JPH11248863A - 発電装置及びその発電装置を使用してなる電子時計 - Google Patents

発電装置及びその発電装置を使用してなる電子時計

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JPH11248863A
JPH11248863A JP10047784A JP4778498A JPH11248863A JP H11248863 A JPH11248863 A JP H11248863A JP 10047784 A JP10047784 A JP 10047784A JP 4778498 A JP4778498 A JP 4778498A JP H11248863 A JPH11248863 A JP H11248863A
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thermoelectric element
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thermoelectric
heat
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    • G04HOROLOGY
    • G04CELECTROMECHANICAL CLOCKS OR WATCHES
    • G04C10/00Arrangements of electric power supplies in time-pieces
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
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    • H02N10/00Electric motors using thermal effects

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所望する発電能力を有しつつ、コンパクトに
且つ強度的に満足する取扱い容易な発電装置を提供する
ことと、消費電力の大きい電子時計においても小型化を
達成しつつ意匠設計上有利な電子時計を提供する。 【解決手段】 伝熱性を有する第一基板21と伝熱性を
有する第二基板22とが断熱性を有する側板25,26
を介して所定の間隔をおいて配設されて形成されたハウ
ジング2内に、第一熱電素子基板11と第二熱電素子基
板12との温度差によって生じた熱電素子エレメント1
3内の熱勾配によって発電する熱電素子1を、伝熱性を
有した流動体27を介して熱伝達可能に複数配設し、そ
れぞれの一対の端子部14を介して直列に接続して発電
装置100を構成し、その発電装置100を電子時計に
内装して作動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱電素子を利用し
た発電装置及びその発電装置を使用した電子時計に関す
る。
【0002】
【技術的背景】電力をエネルギー源とする電子時計は、
電池などの予め蓄電された蓄電手段を具備して時計ムー
ブメントに直接電力供給しているものが一般的である
が、発電手段を内装して漸次発電を行わせ、いったん電
力を蓄電手段に蓄えたのちムーブメントに電力供給する
タイプがある。このようなタイプの時計は、電池交換を
する手間が省けて経済的である。なかでもゼーベック効
果を利用した熱電素子を発電手段として採用し、これを
時計ケースに内装したものが特開平8−29558号公
報に提案されている。
【0003】このものは、伝熱性を有する第一の絶縁体
と、伝熱性を有する第二の絶縁体と、外部との起電力を
取出す端子部とを備えて構成されており、第一の絶縁体
と第二の絶縁体とを複数のn型及びp型の半導体で交互
に直列に結線しかつ端子部に連絡して連結された熱電素
子が、蓄電手段を介して、時計ムーブメントに電気的に
連絡されると共に、その第二の絶縁体が人体の腕部に密
着するように、かつ、第一の絶縁体が空間に開放される
ように外胴に挿嵌されている。
【0004】このように構成された電子時計は、人体の
腕部の体温を高熱源とすると共に外気温度を低熱源とし
て第一の絶縁体と第二の絶縁体との温度差によって生じ
た半導体内の熱勾配によって、n型半導体中においては
電子が低熱源側に移動し、p型半導体においては正ホー
ルが低熱源側に移動することで電力が生じ、この発電さ
れた電力によって作動するようになっている。
【0005】ところで、このように構成された熱電素子
の発電能力は、n型及びp型の半導体からなる熱電素子
エレメントの数に比例し、熱電素子エレメントの厚さが
厚いほど発生する起電力が大きくなり、かつ、発電効率
においても高くなるという特性を有している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって、ムーブメ
ントを作動させるための相応の電力は、n型及びp型の
半導体からなる熱電素子エレメントの数と熱電素子エレ
メントの厚さ及び数を調整することによって得ることが
できるが、より消費電力を必要とするような多機能な電
子時計の場合は、熱電素子単体で所望する電力を得よう
とすると当然大型化してしまい、電子時計の小型化を阻
害すると共に、意匠設計上の自由を拘束することにもな
りかねない。仮に複数個の熱電素子で構成させたとして
も収納部の形状が複雑になったり、また組込み作業に手
間がかかる。しかも、熱電素子単体は非常に強度的に弱
く、その取り扱いは慎重を要する。
【0007】そこで、本発明は、所望する発電能力を有
しつつ、コンパクトで電子時計に組み込み可能な強度を
有し且つ取扱いも容易で電子時計の小型化を阻害せずに
意匠設計上有利な発電装置及びそれを用いた電子時計を
提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に講じた技術的手段は、伝熱性及び絶縁性を有する第一
熱電素子基板と起電力を取出す一対の端子部が設けられ
伝熱性及び絶縁性を有する第二熱電素子基板とが複数の
n型及びp型の半導体からなる熱電素子エレメントで交
互に直列に接続され且つ両端が前記一対の端子部にそれ
ぞれ接続されてなり、該第一熱電素子基板と第二熱電素
子基板との温度差によって生じた熱電素子エレメント内
の熱勾配によって発電する熱電素子と、伝熱性を有する
第一基板と伝熱性を有する第二基板とが断熱性を有する
側板を介して所定の間隔をおいて配設されて形成された
ハウジングとを備えてなり、複数個の前記熱電素子が前
記ハウジング内に配設され、第二熱電素子基板が第二基
板上にそれぞれ固着されると共に前記熱電素子それぞれ
の第一熱電素子基板が伝熱性を有する流動体を介して前
記第一基板と熱伝達可能に接触され、且つ、前記熱電素
子はそれぞれの前記一対の端子部を介して直列に接続さ
れていることを特徴とする。
【0009】上記技術的手段によれば、伝熱性を有する
流動体を介して第一熱電素子基板に連絡された第一基板
と第二熱電素子基板に固着された第二基板とに温度差が
生じることにより、側板を介せずに直列に接続された複
数のn型及びp型の半導体からなる熱電素子エレメント
にのみに熱が伝達されて熱勾配が生じる。そして、n型
の半導体からなる熱電素子エレメント中においては電子
が低熱源側に移動し、p型の半導体からなる熱電素子エ
レメントにおいては正ホールが低熱源側に移動すること
により電力が発生する。また、第一基板と第二基板と側
板とで構成されたハウジングに、所望する電力に応じた
数の熱電素子を内装することにより、所望した電力を出
力すると共に複数の熱電素子を一体的に保護する。しか
も、熱変形による熱電素子の歪みを、第一熱電素子基板
と第一基板との間に形成された微小間隙内の伝熱性を有
する流動体が吸収し熱電素子エレメントを保護する。
【0010】なお、ここでいう伝熱性を有する流動体に
は、例えば、Au,Ag,Cu,Al,アルミナ等の熱
伝導率の高い導熱粉末を混入させたシリコーン樹脂等が
ある。また、第一基板及び第二基板は、Al,Cu等の
熱伝導率の高い非鉄金属が好適である。そして、前記し
た熱電素子それぞれの前記一対の端子部に密着されて当
該熱電素子を直列に接続する配線を有するプリント基板
と、該プリント基板と前記第一基板との間に配設されて
前記プリント基板を前記端子部に密着させ且つ断熱性を
有する押さえ部材が設けられていることが望ましい。
【0011】このように構成することで、各熱電素子間
の配線を簡単に行うことができ、また、断熱性を有した
押さえ部材が、それぞれの一対の端子部とプリント基板
との接続を確実に保証する共に、第一基板と第二基板と
の熱伝達を遮断して熱電素子エレメントにのみに熱を伝
達する。この断熱性を有した押さえ部材の材質として
は、断熱性を有すれば特に限定されないが、好ましくは
プリント基板を端子部に確実に密着させるが第一基板と
第二基板との間の所定の隙間内に確実に収まるように弾
性変形可能な材質が良く、例えば発泡ポリウレタン等が
あげられる。
【0012】この発電装置の外観形状や熱電素子の配置
は特に限定されたものではないが、前記したハウジング
の外観形状が円柱体状、リング状又は円弧状を呈してお
り、前記熱電素子は、それぞれの前記端子部が内側に向
くように周方向に配置されているものや、前記したハウ
ジングの外観形状が直方体状を呈しており、前記熱電素
子は、それぞれの前記端子部同士が向き合うように対向
配置されいるもの等は、特に電子時計に組込む場合に、
これらの形状が時計の外観形状あるいは構成部材の形状
と近似して組込みやすくなったり、又は意匠設計上有利
な形状となるので好ましいものである。
【0013】そして、時計ムーブメントを具備した電子
時計に以上のような発電装置を適用する場合は、前記発
電装置が人体の腕部の体温を高熱源とすると共に外気温
度を低熱源として発電されるように時計ケースに内装さ
れているが望ましい。内装の態様としては、時計の裏蓋
内に発電装置を設けたり、発電装置自体を時計の裏蓋と
して構成したり、あるいは、一方の絶縁体が人体の腕部
に直接密着するように、かつ、他方の絶縁体が空間に開
放されるように外胴に挿嵌されているもの等、特に限定
されるものではなく任意である。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明にかかる発電装置
と、その発電装置を使用してなる電子時計の実施形態を
図面に基づいて説明をする。図1〜図15は本発明にか
かる発電装置の第1〜第7の実施形態を、図16は第1
の実施形態の発電装置を組み込んだ電子時計をそれぞれ
例示している。
【0015】(実施形態1)本発明の実施形態1に係る
発電装置Aを説明する。この発電装置100は、図1及
び図2に示すように熱電素子1と、ハウジング2とを備
えて構成されており、外観形状がリング状を呈してい
る。熱電素子1は、伝熱性及び絶縁性を有し矩形状に形
成された平板状の第一熱電素子基板11と、伝熱性及び
絶縁性を有し第一熱電素子基板11より若干延びた矩形
状に形成された平板状の第二熱電素子基板12と、第一
熱電素子基板11と第二熱電素子基板12とを連結する
ように設けられ且つ第一熱電素子基板11と第二熱電素
子基板12のそれぞれの対向面に形成された配線(図示
せず)によって交互に直列となるように接続された複数
のn型及びp型の半導体からなる熱電素子エレメント1
3とを備える。第二熱電素子基板12の第一熱電素子基
板11とは相対向しない端部には、起電力を取出す一対
の端子部14a,14bが設けられ、図1からフレキシ
ブル基板28を除去した図3に示すように、一対の端子
部14a,14bは、第一熱電素子基板11より外側に
突出するように構成されている。
【0016】この熱電素子1は、第一熱電素子基板11
と第二熱電素子基板12との温度差によって生じた熱電
素子エレメント13内の熱勾配によって発電するように
なっている。ハウジング2は、伝熱性を有した第一基板
21及び第二基板22とを具備し、第一基板21及び第
二基板22は、それぞれ所定の径を有する開口部21
a,22aが開口された中空円板状の同形状を呈する。
これら第一基板21及び第二基板22は、それぞれの外
周縁部同士と内周縁部同士とを係合させる断熱性を有す
る環状の側板25,26により所定間隔をおいて相対向
して保持されている。側板25,26は、それぞれ内方
向及び外方向に突出する段部25a,26aを有し、段
部25a,26aの図中上下面が第一基板21及び第二
基板22と当接する。また、側板25,26は、それぞ
れ第一基板21及び第二基板22の外周面及び内周面に
当接するつば部25b,26bを有する。ここで、第一
基板21と第二基板22との間の所定間隔は、熱電素子
1の厚さ方向のバラツキ精度、熱変形を吸収する所要の
逃げを加味して決定され、当該所定間隔は側板25,2
6の段部25a,26aの厚さにより決定される。ま
た、側板25,26は、第一基板21及び22の外周端
面及び内周端面にそれぞれ当接するつば部25b,26
bを有するので、側板25,26と第一基板21及び第
二基板22との位置決めを容易にしている。
【0017】このように構成されたハウジング2内に
は、それぞれの端子部14a,14bが内側に向くよう
に周方向に所望した複数個の熱電素子1が配置され、第
二熱電素子基板12が第二基板22上にそれぞれ固着さ
れる。また、第一熱電素子基板11と第一基板22との
間は、所定の間隙が設けられるようになっているが、各
間隙はそれぞれ、伝熱性を有したAu、Ag、Cu、A
l、アルミナ等の熱伝導率の高い導熱粉末を分散させた
液状シリコーン樹脂等からなる流動体27が充填され、
第一熱電素子基板11と第一基板21とは熱伝達可能に
接触されている。また、各熱電素子1は、それぞれの端
子部14a,14bをフレキシブル基板28を介して直
列に接続されている。
【0018】フレキシブル基板28は、図4に示すよう
に、略リング状の本体28aと、その一ヶ所から延設さ
れたリード部28bとを有する。また、フレキシブル基
板28は、隣接する熱電素子1の反対の極性を有する端
子部14a,14b同士を接続する配線パターン28c
を有し、直列に接続された熱電素子1の両端部の端子部
14a,14bに接続される配線パターンはリード部2
8bに引き出されて出力端子28d,28eに接続され
ている。なお、フレキシブル基板28のリード部28b
は、外側の側板25に形成された開口部25cを介して
ハウジング2の外部に突出している。なお、図1におい
ては、説明の都合上、配線パターン28cを透視して示
している。
【0019】また、フレキシブル基板28は、発泡ポリ
ウレタン等からなる断熱性を有し且つ弾性変形可能なリ
ング状の押さえ部材29により、配線パターン28cが
熱電素子1の端子部14a,14bに密着するように第
二熱電素子基板12に押圧されるように設けられてい
る。フレキシブル基板28は、第二熱電素子基板12に
接着されてもよいが、位置決めが可能であれば、必ずし
も接着する必要はない。また、押さえ部材29は、フレ
キシブル基板28を端子部14a,14bに確実に密着
させ、且つ第一基板11と第二基板12との間隔を側板
25,26の段差部25a,26aにより決定される所
定の間隔に保持できる厚さを有するものであれば、必ず
しも弾性変形可能でなくてもよいが、押さえ部材29の
寸法誤差を考慮すると弾性変形可能な材料で所定の寸法
より若干厚めに形成するのが好ましい。
【0020】以上のように構成された実施形態1の発電
装置100は、流動体27を介して第一熱電素子基板1
1に連絡された第一基板21と、第二熱電素子基板12
に固着された第二基板22とに温度差を生じさせること
により、側板25,26及び押さえ部材29を介さず
に、直列に接続された複数のn型及びp型の半導体から
なる熱電素子エレメント13を介してのみ熱が伝達され
て熱勾配が生じる。そして、n型の半導体からなる熱電
素子エレメント中においては電子が低熱源側に移動し、
p型の半導体からなる熱電素子エレメントにおいては正
ホールが低熱源側に移動することにより電力が発生し、
フレキシブル基板28の出力端子28d,28eを介し
て外部へ出力される。
【0021】このような本実施形態の発電装置100で
は、例えば、熱電素子1が熱膨張しても、その変形は、
第一基板21と第一熱電素子基板11との間に確保され
て流動体27が充填されている間隙により吸収され、熱
電素子1が破壊されることがない。また、この間隙は、
熱電素子1自体の寸法誤差も吸収し、また、流動体27
は、発電装置100が受けた衝撃を吸収するという作用
をも有する。
【0022】また、第二基板22とフレキシブル基板2
8との押さえ部材29による押圧により確実に行うよう
にしているが、第一基板21と第一熱電素子基板11と
が固着されていないので、過度な押圧により熱電素子1
自体を破壊することが防止される。さらに、本実施形態
の発電装置100は、複数の熱電素子1をケーシングに
組み込む用にしたので、何れかの熱電素子1に故障等が
生じても、当該熱電素子1のみを交換することが可能で
あり、メンテナンス費用の大幅な低減を図ることができ
る。
【0023】なお、上述した発電装置100は、各種電
子時計に組み込むことができるが、第一及び第二の何れ
の熱電素子基板を集熱部としてもよい。 (実施形態2)次に実施形態2の発電装置100Aを図
5を参照して説明する。この発電装置100Aは、前記
第二基板22の形状と、内側に係合された環状の側板2
6の形状のみを相違させてハウジング2を構成した以外
は実施形態1と基本的に同様であり、共通する他の構成
は同一符号を付けて説明は省略する。
【0024】実施形態2の第二基板122は、前記第一
基板21の外径と略同径で構成された円板状の部材であ
り、内側の側板126は、上部に段部126aのつば部
126bとの境界部で第二基板122側の端部に、ハウ
ジング2の内方に突出する突出部126cを有する。突
出部126cは、第一熱電素子基板12と同一の厚さを
有し、フレキシブル基板28を図中下側から支持する。
これにより、第二熱電素子基板12の端子部14a,1
4bが設けられた部分が第一熱電素子基板11より十分
に突出していなくても、突出部126cでフレキシブル
基板28を支持することができ、フレキシブル基板28
を介しての接続が確実に行われる。
【0025】また、上述したように、第二基板122
は、第一基板21の開口21aと同様な開口を有さない
ので、第二基板122を集熱部側とすることにより、集
熱効率を大幅に上昇することができる。 (実施形態3)本実施形態の発電装置100Bは、図6
に示すように、実施形態2の第二基板122の代わり
に、第二基板122と略同一形状ではあるが、中央部を
図中下方に突出する凸部222aを有する第二基板22
2としてもよい。この場合、凸部222aの形状を、例
えば、腕時計の裏蓋の内面の形状と一致させることによ
り、裏蓋内への位置決め及び裏蓋との密着性を確保する
ことができ、裏蓋を介しての集熱性能を向上させること
ができる。なお、この第二基板222自体を腕時計の裏
蓋としてもよいことはいうまでもない。
【0026】(実施形態4)図7及び図8には実施形態
4に係る発電装置100Cを示す。本実施形態では、実
施形態1の内側の側板26と、フレキシブル基板28及
び押さえ部材29とを除去し、フレキシブル基板28の
代わりに、隣接する発熱素子1同士を接続する配線パタ
ーン128aを有するリング状の配線基板128を第二
基板222上に固着し、各熱電素子1の端子部14a,
14bと各配線パターン128aとをワイヤボンデイン
グ128bを介して接続することにより、全ての熱伝素
子1を直列に接続するように構成したものである。
【0027】(実施形態5)次に、実施形態5〜9の発
電装置を図9〜図15を参照しながら説明する。なお、
これらの基本的な構成は前述したものと実質的に同一で
あり、その外観形状が相違するだけなため共通する他の
構成は同一符号を付けて説明は省略する。実施形態5の
発電装置100Dは、図9に示すように、円板状の第二
基板122の上に所要する長さの円弧状の第一基板12
1及び側板225及び226などを設け、この中に熱伝
素子1がその端子部14a,14bを内側に向けて円弧
状に配設したものである。これにより、例えば、腕時計
の所望のスペースに発電装置100Dを内装することが
できる。なお、発電装置100Dは、図10に示すよう
に、第一基板も円弧状の第二基板322とし、その両端
に発電装置100Dを固定用の固定部322aを設けて
もよい。
【0028】(実施形態6)また、実施形態6の発電装
置100Eは、図11及び図12に示すように、第一基
板21及び第二基板22の代わりに円板状を呈した第一
基板421及び第二基板422を備えて外観形状が円柱
体状に構成されている以外は、実施形態1と同様であ
る。なお、第二基板22の中央部には、円板状の断熱部
材からなる位置決めスペーサ430が固着され、この位
置決めスペーサ430の周囲に各熱電素子1が固着され
ている。また、リング状のフレキシブル基板28の代わ
りに円板状のフレキシブル基板228を用い、これを位
置決めスペーサ430に固着することにより、フレキシ
ブル基板228と各熱電素子14a、14bとの位置決
めを行っている。また、フレキシブル基板228は、円
板状の断熱押さえ部材129で押圧されている。
【0029】(実施形態7)実施形態7の発電装置10
0Fは、図13及び図14に示すように、第一基板52
1及び第二基板522、及び側板325とで外観形状が
直方体状に形成されている以外は、実施形態1と同様で
ある。ここで、各発熱素子1は、それぞれの端子部14
a,14b同士が向き合うように対向配置されている。
また、発電された電力を外部へ取出し可能に帯状に形成
されたフレキシブル基板328が、対向配置されたそれ
ぞれの端子部14a,14b同士を跨ぐように設けら
れ、帯状の本体328a上に配線パターン328cが端
子部14a,14bを交互に直列に接続するようになっ
ており、両端の配線パターン328cは、リード部32
8bの出力端子328d,328eに接続されている。
このフレキシブル基板328は、断熱性を有し且つ弾性
変形可能な棒状の押さえ部材329により、端子部14
a,14bに押圧されている。なお、側板325は、第
一基板521及び第二基板522の外縁部間に挟持され
る略矩形状の部材であり、フレキシブル基板328のリ
ード部328bを外部に突出するための開口部325a
を有する。なお、図13には、フレキシブル基板328
の配線パターンを透視して示してある。
【0030】なお、以上説明した各実施形態は、第一基
板及び第二基板を平板状としたが、これに限定されるも
のではなく、例えば、図15に示すように、円筒状の第
一基板621及び第二基板622との間に、熱電素子1
が立設されるように形成してもよい。この発電装置10
0Gは、例えば、腕にはめることにより、内側の第二基
板622が腕に密着されて集熱し、発熱することができ
る。
【0031】(実施形態8)次に、本発明にかかる発電
装置100を組み込んだ電子時計を図16を用いて説明
をする。なお、発電装置100は、実施形態1で例示し
たリング状のものであり、その構成の説明は前述したの
で省略する。電子時計は、時計ケース3と発電装置10
0とを備えてなる。
【0032】時計ケース3は、外胴31に内装され電力
によって駆動する時計ムーブメント32と外胴31内に
嵌合した内胴33に螺合された裏蓋34とを備えて構成
されている。発電装置100は、外胴31内から周方向
に適宜垂設された弾発部材35によって第二基板22側
が裏蓋34内側と密着するように付勢されて時計ケース
3内に設けられると共に、フレキシブル基板(図示せ
ず)を介して時計ムーブメント32に電気的に接続され
ている。
【0033】このように構成された電子時計は、人体の
腕部に装着したことにより、腕部の体温が裏蓋34を介
して第二基板22に伝達し、外胴31を介して外気に放
熱された第一基板21との温度差に基づいて発電された
電力によって時計ムーブメント32が駆動する。なお、
本実施形態では、時計ケース内に発電装置を設けたが、
発電装置で裏蓋を構成してもよい。また、発電装置10
0で発電した電力を一時的に蓄えるバッテリ又はキャパ
シタを適宜設けることもできる。
【0034】なお、発電装置100に代わりに上述した
他の発電装置100A〜100G等を電子時計に適宜組
み込むことができることはいうまでもない。
【0035】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したから下
記の有利な効果を奏する。第一基板と第二基板と側板と
で構成されたハウジングに、所望する電力に応じた数の
熱電素子を内装することにより、所望する発電能力を有
することができ、しかも、複数の熱電素子を一体的に保
護するから、コンパクトに且つ強度的に満足する取扱い
容易な発電装置が提供できる。しかも、熱変形による熱
電素子の歪みを第一熱電素子基板と第一基板との間に形
成された微小間隙内に介在された伝熱性を有する流動体
が吸収することにより、熱電素子を痛めることなく長期
に亘って安定した電力を供給できる。
【0036】さらに、断熱性を有した押さえ部材が、そ
れぞれの一対の端子部とプリント基板との接続を確実に
保証し、第一基板と第二基板との伝熱を遮断して熱電素
子エレメントにのみに熱を伝達するから、熱損失のない
安定した性能が維持できる。そして、このような発電装
置を電子時計に適用することにより、消費電力を要する
タイプのものでも発電装置が大型化せずに小型化された
電子時計が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の発電装置の横断面図であ
る。
【図2】本発明の実施形態1の発電装置の縦断面図であ
る。
【図3】本発明の実施形態1の発電装置の一部部材を除
去した横断面図である。
【図4】本発明の実施形態1のフレキシブル基板を示す
平面図である。
【図5】本発明の実施形態2の発電装置の縦断面図であ
る。
【図6】本発明の実施形態3の発電装置の縦断面図であ
る。
【図7】本発明の実施形態3の発電装置の横断面図であ
る。
【図8】本発明の実施形態3の発電装置の縦断面図であ
る。
【図9】本発明の実施形態4の発電装置の平面図であ
る。
【図10】本発明の実施形態4の変形例を示す平面図で
ある。
【図11】本発明の実施形態5の発電装置の平面図であ
る。
【図12】本発明の実施形態5の発電装置の縦断面図で
ある。
【図13】本発明の実施形態6の発電装置の横断面図で
ある。
【図14】本発明の実施形態6の発電装置の縦断面図で
ある。
【図15】他の実施形態の発電装置を示す縦断面図であ
る。
【図16】実施形態1の発電装置を具備した電子時計の
縦断面図である。
【符号の説明】
1 熱電素子 2 ハウジング 3 時計ケース 11 第一熱電素子基板 12 第二熱電素子基板 13 熱電素子エレメント 14a、14b 端子部 21 第一基板 22 第二基板 25,26 側板 25a、25b 段部 27 流動体 28 フレキシブル基板 29 押さえ部材 32 時計ムーブメント 100、100A〜100G 発電装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝熱性及び絶縁性を有する第一熱電素子
    基板と起電力を取出す一対の端子部が設けられ伝熱性及
    び絶縁性を有する第二熱電素子基板とが複数のn型及び
    p型の半導体からなる熱電素子エレメントで交互に直列
    に接続され且つ両端が前記一対の端子部にそれぞれ接続
    されてなり、該第一熱電素子基板と第二熱電素子基板と
    の温度差によって生じた熱電素子エレメント内の熱勾配
    によって発電する熱電素子と、 伝熱性を有する第一基板と伝熱性を有する第二基板とが
    断熱性を有する側板を介して所定の間隔をおいて配設さ
    れて形成されたハウジングとを備えてなり、 複数個の前記熱電素子が前記ハウジング内に配設され、
    前記第二熱電素子基板が前記第二基板上にそれぞれ固着
    されると共に前記熱電素子それぞれの前記第一熱電素子
    基板が伝熱性を有する流動体を介して前記第一基板と熱
    伝達可能に接触され、且つ、前記熱電素子はそれぞれの
    前記一対の端子部を介して直列に接続されていることを
    特徴とする発電装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記熱電素子それぞ
    れの前記一対の端子部に密着されて当該熱電素子を直列
    に接続する配線を有するプリント基板と、該プリント基
    板と前記第一基板との間に配設されて前記プリント基板
    を前記端子部に密着させ且つ断熱性を有する押さえ部材
    が設けられていることを特徴とする発電装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記ハウジン
    グの外観形状が円柱体状、リング状又は円弧状を呈して
    おり、前記熱電素子は、それぞれの前記端子部が内側に
    向くように周方向に配置されていることを特徴とする発
    電装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2において、前記ハウジン
    グの外観形状が直方体状を呈しており、前記熱電素子
    は、それぞれの前記端子部同士が向き合うように対向配
    置されいることを特徴とする発電装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の発
    電装置と、該発電装置から供給された電力によって動作
    する時計ムーブメントとを備えてなり、前記発電装置が
    人体の腕部の体温を高熱源とすると共に外気温度を低熱
    源として発電されるように時計ケースに内装されたこと
    を特徴とする電子時計。
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