JPH11250048A - 文字入力装置、文字入力方法および文字入力制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

文字入力装置、文字入力方法および文字入力制御プログラムを記録した記録媒体

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JPH11250048A
JPH11250048A JP10357434A JP35743498A JPH11250048A JP H11250048 A JPH11250048 A JP H11250048A JP 10357434 A JP10357434 A JP 10357434A JP 35743498 A JP35743498 A JP 35743498A JP H11250048 A JPH11250048 A JP H11250048A
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和義 長保
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少数の入力キーを用いて日本語文字列を入力
する際に、キーの操作や日本語候補の選択を容易にす
る。 【解決手段】 候補発生手段は、1のキーにローマ字を
重複して割り当てた入力キーの操作に基づいて複数通り
の英字列を生成するローマ字生成モジュールM1と、ロ
ーマ字文字列をかな文字列に変換するローマ字かな変換
モジュールM2と、かな文字列を漢字混じり日本語文字
列に変換するかな漢字変換モジュールM3とを備える。
従って、ローマ字かな変換モジュールM2により、複数
通りの英字列のうちのかな文字列に変換可能な英字列の
みが、かな漢字変換モジュールM3の対象とされる。さ
らに、かな漢字変換モジュールM3により、変換された
かな文字列のうちの日本語として有意のかな文字列のみ
が、漢字混じり文字列に変換される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、日本語を間接的に
入力する文字入力装置、文字入力方法および文字入力制
御プログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、日本語文章を入力する場合、かな
キー配列かローマ字キー配列のキーボードを使用し、一
対一の関係でかなを発生させ、これに基づいてかな漢字
変換用の辞書を参照して漢字混じり文章を作成してい
る。
【0003】一方、近年、電子手帳やノート型コンピュ
ータなどの小型入力端末が利用されつつあり、携帯性の
面から外形としては小型化が要求される一方で、入力の
しやすさの面から入力キーは余り小さくしたくないとい
う互いに矛盾する要求がある。このため、入力キーを少
なくしたキーボードも考案されている。例えば、特開平
6−102979号、特開平6−214699号、特開
平7−28577号、特開平8−221170号公報な
どに開示されたものが知られている。入力キーを少なく
することにより一つの入力キーには複数の文字が割り当
てられるようになる場合もあるが、その場合でもシフト
キーと併用したり打鍵数を増やすなどして入力するかな
文字を特定している。
【0004】一方、特開平8−211987号公報に示
すものでは、一つの入力キーに複数の文字を割り当て、
入力キーの操作に対応した文字の組合せのうち、辞書フ
ァイルの見出し語と比較して登録されているものを出力
するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一つの入力キーに複数
の文字を割り当てた従来の文字入力装置においては、次
のような課題があった。まず、シフトキーなどを併用す
る前者のグループのものでは、文字を割り当てられる入
力キーの数は減るものの、使用者は、1の入力キーを操
作するにあたり、シフトキーを用いて入力する場合とそ
うでない場合とを区別して操作しなければならず、入力
作業が煩雑となる。
【0006】また、後者の辞書ファイルの見出し語を参
照するものでは、入力キーに割り当てられたそれぞれの
文字の組み合わせから複数通りの文字列が生じ、これら
の文字列は、辞書ファイルに登録されていることを条件
に、候補文字列として表示される。従って、辞書ファイ
ルに多数の単語を登録すればするほど、表示される候補
文字列の数が多くなり、使用者による候補選択作業が煩
雑となる。
【0007】本発明は、上記課題にかんがみてなされた
もので、前者のグループのもののように入力作業を増や
すことなく、かつ、後者のもののように選択を煩雑にす
ることなく、入力キーを少なくすることが可能な文字入
力装置、文字入力方法および文字入力制御プログラムを
記録した記録媒体の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
記目的を達成するため、請求項1にかかる発明は、複数
の入力キーを備えるとともに母音と子音との組合せを基
準とする日本語入力要素を該各入力キーに割り当てるに
あたって重複割り当てを許容したキー入力手段と、前記
入力キーに割り当てられた日本語入力要素を前提として
辞書を参照して日本語入力するときに同入力キーに割り
当てられた日本語入力要素で発生しうるかなの組合せか
ら日本語のかな文字列に絞り込む第一段階の変換と、同
かなの組合せに基づいて日本語の漢字混じり文字列に絞
り込む第二段階の変換を行う日本語絞り込み制御手段と
を具備する構成としてある。
【0009】上記のように構成した請求項1にかかる発
明においては、複数の入力キーを備えるキー入力手段に
は母音と子音との組合せを基準とする日本語入力要素を
各入力キーに割り当てているが、その際に重複割り当て
を許容している。この場合、シフトキーなどを利用して
一方を選択できる手だてがあるものではなく、純粋な意
味で重複されている。このため、上記入力キーに割り当
てられた日本語入力要素を前提として日本語入力すると
きには複数とおりの日本語となりうるが、このときに日
本語絞り込み制御手段はより自然な日本語となる組合せ
に絞り込む。
【0010】すなわち、各入力キーに日本語入力要素が
重複割り当てされている以上、割り当てられた日本語入
力要素を前提として日本語入力すれば、複数の組合せが
生じうる。この場合、日本語入力要素が母音と子音との
組合せを基準としているので、第一段階においてはかな
に変換しうるものでなければならないし、そのようにか
なを発生しうるものとしても日本語として意味をなすも
のとなさないものがある。さらには日本語におけるかな
自体がかな漢字混じりの文章を入力するための間接的な
入力要素であるので、日本語絞り込み制御手段は辞書を
参照しつつ第一段階の変換で日本語として妥当なかな文
字列に変換し、第二段階の変換で日本語として妥当な漢
字混じり文字列となるように絞り込む。
【0011】このように、日本語入力を母音と子音との
組合せを基準とする日本語入力要素に基づいて行う場
合、かな生成の段階においても重複して割り当てられた
日本語入力要素が絞り込まれるし、さらにかな漢字混じ
りに変換する際にも絞り込みが行われ、二段階に絞り込
みが行われる。なお、絞り込んだ日本語を一つずつ出力
することも可能であるし、複数の候補をひとまとまりで
出力することも可能である。
【0012】以上説明したように本発明は、母音と子音
との組合せを基準とする日本語入力要素を重複して割り
当てたキー入力手段を使用して日本語入力するときに、
二段階にわたって日本語の漢字混じり文字列に絞り込
む。従って、操作性を低下させることなく入力キーの数
を低減し、且つ、組合せの候補を効率的に減少させるこ
とが可能な文字入力装置を提供することができる。
【0013】キー入力手段からの日本語入力には各種の
手法が利用されており、母音と子音との組合せを基準と
する日本語入力要素のように一音を分割して入力するよ
うなものに好適な一例として、請求項2にかかる発明
は、請求項1に記載の文字入力装置において、前記キー
入力手段に割り当てられた母音と子音との組合せを基準
とする日本語入力要素がローマ字であるとともに、前記
日本語絞り込み制御手段は、前記第一段階の変換でロー
マ字かな変換してかなの組合せを生成する構成としてあ
る。
【0014】上記キー入力手段は、ローマ字としての母
音と子音に対応する日本語入力要素を各入力キーに割り
当てており、上記日本語絞り込み制御手段は、上記キー
入力手段を操作したときに上記入力キーに割り当てられ
たローマ字の日本語入力要素に基づき、第一段階の変換
でローマ字かな変換してかなの組合せを生成する。従っ
て、請求項2にかかる発明によれば、慣れ親しまれてい
るローマ字入力を使用して絞り込みが可能となる。
【0015】なお、ここでいう母音と子音は必ずしもヘ
ボン式ローマ字だけに限られるものではなく、入力キー
の組合せ操作で一音のかなを発生せしめる広義のものと
して把握しても良い。
【0016】この絞り込みの具体例として、請求項3に
かかる発明は、請求項1または請求項2に記載の文字入
力装置において、前記日本語絞り込み制御手段は、日本
語において有意のかな並びを記憶するかな並び記憶手段
と、前記第一段階の変換における前記日本語のかな文字
列への絞り込みにおいて、該記憶手段に記憶された前記
かな並びを参照する手段とを備える構成としてある。
【0017】上記のように構成した請求項3にかかる発
明においては、上記日本語絞り込み制御手段が日本語に
おいて有意のかな並びを記憶するかな並び記憶手段を有
しており、このかな並びを、前記第一段階の変換におい
て参照することで、日本語として自然なかな文字列に変
換される。従って、請求項3にかかる発明によれば、予
め登録された日本語のかな並びに変換するので、自然な
かな文字列への絞り込みが可能となる。
【0018】かな漢字混じりの文章を作成するための好
適な一例として、請求項4にかかる発明は、請求項3に
記載の文字入力装置において、前記かな並び記憶手段
を、日本語の漢字並びとその読みに対応するかな並びと
を記憶するかな漢字変換ファイルを検索可能に、前記か
な並びを記憶する構成とする。
【0019】上記のように構成した請求項4にかかる発
明においては、かな並び記憶手段がかな漢字変換ファイ
ルを有しており、日本語の漢字並びとその読みに対応す
るかな並びとを記憶しているので、日本語として自然な
かな文字列はそのまま日本語として自然な漢字混じりの
文字列に対応して絞り込みが行われる。従って、請求項
4にかかる発明によれば、かな並びに基づいて漢字並び
も合わせて記憶されているため、効率的なかな漢字変換
が可能となる。
【0020】日本語絞り込み制御手段は、このような絞
り込みだけに限る必要はなく、この絞り込みの効率を向
上させる各種の手法を採用可能である。その一例とし
て、請求項5にかかる発明は、請求項1ないし請求項4
のいずれかに記載の文字入力装置において、前記日本語
絞り込み制御手段は、絞り込んだ日本語候補を発生する
候補発生手段と、前記絞り込まれた日本語候補を表示す
る表示手段と、該表示手段により表示された日本語候補
の中から一の候補を選択する選択制御手段と、該選択制
御手段による選択結果を次の絞り込み時に優先対象とす
る学習制御手段とを備えることを特徴とする。
【0021】上記のように構成した請求項5にかかる発
明においては、候補発生手段が上述のようにして絞り込
んだ日本語候補を発生すると、表示手段が上記絞り込ま
れた日本語候補を表示する。操作者が選択制御手段にて
表示された日本語候補の中から一の候補を選択すると、
学習制御手段はこの選択制御手段による選択結果を次の
絞り込み時に優先対象とする。このため、次に同じ日本
語を入力すれば絞り込んだ中でも優先的に対象となる。
従って、請求項5にかかる発明によれば、複数の組合せ
から選択された結果を学習していくので、絞り込みが正
確になる。
【0022】優先対象というのは次の選択時に優先的に
対象となることであり、各種の態様を含むものである。
例えば、とりあえずの絞り込み結果を表示する場合にそ
の対象としたり、複数の絞り込み結果を表示する場合に
その先頭にするといった態様が含まれる。また、このよ
うな優先対象とする具体的手法には、選択結果を学習フ
ァイルに書き込んでいき、辞書ファイルを参照する前に
当該学習ファイルを参照するといった手法であったり、
辞書ファイル内にフラグを書き込んだりするといった手
法であるなど、各種の手法を採用可能である。また、学
習段階は絞り込みの段階に対応させることができるか
ら、絞り込みが多段であれば各段で学習させることが可
能である。
【0023】日本語絞り込み制御手段を、絞り込んだ日
本語候補を発生する候補発生手段と、絞り込まれた日本
語候補を選択可能に表示する表示手段とを備える手段と
し、この表示手段を、前記日本語候補を、前記日本語入
力要素から発生し得るかなの組合せごとに異なる態様で
表示する手段とすることも好適である。こうすれば、候
補として表示された日本語候補の中から所望の文字列を
早期に発見することができる。
【0024】日本語の絞り込みは漢字辞書に代表される
一つの文節単位で行わなければならないわけではなく、
その一例として、請求項7にかかる発明は、請求項1な
いし請求項5のいずれかに記載の文字入力装置におい
て、前記日本語絞り込み制御手段は、前記辞書に語の文
法情報を記憶する文法情報記憶手段と、前記第一段階の
変換において絞り込まれたかな文字列を、前記記憶され
た文法情報に基づいて、文節単位に区分けする文節分か
ち書き手段と、前記記憶された文法情報に基づいて、前
記区分けされた文節間の接続検定を行なう接続検定手段
とを備え、該接続検定手段による検定を行なうことによ
り、前記日本語の漢字混じり文字列を絞り込む手段とし
たことを要旨とする。
【0025】上記のように構成した請求項7にかかる発
明においては、上記キー入力手段を操作したときに上記
入力キーに割り当てられた日本語入力要素で発生しうる
組合せから文節分けする。この文節分け自体も自然なか
な文字列への絞り込みに貢献する。すなわち、発生しう
る文節に対する文法情報に基づいて文節間の接続検定を
行えば組合せが生じやすいものに絞り込むことになるか
らであり、文節単位で入力していくときには行ない得な
い絞り込みが行われることになる。
【0026】従って、請求項7にかかる発明によれば、
文節分けの処理によって絞り込みが正確になるうえ、複
数の文節間の接続検定で残るものに絞り込まれるので、
より日本語らしく変換でき、さらには複数の文節を入力
してから変換できるので使いやすくなる。
【0027】このような接続検定に使用しうる文法情報
は広義に解釈し得るものであり、接続しうる品詞の情報
であっても良いが、請求項8に記載の文字入力装置は、
請求項7に記載の文字入力装置において、文法情報とし
て、語が連語である旨の情報を記憶し、該情報に基づい
て、前記文節間の接続検定を行なうことを要旨とする。
【0028】上記のように構成した請求項8にかかる発
明においては、上記日本語絞り込み制御手段が文節間の
接続検定を行なうにあたり、予め登録された連語の可能
性に基づいて文節間の接続の可能性の有無を判断し、可
能性の高い文節の組合せとなるものへと絞り込みが行わ
れる。
【0029】すなわち、厳密な意味での文法に加え、連
語のような慣用表現まで含めた概念を文法情報として採
用している。従って、請求項8にかかる発明によれば、
連語という慣用的な表現にまで対応させた自然な日本語
を絞り込むことができる。
【0030】上述したように複数の入力キーを有するキ
ー入力手段は、各種の具体的構成を採ることが可能であ
る。その一例として、請求項9にかかる発明は、請求項
1ないし請求項8のいずれかに記載の文字入力装置にお
いて、前記キー入力手段を、前記複数の入力キーを、前
記装置に設けられるキーのうちの一部のキーを用いて構
成した手段とする。
【0031】上記のように構成した請求項9にかかる発
明においては、複数の入力キーを有する入力機器は多数
あるので、このような入力機器における所定数の入力キ
ーを選択的に利用し、選択された入力キーを操作して日
本語入力要素を入力する。従って、請求項9にかかる発
明によれば、狭義の意味でのキー入力手段に限定されな
い各種の入力機器を利用して日本語入力が可能となる。
【0032】また、他の一例として、請求項10にかか
る発明は、請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の
文字入力装置において、前記日本語入力要素として少な
くとも文字を表示可能な表示手段と、該表示手段と一体
に設けられ、該表示手段による表示上の特定の部位への
接触により、該接触された部位を特定する部位特定手段
と、該部位特定手段により特定された部位に前記文字が
表示されているときに、該文字に対応した日本語入力要
素を入力する文字入力手段とを備えたことを特徴とす
る。この構成によれば、表示手段による表示上の意図す
る文字が表示された部位に接触することによりこの文字
を入力する。従って、キーボードの操作に習熟していな
い使用者であっても、容易に文章を作成することができ
る。
【0033】また、請求項11にかかる発明は、請求項
10に記載の文字入力装置であって、前記表示手段は、
少なくとも前記文字が表示される領域を被覆する透明感
圧膜を備えており、前記部位特定手段を、該透明感圧膜
に対して接触された部位を特定する手段としたことを要
旨とする。即ち、表示機器上を透明感圧膜で被覆してタ
ッチ部位の表示内容を入力させるタッチディスプレイを
備える。
【0034】上記のように構成した請求項11にかかる
発明においては、上記キー入力手段は表示機器上に透明
感圧膜で被覆したタッチディスプレイであり、日本語入
力要素を表示機器上で表示しておき、入力したい日本語
入力要素を触れればそのタッチ部位の表示内容が入力さ
れることになる。この場合、適宜、表示機器上での表示
を変えるようなものであってもよい。
【0035】従って、請求項11にかかる発明によれ
ば、タッチディスプレイを使用することにより、状況に
応じて日本語入力要素の割り当てを変更することもで
き、入力効率を向上させることができる。
【0036】さらに、他の一例として、請求項12にか
かる発明は、請求項1ないし請求項8に記載の文字入力
装置において、前記日本語入力要素が割り当てられた入
力キーの配列を表示するキー配列表示手段を備え、前記
キー入力手段は、表示手段による表示上で特定の入力キ
ーが指示されたとき、該指示されたキーに割り当てられ
た日本語入力要素を入力する手段であることを特徴とす
る。また、請求項13にかかる発明は、前記キー入力手
段を、前記特定の入力キーの指示をポインティングデバ
イスを用いて行なう構成としたことを要旨とする。例え
ば、上記キー入力手段を、表示機器とポインティングデ
バイスとからなるソフトウェアキーボードとして構成す
ることが考えられる。
【0037】上記のように構成した請求項12および1
3にかかる発明においては、入力キーは物理的な操作キ
ーではなく、表示機器の画面上にキーレイアウトを表示
し、ポインティングデバイスでキーレイアウトの表示を
指示するいわゆる「ソフトウェアキーボード」で実現さ
れることになる。
【0038】従って、請求項12および13にかかる発
明によれば、ソフトウェアキーボードを使用することに
より、入力キーの配列を好みに応じて変えたり、言語に
合わせて変えるなどといったことが容易であるととも
に、入力操作時のみ表示させて狭い表示エリアを有効に
活用するといったことができる。
【0039】また、他の一例として、請求項14にかか
る発明は、母音と子音との組合せを基準とする日本語入
力要素を割り当てた複数の入力キーを配列したキーボー
ドを備え、該キーボードに配列された前記入力キーの操
作に基づき日本語の漢字混じり文字列を入力する文字入
力装置であって、前記入力キーに、前記日本語入力要素
を、1のキーへの重複した割り当てを許容して割り当
て、該重複して割り当てられた日本語入力要素から生じ
るかなの組合せを、辞書を参照して、日本語のかな文字
列に変換するかな文字列変換手段と、該かな文字列変換
手段により変換されたかな文字列を、辞書を参照して、
日本語の漢字混じり文字列に変換するかな漢字変換手段
とを備えたことを要旨とする。
【0040】上記のように構成した請求項14にかかる
発明においては、請求項1ないし請求項8のいずれかに
記載の文字入力装置において、上記複数の入力キーを配
列した専用キーボードであり、その入力キーを操作して
日本語入力要素を入力する。従って、請求項14にかか
る発明によれば、専用のキーボードを利用することによ
り、候補文字列を絞り込んだ日本語入力を汎用的に実現
することができる。
【0041】以上説明したような、複数の入力キーに日
本語入力要素を重複割り当てしたキー入力手段で行った
入力操作に対応して自然な日本語となる絞り込みを行う
手法は、実体のある装置に限定される必要はなく、その
方法としても機能することは容易に理解できる。このた
め、請求項15にかかる発明は、キー入力手段の入力キ
ーの操作を検知して日本語入力する文字入力方法であっ
て、複数の入力キーに対して日本語入力要素を割り当て
るにあたって重複割り当てを許容するとともに、前記入
力キーに割り当てられた日本語入力要素を前提として日
本語入力するときに自然な日本語となる組合せに絞り込
む構成としてある。
【0042】すなわち、必ずしも実体のある装置に限ら
ず、その方法としても有効であることに相違はない。
【0043】以上のような手法で文字入力する発明の思
想は、各種の態様を含むものである。すなわち、ハード
ウェアで実現されたり、ソフトウェアで実現されるな
ど、適宜、変更可能である。発明の思想を具現化した例
が、文字入力処理するソフトウェアとなる場合には、か
かるソフトウェアを記録したソフトウェア記録媒体上に
おいても当然に存在し、利用されるといわざるをえな
い。その一例として、請求項16にかかる発明は、キー
入力手段の入力キーの操作をコンピュータにて検知して
日本語入力させる文字入力制御プログラムを記録した媒
体であって、前記キー入力手段の各入力キーに日本語入
力要素を割り当てるにあたって重複割り当てを許容し、
また、前記入力キーに割り当てられた日本語入力要素を
前提として各入力キーを操作して日本語入力するときに
自然な日本語となる組合せに絞り込む構成としてある。
【0044】従って、請求項15にかかる発明によれ
ば、同様の効果を奏する文字入力方法を提供でき、請求
項16にかかる発明によれば、文字入力制御プログラム
を記録した媒体を提供できる。
【0045】むろん、その記録媒体は、磁気記録媒体で
あってもよいし光磁気記録媒体であってもよいし、今後
開発されるいかなるソフトウェア記録媒体においても全
く同様に考えることができる。また、一次複製品、二次
複製品などの複製段階については全く問う余地無く同等
である。その他、供給方法として通信回線を利用して行
う場合でも本発明が利用されていることには変わりない
し、半導体チップに書き込まれたようなものであっても
同様である。
【0046】さらに、一部がソフトウェアであって、一
部がハードウェアで実現されている場合においても発明
の思想において全く異なるものはなく、一部をソフトウ
ェア記録媒体上に記憶しておいて必要に応じて適宜読み
込まれるような形態のものとしてあってもよい。
【0047】本発明の文字入力装置は、語と該語の文法
情報を格納する辞書を参照して日本語文字列を入力する
文字入力装置であって、アルファベット26文字のうち
の一部を日本語入力用のローマ字として割り当てた入力
キーを有し、該入力キーには、1のキーに2以上の前記
ローマ字を重複して割り当てた重複割り当てキーを含
み、該入力キーは、各母音を異なるキーに割り当て、か
な文字一字からなる附属語のうち同一の母音を有する複
数の附属語につき、該附属語を構成する各子音を異なる
キーに割り当てており、該入力キーの操作に基づいて、
各入力キーに割り当てられたローマ字の組み合わせが許
容するかな文字列を生成するかな文字列生成手段と、該
かな文字列生成手段により生成されたかな文字列に基づ
き、前記辞書を参照して漢字かな混じりの候補文字列に
変換する変換手段と、該変換手段により変換された候補
文字列から、入力しようとする日本語文字列を選択する
選択手段とを備えたことを要旨とする。
【0048】ここで、語の文法情報とは、語の性質や用
法に関する情報をいい、例えば、自立語と附属語の別、
自立語についての用言と体言との別、各単語の品詞情
報、単語間や文節間の接続の可否に関する情報等が含ま
れる。
【0049】附属語とは、自立語に附属して初めて文節
を構成する語をいい、例えば、助動詞や助詞がこれに該
当する。勿論、活用語尾や接尾語等を含めても差し支え
ない。また、母音とは、日本語の「あいうえお」の五つ
の音色を有するものをいい、子音とは、母音以外の音色
を有するものをいう。
【0050】本発明の文字入力装置によれば、1のキー
への2以上のローマ字の重複した割り当てを許容した入
力キーを備えており、該入力キーの操作に基づいて、か
な文字列生成手段がかな文字列を生成し、生成されたか
な文字列を、変換手段が、語と該語の文法情報を格納す
る辞書を参照して漢字かな混じりの候補文字列に変換
し、この候補文字列から、選択手段が、入力しようとす
る日本語文字列を選択する。一方、入力キーには、かな
文字一字からなる附属語のうち同一の母音を有する複数
の附属語につき、該附属語を構成する各子音を異なるキ
ーに割り当てるとともに、各母音を異なるキーに割り当
てる。
【0051】従って、子音が割り当てられた入力キーと
母音が割り当てられた入力キーとを続けて操作した場合
において、変換手段が、異なったかな文字一字の附属語
を含んだ複数の候補文字列に変換することがない。この
結果、発生する候補文字列を最小限に絞り込むことが可
能となり、使用者による候補文字列の選択が容易とな
る。
【0052】語の文法情報として自立語と附属語の別を
辞書に格納する構成としてもよい。こうすれば、かな文
字列生成手段により生成されたかな文字列が辞書に附属
語として格納されているか否かを判断して、附属語とし
て格納されていないかな文字列については、漢字かな混
じりの候補文字列への変換を行わないことが可能とな
り、候補文字列を絞り込むことができる。
【0053】また、語の文法情報として語の品詞情報を
辞書に格納し、かな文字一字からなる助詞または助動詞
を構成する各子音を異なるキーに割り当てる構成とする
ことも好適である。特に、一字で助詞や助動詞となり得
るかな文字は、五十音における同一段の各行に複数存在
する。このようなかな文字を構成する子音を異なるキー
に割り当てることで、1通りのキー操作により助詞や助
動詞を含む候補文字列が複数発生することを防止するこ
とができる。また、品詞情報を格納することで、品詞同
士の接続可否を判定して候補文字列を絞り込むことも可
能となる。
【0054】前記附属語を構成する各子音として、少な
くともアルファベットの「H」,「G」,「D」を異な
る入力キーに割り当てる構成とすれば、かな文字列生成
手段が、は行,が行,だ行に属するかな文字一字の附属
語を重複して生成することがなく、変換手段による変換
の対象を絞り込むことができる。
【0055】変換手段を、生成されたかな文字列を文節
単位で漢字かな混じりの候補文字列に変換する手段とす
れば、変換手段による変換の結果、附属語のみが異なる
複数の文節を候補文字列として抽出することがなく、少
数の文節候補から候補文字列を選択することができる。
【0056】重複割り当てキーに、1のキーへの3以上
のローマ字の重複した割り当てを許容すれば、候補文字
列の絞り込まれた文字入力を少数の入力キーにより実現
することが可能となる。また、入力キーを片手で操作可
能な範囲に配列することで、キーの設置に伴う省空間化
を図ることができる。
【0057】また、本発明の文字入力装置は、語と該語
の文法情報を格納する辞書を参照して日本語文字列を入
力する文字入力装置であって、アルファベット26文字
のうちの一部を日本語入力用のローマ字として割り当て
た入力キーを有し、該入力キーには、1のキーに2以上
の前記ローマ字を重複して割り当てた重複割り当てキー
を含み、該入力キーは、各母音を異なるキーに割り当
て、かな文字一字からなる附属語のうち同一の母音を有
する複数の附属語につき、該附属語を構成する各子音を
異なるキーに割り当てており、該入力キーの操作に基づ
いて、各入力キーに割り当てられたローマ字の組み合わ
せからなる英字列を生成する英字列生成手段と、該英字
列生成手段により生成された英字列に基づき、前記辞書
を参照して漢字かな混じりの候補文字列に変換する変換
手段と、該変換手段により変換された候補文字列から、
入力しようとする日本語文字列を選択する選択手段とを
備えたことを要旨とする。
【0058】このような構成によっても、辞書に格納さ
れた語と該語の文法情報を、英字列の漢字混じり文字列
への変換の際に参照することで、発生する候補文字列を
最小限に絞り込むことが可能となり、使用者による候補
文字列の選択が容易となる。
【0059】本発明の文字入力方法は、アルファベット
26文字のうちの一部を日本語入力用のローマ字として
割り当てた入力キーの操作に基づいて、語と該語の文法
情報を格納する辞書を参照しつつ日本語文字列を作成
し、該文字列を入力する文字入力方法であって、1のキ
ーに2以上の前記ローマ字を重複して割り当てた前記入
力キーの操作に基づき、各入力キーに割り当てられたロ
ーマ字の組み合わせが許容するかな文字列を生成する工
程と、該生成されたかな文字列を、前記辞書を参照しつ
つ漢字かな混じりの候補文字列に変換する工程とを備
え、前記かな文字列を生成する工程は、「が」,「だ」
および「は」という附属語である一字のかな文字のうち
の1のかな文字のみを生成する工程であることを要旨と
する。
【0060】本発明の文字入力方法によれば、同じ入力
キーを操作したときに、「が」,「だ」および「は」と
いう附属語であるかな文字列を複数生成することがな
い。従って、絞られたかな文字列を漢字かな混じり文字
列に変換することで、候補文字列の数を減らすことがで
きる。
【0061】本発明のコンピュータプログラムを記録し
た記録媒体は、アルファベット26文字のうちの一部を
日本語入力用のローマ字として割り当てた入力キーの操
作に基づいて、語と該語の文法情報を格納する辞書を参
照しつつ日本語文字列を作成し、該文字列を入力するた
めのコンピュータプログラムを記録した記録媒体であっ
て、1のキーに2以上の前記ローマ字を重複して割り当
てた前記入力キーの操作に基づき、各入力キーに割り当
てられたローマ字の組み合わせが許容するかな文字列を
生成する工程と、該生成されたかな文字列を、前記辞書
を参照しつつ漢字かな混じりの候補文字列に変換する工
程と前記かな文字列を生成する工程において、「が」,
「だ」および「は」という附属語である一字のかな文字
のうちの1のかな文字のみを生成する工程とをコンピュ
ータに実行させるためのプログラムをコンピュータに読
み取り可能に記録したことを要旨とする。
【0062】このような構成によっても、記録媒体に記
録されたプログラムをコンピューターが読み取って実行
することにより、日本語文字列を入力する過程におい
て、「が」,「だ」および「は」という附属語であるか
な文字列が、複数生成されることがない。従って、候補
文字列の数を減らすことができる。
【0063】また、本発明のコンピュータプログラムを
記録した記録媒体は、日本語入力用のローマ字としてア
ルファベット文字を割り当てた入力キーの配列を所定の
表示部に表示し、該表示された入力キーからの選択に基
づき、語と語の文法情報を予め記憶した辞書を参照して
文字列を入力するためのコンピュータプログラムを記録
した記録媒体であって、前記所定の表示部に、アルファ
ベット26文字のうちの一部を割り当てた前記入力キー
の配列を表示する工程と、前記入力キーとして、1のキ
ーに2以上の前記ローマ字を重複して割り当てたキーを
表示する工程と、各母音を異なるキーに割り当てた入力
キーの配列を表示する工程と、かな文字一字からなる附
属語のうち同一の母音を有する複数の附属語につき、該
附属語を構成する各子音を異なるキーに割り当てた入力
キーの配列を表示する工程とをコンピュータに実行させ
るためのプログラムをコンピュータに読み取りかつ実行
可能に記録したことを要旨とする。
【0064】本発明のコンピュータプログラムを記録し
た記録媒体によれば、この記録媒体への記録内容をコン
ピュータが読み取ることにより、日本語入力用のローマ
字としてアルファベット26文字のうちの一部を、1の
キーに2以上重複して割り当て、さらに、かな文字一字
からなる附属語のうち同一の母音を有する複数の附属語
につき、該附属語を構成する各子音および各母音を異な
るキーに割り当てた入力キーの配列を、所定の表示部に
表示することが可能となる。このように配列された入力
キーの操作に基づいてコンピュータが文字入力制御プロ
グラムを実行すれば、漢字かな混じり文字列への変換の
結果、異なる附属語を含む複数の候補文字列が生じるこ
とはない。従って、候補文字列の選択の容易な入力手段
を提供することができる。
【0065】また、請求項2に記載の文字入力装置にお
いて、キー入力手段を、複数の入力キーのひとつに日本
語入力要素として濁点を割り当てた手段とすれば、濁音
を有するかなを容易に入力することができる。この場合
において、入力キーに半濁点を割り当てる構成としても
差し支えない。
【0066】また、少なくとも濁音を表わす子音を除外
して入力キーに割り当てる構成とすれば、より少数の入
力キーで文字入力を実現することが可能となる。ここ
で、「濁音を表わす子音」とは、母音と組み合わされる
ことにより、が行の「がぎぐげご」やざ行の「ざじずぜ
ぞ」等の濁音を有するかなの読みを生じさせる子音をい
い、例えば「B」,「D」,「G」や「Z」がこれにあ
たる。
【0067】キー入力手段を、濁点とローマ字とを重複
して割り当てることを許容した手段とすれば、濁点を割
り当てるための独立した入力キーを設ける必要がなく、
更にキーの少数化を図ることができる。併せて、キー入
力手段を、ローマ字のうちの母音と濁点とを異なる前記
入力キーに割り当てる手段とすれば、濁点と母音との双
方に基づいて複数通りのかな文字列が生じることがな
い。従って、漢字かな混じり文字列の候補数の増加を防
止することができる。
【0068】清音を表わす子音であって、対応する濁音
が存在する子音と濁点との連続した組み合わせから、濁
音を表わす子音を特定する子音特定手段を備え、日本語
絞り込み制御手段を、子音特定手段により特定された子
音と母音との組み合わせをローマ字かな変換して1のか
なを生成する手段とすることも望ましい。このような構
成を採ることにより、濁音を有するかなをローマ字入力
する途中で清音を有するかな文字列を生成することがな
く、効率的な辞書検索を実現することができる。
【0069】ここで、「清音を表わす子音であって、対
応する濁音が存在する子音」とは、濁点を付けることに
より濁音化するかなを構成する子音をいい、例えば、か
行やさ行,た行,は行のかなを構成する「K」や
「S」,「T」,「H」がこれに該当する。
【0070】さらに、キー入力手段を、清音を表わす子
音であって、対応する濁音が存在する子音と濁点とを1
の入力キーに重複して割り当てる手段とすれば、同じキ
ーを連続して操作することにより、濁音を有するかなを
入力することができる。従って、文字入力に伴うキーの
操作が容易となる。
【0071】また、ローマ字かな変換により、第一の子
音,第二の子音および母音との組み合わせからかな文字
列を生成するかな生成手段を備え、キー入力手段を、ロ
ーマ字のうちの第二の子音と前記濁点とを異なる入力キ
ーに割り当てる手段とすることも好適である。この第二
の子音としては、拗音を有するかなを構成する3文字の
ローマ字のうち、子音と母音との間に位置する子音(以
下、半母音という)や、1のかなをヘボン式のローマ字
綴りで表わしたときの3文字のローマ字のうち、子音と
母音との間に位置する子音などが考えられる。このよう
な構成によれば、第一の子音,第二の子音および母音と
の1の組み合わせによって、濁音を有するかな文字列と
これ以外のかな文字列とを重複して生成することがな
く、候補文字列の乱立を防止することができる。
【0072】ローマ字かな変換により、同じ子音の連続
と母音との組み合わせから促音を有するかな文字列を生
成する促音生成手段を備え、キー入力手段を、ローマ字
のうちの前記子音と濁点とを異なる入力キーに割り当て
る手段としてもよい。こうすれば、入力キーの1の組み
合わせによって、促音を有するかな文字列と濁音を有す
るかな文字列とを重複して生成することがなく、候補文
字列の乱立を防止することができる。
【0073】キー入力手段を、清音を表わす子音であっ
て、対応する濁音が存在する子音を異なる入力キーに割
り当てる手段とすれば、入力キーの1の組み合わせによ
って、濁音を有するかな文字を複数生成することがな
く、重複した候補文字列の発生を防止することができ
る。例えば、清音を表わす子音であって、対応する濁音
が存在する子音を、「H」,「K」,「S」,「T」と
すれば、同じ母音との組み合わせによって、ば行,が
行,ざ行,だ行に属するかな文字列が2以上生じること
がない。
【0074】また、本発明の文字入力装置は、日本語入
力要素としてのローマ字を、1のキーへの重複した割り
当てを許容しつつ割り当てた複数の入力キーと、該入力
キーの操作に基づいて、各入力キーに割り当てられたロ
ーマ字の組み合わせからなる英字列を生成する英字列生
成手段と、該英字列生成手段により生成された英字列に
基づき、辞書を参照して漢字かな混じりの候補文字列に
変換する変換手段とを備え、前記候補文字列から選択さ
れた文字列を入力する文字入力装置であって、前記複数
の入力キーのひとつに、前記日本語入力要素として濁点
を割り当てたことを要旨とする。
【0075】このような構成によれば、各入力キーに割
り当てられた濁点を含む日本語入力要素の組み合わせか
らなる英字列を、変換手段が辞書を参照して漢字かな混
じりの候補文字列に変換する。従って、濁音や半濁音を
有するかなを容易に入力することができる。
【0076】本発明の文字入力方法は、日本語入力要素
としてローマ字を割り当てた入力キーの操作に基づいて
日本語文字列を作成し、該文字列を入力する文字入力方
法であって、1のキーに2以上の前記ローマ字を重複し
て割り当てた前記入力キーの操作に基づき、各入力キー
に割り当てられたローマ字の組み合わせが許容するかな
文字列を生成する工程と、該生成されたかな文字列を漢
字かな混じりの日本語文字列に変換する工程とを備え、
前記かな文字列を生成する工程は、前記入力キーに前記
日本語入力要素として濁点を割り当てた場合には、入力
キーに割り当てられた前記ローマ字と前記濁点との組み
合わせから濁音であるかな文字を生成する工程であるこ
とを要旨とする。
【0077】本発明の文字入力方法によれば、入力キー
に割り当てられたローマ字と濁点との組み合わせから濁
音であるかな文字を生成する。従って、文字入力に際
し、簡単な方法で濁音を有するかなを入力することがで
きる。
【0078】本発明のコンピュータプログラムを記録し
た記録媒体は、日本語入力要素としてローマ字を割り当
てた入力キーの操作に基づいて日本語文字列を作成し、
該文字列を入力するためのコンピュータプログラムを記
録した記録媒体であって、1のキーに2以上の前記ロー
マ字を重複して割り当てた前記入力キーの操作に基づ
き、各入力キーに割り当てられたローマ字の組み合わせ
が許容するかな文字列を生成する工程と、該かな文字列
を生成する工程において、前記入力キーに前記日本語入
力要素として濁点を割り当てた場合には、入力キーに割
り当てられた前記ローマ字と前記濁点との組み合わせか
ら濁音であるかな文字を生成する工程と、前記生成され
たかな文字列やかな文字を漢字かな混じりの日本語文字
列に変換する工程と、をコンピュータに実行させるため
のプログラムをコンピュータに読み取り可能に記録した
ことを要旨とする。
【0079】本発明のコンピュータプログラムを記録し
た記録媒体によれば、この記録媒体に記録されたプログ
ラムをコンピュータが読み取って実行することにより、
入力キーに割り当てられたローマ字と濁点との組み合わ
せから濁音であるかな文字を生成する。従って、文字入
力に際し、濁音を有するかなを簡単に入力することがで
きる。
【0080】また、本発明のコンピュータプログラムを
記録した記録媒体は、日本語入力要素としてローマ字お
よび濁点を割り当てた複数の入力キーの操作に基づいて
母音と子音との組み合わせからかな文字列を生成し、該
生成されたかな文字列を所望の漢字混じり文字列に変換
して入力するためのコンピュータプログラムを記録した
記録媒体であって、前記入力キーに割り当てられた前記
子音と前記濁点と前記母音との連続した組み合わせから
濁音であるかな文字を生成する工程をコンピュータに実
行させるためのプログラムをコンピュータに読み取り可
能に記録したことを要旨とする。
【0081】本発明のコンピュータプログラムを記録し
た記録媒体によれば、この記録媒体に記録されたプログ
ラムをコンピュータが読み取って実行することにより、
入力キーに割り当てられた子音と濁点と母音との連続し
た組み合わせから濁音であるかな文字を生成する。従っ
て、子音に続けて濁点が割り当てられた入力キーを操作
した段階において、清音を有するかな文字が生成される
ことがない。この結果、無用な漢字混じり文字列への変
換を防止して、コンピュータ上での辞書検索の効率化を
図ることができる。
【0082】また、本発明のコンピュータプログラムを
記録した記録媒体は、日本語入力要素としてローマ字を
割り当てた入力キーの配列を所定の表示部に表示し、該
表示された入力キーからの選択に基づいて文字列を入力
するためのコンピュータプログラムを記録した記録媒体
であって前記所定の表示部に、前記入力キーとして、1
のキーに2以上の前記ローマ字を重複して割り当てたキ
ーを表示する工程と、前記日本語入力要素として濁点を
割り当てた入力キーを含む前記入力キーの配列を表示す
る工程と、該入力キーの配列において前記入力キーに割
り当てられた前記ローマ字と前記濁点との組み合わせか
ら濁音であるかな文字を生成する工程とをコンピュータ
に実行させるためのプログラムをコンピュータに読み取
りかつ実行可能に記録したことを要旨とする。
【0083】本発明のコンピュータプログラムを記録し
た記録媒体によれば、この記録媒体への記録内容をコン
ピュータが読み取ることにより、日本語入力要素として
ローマ字および濁点を割り当てた入力キーの配列を所定
の表示部に表示する。表示された入力キーの配列におい
てローマ字を割り当てた入力キーと濁点を割り当てた入
力キーとが操作されると、該入力キーに割り当てられた
前記ローマ字と前記濁点との組み合わせから濁音である
かな文字を生成する。このように、表示部にキー配列を
表示し、この配列を用いて文字列を入力することで、濁
音を有するかなをより簡単に入力することができる。
【0084】一方、これまでは日本語入力を主とした発
明について説明したが、ローマ字圏での入力には生じな
い日本語入力の特異点として、かな漢字混じり文を生成
させるという間接入力が上げられる。すなわち、本発明
の場合はこのような特有な課題を逆に絞り込みに利用し
ているので、同様の課題を有する言語の入力においても
有用であるといえる。
【0085】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態にか
かる文字入力装置をクレーム対応図により示しており、
図2は具体的な回路構成をブロック図により示してお
り、図3は文字入力装置を適用したPIM(Perso
nal Information Manager)端末
80の外観を示しており、図4はソフトウェアを含めた
モジュール構成を示している。
【0086】本文字入力装置のコンピュータシステム7
0は、図3に示すPIM端末80に組み込まれている。
その機能の構成は、図1に示すように、キー入力手段1
0と、日本語絞り込み制御手段20とから構成され、さ
らに、同日本語絞り込み制御手段20は、キー入力手段
10の操作に基づいて後述する2段階の変換を行ない、
日本語文字列の候補を発生する候補発生手段30と、発
生した候補を表示する表示手段40と、表示された候補
の中から所望の候補を選択する選択制御手段50と、選
択結果を以降の候補発生にフィードバックさせる学習制
御手段60とから構成されている。
【0087】これらの各手段は、図2に示すコンピュー
タシステム70において、各種の情報入力や情報表示の
制御を行なうことにより実現されている。コンピュータ
システム70は、PIM端末80における入出力信号を
司るCPU71、このCPU71からの命令に基づいて
実行される各種処理を記憶したプログラムROM74お
よび辞書ROM75、処理データを記憶する領域として
のワークRAM76および電池バックアップRAM7
7、I/O73aを介してCPU71へ入力信号を入力
するキーボード73、CPU71からの出力信号をI/
O78aを介して出力する液晶ディスプレイ78を備
え、これらのハードウェアは、バス72によって接続さ
れている。
【0088】液晶ディスプレイ78のディスプレイ部分
の表面は、透明感圧膜を用いて形成されており、この透
明感圧膜の裏側には、膜上の押圧位置を検知可能な感圧
素子78bが配設されており、本実施例では、このよう
に構成された液晶ディスプレイ78上にキーの配列を表
示する。従って、液晶ディスプレイ78上にキー配列が
表示されたときには、ディスプレイ上のキー配列の表
示、透明感圧膜および感圧素子78bが一体となってキ
ーボード73を構成する。
【0089】このようなコンピュータシステム70によ
って図1に示した各手段が実現される。次に、候補発生
手段を実現する各モジュールの構成につき、図4を参照
しつつ説明する。候補発生手段は、キー入力に基づいて
ローマ字を生成するローマ字生成モジュールM1と、ロ
ーマ字文字列をかな文字列に変換するローマ字かな変換
モジュールM2と、かな文字列を漢字混じり日本語文字
列に変換するかな漢字変換モジュールM3とを備えてい
る。各モジュールM1,M2およびM3での生成処理な
いし変換処理においては、それぞれキー−英字テーブル
ET,ローマ字−かな変換辞書NDおよびかな学習辞書
NGD,漢字辞書KDおよび漢字学習辞書KGDが、対
応する辞書ファイルとして参照される。なお、これらの
辞書ファイルのうち基本的なものは辞書ROM75に記
憶されるとともに学習辞書は電池バックアップRAM7
7に記憶されている。
【0090】本文字入力装置はコンピュータシステム7
0で実現されているため、ハードウェアとして明確に図
1に示すような構成に分類できるわけではなく、CPU
71が核となってソフトウェアとハードウェアとが有機
的に合体して各手段を構成している。例えば、PIM端
末80ではタッチディスプレイによる入力機構を採用し
ている関係上、CPU71が液晶ディスプレイ78にキ
ー配列となる画像を表示させつつ感圧素子78bにて検
知された押圧位置とキー配列表示とを対応させて入力キ
ーを検出するので、これらが一体となってキー入力手段
10を構成していると言える。また、このようにして検
出する入力キーの操作はワークRAM76に一時記憶さ
れるとともに、図5などに示すフローに従って辞書RO
M75内のデータを参照しながらローマ字かな変換やか
な漢字変換を行うことにより、いくつかの日本語文字列
が発生されるので、これらが一体となって候補発生手段
30を構成していると言える。なお、辞書ROM75や
電池バックアップRAM77は各種の辞書ファイルを記
憶することになり、かな並び記憶手段などを構成する。
【0091】また、発生した候補はCPU71が液晶デ
ィスプレイ78に表示させるので、これらが一体となっ
て表示手段40を構成していると言えるし、表示した候
補の中を見ながら感圧素子78bでのタッチ操作で候補
を選択することになるため同感圧素子78bや液晶ディ
スプレイ78を含めてCPU71などが選択制御手段5
0を構成していると言える。さらには、後述するように
選択過程にて選ばれた候補の情報(候補そのものでなく
ても良い)は電池バックアップRAM77に保存されて
次回の候補選択時に辞書ROM75と同様にして参照さ
れることになるので、これらが一体となって学習制御手
段60を構成していると言える。
【0092】むろん、ハードウェアの回路構成例は上述
したものに限られることはないし、文字入力装置はPI
M端末80以外にも各種の機器として適用することが可
能である。例えば、図6には通常のデスクトップパソコ
ン81で実現した例を示しており、フルキーボード81
aのテンキー81bの部分を利用した文字入力に適用す
ることができる。また、図7には携帯電話端末82に適
用した例を示しており、後述するように12個の入力キ
ーで日本語文字列を入力可能とすれば携帯電話端末82
のキー82a(0〜9の数字キーと*キーと#キー)で
必要な数の入力キーを確保でき、表示部82bに日本語
文字列を表示させることができる。さらに、図8にはテ
レビのリモコン端末83で日本語文字列を入力可能とす
る例を示しており、同リモコン端末83に備えられた1
〜12のチャンネルボタン83aで12個の入力キーを
確保でき、チャンネルボタン83aを押下したときに出
力される赤外線光を受光ユニット83bで検出してキー
ボード操作に代えるようにしても良い。その他、ファク
スやプリンタ、コピー機など、入力キーを設ける場所が
小さい機器に内蔵するのに有効である。
【0093】本実施形態のPIM端末80に戻ると、日
本語文字列を発生させる前提として液晶ディスプレイ7
8上に図9に示すような文字列入力用画面90を表示し
ている。以下、この画面文字列入力用画面90を第1実
施例として説明する。ここで、その主要な領域について
説明すると、図面上の右方には横四列、縦四列の升目状
とした入力キーエリア91があり、左方には絞り込んだ
候補文字列を表示する候補表示エリア92があり、上方
には入力した文字キーを表示する入力キー文字列表示エ
リア93がある。なお、未入力状態では入力キーエリア
91の左下の升目には「切替」が表示されるとともに左
上の升目には「スペース」が表示されているが、入力中
は図10に示すようにそれぞれ「変換」と「決定」の表
示に変化するようにしている。これらはいずれも未入力
状態と入力状態の場合のそれぞれにおいてのみ必要とな
るものを選んでいるので、キーの数を減らすことに貢献
している。また、候補表示エリア92の上辺と下辺に沿
って上向き矢印と下向き矢印が表示され、ウィンドウ表
示されない候補をスクロール表示できるようになってい
る。
【0094】さらに、入力キー文字列表示エリア93の
情報には確定した日本語文字列からなる日本語文章を表
示する確定文字列表示エリア94が表示されるととも
に、その右横には確定した日本語文字列をアプリケーシ
ョンに転送させる転送ボタン95と、同日本語文字列を
破棄するクリアボタン96とが表示されている。
【0095】この文字列入力用画面90では、実質的に
入力キーエリア91を16の升目に区分し、16個の入
力キーとして構成している。ローマ字で日本語入力を行
おうとした場合、母音と子音、句読点、長音、拗音の入
力が必要であるから、16個の入力キーでは当然に足ら
ず、各入力キーには、単一のキーを割り当てられている
ものと複数のキーを割り当てられているものとがある。
同図に示す例では、基本的に母音は単一で割り当て、ま
た、子音のうち発生頻度の高いものを単一で割り当てる
傾向となっている。この割り当ては入力効率を大きく左
右するものであり、種々の工夫を加えている。ただし、
配列自体の自由度は高く、例えば、図11に示す文字列
入力用画面12のように12個の入力キーを使用するこ
とも可能である。12個の入力キーを使用すれば図7や
図8に示すように電話機やテレビのリモコンといったご
くありふれた身の回りの機器を使用して日本語文字列を
入力できるようになる。
【0096】このような文字列入力用画面90を前提と
して日本語文字列を発生させるソフトウェアの処理につ
いて説明する。図5は、日本語文字列発生処理Aを示す
フローチャートであり、このフローチャートにはソフト
ウェアの処理とともに参照する辞書ファイルを合わせて
記載している。なお、同フローチャートには感圧素子7
8bの出力信号から入力キーを検出する処理であると
か、液晶ディスプレイ78での表示制御などについては
ファームウェアにて実行するものとして記載を省略して
いる。
【0097】CPU71は感圧素子78b上でタッチ操
作が検出されると、この日本語文字列発生処理Aを起動
し、まずステップS100では入力されたキーの種類を
判断する。感圧素子78bの検出位置が入力キーエリア
91の場合、ステップS100では文字キーであると判
断し、ステップS102にてキー文字列に追加する。こ
こでキー文字列とは、図12に示すように、入力キーエ
リア91の各升目に割り当てられた物理的な番号であ
り、この時点では文字列入力用画面90に示したような
配列の英字を意味するものではない。また、発生したキ
ー文字列は、ワークRAM76内に確保されたバッファ
ーに一時的に格納され、順次、未確定のキー文字列の後
尾に追加される。
【0098】ステップS104ではこの未確定のキー文
字列から英字に変換するが、このときにキー−英字テー
ブルETを参照する。上述したようにキー文字列は各升
目に割り当てられた物理的な番号列であり、図13に示
すキー−英字テーブルETを参照して英字列に変換す
る。なお、このようにキー−英字テーブルETを使用す
ることにより、同テーブル内容を変えることによってキ
ー配列を容易に変更できる。これでキー文字列は英字列
となり、ステップS106ではかなにローマ字変換す
る。ローマ字変換の際には図14に示すローマ字−かな
変換辞書NDを参照して変換するが、図15に示すかな
学習辞書NGDも参照し、過去のローマ字−かな変換の
際の変換結果をフィードバックして利用している。この
かな学習辞書NGDによる学習機能については後に詳述
する。
【0099】学習結果を踏まえてローマ字−かな変換が
行われると、ステップS108では図16ないし図19
に示す漢字辞書KDと図20に示す漢字学習辞書KGD
を参照して漢字混じり日本語文字列に変換する。
【0100】漢字辞書KDは、日本語文字列を構成し得
る単語の情報を格納する辞書として、自立語辞書および
附属語辞書を備える。この自立語辞書の構造を図17
に、附属語辞書の構造を図18に、それぞれ示す。自立
語辞書は自立語である単語の情報を、附属語辞書は附属
語である単語の情報を、それぞれ格納したものである。
【0101】これらの辞書に格納される単語の情報に
は、文字情報と文法情報があり、文字情報は、検索用の
見出しであるインデックスに対応して五十音順に格納さ
れている。本実施例では、文法情報として各単語の品詞
情報を格納する。この品詞情報は、図17および図18
に示すように、名詞,動詞,形容詞,助動詞,助詞等の
各品詞の種類に応じて定められた三桁の品詞コードの形
式で格納される。
【0102】例えば、「箱を」という日本語文字列は、
名詞を表わす自立語である「箱」と格助詞を表わす附属
語である「を」という2つの単語により構成される。こ
の2つの単語に関し、自立語辞書には「箱」という漢字
および「200」という普通名詞を表わす品詞コード
が、附属語辞書には「を」というかな文字および「40
0」という格助詞を表わす品詞コードが、それぞれ格納
されている。これにより、辞書検索された単語の品詞を
コード番号から検知することが可能となる。
【0103】また、漢字辞書KDは、図19に示す接続
検定テーブルを備える。この接続検定テーブルは、自立
語辞書や附属語辞書に格納された単語同士の接続の可否
を判定するためのものであり、縦軸と横軸の品詞欄に各
品詞コードを割り振ったマトリクス表の形式で準備され
ている。
【0104】このマトリクス表において、縦軸の品詞欄
の品詞コードは、日本語文字列中の特定の単語の品詞コ
ードを、横軸の品詞欄の品詞コードは、その特定の単語
の前方にある単語の品詞コードを示す。縦軸の品詞欄と
横軸の品詞欄との交点には、横軸の品詞に続けて縦軸の
品詞を用いる用法が文法上あり得るか否かを示す情報
が、予め登録されている。この情報は、実際には、ビッ
ト情報の組み合わせの形態で登録されるが、説明の便宜
上、接続可能な品詞の組み合わせを「◎」印、接続不可
能な品詞の組み合わせを「×」印として示す。
【0105】例えば、「はこをはこぶ」というかな文字
列を文頭から漢字混じり文字列に変換する際に、自立語
辞書から「箱」という単語を検索した後、「を」という
単語を附属語辞書から検索した場合には、接続検定テー
ブルの縦軸上の「200」という普通名詞を表わす品詞
コードと横軸上の「400」という格助詞を表わす品詞
コードとの交点は「◎」印となっているので、「箱」と
「を」とは接続可能と判定される。
【0106】このように、前後の単語同士の接続の可否
を判定することで、文節単位での日本語文字列への変換
が可能となる。なお、本実施例では、自立語辞書と附属
語辞書に、それぞれ文法情報として単語の品詞情報を格
納するが、このような構成に限らず、例えば、1の漢字
辞書KDに、文法情報として各単語の自立語と附属語の
別を格納する構成としてもよい。この構成によっても、
文節単位での変換を実現することができる。
【0107】このような構成を採る漢字辞書KDは、か
な文字列を日本語として自然な漢字混じり文字列に変換
するものであり、ここにおいて各入力キーにローマ字を
複数割り当てる一方で、入力キーの操作に基づいて生成
された英字列をかなに変換可能な文字列に絞り込み、さ
らに辞書に登録された漢字混じり文字列に絞り込む。こ
の二段階の絞り込みにより、日本語として自然な文字列
に変換されることになる。なお、漢字学習辞書KGDに
よる学習機能については後述する。
【0108】説明を図5に戻す。入力途中であるか否か
を問わず、一つの文字キーの操作によって可能なところ
までの漢字混じり文字列に変換した後、ステップS11
0ではこの時点での複数の漢字候補を表示し、ステップ
S100に戻る。「はいけい」の例で言えば「HA」を
入力した時点と「I」「KE」、「I」と入力した時点
でローマ字かな変換が可能であり、それらの入力時点で
の学習結果を優先対象として「はいけい」に対応する漢
字混じり日本語文字列、および「H」を割り当てた文字
キーには「G」も重複して割り当てられているので「が
いけい」に対応する漢字混じり日本語文字列を候補表示
エリア92に表示する。以上により候補文字列の発生と
候補文字列の表示が行われたことになる。
【0109】入力者は文節単位の区切りで文字キーを操
作するのを中断し、候補移動キーを操作して候補表示エ
リア92内に所望の漢字変換結果が表示されるまでスク
ロールさせる。この場合、後述するように、選択された
候補文字列は反転表示され、この反転表示の位置の上下
方向への移動に伴って、他の候補文字列が表示される。
【0110】また、候補の表示は変換元のローマ字が異
なる場合にそれぞれが分かるように色を変えて表示して
いる。例えば、「はいけい」に対応する漢字混じり日本
語文字列は黄色を使用し、「がいけい」に対応する漢字
混じり日本語文字列は水色を使用するといった具合であ
る。この様子を図21(A)に示す。これにより、目指
す漢字混じり日本語文字列を早期に発見することができ
る。むろん、白黒表示の場合を含めて色の変化を実行す
るか否かは自由であり、白黒表示の場合には、図21
(B)に示すような、網掛けを変えるといった手法であ
っても良い。
【0111】候補移動キーは上向き矢印か下向き矢印を
意味しているがこれらは文字キーではない。このため、
ステップS100にて文字キーではないと判断された
後、ステップS112にて取消キーであるか否かの判断
を経てステップS114にて候補移動キーであるか否か
を判断する、候補移動キーと判断した場合には、ステッ
プS116にて現候補を変更する。すなわち、上述した
ように、使用者の候補移動キーの操作に伴って反転表示
を上下に移動し、候補表示エリアに表示された候補文字
列を反転表示する。一方、ステップS114で候補移動
キーではなく決定キーであると判断した場合には、ステ
ップS118にて現在の候補を学習する。
【0112】一方、図5には敢えて示さなかったもの
の、漢字混じり文字列への変換後に、変換キーを操作し
た場合について説明する。自動変換モードの際には可能
な限り漢字変換を行なおうとするが、ひらがなやカタカ
ナを入力したいときもある。このため、変換キーを押す
ことによってかかる入力を可能としている。具体的に
は、変換キーを一度操作するとひらがなに変換し、変換
キーを二度操作するとカタカナに変換する。
【0113】ステップS118の学習処理について説明
する。学習機能は、大きく分けて二段階にわたってい
る。すなわち、かな学習機能と漢字学習機能とである。
従来の日本語かな漢字変換であれば後者のものだけであ
るが、一つの入力キーに複数の英字を割り当てている関
係上、かな学習機能が必要となり、有用である。
【0114】まず、かな学習機能について説明する。ロ
ーマ字からかなに変換するにあたって、一つの入力キー
には複数の英字を割り当てているので、「はいけい」と
入力するとすれば、図12で示すキー文字列であれば
「11,5,10,9,7,10」の順序で操作してい
くことになる。しかし、「がいけい」と入力する場合で
も同じ操作が必要となる。この場合、どちらが望まれて
いるのかを判断するのは難しい場合もあるが、一つの文
章内で判断するなら同じ変換が望まれている場合が多
い。従って、最初の変換はともかく、次回の変換からは
学習された結果が優先的に表示されるようにするため、
ステップS114にて決定キーが操作されたと判断した
時に採用されたローマ字かな変換結果をかな学習辞書N
GDに記憶しておく。図15は、「はいけい」というか
な文字列に対応する候補文字列が採用された場合におい
て、このかな文字列を、ローマ字かな変換結果としてか
な学習辞書NGDに記憶した様子を示す。なお、決定キ
ーはいわゆる自動変換モードの際に機能するが、このと
き入力キー文字列表示エリア93には変換対象となって
いるかなは表示されていない。しかし、内部的には上述
したようなローマ字かな変換結果が分かっているため、
これを同かな学習辞書NGDに記憶する。
【0115】従って、ローマ字かな変換の際には、ロー
マ字−かな変換辞書NDとともにかな学習辞書NGDを
参照し、かな学習辞書NGDに記憶されているかな文字
列を優先度を高くして変換する。この優先度を高くする
構成としては、例えば、複数通りのかな文字列のうちの
第1候補とする構成などが考えられる。
【0116】次に、漢字学習機能について説明するが、
この場合は通常と同様、ステップS114にて決定キー
が操作されたと判断した時に、選択された漢字候補とか
な候補とを対応づけしつつ図20に示す漢字学習辞書K
GDに記憶しておく。図20は、「拝啓」という漢字候
補が採用された場合において、この漢字文字列を漢字学
習辞書KGDに記憶した様子を示す。この結果、次回、
キー文字列として「11,5,10,9,7,10」の
順序で操作していった場合には前述のかな学習によって
「はいけい」が優先候補とされ、さらに「はいけい」は
漢字学習によって「拝啓」を優先候補にして変換され
る。
【0117】本実施形態においては、このような学習辞
書ファイルを作成する作業と次の変換時に前方一致で参
照する作業とによって学習機能を実現しているが、これ
は一例に過ぎず、他の各種の学習機能を付加することが
可能である。例えば、品詞相互の対応関係を学習しても
良いし、接尾語、接頭語といったものを学習することも
可能である。
【0118】ステップS118にて現在の候補を学習し
たら、ステップS120では次の変換に連語変換が可能
となるように今回の変換結果を利用して図22に示す連
語対応辞書を参照し、参照結果を学習辞書に盛り込む。
例えば、「はいけい」が選択されたので、「はいけい」
で連語対応辞書を前方一致検索すると、「はいけい、じ
か」にヒットする。この場合、候補には「拝啓、時下」
とあるから、漢字学習辞書KGDに「じか」と「時下」
とを追加する。これにより、次の参照時には「じか」と
かな入力されると「時価」などの他の候補よりも「時
下」が優先的に表示されることになる。むろん、漢字辞
書KD以外に別の連語対応学習辞書を作成しておくよう
にしても構わない。そして、最後にステップS121に
て現在の候補を確定文字列表示エリア94に転送して、
処理を終了する。
【0119】以上の処理により、選択操作と学習処理と
が行われ、全体として、候補発生、候補表示、選択、学
習という一連の処理がなされたことになる。
【0120】以上説明した例は、逐次入力されるキー文
字列に対応して自動的に変換していくいわゆる自動変換
モードを前提とするものであるが、変換キーを操作した
時点でかな漢字変換する態様(いわゆる逐次変換モード
という)とすることも容易である。このような場合のフ
ローチャートを図23および図24の日本語文字列発生
処理Bとして示す。この処理によれば、ローマ字からか
なに変換する過程においても候補を発生し、選択結果を
かな学習辞書NGDに対して有効に反映させることがで
きる。なお、図23と図24に示すフローチャートは概
ね図5に示すフローチャートに対応しており、図23に
示す各ステップのうち図5と同じステップについては、
説明を省略する。
【0121】感圧素子78b上でタッチ操作が検出され
ると、日本語文字列発生処理Bを起動し、文字キーの操
作に基づくキー文字列を英字に変換し(ステップS20
4)、変換された英字をかな文字列に変換して、かな候
補群を表示する(ステップS206、S208、S21
0)。かな候補群から1の候補が選択され、決定キーが
操作されたと判断したときに、当該1の候補を漢字変換
の対象となるかな文字列として決定し、このかな文字列
をかな学習辞書NGDに記憶して(ステップS21
6)、図24の漢字変換処理へ分岐する。この後にキー
の入力があった場合には、現在のモードが変換中である
と判断し(ステップS200)、図24右側に示す漢字
選択処理へ分岐する。
【0122】漢字変換処理は、基本的には図5に示すフ
ローチャートの場合とかわるところはなく、漢字学習辞
書KGDと漢字辞書KDとを参照してかな文字列から漢
字に変換し、漢字候補群を表示して(ステップS23
0、S232)、漢字選択処理へ分岐する。漢字選択処
理においては、入力キーが候補移動キーであると判断し
た場合に、所望の候補を反転表示し(ステップS23
4、S236)、入力キーが決定キーであると判断した
場合に、現在の候補を漢字混じり文字列として確定し
て、当該文字列を漢字学習辞書KGDに記憶し、かな漢
字変換の学習を行わせる。以後、確定された漢字混じり
文字列を転送して(ステップS240)、処理を終了す
る。ステップS238にて。このようにすれば、ローマ
字からかなへの変換結果を次回の変換時に反映させやす
くなる。
【0123】また、これまでは概ね単文節についての変
換を中心として説明しているが、連文節変換が可能であ
ることはいうまでもない。連文節変換を行う場合、各文
節毎に重複割り当てによって複数のかな変換が生じるこ
とになるので、より複雑になりがちのようにも思える。
しかしながら、文節として注目する場合には、入力文章
について文節分かち書きを行う必要があり、この場合の
文法情報をかな変換自体の絞り込みに利用できる。
【0124】「はこをはこぶ」という例を入力キーエリ
ア91を用いて入力すると、キー文字列は「HG,A,
K,O,YRW,O,HG,A,K,O,MB。,U」
と入力することになる。生じるかなの組合せを考慮する
と、単文節としては、 (1)箱よ 運ぶ (2)箱を 運ぶ (3)箱を 箱ぶ※ (4)箱ろ※ 箱む※ といったものがあげられる。しかしながら、各文節内で
自立語、附属語の接続検定を行うことにより、「※」と
いう印を付した文節は落とされる。自立語、附属語の接
続検定を行うためには、自立語辞書と附属語辞書を用意
しておき、生じるかなの組み合わせの範囲で自立語を検
索するとともに附属語との結合の有無を判断する。この
結果、「※」という印を付した文節は結合のあり得ない
単語同士として落とされる。
【0125】一方、自立語、附属語の接続検定で落とさ
れた残りの文節に対し、文節相互間の接続検定を実行す
る。すると、「箱よ」に動詞の「運ぶ」は接続せず、
「箱を」「運ぶ」だけが候補として残る。すなわち、文
節分かち書きを行うがために自立語か附属語かといった
文法情報を考慮することにより、さらに日本語としての
絞り込みが行われるのである。
【0126】連文節変換の具体的手法は特に限定される
ものではなく、各種のものを採用可能であるが、その一
例として図25には最小コスト法による変換処理例を示
している。
【0127】この最小コスト法では、ステップS300
にて一時的に保存されたデータの消去や解析位置を1桁
目に初期化するなどの初期化を行った後、ステップS3
05にて解析位置を求める処理を行う。解析位置とは、
入力された文章について次に解析を行う位置である。例
えば、「くるまではこをはこぶ」という仮名文字列が入
力されているとすれば、最初の解析位置は1桁目の
「く」の位置であり、順次解析が進むにつれて、解析位
置は「る」「ま」・・・と進む。ステップS310で
は、この解析位置でCPU71が辞書ROM75に記憶
された自立語辞書と附属語辞書を検索する処理を行う。
先の例でいえば、「く」という語を辞書から検索する。
【0128】辞書の検索を行った後、ステップS315
にて得られた単語についてそれ以前の単語との結合をチ
ェックする処理を行い、単語間の結合がありえない場合
には、該単語は無効として、更に辞書を検索する。例え
ば、先の例文(「くるまではこをはこぶ」)の中の「こ
をはこぶ」の「は」について附属語辞書から検索された
係助詞の「は」という単語は、その直前の格助詞「を」
との結合がありえないと判断されるため、無効な単語と
される。一つの解析位置での辞書検索と結合チェックが
終われば、解析位置を順に進めて更に処理を繰り返す。
【0129】結合の可能性のある単語については、ステ
ップS320にてCPU71がコスト計算を行い、解析
位置からその単語までの最小総コストを計算する処理を
行う。コストは、自立語を「2」、附属語を「0」とし
て定義されている。次に、ステップS325にてコスト
チェックを行ない、最小総コストよりも大きなコストを
持つ単語の組み合わせを無効とする。
【0130】先に示した例に基づいて説明すると、例文
(「くるまではこをはこぶ」)中の「くるま」は、
「く」+「る」+「ま」、「くる」+「ま」、「くる
ま」等種々の語の組み合わせに分けることができる。こ
れらの各組み合わせについて単語を当てはめてコストを
計算する。「く」+「る」に対し、「苦」(自立語)+
「流」(自立語)という単語を当てはめれば、「流」は
コスト4となる。一方、「くる」に対し「来る」(自立
語)という単語を当てはめれば、コスト2となる。最小
コスト法は、こうして求められたコストが最小となる組
み合わせを採用するものであるため、この場合には、
「来る」を採用することになる。かかる解析を続けてい
けば、「くるま」については、「車」(自立語)がコス
ト2で最小コストとなる。
【0131】また、「くるまで」について考えれば、
「車」(自立語)+「で」(附属語)であるため、
「で」のコストは「車で」の総コストに相当するコスト
2となる。同様に「来る」(自立語)+「まで」(附属
語)なる結果を考えれば、「まで」もコスト2となる。
こうして得られた文節候補およびそのコストは、ワーク
RAM76に記憶される。
【0132】次のステップS330では、こうしてコス
トが与えられた単語候補をリンクする処理を行う。すな
わち、結合が有効とされた語について、ポインタを設定
することで、その結合を関係づける。上述の例文中「く
るまで」について説明すれば、「車/で」および「来る
/まで」に対し最小総コストの計算がなされたから、
「来る」については「まで」にリンクし、「車」につい
ては「で」にリンクするというように関係づけられるの
である。こうした結合チェックやコスト計算、そしてリ
ンクづけの処理を、一つの解析位置で総ての単語の検索
が完了するまで繰り返す。また、その解析位置での辞書
の検索が完了すると、更に解析位置を一つ進めて、新た
な単語の成立を検討し、同様に結合チェックやコスト計
算などを繰り返す。
【0133】解析位置が、既に入力された最後の仮名文
字の位置に至り、ステップS335にて全語について解
析が完了したと判断された場合には、ステップS340
にて以上の処理を前提として、最小コストのパスを検索
する処理を行う。これは、有効とされた語の組み合わせ
のなかで、語に付与されたコストの総和が最小になるも
のを検索する処理である。「くるまではこをはこぶ」の
例では、「車(2)/で(2)/箱(4)/を(4)/
運ぶ(6)」という分かち書きが総コスト18で最小コ
ストとなる。なお、かっこ書きの数字は各単語のコスト
を意味する。
【0134】このとき、最小コストではないが、他の文
節分かち書きの候補も検索される。例えば、「車(2)
/では(2)/子(4)/を(4)/運ぶ(6)」とい
う分かち書き(コスト=20)である。こうしてステッ
プS345にて分かち書きの候補を作成した後、今度は
ステップS350にて各文節の内部での候補を作成する
処理を行う。即ち、ひとつの文節分かち書きの内部で、
例えば「はこを」に対して「箱を」や「函を」といった
候補を用意するのである。
【0135】一方、このようにして用意された文節の候
補に対して、連語辞書を使った接続検定も可能である。
「はいけい じか」という二つの文節に切り分けたとし
て連語辞書に入っているのは「拝啓 時下」であろうか
ら、 (5)拝啓 時下 (6)背景 時価 (7)外形 似か (8)外系 二課 といった候補を表示することになる。すなわち、この例
ではあくまでも連語辞書を文節間の接続検定に利用する
というものである。
【0136】さらには、文節間の意味上の繋がりを文法
情報として記憶することも可能であり、例えば、文法情
報として、掛かり受けの関係を有する文節の情報を辞書
に記憶しておき、この情報を漢字変換の際に参照する構
成が考えられる。このような構成とすれば、離間した文
節間においても妥当性の高い候補文字列を優先して表示
することが可能となる。
【0137】「荷を運ぶ」という漢字混じり文字列を入
力したい場合を例にとって、以下に説明する。キー操作
に基づくキー文字列は「NZJ,I,YWR,O,H
G,A,K,O,MB。,U」となり、品詞の接続検定
を考慮したとしても、 (9)似を 運ぶ (10)煮を 運ぶ (11)荷を 運ぶ (12)時を 運ぶ (13)字を 運ぶ といった5つの候補が残る。一方、係り受け辞書には、
「荷を」と「運ぶ」という2つの文節が掛かり受けの関
係である旨を予め記憶しておく。このような情報が記憶
された辞書を参照して、5つの候補に対して掛かり受け
検定が行なわれ、その結果、辞書に登録されている「荷
を運ぶ」が優先度の高い候補文字列とされる。
【0138】掛かり受け検定は、この例以外にも、例え
ば、ある自動詞に対してその主体には人が該当するとい
った検定が可能である。このような掛かり受け検定も、
二段階の絞り込みを前提とする本件のような場合には極
めて有用である。むろん、これらの掛かり受けなどは一
例に過ぎないので、他の検定を実行することが可能なの
はいうまでもない。
【0139】これらの文節の候補や単語の候補は、使用
者により文節の分け方を変えるよう指示されたり、次候
補を表示するよう指示された場合に使用される。
【0140】次に、文節分かち書きの分け方を変更する
例を図26に示す。図26は、「スモモも桃_モモも
桃」という漢字混じり文字列を入力する場合において、
キー操作に基づく「すもももももももももも」というか
な文字列が、文節分かち書きされて表示された状態を示
す。前述した最小コスト法を用いて最小コストとなる文
節分かち書きを行なった場合には、図26(A)のよう
に3つの文節に区切られる。図26(A)では、2番目
の文節が7文字目と8文字目の間で区切られているた
め、所望の文字列を入力するためには、2番目の文節の
区切りを6文字目と7文字目の間に変更する必要があ
る。
【0141】文節の区切りを変更するためには、注目文
節を移動して文節長を変更する作業が必要となるが、こ
れらの作業を実現するため、入力キーエリア91の各升
目に、注目文節の移動や文節長の変更という機能を割り
当てている。この様子を図27に示す。この各桝目にタ
ッチすることにより、図22(B)のように、注目文節
を一文節目から二文節目に移動し、さらに、文節長を、
図22(C)に示すように短くする。
【0142】以上のようにすれば連文節処理も可能とな
る。むろん、各文節内の変換では図23および図24に
示すようなかな漢字変換処理を適用して漢字候補を選択
すればよい。
【0143】ところで、これまでは絞り込みに利用しや
すくなるようにローマ字かな変換を行っているが、キー
操作としてみれば一つのある流れを持つキー操作に対し
て漢字変換が行われているので、物理的なキー配列から
漢字変換を行うことも不可能ではない。「はいけい」の
例では、「11,5,10,9,7,10」というキー
文字列に対して「拝啓」を関連づけた辞書ファイルを用
意しておけばよい。このような辞書ファイルとしてのキ
ー並び−漢字ファイルPRSを生成する工程を図28を
参照しつつ説明する。
【0144】まず、各かなを入力するためのキー文字列
を対応させたかな−キー並びファイルPQFおよび漢字
辞書KDに相当するかな−漢字ファイルQRFについて
キー並び−漢字変換処理(マッチング処理)を行なう
(ステップS400)。このマッチング処理の内容を、
前述した「はいけい」を例にとって以下に説明する。
【0145】かな−キー並びファイルPQFには、「1
1,5」というキー文字列に対して「は」および「が」
というかな文字が、「10」というキー文字列に対して
「い」というかな文字が、「9,7」というキー文字列
に対して「け」というかな文字が、それぞれ登録されて
いる。また、かな−漢字ファイルQRFには、「はいけ
い」というかな文字列に対して「拝啓」などの漢字文字
列が、「がいけい」というかな文字列に対して「外形」
などの漢字文字列が、それぞれ登録されている。マッチ
ング処理においては、まず、かな−漢字ファイルQRF
に登録されている「はいけい」というかな文字列を指定
し、このかな文字列を「は」,「い」,「け」,「い」
という4つのかな文字に分け、これらの各かな文字に相
当するキー文字列を順に配列する。この結果、「11,
5,10,9,7,10」という順にキー文字列が配列
され、このキー文字列が「拝啓」という漢字文字列と関
連付けられる。
【0146】次に、かな−キー並びファイルPQFを参
照し、「11,5,10,9,7,10」というキー文
字列から「はいけい」以外のかな文字が生成されるか否
かを判断する。「11,5」というキー文字列に対して
は、「は」以外に「が」というかな文字も登録されてい
るので、「11,5,10,9,7,10」というキー
文字列から生成されるかな文字列として、「がいけい」
という文字列を追加する。次に、この「がいけい」とい
うかな文字列についてかな−漢字ファイルQRFを参照
し、「外形」という漢字文字列を抽出する。この結果、
「11,5,10,9,7,10」というキー文字列が
「外形」という漢字文字列と関連付けられる。
【0147】このように相互に関連付けられた「11,
5,10,9,7,10」というキー文字列と「拝啓」
および「外形」という漢字文字列とをリンクしてキー並
び−漢字変換ファイルPRFに記憶する。以上が、マッ
チング処理の内容である。
【0148】次に、ステップS405にて、キー並び−
漢字変換ファイルPRFに記憶されたキー文字列を、キ
ー並び順となるようにソート処理を行なって、キー並び
−漢字変換ファイルPRSを作成する。以上のような工
程で、キー並び−漢字変換ファイルPRFが作成され
る。この作成の過程を簡単なフローチャートにしたもの
を図29に示す。
【0149】従って、入力されたキー文字列でこのキー
並び−漢字ファイルPRFを前方一致検索することによ
り、漢字混じり日本語文字列に変換できるし、この場
合、キー並び−漢字ファイルPRFの基礎となった漢字
辞書KDにおいては、かな−漢字変換が自然な日本語と
なるように構成されているので、結果としてキー文字列
から自然な日本語へと変換可能となる。
【0150】また、同様の手法はいわゆるかな入力にお
いても適用可能であり、入力キーエリア91の各升目に
かなを一部重複して割り当てておけばよい。
【0151】なお、未入力状態で左下の切替キーを一度
操作すると、図30に示すような数字入力モードとな
り、二度操作すると、図31に示すような英字入力モー
ドとなり、三度操作すると、図32に示すような記号入
力モードとなる。この後、さらに切替キーを操作すると
上述したかな入力モードに戻り、以下、順に繰り返す。
【0152】次に、本実施形態のPIM80において、
自動変換モードを用いて日本語文字列の入力を行なう様
子を図33ないし図43を用いて説明する。
【0153】文字列入力用画面90は、未入力状態では
図9に示すようになっており、「拝啓」という日本語文
字列を入力するため、「HAIKEI」と打鍵していく
とする。「H」は「H」と「G」と読点「、」を重複割
り当てされたキー文字列の11番に割り当てられてお
り、この入力キーを操作すると図10に示すように、候
補表示エリア92には単独で入力されうる読点「、」が
表示され、入力キー文字列表示エリア93には入力キー
に割り当てられた「hg」が表示される。この時点では
ローマ字をかなに変換することはない。なお、ここで決
定キーを押したとすると、ステップS100,S11
2,S114の判断を経て、決定キーであることを判定
されるものの、ステップS118の学習およびステップ
S120の連語処理は実質的にパスされ、ステップS1
21にて、候補表示エリア92に表示された読点「、」
が確定文字列表示エリア94へ転送される。そして、転
送ボタン95を押すと、アプリケーションに出力され
る。
【0154】次に、図10に示す状態から「A」が割り
当てられたキーを打鍵すると、少なくともローマ字とし
て「は」あるいは「が」に変換可能となり(なお、説明
の便宜上、読点「、」と「A」との組み合わせから生成
される「、あ」というかな文字列については、説明を省
略する)、ステップS106にてかなに変換され、ステ
ップS108にてかな漢字変換される。この結果、図3
3に示すように「は」と「が」に対応する漢字が候補表
示エリア92に表示される。ここでは「葉」が最優先の
候補であり、反転表示されて識別しやすくなっている。
【0155】続いて「I」が割り当てられたキーを打鍵
すると、ローマ字として「はい」あるいは「がい」と変
換できるので、図34に示すように「はい」と「がい」
に対応する漢字が候補表示エリア92に表示される。な
お、「はい」の読みに対応する漢字候補は黄色で表示
し、「がい」の読みに対応する漢字候補は水色で表示し
て区別するとともに、さらに、最優先候補の「灰」につ
いては反転表示を行っている。
【0156】なお、ここで取消キーを操作したときに
は、ステップS100,S112を経てステップS12
2にてキー文字列から一文字削除し、ステップS104
に戻ることになる。従って、ちょうど図33に示す状態
に戻ることになる。また、ここで変換キーを一度操作し
たときには、図35に示すようにひらがなに変換し、変
換キーを二度操作したときには、図36に示すようにカ
タカナに変換する。
【0157】なお、カタカナへの変換は全ての入力かな
をカタカナに変換するだけではなく、最後の一字だけを
ひらがなのままにしておくようにしても良い。例えば、
「スーパーマーケットは」というようにカタカナ語の後
に助詞を加えた状態で変換することが多いからである。
【0158】図には示していないが、この後に更に変換
キーを操作することにより、無変換(「hai」)の全
角表示としたり、無変換の半角表示としたりしてもよ
い。また、これらは漢字変換ほどは候補が生じないの
で、ひらがな、カタカナ、無変換というものを全て候補
表示エリア92に表示して選択可能としてもよいし、表
示後の変換キーの操作により、表示される順番が変化す
るようにしてもよい。なお、図35および図36に示す
ように、変換キーを押したときには変換状態の表示が
「候補選択」となり、現在の状況が分かるようになって
いる。
【0159】次に、「K」が割り当てられたキーを打鍵
すると、図37に示すように、入力キー文字列表示エリ
ア93には「hg,a,i,k」という英字列が表示さ
れる。この英字列は、ローマ字変換できない英字列であ
るので、候補表示エリア92には、打鍵前に表示されて
いた「灰」や「外」等の漢字に替えて「はい」や「が
い」というかな文字列が表示される。続いて、「E」が
割り当てられたキーを打鍵すると、図38に示すよう
に、入力キー文字列表示エリア93には「hg,a,
i,k,e」という英字列が表示される。この英字列に
より生成される「はいけ」や「がいけ」というかな文字
列に対応する漢字は、漢字辞書KDに登録されていない
ので、候補表示エリア92には、「はいけ」や「がい
け」というかな文字列のみが表示される。即ち、ローマ
字変換可能な区切りにおいては、変換可能なかなを使っ
てステップS108にて漢字辞書KDを参照するが、こ
のときに対応する漢字文字列が無い場合には、候補表示
エリア92に表示されるのはかなへの変換結果だけとな
る。
【0160】ただし、このときに重複割り当てされた複
数の組合せのうちの一部に、漢字変換可能となる組み合
わせがある場合、例えば、漢字辞書KDに、「はいけ」
というかな文字列に対応する漢字列は登録されていない
が、「がいけ」というかな文字列に対応する「外家」と
いう漢字列が登録されている場合には、自然な日本語文
字列は「外家」であると判断してこれを先に表示させ
る。このように表示した様子を図39に示す。なお、こ
の後に「はいけ」と入力したい場合もありうるので、変
換可能な文字列は必ず表示しておく。具体的には、漢字
候補のある「外家」を最優先として反転表示し、その後
に「はいけ」を表示する。
【0161】最後に、「I」が割り当てられたキーを打
鍵すると、図40に示すようにローマ字かな変換結果の
「はいけい」と「がいけい」に対応する漢字文字列が表
示される。ここで、決定キーを操作して「拝啓」を選択
すれば、ステップS118にてこの候補が学習される。
すなわち、かな学習辞書NGDには、上述したキー文字
列に対応するローマ字−かな変換結果である「はいけ
い」について、「11,5,10,9,7,10、はい
けい」と書き込まれるし、漢字学習辞書KGDには、か
な−漢字変換結果として「はいけい、拝啓」が書き込ま
れる。また、この決定キーの操作は確定処理であるた
め、ステップS121で、「拝啓」という漢字文字列を
確定文字列表示エリア94に転送する。この状態を図4
1に示す。
【0162】なお、自動変換モードでは発生し得るかな
候補に対して複数の漢字候補が生じるため、極めて多数
の候補が表示されることになるが、一つのかな候補に対
して一定数で区切るようにしてもよい。この場合、ま
だ、漢字候補があるかな候補に対してはかな表示を漢字
候補中に表示しておき、それを選択した場合には当該か
な候補に対する他の漢字候補を表示するといったことも
可能である。
【0163】以上が、自動変換モードの際の処理であ
り、次に逐次変換モードの際の処理について主に相違点
に重点をおいて説明する。
【0164】逐次変換モードでは、図23と図24に示
すフローチャートに従って変換処理が行われる。「はい
けい」と入力していく場合、自動変換モードの場合は、
ステップS106にて英字からかなにローマ字変換した
らすぐにステップS108にてかなから漢字に変換して
いるが、逐次変換モードでは文字キー以外の制御キーを
押さない限りは、ステップS206にてキー文字列を英
字に変換し、ステップS208にて英字からかなにロー
マ字変換し、ステップS210にてかな候補を表示する
だけである。従って、「hg,a」と入力したときに自
動変換モードでは図33に示すように「葉歯・・・」と
漢字候補を表示するものの、逐次変換モードでは図42
に示すようにかな変換した「は」と「が」だけを表示す
る。
【0165】「はいけい」と入力するためには「hg,
a,i,k,e,i」と入力キーを操作することになる
が、最終的には図43に示すように「はいけい」と「が
いけい」というふたつのかな候補が表示される。ここ
で、候補移動キーが操作されればステップS202にて
制御キーが操作されたと判断し、ステップS211,S
212を経てステップS214にて反転表示を「がいけ
い」に変更させることになる。
【0166】一方、反転表示を「はいけい」としたまま
で決定キーを操作すると、ステップS202,S21
1,S212の判断を経てステップS216にてかな学
習を実行する。すなわち、上述したように「hg,a,
i,k,e,i」の操作に対して「はいけい」とかな変
換することをかな学習辞書NGDに書き込み、その後
で、ステップS220にて漢字変換を実行する。また、
反転表示に「はいけい」としたままで決定キーを操作せ
ず、変換キーを操作するとそのまま「はいけい」が選択
されてかな学習され、「はいけい」に対する漢字候補を
出力するようにしてもよい。
【0167】漢字変換はステップS230にて実行し、
漢字学習辞書KGDと漢字辞書KDとを参照して適宜優
先表示を変更しつつもステップS232にて漢字候補を
表示する。自動変換モードの場合は図40に示すように
かなが確定していないので、「がいけい」に対する漢字
候補も表示することになるが、逐次変換モードでは「は
いけい」だけに対応する漢字候補を表示することにな
る。この後、候補移動キーを操作した場合にはステップ
S234の判断を経てステップS236にて反転表示の
現候補を変更するし、決定キーを操作したときにはステ
ップS238にて漢字学習辞書KGDを更新する。すな
わち、「はいけい」に対する漢字変換として「拝啓」が
対応するものとして学習される。この決定キーの操作は
確定処理であるため、最後にステップS240にて、
「拝啓」という漢字文字列を確定文字列表示エリア94
へ転送し、自動変換モードの場合と同様に図41に示す
ようになる。
【0168】なお、自動変換モードの場合でも、逐次変
換モードの場合でも、転送ボタン95を操作した時点で
確定した日本語文字列をアプリケーションに転送する
し、クリアボタン96を操作すると、同日本語文字列を
破棄する。
【0169】このように、感圧素子78bと液晶ディス
プレイ78とを使用して文字列入力用画面90を構成す
るとともに、入力キーエリア91の各升目には重複割り
当てを許容しつつローマ字入力可能とするための英字を
割り当てし、操作者がかかる入力キーを操作して日本語
文字列を入力しようとするときに、可能性のあるかなの
組合せを発生して漢字混じりの候補を表示して選択させ
るが、このときに、過去の変換結果や辞書を利用して日
本語として自然な並びとなるものを優先的に表示させる
ことにより、日本語としての絞り込みが行われ、単純に
重複割り当てした全組合せの中から探し出すのに比べて
極めて容易となる。
【0170】以上説明した第1実施例としての文字列入
力用画面90および第2実施例としての文字列入力用画
面12では、文字を入力するための入力キー(以下、文
字入力キーという)や候補移動キーの他に、切替キーや
取消キー,スペースキー,決定キー等の文字列の形態を
選択するための入力キー(以下、機能キーという)を設
けるが、これらの機能キーを設けない構成とすることも
可能である。この構成を、前述した文字列入力用画面9
0および文字列入力用画面12と対比しつつ、以下に説
明する。図44は、日本語文字列の入力処理が開始され
たときにPIM端末80の液晶ディスプレイ78に表示
される画面(以下、入力開始画面という)を示す。
【0171】入力開始画面には、第3実施例の文字列入
力用画面22が表示されている。文字列入力用画面22
は、第1,第2実施例の文字列入力用画面と同様に、入
力キーエリア91,候補表示エリア92,確定文字列表
示エリア94を備える。なお、第3実施例では、入力し
た文字キーを表示する領域である入力キー文字列表示エ
リア93を設けていないが、当エリアを設ける構成とし
ても差し支えない。
【0172】この文字列入力用画面22で入力された文
字列は、転送ボタン95の操作により、文字列入力用画
面22の上方にあるテキスト展開エリア98に文書とし
て表示される。また、クリアキー96の下方には、文字
列入力用画面22上での文字列の入力方法を表示するた
めのヘルプキー29を設けている。
【0173】入力キーエリア91には、第2実施例の文
字列入力用画面12と同様に、縦4列,横3列にわたる
12個のキーが表示されている。12個のキーは、片手
の五指のうち親指を除く四指により操作し得る領域に配
列されており、10個の文字入力キー27a〜jと2個
の移動キー28a,28bとから構成される。
【0174】文字入力キー27a〜jには、第2実施例
での文字入力キー17a〜jと同様に、1のキーに複数
のローマ字や符号が重複して割り当てられている。加え
て、「1」から「9」までの数字も各文字入力キー27
a〜jに割り当てられており、各キーの上方には割り当
てられた数字が表示されている。
【0175】また、第3実施例では、第2実施例の文字
入力キー17a,b,c,fと同様に、1の文字入力キ
ー27cに3以上のローマ字の割り当てを許容する。こ
のように割り当てることで、キーの少数化を担保してい
る。
【0176】文字入力キー27a〜jが操作されると、
操作されたキーに対応するキー文字列を入力し、このキ
ー文字列を、入力モードの設定に応じて、各キーに割り
当てられたローマ字および符号や数字,英字,記号に変
換する。入力モードがかな入力モードに設定されている
場合には、変換されたローマ字および符号を、ローマ字
−かな変換辞書NDや漢字辞書KDを参照して、漢字か
な混じり文字列に変換する。変換された文字列は候補文
字列として候補表示エリア92に表示される。
【0177】第3実施例では、第1,第2実施例と同様
に、アルファベット26文字のうちの一部を各文字入力
キー27a〜jに割り当てる。このため、英字入力モー
ドに設定された場合には、各文字入力キー27a〜jの
キートップの表示を、アルファベット26文字を重複割
り当てした態様に変更して表示する。記号入力モードに
設定された場合にも、同様に、キートップの表示を記号
表示に変更して表示する。これによって英字文字列や記
号の入力が可能となる。この手法は、既に図31および
図32において説明したものと同様である。
【0178】一方、各文字入力キー27a〜jに割り当
てられるローマ字や符号の種類は、第2実施例での文字
入力キー17a〜jとは異なっている。この点について
は後述する。
【0179】移動キー28a,28bは、第2実施例の
候補移動キーに相当するものである。即ち、候補表示エ
リア92内に選択の対象となる要素が表示されている状
態で移動キー28a,28bを操作すると、特定の要素
を反転させて表示する反転表示帯の位置が上下に移動す
る。この移動により反転表示された要素が、使用者の所
望する要素として選定される。例えば、図43の入力開
始画面では、「入力待ち」という要素が選定されてい
る。ここで「入力待ち」とは、文字入力キー27a〜j
を操作したときに、割り当てられた文字についてのキー
文字列を入力する状態にあることを意味する。
【0180】前述したように、第3実施例では、第1、
2実施例において設けられていた切替キー18aや取消
キー18b,スペースキーを設けていない。これは、入
力モードの切り替えやキー文字列の削除を、候補表示エ
リア92の表示から選択することにより行なうこととし
ていることに起因する。
【0181】候補表示エリア92には、「かな漢字変換
後の候補文字列」に加え、「文字列を作成する過程にお
いて選択可能な機能についての選択肢(以下、機能選択
肢という)」という要素が表示される。本実施例では、
入力モードを変更するモード切替機能,入力待ち機能,
既に入力されたキー文字列を削除する機能(以下、一入
力削除機能という),既に入力された漢字かな混じり文
字列等の文字列や記号(以下、入力データという)にス
ペースを挿入する機能(以下、スペース機能)、入力デ
ータから文字や記号を削除する機能(以下、一文字削除
機能という)および入力データを編集する機能(以下、
編集機能という)についての選択肢を表示する。この選
択肢の表示から1の選択肢を選択することにより、選択
された各機能が実行される。
【0182】図44に示す入力初期画面においては、未
だキー文字列が入力されていない状態であるので、入力
待ち機能の他に、一文字削除機能,モード切替機能,ス
ペース機能および編集機能という4つの機能についての
選択肢を表示している。キー文字列が入力された後に
は、上記4つの機能についての選択肢は表示せず、入力
待ち機能と一入力削除機能についての選択肢を表示す
る。この後、入力されたキー文字列から日本語文字列を
確定したときには、キー文字列の未入力状態に戻るの
で、一入力削除機能に替えて上記4つの機能を再び表示
する。
【0183】以上説明したように、第3実施例では、入
力モードのモード切替や入力されたキー文字列の削除等
の機能を実行するために切替キー18aや取消キー18
bを設ける必要がなく、少数のキーで文書作成に付随す
る多くの機能を実行することができる。この結果、多種
多様な形態の文書を作成することが可能となる。
【0184】第2,第3実施例の文字列入力用画面1
2,22では、ともに文字入力キーの数を上回る数のア
ルファベット文字を、日本語入力用のローマ字として割
り当てている。このようなローマ字を含む日本語入力要
素の各文字入力キーへの割り当て方について、以下に説
明する。
【0185】図11に示した第2実施例としての文字列
入力用画面12では、同じ母音と組み合わされて異なる
かな文字一字の附属語を生じさせる複数の子音を、それ
ぞれ異なる文字入力キー17a〜jに割り当てている。
例えば、「D」や「G」,「H」,「K」という子音
は、いずれも同じ母音の「A」と組み合わされることに
より、それぞれ助動詞の「だ」や助詞の「が」,
「は」,「か」という使用頻度の高いかな文字を生じる
が、第2実施例では、これらの子音を、それぞれ文字入
力キー17e,17c,17a,17fという異なるキ
ーに割り当てている。また、「D」や「H」,「N」,
「T」という子音は、いずれも同じ母音の「E」と組み
合わされることにより、それぞれ「で」,「へ」,
「ね」,「て」という助詞であるかな文字を生じるが、
第2実施例では、これらの子音を、それぞれ文字入力キ
ー17e,17a,17b,17cという異なるキーに
割り当てている。
【0186】また、文字列入力用画面12では、
「A」,「I」,「U」,「E」,「O」という各母音
を、それぞれ異なる文字入力キー17g,17i,17
h,17e,17jに割り当てている。
【0187】このような文字入力キー17a〜jの操作
に基づいてかな文字一字の附属語を含んだ日本語文字列
が生成される過程を、図45を参照しつつ説明する。図
45は、「塩だ」という日本語文字列が生成される過程
を示す説明図である。なお、この過程における各ステッ
プは、図5の日本語文字列発生処理で行なわれる各ステ
ップに対応するものである。
【0188】日本語文字列発生処理の起動後に文字入力
キー17d,17i,17j,17e,17gが順に操
作されると、ステップS104の英字変換処理に基づい
て、文字入力キー17dに基づくキー文字列が「S」,
「P」という英字に、文字入力キー17iに基づくキー
文字列が「I」という英字に、文字入力キー17jに基
づくキー文字列が「O」,「.(ピリオド)」という英
字に、文字入力キー17eに基づくキー文字列が
「E」,「D」という英字に、文字入力キー17gに基
づくキー文字列が「A」,「,(コンマ)」という英字
に、それぞれ変換される。
【0189】続いて、ステップS106のローマ字変換
処理により、これらの英字の組み合わせがかなに変換さ
れ、「しおえあ」,「しおだ」,「ぴおえあ」,「ぴお
だ」という4種類のかな文字列が生成される。このと
き、4番目の文字入力キー17eには、「D」以外の子
音として、「G」や「H」,「K」のような、母音と結
合して一文字の附属語であるかなを生成する子音が割り
当てられていないので、「が」や「は」,「か」という
かな文字一文字からなる附属語を含んだ「しおが」や
「しおは」,「しおか」のようなかな文字列が生成され
ることはない。また、5番目の文字入力キー17gに
は、例えば「E」のような「A以外の母音」が割り当て
られていないので、「で」というかな文字一文字からな
る附属語を含んだ「しおで」のようなかな文字列が生成
されることはない。
【0190】この4種類のかな文字列は、続くステップ
S108の漢字変換処理により、漢字辞書KDや漢字学
習辞書KGDが参照されて、漢字混じり日本語文字列に
変換される。具体的には、まず、各かな文字列について
自立語辞書が参照され、漢字やかなに変換可能な単語が
検索される。この結果、生成された4種類のかな文字列
のうち、「しおえあ」,「しおだ」という文字列につい
て「塩」という普通名詞の自立語が、「しおだ」という
文字列について「塩田」という固有名詞の自立語が、そ
れぞれ検索される。
【0191】検索された「塩」という自立語は、附属語
と接続されて1の文節を構成し得るので、「しおえ
あ」,「しおだ」という文字列から「しお」を除いた残
余のかな文字である「えあ」,「だ」を対象として、附
属語辞書が参照される。
【0192】図18に示したように、「え」というかな
文字一文字からなる語や「えあ」という語は附属語では
なく附属語辞書内に登録されていない。従って、「え
あ」というかな文字は「塩」という自立語と結合して文
節を構成しないと判定される。この結果、「だ」という
格助詞である単語のみが附属語辞書から検索され、上記
4つのかな文字列のうちの「しおだ」という文字列のみ
が、「塩田」,「塩だ」という漢字混じり文字列に変換
される。
【0193】こうして、変換された漢字混じり文字列
は、ステップS110の処理に基づき、候補文字列とし
て表示される。上例の場合には、図46に示すように、
「塩田」,「塩だ」という2つの候補文字列が候補表示
エリア92に表示される。この後、候補移動キーの操作
により反転表示の位置を移動させることにより、「塩
だ」という所望の文字列を入力することが可能となる。
【0194】このように、第2実施例では、1のキーへ
の複数のローマ字の割り当てを許容した文字入力キー1
7a〜jを備え、これらのキーの操作に基づいて変換さ
れた複数通りの英字列を、ローマ字読みの可能なかな文
字列に変換し、このかな文字列につき、附属語辞書への
登録の有無を参照してかな文字列の漢字混じり文字列へ
の変換を行ない、附属語辞書に登録されている語を漢字
変換後の候補文字列として抽出する。その一方、文字入
力キー17a〜jには、「D」,「G」,「H」および
「K」というローマ字をそれぞれ別の文字入力キー17
e,17c,17a,17fに割り当てるので、子音が
割り当てられた文字入力キー17a〜fと「A」という
母音が割り当てられた文字入力キー17gとを連続して
操作しても、英字変換処理により「DA」,「GA」,
「HA」,「KA」のうちの複数の英字列が生じること
はない。
【0195】このため、後のローマ字変換処理によって
は、「だ」の他に「が」,「は」,「か」という附属語
辞書に登録されているかな文字を生成することはなく、
漢字変換処理により、「塩だ」,「塩が」,「塩は」,
「塩か」という候補文字列が重複して生じることがな
い。従って、第2実施例の文字列入力用画面12によれ
ば、一字で附属語となり得るかな文字が同一段に複数存
在する場合において、附属語の候補の重複した発生を防
止することができる。
【0196】また、第2実施例では、「A」,「I」,
「U」,「E」,「O」という各母音を、それぞれ異な
る文字入力キー17g,17i,17h,17e,17
jに割り当てる。従って、子音が割り当てられた文字入
力キー17eと「A」という母音が割り当てられた文字
入力キー17gとが連続して操作されても、「DA」の
他に「DE」等の英字列が生じることはない。
【0197】このため、後のローマ字変換処理によって
は、助動詞である「だ」というかな文字とは別に格助詞
である「で」という附属語辞書に登録されているかな文
字を生成することがなく、漢字変換処理により、「塩
で」という漢字混じりの候補文字列が「塩だ」と重複し
て生じることがない。従って、一字で附属語となり得る
かな文字が同一行に複数存在する場合においても、附属
語の候補の重複した発生を防止することができる。
【0198】即ち、文字列入力用画面12によれば、1
のキーに複数のローマ字を割り当て、重複した候補文字
列を生成することを前提としつつも、発生する候補文字
列の種類を、更に絞り込むことが可能となる。この結
果、候補表示エリア92に表示される候補文字列の数が
減少し、使用者による候補文字列の選択が容易となる。
【0199】特に、3以上のローマ字を割り当てた文字
入力キー17a,b,c,fを操作した場合には多数の
かな候補が生じ得るが、かな文字一字からなる附属語を
構成する子音を異なるキーに割り当てることで、発生す
る漢字混じりの候補文字列を効果的に絞り込むことが可
能となる。この結果、3以上のローマ字を割り当てても
使い勝手のよい文字入力を実現することができるので、
割り当て文字数を減らすために文字入力キーを増設する
必要がない。
【0200】以上、附属語である一字のかな文字を2以
上生成するようなローマ字の割り当てを禁止する構成に
ついて説明した。なお、第2実施例では、ローマ字変換
の結果、附属語辞書である一字のかな文字が2以上生成
された場合であっても、1の漢字混じりの候補文字列に
絞り込むことが可能である。この例を、図47に基づい
て説明する。図47は、「塩が」という日本語文字列が
生成される過程を示す説明図である。
【0201】「塩が」という文字列を入力するために文
字入力キー17d,17i,17j,17c,17gが
順に操作されると、4番目に操作された文字入力キー1
7cには、「G」という子音の他に「T」や「M」のよ
うな他の子音が重複して割り当てられているので、ステ
ップS106のローマ字変換処理によって、「しお
が」,「しおた」,「しおま」等のかな文字列が生成さ
れる。
【0202】続くステップS108の漢字変換処理にお
いて、これらのかな文字列から「塩田」や「塩」という
自立語が検索される。このうち、「塩」という自立語
は、附属語と接続されて1の文節を構成し得るので、
「しおが」,「しおた」,「しおま」という文字列から
「しお」を除いた残余のかな文字である「が」,
「た」,「ま」について附属語辞書が参照される。
【0203】ここで、「ま」というかな文字は附属語で
はなく附属語辞書内に登録されていない。従って、
「ま」というかな文字は「塩」という自立語と結合して
文節を構成しないと判定される。よって、「塩ま」とい
う文字列は、漢字変換後の候補文字列から除外される。
【0204】一方、図18に示したように、「が」とい
うかな文字は、格助詞若しくは接続助詞として、「た」
というかな文字は、過去完了を意味する助動詞として、
それぞれ附属語辞書内に登録されている。そこで、この
2つのかな文字について前述した接続検定テーブルを参
照する。
【0205】図47に示すように、接続検定テーブルに
は、格助詞としての「が」は名詞と、接続助詞としての
「が」は動詞の連体形と、助動詞である「た」は動詞の
連用形と、それぞれ接続するものと規定されている。こ
の接続検定テーブルの参照により、接続助詞としての
「が」および助動詞である「た」というかな文字は、名
詞である「塩」という自立語と結合して文節を構成しな
いと判定される。よって、「塩た」という候補文字列に
は変換されず、候補表示エリア92には、「塩が」およ
び「塩田(読み:しおた)」という候補文字列のみが表
示される。
【0206】このように、第2実施例では、附属語辞書
のみならず接続検定テーブルを参照して、文節単位で漢
字混じり文字列への変換を行なう。従って、ローマ字変
換処理の結果、複数の一文字の附属語であるかな文字が
生成された場合であっても、附属語辞書に登録された各
かな文字の文法情報や接続検定テーブルに登録された単
語の接続の適否に関する文法情報を参照することによ
り、一の文節候補に絞り込むことができる。
【0207】このような、附属語の重複発生の回避は、
既に図44に示した第3実施例の文字列入力用画面22
によっても実現可能である。この文字列入力用画面22
における文字入力キーの配列について、以下に説明す
る。
【0208】文字列入力用画面22では、文字列入力用
画面12と同様に、母音との組み合わせによりかな一文
字の附属語を生じさせる複数の子音を異なる文字入力キ
ー27a〜jに割り当てている。
【0209】例えば、あ段に属するかな一文字の附属語
には、図18に示すように、接続助詞の「ば」,助動詞
の「だ」,格助詞および接続助詞の「が」,係助詞の
「は」,終助詞および並立助詞の「か」,終助詞の
「さ」,終助詞および並立助詞の「や」があり、これら
のかな文字を構成する子音は、それぞれローマ字でいう
「B」,「D」,「G」,「H」,「K」,「S」,
「Y」である。そこで、ローマ字の「A」という母音と
の関係においては、これらの子音であるローマ字を、そ
れぞれ異なる文字入力キー27a,27b,27c,2
7i,27g,27h,27jに割り当てる。
【0210】同様に、い段に属するかな一文字の附属語
には、格助詞および並立助詞の「に」,接続助詞の
「し」があり、これらのかな文字を構成する子音は、そ
れぞれローマ字でいう「N」,「S」である。そこで、
ローマ字の「I」という母音との関係においては、これ
らの子音であるローマ字を、それぞれ異なる文字入力キ
ー27g,27hに割り当てる。
【0211】う段に属するかな一文字の附属語には、打
消の助動詞の「ぬ」,「ず」があり、これらのかな文字
を構成する子音は、それぞれローマ字でいう「N」,
「Z」である。そこで、ローマ字の「U」という母音と
の関係においては、これらの子音であるローマ字を、そ
れぞれ異なる文字入力キー27g,27cに割り当て
る。
【0212】え段に属するかな一文字の附属語には、格
助詞の「で」や「へ」,終助詞の「ね」,接続助詞の
「て」,終助詞の「ぜ」があり、これらのかな文字を構
成する子音は、それぞれローマ字でいう「D」,
「H」,「N」,「T」,「Z」である。そこで、ロー
マ字の「E」という母音との関係においては、これらの
子音であるローマ字を、それぞれ異なる文字入力キー2
7b,27i,27g,27f,27cに割り当てる。
【0213】お段に属するかな一文字の附属語には、係
助詞の「も」や格助詞や並立助詞の「の」や「と」,格
助詞の「を」,終助詞の「ぞ」があり、これらのかな文
字を構成する子音は、それぞれローマ字でいう「M」,
「N」,「T」,「W」,「Z」である。そこで、ロー
マ字の「O」という母音との関係においては、これらの
子音であるローマ字を、それぞれ異なる文字入力キー2
7j,27g,27f,27h,27cに割り当てる。
【0214】また、文字列入力用画面22では、
「A」,「I」,「U」,「E」,「O」という各母音
を、それぞれ異なる文字入力キー27d,27e,27
f,27a,27bに割り当てている。
【0215】このような文字入力キー27a〜jを用い
て日本語入力する場合に行なわれる処理は、図45およ
び図47において既に説明した第2実施例の場合とほぼ
同様である。即ち、子音の割り当てられた1の文字入力
キーと母音の割り当てられた1の文字入力キーとを順に
操作しても、ステップS106のローマ字変換処理にお
いて、一文字の附属語であるかな文字が複数種類にわた
って生成されることがない。
【0216】例えば、「東京が」という文字列を入力す
るために、文字入力キー27f,27b,27f,27
g,27j,27b,27f,27c,27dを操作し
た場合、8番目の文字入力キー27cと9番目の文字入
力キー27dに基づいては、「が」,「ぱ」,「ざ」と
いうかな文字のみが生成され、「だ」,「は」,
「か」,「さ」,「や」というかな文字一字からなる附
属語は生成されない。従って、漢字変換処理により、
「東京だ」,「東京は」,「東京か」,「東京さ」,
「東京や」という候補文字列が「東京が」と重複して生
じることがない。「ぱ」や「ざ」は附属語辞書に登録さ
れていないので、「東京」という自立語と接続不可能と
判定され、この結果、「東京が」と「とうきょうが」と
いう候補文字列のみが候補表示エリア92に表示され
る。
【0217】8番目と9番目の文字入力キーからあ行以
外の行に属するかなが生成される場合も同様である。例
えば、8番目と9番目に文字入力キー27bと文字入力
キー27aとが操作された場合には、漢字変換処理によ
り、「東京で」以外に「東京へ」や「東京ね」という候
補文字列は生じず、文字入力キー27gと文字入力キー
27bとが操作された場合には、「東京の」以外に「東
京も」や「東京と」,「東京を」という候補文字列は生
じない。
【0218】よって、第3実施例の文字列入力画面22
によれば、文字入力キーの操作に基づいて発生する候補
文字列の種類を確実に絞り込むことが可能となり、使用
者による候補文字列の選択が容易となる。
【0219】なお、第2,第3実施例として示した文字
入力キーの配列は、あくまで一例であり、かな文字一字
からなる附属語の候補文字列が重複して発生することを
防止するものである限り、他のキー配列であっても差し
支えない。
【0220】以上説明した第1ないし第3実施例では、
濁音や半濁音を有するかな文字を入力可能とするため
に、だ行の「D」やぱ行の「P」等のローマ字をも文字
入力キーに割り当てている。このようなローマ字に替
え、濁点や半濁点を文字入力キーに割り当てたときのキ
ー配列につき、図48を参照しつつ説明する。図48
は、第4実施例としての文字列入力用画面32を示す。
【0221】文字列入力用画面32は、第3実施例の文
字列入力用画面22とほぼ同様の構成を採る。即ち、入
力キーエリア91には10個の文字入力キー37a〜j
を備え、これらのキーにアルファベット26文字のうち
の一部を日本語入力用のローマ字として割り当てる。
【0222】一方、第4実施例では、文字入力キー37
i,37hという異なるキーにそれぞれ濁点,半濁点を
割り当てている。これにより、が行のかなの入力に用い
る「G」、ざ行の入力に用いる「Z」、だ行の入力に用
いる「D」、ば行の入力に用いる「B」、ぱ行の入力に
用いる「P」という5つのアルファベット文字を文字入
力キー37a〜jへの割り当てから除外し、計14文字
のアルファベット文字を日本語入力用のローマ字として
各文字入力キー37a〜jに割り当てている。
【0223】濁点や半濁点が割り当てられた文字入力キ
ー37i,37hには、ローマ字を重複して割り当て
る。第4実施例では、この濁点と重複して割り当てるロ
ーマ字を、た行およびだ行のかなの入力に用いる「T」
と、は行,ば行およびぱ行のかなの入力に用いる「H」
という子音としている。即ち、「T」と「゛(濁音符
号)」との組み合わせは、だ行のかなを、「H」と「゜
(濁音符号)」との組み合わせは、ぱ行のかなを意味す
る。また、半濁点を割り当てた文字入力キー37hに
は、か行,ら行,わ行のかなの入力に用いる「K」,
「R」,「W」という子音を重複して割り当てている。
【0224】一方、「A」,「I」,「U」,「E」,
「O」という母音は、濁点,半濁点とは異なるキーであ
る文字入力キー37d,37e,37f,37a,37
bにそれぞれ割り当てられている。
【0225】このような文字入力キー37a〜jが操作
されると、第1実施例と同様に、キー文字列が入力され
る度ごとに英字変換処理(図5のステップS104)、
ローマ字変換処理(図5のステップS106)、漢字変
換処理(図5のステップS108)を実行し、候補表示
エリア92に、文字入力キー37a〜jの操作段階に応
じた漢字混じりの候補文字列を表示する(図5のステッ
プS110)。
【0226】なお、本実施例では、英字変換処理におい
て、濁音符号や半濁音符号を含む英字列を他の英字列に
置換する子音置換処理を行なう。この子音置換処理の内
容について、図49および図50に基づいて説明する。
図49は子音置換処理ルーチンを、図50は、子音置換
処理ルーチンにおいて参照される子音置換テーブルの構
成を、それぞれ示す。子音置換処理ルーチンは、英字変
換処理においてキー文字列が濁音符号や半濁音符号に変
換されたときに、英字変換処理の割り込み処理として起
動する。
【0227】図49に示すように、本ルーチンが起動さ
れると、まず、濁音符号や半濁音符号の直前に変換され
た英字(以下、直前の英字という)を指定し(ステップ
S700)、直前の英字が特定の英字であるか否かを判
断する(ステップS710)。
【0228】特定の英字について説明する。日本語のか
な文字には、「か」や「さ」,「た」,「は」のよう
に、濁点を付けない場合には清音を有するが、濁点や半
濁点を付けたときには濁音や半濁音を生じるかなが存在
する。このようなかなを構成する子音を表わす英字を特
定の英字とする。この特定の英字を、本実施例では
「H」,「K」,「S」,「T」の4つの英字とする
が、これ以外の英字や英字または符号の組み合わせを特
定の英字としても差し支えない。
【0229】特定の英字か否かの判断は、図50に示す
子音置換テーブルのインデックスを参照して行なわれ
る。子音置換テーブルは、キー−英字テーブルETのサ
ブテーブルとして設けられており、キー−英字テーブル
ETに格納された英字のうちの特定の英字の情報を、そ
のインデックスに保有する。
【0230】直前の英字が特定の英字である場合には、
子音置換テーブルの本体を参照して、直前の英字と濁音
符号若しくは半濁音符号との組み合わせを、他の英字、
即ち、濁音や半濁音を有するかなを構成する子音を表わ
す英字に置換する処理を行なう(ステップS720)。
図50に示すように、「H」や「K」,「S」,「T」
という英字と「゛」という濁音符号との組み合わせは、
それぞれ、「B」や「G」,「Z」,「D」という、ば
行やが行,ざ行,だ行を構成する子音を表わす英字に置
換される。この置換処理の後、置換された他の英字を英
字変換後の英字列として付加する処理を行なって(ステ
ップS730)、本ルーチンを終了し、英字変換処理に
戻る。
【0231】直前の英字が特定の英字でない場合には、
直前の英字と濁音符号若しくは半濁音符号とが組み合わ
されることはないと判断し、直前の英字との組み合わせ
においては濁音符号若しくは半濁音符号への変換を無効
とする(ステップS750)。この無効処理の後、直前
の英字を英字変換後の英字列として確定する処理を行な
って(ステップS760)、本ルーチンを終了し、英字
変換処理に戻る。
【0232】次に、第4実施例の文字列入力画面32を
用いて、実際に日本語文字列が生成される過程を、図5
1および図52を参照しつつ説明する。図51は、「惨
敗だ」という日本語文字列を入力するために文字入力キ
ー37a〜jが操作された場合において、英字変換処理
やローマ字変換処理を行ない、かな文字列の候補を生成
した結果を示す説明図である。
【0233】「惨敗だ」という漢字混じりの日本語文字
列を入力するためには、まず、文字入力キー37a〜j
を操作して、「ざ」,「ん」,「ぱ」,「い」,「だ」
という各かなを構成するローマ字を入力することが必要
となる。この5つのかなを入力するために操作すること
が必要な文字入力キー37a〜jを、それぞれ第1の操
作から第5の操作に分けて、図51の左側に示す。図5
1の右側には、第1の操作から第5の操作までの各操作
に基づいた英字変換処理,子音置換処理およびローマ字
変換処理の結果、生成されたかな文字列の候補を示して
いる。
【0234】まず、「ざ」というかなを入力するための
第1の操作に関し、図52を参照しつつ説明する。図5
2(A)は、文字入力キーをキー37c,37i,37
dの順に操作した場合において、各キーの操作に応じて
英字変換処理,子音置換処理およびローマ字変換処理が
なされた様子を示す。
【0235】「S」というローマ字の割り当てられた文
字入力キー37cに続けて「゛」という濁点の割り当て
られた文字入力キー37iが操作されると、この操作に
基づいて英字変換処理がなされる。この結果、「S
T」,「SH」,「MT」,「MH」,「S゛」,「M
゛」という6つの英字列が生じる(なお、文字入力キー
37cのピリオドとの組み合わせは、説明の便宜上省略
する)。
【0236】このうち、「ST」,「MT」,「MH」
という3つの英字列からは1のかなを生成し得ないの
で、これらの3つの英字列は、ローマ字変換処理の対象
から除外される。即ち、本実施例では、濁点の割り当て
られた文字入力キー37iには、母音を重複して割り当
てていないので、図52(C)のように、文字入力キー
37c,37yという2つのキーのみが操作された時点
では、「SI」のようなかな読み可能な英字列が生じて
しまうことがない。このため、濁点が割り当てられた文
字入力キー37iを子音が割り当てられた文字入力キー
に続けて操作しても、ローマ字変換処理および漢字変換
処理が実行されて、「し」というかな文字列や「紙,
氏,子」という漢字文字列を生成してしまうということ
がない。
【0237】また、「S゛」,「M゛」という2つの英
字列のみからは未だ1のかなを特定できないので、この
2つの英字列に対するローマ字変換処理は保留される。
即ち、本実施例では、図52(B)のように、「ざ」と
いうかなを入力するために、「S」というローマ字の割
り当てられた文字入力キー37cに続けて「A」という
ローマ字の割り当てられた文字入力キー37dを操作し
ないので、2つのキーのみが操作された時点では、「S
A」というかな読み可能な英字列が生じてしまうことが
ない。このため、濁音を有するかなを入力する途中でロ
ーマ字変換処理や漢字変換処理が実行されて、「さ」と
いうかな文字列や「砂,差,左」という漢字文字列を生
成してしまうことがない。
【0238】2つの英字列のうちの「S゛」という英字
列は、図52(A)に示すように、前述した子音置換処
理により「Z」という英字列に置換される。一方、「M
゛」という英字列は、図49のステップS750に示し
た無効処理により、ローマ字変換の対象から除外され
る。この結果、英字変換処理により生成された6つの英
字列のうち、「Z」と「SH」という英字列のみが、ロ
ーマ字変換の可能性ある文字列として残される。
【0239】この後、文字入力キー37dの操作に基づ
く「A」という英字列が「Z」および「SH」という英
字列と組み合わされて「ZA」および「SHA」という
英字列が生成されたときに、ローマ字変換処理および漢
字変換処理が実行され、ローマ字−かな辞書を参照した
「ざ」および「しゃ」というかな文字への変換と、かな
−漢字辞書KDを参照した「座」,「挫」,「坐」や
「斜」,「者」という漢字への変換が行なわれる。
【0240】以上、第1の操作について説明した。次
に、第2の操作から第5の操作に関し、図51を参照し
つつ説明する。第2の操作において文字入力キー37
g,37gが、第3の操作において文字入力キー37
i,37h,37dが、第4の操作において文字入力キ
ー37eが、それぞれ操作されることにより、「ん」、
「ぱ」、「い」というかな文字列が生成される。
【0241】ここで、第3の操作で操作される文字入力
キー37hには、半濁点と重複して濁点が割り当てられ
ていないので、文字入力キー37i,37hの組み合わ
せから「H゜」という英字列の他に「H゛」や「T゛」
という英字列が生じることはない。従って、「ぱ」以外
に「ば」や「だ」というかな文字列が生成されて、
「場、馬、婆」や「堕、打」のような候補文字列が立つ
ことはない。
【0242】第5の操作において、文字入力キー37
i,37i,37dが操作されると、「だ」および
「ば」というかな文字列が生成される。即ち、文字入力
キー37iには「TまたはH」と「゛(濁音符号)」と
が重複して割り当てられているので、1の文字入力キー
37iを連続して操作することにより、「T゛(=
D)」および「H゛(=B)」という英字列が発生す
る。この後、文字入力キー37dを操作することで、ロ
ーマ字読みで「だ」を意味する「DA」、「ば」を意味
する「BA」、「った」を意味する「TTA」、「っ
は」を意味する「HHA」という4つの英字列が生じ
る。
【0243】以上の第1の操作から第5の操作により、
「ざんぱいだ」や「ざんぱいば」,「ざんぱいった」,
「しゃんぱいだ」,「しゃんぱいば」等のかな文字列の
候補が生成される。以後、これらのかな文字列に対して
漢字変換処理がなされる。「ざんぱいば」,「ざんぱい
った」というかな文字列については、接続検定テーブル
により「ざんぱい」という名詞と「ば」や「った」とい
う助動詞とは接続不可能と判定され、「しゃんぱい
だ」,「しゃんぱいば」というかな文字列については、
自立語辞書内に漢字に変換可能なかな文字列がないと判
定される。この結果、「惨敗だ」という漢字混じり文字
列と、「ざんぱいだ」,「ざんぱいば」,「ざんぱいっ
た」,「しゃんぱいだ」,「しゃんぱいば」というかな
文字列の候補が候補表示エリア92に表示される。
【0244】このように、第4実施例の文字列入力用画
面32によれば、10個の文字入力キー37a〜jに日
本語入力用のローマ字を割り当てるとともに、文字入力
キー37iに濁点を、文字入力キー37hに半濁点をそ
れぞれ割り当てる。従って、濁音や半濁音を有するかな
をローマ字入力する際に、「B」,「D」,「G」,
「Z」,「P」という濁音や半濁音を有する5種類の子
音の割り当てられたキーを文字入力キー37a〜jの中
から探す必要がなく、容易に入力することができる。ま
た、これらの5種類の子音を文字入力キー37a〜jに
割り当てないことで、文字入力キー37a〜jへの割り
当て文字数が減少し、重複した割り当てを伴うキーの数
を少なくすることができる。この結果、文字入力キー3
7a〜jの操作に基づく多数の候補文字列の発生を防止
することができる。
【0245】また、濁点や半濁点が割り当てられた文字
入力キー37i,37hに、日本語入力用のローマ字を
重複して割り当てるので、濁音符号や半濁音符号の入力
のために独立した入力キーを設ける必要がない。これに
より、少数の入力キーによる文字入力を実現することが
できる。一方、濁点を、母音が割り当てられた文字入力
キーとは異なるキーに割り当てるので、図52(C)の
ように、英字変換処理において、「SI」や「SIA」
のような英字列には変換されず、ローマ字変換処理や漢
字変換処理によって「し」,「しあ」というかな文字列
や「紙,氏,子」、「子亜,氏亜」等の意図せぬ候補文
字列が生じてしまうことがない。この結果、使用者によ
る候補文字列の選択が容易となる。
【0246】また、第4実施例によれば、前述した子音
置換処理により、「S」という子音と「゛」という濁音
符号との組み合わせから「Z」というざ行の子音を特定
し、この子音と「A」という母音との組み合わせについ
てローマ字−かな変換辞書NDを参照して「ざ」という
かなを生成する。従って、「ざ」というかなを入力する
過程において、子音と母音とが連続した「SA」という
英字列を生成し、所望しない「さ行」の候補をローマ字
−かな変換辞書NDやかな−漢字変換辞書から検索して
しまうことがない。よって、効率的な辞書検索を実現す
ることができる。
【0247】また、文字入力キー37iには、だ行のか
なの入力に用いる「T」という子音と濁点とを重複して
割り当てているので、同じ文字入力キー37iの連続し
た操作により、キー文字列を、だ行を表わす子音である
「T゛(=D)」という英字に変換することができる。
従って、濁音の入力に必要なキー操作を簡単に行なうこ
とができる。
【0248】なお、第4実施例では、「T」という子音
と濁点とが連続からなる「T゛」という英字列から
「D」という濁音を有する子音を特定する構成としてい
るが、子音と濁点との単なる組み合わせから濁音を有す
る子音を特定する構成を併有するものとしても差し支え
ない。例えば、「TA゛」という英字列のうちの「T」
と「゛」から「D」という子音を特定することができる
こととしてもよい。こうすれば、誤って文字入力キーを
子音(T),母音(A),濁点(゛)の順に操作してし
まった場合であっても、「TA゛」という英字列を「D
A」というかな読み可能な英字列に置換可能となり、使
用者によるキー操作のやり直しが不要となる。
【0249】また、図49に示した子音置換処理は一例
に過ぎず、清音を有する子音と濁点,半濁点との組み合
わせから濁音を有する子音を特定するための他の処理で
あっても差し支えない。
【0250】次に、濁点や半濁点を文字入力キーに割り
当てた他のキー配列につき、図53を参照しつつ説明す
る。図53は、第5実施例としての文字列入力用画面4
2を示す。この文字列入力用画面42は、第4実施例の
文字列入力用画面32と同様に、10個の文字入力キー
47a〜jを備え、これらの各キーに、「G」,
「Z」,「D」,「B」,「P」を除くアルファベット
14文字からなる日本語入力用のローマ字と濁点,半濁
点を割り当てている。
【0251】他方、第5実施例では、前述の子音置換処
理において、濁点と結合することにより「B」や
「G」,「Z」,「D」という特定の英字に置換される
「H」,「K」,「S」,「T」という文字を、それぞ
れ文字入力キー47g,47j,47c,47hという
異なるキーに割り当てる。
【0252】また、第5実施例では、第4実施例と同様
に、文字入力キー47i,47hに濁点や半濁点とロー
マ字とを重複して割り当てる一方、濁点と重複して割り
当てるローマ字を「N」という子音とし、半濁点と重複
して割り当てるローマ字を「T」および「W」という子
音とする。
【0253】このような文字列入力画面42を用いて、
実際に日本語文字列が生成される過程を、図54を参照
しつつ説明する。図54は、「脱水症状」という日本語
文字列を入力するために文字入力キー37a〜jを操作
した場合において、英字変換処理や子音置換処理、ロー
マ字変換処理を行ない、かな文字列の候補を生成した結
果を示す説明図である。
【0254】「脱水症状」という漢字混じりの日本語文
字列を入力するためには、まず、文字入力キー37a〜
jを操作して、「だ」,「っ」,「す」,「い」,
「し」,「ょ」,「う」,「じ」,「ょ」,「う」とい
う各かなを構成するローマ字を入力することが必要とな
る。この5つのかなをローマ字入力するために操作する
ことが必要な文字入力キー47a〜jを、それぞれ第1
の操作から第7の操作に分けて、図54の左側に示す。
図54の右側には、第1の操作から第7の操作までの各
操作に基づいたローマ字変換処理の結果、生成されたか
な文字列の候補を示している。以下、特徴的な結果を導
く第1の操作、第2の操作、第4の操作に関して説明す
る。
【0255】まず、第1の操作に関して説明する。文字
入力キー47h,47i,47dの操作に基づいて英字
変換処理がなされると、各キーのキー文字列は「T゛
A」や「W゛A」という英字列に変換される。文字入力
キー47hには、「H」,「K」,「S」,「T」とい
う濁点を付加することにより濁音とされる子音を表わす
文字のうちの「T」のみを割り当てているので、「T゛
A」以外に「H゛A(ば)」,「K゛A(が)」,「S
゛A(ざ)」というかな読み可能な英字列が生じること
はない。
【0256】これらの2つの英字列のうちの「T゛」や
「W゛」という英字列については、前述した子音置換処
理が行なわれ、この結果、「T゛A」という英字列は
「DA」に置換され、「W゛A」という英字列は、かな
を生じ得ない組み合わせとして無効とされる。よって、
「DA」という1の英字列についてローマ字変換処理が
なされ、「だ」という1のかな文字列が生成される。
【0257】次に、第2の操作に関して説明する。文字
入力キー47c,47c,47fの操作に基づいて英字
変換処理がなされると、各キーのキー文字列は「SS
U」や「MMU」という英字列に変換される。即ち、本
実施例では、濁点を、2度重ねることで促音を発生させ
ない「N」という子音とともに文字入力キー47iに割
り当てているので、文字入力キー47cの操作に基づい
て「S゛U(ず)」のようなかな読み可能な英字列が生
じることはない。従って、「SSU」や「MMU」とい
う2つの英字列についてローマ字変換処理がなされ、
「っす」および「っむ」という2種類のかな文字列が生
成される。
【0258】次に、第4の操作に関して説明する。文字
入力キー47c,47j,47bの操作に基づいて英字
変換処理がなされると、各キーのキー文字列は「SY
O」や「MYO」という英字列に変換される。即ち、本
実施例では、濁点を、半母音となり得ない「N」という
子音とともに文字入力キー47iに割り当てているの
で、文字入力キー47jの操作に基づいて「S゛O
(ぞ)」のようなかな読み可能な英字列が生じることは
ない。従って、「SYO」や「MYO」という2つの英
字列についてローマ字変換処理がなされ、「しょ」およ
び「みょ」という2種類のかな文字列が生成される。
【0259】以上のような第1の操作から第7の操作に
基づいて、「だっすいしょうじょう」,「だっむいしょ
うじょう」,「だっすいみょうじょう」等のかな文字列
が生成される。以後、これらのかな文字列に対して漢字
変換処理がなされ、「脱水症状」や「脱水明星」という
漢字文字列の候補が候補表示エリア92に表示される。
【0260】このように、第5実施例の文字列入力用画
面42によれば、「H」,「K」,「S」,「T」とい
う濁点を付加することにより濁音とされる子音を表わす
文字を異なる文字入力キー47g,47j,47c,4
7hに割り当てる。従って、文字入力キー47a〜47
jの1の組み合わせによって、濁音を有するかな文字を
複数生成することがない。
【0261】また、文字列入力用画面42では、2度重
ねることで促音を発生させる子音と濁点とを異なる文字
入力キーに割り当てる。従って、文字入力キー47a〜
47jの1の組み合わせによって、促音を有するかな文
字列と濁音を有するかな文字列とを重複して生成するこ
とがない。
【0262】さらに、文字列入力用画面42では、
「Y」,「W」,「H」のような半母音と濁点とを異な
る文字入力キーに割り当てる。従って、文字入力キー4
7a〜47jの1の組み合わせによって、拗音を有する
かな文字列と濁音を有するかな文字列とを重複して生成
することがない。
【0263】この結果、使用者が意図せぬ漢字混じりの
候補文字列が多数表示されることを防止することがで
き、候補文字列の選択が容易となる。
【0264】なお、「つ」や「し」というかな文字をヘ
ボン式のローマ字綴りで表わす場合には、「TSU」や
「SHI」のように3文字のローマ字を用いる。本実施
例では、この3文字のローマ字のうちの子音と母音との
間に位置する「S」や「H」という子音を、濁点と異な
る文字入力キー47c,47gにそれぞれ割り当ててい
る。従って、文字入力キー47a〜47jの1の組み合
わせによって、「つ」や「し」というかな文字列と
「づ」や「じ」という濁音を有するかな文字列とを重複
して生成することがなく、これによっても、候補文字列
の乱立を防止することができる。
【0265】以上、ローマ字や濁点等の日本語入力要素
の各文字入力キーへの割り当て方について説明した。こ
のような割り当ては、キー信号を漢字かな混じりの日本
語文字列に変換する文字入力装置に広く適用することが
可能である。例えば、文字入力キーのキー文字列を英字
列に変換し、この英字列を、かな文字列に変換すること
なく漢字混じり文字列に変換して、日本語文字列を入力
する文字入力装置にも適用することができる。即ち、こ
のような装置において、英字列の漢字混じり文字列への
変換の際に参照される辞書に、自立語や附属語の情報を
記憶しておく構成を採用したり、英字と濁点との組み合
わせを、辞書を参照して漢字混じり文字列に変換する構
成を採用することで、上記した第2実施例ないし第5実
施例と同様の効果を得ることができる。
【0266】また、第2,第3実施例において、附属語
である一字のかな文字を構成する子音を異なる文字入力
キーに割り当てたキー配列を、第4,第5実施例におい
て、文字入力キーにローマ字に加えて濁点や半濁点を割
り当てたキー配列を示したが、勿論、第2,第3実施例
と第4,第5実施例とを組み合わせたキー配列としても
よい。
【0267】以上、本発明の一実施形態である文字入力
装置について説明したが、他の実施形態としてコンピュ
ータにより実行可能なプログラムを記録した記録媒体と
しての態様を考えることができる。即ち、上述した文字
入力キーの配列データと、この配列データをCPUの実
行命令に基づいて表示するための実行プログラムとを記
録媒体としてのROMやCD−ROM等に記録しておけ
ば、このROMへの記録内容が、文字入力可能な表示装
置をデバイスドライバとするコンピュータ内にインスト
ールされることにより、前記した第2ないし第5実施例
における文字入力キーの配列をコンピュータに接続され
た表示装置に表示することが可能となる。
【0268】また、実行プログラムとして、文字入力キ
ーに割り当てられたローマ字と濁点との連続した組み合
わせから濁音であるかな文字を生成する処理を、ROM
に記録しておけば、この処理をローマ字変換処理の段階
で実行することで、濁音であるかなを容易にローマ字入
力することが可能となる。
【0269】なお、本実施形態においては、日本語入力
を前提としているが、日本語は間接入力言語の一例に過
ぎず、一般的なキーボードで直接入力できない各種の言
語に応用可能であることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる文字入力装置のク
レーム対応図である。
【図2】文字入力装置のハードウェアブロック図であ
る。
【図3】文字入力装置を適用したPIM端末の外観図で
ある。
【図4】文字入力装置のモジュール構成を示す図であ
る。
【図5】日本語文字列発生処理Aを示すフローチャート
である。
【図6】文字入力装置を適用したデスクトップコンピュ
ータの外観図である。
【図7】文字入力装置を適用した携帯電話端末の外観図
である。
【図8】文字入力装置を適用したリモコン端末の外観図
である。
【図9】文字入力装置における第1実施例としての文字
列入力用画面を示す図である。
【図10】文字入力装置における第1実施例としての文
字列入力用画面を示す図である。
【図11】文字入力装置における第2実施例としての文
字列入力用画面を示す図である。
【図12】文字入力装置における第1実施例としての文
字列入力用画面を示す図である。
【図13】キー−英字テーブルを示す図である。
【図14】ローマ字−かな変換辞書を示す図である。
【図15】かな学習辞書を示す図である。
【図16】漢字辞書を示す図である。
【図17】自立語辞書の構造を示す説明図である。
【図18】附属語辞書の構造を示す説明図である。
【図19】接続検定テーブルを示す説明図である。
【図20】漢字学習辞書を示す図である。
【図21】異なる読みをもつ2種類の候補文字列を、候
補表示エリア92に表示した様子を示す説明図である。
【図22】連語辞書を示す図である。
【図23】日本語文字列発生処理Bを示すフローチャー
トである。
【図24】日本語文字列発生処理Bを示すフローチャー
トである。
【図25】連文節変換処理のフローチャートである。
【図26】連文節変換における文節長の調整過程を示す
図である。
【図27】連文節変換における文節長の調整操作キーを
示す図である。
【図28】キー並び−漢字ファイルを生成する工程を示
すブロック図である。
【図29】キー並び−漢字ファイルを生成するフローチ
ャートを示す図である。
【図30】文字入力装置の数字入力モードにおける文字
列入力用画面を示す図である。
【図31】文字入力装置の英字入力モードにおける文字
列入力用画面を示す図である。
【図32】文字入力装置の記号入力モードにおける文字
列入力用画面を示す図である。
【図33】文字入力装置の変換過程の文字列入力用画面
で最初の一文字の入力状態を示す図である。
【図34】文字入力装置の変換過程の文字列入力用画面
で次の文字の入力状態を示す図である。
【図35】文字入力装置の変換過程の文字列入力用画面
でひらがな変換した状態を示す図である。
【図36】文字入力装置の変換過程の文字列入力用画面
でカタカナ変換した状態を示す図である。
【図37】文字入力装置の変換過程の文字列入力用画面
で最後の入力がローマ字変換不可能な状態を示す図であ
る。
【図38】文字入力装置の変換過程の文字列入力用画面
でローマ字変換の区切りに至ったものの漢字候補がない
状態を示す図である。
【図39】文字入力装置の変換過程の文字列入力用画面
で一つのかなの組合せに漢字候補がある状態を示す図で
ある。
【図40】文字入力装置の変換過程の文字列入力用画面
で最終状態を示す図である。
【図41】文字入力装置の変換完了状態の文字列入力用
画面を示す図である。
【図42】文字入力装置の変換過程の文字列入力用画面
で逐次変換モードの場合の表示状態を示す図である。
【図43】文字入力装置の変換過程の文字列入力用画面
で逐次変換モードの場合の漢字変換直前の表示状態を示
す図である。
【図44】文字入力装置における第3実施例としての文
字列入力用画面を示す説明図である。
【図45】第2実施例の文字列入力用画面を用いて、
「塩だ」という日本語文字列が生成される過程を示す説
明図である。
【図46】第2実施例の文字列入力用画面において、文
字入力キーの操作に対応する候補文字列を表示したとき
の様子を示す説明図である。
【図47】第2実施例の文字列入力用画面を用いて、
「塩が」という日本語文字列が生成される過程を示す説
明図である。
【図48】文字入力装置における第4実施例としての文
字列入力用画面を示す説明図である。
【図49】子音置換処理ルーチンを示すフローチャート
である。
【図50】子音置換テーブルを示す説明図である。
【図51】「惨敗だ」という日本語文字列を入力する場
合におけるローマ字変換処理の結果を示す説明図であ
る。
【図52】第4実施例の文字入力キーの組み合わせを用
いた場合と、他の文字入力キーの組み合わせを用いた場
合との変換処理の違いを示す説明図である。
【図53】文字入力装置における第5実施例としての文
字列入力用画面を示す説明図である。
【図54】「脱水症状」という日本語文字列を入力する
場合におけるローマ字変換処理の結果を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
10…キー入力手段 12…文字列入力用画面 17a〜j…文字入力キー 18a…切替キー 18b…取消キー 20…制御手段 22…文字列入力用画面 24…入力モード表示エリア 27a〜j…文字入力キー 28a…上方移動キー 28b…下方移動キー 29…ヘルプキー 30…候補発生手段 32…文字列入力用画面 37a〜j…文字入力キー 38a…上方移動キー 38b…下方移動キー 40…表示手段 42……文字列入力用画面 47a〜j…文字入力キー 48a…上方移動キー 48b…下方移動キー 50…選択制御手段 60…学習制御手段 70…コンピュータシステム 71…CPU 72…バス 73…キーボード 73a…I/O 74…プログラムROM 75…辞書ROM 76…ワークRAM 77…電池バックアップRAM 78…液晶ディスプレイ 78a…I/O 78b…感圧素子 80…PIM端末 81…デスクトップパソコン 81a…フルキーボード 81b…テンキー 82…携帯電話端末 82a…キー 82b…表示部 83…リモコン端末 83a…チャンネルボタン 83b…受光ユニット 90…文字列入力用画面 91…入力キーエリア 92…候補表示エリア 93…入力キー文字列表示エリア 94…確定文字列表示エリア 95…転送ボタン 96…クリアボタン 98…テキスト展開エリア

Claims (41)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の入力キーを備えるとともに母音と
    子音との組合せを基準とする日本語入力要素を該各入力
    キーに割り当てるにあたって重複割り当てを許容したキ
    ー入力手段と、 前記入力キーに割り当てられた日本語入力要素を前提と
    して辞書を参照して日本語入力するときに同入力キーに
    割り当てられた日本語入力要素で発生しうるかなの組合
    せから日本語のかな文字列に絞り込む第一段階の変換
    と、同かなの組合せに基づいて日本語の漢字混じり文字
    列に絞り込む第二段階の変換を行う日本語絞り込み制御
    手段とを具備することを特徴とする文字入力装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の文字入力装置におい
    て、前記キー入力手段に割り当てられた母音と子音との
    組合せを基準とする日本語入力要素がローマ字であると
    ともに、 前記日本語絞り込み制御手段は、前記第一段階の変換で
    ローマ字かな変換してかなの組合せを生成することを特
    徴とする文字入力装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の文字入
    力装置において、 前記日本語絞り込み制御手段は、 日本語において有意のかな並びを記憶するかな並び記憶
    手段と、 前記第一段階の変換における前記日本語のかな文字列へ
    の絞り込みにおいて、該記憶手段に記憶された前記かな
    並びを参照する手段とを備えることを特徴とする文字入
    力装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の文字入力装置におい
    て、前記かな並び記憶手段は、日本語の漢字並びとその
    読みに対応するかな並びとを記憶するかな漢字変換ファ
    イルを検索可能に、前記かな並びを記憶したことを特徴
    とする文字入力装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載の文字入力装置において、 前記日本語絞り込み制御手段は、 絞り込んだ日本語候補を発生する候補発生手段と、 前記絞り込まれた日本語候補を表示する表示手段と、 該表示手段により表示された日本語候補の中から一の候
    補を選択する選択制御手段と、 該選択制御手段による選択結果を次の絞り込み時に優先
    対象とする学習制御手段とを備えることを特徴とする文
    字入力装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載の文字入力装置において、 前記日本語絞り込み制御手段は、 絞り込んだ日本語候補を発生する候補発生手段と、 前記絞り込まれた日本語候補を選択可能に表示する表示
    手段とを備え、該表示手段は、前記日本語候補を、前記
    日本語入力要素から発生し得るかなの組合せごとに異な
    る態様で表示する手段である文字入力装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項5のいずれかに記
    載の文字入力装置において、 前記日本語絞り込み制御手段は、 前記辞書に語の文法情報を記憶する文法情報記憶手段
    と、 前記第一段階の変換において絞り込まれたかな文字列
    を、前記記憶された文法情報に基づいて、文節単位に区
    分けする文節分かち書き手段と、 前記記憶された文法情報に基づいて、前記区分けされた
    文節間の接続検定を行なう接続検定手段とを備え、 該接続検定手段による検定を行なうことにより、前記日
    本語の漢字混じり文字列を絞り込む手段である文字入力
    装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の文字入力装置におい
    て、 前記文法情報記憶手段は、前記文法情報として、語が連
    語である旨の情報を記憶する手段であり、 前記接続検定手段は、該記憶された連語である旨の情報
    に基づいて、前記文節間の接続検定を行なう手段である
    文字入力装置。
  9. 【請求項9】 前記キー入力手段は、前記複数の入力キ
    ーを、前記装置に設けられるキーのうちの一部のキーを
    用いて構成した手段である請求項1ないし請求項8のい
    ずれかに記載の文字入力装置。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし請求項8に記載の文字
    入力装置において、 前記日本語入力要素として少なくとも文字を表示可能な
    表示手段と、 該表示手段と一体に設けられ、該表示手段による表示上
    の特定の部位への接触により、該接触された部位を特定
    する部位特定手段と、 該部位特定手段により特定された部位に前記文字が表示
    されているときに、該文字に対応した日本語入力要素を
    入力する文字入力手段とを備えたことを特徴とする文字
    入力装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の文字入力装置であ
    って、 前記表示手段は、少なくとも前記文字が表示される領域
    を被覆する透明感圧膜を備え、 前記部位特定手段は、該透明感圧膜に対して接触された
    部位を特定する手段である文字入力装置。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし請求項8に記載の文字
    入力装置において、 前記日本語入力要素が割り当てられた入力キーの配列を
    表示するキー配列表示手段を備え、 前記キー入力手段は、表示手段による表示上で特定の入
    力キーが指示されたとき、該指示されたキーに割り当て
    られた日本語入力要素を入力する手段である文字入力装
    置。
  13. 【請求項13】 前記キー入力手段は、前記特定の入力
    キーの指示をポインティングデバイスを用いて行なう手
    段である請求項12に記載の文字入力装置。
  14. 【請求項14】 母音と子音との組合せを基準とする日
    本語入力要素を割り当てた複数の入力キーを配列したキ
    ーボードを備え、該キーボードに配列された前記入力キ
    ーの操作に基づき日本語の漢字混じり文字列を入力する
    文字入力装置であって、 前記入力キーに、前記日本語入力要素を、1のキーへの
    重複した割り当てを許容して割り当て、 該重複して割り当てられた日本語入力要素から生じるか
    なの組合せを、辞書を参照して、日本語のかな文字列に
    変換するかな文字列変換手段と、 該かな文字列変換手段により変換されたかな文字列を、
    辞書を参照して、日本語の漢字混じり文字列に変換する
    かな漢字変換手段とを備えたことを特徴とする文字入力
    装置。
  15. 【請求項15】 キー入力手段の入力キーの操作を検知
    して日本語入力する文字入力方法であって、複数の入力
    キーに対して日本語入力要素を割り当てるにあたって重
    複割り当てを許容するとともに、前記入力キーに割り当
    てられた日本語入力要素を前提として日本語入力すると
    きに自然な日本語となる組合せに絞り込むことを特徴と
    する文字入力方法。
  16. 【請求項16】 キー入力手段の入力キーの操作をコン
    ピュータにて検知して日本語入力させる文字入力制御プ
    ログラムを記録した媒体であって、前記キー入力手段の
    各入力キーに日本語入力要素を割り当てるにあたって重
    複割り当てを許容し、また、前記入力キーに割り当てら
    れた日本語入力要素を前提として各入力キーを操作して
    日本語入力するときに自然な日本語となる組合せに絞り
    込むことを特徴とする文字入力制御プログラムを記録し
    た媒体。
  17. 【請求項17】 語と該語の文法情報を格納する辞書を
    参照して日本語文字列を入力する文字入力装置であっ
    て、 アルファベット26文字のうちの一部を日本語入力用の
    ローマ字として割り当てた入力キーを有し、 該入力キーには、1のキーに2以上の前記ローマ字を重
    複して割り当てた重複割り当てキーを含み、 該入力キーは、 各母音を異なるキーに割り当て、 かな文字一字からなる附属語のうち同一の母音を有する
    複数の附属語につき、該附属語を構成する各子音を異な
    るキーに割り当てており、 該入力キーの操作に基づいて、各入力キーに割り当てら
    れたローマ字の組み合わせが許容するかな文字列を生成
    するかな文字列生成手段と、 該かな文字列生成手段により生成されたかな文字列に基
    づき、前記辞書を参照して漢字かな混じりの候補文字列
    に変換する変換手段と、 該変換手段により変換された候補文字列から、入力しよ
    うとする日本語文字列を選択する選択手段とを備えた文
    字入力装置。
  18. 【請求項18】 前記辞書に、前記語の文法情報として
    自立語と附属語の別を格納した請求項17記載の文字入
    力装置。
  19. 【請求項19】 前記辞書に、前記語の文法情報として
    語の品詞情報を格納し、 前記かな文字一字からなる附属語のうちの同一の母音を
    有する複数の附属語は、助詞または助動詞であるである
    請求項17記載の文字入力装置。
  20. 【請求項20】 少なくともアルファベットの「H」,
    「G」,「D」を異なる入力キーに割り当てた請求項1
    7または19記載の文字入力装置。
  21. 【請求項21】 前記変換手段は、生成されたかな文字
    列を、文節単位で漢字かな混じりの候補文字列に変換す
    る手段である請求項17記載の文字入力装置。
  22. 【請求項22】 前記重複割り当てキーにおいて、前記
    1のキーへの3以上のローマ字の重複した割り当てを許
    容する請求項17記載の文字入力装置。
  23. 【請求項23】 前記入力キーを片手で操作可能な範囲
    に配列した請求項17記載の文字入力装置。
  24. 【請求項24】 語と該語の文法情報を格納する辞書を
    参照して日本語文字列を入力する文字入力装置であっ
    て、 アルファベット26文字のうちの一部を日本語入力用の
    ローマ字として割り当てた入力キーを有し、 該入力キーには、1のキーに2以上の前記ローマ字を重
    複して割り当てた重複割り当てキーを含み、 該入力キーは、 各母音を異なるキーに割り当て、 かな文字一字からなる附属語のうち同一の母音を有する
    複数の附属語につき、該附属語を構成する各子音を異な
    るキーに割り当てており、該入力キーの操作に基づい
    て、各入力キーに割り当てられたローマ字の組み合わせ
    からなる英字列を生成する英字列生成手段と、 該英字列生成手段により生成された英字列に基づき、前
    記辞書を参照して漢字かな混じりの候補文字列に変換す
    る変換手段と、 該変換手段により変換された候補文字列から、入力しよ
    うとする日本語文字列を選択する選択手段とを備えた文
    字入力装置。
  25. 【請求項25】 アルファベット26文字のうちの一部
    を日本語入力用のローマ字として割り当てた入力キーの
    操作に基づいて、語と該語の文法情報を格納する辞書を
    参照しつつ日本語文字列を作成し、該文字列を入力する
    文字入力方法であって、 1のキーに2以上の前記ローマ字を重複して割り当てた
    前記入力キーの操作に基づき、各入力キーに割り当てら
    れたローマ字の組み合わせが許容するかな文字列を生成
    する工程と、 該生成されたかな文字列を、前記辞書を参照しつつ漢字
    かな混じりの候補文字列に変換する工程とを備え、 前記かな文字列を生成する工程は、「が」,「だ」およ
    び「は」という附属語である一字のかな文字のうちの1
    のかな文字のみを生成する工程である文字入力方法。
  26. 【請求項26】 アルファベット26文字のうちの一部
    を日本語入力用のローマ字として割り当てた入力キーの
    操作に基づいて、語と該語の文法情報を格納する辞書を
    参照しつつ日本語文字列を作成し、該文字列を入力する
    ためのコンピュータプログラムを記録した記録媒体であ
    って、 1のキーに2以上の前記ローマ字を重複して割り当てた
    前記入力キーの操作に基づき、各入力キーに割り当てら
    れたローマ字の組み合わせが許容するかな文字列を生成
    する工程と、 該生成されたかな文字列を、前記辞書を参照しつつ漢字
    かな混じりの候補文字列に変換する工程と前記かな文字
    列を生成する工程において、「が」,「だ」および
    「は」という附属語である一字のかな文字のうちの1の
    かな文字のみを生成する工程とをコンピュータに実行さ
    せるためのプログラムをコンピュータに読み取り可能に
    記録した記録媒体。
  27. 【請求項27】 日本語入力用のローマ字としてアルフ
    ァベット文字を割り当てた入力キーの配列を所定の表示
    部に表示し、該表示された入力キーからの選択に基づ
    き、語と語の文法情報を予め記憶した辞書を参照して文
    字列を入力するためのコンピュータプログラムを記録し
    た記録媒体であって、 前記所定の表示部に、 アルファベット26文字のうちの一部を割り当てた前記
    入力キーの配列を表示する工程と、 前記入力キーとして、1のキーに2以上の前記ローマ字
    を重複して割り当てたキーを表示する工程と、 各母音を異なるキーに割り当てた入力キーの配列を表示
    する工程と、 かな文字一字からなる附属語のうち同一の母音を有する
    複数の附属語につき、該附属語を構成する各子音を異な
    るキーに割り当てた入力キーの配列を表示する工程とを
    コンピュータに実行させるためのプログラムをコンピュ
    ータに読み取りかつ実行可能に記録した記録媒体。
  28. 【請求項28】 前記キー入力手段は、前記複数の入力
    キーのひとつに、前記日本語入力要素として濁点を割り
    当てた手段である請求項2記載の文字入力装置。
  29. 【請求項29】 前記入力キーに、前記ローマ字を、少
    なくとも濁音を表わす子音を除外して割り当てた請求項
    28記載の文字入力装置。
  30. 【請求項30】 前記キー入力手段は、前記濁点を、前
    記ローマ字と重複して割り当てることを許容した手段で
    ある請求項28記載の文字入力装置。
  31. 【請求項31】 前記キー入力手段は、前記ローマ字の
    うちの母音と前記濁点とを異なる前記入力キーに割り当
    てる手段である請求項30記載の文字入力装置。
  32. 【請求項32】 請求項28記載の文字入力装置であっ
    て、 清音を表わす子音であって、対応する濁音が存在する子
    音と濁点との連続した組み合わせから、前記濁音を表わ
    す子音を特定する子音特定手段を備え、 前記日本語絞り込み制御手段は、前記子音特定手段によ
    り特定された子音と母音との組み合わせをローマ字かな
    変換して、1のかなを生成する手段である文字入力装
    置。
  33. 【請求項33】 前記キー入力手段は、前記ローマ字の
    うちの前記清音を表わす子音であって、対応する濁音が
    存在する子音と前記濁点とを1の前記入力キーに重複し
    て割り当てる手段である請求項32記載の文字入力装
    置。
  34. 【請求項34】 前記ローマ字かな変換により、第一の
    子音,第二の子音および母音との組み合わせからかな文
    字列を生成するかな生成手段を備え、 前記キー入力手段は、前記ローマ字のうちの前記第二の
    子音と前記濁点とを異なる前記入力キーに割り当てる手
    段である請求項32記載の文字入力装置。
  35. 【請求項35】 前記ローマ字かな変換により、同じ子
    音の連続と母音との組み合わせから促音を有するかな文
    字列を生成する促音生成手段を備え、 前記キー入力手段は、前記ローマ字のうちの前記子音と
    前記濁点とを異なる前記入力キーに割り当てる手段であ
    る請求項32記載の文字入力装置。
  36. 【請求項36】 前記キー入力手段は、清音を表わす子
    音であって、対応する濁音が存在する子音を、異なる入
    力キーに割り当てる手段である請求項28記載の文字入
    力装置。
  37. 【請求項37】 日本語入力要素としてのローマ字を、
    1のキーへの重複した割り当てを許容しつつ割り当てた
    複数の入力キーと、 該入力キーの操作に基づいて、各入力キーに割り当てら
    れたローマ字の組み合わせからなる英字列を生成する英
    字列生成手段と、 該英字列生成手段により生成された英字列に基づき、辞
    書を参照して漢字かな混じりの候補文字列に変換する変
    換手段とを備え、 前記候補文字列から選択された文字列を入力する文字入
    力装置であって、 前記複数の入力キーのひとつに、前記日本語入力要素と
    して濁点を割り当てた文字入力装置。
  38. 【請求項38】 日本語入力要素としてローマ字を割り
    当てた入力キーの操作に基づいて日本語文字列を作成
    し、該文字列を入力する文字入力方法であって、 1のキーに2以上の前記ローマ字を重複して割り当てた
    前記入力キーの操作に基づき、各入力キーに割り当てら
    れたローマ字の組み合わせが許容するかな文字列を生成
    する工程と、 該生成されたかな文字列を漢字かな混じりの日本語文字
    列に変換する工程とを備え、 前記かな文字列を生成する工程は、前記入力キーに前記
    日本語入力要素として濁点を割り当てた場合には、入力
    キーに割り当てられた前記ローマ字と前記濁点との組み
    合わせから濁音であるかな文字を生成する工程である文
    字入力方法。
  39. 【請求項39】 日本語入力要素としてローマ字を割り
    当てた入力キーの操作に基づいて日本語文字列を作成
    し、該文字列を入力するためのコンピュータプログラム
    を記録した記録媒体であって、 1のキーに2以上の前記ローマ字を重複して割り当てた
    前記入力キーの操作に基づき、各入力キーに割り当てら
    れたローマ字の組み合わせが許容するかな文字列を生成
    する工程と、 該かな文字列を生成する工程において、前記入力キーに
    前記日本語入力要素として濁点を割り当てた場合には、
    入力キーに割り当てられた前記ローマ字と前記濁点との
    組み合わせから濁音であるかな文字を生成する工程と、 前記生成されたかな文字列やかな文字を漢字かな混じり
    の日本語文字列に変換する工程と、 をコンピュータに実行させるためのプログラムをコンピ
    ュータに読み取り可能に記録した記録媒体。
  40. 【請求項40】 日本語入力要素としてローマ字および
    濁点を割り当てた複数の入力キーの操作に基づいて母音
    と子音との組み合わせからかな文字列を生成し、該生成
    されたかな文字列を所望の漢字混じり文字列に変換して
    入力するためのコンピュータプログラムを記録した記録
    媒体であって、 前記入力キーに割り当てられた前記子音と前記濁点と前
    記母音との連続した組み合わせから濁音であるかな文字
    を生成する工程をコンピュータに実行させるためのプロ
    グラムをコンピュータに読み取り可能に記録した記録媒
    体。
  41. 【請求項41】 日本語入力要素としてローマ字を割り
    当てた入力キーの配列を所定の表示部に表示し、該表示
    された入力キーの操作に基づいてかな文字列を生成し、
    該かな文字を漢字混じり文字列に変換して入力するため
    のコンピュータプログラムを記録した記録媒体であって
    前記所定の表示部に、 前記入力キーとして、1のキーに2以上の前記ローマ字
    を重複して割り当てたキーを表示する工程と、 前記日本語入力要素として濁点を割り当てた入力キーを
    含む前記入力キーの配列を表示する工程と、 該入力キーの配列において前記入力キーに割り当てられ
    た前記ローマ字と前記濁点との組み合わせから濁音であ
    るかな文字を生成する工程とをコンピュータに実行させ
    るためのプログラムをコンピュータに読み取りかつ実行
    可能に記録した記録媒体。
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