JPH11245011A - 真空ダイカスト装置 - Google Patents
真空ダイカスト装置Info
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- JPH11245011A JPH11245011A JP5067698A JP5067698A JPH11245011A JP H11245011 A JPH11245011 A JP H11245011A JP 5067698 A JP5067698 A JP 5067698A JP 5067698 A JP5067698 A JP 5067698A JP H11245011 A JPH11245011 A JP H11245011A
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- Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】真空引きが十分に行われ、鋳造品に巣がなく、
しかも型外へ溶湯を流出させない。 【解決手段】金型1、2内のガス抜きを行うためのチル
ベント部14を有する真空ダイカスト鋳造装置におい
て、チルベント部14の一部に形成した開口部16と、
鋳造動作に連動してこの開口部16を開閉する遮断機構
17、18とを備えた。
しかも型外へ溶湯を流出させない。 【解決手段】金型1、2内のガス抜きを行うためのチル
ベント部14を有する真空ダイカスト鋳造装置におい
て、チルベント部14の一部に形成した開口部16と、
鋳造動作に連動してこの開口部16を開閉する遮断機構
17、18とを備えた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金型内のガス抜き
を行うためのチルベント部を有する真空ダイカスト鋳造
装置に関する。
を行うためのチルベント部を有する真空ダイカスト鋳造
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、金型内のガス抜きを行うためのチ
ルベント部を有するダイカスト鋳造装置には、「金型内
ガス抜き状態検出方法およびその装置」として、特開平
6−23504号公報所載の技術が開示されている。図
10を用いてこの技術を説明する。図10において、金
型内ガス抜き状態検出装置110は、移動金型171と
固定金型172とにより構成される金型173上に配置
されている。移動金型171と固定金型172との間に
は、金型173のキャビティ174に連通するガス抜き
ベント(チルベント部に相当)175が設けられてお
り、このガス抜きベント175は、一部がジグザグとな
るように形成され、キャビティ174と反対側の出口は
ガス放出口176となっている。
ルベント部を有するダイカスト鋳造装置には、「金型内
ガス抜き状態検出方法およびその装置」として、特開平
6−23504号公報所載の技術が開示されている。図
10を用いてこの技術を説明する。図10において、金
型内ガス抜き状態検出装置110は、移動金型171と
固定金型172とにより構成される金型173上に配置
されている。移動金型171と固定金型172との間に
は、金型173のキャビティ174に連通するガス抜き
ベント(チルベント部に相当)175が設けられてお
り、このガス抜きベント175は、一部がジグザグとな
るように形成され、キャビティ174と反対側の出口は
ガス放出口176となっている。
【0003】金型内ガス抜き状態検出装置110は、金
型173上に配置されたベンチュリー部材111内の流
路の各部圧力を検出することによりその流れの状態を把
握する流れ検出手段である差圧検出手段130と、この
差圧検出手段130とベンチュリー部材111内の流路
とを連通する流れ検出用通路である圧力検出用通路11
6、117とエアーの噴出により圧力検出用通路11
6、117の清浄を行うエアーパージ手段120とを有
している。ベンチュリー部材111は、移動金型171
に固定設置された第1のベンチュリー部材111Aと固
定金型172に固定設置された第2のベンチュリー部材
111Bとにより構成されており、これらのベンチュリ
ー部材111A、111Bは、互いに接合端面112で
接合されている。ベンチュリー部材111A、111B
の接合部分には、ガス放出口176に連通するベンチュ
リー流路113が形成されている。
型173上に配置されたベンチュリー部材111内の流
路の各部圧力を検出することによりその流れの状態を把
握する流れ検出手段である差圧検出手段130と、この
差圧検出手段130とベンチュリー部材111内の流路
とを連通する流れ検出用通路である圧力検出用通路11
6、117とエアーの噴出により圧力検出用通路11
6、117の清浄を行うエアーパージ手段120とを有
している。ベンチュリー部材111は、移動金型171
に固定設置された第1のベンチュリー部材111Aと固
定金型172に固定設置された第2のベンチュリー部材
111Bとにより構成されており、これらのベンチュリ
ー部材111A、111Bは、互いに接合端面112で
接合されている。ベンチュリー部材111A、111B
の接合部分には、ガス放出口176に連通するベンチュ
リー流路113が形成されている。
【0004】上記構成の金型173において、エアーパ
ージ手段120により真空引きをしている時に、型外へ
溶湯(溶融材料)が流出しないようにするために、波形
断面に形成されたガス抜きベント175を設け、溶湯が
ガス抜きベント175の狭い隙間を流れていく時に徐々
に冷却されて型外へ流出する前にガス抜きベント175
で凝固するようになっている。
ージ手段120により真空引きをしている時に、型外へ
溶湯(溶融材料)が流出しないようにするために、波形
断面に形成されたガス抜きベント175を設け、溶湯が
ガス抜きベント175の狭い隙間を流れていく時に徐々
に冷却されて型外へ流出する前にガス抜きベント175
で凝固するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記従来技
術には、つぎのような問題点があった。真空引きを十分
に行うためにガス抜きベントの隙間を広くすると、溶湯
が型外へ流出し、真空装置に溶湯が流入するので、ガス
抜きベントの隙間を狭くしなければならない。このた
め、真空引きが十分に行われず、キャビティ内に空気が
残留し、溶湯に巻き込まれ、鋳造品に巣が発生する要因
となっていた。
術には、つぎのような問題点があった。真空引きを十分
に行うためにガス抜きベントの隙間を広くすると、溶湯
が型外へ流出し、真空装置に溶湯が流入するので、ガス
抜きベントの隙間を狭くしなければならない。このた
め、真空引きが十分に行われず、キャビティ内に空気が
残留し、溶湯に巻き込まれ、鋳造品に巣が発生する要因
となっていた。
【0006】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、請求項1、2または3に係る発明の課題
は、真空引きが十分に行われ、鋳造品に巣がなく、しか
も型外へ溶融材料が流出することのない真空ダイカスト
鋳造装置を提供することである。
れたもので、請求項1、2または3に係る発明の課題
は、真空引きが十分に行われ、鋳造品に巣がなく、しか
も型外へ溶融材料が流出することのない真空ダイカスト
鋳造装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1または2に係る発明は、金型内のガス抜き
を行うためのチルベント部を有する真空ダイカスト鋳造
装置において、前記チルベント部の一部に形成した開口
部と、鋳造動作に連動してこの開口部を開閉する遮断機
構とを備えた。請求項3に係る発明は、金型内のガス抜
きを行うためのチルベント部を有する真空ダイカスト鋳
造装置において、前記チルベント部の一部に形成した開
口部と、この開口部を開閉する遮断機構と、前記金型内
への溶融材料の供給量を検出する検出手段と、この検出
手段の出力に基づいて前記遮断機構を制御する制御手段
とを備えた。
に、請求項1または2に係る発明は、金型内のガス抜き
を行うためのチルベント部を有する真空ダイカスト鋳造
装置において、前記チルベント部の一部に形成した開口
部と、鋳造動作に連動してこの開口部を開閉する遮断機
構とを備えた。請求項3に係る発明は、金型内のガス抜
きを行うためのチルベント部を有する真空ダイカスト鋳
造装置において、前記チルベント部の一部に形成した開
口部と、この開口部を開閉する遮断機構と、前記金型内
への溶融材料の供給量を検出する検出手段と、この検出
手段の出力に基づいて前記遮断機構を制御する制御手段
とを備えた。
【0008】すなわち、請求項1または2に係る発明の
真空ダイカスト鋳造装置では、金型内のガス抜きを行う
時は、遮断機構を開放してチルベント部の一部に形成し
た開口部から十分にガス抜きを行い、鋳造時には、鋳造
動作に連動してこの開口部を閉塞して、チルベント部の
みでガス抜きを継続しつつ、チルベント部に流出する溶
融材料を凝固させる。また、請求項3に係る発明の真空
ダイカスト鋳造装置では、金型内のガス抜きを行う時
は、遮断機構を開放してチルベント部の一部に形成した
開口部から十分にガス抜きを行い、鋳造時には、金型内
への溶融材料の供給量を検出する検出手段の出力に基づ
いて遮断機構を制御する制御手段からの信号により、開
口部を閉塞して、チルベント部のみでガス抜きを継続し
つつ、チルベント部に流出する溶融材料を凝固させる。
真空ダイカスト鋳造装置では、金型内のガス抜きを行う
時は、遮断機構を開放してチルベント部の一部に形成し
た開口部から十分にガス抜きを行い、鋳造時には、鋳造
動作に連動してこの開口部を閉塞して、チルベント部の
みでガス抜きを継続しつつ、チルベント部に流出する溶
融材料を凝固させる。また、請求項3に係る発明の真空
ダイカスト鋳造装置では、金型内のガス抜きを行う時
は、遮断機構を開放してチルベント部の一部に形成した
開口部から十分にガス抜きを行い、鋳造時には、金型内
への溶融材料の供給量を検出する検出手段の出力に基づ
いて遮断機構を制御する制御手段からの信号により、開
口部を閉塞して、チルベント部のみでガス抜きを継続し
つつ、チルベント部に流出する溶融材料を凝固させる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態では、遮断機
構の一部としてのブロックを駆動装置によって後退させ
た状態で、真空装置によりキャビティ内を真空にしなが
ら、射出スリーブからプランジャチップによって押し出
された溶融材料としての溶湯は、湯道を通ってキャビテ
ィ内に流れ込み、キャビティを充填させた後、チルベン
ト部に溶湯が来る前にブロックを駆動装置によって前進
させ、チルベント部の一部に設けた開口部としてのガス
抜き溝を閉塞する。これにより、溶湯がチルベント部に
流入する前まで、ガス抜き通路が広い状態を維持できる
ために十分に真空引きを行うことができる。しかも、ガ
ス抜き溝が閉塞しても、溶湯がチルベント部に流入し凝
固するまで、チルベント部より真空引きを行うことがで
きる。また、チルベント部で溶湯が凝固することによ
り、型外へ溶湯が流出することはない。以下、具体的な
実施の形態について説明する。
構の一部としてのブロックを駆動装置によって後退させ
た状態で、真空装置によりキャビティ内を真空にしなが
ら、射出スリーブからプランジャチップによって押し出
された溶融材料としての溶湯は、湯道を通ってキャビテ
ィ内に流れ込み、キャビティを充填させた後、チルベン
ト部に溶湯が来る前にブロックを駆動装置によって前進
させ、チルベント部の一部に設けた開口部としてのガス
抜き溝を閉塞する。これにより、溶湯がチルベント部に
流入する前まで、ガス抜き通路が広い状態を維持できる
ために十分に真空引きを行うことができる。しかも、ガ
ス抜き溝が閉塞しても、溶湯がチルベント部に流入し凝
固するまで、チルベント部より真空引きを行うことがで
きる。また、チルベント部で溶湯が凝固することによ
り、型外へ溶湯が流出することはない。以下、具体的な
実施の形態について説明する。
【0010】(実施の形態1)図1〜図4は実施の形態
1を示し、図1は真空ダイカスト鋳造装置の縦断面図、
図2は固定型のPL面を示す右側面図、図3は可動型の
PL面を示す左側面図、図4は可動型のチルベント部を
示す斜視図である。本実施の形態では、1個取りの金型
の例を示すが、複数個取りであっても、その個数に合わ
せた湯道、キャヒティおよびガス抜き通路部を設けて、
同様に適用することができる。また、鋳造品の形状は正
方形のブロックを例としているが、この形状の鋳造品に
限るものではない。
1を示し、図1は真空ダイカスト鋳造装置の縦断面図、
図2は固定型のPL面を示す右側面図、図3は可動型の
PL面を示す左側面図、図4は可動型のチルベント部を
示す斜視図である。本実施の形態では、1個取りの金型
の例を示すが、複数個取りであっても、その個数に合わ
せた湯道、キャヒティおよびガス抜き通路部を設けて、
同様に適用することができる。また、鋳造品の形状は正
方形のブロックを例としているが、この形状の鋳造品に
限るものではない。
【0011】図1において、真空ダイカスト装置は、主
に、固定型部Aと、可動型部Bと、溶湯供給機構Cと、
真空引き手段Dと、制御手段Eとから構成されている。
まず、固定型部Aから説明する。図1および図2におい
て、固定型1は、ダイカストマシンに固定される固定ダ
イ7に取着されている。固定型1は可動型部Bの可動型
2と互いのPL面を当接させて型締めすることにより、
キャビティ3を形成する。キャビティ3には、溶融材料
としての溶湯を供給するための湯道4が連設され、固定
型1と可動型2とにそれぞれ凹設された湯道4A、4B
によって形成される。固定型1の湯道4Aは、固定型1
に嵌装されている射出スリーブ5に連通している。射出
スリーブ5には、供給口5aが穿設されており、この供
給口5aから溶湯が供給される。
に、固定型部Aと、可動型部Bと、溶湯供給機構Cと、
真空引き手段Dと、制御手段Eとから構成されている。
まず、固定型部Aから説明する。図1および図2におい
て、固定型1は、ダイカストマシンに固定される固定ダ
イ7に取着されている。固定型1は可動型部Bの可動型
2と互いのPL面を当接させて型締めすることにより、
キャビティ3を形成する。キャビティ3には、溶融材料
としての溶湯を供給するための湯道4が連設され、固定
型1と可動型2とにそれぞれ凹設された湯道4A、4B
によって形成される。固定型1の湯道4Aは、固定型1
に嵌装されている射出スリーブ5に連通している。射出
スリーブ5には、供給口5aが穿設されており、この供
給口5aから溶湯が供給される。
【0012】また、キャビティ3には、ガス抜き通路部
13が連設されており、ガス抜き通路部13は固定型1
と可動型2とにより形成されるガス抜き溝16とチルベ
ント部14とからなっている。ガス抜き溝16とチルベ
ント部14とは、固定型1と可動型2とにそれぞれ設け
られた固定側ガス抜き溝16A、可動側ガス抜き溝16
Bと固定側チルベント部材15A、可動側チルベント部
材15Bとによって形成されている。図2に示すよう
に、固定型1側のガス抜き通路部13Aは、固定型1に
凹設された固定側ガス抜き溝16Aと、この固定側ガス
抜き溝16Aの両側に埋設された固定側チルベント部材
15Aとによって構成されている。図1に示すように、
固定側チルベント部材15Aには、表面に山形溝がジグ
ザグに刻設され、可動型2の可動側チルベント部材15
Bと同様の山形溝との間に狭い隙間のチルベント部14
を形成し、ガス抜き溝16が閉塞されたときに、チルベ
ント部14よりガス抜きを継続し、その後流入した溶湯
を冷却して凝固させる。固定側ガス抜き溝16Aは、固
定側チルベント部材15Aの山形溝の谷底15aより深
く形成され、可動型2の可動側ガス抜き溝16Bととも
に、ガス抜き溝16を形成している。
13が連設されており、ガス抜き通路部13は固定型1
と可動型2とにより形成されるガス抜き溝16とチルベ
ント部14とからなっている。ガス抜き溝16とチルベ
ント部14とは、固定型1と可動型2とにそれぞれ設け
られた固定側ガス抜き溝16A、可動側ガス抜き溝16
Bと固定側チルベント部材15A、可動側チルベント部
材15Bとによって形成されている。図2に示すよう
に、固定型1側のガス抜き通路部13Aは、固定型1に
凹設された固定側ガス抜き溝16Aと、この固定側ガス
抜き溝16Aの両側に埋設された固定側チルベント部材
15Aとによって構成されている。図1に示すように、
固定側チルベント部材15Aには、表面に山形溝がジグ
ザグに刻設され、可動型2の可動側チルベント部材15
Bと同様の山形溝との間に狭い隙間のチルベント部14
を形成し、ガス抜き溝16が閉塞されたときに、チルベ
ント部14よりガス抜きを継続し、その後流入した溶湯
を冷却して凝固させる。固定側ガス抜き溝16Aは、固
定側チルベント部材15Aの山形溝の谷底15aより深
く形成され、可動型2の可動側ガス抜き溝16Bととも
に、ガス抜き溝16を形成している。
【0013】つぎに、可動型部Bについて説明する。図
1、図3および図4において、可動型2は、スペーサブ
ロック8を介してダイカストマシンに固定される可動ダ
イ9に取着されている。可動型2には、キャビティ3が
凹設され、その底面には、鋳造品を押し出すための複数
のエジェクトピン10が嵌装されている。エジェクトピ
ン10には、一端にツバ10aが形成されており、この
ツバ10aが押し出し板上11と押し出し板下12とに
より挟持され、エジェクトピン10の摺動距離が制限さ
れる。また、キャビティ3には、固定型1の湯道4Aに
対向する位置に湯道4Bが連設され、湯道4A、4Bに
より湯道4を形成する。さらに、キャビティ3には、可
動型1側のガス抜き通路部13Bが連設され、このガス
抜き通路部13Bは、可動型2に凹設された可動側ガス
抜き溝16Bと、この可動側ガス抜き溝16Bの両側に
埋設された可動側チルベント部材15Bとによって構成
されている。可動型チルベント部材15Bには、固定側
チルベント部材15Aと同様に、表面に山形溝がジグザ
グに刻設されている。
1、図3および図4において、可動型2は、スペーサブ
ロック8を介してダイカストマシンに固定される可動ダ
イ9に取着されている。可動型2には、キャビティ3が
凹設され、その底面には、鋳造品を押し出すための複数
のエジェクトピン10が嵌装されている。エジェクトピ
ン10には、一端にツバ10aが形成されており、この
ツバ10aが押し出し板上11と押し出し板下12とに
より挟持され、エジェクトピン10の摺動距離が制限さ
れる。また、キャビティ3には、固定型1の湯道4Aに
対向する位置に湯道4Bが連設され、湯道4A、4Bに
より湯道4を形成する。さらに、キャビティ3には、可
動型1側のガス抜き通路部13Bが連設され、このガス
抜き通路部13Bは、可動型2に凹設された可動側ガス
抜き溝16Bと、この可動側ガス抜き溝16Bの両側に
埋設された可動側チルベント部材15Bとによって構成
されている。可動型チルベント部材15Bには、固定側
チルベント部材15Aと同様に、表面に山形溝がジグザ
グに刻設されている。
【0014】固定型1の固定側ガス抜き溝16Aに対向
する可動型2の可動側ガス抜き溝16Bの位置に、ブロ
ック18が配設され、油圧シリンダ17に連結されてい
る。油圧シリンダ17は、後述する制御装置23に接続
され、その信号により前後動し、固定側ガス抜き溝16
A内にブロック18を前進させて、ガス抜き溝16を閉
塞する。また、真空引きが開始したときには、ブロック
18を後退させることにより、ガス抜き溝16を開放す
る。ブロック18が後退したとき、ブロック18の前面
18aは、可動側チルベント部材15Bの谷底15bよ
り深い位置にあり、可動側ガス抜き溝16Bの底面と面
一になるように構成されている。また、油圧シリンダ1
7とブロック18とにより、遮断機構を構成している。
する可動型2の可動側ガス抜き溝16Bの位置に、ブロ
ック18が配設され、油圧シリンダ17に連結されてい
る。油圧シリンダ17は、後述する制御装置23に接続
され、その信号により前後動し、固定側ガス抜き溝16
A内にブロック18を前進させて、ガス抜き溝16を閉
塞する。また、真空引きが開始したときには、ブロック
18を後退させることにより、ガス抜き溝16を開放す
る。ブロック18が後退したとき、ブロック18の前面
18aは、可動側チルベント部材15Bの谷底15bよ
り深い位置にあり、可動側ガス抜き溝16Bの底面と面
一になるように構成されている。また、油圧シリンダ1
7とブロック18とにより、遮断機構を構成している。
【0015】つぎに、溶湯供給機構Cについて説明す
る。図1において、射出スリーブ5には、プランジャ6
のチップ6aが嵌装しており、チップ6aを取着したロ
ッド6bは図示しない駆動機構に連結され、プランジャ
6は前後に駆動される。プランジャ6の前進により、射
出スリーブ5内に供給された溶湯をキャビティ3内に圧
送する。また、プランジャ6のロッド6bには、ツバ2
1が取着され、ロッド6bの前進運動により後述する制
御手段Eのリミットスイッチ22の接触子22aに当接
して、溶湯を圧送する信号を発生させるようになってい
る。
る。図1において、射出スリーブ5には、プランジャ6
のチップ6aが嵌装しており、チップ6aを取着したロ
ッド6bは図示しない駆動機構に連結され、プランジャ
6は前後に駆動される。プランジャ6の前進により、射
出スリーブ5内に供給された溶湯をキャビティ3内に圧
送する。また、プランジャ6のロッド6bには、ツバ2
1が取着され、ロッド6bの前進運動により後述する制
御手段Eのリミットスイッチ22の接触子22aに当接
して、溶湯を圧送する信号を発生させるようになってい
る。
【0016】つぎに、真空引き手段Dについて説明す
る。図1、図2および図3において、ガス抜き通路部1
3の開口端には、ジョイント19が配設されている。ジ
ョイント19は、固定型1に取着された固定側ジョイン
ト19Aと可動型2に取着された可動側ジョイント19
Bとから構成され、固定型1と可動型2とのPL面と同
一面で分離されるようになっている。固定側ジョイント
19AにはL字形の貫通孔19aが穿設され、この貫通
孔19aにはパイプ20が連設されており、図示しない
真空装置に接続されている。また、可動側ジョイント1
9Bには、溝19bが凹設され、可動側ガス抜き溝16
Bに連通するとともに、固定側ジョイント19Aの貫通
孔19aにも連通できるように構成されている。真空装
置を稼動させることにより、キャビティ3内のガスは、
ガス抜き溝16、溝19b、貫通孔19aおよびパイプ
20を経て、真空装置に吸引される。
る。図1、図2および図3において、ガス抜き通路部1
3の開口端には、ジョイント19が配設されている。ジ
ョイント19は、固定型1に取着された固定側ジョイン
ト19Aと可動型2に取着された可動側ジョイント19
Bとから構成され、固定型1と可動型2とのPL面と同
一面で分離されるようになっている。固定側ジョイント
19AにはL字形の貫通孔19aが穿設され、この貫通
孔19aにはパイプ20が連設されており、図示しない
真空装置に接続されている。また、可動側ジョイント1
9Bには、溝19bが凹設され、可動側ガス抜き溝16
Bに連通するとともに、固定側ジョイント19Aの貫通
孔19aにも連通できるように構成されている。真空装
置を稼動させることにより、キャビティ3内のガスは、
ガス抜き溝16、溝19b、貫通孔19aおよびパイプ
20を経て、真空装置に吸引される。
【0017】つぎに、制御手段Eについて説明する。図
1において、溶湯供給機構Cのプランジャ6の近傍に配
設されたリミットスイッチ22は、制御装置23に接続
している。また、制御装置23は油圧シリンダ17に図
示しない油圧機構の制御用バルブを介して接続されてお
り、リミットスイッチ22の接触子22aにプランジャ
6に付設されたツバ21が接触することにより、溶湯の
圧送信号を制御装置23に送る。制御装置23は、この
信号を油圧シリンダ17に送り、ブロック18を前進さ
せて、ガス抜き溝16を閉塞する。なお、溶湯がガス抜
き通路部13に到達する前に、ツバ21がリミットスイ
ッチ22の接触子22aを蹴るように、その位置を設定
しておく。
1において、溶湯供給機構Cのプランジャ6の近傍に配
設されたリミットスイッチ22は、制御装置23に接続
している。また、制御装置23は油圧シリンダ17に図
示しない油圧機構の制御用バルブを介して接続されてお
り、リミットスイッチ22の接触子22aにプランジャ
6に付設されたツバ21が接触することにより、溶湯の
圧送信号を制御装置23に送る。制御装置23は、この
信号を油圧シリンダ17に送り、ブロック18を前進さ
せて、ガス抜き溝16を閉塞する。なお、溶湯がガス抜
き通路部13に到達する前に、ツバ21がリミットスイ
ッチ22の接触子22aを蹴るように、その位置を設定
しておく。
【0018】つぎに、上記構成の真空ダイカスト鋳造装
置を用いた鋳造方法を説明する。はじめに、可動ダイ9
を前進させ、可動型2を固定型1に当接させ、型締めす
る。ブロック18を後退させてガス抜き溝16を開放し
た後、真空装置によりキャビティ3内を真空にさせなが
ら、射出スリーブ5内に溶湯を供給し、プランジャ6を
前進させて湯道4を経て溶湯をキャビティ3に圧送す
る。ガス抜き通路部13に溶湯が到達する前に、ツバ2
1がリミットスイッチ22を蹴ることにより、油圧シリ
ンダ17が作動しブロック18を前進させてガス抜き溝
16を閉塞する。その後、ガス抜き通路部13のチルベ
ント部14のみで真空引きが行われ、溶湯がチルベント
部14に流入し、冷却凝固する。この状態でキャビティ
3内を冷却し、溶湯が凝固した後、真空装置を停止させ
る。可動ダイ9を後退させることにより、可動型2を固
定型1から分離し、押し出し板上11および押し出し板
下12を作動させてエジュクトピン10によりキャビテ
ィ3から鋳造品を押し出して、鋳造作業を終了する。
置を用いた鋳造方法を説明する。はじめに、可動ダイ9
を前進させ、可動型2を固定型1に当接させ、型締めす
る。ブロック18を後退させてガス抜き溝16を開放し
た後、真空装置によりキャビティ3内を真空にさせなが
ら、射出スリーブ5内に溶湯を供給し、プランジャ6を
前進させて湯道4を経て溶湯をキャビティ3に圧送す
る。ガス抜き通路部13に溶湯が到達する前に、ツバ2
1がリミットスイッチ22を蹴ることにより、油圧シリ
ンダ17が作動しブロック18を前進させてガス抜き溝
16を閉塞する。その後、ガス抜き通路部13のチルベ
ント部14のみで真空引きが行われ、溶湯がチルベント
部14に流入し、冷却凝固する。この状態でキャビティ
3内を冷却し、溶湯が凝固した後、真空装置を停止させ
る。可動ダイ9を後退させることにより、可動型2を固
定型1から分離し、押し出し板上11および押し出し板
下12を作動させてエジュクトピン10によりキャビテ
ィ3から鋳造品を押し出して、鋳造作業を終了する。
【0019】本実施の形態によれば、真空引き開始か
ら、溶湯がガス抜き通路部に到達する前まで、ガス抜き
通路部の吸引断面積が大きいため、十分にガス抜きが行
われる。そうして、ガス抜き溝がブロックによってキャ
ビティが完全に充填しない状態で閉塞しても、チルベン
ト部に溶湯が到達するまでは、チルベント部を通じてガ
ス抜きが行えるため、巣のない鋳造品を製造することが
できる。また、チルベント部で溶湯が冷却されて凝固す
るので、型外へ溶湯が流出することはない。
ら、溶湯がガス抜き通路部に到達する前まで、ガス抜き
通路部の吸引断面積が大きいため、十分にガス抜きが行
われる。そうして、ガス抜き溝がブロックによってキャ
ビティが完全に充填しない状態で閉塞しても、チルベン
ト部に溶湯が到達するまでは、チルベント部を通じてガ
ス抜きが行えるため、巣のない鋳造品を製造することが
できる。また、チルベント部で溶湯が冷却されて凝固す
るので、型外へ溶湯が流出することはない。
【0020】本実施の形態では、可動型内からブロック
を前後動させてガス抜き溝を開閉する構成としている
が、固定型内からブロックを前後動させてもよい。ま
た、ブロックの駆動部材として、油圧シリンダを用いて
いるが、空圧シリンダや電動モータとギヤとを組み合わ
せた直進機構を用いてもよい。さらに、溶湯を圧送した
信号はリミットスイッチの接触子をツバで蹴ることによ
って発生させているが、光電センサなどの非接触センサ
によってタイミングを採る構成にしてもよい。
を前後動させてガス抜き溝を開閉する構成としている
が、固定型内からブロックを前後動させてもよい。ま
た、ブロックの駆動部材として、油圧シリンダを用いて
いるが、空圧シリンダや電動モータとギヤとを組み合わ
せた直進機構を用いてもよい。さらに、溶湯を圧送した
信号はリミットスイッチの接触子をツバで蹴ることによ
って発生させているが、光電センサなどの非接触センサ
によってタイミングを採る構成にしてもよい。
【0021】(実施の形態2)図5〜図7は、実施の形
態2を示し、図5は真空ダイカスト鋳造装置であって図
7におけるA−B−C−D−E矢視の断面図、図6は固
定型のPL面を示す右側面図、図7は可動型のPL面を
示す左側面図である。本実施の形態はガス抜き通路部の
みが実施の形態1と異なるため、異なる部分のみ示し、
同一の部材には同一の符号を付し説明を省略する。
態2を示し、図5は真空ダイカスト鋳造装置であって図
7におけるA−B−C−D−E矢視の断面図、図6は固
定型のPL面を示す右側面図、図7は可動型のPL面を
示す左側面図である。本実施の形態はガス抜き通路部の
みが実施の形態1と異なるため、異なる部分のみ示し、
同一の部材には同一の符号を付し説明を省略する。
【0022】先ず固定型部Aについて説明する。図5お
よび図6において、キャビティ3には、ガス抜き通路部
33が連設されており、ガス抜き通路部33は固定型1
と可動型2とにより形成されるガス抜き溝36とチルベ
ント部34とからなっている。ガス抜き溝36とチルベ
ント部34とは、固定型1と可動型2とにそれぞれ設け
られた固定型ガス抜き溝36A、可動側ガス抜き溝36
Bと固定側チルベント部材35A、可動側チルベント部
材35Bとによって形成されている。図6に示すよう
に、固定型1側のガス抜き通路部33Aは、固定型1に
埋設された固定側チルベント部材35Aと、この固定側
チルベント部材35Aの両側に凹設された固定側ガス抜
き溝36Aとによって構成されている。図5に示すよう
に、固定側チルベント部材35Aには、表面に山形溝が
ジグザグに刻設され、可動型2の可動側チルベント部材
35Bと同様の山形溝との間に狭い隙間のチルベント部
34を形成し、ガス抜き溝36が閉塞されたときに、チ
ルベント部34よりガス抜きを継続し、その後流入した
溶湯を冷却して凝固させる。固定側ガス抜き溝36A
は、固定側チルベント部材35Aの山形溝の谷底35a
より深く形成され、可動型2の可動側ガス抜き溝36B
とともに、ガス抜き溝36をチルベント部34の両側に
形成している。
よび図6において、キャビティ3には、ガス抜き通路部
33が連設されており、ガス抜き通路部33は固定型1
と可動型2とにより形成されるガス抜き溝36とチルベ
ント部34とからなっている。ガス抜き溝36とチルベ
ント部34とは、固定型1と可動型2とにそれぞれ設け
られた固定型ガス抜き溝36A、可動側ガス抜き溝36
Bと固定側チルベント部材35A、可動側チルベント部
材35Bとによって形成されている。図6に示すよう
に、固定型1側のガス抜き通路部33Aは、固定型1に
埋設された固定側チルベント部材35Aと、この固定側
チルベント部材35Aの両側に凹設された固定側ガス抜
き溝36Aとによって構成されている。図5に示すよう
に、固定側チルベント部材35Aには、表面に山形溝が
ジグザグに刻設され、可動型2の可動側チルベント部材
35Bと同様の山形溝との間に狭い隙間のチルベント部
34を形成し、ガス抜き溝36が閉塞されたときに、チ
ルベント部34よりガス抜きを継続し、その後流入した
溶湯を冷却して凝固させる。固定側ガス抜き溝36A
は、固定側チルベント部材35Aの山形溝の谷底35a
より深く形成され、可動型2の可動側ガス抜き溝36B
とともに、ガス抜き溝36をチルベント部34の両側に
形成している。
【0023】つぎに、可動型部Bについて説明する。図
5および図7において、キャビティ3には、可動型2側
のガス抜き通路部33Bが連設され、このガス抜き通路
部33Bは、可動型2に埋設された可動側チルベント部
材35Bと、この可動側チルベント部材35Bの両側に
凹設された可動側ガス抜き溝36Bによって形成されて
いる。可動型チルベント部材35Bには、固定側チルベ
ント部材35Aと同様に、表面に山形溝がジグザグに刻
設されている。
5および図7において、キャビティ3には、可動型2側
のガス抜き通路部33Bが連設され、このガス抜き通路
部33Bは、可動型2に埋設された可動側チルベント部
材35Bと、この可動側チルベント部材35Bの両側に
凹設された可動側ガス抜き溝36Bによって形成されて
いる。可動型チルベント部材35Bには、固定側チルベ
ント部材35Aと同様に、表面に山形溝がジグザグに刻
設されている。
【0024】固定型1の2ヶ所の固定側ガス抜き溝36
Aに対向する可動型2の2ヶ所の可動側ガス抜き溝36
Bの位置に、ブロック38A、38Bが配設され、油圧
シリンダ37A、37B(図示省略)に連結されてい
る。油圧シリンダ37A、37Bは、後述する制御装置
23に接続され、その信号により前後動し、固定側ガス
抜き溝36A内にブロック38A、38Bを前進させ
て、ガス抜き溝36を閉塞する。また、真空引きが開始
したときには、ブロック38A、38Bを後退させるこ
とにより、ガス抜き溝36を開放する。ブロック38
A、38Bが後退したとき、ブロック38A、38Bの
前面38a、38bは可動側チルベント部材35Bの谷
底35bより深い位置にあり、可動側ガス抜き溝36B
の底面と面一になるように構成されている。また、油圧
シリンダ37A、37Bとブロック18A、18Bとに
より、遮断機構を構成している。
Aに対向する可動型2の2ヶ所の可動側ガス抜き溝36
Bの位置に、ブロック38A、38Bが配設され、油圧
シリンダ37A、37B(図示省略)に連結されてい
る。油圧シリンダ37A、37Bは、後述する制御装置
23に接続され、その信号により前後動し、固定側ガス
抜き溝36A内にブロック38A、38Bを前進させ
て、ガス抜き溝36を閉塞する。また、真空引きが開始
したときには、ブロック38A、38Bを後退させるこ
とにより、ガス抜き溝36を開放する。ブロック38
A、38Bが後退したとき、ブロック38A、38Bの
前面38a、38bは可動側チルベント部材35Bの谷
底35bより深い位置にあり、可動側ガス抜き溝36B
の底面と面一になるように構成されている。また、油圧
シリンダ37A、37Bとブロック18A、18Bとに
より、遮断機構を構成している。
【0025】溶湯供給機構Cおよび真空引き手段Dは実
施の形態1と同一である。制御手段Eにおいては、制御
装置23は、2ヶ所の油圧シリンダ37A、37Bに図
示しない油圧機構の制御用バルブを介して接続されてい
る。制御手段Eのそれ以外の構成は実施の形態1と同一
である。
施の形態1と同一である。制御手段Eにおいては、制御
装置23は、2ヶ所の油圧シリンダ37A、37Bに図
示しない油圧機構の制御用バルブを介して接続されてい
る。制御手段Eのそれ以外の構成は実施の形態1と同一
である。
【0026】つぎに、上記構成の真空ダイカスト鋳造装
置を用いた鋳造方法を説明する。油圧シリンダ37A、
37Bが作動しブロック38A、38Bを前進させてガ
ス抜き溝36を閉塞するまでは、実施の形態1と同様で
ある。その後、ガス抜き通路部33のチルベント部34
のみで真空引きが行われ、溶湯がチルベント部34に流
入し、冷却凝固する。この状態でキャビティ3内を冷却
し、溶湯が凝固した後、真空装置を停止させる。以後の
工程は、実施の形態1と同様である。
置を用いた鋳造方法を説明する。油圧シリンダ37A、
37Bが作動しブロック38A、38Bを前進させてガ
ス抜き溝36を閉塞するまでは、実施の形態1と同様で
ある。その後、ガス抜き通路部33のチルベント部34
のみで真空引きが行われ、溶湯がチルベント部34に流
入し、冷却凝固する。この状態でキャビティ3内を冷却
し、溶湯が凝固した後、真空装置を停止させる。以後の
工程は、実施の形態1と同様である。
【0027】本実施の形態によれば、実施の形態1の効
果に加え、チルベント部がガス抜き通路部の中央に配置
されているので、ガス抜き溝が閉塞された後のガス抜き
通路が直線的になり、ガス抜きが十分に行われる。
果に加え、チルベント部がガス抜き通路部の中央に配置
されているので、ガス抜き溝が閉塞された後のガス抜き
通路が直線的になり、ガス抜きが十分に行われる。
【0028】本実施の形態においても、実施の形態1で
示した変形例は同様に適用することができる。
示した変形例は同様に適用することができる。
【0029】(実施の形態3)図8〜図9は実施の形態
3を示し、図8は真空ダイカスト鋳造装置の縦断面図、
図9は可動型のPL面を示す左側面図である。本実施の
形態はガス抜き通路を開閉する制御手段が実施の形態1
と異なるため、異なる部分のみ示し、同一の部材には同
一の符号を付し説明を省略する。
3を示し、図8は真空ダイカスト鋳造装置の縦断面図、
図9は可動型のPL面を示す左側面図である。本実施の
形態はガス抜き通路を開閉する制御手段が実施の形態1
と異なるため、異なる部分のみ示し、同一の部材には同
一の符号を付し説明を省略する。
【0030】図8および図9において、固定型部Bのキ
ャビティ3に近接した可動型2のガス抜き溝16Bに
は、溶湯の到達によって通電する検出手段としてのセン
サ41が配設されている。センサ41は、制御装置23
に接続され、溶湯がセンサ41に到達したとき、これを
知らせる信号を制御装置23に送り、制御装置23は、
この信号を油圧シリンダ17に送り、ブロック18を前
進させて、ガス抜き溝16を閉塞する。また、溶湯供給
機構Cにおけるプランジャ6に取着されているツバ2
1、および制御手段Eにおけるリミットスイッチ22は
共に配設されていない。その他の構成は、実施の形態1
と同一である。
ャビティ3に近接した可動型2のガス抜き溝16Bに
は、溶湯の到達によって通電する検出手段としてのセン
サ41が配設されている。センサ41は、制御装置23
に接続され、溶湯がセンサ41に到達したとき、これを
知らせる信号を制御装置23に送り、制御装置23は、
この信号を油圧シリンダ17に送り、ブロック18を前
進させて、ガス抜き溝16を閉塞する。また、溶湯供給
機構Cにおけるプランジャ6に取着されているツバ2
1、および制御手段Eにおけるリミットスイッチ22は
共に配設されていない。その他の構成は、実施の形態1
と同一である。
【0031】つぎに、上記構成の真空ダイカスト鋳造装
置を用いた鋳造方法を説明する。真空装置によりキャビ
ティ3内を真空にさせながら、射出スリーブ5内に溶湯
を供給し、プランジャ6を前進させて湯道4を経て溶湯
をキャビティ3に圧送するまでは、実施の形態1と同様
である。溶湯がキャビティ3を充満し、センサ41に溶
湯が到達すると、センサ41の信号により、油圧シリン
ダ17が作動し、ブロック18がガス抜き溝16を閉塞
する。その後、ガス抜き通路部13のチルベント部14
のみで真空引きが行われ、溶湯がチルベント部14に流
入し、冷却凝固する以降の工程は実施の形態1と同一で
ある。
置を用いた鋳造方法を説明する。真空装置によりキャビ
ティ3内を真空にさせながら、射出スリーブ5内に溶湯
を供給し、プランジャ6を前進させて湯道4を経て溶湯
をキャビティ3に圧送するまでは、実施の形態1と同様
である。溶湯がキャビティ3を充満し、センサ41に溶
湯が到達すると、センサ41の信号により、油圧シリン
ダ17が作動し、ブロック18がガス抜き溝16を閉塞
する。その後、ガス抜き通路部13のチルベント部14
のみで真空引きが行われ、溶湯がチルベント部14に流
入し、冷却凝固する以降の工程は実施の形態1と同一で
ある。
【0032】本実施の形態によれば、実施の形態1の効
果に加え、ガス抜き溝に配設したセンサよって溶湯を検
知し、ガス抜き溝を閉塞するように構成したので、金型
交換毎にリミットスイッチを蹴るタイミングの調整を省
くことができる。
果に加え、ガス抜き溝に配設したセンサよって溶湯を検
知し、ガス抜き溝を閉塞するように構成したので、金型
交換毎にリミットスイッチを蹴るタイミングの調整を省
くことができる。
【0033】本実施の形態においても、実施の形態1で
示した変形例は同様に適用することができる。
示した変形例は同様に適用することができる。
【0034】なお、上述の具体的実施の形態から、つぎ
のような構成の技術的思想が導きだされる。 (付記) (1) チルベント部を有する真空ダイカスト鋳造装置
において、固定型のチルベント部に該チルベント部と湯
流れ方向について同じ長さで前記チルベント部の凹部よ
りも深いガス抜き溝と、可動型のチルベント部には駆動
装置により摺動し、真空引きが開始したときには前記可
動型のチルベント部の凹部よりも後退し、溶湯がチルベ
ント部に到達する前に前進して前記ガス抜き溝を閉塞す
るブロックとを有することを特徴とする真空ダイカスト
鋳造装置。
のような構成の技術的思想が導きだされる。 (付記) (1) チルベント部を有する真空ダイカスト鋳造装置
において、固定型のチルベント部に該チルベント部と湯
流れ方向について同じ長さで前記チルベント部の凹部よ
りも深いガス抜き溝と、可動型のチルベント部には駆動
装置により摺動し、真空引きが開始したときには前記可
動型のチルベント部の凹部よりも後退し、溶湯がチルベ
ント部に到達する前に前進して前記ガス抜き溝を閉塞す
るブロックとを有することを特徴とする真空ダイカスト
鋳造装置。
【0035】真空引き開始から、溶湯がガス抜き通路部
に到達する前まで、ガス抜き通路部の断面積が大きいた
め、十分にガス抜きが行われる。そうして、ガス抜き溝
がブロックによってキャビティが完全に充填しない状態
で閉塞しても、チルベント部に溶湯が到達するまでは、
チルベント部を通じてガス抜きが行えるため、巣のない
鋳造品を製造することができる。また、チルベント部で
溶湯が凝固するので、型外へ溶湯が流出することはな
い。
に到達する前まで、ガス抜き通路部の断面積が大きいた
め、十分にガス抜きが行われる。そうして、ガス抜き溝
がブロックによってキャビティが完全に充填しない状態
で閉塞しても、チルベント部に溶湯が到達するまでは、
チルベント部を通じてガス抜きが行えるため、巣のない
鋳造品を製造することができる。また、チルベント部で
溶湯が凝固するので、型外へ溶湯が流出することはな
い。
【0036】
【発明の効果】請求項1または2に係る発明によれば、
金型内のガス抜きを行う時は、遮断機構を開放してチル
ベント部の一部に形成した開口部から十分にガス抜きを
行い、鋳造時には、鋳造動作に連動してこの開口部を閉
塞して、チルベント部のみでガス抜きを継続しつつ、チ
ルベント部に流出する溶融材料を凝固させるので、真空
引きが十分に行われ、鋳造品に巣がなく、しかも型外へ
溶融材料が流出することはない。
金型内のガス抜きを行う時は、遮断機構を開放してチル
ベント部の一部に形成した開口部から十分にガス抜きを
行い、鋳造時には、鋳造動作に連動してこの開口部を閉
塞して、チルベント部のみでガス抜きを継続しつつ、チ
ルベント部に流出する溶融材料を凝固させるので、真空
引きが十分に行われ、鋳造品に巣がなく、しかも型外へ
溶融材料が流出することはない。
【0037】請求項3に係る発明によれば、金型内のガ
ス抜きを行う時は、遮断機構を開放してチルベント部の
一部に形成した開口部から十分にガス抜きを行い、鋳造
時には、金型内への溶融材料の供給量を検出する検出手
段の出力に基づいて遮断機構を制御する制御手段からの
信号により、開口部を閉塞して、チルベント部のみでガ
ス抜きを継続しつつ、チルベント部に流出する溶融材料
を凝固させるので、真空引きが十分に行われ、鋳造品に
巣がなく、しかも型外へ溶融材料が流出することはな
く、金型交換作業も容易となる。
ス抜きを行う時は、遮断機構を開放してチルベント部の
一部に形成した開口部から十分にガス抜きを行い、鋳造
時には、金型内への溶融材料の供給量を検出する検出手
段の出力に基づいて遮断機構を制御する制御手段からの
信号により、開口部を閉塞して、チルベント部のみでガ
ス抜きを継続しつつ、チルベント部に流出する溶融材料
を凝固させるので、真空引きが十分に行われ、鋳造品に
巣がなく、しかも型外へ溶融材料が流出することはな
く、金型交換作業も容易となる。
【図1】実施の形態1の真空ダイカスト鋳造装置の縦断
面図である。
面図である。
【図2】実施の形態1の固定型のPL面を示す右側面図
である。
である。
【図3】実施の形態1の可動型のPL面を示す左側面図
である。
である。
【図4】実施の形態1の可動型のチルベント部を示す斜
視図である。
視図である。
【図5】実施の形態2の真空ダイカスト鋳造装置であっ
て図7におけるA−B−C−D−E矢視の断面図であ
る。
て図7におけるA−B−C−D−E矢視の断面図であ
る。
【図6】実施の形態2の固定型のPL面を示す右側面図
である。
である。
【図7】実施の形態2の可動型のPL面を示す左側面図
である。
である。
【図8】実施の形態3の真空ダイカスト鋳造装置の縦断
面図である。
面図である。
【図9】実施の形態3の可動型のPL面を示す左側面図
である。
である。
【図10】従来技術の金型内ガス抜き状態検出装置の概
略構成図である。
略構成図である。
1 固定型 2 可動型 14 チルベント部 16 ガス抜き溝 17 油圧シリンダ 18 ブロック
Claims (3)
- 【請求項1】 金型内のガス抜きを行うためのチルベン
ト部を有する真空ダイカスト鋳造装置において、 前記チルベント部の一部に形成した開口部と、鋳造動作
に連動してこの開口部を開閉する遮断機構とを備えたこ
とを特徴とする真空ダイカスト鋳造装置。 - 【請求項2】 前記遮断機構は、前記開口部を開放した
状態でガス抜きを行い、溶融材料が前記チルベント部に
到達する前に前記開口部を閉塞するように構成したこと
を特徴とする請求項1記載の真空ダイカスト鋳造装置。 - 【請求項3】 金型内のガス抜きを行うためのチルベン
ト部を有する真空ダイカスト鋳造装置において、 前記チルベント部の一部に形成した開口部と、この開口
部を開閉する遮断機構と、前記金型内への溶融材料の供
給量を検出する検出手段と、この検出手段の出力に基づ
いて前記遮断機構を制御する制御手段とを備えたことを
特徴とする真空ダイカスト鋳造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5067698A JPH11245011A (ja) | 1998-03-03 | 1998-03-03 | 真空ダイカスト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5067698A JPH11245011A (ja) | 1998-03-03 | 1998-03-03 | 真空ダイカスト装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11245011A true JPH11245011A (ja) | 1999-09-14 |
Family
ID=12865552
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5067698A Withdrawn JPH11245011A (ja) | 1998-03-03 | 1998-03-03 | 真空ダイカスト装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11245011A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100471324B1 (ko) * | 2002-10-04 | 2005-03-08 | 기아자동차주식회사 | 다이캐스팅 시스템 |
| JP2010234402A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Jatco Ltd | チルブロック |
| JP2013244533A (ja) * | 2012-05-29 | 2013-12-09 | Die Engineering:Kk | チルベント |
| KR101596008B1 (ko) * | 2014-12-05 | 2016-02-19 | 주식회사 에이치티에프 | 용접봉 성형용 금형 |
| CN107716897A (zh) * | 2017-10-30 | 2018-02-23 | 宁波埃利特模具制造有限公司 | 一种压铸模具集渣排气结构 |
-
1998
- 1998-03-03 JP JP5067698A patent/JPH11245011A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100471324B1 (ko) * | 2002-10-04 | 2005-03-08 | 기아자동차주식회사 | 다이캐스팅 시스템 |
| JP2010234402A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Jatco Ltd | チルブロック |
| JP2013244533A (ja) * | 2012-05-29 | 2013-12-09 | Die Engineering:Kk | チルベント |
| KR101596008B1 (ko) * | 2014-12-05 | 2016-02-19 | 주식회사 에이치티에프 | 용접봉 성형용 금형 |
| CN107716897A (zh) * | 2017-10-30 | 2018-02-23 | 宁波埃利特模具制造有限公司 | 一种压铸模具集渣排气结构 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050510 |