JPH11247883A - クラッチリフターカムプレート - Google Patents
クラッチリフターカムプレートInfo
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- JPH11247883A JPH11247883A JP5328598A JP5328598A JPH11247883A JP H11247883 A JPH11247883 A JP H11247883A JP 5328598 A JP5328598 A JP 5328598A JP 5328598 A JP5328598 A JP 5328598A JP H11247883 A JPH11247883 A JP H11247883A
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- diameter cylindrical
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、車両のクラッチ機構の一部である
クラッチリフターカムプレートを製造するにあたり、部
品点数を集約して製造コストの低減を図り、また結合作
業等の手間を省いて製造工程を簡略化することを目的と
する。 【解決手段】 クラッチリフターカムプレート16の一
端側に再絞り加工で成形した大径筒部16tを、リフタ
ー支持軸17のガイド部材18に回動自在で且つ軸方向
に摺動自在に嵌合させ、また大径筒部16tの外側に成
形したカム面16cをローラ19に当接させるととも
に、大径筒部16tの底面に、複数段の絞り加工で小径
筒部16sを一体に成形し、この小径筒部16sの外周
に、ベアリング16を嵌着する。またクラッチリフター
カムプレート16の他端側に、クラッチ操作側部材が連
結される連結孔16rを形成する。
クラッチリフターカムプレートを製造するにあたり、部
品点数を集約して製造コストの低減を図り、また結合作
業等の手間を省いて製造工程を簡略化することを目的と
する。 【解決手段】 クラッチリフターカムプレート16の一
端側に再絞り加工で成形した大径筒部16tを、リフタ
ー支持軸17のガイド部材18に回動自在で且つ軸方向
に摺動自在に嵌合させ、また大径筒部16tの外側に成
形したカム面16cをローラ19に当接させるととも
に、大径筒部16tの底面に、複数段の絞り加工で小径
筒部16sを一体に成形し、この小径筒部16sの外周
に、ベアリング16を嵌着する。またクラッチリフター
カムプレート16の他端側に、クラッチ操作側部材が連
結される連結孔16rを形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用クラッチ機
構のクラッチリフターカムプレートに関する。
構のクラッチリフターカムプレートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば自動二輪車等のクラッチ機
構として、クラッチアウタ側のクラッチディスクと、ク
ラッチセンタ側のクラッチプレートの接触或いは非接触
をプレッシャプレートの移動でコントロールすること
で、駆動伝達を接続または遮断するようなタイプのもの
が知られており、このようなタイプのクラッチ機構で
は、プレッシャプレートを移動させるためクラッチリフ
ターカムプレートが設けられることがある。
構として、クラッチアウタ側のクラッチディスクと、ク
ラッチセンタ側のクラッチプレートの接触或いは非接触
をプレッシャプレートの移動でコントロールすること
で、駆動伝達を接続または遮断するようなタイプのもの
が知られており、このようなタイプのクラッチ機構で
は、プレッシャプレートを移動させるためクラッチリフ
ターカムプレートが設けられることがある。
【0003】このクラッチリフターカムプレート51
は、例えば図8に示すように、一端側に筒部52tとカ
ム面52cが形成され、他端側に操作レバー等の連結部
52rが形成されるカムプレート52と、このカムプレ
ートの筒部52tの底面にカシメ止め等によって結合さ
れるリフターピン53を備えており、カムプレートの筒
部52tを不図示のリフター支持軸に嵌合させるととも
に、リフターピン53を不図示のベアリング等を介して
プレッシャプレート側に連結し、操作レバー等によって
連結部52rを介してカムプレート52をリフター支持
軸まわりに回動させると、筒部52tの周囲に形成され
るカム面52cの作用によってクラッチリフターカムプ
レート51がリフター支持軸の軸方向にスライドし、同
時にプレッシャプレートを同方向に移動させ得るように
している。
は、例えば図8に示すように、一端側に筒部52tとカ
ム面52cが形成され、他端側に操作レバー等の連結部
52rが形成されるカムプレート52と、このカムプレ
ートの筒部52tの底面にカシメ止め等によって結合さ
れるリフターピン53を備えており、カムプレートの筒
部52tを不図示のリフター支持軸に嵌合させるととも
に、リフターピン53を不図示のベアリング等を介して
プレッシャプレート側に連結し、操作レバー等によって
連結部52rを介してカムプレート52をリフター支持
軸まわりに回動させると、筒部52tの周囲に形成され
るカム面52cの作用によってクラッチリフターカムプ
レート51がリフター支持軸の軸方向にスライドし、同
時にプレッシャプレートを同方向に移動させ得るように
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のクラ
ッチリフターカムプレート51は、カムプレート52と
リフターピン53の2部品からなるため、製造コストが
かかるとともに、両者をカシメ止め等によって結合しな
ければならないため製造が複雑で手間がかかるという問
題がある。
ッチリフターカムプレート51は、カムプレート52と
リフターピン53の2部品からなるため、製造コストが
かかるとともに、両者をカシメ止め等によって結合しな
ければならないため製造が複雑で手間がかかるという問
題がある。
【0005】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、部品点数を集約して製造コストの低減を図り、ま
た結合作業等の手間を省いて製造工程を簡略化すること
を目的とする。
あり、部品点数を集約して製造コストの低減を図り、ま
た結合作業等の手間を省いて製造工程を簡略化すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、請求項1において、クラッチ操作によってリ
フター支持軸まわりに回動し、この際、カム機構によっ
てリフター支持軸の軸方向に沿って移動可能とされるク
ラッチリフターカムプレートにおいて、クラッチ操作側
部材が連結される連結部と、カム機構の一部となるカム
面を一体に設け、このカム面の内側には、複数段の絞り
加工によって成形される大径筒部と、この大径筒部の底
面に複数段の絞り加工によって成形される小径筒部を一
体に連ならせるとともに、大径筒部をリフター支持軸側
に嵌合可能とした。
本発明は、請求項1において、クラッチ操作によってリ
フター支持軸まわりに回動し、この際、カム機構によっ
てリフター支持軸の軸方向に沿って移動可能とされるク
ラッチリフターカムプレートにおいて、クラッチ操作側
部材が連結される連結部と、カム機構の一部となるカム
面を一体に設け、このカム面の内側には、複数段の絞り
加工によって成形される大径筒部と、この大径筒部の底
面に複数段の絞り加工によって成形される小径筒部を一
体に連ならせるとともに、大径筒部をリフター支持軸側
に嵌合可能とした。
【0007】このようにカム面の内側に複数段の絞り加
工で大径筒部を形成し、この大径筒部の底面に複数段の
絞り加工で形成される小径筒部を連ならせれば、従来の
カムプレートとリフターピンが一体化された形態とな
り、結合作業等の手間を省くことが出来る。また一体に
成形することで、従来のカシメ止め等に較べて破壊荷重
が増し、信頼性の向上が図れる。
工で大径筒部を形成し、この大径筒部の底面に複数段の
絞り加工で形成される小径筒部を連ならせれば、従来の
カムプレートとリフターピンが一体化された形態とな
り、結合作業等の手間を省くことが出来る。また一体に
成形することで、従来のカシメ止め等に較べて破壊荷重
が増し、信頼性の向上が図れる。
【0008】また請求項2では、小径筒部の複数段の絞
り加工の最終工程では、小径筒部を嵌入せしめる金型の
ダイの肩部を略直角にし、またダイの径を小径筒部の外
径よりやや大きめにし且つパンチの径を小径筒部の内径
より大きめにして成形するようにした。このようにダイ
の肩部を略直角にし、またダイの径を小径筒部の外径よ
り大きめにするとともに、パンチの径を小径筒部の内径
より大きく設定して成形すれば、小径筒部の外周面と大
径筒部の底面との付根部のアールを小さくすることが出
来、付根部とそこに嵌着されるベアリングインナレース
との干渉を避けることが出来る。
り加工の最終工程では、小径筒部を嵌入せしめる金型の
ダイの肩部を略直角にし、またダイの径を小径筒部の外
径よりやや大きめにし且つパンチの径を小径筒部の内径
より大きめにして成形するようにした。このようにダイ
の肩部を略直角にし、またダイの径を小径筒部の外径よ
り大きめにするとともに、パンチの径を小径筒部の内径
より大きく設定して成形すれば、小径筒部の外周面と大
径筒部の底面との付根部のアールを小さくすることが出
来、付根部とそこに嵌着されるベアリングインナレース
との干渉を避けることが出来る。
【0009】すなわち、複数段の絞り加工で小径筒部を
順次絞っていく時は、径方向の肉を深さ方向に移動させ
つつ深さを増していくため、逐次、ダイの径が小径筒部
の外径より小さい金型を使用して絞り成形していくが、
最後まで径の小さいダイを使用すると、小径筒部の外周
面の削り取られた余肉が大径筒部の底面との付根部に溜
った状態で成形されることになり、これが剥離やクラッ
ク等発生の原因になる。そこで、小径筒部の絞り加工の
最終段階で、ダイの径を小径筒部の外径より大きめにす
るとともに、パンチの径を小径筒部の内径より大きく
し、またダイの肩部を略直角にすることで、最終的に小
径筒部の外周面と大径筒部の底面との付根部のアールを
小さくするよう図る。
順次絞っていく時は、径方向の肉を深さ方向に移動させ
つつ深さを増していくため、逐次、ダイの径が小径筒部
の外径より小さい金型を使用して絞り成形していくが、
最後まで径の小さいダイを使用すると、小径筒部の外周
面の削り取られた余肉が大径筒部の底面との付根部に溜
った状態で成形されることになり、これが剥離やクラッ
ク等発生の原因になる。そこで、小径筒部の絞り加工の
最終段階で、ダイの径を小径筒部の外径より大きめにす
るとともに、パンチの径を小径筒部の内径より大きく
し、またダイの肩部を略直角にすることで、最終的に小
径筒部の外周面と大径筒部の底面との付根部のアールを
小さくするよう図る。
【0010】また請求項3では、小径筒部の外周に、ベ
アリングレースを嵌着させるようにした。このように小
径筒部の外周にベアリングレースを嵌着させるようにす
れば、従来構造のクラッチ機構に対応した形態で使用出
来る。
アリングレースを嵌着させるようにした。このように小
径筒部の外周にベアリングレースを嵌着させるようにす
れば、従来構造のクラッチ機構に対応した形態で使用出
来る。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について添付
した図面に基づき説明する。ここで図1は本発明に係る
クラッチリフターカムプレートが適用されるクラッチ機
構の説明図、図2はクラッチリフターカムプレートの平
面図、図3は図2のA−A線断面図、図4は図3の部分
拡大図、図5は図2のB−B線断面図、図6はクラッチ
リフターカムプレートの成形工程の説明図である。
した図面に基づき説明する。ここで図1は本発明に係る
クラッチリフターカムプレートが適用されるクラッチ機
構の説明図、図2はクラッチリフターカムプレートの平
面図、図3は図2のA−A線断面図、図4は図3の部分
拡大図、図5は図2のB−B線断面図、図6はクラッチ
リフターカムプレートの成形工程の説明図である。
【0012】本発明に係るクラッチリフターカムプレー
トは、図1に示すような車両のクラッチ機構1適用さ
れ、このクラッチ機構1は、ドライブシャフト2の回転
がメインシャフト3に伝達されるのを遮断または接続し
得るようにされ、ドライブシャフト2側のドライブギヤ
4に噛合するドリブンギヤ5と、このドリブンギヤ5に
一体に結合され且つメインシャフト3を回転自在に挿通
せしめたクラッチアウタ6と、メインシャフト3に回転
不能に結合されるクラッチセンタ7と、このクラッチセ
ンタ7に連結ボルト8で連結され、且つメインシャフト
3の軸方向に摺動自在にされるスライドプレート9を備
え、このスライドプレート9は、前記クラッチセンタ7
との間に介装される圧縮スプリング11で、図の右方に
付勢されている。
トは、図1に示すような車両のクラッチ機構1適用さ
れ、このクラッチ機構1は、ドライブシャフト2の回転
がメインシャフト3に伝達されるのを遮断または接続し
得るようにされ、ドライブシャフト2側のドライブギヤ
4に噛合するドリブンギヤ5と、このドリブンギヤ5に
一体に結合され且つメインシャフト3を回転自在に挿通
せしめたクラッチアウタ6と、メインシャフト3に回転
不能に結合されるクラッチセンタ7と、このクラッチセ
ンタ7に連結ボルト8で連結され、且つメインシャフト
3の軸方向に摺動自在にされるスライドプレート9を備
え、このスライドプレート9は、前記クラッチセンタ7
との間に介装される圧縮スプリング11で、図の右方に
付勢されている。
【0013】そしてこのスライドプレート9には、メイ
ンシャフト3の軸方向に摺動可能なプレッシャプレート
12が一体に結合され、このプレッシャプレート12が
図の右方に移動した状態では、前記クラッチアウタ6側
に回転不能に係合するクラッチディスク13と、クラッ
チセンタ7側に回転不能に係合するクラッチプレート1
4が圧接状態となって、クラッチアウタ6側の回転がク
ラッチセンタ7側に伝達されるようになり、プレッシャ
プレート12が図の左方に移動した状態では、クラッチ
ディスク13とクラッチプレート14の接触が離れて、
クラッチアウタ6側の回転がクラッチセンタ7側に伝達
されるのが遮断されるようになっている。
ンシャフト3の軸方向に摺動可能なプレッシャプレート
12が一体に結合され、このプレッシャプレート12が
図の右方に移動した状態では、前記クラッチアウタ6側
に回転不能に係合するクラッチディスク13と、クラッ
チセンタ7側に回転不能に係合するクラッチプレート1
4が圧接状態となって、クラッチアウタ6側の回転がク
ラッチセンタ7側に伝達されるようになり、プレッシャ
プレート12が図の左方に移動した状態では、クラッチ
ディスク13とクラッチプレート14の接触が離れて、
クラッチアウタ6側の回転がクラッチセンタ7側に伝達
されるのが遮断されるようになっている。
【0014】また、前記スライドプレート9には、ベア
リング15のアウタレースが固着されており、このベア
リング15のインナレースには、本発明に係るクラッチ
リフターカムプレート16が嵌着され、このクラッチリ
フターカムプレート16の左右動によって前記スライド
プレート9を左右にスライドさせるようにしている。
リング15のアウタレースが固着されており、このベア
リング15のインナレースには、本発明に係るクラッチ
リフターカムプレート16が嵌着され、このクラッチリ
フターカムプレート16の左右動によって前記スライド
プレート9を左右にスライドさせるようにしている。
【0015】このクラッチリフターカムプレート16
は、後述するようにベアリング15のインナレースに嵌
着される小径筒部16sと、この小径筒部16sの周囲
の大径筒部16tと、この大径筒部16tの周囲のカム
面16cを備えており、前記大径筒部16tは、リフタ
ー支持軸17のガイド部材18に回動自在且つ軸方向に
摺動自在に嵌合している。またガイド部材18の所定箇
所には、ローラ19が固定され、このローラ19が前記
クラッチリフターカムプレート16のカム面16cに当
接している。
は、後述するようにベアリング15のインナレースに嵌
着される小径筒部16sと、この小径筒部16sの周囲
の大径筒部16tと、この大径筒部16tの周囲のカム
面16cを備えており、前記大径筒部16tは、リフタ
ー支持軸17のガイド部材18に回動自在且つ軸方向に
摺動自在に嵌合している。またガイド部材18の所定箇
所には、ローラ19が固定され、このローラ19が前記
クラッチリフターカムプレート16のカム面16cに当
接している。
【0016】またクラッチリフターカムプレート16の
他端側には、図示を省略したクラッチレバー等が連結さ
れる連結部としての連結孔16rが設けられており、ク
ラッチ操作によってクラッチレバー等が移動すると、ク
ラッチリフターカムプレート16がリフター支持軸17
の中心軸まわりに回動するようにしている。
他端側には、図示を省略したクラッチレバー等が連結さ
れる連結部としての連結孔16rが設けられており、ク
ラッチ操作によってクラッチレバー等が移動すると、ク
ラッチリフターカムプレート16がリフター支持軸17
の中心軸まわりに回動するようにしている。
【0017】前記クラッチリフターカムプレート16の
カム面16cは、図2乃至図5に示すように、大径筒部
16tの周囲を取り囲む円周面上に形成され、円周方向
の複数箇所に形成されるV溝(図5)として構成されて
いる。そして、クラッチリフターカムプレート16に回
動によって、前記ローラ19がカム面16cのV溝から
出入りするようにし、ローラ19がV溝に入り込むとク
ラッチリフターカムプレート16が右方に移動し、ロー
ラ19がV溝から抜け出ると、クラッチリフターカムプ
レート16がローラ19に押されて図の左方に移動する
ようにしている。そして左方に移動すると、前記スライ
ドプレート9を介してプレッシャプレート12も左方に
スライドし、動力の伝達を遮断する。
カム面16cは、図2乃至図5に示すように、大径筒部
16tの周囲を取り囲む円周面上に形成され、円周方向
の複数箇所に形成されるV溝(図5)として構成されて
いる。そして、クラッチリフターカムプレート16に回
動によって、前記ローラ19がカム面16cのV溝から
出入りするようにし、ローラ19がV溝に入り込むとク
ラッチリフターカムプレート16が右方に移動し、ロー
ラ19がV溝から抜け出ると、クラッチリフターカムプ
レート16がローラ19に押されて図の左方に移動する
ようにしている。そして左方に移動すると、前記スライ
ドプレート9を介してプレッシャプレート12も左方に
スライドし、動力の伝達を遮断する。
【0018】ところで、このクラッチリフターカムプレ
ート16は、全体が一体成形されているが、その製造方
法について説明する。最初に小径筒部16sが複数段の
絞り加工で成形される。すなわち、図6(a)に示すよ
うに、内径Diが大きくて深さが浅い絞り加工から始ま
って、複数段の中間の段階では、図6(b)に示すよう
に、内径Diと深さが中程度の絞り加工が行われ、最終
段階では、図6(c)に示すように内径Diが小さくて
深さが深い小径筒部16sが成形される。この際、内径
Diに合せて外径も逐次減少していくように成形され
る。
ート16は、全体が一体成形されているが、その製造方
法について説明する。最初に小径筒部16sが複数段の
絞り加工で成形される。すなわち、図6(a)に示すよ
うに、内径Diが大きくて深さが浅い絞り加工から始ま
って、複数段の中間の段階では、図6(b)に示すよう
に、内径Diと深さが中程度の絞り加工が行われ、最終
段階では、図6(c)に示すように内径Diが小さくて
深さが深い小径筒部16sが成形される。この際、内径
Diに合せて外径も逐次減少していくように成形され
る。
【0019】ところで最終段階より1段階前までは、す
べての工程において図7(A)に示すように、小径筒部
16sの外径Doに対してダイの径Ddが小さい金型2
1を使用してプレス成形し絞り加工を行うが、最終段階
では、図7(B)に示すように、小径筒部16sの外径
Doよりダイの径Ddが大きく、且つ小径筒部16sの
内径Diよりパンチ径Pdが大きく、またダイの肩部a
が直角に近い(実施形態ではアールが0.1)金型21
を使用して加工される。
べての工程において図7(A)に示すように、小径筒部
16sの外径Doに対してダイの径Ddが小さい金型2
1を使用してプレス成形し絞り加工を行うが、最終段階
では、図7(B)に示すように、小径筒部16sの外径
Doよりダイの径Ddが大きく、且つ小径筒部16sの
内径Diよりパンチ径Pdが大きく、またダイの肩部a
が直角に近い(実施形態ではアールが0.1)金型21
を使用して加工される。
【0020】これは、最終段階より1段階前までは、小
径筒部16sの径方向の肉を深さ方向に移動させながら
成形することで深さを深くすることを目的としているの
に対し、最終段階では、小径筒部16sの外周面の付根
部bのアールを小さく(実施形態ではアールが0.2以
下)して、前記ベアリング15のインナレースを嵌着せ
しめる時の干渉を防止することを目的としているからで
あり、一方、小径筒部16sの外周面の肉が削られ付根
部に溜まるのを防止する必要があるからである。
径筒部16sの径方向の肉を深さ方向に移動させながら
成形することで深さを深くすることを目的としているの
に対し、最終段階では、小径筒部16sの外周面の付根
部bのアールを小さく(実施形態ではアールが0.2以
下)して、前記ベアリング15のインナレースを嵌着せ
しめる時の干渉を防止することを目的としているからで
あり、一方、小径筒部16sの外周面の肉が削られ付根
部に溜まるのを防止する必要があるからである。
【0021】すなわち、小径筒部16sの外周面の付根
部bのアールを小さくするためには、ダイの肩部aのア
ールを小さくしなければならないが、肩部aのアールを
小さくすると、図7(A)に示すように、小径筒部16
sの外周面の肉が削り取られ、破線に示す箇所に溜まり
込み、これが剥離やクラック等を発生させる原因にな
る。従って、図7(B)に示すように、ダイの径Ddを
小径筒部16sの外径Doより大きく設定するととも
に、パンチの径Pdを小径筒部16sの内径Diよりも
大きく設定して成形すれば、小径筒部16sの外周面の
肉が削り取られることもなく、付根部bのアールも小さ
くすることが出来る。
部bのアールを小さくするためには、ダイの肩部aのア
ールを小さくしなければならないが、肩部aのアールを
小さくすると、図7(A)に示すように、小径筒部16
sの外周面の肉が削り取られ、破線に示す箇所に溜まり
込み、これが剥離やクラック等を発生させる原因にな
る。従って、図7(B)に示すように、ダイの径Ddを
小径筒部16sの外径Doより大きく設定するととも
に、パンチの径Pdを小径筒部16sの内径Diよりも
大きく設定して成形すれば、小径筒部16sの外周面の
肉が削り取られることもなく、付根部bのアールも小さ
くすることが出来る。
【0022】尚、実施形態では、図6(a)から図6
(c)まで合計10工程以上の絞り加工で小径筒部16
sの成形を行うようにしている。そして小径筒部16s
の絞り加工が終えると、次は複数段の絞り加工によって
大径筒部16tが成形される。この場合も当初の大径筒
部の径を大きく且つ深さを浅く成形し、順次径を小さく
且つ深さを深くしていくことで、最終的に図6(d)に
示すような大径筒部16tを成形する。この際、実施形
態では、大径筒部16tの絞り加工を4工程で行うよう
にしている。そして、大径筒部16tの多段絞り加工が
終えると、図6(e)に示すように、大径筒部16tの
周囲の所定箇所(実施形態では3ヵ所)にV溝のカム面
16cが形成され、また連結孔16rが打抜かれる。そ
して上記のような一連の加工は、例えば順送り金型によ
って順送り成形される。
(c)まで合計10工程以上の絞り加工で小径筒部16
sの成形を行うようにしている。そして小径筒部16s
の絞り加工が終えると、次は複数段の絞り加工によって
大径筒部16tが成形される。この場合も当初の大径筒
部の径を大きく且つ深さを浅く成形し、順次径を小さく
且つ深さを深くしていくことで、最終的に図6(d)に
示すような大径筒部16tを成形する。この際、実施形
態では、大径筒部16tの絞り加工を4工程で行うよう
にしている。そして、大径筒部16tの多段絞り加工が
終えると、図6(e)に示すように、大径筒部16tの
周囲の所定箇所(実施形態では3ヵ所)にV溝のカム面
16cが形成され、また連結孔16rが打抜かれる。そ
して上記のような一連の加工は、例えば順送り金型によ
って順送り成形される。
【0023】以上のような成形方法によって、従来2部
品をカシメ止めしていたクラッチリフターカムプレート
を一体に成形することが出来、従来より安価に製造出来
るとともに、小径筒部16sの外周面と大径筒部16t
の底面の境目の付根部bのアールを小さくすることが出
来、ベアリング15のインナレースに嵌着させる時に干
渉するような不具合がない。しかも全体がプレス絞り加
工で成形されているため機械的強度が増しており、従来
のカシメ止め等に較べて信頼性の向上が図れる。
品をカシメ止めしていたクラッチリフターカムプレート
を一体に成形することが出来、従来より安価に製造出来
るとともに、小径筒部16sの外周面と大径筒部16t
の底面の境目の付根部bのアールを小さくすることが出
来、ベアリング15のインナレースに嵌着させる時に干
渉するような不具合がない。しかも全体がプレス絞り加
工で成形されているため機械的強度が増しており、従来
のカシメ止め等に較べて信頼性の向上が図れる。
【0024】尚、本発明は以上のような実施形態に限定
されるものではない。本発明の特許請求の範囲に記載し
た事項と実質的に同一の構成を有し、同一の作用効果を
奏するものは本発明の技術的範囲に属する。例えば大径
筒部16tが嵌合する部材は、ガイド部材18以外に直
接リフター支持軸17に嵌合する形態でも良い。またカ
ム面16cの形状、連結部の形態等も任意である。
されるものではない。本発明の特許請求の範囲に記載し
た事項と実質的に同一の構成を有し、同一の作用効果を
奏するものは本発明の技術的範囲に属する。例えば大径
筒部16tが嵌合する部材は、ガイド部材18以外に直
接リフター支持軸17に嵌合する形態でも良い。またカ
ム面16cの形状、連結部の形態等も任意である。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明に係るクラッチリフ
ターカムプレートは、請求項1のように、クラッチ操作
側部材が連結される連結部と、カム機構の一部となるカ
ム面を一体に設け、このカム面の内側には、複数段の絞
り加工によって成形される大径筒部と、この大径筒部の
底面に複数段の絞り加工によって成形される小径筒部を
一体に連ならせるようにしたため、従来のカムプレート
とリフターピンを一体にした形態で成形することが出
来、結合作業等の手間を省くことが出来、しかも安価に
製造出来る。更に一体に成形することで、従来のカシメ
止め等に較べて破壊荷重が増し、信頼性の向上が図れ
る。
ターカムプレートは、請求項1のように、クラッチ操作
側部材が連結される連結部と、カム機構の一部となるカ
ム面を一体に設け、このカム面の内側には、複数段の絞
り加工によって成形される大径筒部と、この大径筒部の
底面に複数段の絞り加工によって成形される小径筒部を
一体に連ならせるようにしたため、従来のカムプレート
とリフターピンを一体にした形態で成形することが出
来、結合作業等の手間を省くことが出来、しかも安価に
製造出来る。更に一体に成形することで、従来のカシメ
止め等に較べて破壊荷重が増し、信頼性の向上が図れ
る。
【0026】また請求項2のように、小径筒部の複数段
の絞り加工の最終工程で、小径筒部を嵌入せしめる金型
のダイの肩部を略直角にし、またダイの径を小径筒部の
外径よりやや大きめにし且つパンチの径を小径筒部の内
径より大きめにして成形すれば、小径筒部の外周面に嵌
合させる部材を密着状に嵌合させることが出来、組付精
度を高めることが出来る。そして請求項3のように、小
径筒部の外周に、ベアリングレースを嵌着させるように
すれば、従来構造のクラッチ機構に対応した形態で使用
することが出来る。
の絞り加工の最終工程で、小径筒部を嵌入せしめる金型
のダイの肩部を略直角にし、またダイの径を小径筒部の
外径よりやや大きめにし且つパンチの径を小径筒部の内
径より大きめにして成形すれば、小径筒部の外周面に嵌
合させる部材を密着状に嵌合させることが出来、組付精
度を高めることが出来る。そして請求項3のように、小
径筒部の外周に、ベアリングレースを嵌着させるように
すれば、従来構造のクラッチ機構に対応した形態で使用
することが出来る。
【図1】本発明に係るクラッチリフターカムプレートが
適用されるクラッチ機構の説明図
適用されるクラッチ機構の説明図
【図2】クラッチリフターカムプレートの平面図
【図3】図2のA−A線断面図
【図4】図3の部分拡大図
【図5】図2のB−B線断面図
【図6】クラッチリフターカムプレートの成形工程の説
明図
明図
【図7】小径筒部の複数段の絞り加工のダイと小径筒部
の径との関係を示す説明図で、(A)は最終段の1段前
までの状態、(B)は最終段階の状態図
の径との関係を示す説明図で、(A)は最終段の1段前
までの状態、(B)は最終段階の状態図
【図8】従来のクラッチリフターカムプレートの説明図
1…クラッチ機構、16…クラッチリフターカムプレー
ト、16c…カム面、16r…連結孔、16s…小径筒
部、16t…大径筒部、17…リフター支持軸、21…
金型、a…肩部、b…付根部。
ト、16c…カム面、16r…連結孔、16s…小径筒
部、16t…大径筒部、17…リフター支持軸、21…
金型、a…肩部、b…付根部。
フロントページの続き (72)発明者 春日井 明 愛知県刈谷市井ケ谷町庄司50−18 株式会 社三陽製作所内
Claims (3)
- 【請求項1】 クラッチ操作によってリフター支持軸ま
わりに回動し、この際、カム機構によって前記リフター
支持軸の軸方向に沿って移動可能とされるクラッチリフ
ターカムプレートであって、クラッチ操作側部材が連結
される連結部と、前記カム機構の一部となるカム面を一
体に備え、このカム面の内側には、複数段の絞り加工に
よって成形される大径筒部と、この大径筒部の底面に複
数段の絞り加工によって成形される小径筒部が一体に連
なっており、前記大径筒部が前記リフター支持軸側に嵌
合可能とされることを特徴とするクラッチリフターカム
プレート。 - 【請求項2】 請求項1に記載のクラッチリフターカム
プレートにおいて、前記小径筒部の複数段の絞り加工の
最終工程では、小径筒部を嵌入せしめる金型のダイの肩
部を略直角にし、またダイの径を小径筒部の外径よりや
や大きめにし且つパンチの径を小径筒部の内径より大き
めにして成形したことを特徴とするクラッチリフターカ
ムプレート。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のクラッチ
リフターカムプレートにおいて、前記小径筒部の外周に
は、ベアリングレースが嵌着されることを特徴とするク
ラッチリフターカムプレート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5328598A JPH11247883A (ja) | 1998-03-05 | 1998-03-05 | クラッチリフターカムプレート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5328598A JPH11247883A (ja) | 1998-03-05 | 1998-03-05 | クラッチリフターカムプレート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11247883A true JPH11247883A (ja) | 1999-09-14 |
Family
ID=12938469
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5328598A Pending JPH11247883A (ja) | 1998-03-05 | 1998-03-05 | クラッチリフターカムプレート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11247883A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006349175A (ja) * | 2005-06-15 | 2006-12-28 | Luk Lamellen & Kupplungsbau Beteiligungs Kg | クラッチを操作するための装置 |
| JP2007231989A (ja) * | 2006-02-27 | 2007-09-13 | Honda Motor Co Ltd | クラッチのレリーズ機構 |
| CN107387672A (zh) * | 2017-08-22 | 2017-11-24 | 重庆市柯森汽车配件有限责任公司 | 一种行星减速传动组件 |
-
1998
- 1998-03-05 JP JP5328598A patent/JPH11247883A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006349175A (ja) * | 2005-06-15 | 2006-12-28 | Luk Lamellen & Kupplungsbau Beteiligungs Kg | クラッチを操作するための装置 |
| JP2007231989A (ja) * | 2006-02-27 | 2007-09-13 | Honda Motor Co Ltd | クラッチのレリーズ機構 |
| CN107387672A (zh) * | 2017-08-22 | 2017-11-24 | 重庆市柯森汽车配件有限责任公司 | 一种行星减速传动组件 |
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