JPH11255933A - 発泡ゴムの製造方法及び発泡ゴム - Google Patents
発泡ゴムの製造方法及び発泡ゴムInfo
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- JPH11255933A JPH11255933A JP6315498A JP6315498A JPH11255933A JP H11255933 A JPH11255933 A JP H11255933A JP 6315498 A JP6315498 A JP 6315498A JP 6315498 A JP6315498 A JP 6315498A JP H11255933 A JPH11255933 A JP H11255933A
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Abstract
組成物をHAV方式で発泡加硫することにより、圧縮永
久歪み等の物性が良好な発泡ゴムを高い生産性で安価に
製造する。 【解決手段】 加硫剤として過酸化物を配合した発泡性
ゴム組成物を、外面に酸素遮断層が形成されるように成
形し、熱空気加硫法により発泡加硫する。この方法によ
り製造された、発泡ゴムよりなる本体の外面に酸素遮断
層が形成されてなる発泡ゴム。
Description
化物を配合した発泡性ゴム組成物を、HAV(HotAir Vu
lcanizing tunnel)方式で発泡加硫することにより、物
性が良好な発泡ゴム(ゴムスポンジ)を高い生産性にて
安価に製造する方法及びこの方法により製造された発泡
ゴムに関する。
野等においてシール材として使用される発泡ゴムは、一
般に、連続方式で製造され、具体的には下記又はの
方法が採用されている。
ム組成物をHAV方式で連続発泡加硫する。 加硫剤として過酸化物を配合した発泡性ゴム組成物
をLCM(Liquid CuringMedium)方式で連続発泡加硫す
る。
法であり、真空型の押出機から押出成形された未加硫ゴ
ムをコンベアで加熱炉内に搬送し、加熱空気を吹き付け
て加硫する方法である。HAV方式に適用されるゴム種
は、耐酸化の面から、一般に耐熱性の高いCR(クロロ
プレンゴム)やEPDM(エチレンプロピレンジエンゴ
ム)であるが、SBR(スチレンブタジエンゴム)やI
IR(イソブチレンゴム)などが適用される場合もあ
る。HAV方式は低コストで効率的な方法ではあるが、
上記の方法で得られる発泡ゴムは、耐熱性、耐セット
性に劣るという欠点がある。
方法であり、押出機から押出成形された未加硫ゴムを加
熱液体の槽(LCM槽)及び洗浄槽に順次送給し、加熱
液体中で加硫する方法である。LCM方式に適用される
ゴム種としては、NR(天然ゴム)、SBR、NBR
(ニトリルゴム)、CR、EVA(エチレン−酢酸ビニ
ルゴム)等がある。
加硫温度を高くすることができるため加硫速度が速い、
空気酸化や空気混入の問題がない、液圧を加えることで
発泡時のダレを防止でき、比較的物性の良好な発泡ゴム
を製造できるといった利点を有する反面、加熱液体の管
理に手間を要し、ランニングコストが高いといった欠点
がある。
式が採用されているのが現状である。
電気製品の高性能化に伴い、シール材としての発泡ゴム
の要求性能も増々高められており、特にその主特性であ
る圧縮永久歪みがより小さい発泡ゴムが望まれている。
る方法としては、発泡性ゴム組成物の加硫剤として過酸
化物を用いる方法がある。
として過酸化物を用いると、HAV方式による空気存在
下の加硫では表面がベタ付くなどして、加硫が困難であ
り、物性の良好な発泡ゴムを製造することができない。
なお、加硫剤として硫黄を用いる従来のHAV方式で
は、より高性能のシール材としては満足する発泡ゴムを
製造できない。
物を用いて良好な物性の発泡ゴムを製造することができ
るが、LCM方式は作業性や、メンテナンス、ランニン
グコスト等の面で問題があり、また、既にHAV方式に
よる生産ラインが完成している状況において、これをL
CM方式に切り替えることは経済的に不利である。
ものであって、加硫剤として過酸化物を配合した発泡性
ゴム組成物をHAV方式で発泡加硫することにより、圧
縮永久歪み等の物性が良好な発泡ゴムを高い生産性で安
価に製造する方法及びこの方法により製造された発泡ゴ
ムを提供することを目的とする。
方法は、加硫剤として過酸化物を配合した発泡性ゴム組
成物を、外面に酸素遮断層が形成されるように成形し、
熱空気加硫法により発泡加硫することを特徴とする。
加硫剤として過酸化物を用いた場合のHAV方式による
発泡加硫工程での表面のベタ付きを防止することがで
き、過酸化物を用いて、圧縮永久歪み等の物性の良好な
発泡ゴムを製造することができる。
脂又は加硫剤として硫黄を配合したゴム組成物よりなる
ことが好ましい。また、酸素遮断層が未加硫ゴムよりな
る場合、発泡加硫後冷却した後、該酸素遮断層を除去す
ることが好ましい。
合したゴム組成物よりなる場合、該ゴム組成物のムーニ
ースコーチタイム(t5)は発泡性ゴム組成物の発泡時
間よりも長いことが好ましい。なお、ここで発泡性ゴム
組成物の発泡時間とは、発泡完了時の体積のほぼ80%
の体積にまで発泡するのに要する時間である。
発泡ゴムの製造方法により製造されるものであり、発泡
ゴムよりなる本体の外面に酸素遮断層が形成されてなる
もの、或いは、発泡ゴムよりなる本体の外面に形成され
た酸素遮断層が除去されたものである。
施の形態を詳細に説明する。
の実施の形態を示す概略的な断面図、図1(b)は本発
明の発泡ゴムの実施の形態を示す断面図である。
は離型剤塗布槽、3はHAV装置、4は冷却装置、5は
カッター、6はコンベアである。
ニーダー等の通常のゴム混練装置で混練した、過酸化物
配合の発泡性ゴム組成物Aと、酸素遮断層形成材料(以
下「酸素遮断材料」と称す。)Bとを二軸押出機1に供
給し、発泡性ゴム組成物Aの外側に酸素遮断材料Bの層
が形成されるように同時に押出成形する。なお、二軸押
出機1としては、発泡ゴムのピンホールやセルのバラツ
キ、欠陥等を防止するために、ベント方式のものを用い
るのが好ましい。また、幅広のシート状に成形する場合
には、二軸押出機1に、カレンダーが一体となった装置
を用いても良く、また、二軸押出機1の後段にカレンダ
ーを設け、シート化しても良い。
ートベルト等のコンベア6で受けて搬送しHAV装置3
に導入して発泡加硫するが、これに先立ち、押出成形体
Cが網ベルトやテフロンベルトに粘着しないように、離
型剤塗布槽2にて、ベルト接触面に離型剤を塗布する。
発泡する過程で、押出成形体Cとコンベアベルト6との
接触抵抗をできるだけ減らし、発泡抵抗とならないよう
にするために、発泡ゴムの製造工程において極めて重要
である。この離型剤の塗布工程は、押出直後から、発泡
途中、発泡後の複数箇所に設けても良い。離型剤として
は、マイカ等の離型剤微粉末やステアリン酸亜鉛水溶液
等の通常の離型剤を使用することができる。
ベア速度等の運転条件が可変のものが好ましく、特に大
型の発泡ゴムを得る場合は、発泡途中の成形体に温度分
布をつくらないために、段階的に昇温するものが良い。
またコンベア速度も、発泡状態にできるだけ近づけるの
が良いため、多段に調整できるものが良い。このHAV
装置には、生産性を高めるために、昇温速度向上の目的
で、UHF(超高周波)や遠赤外線装置を設けても良
い。
れる過程で内部の発泡性ゴム組成物が発泡加硫し、連続
発泡体Dとなる。
の加熱空気による発泡加硫において、押出成形体Cの発
泡性ゴム組成物の外面に酸素遮断層が形成されているた
め、加硫剤として過酸化物を用いた発泡性ゴム組成物で
あっても、表面がベタ付いたりすることなく、良好な連
続発泡体Dを得ることができる。
は、発泡性ゴム組成物の発泡加硫条件により適宜設定さ
れるが、通常の場合、加熱空気温度:120〜240℃
で実施される。
は、コンベア6により更に冷却装置4に搬入され、冷却
される。この冷却方式は、自然冷却、風冷、水冷のいず
れでも良く、冷却方式は、発泡体外表面の酸素遮断材料
の特性や生産性等により適宜選定される。
次いでカッター5で所定の寸法に裁断されて、発泡ゴム
Eが得られる。
後でも良い。
に応じて、スライス又はクラッシュなどの加工を施した
り、更には、外面の酸素遮断層を剥離除去したりする必
要がある場合があるが、これらの加工も、連続発泡体D
の冷却前であっても冷却後であっても良い。また、これ
らの加工は更に別の工程で行うようにすることもでき
る。
図1(b)に示す如く、発泡ゴムよりなる本体11の、
押出方向の4側周面に酸素遮断層12が形成されたもの
であり、この酸素遮断層12を形成したまま、或いは、
上述の如く、スライス、クラッシュ等の加工や酸素遮断
層の除去処理を施した後製品とされる。
ことにより容易に行うことができる。
は、加硫剤として過酸化物を配合し、発泡、架橋可能な
ものであれば良く、特に制限はないが、ゴム種として比
較的バランスの良い物性を持つEPDMやEPM(エチ
レンプロピレンゴム)などを配合したもの、或いは更に
高物性のエチレンアクリル系ゴム(例えば、デュポン社
製「ベイマック」,住友化学社製「EMA」等)を配合
したものが好ましい。
件下で酸素を遮断することができ、かつ押出成形可能な
ものであれば良く、特に制限はないが、好ましくは、発
泡性ゴム組成物の発泡過程での体積増加を阻害しないも
のであって、発泡性ゴム組成物が発泡時、モジュラス増
加が少ないか或いはモジュラス増加のないものが好まし
い。
性樹脂又は加硫剤として硫黄を配合した、発泡性ゴム組
成物よりもスコーチタイムの長いゴム組成物が挙げられ
る。また、未加硫ゴム、即ち、加硫剤を配合しないゴム
組成物であっても良い。
ような各種の熱可塑性エラストマーを用いることができ
る。
S(スチレンブタジエンスチレン共重合体)、SIS
(スチレンイソプレンスチレン共重合体)、SEBS
(スチレンエチレンブチレンスチレン共重合体)等 具体的にはシェル社製「カリフレックス」、「クレイト
ンG」、旭化成社製「タフプレン」、日本エラストマー
社製「ソルプレン」、住友化学社製「住友TPE」、三
菱油化社製「ラバン」が挙げられる。
体的にはモンサント社製「サントプレン」、Ferra
社製「Fcrroflex」、三井化学社製「ミラスト
マー」が挙げられる。
的には大日本インキ社製「パンデックス」、日本エラス
トラン社製「エラストラン」、日本ポリウレタン社製
「パラプレン」、住友バイエル社製「デスモパン」が挙
げられる。
A(エチレン酢酸ビニル共重合体)、EEA(エチレン
アクリル酸共重合体)等 熱可塑性エラストマーとしては、その他、RB(JSR
1,2ポリブタジエン)や塩素化ポリエチレン等を用
いることもできる。
成物としては、発泡時の形状拡大阻害を少なくするため
に、粘度が低く、発泡性ゴム組成物より加硫速度が遅い
ものが好ましい。粘度は、100℃のムーニー粘度で3
0以下が好ましく、加硫速度は、発泡性ゴム組成物の発
泡以内でスコーチしない程度であることが好ましく、ム
ーニースコーチタイム(t5)が発泡性ゴム組成物の発
泡時間より長いものが良い。
R、EPDM、SBR等各種のものを用いることができ
るが、耐熱性が比較的良好なEPDMが好適である。
ム組成物配合から、加硫剤及び加硫助剤を除いた未加硫
ゴムであっても良い。
工程において十分な酸素遮断性を得ることができず、過
度に厚いと、酸素遮断材料コストが高騰し、また、製品
としての発泡ゴムに悪影響を及ぼしたり、酸素遮断層を
除去する場合には、その除去作業が困難となる。従っ
て、酸素遮断層の厚さは、酸素遮断材料の酸素遮断性能
やHAV条件、発泡性ゴム組成物の性状や、製造される
発泡ゴムの寸法、用途等によっても異なるが、通常の場
合、0.5〜2.0mm程度とされる。
り具体的に説明する。
用い、図1(a)に示す方法で図1(b)に示す発泡ゴ
ムを製造した。
A):100 加硫剤(過酸化物 ジクミルパーオキサイド):1.2 カーボンブラック(SRF):10 亜鉛華:1 炭酸カルシウム:80 オイル(出光興産社製 PW90):50 発泡剤(アゾジカルボンアミド):10 <酸素遮断材料配合(重量部)> ゴム(EPDM)(住友化学社製 エスプレン505
A):100 オイル(出光興産社製 PW90):50 炭酸カルシウム:80 加硫剤(硫黄):1 カーボンブラック(SRF):10 亜鉛華:5 加硫助剤(大内新興化学工業社製 ノクセラーTS):
1.0 加硫助剤(大内新興化学工業社製 ノクセラーM):
0.4 なお、HAV条件は次の通りとした。
分 得られた発泡ゴムについて、酸素遮断層を除去した後、
下記方法により、圧縮永久歪みを測定し、結果を表1に
示した。
767に準じ、圧縮歪み量50%、時間72時間、温度
120℃で測定した。
ゴムを用いたこと以外は全く同様にして発泡ゴムを製造
し、同様に酸素遮断層を除去後圧縮永久歪みの測定を行
って結果を表1に示した。
外は同様にして発泡ゴムを製造し、同様に圧縮永久歪み
を測定し、結果を表1に示した。
のものを用いたこと以外は同様にして発泡ゴムを製造
し、同様に圧縮永久歪みを測定し、結果を表1に示し
た。
酸化物を配合した発泡性ゴム組成物を用い、酸素遮断層
を形成した実施例1、2では、表面性状が良好で圧縮永
久歪みも高い値が得られる。
製造方法及び発泡ゴムによれば、加硫剤として過酸化物
を用い、また、発泡加硫方式としてHAV方式を採用し
て、圧縮永久歪み等の物性が良好な発泡ゴムを高い生産
性で安価に提供することができる。
施の形態を示す概略的な断面図、図1(b)は本発明の
発泡ゴムの実施の形態を示す断面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 加硫剤として過酸化物を配合した発泡性
ゴム組成物を、外面に酸素遮断層が形成されるように成
形し、熱空気加硫法により発泡加硫することを特徴とす
る発泡ゴムの製造方法。 - 【請求項2】 請求項1において、酸素遮断層が熱可塑
性樹脂、又は加硫剤として硫黄を配合したゴム組成物よ
りなることを特徴とする発泡ゴムの製造方法。 - 【請求項3】 請求項1又は2において、酸素遮断層が
未加硫ゴムよりなり、発泡加硫後冷却した後、該酸素遮
断層を除去することを特徴とする発泡ゴムの製造方法。 - 【請求項4】 請求項2において、酸素遮断層が加硫剤
として硫黄を配合したゴム組成物よりなり、該ゴム組成
物のムーニースコーチタイム(t5)が発泡性ゴム組成
物の発泡時間よりも長いことを特徴とする発泡ゴムの製
造方法。 - 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1項の方法
により製造された発泡ゴム。 - 【請求項6】 発泡ゴムよりなる本体の外面に酸素遮断
層が形成されてなる発泡ゴム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6315498A JP3675159B2 (ja) | 1998-03-13 | 1998-03-13 | 発泡ゴムの製造方法及び発泡ゴム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6315498A JP3675159B2 (ja) | 1998-03-13 | 1998-03-13 | 発泡ゴムの製造方法及び発泡ゴム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11255933A true JPH11255933A (ja) | 1999-09-21 |
| JP3675159B2 JP3675159B2 (ja) | 2005-07-27 |
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ID=13221042
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6315498A Expired - Fee Related JP3675159B2 (ja) | 1998-03-13 | 1998-03-13 | 発泡ゴムの製造方法及び発泡ゴム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3675159B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002179825A (ja) * | 2000-12-13 | 2002-06-26 | Nitto Denko Corp | Epdm系発泡体及びその製造方法 |
| JP2002226617A (ja) * | 2001-01-31 | 2002-08-14 | Bridgestone Corp | 耐候性ゴム弾性体部材 |
| WO2013157443A1 (ja) | 2012-04-18 | 2013-10-24 | 株式会社ブリヂストン | ゴム発泡体用組成物、及びこれを用いたゴム発泡体 |
-
1998
- 1998-03-13 JP JP6315498A patent/JP3675159B2/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|---|---|---|
| JP2002179825A (ja) * | 2000-12-13 | 2002-06-26 | Nitto Denko Corp | Epdm系発泡体及びその製造方法 |
| JP2002226617A (ja) * | 2001-01-31 | 2002-08-14 | Bridgestone Corp | 耐候性ゴム弾性体部材 |
| WO2013157443A1 (ja) | 2012-04-18 | 2013-10-24 | 株式会社ブリヂストン | ゴム発泡体用組成物、及びこれを用いたゴム発泡体 |
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|---|---|
| JP3675159B2 (ja) | 2005-07-27 |
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