JPH11248880A - 使用済燃料の処理方法 - Google Patents
使用済燃料の処理方法Info
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- JPH11248880A JPH11248880A JP5550798A JP5550798A JPH11248880A JP H11248880 A JPH11248880 A JP H11248880A JP 5550798 A JP5550798 A JP 5550798A JP 5550798 A JP5550798 A JP 5550798A JP H11248880 A JPH11248880 A JP H11248880A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ウラン窒化物を主成分とする使用済燃料から
ウランを窒化物の形態で回収することのできる使用済燃
料の処理方法を提供する。 【解決手段】 ウラン窒化物を主成分とする使用済燃料
を窒素分圧0.01気圧以上の15Nを含む窒素雰囲気の
中で600℃〜800℃の範囲で10分〜30分程度加
熱した後、窒素を1気圧以下の分圧にした雰囲気若しく
は真空又は不活性ガス雰囲気の中で前記使用済燃料を8
00℃〜1450℃の範囲で30分以上加熱することを
特徴とする。
ウランを窒化物の形態で回収することのできる使用済燃
料の処理方法を提供する。 【解決手段】 ウラン窒化物を主成分とする使用済燃料
を窒素分圧0.01気圧以上の15Nを含む窒素雰囲気の
中で600℃〜800℃の範囲で10分〜30分程度加
熱した後、窒素を1気圧以下の分圧にした雰囲気若しく
は真空又は不活性ガス雰囲気の中で前記使用済燃料を8
00℃〜1450℃の範囲で30分以上加熱することを
特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子炉で使用され
た燃料の処理方法に関する。
た燃料の処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】原子炉で使用された燃料(以下「使用済
燃料」という)にはウラン、プルトニウム等の有用な燃
料成分が含まれており、これらの燃料成分を原子炉燃料
として再利用するためには、使用済燃料の中から燃料成
分のみを回収する必要がある。
燃料」という)にはウラン、プルトニウム等の有用な燃
料成分が含まれており、これらの燃料成分を原子炉燃料
として再利用するためには、使用済燃料の中から燃料成
分のみを回収する必要がある。
【0003】従来、使用済燃料の中から燃料成分を回収
する方法としては種々の方法が提案されており、使用済
燃料に含まれるウランをドライ雰囲気で回収する方法と
しては、使用済燃料を高温に加熱し、その状態で使用済
燃料中のウランに酸素を含む気体と水素を含む気体を交
互に接触させてウランを酸化物の形態で回収する方法が
知られている(Nuclear Technology
誌 第41巻 137〜138頁参照)。
する方法としては種々の方法が提案されており、使用済
燃料に含まれるウランをドライ雰囲気で回収する方法と
しては、使用済燃料を高温に加熱し、その状態で使用済
燃料中のウランに酸素を含む気体と水素を含む気体を交
互に接触させてウランを酸化物の形態で回収する方法が
知られている(Nuclear Technology
誌 第41巻 137〜138頁参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、原子炉で使
用される燃料はUO2等のウラン酸化物を主成分とする
酸化物燃料が一般的であるが、これに代わる新燃料とし
てUN等のウラン窒化物を主成分とする窒化物燃料の研
究開発が進められている。このような窒化物燃料は熱伝
導度、内部転換比、融点等に優れていることから、安全
性及び経済性の向上が期待されている。
用される燃料はUO2等のウラン酸化物を主成分とする
酸化物燃料が一般的であるが、これに代わる新燃料とし
てUN等のウラン窒化物を主成分とする窒化物燃料の研
究開発が進められている。このような窒化物燃料は熱伝
導度、内部転換比、融点等に優れていることから、安全
性及び経済性の向上が期待されている。
【0005】しかしながら、上述した窒化物燃料の再処
理については現在まで確立されていないのが現状であ
り、酸化物燃料を対象とした従来方法をそのまま適用し
た場合には、使用済燃料中のウラン窒化物が空気による
加熱処理によってウラン酸化物となってしまい、ウラン
窒化物を主成分とする使用済燃料の中からウランを窒化
物の形態で回収できないという問題があった。また、ウ
ラン窒化物を主成分とする使用済燃料を窒素雰囲気の中
で高温に加熱すると、ウラン窒化物がUNからU2N3に
変化し、窒素分圧を下げればU2N3がUNに戻ることは
化学平衡論的に知られているが、使用済の窒化物燃料を
窒素と反応させたU2N3の粉体とするとともに脱被覆
し、UNとして回収できる最適な処理方法(UNとU2
N3との反応速度、粉体化等の条件を考慮した最適な加
熱温度と加熱時間の関係)が明らかになっていないとい
う課題があった。
理については現在まで確立されていないのが現状であ
り、酸化物燃料を対象とした従来方法をそのまま適用し
た場合には、使用済燃料中のウラン窒化物が空気による
加熱処理によってウラン酸化物となってしまい、ウラン
窒化物を主成分とする使用済燃料の中からウランを窒化
物の形態で回収できないという問題があった。また、ウ
ラン窒化物を主成分とする使用済燃料を窒素雰囲気の中
で高温に加熱すると、ウラン窒化物がUNからU2N3に
変化し、窒素分圧を下げればU2N3がUNに戻ることは
化学平衡論的に知られているが、使用済の窒化物燃料を
窒素と反応させたU2N3の粉体とするとともに脱被覆
し、UNとして回収できる最適な処理方法(UNとU2
N3との反応速度、粉体化等の条件を考慮した最適な加
熱温度と加熱時間の関係)が明らかになっていないとい
う課題があった。
【0006】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、ウラン窒化物を主成分とする使用済燃料の中からウ
ランを窒化物の形態で回収することのできる使用済燃料
の処理方法を提供することを目的とするものである。
で、ウラン窒化物を主成分とする使用済燃料の中からウ
ランを窒化物の形態で回収することのできる使用済燃料
の処理方法を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、ウラン窒化物を主成分とする
使用済燃料を窒素分圧0.01気圧以上の15Nを含む窒
素雰囲気の中で600℃〜800℃の範囲で10分〜3
0分程度加熱し、前記ウラン窒化物を雰囲気中の窒素と
反応させてウラン窒化物を脱被覆及び粉体化するととも
に、前記使用済燃料中の揮発性核反応生成物を分離除去
することを特徴とする。請求項2の発明は、ウラン窒化
物を主成分とする使用済燃料を窒素分圧0.01気圧以
上の15Nを含む窒素雰囲気の中で600℃〜800℃の
範囲で10分〜30分程度加熱した後、窒素を1気圧以
下の分圧にした雰囲気若しくは真空又は不活性ガス雰囲
気の中で前記使用済燃料を800℃〜1450℃の範囲
で30分以上加熱することを特徴とする。請求項3の発
明は、ウラン窒化物を主成分とする使用済燃料を窒素分
圧0.01気圧以上の15Nを含む窒素雰囲気の中で60
0℃〜800℃の範囲で10分〜30分程度加熱し、次
いで窒素を1気圧以下の分圧にした雰囲気若しくは真空
又は不活性ガス雰囲気の中で前記使用済燃料を800℃
〜1450℃の範囲で30分以上加熱した後、前記使用
済燃料に振動を付与して前記使用済燃料を粉体燃料と被
覆材とに分離することを特徴とする。請求項4の発明
は、請求項1又は請求項2記載の使用済燃料の処理方法
において、前記使用済燃料の加熱処理によって前記使用
済燃料中から揮発した核反応生成物を核反応生成物除去
装置により除去することを特徴とする。
めに、請求項1の発明は、ウラン窒化物を主成分とする
使用済燃料を窒素分圧0.01気圧以上の15Nを含む窒
素雰囲気の中で600℃〜800℃の範囲で10分〜3
0分程度加熱し、前記ウラン窒化物を雰囲気中の窒素と
反応させてウラン窒化物を脱被覆及び粉体化するととも
に、前記使用済燃料中の揮発性核反応生成物を分離除去
することを特徴とする。請求項2の発明は、ウラン窒化
物を主成分とする使用済燃料を窒素分圧0.01気圧以
上の15Nを含む窒素雰囲気の中で600℃〜800℃の
範囲で10分〜30分程度加熱した後、窒素を1気圧以
下の分圧にした雰囲気若しくは真空又は不活性ガス雰囲
気の中で前記使用済燃料を800℃〜1450℃の範囲
で30分以上加熱することを特徴とする。請求項3の発
明は、ウラン窒化物を主成分とする使用済燃料を窒素分
圧0.01気圧以上の15Nを含む窒素雰囲気の中で60
0℃〜800℃の範囲で10分〜30分程度加熱し、次
いで窒素を1気圧以下の分圧にした雰囲気若しくは真空
又は不活性ガス雰囲気の中で前記使用済燃料を800℃
〜1450℃の範囲で30分以上加熱した後、前記使用
済燃料に振動を付与して前記使用済燃料を粉体燃料と被
覆材とに分離することを特徴とする。請求項4の発明
は、請求項1又は請求項2記載の使用済燃料の処理方法
において、前記使用済燃料の加熱処理によって前記使用
済燃料中から揮発した核反応生成物を核反応生成物除去
装置により除去することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。本発明に係る使用済燃料の処理方法
を説明する前に、ウラン窒化物(UN)を窒素雰囲気の
中で加熱処理した場合の実験結果を図3を参照して説明
する。図3はペレット状のウラン窒化物を窒素分圧1気
圧の窒素ガス雰囲気の中で約15℃/minの速度で加
熱した場合におけるウラン窒化物の重量変化を示す線図
である。
基づいて説明する。本発明に係る使用済燃料の処理方法
を説明する前に、ウラン窒化物(UN)を窒素雰囲気の
中で加熱処理した場合の実験結果を図3を参照して説明
する。図3はペレット状のウラン窒化物を窒素分圧1気
圧の窒素ガス雰囲気の中で約15℃/minの速度で加
熱した場合におけるウラン窒化物の重量変化を示す線図
である。
【0009】図3に示す実験結果から明らかなように、
ウラン窒化物を窒素分圧1気圧の窒素ガス雰囲気の中で
加熱し、このときの加熱温度を600〜800℃、加熱
時間を10〜30分に設定すると、ウラン窒化物が雰囲
気中のN2と反応してUNからU2N3に変化し、さらに
ウラン窒化物が体積膨張すると共に粉体化することが確
認された。
ウラン窒化物を窒素分圧1気圧の窒素ガス雰囲気の中で
加熱し、このときの加熱温度を600〜800℃、加熱
時間を10〜30分に設定すると、ウラン窒化物が雰囲
気中のN2と反応してUNからU2N3に変化し、さらに
ウラン窒化物が体積膨張すると共に粉体化することが確
認された。
【0010】また、同図に示す実験結果から明らかなよ
うに、UNからU2N3に変化したウラン窒化物を窒素分
圧1気圧の窒素ガス雰囲気の中で加熱し、このときの加
熱温度を800〜1450℃、加熱時間を30分以上に
設定すると、U2N3が粉体の状態でUNになることが確
認された。
うに、UNからU2N3に変化したウラン窒化物を窒素分
圧1気圧の窒素ガス雰囲気の中で加熱し、このときの加
熱温度を800〜1450℃、加熱時間を30分以上に
設定すると、U2N3が粉体の状態でUNになることが確
認された。
【0011】したがって、ウラン窒化物を主成分とする
使用済燃料からウランを回収する場合には、先ず、使用
済燃料を窒素分圧0.01気圧以上の15Nを含む窒素ガ
ス雰囲気の中で加熱する。このとき、加熱温度を600
〜800℃、加熱時間を10〜30分に設定すると、図
1に示すように、使用済燃料に含まれるウラン窒化物が
窒素ガス雰囲気中のN2と反応してUNからU2N3に変
化する。また、これと同時に使用済燃料中のウラン窒化
物が体積膨張し、これにより被覆材からのウラン窒化物
の脱被覆と粉体化が促進され、ウラン窒化物の脱被覆と
粉体化が促進されることによりヘリウム、クリプトン、
キセノン、ヨウ素、カーボン等の揮発性核反応生成物が
使用済燃料中から揮発する。
使用済燃料からウランを回収する場合には、先ず、使用
済燃料を窒素分圧0.01気圧以上の15Nを含む窒素ガ
ス雰囲気の中で加熱する。このとき、加熱温度を600
〜800℃、加熱時間を10〜30分に設定すると、図
1に示すように、使用済燃料に含まれるウラン窒化物が
窒素ガス雰囲気中のN2と反応してUNからU2N3に変
化する。また、これと同時に使用済燃料中のウラン窒化
物が体積膨張し、これにより被覆材からのウラン窒化物
の脱被覆と粉体化が促進され、ウラン窒化物の脱被覆と
粉体化が促進されることによりヘリウム、クリプトン、
キセノン、ヨウ素、カーボン等の揮発性核反応生成物が
使用済燃料中から揮発する。
【0012】次に、使用済燃料を窒素分圧1気圧以下の
雰囲気若しくは真空又は不活性ガス雰囲気の中で30分
以上加熱する。このとき、加熱温度を800〜1450
℃とすると、図1に示すように、粉体化したウラン窒化
物がU2N3からUNに変化するとともに、セシウム、ル
テニウムなどのセミ揮発性核反応生成物が使用済燃料中
から揮発する。
雰囲気若しくは真空又は不活性ガス雰囲気の中で30分
以上加熱する。このとき、加熱温度を800〜1450
℃とすると、図1に示すように、粉体化したウラン窒化
物がU2N3からUNに変化するとともに、セシウム、ル
テニウムなどのセミ揮発性核反応生成物が使用済燃料中
から揮発する。
【0013】上述したように、本発明ではウラン窒化物
を主成分とする使用済燃料を窒素分圧0.01気圧以上
の15Nを含む窒素ガス雰囲気の中で600〜800℃の
範囲で10〜30分程度加熱した後、窒素を1気圧以下
の分圧にした雰囲気若しくは真空又は不活性ガス雰囲気
の中で使用済燃料を800℃〜1450℃の範囲で30
分間以上加熱することにより、使用済燃料に含まれるウ
ランを窒化物の形態で回収することができる。
を主成分とする使用済燃料を窒素分圧0.01気圧以上
の15Nを含む窒素ガス雰囲気の中で600〜800℃の
範囲で10〜30分程度加熱した後、窒素を1気圧以下
の分圧にした雰囲気若しくは真空又は不活性ガス雰囲気
の中で使用済燃料を800℃〜1450℃の範囲で30
分間以上加熱することにより、使用済燃料に含まれるウ
ランを窒化物の形態で回収することができる。
【0014】なお、使用済燃料を窒素雰囲気で加熱処理
する場合に窒素分圧を0.01気圧以上とした理由は、
UNをN2と800℃以下の温度で反応させるためには
窒素分圧が0.0001気圧以上であれば理論上可能で
あるが、圧力維持制御や処理速度(反応速度)を考慮す
ると、窒素分圧を0.01気圧以上としたほうが使用済
燃料に含まれるウランを回収し易いためである。また、
図3に示した実験結果によれば、使用済燃料を高温条件
下1気圧の窒素雰囲気でU2N3からUNに反応変化して
いる。
する場合に窒素分圧を0.01気圧以上とした理由は、
UNをN2と800℃以下の温度で反応させるためには
窒素分圧が0.0001気圧以上であれば理論上可能で
あるが、圧力維持制御や処理速度(反応速度)を考慮す
ると、窒素分圧を0.01気圧以上としたほうが使用済
燃料に含まれるウランを回収し易いためである。また、
図3に示した実験結果によれば、使用済燃料を高温条件
下1気圧の窒素雰囲気でU2N3からUNに反応変化して
いる。
【化1】 の反応式でわかるように、N2すなわち窒素ガスの分圧
をより低くすることにより、反応式の左側から右側へ反
応が進む。従って、窒素を1気圧以下の分圧にした雰囲
気でもU2N3をUNに戻すことができ、同様の理由で真
空又は不活性ガス雰囲気でもU2N3をUNに戻すことが
できる。
をより低くすることにより、反応式の左側から右側へ反
応が進む。従って、窒素を1気圧以下の分圧にした雰囲
気でもU2N3をUNに戻すことができ、同様の理由で真
空又は不活性ガス雰囲気でもU2N3をUNに戻すことが
できる。
【0015】次に、上述した本発明に係る使用済燃料の
処理方法を実施するための処理設備の一例を図2に示
す。同図において、1はウラン窒化物を主成分とする使
用済燃料、2は使用済燃料1を窒素ガス雰囲気の中で加
熱するための反応容器、3は反応容器2を加熱するため
のヒータ、4は反応容器2に15Nを含む窒素ガスを供給
するための窒素ガス供給ライン、5は反応容器2に不活
性ガスを供給するための不活性ガス供給ラインであり、
これらの窒素ガス供給ライン4及び不活性ガス供給ライ
ン5から反応容器2に供給されたガスは、使用済燃料1
を窒素ガス雰囲気または不活性ガス雰囲気の中で加熱処
理しているときには反応容器2に接続されたガス排出ラ
イン6から核反応生成物除去装置7に送られ、この核反
応生成物除去装置7でガス中の核反応生成物が除去され
る。そして、核反応生成物除去装置7で核反応生成物が
除去されたガスは浄化ガス回収ライン8、開閉弁9、窒
素ガス回収タンク10および窒素ガス供給ライン4を経
て反応容器2に再供給され、上述した経路を循環するよ
うになっている。
処理方法を実施するための処理設備の一例を図2に示
す。同図において、1はウラン窒化物を主成分とする使
用済燃料、2は使用済燃料1を窒素ガス雰囲気の中で加
熱するための反応容器、3は反応容器2を加熱するため
のヒータ、4は反応容器2に15Nを含む窒素ガスを供給
するための窒素ガス供給ライン、5は反応容器2に不活
性ガスを供給するための不活性ガス供給ラインであり、
これらの窒素ガス供給ライン4及び不活性ガス供給ライ
ン5から反応容器2に供給されたガスは、使用済燃料1
を窒素ガス雰囲気または不活性ガス雰囲気の中で加熱処
理しているときには反応容器2に接続されたガス排出ラ
イン6から核反応生成物除去装置7に送られ、この核反
応生成物除去装置7でガス中の核反応生成物が除去され
る。そして、核反応生成物除去装置7で核反応生成物が
除去されたガスは浄化ガス回収ライン8、開閉弁9、窒
素ガス回収タンク10および窒素ガス供給ライン4を経
て反応容器2に再供給され、上述した経路を循環するよ
うになっている。
【0016】また、11は反応容器2内で加熱処理され
た使用済燃料1に振動を加えて同燃料1を粉体燃料1a
と被覆材1bとに分離する分離装置であり、この分離装
置11のメッシュスクリーン11aで被覆材1bから分
離された粉体燃料1aは分級装置12で分級された後、
充填装置13により被覆管内に充填され、原子炉15の
燃料14として用いられる。なお、浄化ガス回収ライン
8には核反応生成物除去装置7から排出される浄化ガス
をオフガスとして排出するためのガス排出ライン17が
開閉弁16を介して接続されている。
た使用済燃料1に振動を加えて同燃料1を粉体燃料1a
と被覆材1bとに分離する分離装置であり、この分離装
置11のメッシュスクリーン11aで被覆材1bから分
離された粉体燃料1aは分級装置12で分級された後、
充填装置13により被覆管内に充填され、原子炉15の
燃料14として用いられる。なお、浄化ガス回収ライン
8には核反応生成物除去装置7から排出される浄化ガス
をオフガスとして排出するためのガス排出ライン17が
開閉弁16を介して接続されている。
【0017】上記のような構成の処理設備を用いれば、
ウラン窒化物を燃料成分とする使用済燃料1からウラン
を窒化物の形態で回収できるとともに、使用済燃料1に
含まれるヘリウム、クリプトン、キセノン、ヨウ素、カ
ーボン、セシウム、ルテニウムなどの核反応生成物をウ
ラン窒化物1から分離除去することができる。また、加
熱処理された使用済燃料1をメッシュスクリーン11a
付きの分離装置11に投入することにより、使用済燃料
1を粉体燃料1aと被覆材1bとに分離することができ
る。
ウラン窒化物を燃料成分とする使用済燃料1からウラン
を窒化物の形態で回収できるとともに、使用済燃料1に
含まれるヘリウム、クリプトン、キセノン、ヨウ素、カ
ーボン、セシウム、ルテニウムなどの核反応生成物をウ
ラン窒化物1から分離除去することができる。また、加
熱処理された使用済燃料1をメッシュスクリーン11a
付きの分離装置11に投入することにより、使用済燃料
1を粉体燃料1aと被覆材1bとに分離することができ
る。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ウラン窒化物を主成分とする使用済燃料からウランを窒
化物の形態で回収することができる。また、使用済燃料
に含まれるネプツニウム、プルトニウム及びアメリシウ
ムをウランと分離することなく、原子炉燃料としてその
まま再加工し、原子炉で再利用することができる。
ウラン窒化物を主成分とする使用済燃料からウランを窒
化物の形態で回収することができる。また、使用済燃料
に含まれるネプツニウム、プルトニウム及びアメリシウ
ムをウランと分離することなく、原子炉燃料としてその
まま再加工し、原子炉で再利用することができる。
【図1】本発明に係る使用済燃料の処理方法を説明する
ための図である。
ための図である。
【図2】本発明に係る使用済燃料の処理方法を実施する
ための処理設備の一例を示す図である。
ための処理設備の一例を示す図である。
【図3】ペレット状のウラン窒化物を窒素分圧1気圧の
窒素ガス雰囲気の中で約15℃/minの速度で加熱し
た場合におけるウラン窒化物の重量変化を示す線図であ
る。
窒素ガス雰囲気の中で約15℃/minの速度で加熱し
た場合におけるウラン窒化物の重量変化を示す線図であ
る。
1 使用済燃料 2 反応容器 4 窒素ガス供給ライン 5 不活性ガス供給ライン 7 核反応生成物除去装置 11 分離装置 12 分級装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高阪 裕二 茨城県那珂郡東海村舟石川622番地12 ニ ュークリア・デベロップメント株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 ウラン窒化物を主成分とする使用済燃料
を窒素分圧0.01気圧以上の15Nを含む窒素雰囲気の
中で600℃〜800℃の範囲で10分〜30分程度加
熱し、前記ウラン窒化物を雰囲気中の窒素と反応させて
ウラン窒化物を脱被覆及び粉体化するとともに、前記使
用済燃料中の揮発性核反応生成物を分離除去することを
特徴とする使用済燃料の処理方法。 - 【請求項2】 ウラン窒化物を主成分とする使用済燃料
を窒素分圧0.01気圧以上の15Nを含む窒素雰囲気の
中で600℃〜800℃の範囲で10分〜30分程度加
熱した後、窒素を1気圧以下の分圧にした雰囲気若しく
は真空又は不活性ガス雰囲気の中で前記使用済燃料を8
00℃〜1450℃の範囲で30分以上加熱することを
特徴とする使用済燃料の処理方法。 - 【請求項3】 ウラン窒化物を主成分とする使用済燃料
を窒素分圧0.01気圧以上の15Nを含む窒素雰囲気の
中で600℃〜800℃の範囲で10分〜30分程度加
熱し、次いで窒素を1気圧以下の分圧にした雰囲気若し
くは真空又は不活性ガス雰囲気の中で前記使用済燃料を
800℃〜1450℃の範囲で30分以上加熱した後、
前記使用済燃料に振動を付与して前記使用済燃料を粉体
燃料と被覆材とに分離することを特徴とする使用済燃料
の処理方法。 - 【請求項4】 請求項1又は請求項2記載の使用済燃料
の処理方法において、前記使用済燃料の加熱処理によっ
て前記使用済燃料中から揮発した核反応生成物を核反応
生成物除去装置により除去することを特徴とする使用済
燃料の処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05550798A JP3477357B2 (ja) | 1998-03-06 | 1998-03-06 | 使用済燃料の処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05550798A JP3477357B2 (ja) | 1998-03-06 | 1998-03-06 | 使用済燃料の処理方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11248880A true JPH11248880A (ja) | 1999-09-17 |
| JP3477357B2 JP3477357B2 (ja) | 2003-12-10 |
Family
ID=13000597
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP05550798A Expired - Fee Related JP3477357B2 (ja) | 1998-03-06 | 1998-03-06 | 使用済燃料の処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3477357B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006017716A (ja) * | 2004-06-29 | 2006-01-19 | Westinghouse Electric Co Llc | 原子炉における窒素同位体濃縮アクチニド燃料の使用 |
| KR100759941B1 (ko) | 2006-06-28 | 2007-09-18 | 한국원자력연구원 | 파쇄 triso 연료로부터 피복층과 내부 입자의 분리 회수 방법 및 그 장치 |
| KR100969640B1 (ko) * | 2008-04-15 | 2010-07-14 | 한국원자력연구원 | 금속 이물질이 함유된 고연소도 사용후핵연료를 이용한핵연료 소결체 제조방법 |
| KR100969644B1 (ko) * | 2008-04-15 | 2010-07-14 | 한국원자력연구원 | 고연소도 사용후핵연료를 이용한 핵연료 소결체 제조방법 |
| US10378084B2 (en) | 2012-08-31 | 2019-08-13 | Hosei University | Method for concentrating metal compound by reduction and oxidation |
-
1998
- 1998-03-06 JP JP05550798A patent/JP3477357B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006017716A (ja) * | 2004-06-29 | 2006-01-19 | Westinghouse Electric Co Llc | 原子炉における窒素同位体濃縮アクチニド燃料の使用 |
| KR100759941B1 (ko) | 2006-06-28 | 2007-09-18 | 한국원자력연구원 | 파쇄 triso 연료로부터 피복층과 내부 입자의 분리 회수 방법 및 그 장치 |
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|---|---|
| JP3477357B2 (ja) | 2003-12-10 |
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