JPH11248670A - 酸素電極用陰極 - Google Patents
酸素電極用陰極Info
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- JPH11248670A JPH11248670A JP10054642A JP5464298A JPH11248670A JP H11248670 A JPH11248670 A JP H11248670A JP 10054642 A JP10054642 A JP 10054642A JP 5464298 A JP5464298 A JP 5464298A JP H11248670 A JPH11248670 A JP H11248670A
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Abstract
いても、電気化学的に安定な酸素電極を構成することが
可能な、酸素電極用陰極を提供する。 【解決手段】 支持体内に、その一部が該支持体の表面
とほぼ同一面を形成するように露出した状態で金等の貴
金属電極が固定され、接続端子を通じて支持体外部と電
気的に接続できる酸素電極用陰極において、該支持体
が、飽和吸水率7%以下のポリアミド樹脂からなること
を特徴とする酸素電極用陰極。
Description
する。詳しくは、本発明は再利用を繰り返した後におい
ても、電気化学的に安定な酸素電極を構成することが可
能な酸素電極用陰極に関する。
用電極を用いて測定する酸素電極は、発酵プロセスの制
御、水質用の環境計測、医療分野における計測など非常
に多岐にわたる利用がなされている。近年においては、
その酸素透過性膜の外表面において酸素を消費または生
産する酵素反応と組み合わせた、酵素電極も開発されて
いる。
ポーラログラフ式、ガルバニ電池式、濃淡電池式等があ
り、各用途に応じて使い分けられている。これらのうち
ポーラログラフ式のものは、検知部となる一部の壁が酸
素透過性膜で構成された電極容器内に、電極として検知
極となる陰極、対極となる陽極、および電解質溶液を基
本的に有し、検知極に一定の電位を印加した場合に流れ
る電流を測定することにより、酸素濃度を求める形式で
ある。
は、電極面積の規定および機械的強度の付与のため、貴
金属電極をガラス・樹脂などの支持体中に固定したもの
(以下、酸素電極用陰極とも表記する)が多用される。
公知技術の例としては、特公平1−32943、特開昭
62−64942などが挙げられる。これら陰極におい
ては、上記支持体材質としては、破損の心配が無いこと
からエポキシ樹脂が使用されることが多いが、成形加工
性の観点から熱可塑性樹脂を用いる試みもされている。
の酸素電極は、長時間使用した場合には電解質溶液の変
質によるものと思われるが、次第に酸素応答時間が遅延
し、測定の再現性が低下してくる。このため、酸素応答
時間時間が遅延してきた場合には、酸素電極中の電解溶
液を交換したうえで、酸素電極用陰極を再使用してい
た。
からなる酸素電極用陰極についてこのような再使用を繰
り返した場合には、当該酸素電極用陰極を用いた酸素電
極に電圧を印加してから測定が可能になるまでの待機時
間が長くなる、その待機時間が個々の酸素電極用陰極に
よってばらつく等の現象が起こり、酸素電極の電気化学
的安定性が低下するという問題点があった。
ついて検討を行ったところ、上記酸素電極用陰極を繰り
返し再使用した場合に生じる酸素電極の電気化学的安定
性の低下は、該酸素電極用陰極へ印加した総電気量と関
係し、かつ不可逆的に生じることがわかった。さらに、
繰り返し再使用した結果、電気化学的安定性の低い酸素
電極しか構成できなくなった酸素電極用陰極において、
貴金属電極露出部周辺の支持体を観察すると、支持体の
表面が粗になっていたり、支持体が崩壊して凹部を形成
していたりすることが確認された。
化学的反応によって、酸素電極用陰極の貴金属電極露出
部周辺の支持体が変化したために生じたと考え、種々の
検討を行なった。その結果、支持体に耐アルカリ性を有
する樹脂を用いた場合には、酸素電極用陰極の再利用を
繰り返しても、電気化学的安定性を有する酸素電極を構
成できる場合があるという知見を得た。そして更に検討
を行なったところ、支持体材料として使用する樹脂の化
学的構造および飽和吸水率などに適切な条件があること
を見いだし、本発明を完成するに至った。
該支持体の表面とほぼ同一面を形成するように露出した
状態で貴金属電極が固定され、支持体外部と電気的に接
続できる酸素電極用陰極において、支持体が飽和吸水率
7%以下のポリアミド樹脂組成物で形成されていること
を特徴とする酸素電極用陰極である。
属電極の露出部分の周辺の支持体表面に該貴金属電極の
露出部分から所定の間隔を置いて所定の空容積を有する
小室が設けられている陰極は、該陰極を用いて酸素電極
を構成した場合、電極への電圧印加後、系に流れる電流
値が一定になって測定が可能になるまでの待機時間(以
降、電流安定化時間ともいう。)が短く、しかも長時間
使用しても酸素応答時間に遅延が生じないという優れた
特性を示す。
部の壁が酸素透過性膜により構成された電極ハウジング
(電極容器)の内部に該酸素電極用陰極、陽極及び電解
質溶液が内蔵されたポーラログラフ式酸素電極は、繰り
返し再使用した該酸素電極用陰極を使用した場合でも電
気化学的安定性が高いという特徴を有する。
が飽和吸水率7%以下のポリアミド樹脂組成物で形成さ
れていることから、酸素電極を構成して電圧を印加して
も、該陰極上でおこる次式
貴金属電極露出部分で生成する水酸化物イオンに対する
耐性が高いため、支持体が劣化しにくいこと、および、
支持体の飽和吸水率が低いために電解質溶液の侵入が抑
制でき、支持体の電気絶縁性を保持しやすいことなどか
ら、酸素電極の電気化学的安定性が低下しないものと考
えられる。
電極用陰極及び本発明の酸素電極を詳細に説明するが、
本発明はこれらの添付図面に何ら限定されるものではな
い。
素電極用陰極について説明する。
酸素電極用陰極の断面図であり、図2は、本発明におい
て採用される酸素電極用陰極の上視図である。図1にお
いて符号1は検知極となる貴金属電極であり、その一部
(貴金属電極露出部分1a)は支持体2の表面とほぼ同
一面を形成するようにして露出している。ここで、貴金
属電極露出部分(以下、貴金属面とも表記する)の露出
面積は一般には160μm2〜4mm2程度である。
金、イリジウム等が使用できるが、硬度が適度で加工が
しやすいという観点から、金を用いるのが好適である。
面が平面若しくは曲面であるものであり、且つ支持体外
部と電気的に接続するための導線が接続できる部分(接
続端子1b)を有するものであればその形状は特に制限
されず任意の形状を取りうるが、本発明の酸素電極用陰
極を製造する際の生産性を勘案すると、図1に示すよう
な棒状であるのが好適である。即ち、貴金属電極が棒状
である場合には後述するインサート成形をする際の位置
ずれが起こりにくく精度の良い成形が可能となる。そし
て得られた酸素電極用陰極は、図1に示すように該接続
端子1bが支持体外部に突き出た態様となるため、支持
体外部と電気的に接続するための導線を接続する際の操
作性も良好である。
ための支持体である。当該支持体の形状は特に制限され
ないが、上記支持体2は、該支持体2に固定された貴金
属電極の露出部分が酸素透過性膜と接するようにして酸
素電極に組み込まれるため、酸素透過性膜を傷つけるこ
とのないように少なくともその酸素透過性膜と接する可
能性のある部分はゆるやかな曲面を有する形状であるの
が好ましい。
の表面に、該貴金属電極露出部分1aから所定の間隔を
置いて所定の空容積を有する小室3を設けておくと、電
解質溶液の局所的な変質(導電性の低下等)を防止する
ことができ、本発明の酸素電極用陰極を用いた酸素電極
は長期安定性がより優れたものとなるため、更に好適で
ある。上記小室3は、電極ハウジングの空隙部(後述す
る図3の8)と貴金属電極露出部分1aとの間の、小室
3を経由した拡散による、電解質溶液の供給と均質化の
バランスが適度に保たれるようなものであれば特に制限
されず、採用する電解質溶液の種類、酸素透過膜と接す
る貴金属電極や支持体部分の形状に応じて適宜決定すれ
ば良い。一般的には、図2に示すように、該貴金属電極
露出部分1aから約0.03〜0.5mm、より好まし
くは0.04〜0.3mmの間隔wを置いて、0.2〜
0.7μlの空容積を有する小室3を、貴金属電極露出
部分を取り巻くように1〜4個配置するのが好適であ
る。ここで、上記間隔wとは、貴金属電極露出部1a周
辺と小室3周辺との最近接距離を意味し、小室3の空容
積とは、該小室3に保持し得る電解質溶液の最大量(μ
l)で評価されるものである。
けない場合でも、本発明の酸素電極用陰極においては繰
り返し再使用したものを用いて酸素電極を構成しても該
酸素電極の電気化学的安定性を低下させないという効果
は得られる。
徴は、上記支持体2に、飽和吸水率7%以下のポリアミ
ド樹脂組成物を用いることにある。ここで、飽和吸水率
とは、37℃の水中に樹脂片を浸漬し、当該樹脂片の重
量が変化しなくなるまで放置した後の重量増加率を意味
する。
材質を用いた場合には、貴金属電極露出部分から発生し
た水酸化物イオンにより貴金属電極露出部分周辺の支持
体が分解し、繰り返し再使用した該酸素電極用陰極を用
いた酸素電極の電気化学的安定性が低下する。さらに、
この場合には、貴金属電極と良好な密着をすることが難
しく、支持体としての機能を発揮できないことがあった
り、特に支持体材質の疎水性が高すぎる場合には貴金属
電極露出部分周辺の電解質溶液の保持量が低下して電極
として機能しなくなることがある。
物であっても、その飽和吸水率が7%を越える場合に
は、酸素電極のハイジング内の空隙部に納められている
電解質溶液が支持体内に侵入し、電気絶縁性が低下して
測定精度が低下する。
リアミド樹脂組成物は、ポリアミド樹脂を主成分とする
樹脂の組成物であって、飽和吸水率が7%以下の組成物
であれば特に限定されない。具体的にはポリアミドMX
D6、ポリアミド11、ポリアミド12等の飽和吸水率
7%以下のポリアミド系高分子単独、又は該飽和吸水率
7%以下のポリアミド系高分子および/若しくはポリア
ミド612、ポリアミド610、ポリアミド66等の飽
和吸水率が7%を越えるポリアミド系高分子にガラス繊
維、ガラス粒子、シリカ等の充填剤を添加して全体の飽
和吸水率になるように調整した混合物等が使用できる。
樹脂組成物は、絶縁性、低酸素透過性も備えていること
が好ましい。絶縁性においては、37℃の水中における
体積抵抗率が1010Ω・cm以上、酸素電極のノイズを
減少させ充分な感度を得るために、さらに好ましくは1
011Ω・cm以上を有するものが適する。低酸素透過性
においては、相対湿度50%のときの酸素透過度が5c
m3・cm・m-2・24hr-1・atm-1以下、さらに好まし
くは、3cm3・cm・m-2・24hr-1・atm- 1以下のも
のが適する。これらの条件を満たす組成物の例として
は、飽和吸水率7%以下の前記ポリアミド系高分子にガ
ラス繊維等の前記充填剤を混合した組成物、及び該組成
物に全体の飽和吸水率が7%以下となる範囲で飽和吸水
率が7%を越える前記ポリアミド系高分子を加えた組成
物等が挙げられる。
されず、あらかじめ貴金属電極を飽和吸水率7%以下の
ポリアミド樹脂組成物に固定させた後に樹脂塊を切削し
て成形する方法、支持体に貴金属電極を後ろから装着す
る方法、および貴金属電極の固定と支持体形状の形成と
を同時に行なう方法などの何れの方法を採用しても良
い。
産性等の観点から、支持体形状が形成できるような金型
内に検知極となる貴金属電極を予めセットしておき、溶
融した飽和吸水率7%以下のポリアミド樹脂組成物を注
入して一体成形する、いわゆるインサート成形を採用す
るのが好適である。このとき、貴金属電極としては、相
対湿度90%の雰囲気下で20〜65℃の温度変化サイ
クルを繰り返しながら直流100Vの電圧を7日間印加
したときに、体積抵抗率が1.0×1011Ω・cm以上
を示すエポキシ系樹脂、不飽和ポリエステル系樹脂、ポ
リイミド系樹脂等の絶縁性樹脂がその側面に13〜27
μmの厚さで塗布された貴金属棒を用いると、貴金属棒
と支持体との密着性が向上するので特に好適である。
支持体となるポリアミド樹脂組成物の種類に応じて、通
常採用される条件の中から最適な条件を適宜決定すれば
よい。
素透過性膜で構成された電極ハウジング内に対極となる
陽極と共に内蔵させ、更に該電極ハウジング内に電解質
溶液を封入することにより気体又は液体中の酸素分圧
(酸素濃度)を測定するためのポーラログラフ式酸素電
極を構成することが出来る。また、上記構成のポーラロ
グラフ式酸素電極において、酸素透過膜の外表面にグル
コースオキシダーゼ、ウリカーゼなどの酵素を固定化す
ることにより、酵素センサーを構成し、発酵プロセスの
制御、水質などの環境計測、医療分野における計測、酵
素センサーなどへ応用することが可能である。なお、こ
のとき固定化される酵素及びその固定方法は特に限定さ
れず、従来の酵素センサーで一般的に使用されている酵
素及び固定化方法が何等制限なく使用できる。
用例として該酸素電極用陰極を用いて構成したポーラロ
グラフ式酸素電極(以下、本発明の酸素電極ともいう)
について、図3を用いて更に詳しく説明する。
を示す断面図である。図3において符号4は電極ハウジ
ングでありその一部は酸素透過性膜7で構成されてい
る。また、該電極ハウジング4の中には、本発明の酸素
電極用陰極5及び対極となる陽極6が内蔵されており、
更にその空隙部には電解質溶液8が封入されている。な
お、該電解質溶液8はその大部分は電極ハウジング4と
酸素電極用陰極5の間の空隙部に存在しているが、その
一部は小室3内部、及び酸素電極用陰極5と酸素透過性
膜7との界面に存在している。また、本発明の酸素電極
に内蔵される本発明の酸素電極用陰極5と陽極6とは電
源9及び電流計10を介在して電気的に接続している。
部の壁が酸素透過性膜7で構成され、電解質溶液を封入
できる容器であれば特に限定されるものではないが、図
3に示すように、筒状の容器の先端部を酸素透過性膜で
構成した構造が一般的である。
性膜7以外の部分の材質としては、中に封入する電解質
溶液に対して耐性を有する公知の材質の中から適宜選択
することができる。このような材質としては、たとえ
ば、ガラス、セラミックスなどの無機物、ポリアセター
ル、ポリ塩化ビニル、エポキシ樹脂等の合成樹脂等が挙
げられる。
過せず且つ酸素を透過しうる能力を有するものであれば
特に制限されないが、相対湿度50%のときの酸素透過
度が10cm3・cm・m-2・24hr-1・atm-1以上、さ
らに好ましくは17cm3・cm・m-2・24hr-1・atm
-1以上の樹脂が適する。これらの条件を満たす樹脂の例
としては、ポリテトラフルオロエチレン、テトラフルオ
ロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体等のフ
ッ素樹脂、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリカーボ
ネート、ポリエチレン、ポリフェニレンオキサイド、ポ
リメチルペンテン等が一般的に挙げられる。これらのう
ち、酸素透過性が高く、かつ柔軟性のある膜が得られる
フッ素樹脂が特に好適である。
いが、透過した酸素を定電位電解電流で検知する上から
1〜100μmとすることが好ましく、膜の取り扱いや
すさも加味すると特に10〜50μmとすることが好ま
しい。
定のためには、検知極となる陰極が固定された酸素電極
用陰極5の他に、対極となる陽極6が必要である。すな
わち、測定系は電気化学的反応により酸素を電気分解す
るための電極である陰極の他に、上記電気化学反応を進
行させるための回路を構成する陽極を必要とする。陽極
は公知の電極の中から選択して適宜使用することができ
るが、簡便性や生成する化合物の有害性などの見地か
ら、銀電極が好適に使用される。
度)測定のための他の構造及び使用の態様は、公知の態
様が特に制限なく採用される。例えば、検知極は電流計
を介して対極と電気的に接続される。
解質溶液8としては、通常のポーラログラフ式酸素電極
で使用される塩化カリウム、塩化ナトリウム、臭化ナト
リウムなどのアルカリ金属塩を含む水溶液電解質溶液を
何ら制限無く使用することができる。
試料中の酸素分圧(酸素濃度)を測定する方法は従来の
ポーラログラフ式酸素電極を用いた測定方法と変わる点
は特になく、例えば次のようにして行うことが出来る。
即ち、まず、上記のようにして構成した酸素電極の陰極
へ、対極に対して−0.8Vを印加し、両電極間に流れ
る電流値が一定になるまで待機した後に、該酸素電極の
酸素透過性膜外表面に酸素分圧(酸素濃度)が既知の液
体または気体を接触させ、系に流れた電流値を電流計で
計測して基準とする。次に、酸素分圧(酸素濃度)を測
定しようとする気体および液体を同様に該酸素透過性膜
外表面に接触させ、その時の電流値を計測する。これを
前出の基準と比較することにより、酸素分圧(酸素濃
度)の測定を行うことが出来る。
実施例を挙げるが、本発明はこれらの実施例に限定され
るものではない。
エポキシ樹脂を約15μmの厚さに塗布したものを作製
した。次に、貴金属電極露出部分との間隔(w)が約
0.2mmであり、空容積が約0.4μlの小室が、貴
金属電極露出部分をとりまくように4個配置できるよう
な金型内に、該貴金属電極を挿入した。さらに、該金型
内に溶融したポリアミド12(ガラス繊維を混合して飽
和吸水率0.9%に調整したもの、実施例1)又はポリ
アミドMXD6(ガラス繊維を混合して飽和吸水率2.
4%に調整したもの、実施例2)を圧入した後冷却し
て、外径6.5mmで支持体全長27mmである、図1
に示すような形状の各種の酸素電極用陰極を作製した。
3に示す構造の酸素電極を構成した。即ち、内径10m
mの電極ハウジングの中に酸素電極用陰極と対極となる
直径1mmの銀線を設置するとともに、酸素透過膜とし
て厚さ約25μmのポリテトラフルオロエチレンフィル
ムを配置し、さらに、電極ハウジング内に表1に示す組
成の電解質溶液を封入した。
ついて2本ずつ用意し、37℃保温下で陰極へ、陽極に
対して−0.8Vの電圧を印加し続けた。一定期間毎に
当該酸素電極の一部を解体し、貴金属電極露出部分の研
磨や電解質溶液および酸素透過性膜の交換等を行なっ
て、再び酸素電極を構成した(以下、この繰り返しを、
再使用サイクルとも表記する)。そして、初期及び再使
用サイクルを経る毎に測定した印加後の電流値から、標
準的な使用状況下で再使用された本発明の酸素電極用陰
極が、印加後60分以内に酸素分圧(酸素濃度)測定が
できる、充分に電気化学的安定性の高い酸素電極を構成
できるような期間(以下、酸素電極用陰極の再利用可能
期間とも表記する)を算出した。この結果を表2に示
す。
タレート(比較例1)またはポリサルフォン(比較例
2)を用いること以外は実施例1と同様にして酸素電極
を作製し、実施例と同様にして電流値変化速度の測定と
酸素電極の再利用可能期間への換算を行なった。その結
果を表2に示す。
%のポリアミド46を使用する以外は実施例1と同様に
して酸素電極を作製した。作製した酸素電極を室温で3
日保存後に電圧を印加したところ短絡していた。
陰極の再使用を繰り返した後においても、電気化学的に
安定な酸素電極を構成することが可能である。
Claims (4)
- 【請求項1】 支持体内に、その一部が該支持体の表面
とほぼ同一面を形成するように露出した状態で貴金属電
極が固定され、支持体外部と電気的に接続できる酸素電
極用陰極において、支持体が飽和吸水率7%以下のポリ
アミド樹脂組成物で形成されていることを特徴とする酸
素電極用陰極。 - 【請求項2】 貴金属電極の露出部分の周辺の支持体表
面に該貴金属電極の露出部分から所定の間隔を置いて所
定の空容積を有する小室が設けられていることを特徴と
する請求項1記載の酸素電極用陰極。 - 【請求項3】 絶縁性樹脂で被覆された貴金属棒を金型
内に挿入し、次いで該金型内に溶融した飽和吸水率7%
以下のポリアミド樹脂組成物を導入してインサート成形
することを特徴とする請求項1または2記載の酸素電極
用陰極の製造方法。 - 【請求項4】 一部の壁が酸素透過性膜により構成され
た電極ハウジングの内部に陰極、陽極及び電解質溶液が
内蔵されたポーラログラフ式酸素電極において、陰極が
請求項1又は請求項2記載の酸素電極用陰極であること
を特徴とするポーラログラフ式酸素電極。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05464298A JP3838774B2 (ja) | 1998-03-06 | 1998-03-06 | 酸素電極用陰極 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05464298A JP3838774B2 (ja) | 1998-03-06 | 1998-03-06 | 酸素電極用陰極 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11248670A true JPH11248670A (ja) | 1999-09-17 |
| JP3838774B2 JP3838774B2 (ja) | 2006-10-25 |
Family
ID=12976440
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP05464298A Expired - Fee Related JP3838774B2 (ja) | 1998-03-06 | 1998-03-06 | 酸素電極用陰極 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3838774B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002195975A (ja) * | 2000-12-22 | 2002-07-10 | Dkk Toa Corp | 隔膜型電極 |
| JP2006098390A (ja) * | 2004-09-01 | 2006-04-13 | Otomo Teruo | 液体の電気化学的測定に用いる指示電極 |
-
1998
- 1998-03-06 JP JP05464298A patent/JP3838774B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002195975A (ja) * | 2000-12-22 | 2002-07-10 | Dkk Toa Corp | 隔膜型電極 |
| JP2006098390A (ja) * | 2004-09-01 | 2006-04-13 | Otomo Teruo | 液体の電気化学的測定に用いる指示電極 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3838774B2 (ja) | 2006-10-25 |
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