JPH11254105A - AlN−BN系浸漬ノズル - Google Patents
AlN−BN系浸漬ノズルInfo
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- JPH11254105A JPH11254105A JP10058128A JP5812898A JPH11254105A JP H11254105 A JPH11254105 A JP H11254105A JP 10058128 A JP10058128 A JP 10058128A JP 5812898 A JP5812898 A JP 5812898A JP H11254105 A JPH11254105 A JP H11254105A
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- powder
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Abstract
(57)【要約】
【課題】溶融流による摩耗の問題のある部位にAlN−
BN、モールドパウダー接触部位にジルコニウム化合物
−BNを配することにより、耐火物の損耗を激減させ
る。 【解決手段】AlNとBNを合計で65wt%以上含
み、かつAlNとBNの合計量に対しAlN15〜80
wt%、BN20〜85wt%、C9wt%以下(0%
を含む)の組成よりなるノズル本体4と、ZrO2 、Z
rB2 、ZrN、及びZrCの群から選ばれたジルコニ
ウム化合物の一種または二種以上とBNを合計で50w
t%以上、かつ該ジルコニウム化合物10〜40wt
%、BN20〜85wt%含有するモールドパウダー接
触部5とを具備してなるAlN−BN系浸漬ノズル。
BN、モールドパウダー接触部位にジルコニウム化合物
−BNを配することにより、耐火物の損耗を激減させ
る。 【解決手段】AlNとBNを合計で65wt%以上含
み、かつAlNとBNの合計量に対しAlN15〜80
wt%、BN20〜85wt%、C9wt%以下(0%
を含む)の組成よりなるノズル本体4と、ZrO2 、Z
rB2 、ZrN、及びZrCの群から選ばれたジルコニ
ウム化合物の一種または二種以上とBNを合計で50w
t%以上、かつ該ジルコニウム化合物10〜40wt
%、BN20〜85wt%含有するモールドパウダー接
触部5とを具備してなるAlN−BN系浸漬ノズル。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は鋼の連続鋳造に用
いられる浸漬ノズルに係り、特に溶鋼とモールドパウダ
ーに対する耐食性に優れたAlN−BN系浸漬ノズルに
関する。
いられる浸漬ノズルに係り、特に溶鋼とモールドパウダ
ーに対する耐食性に優れたAlN−BN系浸漬ノズルに
関する。
【0002】
【従来の技術】特開平8−57613号公報は、浸漬ノ
ズル本体をアルミナ−黒鉛質等のカーボン含有耐火物で
形成し、モールドパウダーと接触する外周面に、ジルコ
ニア−グラファイト等からなる補強部を形成することを
述べている。かかる材料の組み合わせからなる本体とモ
ールドパウダー接触部は良く知られたところである。
ズル本体をアルミナ−黒鉛質等のカーボン含有耐火物で
形成し、モールドパウダーと接触する外周面に、ジルコ
ニア−グラファイト等からなる補強部を形成することを
述べている。かかる材料の組み合わせからなる本体とモ
ールドパウダー接触部は良く知られたところである。
【0003】本体の内孔部および吐出部においては、溶
鋼中に同伴されるアルミナ等の非金属介在物の付着蓄積
したものが脱落して製品に取り込まれて欠陥となる問
題、ノズルの閉塞を引き起こす問題があり、様々な試み
がなされている。そのひとつがAlN−BN系材料で構
成した浸漬ノズルである。
鋼中に同伴されるアルミナ等の非金属介在物の付着蓄積
したものが脱落して製品に取り込まれて欠陥となる問
題、ノズルの閉塞を引き起こす問題があり、様々な試み
がなされている。そのひとつがAlN−BN系材料で構
成した浸漬ノズルである。
【0004】窒化アルミニウムは、上述の窒化ホウ素と
同様に、高い熱伝導度、優れた電気絶縁性を有し、溶鋼
に代表される各種溶融金属に対する耐食性に優れた材料
として知られている。また、軟らかい窒化ホウ素と異な
り、ヤング率、硬度とも比較的高いので耐磨耗性に優れ
ている。
同様に、高い熱伝導度、優れた電気絶縁性を有し、溶鋼
に代表される各種溶融金属に対する耐食性に優れた材料
として知られている。また、軟らかい窒化ホウ素と異な
り、ヤング率、硬度とも比較的高いので耐磨耗性に優れ
ている。
【0005】一方、六方晶の窒化ホウ素は高い熱伝導
度、優れた電気絶縁性、および優れた潤滑性を有し、
鉄、銅、ニッケル、亜鉛、ガリウム、砒素、ガラス、氷
晶石などの溶融物と反応しない化学的に安定な材料とし
て知られている。そして空気中では950℃まで、不活
性ガス中では2200℃まで安定であり、ヤング率が低
いので容易に弾性変形し熱衝撃にも強い。また、硬度が
低いので、金属と同様に、切削および研削などの機械加
工が容易にできるという特徴を有している。このような
特徴を生かして窒化ホウ素単体、窒化ホウ素含有複合材
料として多岐の用途に供されている。焼結体としての用
途には、絶縁部品、耐熱部品、溶融金属用坩堝、水平連
続鋳造用ブレークリング、放熱部品、金属あるいはセラ
ミックスの粉末成形体焼結用セッター、型材等に使用さ
れている。また、上ノズル、浸漬ノズル等の鋳造用耐火
物にも適用が試みられている。
度、優れた電気絶縁性、および優れた潤滑性を有し、
鉄、銅、ニッケル、亜鉛、ガリウム、砒素、ガラス、氷
晶石などの溶融物と反応しない化学的に安定な材料とし
て知られている。そして空気中では950℃まで、不活
性ガス中では2200℃まで安定であり、ヤング率が低
いので容易に弾性変形し熱衝撃にも強い。また、硬度が
低いので、金属と同様に、切削および研削などの機械加
工が容易にできるという特徴を有している。このような
特徴を生かして窒化ホウ素単体、窒化ホウ素含有複合材
料として多岐の用途に供されている。焼結体としての用
途には、絶縁部品、耐熱部品、溶融金属用坩堝、水平連
続鋳造用ブレークリング、放熱部品、金属あるいはセラ
ミックスの粉末成形体焼結用セッター、型材等に使用さ
れている。また、上ノズル、浸漬ノズル等の鋳造用耐火
物にも適用が試みられている。
【0006】従って、両者を組み合わせると、耐磨耗性
と耐熱衝撃性と機械加工性とを併せ持ち、溶融物に対す
る耐食性に優れた材料が得られる。例えば、特開昭63
−84750号公報は連続鋳造ノズルに係わり特に脱酸
鋼の連続鋳造に用いて好適な連続鋳造に関し、BN20
〜70重量部、AlN10〜40重量部およびC10〜
30重量部を配合したことを特徴とする連続鋳造用ノズ
ルを開示している。そして、発明の効果として窒化ホウ
素、窒化アルミニウムおよび黒鉛を所定の割合で配合し
たノズルは溶鋼に対する濡れ性が小さいことからノズル
内面への介在物付着を防止できることを挙げている。ま
た、Interceram,Special Issue(1987)70頁には窒化ホウ
素基の連続鋳造用ノズルとして52.6wt%BN、2
7.0wt%AlN、2.0wt%SiO2 、CとSi
Cの合計で17.5wt%の組成が開示されている。気
孔率は18.8%である。
と耐熱衝撃性と機械加工性とを併せ持ち、溶融物に対す
る耐食性に優れた材料が得られる。例えば、特開昭63
−84750号公報は連続鋳造ノズルに係わり特に脱酸
鋼の連続鋳造に用いて好適な連続鋳造に関し、BN20
〜70重量部、AlN10〜40重量部およびC10〜
30重量部を配合したことを特徴とする連続鋳造用ノズ
ルを開示している。そして、発明の効果として窒化ホウ
素、窒化アルミニウムおよび黒鉛を所定の割合で配合し
たノズルは溶鋼に対する濡れ性が小さいことからノズル
内面への介在物付着を防止できることを挙げている。ま
た、Interceram,Special Issue(1987)70頁には窒化ホウ
素基の連続鋳造用ノズルとして52.6wt%BN、2
7.0wt%AlN、2.0wt%SiO2 、CとSi
Cの合計で17.5wt%の組成が開示されている。気
孔率は18.8%である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】特開昭63−8475
0号公報で提案された浸漬ノズルでは、Cが10〜30
wt%配合されるので、溶鋼流の通路になる内壁面でC
の溶出により耐火物の組織が崩壊して損耗することが問
題である。
0号公報で提案された浸漬ノズルでは、Cが10〜30
wt%配合されるので、溶鋼流の通路になる内壁面でC
の溶出により耐火物の組織が崩壊して損耗することが問
題である。
【0008】一方、モールドパウダー接触部におけるモ
ールドパウダーによる浸漬ノズルの浸食を抑制するため
に、よく知られているように、ZrO2 −Cを主成分と
する材料を適用すると、1500℃以上の通常の鋳造温
度で、モールドパウダーは該材料に浸透してモールドパ
ウダーの主成分であるSiO2 が耐火物を構成するCと
反応してSiOガスとCOガスを生成し、Cが消失す
る。このため、耐火物の組織が崩壊して損耗することが
問題である。
ールドパウダーによる浸漬ノズルの浸食を抑制するため
に、よく知られているように、ZrO2 −Cを主成分と
する材料を適用すると、1500℃以上の通常の鋳造温
度で、モールドパウダーは該材料に浸透してモールドパ
ウダーの主成分であるSiO2 が耐火物を構成するCと
反応してSiOガスとCOガスを生成し、Cが消失す
る。このため、耐火物の組織が崩壊して損耗することが
問題である。
【0009】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは、溶融流による摩耗
の問題のある部位にAlN−BN、モールドパウダー接
触部位にジルコニウム化合物−BNを配することによ
り、溶損し難いAlN−BN系浸漬ノズルを提案するも
のである。
であって、その目的とするところは、溶融流による摩耗
の問題のある部位にAlN−BN、モールドパウダー接
触部位にジルコニウム化合物−BNを配することによ
り、溶損し難いAlN−BN系浸漬ノズルを提案するも
のである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、AlNとBN
を合計で65wt%以上含み、かつAlNとBNの合計
量に対しAlN15〜80wt%、BN20〜85wt
%、C9wt%以下(0%を含む)の組成よりなるノズ
ル本体と、ZrO2 、ZrB2 、ZrN、及びZrCの
群から選ばれたジルコニウム化合物の一種または二種以
上とBNを合計で50wt%以上、かつ該ジルコニウム
化合物10〜40wt%、BN20〜85wt%含有す
るモールドパウダー接触部とを具備してなることを特徴
とするAlN−BN系浸漬ノズルである。
を合計で65wt%以上含み、かつAlNとBNの合計
量に対しAlN15〜80wt%、BN20〜85wt
%、C9wt%以下(0%を含む)の組成よりなるノズ
ル本体と、ZrO2 、ZrB2 、ZrN、及びZrCの
群から選ばれたジルコニウム化合物の一種または二種以
上とBNを合計で50wt%以上、かつ該ジルコニウム
化合物10〜40wt%、BN20〜85wt%含有す
るモールドパウダー接触部とを具備してなることを特徴
とするAlN−BN系浸漬ノズルである。
【0011】
【発明の実施の形態】(ノズル本体の組成)AlNとB
Nとの合計量に対し、AlNは15〜80wt%、BN
は20〜85wt%とする。これは、AlNが15wt
%を下回ると材料の硬度と強度が低下し過ぎるからであ
り、80wt%を越えると熱衝撃に極度に弱くなるから
である。また、BNは20〜85wt%とする。これ
は、20wt%を下回ると熱衝撃に極度に弱くなるから
であり、85wt%を越えると材料の硬度と強度が低下
し過ぎるからである。また、本体においては、AlNと
BNの対照的な特性を合わせ持つ材料を実現するために
AlNとBNを合計で65wt%以上とする。Cは耐熱
衝撃性に優れているが、酸化により消失することと、溶
融物、特に溶鋼に溶解することが問題である。したがっ
て、9wt%以下に限定すれば加えてもよい。
Nとの合計量に対し、AlNは15〜80wt%、BN
は20〜85wt%とする。これは、AlNが15wt
%を下回ると材料の硬度と強度が低下し過ぎるからであ
り、80wt%を越えると熱衝撃に極度に弱くなるから
である。また、BNは20〜85wt%とする。これ
は、20wt%を下回ると熱衝撃に極度に弱くなるから
であり、85wt%を越えると材料の硬度と強度が低下
し過ぎるからである。また、本体においては、AlNと
BNの対照的な特性を合わせ持つ材料を実現するために
AlNとBNを合計で65wt%以上とする。Cは耐熱
衝撃性に優れているが、酸化により消失することと、溶
融物、特に溶鋼に溶解することが問題である。したがっ
て、9wt%以下に限定すれば加えてもよい。
【0012】本体においては、35wt%未満の範囲
で、TiO2 、ZrO2 、Cr2 O3、Al2 O3 、S
iO2 、Y2 O3 、CeO2 、Sc2 O3 のなかから選
択された一種または二種以上の酸化物、これらの酸化物
のなかの少なくとも一つを含む複合酸化物が入ってもよ
い。また、MgB2 、CaB6 、TiB2 、ZrB2 、
AlB2 のなかから選択された一種または二種以上のホ
ウ化物が入ってもよい。また、B4 C、TiC、Zr
C、Cr3 C2 、Al4 C3 、SiCのなかから選択さ
れた一種または二種以上の炭化物が入ってもよい。ま
た、TiN、ZrN、Cr2 N、Si3 N4 のなかから
選択された一種または二種以上の窒化物が入ってもよ
い。Si2 N2 Oに代表される酸窒化物が入ってもよ
い。AlONはAl、O、Nの固溶体の総称であるが、
これが入ってもよい。組成について、この発明ではいか
なる組成であってもよい。また、AlONのAlの一部
がSiで置換されてもよい。ただし、Si/Alのモル
比で1.0以下であることが耐食性の観点から好まし
い。1.0を超えると溶融物、特に溶鋼、溶融スラグに
対する耐食性が低下するからである。このようなAlO
Nの例としては、Al11O15N、AlON、Al198 O
288 N4 、Al27O39N、Al10N8 O3 、Al9 O3
N7 、SiAl7 O2 N7 、Si3 Al3 O4.5 N5 が
挙げられる。 (モールドパウダー接触部の組成)モールドパウダー接
触部のジルコニウム化合物は、ZrO2 、ZrB2 、Z
rN、及びZrCの群から選択された一種または二種以
上の化合物である。これは、ZrO2 はモールドパウダ
ーの融液と接触すると一部が溶出して融液の粘度を上昇
させ、融液の耐火物内への侵入を防止するからである。
また、モールドパウダー接触部の表面に存在するZrB
2 、ZrN、ZrCは酸化されてZrO2 の薄膜を有す
るので前記ZrO2 と同様の作用をなし、融液の耐火物
内への侵入を防止するからである。ここで、ZrO2 原
料として、ジルコンサンドから精製された純粋のZrO
2 であってもよいし、バッデライトを適用してもよい
し、また、CaO、MgO、Y2 O3 等の安定化剤を加
えて部分安定化あるいは完全安定化したZrO2 であっ
てもよい。該ジルコニウム化合物は10〜40wt%と
する。これは、10wt%未満では融液侵入防止効果が
十分発揮されないからであり、40wt%を越えると、
材料の耐熱衝撃性が低下して実用に耐えないからであ
る。
で、TiO2 、ZrO2 、Cr2 O3、Al2 O3 、S
iO2 、Y2 O3 、CeO2 、Sc2 O3 のなかから選
択された一種または二種以上の酸化物、これらの酸化物
のなかの少なくとも一つを含む複合酸化物が入ってもよ
い。また、MgB2 、CaB6 、TiB2 、ZrB2 、
AlB2 のなかから選択された一種または二種以上のホ
ウ化物が入ってもよい。また、B4 C、TiC、Zr
C、Cr3 C2 、Al4 C3 、SiCのなかから選択さ
れた一種または二種以上の炭化物が入ってもよい。ま
た、TiN、ZrN、Cr2 N、Si3 N4 のなかから
選択された一種または二種以上の窒化物が入ってもよ
い。Si2 N2 Oに代表される酸窒化物が入ってもよ
い。AlONはAl、O、Nの固溶体の総称であるが、
これが入ってもよい。組成について、この発明ではいか
なる組成であってもよい。また、AlONのAlの一部
がSiで置換されてもよい。ただし、Si/Alのモル
比で1.0以下であることが耐食性の観点から好まし
い。1.0を超えると溶融物、特に溶鋼、溶融スラグに
対する耐食性が低下するからである。このようなAlO
Nの例としては、Al11O15N、AlON、Al198 O
288 N4 、Al27O39N、Al10N8 O3 、Al9 O3
N7 、SiAl7 O2 N7 、Si3 Al3 O4.5 N5 が
挙げられる。 (モールドパウダー接触部の組成)モールドパウダー接
触部のジルコニウム化合物は、ZrO2 、ZrB2 、Z
rN、及びZrCの群から選択された一種または二種以
上の化合物である。これは、ZrO2 はモールドパウダ
ーの融液と接触すると一部が溶出して融液の粘度を上昇
させ、融液の耐火物内への侵入を防止するからである。
また、モールドパウダー接触部の表面に存在するZrB
2 、ZrN、ZrCは酸化されてZrO2 の薄膜を有す
るので前記ZrO2 と同様の作用をなし、融液の耐火物
内への侵入を防止するからである。ここで、ZrO2 原
料として、ジルコンサンドから精製された純粋のZrO
2 であってもよいし、バッデライトを適用してもよい
し、また、CaO、MgO、Y2 O3 等の安定化剤を加
えて部分安定化あるいは完全安定化したZrO2 であっ
てもよい。該ジルコニウム化合物は10〜40wt%と
する。これは、10wt%未満では融液侵入防止効果が
十分発揮されないからであり、40wt%を越えると、
材料の耐熱衝撃性が低下して実用に耐えないからであ
る。
【0013】一方、BNはモールドパウダー融液と濡れ
ない。したがって、該融液の侵入を防止できるように作
用する。しかし、モールドパウダー融液から、酸素が供
給が避けられないので、一部がB2 O3 に変化する。B
2 O3 はモールドパウダー融液に溶解して該融液の粘度
を低下させる。このような観点及び材料の耐熱衝撃性確
保の観点から、BNは20〜85wt%とする。
ない。したがって、該融液の侵入を防止できるように作
用する。しかし、モールドパウダー融液から、酸素が供
給が避けられないので、一部がB2 O3 に変化する。B
2 O3 はモールドパウダー融液に溶解して該融液の粘度
を低下させる。このような観点及び材料の耐熱衝撃性確
保の観点から、BNは20〜85wt%とする。
【0014】モールドパウダー接触部の壁は耐食性の観
点から厚い方が好ましく、少なくとも、5mm以上とす
ることが好ましい。また、モールドパウダー接触部にお
いては、ジルコニウム化合物とBNの対照的な特性を合
わせ持つ材料を実現するためにジルコニウム化合物とB
Nを合計で50wt%以上とすることが好ましい。
点から厚い方が好ましく、少なくとも、5mm以上とす
ることが好ましい。また、モールドパウダー接触部にお
いては、ジルコニウム化合物とBNの対照的な特性を合
わせ持つ材料を実現するためにジルコニウム化合物とB
Nを合計で50wt%以上とすることが好ましい。
【0015】また、モールドパウダー接触部において
は、50wt%未満の範囲で、TiO2 、ZrO2 、C
r2 O3 、Al2 O3 、SiO2 、Y2 O3 、CeO
2 、Sc2 O3 、MgB2 、CaB6 、TiB2 、Zr
B2 、AlB2 、B4 C、TiC、ZrC、Cr3 C
2 、Al4 C3 、SiC、TiN、ZrN、Cr2 N、
Si3 N4 等が含まれてもよい。これらの化合物の添加
に関しては、本体と同様なので、その詳細な説明は省略
する。 (浸漬ノズルの用途)図2はスラブの連続鋳造に使用さ
れる浸漬ノズル8を示す。溶鋼は上部より内孔9を通っ
て2個所の吐出孔7よりモールド内へ流入する。該浸漬
ノズル8は内孔9および吐出孔7にアルミナ等の溶鋼中
に含まれる非金属介在物が付着成長し難いこと、外面の
モールドパウダー接触部5はモールドパウダーに侵され
ないことが要求される。AlN−BN系耐火物はこの目
的に適う。
は、50wt%未満の範囲で、TiO2 、ZrO2 、C
r2 O3 、Al2 O3 、SiO2 、Y2 O3 、CeO
2 、Sc2 O3 、MgB2 、CaB6 、TiB2 、Zr
B2 、AlB2 、B4 C、TiC、ZrC、Cr3 C
2 、Al4 C3 、SiC、TiN、ZrN、Cr2 N、
Si3 N4 等が含まれてもよい。これらの化合物の添加
に関しては、本体と同様なので、その詳細な説明は省略
する。 (浸漬ノズルの用途)図2はスラブの連続鋳造に使用さ
れる浸漬ノズル8を示す。溶鋼は上部より内孔9を通っ
て2個所の吐出孔7よりモールド内へ流入する。該浸漬
ノズル8は内孔9および吐出孔7にアルミナ等の溶鋼中
に含まれる非金属介在物が付着成長し難いこと、外面の
モールドパウダー接触部5はモールドパウダーに侵され
ないことが要求される。AlN−BN系耐火物はこの目
的に適う。
【0016】そこで、本発明になるAlN−BN系浸漬
ノズルの製造法について説明する。図1に示すように、
黒鉛製のスリーブ3、下蓋1、中子2を組み立てる。キ
ャビティの本体部位4にAl−BNを主原料とする粉末
を充填し、モールドパウダー接触部5にジルコニウム化
合物−BNを主原料とする粉末を充填して充填体を得、
黒鉛製の上蓋6をとりつける。該充填体を黒鉛容器に入
れたまま窒化炉に配設し、窒素で加圧しながら昇温し、
所定の温度に保持後冷却する。こうして、得られた焼結
体を取り出す。該浸漬ノズル素形材は、図2に示すよう
に、吐出孔7を開口して、AlN−BN系浸漬ノズル8
を得る。
ノズルの製造法について説明する。図1に示すように、
黒鉛製のスリーブ3、下蓋1、中子2を組み立てる。キ
ャビティの本体部位4にAl−BNを主原料とする粉末
を充填し、モールドパウダー接触部5にジルコニウム化
合物−BNを主原料とする粉末を充填して充填体を得、
黒鉛製の上蓋6をとりつける。該充填体を黒鉛容器に入
れたまま窒化炉に配設し、窒素で加圧しながら昇温し、
所定の温度に保持後冷却する。こうして、得られた焼結
体を取り出す。該浸漬ノズル素形材は、図2に示すよう
に、吐出孔7を開口して、AlN−BN系浸漬ノズル8
を得る。
【0017】
【実施例】次に本発明の実施例を説明する。 (実施例1)表1に示すように、105μm以下が10
0wt%、37μm以上が20wt%の粒度で金属Al
分99.97wt%のアトマイズ粉末(以下、Alアト
マイズ粉と称する)、44μm以下が95wt%以上と
なるように粒度を調整したBN、B4 C、Cの各粉末を
それぞれ20.0wt%、56.4wt%、16.8w
t%、6.8wt%の割合で混合し、本体用粉末を得
た。次に、44μm以下が95wt%以上となるように
粒度を調整したZrB2 粉末を用意して、25.0wt
%Al、30.9wt%BN、10.4wt%B4 C、
3.7wt%C、30.0wt%ZrB2 の配合のモー
ルドパウダー接触部用粉末を調製した。該混合粉末を前
述の方法で型に充填して本体部充填密度1.19g/c
m3 、モールドパウダー接触部嵩密度1.89g/cm
3 の充填体を得た。該充填体を窒素圧力9.1kg/c
m2 の加圧窒素下で1750℃まで昇温し、3時間保持
後、放冷した。こうして、焼結体が得られた。この焼結
体の本体部嵩密度は1.54g/cm3 、モールドパウ
ダー接触部嵩密度は2.19g/cm3 であった。本体
の組成はAlN27.4wt%、BN51.6wt%、
モールドパウダー接触部の組成はZrNとZrB2 を併
せて24.4wt%、BN31.9wt%であった。
0wt%、37μm以上が20wt%の粒度で金属Al
分99.97wt%のアトマイズ粉末(以下、Alアト
マイズ粉と称する)、44μm以下が95wt%以上と
なるように粒度を調整したBN、B4 C、Cの各粉末を
それぞれ20.0wt%、56.4wt%、16.8w
t%、6.8wt%の割合で混合し、本体用粉末を得
た。次に、44μm以下が95wt%以上となるように
粒度を調整したZrB2 粉末を用意して、25.0wt
%Al、30.9wt%BN、10.4wt%B4 C、
3.7wt%C、30.0wt%ZrB2 の配合のモー
ルドパウダー接触部用粉末を調製した。該混合粉末を前
述の方法で型に充填して本体部充填密度1.19g/c
m3 、モールドパウダー接触部嵩密度1.89g/cm
3 の充填体を得た。該充填体を窒素圧力9.1kg/c
m2 の加圧窒素下で1750℃まで昇温し、3時間保持
後、放冷した。こうして、焼結体が得られた。この焼結
体の本体部嵩密度は1.54g/cm3 、モールドパウ
ダー接触部嵩密度は2.19g/cm3 であった。本体
の組成はAlN27.4wt%、BN51.6wt%、
モールドパウダー接触部の組成はZrNとZrB2 を併
せて24.4wt%、BN31.9wt%であった。
【0018】この方法によって製造したAlN−BN系
浸漬ノズルを低炭素Alキルド鋼の実機鋳造に供し、5
チャージの連続鋳造を行ったが、アルミナ付着によるノ
ズル詰まりの兆候は発生しなかった。使用後、ノズルを
回収して観察したところ、内孔面、吐出孔ともに付着物
の堆積はなく、損耗もなかった。また、外面のモールド
パウダーによる溶損も軽微であった。
浸漬ノズルを低炭素Alキルド鋼の実機鋳造に供し、5
チャージの連続鋳造を行ったが、アルミナ付着によるノ
ズル詰まりの兆候は発生しなかった。使用後、ノズルを
回収して観察したところ、内孔面、吐出孔ともに付着物
の堆積はなく、損耗もなかった。また、外面のモールド
パウダーによる溶損も軽微であった。
【0019】(実施例2)表1に示すように、105μ
m以下が100wt%、37μm以上が20wt%の粒
度で金属Al分99.97wt%のAlアトマイズ粉、
44μm以下が95wt%以上となるように粒度を調整
したBN、B4 C、Cの各粉末をそれぞれ25.0wt
%、52.8wt%、15.8wt%、6.4wt%の
割合で混合し、本体用粉末を得た。次に、44μm以下
が95wt%以上となるように粒度を調整したZrO2
粉末を用意して、25.0wt%Al、30.5wt%
BN、10.4wt%B4 C、3.7wt%C、30.
0wt%ZrO2 の配合のモールドパウダー接触部用粉
末を調製した。該混合粉末を前述の方法で型に充填して
本体部充填密度1.24g/cm3 、モールドパウダー
接触部嵩密度1.96g/cm3 の充填体を得た。該充
填体を窒素圧力9.1kg/cm2 の加圧窒素下で17
50℃まで昇温し、3時間保持後、放冷した。こうし
て、焼結体が得られた。この焼結体の本体部嵩密度は
1.63g/cm3 、モールドパウダー接触部嵩密度は
2.22g/cm3 であった。本体の組成はAlN2
7.4wt%、BN51.6wt%、モールドパウダー
接触部の組成はZrO2 は26.6wt%、BN27.
0wt%であった。
m以下が100wt%、37μm以上が20wt%の粒
度で金属Al分99.97wt%のAlアトマイズ粉、
44μm以下が95wt%以上となるように粒度を調整
したBN、B4 C、Cの各粉末をそれぞれ25.0wt
%、52.8wt%、15.8wt%、6.4wt%の
割合で混合し、本体用粉末を得た。次に、44μm以下
が95wt%以上となるように粒度を調整したZrO2
粉末を用意して、25.0wt%Al、30.5wt%
BN、10.4wt%B4 C、3.7wt%C、30.
0wt%ZrO2 の配合のモールドパウダー接触部用粉
末を調製した。該混合粉末を前述の方法で型に充填して
本体部充填密度1.24g/cm3 、モールドパウダー
接触部嵩密度1.96g/cm3 の充填体を得た。該充
填体を窒素圧力9.1kg/cm2 の加圧窒素下で17
50℃まで昇温し、3時間保持後、放冷した。こうし
て、焼結体が得られた。この焼結体の本体部嵩密度は
1.63g/cm3 、モールドパウダー接触部嵩密度は
2.22g/cm3 であった。本体の組成はAlN2
7.4wt%、BN51.6wt%、モールドパウダー
接触部の組成はZrO2 は26.6wt%、BN27.
0wt%であった。
【0020】この方法によって製造したAlN−BN系
浸漬ノズルを低炭素Alキルド鋼の実機鋳造に供し、5
チャージの連続鋳造を行ったが、アルミナ付着によるノ
ズル詰まりの兆候は発生しなかった。使用後、ノズルを
回収して観察したところ、内孔面、吐出孔ともに付着物
の堆積はなく、損耗もなかった。また、外面のモールド
パウダーによる溶損も軽微であった。これら実施例1、
2の浸漬ノズルの製造条件、ノズルの組成、特性を以下
の表1にまとめて示す。
浸漬ノズルを低炭素Alキルド鋼の実機鋳造に供し、5
チャージの連続鋳造を行ったが、アルミナ付着によるノ
ズル詰まりの兆候は発生しなかった。使用後、ノズルを
回収して観察したところ、内孔面、吐出孔ともに付着物
の堆積はなく、損耗もなかった。また、外面のモールド
パウダーによる溶損も軽微であった。これら実施例1、
2の浸漬ノズルの製造条件、ノズルの組成、特性を以下
の表1にまとめて示す。
【0021】
【表1】
【0022】
【発明の効果】以上のように、AlN−BN系浸漬ノズ
ルに関わるこの発明によれば、溶融流による摩耗の問題
のある部位にAlN−BN、モールドパウダー接触部位
にジルコニウム化合物−BNを配することにより、耐火
物の損耗を激減させることができる。
ルに関わるこの発明によれば、溶融流による摩耗の問題
のある部位にAlN−BN、モールドパウダー接触部位
にジルコニウム化合物−BNを配することにより、耐火
物の損耗を激減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】AlN−BN系浸漬ノズルの製造法の説明図。
【図2】スラブの連続鋳造に使用される浸漬ノズルの説
明図。
明図。
1... 下蓋、2... 中子、3... スリーブ、4... 、本
体部、5... モールドパウダー接触部、6... 上蓋、
7... 吐出口、8... 浸漬ノズル、9... 内孔。
体部、5... モールドパウダー接触部、6... 上蓋、
7... 吐出口、8... 浸漬ノズル、9... 内孔。
Claims (1)
- 【請求項1】 AlNとBNを合計で65wt%以上含
み、かつAlNとBNの合計量に対しAlN15〜80
wt%、BN20〜85wt%、C9wt%以下(0%
を含む)の組成よりなるノズル本体と、ZrO2 、Zr
B2 、ZrN、及びZrCの群から選ばれたジルコニウ
ム化合物の一種または二種以上とBNを合計で50wt
%以上、かつ該ジルコニウム化合物10〜40wt%、
BN20〜85wt%含有するモールドパウダー接触部
とを具備してなることを特徴とするAlN−BN系浸漬
ノズル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10058128A JPH11254105A (ja) | 1998-03-10 | 1998-03-10 | AlN−BN系浸漬ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10058128A JPH11254105A (ja) | 1998-03-10 | 1998-03-10 | AlN−BN系浸漬ノズル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11254105A true JPH11254105A (ja) | 1999-09-21 |
Family
ID=13075353
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10058128A Pending JPH11254105A (ja) | 1998-03-10 | 1998-03-10 | AlN−BN系浸漬ノズル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11254105A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100516457B1 (ko) * | 2000-06-15 | 2005-09-23 | 주식회사 포스코 | 쾌삭강의 연속주조용 내화물 |
-
1998
- 1998-03-10 JP JP10058128A patent/JPH11254105A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100516457B1 (ko) * | 2000-06-15 | 2005-09-23 | 주식회사 포스코 | 쾌삭강의 연속주조용 내화물 |
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