JPH11247027A - 極細繊維およびその製造方法 - Google Patents
極細繊維およびその製造方法Info
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- JPH11247027A JPH11247027A JP5231498A JP5231498A JPH11247027A JP H11247027 A JPH11247027 A JP H11247027A JP 5231498 A JP5231498 A JP 5231498A JP 5231498 A JP5231498 A JP 5231498A JP H11247027 A JPH11247027 A JP H11247027A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】極細繊維の耐光性を大幅に向上させ高濃度に着
色可能な極細繊維およびその製造方法の提供。 【解決手段】単糸繊度が1d以下である極細繊維の表面
に紫外線吸収剤を偏在化させた繊維であって、かつ、該
紫外線吸収剤含有濃度が、該表層部の樹脂重量に対して
3〜30重量%の範囲にあり、かかる極細繊維の製造方
法は、単糸繊度1d以下の極細芯鞘型複合繊維を製造す
るにあたり、該鞘成分として紫外線吸収剤を3〜30重
量%含有するポリマーを用い、かつ、該鞘成分の紫外線
含有濃度が該極細繊維全体の紫外線吸収剤含有濃度の
1.5倍以上になるような芯成分とを組み合せて複合紡
糸する。
色可能な極細繊維およびその製造方法の提供。 【解決手段】単糸繊度が1d以下である極細繊維の表面
に紫外線吸収剤を偏在化させた繊維であって、かつ、該
紫外線吸収剤含有濃度が、該表層部の樹脂重量に対して
3〜30重量%の範囲にあり、かかる極細繊維の製造方
法は、単糸繊度1d以下の極細芯鞘型複合繊維を製造す
るにあたり、該鞘成分として紫外線吸収剤を3〜30重
量%含有するポリマーを用い、かつ、該鞘成分の紫外線
含有濃度が該極細繊維全体の紫外線吸収剤含有濃度の
1.5倍以上になるような芯成分とを組み合せて複合紡
糸する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐光性に優れた性
能はもとより、高濃度に着色可能な優れた性能を有する
極細繊維およびその製造方法に関するものである。
能はもとより、高濃度に着色可能な優れた性能を有する
極細繊維およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、繊維製品に対する感性、機能両面
からの要求はますます高度になっている。感性面の要求
としては柔軟性の向上、表面タッチの平滑感向上、表面
品位の向上といったものがあるが、これらに対する有効
な手段の1つは単糸繊度を細くすることであり、特に単
糸繊度1d以下の極細繊維を用いた繊維製品は広く用い
られている。
からの要求はますます高度になっている。感性面の要求
としては柔軟性の向上、表面タッチの平滑感向上、表面
品位の向上といったものがあるが、これらに対する有効
な手段の1つは単糸繊度を細くすることであり、特に単
糸繊度1d以下の極細繊維を用いた繊維製品は広く用い
られている。
【0003】一方、機能面の大きな要求の1つとして耐
光性の向上がある。すなわち、衣料用途、資材用途を問
わず、光による変褪色や強度低下をより小さくしたいと
いう要求である。これは永年の課題であり、単糸繊度1
d以上の通常レベルの糸に対してはかなり満足のいくレ
ベルに近づきつつある。
光性の向上がある。すなわち、衣料用途、資材用途を問
わず、光による変褪色や強度低下をより小さくしたいと
いう要求である。これは永年の課題であり、単糸繊度1
d以上の通常レベルの糸に対してはかなり満足のいくレ
ベルに近づきつつある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、繊維の
耐光性は繊維の単糸繊度と密接な関係にあり、単糸繊度
が1d以下、特に0.5d以下になると急激に耐光性が
低下する。また、そのような極細繊維においては、通常
レベルの太さの繊維において有効な耐光性向上手段がほ
とんど効果がなく、現在までのところ、耐光性に優れた
極細繊維は得られていないのが実状である。かかる状況
から、感性、機能両面からの要求を満足する、耐光性に
優れた極細繊維が強く望まれていた。
耐光性は繊維の単糸繊度と密接な関係にあり、単糸繊度
が1d以下、特に0.5d以下になると急激に耐光性が
低下する。また、そのような極細繊維においては、通常
レベルの太さの繊維において有効な耐光性向上手段がほ
とんど効果がなく、現在までのところ、耐光性に優れた
極細繊維は得られていないのが実状である。かかる状況
から、感性、機能両面からの要求を満足する、耐光性に
優れた極細繊維が強く望まれていた。
【0005】極細繊維に紫外線吸収剤を含有せしめて、
その耐光性を改善するという試みは従来からなされてい
たが、効果はほとんどなかった。その理由は以下の通り
である。すなわち、紫外線吸収剤は表面からある程度内
側にあるポリマーや染料は保護するが、表面近傍に存在
する染料の保護には効果は低い。繊維が細ければ細いほ
ど、全体に占める表面近傍の割合が多くなり、結果とし
て紫外線吸収剤の効果は低下するのである。
その耐光性を改善するという試みは従来からなされてい
たが、効果はほとんどなかった。その理由は以下の通り
である。すなわち、紫外線吸収剤は表面からある程度内
側にあるポリマーや染料は保護するが、表面近傍に存在
する染料の保護には効果は低い。繊維が細ければ細いほ
ど、全体に占める表面近傍の割合が多くなり、結果とし
て紫外線吸収剤の効果は低下するのである。
【0006】紫外線吸収剤の効果を向上せしめるには、
紫外線吸収含有濃度を単純にアップすればよいのではな
いかと思われるが、そのような繊維は強度が不十分であ
ったり、後工程での工程通過性が悪かったりするため、
紫外線吸収剤含有濃度には限界があり、十分な耐光性を
得るには至っていない。
紫外線吸収含有濃度を単純にアップすればよいのではな
いかと思われるが、そのような繊維は強度が不十分であ
ったり、後工程での工程通過性が悪かったりするため、
紫外線吸収剤含有濃度には限界があり、十分な耐光性を
得るには至っていない。
【0007】本発明は、かかる従来技術の背景に鑑み、
極細繊維の耐光性を大幅に向上せしめるとともに高濃度
に着色可能な優れた性能を有する極細繊維およびその製
造方法を提供せんとするものである。
極細繊維の耐光性を大幅に向上せしめるとともに高濃度
に着色可能な優れた性能を有する極細繊維およびその製
造方法を提供せんとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる課題を
解決するために、次のような手段を採用するものであ
る。すなわち、本発明の極細繊維は、単糸繊度が1d以
下である極細繊維の表面に紫外線吸収剤を偏在化させた
繊維であって、かつ、該紫外線吸収剤含有濃度が、該表
層部の樹脂重量に対して3〜30重量%の範囲にあるこ
とを特徴とするものであり、かかる極細繊維の製造方法
は、単糸繊度1d以下の極細芯鞘型複合繊維を製造する
にあたり、該鞘成分として紫外線吸収剤を3〜30重量
%含有するポリマーを用い、かつ、該鞘成分の紫外線含
有濃度が該極細繊維全体の紫外線吸収剤含有濃度の1.
5倍以上になるような芯成分とを組み合せて複合紡糸す
ることを特徴とするものであり、また、海成分と鞘成分
と芯成分からなる3成分複合繊維を形成した後、海成分
を除去して単糸繊度1d以下の極細芯鞘型複合繊維を製
造するにあたり、該鞘成分として紫外線吸収剤を3〜3
0重量%含有するポリマーを用い、かつ、該鞘成分が含
有する紫外線含有濃度が該極細繊維全体の紫外線吸収剤
含有濃度の1.5倍以上になるようなポリマーを該芯成
分に用い、かつ、該海成分は溶解するが、鞘成分、芯成
分および紫外線吸収剤を実質的に溶解しない条件で、該
海成分を抽出することを特徴とするものである。
解決するために、次のような手段を採用するものであ
る。すなわち、本発明の極細繊維は、単糸繊度が1d以
下である極細繊維の表面に紫外線吸収剤を偏在化させた
繊維であって、かつ、該紫外線吸収剤含有濃度が、該表
層部の樹脂重量に対して3〜30重量%の範囲にあるこ
とを特徴とするものであり、かかる極細繊維の製造方法
は、単糸繊度1d以下の極細芯鞘型複合繊維を製造する
にあたり、該鞘成分として紫外線吸収剤を3〜30重量
%含有するポリマーを用い、かつ、該鞘成分の紫外線含
有濃度が該極細繊維全体の紫外線吸収剤含有濃度の1.
5倍以上になるような芯成分とを組み合せて複合紡糸す
ることを特徴とするものであり、また、海成分と鞘成分
と芯成分からなる3成分複合繊維を形成した後、海成分
を除去して単糸繊度1d以下の極細芯鞘型複合繊維を製
造するにあたり、該鞘成分として紫外線吸収剤を3〜3
0重量%含有するポリマーを用い、かつ、該鞘成分が含
有する紫外線含有濃度が該極細繊維全体の紫外線吸収剤
含有濃度の1.5倍以上になるようなポリマーを該芯成
分に用い、かつ、該海成分は溶解するが、鞘成分、芯成
分および紫外線吸収剤を実質的に溶解しない条件で、該
海成分を抽出することを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は、かかる課題、つまり、
極細繊維の耐光性を大幅に向上せしめるとともに高濃度
に着色可能な優れた性能を有する極細繊維について、鋭
意検討したところ、繊維の表面近傍に紫外線吸収剤を極
めて高濃度に偏在化せしめれば、繊維の物性を落とすこ
となく、耐光性および高濃度着色機能をともに大幅に改
善し、上記課題を一挙に解決することができることを究
明したものである。
極細繊維の耐光性を大幅に向上せしめるとともに高濃度
に着色可能な優れた性能を有する極細繊維について、鋭
意検討したところ、繊維の表面近傍に紫外線吸収剤を極
めて高濃度に偏在化せしめれば、繊維の物性を落とすこ
となく、耐光性および高濃度着色機能をともに大幅に改
善し、上記課題を一挙に解決することができることを究
明したものである。
【0010】すなわち、光による繊維および染料の劣化
反応が繊維の表面で優先的に進行すること、光を繊維の
表面で遮蔽できれば内部には紫外線吸収剤は必ずしも必
要ではないばかりでなく、繊維の耐光性に悪影響を及ぼ
すことに着目し、紫外線吸収剤を極細繊維表面に選択的
に高濃度で含有せしめれば繊維の物性・工程通過性を損
なうことなく、耐光性を向上しうることを見出したもの
であり、さらに驚くべきことに、かかる極細繊維は、極
細繊維の最大の欠点である濃色染色ができないという事
実を見事に覆し、濃色染色を達成することができるとい
う効果を奏するものである。
反応が繊維の表面で優先的に進行すること、光を繊維の
表面で遮蔽できれば内部には紫外線吸収剤は必ずしも必
要ではないばかりでなく、繊維の耐光性に悪影響を及ぼ
すことに着目し、紫外線吸収剤を極細繊維表面に選択的
に高濃度で含有せしめれば繊維の物性・工程通過性を損
なうことなく、耐光性を向上しうることを見出したもの
であり、さらに驚くべきことに、かかる極細繊維は、極
細繊維の最大の欠点である濃色染色ができないという事
実を見事に覆し、濃色染色を達成することができるとい
う効果を奏するものである。
【0011】本発明は、紫外線吸収剤を含有する単糸繊
度1d以下の極細繊維であって、該極細繊維表面から
0.5μm以内の深さにおける紫外線吸収剤含有濃度
が、該表面部の樹脂重量に対して3〜30重量%、好ま
しくは5〜30重量%、さらに好ましくは10〜30重
量%の範囲にあるものであり、さらに好ましくは、かか
る濃度が、繊維全体の紫外線吸収剤含有濃度の1.5倍
以上であるものである。
度1d以下の極細繊維であって、該極細繊維表面から
0.5μm以内の深さにおける紫外線吸収剤含有濃度
が、該表面部の樹脂重量に対して3〜30重量%、好ま
しくは5〜30重量%、さらに好ましくは10〜30重
量%の範囲にあるものであり、さらに好ましくは、かか
る濃度が、繊維全体の紫外線吸収剤含有濃度の1.5倍
以上であるものである。
【0012】該表面近傍の紫外線吸収剤含有濃度が3重
量%に満たない場合は、耐光性向上に効果はなく、30
重量%を越える場合は紫外線吸収剤のブリードアウト、
繊維物性の低下等の問題が発生する。またさらに、該表
面近傍の紫外線吸収剤含有濃度は繊維全体の紫外線含有
濃度の1.5倍に満たない場合は、紫外線吸収剤の表面
部分への偏在化が不十分で、耐光性と物性、さらに濃色
染色機能とを満足させることができない傾向がでてく
る。
量%に満たない場合は、耐光性向上に効果はなく、30
重量%を越える場合は紫外線吸収剤のブリードアウト、
繊維物性の低下等の問題が発生する。またさらに、該表
面近傍の紫外線吸収剤含有濃度は繊維全体の紫外線含有
濃度の1.5倍に満たない場合は、紫外線吸収剤の表面
部分への偏在化が不十分で、耐光性と物性、さらに濃色
染色機能とを満足させることができない傾向がでてく
る。
【0013】従来、繊維に紫外線吸収剤を含有せしめる
場合の濃度は、たかだか1重量%程度までであり、本発
明の紫外線吸収剤含有濃度が、該表面部の樹脂重量に対
して3〜30重量%という濃度は、これまで考えられな
かった高濃度な領域である。また、本発明は、単糸繊度
1d以下という極細繊維において効果を発揮するもので
あるが、より好ましくは単糸繊度0.5d以下の繊維に
対して特に効果を発揮するものである。
場合の濃度は、たかだか1重量%程度までであり、本発
明の紫外線吸収剤含有濃度が、該表面部の樹脂重量に対
して3〜30重量%という濃度は、これまで考えられな
かった高濃度な領域である。また、本発明は、単糸繊度
1d以下という極細繊維において効果を発揮するもので
あるが、より好ましくは単糸繊度0.5d以下の繊維に
対して特に効果を発揮するものである。
【0014】また、本発明の好ましい態様の1つは、極
細繊維表面から1.0μm以上の深さにおける紫外線吸
収剤含有濃度が1重量%以下であるが、かかる繊維の中
心部における紫外線吸収剤含有濃度が低い方が、耐光性
が向上する理由はよくわからないが、繊維の中心部で紫
外線吸収剤が触媒的作用で繊維や染料の劣化を促進する
のではないかと考えている。
細繊維表面から1.0μm以上の深さにおける紫外線吸
収剤含有濃度が1重量%以下であるが、かかる繊維の中
心部における紫外線吸収剤含有濃度が低い方が、耐光性
が向上する理由はよくわからないが、繊維の中心部で紫
外線吸収剤が触媒的作用で繊維や染料の劣化を促進する
のではないかと考えている。
【0015】本発明は、紫外線吸収剤を含有する単糸繊
度1d以下の極細繊維であって、該紫外線吸収剤は、樹
脂混合物の形で繊維表面に積層されているものであり、
極細繊維表面に強固に積層されているものである。その
典型的な構造は、該極細繊維が芯鞘型複合繊維である。
度1d以下の極細繊維であって、該紫外線吸収剤は、樹
脂混合物の形で繊維表面に積層されているものであり、
極細繊維表面に強固に積層されているものである。その
典型的な構造は、該極細繊維が芯鞘型複合繊維である。
【0016】かかる芯鞘型複合繊維において、鞘部にお
ける紫外線吸収剤含有濃度が、鞘部の樹脂重量に対して
3〜30重量%であり、かつ、該繊維全体の平均紫外線
吸収剤含有濃度の1.5倍以上であることに特徴を有す
るものである。
ける紫外線吸収剤含有濃度が、鞘部の樹脂重量に対して
3〜30重量%であり、かつ、該繊維全体の平均紫外線
吸収剤含有濃度の1.5倍以上であることに特徴を有す
るものである。
【0017】このような芯鞘構造にすることにより、繊
維表面近傍に紫外線吸収剤をコントロールして偏在化さ
せることができ、また、芯部と鞘部の界面で紫外線が一
部反射されることにより、繊維内部のポリマーや染料が
保護され、耐光性および発色性を大幅に改善することが
できるのである。
維表面近傍に紫外線吸収剤をコントロールして偏在化さ
せることができ、また、芯部と鞘部の界面で紫外線が一
部反射されることにより、繊維内部のポリマーや染料が
保護され、耐光性および発色性を大幅に改善することが
できるのである。
【0018】鞘成分の紫外線吸収剤含有濃度が3重量%
に満たない場合は、耐光性と濃色染色の改善効果がな
く、30重量%を越える場合は、紫外線吸収剤のブリー
ドアウトや繊維物性の低下等の問題が発生する。
に満たない場合は、耐光性と濃色染色の改善効果がな
く、30重量%を越える場合は、紫外線吸収剤のブリー
ドアウトや繊維物性の低下等の問題が発生する。
【0019】またさらに、鞘成分の紫外線吸収剤含有濃
度が繊維全体の紫外線含有濃度の1.5倍に満たない場
合は、紫外線吸収剤の表面部分への局在化が不十分であ
り、耐光性と物性、さらには濃色染色とを両立せしめる
ことができない。
度が繊維全体の紫外線含有濃度の1.5倍に満たない場
合は、紫外線吸収剤の表面部分への局在化が不十分であ
り、耐光性と物性、さらには濃色染色とを両立せしめる
ことができない。
【0020】該鞘部と芯部の比率は特に制限はないが、
鞘部の厚さは極細繊維の紫外線吸収剤含有濃度、繊維の
使用目的・用途に応じて適宜調節するのが好ましい。す
なわち、鞘部の紫外線含有濃度が高い場合や、目標とす
る耐光性のレベルがそれほど高くない場合は、鞘部を薄
くして調整することができるし、鞘部の紫外線吸収剤含
有濃度が低い場合や目標とする耐光性のレベルが比較的
高い場合は、鞘部を厚くして調整することができる。
鞘部の厚さは極細繊維の紫外線吸収剤含有濃度、繊維の
使用目的・用途に応じて適宜調節するのが好ましい。す
なわち、鞘部の紫外線含有濃度が高い場合や、目標とす
る耐光性のレベルがそれほど高くない場合は、鞘部を薄
くして調整することができるし、鞘部の紫外線吸収剤含
有濃度が低い場合や目標とする耐光性のレベルが比較的
高い場合は、鞘部を厚くして調整することができる。
【0021】本発明の極細繊維の材質は、特に制限はな
く、ポリプロピレン、ポリエチレンなどのポリオレフィ
ン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフ
タレートなどのポリエステル、ナイロン6、ナイロン6,
6 などのポリアミドおよびこれらの共重合体、ポリ塩化
ビニル、アクリル系およびアクリル系共重合体などを使
用することができるが、特にポリエステルが好ましく使
用される。
く、ポリプロピレン、ポリエチレンなどのポリオレフィ
ン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフ
タレートなどのポリエステル、ナイロン6、ナイロン6,
6 などのポリアミドおよびこれらの共重合体、ポリ塩化
ビニル、アクリル系およびアクリル系共重合体などを使
用することができるが、特にポリエステルが好ましく使
用される。
【0022】また、芯部と鞘部のポリマーの組み合わせ
に特に制限はなく、芯部と鞘部を同一のポリマーの組み
合わせでも、異なるポリマーの組み合わせでもかまわな
いし、同一ポリマーの重合度の異なる組み合わせでもか
まわない。
に特に制限はなく、芯部と鞘部を同一のポリマーの組み
合わせでも、異なるポリマーの組み合わせでもかまわな
いし、同一ポリマーの重合度の異なる組み合わせでもか
まわない。
【0023】該極細繊維の形成方法については特に制限
はなく、通常の紡糸・延伸工程を採用することもできる
し、スーパードロー法、あるいは2種類以上の成分を紡
糸した後に剥離して分割する方法などを採用することが
できる。特に溶解性の異なる2種類以上のポリマーをあ
わせて紡糸した後に、少なくとも1成分を溶解除去する
方法を用いると、繊維と繊維の間に空間ができるので、
柔軟性に優れたシート状物を得ることができる。このよ
うな場合の海成分としては、例えば、ポリエチレン、ポ
リスチレン、共重合ポリスチレン、ポリエステル、共重
合ポリエステル等を用いることができる。
はなく、通常の紡糸・延伸工程を採用することもできる
し、スーパードロー法、あるいは2種類以上の成分を紡
糸した後に剥離して分割する方法などを採用することが
できる。特に溶解性の異なる2種類以上のポリマーをあ
わせて紡糸した後に、少なくとも1成分を溶解除去する
方法を用いると、繊維と繊維の間に空間ができるので、
柔軟性に優れたシート状物を得ることができる。このよ
うな場合の海成分としては、例えば、ポリエチレン、ポ
リスチレン、共重合ポリスチレン、ポリエステル、共重
合ポリエステル等を用いることができる。
【0024】つぎに極細繊維形成ポリマーとしては特に
制限はないが、ナイロン6、ナイロン6,6 等のポリアミ
ド、ポリエチレンテレフタレート、共重合成分を含むポ
リエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレー
ト、ポリアクリロニトリル等を単独あるいは混合して用
いることができる。かかる極細繊維の形態としては、通
常の丸断面の他に、中空断面、三角型やY型の異型断
面、あるいは2種類以上のポリマーの複合糸を用いるこ
とができる。
制限はないが、ナイロン6、ナイロン6,6 等のポリアミ
ド、ポリエチレンテレフタレート、共重合成分を含むポ
リエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレー
ト、ポリアクリロニトリル等を単独あるいは混合して用
いることができる。かかる極細繊維の形態としては、通
常の丸断面の他に、中空断面、三角型やY型の異型断
面、あるいは2種類以上のポリマーの複合糸を用いるこ
とができる。
【0025】本発明の紫外線吸収剤は特に制限はなく、
低分子化合物、高分子化合物、無機化合物等を適宜用い
ることができる。例えば、低分子化合物としては、ベン
ゾフェノン系、ベンゾトリアジン系、ベンゾトリアゾー
ル系、サリチル酸系化合物を用いることができ、高分子
化合物としては、前述の低分子化合物をポリエステル、
ポリアミド、ポリオレフィン等の高分子に共重合したも
の、無機化合物としては、酸化チタン、酸化セリウム、
酸化亜鉛、カーボンブラック等を使用することができ
る。
低分子化合物、高分子化合物、無機化合物等を適宜用い
ることができる。例えば、低分子化合物としては、ベン
ゾフェノン系、ベンゾトリアジン系、ベンゾトリアゾー
ル系、サリチル酸系化合物を用いることができ、高分子
化合物としては、前述の低分子化合物をポリエステル、
ポリアミド、ポリオレフィン等の高分子に共重合したも
の、無機化合物としては、酸化チタン、酸化セリウム、
酸化亜鉛、カーボンブラック等を使用することができ
る。
【0026】紫外線吸収剤を含有するポリマーを製造す
る方法としては、例えばポリマー重合時に紫外線吸収剤
を添加する方法、紫外線吸収剤として作用するモノマー
を共重合する方法、一旦ポリマーを形成した後に紫外線
吸収剤を練り込む方法等を採用することができる。
る方法としては、例えばポリマー重合時に紫外線吸収剤
を添加する方法、紫外線吸収剤として作用するモノマー
を共重合する方法、一旦ポリマーを形成した後に紫外線
吸収剤を練り込む方法等を採用することができる。
【0027】また、かかる芯鞘型複合繊維において、好
ましい態様の1つとして、芯部における紫外線吸収剤含
有濃度を1重量%以下とするものであるが、これは紫外
線吸収剤濃度を1重量%以下とすることにより、極めて
高い耐光性が得られるためである。また、本発明の極細
繊維に後加工処理してさらに紫外線吸収剤を含有せしめ
ることも可能である。
ましい態様の1つとして、芯部における紫外線吸収剤含
有濃度を1重量%以下とするものであるが、これは紫外
線吸収剤濃度を1重量%以下とすることにより、極めて
高い耐光性が得られるためである。また、本発明の極細
繊維に後加工処理してさらに紫外線吸収剤を含有せしめ
ることも可能である。
【0028】また、本発明の極細繊維の製造方法として
は、鞘成分として、紫外線吸収剤を、該鞘成分の樹脂重
量に対して3〜30重量%、好ましくは5〜30重量
%、さらに好ましくは10〜30重量%含有するポリマ
ーを用い、かつ、該鞘成分の紫外線含有濃度が該極細繊
維全体の紫外線吸収剤含有濃度の1.5倍以上になるよ
うな芯成分との組み合せて複合紡糸するものである。
は、鞘成分として、紫外線吸収剤を、該鞘成分の樹脂重
量に対して3〜30重量%、好ましくは5〜30重量
%、さらに好ましくは10〜30重量%含有するポリマ
ーを用い、かつ、該鞘成分の紫外線含有濃度が該極細繊
維全体の紫外線吸収剤含有濃度の1.5倍以上になるよ
うな芯成分との組み合せて複合紡糸するものである。
【0029】この方法によれば、芯部と鞘部の紫外線吸
収剤含有濃度を精度よく制御することができるので、所
望の濃度の紫外線吸収剤を繊維の表面に容易に偏在化さ
せることができるので好ましい。
収剤含有濃度を精度よく制御することができるので、所
望の濃度の紫外線吸収剤を繊維の表面に容易に偏在化さ
せることができるので好ましい。
【0030】また、別の製造方法として、海成分と鞘成
分と芯成分とからなる3成分複合繊維を形成した後、海
成分を除去して単糸繊度1d以下の極細芯鞘複合繊維を
製造するを採用することができる。この場合も、鞘成分
として、紫外線吸収剤を、該鞘成分の樹脂重量に対して
3〜30重量%好ましくは5〜30重量%、さらに好ま
しくは10〜30重量%含有するポリマーを用い、か
つ、該鞘成分の紫外線含有濃度が該極細繊維全体の紫外
線吸収剤含有濃度の1.5倍以上になるような芯成分と
の組み合せとし、かつ、海成分は溶解するが、鞘成分、
芯成分、紫外線吸収剤を実質的に溶解しない条件で海成
分を抽出する方法を採用することができる。この方法に
よれば、極細の芯鞘型複合繊維を安定して製造すること
ができると同時に、繊維に含有せしめた紫外線吸収剤の
脱落を防ぐことができる。
分と芯成分とからなる3成分複合繊維を形成した後、海
成分を除去して単糸繊度1d以下の極細芯鞘複合繊維を
製造するを採用することができる。この場合も、鞘成分
として、紫外線吸収剤を、該鞘成分の樹脂重量に対して
3〜30重量%好ましくは5〜30重量%、さらに好ま
しくは10〜30重量%含有するポリマーを用い、か
つ、該鞘成分の紫外線含有濃度が該極細繊維全体の紫外
線吸収剤含有濃度の1.5倍以上になるような芯成分と
の組み合せとし、かつ、海成分は溶解するが、鞘成分、
芯成分、紫外線吸収剤を実質的に溶解しない条件で海成
分を抽出する方法を採用することができる。この方法に
よれば、極細の芯鞘型複合繊維を安定して製造すること
ができると同時に、繊維に含有せしめた紫外線吸収剤の
脱落を防ぐことができる。
【0031】この場合の海成分、鞘成分、芯成分に特に
制限はなく、海成分としてはポリエチレン、ポリスチレ
ン、共重合ポリスチレン、ポリエステル、共重合ポリエ
ステル等を用いることができるし、芯成分、鞘成分とし
てはナイロン6、ナイロン6,6 等のポリアミド、ポリエ
チレンテレフタレート、共重合成分を含むポリエチレン
テレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリア
クリロニトリル等を単独あるいは混合して用いることが
できる。
制限はなく、海成分としてはポリエチレン、ポリスチレ
ン、共重合ポリスチレン、ポリエステル、共重合ポリエ
ステル等を用いることができるし、芯成分、鞘成分とし
てはナイロン6、ナイロン6,6 等のポリアミド、ポリエ
チレンテレフタレート、共重合成分を含むポリエチレン
テレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリア
クリロニトリル等を単独あるいは混合して用いることが
できる。
【0032】また、かかる製造方法の好ましい態様の1
つは、海成分が水系溶媒に可溶ポリマーを主体として構
成されており、実質的に紫外線吸収剤は溶解しないが、
海成分は溶解する水系溶媒で海成分を抽出する方法を採
用することができる。
つは、海成分が水系溶媒に可溶ポリマーを主体として構
成されており、実質的に紫外線吸収剤は溶解しないが、
海成分は溶解する水系溶媒で海成分を抽出する方法を採
用することができる。
【0033】かかる水系溶媒とは、水を主体とした溶媒
を指し、例えば水、水酸化ナトリウム水溶液やエチルア
ミン水溶液などのアルカリ性水溶液、酢酸水溶液や硫酸
水溶液などの酸性水溶液、アルコール水溶液やDMF水
溶液などの有機物水溶液、塩化ナトリウム水溶液等の無
機物水溶液、硫酸ドデシルナトリウム水溶液等の界面活
性剤水溶液等を使用することができる。また、これらの
水系溶媒を混合したり、加熱したりすることもできる。
を指し、例えば水、水酸化ナトリウム水溶液やエチルア
ミン水溶液などのアルカリ性水溶液、酢酸水溶液や硫酸
水溶液などの酸性水溶液、アルコール水溶液やDMF水
溶液などの有機物水溶液、塩化ナトリウム水溶液等の無
機物水溶液、硫酸ドデシルナトリウム水溶液等の界面活
性剤水溶液等を使用することができる。また、これらの
水系溶媒を混合したり、加熱したりすることもできる。
【0034】また、上述の水系溶媒に可溶なポリマーと
しては、例えばアルカリ性水溶液に可溶なポリエステル
および共重合ポリエステルや、ウレタン化ポリアルキレ
ンオキサイドやエステル化ポリアルキレンオキサイド等
を使用することができる。
しては、例えばアルカリ性水溶液に可溶なポリエステル
および共重合ポリエステルや、ウレタン化ポリアルキレ
ンオキサイドやエステル化ポリアルキレンオキサイド等
を使用することができる。
【0035】また、海成分を除去する工程より以前の工
程で、繊維に延伸処理および/または熱処理を施すと、
海成分除去時に紫外線吸収剤が脱落することを大幅に低
減せしめることができる。
程で、繊維に延伸処理および/または熱処理を施すと、
海成分除去時に紫外線吸収剤が脱落することを大幅に低
減せしめることができる。
【0036】また、延伸処理の方法は特に制限はなく、
通常のロールによる延伸方法を採用することができる。
延伸倍率としては、紫外線吸収剤の脱落を防ぐには高い
ほうが好ましいが、高すぎると糸切れ等の問題が発生す
るため、使用するポリマー、紫外線吸収剤、延伸条件、
海成分除去条件等によって適宜選択する必要があるが、
一般的には2〜4倍の間の条件が好ましく使用される。
また、延伸時に糸を加熱することも可能であり、その方
法としては、熱ロール、熱ピン、熱板、熱液浴、スチー
ム等を用いることができる。さらに結晶化の方法も、特
に制限はなく、熱風、熱水、スチーム等による熱結晶化
を使用することができる。
通常のロールによる延伸方法を採用することができる。
延伸倍率としては、紫外線吸収剤の脱落を防ぐには高い
ほうが好ましいが、高すぎると糸切れ等の問題が発生す
るため、使用するポリマー、紫外線吸収剤、延伸条件、
海成分除去条件等によって適宜選択する必要があるが、
一般的には2〜4倍の間の条件が好ましく使用される。
また、延伸時に糸を加熱することも可能であり、その方
法としては、熱ロール、熱ピン、熱板、熱液浴、スチー
ム等を用いることができる。さらに結晶化の方法も、特
に制限はなく、熱風、熱水、スチーム等による熱結晶化
を使用することができる。
【0037】
【実施例】以下、本発明を具体的に実施例を用いて説明
するが、本発明はこれに限定されるものではない。
するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0038】実施例1 2成分芯鞘複合糸用口金を用いて芯鞘複合繊維を作成し
た。複合条件は以下の通りである。
た。複合条件は以下の通りである。
【0039】芯成分 :ポリエチレンテレフタレート 鞘成分 :ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤を10.
0重量%分散せしめたポリエチレンテレフタレート 芯鞘比率:芯50%、鞘50% 該極細芯鞘複合繊維を80℃の液浴にて3.5倍に延伸
し、0.3dの極細芯鞘複合繊維を得た。該極細繊維に
捲縮を付与した後、カットし原綿を得た。該原綿をクロ
スラッパーを用いてウェブとし、さらにニードルパンチ
を施し、不織布を得た。該不織布を10重量%ポリビニ
ルアルコール液に含浸した後、搾液、乾燥した。その
後、別途作成しておいた、ポリエチレンアジペートとポ
リブチレンアジペートとの混合ジオールとp,p’−ジ
フェニルメタンジイソシアネートから得られたプレポリ
マーをエチレングリコールで鎖伸長して得られたポリウ
レタンの10重量%DMF溶液に含浸し、ポリウレタン
付き量を不織布重量に対して35重量%とした後に、ポ
リウレタンを湿式にて凝固すると同時にポリビニルアル
コールを除去し、直ちにプレス、乾燥したのち、該シー
トに起毛処理した後、分散染料にて染色を施し皮革様シ
ート状物を得た。
0重量%分散せしめたポリエチレンテレフタレート 芯鞘比率:芯50%、鞘50% 該極細芯鞘複合繊維を80℃の液浴にて3.5倍に延伸
し、0.3dの極細芯鞘複合繊維を得た。該極細繊維に
捲縮を付与した後、カットし原綿を得た。該原綿をクロ
スラッパーを用いてウェブとし、さらにニードルパンチ
を施し、不織布を得た。該不織布を10重量%ポリビニ
ルアルコール液に含浸した後、搾液、乾燥した。その
後、別途作成しておいた、ポリエチレンアジペートとポ
リブチレンアジペートとの混合ジオールとp,p’−ジ
フェニルメタンジイソシアネートから得られたプレポリ
マーをエチレングリコールで鎖伸長して得られたポリウ
レタンの10重量%DMF溶液に含浸し、ポリウレタン
付き量を不織布重量に対して35重量%とした後に、ポ
リウレタンを湿式にて凝固すると同時にポリビニルアル
コールを除去し、直ちにプレス、乾燥したのち、該シー
トに起毛処理した後、分散染料にて染色を施し皮革様シ
ート状物を得た。
【0040】得られたシート状物は今までにない深い色
味の発色性に優れたものであった。JIS L 084
2法に基づきこのシート状物の耐光堅牢度を測定した。
また、この布帛の引っ張り強力を測定した。結果を表1
に示す。
味の発色性に優れたものであった。JIS L 084
2法に基づきこのシート状物の耐光堅牢度を測定した。
また、この布帛の引っ張り強力を測定した。結果を表1
に示す。
【0041】比較例1 実施例1で芯成分として用いたものと同じポリエチレン
テレフタレートを用いて単成分糸を紡糸し、実施例2と
同様の条件で延伸して0.3dの極細繊維を得た。
テレフタレートを用いて単成分糸を紡糸し、実施例2と
同様の条件で延伸して0.3dの極細繊維を得た。
【0042】この繊維を芯鞘極細繊維の替わりに用いた
以外は実施例2と同様の工程で皮革様シート状物を得
た。得られた皮革様シート状物は極細繊維特有の白っぽ
い色であった。該シート状物について実施例1と同様の
方法で測定した耐光堅牢性と該シート状物の引っ張り強
度を表1に示す。
以外は実施例2と同様の工程で皮革様シート状物を得
た。得られた皮革様シート状物は極細繊維特有の白っぽ
い色であった。該シート状物について実施例1と同様の
方法で測定した耐光堅牢性と該シート状物の引っ張り強
度を表1に示す。
【0043】比較例2 実施例1で鞘成分として用いたものと同じ、紫外線吸収
剤を分散したポリエチレンテレフタレートを用いて単成
分糸を紡糸し、実施例1と同様の条件で延伸して0.3
dの極細繊維を得た。
剤を分散したポリエチレンテレフタレートを用いて単成
分糸を紡糸し、実施例1と同様の条件で延伸して0.3
dの極細繊維を得た。
【0044】この繊維を芯鞘極細繊維の替わりに用いた
以外は実施例1と同様の工程で皮革様シート状物を得
た。得られた皮革様シート状物は極細繊維特有の白っぽ
い色であった。該シート状物について実施例1と同様の
方法で測定した耐光堅牢性と該シート状物の引っ張り強
度を表1に示す。
以外は実施例1と同様の工程で皮革様シート状物を得
た。得られた皮革様シート状物は極細繊維特有の白っぽ
い色であった。該シート状物について実施例1と同様の
方法で測定した耐光堅牢性と該シート状物の引っ張り強
度を表1に示す。
【0045】比較例3 実施例1で用いた鞘成分の代わりに、同じ紫外線吸収剤
を2.5重量%分散したポリエチレンテレフタレートを
用いて単成分糸を紡糸し、実施例1と同様の条件で延伸
して0.3dの極細繊維を得た。
を2.5重量%分散したポリエチレンテレフタレートを
用いて単成分糸を紡糸し、実施例1と同様の条件で延伸
して0.3dの極細繊維を得た。
【0046】この繊維を芯鞘極細繊維の替わりに用いた
以外は実施例1と同様の工程で皮革様シート状物を得
た。得られた皮革様シート状物は極細繊維特有の白っぽ
い色であった。該シート状物について実施例1と同様の
方法で測定した耐光堅牢性と該シート状物の引っ張り強
度を表1に示す。
以外は実施例1と同様の工程で皮革様シート状物を得
た。得られた皮革様シート状物は極細繊維特有の白っぽ
い色であった。該シート状物について実施例1と同様の
方法で測定した耐光堅牢性と該シート状物の引っ張り強
度を表1に示す。
【0047】
【表1】 表1からわかるように、本発明の極細繊維およびその製
造方法を用いることにより、耐光性、発色性に優れた皮
革様シート状物を得ることができる。
造方法を用いることにより、耐光性、発色性に優れた皮
革様シート状物を得ることができる。
【0048】実施例2 島成分が芯鞘型構造を有する海島型複合口金を用いてポ
リマーとして、下記のものを用いて海成分:鞘成分:芯
成分の比率を20:20:60となるように紡糸して島
数が14本の芯鞘型海島複合繊維を得た。該海島複合繊
維を3倍に延伸して3.5dのフィラメントが40本集
まってなるマルチフィラメント糸を得た。
リマーとして、下記のものを用いて海成分:鞘成分:芯
成分の比率を20:20:60となるように紡糸して島
数が14本の芯鞘型海島複合繊維を得た。該海島複合繊
維を3倍に延伸して3.5dのフィラメントが40本集
まってなるマルチフィラメント糸を得た。
【0049】海成分:ジオールとしてエチレングリコー
ル、ジカルボン酸としてテレフタル酸と5モル%を5−
ソディウムスルホイソフタル酸の混合物(混合モル比9
5:5)から重合した共重合ポリエステル 鞘成分:ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤を7重量%
分散せしめたポリブチレンテレフタレート 芯成分:ポリブチレンテレフタレート 該繊維を縦糸、横糸に用いて平織り物とし、それを1重
量%水酸化ナトリウム水溶液中にて95℃30分間処理
し、単糸繊度0.2dの芯鞘極細繊維からなる極細繊維
織物を得た。該極細繊維織物を該織物を分散染料を用い
て常法にて液流染色機で染色・洗浄した。 得られた布
帛は今までの極細繊維使い布帛にない深い色味の発色性
に優れたものであった実施例1と同様の方法でこの布帛
の耐光堅牢度と引き裂き強力を測定した。結果を表2に
示す。
ル、ジカルボン酸としてテレフタル酸と5モル%を5−
ソディウムスルホイソフタル酸の混合物(混合モル比9
5:5)から重合した共重合ポリエステル 鞘成分:ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤を7重量%
分散せしめたポリブチレンテレフタレート 芯成分:ポリブチレンテレフタレート 該繊維を縦糸、横糸に用いて平織り物とし、それを1重
量%水酸化ナトリウム水溶液中にて95℃30分間処理
し、単糸繊度0.2dの芯鞘極細繊維からなる極細繊維
織物を得た。該極細繊維織物を該織物を分散染料を用い
て常法にて液流染色機で染色・洗浄した。 得られた布
帛は今までの極細繊維使い布帛にない深い色味の発色性
に優れたものであった実施例1と同様の方法でこの布帛
の耐光堅牢度と引き裂き強力を測定した。結果を表2に
示す。
【0050】比較例4 鞘成分として紫外線吸収剤を0.5重量%分散せしめた
ポリブチレンテレフタレートを用いた以外は実施例2と
同様の方法で単糸繊度0.2dの芯鞘極細繊維からなる
極細繊維織物を得、実施例3と同様の方法で染色・洗浄
した。得られた布帛は極細繊維特有のパステル調の白っ
ぽい色であった。実施例1と同様の方法でこの布帛の耐
光堅牢度と引き裂き強力を測定した。結果を表2に示
す。
ポリブチレンテレフタレートを用いた以外は実施例2と
同様の方法で単糸繊度0.2dの芯鞘極細繊維からなる
極細繊維織物を得、実施例3と同様の方法で染色・洗浄
した。得られた布帛は極細繊維特有のパステル調の白っ
ぽい色であった。実施例1と同様の方法でこの布帛の耐
光堅牢度と引き裂き強力を測定した。結果を表2に示
す。
【0051】
【表2】 表2からわかるように、本発明の極細繊維およびその製
造方法を用いることにより、耐光性、発色性に優れた皮
革様シート状物を得ることができる。
造方法を用いることにより、耐光性、発色性に優れた皮
革様シート状物を得ることができる。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、耐光性はもとより繊維
物性にも優れ、さらに、高濃度に着色する優れた極細繊
維を提供することができ、さらにかかる極細繊維を安定
して製造することができる。
物性にも優れ、さらに、高濃度に着色する優れた極細繊
維を提供することができ、さらにかかる極細繊維を安定
して製造することができる。
Claims (10)
- 【請求項1】 単糸繊度が1d以下である極細繊維の表
面に紫外線吸収剤を偏在化させた繊維であって、かつ、
該紫外線吸収剤含有濃度が、該表層部の樹脂重量に対し
て3〜30重量%の範囲にあることを特徴とする極細繊
維。 - 【請求項2】 該極細繊維において、その平均紫外線吸
収剤含有濃度の1.5倍以上が該繊維表面から0.5μ
m以内の深さに偏在するものである請求項1記載の極細
繊維。 - 【請求項3】 該極細繊維表面から1.0μm以上の深
さにおける紫外線吸収剤含有濃度が、1重量%以下であ
ることを特徴とする請求項1または2記載の極細繊維。 - 【請求項4】 該紫外線吸収剤が、樹脂混合物の形で繊
維表面に積層されているものである請求項1〜3のいず
れかに記載の極細繊維。 - 【請求項5】 該極細繊維が、芯鞘型複合繊維であり、
かつ、該鞘部に紫外線吸収剤が偏在しているものである
請求項1〜3のいずれかに記載の極細繊維。 - 【請求項6】 該芯鞘型複合繊維の芯部における紫外線
吸収剤含有濃度が1重量%以下である請求項5記載の極
細繊維。 - 【請求項7】 単糸繊度1d以下の極細芯鞘型複合繊維
を製造するにあたり、該鞘成分として紫外線吸収剤を3
〜30重量%含有するポリマーを用い、かつ、該鞘成分
の紫外線含有濃度が該極細繊維全体の紫外線吸収剤含有
濃度の1.5倍以上になるような芯成分とを組み合せて
複合紡糸することを特徴とする極細繊維の製造方法。 - 【請求項8】 海成分と鞘成分と芯成分からなる3成分
複合繊維を形成した後、海成分を除去して単糸繊度1d
以下の極細芯鞘型複合繊維を製造するにあたり、該鞘成
分として紫外線吸収剤を3〜30重量%含有するポリマ
ーを用い、かつ、該鞘成分が含有する紫外線含有濃度が
該極細繊維全体の紫外線吸収剤含有濃度の1.5倍以上
になるようなポリマーを該芯成分に用い、かつ、該海成
分は溶解するが、鞘成分、芯成分および紫外線吸収剤を
実質的に溶解しない条件で、該海成分を抽出することを
特徴とする極細繊維の製造方法。 - 【請求項9】 該海成分が、水系溶媒に可溶ポリマーを
主体として構成されており、実質的に紫外線吸収剤は溶
解しないが、海成分は溶解する水系溶媒で該海成分を抽
出することを特徴とする請求項8記載の極細繊維の製造
方法。 - 【請求項10】 該芯成分に、紫外線吸収剤含有量を1
重量%以下の範囲で含有するポリマーを用いることを特
徴とする請求項7〜9のいずれかに記載の極細繊維の製
造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5231498A JPH11247027A (ja) | 1998-03-04 | 1998-03-04 | 極細繊維およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5231498A JPH11247027A (ja) | 1998-03-04 | 1998-03-04 | 極細繊維およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11247027A true JPH11247027A (ja) | 1999-09-14 |
Family
ID=12911332
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5231498A Pending JPH11247027A (ja) | 1998-03-04 | 1998-03-04 | 極細繊維およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11247027A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003020597A (ja) * | 2001-07-11 | 2003-01-24 | Crecia Corp | 水解性不繊布を用いたウェットティシュ製品 |
| WO2007037512A1 (ja) * | 2005-09-29 | 2007-04-05 | Teijin Fibers Limited | 海島型複合紡糸繊維の製造方法 |
| WO2008102822A1 (ja) | 2007-02-20 | 2008-08-28 | Fujifilm Corporation | 紫外線吸収剤を含む高分子材料 |
| WO2008123504A1 (ja) | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Fujifilm Corporation | 紫外線吸収剤組成物 |
| WO2009022736A1 (ja) | 2007-08-16 | 2009-02-19 | Fujifilm Corporation | ヘテロ環化合物、紫外線吸収剤及びこれを含む組成物 |
| WO2009123141A1 (ja) | 2008-03-31 | 2009-10-08 | 富士フイルム株式会社 | 紫外線吸収剤組成物 |
| WO2009123142A1 (ja) | 2008-03-31 | 2009-10-08 | 富士フイルム株式会社 | 紫外線吸収剤組成物 |
| WO2009136624A1 (ja) | 2008-05-09 | 2009-11-12 | 富士フイルム株式会社 | 紫外線吸収剤組成物 |
-
1998
- 1998-03-04 JP JP5231498A patent/JPH11247027A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003020597A (ja) * | 2001-07-11 | 2003-01-24 | Crecia Corp | 水解性不繊布を用いたウェットティシュ製品 |
| WO2007037512A1 (ja) * | 2005-09-29 | 2007-04-05 | Teijin Fibers Limited | 海島型複合紡糸繊維の製造方法 |
| US8128850B2 (en) | 2005-09-29 | 2012-03-06 | Teijin Fibers Limited | Method of producing islands-in-sea type composite spun fiber |
| WO2008102822A1 (ja) | 2007-02-20 | 2008-08-28 | Fujifilm Corporation | 紫外線吸収剤を含む高分子材料 |
| WO2008123504A1 (ja) | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Fujifilm Corporation | 紫外線吸収剤組成物 |
| WO2009022736A1 (ja) | 2007-08-16 | 2009-02-19 | Fujifilm Corporation | ヘテロ環化合物、紫外線吸収剤及びこれを含む組成物 |
| WO2009123141A1 (ja) | 2008-03-31 | 2009-10-08 | 富士フイルム株式会社 | 紫外線吸収剤組成物 |
| WO2009123142A1 (ja) | 2008-03-31 | 2009-10-08 | 富士フイルム株式会社 | 紫外線吸収剤組成物 |
| WO2009136624A1 (ja) | 2008-05-09 | 2009-11-12 | 富士フイルム株式会社 | 紫外線吸収剤組成物 |
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