JPH11246463A - 芳香族キノンの電解合成 - Google Patents
芳香族キノンの電解合成Info
- Publication number
- JPH11246463A JPH11246463A JP10334715A JP33471598A JPH11246463A JP H11246463 A JPH11246463 A JP H11246463A JP 10334715 A JP10334715 A JP 10334715A JP 33471598 A JP33471598 A JP 33471598A JP H11246463 A JPH11246463 A JP H11246463A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cerium
- aromatic
- ions
- aromatic compound
- compound
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C45/00—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds
- C07C45/27—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by oxidation
- C07C45/28—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by oxidation of CHx-moieties
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C201/00—Preparation of esters of nitric or nitrous acid or of compounds containing nitro or nitroso groups bound to a carbon skeleton
- C07C201/06—Preparation of nitro compounds
- C07C201/12—Preparation of nitro compounds by reactions not involving the formation of nitro groups
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C201/00—Preparation of esters of nitric or nitrous acid or of compounds containing nitro or nitroso groups bound to a carbon skeleton
- C07C201/06—Preparation of nitro compounds
- C07C201/16—Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C46/00—Preparation of quinones
- C07C46/02—Preparation of quinones by oxidation giving rise to quinoid structures
- C07C46/04—Preparation of quinones by oxidation giving rise to quinoid structures of unsubstituted ring carbon atoms in six-membered aromatic rings
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【解決手段】セリウム(IV)イオンを使用する芳香族化合
物及びアルキル芳香族化合物の酸化反応方法であって、
芳香族化合物及びアルキル芳香族化合物は、C5 からC
15のアルカン、好ましくはヘキサンあるいはn−ヘプタ
ンあるいはn−デカンあるいはシクロヘキサン中に好ま
しくは0.1と3.0モーラーの間の濃度で溶解され、
反応により生成されたカルボニル含有生成物はアルカン
中のその最少溶解度以上でアルカン中の芳香族化合物又
はアルキル芳香族化合物の最大溶解度以下である。 【効果】生成物はより高純度である。関連する副生成物
が減少し、化学的収率が実質的に改善される。
物及びアルキル芳香族化合物の酸化反応方法であって、
芳香族化合物及びアルキル芳香族化合物は、C5 からC
15のアルカン、好ましくはヘキサンあるいはn−ヘプタ
ンあるいはn−デカンあるいはシクロヘキサン中に好ま
しくは0.1と3.0モーラーの間の濃度で溶解され、
反応により生成されたカルボニル含有生成物はアルカン
中のその最少溶解度以上でアルカン中の芳香族化合物又
はアルキル芳香族化合物の最大溶解度以下である。 【効果】生成物はより高純度である。関連する副生成物
が減少し、化学的収率が実質的に改善される。
Description
【0001】発明の背景 (a)発明の属する技術分野 この出願の発明は、セリウム(IV)イオンを用いる芳香族
化合物及びアルキル芳香族化合物の酸化方法に関するも
のであって、特に、セリウム(IV)イオンを用いての、芳
香族化合物及びアルキル芳香族化合物の酸化によるカル
ボニル含有化合物の間接的な電解合成として、芳香族化
合物及びアルキル芳香族化合物がC5 からC15のアルカ
ンに溶解され、この溶媒中での反応基質の濃度がカルボ
ニル化合物の純度を高め、副生物を低減し、実質的に改
善された化学的収率を得るのに決定的となる酸化方法に
関するものである。 (b)従来の技術 Stephen Harrisonが発明者であり、1994年3月22
日に許可された米国特許5,296,107号には、電
気化学セルで芳香族反応物及びアルキル芳香族反応物が
酸化され、セリウム(III) がセリウム(IV)に変換される
プロセスが 記載されている。工業的に極めて興味のあ
るこのプロセスは、現在においては、酸化生成物が予期
した程純粋でなく、多くの場合、なにがしかの量の副生
成物を伴うという難点をいくつか持っていることが分か
っている。このことは、米国特許5,296,107号
の部分継続出願である、1996年5月14日認可の米
国特許5,516,407号によっても参照される。
化合物及びアルキル芳香族化合物の酸化方法に関するも
のであって、特に、セリウム(IV)イオンを用いての、芳
香族化合物及びアルキル芳香族化合物の酸化によるカル
ボニル含有化合物の間接的な電解合成として、芳香族化
合物及びアルキル芳香族化合物がC5 からC15のアルカ
ンに溶解され、この溶媒中での反応基質の濃度がカルボ
ニル化合物の純度を高め、副生物を低減し、実質的に改
善された化学的収率を得るのに決定的となる酸化方法に
関するものである。 (b)従来の技術 Stephen Harrisonが発明者であり、1994年3月22
日に許可された米国特許5,296,107号には、電
気化学セルで芳香族反応物及びアルキル芳香族反応物が
酸化され、セリウム(III) がセリウム(IV)に変換される
プロセスが 記載されている。工業的に極めて興味のあ
るこのプロセスは、現在においては、酸化生成物が予期
した程純粋でなく、多くの場合、なにがしかの量の副生
成物を伴うという難点をいくつか持っていることが分か
っている。このことは、米国特許5,296,107号
の部分継続出願である、1996年5月14日認可の米
国特許5,516,407号によっても参照される。
【0002】また、先行技術としては、全てがR.A.
C.Rennie出願の、米国特許3,873,580号、英
国特許GB1 360 904、1 203 434、
1192 037、及びElectrochemica Acta 、334
巻、4号、499−515頁(1987)に発表された
D. Pletcher とE. Valdes 著「相移行剤を含む多相シス
テムにおけるCe(III) /Ce(IV)対の研究」という題
の2部論文もある。
C.Rennie出願の、米国特許3,873,580号、英
国特許GB1 360 904、1 203 434、
1192 037、及びElectrochemica Acta 、334
巻、4号、499−515頁(1987)に発表された
D. Pletcher とE. Valdes 著「相移行剤を含む多相シス
テムにおけるCe(III) /Ce(IV)対の研究」という題
の2部論文もある。
【0003】各特許では、一般的に、酸化剤の酸化水溶
液により、有機溶媒に溶解した芳香族炭化水素が酸化さ
れることが教示されている。好適な有機溶媒としては、
塩素化炭化水素、石油系溶媒、及びヘキサンを含む、特
にC5 からC15の脂肪族炭化水素であるとされている。
各特許には、プロセスは、バッチあるいは連続で可能な
ことも示されている。
液により、有機溶媒に溶解した芳香族炭化水素が酸化さ
れることが教示されている。好適な有機溶媒としては、
塩素化炭化水素、石油系溶媒、及びヘキサンを含む、特
にC5 からC15の脂肪族炭化水素であるとされている。
各特許には、プロセスは、バッチあるいは連続で可能な
ことも示されている。
【0004】米国特許3,873,580号及び英国特
許GB1 360 904では、ナフタレン(0.1
M)、ジフェニル(0.1M)、アントラセン(0.1
M)及びトルエン(0.2M)を含む種々の芳香族炭化
水素の溶解に、有機溶媒としてヘキサンを使用すること
が教示されている。酸化剤は過硫酸アニオンであり、別
なセルで硫酸イオンから電解により再成されている。セ
リウムが約0.01から1モル/モル有機基質の割合で
存在する場合には、酸化触媒として作用するようであ
る。また、酸化は、好ましくは、銀あるいは鉄等の共触
媒の存在下で起こる。
許GB1 360 904では、ナフタレン(0.1
M)、ジフェニル(0.1M)、アントラセン(0.1
M)及びトルエン(0.2M)を含む種々の芳香族炭化
水素の溶解に、有機溶媒としてヘキサンを使用すること
が教示されている。酸化剤は過硫酸アニオンであり、別
なセルで硫酸イオンから電解により再成されている。セ
リウムが約0.01から1モル/モル有機基質の割合で
存在する場合には、酸化触媒として作用するようであ
る。また、酸化は、好ましくは、銀あるいは鉄等の共触
媒の存在下で起こる。
【0005】一つの例外として、所定時間酸化した後
に、カルボニル含有生成物が液相に残留したケースがあ
る。米国特許3,873,580号の実施例4において
は、2時間の反応時間の後、固体の9,10−アントラ
キノンが濾過により回収されている。反応混合物には、
Ag+ とともに、アントラセン(ヘキサン中0.1M)
とセリウム(IV)イオンが含有されている。
に、カルボニル含有生成物が液相に残留したケースがあ
る。米国特許3,873,580号の実施例4において
は、2時間の反応時間の後、固体の9,10−アントラ
キノンが濾過により回収されている。反応混合物には、
Ag+ とともに、アントラセン(ヘキサン中0.1M)
とセリウム(IV)イオンが含有されている。
【0006】GB1 203 434では、ヘキサンに
溶解した2,6−ジ−t−ブチルフェノールをセリウム
(IV)イオンで酸化すると、0.05Mの有機相が生成す
ることが示されている。2,2′,6,6′−テトラブ
チルジフェノキノンの収率は「実質的に定量的」であ
る。この特許ではまた、所望の時間の酸化後に、カルボ
ニル含有生成物が液相に存在することが示されている。
所望の生成物は、液相から蒸発あるいは結晶化といった
手法により得られている。
溶解した2,6−ジ−t−ブチルフェノールをセリウム
(IV)イオンで酸化すると、0.05Mの有機相が生成す
ることが示されている。2,2′,6,6′−テトラブ
チルジフェノキノンの収率は「実質的に定量的」であ
る。この特許ではまた、所望の時間の酸化後に、カルボ
ニル含有生成物が液相に存在することが示されている。
所望の生成物は、液相から蒸発あるいは結晶化といった
手法により得られている。
【0007】GB1 192 037では、ジフェニル
をヘキサンに溶解して、0.19Mの溶液を生成させる
ことが示されている。セリウム(IV)イオンが酸化剤であ
る。70%の収率の2−フェニルキノンが得られてい
る。この特許では、前記キノンが液相から蒸発あるいは
結晶化といった手法により得られたことが示されてい
る。
をヘキサンに溶解して、0.19Mの溶液を生成させる
ことが示されている。セリウム(IV)イオンが酸化剤であ
る。70%の収率の2−フェニルキノンが得られてい
る。この特許では、前記キノンが液相から蒸発あるいは
結晶化といった手法により得られたことが示されてい
る。
【0008】Pletcherらの論文の第1部では、電解液が
酸性の水相と、トルエン、塩化メチレン及びヘキサン等
の有機相のエマルジョンになっている、非分離のセルに
おいてセリウム(IV)イオンを電気化学的に再生させるこ
とが示されている。燐酸トリブチルあるいはテトラブチ
ルアンモニウムイオンが相間移行剤である。論文の第2
部では、水相に硝酸が含まれ、n−ヘプタン中の0.0
3Mのアントラセン溶液を間接的に、セリウムが介して
酸化することが示されている。アントラキノンの収率
は、燐酸トリブチルが移行剤の場合には「定量的に近
く」、また、テトラブチルアルモニウムが移行剤の場合
には「通常」60%であったことが報告されている。反
応の終わりでは、生成物は有機相の蒸発により得られて
いる。
酸性の水相と、トルエン、塩化メチレン及びヘキサン等
の有機相のエマルジョンになっている、非分離のセルに
おいてセリウム(IV)イオンを電気化学的に再生させるこ
とが示されている。燐酸トリブチルあるいはテトラブチ
ルアンモニウムイオンが相間移行剤である。論文の第2
部では、水相に硝酸が含まれ、n−ヘプタン中の0.0
3Mのアントラセン溶液を間接的に、セリウムが介して
酸化することが示されている。アントラキノンの収率
は、燐酸トリブチルが移行剤の場合には「定量的に近
く」、また、テトラブチルアルモニウムが移行剤の場合
には「通常」60%であったことが報告されている。反
応の終わりでは、生成物は有機相の蒸発により得られて
いる。
【0009】しかしながら、これらの引用した文献で
は、溶媒中の芳香族炭化水素の濃度が決定的条件である
とされている。セリウム(IV)イオンによる芳香族炭化水
素の酸化については教示されていない。また、これらの
引用した文献では、セリウム(IV)イオンによる芳香族炭
化水素の酸化によるカルボニル含有反応生成物の沈殿も
教示されていない。
は、溶媒中の芳香族炭化水素の濃度が決定的条件である
とされている。セリウム(IV)イオンによる芳香族炭化水
素の酸化については教示されていない。また、これらの
引用した文献では、セリウム(IV)イオンによる芳香族炭
化水素の酸化によるカルボニル含有反応生成物の沈殿も
教示されていない。
【0010】そこで、この出願の発明が目的とすること
は、時間/効率の節約と向上を確実にすることのできる
アルキル化合物及び芳香族化合物の酸化方法を提供する
ことである。ナフトキノン等のカルボニル含有反応生成
物の対応するカルボン酸への分解を最小限とすることの
できる酸化方法を提供することがこの出願の発明のもう
一つの目的である。
は、時間/効率の節約と向上を確実にすることのできる
アルキル化合物及び芳香族化合物の酸化方法を提供する
ことである。ナフトキノン等のカルボニル含有反応生成
物の対応するカルボン酸への分解を最小限とすることの
できる酸化方法を提供することがこの出願の発明のもう
一つの目的である。
【0011】また、この出願の発明のもう一つの目的
は、有機相中の高濃度の有機基質により、所望のカルボ
ニル含有生成物の沈澱を促進し、反応混合物からの分離
を容易にすることのできる、アルキル及び芳香族化合物
の酸化方法を提供することである。さらにこの出願の発
明の目的とすることは、プロセスから塩素化溶媒をなく
し、これらの溶媒が塩素イオンに分解して、カソード、
アノード、その他の付属装置の腐食問題を引き起こす可
能性を取り除くことである。 発明の要約 この出願の発明は、芳香族化合物もしくはアルキル芳香
族化合物の酸化反応方法を提供するものであって、この
酸化反応方法は、(a)有機溶媒中の芳香族反応物又は
アルキル芳香族反応物を酸性水溶液中のセリウム(IV)イ
オンと反応させ、セリウム(III) イオンとカルボニル含
有生成物を形成させるに際し、有機溶媒をC5 からC15
のアルカンの群から選択し、有機溶媒中の芳香族化合物
又はアルキル芳香族化合物の濃度を、生成されるカルボ
ニル含有生成物がアルカン中の最低溶解度以上となり、
かつ、芳香族化合物及びアルキル芳香族化合物のアルカ
ン中の最高溶解度以下の濃度とすることを特徴としてい
る。
は、有機相中の高濃度の有機基質により、所望のカルボ
ニル含有生成物の沈澱を促進し、反応混合物からの分離
を容易にすることのできる、アルキル及び芳香族化合物
の酸化方法を提供することである。さらにこの出願の発
明の目的とすることは、プロセスから塩素化溶媒をなく
し、これらの溶媒が塩素イオンに分解して、カソード、
アノード、その他の付属装置の腐食問題を引き起こす可
能性を取り除くことである。 発明の要約 この出願の発明は、芳香族化合物もしくはアルキル芳香
族化合物の酸化反応方法を提供するものであって、この
酸化反応方法は、(a)有機溶媒中の芳香族反応物又は
アルキル芳香族反応物を酸性水溶液中のセリウム(IV)イ
オンと反応させ、セリウム(III) イオンとカルボニル含
有生成物を形成させるに際し、有機溶媒をC5 からC15
のアルカンの群から選択し、有機溶媒中の芳香族化合物
又はアルキル芳香族化合物の濃度を、生成されるカルボ
ニル含有生成物がアルカン中の最低溶解度以上となり、
かつ、芳香族化合物及びアルキル芳香族化合物のアルカ
ン中の最高溶解度以下の濃度とすることを特徴としてい
る。
【0012】そして、この出願の発明の好ましい実施形
態によれば、この発明の酸化反応プロセスは、ナフタレ
ン、ニトロナフタレンあるいはメチルナフタレンを酸化
することであり、前記溶媒は、好ましくは、ヘプタン、
ヘキサン、オクタン、デカンあるいはシクロヘキサン等
の直鎖あるいは環状炭化水素である。最も好ましい溶媒
には、n−ヘキサン、n−ヘプタン、n−オクタン及び
n−デカンが含まれる。
態によれば、この発明の酸化反応プロセスは、ナフタレ
ン、ニトロナフタレンあるいはメチルナフタレンを酸化
することであり、前記溶媒は、好ましくは、ヘプタン、
ヘキサン、オクタン、デカンあるいはシクロヘキサン等
の直鎖あるいは環状炭化水素である。最も好ましい溶媒
には、n−ヘキサン、n−ヘプタン、n−オクタン及び
n−デカンが含まれる。
【0013】この発明の別な実施形態によれば、この発
明は更に、(b)前記のプロセスステップ(a)に再循
環するために、カルボニル含有化合物から未反応の芳香
族化合物及びアルキル芳香族化合物を含有する溶液を分
離するステップを含んでいる。好ましくは、原料として
の反応基質がニトロナフタレンである場合には、溶媒は
シクロヘキサンであり、シクロヘキサン中のニトロナフ
タレンの濃度は約0.02から約1.0モル、最も好ま
しくは、約0.4モルである。あるいは、反応基質がメ
チルナフタレンである場合には、溶媒はn−デカンであ
り、メチルナフタレンの濃度は約0.05から3.0モ
ルである。反応基質がナフタレンである場合には、溶媒
は好ましくは、n−ヘプタンであり、ナフタレンの濃度
は約0.02から約1.1モルである。
明は更に、(b)前記のプロセスステップ(a)に再循
環するために、カルボニル含有化合物から未反応の芳香
族化合物及びアルキル芳香族化合物を含有する溶液を分
離するステップを含んでいる。好ましくは、原料として
の反応基質がニトロナフタレンである場合には、溶媒は
シクロヘキサンであり、シクロヘキサン中のニトロナフ
タレンの濃度は約0.02から約1.0モル、最も好ま
しくは、約0.4モルである。あるいは、反応基質がメ
チルナフタレンである場合には、溶媒はn−デカンであ
り、メチルナフタレンの濃度は約0.05から3.0モ
ルである。反応基質がナフタレンである場合には、溶媒
は好ましくは、n−ヘプタンであり、ナフタレンの濃度
は約0.02から約1.1モルである。
【0014】更に別な実施形態によれば、この出願の発
明では、(a)C5 からC15のアルカンに溶解した約
0.05から約3.0モルの芳香族化合物もしくはアル
キル芳香族化合物をメタンスルホン酸セリウム(IV)と反
応させ、未反応の芳香族化合物もしくはアルキル芳香族
化合物、セリウム(III) イオン及び固体のカルボニル含
有生成物を含有する反応生成混合物を取得し、(b)反
応生成混合物から未反応の芳香族化合物もしくはアルキ
ル芳香族化合物の溶液を分離して、前記ステップ(a)
に未反応の化合物を再循環し、(c)反応生成混合物か
らセリウム(III)イオンを分離し、(d)電解液を有機
溶媒で液−液抽出することにより痕跡の有機溶媒を回収
し、(e)セリウム(III) イオンを電解的に再生して、
セリウム(IV)イオンを生成させ、反応プロセスを連続さ
せるためにセリウム(IV)イオンを前記ステップ(a)に
再循環することにより、芳香族のアルデヒド、ケトンあ
るいはキノンを製造する。
明では、(a)C5 からC15のアルカンに溶解した約
0.05から約3.0モルの芳香族化合物もしくはアル
キル芳香族化合物をメタンスルホン酸セリウム(IV)と反
応させ、未反応の芳香族化合物もしくはアルキル芳香族
化合物、セリウム(III) イオン及び固体のカルボニル含
有生成物を含有する反応生成混合物を取得し、(b)反
応生成混合物から未反応の芳香族化合物もしくはアルキ
ル芳香族化合物の溶液を分離して、前記ステップ(a)
に未反応の化合物を再循環し、(c)反応生成混合物か
らセリウム(III)イオンを分離し、(d)電解液を有機
溶媒で液−液抽出することにより痕跡の有機溶媒を回収
し、(e)セリウム(III) イオンを電解的に再生して、
セリウム(IV)イオンを生成させ、反応プロセスを連続さ
せるためにセリウム(IV)イオンを前記ステップ(a)に
再循環することにより、芳香族のアルデヒド、ケトンあ
るいはキノンを製造する。
【0015】更に別な実施形態によれば、この発明で
は、(a)有機溶媒中に芳香族化合物又はアルキル芳香
族化合物を溶解して、反応溶液を形成させ、その際に、
有機溶媒としてはC5 からC15のアルカンからなる群か
ら選択し、(b)前記反応溶液をセリウム(IV)イオンの
酸性水溶液と接触させ、液体の水相と液体の有機層を含
む反応生成混合物を生成させ、その際に、反応溶液中の
芳香族化合物又はアルキル芳香族化合物の濃度は、芳香
族のキノン、アルデヒドあるいはケトンからなる有機生
成物を固体で生成させるのに適当であり、液体の水相は
セリウム(III) イオンを含み、液体の有機層は有機溶媒
と未反応の芳香族化合物又はアルキル芳香族化合物を含
み、(c)未反応の芳香族化合物又はアルキル芳香族化
合物を含む液体の有機層を分離して、それらを前記ステ
ップ(b)に再循環し、(d)セリウム(III) イオンを
含む液体の水相を分離し、セリウム(III) イオンをセリ
ウム(IV)イオンに電解的に再生し、セリウム(IV)イオン
を前記ステップ(b)に再循環し、(e)反応生成混合
物から固体有機生成物を分離するステップにより、芳香
族化合物又はアルキル芳香族化合物から芳香族のキノ
ン、アルデヒドあるいはケトンを製造する。 好ましい実施形態の説明 図面を参照して説明すると、ナフタレンは、有機溶媒が
入っている容器3に送り込まれる前に貯槽1に供給さ
れ、容器3においてナフタレンとn−ヘプタン等の溶媒
の混合物が形成される。混合物は管5を経由して反応器
7に送り込まれ、反応器7に管9を経由してメタンスル
ホン酸セリウム(IV)の酸性溶液の形態等でセリウム
(IV)イオンが供給される。反応が起こり、反応生成混
合物は管11を経由してフィルター13に送り込まれ、
そこでナフトキノンは溶媒と未反応のナフタレンから分
離される。溶媒はダクト17を経由して相分離ユニット
15に送られ、ダクト19を経由して貯槽1に再循環さ
れる。
は、(a)有機溶媒中に芳香族化合物又はアルキル芳香
族化合物を溶解して、反応溶液を形成させ、その際に、
有機溶媒としてはC5 からC15のアルカンからなる群か
ら選択し、(b)前記反応溶液をセリウム(IV)イオンの
酸性水溶液と接触させ、液体の水相と液体の有機層を含
む反応生成混合物を生成させ、その際に、反応溶液中の
芳香族化合物又はアルキル芳香族化合物の濃度は、芳香
族のキノン、アルデヒドあるいはケトンからなる有機生
成物を固体で生成させるのに適当であり、液体の水相は
セリウム(III) イオンを含み、液体の有機層は有機溶媒
と未反応の芳香族化合物又はアルキル芳香族化合物を含
み、(c)未反応の芳香族化合物又はアルキル芳香族化
合物を含む液体の有機層を分離して、それらを前記ステ
ップ(b)に再循環し、(d)セリウム(III) イオンを
含む液体の水相を分離し、セリウム(III) イオンをセリ
ウム(IV)イオンに電解的に再生し、セリウム(IV)イオン
を前記ステップ(b)に再循環し、(e)反応生成混合
物から固体有機生成物を分離するステップにより、芳香
族化合物又はアルキル芳香族化合物から芳香族のキノ
ン、アルデヒドあるいはケトンを製造する。 好ましい実施形態の説明 図面を参照して説明すると、ナフタレンは、有機溶媒が
入っている容器3に送り込まれる前に貯槽1に供給さ
れ、容器3においてナフタレンとn−ヘプタン等の溶媒
の混合物が形成される。混合物は管5を経由して反応器
7に送り込まれ、反応器7に管9を経由してメタンスル
ホン酸セリウム(IV)の酸性溶液の形態等でセリウム
(IV)イオンが供給される。反応が起こり、反応生成混
合物は管11を経由してフィルター13に送り込まれ、
そこでナフトキノンは溶媒と未反応のナフタレンから分
離される。溶媒はダクト17を経由して相分離ユニット
15に送られ、ダクト19を経由して貯槽1に再循環さ
れる。
【0016】図2によれば、ライン21を経由して反応
器7に戻る前に、溶媒と未反応のナフタレンはダクト1
9を介して溶媒ステージ20に送られる。このようなプ
ロセスには、蒸留、結晶化、蒸発あるいは他の類似の手
法が含まれる。この出願の発明は次の実施例によって例
示される。 実施例 実施例1ステージ1 n−ヘプタンに溶解したナフタレン(濃度範囲は0.0
2から0.8Mである)を60℃でメタンスルホン酸セ
リウム(IV)(0.4から0.8M)の酸性溶液(2.
5から4.0M)と反応させる。生成物のナフトキノン
が充分に高い濃度(このような溶液中でのナフトキノン
の飽和点は0.02M付近である)で生成される。生成
物は有機相から濾過あるいは遠心分離により固体として
分離され、水相にはメタンスルホン酸セリウム(III) と
メタンスルホン酸が含まれる。未反応のナフタレンはn
−ヘプタン中に残存し、相分離後ナフタレン調製貯槽に
再循環することができる。反応相は静置され、セリウム
(III) 溶液は電気化学セルに戻される。反応器中に固体
が存在すると、連続プロセスとしての反応時間が50分
以上から5分以下に低減される。転化率と収率は増大
し、エネルギー消費により測定される全プロセス消費経
済性はより低いものとなる連続プロセスの結果は表Iに
示される。
器7に戻る前に、溶媒と未反応のナフタレンはダクト1
9を介して溶媒ステージ20に送られる。このようなプ
ロセスには、蒸留、結晶化、蒸発あるいは他の類似の手
法が含まれる。この出願の発明は次の実施例によって例
示される。 実施例 実施例1ステージ1 n−ヘプタンに溶解したナフタレン(濃度範囲は0.0
2から0.8Mである)を60℃でメタンスルホン酸セ
リウム(IV)(0.4から0.8M)の酸性溶液(2.
5から4.0M)と反応させる。生成物のナフトキノン
が充分に高い濃度(このような溶液中でのナフトキノン
の飽和点は0.02M付近である)で生成される。生成
物は有機相から濾過あるいは遠心分離により固体として
分離され、水相にはメタンスルホン酸セリウム(III) と
メタンスルホン酸が含まれる。未反応のナフタレンはn
−ヘプタン中に残存し、相分離後ナフタレン調製貯槽に
再循環することができる。反応相は静置され、セリウム
(III) 溶液は電気化学セルに戻される。反応器中に固体
が存在すると、連続プロセスとしての反応時間が50分
以上から5分以下に低減される。転化率と収率は増大
し、エネルギー消費により測定される全プロセス消費経
済性はより低いものとなる連続プロセスの結果は表Iに
示される。
【0017】
【表1】
【0018】ステージ2 メタンスルホン酸中のメタンスルホン酸セリウム(III)
は電気化学セルのアノード室に供給され、酸化されてメ
タンスルホン酸セリウム(IV)に戻り、ステージ1に戻
される。 実施例2 溶融1−ニトロナフタレンとシクロヘキサンが、それぞ
れ2.4kg/時と12kg/時の速度で連続的に供給
されて混合され、攪拌反応容器に送り込まれる。同時
に、メタンスルホン酸溶液中のセリウム(IV)溶液
(0.6M)は時間当たり300リットルの速度で同一
の反応容器に送り込まれる。平均滞留時間は6分であ
る。反応容器の出口で生成物のニトロナフトキノンは濾
過により二つの液相から分離される。二つの液相はデカ
ンターに送り込まれ、そこで未反応のニトロナフタレン
を含む軽いシクロヘキサン相はサイホンで分離され、溶
液調製に戻され、新しいニトロナフタレンと更に混合さ
れる。
は電気化学セルのアノード室に供給され、酸化されてメ
タンスルホン酸セリウム(IV)に戻り、ステージ1に戻
される。 実施例2 溶融1−ニトロナフタレンとシクロヘキサンが、それぞ
れ2.4kg/時と12kg/時の速度で連続的に供給
されて混合され、攪拌反応容器に送り込まれる。同時
に、メタンスルホン酸溶液中のセリウム(IV)溶液
(0.6M)は時間当たり300リットルの速度で同一
の反応容器に送り込まれる。平均滞留時間は6分であ
る。反応容器の出口で生成物のニトロナフトキノンは濾
過により二つの液相から分離される。二つの液相はデカ
ンターに送り込まれ、そこで未反応のニトロナフタレン
を含む軽いシクロヘキサン相はサイホンで分離され、溶
液調製に戻され、新しいニトロナフタレンと更に混合さ
れる。
【0019】重い酸相は電解質の精製の後、セルに戻さ
れる。ニトロナフタレンの転化率は90%であり、化学
的な収率は85%である。 実施例3 メタンスルホン酸水溶液(3M)中にメタンスルホン酸
セリウム(IV)(0.4M)を含む、200部の酸性溶
液を攪拌器を備えたガラス製反応容器に入れた。溶液を
激しく攪拌し、60℃迄加熱した。次に、15部のイソ
オクタン中の1.14部のナフタレンを添加し、3分間
攪拌混合した。反応終了後、攪拌を止め、反応生成混合
物を分液ロートに移した。反応生成混合物を2×40部
のジクロロエタン(DCE)で抽出した。ガスクロマト
グラフィーによる定量分析によれば、ナフトキノンにつ
いて72%の収率が得られた。 実施例4 メタンスルホン酸水溶液(3M)中にメタンスルホン酸
セリウム(IV)(0.4M)を含む、200部の水溶液
を攪拌器を備えたガラス製反応容器に入れた。溶液を激
しく攪拌し、60℃迄加熱した。次に、15部のヘキサ
ン中の1.14部のナフタレンを添加し、3分間攪拌混
合した。反応終了後、攪拌を止め、反応混合物を分液ロ
ートに移した。反応混合物を2×40部のジクロロエタ
ンで抽出した。ガスクロマトグラフィーによる定量分析
によれば、ナフトキノンについて80%の収率が得られ
た。 実施例5 メタンスルホン酸水溶液(3M)中にメタンスルホン酸
セリウム(IV)(0.4M)を含む、200部の水溶液
を攪拌器を備えたガラス製反応容器に入れた。溶液を激
しく攪拌し、60℃迄加熱した。次に、15部のシクロ
ヘキサン中の1.14部のナフタレンを添加し、3分間
攪拌混合した。反応終了後、攪拌を止め、反応混合物を
分液ロートに移した。反応混合物を2×40部のジクロ
ロエタンで抽出した。ガスクロマトグラフィーによる定
量分析によれば、ナフトキノンについて81%の収率が
得られた。 実施例6 メタンスルホン酸水溶液(3M)中にメタンスルホン酸
セリウム(IV)(0.4M)を含む、200部の水溶液
を攪拌器を備えたガラス製反応容器に入れた。溶液を激
しく攪拌し、60℃迄加熱した。次に、15部のn−ヘ
プタン中の1.14部のナフタレンを添加し、3分間攪
拌混合した。反応終了後、攪拌を止め、反応混合物を分
液ロートに移した。反応混合物を2×40部のジクロロ
エタンで抽出した。ガスクロマトグラフィーによる定量
分析によれば、ナフトキノンについて75%の収率が得
られた。 実施例7 メタンスルホン酸水溶液(3M)中にメタンスルホン酸
セリウム(IV)(0.4M)を含む、200部の水溶液
を攪拌器を備えたガラス製反応容器に入れた。溶液を激
しく攪拌し、60℃迄加熱した。次に、15部のペンタ
ン中の1.14部のナフタレンを添加し、3分間攪拌混
合した。反応終了後、攪拌を止め、反応混合物を分液ロ
ートに移した。反応混合物を2×40部のジクロロエタ
ンで抽出した。ガスクロマトグラフィーによる定量分析
によれば、ナフトキノンについて53%の収率が得られ
た。 実施例8 メタンスルホン酸水溶液(3M)中にメタンスルホン酸
セリウム(IV)(0.4M)を含む、200部の水溶液
を攪拌器を備えたガラス製反応容器に入れた。溶液を激
しく攪拌し、60℃迄加熱した。次に、15部のシクロ
ペンタン中の1.14部のナフタレンを添加し、3分間
攪拌混合した。反応終了後、攪拌を止め、反応混合物を
分液ロートに移した。反応混合物を2×40部のジクロ
ロエタンで抽出した。ガスクロマトグラフィーによる定
量分析によれば、ナフトキノンについて50%の収率が
得られた。 実施例9 ビタミンK3(メナジオン)の合成手順 200mlのメタンスルホン酸中のセリウム溶液(セリ
ウム(全)=1M、Ce(VI)=0.25M、メタンス
ルホン酸=2.3M、Cr(VI)=CrO3 の形で0.
59g(3%))に、10mlのn−デカンに溶解した
0.97gの2−メチルナフタレンを添加する。この混
合物を9000rpmで15分間攪拌する。得られたメ
ナジオンは固体の生成物であり、回収が容易である。酸
の相から溶解しているメナジオンを回収するために、5
0mlのシクロヘキサンでメナジオンを回収したなら
ば、セリウム溶液を抽出する。この反応の収率は、95
%以上の転化率で、70%である。
れる。ニトロナフタレンの転化率は90%であり、化学
的な収率は85%である。 実施例3 メタンスルホン酸水溶液(3M)中にメタンスルホン酸
セリウム(IV)(0.4M)を含む、200部の酸性溶
液を攪拌器を備えたガラス製反応容器に入れた。溶液を
激しく攪拌し、60℃迄加熱した。次に、15部のイソ
オクタン中の1.14部のナフタレンを添加し、3分間
攪拌混合した。反応終了後、攪拌を止め、反応生成混合
物を分液ロートに移した。反応生成混合物を2×40部
のジクロロエタン(DCE)で抽出した。ガスクロマト
グラフィーによる定量分析によれば、ナフトキノンにつ
いて72%の収率が得られた。 実施例4 メタンスルホン酸水溶液(3M)中にメタンスルホン酸
セリウム(IV)(0.4M)を含む、200部の水溶液
を攪拌器を備えたガラス製反応容器に入れた。溶液を激
しく攪拌し、60℃迄加熱した。次に、15部のヘキサ
ン中の1.14部のナフタレンを添加し、3分間攪拌混
合した。反応終了後、攪拌を止め、反応混合物を分液ロ
ートに移した。反応混合物を2×40部のジクロロエタ
ンで抽出した。ガスクロマトグラフィーによる定量分析
によれば、ナフトキノンについて80%の収率が得られ
た。 実施例5 メタンスルホン酸水溶液(3M)中にメタンスルホン酸
セリウム(IV)(0.4M)を含む、200部の水溶液
を攪拌器を備えたガラス製反応容器に入れた。溶液を激
しく攪拌し、60℃迄加熱した。次に、15部のシクロ
ヘキサン中の1.14部のナフタレンを添加し、3分間
攪拌混合した。反応終了後、攪拌を止め、反応混合物を
分液ロートに移した。反応混合物を2×40部のジクロ
ロエタンで抽出した。ガスクロマトグラフィーによる定
量分析によれば、ナフトキノンについて81%の収率が
得られた。 実施例6 メタンスルホン酸水溶液(3M)中にメタンスルホン酸
セリウム(IV)(0.4M)を含む、200部の水溶液
を攪拌器を備えたガラス製反応容器に入れた。溶液を激
しく攪拌し、60℃迄加熱した。次に、15部のn−ヘ
プタン中の1.14部のナフタレンを添加し、3分間攪
拌混合した。反応終了後、攪拌を止め、反応混合物を分
液ロートに移した。反応混合物を2×40部のジクロロ
エタンで抽出した。ガスクロマトグラフィーによる定量
分析によれば、ナフトキノンについて75%の収率が得
られた。 実施例7 メタンスルホン酸水溶液(3M)中にメタンスルホン酸
セリウム(IV)(0.4M)を含む、200部の水溶液
を攪拌器を備えたガラス製反応容器に入れた。溶液を激
しく攪拌し、60℃迄加熱した。次に、15部のペンタ
ン中の1.14部のナフタレンを添加し、3分間攪拌混
合した。反応終了後、攪拌を止め、反応混合物を分液ロ
ートに移した。反応混合物を2×40部のジクロロエタ
ンで抽出した。ガスクロマトグラフィーによる定量分析
によれば、ナフトキノンについて53%の収率が得られ
た。 実施例8 メタンスルホン酸水溶液(3M)中にメタンスルホン酸
セリウム(IV)(0.4M)を含む、200部の水溶液
を攪拌器を備えたガラス製反応容器に入れた。溶液を激
しく攪拌し、60℃迄加熱した。次に、15部のシクロ
ペンタン中の1.14部のナフタレンを添加し、3分間
攪拌混合した。反応終了後、攪拌を止め、反応混合物を
分液ロートに移した。反応混合物を2×40部のジクロ
ロエタンで抽出した。ガスクロマトグラフィーによる定
量分析によれば、ナフトキノンについて50%の収率が
得られた。 実施例9 ビタミンK3(メナジオン)の合成手順 200mlのメタンスルホン酸中のセリウム溶液(セリ
ウム(全)=1M、Ce(VI)=0.25M、メタンス
ルホン酸=2.3M、Cr(VI)=CrO3 の形で0.
59g(3%))に、10mlのn−デカンに溶解した
0.97gの2−メチルナフタレンを添加する。この混
合物を9000rpmで15分間攪拌する。得られたメ
ナジオンは固体の生成物であり、回収が容易である。酸
の相から溶解しているメナジオンを回収するために、5
0mlのシクロヘキサンでメナジオンを回収したなら
ば、セリウム溶液を抽出する。この反応の収率は、95
%以上の転化率で、70%である。
【0020】バッチプロセスにおいて溶媒の性質を変え
た場合の影響を測定するために、他の試験を行なった。
表2を参照されたい。
た場合の影響を測定するために、他の試験を行なった。
表2を参照されたい。
【0021】
【表2】
【0022】バッチプロセスとしては、結果は、溶媒と
してDCEとヘプタンを用いた場合とは同等なものであ
る。従って、連続プロセスとして操作する場合反応時間
が更に短いのは予想外である。先行技術はこれらの反応
に対してヘキサンやヘプタン、そしてこれらに類似の溶
媒を使用した参考文献ばかりである。しかしながら、こ
れらにおいては、生成物の沈澱を防止するため極めて低
濃度のナフタレン濃度が使用されている。
してDCEとヘプタンを用いた場合とは同等なものであ
る。従って、連続プロセスとして操作する場合反応時間
が更に短いのは予想外である。先行技術はこれらの反応
に対してヘキサンやヘプタン、そしてこれらに類似の溶
媒を使用した参考文献ばかりである。しかしながら、こ
れらにおいては、生成物の沈澱を防止するため極めて低
濃度のナフタレン濃度が使用されている。
【0023】これ迄は、ナフタレンをゾーン精製して、
酸化反応器に再循環するのは困難が伴い、費用もかかっ
たため、ナフタレンをナフトキノンに完全に転化するの
が必須であった。ナフタレンを完全に転化すると、ナフ
タレンが過度に酸化してフタル酸になることに因る(す
なわち、低収率と廃棄物処理の問題)プロセスペナルテ
ィが生じることになる。この発明によるプロセスでは、
フタル酸の生成割合は、0.2%近傍から最大0.5%
迄である。
酸化反応器に再循環するのは困難が伴い、費用もかかっ
たため、ナフタレンをナフトキノンに完全に転化するの
が必須であった。ナフタレンを完全に転化すると、ナフ
タレンが過度に酸化してフタル酸になることに因る(す
なわち、低収率と廃棄物処理の問題)プロセスペナルテ
ィが生じることになる。この発明によるプロセスでは、
フタル酸の生成割合は、0.2%近傍から最大0.5%
迄である。
【0024】この発明によるプロセスによれば、ナフタ
レンをナフトキノンに完全に転化するのは必須でなく、
反応時間を短縮することができる。この発明において
は、精度はPletcherとRennieが使用した
ものよりずっと高い。この出願の出願者が高濃度を使用
したという事実は、生成物の異なる回収方法を結果とし
てもたらす。
レンをナフトキノンに完全に転化するのは必須でなく、
反応時間を短縮することができる。この発明において
は、精度はPletcherとRennieが使用した
ものよりずっと高い。この出願の出願者が高濃度を使用
したという事実は、生成物の異なる回収方法を結果とし
てもたらす。
この出願の発明を添付の図面により図示するが、これは
制約されるものでない。
制約されるものでない。
【図1】この出願の発明によるプロセスを図示したフロ
ーシート図である。
ーシート図である。
【図2】図1に図示したプロセスの改変を示した図であ
る。
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 598166467 75,boulevard Rene−Le vesque ouest Montre al,Quebec,Candada H 2Z 1A4 (72)発明者 ギスライン フィセト G8T 5L8 カナダ ケベック マデ リーネ キャプ−デ−ラ ルー マッシコ ッテ 236 (72)発明者 ベツァド マダビ G9N 7P3 カナダ ケベック シャ ウイニ ガン エイピーティー.36 アベ ニュー ドウ カレッジ 3142
Claims (16)
- 【請求項1】 芳香族化合物又はアルキル芳香族化合物
の酸化反応方法であって、(a)有機溶媒中の芳香族反
応物又はアルキル芳香族反応物を酸性水溶液中のセリウ
ム(IV)(ceric)イオンと反応させ、セリウム(III)
(cerous)イオンとカルボニル含有生成物を生成させる
に際し、有機溶媒はC5 からC15のアルカンの群から選
択し、有機溶媒中の芳香族反応物又はアルキル芳香族反
応物の濃度は、得られるカルボニル含有生成物が上記ア
ルカン中での飽和点以上の濃度であって、かつ、沈殿を
生成するものであって、上記アルカン中の上記芳香族反
応物又はアルキル芳香族反応物の最大溶解度以下で、反
応と上記固体生成物の生成が同時に起こることを特徴と
する芳香族反応物又はアルキル芳香族反応物の酸化反応
方法。 - 【請求項2】 ナフタレンを酸化する請求項1に記載の
方法。 - 【請求項3】 ニトロナフタレンを酸化する請求項1に
記載の方法。 - 【請求項4】 メチルナフタレンを酸化する請求項1に
記載の方法。 - 【請求項5】 アルカンがヘプタン、ヘキサン及びシク
ロヘキサンからなる群から選ばれる請求項1に記載の方
法。 - 【請求項6】 アルカンが直鎖アルカンである請求項1
に記載の方法。 - 【請求項7】 直鎖アルカンがn−ヘキサン、n−ヘプ
タン、n−オクタン及びn−デカンからなる群から選ば
れる請求項6に記載の方法。 - 【請求項8】 反応基質としてニトロナフタレンを含
み、有機溶媒がシクロヘキサンを含む請求項1に記載の
方法。 - 【請求項9】 シクロヘキサン中のニトロナフタレンの
濃度が約0.05から約1.0モルである請求項1に記
載の方法。 - 【請求項10】 反応基質メチルナフタレンを含み、溶
媒がn−デカンを含む請求項1に記載の方法。 - 【請求項11】 メチルナフタレンの濃度が0.05か
ら3.0モルである請求項10に記載の方法。 - 【請求項12】 更に、(b)前記のステップ(a)に
再循環するために、上記カルボニル含有化合物から未反
応の芳香族化合物又はアルキル芳香族化合物を含む溶液
を分離するステップを含む請求項1に記載の方法。 - 【請求項13】 アルケンがn−ヘプタンであり、n−
ヘプタン中のナフタレンの濃度が約0.02から約1.
1モルである請求項2に記載の方法。 - 【請求項14】 (a)C5 からC15のアルカンに溶解
した約0.02から約3.0モルの芳香族化合物又はア
ルキル芳香族化合物をメタンスルホン酸セリウムと反応
させ、未反応の芳香族化合物又はアルキル芳香族化合
物、セリウム(III )イオン及び固体のカルボニル含有
生成物を取得し、(b)反応生成混合物から未反応の芳
香族化合物及びアルキル芳香族化合物の溶液を分離し
て、前記ステップ(a)に未反応の化合物を再循環し、
(c)上記生成物混合物からセリウム(III )イオンを
分離し、(d)電解液を有機溶媒で液−液抽出すること
により痕跡の有機物質を回収し、(e)前記セリウム
(III )イオンを電解的に再生して、セリウムイオンを
生成させ、プロセスを連続させるために上記セリウム
(IV)イオンを再循環するステップからなる、芳香族の
アルデヒド、ケトンまたはキノンの製造方法。 - 【請求項15】 (a)有機溶媒中に芳香族化合物又は
アルキル芳香族化合物を溶解して、反応基質溶液を形成
し、その際に有機溶媒はC5 からC15のアルカンからな
る群から選択し、(b)前記反応基質溶液をセリウム
(IV)イオンの酸性水溶液と接触させ、液体の水相と液
体の有機層を含む反応生成混合物を生成させ、その際に
反応基質溶液中の上記芳香族化合物又はアルキル芳香族
化合物の濃度が芳香族キノン、アルデヒドあるいはケト
ンからなる有機生成物を固体で生成するのに適当であ
り、液体の水相はセリウム(III) イオンを含む、有機層
は有機溶媒と未反応の芳香族化合物又はアルキル芳香族
化合物を含み、(c)未反応の芳香族化合物又はアルキ
ル芳香族化合物を含む液体の有機層を分離して、それら
をステップ(b)に再循環し、(d)セリウム(III)イ
オンを含む液体の水相を分離し、セリウム(III) イオン
をセリウム(IV)イオンに電解的に再生し、セリウム(I
V)イオンをステップ(b)に再循環し、(e)生成物
混合物から固体有機生成物を分離するステップからな
る、芳香族化合物又はアルキル芳香族化合物から芳香族
のキノン、アルデヒドあるいはケトンを製造する方法。 - 【請求項16】 有機溶媒が実質的に塩素化された成分
を含まない請求項1に記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US97851897A | 1997-11-25 | 1997-11-25 | |
| US08/978518 | 1997-11-25 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11246463A true JPH11246463A (ja) | 1999-09-14 |
Family
ID=25526170
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10334715A Pending JPH11246463A (ja) | 1997-11-25 | 1998-11-25 | 芳香族キノンの電解合成 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0919533A1 (ja) |
| JP (1) | JPH11246463A (ja) |
| CA (1) | CA2254154A1 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111892490A (zh) * | 2020-06-18 | 2020-11-06 | 兄弟科技股份有限公司 | Ce4+作氧化剂制备β-甲萘醌及其衍生物亚硫酸氢钠甲萘醌的方法 |
| CN117534555B (zh) * | 2024-01-05 | 2024-04-02 | 潍坊通润化工有限公司 | 一种烷基对苯醌的合成方法 |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0075828A1 (en) * | 1981-09-28 | 1983-04-06 | Diamond Shamrock Corporation | Oxidizing fused ring compounds to quinones with aqueous acidic solutions of cerium |
| JPS59216828A (ja) * | 1983-05-26 | 1984-12-06 | Kawasaki Kasei Chem Ltd | 有機化合物の酸化法 |
| EP0244812B1 (en) * | 1986-05-05 | 1990-04-04 | W.R. Grace & Co.-Conn. | Oxidation of organic compounds |
| JPS63190850A (ja) * | 1987-02-03 | 1988-08-08 | Nippon Shokubai Kagaku Kogyo Co Ltd | 1,4,4a,9a−テトラヒドロアントラキノンの製造法 |
| US5296107A (en) * | 1992-03-04 | 1994-03-22 | Hydro-Quebec | Indirect cerium medicated electrosynthesis |
-
1998
- 1998-11-13 CA CA002254154A patent/CA2254154A1/en not_active Abandoned
- 1998-11-17 EP EP98402852A patent/EP0919533A1/en not_active Ceased
- 1998-11-25 JP JP10334715A patent/JPH11246463A/ja active Pending
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0919533A1 (en) | 1999-06-02 |
| CA2254154A1 (en) | 1999-05-25 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US3745180A (en) | Oxidation of organic materials | |
| US3873580A (en) | Oxidation Process | |
| US4639298A (en) | Oxidation of organic compounds using ceric ions in aqueous methanesulfonic acid | |
| AU665614B2 (en) | Indirect cerium mediated electrosynthesis | |
| FI80256B (fi) | Foerfarande foer oxidering av en organisk foerening. | |
| JP2618389B2 (ja) | 水性トリフルオロメタンスルホン酸中でセリウムイオンを使用する有機化合物の酸化 | |
| US4670108A (en) | Oxidation of organic compounds using ceric methanesulfonate in an aqueous organic solution | |
| EP0075828A1 (en) | Oxidizing fused ring compounds to quinones with aqueous acidic solutions of cerium | |
| JPH11246463A (ja) | 芳香族キノンの電解合成 | |
| US4794172A (en) | Ceric oxidant | |
| US4536337A (en) | Process for the preparation of quinones | |
| JP2005528455A (ja) | 高収率のシクロヘキシルヒドロペルオキシド分解方法 | |
| JP3001653B2 (ja) | ドデカンジオン酸の製造方法 | |
| CN85100335A (zh) | 萘液相氧化制1,4-萘醌的方法 | |
| JPH06234691A (ja) | 芳香族アルデヒドの連続的製造方法 | |
| JP2572002B2 (ja) | フルオレノンの製造方法 | |
| US3711539A (en) | Nonsolvent air oxidation of p-xylene | |
| EP0244812B1 (en) | Oxidation of organic compounds | |
| JPH0637423B2 (ja) | 芳香族ジカルボン酸の製造方法 | |
| JPS6157818B2 (ja) | ||
| JPS63270635A (ja) | 1,4−ナフトキノンの製造法 | |
| JPH0791211B2 (ja) | カルボン酸の製造方法 | |
| JPS63190850A (ja) | 1,4,4a,9a−テトラヒドロアントラキノンの製造法 | |
| US3513178A (en) | Production of alpha-naphthoquinones | |
| JPS63264428A (ja) | 有機化合物の酸化法 |