JPH11255974A - 樹脂組成物、およびそれからなる層を有するフィルム - Google Patents

樹脂組成物、およびそれからなる層を有するフィルム

Info

Publication number
JPH11255974A
JPH11255974A JP36075798A JP36075798A JPH11255974A JP H11255974 A JPH11255974 A JP H11255974A JP 36075798 A JP36075798 A JP 36075798A JP 36075798 A JP36075798 A JP 36075798A JP H11255974 A JPH11255974 A JP H11255974A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
resin composition
weight
parts
ion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP36075798A
Other languages
English (en)
Inventor
Aki Kudou
亜希 工藤
Taiichi Sakatani
泰一 阪谷
Tsutomu Fujita
藤田  勉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumika Plastech Co Ltd
Original Assignee
Sumika Plastech Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumika Plastech Co Ltd filed Critical Sumika Plastech Co Ltd
Priority to JP36075798A priority Critical patent/JPH11255974A/ja
Publication of JPH11255974A publication Critical patent/JPH11255974A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】農薬や酸性雨等に暴露された環境下においても
十分な耐候性を有するポリオレフィン系樹脂組成物を提
供すること。 【解決手段】ポリオレフィン系樹脂、塩基性炭酸アルミ
ニウム塩およびヒンダードアミン系化合物を含有するこ
とを特徴とする樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は耐熱性、耐候性、透
明性、加工性に優れたポリオレフィン系樹脂組成物およ
びその用途に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車資材、建築資材、農業用資
材等、屋外で用いられる樹脂の需要量は飛躍的に増加し
ている。農業用資材としては、施設園芸におけるハウ
ス、トンネル等の施設の被覆に用いられる農業用フィル
ムが挙げられ。農業用フィルムとしては、従来、ポリ塩
化ビニルフィルムや、ポリオレフィン系樹脂フィルム
(例えば、ポリエチレンフィルム、エチレン/酢酸ビニ
ル共重合体フィルム)等が汎用的に使用されている。中
でも、最近では、汚れにくく、軽量で、焼却時に有毒ガ
スが発生し難いポリオレフィン系樹脂フィルムが施設園
芸用に広く普及している。
【0003】一方、農業用フィルムは屋外で使用される
ため、フィルムのベース樹脂の耐候性が十分でないと、
樹脂の酸化劣化反応のためフィルムの伸度保持率あるい
は引張強度等の物性は使用中に低下し、フィルムが劣化
する。そこで耐候性改良のため、酸化防止剤、紫外線吸
収剤等の各種耐候性付与剤をポリオレフィン系樹脂に配
合した樹脂組成物が提案された。耐候性付与剤の中でも
ヒンダードアミン系安定剤は、例えば、特開昭59−8
6645号公報や特開平2−167350号公報に開示
されているように、少量の添加でポリオレフィン系樹脂
の耐候性が著しく向上するとともに、その効果が長期間
保たれ、ポリオレフィン系樹脂フィルムの光沢や色調の
変化が著しく抑制されることから、好ましく使用されて
いる。
【0004】特開昭56−41254号公報には、ヒン
ダ−ドアミン系化合物と表面積が10m2/g以上の極性
を有する無機質微粉末を含有してなる熱可塑性樹脂フィ
ルム、また特開昭63−175072公報には、熱可塑
性樹脂、ヒンダードアミン系化合物およびハイドロタル
サイト類化合物を含有してなる農業用フィルムが開示さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
のフィルムでは、農薬や酸性雨等に暴露された環境下で
機械的物性を十分に保持できず、更には、熱安定性不良
により着色あるいは加工時の発泡などを伴う場合があ
り、耐候性は未だ十分ではない。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる問
題点を解決して、耐熱性および耐候性に優れたポリオレ
フィン系樹脂組成物を開発するため鋭意検討した結果、
本発明を完成するに至った。すなわち本発明はポリオレ
フィン系樹脂、塩基性炭酸アルミニウム塩およびヒンダ
ードアミン系化合物を含有することを特徴とする樹脂組
成物を提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明で用いる塩基性炭酸アルミ
ニウム塩は、アルミニウムイオン、炭酸イオン、および
アルミニウムイオン以外の少なくとも一種のカチオンか
らなる。アルミニウムイオンのカチオンとしては、アル
カリ金属イオン、アルカリ土類金属イオン、アンモニウ
ムイオン、遷移金属イオンなどが挙げられ、中でもナト
リウムイオン、カリウムイオン、アンモニウムイオンが
好ましい。かかる塩基性炭酸アルミニウム塩の例として
は、特開平09−279131公報記載の塩や、下記の
文献に例示された塩を挙げることができる。これら
塩基性炭酸アルミニウム塩は1種でも2種以上用いても
よい。塩基性炭酸アルミニウム塩の製造方法は、特に限
定されないが、具体的には、特開平09−279131
号公報記載の方法が挙げられる。
【0008】塩基性炭酸アルミニウム塩中のアルミニウ
ムイオンと他のカチオンのモル比率(アルミニウムイオ
ン/カチオン)は、通常0.3/1〜2/1であり、好
ましくは0.5/1〜1.5/1、更に好ましくは0.
9/1〜1.2/1である。また、アルミニウムイオン
と炭酸イオンのモル比率(Al/CO3)は、0.3/
1〜2/1であり好ましくは0.8/1〜1.5/1、
さらに好ましくは1/1〜1.3/1である。
【0009】具体的には、例えば炭酸アルミニウムナト
リウム(Na2O・Al23・2CO3・nH2O(n>
0))、炭酸アルミニウムカリウム(K2O・Al23
・2CO3・nH2O(n>0))などが挙げられる(文
献参照:文献 Comprehensive ino
rganic chemistry vol2.104
5頁1973年刊行 Pergamon Press
Ltd.、文献 Acomprehensive t
reatise on inorganicand t
heoretical chemistry vol
5.358〜359頁 1960年刊行 Longm
an,Green and Co Ltd)。
【0010】塩基性炭酸アルミニウム塩は水を含んでい
てもよい。含水率は10重量%以下が好ましく、更には
5重量%以下が好ましく、特に3重量%以下が好まし
い。含水率は、通常、JIS K 0067に準拠した
方法で測定される。具体的には、含水率は、180℃で
2時間加熱する間の重量減少率として求められる。塩基
性炭酸アルミニウム塩の平均粒子径は、通常、5μm以
下、好ましくは0.05〜3μm、更に好ましくは、
0.1〜1μmである。本発明の樹脂組成物を、高度に
透明性が要求される用途に使用する場合は、該塩基性炭
酸アルミニウム塩の屈折率は、使用するポリオレフィン
系樹脂に近いことが好ましい。通常は、JIS K00
62記載の方法で測定した塩基性炭酸アルミニウム塩の
屈折率は、1.47〜1.55が好ましく、1.48〜
1.54がより好ましく、1.49〜1.53が特に好
ましい。
【0011】本発明の樹脂組成物の塩基性炭酸アルミニ
ウム塩の含有量は、ポリオレフィン系樹脂100重量部
に対して0.03〜200重量部が好ましい。また、該
樹脂組成物を農業用施設等の被覆フィルムに用いる場合
は、フィルムの透明性および強度の観点から、塩基性炭
酸アルミニウム塩の配合量は、ポリオレフィン系樹脂1
00重量部に対して、好ましくは35重量部以下、さら
に好ましくは20重量部以下、特に好ましくは15重量
部以下である。
【0012】 塩基性炭酸アルミニウム塩は、樹脂組成
物中での分散性を向上させるため、分散剤で表面処理を
施してもよい。分散剤としては、ステアリン酸、パルミ
チン酸、ラウリン酸等の高級脂肪酸、高級脂肪酸のカル
シウム塩、亜鉛塩、マグネシウム塩、バリウム塩、ナト
リウム塩等の金属石鹸、リン酸エステル、シラン系カッ
プリング剤、アルミニウム系カップリング剤、ジルコニ
ウム系カップリング剤、ワックス等が例示できる。表面
処理の方法は、分散剤が塩基性炭酸アルミニウム塩に表
面に均一に付着する方法であればよい。例えば、塩基性
炭酸アルミニウム塩を適当な溶媒中に加えてスラリーと
し、該スラリーと分散剤を混合し、攪拌する方法が挙げ
られる。本発明において用いられるヒンダードアミン系
化合物は、例えば特開平8−73667号公報に記載さ
れた構造式を有するものが挙げられ、具体的には、商品
名チヌビン622−LD、キマソーブ944−LD、チ
ヌビン123(以上、チバスペシャルティケミカルズ社
製)、ホスタビンN30、VP Sanduvor P
R−31(以上、クラリアント社製)、サイヤソーブU
V3526(サイテック社製)などが挙げられる。ヒン
ダードアミン系化合物含有安定化剤としては、特開昭6
3−286448号に記載された組成物(商品名 チヌ
ビン 492、チヌビン 494;チバスペシャルティ
ケミカルズ社製)が例示される。ヒンダードアミン系化
合物は単独で用いても2種類以上を併用してもよい。
【0013】本発明の樹脂組成物のヒンダードアミン系
化合物の含有量は、ポリオレフィン系樹脂100重量部
に対して0.02重量部以上が好ましい。また、ブルー
ミングを抑制するために、5重量部以下が好ましく、
0.1〜2重量部がより好ましい。
【0014】本発明の樹脂組成物におけるポリオレフィ
ン系樹脂としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピ
レン等のα−オレフィンの単独重合体;エチレン−プロ
ピレン共重合体、エチレン・ブテン−1共重合体、エチ
レン・4−メチル−1−ペンテン共重合体、エチレン・
ヘキセン共重合体、エチレン・オクテン共重合体などの
エチレン・α−オレフィン共重合体;エチレン・酢酸ビ
ニル共重合体、エチレン・アクリル酸共重合体、エチレ
ン・メチルメタクリレート共重合体、エチレン・酢酸ビ
ニル・メチルメタクリレート共重合体、アイオノマー樹
脂などのα−オレフィンを主成分とする異種単量体との
共重合体が挙げられる。本発明の樹脂組成物を農業用フ
ィルムに用いる場合は、ポリエチレン、エチレン・α−
オレフィン共重合体、酢酸ビニル単位の含有量が30重
量%以下のエチレン・酢酸ビニル共重合体が、透明性、
耐候性、価格等の観点から好ましい。
【0015】エチレンと炭素数3〜18のα−オレフィ
ンをパラジウム、ニッケルなどの遷移金属錯体触媒やメ
タロセン系触媒などのいわゆるシングルサイト触媒を使
用して、溶媒の存在下又は不存在下、気相−固相、液相
−固相又は均一液相下で重合して得られるエチレン・α
−オレフィン共重合体は、好ましく使用されうる。通
常、重合温度は約30℃〜約300℃であり、重合圧力
は大気圧〜約3,000kg/cm2である。例えば、
特開平6−9724号公報、特開平6−136195号
公報、特開平6−136196号公報、特開平6−20
7057号公報等に記載されているメタロセン触媒成分
を含む、いわゆるメタロセン系オレフィン重合用触媒の
存在下に、エチレンと炭素原子数3〜18のα−オレフ
ィンとを共重合させて得られるエチレン・α−オレフィ
ン共重合体は、本発明において好ましく用いることがで
きる。
【0016】樹脂組成物の耐候性をより改良するため
に、本発明の樹脂組成物は、更に少なくとも1種類の紫
外線吸収剤を含有してもよい。かかる紫外線吸収剤とし
ては、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、ベンゾトリアゾ
ール系紫外線吸収剤、ベンゾエート系紫外線吸収剤、シ
アノアクリレート系紫外線吸収剤等が挙げられる。紫外
線吸収剤が含まれる場合、その量は、耐候性改良効果と
ブルーミング抑制の観点から、ポリオレフィン系樹脂1
00重量部に対して、0.01〜3重量部、好ましくは
0.05〜1重量部の範囲である。
【0017】本発明の樹脂組成物は、リチウムアルミニ
ウム複合水酸化物、ハイドロタルサイト類化合物などの
複合水酸化物;酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸
化アルミニウム、酸化珪素、酸化チタンなどの金属の酸
化物;水酸化リチウム、水酸化マグネシウム、水酸化カ
ルシウム、水酸化アルミニウムなどの水酸化物;炭酸マ
グネシウム、炭酸カルシウムなどの炭酸塩類;硫酸カリ
ウム、硫酸マグネシウム、硫酸カルシウム、硫酸亜鉛、
硫酸アルミニウムなどの硫酸塩類;燐酸リチウム、燐酸
ナトリウム、燐酸カリウム、燐酸カルシウム、燐酸ジル
コニウム(例えば、特開平8−67774号公報に開示
されたH型燐酸ジルコニウム)などの燐酸塩類;硅酸マ
グネシウム、硅酸カルシウム、硅酸アルミニウム、硅酸
チタンなどの硅酸塩類;アルミン酸ナトリウム、アルミ
ン酸カリウム、アルミン酸カルシウムなどのアルミン酸
塩類;アルミノ硅酸ナトリウム、アルミノ硅酸カリウ
ム、アルミノ硅酸カルシウムなどのアルミノ硅酸塩類;
カオリン、クレー、タルクなどの粘土鉱物;その他複合
酸化物などの1種類以上の無機化合物を含有してもよ
い。ハイドロタルサイト類化合物とは、下記式(I) M2+ 1-xAl3+ x(OH-2(A1 n-x/n・mH2O (I) (式中、M2+は2価の金属イオンであり、A1 n-はn価
のアニオンであり、x、mおよびnは、0<x<0.
5、0≦m≦2、1≦n≦3という条件を満たす。)で
示される化合物である。M2+としては、Mg2+、C
2+、Zn2+などが例示される。n価のアニオンは特に
限定されず、例えばCl-、Br-、I-、NO3 -、Cl
4 -、SO4 2-、CO3 2-、SiO3 2-、HPO4 3-、HB
4 3-、PO4 3-、Fe(CN)6 3-、Fe(CN)6 4-
CH3COO-、C64(OH)COO-、(CO
O)2 2-、テレフタル酸イオン、ナフタレンスルホン酸
イオン等のアニオンや、特開平8−217912に記載
のポリ珪酸イオンやポリ燐酸イオンが挙げられる。具体
的には、例えば、天然ハイドロタルサイトやアルカマイ
ザー DHT−4A(商品名、協和化学工業製)のよう
な合成ハイドロタルサイトを用いることができる。
【0018】リチウムアルミニウム複合水酸化物として
は、例えば、特開平5−179052号公報に記載の下
記式(II) Li+(Al3+2(OH-6・(A2 n-1/n・mH2O (II) (式中、A2 n-はn価のアニオンであり、mおよびn
は、0≦m≦3、1≦n≦3なる条件を満たす)で示さ
れる化合物が挙げられる。n価のアニオンとしては特に
限定されないが、例えば、式(I)の化合物におけるA
1 n-と同様の陰イオンが挙げられる。
【0019】上記の二種類以外の複合水酸化物として
は、例えば、アルカリ土類金属、遷移金属、Znおよび
Siからなる群の中から選ばれた少なくとも一種の元素
と、LiおよびAlを含有し、かつ水酸基を有する化合
物が例示される。アルカリ土類金属の中では、マグネシ
ウム、カルシウムが好ましい。また、遷移金属の中で
は、2価または3価の鉄、コバルト、ニッケル、マンガ
ンが好ましく、中でも鉄がより好ましい。AlとLiの
モル比(Al/Li)は、通常、1.5/1〜2.5/
1であり、好ましくは1.8/1〜2.5/1である。
【0020】また、アルカリ土類金属、遷移金属、Zn
およびSiからなる群の中から選ばれた元素のモル比
(a)は、リチウム1モルに対して、通常0<a<1.
5であり、好ましくは0.1≦a≦1.4、更に好まし
くは0.2≦a≦1.2である。かかる複合水酸化物の
水酸基以外のアニオン部分は、例えば、ピロケイ酸イオ
ン、シクロケイ酸イオン、イソケイ酸イオン、フィロケ
イ酸イオン、テクトケイ酸イオン等のポリケイ酸イオ
ン;炭酸イオン、ハロゲン化イオン、硫酸イオン、亜硫
酸イオン、硝酸イオン、亜硝酸イオン、リン酸イオン、
亜リン酸イオン、次亜リン酸イオン、ポリリン酸イオ
ン、アルミン酸イオン、ケイ酸イオン、過塩素酸イオ
ン、ホウ酸イオン等の無機酸イオン;Fe(C
N)6 3-、Fe(CN)6 4-等のアニオン性遷移金属錯
体;酢酸イオン、安息香酸イオン、ギ酸イオン、テレフ
タル酸イオン、アルキルスルホン酸イオン等の有機酸イ
オンなどが挙げられる。これらの中でも、炭酸イオン、
ハロゲン化物イオン、硫酸イオン、リン酸イオン、ポリ
リン酸イオン、ケイ酸イオン、ポリケイ酸イオン、過塩
素酸イオンが好ましく、炭酸イオン、ポリリン酸イオ
ン、ケイ酸イオン、ポリケイ酸イオンが特に好ましい。
【0021】このような複合水酸化物の具体例として
は、Al、Li、Mgを含有し、かつAl/Li/Mg
=約2.3/1/0.28(モル比)である複合水酸化
物(商品名:LMA 、富士化学工業製)や、Al、L
i、Siを含有し、かつAl/Li/Si=約2/1/
1.2(モル比)である複合水酸化物(商品名:フジレ
インLS、富士化学工業製)が挙げられる。
【0022】WO97/00828に記載の下記式(II
I) [(Li+ (1-x)2+ x)(Al3+2(OH-62(Siy(2y+1) 2-(1+x)・ mH2O (III) (式中、M2+は2価の金属イオンであり、m、xおよび
yは、0≦m<5、0≦x<1、2≦y≦4という条件
を満たす)で表わされる化合物、および特開平8−21
7912号公報に開示された下記式(IV): [(Li+ (1-x)2+ x)(Al3+2(OH-62(An-2(1+x)/n・mH2O (IV) (式中、M2+は2価の金属イオンであり、An-はn価の
陰イオンであり、m、xおよびnは、0≦m<5、0.
01≦x<1、1≦n≦3という条件を満たす)で表わ
される化合物は、複合水酸化物の好ましい例である。式
(III)および(IV)におけるM2+としては、Mg2+
Ca2+、Zn2+などが例示される。
【0023】本発明の樹脂組成物は少なくとも1種類の
赤外線吸収剤を含有してもよい。かかる赤外線吸収剤と
しては、例えば、ポリアセタール、ポリビニルアルコー
ルおよびその誘導体、エチレン・ビニルアルコール共重
合体などの有機系赤外線吸収剤が挙げられる。
【0024】本発明の樹脂組成物は、少なくとも1種類
の防霧剤を含有することができる。防霧剤としては、例
えば、パ−フルオロアルキル基、ω−ヒドロフルオロア
ルキル基等を有するフッ素化合物(特にフッ素系界面活
性剤)、またアルキルシロキサン基を有するシリコン系
化合物(特にシリコン系界面活性剤)等が挙げられる。
フッ素系界面活性剤の具体例としては、商品名ユニダイ
ンDS−403、DS−406、DS−401(いずれ
もダイキン工業製)等が挙げられ、シリコン系界面活性
剤としては、商品名SH−3746(東レダウコーニン
グシリコン(株)社製)が挙げられる。
【0025】本発明の樹脂組成物は、少なくとも1種類
の防曇剤を含有することができる。かかる防曇剤には室
温で固体状のものと液体状のものがある。
【0026】固体状の防曇剤としては、非イオン界面活
性剤、例えば、ソルビタンモノステアレート、ソルビタ
ンモノパルミテート、ソルビタンモノモンタネート等の
ソルビタン脂肪酸エステル系界面活性剤;グリセリンモ
ノパルミテート、グリセリンモノステアレート、ジグリ
セリンジステアレート、トリグリセリンモノステアレー
ト、テトラグリセリンジモンタネート等のグリセリン脂
肪酸エステル系界面活性剤;ポリエチレングリコールモ
ノパルミテート、ポリエチレングリコールモノステアレ
ート等のポリエチレングリコール系界面活性剤;アルキ
ルフェノールのアルキレンオキシド付加物;ソルビタン
/グリセリン縮合物と有機酸とのエステル;ポリオキシ
エチレン(2モル)ステアリルアミン、ポリオキシエチ
レン(2モル)ラウリルアミン、ポリオキシエチレン
(4モル)ステアリルアミン等のポリオキシエチレンア
ルキルアミン化合物、ポリオキシエチレン(2モル)ス
テアリルアミンモノステアレート、ポリオキシエチレン
(2モル)ステアリルアミンジステアレート、ポリオキ
シエチレン(4モル)ステアリルアミンモノステアレー
ト、ポリオキシエチレン(4モル)ステアリルアミンジ
ステアレート、ポリオキシエチレン(8モル)ステアリ
ルアミンモノステアレート、ポリオキシエチレン(2モ
ル)ステアリルアミンモノベヘネート、ポリオキシエチ
レン(2モル)ラウリルアミンステアレート等のポリオ
キシエチレンアルキルアミン化合物の脂肪酸エステル、
ポリオキシエチレン(2モル)ステアリン酸アミド等の
ポリオキシエチレンアルキルアミン化合物の脂肪酸アミ
ド等のアミン系界面活性剤等が挙げられる。
【0027】液体状の防曇剤としては、例えば、グリセ
リンモノオレエート、ジグリセリンモノオレエート、ジ
グリセリンセスキオレエート、テトラグリセリンモノオ
レエート、ヘキサグリセリンモノオレエート、ヘキサグ
リセリントリオレエート、テトラグリセリントリオレエ
ート、テトラグリセリンモノラウレート、ヘキサグリセ
リンモノラウレート等のグリセリン系脂肪酸エステル;
ソルビタンモノオレエート、ソルビタンジオレエート、
等のソルビタン系脂肪酸エステルが挙げられる。
【0028】本発明の樹脂組成物は、更に、ワックス、
酸化防止剤、帯電防止剤、ヒンダ−ドアミン系以外の光
安定剤、滑剤、顔料、防藻剤等を含有することができ
る。
【0029】本発明の樹脂組成物は、例えば、以下の方
法によって製造することができる。ポリオレフィン系樹
脂に所定量の塩基性炭酸アルミニウム塩、ヒンダ−ドア
ミン系化合物および、必要に応じて、添加剤を、混合・
混練機を用いて混合・混練する。混合・混練機として
は、例えば、リボンブレンダー、スーパーミキサー、バ
ンバリーミキサー、あるいは1軸または2軸押出機な
ど、慣用的な装置を用いることができる。得られた樹脂
組成物は、押出成形、射出成形、ブロー成形等に好適に
用いることができる。特に、本発明の樹脂組成物は、そ
れからなる層を少なくとも1層有するフィルムの製造に
好ましく使用することができる。
【0030】本発明の樹脂組成物は、ポリオレフィン系
樹脂で希釈された後に成形工程に供されてもよい。この
場合、希釈前の樹脂組成物は、通常、マスターバッチと
称される。
【0031】本発明のフィルムは、本発明の樹脂組成物
からなる単一の層からなっていてもよいし、本発明の樹
脂組成物からなる二以上の層からなる積層フィルムでも
よい。また、本発明の樹脂組成物からなる一以上の層
と、本発明の樹脂組成物以外の材料からなる一以上の層
からなる積層フィルムであってもよい。積層フィルムの
層構成は特に限定はされず、例えば、2種2層、2種3
層、3種3層、3種5層などが例示される。本発明の樹
脂組成物からなる層は、3層以上からなる積層フィルム
の中間層であることが好ましい。本発明のフィルムが、
本発明の樹脂組成物以外の材料からなる層を有する積層
フィルムの場合、本発明の樹脂組成物以外の材料からな
る層は、通常、樹脂からなる。
【0032】本発明のフィルムは、本発明の樹脂組成
物、および必要に応じて他の材料を併せて用いて、押
出、共押出法、溶融コーティング法、押出ラミネーショ
ン法、ドライラミネーション法等の慣用的な方法により
製造することができる。
【0033】本発明の樹脂組成物の層以外の層に用いら
れる樹脂としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピ
レン等のα−オレフィンの単独重合体;、エチレン・プ
ロピレン共重合体、エチレン・ブテン−1共重合体、エ
チレン・4−メチル−1−ペンテン共重合体、エチレン
・ヘキセン共重合体、エチレン・オクテン共重合体など
のエチレン・α−オレフィン共重合体;エチレン・酢酸
ビニル共重合体、エチレン・アクリル酸共重合体、エチ
レン・メチルメタクリレート共重合体、エチレン・酢酸
ビニル・メチルメタクリレート共重合体、アイオノマー
樹脂などのα−オレフィンを主成分とする異種単量体と
の共重合体が挙げられる。これらのうち、本発明の積層
フィルムを農業用途に用いる場合は、ポリエチレン、エ
チレン・α−オレフィン共重合体、酢酸ビニル単位含有
量が30重量%以下のエチレン・酢酸ビニル共重合体
が、透明性、耐候性、価格の観点からより好ましい。農
業用途においては、本発明の樹脂組成物の層が中間層で
ある積層フィルムが好ましい。
【0034】本発明のフィルムは、前記と同様の、複合
水酸化物、金属の酸化物、水酸化物、炭酸塩類、硫酸塩
類、燐酸塩類、硅酸塩類、アルミン酸塩類、アルミノ硅
酸塩類、粘土鉱物,複合酸化物などの少なくとも1種類
の無機化合物を含有してもよい。該無機化合物の添加に
より、フィルムの保温性が向上する。
【0035】これら無機化合物は、本発明のフィルム中
のいずれの層に含まれてもよいが、本発明の樹脂組成物
の層に含有されることが好ましく、その量は、ポリオレ
フィン系樹脂100重量部に対して、0.03〜150
重量部が好ましく、0.03〜30重量部がより好まし
く、0.03〜15重量部が特に好ましい。本発明のフ
ィルムには、前記と同様の、少なくとも1種の赤外線吸
収剤を配合してもよく、また前記と同様の、少なくとも
1種の防霧剤を配合してもよい。
【0036】本発明のフィルムに防霧剤を配合する場
合、その配合量は、フィルム全体の0.01〜3重量%
が好ましく、0.02〜2重量%がより好ましく、0.
05〜0.5重量%が特に好ましい。
【0037】さらに本発明のフィルムには、前記と同様
の、少なくとも1種の防曇剤を配合してもよい。防曇剤
のフィルム表面へのブリードの抑制とフィルムの透明性
の観点から、室温で液体状の防曇剤と固体状の防曇剤を
併用する方が好ましい。本発明のフィルムが防曇剤を含
有する場合、その量は、フィルム全体の0.1〜4重量
%が好ましく、1.5〜4重量%がより好ましく、2.
2〜2.8重量%が特に好ましい。
【0038】本発明のフィルムは、その少なくとも片側
の表面に防曇性被膜を有してもよい。防曇性被膜を有す
るフィルムは、その防曇性を長期間持続することができ
る。かかる防曇性被膜とは、例えば、特公昭49−32
668号、特公昭50−11348号公報などに記載さ
れている、コロイダルシリカやアルミナゾルに代表され
る無機酸化物ゾルのコーティング膜、特公昭63−45
432号、特公昭63−45717号、特公昭64−2
158号、特開平3−207643号公報等に記載され
た無機酸化物ゾルと有機化合物(界面活性剤や樹脂な
ど)などのコーティング膜、界面活性剤を主成分とする
液のコーティング膜、親水性樹脂(例えば、ポリビニル
アルコール、多糖類、ポリアクリル酸などが挙げられ
る。)を主成分とする膜などが挙げられる。これら防曇
性被膜の製膜方法は、コーティングでもよいし、防曇性
被膜を製膜後、該被膜を積層フィルムに積層してもよ
い。また、防曇性被膜は単層でも2層以上でもよい。
【0039】本発明のフィルムは、例えば、カレンダー
法、押出Tダイフィルム成形法、インフレーションフィ
ルム成形法など、通常の成形法で製造することができ
る。フィルムの厚みは、フィルムの強度の観点から、
0.01mm以上であることが好ましく、フィルムの中
継ぎ加工性や被覆作業性などの観点から0.3mm以下
が好ましい。より好ましくは、0.03〜0.25mm
である。
【0040】また上記フィルムは農業用フィルム、特に
ハウスやトンネル等の農業用施設の被覆フィルムとして
好適に用いることができる。
【0041】
【発明の効果】本発明により得られる樹脂組成物は耐熱
性、耐候性、透明性に優れており、農業用資材、家電製
品、自動車資材、建築資材等に供される。特に、該樹脂
組成物を用いたフィルムは、農業用ハウス・トンネルの
被覆フィルムやマルチングフィルムとして用いた場合の
耐候性に著しく優れており、施設園芸に有効な資材であ
る。本発明のフィルムは、光、農薬暴露等の条件下にお
いて、従来の農業用被覆フィルムよりも耐候性に優れて
いる。さらに、本発明の樹脂組成物は、連続成形加工条
件下でも、劣化およびそれに伴う変色が小さく、また、
成形加工時の発泡が少なく、長時間の成形加工安定性に
優れている。
【0042】
【実施例】以下に、本発明の実施例を示すが、本発明は
これらに限定されるものではない。なお、実施例及び比
較例中の試験方法は次の通りである。
【0043】〔熱安定性試験〕厚さ1mmの試験片をギ
アオーブン中、180℃の空気雰囲気下に置き、1時間
毎にその着色度を目視判定し、以下の基準で評価した。 ○:初期状態と比較して殆ど着色なし △:初期状態と比較して微黄色もしくは薄褐色に着色 ×:初期状態と比較して黄色もしくは褐色に着色 ××:初期状態と比較して濃褐色に着色
【0044】〔耐候性試験(1)〕厚さ1mmの試験片
を、アイスーパーUVテスターSUV−W11(アイグ
ラフィックス(株)製)を用いて送風温度60℃、相対湿
度32%RH条件下で24時間放置した。この試験片に
ついて着色度を目視判定し、以下の基準で評価した。 ○:初期状態と比較して殆ど着色なし △:初期状態と比較して微黄色もしくは薄褐色に着色 ×:初期状態と比較して黄色もしくは褐色に着色 ××:初期状態と比較して濃褐色に着色
【0045】〔耐候性試験(2)〕厚さ1mmの試験片
を、6%亜硫酸水50mLを入れた500mLガラス瓶
内に吊るして密封し、室温下4時間放置した。この試験
片について、アイスーパーUVテスターSUV−W11
(アイグラフィックス(株)製)にて送風温度60℃、相
対湿度32%RH条件下で24時間放置した。この試験
片について着色度を目視判定し、以下の基準で評価し
た。 ○:初期状態と比較して殆ど着色なし △:初期状態と比較して微黄色もしくは薄褐色に着色 ×:初期状態と比較して黄色もしくは褐色に着色 ××:初期状態と比較して濃褐色に着色
【0046】[透明性測定]JISK7105に準拠
し、スガ試験機製ヘーズメーターを用いて、全光線透過
率およびHAZEを測定した。HAZEの値が小さいほ
ど透明性に優れることを示す。
【0047】実施例1〜3 第1表に示すとおり、樹脂、塩基性炭酸アルミニウム塩
(構成比;Al/Na=1/1、Al/CO3=1.2
/1)、ヒンダードアミン系化合物、その他添加剤をバ
ンバリーミキサーにて140℃、5分間混練後、押出機
に造粒してペレットを得た。このペレットをプレス成形
法により厚さ1mmのシートに成形し熱安定性試験及び
耐候性試験(1)、(2)を実施した。結果は、第1表
に示すとおり、熱安定性及び耐候性に優れたものであっ
た。使用した塩基性炭酸アルミニウム塩の詳細は、第3
表に示す。
【0048】比較例1〜3 塩基性炭酸アルニミウム塩の代わりに、ハイドロタルサ
イト(商品名:DHT−4A; 協和化学工業製)を用
いた以外は実施例1〜3と同様の試験を実施した。得ら
れた樹脂組成物の熱安定性および耐熱性は、第1表に示
すとおり、実施例1〜3の樹脂組成物に比べて劣ったも
のであった。使用したハイドロタルサイトの詳細は、第
3表に示す。
【0049】実施例4〜6 第2表に示すとおり、樹脂、塩基性炭酸アルミニウム
塩、ヒンダードアミン系化合物をバンバリーミキサーに
て140℃、5分間混練後、押出機に造粒してペレット
を得た。このペレットをプレス成形法により厚さ1mm
のシートに成形し熱安定性試験を実施した。得られた樹
脂組成物の熱安定性は、第2表に示すとおり優れたもの
であった。
【0050】比較例7〜9 塩基性炭酸アルニミウム塩の代わりに、ハイドロタルサ
イト(商品名 DHT−4A 協和化学工業製)を用い
た以外は実施例4〜6と同様の試験を実施した。得られ
た樹脂組成物の熱安定性は、第2表に示すとおり実施例
4〜6の樹脂組成物に比べて劣ったものであった。
【0051】参考例1 エチレン/酢酸ビニル共重合体(商品名:エバテート
H2031; 住友化学工業製)83.9重量部に、塩
基性炭酸アルミニウム塩13重量部、ヒンダードアミン
系化合物A(商品名:チヌビン622; チバスペシャ
ルティーケミカルズ製)0.3重量部、ヒンダードアミ
ン系化合物B(商品名:キマソーブ944−LD; チ
バスペシャルティーケミカルズ製)0.3重量部、紫外
線吸収剤(商品名:スミソーブ130; 住友化学工業
製)0.1重量部、酸化防止剤(商品名:イルガノック
ス1010; チバスペシャルティーケミカルズ製)
0.1重量部、モノグリセリンモノステアレート1.4
重量部、ジグリセリンジステアレート0.6重量部、ス
テアリン酸アミド(滑剤)0.2重量部、フッ素系界面
活性剤(防霧剤)(商品名:DS−403; ダイキン
工業製)0.1重量部を加え、バンバリーミキサーを用
いて150℃、5分間混練後、造粒機により造粒し、樹
脂組成物のペレットを得る。この樹脂組成物を樹脂組成
物とする。次に、エチレン/酢酸ビニル共重合体(商
品名:エバテートD2011; 住友化学工業製)9
6.9重量部に、ヒンダードアミン系化合物A0.6重
量部、紫外線吸収剤0.1重量部、酸化防止剤0.1重
量部、モノグリセリンモノステアレート1.4重量部、
ジグリセリンジステアレート0.6重量部、ステアリン
酸アミド0.2重量部、フッ素系界面活性剤0.1重量
部を加え、バンバリーミキサーを用いて150℃、5分
間混練後、造粒機により造粒し、樹脂組成物のペレット
を得る。この樹脂組成物を樹脂組成物とする。上記二
種類のペレットを用いてインフレーションフィルム成形
機により、樹脂組成物からなる中間層、およびその両
側に積層された樹脂組成物からなる内層および外層か
らなる厚み0.1mmの積層フィルム(中間層0.06
mm、内外層各0.02mm)を作製できる。この積層
フィルムの製造において、材料の発泡は起こらない。こ
の積層フィルムは耐候性、防曇性、透明性などに優れ、
農業フィルムとして好適に使用できる。
【0052】参考例2 エチレン/酢酸ビニル共重合体(商品名:エバテートH
2031; 住友化学工業製)86重量部に、塩基性炭
酸アルミニウム塩13重量部、ヒンダードアミン系化合
物B0.6重量部、紫外線吸収剤0.1重量部、酸化防
止剤0.1重量部、ステアリン酸アミド(滑剤)0.2
重量部を加え、バンバリーミキサーを用いて140℃、
5分間混練後、造粒機により造粒し、樹脂組成物のペレ
ットを得る。この樹脂組成物を樹脂組成物とする。次
に、エチレン/酢酸ビニル共重合体(商品名:エバテー
トD2011; 住友化学工業製)96.3重量部に塩
基性炭酸アルミニウム塩3.0重量部、ヒンダードアミ
ン系化合物A0.3重量部、ヒンダードアミン系化合物
B0.3重量部、酸化防止剤0.1重量部を加え、バン
バリーミキサーを用いて140℃、5分間混練後、造粒
機により造粒し、樹脂組成物のペレットを得る。この樹
脂組成物を樹脂組成物とする。更に、低密度ポリエチ
レン(商品名:スミカセンF208−0; 住友化学工
業製)96重量部に塩基性炭酸アルミニウム塩3.0重
量部、ヒンダードアミン系化合物A0.3重量部、ヒン
ダードアミン系化合物B0.3重量部、紫外線吸収剤
0.1重量部、酸化防止剤0.1重量部、、ステアリン
酸アミド0.2重量部を加え、バンバリーミキサーを用
いて140℃、5分間混練後、造粒機により造粒し、樹
脂組成物のペレットを得る。この樹脂組成物を樹脂組成
物とする。これら三種類のペレットを用いてインフレ
ーションフィルム成形機により、樹脂組成物からなる
中間層、該中間層の片方の面に積層された樹脂組成物
の内層、および該中間層の他方の面に積層された樹脂組
成物の外層からなる厚み0.1mmの積層フィルム
(中間層0.06mm、内層0.02mm、外層0.0
2mm)を作製できる。樹脂組成物の層の表面に、ス
ノーテックス30、カヤクリルレジンH300、エピク
ロン860、水およびエタノールを4/3/0.1/7
5/25の重量比で混合した防曇剤コーティング液Aを
バーコーターで固形分が約1g/m2 となるように塗
布して乾燥し、防曇性被膜を有するフィルムを得ること
もできる。これらのフィルムは耐候性、防曇性、透明性
などに優れ、農業フィルムとして好適に使用できる。ス
ノーテックス30は、日産化学工業製のコロイダルシリ
カの商品名である。カヤクリルレジンH300は、日本
火薬工業製のアクリルエマルジョンの商品名である。エ
ピクロン860は、大日本インキ化学工業製のビスフェ
ノールAタイプエポキシ化合物の商品名である。
【0053】参考例3 参考例2の樹脂組成物、中の樹脂の85重量%をメ
タロセン触媒を用いて重合された市販のエチレン/ヘキ
セン共重合体(商品名:スミカセンE FV403;密
度0.919g/10分 MFR:4g/10分 )に
置き換える以外は参考例2と同様の方法で積層フィルム
を得ることができる。この積層フィルムはアンチブロッ
キング性、耐候性、透明性などに優れ、農業フィルムと
して好適に使用できる。更に、該積層フィルムの片面に
コロナ処理を行い、その上に下記のように調製される防
曇剤コーティング液Bを固形分厚み約0.1g/m2
なるように塗布し、室温で乾燥すると、防曇性および防
霧性にも優れた積層フィルムとなる。防曇性コーティン
グ液Bは、アルミナゾル(日産化学製、商品名アルミナ
ゾル520 固形分20%)、コロイダルシリカ(商品
名:スノーテックス20; 日産化学製; 固形分:20
%)、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム(商品
名:ネオペレックスF25; 花王製)、デカン酸ナト
リウム(ナカライテスク製)を1.6/0.4/0.0
8/0.08の重量比で水で希釈して得られる。
【0054】
【表1】 (注) A1:エチレン/酢酸ビニル共重合体(商品名:エバテ
ートH2031; 住友化学工業製; 酢酸ビニル単位含
有量:19wt%; MFR:1.5g/10分) HALS;ヒンダードアミン系化合物(商品名:キマソ
−ブ944−LD;チバスペシャルティーケミカルズ
製) UVA: 紫外線吸収剤; 商品名:スミソーブ130;
住友化学工業製 AO剤: 酸化防止剤; 商品名:イルガノックス101
0; チバスペシャルティーケミカルズ製 TGMS:テトラグリセリンモノステアレート(商品
名:MS−310;阪本薬品製) SW:塩基性炭酸アルミニウム塩(構成比;Al/Na
=1/1、Al/CO3=1.2/1;水沢化学工業
製) DHT−4A (商品名): ハイドロタルサイト; 協
和化学工業製
【0055】
【表2】 (注) A2:低密度ポリエチレン(商品名:スミカセン F2
08−0; 住友化学工業製; MFR:1.5g/10
分)
【0056】
【表3】 (注)平均粒径は、試料1gを50mlのエタノールに分
散させて、レーザー回折式粒度分布計で測定した。
【図面の簡単な説明】
【図1】塩基性炭酸アルミニウム塩(SW)のX線回折
チャートである。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリオレフィン系樹脂、塩基性炭酸アルミ
    ニウム塩およびヒンダードアミン系化合物を含有するこ
    とを特徴とする樹脂組成物。
  2. 【請求項2】塩基性炭酸アルミニウム塩の含量がポリオ
    レフィン系樹脂100重量部に対して0.03〜200
    重量部である請求項1記載の樹脂組成物。
  3. 【請求項3】ヒンダードアミン系化合物の含量がポリオ
    レフィン系樹脂100重量部に対して0.02〜5重量
    部である請求項1または2記載の樹脂組成物。
  4. 【請求項4】塩基性炭酸アルミニウム塩の屈折率が1.
    48〜1.53の範囲である請求項1〜3のいずれか1
    項記載の樹脂組成物。
  5. 【請求項5】紫外線吸収剤を更に含有する請求項1〜4
    のいずれか1項記載の樹脂組成物。
  6. 【請求項6】紫外線吸収剤の含量がポリオレフィン系樹
    脂100重量部に対して、0.01〜3重量部含有する
    請求項5記載の樹脂組成物。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれか1項記載の樹脂組
    成物からなる層を少なくとも1層有するフィルム。
  8. 【請求項8】防曇剤を含有する請求項7記載のフィル
    ム。
  9. 【請求項9】防霧剤を含有する請求項7記載のフィル
    ム。
  10. 【請求項10】フィルム中の防曇剤の量が0.1〜4重
    量%である請求項8記載のフィルム。
  11. 【請求項11】フィルム中の防霧剤の量が0.01〜3
    重量%である請求項9記載のフィルム。
  12. 【請求項12】防曇性被膜を有する請求項7〜11のい
    ずれか1項記載のフィルム。
  13. 【請求項13】請求項7〜12のいずれか1項記載のフ
    ィルムの農業用フィルムとしての使用。
  14. 【請求項14】請求項7〜12のいずれか1項記載のフ
    ィルムの農業用施設における使用。
JP36075798A 1997-12-22 1998-12-18 樹脂組成物、およびそれからなる層を有するフィルム Pending JPH11255974A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36075798A JPH11255974A (ja) 1997-12-22 1998-12-18 樹脂組成物、およびそれからなる層を有するフィルム

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9-352909 1997-12-22
JP35290997 1997-12-22
JP36075798A JPH11255974A (ja) 1997-12-22 1998-12-18 樹脂組成物、およびそれからなる層を有するフィルム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11255974A true JPH11255974A (ja) 1999-09-21

Family

ID=26579734

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36075798A Pending JPH11255974A (ja) 1997-12-22 1998-12-18 樹脂組成物、およびそれからなる層を有するフィルム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11255974A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20150035719A (ko) 농업용 다층 필름
KR100416863B1 (ko) 복합수산화물축합규산염,이의제조방법,적외선흡수제및농업용필름
JP3736978B2 (ja) 樹脂フィルム
US5851682A (en) Polyolefin resin composition and resin film
JP7164398B2 (ja) 農業用ポリオレフィン系多層フィルム
JP7432630B2 (ja) 農業用ポリオレフィン系多層フィルム
KR20010049854A (ko) 올레핀계 수지 조성물 및 그것을 포함하는 성형품
JP2001334612A (ja) 多層フィルム
KR100408339B1 (ko) 폴리올레핀계수지조성물
JP2001200069A (ja) ポリオレフィン系樹脂フィルム
JPH11255974A (ja) 樹脂組成物、およびそれからなる層を有するフィルム
JP2003199437A (ja) 農業用フィルム
JPH01200957A (ja) 農業用積層フィルム
JP2003094578A (ja) 農業用フィルム
JP2003138035A (ja) ポリオレフィン系農業用フィルム
KR19990063163A (ko) 수지 조성물 및 그것으로 이루어진 층을 갖는 필름
JPH09235420A (ja) ポリオレフィン系樹脂組成物およびその用途
JP4910280B2 (ja) 保温剤とその利用
JPH09241421A (ja) 粒子含有樹脂組成物ならびにそれを成形してなる成形品および多層成形品
JP4167522B2 (ja) オレフィン系樹脂組成物およびそれからなる積層フィルム
JP2001334613A (ja) 多層フィルム
JP2852563B2 (ja) 新規な複合水酸化物縮合ケイ酸塩、その製造法、赤外線吸収剤及び農業用フィルム
JP2011132123A (ja) 保温剤とその利用
EP0715954B1 (en) Laminated film of polyolefin resin
EP1072400B1 (en) Thin layer body composed of olefin-based resin

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20031222

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080123

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20080129

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Effective date: 20080130

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

A02 Decision of refusal

Effective date: 20080624

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02