JPH11245121A - 密封容器の製造方法 - Google Patents

密封容器の製造方法

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JPH11245121A
JPH11245121A JP10049359A JP4935998A JPH11245121A JP H11245121 A JPH11245121 A JP H11245121A JP 10049359 A JP10049359 A JP 10049359A JP 4935998 A JP4935998 A JP 4935998A JP H11245121 A JPH11245121 A JP H11245121A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
corrosion
strength material
material container
resistant material
Prior art date
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Pending
Application number
JP10049359A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Ishiwatari
幸二 石渡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
Ishikawajima Harima Heavy Industries Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 強度材容器の外周に、耐食材容器を隙間なく
完全に密着させる。 【解決手段】 円筒形状の強度材胴部23の下端部に強
度材底板24を固着した強度材容器21と、チタンの平
板をポンチ並びにダイスを用いた深絞り加工により前記
強度材胴部23の外径よりやや小径の内径を有するコッ
プ状の耐食材容器22とを作り、該耐食材容器22をダ
イス47に嵌め込んで加熱しながら前記強度材容器21
の外側に圧入して容器本体を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子力発電プラン
トなどの原子炉において使用済みの放射性廃棄物を安定
した状態で地層処分させるための、密封容器の製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】原子力発電プラントなどの原子炉におい
て発生した高・中・低放射能レベルの物質(廃棄物、使
用済燃料等)は、レベル(高・中・低)毎に分類され、
それらに適した専用の密封容器に収納して、保管、貯蔵
するようになっている。
【0003】そして、上記放射性廃棄物を深地層内に収
納処分することにより生活圏から隔離させるようにする
ために、放射性廃棄物を先ずガラス固化処理してガラス
固化体として収容容器に収容した放射性廃棄物収容体を
作り、該放射性廃棄物収容体を、金属製等のオーバーパ
ックと呼ばれる密封容器で更に密封するオーバーパック
処理を施した上で、該密封容器を地層処分場所へ搬入
し、これらを地層処分場所に設けられた処分孔の中へ装
填して、処分孔内へ装填された密封容器の周りにベント
ナイト等の緩衝材を充填した状態とする地層処分を行う
ようになっている。
【0004】ここで、放射性廃棄物収容体を密封容器に
収容する作業、密封容器を封入する作業は、放射性廃棄
物を取り扱う関係上、外気から隔絶された放射性廃棄物
処理設備で全てが遠隔操作で行われる必要があるため、
簡単確実、且つ、効率良く実施できなければならないと
いう条件がある。
【0005】しかし、上記密封容器への放射性廃棄物収
容体の収容、及び密封容器の封入は、実験段階での試行
と検討が繰返されている程度に過ぎず、現在のところ実
用段階の設備はまだ存在していない。
【0006】図12は実験的に製造された密封容器の一
例を示したもので、密封容器1は、放射性廃棄物をガラ
ス固化処理してガラス固化体として容器内に収容させた
キャニスタと呼ばれる放射性廃棄物収容体2を、密封状
態に封入するためのものであり、全体が円筒形状を有し
ている。
【0007】前記密封容器1は長期保管を可能にするた
めに、強度材容器1aとその外周を包囲する耐食材容器
1bとから構成されており、前記強度材容器1aは、円
筒形状の強度材胴部4の下端に強度材底板6が溶接5に
て一体に固定されており、これにより上部に上部開口3
が備えられて内部に前記放射性廃棄物収容体2を収容す
ることができる円筒形状の収容空間sが形成されるよう
になっている。更に、前記上部開口3に、吊部8’を介
し円盤状の強度材蓋7を備えた落し蓋8を吊下げて落と
し込んで溶接することにより、前記放射性廃棄物収容体
2の密封が行えるようになっている。
【0008】また、前記耐食材容器1bは、前記強度材
胴部4の外周に嵌合した耐食材胴部9と、前記上部開口
3の外周に、該上部開口3より大きな開口10を形成し
て前記耐食材胴部9の上端に溶接11により固定された
外周蓋12と、前記強度材底板6の下面に備えて前記耐
食材胴部9の下端に溶接13により固定された耐食材底
板14と、前記落し蓋8の強度材蓋7に一体に取付けら
れた耐食材中央蓋15と、前記開口10と耐食材中央蓋
15との間のリング状溝に嵌合して溶接することにより
密閉するようにした耐食材リング蓋16とを備えて、前
記強度材容器1aの外周を密閉することができるように
なっている。
【0009】図12に示すように、強度材胴部4と強度
材底板6の溶接5による組立てと、強度材胴部4の外周
に嵌合した耐食材胴部9と耐食材底板14及び外周蓋1
2との溶接13,11による組立てによって容器本体X
が形成されるが、この容器本体Xの組立作業は工場等に
て行われ、更に、強度材蓋7に耐食材中央蓋15を取付
けた落し蓋8の製作、並びに耐食材リング蓋16の製作
も工場等で行われ、このように工場で製作された容器本
体X、落し蓋8及び耐食材リング蓋16は、放射性廃棄
物処理設備に搬入されて放射性廃棄物収容体2の封入を
行うようにしている。
【0010】放射性廃棄物処理設備において放射性廃棄
物収容体2を前記密封容器1に封入するには、図12、
図13に示すように、先ず容器本体X内の収容空間sに
放射性廃棄物収容体2を吊り下げて収容した後、落し蓋
8を蓋吊装置17(図12)により吊り上げて上部開口
3に嵌合させることにより放射性廃棄物収容体2上に載
置させる。続いて強度材胴部4と強度材蓋7とを溶接1
8することにより、強度材容器1aにて密封する。
【0011】次に、前記図13の耐食材容器1bの開口
10と耐食材中央蓋15との間のリング状溝に、図14
に示すように耐食材リング蓋16を落とし込んで、耐食
材リング蓋16の外周と外周蓋12の開口10との間、
及び耐食材リング蓋16の内周と耐食材中央蓋15との
間を、夫々周方向に溶接19,20することにより、耐
食材容器1bにて密封する。
【0012】これにより、放射性廃棄物収容体2を密封
状態に収容した強度材容器1aの外周を耐食材容器1b
にて密封した密封容器1が構成される。
【0013】上記したようにして放射性廃棄物収容体2
が封入された密封容器1は、外周を図示しない緩衝材か
らなる緩衝材容器によって包囲した後、地層の処分孔に
地層処分するようにしている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記容
器本体Xの製造のように、強度材底板6を備えた強度材
胴部4の外周に耐食材胴部9を嵌合させた後、該耐食材
胴部9に耐食材底板14及び外周蓋12を溶接13,1
1する方法では、前記強度材胴部4と耐食材胴部9の嵌
合を、圧入、又は焼嵌め等の方法によって行ったとして
も、強度材胴部4及び強度材底板6と、耐食材胴部9、
耐食材底板14及び外周蓋12との間に隙間が生じ易
く、この隙間のために密封容器1の強度材容器1aに腐
食が発生してしまい、数十年を目標としている耐食期間
が達成できないという問題がある。又、前記したような
隙間が生じると、強度材容器1aと耐食材容器1bの熱
伝達が悪化し、放射性廃棄物収容体2の冷却効果が低下
してしまうという問題があると共に、前記隙間によっ
て、耐食材容器1bの外部から強度材容器1aの溶接非
破壊検査を行うことができないという問題がある。
【0015】また、図12に示したように、工場におい
て容器本体Xを構成する際に、耐食材胴部9の端部に外
周蓋12及び耐食材底板14を溶接11,13により取
付ける必要があり、また、図14に示すように放射性廃
棄物処理設備において、強度材容器1aの上面上で、外
周蓋12と耐食材中央蓋15との間に耐食材リング蓋1
6を溶接19,20する必要があるが、耐食材容器1b
は強度材容器1aに比して薄肉(一般に10mm前後)
としているために、前記溶接11,13,19,20を
行う際に、強度材容器1aの異種金属材が混入し、溶接
11,13,19,20部の強度を著しく低下させてし
まう問題があり、従ってこのように溶接部に異種金属材
が混入する問題を防止するための種々の対策が必要にな
るといった問題を有していた。
【0016】本発明は、上述の実情に鑑みてなしたもの
で、強度材容器の外周に、耐食材容器を隙間なく完全に
密着させた密封容器を工場等で容易に製造することがで
きるようにした密封容器の製造方法を提供することを目
的とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、円筒形状の強
度材胴部の下端部に強度材底板を固着した強度材容器
と、チタンの平板をポンチ並びにダイスを用いた深絞り
加工により前記強度材胴部の外径よりやや小径の内径を
有するコップ状の耐食材容器とを作り、該耐食材容器を
ダイスに嵌め込んで加熱しながら前記強度材容器の外側
に圧入して容器本体を形成することを特徴とする密封容
器の製造方法に係るもので、チタンの平板は深絞り加工
に順応してコップ状の耐食容器に成型され、加熱しなが
らのダイスによる圧入工程において、強度材容器により
内径が拡大されて強度材容器の外側に密着する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
示例と共に説明する。
【0019】図6は、本発明の方法に使用する強度材容
器21及び耐食材容器22の実施の形態の一例を示す断
面図であって、強度材容器21は、円筒形状の強度材胴
部23の下端に強度材底板24を溶接25により一体に
固定して製作したもので、上部に上部開口26が備えら
れており、内部には、図12のものと同様に放射性廃棄
物収容体2を収容することができる円筒形状の収容空間
sが形成されるようになっている。
【0020】耐食材容器22は、強度材容器21の強度
材胴部23の外径D1 よりやや小径の内径Dn を有する
コップ状のチタンより成るもので、この耐食材容器22
を製作するためには、図2に示すようにチタンの平板2
7をダイス28の上に載せ、更にチタンの平板27の上
面周囲をリング状のしわ押え板29で押えた状態とし、
チタンの平板27の中心部分にポンチ30を押し付けて
絞り加工すると、図2に二点鎖線で示すように1段絞り
加工品31が成型される。
【0021】この1段絞り加工品31を更に絞り加工す
るため、図3に示すように次の絞り加工を行うためのダ
イス32の上に載せ、1段絞り加工品31とポンチ33
の周囲との間にしわ押え34を介装し、1段絞り加工品
31の中心部分にポンチ30を押し付けて絞り加工する
と、図3に二点鎖線で示すように、1段絞り加工品31
よりも縮径されて深さが深くなった2段絞り加工品35
が成型される。
【0022】チタンは、しわが発生し難く絞り加工に適
する耐食材であるが、高周波誘導加熱コイル等の加熱器
36をダイス32に取り付けておいて、加熱しながら1
段絞り加工品31を絞り加工すれば、チタンが焼鈍され
て一層絞り加工が容易になる。
【0023】2段絞り加工品35を更に絞り加工するた
め、図4に示すように次の絞り加工を行うためのダイス
37の上に載せ、2段絞り加工品35とポンチ38の周
囲との間にしわ押え39を介装し、2段絞り加工品35
の中心部分にポンチ38を押し付けて絞り加工すると、
図4に二点鎖線で示すように、2段絞り加工品35より
も更に縮径されて深さが深くなった3段絞り加工品40
が成型される。この場合のダイス37にも加熱器36を
取り付けておいて、2段絞り加工品35を加熱焼鈍しな
がら絞り加工すれば、極めて容易に絞り加工を行うこと
ができる。
【0024】同様に3段絞り加工品40としたものを図
5に示すように次の絞り加工のダイス41の上に載せ、
3段絞り加工品40とポンチ42の周囲との間にしわ押
え43を介装し、3段絞り加工品40の中心部分にポン
チ42を押し付けて絞り加工すると、図5に二点鎖線で
示すように、3段絞り加工品40よりも更に縮径されて
深さが深くなった吊り用絞り部56を設けた4段絞り加
工品44が成型される。この場合のダイス41にも加熱
器36を取り付けておいて、絞り加工を極めて容易に行
うようにする。
【0025】このように深絞り加工を繰り返した後、4
段絞り加工品44の上端部を水平に切断して、図6に示
すような強度材容器21の強度材胴部23の外径D1
りやや小径の内径Dn を有するコップ状の耐食材容器2
2を製作する。
【0026】次に強度材容器21を逆さにし、図1に示
すように嵌合凸部45を上面に有する支持台46の前記
嵌合凸部45に強度材容器21を嵌めて倒立の固定状態
にする。また耐食材容器22も逆さにしてダイス47の
中に嵌め込む。
【0027】このダイス47の内径D2 は、耐食材容器
22の板厚分だけ強度材胴部23の外径D1 よりも大き
な寸法になっており、ダイス47の外周には、高周波誘
導加熱コイル等の加熱器48が取り付けられている。
【0028】耐食材容器22を図1に示すようにダイス
47の中に嵌め込だ後、加熱器48でダイス47と共に
耐食材容器22を加熱して焼鈍しながら矢印49で示す
ようにダイス47を圧下すると、耐食材容器22は破損
したり、しわができたりすることなく強度材容器21の
外形に順応して強度材容器21の外側に密着し、図7に
示す容器本体50が完成する。
【0029】この容器本体50を図8に示すように上下
の姿勢を元に戻し、放射性廃棄物収容体2を吊降ろして
上部開口51から容器本体50内に収納し、続いて図9
に示すように強度材蓋52を上部開口51に吊降ろした
後、図10に示すように溶接トーチ53により、強度材
蓋52の外周と強度材容器21の上端部内周とを溶接す
る。
【0030】次に、図11に示すように耐食材蓋54を
二点鎖線で示すように容器本体50の上端部に吊降ろ
し、耐食材蓋54の外周下面と耐食材容器22の上端部
とを溶接トーチ53で溶接する。これにより、放射性廃
棄物収容体2は密封容器55に封入される。
【0031】
【発明の効果】本発明は、深絞り加工に適するチタンの
平板を深絞り加工して強度材胴部の外径よりやや小径の
内径を有するコップ状の耐食材容器を作り、このチタン
の耐食材容器を加熱して焼鈍しながら強度材容器の外側
に圧入して容器本体を形成するので、耐食材容器は破損
したり、しわができたりすることなく強度材容器の外側
に隙間なく密着するため、熱伝達が良好で冷却効果の高
い密封容器を極めて容易に製造できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】容器本体を形成する工程の実施の形態の一例を
示す断面図である。
【図2】チタンの平板をポンチとダイスとによる深絞り
加工する最初の工程を示す断面図である。
【図3】チタンをポンチとダイスとにより深絞り加工す
る次の工程を示す断面図である。
【図4】チタンをポンチとダイスとにより深絞り加工す
るさらに次の工程を示す断面図である。
【図5】チタンをポンチとダイスとにより深絞り加工す
る最終工程を示す断面図である。
【図6】本発明の方法に使用する強度材容器及び耐食材
容器の実施の形態の一例を示す断面図である。
【図7】本発明の方法によって形成した容器本体の一例
を示す断面図である。
【図8】本発明の方法によって形成した容器本体に放射
性廃棄物収容体を収容する状態を示す断面図である。
【図9】本発明の方法によって形成した容器本体の開口
部に強度材蓋を嵌める状態を示す断面図である。
【図10】強度材蓋を強度材胴部の上端部に溶接する状
態を示す断面図である。
【図11】耐食材蓋を耐食材容器の上端部に溶接する状
態を示す断面図である。
【図12】近年実験的に考えられている密封容器の一例
を示す断面図である。
【図13】図12の強度材胴部に強度材蓋を溶接して強
度材容器を構成する状態を示す断面図である。
【図14】耐食材リング蓋を溶接して耐食材容器を構成
する状態を示す断面図である。
【符号の説明】
21 強度材容器 22 耐食材容器 23 強度材胴部 24 強度材底板 27 チタンの平板 28,32,37,41,47 ダイス 30,33,38,42 ポンチ 50 容器本体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒形状の強度材胴部の下端部に強度材
    底板を固着した強度材容器と、チタンの平板をポンチ並
    びにダイスを用いた深絞り加工により前記強度材胴部の
    外径よりやや小径の内径を有するコップ状の耐食材容器
    とを作り、該耐食材容器をダイスに嵌め込んで加熱しな
    がら前記強度材容器の外側に圧入して容器本体を形成す
    ることを特徴とする密封容器の製造方法。
JP10049359A 1998-03-02 1998-03-02 密封容器の製造方法 Pending JPH11245121A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020090358A (ko) * 2001-05-23 2002-12-05 김영수 방사능 차폐용기 성형장치 및 성형방법

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