JPH11248668A - バイオセンサ及び該センサによる水中の金属又は農薬の定量分析方法 - Google Patents

バイオセンサ及び該センサによる水中の金属又は農薬の定量分析方法

Info

Publication number
JPH11248668A
JPH11248668A JP10089177A JP8917798A JPH11248668A JP H11248668 A JPH11248668 A JP H11248668A JP 10089177 A JP10089177 A JP 10089177A JP 8917798 A JP8917798 A JP 8917798A JP H11248668 A JPH11248668 A JP H11248668A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
acetylcholinesterase
working electrode
pesticide
concentration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10089177A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuaki Shimizu
宣明 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meiwa Industry Co Ltd
Meiwa Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Meiwa Industry Co Ltd
Meiwa Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Meiwa Industry Co Ltd, Meiwa Kogyo Co Ltd filed Critical Meiwa Industry Co Ltd
Priority to JP10089177A priority Critical patent/JPH11248668A/ja
Publication of JPH11248668A publication Critical patent/JPH11248668A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 水環境汚染の計測するための水質分析、特に
微量成分の水質分析を短時間に行うことができるバイオ
センサ及びそれによる定量分析方法を提供する。 【解決手段】 参照電極、対電極及び作用電極を備える
バイオセンサにおいて、作用電極は、アセチルコリンエ
ステラーゼ及びコリンオキシダーゼの混合溶液の供給管
及び該混合溶液の排出管が装着され、先端部が封鎖され
ている半透膜製の筒体内に、電極部材の少なくとも先端
部が配置されて形成されているバイオセンサを提供す
る。このバイオセンサを、アセチルコリンが混合されて
いる、農薬又は金属を含む試料水溶液に浸漬し、該作用
電極の半透膜を浸透するアセチルコリンを、該半透膜を
浸透した金属又は農薬の存在下に、アセチルコリンエス
テラーゼ及びコリンオキシダーゼで分解して、ベタイン
及び過酸化水素を生成させ、この生成した過酸化水素濃
度を電気化学的に測定し、検量線により、試料溶液中の
金属又は農薬の量を測定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アセチルコリンエ
ステラーゼ及びコリンオキシダーゼが充填されている半
透膜製の筒体内電極部材を装着して形成されている作用
電極、対電極及び参照電極を備えるバイオセンサ及び該
バイオセンサを使用する水中の金属又は農薬の定量分析
方法に関し、特に廃液中の微量の金属又は農薬を検出す
るのに適するバイオセンサ及び廃液中の金属又は農薬の
定量分析方法に関する。また、本発明は、医療分析、環
境計測、食品分析、バイオプロセス計測などの広い分野
に使用可能な金属又は農薬分析用のバイオセンサ及び該
バイオセンサを使用する定量分析方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、産業活動の進展、都市周辺への人
口集中等により産業排水や生活排水の流入に伴う水源の
水質汚濁は著しく進行しており、水質分析が機器分析等
により行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の機器分
析による水質分析では、迅速性あるいは機能性を欠き十
分な対応ができないのが現状である。そこで、本発明
は、水環境汚染を計測する水質分析における従来法の問
題点を解決することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、水環境汚染の
計測するための水質分析、特に微量成分の水質分析を短
時間に行うことができるバイオセンサ及びそれによる定
量分析方法を提供することを目的としている。本発明者
は、水質汚染の成分中、例えば、微量の金属又は農薬
が、アセチルコリンのアセチルコリンエステラーゼ及び
コリンオキシダーゼによる分解反応を、阻害し抑制する
ように作用する物質であることを発見して、本発明に至
った
【0005】即ち、本発明は、参照電極、対電極及び作
用電極を備えるバイオセンサにおいて、作用電極は、ア
セチルコリンエステラーゼ及びコリンオキシダーゼの混
合溶液の供給管及び該混合溶液の排出管が装着され、先
端部が封鎖されている半透膜製の筒体内に、電極部材の
少なくとも先端部が配置されて形成されていることを特
徴とするバイオセンサにあり、また、本発明は、アセチ
ルコリンが混合されている、農薬又は金属を含む試料水
溶液に、アセチルコリンエステラーゼ及びコリンオキシ
ダーゼの混合溶液が充填されている半透膜製の筒体内
に、電極部材の少なくとも先端部が前記混合溶液内に挿
入されて形成されている作用電極を浸漬すると共に、対
極及び参照電極を浸漬し、該作用電極の半透膜を浸透す
るアセチルコリンを、該半透膜を浸透した金属又は農薬
の存在下に、アセチルコリンエステラーゼ及びコリンオ
キシダーゼで分解して、ベタイン及び過酸化水素を生成
させ、この生成した過酸化水素濃度を電気化学的に測定
し、一方アセチルコリン標準溶液に、前記作用電極、対
極及び参照電極を浸漬し、該作用電極の半透膜を浸透す
るアセチルコリンを、金属又は農薬の非存在下に、アセ
チルコリンエステラーゼ及びコリンオキシダーゼで分解
して、ベタイン及び過酸化水素を生成させ、この生成し
た過酸化水素濃度を電気化学的に測定して、この測定さ
れた過酸化水素濃度を、前記金属又は農薬の存在下に生
成した過酸化水素の濃度と比較して、試料溶液中の金属
又は農薬の量を測定することを特徴とする水中の金属又
は農薬の定量分析方法にある。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明において、ダイアリシスバ
イオセンサである作用電極は、その少なくとも一部は半
透膜製の筒部に形成されており、少なくとも該半透膜製
の筒部内には、コリンオキシダーゼ及びアセチルコリン
エステラーゼの、例えば、pH8.0のトリス・塩酸緩
衝液の混合溶液が充填される。前記混合溶液において、
コリンオキシダーゼは、アセチルコリンエステラーゼに
対して、0.1乃至10倍量、好ましくは、0.5乃至
5倍量の割合で使用することができる。
【0007】作用電極内に入れられる前記混合溶液に使
用されるアセチルコリンエステラーゼは、例えば、シビ
レエイアセチルコリンエステラーゼ、電気ウナギ発電器
官由来のアセチルコリンエステラーゼ、ウマ血清由来の
アセチルコリンエステラーゼ等の従来から使用されてい
るアセチルコリンエステラーゼを使用することができる
が、ウマ血清由来のアセチルコリンエステラーゼを使用
すると、0.1ppmまで測定可能となるので好まし
い。
【0008】本発明において、ダイアリシスバイオセン
サである作用電極には、一本のプラチナ電極が、電極部
材として、半透膜製の筒部内に封入される。このように
一本の電極部材を半透膜製の筒部内に設けるようにする
と、作用電極センサの半透膜製の筒部の径を細くするこ
とが可能となる。このようにセンサの半透膜部位を細く
すると、センサの応答が速くなり、より高性能なセンサ
とすることができる。
【0009】本発明において、金属は、例えば、亜鉛イ
オン、コバルトイオン、銅イオン及び鉛イオン等であ
り、例えば、硫酸塩等の亜鉛、コバルト、銅及び鉛化合
物である。本発明において、農薬は、例えば、次の表1
に示すことができる。
【0010】本発明は、作用電極は、アセチルコリンエ
ステラーゼ及びコリンオキシダーゼの混合溶液の供給管
及び該混合溶液の排出管が装着され、先端部が封鎖され
ている半透膜製の筒体内に、電極部材の少なくとも先端
部が配置されて形成されるので、測定時、測定セル中
に、参照電極及び対電極を取り付けられるが、作用電極
の電極部材は、単独で半透膜製の筒部内に納められてい
る。
【0011】したがって、従来のこの種のバイオセンサ
では、3電極方式であり、センサとなる半透膜製の部分
に3本の電極をまとめて封入されているのに比して、本
発明では、半透膜製の筒部内に封入される電極部材が、
白金電極1本であるために、作用電極の半透膜製の筒部
の径を細くすることが可能となり、このように作用電極
の半透膜部位を細くすると、作用電極の応答が速くな
り、より高性能な作用電極とすることができる。
【0012】また、本発明は、アセチルコリンが混合さ
れている、農薬又は金属を含む試料水溶液に、アセチル
コリンエステラーゼ及びコリンオキシダーゼの混合溶液
が充填されている半透膜製の筒体内に、電極部材の少な
くとも先端部が前記混合溶液内に挿入されて形成されて
いる作用電極を浸漬すると共に、対極及び参照電極を浸
漬し、該作用電極の半透膜を浸透するアセチルコリン
を、該半透膜を浸透した金属又は農薬の存在下に、アセ
チルコリンエステラーゼ及びコリンオキシダーゼで分解
して、ベタインアルデヒド及び過酸化水素を生成させ、
この生成した過酸化水素濃度を電気化学的に測定し、一
方アセチルコリン標準溶液に、前記作用電極、対極及び
参照電極を浸漬し、該作用電極の半透膜を浸透するアセ
チルコリンを、金属又は農薬の非存在下に、アセチルコ
リンエステラーゼ及びコリンオキシダーゼで分解して、
ベタインアルデヒドと及び過酸化水素を生成させ、この
生成した過酸化水素濃度を電気化学的に測定して、この
測定された過酸化水素濃度を、前記金属又は農薬の存在
下に生成した過酸化水素の濃度と比較して、試料溶液中
の金属又は農薬の量を測定するので、比較的精度が高
く、しかも、農薬等は、アセチルコリンの分解反応の抑
制特性は、比較的類似しているので、抑制特性に応じて
検量線を作成すれば足りるので、比較的短時間に分析結
果を知ることができる。
【0013】本発明のバイオセンサは、40℃以下の室
温において使用することができる。本発明のバイオセン
サは、コリンエステラーゼ活性を指標としており、従来
のようにモノクローナル抗体を作成する必要がなく、種
々の農薬の検出が可能である。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施の態様の例を説明する
が、本発明は、以下の説明及び例示によって何等制限さ
れるものではない。図1は、本発明のバイオセンサの一
実施例における作用電極について、その概略の構造を示
す概略の側断面図である。図2は、本発明の一実施例に
おいて、図1に示す作用電極を使用する事例を示す模式
図である。図3は、電気ウナギ発電器官由来のアセチル
コリンエステラーゼを使用したときの、農薬によるアセ
チルコリンの分解抑制率を測定した結果を示す図であ
る。図4は、ウマ血清由来のアセチルコリンエステラー
ゼを使用したときと、電気ウナギ発電器官由来のアセチ
ルコリンエステラーゼを使用したときの、農薬によるア
セチルコリンの分解抑制率を測定した結果を対比して示
す比較図である。図1及び図2において、同一の箇所及
び物については同一の符号が使用されている。
【0015】バイオセンサに使用する作用電極1の概略
を図1に示す。図1において、作用電極1は、上部が生
化学的に不活性なプラスチック製のプラスチック筒体2
で形成され、該プラスチック筒体2の下端に、直径22
0μmで先端がエポキシ接着剤で封鎖されている生化学
的に不活性な半透膜製の筒体3が、同様の接着剤で密封
固定されている。本例において、半透膜製の筒体3は、
アセチルコリンエステラーゼ及びコリンオキシダーゼが
流出しないで、アセチルコリン及び金属が透過可能なよ
うに、分子量5000以下の分子のみが透過可能に形成
されている。前記プラスチック筒体2及び半透膜製の筒
体3内には、アセチルコリンエステラーゼ及びコリンオ
キシダーゼが、1対1の混合比で、pH8の50mMト
リス・塩酸緩衝液(pH8)に、100U/mlの濃度
で溶解された混合溶液が入れられている。この混合溶液
は、半透膜を透過して浸透するアセチルコリンを十分に
分解できるように、供給排出される。該混合溶液の供給
排出を行うために、本例においては、混合溶液の供給管
4及び排出管5がプラスチック筒体2の頂部の融着部6
に設けられている。本例において、作用電極1の電極部
材である白金電極7は、プラスチック筒体2の上部から
半透膜製の筒体3の底部にまで伸びて設けられている。
【0016】図1に示す作用電極1は、測定時に白金電
極の対極8及び参照電極(銀/塩化銀)9と共に、撹拌
機10及び加熱器11を備える測定セル12内の試料排
水13中に浸漬される。作用電極1、対極8及び参照電
極9は、接続ライン14、15及び16を介してポテン
ショスタット17に接続している。本例において、ポテ
ンショスタット17から作用電極1へ加える電圧は、参
照電極(Ag/Agcl)8に対して550mvであ
る。測定時に作用電極1の白金電極7に流れる電流は、
ポテンショスタット17に送られて測定され、ポテンシ
ョスタット17に接続するコンピュータ18に送られ
て、電流値に対応する農薬濃度がディスプレイ19に表
示される。
【0017】本例は以上のように構成されているので、
白金電極部材6は、直径220μmの半透膜製の筒体
(MW Cut−off500)3の中に封入すること
により、作用電極1に取付けられた。アセチルコリンエ
ステラーゼ(AChE)およびコリンオキシダーゼ(C
hOx)を50mMトリス・塩酸緩衝液(pH=8.
0)中に100U(ユニット)/mlの濃度で溶解し、
これを透析膜チューブ内に充填した。分子量の大きい酵
素は膜外へ流出しないが、アセチルコリン(ACh)、
金属及び農薬などの低分子量の酵素阻害物質は容易に膜
を通過し、作用電極1の半透膜製の筒体3内に拡散す
る。該半透膜製の筒体3内に拡散したアセチルコリン
(ACh)は、該半透膜製の筒体3内のアセチルコリン
エステラーゼ(AChE)の作用により、コリン(C
h)と酢酸に分解され、ここで生成したコリン(Ch)
は、さらにコリンオキシダーゼ(ChOx)の作用によ
りベタイン及び過酸化水素を生成する。ここで生成した
過酸化水素濃度は、アセチルコリン(ACh)濃度に依
存するので、前記生成した過酸化水素濃度を電気化学検
出法により酸化電流値として検出すれば、間接的にアセ
チルコリン(ACh)濃度を測定することができる。一
方、アセチルコリンエステラーゼ(AChE)又はコリ
ンオキシダーゼ(ChOx)の活性を抑制する化学物質
は、アセチルコリン(ACh)の反応を抑制する。
【0018】ここで、一定濃度(50μM)のアセチル
コリン(ACh)の反応に対する各種農薬、金属などの
抑制効果から各種農薬及び金属の濃度を測定することが
できることがわかった。なお抑制率は次式で定義する。 この式中で、Iは、対照(水環境汚染物質が存在しな
い場合)の酸化電流値を示し、Iは、水環境汚染物質に
よる酵素活性抑制時の酸化電流値を示す。Iの値は実
験を実施する日の条件により多少異なるので1日1回実
験の初めに測定した値を採用する。重金属、農薬はマイ
クロシリンジ(注射器)で計量し緩衝液に注入する。
【0019】実験方法 酵素溶液を充填した作用電極1、対極8及び参照電極9
を測定セル12の試料排水中に浸漬し、出力電流が安定
したことを確認して、アセチルコリン濃度が50μMと
なるように、アセチルコリンを試料排水中に添加して、
アセチルコリンに対する酸化電流値を測定した。
【0020】結果と考察 本例におけるバイオセンサのアセチルコリン応答性を検
討した結果、アセチルコリン濃度が10−6Mから10
−3Mの間で出力電流値との間に有意な直線関係を認
め、安定性を含めて十分実用に耐えるものであった。農
薬の酵素活性に対する抑制効果を次の表2及び図3に示
す。ここでは電気ウナギ発電器官由来のアセチルコリン
エステラーゼを用いた。抑制率50%時の濃度をIC
50と定義し比較すると、本例における4種類の農薬の
中では、殺菌剤のイプコナゾール(Ipconazol
e)(図3の符号20)の毒性が一番強く、次にカルバ
メート系殺虫剤PHC(図3の符号21)の毒性が強か
った。除草剤のアシュラム(Asulam)(図3の符
号22)及び有機リン系殺虫剤のDDVP(図3の符号
23)についてもIppmから100ppmの濃度範囲
において濃度依存的にアセチルコリンの反応を抑制し
た。
【0021】
【0022】次の表3及び図4において、ウマ血清由来
アセチルコリンエステラーゼを用いた場合(図4の符号
24)と電気ウナギ発電器官由来のアセチルコリンエス
テラーゼを用いた場合(図4の符号25)、DDVPに
よる活性抑制の比較を示す。図4における10ppmに
おける抑制率は、ウマ血清由来アセチルコリンエステラ
ーゼが約95%で、電気ウナギ発電器官由来アセチルコ
リンエステラーゼが約8%であり、ウマ血清由来アセチ
ルコリンエステラーゼの方が阻害剤による抑制を強く受
けているといえる。これによりウマ血清由来アセチルコ
リンエステラーゼを用いた場合、より低濃度で感度の良
い測定を行うことができると考えられる。
【0023】表3 ウマ血清由来ChEと電気ウナギ発
電器官由来ChEを用いたDDVPによる活性抑制
【0024】図3より、DDVPとアシュラム、イプコ
ナゾールとPHCが、それぞれ似た様な傾向を示してい
る。農薬の安全性評価にはいくつかの方法があるが、上
記の様に魚毒性で言うと例えばDDVPとアシュラム
が、鯉を使用して、48時間後でも50%が耐える薬剤
濃度(TLm)48>10ppm(A類)に属し、イプ
コナゾールとPHCが10ppm>TLm48>0.5
ppm(B類)に属していると解される。このように、
実際に使用される農薬について実験をして、似た傾向の
農薬毎に検量線等を作成しておけば、似た傾向の農薬に
ついて、予め作成した検量線を使用して定量分析を行う
ことができ、検量線を、農薬毎に作成しなくて定量分析
を行うことができる。
【0025】
【発明の効果】本発明においては、参照電極、対電極及
び作用電極を備えるバイオセンサにおいて、作用電極
は、アセチルコリンエステラーゼ及びコリンオキシダー
ゼの混合溶液の供給管及び該混合溶液の排出管が装着さ
れ、先端部が封鎖されている半透膜製の筒体内に、電極
部材の少なくとも先端部が配置されて形成されているの
で、バイオセンサにより農薬等の水環境汚染物質の検出
が可能であり、従来の分析方法に比して、短時間で、微
量の金属及び/又は農薬の正確な定量分析が可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバイオセンサの一実施例における作用
電極について、その概略の構造を示す概略の側断面図で
ある。
【図2】本発明の一実施例において、図1に示す作用電
極を使用する事例を示す模式図である。
【図3】電気ウナギ発電器官由来のアセチルコリンエス
テラーゼを使用したときの、農薬によるアセチルコリン
の分解抑制率を測定した結果を示す図である。
【図4】ウマ血清由来のアセチルコリンエステラーゼを
使用したときと、電気ウナギ発電器官由来のアセチルコ
リンエステラーゼを使用したときの、農薬によるアセチ
ルコリンの分解抑制率を測定した結果を対比して示す比
較図である。
【符号の説明】
1 作用電極 2 プラスチック製の筒体 3 半透膜製の筒体 4 アセチルコリンエステラーゼ及びコリンオキシダー
ゼの混合溶液の供給管 5 アセチルコリンエステラーゼ及びコリンオキシダー
ゼの混合溶液の排出管 6 融着部 7 作用電極1の電極部材である白金電極 8 対極 9 参照電極 10 撹拌機 11 加熱器 12 測定セル 13 試料排水 14、15、16 接続ライン 17 ポテンショスタット 18 コンピュータ 19 ディスプレイ 20 イプコナゾールの濃度に対する抑制率の関係を示
す線 21 カルバメート系殺虫剤PHCの濃度に対する抑制
率の関係を示す線 22 除草剤のアシュラム(Asulam)の濃度に対
する抑制率の関係を示す線 23 有機リン系殺虫剤のDDVPの濃度に対する抑制
率の関係を示す線 24 ウマ血清由来アセチルコリンエステラーゼを用い
た場合の有機リン系殺虫剤のDDVPの濃度に対する抑
制率の関係を示す線 25 電気ウナギ発電器官由来のアセチルコリンエステ
ラーゼを用いた場合の有機リン系殺虫剤のDDVPの濃
度に対する抑制率の関係を示す線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 参照電極、対電極及び作用電極を備える
    バイオセンサにおいて、作用電極は、アセチルコリンエ
    ステラーゼ及びコリンオキシダーゼの混合溶液の供給管
    及び該混合溶液の排出管が装着され、先端部が封鎖され
    ている半透膜製の筒体内に、電極部材の少なくとも先端
    部が配置されて形成されていることを特徴とするバイオ
    センサ。
  2. 【請求項2】 アセチルコリンエステラーゼがウマ血清
    由来のアセチルコリンエステラーゼであることを特徴と
    する請求項1に記載のバイオセンサ。
  3. 【請求項3】 アセチルコリンが混合されている、農薬
    又は金属を含む試料水溶液に、アセチルコリンエステラ
    ーゼ及びコリンオキシダーゼの混合溶液が充填されてい
    る半透膜製の筒体内に、電極部材の少なくとも先端部が
    前記混合溶液内に挿入されて形成されている作用電極を
    浸漬すると共に、対極及び参照電極を浸漬し、該作用電
    極の半透膜を浸透するアセチルコリンを、該半透膜を浸
    透した金属又は農薬の存在下に、アセチルコリンエステ
    ラーゼ及びコリンオキシダーゼで分解して、ベタイン及
    び過酸化水素を生成させ、この生成した過酸化水素濃度
    を電気化学的に測定し、一方アセチルコリン標準溶液
    に、前記作用電極、対極及び参照電極を浸漬し、該作用
    電極の半透膜を浸透するアセチルコリンを、金属又は農
    薬の非存在下に、アセチルコリンエステラーゼ及びコリ
    ンオキシダーゼで分解して、ベタイン及び過酸化水素を
    生成させ、この生成した過酸化水素濃度を電気化学的に
    測定して、この測定された過酸化水素濃度を、前記金属
    又は農薬の存在下に生成した過酸化水素の濃度と比較し
    て、試料溶液中の金属又は農薬の量を測定することを特
    徴とする水中の金属又は農薬の定量分析方法。
  4. 【請求項4】 アセチルコリンエステラーゼがウマ血清
    由来のアセチルコリンエステラーゼであることを特徴と
    する請求項1に記載の水中の金属又は農薬の定量分析方
    法。
JP10089177A 1998-02-27 1998-02-27 バイオセンサ及び該センサによる水中の金属又は農薬の定量分析方法 Pending JPH11248668A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10089177A JPH11248668A (ja) 1998-02-27 1998-02-27 バイオセンサ及び該センサによる水中の金属又は農薬の定量分析方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10089177A JPH11248668A (ja) 1998-02-27 1998-02-27 バイオセンサ及び該センサによる水中の金属又は農薬の定量分析方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11248668A true JPH11248668A (ja) 1999-09-17

Family

ID=13963496

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10089177A Pending JPH11248668A (ja) 1998-02-27 1998-02-27 バイオセンサ及び該センサによる水中の金属又は農薬の定量分析方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11248668A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004029605A1 (en) * 2002-09-30 2004-04-08 Infopia Co., Ltd. Apparatus and method for measuring reaction result of samples on biosensor
JP2007127620A (ja) * 2005-11-01 2007-05-24 Development Center For Biotechnology 農薬を検出する方法およびバイオマイクロセンサ
JP2011155937A (ja) * 2010-02-03 2011-08-18 Satake Corp 残留農薬測定方法
JP2012026994A (ja) * 2010-07-28 2012-02-09 Funai Electric Advanced Applied Technology Research Institute Inc 酵素センサ及び当該酵素センサを用いた検出対象物質測定方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004029605A1 (en) * 2002-09-30 2004-04-08 Infopia Co., Ltd. Apparatus and method for measuring reaction result of samples on biosensor
CN1302281C (zh) * 2002-09-30 2007-02-28 因福皮亚有限公司 用于测定生物传感器上样品的反应结果的设备和方法
US7678261B2 (en) 2002-09-30 2010-03-16 Infopia Co., Ltd. Apparatus and method for measuring reaction result of samples on biosensor
JP2007127620A (ja) * 2005-11-01 2007-05-24 Development Center For Biotechnology 農薬を検出する方法およびバイオマイクロセンサ
JP2011155937A (ja) * 2010-02-03 2011-08-18 Satake Corp 残留農薬測定方法
JP2012026994A (ja) * 2010-07-28 2012-02-09 Funai Electric Advanced Applied Technology Research Institute Inc 酵素センサ及び当該酵素センサを用いた検出対象物質測定方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5462645A (en) Dialysis electrode device
Süzen et al. Electroanalytical evaluation and determination of 5-(3′-indolyl)-2-thiohydantoin derivatives by voltammetric studies: Possible relevance to in vitro metabolism
Lee et al. Needle-type dissolved oxygen microelectrode array sensors for in situ measurements
WO1994002842A1 (en) Analytical method for the detection and measurement of paracetamol
Pingarron et al. Carbon fibre microelectrodes modified with rhodium for the electrocatalytic determination of hydrazine
Cha et al. Direct detection of S-nitrosothiols using planar amperometric nitric oxide sensor modified with polymeric films containing catalytic copper species
JP6534264B2 (ja) 溶存水素濃度の測定方法
Hammam et al. Three validated stripping voltammetric procedures for determination of the anti-prostate cancer drug flutamide in tablets and human serum at a mercury electrode
Mohammadi et al. Determination of mercury (II) by invertase enzyme inhibition coupled with batch injection analysis
JP3234585B2 (ja) 過酢酸及び過酸化水素の分別測定法
JPH11248668A (ja) バイオセンサ及び該センサによる水中の金属又は農薬の定量分析方法
Salimi et al. Disposable amperometric sensor for neurotransmitters based on screen-printed electrodes modified with a thin iridium oxide film
Yaghoubian et al. Simultaneous voltammetric determination of norepinephrine, uric acid and folic acid at the surface of modified chloranil carbon nanotube paste electrode
JPH0526846A (ja) 生体液中の塩素イオンと臭素イオンの濃度を同一液と同一電極を用いて連続的に測定する方法
Campanella et al. Determination of nonsteroidal anti-inflammatory drugs (NSAIDs) in milk and fresh cheese based on the inhibition of cyclooxygenase.
Pungor et al. The flat surfaced membrane coated mercury electrode as analytical tool in the continuous voltammetric analysis
Pfeiffer et al. Continuous measurement of lactate in microdialysate
RU2696499C1 (ru) Биосенсор для одновременного определения глюкозы и лактата в крови
Nei Some milestones in the 50-year history of electrochemical oxygen sensor development
KR20030003849A (ko) 구리 전극을 포함하는 화학적 산소요구량 측정용 전기화학센서 및 상기 센서를 이용한 화학적 산소요구량 측정 방법및 그 자동 분석 시스템
Del Campo et al. Continuous measurement of acute toxicity in water using a solid state microrespirometer
RU2839556C1 (ru) Универсальное устройство для проточного электрохимического анализа для твердотельных и планарных электродов и способ его изготовления (варианты)
Cosgrove et al. Metal oxide catalyst membrane electrodes for the determination of hydrogen peroxide
EP1219957A1 (en) Electronic tongue as ozone detector
Jalali et al. Measurement of dissolved oxygen in biological fluids by using a modified carbon paste electrode