JPH11245351A - ポリオレフィン系積層フィルム - Google Patents
ポリオレフィン系積層フィルムInfo
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- JPH11245351A JPH11245351A JP36665098A JP36665098A JPH11245351A JP H11245351 A JPH11245351 A JP H11245351A JP 36665098 A JP36665098 A JP 36665098A JP 36665098 A JP36665098 A JP 36665098A JP H11245351 A JPH11245351 A JP H11245351A
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- Japan
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- layer
- polymer
- crystalline
- polyolefin
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Abstract
(57)【要約】
【課題】表面の印刷性、ガゼット部の溶断シール強度に
優れ、フィルム巻き製品の端面の着色、経時後の透明性
の悪化、不快な臭いのないポリオレフィン系積層フィル
ムを提供すること。 【解決手段】重量平均分子量(Mw)と数平均分子量
(Mn)の比で表される分子量分布(Mw/Mn)が
1.8〜4.0、かつ10℃を測定開始温度とした温度
上昇溶離分別溶出曲線において30℃以上の溶出成分の
ピークが一つで、該ピーク温度が70〜120℃以下で
あり、該ピークの高さの1/2の溶出温度幅が2.5〜
6℃である結晶性プロピレン系重合体50ないし99重
量%と、X線回折測定による結晶化度が0〜30%の低
結晶性または非結晶性オレフィン系重合体50ないし1
重量%とからなる樹脂組成物の層(A)と、ポリオレフ
ィンからなる層(B)との積層体であり、該層(A)が
表層であるポリオレフィン系積層フィルムである。
優れ、フィルム巻き製品の端面の着色、経時後の透明性
の悪化、不快な臭いのないポリオレフィン系積層フィル
ムを提供すること。 【解決手段】重量平均分子量(Mw)と数平均分子量
(Mn)の比で表される分子量分布(Mw/Mn)が
1.8〜4.0、かつ10℃を測定開始温度とした温度
上昇溶離分別溶出曲線において30℃以上の溶出成分の
ピークが一つで、該ピーク温度が70〜120℃以下で
あり、該ピークの高さの1/2の溶出温度幅が2.5〜
6℃である結晶性プロピレン系重合体50ないし99重
量%と、X線回折測定による結晶化度が0〜30%の低
結晶性または非結晶性オレフィン系重合体50ないし1
重量%とからなる樹脂組成物の層(A)と、ポリオレフ
ィンからなる層(B)との積層体であり、該層(A)が
表層であるポリオレフィン系積層フィルムである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面の印刷性、ガ
ゼット部の溶断シール強度に優れるポリオレフィン系積
層フィルムに関する。
ゼット部の溶断シール強度に優れるポリオレフィン系積
層フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリオレフィン系フィルムは食
品、衣料、雑貨等の包装用として使用され、そのフィル
ム表面は、必要に応じて印刷処理が施される。
品、衣料、雑貨等の包装用として使用され、そのフィル
ム表面は、必要に応じて印刷処理が施される。
【0003】しかしながら、ポリオレフィン系フィルム
は、無極性のために印刷性に劣ることが知られており、
通常これを改善するためにフィルム表面にコロナ放電処
理を施すことが行われている。一方で、コロナ放電処理
を施したフィルムは、溶断シールした場合の溶断シール
強度が低下することも知られている。特にコロナ放電処
理を施したポリオレフィン系フィルムを、コロナ放電処
理面が袋の外面としたガゼット入りの包装袋用に使用し
た場合には、コロナ放電処理面同士が溶断シールされる
ことになるため、ガゼット部の溶断シール強度が低下
し、実用に供し得ないという問題があった。
は、無極性のために印刷性に劣ることが知られており、
通常これを改善するためにフィルム表面にコロナ放電処
理を施すことが行われている。一方で、コロナ放電処理
を施したフィルムは、溶断シールした場合の溶断シール
強度が低下することも知られている。特にコロナ放電処
理を施したポリオレフィン系フィルムを、コロナ放電処
理面が袋の外面としたガゼット入りの包装袋用に使用し
た場合には、コロナ放電処理面同士が溶断シールされる
ことになるため、ガゼット部の溶断シール強度が低下
し、実用に供し得ないという問題があった。
【0004】このため、ガゼット入りの包装袋用途にポ
リオレフィン系フィルムを使用し印刷する場合には、ガ
ゼット部の溶断シール強度の低下を防ぐためにフィルム
表面のコロナ放電処理を施さずに、特殊な印刷インキが
使用されていた。しかしながら、フィルム表面にコロナ
放電処理を施していないため、特殊なインキを使用して
も、フィルムと印刷インキの接着性が不十分であり、油
や輸送時のフィルム面同士の摩擦によるインキ落ちとい
う問題があった。
リオレフィン系フィルムを使用し印刷する場合には、ガ
ゼット部の溶断シール強度の低下を防ぐためにフィルム
表面のコロナ放電処理を施さずに、特殊な印刷インキが
使用されていた。しかしながら、フィルム表面にコロナ
放電処理を施していないため、特殊なインキを使用して
も、フィルムと印刷インキの接着性が不十分であり、油
や輸送時のフィルム面同士の摩擦によるインキ落ちとい
う問題があった。
【0005】そのため、特開平8−281885号公報
には、フィルムに印刷性を付与すると同時に、ガゼット
部の溶断シール強度の低下の少ないポリオレフィン系フ
ィルムを得るために、重量平均分子量(Mw)と数平均
分子量(Mn)の比で表される分子量分布(Mw/M
n)が2.5ないし4.0の結晶性プロピレン系重合体
と低結晶性または非結晶性オレフィン系共重合体とから
なる樹脂組成物の層を少なくとも一表面層に有するポリ
オレフィン系積層フィルムが開示されている。
には、フィルムに印刷性を付与すると同時に、ガゼット
部の溶断シール強度の低下の少ないポリオレフィン系フ
ィルムを得るために、重量平均分子量(Mw)と数平均
分子量(Mn)の比で表される分子量分布(Mw/M
n)が2.5ないし4.0の結晶性プロピレン系重合体
と低結晶性または非結晶性オレフィン系共重合体とから
なる樹脂組成物の層を少なくとも一表面層に有するポリ
オレフィン系積層フィルムが開示されている。
【0006】しかしながら、この方法により、上記課題
をある程度改良することができるが、その改良効果はま
だ充分なものではなく更なる改良が望まれていた。
をある程度改良することができるが、その改良効果はま
だ充分なものではなく更なる改良が望まれていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、表面の印刷
性、フィルムに印刷性を付与すると同時に、ガゼット部
の溶断シール強度に優れたフィルムを提供することにあ
る。
性、フィルムに印刷性を付与すると同時に、ガゼット部
の溶断シール強度に優れたフィルムを提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために提案されたものであって、コロナ放電処理
を施す表層に特定の樹脂組成物を用いたポリオレフィン
系積層フィルムが印刷性に優れるとともにガゼット部の
溶断シール強度に優れるという本発明者らによって確認
された新たな知見を基に完成されたものである。
成するために提案されたものであって、コロナ放電処理
を施す表層に特定の樹脂組成物を用いたポリオレフィン
系積層フィルムが印刷性に優れるとともにガゼット部の
溶断シール強度に優れるという本発明者らによって確認
された新たな知見を基に完成されたものである。
【0009】即ち、本発明は、重量平均分子量(以下、
Mwと略す)と数平均分子量(以下、Mnと略す)の比
で表される分子量分布(Mw/Mn)が1.8〜4.
0、かつ10℃を測定開始温度とした温度上昇溶離分別
(以下、TREFと略す)溶出曲線において30℃以上
の溶出成分のピークが一つで、該ピーク温度が70〜1
20℃であり、該ピークの高さの1/2の溶出温度幅
(以下、半値幅と略す)が2.5〜6℃以下である結晶
性プロピレン系重合体50ないし99重量%と、X線回
折測定による結晶化度が0〜30%である低結晶性また
は非結晶性オレフィン系重合体50ないし1重量%とか
らなる樹脂組成物の層(A)と、ポリオレフィンからな
る層(B)との積層体からなり、該層(A)が表層であ
ることを特徴とするポリオレフィン系積層フィルムであ
る。
Mwと略す)と数平均分子量(以下、Mnと略す)の比
で表される分子量分布(Mw/Mn)が1.8〜4.
0、かつ10℃を測定開始温度とした温度上昇溶離分別
(以下、TREFと略す)溶出曲線において30℃以上
の溶出成分のピークが一つで、該ピーク温度が70〜1
20℃であり、該ピークの高さの1/2の溶出温度幅
(以下、半値幅と略す)が2.5〜6℃以下である結晶
性プロピレン系重合体50ないし99重量%と、X線回
折測定による結晶化度が0〜30%である低結晶性また
は非結晶性オレフィン系重合体50ないし1重量%とか
らなる樹脂組成物の層(A)と、ポリオレフィンからな
る層(B)との積層体からなり、該層(A)が表層であ
ることを特徴とするポリオレフィン系積層フィルムであ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明で用いる層(A)原料の結
晶性プロピレン系重合体は、以下で示す特性を有してい
ることが必要である。
晶性プロピレン系重合体は、以下で示す特性を有してい
ることが必要である。
【0011】即ち、上記結晶性プロピレン系重合体の1
0℃を測定開始温度としたTREF溶出曲線において3
0℃以上の溶出成分のピークが一つであることが必要で
ある。該ピーク温度が2つ以上の場合、本発明の本来の
目的である溶断シール強度の改良効果が認められないの
で好ましくない。
0℃を測定開始温度としたTREF溶出曲線において3
0℃以上の溶出成分のピークが一つであることが必要で
ある。該ピーク温度が2つ以上の場合、本発明の本来の
目的である溶断シール強度の改良効果が認められないの
で好ましくない。
【0012】また、かつ10℃を測定開始温度としたT
REF溶出曲線において30℃以上の溶出成分のピーク
の半値幅が2.5〜6.0℃であることが必要であり、
好ましくは2.5〜5.0℃であり、より好ましくは
2.5〜4.0℃である。上記半値幅が、半値幅が6℃
を越える場合には、本発明の本来の目的である溶断シー
ル強度の改良効果が認められないので好ましくない。一
方、TREF溶出曲線の半値幅が2.5℃以下ものは製
造が非常に困難となるため好ましくない。
REF溶出曲線において30℃以上の溶出成分のピーク
の半値幅が2.5〜6.0℃であることが必要であり、
好ましくは2.5〜5.0℃であり、より好ましくは
2.5〜4.0℃である。上記半値幅が、半値幅が6℃
を越える場合には、本発明の本来の目的である溶断シー
ル強度の改良効果が認められないので好ましくない。一
方、TREF溶出曲線の半値幅が2.5℃以下ものは製
造が非常に困難となるため好ましくない。
【0013】さらに、10℃を測定開始温度としたTR
EF溶出曲線において30℃以上の溶出成分のピーク温
度が70〜120℃であることが必要であり、好ましく
は、75〜115℃であり、より好ましくは80〜11
0℃である。上記ピーク温度が120℃より大きい場
合、本発明の本来の目的である溶断シール強度の改良効
果が認められないので好ましくない。一方、上記ピーク
温度が70℃未満の場合は、製膜が困難になる為に好ま
しくない。
EF溶出曲線において30℃以上の溶出成分のピーク温
度が70〜120℃であることが必要であり、好ましく
は、75〜115℃であり、より好ましくは80〜11
0℃である。上記ピーク温度が120℃より大きい場
合、本発明の本来の目的である溶断シール強度の改良効
果が認められないので好ましくない。一方、上記ピーク
温度が70℃未満の場合は、製膜が困難になる為に好ま
しくない。
【0014】本発明において、上記TREF溶出曲線に
おける半値幅およびピーク温度を上記範囲にすること
が、本発明の目的である印刷性および溶断シール強度を
向上させるために特に必要である。
おける半値幅およびピーク温度を上記範囲にすること
が、本発明の目的である印刷性および溶断シール強度を
向上させるために特に必要である。
【0015】また、MwとMnの比で表される分子量分
布(Mw/Mn)が1.8ないし4.0であることが必
要であり、好ましくは1.8〜3.5であり、より好ま
しくは2.0〜3.0である。上記分子量分布が4.0
を越える場合は、本発明の本来の目的である溶断シール
強度の改良効果が認められないので好ましくない。一
方、上記分子量分布が1.8未満の場合は、製造が困難
になる為に好ましくない。
布(Mw/Mn)が1.8ないし4.0であることが必
要であり、好ましくは1.8〜3.5であり、より好ま
しくは2.0〜3.0である。上記分子量分布が4.0
を越える場合は、本発明の本来の目的である溶断シール
強度の改良効果が認められないので好ましくない。一
方、上記分子量分布が1.8未満の場合は、製造が困難
になる為に好ましくない。
【0016】本発明の結晶性プロピレン系重合体の代表
的なTREFのチャートを図1に示す。図1に示すよう
に本発明の結晶性プロピレン系重合体は、30℃以上の
ピークが一つである。また、半値幅とは、図1に示すよ
うに該溶出ピークにおけるピークの高さの1/2の高さ
での溶出温度幅である。
的なTREFのチャートを図1に示す。図1に示すよう
に本発明の結晶性プロピレン系重合体は、30℃以上の
ピークが一つである。また、半値幅とは、図1に示すよ
うに該溶出ピークにおけるピークの高さの1/2の高さ
での溶出温度幅である。
【0017】本発明で用いる結晶性プロピレン系重合体
は、上記特性を有していれば特に制限されないが、以下
の特性を有していることが好ましい。
は、上記特性を有していれば特に制限されないが、以下
の特性を有していることが好ましい。
【0018】本発明で用いる結晶性プロピレン系重合体
は、プロピレン単独重合体またはプロピレンと他のα−
オレフィンとを共重合してなるランダム共重合体である
ことが好ましい。結晶性プロピレン系重合体中における
プロピレンから誘導される構造単位は93〜100モル
%、好ましくは95〜100モル%、共重合モノマーか
ら誘導される構造単位は0〜7モル%、好ましくは0〜
5モル%であるのが好ましい。上記α−オレフィンとし
ては、エチレン、1−ブテン、1−ペンテン、3−メチ
ル−1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキ
セン、1−オクテン、1−デセンなどが例示できる。具
体的に重合体を例示すると、プロピレン単独重合体、プ
ロピレン・エチレン共重合体、プロピレン・1−ブテン
共重合体、プロピレン・エチレン・1−ブテン共重合
体、プロピレン・1−ヘキセン共重合体、プロピレン・
3−メチル−1−ブテン、プロピレン・4−メチル−1
−ペンテン共重合体等を挙げることができる。
は、プロピレン単独重合体またはプロピレンと他のα−
オレフィンとを共重合してなるランダム共重合体である
ことが好ましい。結晶性プロピレン系重合体中における
プロピレンから誘導される構造単位は93〜100モル
%、好ましくは95〜100モル%、共重合モノマーか
ら誘導される構造単位は0〜7モル%、好ましくは0〜
5モル%であるのが好ましい。上記α−オレフィンとし
ては、エチレン、1−ブテン、1−ペンテン、3−メチ
ル−1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキ
セン、1−オクテン、1−デセンなどが例示できる。具
体的に重合体を例示すると、プロピレン単独重合体、プ
ロピレン・エチレン共重合体、プロピレン・1−ブテン
共重合体、プロピレン・エチレン・1−ブテン共重合
体、プロピレン・1−ヘキセン共重合体、プロピレン・
3−メチル−1−ブテン、プロピレン・4−メチル−1
−ペンテン共重合体等を挙げることができる。
【0019】本発明で用いる結晶性プロピレン系重合体
の結晶化度は、30%以上であることが好ましく、より
好ましくは35%以上、さらに好ましくは40%以上で
あることが好適である。上記結晶化度が30%より低い
場合は、製膜が困難となるとともに、溶断シール強度の
改良効果が不十分であり好ましくない。
の結晶化度は、30%以上であることが好ましく、より
好ましくは35%以上、さらに好ましくは40%以上で
あることが好適である。上記結晶化度が30%より低い
場合は、製膜が困難となるとともに、溶断シール強度の
改良効果が不十分であり好ましくない。
【0020】本発明で用いる結晶性プロピレン系重合体
の融点は、110〜160℃であることが好ましく、よ
り好ましくは120〜155℃である。
の融点は、110〜160℃であることが好ましく、よ
り好ましくは120〜155℃である。
【0021】また、本発明で用いる結晶性プロピレン系
重合体のメルトフローインデックス(230℃、2.1
6kg荷重、10分間、以下、MIと略す。)は、押出
特性あるいはフィルム製膜性の点から1ないし50g/
10分であることが好ましく、さらに5ないし40g/
10分の範囲であることがより好ましい。
重合体のメルトフローインデックス(230℃、2.1
6kg荷重、10分間、以下、MIと略す。)は、押出
特性あるいはフィルム製膜性の点から1ないし50g/
10分であることが好ましく、さらに5ないし40g/
10分の範囲であることがより好ましい。
【0022】本発明で用いる結晶性プロピレン系重合体
の製造法は、前記要件を満たす樹脂が得られる方法であ
れば、特に制限なく用いることができるが、有機過酸化
物等による減成手段を使用する方法は、前記要件を満た
していても、フィルム巻き製品の端面の着色、不快な臭
いが生じるため好ましくない。
の製造法は、前記要件を満たす樹脂が得られる方法であ
れば、特に制限なく用いることができるが、有機過酸化
物等による減成手段を使用する方法は、前記要件を満た
していても、フィルム巻き製品の端面の着色、不快な臭
いが生じるため好ましくない。
【0023】したがって、上記有機過酸化物等による減
成手段を使用する方法以外の、例えば以下の方法により
好適に製造することができる。
成手段を使用する方法以外の、例えば以下の方法により
好適に製造することができる。
【0024】即ち、メタロセン化合物(以下、A成分と
略す)およびアルミノキサン化合物もしくは非配位性イ
オン化合物(以下、B成分と略す)を必須成分とし、任
意成分として有機アルミニウム化合物(以下、C成分と
略す)からなる触媒を用いてプロピレンを単独重合また
はプロピレンとエチレンおよび/または炭素数4から1
6のα−オレフィンをランダム共重合する方法が挙げら
れる。
略す)およびアルミノキサン化合物もしくは非配位性イ
オン化合物(以下、B成分と略す)を必須成分とし、任
意成分として有機アルミニウム化合物(以下、C成分と
略す)からなる触媒を用いてプロピレンを単独重合また
はプロピレンとエチレンおよび/または炭素数4から1
6のα−オレフィンをランダム共重合する方法が挙げら
れる。
【0025】上記A成分は、公知のものが何ら制限なく
使用できるが、その中でも下記式(1)
使用できるが、その中でも下記式(1)
【0026】
【化1】
【0027】(式中、Mは、周期律表第IVb族の遷移
金属原子を示す。(C5H4ーmR1 m)、(C5H4ーnR2 n)
は置換シクロペンタジエニル基を示し、mおよびnは、
1〜3の整数であり、R1およびR2は、互いに同一でも
異なっていてもよい、炭素原子数が1〜20の炭化水素
基、ケイ素含有炭化水素基、またはシクロペンタジエニ
ル環上の2個の炭素原子と結合して炭化水素で置換され
ていてもよい1つ以上の炭化水素環を形成している炭化
水素基である。Qは、(C5H4ーmR1 m)および(C5H
4ーnR2 n)を架橋可能な基であって、2価の、炭化水素
基、非置換シリレン基または炭化水素置換シリレン基で
ある。X1およびX2は、同一または異なっていてもよ
い、水素、ハロゲンまたは炭化水素基を示す。)で表さ
れるキラルな化合物が好適に用いることができる。より
好ましくは、式(1)において、Mがジルコニウム、ハ
フニウム原子であり、R1、R2が同一もしくは異なる炭
素数1〜20の炭化水素基、X1およびX2が、同一もし
くは異なるハロゲン原子または、炭化水素基、Qが、炭
化水素置換シリレン基であるキラルな化合物が好適であ
る。
金属原子を示す。(C5H4ーmR1 m)、(C5H4ーnR2 n)
は置換シクロペンタジエニル基を示し、mおよびnは、
1〜3の整数であり、R1およびR2は、互いに同一でも
異なっていてもよい、炭素原子数が1〜20の炭化水素
基、ケイ素含有炭化水素基、またはシクロペンタジエニ
ル環上の2個の炭素原子と結合して炭化水素で置換され
ていてもよい1つ以上の炭化水素環を形成している炭化
水素基である。Qは、(C5H4ーmR1 m)および(C5H
4ーnR2 n)を架橋可能な基であって、2価の、炭化水素
基、非置換シリレン基または炭化水素置換シリレン基で
ある。X1およびX2は、同一または異なっていてもよ
い、水素、ハロゲンまたは炭化水素基を示す。)で表さ
れるキラルな化合物が好適に用いることができる。より
好ましくは、式(1)において、Mがジルコニウム、ハ
フニウム原子であり、R1、R2が同一もしくは異なる炭
素数1〜20の炭化水素基、X1およびX2が、同一もし
くは異なるハロゲン原子または、炭化水素基、Qが、炭
化水素置換シリレン基であるキラルな化合物が好適であ
る。
【0028】具体的なA成分を例示するとrac−ジメ
チルシリレン(2,4−ジメチルシクロペンタジエニ
ル)(3’,5’−ジメチルシクロペンタジエニル)ジ
ルコニウムジクロライド、rac−ジメチルシリレン
(2,4−ジメチルシクロペンタジエニル)(3’,
5’−ジメチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジ
メチル、rac−ジメチルシリレン(2,3,5−トリ
メチルシクロペンタジエニル)(2’,4’,5’トリ
メチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロライ
ド、rac−ジメチルシリレン(2,3,5−トリメチ
ルシクロペンタジエニル)(2’,4’5’,5’−ト
リメチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジメチ
ル、rac−ジメチルシリレンビス(2−メチル−イン
デニル)ジルコニウムジクロライド、rac−ジフェニ
ルシリレンビス(2−メチル−インデニル)ジルコニウ
ムジクロライド、rac−ジメチルシリレンビス(2−
メチル−インデニル)ジルコニウムジメチル、rac−
ジフェニルシリレンビス(2−メチル−インデニル)ジ
ルコニウムジメチル、rac−ジメチルシリレンビス
(2−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロインデニ
ル)ジルコニウムジクロライド、rac−ジフェニルシ
リレンビス(2−メチル−4,5,6,7−テトラヒド
ロインデニル)ジルコニウムジクロライド、rac−ジ
メチルシリレンビス(2−メチル−4,5,6,7−テ
トラヒドロインデニル)ジルコニウムジメチル、rac
−ジフェニルシリレンビス(2−メチル−4,5,6,
7−テトラヒドロインデニル)ジルコニウムジメチル、
rac−ジメチルシリレンビス(2,4−ジメチル−イ
ンデニル)ジルコニウムジクロライド、rac−ジフェ
ニルシリレンビス(2,4−ジメチル−インデニル)ジ
ルコニウムジクロライド、rac−ジメチルシリレンビ
ス(2,4−ジメチル−インデニル)ジルコニウムジメ
チル、rac−ジフェニルシリレンビス(2,4−ジメ
チル−インデニル)ジルコニウムジメチル、rac−ジ
メチルシリレンビス(2−メチル−4−イソプロピルイ
ンデニル)ジルコニウムジクロライド、rac−ジフェ
ニルシリレンビス(2−メチル−4−イソプロピルイン
デニル)ジルコニウムジクロライド、rac−ジメチル
シリレンビス(2−メチル−4−イソプロピルインデニ
ル)ジルコニウムジメチル、rac−ジフェニルシリレ
ンビス(2−メチル−4−イソプロピルインデニル)ジ
ルコニウムジメチル、rac−ジメチルシリレンビス
(2−メチル−4,6−ジイソプロピルインデニル)ジ
ルコニウムジクロライド、rac−ジフェニルシリレン
ビス(2−メチル−4,6−ジイソプロピルインデニ
ル)ジルコニウムジクロライド、rac−ジメチルシリ
レンビス(2−メチル−4,6−ジイソプロピルインデ
ニル)ジルコニウムジメチル、rac−ジフェニルシリ
レンビス(2−メチル−4,6−ジイソプロピルインデ
ニル)ジルコニウムジメチル、rac−ジメチルシリレ
ンビス(2−メチル−4−t−ブチルインデニル)ジル
コニウムジクロライド、rac−ジフェニルシリレンビ
ス(2−メチル−4−t−ブチルインデニル)ジルコニ
ウムジクロライド、rac−ジメチルシリレンビス(2
−メチル−4−t−ブチルインデニル)ジルコニウムジ
メチル、rac−ジフェニルシリレンビス(2−メチル
−4−t−ブチルインデニル)ジルコニウムジメチル、
rac−ジメチルシリレンビス(2−メチル−4−フェ
ニルインデニル)ジルコニウムジクロライド、rac−
ジフェニルシリレンビス(2−メチル−4−フェニルイ
ンデニル)ジルコニウムジクロライド、rac−ジメチ
ルシリレンビス(2−メチル−4−フェニルインデニ
ル)ジルコニウムジメチル、rac−ジフェニルシリレ
ンビス(2−メチル−4−フェニルインデニル)ジルコ
ニウムジメチル、rac−ジメチルシリレンビス(2−
メチル−4−ナフチルインデニル)ジルコニウムジクロ
ライド、rac−ジフェニルシリレンビス(2−メチル
−4−ナフチルインデニル)ジルコニウムジクロライ
ド、rac−ジメチルシリレンビス(2−メチル−4−
ナフチルインデニル)ジルコニウムジメチル、rac−
ジフェニルシリレンビス(2−メチル−4−ナフチルイ
ンデニル)ジルコニウムジメチル、rac−ジメチルシ
リレンビス(2−メチル−ベンズインデニル)ジルコニ
ウムジクロライド、rac−ジフェニルシリレンビス
(2−メチル−ベンズインデニル)ジルコニウムジクロ
ライド、rac−ジメチルシリレンビス(2−メチル−
ベンズインデニル)ジルコニウムジメチル、rac−ジ
フェニルシリレンビス(2−メチル−ベンズインデニ
ル)ジルコニウムジメチル等が挙げられる。また、上記
のジルコニウムをハフニウムに代えた化合物も好適に用
いられる。
チルシリレン(2,4−ジメチルシクロペンタジエニ
ル)(3’,5’−ジメチルシクロペンタジエニル)ジ
ルコニウムジクロライド、rac−ジメチルシリレン
(2,4−ジメチルシクロペンタジエニル)(3’,
5’−ジメチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジ
メチル、rac−ジメチルシリレン(2,3,5−トリ
メチルシクロペンタジエニル)(2’,4’,5’トリ
メチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロライ
ド、rac−ジメチルシリレン(2,3,5−トリメチ
ルシクロペンタジエニル)(2’,4’5’,5’−ト
リメチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジメチ
ル、rac−ジメチルシリレンビス(2−メチル−イン
デニル)ジルコニウムジクロライド、rac−ジフェニ
ルシリレンビス(2−メチル−インデニル)ジルコニウ
ムジクロライド、rac−ジメチルシリレンビス(2−
メチル−インデニル)ジルコニウムジメチル、rac−
ジフェニルシリレンビス(2−メチル−インデニル)ジ
ルコニウムジメチル、rac−ジメチルシリレンビス
(2−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロインデニ
ル)ジルコニウムジクロライド、rac−ジフェニルシ
リレンビス(2−メチル−4,5,6,7−テトラヒド
ロインデニル)ジルコニウムジクロライド、rac−ジ
メチルシリレンビス(2−メチル−4,5,6,7−テ
トラヒドロインデニル)ジルコニウムジメチル、rac
−ジフェニルシリレンビス(2−メチル−4,5,6,
7−テトラヒドロインデニル)ジルコニウムジメチル、
rac−ジメチルシリレンビス(2,4−ジメチル−イ
ンデニル)ジルコニウムジクロライド、rac−ジフェ
ニルシリレンビス(2,4−ジメチル−インデニル)ジ
ルコニウムジクロライド、rac−ジメチルシリレンビ
ス(2,4−ジメチル−インデニル)ジルコニウムジメ
チル、rac−ジフェニルシリレンビス(2,4−ジメ
チル−インデニル)ジルコニウムジメチル、rac−ジ
メチルシリレンビス(2−メチル−4−イソプロピルイ
ンデニル)ジルコニウムジクロライド、rac−ジフェ
ニルシリレンビス(2−メチル−4−イソプロピルイン
デニル)ジルコニウムジクロライド、rac−ジメチル
シリレンビス(2−メチル−4−イソプロピルインデニ
ル)ジルコニウムジメチル、rac−ジフェニルシリレ
ンビス(2−メチル−4−イソプロピルインデニル)ジ
ルコニウムジメチル、rac−ジメチルシリレンビス
(2−メチル−4,6−ジイソプロピルインデニル)ジ
ルコニウムジクロライド、rac−ジフェニルシリレン
ビス(2−メチル−4,6−ジイソプロピルインデニ
ル)ジルコニウムジクロライド、rac−ジメチルシリ
レンビス(2−メチル−4,6−ジイソプロピルインデ
ニル)ジルコニウムジメチル、rac−ジフェニルシリ
レンビス(2−メチル−4,6−ジイソプロピルインデ
ニル)ジルコニウムジメチル、rac−ジメチルシリレ
ンビス(2−メチル−4−t−ブチルインデニル)ジル
コニウムジクロライド、rac−ジフェニルシリレンビ
ス(2−メチル−4−t−ブチルインデニル)ジルコニ
ウムジクロライド、rac−ジメチルシリレンビス(2
−メチル−4−t−ブチルインデニル)ジルコニウムジ
メチル、rac−ジフェニルシリレンビス(2−メチル
−4−t−ブチルインデニル)ジルコニウムジメチル、
rac−ジメチルシリレンビス(2−メチル−4−フェ
ニルインデニル)ジルコニウムジクロライド、rac−
ジフェニルシリレンビス(2−メチル−4−フェニルイ
ンデニル)ジルコニウムジクロライド、rac−ジメチ
ルシリレンビス(2−メチル−4−フェニルインデニ
ル)ジルコニウムジメチル、rac−ジフェニルシリレ
ンビス(2−メチル−4−フェニルインデニル)ジルコ
ニウムジメチル、rac−ジメチルシリレンビス(2−
メチル−4−ナフチルインデニル)ジルコニウムジクロ
ライド、rac−ジフェニルシリレンビス(2−メチル
−4−ナフチルインデニル)ジルコニウムジクロライ
ド、rac−ジメチルシリレンビス(2−メチル−4−
ナフチルインデニル)ジルコニウムジメチル、rac−
ジフェニルシリレンビス(2−メチル−4−ナフチルイ
ンデニル)ジルコニウムジメチル、rac−ジメチルシ
リレンビス(2−メチル−ベンズインデニル)ジルコニ
ウムジクロライド、rac−ジフェニルシリレンビス
(2−メチル−ベンズインデニル)ジルコニウムジクロ
ライド、rac−ジメチルシリレンビス(2−メチル−
ベンズインデニル)ジルコニウムジメチル、rac−ジ
フェニルシリレンビス(2−メチル−ベンズインデニ
ル)ジルコニウムジメチル等が挙げられる。また、上記
のジルコニウムをハフニウムに代えた化合物も好適に用
いられる。
【0029】前記B成分は、公知のものを何ら制限なく
使用できるが、その中でも以下に示すものが好適に使用
できる。
使用できるが、その中でも以下に示すものが好適に使用
できる。
【0030】アルミノキサン化合物は、下記式(2)ま
たは(3)で表されるアルミニウム化合物が好適であ
る。
たは(3)で表されるアルミニウム化合物が好適であ
る。
【0031】
【化2】
【0032】
【化3】
【0033】式(2)または(3)において、R3およ
びR4は、それぞれ炭素数が1〜6、好ましくは1〜4
のアルキル基であり、メチル基、エチル基、プロピル
基、ブチル基、イソブチル基が挙げられる。これらのう
ち特に好ましいのはメチル基である。pおよびqは、そ
れぞれ4〜100の整数であり、好ましくは、6〜8
0、特に好ましくは10〜60である。
びR4は、それぞれ炭素数が1〜6、好ましくは1〜4
のアルキル基であり、メチル基、エチル基、プロピル
基、ブチル基、イソブチル基が挙げられる。これらのう
ち特に好ましいのはメチル基である。pおよびqは、そ
れぞれ4〜100の整数であり、好ましくは、6〜8
0、特に好ましくは10〜60である。
【0034】上記のアルミノキサン化合物の製造方法
は、公知の種々の方法を採用すればよく、例えば、トリ
アルキルアルミニウムを炭化水素溶媒中、直接水と反応
させる方法、結晶水を有する硫酸銅水和物、硫酸アルミ
ニウム水和物、含水させたシリカゲル等を用いて炭化水
素溶媒中で吸着した水分とトリアルキルアルミニウムを
反応させる方法等が例示できる。
は、公知の種々の方法を採用すればよく、例えば、トリ
アルキルアルミニウムを炭化水素溶媒中、直接水と反応
させる方法、結晶水を有する硫酸銅水和物、硫酸アルミ
ニウム水和物、含水させたシリカゲル等を用いて炭化水
素溶媒中で吸着した水分とトリアルキルアルミニウムを
反応させる方法等が例示できる。
【0035】非配位性イオン性化合物は、下記式(4)
で表される化合物が好適である。
で表される化合物が好適である。
【0036】
【化4】
【0037】(式中、Mは、周期律表で示される第3B
族からの原子、X3、X4、X5、X6は、それぞれ水素原
子、ジアルキルアミノ基、アルコキシ基、アリールオキ
シ基、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜20の
アリール基、アルキルアリール基、アリールアルキル
基、置換アルキル基、ハロゲン置換アリール基、有機メ
タロイド基または、ハロゲン原子を示す。Cは、カルボ
ニウム、アンモニウム等のカウンターカチオンを示す。
rは、Mの原子価で1〜7の整数、sは、2〜8の整数
である。) 具体的にこれらの化合物を例示すると、トリエチルアン
モニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレー
ト、トリn−ブチルアンモニウムテトラキス(ペンタフ
ルオロフェニル)ボレート、トリフェニルアンモニウム
テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、メチ
ルアニリニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)
ボレート、ジメチルアニリウムテトラキス(ペンタフル
オロフェニル)ボレート、トリメチルアニリウムテトラ
キス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、トリn−ブ
チルボラン、トリフェニルボラン、トリフェニルカルボ
ニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボラン、
トリス(ペンタフルオロフェニル)ボラン等が挙げられ
る。中でも、トリフェニルカルボニウムテトラキス(ペ
ンタフルオロフェニル)ボラン、トリス(ペンタフルオ
ロフェニル)ボラン、ジメチルアニリウムテトラキス
(ペンタフルオロフェニル)ボレートが好適に用いられ
る。
族からの原子、X3、X4、X5、X6は、それぞれ水素原
子、ジアルキルアミノ基、アルコキシ基、アリールオキ
シ基、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜20の
アリール基、アルキルアリール基、アリールアルキル
基、置換アルキル基、ハロゲン置換アリール基、有機メ
タロイド基または、ハロゲン原子を示す。Cは、カルボ
ニウム、アンモニウム等のカウンターカチオンを示す。
rは、Mの原子価で1〜7の整数、sは、2〜8の整数
である。) 具体的にこれらの化合物を例示すると、トリエチルアン
モニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレー
ト、トリn−ブチルアンモニウムテトラキス(ペンタフ
ルオロフェニル)ボレート、トリフェニルアンモニウム
テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、メチ
ルアニリニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)
ボレート、ジメチルアニリウムテトラキス(ペンタフル
オロフェニル)ボレート、トリメチルアニリウムテトラ
キス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、トリn−ブ
チルボラン、トリフェニルボラン、トリフェニルカルボ
ニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボラン、
トリス(ペンタフルオロフェニル)ボラン等が挙げられ
る。中でも、トリフェニルカルボニウムテトラキス(ペ
ンタフルオロフェニル)ボラン、トリス(ペンタフルオ
ロフェニル)ボラン、ジメチルアニリウムテトラキス
(ペンタフルオロフェニル)ボレートが好適に用いられ
る。
【0038】成分(A)及び/または(B)は、シリカ
ゲルやアルミナ等の無機酸化物、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリスチレン等の有機ポリマーに担持して使
用することも可能である。これら担体に上記触媒成分を
担持すると得られる重合体の粒子性状が向上し、反応器
への重合スケールの防止等、樹脂製造におけるプロセス
適合性を大幅に改良することができる。これら担体の粒
径は一般に0.1〜500μmであり、好ましくは1〜
200μm、更に好ましくは10〜100μmである。
粒径が小さいと生成粒子が微粉状の重合体となり、また
大きすぎると粗大な粒子となるために粉体の取り扱いが
困難となる。これら担体の細孔容積は通常0.1〜5c
m3/gであり、好ましくは0.3〜3cm3/gであ
る。細孔容積はBET法や水銀圧入法などにより測定す
ることができる。
ゲルやアルミナ等の無機酸化物、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリスチレン等の有機ポリマーに担持して使
用することも可能である。これら担体に上記触媒成分を
担持すると得られる重合体の粒子性状が向上し、反応器
への重合スケールの防止等、樹脂製造におけるプロセス
適合性を大幅に改良することができる。これら担体の粒
径は一般に0.1〜500μmであり、好ましくは1〜
200μm、更に好ましくは10〜100μmである。
粒径が小さいと生成粒子が微粉状の重合体となり、また
大きすぎると粗大な粒子となるために粉体の取り扱いが
困難となる。これら担体の細孔容積は通常0.1〜5c
m3/gであり、好ましくは0.3〜3cm3/gであ
る。細孔容積はBET法や水銀圧入法などにより測定す
ることができる。
【0039】A成分及び/またはB成分は、シリカゲル
やアルミナ等の無機酸化物、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリスチレン等の有機ポリマーに担持して使用す
ることも可能である。これら担体に上記触媒成分を担持
すると得られる重合体の粒子性状が向上し、反応器への
重合スケールの防止等、樹脂製造におけるプロセス適合
性を大幅に改良することができる。これら担体の粒径は
一般に0.1〜500μmであり、好ましくは1〜20
0μm、更に好ましくは10〜100μmである。粒径
が小さいと生成粒子が微粉状の重合体となり、また大き
すぎると粗大な粒子となるために粉体の取り扱いが困難
となる。これら担体の細孔容積は通常0.1〜5cm3
/gであり、好ましくは0.3〜3cm3/gである。
細孔容積はBET法や水銀圧入法などにより測定するこ
とができる。
やアルミナ等の無機酸化物、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリスチレン等の有機ポリマーに担持して使用す
ることも可能である。これら担体に上記触媒成分を担持
すると得られる重合体の粒子性状が向上し、反応器への
重合スケールの防止等、樹脂製造におけるプロセス適合
性を大幅に改良することができる。これら担体の粒径は
一般に0.1〜500μmであり、好ましくは1〜20
0μm、更に好ましくは10〜100μmである。粒径
が小さいと生成粒子が微粉状の重合体となり、また大き
すぎると粗大な粒子となるために粉体の取り扱いが困難
となる。これら担体の細孔容積は通常0.1〜5cm3
/gであり、好ましくは0.3〜3cm3/gである。
細孔容積はBET法や水銀圧入法などにより測定するこ
とができる。
【0040】A成分およびB成分の使用量は任意である
が、B成分にアルミノキサン類を用いた場合の該B成分
の使用量(B成分中のAl原子のモル量)は、A成分中
の遷移金属1モルに対して、0.1〜100,000モ
ルが好ましく、より好ましくは1〜50,000モル、
さらに好ましくは10〜30,000モルが好適であ
る。また、B成分に非配位性イオン化合物を用いた場合
のB成分の使用量(B成分中の第3B族原子のモル量)
は、A成分中の遷移金属1モルに対して、0.01〜1
0,000モルが好ましく、より好ましくは0.1〜
5,000モル、さらに好ましくは1〜3,000モル
が好適である。
が、B成分にアルミノキサン類を用いた場合の該B成分
の使用量(B成分中のAl原子のモル量)は、A成分中
の遷移金属1モルに対して、0.1〜100,000モ
ルが好ましく、より好ましくは1〜50,000モル、
さらに好ましくは10〜30,000モルが好適であ
る。また、B成分に非配位性イオン化合物を用いた場合
のB成分の使用量(B成分中の第3B族原子のモル量)
は、A成分中の遷移金属1モルに対して、0.01〜1
0,000モルが好ましく、より好ましくは0.1〜
5,000モル、さらに好ましくは1〜3,000モル
が好適である。
【0041】本発明で必要に応じて用いられるC成分
は、下記式(5)で表わされる化合物が好適である。
は、下記式(5)で表わされる化合物が好適である。
【0042】
【化5】
【0043】(式中、R7は、炭素数1〜10のアルキ
ル基、アリール基等の炭化水素基またはアルコキシ基を
示す。X7はハロゲン原子を示す。tは1ないし3であ
る。) 上記、一般式で表わされる化合物として具体的には、ト
リメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウム、トリ
n−プロピルアルミニウム、トリイソプロピルアルミニ
ウム、トリn−ブチルアルミニウム、トリイソブチルア
ルミニウムトリn−ヘキシルアルミニウム、トリn−オ
クチルアルミニウム、トリn−デシルアルミニウム等の
トリアルキルアルミニウム類、ジエチルアルミニウムモ
ノクロライド、ジエチルアルミニウムモノブロマイド、
ジエチルアルミニウムモノフルオライド等のジアルキル
アルミニウムモノハライド類、メチルアルミニウムセス
キクロライド、エチルアルミニウムセスキクロライド、
エチルアルミニウムジクロライド類のアルキルアルミニ
ウムハライド類、ジエチルアルミニウムモノエトキシ
ド、エチルアルミニウムジエトキシド等のアルコキシア
ルミニウム類が挙げられる。中でも、トリメチルアルミ
ニウム、トリエチルアルミニウム、トリイソブチルアル
ミニウム等のトリアルキルアルミニウムが好適に用いら
れる。
ル基、アリール基等の炭化水素基またはアルコキシ基を
示す。X7はハロゲン原子を示す。tは1ないし3であ
る。) 上記、一般式で表わされる化合物として具体的には、ト
リメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウム、トリ
n−プロピルアルミニウム、トリイソプロピルアルミニ
ウム、トリn−ブチルアルミニウム、トリイソブチルア
ルミニウムトリn−ヘキシルアルミニウム、トリn−オ
クチルアルミニウム、トリn−デシルアルミニウム等の
トリアルキルアルミニウム類、ジエチルアルミニウムモ
ノクロライド、ジエチルアルミニウムモノブロマイド、
ジエチルアルミニウムモノフルオライド等のジアルキル
アルミニウムモノハライド類、メチルアルミニウムセス
キクロライド、エチルアルミニウムセスキクロライド、
エチルアルミニウムジクロライド類のアルキルアルミニ
ウムハライド類、ジエチルアルミニウムモノエトキシ
ド、エチルアルミニウムジエトキシド等のアルコキシア
ルミニウム類が挙げられる。中でも、トリメチルアルミ
ニウム、トリエチルアルミニウム、トリイソブチルアル
ミニウム等のトリアルキルアルミニウムが好適に用いら
れる。
【0044】必要に応じて用いられるC成分の使用量
は、特に制限されないが、一般には、A成分中の遷移金
属1モルに対して、1〜50,000モルが好ましく、
より好ましくは5〜10,000モル、さらに好ましく
は10〜5,000モルである。
は、特に制限されないが、一般には、A成分中の遷移金
属1モルに対して、1〜50,000モルが好ましく、
より好ましくは5〜10,000モル、さらに好ましく
は10〜5,000モルである。
【0045】本発明の無延伸フィルム用ポリプロピレン
系樹脂の製造は、公知の方法が何ら制限なく使用でき、
たとえば、ブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、イ
ソオクタン等の脂肪族炭化水素、シクロペンタン、シク
ロヘキサン、メチルシクロヘキサン等の脂肪族炭化水
素、トルエン、キシレン、エチルベンゼン等の芳香族炭
化水素、ガソリン留分や水素化ジーゼル油留分等の不活
性溶媒中で重合を行うスラリー重合、プロピレン自身を
溶媒として用いるバルク重合、プロピレン気相中で行う
気相重合の公知の重合プロセスのいずれも好適に用いら
れる。
系樹脂の製造は、公知の方法が何ら制限なく使用でき、
たとえば、ブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、イ
ソオクタン等の脂肪族炭化水素、シクロペンタン、シク
ロヘキサン、メチルシクロヘキサン等の脂肪族炭化水
素、トルエン、キシレン、エチルベンゼン等の芳香族炭
化水素、ガソリン留分や水素化ジーゼル油留分等の不活
性溶媒中で重合を行うスラリー重合、プロピレン自身を
溶媒として用いるバルク重合、プロピレン気相中で行う
気相重合の公知の重合プロセスのいずれも好適に用いら
れる。
【0046】上記重合の重合温度は、好ましくは−10
〜200℃、より好ましくは20〜150℃である。
〜200℃、より好ましくは20〜150℃である。
【0047】重合に際して、上記した触媒成分であるA
成分、B成分および/またはC成分は、予め不活性溶媒
中で混合したものを重合系内に供給してもよく、各成分
を別々に供給しても良い。またこれら触媒成分の供給順
序も何ら制限されない。さらに、分子量調節剤として水
素を共存させることもできる。
成分、B成分および/またはC成分は、予め不活性溶媒
中で混合したものを重合系内に供給してもよく、各成分
を別々に供給しても良い。またこれら触媒成分の供給順
序も何ら制限されない。さらに、分子量調節剤として水
素を共存させることもできる。
【0048】また、本重合に先だって、触媒成分である
A成分、B成分および/またはC成分を組み合わせた触
媒に不活性溶媒中で少量のα−オレフィンをA成分中の
遷移金属1モル当たり1g〜10kgを予備重合させた
のち本重合を行うこともできる。予備重合に使用可能な
α−オレフィンとしては、炭素数2〜12のα−オレフ
ィンが挙げられる。具体的にはエチレン、プロピレン、
1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテ
ン、4−メチル−1−ペンテン等が挙げられ、特にエチ
レン、プロピレン、4−メチル−1−ペンテンが好まし
く用いられる。
A成分、B成分および/またはC成分を組み合わせた触
媒に不活性溶媒中で少量のα−オレフィンをA成分中の
遷移金属1モル当たり1g〜10kgを予備重合させた
のち本重合を行うこともできる。予備重合に使用可能な
α−オレフィンとしては、炭素数2〜12のα−オレフ
ィンが挙げられる。具体的にはエチレン、プロピレン、
1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテ
ン、4−メチル−1−ペンテン等が挙げられ、特にエチ
レン、プロピレン、4−メチル−1−ペンテンが好まし
く用いられる。
【0049】本発明の無延伸フィルム用ポリプロピレン
系樹脂は、本発明の目的が損なわれない範囲で、通常使
用される各種添加剤、例えば酸化防止剤、塩素捕捉剤、
帯電防止剤、滑剤、アンチブロッキング剤等を配合する
こともでき、また、低結晶または非晶性オレフィン重合
体、たとえばエチレン・1−ブテン共重合体、プロピレ
ン・1−ブテン共重合体、エチレン・プロピレン・1−
ブテン共重合体等を添加することもできる。
系樹脂は、本発明の目的が損なわれない範囲で、通常使
用される各種添加剤、例えば酸化防止剤、塩素捕捉剤、
帯電防止剤、滑剤、アンチブロッキング剤等を配合する
こともでき、また、低結晶または非晶性オレフィン重合
体、たとえばエチレン・1−ブテン共重合体、プロピレ
ン・1−ブテン共重合体、エチレン・プロピレン・1−
ブテン共重合体等を添加することもできる。
【0050】次に、本発明で用いる層(A)原料である
低結晶性または非晶性オレフィン系重合体としては、X
線回折測定による結晶化度が30%未満のα−オレフィ
ン重合体であれば、公知のオレフィン系重合体を使用す
ることができる。このようなオレフィン系重合体として
は、エチレン・1−ブテン共重合体、プロピレン・1−
ブテン共重合体、エチレン・プロピレン・1−ブテン共
重合体等を挙げることができる。
低結晶性または非晶性オレフィン系重合体としては、X
線回折測定による結晶化度が30%未満のα−オレフィ
ン重合体であれば、公知のオレフィン系重合体を使用す
ることができる。このようなオレフィン系重合体として
は、エチレン・1−ブテン共重合体、プロピレン・1−
ブテン共重合体、エチレン・プロピレン・1−ブテン共
重合体等を挙げることができる。
【0051】本発明で用いる低結晶性または非晶性オレ
フィン系重合体のMI(230℃、2.16kg荷重、
10分間)は、0.5ないし40g/分であることが好
ましく、さらに1ないし20g/10分の範囲であるこ
とがより好ましい。
フィン系重合体のMI(230℃、2.16kg荷重、
10分間)は、0.5ないし40g/分であることが好
ましく、さらに1ないし20g/10分の範囲であるこ
とがより好ましい。
【0052】本発明で用いる結晶性プロピレン系重合体
と、低結晶性または非晶性オレフィン系重合体との混合
割合は、これら両者の合計量を100重量%とした時
に、前者が50ないし99重量%、後者が50ないし1
重量%であることが必要であり、溶断シール強度の改良
効果およびフィルムの表面荒れ等を勘案すると、前者が
70ないし97重量%、後者が30ないし3重量%の範
囲であることが好ましい。上記結晶性プロピレン系重合
体の混合割合が50重量%未満の場合は、本来の溶断シ
ール強度の改良効果が不十分であるため好ましくなく、
逆に99重量%を超える場合は、溶断シール強度の低下
およびフィルムの表面荒れが発生したり、樹脂に添加す
る滑剤、帯電防止剤、防曇剤等の表面へのブリードが遅
く、実用的でないため好ましくない。
と、低結晶性または非晶性オレフィン系重合体との混合
割合は、これら両者の合計量を100重量%とした時
に、前者が50ないし99重量%、後者が50ないし1
重量%であることが必要であり、溶断シール強度の改良
効果およびフィルムの表面荒れ等を勘案すると、前者が
70ないし97重量%、後者が30ないし3重量%の範
囲であることが好ましい。上記結晶性プロピレン系重合
体の混合割合が50重量%未満の場合は、本来の溶断シ
ール強度の改良効果が不十分であるため好ましくなく、
逆に99重量%を超える場合は、溶断シール強度の低下
およびフィルムの表面荒れが発生したり、樹脂に添加す
る滑剤、帯電防止剤、防曇剤等の表面へのブリードが遅
く、実用的でないため好ましくない。
【0053】結晶性プロピレン系重合体と低結晶性また
は非晶性オレフィン系重合体との樹脂組成物の製造方法
としては、従来公知の方法を用いればよい。例えば、タ
ンブラーブレンダー、ヘンシェルミキサーなどで混合す
る方法、混合後、さらに単軸押出機や多軸押出機を用い
て溶融混練、造粒する方法、あるいはニーダー、バンバ
リーミキサーなどで溶融混練、造粒する方法などを採用
することができる。
は非晶性オレフィン系重合体との樹脂組成物の製造方法
としては、従来公知の方法を用いればよい。例えば、タ
ンブラーブレンダー、ヘンシェルミキサーなどで混合す
る方法、混合後、さらに単軸押出機や多軸押出機を用い
て溶融混練、造粒する方法、あるいはニーダー、バンバ
リーミキサーなどで溶融混練、造粒する方法などを採用
することができる。
【0054】また、結晶性プロピレン系重合体と低結晶
性または非晶性オレフィン系重合体との樹脂組成物のT
REF溶出曲線は、低結晶性または非晶性オレフィン系
重合体に由来する溶出成分ピークと結晶性プロピレン系
重合体に由来する溶出成分のピークが別々に観測され、
かつ、低結晶性または非晶性オレフィン系重合体に由来
する溶出成分ピークが70℃未満に、結晶性プロピレン
系重合体に由来する溶出成分のピーク単独で70〜12
0℃の間に観測されことが好ましい。
性または非晶性オレフィン系重合体との樹脂組成物のT
REF溶出曲線は、低結晶性または非晶性オレフィン系
重合体に由来する溶出成分ピークと結晶性プロピレン系
重合体に由来する溶出成分のピークが別々に観測され、
かつ、低結晶性または非晶性オレフィン系重合体に由来
する溶出成分ピークが70℃未満に、結晶性プロピレン
系重合体に由来する溶出成分のピーク単独で70〜12
0℃の間に観測されことが好ましい。
【0055】本発明で用いる層(B)原料としては、公
知のポリオレフィンが何ら制限なく使用できるが、層
(A)原料とのなじみのよさから結晶性ポリオレフィン
を用いることが好ましい。
知のポリオレフィンが何ら制限なく使用できるが、層
(A)原料とのなじみのよさから結晶性ポリオレフィン
を用いることが好ましい。
【0056】上記結晶性ポリオレフィンとしては、前記
した結晶性プロピレン系重合体と同様に、X線回折測定
による結晶化度で30%を超えるものであれば公知のポ
リオレフィン、例えば、プロピレン単独重合体、プロピ
レン・エチレン共重合体、プロピレン・エチレン・1−
ブテン共重合体等のプロピレン系重合体;高密度ポリエ
チレン、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン等の
エチレン単独重合体、線状低密度ポリエチレン等のエチ
レン・α−オレフィン共重合体に代表されるエチレン系
重合体;1−ブテン単独重合体等のブテン系重合体等を
用いることができる。これらの重合体は、単独、または
2種以上を混合して用いることもできる。勿論、前記し
た層(A)原料である樹脂組成物の一成分である結晶性
プロピレン系重合体も何ら制限なく使用できる。
した結晶性プロピレン系重合体と同様に、X線回折測定
による結晶化度で30%を超えるものであれば公知のポ
リオレフィン、例えば、プロピレン単独重合体、プロピ
レン・エチレン共重合体、プロピレン・エチレン・1−
ブテン共重合体等のプロピレン系重合体;高密度ポリエ
チレン、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン等の
エチレン単独重合体、線状低密度ポリエチレン等のエチ
レン・α−オレフィン共重合体に代表されるエチレン系
重合体;1−ブテン単独重合体等のブテン系重合体等を
用いることができる。これらの重合体は、単独、または
2種以上を混合して用いることもできる。勿論、前記し
た層(A)原料である樹脂組成物の一成分である結晶性
プロピレン系重合体も何ら制限なく使用できる。
【0057】上記した各種の重合体の中で、上記結晶性
ポリオレフィンとしては、プロピレン系重合体または線
状低密度ポリエチレンが好適である。また、上記プロピ
レン系重合体としては、特に、プロピレン単独重合体お
よびプロピレンと共重合されるエチレンもしくは1−ブ
テンから誘導される構造単位が10モル%以下の、プロ
ピレン・エチレン共重合体、プロピレン・ブテン−1共
重合体が好適である。さらに、上記プロピレン系重合体
のMI(230℃、2.16kg荷重、10分間)は、
0.5ないし30g/10分であることが好ましく、さ
らに5ないし20g/10分の範囲であることがより好
ましい。
ポリオレフィンとしては、プロピレン系重合体または線
状低密度ポリエチレンが好適である。また、上記プロピ
レン系重合体としては、特に、プロピレン単独重合体お
よびプロピレンと共重合されるエチレンもしくは1−ブ
テンから誘導される構造単位が10モル%以下の、プロ
ピレン・エチレン共重合体、プロピレン・ブテン−1共
重合体が好適である。さらに、上記プロピレン系重合体
のMI(230℃、2.16kg荷重、10分間)は、
0.5ないし30g/10分であることが好ましく、さ
らに5ないし20g/10分の範囲であることがより好
ましい。
【0058】また、上記線状低密度ポリエチレンとして
は、特に、エチレンと共重合される炭素数が4ないし1
0のα−オレフィンから誘導される構成単位が0.1な
いし10モル%であるエチレン・α−オレフィン共重合
体が好適である。さらに上記線状低密度ポリエチレンの
密度は、0.880ないし0.940g/cm3が好適
であり、MI(190℃、2.16kg荷重、10分
間)は0.5ないし10g/10分のものが好適であ
る。
は、特に、エチレンと共重合される炭素数が4ないし1
0のα−オレフィンから誘導される構成単位が0.1な
いし10モル%であるエチレン・α−オレフィン共重合
体が好適である。さらに上記線状低密度ポリエチレンの
密度は、0.880ないし0.940g/cm3が好適
であり、MI(190℃、2.16kg荷重、10分
間)は0.5ないし10g/10分のものが好適であ
る。
【0059】本発明のポリオレフィン系積層フィルム
は、上記した結晶性プロピレン系重合体と、低結晶また
は非晶性オレフィン系重合体との樹脂組成物を原料とし
た層(A)と、上記ポリオレフィンからなる層(B)と
の積層体であり、該層(A)が表層であることが必要で
ある。層(A)単独の場合は透明性が悪くなるため好ま
しくなく、層(B)単独の場合もしくは層(A)が表層
でない場合は、本発明の目的であるガゼットシール部の
溶断シール強度の改良効果が発現しないために好ましく
ない。
は、上記した結晶性プロピレン系重合体と、低結晶また
は非晶性オレフィン系重合体との樹脂組成物を原料とし
た層(A)と、上記ポリオレフィンからなる層(B)と
の積層体であり、該層(A)が表層であることが必要で
ある。層(A)単独の場合は透明性が悪くなるため好ま
しくなく、層(B)単独の場合もしくは層(A)が表層
でない場合は、本発明の目的であるガゼットシール部の
溶断シール強度の改良効果が発現しないために好ましく
ない。
【0060】本発明において、積層体の層構成は、上記
層(A)が表層であれば特に制限されず、層(A)と層
(B)の二層構成に限らず、層(A)、層(B)、層
(A)のような三層構成でもよく、フィルムの剛性、柔
軟性、ヒートシール性等の物性を勘案して適宜に構成す
ればよい。
層(A)が表層であれば特に制限されず、層(A)と層
(B)の二層構成に限らず、層(A)、層(B)、層
(A)のような三層構成でもよく、フィルムの剛性、柔
軟性、ヒートシール性等の物性を勘案して適宜に構成す
ればよい。
【0061】さらに本発明の効果が損なわれない範囲に
おいて、他の性質を付与する目的で他の層を積層しても
よい。他の層の原料としては、特に制限されず、目的に
応じて種々の樹脂を使用してよく、もちろん、上記した
結晶性ポリオレフィンを使用してもよい。たとえば、ガ
ゼット部以外の溶断シール強度を勘案すれば、プロピレ
ン・エチレンランダム共重合体、プロピレン・1−ブテ
ンランダム共重合体、プロピレン・エチレン・1−ブテ
ンランダム共重合体等のプロピレン系ランダム共重合体
を、層(C)原料として選択すればよい。
おいて、他の性質を付与する目的で他の層を積層しても
よい。他の層の原料としては、特に制限されず、目的に
応じて種々の樹脂を使用してよく、もちろん、上記した
結晶性ポリオレフィンを使用してもよい。たとえば、ガ
ゼット部以外の溶断シール強度を勘案すれば、プロピレ
ン・エチレンランダム共重合体、プロピレン・1−ブテ
ンランダム共重合体、プロピレン・エチレン・1−ブテ
ンランダム共重合体等のプロピレン系ランダム共重合体
を、層(C)原料として選択すればよい。
【0062】上記した層構成の中で、特に好適な層構成
は、他の層を層(C)とすると、 (1) 層(A)/層(B) (2) 層(A)/層(B)/層(A) (3) 層(A)/層(B)/層(C) 等が挙げられる。
は、他の層を層(C)とすると、 (1) 層(A)/層(B) (2) 層(A)/層(B)/層(A) (3) 層(A)/層(B)/層(C) 等が挙げられる。
【0063】本発明のポリオレフィン系積層フィルム
は、全体の厚みが、10ないし100μmが好ましく、
特に、20ないし60μmの範囲であることがより好ま
しい。
は、全体の厚みが、10ないし100μmが好ましく、
特に、20ないし60μmの範囲であることがより好ま
しい。
【0064】また、積層された各層の厚みは、層(A)
の厚みが、2ないし30μmであることが好ましく、3
ないし10μmであることがより好ましい。
の厚みが、2ないし30μmであることが好ましく、3
ないし10μmであることがより好ましい。
【0065】また層(B)の厚みが、5ないし70μm
であることが好ましく、10ないし50μmであること
がより好ましい。
であることが好ましく、10ないし50μmであること
がより好ましい。
【0066】また、他の層の厚みは特に制限されない
が、3ないし30μmであることが好ましい。
が、3ないし30μmであることが好ましい。
【0067】本発明のポリオレフィン系積層フィルムの
各層の原料には、必要に応じて、酸化防止剤、滑剤、ア
ンチブロッキング剤、帯電防止剤、防曇剤等の添加剤
を、本発明の効果を阻害しない範囲内で添加することが
できる。
各層の原料には、必要に応じて、酸化防止剤、滑剤、ア
ンチブロッキング剤、帯電防止剤、防曇剤等の添加剤
を、本発明の効果を阻害しない範囲内で添加することが
できる。
【0068】本発明のポリオレフィン系積層フィルム
は、単に押出成形した未延伸フィルムでも、一軸または
二軸に延伸した延伸フィルムでもよいが、未延伸フィル
ムであることが本発明の効果が顕著に発現されるので特
に好適である。
は、単に押出成形した未延伸フィルムでも、一軸または
二軸に延伸した延伸フィルムでもよいが、未延伸フィル
ムであることが本発明の効果が顕著に発現されるので特
に好適である。
【0069】本発明のポリオレフィン系積層フィルムの
製造方法は、特に制限されないが、共押出Tダイ法、共
押出インフレーション法、押出ラミネート法、ドライラ
ミネーション、サンドラミネーション法等が使用され、
その中でも共押出Tダイ法が特に好適に使用される。
製造方法は、特に制限されないが、共押出Tダイ法、共
押出インフレーション法、押出ラミネート法、ドライラ
ミネーション、サンドラミネーション法等が使用され、
その中でも共押出Tダイ法が特に好適に使用される。
【0070】上記した共押出Tダイ法で製造する場合、
たとえば、層(B)に結晶性ポリオレフィンを、層
(A)に本発明で特定した樹脂組成物を、さらに必要に
応じて、層(C)に結晶性ポリオレフィンを用いた場合
は、層(A)/層(B)/層(C)となるように、複数
の押出機を用いて、溶融押出し、ダイス前後またはダイ
ス内部で積層する共押出積層方法にて製造することがで
きる。
たとえば、層(B)に結晶性ポリオレフィンを、層
(A)に本発明で特定した樹脂組成物を、さらに必要に
応じて、層(C)に結晶性ポリオレフィンを用いた場合
は、層(A)/層(B)/層(C)となるように、複数
の押出機を用いて、溶融押出し、ダイス前後またはダイ
ス内部で積層する共押出積層方法にて製造することがで
きる。
【0071】本発明のポリオレフィン系積層フィルムの
成形条件は、特に制限されないが、一般的には樹脂温度
190〜300℃、エアギャップ60〜200mm、冷
却ロール温度10〜70℃、製膜速度50〜300m/
分で行われるのが好適である。
成形条件は、特に制限されないが、一般的には樹脂温度
190〜300℃、エアギャップ60〜200mm、冷
却ロール温度10〜70℃、製膜速度50〜300m/
分で行われるのが好適である。
【0072】本発明のポリオレフィン系積層フィルム
は、そのまま用いても良いが、印刷インキとの接着性を
改良するために、コロナ放電処理をおこなうことが好ま
しい。また、コロナ放電処理は、本発明の効果を勘案す
ると、層(A)の表面に施される。コロナ放電処理の条
件は、特に制限されないが、得られたポリオレフィン系
積層フィルムの印刷インキとの接着性、あるいは、コロ
ナ放電処理の損傷による異臭の発生防止等の点から、フ
ィルム表面の濡れ張力が31ないし43ダイン/cm、
好ましくは、33ないし38ダイン/cmとなるように
おこなうことが好ましい。
は、そのまま用いても良いが、印刷インキとの接着性を
改良するために、コロナ放電処理をおこなうことが好ま
しい。また、コロナ放電処理は、本発明の効果を勘案す
ると、層(A)の表面に施される。コロナ放電処理の条
件は、特に制限されないが、得られたポリオレフィン系
積層フィルムの印刷インキとの接着性、あるいは、コロ
ナ放電処理の損傷による異臭の発生防止等の点から、フ
ィルム表面の濡れ張力が31ないし43ダイン/cm、
好ましくは、33ないし38ダイン/cmとなるように
おこなうことが好ましい。
【0073】本発明のポリオレフィン系積層フィルムを
印刷の方法としては、特に制限されずグラビア印刷、オ
フセット印刷、シルクスクリーン印刷等が挙げられ、グ
ラビア印刷、オフセット印刷が好適に用いられる。
印刷の方法としては、特に制限されずグラビア印刷、オ
フセット印刷、シルクスクリーン印刷等が挙げられ、グ
ラビア印刷、オフセット印刷が好適に用いられる。
【0074】上記印刷に用いられる印刷インキは水性、
油性のいずれも用いることができ、また、インキによる
印刷が施された後に20〜100℃で乾燥させる方法が
一般的に行われる。
油性のいずれも用いることができ、また、インキによる
印刷が施された後に20〜100℃で乾燥させる方法が
一般的に行われる。
【0075】本発明のポリオレフィン系積層フィルム
は、特に制限されず、食品、衣料、文具、雑貨等の包装
用途に用いられるが、その中でも、ガゼット部の溶断シ
ール強度に優れ、経時後の透明性の悪化や不快な臭いが
発生しないため、特に食品用途に好適に用いられる。
は、特に制限されず、食品、衣料、文具、雑貨等の包装
用途に用いられるが、その中でも、ガゼット部の溶断シ
ール強度に優れ、経時後の透明性の悪化や不快な臭いが
発生しないため、特に食品用途に好適に用いられる。
【0076】
【発明の効果】本発明によると、原料として分子量分布
が狭いだけではなく結晶性分布が狭い結晶性プロピレン
系重合体を用いていることにより、溶断シール性におい
て極めて優れたポリオレフィン系積層フィルムを提供で
きる。したがって、ガゼット形態を有する包装袋の製造
において、表面の印刷性を向上させるためのコロナ処理
を行っても、ガゼット部の溶断シール強度に優れ、さら
に、フィルム巻き製品の端面色の着色、経時後の透明性
の悪化、不快な臭いがないために、包装用フィルム、特
に食品包装用フィルムとして好適である。
が狭いだけではなく結晶性分布が狭い結晶性プロピレン
系重合体を用いていることにより、溶断シール性におい
て極めて優れたポリオレフィン系積層フィルムを提供で
きる。したがって、ガゼット形態を有する包装袋の製造
において、表面の印刷性を向上させるためのコロナ処理
を行っても、ガゼット部の溶断シール強度に優れ、さら
に、フィルム巻き製品の端面色の着色、経時後の透明性
の悪化、不快な臭いがないために、包装用フィルム、特
に食品包装用フィルムとして好適である。
【0077】
【実施例】本発明を更に具体的に説明するために以下実
施例および比較例を掲げて説明するが、本発明はこれら
の実施例に限定されるものではない。
施例および比較例を掲げて説明するが、本発明はこれら
の実施例に限定されるものではない。
【0078】なお、実施例及び比較例において、用いた
測定方法について説明する。
測定方法について説明する。
【0079】1)濡れ張力 JIS K6768に準じて実施した。
【0080】2)MI JIS K7210に準じ、線状低密度ポリエチレンに
ついては、荷重2.16kg、温度190℃にて測定
し、その他原料については荷重2.16kg、温度23
0℃にて測定した。
ついては、荷重2.16kg、温度190℃にて測定
し、その他原料については荷重2.16kg、温度23
0℃にて測定した。
【0081】3)結晶化度の測定 日本電子(株)製X線回折装置を用いて、X線出力16
kw(管電圧:40kV、管電流:400mA)、ター
ゲット:Cu、測定角度:2Θ=9ないし31度にて測
定した。得られたX線回折図形より結晶ピークを波形分
離し、その面積強度比より結晶化度を求めた。試料は、
予め、230℃で融解後、50℃まで徐冷して成形した
ものを用いた。
kw(管電圧:40kV、管電流:400mA)、ター
ゲット:Cu、測定角度:2Θ=9ないし31度にて測
定した。得られたX線回折図形より結晶ピークを波形分
離し、その面積強度比より結晶化度を求めた。試料は、
予め、230℃で融解後、50℃まで徐冷して成形した
ものを用いた。
【0082】4)分子量分布の測定 ウォーターズ社製150C型ゲルパーミェーションクロ
マトグラフィー(GPC)を用いて、溶離液にオルソジ
クロルベンゼン(ODCB)を用い、カラムGMH6H
T(東ソー社製)にて展開した。得られた重量平均分子
量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比から分子量分布
(Mw/Mn)を求めた。
マトグラフィー(GPC)を用いて、溶離液にオルソジ
クロルベンゼン(ODCB)を用い、カラムGMH6H
T(東ソー社製)にて展開した。得られた重量平均分子
量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比から分子量分布
(Mw/Mn)を求めた。
【0083】5)TREF(温度上昇溶離分別)溶出曲
線の測定 センシュウ科学社製の自動TREF装置(SSC−73
00、ATREF)を用いて、以下の条件で測定した。
線の測定 センシュウ科学社製の自動TREF装置(SSC−73
00、ATREF)を用いて、以下の条件で測定した。
【0084】 溶媒 :オルトジクロロベンゼン 流速 :150ml/時間 昇温速度:4℃/時間 検出器 :赤外検出器 測定波数:3.41μm カラム :センシュウ科学社製「パックドカラム30
Φ」、30mmΦ×300mm 濃度 :1g/120ml 注入量 :100ml この場合、カラム内に試量溶液を145℃で導入した
後、2℃/時間の速度で10℃まで除冷して試料ポリマ
ーを充填剤表面に吸着させた後、カラム温度を上記条件
で昇温することにより、各温度で溶出してきたポリマー
濃度を赤外検出器で測定することにより溶出温度−溶出
量の曲線を得た。
Φ」、30mmΦ×300mm 濃度 :1g/120ml 注入量 :100ml この場合、カラム内に試量溶液を145℃で導入した
後、2℃/時間の速度で10℃まで除冷して試料ポリマ
ーを充填剤表面に吸着させた後、カラム温度を上記条件
で昇温することにより、各温度で溶出してきたポリマー
濃度を赤外検出器で測定することにより溶出温度−溶出
量の曲線を得た。
【0085】6)溶断シール強度の測定 共栄印刷機械製PP500型製袋機を用いて、ガゼット
入りの包装体を製袋した。シール温度320℃、製袋速
度140枚/分で製袋した時のガゼットシール部を切り
出し、引張試験機にて引張速度100mm/min.で
剥離した時のシール強度(g/15mm幅で示す)を求
めた。
入りの包装体を製袋した。シール温度320℃、製袋速
度140枚/分で製袋した時のガゼットシール部を切り
出し、引張試験機にて引張速度100mm/min.で
剥離した時のシール強度(g/15mm幅で示す)を求
めた。
【0086】7)印刷性の評価 フィルムのコロナ放電処理面にグラビアインキ「アルフ
ァRG」(東華色素化学工業製)をバーコーター#10
0を用いて塗布した後、80℃で1分間乾燥した。この
印刷面にセロファンテープ(ニチバン製セロテープ)を
貼付け、更に急激に剥離した場合の印刷インキの残存面
積から5段階評価を行った。
ァRG」(東華色素化学工業製)をバーコーター#10
0を用いて塗布した後、80℃で1分間乾燥した。この
印刷面にセロファンテープ(ニチバン製セロテープ)を
貼付け、更に急激に剥離した場合の印刷インキの残存面
積から5段階評価を行った。
【0087】 8)端面色 製膜により得た積層フィルムの巻き原反(幅500m
m、長さ1000m)の端面の色を目視により観察し
た。淡黄色は正常。赤褐色は変色を示す。
m、長さ1000m)の端面の色を目視により観察し
た。淡黄色は正常。赤褐色は変色を示す。
【0088】9)臭気 製膜により得た積層フィルムの試験片(100mm×5
0mm)20枚を蓋付きの瓶に入れ、瓶の中の臭気の官
能試験を行い、臭気の有無を判定した。
0mm)20枚を蓋付きの瓶に入れ、瓶の中の臭気の官
能試験を行い、臭気の有無を判定した。
【0089】 10)経時後のヘーズ差 製膜により得た積層フィルムのエージング直後のヘーズ
をH1、エージング後さらに23℃の恒温槽中に1ヶ月
間放置した後のヘーズをH2としたとき、(H2−H1)
を経時後のヘーズ差とした。
をH1、エージング後さらに23℃の恒温槽中に1ヶ月
間放置した後のヘーズをH2としたとき、(H2−H1)
を経時後のヘーズ差とした。
【0090】結晶性プロピレン系重合体製造例1 [担持メタロセン触媒の調製]シリカゲル担持メチルア
ルミノキサン(MAO on SiO2、ウイットコ社
製、25wt%−Al品)10gにrac−ジメチルシ
リレンビス−1−(2−メチルインデニル)ジルコニウ
ムジクロリドのトルエン溶液100ml(0.005m
mol/mlトルエン溶液)を加え、室温で30分間撹
拌した。次にその反応混合物を濾過し、得られた固体を
トルエン50mlで2回洗浄後、減圧下乾燥させること
によりシリカゲルに担持されたメタロセン触媒を得た。
触媒1g当たり0.045mmolのメタロセンが担持
されていた。
ルミノキサン(MAO on SiO2、ウイットコ社
製、25wt%−Al品)10gにrac−ジメチルシ
リレンビス−1−(2−メチルインデニル)ジルコニウ
ムジクロリドのトルエン溶液100ml(0.005m
mol/mlトルエン溶液)を加え、室温で30分間撹
拌した。次にその反応混合物を濾過し、得られた固体を
トルエン50mlで2回洗浄後、減圧下乾燥させること
によりシリカゲルに担持されたメタロセン触媒を得た。
触媒1g当たり0.045mmolのメタロセンが担持
されていた。
【0091】[重合]内容積2m3の重合槽にプロピレ
ンを600kg挿入し、トリイソブチルアルミニウム6
12mmolを導入した。水素ガスを導入後、重合槽の
内温を55℃に昇温した。次いでエチレンを導入し、前
記のシリカゲルに担持されたメタロセン触媒20gを装
入した。続いてオートクレーブの内温を60℃まで昇温
し、エチレンガスおよび水素ガスの濃度を一定に保つよ
うに供給しながら2時間重合を行った。重合終了後、未
反応のプロピレンをパージし、70℃で1時間乾燥を行
うことにより白色顆粒状の重合体200kgを得た。エ
チレン含有量は1.0重量%であった。
ンを600kg挿入し、トリイソブチルアルミニウム6
12mmolを導入した。水素ガスを導入後、重合槽の
内温を55℃に昇温した。次いでエチレンを導入し、前
記のシリカゲルに担持されたメタロセン触媒20gを装
入した。続いてオートクレーブの内温を60℃まで昇温
し、エチレンガスおよび水素ガスの濃度を一定に保つよ
うに供給しながら2時間重合を行った。重合終了後、未
反応のプロピレンをパージし、70℃で1時間乾燥を行
うことにより白色顆粒状の重合体200kgを得た。エ
チレン含有量は1.0重量%であった。
【0092】[造粒]得られた重合体100重量部に、
酸化防止剤として2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾ
ール0.1重量部、塩素捕捉剤としてステアリン酸カル
シウム0.05重量部、ブロッキング防止剤としてサイ
ロイド55、平均粒径2.73μm)0.15重量部、
滑剤としてエルカ酸アミド0.06重量部を添加し、ヘ
ンシェルミキサーで5分間混合した後、スクリュ−径6
5mmφの押出造粒機を用いて230℃で押し出し、原
料ペレットを得た。造粒後のペレットの融点、MFR、
分子量分布(Mw/Mn)、TREF溶出曲線のピーク
温度と半値幅を表1に示した。
酸化防止剤として2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾ
ール0.1重量部、塩素捕捉剤としてステアリン酸カル
シウム0.05重量部、ブロッキング防止剤としてサイ
ロイド55、平均粒径2.73μm)0.15重量部、
滑剤としてエルカ酸アミド0.06重量部を添加し、ヘ
ンシェルミキサーで5分間混合した後、スクリュ−径6
5mmφの押出造粒機を用いて230℃で押し出し、原
料ペレットを得た。造粒後のペレットの融点、MFR、
分子量分布(Mw/Mn)、TREF溶出曲線のピーク
温度と半値幅を表1に示した。
【0093】結晶性プロピレン系重合体製造例2 結晶性プロピレン系重合体製造例1において重合時導入
する水素ガスの量を変え、7.0g/10分を得た以外
は結晶性プロピレン系重合体製造例1と同様に行った。
重合体生成量は150kgでありエチレン含有量は、
0.95重量%であった。造粒後のペレットの融点、M
FR、分子量分布(Mw/Mn)、TREF溶出曲線の
ピーク温度と半値幅を表1に示した。
する水素ガスの量を変え、7.0g/10分を得た以外
は結晶性プロピレン系重合体製造例1と同様に行った。
重合体生成量は150kgでありエチレン含有量は、
0.95重量%であった。造粒後のペレットの融点、M
FR、分子量分布(Mw/Mn)、TREF溶出曲線の
ピーク温度と半値幅を表1に示した。
【0094】結晶性プロピレン系重合体製造例3 結晶性プロピレン系重合体製造例1において重合時導入
するエチレンガスの量を変えた以外は、結晶性プロピレ
ン系重合体製造例1と同様に行った。重合体生成量は1
60kgであり、エチレン含有量は1.5重量%であっ
た。造粒後のペレットの融点、MFR、分子量分布(M
w/Mn)、TREF溶出曲線のピーク温度と半値幅を
表1に示した。
するエチレンガスの量を変えた以外は、結晶性プロピレ
ン系重合体製造例1と同様に行った。重合体生成量は1
60kgであり、エチレン含有量は1.5重量%であっ
た。造粒後のペレットの融点、MFR、分子量分布(M
w/Mn)、TREF溶出曲線のピーク温度と半値幅を
表1に示した。
【0095】結晶性プロピレン系重合体製造例4 結晶性プロピレン系重合体製造例1の重合においてエチ
レンを導入しなかった以外は結晶性プロピレン系重合体
製造例1と同様に行った。重合体生成量は、140kg
であった。造粒後のペレットの融点、MFR、分子量分
布(Mw/Mn)、TREF溶出曲線のピーク温度と半
値幅を表1に示した。
レンを導入しなかった以外は結晶性プロピレン系重合体
製造例1と同様に行った。重合体生成量は、140kg
であった。造粒後のペレットの融点、MFR、分子量分
布(Mw/Mn)、TREF溶出曲線のピーク温度と半
値幅を表1に示した。
【0096】結晶性プロピレン系重合体製造例5 [塩化マグネシウム担持チタン触媒の調製]特開昭58
−83006号公報の実施例1の方法に準じて塩化マグ
ネシウム担持チタン触媒を得た。
−83006号公報の実施例1の方法に準じて塩化マグ
ネシウム担持チタン触媒を得た。
【0097】塩化マグネシウム担持チタン触媒の組成
は、チタン2.1重量%、塩素57重量%、マグネシウ
ム18.0%およびジイソブチルフタレート21.9重
量%であった。
は、チタン2.1重量%、塩素57重量%、マグネシウ
ム18.0%およびジイソブチルフタレート21.9重
量%であった。
【0098】[重合]内容積2m3の重合槽にプロピレ
ンを600kg挿入し、トリエチルアルミニウム612
mmol、ジフェニルジメトキシシラン306mmo
l、更に水素ガスを導入後、重合槽の内温を55℃に昇
温した。次いでエチレンを導入し、塩化マグネシウム担
持チタン触媒を6g装入した。続いてオートクレーブの
内温を60℃まで昇温し、エチレンガスおよび水素ガス
の濃度を一定に保つように供給しながら2時間重合を行
った。重合終了後、未反応のプロピレンをパージし、白
色顆粒状の重合体を得た。得られた重合体は70℃で1
時間乾燥を行った。重合体生成量は180kgであり、
エチレン含有量は、4.0重量%であった。
ンを600kg挿入し、トリエチルアルミニウム612
mmol、ジフェニルジメトキシシラン306mmo
l、更に水素ガスを導入後、重合槽の内温を55℃に昇
温した。次いでエチレンを導入し、塩化マグネシウム担
持チタン触媒を6g装入した。続いてオートクレーブの
内温を60℃まで昇温し、エチレンガスおよび水素ガス
の濃度を一定に保つように供給しながら2時間重合を行
った。重合終了後、未反応のプロピレンをパージし、白
色顆粒状の重合体を得た。得られた重合体は70℃で1
時間乾燥を行った。重合体生成量は180kgであり、
エチレン含有量は、4.0重量%であった。
【0099】[造粒]造粒は、結晶性プロピレン系重合
体製造例1と同様に行った。造粒後のペレットの融点、
MI、分子量分布(Mw/Mn)、TREF溶出曲線の
ピーク温度と半値幅を表1に示した。
体製造例1と同様に行った。造粒後のペレットの融点、
MI、分子量分布(Mw/Mn)、TREF溶出曲線の
ピーク温度と半値幅を表1に示した。
【0100】結晶性プロピレン系重合体製造例6 [重合]結晶性プロピレン系重合体製造例5の重合で導
入する水素ガスの導入量を変えた以外は結晶性プロピレ
ン系重合体製造例5の[重合]と同様にしてMIが0.
4g/10分の重合体150kgを得た。エチレン含有
量は4.0重量%であった。
入する水素ガスの導入量を変えた以外は結晶性プロピレ
ン系重合体製造例5の[重合]と同様にしてMIが0.
4g/10分の重合体150kgを得た。エチレン含有
量は4.0重量%であった。
【0101】[有機過酸化物による減成および造粒]結
晶性プロピレン系重合体製造例1の造粒において重合体
の減成処理のために2,5−ジメチル−2,5−ジ(t
−ブチルパーオキシ)ヘキサン0.02重量部を添加し
た以外は、結晶性プロピレン系重合体製造例1の造粒と
同様に行った。造粒後のペレットの融点、MI、分子量
分布(Mw/Mn)、TREF溶出曲線のピーク温度と
半値幅を表1に示した。
晶性プロピレン系重合体製造例1の造粒において重合体
の減成処理のために2,5−ジメチル−2,5−ジ(t
−ブチルパーオキシ)ヘキサン0.02重量部を添加し
た以外は、結晶性プロピレン系重合体製造例1の造粒と
同様に行った。造粒後のペレットの融点、MI、分子量
分布(Mw/Mn)、TREF溶出曲線のピーク温度と
半値幅を表1に示した。
【0102】結晶性プロピレン系重合体製造例7 [重合]内容積50Lの重合槽にヘキサン25L、メチ
ルアルミノキサンのトルエン溶液(東ソーアクゾ社製、
商品名:MMAO、濃度2mol−Al/L)をAl原
子換算で1.5mol、メタロセンとしてrac−ジメ
チルシリレンビス−1−(2−メチル−4−ナフチルイ
ンデニル)ジルコニウムジクロライドのトルエン溶液1
00ml(0.005mmol/ml)更に水素ガスを
導入後、重合槽の温度を30℃まで昇温した。次いでプ
ロピレンガスを重合器内の圧力が8kg/cm2Gとな
るように導入し、重合中、重合槽内圧力が一定に保つよ
うにプロピレンを供給しながら2時間重合を行った。重
合終了後、未反応プロピレンを重合槽内からパージした
後、イソプロパノール1Lを重合槽内に導入し、重合を
停止させた。続いて6N塩酸0.4Lを添加し、30℃
で15分間処理した。処理後、生成した重合体を濾過
し、重合体をメタノール25Lで3回洗浄後、70℃で
減圧下乾燥することにより白色の粉末として重合体5k
gを得た。
ルアルミノキサンのトルエン溶液(東ソーアクゾ社製、
商品名:MMAO、濃度2mol−Al/L)をAl原
子換算で1.5mol、メタロセンとしてrac−ジメ
チルシリレンビス−1−(2−メチル−4−ナフチルイ
ンデニル)ジルコニウムジクロライドのトルエン溶液1
00ml(0.005mmol/ml)更に水素ガスを
導入後、重合槽の温度を30℃まで昇温した。次いでプ
ロピレンガスを重合器内の圧力が8kg/cm2Gとな
るように導入し、重合中、重合槽内圧力が一定に保つよ
うにプロピレンを供給しながら2時間重合を行った。重
合終了後、未反応プロピレンを重合槽内からパージした
後、イソプロパノール1Lを重合槽内に導入し、重合を
停止させた。続いて6N塩酸0.4Lを添加し、30℃
で15分間処理した。処理後、生成した重合体を濾過
し、重合体をメタノール25Lで3回洗浄後、70℃で
減圧下乾燥することにより白色の粉末として重合体5k
gを得た。
【0103】[造粒]造粒は、結晶性プロピレン系重合
体製造例1と同様に行った。造粒後のペレットの融点、
MI、分子量分布(Mw/Mn)、TREF溶出曲線の
ピーク温度と半値幅を表1に示した。
体製造例1と同様に行った。造粒後のペレットの融点、
MI、分子量分布(Mw/Mn)、TREF溶出曲線の
ピーク温度と半値幅を表1に示した。
【0104】結晶性プロピレン系重合体製造例8 結晶性ポリプロピレン系重合体製造例3より得られたペ
レット3kgおよび結晶性ポリプロピレン系重合体7よ
り得られたペレット3kgをブレンドした。
レット3kgおよび結晶性ポリプロピレン系重合体7よ
り得られたペレット3kgをブレンドした。
【0105】ブレンド後のペレットの融点、MI、分子
量分布(Mw/Mn)、TREF溶出曲線のピーク温度
と半値幅を表1に示した。TREF溶出曲線の30℃以
上の溶出成分のピークは2つであった。
量分布(Mw/Mn)、TREF溶出曲線のピーク温度
と半値幅を表1に示した。TREF溶出曲線の30℃以
上の溶出成分のピークは2つであった。
【0106】結晶性プロピレン系重合体製造例9 [重合]内容積50Lの重合槽にヘキサン25L、メチ
ルアルミノキサンのトルエン溶液(東ソーアクゾ社製、
商品名:MMAO、濃度2mol−Al/L)をAl原
子換算で1.5mol、メタロセンとしてrac−ジメ
チルシリレンビス−1−(2−メチル−4−ナフチルイ
ンデニル)ジルコニウムジクロライドのトルエン溶液1
00ml(0.005mmol/ml)更に水素ガスを
導入後、重合槽の温度を30℃まで昇温した。次いでプ
ロピレン/エチレン混合ガスを重合器内の圧力が8kg
/cm2Gとなるように導入し、重合中、重合槽内圧力
が一定に保つようにプロピレン/エチレン混合ガスを供
給しながら2時間重合を行った。重合終了後、未反応プ
ロピレンを重合槽内からパージした後、イソプロパノー
ル1Lを重合槽内に導入し、重合を停止させた。続いて
6N塩酸0.4Lを添加し、30℃で15分間処理し
た。処理後、生成した重合体を濾過し、重合体をメタノ
ール25Lで3回洗浄後、70℃で減圧下乾燥すること
により白色の固体としてエチレン含有量=8.0重量%
である重合体5kgを得た。
ルアルミノキサンのトルエン溶液(東ソーアクゾ社製、
商品名:MMAO、濃度2mol−Al/L)をAl原
子換算で1.5mol、メタロセンとしてrac−ジメ
チルシリレンビス−1−(2−メチル−4−ナフチルイ
ンデニル)ジルコニウムジクロライドのトルエン溶液1
00ml(0.005mmol/ml)更に水素ガスを
導入後、重合槽の温度を30℃まで昇温した。次いでプ
ロピレン/エチレン混合ガスを重合器内の圧力が8kg
/cm2Gとなるように導入し、重合中、重合槽内圧力
が一定に保つようにプロピレン/エチレン混合ガスを供
給しながら2時間重合を行った。重合終了後、未反応プ
ロピレンを重合槽内からパージした後、イソプロパノー
ル1Lを重合槽内に導入し、重合を停止させた。続いて
6N塩酸0.4Lを添加し、30℃で15分間処理し
た。処理後、生成した重合体を濾過し、重合体をメタノ
ール25Lで3回洗浄後、70℃で減圧下乾燥すること
により白色の固体としてエチレン含有量=8.0重量%
である重合体5kgを得た。
【0107】[造粒]造粒は、結晶性プロピレン系重合
体製造例1と同様に行った。造粒後のペレットの融点、
MI、分子量分布(Mw/Mn)、TREF溶出曲線の
ピーク温度および半値幅を表1に示した。
体製造例1と同様に行った。造粒後のペレットの融点、
MI、分子量分布(Mw/Mn)、TREF溶出曲線の
ピーク温度および半値幅を表1に示した。
【0108】
【表1】
【0109】実施例1 [フィルムの作成および評価]結晶性プロピレン系重合
体製造例1で得られたペレット90重量部と、低結晶性
エチレン・1−ブテン共重合体(1−ブテン含有量=1
2モル%、結晶化度=約5%、MI=7g/10分)1
0重量部とを混合し樹脂組成物を調製した。3台の押出
機を用いて、表面層原料(A)として上記樹脂組成物、
基材層原料(B)として結晶性プロピレン単独重合体
(結晶化度=66.7%、MI=8.5g/10分)、
他の表面層原料(C)として、結晶性のプロピレン・エ
チレン・1−ブテン共重合体(結晶化度=57.2%、
MI=7g/10分、エチレン含有量=3.7モル%、
1−ブテン含有量=3.5モル%)を用い、構成比A:
B:Cが1:2:1となるように押し出し、厚さ30μ
mの積層フィルムを得た。
体製造例1で得られたペレット90重量部と、低結晶性
エチレン・1−ブテン共重合体(1−ブテン含有量=1
2モル%、結晶化度=約5%、MI=7g/10分)1
0重量部とを混合し樹脂組成物を調製した。3台の押出
機を用いて、表面層原料(A)として上記樹脂組成物、
基材層原料(B)として結晶性プロピレン単独重合体
(結晶化度=66.7%、MI=8.5g/10分)、
他の表面層原料(C)として、結晶性のプロピレン・エ
チレン・1−ブテン共重合体(結晶化度=57.2%、
MI=7g/10分、エチレン含有量=3.7モル%、
1−ブテン含有量=3.5モル%)を用い、構成比A:
B:Cが1:2:1となるように押し出し、厚さ30μ
mの積層フィルムを得た。
【0110】更に得られた積層フィルムの表面層原料
(A)側の表面に、濡れ指数が35ダイン/cmになる
ようにコロナ放電処理を施し、40℃で24時間エージ
ングした後、ガゼット製袋テストを実施した。結果を表
2に示した。
(A)側の表面に、濡れ指数が35ダイン/cmになる
ようにコロナ放電処理を施し、40℃で24時間エージ
ングした後、ガゼット製袋テストを実施した。結果を表
2に示した。
【0111】実施例2 表面層原料として低結晶性エチレン・1−ブテン共重合
体(1−ブテン含有量=12モル%、結晶化度=約5
%、MI=7g/10分)を30重量部用いた以外は実
施例1と同様に行った。結果を表2に示した。
体(1−ブテン含有量=12モル%、結晶化度=約5
%、MI=7g/10分)を30重量部用いた以外は実
施例1と同様に行った。結果を表2に示した。
【0112】実施例3 表面層原料として低結晶性エチレン・1−ブテン共重合
体を5重量部用いた以外は実施例1と同様に行った。結
果を表2に示した。
体を5重量部用いた以外は実施例1と同様に行った。結
果を表2に示した。
【0113】実施例4 実施例1において低結晶性エチレン・1−ブテン共重合
体に変えて非晶性エチレン・プロピレン共重合体(結晶
化度0%、MI=5、プロピレン含有量=18モル%)
を用いた以外は、実施例1と同様に行った。結果を表2
に示した。
体に変えて非晶性エチレン・プロピレン共重合体(結晶
化度0%、MI=5、プロピレン含有量=18モル%)
を用いた以外は、実施例1と同様に行った。結果を表2
に示した。
【0114】実施例5 実施例1において低結晶性エチレン・1−ブテン共重合
体に変えて低結晶性プロピレン−ブテン−1共重合体
(結晶化度=約20%、MI=7、ブテン−1含有量=
23モル%)を用いた以外は、実施例1と同様に行っ
た。結果を表2に示した。
体に変えて低結晶性プロピレン−ブテン−1共重合体
(結晶化度=約20%、MI=7、ブテン−1含有量=
23モル%)を用いた以外は、実施例1と同様に行っ
た。結果を表2に示した。
【0115】実施例6 結晶性プロピレン系重合体製造例1で得られたペレット
の代わりに結晶性プロピレン系重合体製造例2で得られ
たペレットを用いた以外は実施例1と同様に行った。結
果を表2に示した。
の代わりに結晶性プロピレン系重合体製造例2で得られ
たペレットを用いた以外は実施例1と同様に行った。結
果を表2に示した。
【0116】実施例7 結晶性プロピレン系重合体製造例1で得られたペレット
の代わりに結晶性プロピレン系重合体製造例3で得られ
たペレットを用いた以外は実施例1と同様に行った。結
果を表2に示した。
の代わりに結晶性プロピレン系重合体製造例3で得られ
たペレットを用いた以外は実施例1と同様に行った。結
果を表2に示した。
【0117】実施例8 結晶性プロピレン系重合体製造例1で得られたペレット
の代わりに結晶性プロピレン系重合体製造例4で得られ
たペレットを用いた以外は実施例1と同様に行った。結
果を表2に示した。
の代わりに結晶性プロピレン系重合体製造例4で得られ
たペレットを用いた以外は実施例1と同様に行った。結
果を表2に示した。
【0118】比較例1〜4 結晶性プロピレン系重合体製造例1で得られたペレット
の代わりに結晶性プロピレン系重合体製造例5(比較例
1)、結晶性プロピレン系重合体製造例6(比較例
2)、結晶性プロピレン系重合体製造例7(比較例
3)、結晶性プロピレン系重合体製造例8(比較例4)
で得られたペレットを用いた以外は実施例1と同様に行
った。結果を表2に示した。
の代わりに結晶性プロピレン系重合体製造例5(比較例
1)、結晶性プロピレン系重合体製造例6(比較例
2)、結晶性プロピレン系重合体製造例7(比較例
3)、結晶性プロピレン系重合体製造例8(比較例4)
で得られたペレットを用いた以外は実施例1と同様に行
った。結果を表2に示した。
【0119】比較例5 実施例1においてエチレン・1−ブテン共重合体を用い
なかった以外は実施例1と同じ方法で行った。結果を表
2に示した。
なかった以外は実施例1と同じ方法で行った。結果を表
2に示した。
【0120】比較例6 実施例1においてエチレン・1−ブテン共重合体を60
重量部用いた以外は実施例1と同様に行った。結果を表
2に示した。
重量部用いた以外は実施例1と同様に行った。結果を表
2に示した。
【0121】比較例7 実施例1においてエチレン・1−ブテン共重合体(1−
ブテン含有量=8モル%、結晶化度=約40%、MI=
7g/10分)10重量部を用いた以外は、実施例1と
同様に行った。ガゼットシール部の溶断シール強度は1
380g/15mmであり顕著な改良効果は認められな
かった。
ブテン含有量=8モル%、結晶化度=約40%、MI=
7g/10分)10重量部を用いた以外は、実施例1と
同様に行った。ガゼットシール部の溶断シール強度は1
380g/15mmであり顕著な改良効果は認められな
かった。
【0122】比較例8 結晶性プロピレン系重合体製造例1で得られたペレット
の代わりに結晶性プロピレン系重合体製造例9で得られ
たペレットを用いた以外は実施例1と同様に行った。積
層フィルムを得ることができなかった。
の代わりに結晶性プロピレン系重合体製造例9で得られ
たペレットを用いた以外は実施例1と同様に行った。積
層フィルムを得ることができなかった。
【0123】
【表2】
【0124】実施例9 基材層樹脂(B)として線状低密度ポリエチレン(密度
0.912g/cm3、共重合成分である1−ヘキセン
含有量4.5モル%、MI=2.0g/10分)を用
い、他の表面層樹脂(C)としてプロピレン・エチレン
共重合体(MI=7.5g/10分、エチレン含有量
3.6モル%)を用い、層構成比A:B:Cを1:1:
1、厚みを40μmとした以外は実施例1と同様に行っ
た。結果を表3に示した。
0.912g/cm3、共重合成分である1−ヘキセン
含有量4.5モル%、MI=2.0g/10分)を用
い、他の表面層樹脂(C)としてプロピレン・エチレン
共重合体(MI=7.5g/10分、エチレン含有量
3.6モル%)を用い、層構成比A:B:Cを1:1:
1、厚みを40μmとした以外は実施例1と同様に行っ
た。結果を表3に示した。
【0125】実施例10 基材層樹脂(B)としてプロピレン・エチレン共重合体
(MI=7.5g/10分、エチレン含有量3.6モル
%)を用い、層構成比A:B:Cを1:4:1、厚みを
50μmとした以外は実施例1と同様に行った。結果を
表3に示した。
(MI=7.5g/10分、エチレン含有量3.6モル
%)を用い、層構成比A:B:Cを1:4:1、厚みを
50μmとした以外は実施例1と同様に行った。結果を
表3に示した。
【0126】実施例11 基材層樹脂(B)として1−ブテン単独重合体(MI=
3.3g/10分)を用い、他の表面層樹脂(C)とし
てプロピレン・エチレン共重合体(MI=7.5g/1
0分、エチレン含有量3.6モル%)を用い、層構成比
A:B:Cを1:3:1、厚みを20μmとした以外は
実施例1と同様に行った。結果を表3に示した。
3.3g/10分)を用い、他の表面層樹脂(C)とし
てプロピレン・エチレン共重合体(MI=7.5g/1
0分、エチレン含有量3.6モル%)を用い、層構成比
A:B:Cを1:3:1、厚みを20μmとした以外は
実施例1と同様に行った。結果を表3に示した。
【0127】
【表3】
【図1】結晶性プロピレン系重合体のTREF溶出曲線
パターンの一例およびピーク温度と半値幅を示す図であ
る。
パターンの一例およびピーク温度と半値幅を示す図であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 23:00)
Claims (2)
- 【請求項1】重量平均分子量(Mw)と数平均分子量
(Mn)の比で表される分子量分布(Mw/Mn)が
1.8〜4.0、かつ10℃を測定開始温度とした温度
上昇溶離分別溶出曲線において30℃以上の溶出成分の
ピークが一つで、該ピーク温度が70〜120℃であ
り、該ピークの高さの1/2の溶出温度幅が2.5〜6
℃である結晶性プロピレン系重合体50ないし99重量
%と、X線回折測定による結晶化度が0〜30%の低結
晶性または非結晶性オレフィン系重合体50ないし1重
量%とからなる樹脂組成物の層(A)と、ポリオレフィ
ンからなる層(B)と、の積層体からなり該層(A)が
表層であることを特徴とするポリオレフィン系積層フィ
ルム。 - 【請求項2】層(A)の表層側の表面がコロナ放電処理
されていることを特徴とする請求項1記載のポリオレフ
ィン系積層フィルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36665098A JPH11245351A (ja) | 1997-12-26 | 1998-12-24 | ポリオレフィン系積層フィルム |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9-360534 | 1997-12-26 | ||
| JP36053497 | 1997-12-26 | ||
| JP36665098A JPH11245351A (ja) | 1997-12-26 | 1998-12-24 | ポリオレフィン系積層フィルム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11245351A true JPH11245351A (ja) | 1999-09-14 |
Family
ID=26581121
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP36665098A Pending JPH11245351A (ja) | 1997-12-26 | 1998-12-24 | ポリオレフィン系積層フィルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11245351A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003012874A (ja) * | 2001-07-03 | 2003-01-15 | Sunallomer Ltd | 押出成形用プロピレン重合体組成物およびそのフィルム |
| JP2003011306A (ja) * | 2001-07-03 | 2003-01-15 | Sunallomer Ltd | 積層フィルムおよび積層フィルム用プロピレンエチレン共重合体組成物 |
| JP2004243626A (ja) * | 2003-02-13 | 2004-09-02 | Tohcello Co Ltd | 熱融着性プロピレン系重合体積層フィルム及びその用途 |
| JP2004249568A (ja) * | 2003-02-20 | 2004-09-09 | Tohcello Co Ltd | 熱融着性プロピレン系重合体フィルム、積層フィルム及びその用途 |
| JP2004284135A (ja) * | 2003-03-20 | 2004-10-14 | Toray Ind Inc | 積層ポリプロピレンフイルムおよびそれからなる溶断シール包装体 |
| JP2005111857A (ja) * | 2003-10-09 | 2005-04-28 | Tohcello Co Ltd | 熱融着性プロピレン系重合体積層フィルム及びその用途 |
| JP2005531686A (ja) * | 2002-06-26 | 2005-10-20 | エーブリー デニソン コーポレイション | ポリプロピレン/オレフィンエラストマー混合物を含む定方向フィルム |
-
1998
- 1998-12-24 JP JP36665098A patent/JPH11245351A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2004284135A (ja) * | 2003-03-20 | 2004-10-14 | Toray Ind Inc | 積層ポリプロピレンフイルムおよびそれからなる溶断シール包装体 |
| JP2005111857A (ja) * | 2003-10-09 | 2005-04-28 | Tohcello Co Ltd | 熱融着性プロピレン系重合体積層フィルム及びその用途 |
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