JPH11245831A - 油圧式動力舵取装置 - Google Patents

油圧式動力舵取装置

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JPH11245831A
JPH11245831A JP10073341A JP7334198A JPH11245831A JP H11245831 A JPH11245831 A JP H11245831A JP 10073341 A JP10073341 A JP 10073341A JP 7334198 A JP7334198 A JP 7334198A JP H11245831 A JPH11245831 A JP H11245831A
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JP
Japan
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power
cylinder
pressure
pump
steering
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JP10073341A
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English (en)
Inventor
Yoshiharu Inaguma
義治 稲熊
Kazuya Ando
和也 安藤
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Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyoda Koki KK
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D5/00Power-assisted or power-driven steering
    • B62D5/06Power-assisted or power-driven steering fluid, i.e. using a pressurised fluid for most or all the force required for steering a vehicle
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D5/00Power-assisted or power-driven steering
    • B62D5/06Power-assisted or power-driven steering fluid, i.e. using a pressurised fluid for most or all the force required for steering a vehicle
    • B62D5/065Power-assisted or power-driven steering fluid, i.e. using a pressurised fluid for most or all the force required for steering a vehicle characterised by specially adapted means for varying pressurised fluid supply based on need, e.g. on-demand, variable assist

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)
  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 操舵ハンドルの中立剛性を高めるとともに、
中立自動復帰能力をも高めるようにする。 【解決手段】 パワーシリンダ3に作動油を供給する供
給路51の、その途中に設けられるサーボバルブ1をセ
ンタクローズタイプとする。ポンプ5からの吐出油の圧
力と、パワーシリンダ3の高圧側シリンダ室内の圧力と
の差(差圧)に応じて作動する開閉弁2を設ける。この
開閉弁2は、スプール25と、当該スプール25に反力
を与えるスプリング26とからなり、ポンプ吐出圧と高
圧側シリンダ室内の圧力との差(差圧)が所定値以上、
すなわち、スプリング26のバネ反力に抗してスプール
25を変位させ得るまでに差圧が大きくなったときに
は、上記パワーシリンダ3の左右のシリンダ室31、3
2間を連通状態に保持するように作動する。また、差圧
が小さいときには遮断するように作動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧式の動力舵取
装置に関するものであり、特に、操舵ハンドルの操舵状
態に応じて作動するサーボバルブを、中立位置において
中立剛性を高めさせるためにセンタクローズタイプのも
のからなるようにするとともに、当該サーボバルブとパ
ワーシリンダとの間に、上記操舵ハンドルが操舵を止め
たときには上記パワーシリンダの左右のシリンダ室間を
連通状態とし、これによってパワーピストンの戻りを迅
速に行なわしめるようにした油圧式動力舵取装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧式の動力舵取装置は、図5
ないし図7に示す如く、パワーアシスト用の作動油を供
給するポンプ50と、パワーアシストに供せられた作動
油を回収して貯めておくリザーバ90と、これらポンプ
50とリザーバ90との間にあって操舵ハンドルの操舵
に基づき作動するサーボバルブ10と、当該サーボバル
ブ10の作動に応じて上記ポンプ50からの作動油の供
給を受けて作動するパワーシリンダ30と、からなるこ
とを基本とするものである。このような基本構成からな
るものにおいて、上記サーボバルブ10は、中立位置で
の中立剛性を高めさせるために、上記ポンプ50からの
作動油の供給を受け入れる入口ポート10aが上記中立
位置では閉塞されるように形成されたセンタクローズタ
イプのものからなるようにしている場合がある(図6参
照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記センタ
クローズタイプのサーボバルブ10を有する従来のもの
においては、サーボバルブ10の中立位置においては、
パワーシリンダ30への作動油の供給が遮断されるとこ
ろからパワーアシスト無しの状態となり、マニュアル式
のステアリング装置(舵取装置)が形成されることとな
る。従って、中立位置状態でのステアリング剛性が高め
られることとなり、いわゆる中立剛性が高められること
となる。しかしながら、操舵ハンドルの操作(操舵)を
止めて、車輪側からの反力に基づく動力舵取装置全体の
中立位置への自動復帰を行なわせようとしたときに、本
センタクローズタイプのサーボバルブ10を有するもの
においては、パワーシリンダ30の高圧側シリンダ室か
らの作動油の戻り通路が狭くなっていることより、ステ
アリング装置の中立復帰動作が緩慢になり、ドライバが
操舵ハンドルを戻してやらなければならないと言う問題
点がある。この問題点について、図6及び図7を基に説
明する。図6に示すものは、センタクローズタイプのサ
ーボバルブを示すものであり、その中立位置状態におい
ては、ポンプ50に接続された入口ポート10aは閉じ
られており、パワーシリンダ30に接続されたシリンダ
ポート10bは、リザーバ90(図5参照)に接続され
たリターンポート10cに対して開かれた状態となって
いる。一方、これに対して図7に示すセンタオープンタ
イプのサーボバルブ10’においては、その中立位置状
態では、入口ポート10a’、シリンダポート10
b’、リターンポート10c’はそれぞれ開かれた状態
となっている。このような構成からなるものにおいて、
上記中立位置への自動復帰に際しては、パワーピストン
330(330’)が破線位置から図中の中央位置へ変
位(復帰)しようとすると、左側シリンダ室内の作動油
は左側シリンダポート10b(10b’)に向けて排出
されることとなる(破線矢印図示)。そして、その際、
センタクローズタイプのサーボバルブ10(図6参照)
においては、上記作動油の戻り通路はA部のみとなって
いるのに対して、センタオープンタイプのサーボバルブ
10’(図7参照)においては、上記戻り通路は、A’
部及びB’部となっている。従って、センタクローズタ
イプのサーボバルブ10の戻り通路は、センタオープン
タイプのサーボバルブ10’の戻り通路と比べて、ほぼ
半分の流路面積しか有さないようになり、これが、中立
復帰動作を緩慢にさせる原因となっている。このような
問題点を解決するために、操舵ハンドルの操舵を止めた
ときに、パワーシリンダ30の左右のシリンダ室を連通
状態とし、パワーピストン330の中立復帰を円滑に行
なわしめるようにした油圧式の動力舵取装置を提供しよ
うとするのが、本発明の目的(課題)である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては次のような手段を講ずることとし
た。すなわち、請求項1記載の発明においては、パワー
シリンダに作動油を供給するポンプと、操舵ハンドルの
操舵に基づいて作動するサーボバルブと、操舵時に、上
記ポンプから供給される作動油を上記サーボバルブを介
してパワーピストンにて区画される左右のシリンダ室の
一方側に導入してパワーアシストを行なうパワーシリン
ダと、上記作動油を貯えるリザーバと、からなる油圧式
動力舵取装置に関して、当該油圧式動力舵取装置の油圧
回路中の油圧力によって作動するとともに、上記パワー
シリンダの左右シリンダ室間を連通状態または遮断状態
に制御する開閉弁を設け、当該開閉弁を上記操舵ハンド
ルが操舵されているときには遮断状態に保持し、一方、
上記操舵ハンドルが操舵されていないときには連通状態
に保持するようにした構成を採ることとした。
【0005】このような構成を採ることにより、本発明
のものにおいては次のような作用を呈することとなる。
すなわち、操舵ハンドルが操舵されてサーボバルブが作
動すると、これに伴なって、パワーシリンダのいずれか
一方のシリンダ室にはポンプからの作動油が供給され
る。このとき、上記パワーシリンダの両シリンダ室の間
を連結する開閉弁は遮断状態となっているので、上記一
方のシリンダ室内の圧力は上昇し、パワーピストンがい
ずれか一方側に駆動される。これにより、このパワーピ
ストンにつながる諸機構を介して車輪へのパワーアシス
ト力が伝えられることとなる。このような状態におい
て、操舵ハンドルの操舵が止められると、車輪からの反
力により油圧式動力舵取装置は全体的に中立状態に戻さ
れるように作動する。すなわち、パワーピストンへは、
中立状態に復帰するような反力が加わることとなる。こ
のパワーピストンの中立復帰作動時において、本発明の
ものにおいては、本パワーピストンを間に挟んで、その
左右に設けられるシリンダ室間が連通状態となるよう
に、上記開閉弁が上記油圧回路中の油圧力によって作動
するようになっているので、この開閉弁の作動により、
上記高圧側のシリンダ室と低圧側のシリンダ室とは連通
状態となる。その結果、左右のシリンダ室内の作動油は
上記パワーピストンの中立復帰運動に伴って、他方のシ
リンダ室へと円滑に流動することとなる。従って、パワ
ーピストンの中立復帰作動が円滑に行なわれることとな
る。すなわち、油圧式動力舵取装置全体の中立自動復帰
が円滑に行なわれることとなり、いわゆる操舵ハンドル
の戻りが良くなる。そして、このような中立自動復帰機
能が、高価な電気的機構等を用いることなく発揮される
こととなる。
【0006】次に、請求項2記載の発明について説明す
る。このものも、その基本的な点は、上記請求項1記載
のものと同じである。その特徴とするところは、上記サ
ーボバルブを、その中立位置において、ポンプからの作
動油をパワーシリンダ側へは流動させないようにすると
ともに、パワーシリンダの左右シリンダ室をリザーバに
連通させるように作動するセンタクローズタイプのもの
からなるようにしたことである。このような構成を採る
ことにより、本発明のものにおいては、上記請求項1記
載のものと同様、上記パワーピストンの中立自動復帰が
円滑に行なわれるとともに、これらに加えて、更に、中
立位置でのステアリング剛性が高められることとなる。
従って、車両の直進安定性が高められることとなる。す
なわち、サーボバルブがセンタクローズタイプのものか
らなるものであるので、中立位置において、パワーシリ
ンダのシリンダ室へは作動油が供給されないようにな
る。従って、中立位置ではマニアル式のステアリング装
置(舵取装置)が形成されることとなり、パワーアシス
ト機能が発揮されないようになる。その結果、いわゆる
操舵ハンドルが重くなり、中立剛性が高められることと
なる。すなわち、本発明のものにおいては、中立自動復
帰機能が発揮されるとともに、中立剛性が高められるこ
ととなり、車両の直進安定性がより高められることとな
る。
【0007】次に、請求項3記載の発明について説明す
る。このものも、その基本的な点は、上記請求項2記載
のものと同じである。その特徴とするところは、上記開
閉弁の作動を、ポンプからの作動油の吐出圧力と、パワ
ーシリンダの高圧室側の圧力との差(差圧)に応じて、
その開閉作動を行なわしめるようにしたことである。す
なわち、請求項2記載の油圧式動力舵取装置において、
上記開閉弁を、上記ポンプからの作動油の吐出圧力と、
上記パワーシリンダの左右のシリンダ室のうちの、いず
れか一方の高圧室側の圧力との差(差圧)に応じて作動
させるようにするとともに、上記ステアリング装置が操
舵されていない状態であって上記ポンプからの吐出圧力
の方が、上記パワーシリンダの高圧側シリンダ室内の圧
力よりも所定値以上高い状態にあるときには、上記パワ
ーシリンダの左右のシリンダ室間が連通状態となるよう
に作動させるようにした構成からなるようにした。この
ような構成を採ることにより、本発明のものにおいて
も、上記請求項2記載のものと同様、中立自動復帰機能
が発揮されるとともに中立位置での剛性が高められるこ
ととなり、直進安定性の向上が図られることとなる。更
に、これらに加えて、本発明のものにおいては、以下の
ような作用を呈することとなる。まず、操舵ハンドルに
よって操舵が行なわれているときには、パワーシリンダ
の一方のシリンダ室にポンプからの作動油が導入されて
いるので、ポンプからの作動油の吐出圧力と高圧側シリ
ンダ室内の圧力との差(差圧)は、ほとんど無くなり、
上記開閉弁は上記左右のシリンダ室間を遮断状態とする
ように作動する。このような状態で操舵ハンドルによる
操舵が止められ、サーボバルブが中立位置に戻ると、パ
ワーシリンダにはポンプからの作動油が導入されず、か
つ、左右のシリンダ室はリザーバに連通した状態とな
る。これによって、左右のシリンダ室内の圧力が降下す
るのに伴って上記差圧が上昇し、当該差圧はやがて所定
値以上の値となる。このように差圧が所定値以上の値と
なったときに、上記開閉弁は上記左右のシリンダ室間を
連通状態とするように作動する。すなわち、操舵状況に
応じて上記開閉弁を作動させるにあたって、本油圧式動
力舵取装置の油圧回路中の油圧値(油圧力)のみを用い
ることによって、その作動制御を行なわせるようにして
いるので、別途ロータリエンコーダ、ソレノイド等の高
価な電気的機構を用いる必要が無くなり、コストの低減
化を図ることができるようになる。
【0008】次に、請求項4記載の発明について説明す
る。このものも、その基本的な点は上記請求項2または
請求項3記載のものと同じである。その特徴とするとこ
ろは、ポンプを駆動するモータを、電動モータからなる
ようにするとともに、当該電動モータの回転速度の制御
を、上記ポンプ吐出圧力と上記パワーシリンダの左右シ
リンダ室のうちの高圧側シリンダ室内の圧力との差(差
圧)に応じて、かつ、逆比例するように行なわせるよう
にしたことである。このような構成を採ることにより、
本発明のものにおいては、上記請求項2または請求項3
記載のものと同様、中立自動復帰機能が発揮されるとと
もに、中立位置でのステアリング剛性が高められ、直進
安定性が得られることとなる。そして更に、本発明のも
のにおいては、パワーシリンダにパワーアシスト用の作
動油を供給するポンプが電動モータにて駆動されるよう
になっているとともに、当該電動モータの回転速度の制
御をパワーアシストの必要量に応じて行なわせるように
したので、省エネルギー化を図ることができるようにな
る。すなわち、操舵ハンドルの操舵が行なわれておりパ
ワーアシストが必要とされるときには、ポンプからの作
動油の吐出圧力とパワーシリンダの高圧側シリンダ室内
の圧力との差(差圧)がほとんどなくなるので、この差
圧の減少に応じて上記電動モータ及びポンプの回転速度
を上げるようにする。一方、ステアリング装置が操舵さ
れてはおらずパワーアシストが必要とされないときに
は、上記差圧が大きくなるので、上記電動モータ及びポ
ンプを低速度で回転運動させ、作動油の吐出量を抑える
ようにしている。従って、ポンプの稼働によって消費さ
れるエネルギーを節約することができるようになり、省
エネルギー化を図ることができるようになる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
1ないし図4を基に説明する。本実施の形態に関するも
のの、その構成は、図1に示す如く、作動油を吐出する
ポンプ5と、当該ポンプ5を駆動する電動モータ55
と、当該電動モータ55によって駆動されるポンプ5か
らの吐出油(作動油)をサーボバルブ1及びパワーシリ
ンダ3に供給する供給路51と、操舵ハンドル(図示せ
ず)の操舵に応じて作動するサーボバルブ1と、当該サ
ーボバルブ1にて切り換えられた上記ポンプ5からの吐
出油(作動油)を受けて作動するパワーシリンダ3と、
上記ポンプ5からの吐出油(作動油)の吐出圧と、上記
パワーシリンダ3の左右のシリンダ室31、32のう
ち、高圧側のシリンダ室内の圧力との差(差圧)を検出
する差圧検出手段6と、当該差圧検出手段6による検出
結果に基づき作動するものであって、上記操舵ハンドル
が操舵されていない状態にあっては、上記左右のシリン
ダ室間を連通状態に保持する開閉弁2と、上記差圧検出
手段6からの検出信号に基づき、上記電動モータ55の
回転速度等を制御する制御手段7と、からなることを基
本とするものである。
【0010】このような基本構成からなるものにおい
て、上記電動モータ55によって駆動されるポンプ5
は、例えばベーンポンプ等からなるものであり、当該ポ
ンプ(油圧ポンプ)5からは、その吐出油(作動油)が
コントロールバルブであるサーボバルブ1等に、供給路
51を介して供給されるようなっているものである。そ
して、このようなサーボバルブ1は、図4に示す如く、
ロータリバルブタイプのものからなるものであり、操舵
ハンドルに連結されて一体的に回転するバルブシャフト
11と、このバルブシャフト11の外周側に同軸状に設
けられるとともに、パワーシリンダ3によってパワーア
シストされるステアリングリンケージに連結されるバル
ブボデー12と、これらバルブシャフト11とバルブボ
デー12とを相対回転可能なように連結するトーション
バー15と、からなるものである。このような構成から
なるバルブシャフト11とバルブボデー12との間に
は、ポンプ5からの吐出油(作動油)を、上記操舵ハン
ドルの操舵に応じて上記パワーシリンダ3へ、適宜切換
えた状態で供給するように作動する切換えバルブ11
2、113が形成されるようになっている。なお、この
切換えバルブ112としては、本実施の形態において
は、中立状態時にパワーシリンダ3への作動油の供給を
遮断するように作動するセンタクローズタイプのものが
採用されるようになっている。具体的には、中立状態
時、ポンプ5に接続された入口ポート1aは、切換えバ
ルブ112によって閉じられるようになっており、パワ
ーシリンダ3のシリンダ室31、32に接続されたシリ
ンダポート1bは、このとき開かれている切換えバルブ
113を介してリザーバ9に接続されるリターンポート
1cに連通するようになっている。そして、操舵ハンド
ルが操作されて切換えバルブ112の一方が開くと、こ
れに隣接する切換えバルブ113が閉じ、シリンダ室3
1、32の一方がポンプ5に接続されるとともに、他方
がリザーバ9に接続されるようになっているものであ
る。
【0011】このような構成からなるサーボバルブ1に
て切換えられた作動油は、供給路51を介してパワーシ
リンダ3の左右のシリンダ室31、32のうちのいずれ
か一方側に供給されるようになっているものである。こ
のパワーシリンダ3は、左右にシリンダ室31、32を
有するとともに、これら左右のシリンダ室31、32間
にはパワーピストン33が設けられるようになっている
ものである。そして、このパワーピストン33にはピス
トンロッド35が連結され、当該ピストンロッド35
は、タイロッド(図示せず)等を介して車輪につながる
ようになっているものである。
【0012】このような構成からなるパワーシリンダ3
と上記サーボバルブ1との間には、スプール25等を有
する開閉弁2が設けられるようになっているものであ
る。この開閉弁2は、図2及び図3に示す如く、上記パ
ワーシリンダ3の左右の各シリンダ室31、32に、そ
れぞれ連通するポート21、22を有するとともに、上
記スプール25を一定方向に押付けるように作動するス
プリング26を有するようになっているものである。ま
た、上記スプール25は左右にスプールヘッド251、
252を有し、スプリング26の設置される側のスプー
ルヘッド251の外端面側には、後記シャトルバルブ6
1を介して、上記パワーシリンダ3の左右のシリンダ室
31、32のうちの高圧側シリンダ室の圧力が、シリン
ダ圧ポート23から導入されるようになっている。そし
て、他方のスプールヘッド252の外端面側には、上記
ポンプからの吐出圧が吐出圧ポート24を介して導入さ
れるようになっている。従って、本開閉弁2には、操舵
ハンドルが操舵されているときには、上記ポンプ吐出圧
力(P0 )と上記左右いずれか一方のシリンダ室であっ
て高圧側シリンダ室内の圧力(PaまたはPb)との差
(差圧)が作用するとともに、この差圧が小さいときに
は上記スプリング26のバネ反力によって上記スプール
25は吐出圧ポート24側に押付けられ、上記スプール
ヘッド251がポート21を閉じることとなる。その結
果、上記左右のポート21、22の間は遮断されること
となる(図2参照)。これに対して、操舵ハンドルの操
舵が止められ、上記サーボバルブ1が中立位置に戻った
ときには、上記シリンダ室31、32への作動油の供給
が遮断されるので、上記シリンダ室31、32内の圧力
(PaまたはPb)は低下し、上記差圧が所定値以上、
すなわち、上記スプール25をスプリング26のバネ反
力に抗して変位させ得るまでに差圧が大きくなると、上
記スプール25はスプリング26側に押戻されることと
なる。その結果、上記左右のポート21、22間は連通
状態に保持されることとなる(図3参照)。
【0013】このような開閉弁2の作動を制御する差圧
検出手段6は、図1に示す如く、上記パワーシリンダ3
の左右のシリンダ室31、32間の圧力差によって、い
ずれか一方側に作動するとともに、高圧側シリンダ室内
の圧力を検出するシャトルバルブ61と、当該シャトル
バルブ61にて検出された圧力(PaまたはPb)と、
上記ポンプ5からの吐出圧力(P0 )との差(差圧)に
応じて作動するスプール弁66と、当該スプール弁66
の作動に応じ、この差圧に逆比例するような信号(電
圧)を送り出す差動トランス67と、からなることを基
本とするものである。そして、このようにして検出され
た差圧信号を次の制御手段7に送り、この制御手段7に
て演算処理の成されたデータ(信号)に基づき、電動モ
ータ55の回転速度等が制御されるようになっているも
のである。具体的には、操舵ハンドルの非操舵時におい
ては、上記P0 の値が非常に高くなるので、この信号を
受けて上記電動モータ55を極低速度で回転させ、ポン
プ5からの吐出量を低く抑えるか、あるいは上記電動モ
ータ55を停止させるようにしているものである。
【0014】次に、このような差圧検出手段6からの信
号を受けて上記電動モータ55の制御を行なう制御手段
7は、マイクロプロセッサユニット(MPU)等の演算
手段を主にして形成されるマイクロコンピュータからな
るものである。このような制御手段7からの信号に基づ
き、上記電動モータ55の回転速度等が制御され、延い
てはポンプ5の稼働状態が制御されることとなる。な
お、本実施の形態においては、省エネルギー化の観点か
ら、上記ポンプ5は電動モータ55にて駆動されるもの
を主に述べて来たが、本発明の主旨は、このような電動
モータにて回転駆動されるものに限定されるものでは無
く、車載エンジンにて直接駆動されるタイプのものであ
っても良い。
【0015】次に、このような構成からなる本実施の形
態のものについての、その作動態様等について説明す
る。すなわち、操舵ハンドルが操舵されてサーボバルブ
1が作動すると、これに伴なって、パワーシリンダ3の
いずれか一方のシリンダ室31、32にはポンプ5から
作動油が供給されて同室内は高圧となる。これによっ
て、当該パワーシリンダ3内に設けられたパワーピスト
ン33は、いずれか一方の側に駆動され、このパワーピ
ストン33につながるピストンロッド35、更にはタイ
ロッド等を介して、車輪へのパワーアシスト力が付加さ
れることとなる。そして、このとき、上記パワーシリン
ダ3の両シリンダ室31、32の間を連結する開閉弁2
はポンプ吐出圧(P0 )と高圧側シリンダ室内の圧力
(PaまたはPb)との差がほとんど無いようになって
いるので、例えば図2に示す如く、スプリング26の作
用により、遮断状態となる。従って、ポンプ5からの吐
出油(作動油)は、引続き、いずれか一方の高圧側のシ
リンダ室側へ供給されることとなる。このような状態に
おいて、操舵ハンドルの操舵が止められると、当該操舵
ハンドルの操舵に連動して作動する上記サーボバルブ1
は、図4に示す如く、閉止状態となり、上記高圧側シリ
ンダ室への作動油供給が止められることとなる。そし
て、この場合、車輪からの反力によりステアリング装置
(動力舵取装置)が全体的に中立状態に復帰するように
作動すると、タイロッド等に連結されるパワーピストン
33には、中立状態へ戻るような反力が加わることとな
る。すなわち、中立自動復帰力が入力されることとな
る。ところで、この場合、本実施の形態のものにおいて
は、サーボバルブ1はセンタクローズタイプのものから
なるものであるので、上記パワーシリンダ3への作動油
の供給が遮断され、高圧側シリンダ室内の圧力(Paま
たはPb)は低い値と成る。その結果、吐出圧(P0
との差が大きくなり、上記開閉弁2は、図3に示す如
く、そのスプール25がスプリング26のバネ反力に抗
して作動し、左右のポート21、22間は連通状態とな
る。すなわち、パワーシリンダ3の両シリンダ室31、
32は連通状態となる。その結果、左右のシリンダ室3
1、32内の作動油は上記パワーピストン33の中立復
帰運動に伴って他方のシリンダ室へと円滑に流動するこ
ととなる。従って、パワーピストン33の中立復帰作動
が円滑に行なわれることとなる。すなわち、ステアリン
グ装置(動力舵取装置)全体の中立自動復帰が円滑に行
なわれることとなる。
【0016】また、本実施の形態のものにおいては、上
記サーボバルブ1がセンタクローズタイプのものにて形
成されるようになっているので、中立位置でのステアリ
ング剛性が高められることとなる。従って、車両の直進
安定性が高められることとなる。すなわち、サーボバル
ブ1がセンタクローズタイプのものからなるものである
ので、中立位置ではポンプ5に接続された入口ポート1
aが閉じられており、パワーシリンダ3のシリンダ室3
1、32へは作動油が供給されないようになる。このこ
とは、中立位置ではマニアル式のステアリング装置(舵
取装置)が形成されることとなり、パワーアシスト機能
が発揮されないようになる。その結果、操舵ハンドルが
重くなり、中立剛性が高められることとなる。すなわ
ち、本実施の形態のものにおいては、中立自動復帰機能
が発揮されるとともに、中立剛性も高められることとな
り、直進安定性がより高められることとなる。
【0017】また、本実施の形態のものにおいては、パ
ワーシリンダ3にパワーアシスト用の作動油を供給する
ポンプ5が電動モータ55にて駆動されるようになって
いるとともに、当該電動モータ55の回転速度の制御を
パワーアシストの必要量に応じて行なわせるようにした
ので、省エネルギー化を図ることができるようになる。
すなわち、操舵ハンドルの操舵が行なわれておりパワー
アシストが必要とされるときには、ポンプ5からの作動
油の吐出圧力(P0 )とパワーシリンダ3の高圧側シリ
ンダ室内の圧力(PaまたはPb)との差(差圧)がほ
とんどなくなるので、この差圧の減少に応じて上記電動
モータ55及びポンプ5の回転速度を上げるようにす
る。一方、操舵ハンドルが操舵されてはおらず、上記差
圧が大きいときには、上記電動モータ55及びポンプ5
を極低速度で回転運動させて、作動油の吐出量を抑える
ようにするか、あるいは、上記電動モータ55を停止さ
せるようにしている。従って、ポンプの稼働によって消
費されるエネルギーを節約することができるようにな
り、省エネルギー化を図ることができるようになる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、パワーシリンダに作動
油を供給するポンプと、操舵ハンドルの操舵に基づいて
作動するサーボバルブと、操舵時に、上記ポンプから供
給される作動油を上記サーボバルブを介してパワーピス
トンにて区画される左右のシリンダ室の一方側に導入し
てパワーアシストを行なうパワーシリンダと、上記作動
油を貯えるリザーバと、からなる油圧式動力舵取装置に
関して、当該油圧式動力舵取装置の油圧回路中の油圧力
によって作動するとともに、上記パワーシリンダの左右
シリンダ室間を連通状態または遮断状態に制御する開閉
弁を設け、当該開閉弁を上記操舵ハンドルが操舵されて
いるときには遮断状態に保持し、一方、上記操舵ハンド
ルが操舵されていないときには連通状態に保持するよう
にしたので、操舵ハンドルの操舵が止められて、車輪側
からの反力により、操舵ハンドルが中立位置に戻る場合
に、この中立自動復帰作動が円滑に行なわれるようにな
った。すなわち、操舵ハンドルの戻りが良くなった。ま
た、上記サーボバルブをセンタクローズタイプとするこ
とにより、中立位置において、操舵ハンドルの中立剛性
が高められるようになり、直進安定性が高められるよう
になった。これらに加えて、上記開閉弁を、ポンプから
の吐出圧力と高圧側シリンダ室内の圧力との差(差圧)
によって作動させるようにしたので、操舵状況に応じて
上記開閉弁を作動させるにあたって、高価な電気的機構
等を用いる必要がなくなり、装置全体のコストの低減化
を図ることができるようになった。更に、ポンプの駆動
を操舵状況に応じて電動モータにて行なわせるようにし
たので、省エネルギー化を図ることができるようになっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体構成を示すスケルトン図である。
【図2】本発明の主要部を成す開閉弁の、その遮断状態
を示す図である。
【図3】本発明の主要部を成す開閉弁の、その連通状態
を示す図である。
【図4】本発明にかかるサーボバルブの全体構成を示す
横断面図である。
【図5】従来例の全体構成を示すスケルトン図である。
【図6】従来例におけるセンタクローズタイプサーボバ
ルブの全体構成を示す横断面図である。
【図7】従来例におけるセンタオープンタイプサーボバ
ルブの全体構成を示す横断面図である。
【符号の説明】
1 サーボバルブ 11 バルブシャフト 112 切換えバルブ 113 切換えバルブ 12 バルブボデー 15 トーションバー 2 開閉弁 21 ポート 22 ポート 23 シリンダ圧ポート 24 吐出圧ポート 25 スプール 251 スプールヘッド 252 スプールヘッド 26 スプリング 3 パワーシリンダ 31 シリンダ室 32 シリンダ室 33 パワーピストン 35 ピストンロッド 5 ポンプ 51 供給路 55 電動モータ 6 差圧検出手段 61 シャトルバルブ 66 スプール弁 67 差動トランス 7 制御手段 9 リザーバ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パワーシリンダに作動油を供給するポン
    プと、操舵ハンドルの操舵に基づいて作動するサーボバ
    ルブと、操舵時に、上記ポンプから供給される作動油を
    上記サーボバルブを介してパワーピストンにて区画され
    る左右のシリンダ室の一方側に導入してパワーアシスト
    を行なうパワーシリンダと、上記作動油を貯えるリザー
    バと、からなる油圧式動力舵取装置において、当該油圧
    式動力舵取装置の油圧回路中の油圧力によって作動する
    とともに、上記パワーシリンダの左右シリンダ室間を連
    通状態または遮断状態に制御する開閉弁を設け、当該開
    閉弁を上記操舵ハンドルが操舵されているときには遮断
    状態に保持し、一方、上記操舵ハンドルが操舵されてい
    ないときには連通状態に保持するようにしたことを特徴
    とする油圧式動力舵取装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の油圧式動力舵取装置にお
    いて、上記サーボバルブを、当該サーボバルブが中立位
    置にあるときには、上記ポンプからの作動油を上記パワ
    ーシリンダ側へは流動させないようにするとともに、上
    記パワーシリンダの左右シリンダ室を上記リザーバに連
    通させるようにするセンタクローズ型のものからなるよ
    うにしたことを特徴とする油圧式動力舵取装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の油圧式動力舵取装置にお
    いて、上記開閉弁を、上記ポンプからの作動油の吐出圧
    力と、上記パワーシリンダの左右シリンダ室のうちの、
    いずれか一方の高圧室側の圧力との差である差圧に応じ
    て作動させるようにするとともに、上記ステアリング装
    置が操舵されていない状態であって上記ポンプからの吐
    出圧力の方が、上記パワーシリンダの高圧側シリンダ室
    内の圧力よりも所定値以上高い状態にあるときには、上
    記パワーシリンダの左右のシリンダ室間が連通状態とな
    るように作動させるようにしたことを特徴とする油圧式
    動力舵取装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または請求項3記載の油圧式動
    力舵取装置において、上記ポンプを電動モータにて駆動
    するとともに、当該電動モータの回転速度を上記ポンプ
    吐出圧力と上記パワーシリンダの左右シリンダ室のうち
    の高圧側シリンダ室内の圧力との差である差圧に応じ
    て、かつ、逆比例するように制御するようにしたことを
    特徴とする油圧式動力舵取装置。
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