接されるもので、その圧接部
分に用紙が供給されるようになっている。
【0017】すなわち、給紙トレイ26に積層された用
紙は、給紙ロール27によって一枚ずつ取り出され、上
述した支持ロール22と2次転写ロール25との圧接部
分(ニップ位置)に供給される。その際、用紙は図示せ
ぬ帯電器によってトナーと逆極性に帯電される。これに
より、中間転写ベルト18上のカラーのトナー像は、ロ
ール圧接部分において用紙に2次転写される。このと
き、用紙に転写されずに中間転写ベルト18上に残った
残留トナーは、ベルトクリーナ24によって取り除かれ
る。一方、カラーのトナー像が転写された用紙は定着器
28へと送られ、そこでトナー像の定着がなされたの
ち、装置外部に排出される。
【0018】図3は本実施形態の画像形成装置の制御構
成を示す機能ブロック図である。図3において、駆動モ
ータ29は、ベルト走行用の駆動ロール20を回転させ
るもので、この駆動モータ29がモータ制御部30から
の駆動信号に従って回転駆動する構成となっている。一
方、コントロール部31は、ホームセンサ23によるマ
ーク18aの検知タイミングから中間転写ベルト18の
走行速度情報を取得するとともに、その走行速度情報に
基づいてベルト走行制御量を演算し、且つその演算結果
を基にモータ制御部30による駆動モータ29の駆動条
件を制御するものである。このコントロール部31に対
しては、ホームセンサ23からのベルト基準信号とクリ
ーナ制御部32からのクリーナON信号とが与えられる
ようになっている。
【0019】クリーナ制御部32は、所定のタイミング
でベルトクリーナ24をON状態とし、これによってベ
ルトクリーナ24を中間転写ベルト18に接触させるも
ので、このときにクリーナ制御部32からコントロール
部31にクリーナON信号が出力される。また、コント
ロール部31からは、駆動モータ29の駆動条件を制御
するための制御信号がモータ制御部30に与えられ、こ
の制御信号に従ってモータ制御部30が駆動モータ29
を駆動する構成となっている。
【0020】図4は画像形成時におけるベルト走行速度
と画像転写位置の関係を示すもので、図中上段がベルト
走行速度の経時変化を示し、下段が画像転写位置の経時
変化を示している。先ず、感光体ドラム14から中間転
写ベルト18に各色のトナー像を1次転写する場合、第
1色目〜第3色目までのトナー像を1次転写している間
は、ベルトクリーナ24が中間転写ベルト18から離間
した状態に保持される。そのため、中間転写ベルト18
の走行速度は所定の基準レベルで推移し、これによって
第1色目から第3色目までのトナー像も規定の位置に転
写される。
【0021】一方、第4色目(最終色)のトナー像が1
次転写されるときには、その途中でベルトクリーナ24
がON状態となって中間転写ベルト18に接触する。こ
れにより、第4色目のトナー像を1次転写している最中
に中間転写ベルト18の駆動負荷が大きく変動(増大)
する。そうすると、ベルトクリーナ24のONタイミン
グを起点に中間転写ベルト18の走行速度が所定のレベ
ル(ここではΔVとする)だけ減少し、これに伴って第
4色目の画像転写位置(1次転写位置)が規定の位置
(第1色目〜第3色目の画像形成位置)から徐々にずれ
ていく。
【0022】このように最終色のトナー像が規定の位置
からずれていくと、これが用紙上での画像の色ずれとな
って現れる。そこでコントロール部31では、図5に示
すような処理手順によって色ずれの発生を防止する。先
ず、装置電源を投入したあとの最初(n=0)の画像形
成処理に際して、コントロール部31に組み込まれたタ
イマをリセットする(ステップS1)。次に、ホームセ
ンサ23から1回目のベルト基準信号(1st基準)が出
力されたか否かを判定し(ステップS2)、それが出力
された時点でタイマをスタートさせる(ステップS
3)。
【0023】次いで、ホームセンサ23から2回目のベ
ルト基準信号(2nd基準))が出力されたか否かを判定
し(ステップS4)、それが出力された時点でベルト1
周目の所要時間TRn1 を取得する(ステップS5)。
その後は、上記同様にホームセンサ23から3回目及び
4回目のベルト基準信号(3rd基準,4th基準)が出力
されるたびに、ベルト2周目の所要時間TRn2、さらに
はベルト3周目の所要時間TRn3を順に取得する(ステ
ップS6〜S9)。
【0024】続いて、クリーナ制御部32からクリーナ
ON信号が出力されたか否かを判定する(ステップS1
0)。そして、クリーナON信号が出力された時点でス
テップS11に進み、そこで初ルーチンであるか否か
(n=0?)を判定する。この時点では、最初の画像形
成処理であることからステップS13へと進み、そこで
5回目のベルト基準信号(5th基準)が出力されたか否
かを判定する。そして、5回目のベルト基準信号が出力
された時点でベルト4周目の所要時間TMn を取得し
(ステップS14)、その時点でタイマをストップさせ
る(ステップS15)。
【0025】ここで、中間転写ベルト18には、実際に
画像を転写するための画像エリアとこれに隣接した非画
像エリアとがベルト周方向に並んで設定されており、通
常はホームセンサ23からベルト基準信号が出力された
のち、所定のタイミングで中間転写ベルト18の画像エ
リアの先頭位置が1次転写位置に到達するように制御さ
れている。但し、ここでは説明を分かりやすくするため
に、ホームセンサ23からベルト基準信号が出力される
タイミングと同時に、中間転写ベルト18の画像エリア
の先頭位置が1次転写位置に到達するものとする。そう
すると、第1色目から第4色目までのトナー像を中間転
写ベルト18に1次転写する場合、各々のベルト1周分
の所要時間TRn1,TRn2,TRn3,TM n と各色のト
ナー像の画像エリアの関係は図6のように表される。
【0026】このようにベルト4周分の所要時間T
Rn1,TRn2,TRn3,TMn (走行速度情報)が得ら
れると、これらの測定データを用いてコントロール部3
1では所定の演算処理を行う(ステップS16)。以下
に、具体的な演算処理の例を述べる。
【0027】先ず、第1周目〜第3周目までの所要時間
TRn1,TRn2,TRn3を用いて、その間のベルト1周
分の所要時間TRn を次の(1)式によって求める。 TRn =(TRn1+TRn2+TRn3)/3…(1)
【0028】なお、ここではベルトクリーナ24による
負荷が中間転写ベルト18に印加されていない状態(定
常状態)での、ベルト1周分の所要時間TRn を平均化
処理によって求めているが、これ以外にも、例えば第1
周目〜第3周目までの所要時間TRn1,TRn2,TRn3
のうち、いずれか一つだけを計測し、その計測値をTR
n として採用してもかまわない。但し、ベルトクリーナ
24による負荷が印加されていない状態であっても、第
1周目〜第3周目までのベルト1周分の所要時間T
Rn1,TRn2,TRn3には若干のバラツキが生じるた
め、上記(1)式のように平均化したデータをTRn と
して採用した方が好適である。
【0029】ここで、図7に示すように、中間転写ベル
ト18の長さ(周長)をLとし、ベルト4周目において
ベルトクリーナ24がON状態となってからのベルト走
行距離をLsとすると、Lの値についてはベルト設計値
から、またLsの値についてはベルトクリーナ24のO
Nタイミングから、予め既知情報としてコントロール部
31に与えることができる。
【0030】そうした場合、ベルト4周目において、ベ
ルト基準信号(4th基準)が出力されてから、クリー
ナONによる負荷変動が起きるまでの時間は“TR
n (L−LS )/L”となる。また、ベルト4周目の所
要時間はTMn (ステップS14で取得済)であるた
め、走行距離LS の間の走行所要時間は“TMn −TR
n (L−LS )/L”となる。このことから、走行距離
LS におけるベルト走行速度は“LS /{TMn −TR
n (L−LS )/L}”となる。
【0031】ここで、コントロール部31に設定されて
いる基準のベルト走行速度を“Vre f ”とすると、負荷
変動による基準速度からのずれ分、つまり速度減少分
は、“Vref −LS /{TMn −TRn (L−LS )/
L}”となり、この速度減少分が図4におけるΔVに相
当したものとなる。そこで、この速度減少分ΔVを補正
するには、見掛け上、基準となるベルト走行速度(V
ref )にその速度減少分(ΔV)が上乗せされるように
ベルト走行制御量を補正すればよいことから、最初の画
像形成処理ではVref =Vn としてベルト走行制御量V
n+1 を次の(2)式によって求める。 Vn+1 =2Vn −LS /{TMn −TRn (L−LS )/L}…(2) ちなみに、最初の画像形成処理ではn=0となっている
ことから、このときに演算されるベルト制御量Vn+1 は
“V1 ”となる。
【0032】このようにして最初(n=0のとき)の画
像形成処理が終了すると、次の画像形成処理(n=1の
とき)では、上記ステップS1〜S9と同様の処理によ
ってベルト1周目から3周目までの走行所要時間T
Rn1,TRn2,TRn3を取得し、その後、ステップS1
0においてクリーナ制御部32からクリーナON信号が
出力された時点でステップS11からステップS12に
進む。
【0033】このステップS12では、その前の画像形
成処理で演算されたベルト走行制御量Vn (n=1)に
基づいて駆動モータ29の駆動条件を変更する。具体的
には、そのときのベルト走行制御量Vn に対応した制御
信号がモータ制御部30に与えられ、これによって駆動
モータ29の回転速度がクリーナONタイミングを起点
に所定の割合だけ速められる。その結果、実際のベルト
走行速度は、クリーナONによる負荷変動が発生して
も、基準のレベルに維持されることになる。
【0034】その後、ステップS12からステップS1
3に進み、そこで上記同様にホームセンサ23からベル
ト基準信号(5th基準)が出力されたか否かを判定す
る。そして、ベルト基準信号が出力された時点でベルト
4周目の走行所要時間TMn を取得し、タイマをストッ
プさせる(ステップS14,S15)。このとき、ベル
ト4周目の走行所要時間TMn は、ベルト1周目から3
周目までの走行所要時間TRn1,TRn2,TRn3と近似
した値となる。その理由は、ベルト4周目の間にクリー
ナONによる負荷変動があっても、上述したようにステ
ップS12において実際のベルト走行速度が規定のレベ
ルとなるように駆動モータ29の駆動条件が変更されて
いるからである。
【0035】続いて、ステップS16の演算処理では、
上述した(1)式〜(6)式にしたがってベルト走行制
御量Vn+1 (n=1)を求める。但し、今回の画像形成
処理では、その前の画像形成処理で求めたベルト走行制
御量V1 が基準レベルとなって、n=1でのベルト走行
制御量Vn+1 、つまりV 2 が新たに演算されることにな
る。このことから、例えばベルト4周目の走行所要時間
TMn と、1周目から3周目までの平均所要時間TRn
との間に僅かなずれがあった場合は、そのずれ分に対応
したかたちで、次の画像形成時(n=2のとき)に採用
されるベルト走行制御量Vn が微修正されることにな
る。
【0036】このように本実施形態の画像形成装置にお
いては、中間転写ベルト18上に形成されたマーク18
aをホームセンサ23で検知するとともに、その検知結
果に基づいてベルト走行制御量を演算し、クリーナON
による負荷変動が生じた場合は、その負荷印加タイミン
グにおいて上述のベルト制御量を基に駆動モータ29の
駆動条件を変更し、中間転写ベルト18の走行速度を基
準レベルに制御するようにしたので、従来のように高価
なエンコーディングロール方式を採用しなくても、負荷
変動による画像ずれ(色ずれ)を有効に防止することが
できる。また、クリーナONによる負荷変動によって中
間転写ベルト18の走行速度が減少すると、2次転写ロ
ール25への画像の到達タイミングに遅れが生じること
から、用紙への画像転写位置が規定の位置からずれてし
まうことになるが、本実施形態のように駆動モータ29
の駆動条件を変更することで、2次転写位置における画
像全体の位置ずれについても防止することが可能とな
る。
【0037】さらに、既存の画像形成装置で必須部品と
されるホームセンサ23の検知信号を利用して中間転写
ベルト18の走行速度情報を取得するようにしたので、
ベルト走行速度の検出系として専用のメカ機構を組み込
む必要もない。これに加えて、クリーナONタイミング
で採用されるベルト制御量Vn を、画像形成処理の繰り
返しの中で微修正するようにしたので、例えば中間転写
ベルト18の寸法が温室度等の環境によって変化した場
合や経年的に変化した場合でも、常に適正なベルト制御
量Vn をもって駆動モータ29の駆動条件を変更するこ
とができる。
【0038】なお、上述した最初(n=0のとき)の画
像形成処理では、クリーナONタイミングで駆動モータ
29の駆動条件が変更されないことから、実際に用紙に
画像を形成した場合は負荷変動による画像ずれが生じる
ことになる。したがって、最初の画像形成処理について
は、装置電源を投入した際のウォームアップ時に行うよ
うにした方が好適である。
【0039】ところで、クリーナONタイミング(負荷
印加タイミング)で駆動モータ29の駆動条件を変更す
る場合、図8に示すように、コントロール部31でのベ
ルト走行制御量を基準レベルのVref から補正値である
Vn に一度に変更すると、速度変更時のオーバーシュー
トによって局部的に画像の乱れが生じることも懸念され
る。そこで、こうした懸念を解消するには、コントロー
ル部31の制御形態として、負荷印加タイミングを起点
に中間転写ベルト18の走行速度が徐々に変化するよう
に駆動モータ29の駆動条件を変更することが有効な手
段となる。
【0040】具体的には、例えば図9に示すように、負
荷印加タイミングでベルト走行速度の変更が開始されて
から終了するまでの時間をTP と規定し、このTP 時間
の間で、中間転写ベルト18の走行制御量の増加分(V
n −Vref )を複数回m(図例ではm=4)に分けて上
乗せする。これにより、TP 時間の間では、中間転写ベ
ルト18の走行制御量が1/mT P の時間ピッチで1/
m(Vn −Vref )ずつ上乗せされることから、実際の
ベルト走行速度は、負荷印加タイミングを起点にTP 時
間の間で徐々(段階的)に増加するようになる。その結
果、速度変更に伴うオーバーシュートの発生を防止する
ことが可能となる。
【0041】但し、こうした制御形態を採用した場合
は、中間転写ベルト18の走行制御量が目標値(Vn )
に達するまでの間、実際のベルト走行速度が規定の速度
を下回ることになるため、この速度遅延による画像の位
置ずれ分が残ってしまう。この対策としては、上記同様
に負荷印加タイミングでベルト走行速度の変更が開始さ
れてから終了するまでの時間TP の間で、中間転写ベル
ト18の走行制御量の増加分(V n−Vref )を複数回
mに分けて上乗せし、これによって走行制御量が目標速
度(V n)に達した後、それまでの速度遅延分を補完す
べく、例えば図10に示すように、1/mTP の時間ピ
ッチで1/m(V n−Vref )ずつ速度制御量を上乗せ
してから、1/mTP の時間ピッチで1/m(V n−V
ref)ずつ速度制御量を減少させて目標値に戻す。つま
り、TP +TP の時間内において、前半のTP 時間にお
ける速度遅延分を、後半のTP 時間における制御量の割
り増し分で相殺するのである。これにより、TP +TP
時間以後は、速度遅延分による画像形成位置のずれを生
じることなく、正規の位置に画像を形成することが可能
となる。
【0042】なお、上記実施形態においては、中間転写
ベルト18上に一つのマーク18aを形成し、ホームセ
ンサ23によるマーク18aの検知タイミングからベル
ト走行制御量を演算するようにしたが、本発明に係る画
像形成装置はこれに限定されるものではない。
【0043】例えば、図11に示すように、中間転写ベ
ルト18上に等間隔で多数のマーク18a,18a,…
を形成するとともに、これらのマーク18a,18a,
…をホームセンサ23で検知することでベルト走行制御
量を演算するようにしてもよい。この場合は、中間転写
ベルト18の走行時において、任意のマーク18aがホ
ームセンサ23で検知されてから、これに隣接するマー
ク18aがホームセンサ23で検知されるまでの微小時
間を、例えば高速クロック等を利用して次々に計測する
ことにより、ベルト走行速度情報を取得することにな
る。なお、中間転写ベルト18上のマーク18a,18
a,…については、ベルト製造段階で予め形成しておい
てもよいし、負荷変動の無い状態でトナー像の転写によ
り形成するようにしてもよい。これにより、上記実施形
態と同様に負荷変動時における速度減少分を求めること
ができるため、クリーナONタイミングではその速度減
少分を上乗せしたかたちで駆動モータ29の駆動条件を
変更することにより、負荷変動による画像の色ずれを防
止することができる。
【0044】また、これ以外にも、例えばクリーナON
による負荷変動が起こる前に取得した各マーク間の計測
時間を平均化して基準値としておき、クリーナONによ
る負荷変動が起こった時点から取得されたマーク間の計
測時間と上記基準値との差分を基に公知のフィードバッ
ク制御(例えば比例積分微分(PID)制御)により駆
動モータ29の駆動条件をリアルタイムに変更すること
でも、中間転写ベルト18の走行速度を規定のレベルに
制御することができる。
【0045】なお、上記実施形態においては、感光体ド
ラム14から中間転写ベルト18に各色のトナー像を転
写し、これによって得られたカラーのトナー像を中間転
写ベルト18から用紙に転写する画像形成装置への適用
例について説明したが、本発明はこれに限らず、例えば
感光体ドラムによる画像転写位置に用紙を搬送する用紙
搬送ベルトを像担持体ベルトとして備えた画像形成装置
や、複数の感光体ドラム及び画像書込部を有する、いわ
ゆるタンデム型の画像形成装置などにも同様に適用する
ことができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る画像形
成装置によれば、像担持体ベルト上に形成されたマーク
をセンサで検知し、その検知タイミングから像担持体ベ
ルトの走行速度情報を制御手段で取得してベルト駆動手
段の駆動条件を制御する構成を採用したので、従来のよ
うに高価なエンコーディングロール方式を採用しなくて
も、画像形成時のベルト走行速度を精度良く制御するこ
とができる。これにより、装置の大型化やコストアップ
を招くことなく、負荷変動に伴う画像の色ずれを防止し
て高品位なカラー画像を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用される画像読取装置の構成例を
示す側面図である。
【図2】 中間転写ベルトの斜視図である。
【図3】 実施形態における画像形成装置の制御構成を
示す機能ブロック図である。
【図4】 ベルト走行速度と画像転写位置の関係を示す
図である。
【図5】 コントロール部による処理手順を示すフロー
チャートである。
【図6】 ベルト1周分の所要時間と各色のトナー像の
画像エリアの関係を示す図である。
【図7】 ベルト走行制御量の演算処理形態を説明する
ための図である。
【図8】 駆動条件の第1変更例を示す図である。
【図9】 駆動条件の第2変更例を示す図である。
【図10】 駆動条件の第3変更例を示す図である。
【図11】 他のマーク検知方式を説明する図である。
【符号の説明】
18…中間転写ベルト(像担持体ベルト)、18a…マ
ーク、20…駆動ロール、23…ホームセンサ、24…
ベルトクリーナ、29…駆動モータ、31…コントロー
ル部(制御手段)、32…クリーナ制御部
フロントページの続き (72)発明者 宇高 勉 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無端状の像担持体ベルトと、この像担持
    体ベルトを走行させるベルト駆動手段とを有する画像形
    成装置において、 前記像担持体ベルト上に形成されたマークを検知するセ
    ンサと、 前記センサによるマークの検知タイミングから前記像担
    持体ベルトの走行速度情報を取得するとともに、その走
    行速度情報に基づいてベルト走行制御量を演算し、且つ
    その演算結果を基に前記ベルト駆動手段の駆動条件を制
    御する制御手段とを備えたことを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記像担持体ベルトに
    所定のタイミングで負荷が印加される場合に、その負荷
    印加タイミングにおいて前記ベルト駆動手段の駆動条件
    を変更することを特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記像担持体ベルトに
    負荷が印加されるタイミングにおいて、前記像担持体ベ
    ルトの走行速度が徐々に変化するように前記ベルト駆動
    手段の駆動条件を変更することを特徴とする請求項2記
    載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記像担持体ベルトの
    走行速度が規定のベルト走行速度に達するまでの速度遅
    延分を補完するように前記ベルト駆動手段の駆動条件を
    変更することを特徴とする請求項3記載の画像形成装
    置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007212583A (ja) * 2006-02-07 2007-08-23 Canon Inc 画像形成装置および方法
US7409178B2 (en) * 2002-09-20 2008-08-05 Ricoh Company, Limited Color laser printer and detachable transfer belt unit for correcting color and position difference
US8548343B2 (en) 2010-02-25 2013-10-01 Kyocera Document Solutions Inc. Image forming apparatus and method of measuring linear speed
USRE46570E1 (en) 2009-09-03 2017-10-17 Covidien Lp Open vessel sealing instrument with pivot assembly

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