JPH11248875A - 原子炉圧力容器内配管の接合方法及びその方法に用いる開先合わせ治具 - Google Patents

原子炉圧力容器内配管の接合方法及びその方法に用いる開先合わせ治具

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JPH11248875A
JPH11248875A JP10054708A JP5470898A JPH11248875A JP H11248875 A JPH11248875 A JP H11248875A JP 10054708 A JP10054708 A JP 10054708A JP 5470898 A JP5470898 A JP 5470898A JP H11248875 A JPH11248875 A JP H11248875A
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reactor pressure
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昌哉 岡田
Hiroshi Tsujimura
浩 辻村
Masayuki Kurihara
正之 栗原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は、原子炉圧力容器内での溶接開
先合わせを容易に実施できることにある。 【解決手段】原子炉圧力容器2内から既設のジェットポ
ンプライザー管をノズル4から撤去し、新規のジェット
ポンプライザー管27を原子炉圧力容器2内に炉水を張
ったまま、ノズル4近くに搬入し、次に遠隔水中開先合
わせ治具9を用いて専用ガイド33に軸方向調整ブロッ
ク35を引っかけてノズル4の溶接開先に新規のジェッ
トポンプライザー管27の溶接開先を引き寄せて合わ
せ、後にその溶接開先を本溶接してジェットポンプライ
ザー管27を、狭隘でかつ高い放射線のため人がアクセ
スできない部位にもかかわらず、取り替えることが容易
に行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子炉圧力容器内
の配管と原子炉圧力容器内の構造物との接合技術に関す
るものであって、特に、人が近づきにくい環境下での接
合技術に係わる。
【0002】
【従来の技術】原子炉圧力容器のノズルに接合された原
子炉圧力容器内の配管であるジェットポンプライザー管
を、原子炉圧力容器内のシュラウドを取り除かない状態
で、新規配管に取り替える技術は実施されていない。
【0003】もしも、それを実施しようとすれば、旧ジ
ェットポンプライザー管をノズルから切り離して撤去
し、原子炉圧力容器内に搬入した新規なジェットポンプ
ライザー管の溶接開先をノズルの溶接開先に合わせて両
者を接合することになるが、ジェットポンプライザー管
が装備される場所は原子炉圧力容器内壁面と原子炉圧力
容器内のシュラウドとの狭い空間であること、及び高放
射線環境下であることなどが災いして、溶接開先を合わ
せる作業や溶接接合作業が行えなかった。
【0004】原子炉圧力容器内からシュラウドを取り除
いて広い作業空間を確保したとしても、雇いを使用して
直接人間がノズル近傍にアクセスし開先合わせ及び点付
け溶接を実施する案がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術の案で
は、開先合わせをする配管及び周囲の機器等から受ける
放射線量がないかあるいは低く、溶接開先合わせ時間を
充分に確保可能である場合に有効であるが、開先合わせ
する配管や周囲の機器等から受ける放射線量が高い場合
については、作業者が多量に放射線被曝する可能性が否
定できず、原子炉圧力容器内での溶接開先合わせや溶接
接合作業が行いにくかった。
【0006】そこで、本発明の第1目的は、原子炉圧力
容器内での溶接開先合わせや溶接接合作業が行い易い方
法を提供することにあり、第2目的は、原子炉圧力容器
内での溶接開先合わせを行い易くする開先合わせ治具を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1目的を達成
するための第1手段は、懸垂支持した配管を液体が入っ
た状態の原子炉圧力容器内で移動させて、前記配管の溶
接開先を前記原子炉圧力容器に装備された管状の構造物
の溶接開先に接近させ、前記構造物の溶接開先に前記配
管の溶接開先を前記原子炉圧力容器の外側から引き寄せ
て前記両溶接開先の開先合わせを行い、しかる後に、前
記両溶接開先を溶接接合する原子炉圧力容器内配管の接
合方法であり、懸垂された配管は液体が張られた原子炉
圧力容器内を接合先の管状の構造物へ向かって移動させ
られ、配管の溶接開先が管状の構造物の溶接開先に接近
し、その後に原子炉圧力容器の外側から、配管を管状構
造物の溶接開先側に引き寄せ、配管と管状の構造物の両
溶接開先を合わせ、その後に両溶接開先間を溶接接合
し、その溶接開先合わせや溶接接合の各作業は原子炉圧
力容器内に液体を張った状態で行われるので、その液体
が放射線を遮蔽する機能を発揮して、作業員の接近を容
易にし、原子炉圧力容器内での溶接開先合わせや溶接接
合作業が行い易いという作用効果が得られる。
【0008】同じく第2手段は、第1手段において、前
記管状の構造物内と配管内とを気体に置換してから、原
子炉圧力容器の外側から前記管状の構造物内を通して溶
接手段を両溶接開先に近づく方向に送り込み、しかる後
に、前記両溶接開先を溶接接合する原子炉圧力容器内配
管の接合方法であり、第1手段による作用効果に加え
て、配管と管状の構造物との内部を気体雰囲気にして溶
接手段の溶接開先への送り込み作業や溶接接合作業自体
が容易に達成できるという作用効果が得られる。同じく
第3手段は、第2手段において、前記管状の構造物は原
子炉圧力容器に装備された水平なノズルであり、前記配
管は管軸方向が上下方向に向けられて下端が水平方向に
曲げられているジェットポンプライザー管であり、前記
ノズルに従前より取り付いていた旧ジェットポンプライ
ザー管を原子炉圧力容器内の液面よりも上方に置いて切
断することと、前記旧ジェットポンプライザー管と前記
ノズル内に入っていた液体を排出して前記切断後の前記
旧ジェットポンプライザー管の切断端部から流入してき
た気体に置き換える作業を行い、次に、軸方向調整ブロ
ックを前記ノズルの長さ方向に移動自在に組み込んであ
ると共に開閉自在な排水流路を備えた遠隔水中開先合わ
せ治具で前記ノズルの前記原子炉圧力容器の外側の端部
を閉鎖し、その後に前記原子炉圧力容器内の液位を上昇
させて前記原子炉圧力容器内の上昇してきた液体を前記
切断後の旧ジェットポンプライザー管の切断端部から流
入させて入れ、前記ノズルと前記旧ジェットポンプライ
ザー管とを切り離し、切り離した前記旧ジェットポンプ
ライザー管を前記ノズル側から外し、次に、前記ノズル
に溶接開先を形成した後に、下端に溶接開先を形成して
ある新しいジェットポンプライザー管を懸垂して前記両
溶接開先が接近するように前記新しいジェットポンプラ
イザー管を前記原子炉圧力容器内に降ろし、次に前記軸
方向調整ブロックを前記新しいジェットポンプライザー
管の内側にまで延ばして前記軸方向調整ブロックを前記
新しいジェットポンプライザー管を水平方向に引っか
け、前記軸方向調整ブロックを前記ノズル側に引きなが
ら前記両溶接開先の開先合わせ作業を行い、次に前記ノ
ズルと前記新しいジェットポンプライザー管とを仮止め
して前記両溶接開先がずれないようにした上で前記両溶
接開先合わせ部からの浸水を止める手だてを施し、その
後に前記排水流路を開いて前記新しいジェットポンプラ
イザー管内と前記ノズル内の液体を排水して気体に置き
換え、その後に前記ノズルから前記遠隔水中開先合わせ
治具を外した後に溶接手段を前記ノズル内に入れて前記
両溶接開先間を溶接接合することを特徴とする原子炉圧
力容器内配管の接合方法であり、第1手段と第2手段に
よる作用効果が、原子炉圧力容器内のジェットポンプラ
イザー管を配管とし、ノズルを管状の構造物として、達
成できるので、原子炉圧力容器内のジェットポンプライ
ザー管の交換作業が容易に達成できるという作用効果が
得られる。
【0009】本発明の第2目的を達成するための第4手
段は、原子炉圧力容器に備わるノズルの前記原子炉圧力
容器の外側端に着脱自在に装着され、前記ノズルの端部
を閉鎖する閉鎖板と、前記閉鎖板に装着されていて前記
原子炉圧力容器内の配管と係合自在な係合部分を前記ノ
ズルの長さ方向へ移動操作自在な軸方向調整ブロック駆
動軸と、前記閉鎖板に装着されていて前記係合部分とは
前記閉鎖板を挟んで反対側に配置されている前記軸方向
調整ブロック駆動軸の移動操作部とを有する原子炉圧力
容器内配管の接合方法に用いる開先合わせ治具であり、
この治具は、原子炉圧力容器の外側に面したノズルの端
部に閉鎖板がその端部を閉鎖するように装着されて用い
られ、原子炉圧力容器の外側から移動操作部を操作して
軸方向調整ブロック駆動軸を原子炉圧力容器内に存在す
る配管の方向へ移動させ、その軸方向調整ブロック駆動
軸に装備された配管への係合部を配管に係合し、移動操
作部を操作して軸方向調整ブロック駆動軸をノズルの内
側に戻し入れることで配管をノズル側に引き寄せて配管
とノズルとの両溶接開先を合わせる作用が得られ、この
作用によって原子炉圧力容器内に作業員がアクセスする
必要なくして原子炉圧力容器の外側から原子炉圧力容器
内の配管とノズルとの溶接開先合わせが容易に達成で
き、作業員の放射線被曝も低減できる。
【0010】同じく第5手段は、第4手段において、前
記閉鎖板には開閉自在な排水流路が備えられていること
を特徴とする原子炉圧力容器内配管の接合方法に用いる
開先合わせ治具であり、第4手段による作用効果に加え
て、閉鎖板で閉鎖したノズルや、そのノズルと合わせら
れた配管内の液体を排水流路を開くことによって排水
し、気体雰囲気での溶接接合作業時など、ノズルや配管
の雰囲気を気体雰囲気に置き換える作業に貢献できると
いう作用効果が得られる。
【0011】同じく第6手段は、第5手段において、前
記配管又はノズルの径方向へ進退移動自在に開先合わせ
保持ブロックに装着された保持プレートと、前記閉鎖板
に装着されていて前記開先合わせ保持ブロックを前記ノ
ズルの長さ方向へ移動操作自在な開先合わせ保持ブロッ
ク駆動軸と、前記閉鎖板に装着されていて前記保持プレ
ートとは前記閉鎖板を挟んで反対側に配置されている前
記開先合わせ保持ブロック駆動軸の移動操作部とを有す
る原子炉圧力容器内配管の接合方法に用いる開先合わせ
治具であり、第5手段による作用効果に加えて、原子炉
圧力容器の外側から開先合わせ保持ブロック駆動軸の移
動操作部を操作して開先合わせ保持ブロック駆動軸を配
管とノズルの溶接開先合わせ部に移動させ、その後に保
持プレートを配管又はノズルの径方向へ進めて溶接開先
合わせ近傍に押し付けて両溶接開先の径方向の位置を決
める作用を得、精密な溶接開先合わせ効果が得られる。
【0012】同じく第7手段は、第6手段において、圧
力の供給流路と連通されたパージバルーンと、前記閉鎖
板に装着されていて前記パージバルーンを前記ノズルの
長さ方向へ移動操作自在なパージバルーン駆動軸と、前
記閉鎖板に装着されていて前記パージバルーンとは前記
閉鎖板を挟んで反対側に配置されている前記パージバル
ーン駆動軸の移動操作部と、前記閉鎖板に前記ノズル内
へのシールドガスの注入口とを備えている原子炉圧力容
器内配管の接合方法に用いる開先合わせ治具であり、原
子炉圧力容器の外側でパージバルーン駆動軸の移動操作
部を操作することによって、パージバルーン駆動軸を配
管内へ進めてパージバルーンを配管内に位置させ、後に
パージバルーンを膨らませ、次にノズル内へシールドガ
スを注入口から入れ、排水流路を開いて排水することで
ノズルと配管との溶接開先合わせ部からノズルにわたる
領域から液体を排水でき、且つ液体の浸入をパージバル
ーンによるシール機能で抑制でき、溶接開先合わせ部か
らノズルにわたる領域をシールドガスによる気体の雰囲
気に置換し、シールドガスで裏側をシールドした状態で
の両溶接開先の仮止め溶接が原子炉圧力容器内側から確
実に実施できるという作用が得られ、保持プレートによ
る正確な開先合わせの状態を仮止めで固定し、本溶接の
条件を良くすることができるという効果が得られる。
【0013】
【発明の実施の形態】原子力発電所における原子炉圧力
容器2は、原子炉圧力容器内の配管を交換する際には、
上部の鏡板が外され、作業用プラットホーム30から作
業員31が原子炉圧力容器内を見通せるようにされる。
【0014】その作業員31の放射線被曝を抑制するた
めに、原子炉圧力容器2の上方のプールにまで水が張ら
れ、水による放射線遮蔽機能を利用している。この水は
透明であるから作業員31による原子炉圧力容器2内の
見通しは確保されている。
【0015】この原子炉圧力容器2内には、炉心を囲む
円筒状のシュラウド1が装備されている。そのシュラウ
ド1と原子炉圧力容器2の内壁との狭い場所には原子炉
圧力容器内の冷却水を炉心経由で循環するためのジェッ
トポンプのジェットポンプライザー管(以下、単に容器
内配管3という。)が原子炉圧力容器内配管として存在
する。このジェットポンプライザー管は原子炉圧力容器
に水平に取り付いたノズルの原子炉圧力容器内側と接続
され、ノズルの原子炉圧力容器外側には主循環配管(以
下、単に容器外配管5という。)が原子炉圧力容器外配
管として接続されている。
【0016】図2に示した既設の容器内配管3は旧容器
内配管として原子炉圧力容器内から撤去されるのである
が、撤去するに際しては、既設の容器外配管5を撤去す
る際の利便性を考慮して次のように行う。
【0017】まずは、図2のように、既設の容器内配管
3の上方を切断して原子炉圧力容器2内の水位を既設の
容器内配管3上端より50cm程度下げ、既設の容器内配
管3,ノズル4、及び、既設の容器外配管5内の水を既
設の容器外配管5の経路を通して排水する。
【0018】このような排水作業を行うと、既設の容器
内配管3とノズル4と既設の容器外配管5との内部が液
体から気体雰囲気に置換される。
【0019】このような雰囲気の置換作業を行った後
に、原子炉圧力容器2内に残留した既設の容器内配管3
の上部より水,アルコール等を既設の容器内配管3内部
へ流し込んで、既設の容器内配管3,ノズル4、及び、
既設の容器外配管5内部を洗浄すると共に、布,スポン
ジ等を使用して除染を行い、その後の作業における作業
者の放射線被ばく量を低減する。
【0020】次に、図2のように、ノズル4と既設の容
器外配管5との接合部6近傍をグラインダー7等で切断
してノズル4から既設の容器外配管5切り離す。切断さ
れたノズル4の原子炉圧力容器2外側の端部には、再度
容器外配管5を溶接接合するための溶接開先が加工され
る。
【0021】このような、切断作業や溶接開先の加工作
業に従事する作業員は、原子炉圧力容器2に近づくので
あるが、原子炉圧力容器2内には放射線を遮蔽する機能
がある水が張られている上、既設の容器内配管3やノズ
ル4や既設の容器外配管5内は洗浄且つ除染で放射線除
染を受けているから、その作業員が放射線被曝を多量に
受けることを極力抑制でき、切断作業や溶接開先の加工
作業を容易にできる。溶接開先加工後、既設の容器内配
管3,ノズル4内部を布,スポンジ等を使用して切断作
業及び溶接開先加工作業において既設の容器内配管3や
ノズル4内部に散逸した切粉を回収すると共に除染を行
い、その後の作業における作業者の放射線被曝量を低減
する。
【0022】次に、図1の如く、ノズル4内に原子炉圧
力容器2の外側から遠隔水中開先合わせ治具9を挿入
し、ノズル4の原子炉圧力容器外側の溶接開先面8をそ
の治具9の閉鎖板60で覆うようにしてセットする。
【0023】遠隔水中開先合わせ治具9のフランジ部6
1のノズル4に面するエッジ部には、フランジ部61が
ノズル4に円滑にセットしやすいように、面取り加工が
施されている。
【0024】溶接開先面8と遠隔水中開先合わせ治具9
のフランジ部61内面が接触した時に、フランジ部61
のボルト10をノズル4側にねじ送りして遠隔水中開先
合わせ治具9をノズル4に設置する。
【0025】遠隔水中開先合わせ治具9を構成する、軸
方向調整ブロック駆動軸11,開先合わせ保持ブロック
駆動軸12,パージバルーン駆動軸14,シールドガス
注入口15、及び、ドレンコック16は閉鎖板60に装
備してある。軸方向調整ブロック駆動軸11,開先合わ
せ保持ブロック駆動軸12、及び、パージバルーン駆動
軸14は、閉鎖板60に回転自在に且つOリング22を
シール手段として採用して水密に設置した駆動軸調整雌
ねじ17を移動操作部として備え、その駆動軸調整雌ね
じ17に螺号させた調整雄ねじ11aと、この調整雄ね
じ11aのノズル4内側の端部に固定された多角形断面
の軸部11bと、前記多角形断面と同じ断面の通し孔に
前記多角形断面の軸部11bが通されたガイド部11c
と、ガイド部11cと閉鎖板60との間をガイド部11
cが回転しないように固定する円筒状の構造物11d
と、を備えている。
【0026】この駆動軸調整雌ねじ17は、閉鎖板60
からノズル4の軸方向へは移動しないようE形止め輪1
8等によりノズル4の軸方向へは移動が阻止されている
ため、ノズル4軸方向へ移動せず回転することのみが可
能となっている。
【0027】多角形断面の軸部11bがガイド部11c
に形成した前記多角形断面と同じ断面の通し孔に通され
て入るので駆動軸調整雌ねじ17を回転すると、調整雄
ねじ11aが容器内配管3側にねじ送りされて移動で
き、これに伴って、軸部11bが回転を伴うことなく容
器内配管3側に移動できる。
【0028】軸方向調整ブロック駆動軸11の軸部11
bの容器内配管3よりには、図2のように軸方向調整ブ
ロック35が固定されている。その軸方向調整ブロック
35は容器内配管3との係合手段として役立つように鈎
型の形状をしている。
【0029】開先合わせ保持ブロック37には、保持プ
レート45を備え、保持プレート45をノズル4の半径
方向へ圧力シリンダーで伸縮させる開先保持アーム13
がノズル4の周方向120度の角度ピッチで3点、且つ
ノズル4の軸方向の2カ所,計6カ所に取り付けられて
いる。開先保持アーム13先端には開先保持プレート4
5が取り付けられており、開先保持アーム13を圧力シ
リンダーで延ばすことにより、保持プレート45が容器
内配管3とノズル4の開先合わせ部を合わせた状態での
保持ができる構造となっている。このような開先合わせ
保持ブロック37は、軸方向調整ブロック駆動軸11と
同様な構造で、閉鎖板60に取り付けられた開先合わせ
保持ブロック駆動軸12で支持されており、軸部11b
の先端に固定されている。
【0030】軸方向調整ブロック駆動軸11と同様な構
造で、閉鎖板60に取り付けられたパージバルーン駆動
軸14については、軸部11bと調整雄ねじ11aの内
部がパージバルーン20に外部からガスを出入りさせる
高圧ホース62と連なる中空19構造とし、パージバル
ーン20を膨張及び収縮させる際のガス経路として利用
する。その中空な軸部11bの先端には、パージバルー
ン20がその中空19構造部と連通するように装備され
る。
【0031】閉鎖板60には、更に、シールドガス注入
口15として両端が開口したパイプが固定され、その一
端部には、不活性ガスの供給源が高圧ホース62aを介
して連通してある。
【0032】更に、図示してはいないが、いずれかの円
筒状の構造物11dには撮像方向を可変とする雲台を介
して内部監視カメラを装備し、その内部監視カメラの撮
像結果が原子炉圧力容器2外のモニターに映し出せる構
成を備える。
【0033】遠隔水中開先合わせ治具9を図1のように
ノズル4に設置後、原子炉圧力容器2内の水位を容器内
配管3上端よりも上昇させることで、容器内配管3及び
ノズル4内部に原子炉圧力容器2内の水を容器内配管3
上端より引き込み、閉鎖板60まで水で満たし放射線の
水遮蔽厚さを増すことで、原子炉圧力容器内中心部から
ノズル4側への放射線の遮蔽率を向上させ、原子炉圧力
容器2の外側でノズル4の近傍にて作業を行う作業員の
放射線被曝を低減する。
【0034】ノズル4内に水が入って来ても、閉鎖板6
0で水の漏出は阻止され、且つフランジ部61に装着し
たOリング21と閉鎖板60に装着したOリング22に
より水漏れを一層確実に阻止できる構造としている。
【0035】次に、図3の如く、遠隔水中開先合わせ治
具9をノズル4に設置した状態で、原子炉圧力容器2,
容器内配管3及びノズル4内部を水で満たし、原子炉圧
力容器2の上部から監視カメラ23を使用してノズル4
と容器内配管3との接合部近傍25を監視しながら、遠
隔水中グラインダー装置24をノズル4と容器内配管3
との接合部近傍25に設置する。遠隔水中グラインダー
装置24を接合部近傍25に設置する際には、必要に応
じて原子炉圧力容器2の上方を移動する天井クレーンや
チェーンブロック等の揚重機を使用して吊り込み、遠隔
水中グラインダー装置24に取り付けられたポールを操
作することで原子炉圧力容器2とシュラウド1との狭隘
部に対して、挿入,設置の作業を行う。遠隔水中グライ
ンダー装置24は、原子炉圧力容器2,容器内配管3、
及び、ノズル4のいずれか、または、複数箇所を利用し
て設置,固定するようにして良い。
【0036】遠隔水中グラインダー装置24の制御線等
は、装置に取り付けられた操作ポール内部を通して、原
子炉圧力容器2上部の気中位置まで水に触れることなく
装備され、制御装置に接続される。遠隔水中グラインダ
ー装置24の駆動源に水圧回転式モータを採用すること
により回転軸関連部分については防水構造とする必要が
なくなり、装置全体の構造簡素化と軽量化を図ることが
できる。
【0037】作業者は、監視カメラ23等により切断位
置と遠隔水中グラインダー装置24の設置位置を随時確
認し、容器内配管3とノズル4との接合部近傍25を切
断する。
【0038】ノズル4側から切断された既設の容器内配
管3は、天井クレーンやチェーンブロックで吊って移動
させることで、原子炉圧力容器2外へ撤去される。
【0039】その後に、図4の如く、容器内の水位を変
更せずに、原子炉圧力容器2上部から監視カメラ23を
使用して、遠隔水中開先加工装置26を操作し、切断部
近傍に設置する。
【0040】遠隔水中開先加工装置26を容器内に設置
する際には、必要に応じて天井クレーン,チェーンブロ
ック等を使用して吊り込み、遠隔水中開先加工装置26
に取り付けられたポールを操作することで原子炉圧力容
器2とシュラウド1の狭隘部に対して、挿入,設置を行
う。遠隔水中開先加工装置26は、遠隔水中開先加工装
置26のガイドフランジ63内面を切断部外面に接触さ
せながらノズル4側に嵌めることで設置して、ノズル4
の中心軸に遠隔水中開先加工装置26の切削刃物64の
回転中心軸、即ち回転駆動軸65を合わせる。ガイドフ
ランジ63内面は、ノズル4外面と円滑に嵌合できるよ
うに、ノズル4側でのガイドフランジ63内径は大きく
原子炉圧力容器2内側になるに従い内径が小さくなるよ
うに傾斜をつけている。
【0041】ガイドフランジ63を利用してノズル4と
遠隔水中開先加工装置26の軸中心を上述のように合わ
せた後に、設定軸66を回転させることで、設定ブロッ
ク67がシュラウド1の外壁側と接触し、ガイドフラン
ジ63内面がノズル4外面と嵌合して原子炉圧力容器2
内壁側とガイドフランジ63が接触することとなり、遠
隔水中開先加工装置26はシュラウド1の外壁と原子炉
圧力2の内壁の間で、突っ張った形で固定され、これで
ノズル4の中心軸に遠隔水中開先加工装置26の回転駆
動軸65を合わせられる。
【0042】このような動きを実現するために、設定ブ
ロック67とナット68,69との間には、リンク7
0,71が軸で上下回転自在に連結され、ナット68と
設定軸66とは設定軸66に形成した右ねじで螺合し合
い、ナット69と設定軸66とは設定軸66に形成した
左ねじで螺合し合い、設定軸66を遠隔水中開先加工装
置26の加工装置本体72内に内蔵した設定軸駆動モー
タで同一回転方向に駆動すると、各ナット68,69が
互いに近づく方向にねじ送りされ、各リンク70,71
が水平方向に回転し、設定ブロック67をシュラウド1
に押し当て、その反力で加工装置本体72と一体に固定
されたガイドフランジ63は原子炉圧力容器2内壁に押
し付けられる。設定軸66を逆回転すれば上述の押し付
けが解除され、遠隔水中開先加工装置26を天井クレー
ン等で吊ってその場から撤去することができる。
【0043】遠隔水中開先加工装置26の加工装置本体
72内には、回転駆動軸65をその軸の軸方向に移動さ
せる機構と、その回転駆動軸65を回転駆動するモータ
とを内蔵している。
【0044】加工装置本体72内の各モータや機構の制
御線等は、加工装置本体72に取り付けられた操作ポー
ル73内部を通して、原子炉圧力容器2上部まで水に触
れることなく導かれて制御装置に接続されており、その
制御装置によって加工装置本体72内の各モータや機構
を制御できる。加工装置本体72内のモータに水圧回転
式モータを採用することにより加工装置本体72につい
ては防水構造とする必要がなくなり、遠隔水中開先加工
装置26の構造簡素化と軽量化を図ることができる。
【0045】作業者は、監視カメラ23や内部監視カメ
ラ等により開先加工位置と切削刃物64の位置等を随時
確認し、ノズル4の左端に対し溶接開先を加工する開先
加工作業を行う。溶接開先を加工する際には、図4の状
態で、モータで回転駆動軸65を回転させながら回転駆
動軸65をノズル4側に進出させて切削刃物64をノズ
ル4の左端に押し付けて、ノズル4の左端を切削刃物6
4で切削して溶接開先を加工する。
【0046】ノズル4の溶接開先の開先加工作業が終了
したら、シュラウド1と原子炉圧力容器2との間で突っ
張っていた遠隔水中開先加工装置26のその突っ張りを
解除し、天井クレーンなどで遠隔水中開先加工装置26
を吊ってその場から撤去する。
【0047】次に、図5の如く、新規容器内配管27に
ワイヤー28を取り付けて、原子炉建屋内の天井クレー
ン29、または、作業用プラットホーム30に取り付け
られたチェーンブロック等により新規容器内配管27の
重量を保持する。新規容器内配管27を原子炉圧力容器
2とシュラウド1との狭隘部の所定の位置へ搬入して設
置するため、作業プラットホーム30上の作業者31
は、新規容器内配管27の下端に結んだガイドロープ3
2を操作するとともに、監視カメラ等を使用して開先部
を確認しながら、円滑にノズル4側へ移動させる。新規
容器内配管27の重量は天井クレーン29、または、チ
ェーンブロックにより保持されているため、ガイドロー
プ32による新規容器内配管27に対する操作は、比較
的小さな力で行うことが可能となる。この手法は、前述
の遠隔水中グラインダー装置24及び、遠隔水中開先加
工装置26、及び後述の遠隔水中溶接装置42にも適用
できる。
【0048】この新規容器内配管27は既設の容器内配
管3と取り替えられてジェットポンプライザー管として
用いられるものであって、その下部は滑らかに直角に曲
げられ、曲げられた端部には、ノズル4に加工した溶接
開先と開先合わせされるべき溶接開先が原子炉圧力容器
2内に搬入される以前に予め加工されている。
【0049】図6のように、その新規容器内配管27の
溶接開先の近傍で新規容器内配管27の外周囲には、ラ
フガイド34が装着される。このラフガイド34は、図
6のように、ノズルが4側端部がノズル4を受け入れや
すくするように面取り加工が施されている。このラフガ
イド34は全体として環状の構造をしているが、二分割
した構造物をボルトで連結して全体として環状としてい
る。このため、そのボルトを外すことでこのラフガイド
34は新規容器内配管27から撤去できる構成となって
いる。
【0050】更に、新規容器内配管27の内部であっ
て、溶接開先よりの部分には、専用ガイド33が固定さ
れている。この専用ガイド33は、軸方向調整ブロック
35と引っかかる形状を有する。
【0051】このような専用ガイド33やラフガイド3
4も新規容器内配管27を原子炉圧力容器2内に搬入す
る以前に予め新規容器内配管27に装備しておく。
【0052】図6のように、水で満たされた原子炉圧力
容器2内を新規容器内配管27を天井クレーン29やガ
イドロープ32の操作により、新規容器内配管27のノ
ズル4側に対応する溶接開先をノズル4の左端に対向さ
せる。
【0053】次に、原子炉圧力容器2内の水中で新規容
器内配管27とノズル4の両溶接開先を合わせるため、
開先合わせ作業を以下のように行う。
【0054】まず、図6のように、新規容器内配管27
の下端に存在する溶接開先が、ノズル4の左端の溶接開
先に近づき100mm程度下方向に仮移動した時に、遠隔
水中開先合わせ治具9の軸方向調整ブロック駆動軸11
の移動操作部としての軸方向調整雌ねじ17を回転する
ことにより軸方向調整ブロック35を新規容器内配管2
7内部へ延ばす。
【0055】前述したとおり、軸方向調整雌ねじ17
は、閉鎖板60においてノズル4軸方向へは移動しない
ようE形止め輪等により固定されているため、ノズル4
軸方向へ移動せず回転することのみが可能となってい
る。一方、軸方向調整雌ねじ17と螺合する調整雄ねじ
11aと一体の軸部11bはガイド部11cの多角形の
ガイド用孔に通されて回転できずにノズル軸方向に案内
されることのみ自由であるから、軸方向調整雌ねじ17
を回転させれば、調整雄ねじ11aはねじ送りされ、軸
部11bは新規容器内配管27内側に送られる。軸方向
調整雌ねじ17を逆転させれば、軸部11bはノズル4
側に戻る方向へ移動できる。
【0056】このようにして、軸方向調整ブロック駆動
軸11の軸部11bを、軸方向調整ブロック35が新規
容器内配管27内部の専用ガイド33を通り越して、よ
り新規容器内配管27内部へ移動させる。専用ガイド3
3は、ノズル4側に面した辺に左上り勾配の傾斜がつい
ているため、右から到来する軸方向調整ブロック35を
新規容器内配管27内部へ移動させる時に移動してきた
軸方向調整ブロック35が専用ガイド33と若干干渉し
ても、専用ガイド33の上部を乗り越えて配管内部へ移
動しやすい形状となっている。また、専用ガイド33に
は、原子炉圧力容器中心に向いた突起が存在し、軸方向
調整ブロック35にはその突起の方向と逆向きの突起が
ついているため、軸方向調整ブロック35が一旦専用ガ
イド33の上部を乗り越えると、専用ガイド33と軸方
向調整ブロック35とは、外れにくい構造となってい
る。
【0057】次に、図7のように、軸方向調整ブロック
35が新規容器内配管27内部の専用ガイド33よりも
左より、即ち内側、且つ上部に位置する状態で、天井ク
レーン29等とガイドロープ32を操作して新規容器内
配管27を引き上げ、軸方向調整ブロック35と新規容
器内配管27内部の専用ガイド33が噛み合う高さ関係
の状態に近づける。
【0058】ここで、新規容器内配管27を引き上げす
ぎると軸方向調整ブロック35が新規容器内配管27内
側下部と干渉するか、軸方向調整ブロック35が固定さ
れている軸部11bが専用ガイド33と干渉する。どち
らが干渉するかは、新規容器内配管27の傾きにもよる
が、垂直とした場合には新規容器内配管27を引き上げ
すぎた時のみ干渉することとなる。新規容器内配管27
の引き上げに際しては、作業用プラットホーム30から
新規容器内配管27を操作する作業者31は、監視カメ
ラ23からの映像により新規容器内配管27が垂直な姿
勢を保っていることと新規容器内配管27とノズル4と
の溶接開先位置を確認しながら操作する。
【0059】また、遠隔水中開先合わせ治具9の操作を
行う作業者は、内部監視カメラによる溶接開先位置近傍
の観察と、軸方向調整雌ねじ17を握っていることで、
軸方向調整ブロック駆動軸11の軸部11bまたは、軸
方向調整ブロック35が専用ガイド33又は新規容器内
配管27と干渉した場合の軸方向調整雌ねじ17に伝わ
って軸方向調整雌ねじ17を握っている作業員の手で感
じとれる振動により専用ガイド33と軸方向調整ブロッ
ク35との位置関係を感知することができる。作業用プ
ラットホーム30上の作業者31と遠隔水中開先合わせ
治具9を操作する作業者は、トランシーバー等によりお
互いの操作状況を確認しながら開先合わせ作業を行う。
【0060】作業用プラットホーム30上の作業者31
から開先合わせを行う位置までの距離が大きい時、ラフ
ガイド34を使用した方がよいが、ラフガイド外面は合
成樹脂材料により覆われているため、ノズル4側開先面
に接触しても損傷を与える可能性が低く、また、新規容
器内配管27側開先面が損傷を受けることもなくなる。
【0061】しかし、ラフガイド34を用いた場合に
は、新規容器内配管27外面から開先合わせ部の監視を
行うことが、困難になる。よって、ラフガイド34の使
用有無にあたっては、工場内にいてモックアップ等の検
討試験を行いその使用可否を決定するものとする。
【0062】図7の状態が確保された後に、図8のよう
に、軸方向調整ブロック35が新規容器内配管27内部
の専用ガイド33よりも内側に位置する状態で、天井ク
レーン29,ガイドロープ32等を操作して新規容器内
配管27を垂直にし、さらには、軸方向調整ブロック駆
動軸11の軸方向調整雌ねじ17を逆転させて、軸部1
1bをノズル4側に戻る方向に移動させると、専用ガイ
ド33が軸方向調整ブロック35に引っかかり合って、
新規容器内配管27が軸方向調整ブロック駆動軸11に
引っかけられた状態となる。この状態で、更に軸方向調
整ブロック駆動軸11の軸部11bをノズル4側に戻る
方向に移動させると、新規容器内配管27の下端はノズ
ル4の左端に引き寄せられ、ラフガイド34がノズル4
の左端に嵌まり合い、新規容器内配管27の下端の溶接
開先とノズル4の左端の溶接開先とが開先合わせされ
る。
【0063】新規容器内配管27をノズル4側に引き寄
せる際には、その引き寄せ量と同量となるように同期さ
せて天井クレーン29,ガイドロープ32等を操作し新
規容器内配管27の上端もノズル4側へ移動することで
新規容器内配管27は垂直のまま移動することとなり溶
接部開先合わせに際しての溶接開先の垂直姿勢からの傾
斜不具合が解消できて、精度の高い開先合わせに貢献で
きる。
【0064】ラフガイド34を使用した場合は、ノズル
4の左端の溶接開先外面とラフガイド34の内面を合わ
せることが必要であるが、ラフガイド34の右側先端部
内径ではノズル4の外面よりも直径で30mm大きくなっ
ており、新規容器内配管27の溶接開先よりの側ではノ
ズル4の外面よりも直径で5mm大きくなるように傾斜を
付けているため、ノズル4と新規容器内配管27の中心
軸のズレが10mm以下であれば、新規容器内配管27を
ノズル4側へ引き寄せることで、新規容器内配管27と
ノズル4の溶接開先合わせを、前述のラフガイド34に
付けた傾斜の面をガイド面として行うことができる。
【0065】開先合わせ状態の確認には、配管外側から
の監視カメラ23と遠隔水中開先合わせ治具9に装備し
た内部監視カメラによるノズル4内側からの映像による
ものを主体とする。調整雌ねじ17の調整作業中におい
ては、予め開先合わせ位置まで調整が終了した状態での
調整雌ねじ17の最後端(右端)から調整雄ねじ11aの
最後端(右端)までの距離をノギス等により計測しなが
ら、最適として記録した数値を確認しつつ、その記録値
を超えないように軸方向調整ブロック駆動軸11の調整
雌ねじ17を操作することにより、作業時間を短縮す
る。
【0066】このように開先合わせ作業が進んだ後に、
図9のように、開先合わせ保持ブロック駆動軸12の調
整雌ねじ17を回転することで開先合わせ保持ブロック
37を新規容器内配管27側へ開先合わせ部に向けて移
動する。
【0067】前述したとおり、開先合わせ保持ブロック
駆動軸12の調整雌ねじ17は、軸方向調整ブロック駆
動軸11の調整雌ねじ17と同様に、閉鎖板60におい
てノズル4軸方向へは移動しないようE形止め輪等によ
り固定されているため、ノズル4軸方向へ移動せず回転
することのみが可能となっている。軸方向調整ブロック
駆動軸11と同様に、開先合わせ保持ブロック駆動軸1
2の調整雌ねじ17を回転すると、調整雄ねじ11aが
ねじ送りされ、調整雄ねじ11aと一体の軸部11bが
ノズル4の軸方向へ移動することができる。この移動に
伴って、軸部11bと一体の開先合わせ保持ブロック3
7も同方向へ移動できる。
【0068】ここで、新規容器内配管27側の保持プレ
ート45が開先合わせ部に対面するように図9の位置ま
で保持ブロック37を移動させ、その後に全部の保持プ
レート45を、図10のように、圧力シリンダーで押し
付ける。
【0069】ここで、新規容器内配管27側の保持ブロ
ック37は新規容器内配管27端部とノズル4端部とに
跨って押し付けられるから、新規容器内配管27下端の
溶接開先とノズル4左端の溶接開先とは配管の径方向に
おいて規制される。
【0070】開先合わせ保持ブロック37を移動させる
に際して調整雌ねじ17を回転する際には、予め開先合
わせ位置まで移動が終了した状態での調整雌ねじ17の
最後端(右端)から調整雄ねじ11aの最後端(右端)
までの距離をノギス等により計測して記録した数値を確
認しながら、その記録値を超えないように調整雌ねじを
操作することにより、作業時間を短縮する。
【0071】この際には、図10のように、保持アーム
39に付けた保持プレート45をノズル4内面に押し付
けることで開先合わせ保持ブロック駆動軸12をノズル
4の右端側の閉鎖板60とノズル4の左端近傍との2点
で固定支持できるので、ノズル4の径方向の開先合わせ
精度を確実に向上できる。
【0072】このように開先合わせ保持ブロック駆動軸
12を開先合わせ保持ブロック駆動軸12の長手方向の
2点で支持した上で、その後に保持アーム40に付いた
保持プレート45を溶接開先合わせ部を跨いだ箇所に押
し付けることにして、正確に開先合わせをすることがで
きると共に、開先合わせをした状態を安定して保持する
ことができる。
【0073】最後に開先合わせ状態の確認には、新規容
器内配管27の外側からの監視カメラ23と遠隔水中開
先合わせ治具9に装備した内部監視カメラとで開先内側
と外側からの監視カメラの映像を使用する。
【0074】図11にパージバルーン20をパージバル
ーン駆動軸14の調整雌ねじ17を回転することで新規
容器内配管27内部へ移動する。
【0075】パージバルーン駆動軸14は駆動機構が前
述の軸方向調整ブロック駆動軸11と同様であるから、
パージバルーン駆動軸14の調整雌ねじ17を回転して
調整雄ねじ11aをねじ送りすると、パージバルーン駆
動軸14の軸部11bは新規容器内配管27方向へ移動
し、パージバルーン20が新規容器内配管27の曲げ部
に至る。ここで高圧ホース62とパージバルーン駆動軸
14の中空部を通して高圧ガスをパージバルーン20に
供給してパージバルーン20を膨張させることにより、
新規容器内配管27内を水や気体が通過できないように
仕切る。
【0076】パージバルーン移動のための調整雌ねじ1
7の回転調整については、パージバルーン20をできる
だけ新規容器内配管27内部に押し込むことが必要であ
るため、調整雌ねじ17から調整雄ねじ11aが外れな
い位置までノギス等を使用して確認しながら回転調整を
行う。
【0077】パージバルーン20による新規容器内配管
27内の仕切りが行われた後に、高圧ホース62a経由
でシールドガス注入口15よりシールドガスを新規容器
内配管27及びノズル4内部に充満させる。この時シー
ルドガスは、新規容器内配管27やノズル4内部の水よ
り軽いことから新規容器内配管27やノズル4内部の上
方に集まることとなる。シールドガスの注入により新規
容器内配管27やノズル4の内部の内部圧力が大きくな
りすぎないように、ドレンコック16を開けることによ
りその内部の水を外部へ排出し、内部圧力を調整するこ
とが可能である。
【0078】また、シールド状態についても確認には、
新規容器内配管27内に上部から降ろした監視カメラと
遠隔水中開先合わせ治具9に付けた内部監視カメラを通
して映像によるものとする。
【0079】次に、二つ割りのラフガイド34を締め付
けていたボルトを上方から治具を降ろして緩めて撤去し
てラフガイド34を二つ割りにし、新規容器内配管27
から撤去して、図12の如く、溶接開先合わせ部が外側
に現れるようにする。
【0080】その後に、図12の如く、上方より遠隔水
中点付け溶接機42を降ろし入れて、新規容器内配管2
7とノズル4との開先合わせ部外面に遠隔水中点付け溶
接機42の遠隔水中溶接機チャンバー部43を密着さ
せ、配管外面側となる溶接開先裏側より開先合わせ部上
方に3点以上の点付け溶接を行って、新規容器内配管2
7とノズル4との両溶接開先を点溶接で仮止め溶接す
る。
【0081】遠隔水中点付け溶接機42を溶接開先部へ
設置する際には、必要に応じて天井クレーン29,チェ
ーンブロック等を使用して吊り込み、遠隔水中点付け溶
接機42に取り付けられたポールを操作することで原子
炉圧力容器2とシュラウド1との狭隘部に対して、挿
入,設置を行う。遠隔水中点付け溶接機42の保持に際
しては、遠隔水中点付け溶接機42が軽量であるためポ
ールを手で固定するだけでも可能である。
【0082】ラフガイド34を使用した場合は、遠隔水
中点付け溶接機42を設置する前に取り外しておく工程
が加えられるが、ただし、遠隔水中溶接機チャンバー4
3の開先合わせ部外面への密着に対し干渉しない図21
のようなラフガイド34を使用した場合は、ボルト74
を外してラフガイド34を二つ割りにして外す作業は点
付け溶接完了後でも良い。
【0083】前述の点付け溶接は、開先合わせ部に密着
させた遠隔水中溶接機チャンバー43内部をシールドガ
スにより満たしてから行う。また、開先合わせ部は周囲
から浸水することもあるため、シールドガスは、点付け
溶接30分前から流し始め、チャンバー内部の配管外面
が完全に乾燥したことをチャンバー内部に配置された監
視カメラにより確認後点付け溶接を行う。乾燥時間の短
縮を図りたい場合には、チャンバー内部に流すシールド
ガスを容器上方から供給する側でヒーター等により加熱
してやることで実現できる。
【0084】点付け溶接の際、新規容器内配管27内部
には前述の通りパージバルーン20を膨らませて、パー
ジバルーン20から閉鎖板60間での領域内部には、シ
ールドガスを充満させているため開先内側が酸化するこ
とはなく、後続の本溶接施工を容易に行うことができ
る。また、開先を乾燥させる際にも内側上部には、シー
ルドガスが存在するため乾燥が容易となっている。
【0085】開先裏側からの点付け溶接終了後、原子炉
圧力容器2内の水位を新規容器内配管27上端より下
げ、図13のように、パージバルーン20を縮め、且つ
パージバルーン駆動軸14の調整雌ねじ17を逆転させ
てパージバルーン20をノズル4内の最初の位置に戻
す。保持プレート45を元の位置に戻してから、開先合
わせ保持ブロック駆動軸12の調整雌ねじ17を逆転さ
せて開先合わせ保持ブロック37を元の位置に戻す。
【0086】次に、新規容器内配管27とノズル4内の
水をドレンコック16を開けることにより、外部へ排出
し、再度ドレンコック16を閉める。その排出した水が
放射線等により汚染されている場合は、専用の容器にて
集めることが必要である。
【0087】この時点では、新規容器内配管27外部に
水は存在するが、新規容器内配管27とノズル4との溶
接開先接合部を配管外側より点付け溶接をして両溶接開
先が開く作用を阻止し、極力内部への浸水はないように
しているが、万一点付け浸水するようであれば、図13
のように、開先合わせ部配管外面にパージチャンバーを
密着させるように配管内部浸水防止装置44を開先合わ
せ部外周囲から開先合わせ部を覆うように設置する。配
管内部浸水防止装置44はラフガイドと同様に二つ割り
にした配管内部浸水防止装置44を設置位置に吊り降ろ
してボルトで締結することで開先合わせ部を外周囲から
覆うようにして組み付ける。
【0088】配管内部浸水防止装置44の内部をシール
ドガスで満たし、内部への浸水を防ぐ。内部が浸水しな
いことを遠隔水中開先合わせ治具9に装備した内部監視
カメラ等により確認後、遠隔水中開先合わせ治具9の取
り外し作業を行う。
【0089】その取り外し作業は、まず軸方向調整ブロ
ック駆動軸11の調整雌ねじ17を回転させて、図13
のように、軸方向調整ブロック35を専用ガイド33か
ら左側へ離す。
【0090】次に、図14のように、閉鎖板60のフラ
ンジ部61のボルト10をゆるめて遠隔水中開先合わせ
治具9をノズル4から取り外して図14の右側へ、専用
ガイド33と軸方向調整ブロック35が干渉しない範囲
で、引き抜く。その様子は、遠隔水中開先合わせ治具9
に装備した内部監視カメラ等により確認しながら作業を
行う。
【0091】次に、図15のように、軸方向調整ブロッ
ク駆動軸11の調整雌ねじ17を更に回転して専用ガイ
ド33から軸方向調整ブロック35を左側へ離す。
【0092】この状態は、遠隔水中開先合わせ治具9に
装備した内部監視カメラ等により確認しながら作業を行
う。
【0093】次に、図16のように、遠隔水中開先合わ
せ治具9を専用ガイド33と軸方向調整ブロック35が
干渉しない範囲で、ノズル4からさらに右側へ引き抜
き、その後に専用ガイド33と軸方向調整ブロック35
が干渉しないように、遠隔水中開先合わせ治具9を左上
がりの斜めの姿勢にして遠隔水中開先合わせ治具9の全
体をノズル4の外に完全に抜き出して取り外す。この作
業も、遠隔水中開先合わせ治具9に装着した内部監視カ
メラ等により確認しながら行い、ノズル4の内面に遠隔
水中開先合わせ治具9の構成部分が干渉しないようにす
る。
【0094】ノズル4内から遠隔水中開先合わせ治具9
を取り外した後、新規容器内配管27とノズル4内を清
掃し、内部に放射線に汚染された水を付着させた場合
は、除染も併せて行う。
【0095】その後、図17のように、内面溶接装置4
6を挿入し、遮蔽板76のフランジ部77のボルト47
を締めて内面溶接装置46をノズル4に設置する。
【0096】内面溶接装置46は、以下の構成を備え
る。
【0097】即ち、遮蔽板76には、円筒状の周方向駆
動軸49がノズル4の中心軸と同軸を回転軸として回転
自在に装備される。その周方向駆動軸49には、ギヤを
介してモータ78が接続され、モータ78は遮蔽板76
に取り付けられている。このため、モータ78を駆動す
るとギヤを介して周方向駆動軸49がノズル4の中心軸
と同軸を回転軸として回転する事ができる。この周方向
駆動軸49の中空部内にはフレーム80が固定され、そ
のフレーム80には、軸方向駆動軸48と2本のガイド
ロッド79がノズル4の軸方向へ移動自在に組み合わせ
られている。
【0098】軸方向駆動軸48には雌ねじが形成され、
その雌ねじはフレーム80へ回転の自由度のみが与えら
れたナットと螺合している。そのナットの外周囲にはギ
ヤが固定され、そのギヤには、モータ81の回転駆動軸
に取り付けたギヤが噛み合っている。そのモータ81
は、フレーム80に固定設置されている。
【0099】軸方向駆動軸48と2本のガイドロッド7
9の左端は溶接ヘッドの支持フレーム82に固定されて
いる。その支持フレーム82には、溶接設備の溶接トー
チ83がアーク長調整駆動装置50でノズル4の径方向
に移動自在に装備され、さらには、図示していないが、
内部監視カメラも撮影方向を自由に変えられるように雲
台を介して装備している。
【0100】このような内面溶接装置46は、図17の
ように、フランジ部77の内側にノズル4の右端を嵌め
込むようにして遮蔽板76をノズル4の右端に被せて閉
鎖し、ボルト47を閉めることで、そのボルト端部をノ
ズル4に当てて外れないように装着される。
【0101】内面溶接装置46をノズル4に装着した後
に、モータ81を稼働してモータ81の回転駆動力をギ
ヤを介してナットに伝えるとナットが回転して軸方向駆
動軸48を左側(新規容器内配管27)の方向へ突き出
す。この際には、2本のガイドロッド79が軸方向駆動
軸48と支持フレーム82の回転を阻止しつつ軸方向駆
動軸48の突き出し方向と同方向へ突き出て行く。
【0102】内部監視カメラによる映像を見て、図18
のように、溶接トーチ83が溶接開先の溶接線52と一
致する軸方向への位置に達したら、モータ81を停止さ
せる。引き続いて、図18のように、溶接トーチ83を
アーク長調整駆動装置50で溶接線52に近づくように
移動させ、適切な溶接アーク長さが得られるようにす
る。
【0103】その後に、溶接トーチ83からアークを発
生させて新規容器内配管27とノズル4との溶接開先の
本溶接を新規容器内配管27とノズル4の内側から行
う。この本溶接に際しては、モータ78を稼働させて周
方向駆動軸49を回転させることにより、溶接トーチ8
3を溶接線52に沿って周回移動させ、全周囲を溶接す
る。
【0104】その本溶接における初層溶接は少なくとも
配管内部浸水防止装置44により、外面パージの状態で
行うことで、開先部の完全溶け込み化を図り、その余の
残層溶接においては配管内部浸水防止装置44を取り外
し外面水冷溶接を行うことで溶接による残留応力を改善
することも可能となる。
【0105】以上の本溶接が終了したら、モータ81を
逆転して軸方向駆動軸48と2本のガイドロッド79を
軸方向駆動軸49内に引き込み、次いでボルト47を緩
めて遮蔽板76をノズル4から外し、内面溶接装置46
全体をノズル4から抜き取る。
【0106】その後に、内面溶接装置46の溶接トーチ
をグラインダー55に付け替えたと同じ構造の専用ガイ
ド取り外しグラインダー装置53をノズル4の右端に内
面溶接装置46の取り付けと同様にして取り付け、モー
タ81を稼働して専用ガイド33に届く位置までグライ
ンダー55を送り込み、モータ78の稼働によって周方
向駆動軸49を回転して周方向の移動と、アーク長調整
駆動装置50による新規容器内配管27の径方向への移
動とをグラインダー55に与えて、グラインダー55で
専用ガイド33を削ってなくする。
【0107】専用ガイド取り外しグラインダー装置53
は、内面溶接装置46の溶接トーチ部分にグラインダー
55を置き換えて、その余の機構部分を共用したが、共
用せずに新規に用意しても良い。
【0108】その後に、専用ガイド取り外しグラインダ
ー装置53はノズル4から内面溶接装置46と同様に抜
き取られる。
【0109】グラインダー55のアーク長調整駆動装置
50への取付角度を変更することにより、専用ガイド取
り外しグラインダー装置53は溶接開先の溶接部の補修
装置としても使用可能である。
【0110】次に、グラインダー装置55による削り屑
を清掃して取り除く。
【0111】最後に、図20のように、予め左端に溶接
開先を加工してある容器外側配管5をノズル4の右端に
合わせ、容器外側配管5とノズル4との溶接開先を合わ
せる。
【0112】その後に、容器外側配管5とノズル4との
溶接開先とを配管外側から溶接機84で溶接する。
【0113】容器外側配管5も新規の容器外配管とした
い場合には、その新規な容器外配管をノズル4の右端へ
溶接接合する。
【0114】このようにして配管取り替え工事は終了と
なる。
【0115】この工法は、容器を原子炉圧力容器,容器
内配管をジェットポンプライザー管,ノズルを再循環系
配管入り口ノズル、及び、容器外配管を再循環系配管と
して適用した場合、従来のように原子炉圧力容器内の水
を抜いて気中で作業者が開先合わせを行う場合と比較し
て、周囲の水が放射線を遮蔽するから、放射線により作
業者が被ばくする量を激減することが可能となる。
【0116】また、本工法において配管外側に開先合わ
せ治具を配置し、配管内側より点付け溶接を行い、配管
外側より水中溶接により本溶接を行うことによっても同
様に、従来の気中で行う工法と比較すると作業者の被ば
く量を低減することが可能である。
【0117】このため、原子炉圧力容器内狭隘部の配管
取り替えにおいて、高放射線の下、遮蔽に水を用いかつ
人がアクセスしづらい狭隘部の開先合わせを行うことが
可能となる。
【0118】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、原子炉圧力容
器内での配管と管状の構造物の溶接開先合わせや溶接接
合の各作業は原子炉圧力容器内に液体を張った状態で行
われるので、その液体が放射線を遮蔽する機能を発揮し
て、作業員の接近を容易にし、原子炉圧力容器内での溶
接開先合わせや溶接接合作業が行い易いという効果が得
られる。
【0119】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
による効果に加えて、配管と管状の構造物との内部を気
体雰囲気にして溶接手段の溶接開先への送り込み作業や
溶接接合作業自体が容易に達成できるという効果が得ら
れる。
【0120】請求項3の発明によれば、原子炉圧力容器
内のジェットポンプライザー管の交換作業が容易に達成
できるという効果が得られる。
【0121】請求項4の発明によれば、原子炉圧力容器
内に作業員がアクセスする必要なくして原子炉圧力容器
の外側から原子炉圧力容器内の配管とノズルとの溶接開
先合わせが容易に達成でき、作業員の放射線被曝も低減
できるという効果が得られる。
【0122】請求項5の発明によれば、請求項4の発明
による効果に加えて、ノズルや、そのノズルと合わせら
れた配管内の液体を排水流路を開くことによって排水
し、気体雰囲気で溶接接合作業するために必要なノズル
や配管の雰囲気を気体雰囲気に置き換える作業が簡単に
行えるという効果が得られる。
【0123】請求項6の発明によれば、請求項5の発明
による効果に加えて、ノズルに対して原子炉圧力容器内
の配管の径方向の位置を正して、その配管とノズルの両
溶接開先の径方向の位置決めを正確に行え、溶接開先合
わせの精度を向上できるという効果が得られる。
【0124】請求項7の発明によれば、請求項6の発明
による効果に加えて、保持プレートによる正確な開先合
わせの状態を仮止めで固定し、仮止め後の本溶接の条件
を良くすることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による遠隔水中開先合わせ治具
を原子炉圧力容器のノズルにセットした状態を示す縦断
面図である。
【図2】本発明の実施例でグラインダーによるノズルと
容器外側配管の接合部切断作業状態を概略的に示した縦
断面図である。
【図3】本発明の実施例で遠隔水中グラインダーによる
ノズルと容器内側配管の接合部切断作業状態を概略的に
示した縦断面図である。
【図4】本発明の実施例による遠隔水中開先加工機を用
いたノズルの開先加工作業状態を示した縦断面図であ
る。
【図5】本発明の実施例における新規容器内配管の原子
炉圧力容器内への搬入作業状況を示した縦断面図であ
る。
【図6】本発明の実施例における新規容器内配管のノズ
ル側への引き寄せ準備の第1段階を示した縦断面図であ
る。
【図7】本発明の実施例における新規容器内配管のノズ
ル側への引き寄せ準備の第2段階を示した縦断面図であ
る。
【図8】本発明の実施例における新規容器内配管のノズ
ル側への引き寄せ後の状況を示した縦断面図である。
【図9】本発明の実施例における新規容器内配管のノズ
ル側への引き寄せ後の第1段階における遠隔水中開先合
わせ治具の動作状況を示した縦断面図である。
【図10】本発明の実施例における新規容器内配管のノ
ズル側への引き寄せ後の第2段階における遠隔水中開先
合わせ治具の動作状況を示した縦断面図である。
【図11】本発明の実施例における新規容器内配管とノ
ズルとの開先合わせ後における遠隔水中開先合わせ治具
による配管内シールドの状況を示した縦断面図である。
【図12】本発明の実施例における遠隔水中点付け溶接
作業状況の概念図である。
【図13】本発明の実施例における遠隔水中開先合わせ
治具の取り外し作業の第1段階を示した縦断面図であ
る。
【図14】本発明の実施例における遠隔水中開先合わせ
治具の取り外し作業の第2段階を示した縦断面図であ
る。
【図15】本発明の実施例における遠隔水中開先合わせ
治具の取り外し作業の第3段階を示した縦断面図であ
る。
【図16】本発明の実施例における遠隔水中開先合わせ
治具の取り外し作業の最終段階を示した縦断面図であ
る。
【図17】本発明の実施例における内面溶接装置のノズ
ルへのセット状況を示した縦断面図である。
【図18】本発明の実施例における内面溶接作業状況を
示した縦断面図である。
【図19】本発明の実施例における専用ガイド取り外し
作業状況を示した縦断面図である。
【図20】本発明の実施例におけるノズルと容器外配管
との溶接作業状況を示した縦断面図である。
【図21】本発明の実施例において採用されたラフガイ
ドの変形案を示した斜視図である。
【符号の説明】
1…シュラウド、2…外側容器(原子炉圧力容器)、3
…容器内配管、4…ノズル、5…容器外側配管、6…ノ
ズルと容器外配管接合部、9…遠隔水中開先合わせ治
具、10…フランジ部のボルト、11…軸方向調整ブロ
ック駆動軸、12…開先合わせ保持ブロック駆動軸、1
4…パージバルーン駆動軸、15…シールドガス注入
口、16…ドレンコック、17…駆動軸調整雌ねじ、2
0…パージバルーン、24…遠隔水中グラインダー装
置、26…遠隔水中開先加工装置、27…新規容器内配
管、33…専用ガイド、34…ラフガイド、35…軸方
向調整ブロック、44…配管内部浸水防止装置、46…
内面溶接装置、53…専用ガイド取り外しグラインダー
装置。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】懸垂支持した配管を液体が入った状態の原
    子炉圧力容器内で移動させて、前記配管の溶接開先を前
    記原子炉圧力容器に装備された管状の構造物の溶接開先
    に接近させ、前記構造物の溶接開先に前記配管の溶接開
    先を前記原子炉圧力容器の外側から引き寄せて前記両溶
    接開先の開先合わせを行い、しかる後に、前記両溶接開
    先を溶接接合する原子炉圧力容器内配管の接合方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記管状の構造物内と
    配管内とを気体に置換してから、原子炉圧力容器の外側
    から前記管状の構造物内を通して溶接手段を両溶接開先
    に近づく方向に送り込み、しかる後に、前記両溶接開先
    を溶接接合する原子炉圧力容器内配管の接合方法。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記管状の構造物は原
    子炉圧力容器に装備された水平なノズルであり、前記配
    管は管軸方向が上下方向に向けられて下端が水平方向に
    曲げられているジェットポンプライザー管であり、前記
    ノズルに従前より取り付いていた旧ジェットポンプライ
    ザー管を原子炉圧力容器内の液面よりも上方に置いて切
    断することと、前記旧ジェットポンプライザー管と前記
    ノズル内に入っていた液体を排出して前記切断後の前記
    旧ジェットポンプライザー管の切断端部から流入してき
    た気体に置き換える作業を行い、次に、軸方向調整ブロ
    ックを前記ノズルの長さ方向に移動自在に組み込んであ
    ると共に開閉自在な排水流路を備えた遠隔水中開先合わ
    せ治具で前記ノズルの前記原子炉圧力容器の外側の端部
    を閉鎖し、その後に前記原子炉圧力容器内の液位を上昇
    させて前記原子炉圧力容器内の上昇してきた液体を前記
    切断後の旧ジェットポンプライザー管の切断端部から流
    入させて入れ、前記ノズルと前記旧ジェットポンプライ
    ザー管とを切り離し、切り離した前記旧ジェットポンプ
    ライザー管を前記ノズル側から外し、次に、前記ノズル
    に溶接開先を形成した後に、下端に溶接開先を形成して
    ある新しいジェットポンプライザー管を懸垂して前記両
    溶接開先が接近するように前記新しいジェットポンプラ
    イザー管を前記原子炉圧力容器内に降ろし、次に前記軸
    方向調整ブロックを前記新しいジェットポンプライザー
    管の内側にまで延ばして前記軸方向調整ブロックを前記
    新しいジェットポンプライザー管を水平方向に引っか
    け、前記軸方向調整ブロックを前記ノズル側に引きなが
    ら前記両溶接開先の開先合わせ作業を行い、次に前記ノ
    ズルと前記新しいジェットポンプライザー管とを仮止め
    して前記両溶接開先がずれないようにした上で前記両溶
    接開先合わせ部からの浸水を止める手だてを施し、その
    後に前記排水流路を開いて前記新しいジェットポンプラ
    イザー管内と前記ノズル内の液体を排水して気体に置き
    換え、その後に前記ノズルから前記遠隔水中開先合わせ
    治具を外した後に溶接手段を前記ノズル内に入れて前記
    両溶接開先間を溶接接合することを特徴とする原子炉圧
    力容器内配管の接合方法。
  4. 【請求項4】原子炉圧力容器に備わるノズルの前記原子
    炉圧力容器の外側端に着脱自在に装着され、前記ノズル
    の端部を閉鎖する閉鎖板と、前記閉鎖板に装着されてい
    て前記原子炉圧力容器内の配管と係合自在な係合部分を
    前記ノズルの長さ方向へ移動操作自在な軸方向調整ブロ
    ック駆動軸と、前記閉鎖板に装着されていて前記係合部
    分とは前記閉鎖板を挟んで反対側に配置されている前記
    軸方向調整ブロック駆動軸の移動操作部とを有する原子
    炉圧力容器内配管の接合方法に用いる開先合わせ治具。
  5. 【請求項5】請求項4において、前記閉鎖板には開閉自
    在な排水流路が備えられていることを特徴とする原子炉
    圧力容器内配管の接合方法に用いる開先合わせ治具。
  6. 【請求項6】請求項5において、前記配管又はノズルの
    径方向へ進退移動自在に開先合わせ保持ブロックに装着
    された保持プレートと、前記閉鎖板に装着されていて前
    記開先合わせ保持ブロックを前記ノズルの長さ方向へ移
    動操作自在な開先合わせ保持ブロック駆動軸と、前記閉
    鎖板に装着されていて前記保持プレートとは前記閉鎖板
    を挟んで反対側に配置されている前記開先合わせ保持ブ
    ロック駆動軸の移動操作部とを有する原子炉圧力容器内
    配管の接合方法に用いる開先合わせ治具。
  7. 【請求項7】請求項6において、圧力の供給流路と連通
    されたパージバルーンと、前記閉鎖板に装着されていて
    前記パージバルーンを前記ノズルの長さ方向へ移動操作
    自在なパージバルーン駆動軸と、前記閉鎖板に装着され
    ていて前記パージバルーンとは前記閉鎖板を挟んで反対
    側に配置されている前記パージバルーン駆動軸の移動操
    作部と、前記閉鎖板に前記ノズル内へのシールドガスの
    注入口とを有する原子炉圧力容器内配管の接合方法に用
    いる開先合わせ治具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109585048A (zh) * 2018-11-21 2019-04-05 中科瑞华(安徽)中子能源技术有限公司 一种小型铅基反应堆用的非直视深潜式连接工具
CN115351451A (zh) * 2022-08-18 2022-11-18 东方电气集团东方锅炉股份有限公司 一种多喷嘴气化炉侧壁烧嘴接管的装焊方法

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