JPH1124653A - ピアノ用響板のむくり調節装置およびピアノ - Google Patents
ピアノ用響板のむくり調節装置およびピアノInfo
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- JPH1124653A JPH1124653A JP9174287A JP17428797A JPH1124653A JP H1124653 A JPH1124653 A JP H1124653A JP 9174287 A JP9174287 A JP 9174287A JP 17428797 A JP17428797 A JP 17428797A JP H1124653 A JPH1124653 A JP H1124653A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ピアノへの組み込み前後において容易に響板
のむくりを調節できるピアノ用響板のむくり調節装置お
よびピアノの提供を目的とする。 【解決手段】 むくり調節装置2は、上部のナット5
2,54と下部のナット56,58との間を近づけて、
突出部材36,38間の距離を小さくすると、響板22
のほぼ中央が盛り上がって、むくりを大きくすることが
できる。逆に、遠ざけて、突出部材36,38間の距離
を大きくするとむくりを小さくすることができる。この
ため、アップライトピアノ3への組み込み前後にかかわ
らず、接続部材50のナット52,54,56,58の
位置の調節のみで、容易にむくりが調節でき、響板22
に関する各種の微調整が容易となり、アップライトピア
ノ3の生産性を向上させることができ、アップライトピ
アノ3の製造後の経年変化があっも、いつでもむくりの
調節が容易にできるので、品質維持も容易である。
のむくりを調節できるピアノ用響板のむくり調節装置お
よびピアノの提供を目的とする。 【解決手段】 むくり調節装置2は、上部のナット5
2,54と下部のナット56,58との間を近づけて、
突出部材36,38間の距離を小さくすると、響板22
のほぼ中央が盛り上がって、むくりを大きくすることが
できる。逆に、遠ざけて、突出部材36,38間の距離
を大きくするとむくりを小さくすることができる。この
ため、アップライトピアノ3への組み込み前後にかかわ
らず、接続部材50のナット52,54,56,58の
位置の調節のみで、容易にむくりが調節でき、響板22
に関する各種の微調整が容易となり、アップライトピア
ノ3の生産性を向上させることができ、アップライトピ
アノ3の製造後の経年変化があっも、いつでもむくりの
調節が容易にできるので、品質維持も容易である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ピアノ用響板のむ
くり調節装置およびこのむくり調節装置が組み込まれた
ピアノに関する。
くり調節装置およびこのむくり調節装置が組み込まれた
ピアノに関する。
【0002】
【従来の技術】ピアノ用響板は、ピアノの構成の中で
も、ハンマーに打たれた弦振動を空気振動に換える重要
な働きを受け持っている。そして、ピアノ特有の張りの
ある音色と音量とを得るために、むくり(クラウン)と
呼ばれる独特の形状に形成されている。
も、ハンマーに打たれた弦振動を空気振動に換える重要
な働きを受け持っている。そして、ピアノ特有の張りの
ある音色と音量とを得るために、むくり(クラウン)と
呼ばれる独特の形状に形成されている。
【0003】このむくりは、響板の駒が存在する面側に
盛り上がった形状をなし、駒を介して弦の張力により押
さえつけられる力を支え、響板に緊張を与えて、駒から
伝わる弦振動が響きやすいようにされている。むくり
は、響板を十分に乾燥し、乾燥後の響板の裏面に響棒を
接着し、通常の状態に放置したりシーズニングすること
により、表面が自力で盛り上がることにより形成されて
いる。
盛り上がった形状をなし、駒を介して弦の張力により押
さえつけられる力を支え、響板に緊張を与えて、駒から
伝わる弦振動が響きやすいようにされている。むくり
は、響板を十分に乾燥し、乾燥後の響板の裏面に響棒を
接着し、通常の状態に放置したりシーズニングすること
により、表面が自力で盛り上がることにより形成されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようにむ
くりが形成された響板をピアノに組み込んだ後に、弦圧
等の関係で、むくりを微調整しようとしても、むくり自
体は既にできあがっており、直接、むくりを調節するこ
とはほぼ不可能である。したがって、弦が張られている
フレームと響板が取り付けられている打廻しとの間の距
離を調節したり、駒の高さを調節したりして、極めて手
間のかかる方法で調節していた。
くりが形成された響板をピアノに組み込んだ後に、弦圧
等の関係で、むくりを微調整しようとしても、むくり自
体は既にできあがっており、直接、むくりを調節するこ
とはほぼ不可能である。したがって、弦が張られている
フレームと響板が取り付けられている打廻しとの間の距
離を調節したり、駒の高さを調節したりして、極めて手
間のかかる方法で調節していた。
【0005】これでも調節が十分でない場合は、打廻し
からはがして打廻しの角度を変更して、むくりを調節す
る必要があり、こうしても不可能な場合は、響板を取り
替える必要が生じる場合もあった。このように響板のむ
くりの調節が困難なために、響板に関連した部分の微調
整に時間と労力を要し、ピアノの生産性の低さの一つの
要因となっていた。また、製造後の経年変化に対するむ
くりの調節は、ピアノの一部の構成を分解しなくてはな
らず、メンテナンス作業が困難であり、品質維持に大変
な時間と労力を要した。
からはがして打廻しの角度を変更して、むくりを調節す
る必要があり、こうしても不可能な場合は、響板を取り
替える必要が生じる場合もあった。このように響板のむ
くりの調節が困難なために、響板に関連した部分の微調
整に時間と労力を要し、ピアノの生産性の低さの一つの
要因となっていた。また、製造後の経年変化に対するむ
くりの調節は、ピアノの一部の構成を分解しなくてはな
らず、メンテナンス作業が困難であり、品質維持に大変
な時間と労力を要した。
【0006】本発明は、ピアノへの組み込み前ばかりで
なく、組み込み後においても、容易に、響板のむくりを
調節できるピアノ用響板のむくり調節装置およびこのむ
くり調節装置を組み込んだピアノの提供を目的とするも
のである。
なく、組み込み後においても、容易に、響板のむくりを
調節できるピアノ用響板のむくり調節装置およびこのむ
くり調節装置を組み込んだピアノの提供を目的とするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】本発明の
ピアノ用響板のむくり調節装置は、駒取り付け側とは反
対側に突出する複数の突出部材が、ピアノ用響板の周辺
または周辺近傍に取り付けられている。そして、接続部
材が、突出部材同士を接続し、突出部材間の距離を調節
可能としている。
ピアノ用響板のむくり調節装置は、駒取り付け側とは反
対側に突出する複数の突出部材が、ピアノ用響板の周辺
または周辺近傍に取り付けられている。そして、接続部
材が、突出部材同士を接続し、突出部材間の距離を調節
可能としている。
【0008】このため、接続部材の調節により、突出部
材間の距離を小さくすれば、響板は、接続部材側が引っ
張られることにより、その反対側、すなわち駒取り付け
側が一層盛り上がることになるので、むくりを大きく調
整することができる。また、逆に突出部材間の距離を元
に戻せばあるいは大きくすれば、響板は、接続部材側が
伸ばされることにより、その反対側、すなわち駒取り付
け側の盛り上がりが少なくなり、むくりを小さく調整す
ることができる。
材間の距離を小さくすれば、響板は、接続部材側が引っ
張られることにより、その反対側、すなわち駒取り付け
側が一層盛り上がることになるので、むくりを大きく調
整することができる。また、逆に突出部材間の距離を元
に戻せばあるいは大きくすれば、響板は、接続部材側が
伸ばされることにより、その反対側、すなわち駒取り付
け側の盛り上がりが少なくなり、むくりを小さく調整す
ることができる。
【0009】このため、接続部材の操作のみで、ピアノ
への組み込み前後にかかわらず、容易にむくりが調節で
きる。このようにむくりの調節が容易にできるので、響
板に関する各種の微調整が容易となり、ピアノの生産性
を向上させることができる。更に、ピアノ製造後の経年
変化があっも、いつでもむくりの調節が容易にできるの
で、品質維持も容易である。
への組み込み前後にかかわらず、容易にむくりが調節で
きる。このようにむくりの調節が容易にできるので、響
板に関する各種の微調整が容易となり、ピアノの生産性
を向上させることができる。更に、ピアノ製造後の経年
変化があっも、いつでもむくりの調節が容易にできるの
で、品質維持も容易である。
【0010】また、この構成に、更に、突出部材同士
を、接続部材よりもピアノ用響板に近い位置で接続し、
接続位置での突出部材間の距離を維持する支持部材を設
けても良い。このようにすると、接続部材の調節によ
り、突出部材間の距離を小さくすると、支持部材がない
場合とは逆に響板のむくりを小さくすることができ、突
出部材間の距離を大きくすると、響板のむくりを大きく
できる。ただし、弦圧にて響板が凹む、いわゆる弦下が
りが生じているような場合には、突出部材間の距離を小
さくして、響板に強い張力を与えることで、弦圧にて響
板が凹むのを防止でき、むくりをある程度回復させるこ
ともできる。
を、接続部材よりもピアノ用響板に近い位置で接続し、
接続位置での突出部材間の距離を維持する支持部材を設
けても良い。このようにすると、接続部材の調節によ
り、突出部材間の距離を小さくすると、支持部材がない
場合とは逆に響板のむくりを小さくすることができ、突
出部材間の距離を大きくすると、響板のむくりを大きく
できる。ただし、弦圧にて響板が凹む、いわゆる弦下が
りが生じているような場合には、突出部材間の距離を小
さくして、響板に強い張力を与えることで、弦圧にて響
板が凹むのを防止でき、むくりをある程度回復させるこ
ともできる。
【0011】なお、前記支持部材は、ピアノの支柱を兼
ねていても良い。また、突出部材も、ピアノの支柱を兼
ねていても良い。また、突出部材は、打廻しを兼ねてい
ても良く、ピン板を兼ねていても良い。むくりは、弦圧
に対抗するものであるので、接続部材は、弦が張り渡さ
れる方向にほぼ沿った方向に、突出部材同士を接続して
いることが、弦圧に対抗するむくりを調節するためには
好ましい。
ねていても良い。また、突出部材も、ピアノの支柱を兼
ねていても良い。また、突出部材は、打廻しを兼ねてい
ても良く、ピン板を兼ねていても良い。むくりは、弦圧
に対抗するものであるので、接続部材は、弦が張り渡さ
れる方向にほぼ沿った方向に、突出部材同士を接続して
いることが、弦圧に対抗するむくりを調節するためには
好ましい。
【0012】接続部材は、突出部材との間に螺合機構を
有し、この螺合機構の回転により、突出部材間の距離が
調節可能であるように構成することができる。また、接
続部材自体が、ボルトとナットとの関係を有する螺合機
構を備え、このボルトあるいはナットに相当する部材を
回転させることにより、突出部材間の距離が調節可能で
あるように構成することができる。
有し、この螺合機構の回転により、突出部材間の距離が
調節可能であるように構成することができる。また、接
続部材自体が、ボルトとナットとの関係を有する螺合機
構を備え、このボルトあるいはナットに相当する部材を
回転させることにより、突出部材間の距離が調節可能で
あるように構成することができる。
【0013】接続部材は、例えば、剛直な棒状部材やワ
イヤにて、主に構成されることができる。接続部材の形
状は、単に直線的な形状ばかりでなく、中心部材とこの
中心部材から放射状に伸びる放射部材とからなり、この
放射部材は、ピアノ用響板の周辺または周辺近傍に取り
付けられた複数の突出部材に接続されているような構成
とすることもできる。
イヤにて、主に構成されることができる。接続部材の形
状は、単に直線的な形状ばかりでなく、中心部材とこの
中心部材から放射状に伸びる放射部材とからなり、この
放射部材は、ピアノ用響板の周辺または周辺近傍に取り
付けられた複数の突出部材に接続されているような構成
とすることもできる。
【0014】この場合も、放射部材は、剛直な棒状部材
やワイヤにて、主に構成されることができる。上述した
いずれかのピアノ用響板のむくり調節装置をピアノに組
み込むことにより、響板のむくりの調整がいつでも可能
となり、製造時の品質向上、効率化、ばかりでなく、経
年変化に対するメンテナンスも容易なものとなり、品質
維持に貢献できる。
やワイヤにて、主に構成されることができる。上述した
いずれかのピアノ用響板のむくり調節装置をピアノに組
み込むことにより、響板のむくりの調整がいつでも可能
となり、製造時の品質向上、効率化、ばかりでなく、経
年変化に対するメンテナンスも容易なものとなり、品質
維持に貢献できる。
【0015】
[実施の形態1]ピアノ用響板のむくり調節装置2が組
み込まれたアップライトピアノ3を図1の縦断面図およ
び図2の背面図(縦断面図よりも縮小されている)に示
す。
み込まれたアップライトピアノ3を図1の縦断面図およ
び図2の背面図(縦断面図よりも縮小されている)に示
す。
【0016】鉄あるいはアルミニウム等の合金製の鋳物
本体を主体とするフレーム4は、その周縁部にチューニ
ングピン10と、このチューニングピン10に対向して
いるヒッチピン12が設けられ、チューニングピン10
とヒッチピン12との間には、弦30が張られている。
フレーム4上部の背面側にはピン板14が固定され、チ
ューニングピン10を緩めないように保持している。
本体を主体とするフレーム4は、その周縁部にチューニ
ングピン10と、このチューニングピン10に対向して
いるヒッチピン12が設けられ、チューニングピン10
とヒッチピン12との間には、弦30が張られている。
フレーム4上部の背面側にはピン板14が固定され、チ
ューニングピン10を緩めないように保持している。
【0017】フレーム4の背面側には響板22が配置さ
れ、響板22の正面側にはネジ止めにて駒32が固定さ
れ、弦30の振動を響板22に伝達している。矩形状の
響板22は、その周辺に打廻し34が取り付けられてい
る。この打廻し34の内、上下の辺に存在する横に伸び
る部材は突出部材36,38であり、左右の辺に存在す
る縦に伸びる部材に比較して、響板22の裏面から大き
く突出している。
れ、響板22の正面側にはネジ止めにて駒32が固定さ
れ、弦30の振動を響板22に伝達している。矩形状の
響板22は、その周辺に打廻し34が取り付けられてい
る。この打廻し34の内、上下の辺に存在する横に伸び
る部材は突出部材36,38であり、左右の辺に存在す
る縦に伸びる部材に比較して、響板22の裏面から大き
く突出している。
【0018】アップライトピアノ3の背面左右には支柱
44が配置され、下部の突出部材38とは強固に接合さ
れ、上部の突出部材38には、緩く接合されている。な
お、突出部材36,38は、従来の支柱と打廻しの役目
も果たしている。突出部材36,38の間には、響板2
2から離れた位置に貫通孔46,48が複数個(ここで
は、突出部材36,38にそれぞれ4個ずつ)、上下方
向に貫通して設けられている。この貫通孔46,48の
内、上下方向で対応する位置に存在する貫通孔46,4
8には、それぞれ金属棒(ここでは、鉄合金)からなる
剛直な接続部材50が貫通している。貫通孔46,48
を貫いている接続部材50の一部およびその近傍には、
ネジ溝が切ってあり、このネジ溝部50a,50bにそ
れぞれ2つのナット52,54,56,58をねじ込ん
で螺合機構とし、突出部材36,38をナット52,5
4,56,58で挟んで接続部材50を固定している。
44が配置され、下部の突出部材38とは強固に接合さ
れ、上部の突出部材38には、緩く接合されている。な
お、突出部材36,38は、従来の支柱と打廻しの役目
も果たしている。突出部材36,38の間には、響板2
2から離れた位置に貫通孔46,48が複数個(ここで
は、突出部材36,38にそれぞれ4個ずつ)、上下方
向に貫通して設けられている。この貫通孔46,48の
内、上下方向で対応する位置に存在する貫通孔46,4
8には、それぞれ金属棒(ここでは、鉄合金)からなる
剛直な接続部材50が貫通している。貫通孔46,48
を貫いている接続部材50の一部およびその近傍には、
ネジ溝が切ってあり、このネジ溝部50a,50bにそ
れぞれ2つのナット52,54,56,58をねじ込ん
で螺合機構とし、突出部材36,38をナット52,5
4,56,58で挟んで接続部材50を固定している。
【0019】この突出部材36,38、接続部材50お
よびナット52,54,56,58が、むくり調節装置
2を構成している。なお、響板22とむくり調節装置2
のみ取り出した縦断面図を図3に示す。このように構成
されたむくり調節装置2は、ナット52,54,56,
58の位置を変えることにより、2つの突出部材36,
38間の距離を変更することができる。
よびナット52,54,56,58が、むくり調節装置
2を構成している。なお、響板22とむくり調節装置2
のみ取り出した縦断面図を図3に示す。このように構成
されたむくり調節装置2は、ナット52,54,56,
58の位置を変えることにより、2つの突出部材36,
38間の距離を変更することができる。
【0020】例えば、弦30から加えられる弦圧が小さ
すぎる場合には、上部のナット52,54と下部のナッ
ト56,58との間を、図示矢印Aに示すごとく近づけ
て、突出部材36,38間の距離を小さくすると、響板
22の上下方向におけるほぼ中央が図示矢印Xの方向に
盛り上がって、むくりを大きくすることができる。
すぎる場合には、上部のナット52,54と下部のナッ
ト56,58との間を、図示矢印Aに示すごとく近づけ
て、突出部材36,38間の距離を小さくすると、響板
22の上下方向におけるほぼ中央が図示矢印Xの方向に
盛り上がって、むくりを大きくすることができる。
【0021】逆に、弦圧が大きすぎる場合には、上部の
ナット52,54と下部のナット56,58との間を、
図示矢印Bに示すごとく遠ざけて、突出部材36,38
間の距離を大きくすると、響板22の上下方向における
ほぼ中央が図示矢印Yの方向に戻って、むくりを小さく
することができる。このむくりの調節は、アップライト
ピアノ3に組み込んだ状態でも、また、図3に示した構
成のみである、アップライトピアノ3に組み込む前の状
態でも調節することができる。
ナット52,54と下部のナット56,58との間を、
図示矢印Bに示すごとく遠ざけて、突出部材36,38
間の距離を大きくすると、響板22の上下方向における
ほぼ中央が図示矢印Yの方向に戻って、むくりを小さく
することができる。このむくりの調節は、アップライト
ピアノ3に組み込んだ状態でも、また、図3に示した構
成のみである、アップライトピアノ3に組み込む前の状
態でも調節することができる。
【0022】このため、アップライトピアノ3への組み
込み前後にかかわらず、接続部材50のナット52,5
4,56,58の位置の調節のみで、容易にむくりが調
節できる。このようにむくりの調節が容易にできるの
で、響板22に関する各種の微調整が容易となり、アッ
プライトピアノ3の生産性を向上させることができる。
更に、アップライトピアノ3の製造後の経年変化があっ
も、いつでもむくりの調節が容易にできるので、品質維
持も容易である。
込み前後にかかわらず、接続部材50のナット52,5
4,56,58の位置の調節のみで、容易にむくりが調
節できる。このようにむくりの調節が容易にできるの
で、響板22に関する各種の微調整が容易となり、アッ
プライトピアノ3の生産性を向上させることができる。
更に、アップライトピアノ3の製造後の経年変化があっ
も、いつでもむくりの調節が容易にできるので、品質維
持も容易である。
【0023】[実施の形態2]図4に背面を示すアップ
ライトピアノ60のむくり調節装置61は、突出部材3
6,38間に平行に配置された接続部材50の代わり
に、中央に金属リング62を配置し、その金属リング6
2の上部の貫通孔に、一端が上部の突出部材36に取り
付けられた2本の接続部材63のネジ溝部63aが貫通
している。このネジ溝部63aに螺合されているナット
65,66にて金属リング62が挟まれている。また、
金属リング62の下部の貫通孔には、一端が下部の突出
部材38に取り付けられた2本の接続部材64のネジ溝
部64aが貫通している。このネジ溝部64aに螺合さ
れているナット67,68にて金属リング62が挟まれ
ている。このため、むくり調節装置61は、中心部材と
しての金属リング62から放射部材としての接続部材6
3,64が放射状に伸びて、ほぼX字形状をなしてい
る。なお、接続部材63,64は剛直な金属棒からな
る。
ライトピアノ60のむくり調節装置61は、突出部材3
6,38間に平行に配置された接続部材50の代わり
に、中央に金属リング62を配置し、その金属リング6
2の上部の貫通孔に、一端が上部の突出部材36に取り
付けられた2本の接続部材63のネジ溝部63aが貫通
している。このネジ溝部63aに螺合されているナット
65,66にて金属リング62が挟まれている。また、
金属リング62の下部の貫通孔には、一端が下部の突出
部材38に取り付けられた2本の接続部材64のネジ溝
部64aが貫通している。このネジ溝部64aに螺合さ
れているナット67,68にて金属リング62が挟まれ
ている。このため、むくり調節装置61は、中心部材と
しての金属リング62から放射部材としての接続部材6
3,64が放射状に伸びて、ほぼX字形状をなしてい
る。なお、接続部材63,64は剛直な金属棒からな
る。
【0024】このように構成されたむくり調節装置61
は、ナット65,66,67,68の位置を変えること
により、2つの突出部材36,38間の斜め方向(響板
22の対角方向)における距離を変更することができ
る。例えば、弦30から加えられる弦圧が小さすぎる場
合には、ナット65,66,67,68の位置を調節し
て、突出部材36,38のを金属リング62の方へ引き
寄せることにより、突出部材36,38間の距離を小さ
くすると、響板22の中央が盛り上がって、むくりを大
きくすることができる。
は、ナット65,66,67,68の位置を変えること
により、2つの突出部材36,38間の斜め方向(響板
22の対角方向)における距離を変更することができ
る。例えば、弦30から加えられる弦圧が小さすぎる場
合には、ナット65,66,67,68の位置を調節し
て、突出部材36,38のを金属リング62の方へ引き
寄せることにより、突出部材36,38間の距離を小さ
くすると、響板22の中央が盛り上がって、むくりを大
きくすることができる。
【0025】逆に、弦圧が大きすぎる場合には、ナット
65,66,67,68の位置を調節して、突出部材3
6,38のを金属リング62から離すことにより、突出
部材36,38間の距離を大きくすると、響板22の中
央の盛り上がりが小さくなって、むくりを小さくするこ
とができる。このむくりの調節は、アップライトピアノ
60に組み込んだ状態でも、アップライトピアノ60に
組み込む前でも調節することができる。
65,66,67,68の位置を調節して、突出部材3
6,38のを金属リング62から離すことにより、突出
部材36,38間の距離を大きくすると、響板22の中
央の盛り上がりが小さくなって、むくりを小さくするこ
とができる。このむくりの調節は、アップライトピアノ
60に組み込んだ状態でも、アップライトピアノ60に
組み込む前でも調節することができる。
【0026】このため、アップライトピアノ60への組
み込み前後にかかわらず、接続部材63,64のナット
65,66,67,68の位置の調節のみで、容易にむ
くりが調節でき、実施の形態1と同じく、響板22に関
する各種の微調整が容易となり、アップライトピアノ6
0の生産性を向上させることができる。更に、アップラ
イトピアノ60の製造後の経年変化があっも、いつでも
むくりの調節が容易にできるので、品質維持も容易であ
る。
み込み前後にかかわらず、接続部材63,64のナット
65,66,67,68の位置の調節のみで、容易にむ
くりが調節でき、実施の形態1と同じく、響板22に関
する各種の微調整が容易となり、アップライトピアノ6
0の生産性を向上させることができる。更に、アップラ
イトピアノ60の製造後の経年変化があっも、いつでも
むくりの調節が容易にできるので、品質維持も容易であ
る。
【0027】更に、弦30は低音域と中高音域とでほぼ
X字状にクロスして配置されているが、この弦30の方
向に合わせて接続部材63,64が伸びて、響板22の
周辺を斜め方向に中央の金属リング62方向へ引き寄せ
たり、逆に離したりできる。このことから、本実施の形
態のむくり調節装置61は、弦30の方向に適合した、
より効果的なむくりの調整が可能となる。
X字状にクロスして配置されているが、この弦30の方
向に合わせて接続部材63,64が伸びて、響板22の
周辺を斜め方向に中央の金属リング62方向へ引き寄せ
たり、逆に離したりできる。このことから、本実施の形
態のむくり調節装置61は、弦30の方向に適合した、
より効果的なむくりの調整が可能となる。
【0028】[実施の形態3]グランドピアノに本発明
のむくり調節装置を適合した例を図5に示す。図5は、
グランドピアノの支柱部分70,72,74,76,7
8,80,82(実際には、一部のものは、積揚70、
奥框80、中框82と呼ぶ。)とむくり調節装置85の
みを底面から見た図示している。積揚70の外側には、
図6に示すごとく、側板71が設けられ、積揚70の上
部には響板94が取り付けられている。
のむくり調節装置を適合した例を図5に示す。図5は、
グランドピアノの支柱部分70,72,74,76,7
8,80,82(実際には、一部のものは、積揚70、
奥框80、中框82と呼ぶ。)とむくり調節装置85の
みを底面から見た図示している。積揚70の外側には、
図6に示すごとく、側板71が設けられ、積揚70の上
部には響板94が取り付けられている。
【0029】4つの支柱72,74,76,78は、積
揚70と奥框80との間を支えている。この4つの支柱
72,74,76,78の下側に沿って、接続部材8
4,86が配置され、接続部材84,86の互いに反対
側の端部は、積揚70または奥框80に固定金具88,
90により固定されている。接続部材84,86は剛直
な金属棒からなる。
揚70と奥框80との間を支えている。この4つの支柱
72,74,76,78の下側に沿って、接続部材8
4,86が配置され、接続部材84,86の互いに反対
側の端部は、積揚70または奥框80に固定金具88,
90により固定されている。接続部材84,86は剛直
な金属棒からなる。
【0030】また、接続部材84,86の対向している
端部はネジ溝部84a,86aを形成している。ネジ溝
部84aとネジ溝部86aとは、互いに逆ネジとなって
おり、両ネジ溝部84a,86aはターンバックル92
により接続されて、螺合機構を形成している。このた
め、ターンバックル92の回転により固定金具88,9
0を引き寄せたり離したりできる。
端部はネジ溝部84a,86aを形成している。ネジ溝
部84aとネジ溝部86aとは、互いに逆ネジとなって
おり、両ネジ溝部84a,86aはターンバックル92
により接続されて、螺合機構を形成している。このた
め、ターンバックル92の回転により固定金具88,9
0を引き寄せたり離したりできる。
【0031】固定金具88,90は、図6に示すごと
く、積揚70あるいは奥框80の下部に取り付けられて
いるので、ターンバックル92を回転させて接続部材8
4と接続部材86とを近づけると、積揚70の下部が図
示矢印Aのごとく移動する。このことにより、積揚70
の上部に取り付けられた響板94の中央が図示矢印Xの
ごとく一層盛り上がって、むくりが大きくなる。ターン
バックル92を逆転させて接続部材84と接続部材86
とを離すと、積揚70の下部が図示矢印Bのごとく移動
する。このことにより、積揚70の上部に取り付けられ
た響板94の中央が図示矢印Yのごとく沈んで、むくり
が小さくなる。
く、積揚70あるいは奥框80の下部に取り付けられて
いるので、ターンバックル92を回転させて接続部材8
4と接続部材86とを近づけると、積揚70の下部が図
示矢印Aのごとく移動する。このことにより、積揚70
の上部に取り付けられた響板94の中央が図示矢印Xの
ごとく一層盛り上がって、むくりが大きくなる。ターン
バックル92を逆転させて接続部材84と接続部材86
とを離すと、積揚70の下部が図示矢印Bのごとく移動
する。このことにより、積揚70の上部に取り付けられ
た響板94の中央が図示矢印Yのごとく沈んで、むくり
が小さくなる。
【0032】本実施の形態はこのように構成されている
ので、実施の形態1と同じく、響板94のむくりがいつ
でも調節でき、グランドピアノについても、その生産性
を向上させることができるとともに、グランドピアノの
製造後の経年変化に対して、いつでもむくりの調節が容
易にできるので、品質維持も容易である。
ので、実施の形態1と同じく、響板94のむくりがいつ
でも調節でき、グランドピアノについても、その生産性
を向上させることができるとともに、グランドピアノの
製造後の経年変化に対して、いつでもむくりの調節が容
易にできるので、品質維持も容易である。
【0033】[実施の形態4]図7に示す、底面から見
たグランドピアノのむくり調節装置100は、支柱7
2,74,76,78に沿って設ける代わりに、中央に
金属リング102を配置し、その金属リング102の4
つの貫通孔に、4本の各接続部材103の一端に設けら
れたネジ溝部103aを貫通させ、各2つのナット10
6,108を螺合させて、金属リング102を挟んだ構
成としている。各接続部材103の他端は、積揚70ま
たは奥框80に取り付けられた固定金具104に固定さ
れている。接続部材103は剛直な金属棒からなる。
たグランドピアノのむくり調節装置100は、支柱7
2,74,76,78に沿って設ける代わりに、中央に
金属リング102を配置し、その金属リング102の4
つの貫通孔に、4本の各接続部材103の一端に設けら
れたネジ溝部103aを貫通させ、各2つのナット10
6,108を螺合させて、金属リング102を挟んだ構
成としている。各接続部材103の他端は、積揚70ま
たは奥框80に取り付けられた固定金具104に固定さ
れている。接続部材103は剛直な金属棒からなる。
【0034】このためむくり調節装置100は、図4に
示した例と同様に、中心部材としての金属リング102
から放射部材としての接続部材103が放射状に伸び
て、ほぼX字形状をなしている。このように構成された
むくり調節装置100は、ナット106,108の位置
を変えることにより、突出部材に該当する積揚70と奥
框80との間の斜め方向における距離を変更することが
できる。
示した例と同様に、中心部材としての金属リング102
から放射部材としての接続部材103が放射状に伸び
て、ほぼX字形状をなしている。このように構成された
むくり調節装置100は、ナット106,108の位置
を変えることにより、突出部材に該当する積揚70と奥
框80との間の斜め方向における距離を変更することが
できる。
【0035】例えば、弦から加えられる弦圧が小さすぎ
る場合には、ナット106,108の位置を調節して、
積揚70の下部と奥框80の下部とを金属リング102
の方へ引き寄せることにより、積揚70の下部と奥框8
0の下部との間の距離を小さくすると、響板94の中央
が盛り上がって、むくりを大きくすることができる。
る場合には、ナット106,108の位置を調節して、
積揚70の下部と奥框80の下部とを金属リング102
の方へ引き寄せることにより、積揚70の下部と奥框8
0の下部との間の距離を小さくすると、響板94の中央
が盛り上がって、むくりを大きくすることができる。
【0036】逆に、弦圧が大きすぎる場合には、ナット
106,108の位置を調節して、積揚70の下部と奥
框80の下部とを金属リング102から離すことによ
り、積揚70の下部と奥框80の下部との間の距離を大
きくすると、響板94の中央の盛り上がりが小さくなっ
て、むくりを小さくすることができる。このむくりの調
節は、グランドピアノに組み込んだ状態でも、グランド
ピアノに組み込む前でも調節することができる。
106,108の位置を調節して、積揚70の下部と奥
框80の下部とを金属リング102から離すことによ
り、積揚70の下部と奥框80の下部との間の距離を大
きくすると、響板94の中央の盛り上がりが小さくなっ
て、むくりを小さくすることができる。このむくりの調
節は、グランドピアノに組み込んだ状態でも、グランド
ピアノに組み込む前でも調節することができる。
【0037】このため、グランドピアノへの組み込み前
後にかかわらず、接続部材103のナット106,10
8の位置の調節のみで、容易にむくりが調節でき、実施
の形態3と同じく、響板94に関する各種の微調整が容
易となり、グランドピアノの生産性を向上させることが
できる。更に、グランドピアノの製造後の経年変化があ
っも、いつでもむくりの調節が容易にできるので、品質
維持も容易である。
後にかかわらず、接続部材103のナット106,10
8の位置の調節のみで、容易にむくりが調節でき、実施
の形態3と同じく、響板94に関する各種の微調整が容
易となり、グランドピアノの生産性を向上させることが
できる。更に、グランドピアノの製造後の経年変化があ
っも、いつでもむくりの調節が容易にできるので、品質
維持も容易である。
【0038】更に、弦は低音域と中高音域とでほぼX字
状にクロスして配置されているので、本実施の形態のむ
くり調節装置100は、響板94の周辺を斜め方向に中
央の金属リング102方向に引き寄せることも、逆に離
すこともできることから、弦の方向に適合したむくりを
形成するので、より効果的なむくりの調整が可能とな
る。
状にクロスして配置されているので、本実施の形態のむ
くり調節装置100は、響板94の周辺を斜め方向に中
央の金属リング102方向に引き寄せることも、逆に離
すこともできることから、弦の方向に適合したむくりを
形成するので、より効果的なむくりの調整が可能とな
る。
【0039】[実施の形態5]図8に示すむくり調節装
置122は、ピン板124とヒッチピンレール126に
響板128を固定し、フレームを用いずに、響板128
側からピン板124に貫通させたチューニングピン13
0と、響板128側からヒッチピンレール126に貫通
させたヒッチピン132との間に、弦134を張った構
成を示している。この構成は簡易型アップライトピアノ
に用いられる。
置122は、ピン板124とヒッチピンレール126に
響板128を固定し、フレームを用いずに、響板128
側からピン板124に貫通させたチューニングピン13
0と、響板128側からヒッチピンレール126に貫通
させたヒッチピン132との間に、弦134を張った構
成を示している。この構成は簡易型アップライトピアノ
に用いられる。
【0040】ピン板124およびヒッチピンレール12
6の内側面124a,126aには、響板128とは反
対方向に突出する、突出部材としての突出金具136,
138が固定されている。この突出金具136,138
の先端には、貫通孔が設けられて、その貫通孔には、剛
直な金属棒からなる接続部材150の両端のネジ溝部1
50a,150bが貫通し、それぞれ2つのナット15
2,154の螺合により突出金具136,138を挟む
ことで固定されている。
6の内側面124a,126aには、響板128とは反
対方向に突出する、突出部材としての突出金具136,
138が固定されている。この突出金具136,138
の先端には、貫通孔が設けられて、その貫通孔には、剛
直な金属棒からなる接続部材150の両端のネジ溝部1
50a,150bが貫通し、それぞれ2つのナット15
2,154の螺合により突出金具136,138を挟む
ことで固定されている。
【0041】このように構成されたむくり調節装置12
2は、ナット152,154の位置を変えることによ
り、2つの突出金具136,138間の距離を変更する
ことができる。例えば、弦134から加えられる弦圧が
小さ過ぎる場合には、上部のナット152,154と下
部のナット152,154との間を、図示矢印Aに示す
ごとく近づけて、突出金具136,138間の距離を小
さくすると、響板128の上下方向におけるほぼ中央が
図示矢印Xの方向に盛り上がって、むくりを大きくする
ことができる。
2は、ナット152,154の位置を変えることによ
り、2つの突出金具136,138間の距離を変更する
ことができる。例えば、弦134から加えられる弦圧が
小さ過ぎる場合には、上部のナット152,154と下
部のナット152,154との間を、図示矢印Aに示す
ごとく近づけて、突出金具136,138間の距離を小
さくすると、響板128の上下方向におけるほぼ中央が
図示矢印Xの方向に盛り上がって、むくりを大きくする
ことができる。
【0042】逆に、弦圧が大きすぎる場合には、上部の
ナット152,154と下部のナット152,154と
の間を、図示矢印Bに示すごとく遠ざけて、突出金具1
36,138間の距離を大きくすると、響板128の上
下方向におけるほぼ中央が図示矢印Yの方向に下がっ
て、むくりを小さくすることができる。このむくりの調
節は、アップライトピアノに組み込んだ状態でも、ま
た、アップライトピアノに組み込む前でも調節すること
ができる。したがって、前述した実施の形態1と同様な
効果を生じる。
ナット152,154と下部のナット152,154と
の間を、図示矢印Bに示すごとく遠ざけて、突出金具1
36,138間の距離を大きくすると、響板128の上
下方向におけるほぼ中央が図示矢印Yの方向に下がっ
て、むくりを小さくすることができる。このむくりの調
節は、アップライトピアノに組み込んだ状態でも、ま
た、アップライトピアノに組み込む前でも調節すること
ができる。したがって、前述した実施の形態1と同様な
効果を生じる。
【0043】[実施の形態6]図9に示すむくり調節装
置202は、図3に示したむくり調節装置2に対して、
更に、突出部材36,38同士を、接続部材50よりも
響板22に近い位置で接続する金属製の剛直な支持部材
204を設けている点が異なる。この支持部材204
は、その接続位置での突出部材36,38間の距離を維
持する機能を果たす。
置202は、図3に示したむくり調節装置2に対して、
更に、突出部材36,38同士を、接続部材50よりも
響板22に近い位置で接続する金属製の剛直な支持部材
204を設けている点が異なる。この支持部材204
は、その接続位置での突出部材36,38間の距離を維
持する機能を果たす。
【0044】このように支持部材204を設けると、接
続部材50のナット52,54,56,58の調節によ
り、図示矢印Aのごとく、突出部材36,38間の距離
を小さくすると、支持部材204の接続部分が支点の役
目を果たして、支持部材204が無い場合とは逆に、響
板22側の突出部材36,38は距離が広がって、図示
矢印Yのごとく、むくりを小さくする方向に移動する。
ただし、弦圧にて響板22が凹む、いわゆる弦下がりが
生じているような場合には、突出部材36,38間の距
離を小さくして、響板22に強い張力を与えることで、
弦圧にて響板22が凹むのを防止できるので、むくりを
ある程度回復させることができる。
続部材50のナット52,54,56,58の調節によ
り、図示矢印Aのごとく、突出部材36,38間の距離
を小さくすると、支持部材204の接続部分が支点の役
目を果たして、支持部材204が無い場合とは逆に、響
板22側の突出部材36,38は距離が広がって、図示
矢印Yのごとく、むくりを小さくする方向に移動する。
ただし、弦圧にて響板22が凹む、いわゆる弦下がりが
生じているような場合には、突出部材36,38間の距
離を小さくして、響板22に強い張力を与えることで、
弦圧にて響板22が凹むのを防止できるので、むくりを
ある程度回復させることができる。
【0045】なお、本実施の形態では、支持部材204
は突出部材36,38に強固に固定された支柱の役目も
果たしている。 [その他]実施の形態1,2では、ナットにて突出部材
間の距離を調節していたが、実施の形態3に示したごと
くのターンバックルを用いる方式でも良い。実施の形態
4,5,6でも同じであり、ターンバックルを用いても
良い。
は突出部材36,38に強固に固定された支柱の役目も
果たしている。 [その他]実施の形態1,2では、ナットにて突出部材
間の距離を調節していたが、実施の形態3に示したごと
くのターンバックルを用いる方式でも良い。実施の形態
4,5,6でも同じであり、ターンバックルを用いても
良い。
【0046】逆に、実施の形態3におけるターンバック
ルの代わりに、実施の形態1,2,4,5,6のごとく
のナットを用いる方式でも良い。接続部材として、金属
棒を用いたが、金属棒の代わりにワイヤを用いても良
い。
ルの代わりに、実施の形態1,2,4,5,6のごとく
のナットを用いる方式でも良い。接続部材として、金属
棒を用いたが、金属棒の代わりにワイヤを用いても良
い。
【0047】実施の形態5では、響板128が直接、ピ
ン板124およびヒッチピンレール126に結合してい
たが、響板128の周辺を厚く形成して、響板128に
ピン板124やヒッチピンレール126を兼ねさせても
良い。実施の形態1,2,6のごとく、厚みのある突出
部材36,38を響板に取り付ける場合には、この突出
部材36,38にピン板124やヒッチピンレール12
6を兼ねさせても良い。
ン板124およびヒッチピンレール126に結合してい
たが、響板128の周辺を厚く形成して、響板128に
ピン板124やヒッチピンレール126を兼ねさせても
良い。実施の形態1,2,6のごとく、厚みのある突出
部材36,38を響板に取り付ける場合には、この突出
部材36,38にピン板124やヒッチピンレール12
6を兼ねさせても良い。
【図1】 実施の形態1としてのピアノ用響板のむくり
調節装置が組み込まれたアップライトピアノの縦断面図
である。
調節装置が組み込まれたアップライトピアノの縦断面図
である。
【図2】 その背面図である。
【図3】 実施の形態1としてのピアノ用響板のむくり
調節装置を示す縦断面図である。
調節装置を示す縦断面図である。
【図4】 実施の形態2としてのピアノ用響板のむくり
調節装置が組み込まれたアップライトピアノの背面図で
ある。
調節装置が組み込まれたアップライトピアノの背面図で
ある。
【図5】 実施の形態3としてのピアノ用響板のむくり
調節装置が組み込まれたグランドピアノの構成説明図で
ある。
調節装置が組み込まれたグランドピアノの構成説明図で
ある。
【図6】 その詳細説明図である。
【図7】 実施の形態4としてのピアノ用響板のむくり
調節装置が組み込まれたグランドピアノの構成説明図で
ある。
調節装置が組み込まれたグランドピアノの構成説明図で
ある。
【図8】 実施の形態5としてのピアノ用響板のむくり
調節装置を示す縦断面図である。
調節装置を示す縦断面図である。
【図9】 実施の形態6としてのピアノ用響板のむくり
調節装置を示す縦断面図である。
調節装置を示す縦断面図である。
2…むくり調節装置 3…アップライトピアノ 4…フレーム 10…チューニングピン 12…ヒ
ッチピン 14…ピン板 22…響板 30…弦 32…駒 34…打廻し 36,38…突出部材 44…支柱 46,48…貫通孔 50…接続部材 50a,50b…ネジ溝部 52,54,56,58
…ナット 60…アップライトピアノ 61…むくり調節装置 62…金属リング 63,64…接続部材 63a
…ネジ溝部分 64a…ネジ溝部分 65,66,67,68…ナッ
ト 70…積揚 71…側板 72,74,76,78
…支柱 80…奥框 82…中框 84,86…接続部材 84a,86a…ネジ溝部 85…むくり調節装置 88,90…固定金具 92…ターンバックル 9
4…響板 100…むくり調節装置 102…金属リング 103
…接続部材 103a…ネジ溝部 104…固定金具 106,10
8…ナット 122…むくり調節装置 124…ピン板 124a,126a…内側面 126…ヒッチピンレー
ル 128…響板 130…チューニングピン 132…ヒ
ッチピン 134…弦 136,138…突出金具 150…接続
部材 150a,150b…ネジ溝部 152,154…ナッ
ト 202…むくり調節装置 204…支持部材
ッチピン 14…ピン板 22…響板 30…弦 32…駒 34…打廻し 36,38…突出部材 44…支柱 46,48…貫通孔 50…接続部材 50a,50b…ネジ溝部 52,54,56,58
…ナット 60…アップライトピアノ 61…むくり調節装置 62…金属リング 63,64…接続部材 63a
…ネジ溝部分 64a…ネジ溝部分 65,66,67,68…ナッ
ト 70…積揚 71…側板 72,74,76,78
…支柱 80…奥框 82…中框 84,86…接続部材 84a,86a…ネジ溝部 85…むくり調節装置 88,90…固定金具 92…ターンバックル 9
4…響板 100…むくり調節装置 102…金属リング 103
…接続部材 103a…ネジ溝部 104…固定金具 106,10
8…ナット 122…むくり調節装置 124…ピン板 124a,126a…内側面 126…ヒッチピンレー
ル 128…響板 130…チューニングピン 132…ヒ
ッチピン 134…弦 136,138…突出金具 150…接続
部材 150a,150b…ネジ溝部 152,154…ナッ
ト 202…むくり調節装置 204…支持部材
Claims (15)
- 【請求項1】ピアノ用響板の周辺または周辺近傍に取り
付けられ、駒取り付け側とは反対側に突出する複数の突
出部材と、 前記突出部材同士を接続し、前記突出部材間の距離を調
節可能な接続部材と、 を備え、前記接続部材による前記突出部材間の距離の調
節によりピアノ用響板のむくりを調節可能としたことを
特徴とするピアノ用響板のむくり調節装置。 - 【請求項2】ピアノ用響板の周辺または周辺近傍に取り
付けられ、駒取り付け側とは反対側に突出する複数の突
出部材と、 前記突出部材同士を接続し、接続位置での前記突出部材
間の距離を調節可能な接続部材と、 前記突出部材同士を、前記接続部材よりもピアノ用響板
に近い位置で接続し、接続位置での前記突出部材間の距
離を維持する支持部材と、 を備え、前記接続部材による接続位置での前記突出部材
間の距離の調節によりピアノ用響板のむくりを調節可能
としたことを特徴とするピアノ用響板のむくり調節装
置。 - 【請求項3】前記支持部材は、ピアノの支柱を兼ねてい
ることを特徴とする請求項2記載のピアノ用響板のむく
り調節装置。 - 【請求項4】前記突出部材は、ピアノの支柱を兼ねてい
ることを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載のピア
ノ用響板のむくり調節装置。 - 【請求項5】前記突出部材は、打廻しを兼ねていること
を特徴とする請求項1〜3のいずれか記載のピアノ用響
板のむくり調節装置。 - 【請求項6】前記突出部材は、ピン板を兼ねていること
を特徴とする請求項1〜3のいずれか記載のピアノ用響
板のむくり調節装置。 - 【請求項7】前記接続部材は、弦が張り渡される方向に
ほぼ沿った方向に、前記突出部材同士を接続しているこ
とを特徴とする請求項1〜6のいずれか記載のピアノ用
響板のむくり調節装置。 - 【請求項8】前記接続部材は、前記突出部材との間に螺
合機構を有し、前記螺合機構の回転により、前記突出部
材間の距離が調節可能であることを特徴とする請求項1
〜7のいずれか記載のピアノ用響板のむくり調節装置。 - 【請求項9】前記接続部材は、ボルトとナットとの関係
を有する螺合機構を備え、前記ボルトあるいは前記ナッ
トに相当する部材を回転させることにより、前記突出部
材間の距離が調節可能であることを特徴とする請求項1
〜7のいずれか記載のピアノ用響板のむくり調節装置。 - 【請求項10】前記接続部材は、剛直な棒状部材にて、
主に構成されていることを特徴とする請求項1〜9のい
ずれか記載のピアノ用響板のむくり調節装置。 - 【請求項11】前記接続部材は、ワイヤにて、主に構成
されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか記
載のピアノ用響板のむくり調節装置。 - 【請求項12】前記接続部材は、中心部材と該中心部材
から放射状に伸びる放射部材とからなり、該放射部材
は、ピアノ用響板の周辺または周辺近傍に取り付けられ
た複数の突出部材に接続されていることを特徴とする請
求項1〜9のいずれか記載のピアノ用響板のむくり調節
装置。 - 【請求項13】前記放射部材は、剛直な棒状部材にて、
主に構成されていることを特徴とする請求項12記載の
ピアノ用響板のむくり調節装置。 - 【請求項14】前記放射部材は、ワイヤにて、主に構成
されていることを特徴とする請求項12記載のピアノ用
響板のむくり調節装置。 - 【請求項15】請求項1〜14のいずれかに記載のピア
ノ用響板のむくり調節装置が組み込まれたことを特徴と
するピアノ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9174287A JPH1124653A (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | ピアノ用響板のむくり調節装置およびピアノ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9174287A JPH1124653A (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | ピアノ用響板のむくり調節装置およびピアノ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1124653A true JPH1124653A (ja) | 1999-01-29 |
Family
ID=15976044
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9174287A Pending JPH1124653A (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | ピアノ用響板のむくり調節装置およびピアノ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1124653A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CZ304839B6 (cs) * | 2013-09-25 | 2014-11-26 | Petrof, Spol. S R. O. | Zařízení k regulaci napětí v rezonanční desce piana |
| CN108831414A (zh) * | 2018-05-30 | 2018-11-16 | 北京卡丹萨文化艺术有限公司 | 用于矫正钢琴弦码的装置及弦码和音板的装配方法 |
| CN116721645A (zh) * | 2023-04-26 | 2023-09-08 | 海伦钢琴股份有限公司 | 一种可以调节变形的中盘 |
-
1997
- 1997-06-30 JP JP9174287A patent/JPH1124653A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CZ304839B6 (cs) * | 2013-09-25 | 2014-11-26 | Petrof, Spol. S R. O. | Zařízení k regulaci napětí v rezonanční desce piana |
| CN108831414A (zh) * | 2018-05-30 | 2018-11-16 | 北京卡丹萨文化艺术有限公司 | 用于矫正钢琴弦码的装置及弦码和音板的装配方法 |
| CN108831414B (zh) * | 2018-05-30 | 2023-06-16 | 北京卡丹萨文化艺术有限公司 | 用于矫正钢琴弦码的装置及弦码和音板的装配方法 |
| CN116721645A (zh) * | 2023-04-26 | 2023-09-08 | 海伦钢琴股份有限公司 | 一种可以调节变形的中盘 |
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