JPH11255988A - アスファルト組成物 - Google Patents

アスファルト組成物

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JPH11255988A
JPH11255988A JP5687598A JP5687598A JPH11255988A JP H11255988 A JPH11255988 A JP H11255988A JP 5687598 A JP5687598 A JP 5687598A JP 5687598 A JP5687598 A JP 5687598A JP H11255988 A JPH11255988 A JP H11255988A
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JP
Japan
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aromatic vinyl
vinyl compound
random copolymer
group
asphalt
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Pending
Application number
JP5687598A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Otsu
敏昭 大津
Toru Arai
亨 荒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denka Co Ltd
Original Assignee
Denki Kagaku Kogyo KK
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Publication date
Application filed by Denki Kagaku Kogyo KK filed Critical Denki Kagaku Kogyo KK
Priority to JP5687598A priority Critical patent/JPH11255988A/ja
Publication of JPH11255988A publication Critical patent/JPH11255988A/ja
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、耐流動性、低温特性、タフネス、
テナシティー等の機械的特性の改良された、排水性舗装
を含む道路舗装、防水シート、遮音シート、ルーフィン
グ等の用途に好適に用いられる新規なアスファルト組成
物を提供するものである。 【解決手段】 (A)アスファルト1〜99重量部と、
(B)芳香族ビニル化合物含量が1〜99.9モル%以
下であり、かつ2個以上の芳香族ビニル化合物ユニット
のヘッド−テイルの連鎖構造を有する芳香族ビニル化合
物−オレフィンランダム共重合体99〜1重量部とを含
有するアスファルト組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアスファルトと新規
な芳香族ビニル化合物−エチレンランダム共重合体とを
含有するアスファルト組成物に関する。
【0002】さらに詳しくは、本発明は、耐流動性、低
温特性、タフネス、テナシティー等の機械的特性の改良
された、排水性舗装を含む道路舗装、防水シート、遮音
シート、ルーフィング等の用途に好適に用いられる新規
なアスファルト組成物に関する。
【0003】
【従来の技術】アスファルトは、安価でかつ耐久性に優
れた材料であり、土木建築分野を中心に広範な用途に使
用されているが、特にエチレン−酢酸ビニル共重合体、
エチレン−エチルアクリレート共重合体、スチレン−ブ
タジエン共重合体、クロロプレンゴム等のゴム状物質と
アスファルトとからなる組成物では、アスファルトの機
械的特性等が改良されており、道路舗装、建築物の防水
補修等の用途に広く使用されている。
【0004】しかしながら、エチレン−酢酸ビニル共重
合体あるいはエチレン−エチルアクリレート共重合体と
アスファルトとからなる組成物では、低温伸度等の低温
特性に劣るため、道路舗装に用いられた場合に、寒冷地
を中心に冬季に舗装面のひび割れが発生して好ましくな
い。
【0005】また、スチレン−ブタジエン共重合体ある
いはクロロプレンゴムとアスファルトとからなる組成物
では、低温特性の改良は果たされるものの、タフネスや
テナシティーといった機械的特性の改良効果が不十分で
あるため、排水性舗装等の高度の機械的特性が要求され
る用途に供する場合には、更なる改良が望まれている。
【0006】そのために、アスファルト組成物中のゴム
状重合体の添加量を増加させることで、改質効果を高め
る方法が一般に行われているが、この方法では、配合に
要する溶解時間が長くなり、また組成物の溶融粘度が高
くなるため施工作業性に劣り、また経済的にも不利を来
す。
【0007】このように、低温伸度等の低温特性と、タ
フネス、テナシティー等の機械的特性に優れ、かつ施工
作業性に優れたアスファルト組成物は、これまでに見出
されていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、この
ような従来のアスファルト組成物の欠点を改良し、大き
な低温伸度を有し、同時にタフネス、テナシティー等の
機械的特性に優れ、更に土木建築工事での施工作業性に
優れる、新規なアスファルト組成物を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、アスファルト
と特定の組成及び構造を有する新規な芳香族ビニル化合
物−オレフィンランダム共重合体とを含有する新規なア
スファルト組成物により上記の課題を解決したものであ
る。
【0010】即ち、本発明は、(A)アスファルト1〜
99重量部と、(B)下記の芳香族ビニル化合物−オレ
フィンランダム共重合体99〜1重量部とを含有するア
スファルト組成物である。(B)成分の芳香族ビニル化
合物−オレフィンランダム共重合体は、芳香族ビニル化
合物含量が1〜99.9モル%以下であり、2個以上の
芳香族ビニル化合物ユニットのヘッド−テイルの連鎖構
造を有する芳香族ビニル化合物−オレフィンランダム共
重合体である。好ましくは、芳香族ビニル化合物含量が
1〜99.9モル%以下であり、2個以上の芳香族ビニ
ル化合物ユニットのヘッド−テイルの連鎖構造を有する
芳香族ビニル化合物−エチレンランダム共重合体であ
る。特に好ましくは、芳香族ビニル化合物含量が5〜9
9.9モル%以下、更に好ましくは55モル%を超え9
9.9モル%以下であり、2個以上の芳香族ビニル化合
物ユニットのヘッド−テイルの連鎖構造を有する芳香族
ビニル化合物−エチレンランダム共重合体である。この
共重合体は新規共重合体であり、以下の遷移金属化合物
を用いて、または以下の製造方法によって得られる芳香
族ビニル化合物−エチレンランダム共重合体を包含する
が、特に本発明の遷移金属化合物または製造方法には限
定されない。本発明に用いられる芳香族ビニル化合物−
オレフィン共重合体は一般式(3)で示される遷移金属
化合物と助触媒から構成される触媒を用い、芳香族ビニ
ル化合物とオレフィンから製造される。
【0011】
【化3】
【0012】式中、Aは非置換または置換ベンゾインデ
ニル基である。Bは、非置換または置換シクロペンタジ
エニル基、非置換または置換インデニル基、非置換また
は置換ベンゾインデニル基あるいは非置換または置換フ
ルオレニル基である。A,B共に非置換または置換ベン
ゾインデニル基である場合には両者は同一でも異なって
いてもよい。Yは、A、Bと結合を有し、置換基として
水素または炭素数1〜15の炭化水素基を有するメチレ
ン基またはシリレン基である。これらの置換基は互いに
異なっていても同一でもよい。また、Yは置換基と一体
になって環状構造を有していてもよい。Xは、水素、ハ
ロゲン、アルキル基、アリール基、シリル基、アルコキ
シ基またはジアルキルアミド基等である。Mは第IV族
金属である。
【0013】一般式(3)において、Aは好ましくは下
記の一般式化4、化5、化6で表される非置換または置
換ベンゾインデニル基である。
【0014】
【化4】
【0015】
【化5】
【0016】
【化6】
【0017】上記の化4〜化6において、R1 、R2
びR3 はそれぞれ水素、炭素数1〜20のアルキル基、
6〜10のアリール基、7〜20のアルキルアリール
基、ハロゲン原子、OSiR3 基、SiR3 基またはP
2 基(Rはいずれも炭素数1〜10の炭化水素基を表
す)であり、R1 同士、R2 同士及びR3 同士は互いに
同一でも異なっていても良い。また、隣接するR1 、R
2 及びR3 基は一体となって5〜8員環の芳香環または
脂肪環を形成しても良い。非置換ベンゾインデニル基と
して、4,5−ベンゾ−1−インデニル、(別名ベンゾ
(e)インデニル)、5,6−ベンゾ−1−インデニ
ル、6,7−ベンゾ−1−インデニルが挙げられる。置
換ベンゾインデニル基としては、4,5−ナフト−1−
インデニル、4,5−ピレン−1−インデニル、4,5
−トリフェニレン−1−インデニル、α−アセナフト−
1−インデニル、3−シクロペンタ〔c〕フェナンスリ
ル、1−シクロペンタ〔l〕フェナンスリル基等が例示
できる。
【0018】上記の一般式(3)においてBは好ましく
は、上記のAと同様の非置換または置換ベンゾインデニ
ル基、あるいは下記の一般式化7、化8、化9で示され
る非置換または置換シクロペンタジエニル基、非置換ま
たは置換インデニル基、非置換または置換フルオレニル
基である。A、B共に非置換または置換ベンゾインデニ
ル基である場合には両者は同一でも異なっていてもよ
い。
【0019】
【化7】
【0020】
【化8】
【0021】
【化9】
【0022】上記の化7〜9において、R4 、R5 、R
6 はそれぞれ水素、炭素数1〜20のアルキル基、6〜
10のアリール基、7〜20のアルキルアリール基、ハ
ロゲン原子、OSiR3 基、SiR3 基またはPR2
(Rはいずれも炭素数1〜10の炭化水素基を表す)で
あり、R4 同士、R5 同士、R6 同士は互いに同一でも
異なっていても良い。ただし、Bは、Aとラセミ体(ま
たは擬似ラセミ体)の立体関係にあることが好ましい。
【0023】非置換シクロペンタジエニル基としてシク
ロペンタジエニルが、置換シクロペンタジエニル基とし
て4−アリール−1−シクロペンタジエニル、4,5−
ジアリール−1−シクロペンタジエニル、5−アルキル
−4−アリール−1−シクロペンタジエニル、4−アル
キル−5−アリール−1−シクロペンタジエニル、4,
5−ジアルキル−1−シクロペンタジエニル、5−トリ
アルキルシリル−4−アルキル−1−シクロペンタジエ
ニル、4,5−ジアルキルシリル−1−シクロペンタジ
エニル等が挙げられる。
【0024】非置換インデニル基として1−インデニル
が、置換インデニル基として、4−アルキル−1−イン
デニル、4−アリール−1−インデニル、4, 5−ジア
ルキル−1−インデニル、4,6−ジアルキル−1−イ
ンデニル、5, 6−ジアルキル−1−インデニル、4,
5−ジアリール−1−インデニル、5−アリール−1−
インデニル、4−アリール−5−アルキル−1−インデ
ニル、2,6−ジアルキル−4−アリール−1−インデ
ニル、5,6−ジアリール−1−インデニル、4,5、
6−トリアリール−1−インデニル等が挙げられる。非
置換フルオレニル基として9−フルオレニル基が、置換
フルオレニル基として、7−メチル−9−フルオレニ
ル、2,3−ベンゾ−9−フルオレニル基等が挙げられ
る。
【0025】上記の一般式(3)において、YはA、B
と結合を有し、水素または炭素数1〜15の炭化水素基
を有するメチレン基、またはシリレン基である。置換基
は互いに異なっていても同一でもよい。また、Yはシク
ロヘキシリデン基、シクロペンチリデン基等の環状構造
を有していてもよい。好ましくは、Yは、A、Bと結合
を有し、水素または炭素数1〜15の炭化水素基で置換
された置換メチレン基である。炭化水素置換基として
は、アルキル基、アリ−ル基、シクロアルキル基、シク
ロアリ−ル基等が挙げられる。置換基は互いに異なって
いても同一でもよい。特に好ましくは、Yは、−CH2
−、−CMe2 −、−CEt2 −、−CPh 2 −、シク
ロヘキシリデン、シクロペンチリデン基等である。ここ
で、Meはメチル基、Etはエチル基、Phはフェニル
基を表す。
【0026】Xは、水素、ハロゲン、炭素数1〜15の
アルキル基、炭素数6〜10のアリール基、炭素数1〜
4の炭化水素置換基を有するシリル基、炭素数1〜10
のアルコキシ基、または炭素数1〜6のアルキル置換基
を有するジアルキルアミド基である。ハロゲンとしては
塩素、臭素等が、アルキル基としてはメチル基、エチル
基等が、アリール基としてはフェニル基等が、シリル基
としてはトリメチルシリル基等が、アルコキシ基として
はメトキシ基、エトキシ基、イソプロポキシ基等が、ま
たジアルキルアミド基としてはジメチルアミド基等が挙
げられる。
【0027】Mは、第IV族金属でありZr、Hf、T
i等が挙げられる。特に好ましくはZrである。
【0028】かかる遷移金属化合物の例としては下記の
化合物が挙げられる。例えば、ジメチルメチレンビス
(4,5−ベンゾ−1−インデニル)ジルコニウムジク
ロリド{別名ジメチルメチレンビス(ベンゾ〔e〕イン
デニル)ジルコニウムジクロリド}、ジn−プロピルメ
チレンビス(4,5−ベンゾ−1−インデニル)ジルコ
ニウムジクロリド、ジi−プロピルメチレンビス(4,
5−ベンゾ−1−インデニル)ジルコニウムジクロリ
ド、シクロヘキシリデンビス(4,5−ベンゾ−1−イ
ンデニル)ジルコニウムジクロリド、シクロぺンチリデ
ンビス(4,5−ベンゾ−1−インデニル)ジルコニウ
ムジクロリド、ジフェニルメチレンビス(4,5ベンゾ
−1−インデニル)ジルコニウムジクロリド、ジメチル
メチレン(シクロペンタジエニル)(4,5−ベンゾ−
1−インデニル)ジルコニウムジクロリド、ジメチルメ
チレン(1−インデニル)(4,5−ベンゾ−1−イン
デニル)ジルコニウムジクロリド、ジメチルメチレン
(1−フルオレニル)(4,5−ベンゾ−1−インデニ
ル)ジルコニウムジクロリド、ジメチルメチレン(4−
フェニル−1−インデニル)(4,5−ベンゾ−1−イ
ンデニル)ジルコニウムジクロリド、ジメチルメチレン
(4−ナフチル−1−インデニル)(4,5−ベンゾ−
1−インデニル)ジルコニウムジクロリド、ジメチルメ
チレンビス(5,6−ベンゾ−1−インデニル)ジルコ
ニウムジクロリド、ジメチルメチレン(5,6−ベンゾ
−1−インデニル)(1−インデニル)ジルコニウムジ
クロリド、ジメチルメチレンビス(6、7−ベンゾ−1
−インデニル)ジルコニウムジクロリド、ジメチルメチ
レン(6、7−ベンゾ−1−インデニル)(1−インデ
ニル)ジルコニウムジクロリド、ジメチルメチレンビス
(4,5−ナフト−1−インデニル)ジルコニウムジク
ロリド、ジメチルメチレンビス(α−アセナフト−1−
インデニル)ジルコニウムジクロリド、ジメチルメチレ
ンビス(3−シクロペンタ〔c〕フェナンスリル)ジル
コニウムジクロリド、ジメチルメチレン(3−シクロペ
ンタ〔c〕フェナンスリル)(1−インデニル)ジルコ
ニウムジクロリド、ジメチルメチレンビス(1−シクロ
ペンタ〔l〕フェナンスリル)ジルコニウムジクロリ
ド、ジメチルメチレン(1−シクロペンタ〔l〕フェナ
ンスリル)(1−インデニル)ジルコニウムジクロリ
ド、ジメチルメチレンビス(4,5−ベンゾ−1−イン
デニル)ジルコニウムビス(ジメチルアミド)等が挙げ
られる。以上、Zr錯体を例示したが、Ti、Hf錯体
も上記と同様の化合物が好適に用いられる。また、ラセ
ミ体、メソ体の混合物を用いても良いが、好ましくはラ
セミ体または擬似ラセミ体を用いる。これらの場合、D
体を用いても、L体を用いても良い。
【0029】本発明で用いる助触媒としては、従来遷移
金属化合物と組み合わせて用いられている助触媒を使用
することができるが、そのような助触媒として、アルミ
ノキサン(またはアルモキサンと記す)またはほう素化
合物が好適に用いられる。更に本発明は、その際用いら
れる助触媒が下記の一般式(4)、(5)で示されるア
ルミノキサン(またはアルモキサンと記す)である芳香
族ビニル化合物−オレフィン共重合体の製造方法であ
る。
【0030】
【化10】
【0031】式中、Rは炭素数1〜5のアルキル基、炭
素数6〜10のアリール基、または水素、mは2〜10
0の整数である。それぞれのRは互いに同一でも異なっ
ていても良い。
【0032】
【化11】
【0033】式中、R’は炭素数1〜5のアルキル基、
炭素数6〜10のアリール基、または水素、nは2〜1
00の整数である。それぞれのR’は互いに同一でも異
なっていても良い。アルミノキサンとしては好ましく
は、メチルアルモキサン、エチルアルモキサン、トリイ
ソブチルアルモキサンが用いられるが、特に好ましくは
メチルアルモキサンが用いられる。必要に応じ、これら
種類の異なるアルモキサンの混合物を用いてもよい。ま
た、これらアルモキサンとアルキルアルミニウム、例え
ば、トリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウ
ム、トリイソブチルアルミニウムやハロゲンを含むアル
キルアルミニウム、例えばジメチルアルミニウムクロラ
イド等を併用してもよい。
【0034】アルキルアルミニウムの添加は、スチレン
中の重合禁止剤、スチレン、溶媒中の水分等の重合を阻
害する物質の除去、重合反応に対する無害化のために効
果的である。しかし、あらかじめスチレン、溶媒等を蒸
留し、あるいは乾燥不活性ガスでのバブリングやモレキ
ュラーシーブを通す等の公知の方法でこれらの量を重合
に影響のないレベルまで低減する、あるいは用いるアル
モキサンの使用量を若干増やす、または分添すれば特に
アルキルアルミニウムを重合時に添加することは、必ず
しも必要ではない。
【0035】本発明では、上記の遷移金属化合物と共に
助触媒としてほう素化合物を用いることができる。助触
媒として用いられるほう素化合物は、トリフェニルカル
ベニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレー
ト{トリチルテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボ
レート}、リチウムテトラ(ペンタフルオロフェニル)
ボレート、トリ(ペンタフルオロフェニル)ボラン、ト
リメチルアンモニウムテトラフェニルボレート、トリエ
チルアンモニウムテトラフェニルボレート、トリプロピ
ルアンモニウムテトラフェニルボレート、トリ(n−ブ
チル)アンモニウムテトラフェニルボレート、トリ(n
−ブチル)アンモニウムテトラ(p−トリル)フェニル
ボレート、トリ(n−ブチル)アンモニウムテトラ(p
−エチルフェニル)ボレート、トリ(n−ブチル)アン
モニウムテトラ(ペンタフルオロフェニル)ボレート、
トリメチルアンモニウムテトラ(p−トリル)ボレー
ト、トリメチルアンモニウムテトラキス−3,5−ジメ
チルフェニルボレート、トリエチルアンモニウムテトラ
キス−3,5−ジメチルフェニルボレート、トリブチル
アンモニウムテトラキス−3,5−ジメチルフェニルボ
レート、トリブチルアンモニウムテトラキス−2,4−
ジメチルフェニルボレート、アニリウムテトラキスペン
タフルオロフェニルボレート、N,N’−ジメチルアニ
リウムテトラフェニルボレート、N,N’−ジメチルア
ニリウムテトラキス(p−トリル)ボレート、N,N’
−ジメチルアニリウムテトラキス(m−トリル)ボレー
ト、N,N’−ジメチルアニリウムテトラキス(2,4
−ジメチルフェニル)ボレート、N,N’−ジメチルア
ニリウムテトラキス(3,5−ジメチルフェニル)ボレ
ート、N,N’−ジメチルアニリウムテトラキス(ペン
タフルオロフェニル)ボレート、N,N’−ジエチルア
ニリウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレー
ト、N,N’−2,4,5−ペンタメチルアニリニウム
テトラフェニルボレート、N,N’−2,4,5−ペン
タエチルアニリニウムテトラフェニルボレート、ジ−
(イソプロピル)アンモニウムテトラキスペンタフルオ
ロフェニルボレート、ジ−シクロヘキシルアンモニウム
テトラフェニルボレート、トリフェニルホスホニウムテ
トラフェニルボレート、トリ(メチルフェニル)ホスホ
ニウムテトラフェニルボレート、トリ(ジメチルフェニ
ル)ホスホニウムテトラフェニルボレート、トリフェニ
ルカルベニウムテトラキス(p−トリル)ボレート、ト
リフェニルカルベニウムテトラキス(m−トリル)ボレ
ート、トリフェニルカルベニウムテトラキス(2,4−
ジメチルフェニル)ボレート、トリフェニルカルベニウ
ムテトラキス(3,5−ジメチルフェニル)ボレート、
トロピリウムテトラキスペンタフルオロフェニルボレー
ト、トロピリウムテトラキス(p−トリル)ボレート、
トロピリウムテトラキス(m−トリル)ボレート、トロ
ピリウムテトラキス(2,4−ジメチルフェニル)ボレ
ート、トロピリウムテトラキス(3,5−ジメチルフェ
ニル)ボレート等である。これらほう素化合物と上記有
機アルミニウム化合物を同時に用いても差し支えない。
特にほう素化合物を助触媒として用いる場合、重合系内
に含まれる水等の重合に悪影響を与える不純物の除去
に、トリイソブチルアルミニウム等のアルキルアルミ化
合物の添加は有効である。
【0036】本発明に用いられる芳香族ビニル化合物と
しては、スチレンおよび各種の置換スチレン、例えばp
−メチルスチレン、m−メチルスチレン、o−メチルス
チレン、o−t−ブチルスチレン、m−t−ブチルスチ
レン、p−t−ブチルスチレン、p−クロロスチレン、
o−クロロスチレン、α−メチルスチレン等が挙げら
れ、またジビニルベンゼン等の一分子中に複数個のビニ
ル基を有する化合物等も挙げられる。工業的には好まし
くはスチレン、p−メチルスチレン、p−クロロスチレ
ン、特に好ましくはスチレンが用いられる。
【0037】また、本発明に用いられるオレフィンとし
ては、炭素数2〜20のα−オレフィン、すなわちエチ
レン、プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、4−メ
チル−1−ペンテン、1−オクテンや環状オレフィン、
すなわちノルボルネンやノルボルナジエンが適当であ
る。またこれらのオレフィンを2種以上用いてもよい。
オレフィンとしてはエチレン、プロピレンが好ましい。
以下の説明においてはオレフィンとしてエチレンを例に
説明する。
【0038】本発明に用いられる共重合体を製造するに
あたっては、オレフィン、上記に例示した芳香族ビニル
化合物、金属錯体である遷移金属化合物および助触媒を
接触させるが、接触の順番、接触方法は任意の公知の方
法を用いることができる。重合方法としては溶媒を用い
ずに液状モノマー中で重合させる方法、あるいはペンタ
ン、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、ベンゼン、
トルエン、キシレン、クロロ置換ベンゼン、クロロ置換
トルエン、塩化メチレン、クロロホルム等の飽和脂肪族
または芳香族炭化水素またはハロゲン化炭化水素の単独
または混合溶媒を用いる方法がある。また、必要に応
じ、バッチ重合、連続重合、回分式重合、予備重合ある
いは気相重合等の方法を用いることができる。
【0039】重合温度は、−78℃から200℃が適当
であり、好ましくは−50℃〜160℃である。−78
℃より低い重合温度は工業的に不利であり、200℃を
超えると金属錯体の分解が起こるので適当ではない。さ
らに工業的に特に好ましくは、0℃〜160℃である。
助触媒として有機アルミニウム化合物を用いる場合に
は、錯体の金属に対し、アルミニウム原子/錯体金属原
子比で0.1〜100000、好ましくは10〜100
00の比で用いられる。0.1より小さいと有効に金属
錯体を活性化出来ず、100000を超えると経済的に
不利となる。助触媒としてほう素化合物を用いる場合に
は、ほう素原子/錯体金属原子比で0.01〜100の
比で用いられるが、好ましくは0.1〜10、特に好ま
しくは1で用いられる。0.01より小さいと有効に金
属錯体を活性化出来ず、100を超えると経済的に不利
となる。金属錯体と助触媒は、重合槽外で混合、調製し
ても、重合時に槽内で混合してもよい。。
【0040】以下に、本発明に用いられる(B)成分の
代表例であるスチレン−エチレンランダム共重合体を例
に取りさらに詳細に説明する。その構造は、核磁気共鳴
法(NMR法)によって決定される。
【0041】本発明に用いられる共重合体は、TMSを
基準とした13C−NMRにおいて以下の位置に主なピ
ークを有する。主鎖メチレン及び主鎖メチン炭素に由来
するピークを24〜25ppm付近、27ppm付近、
30ppm付近、34〜37ppm付近、40〜41p
pm付近及び42〜46ppm付近に、また、フェニル
基のうちポリマー主鎖に結合していない5個の炭素に由
来するピークを126ppm付近及び128ppm付近
に、フェニル基のうちポリマー主鎖に結合している1個
の炭素に由来するピークを146ppm付近に示す。本
発明に用いられる芳香族ビニル化合物−エチレンランダ
ム共重合体は、芳香族ビニル化合物含量がモル分率で1
〜99.9%以下、さらに好ましくは5〜99.9%以
下、更には10〜99.9%以下、特に好ましくは55
%を超え99.9%以下である芳香族ビニル化合物−エ
チレンランダム共重合体であって、その構造中に含まれ
る下記の一般式(1)で示される芳香族ビニル化合物と
エチレンの交互構造のフェニル基の立体規則性がアイソ
タクティクダイアッド分率mで0.75より大きく、か
つ下記の式(i)で与えられる交互構造指数λが70よ
り小さく1より大きい、好ましくは70より小さく5よ
り大きい芳香族ビニル化合物−エチレンランダム共重合
体である。 λ=A3/A2×100 式(i) ここでA3は、13C−NMR測定により得られる、下
記の一般式(2)で示される芳香族ビニル化合物−エチ
レン交互構造に由来する3種類のピークa、b、cの面
積の総和である。また、A2はTMSを基準とした13
C−NMRにより0〜50ppmの範囲に観測される主
鎖メチレン及び主鎖メチン炭素に由来するピークの面積
の総和である。
【0042】
【化12】
【0043】(式中、Phはフェニル基等の芳香族基、
xは繰り返し単位数を示し2以上の整数を表す。)
【0044】
【化13】
【0045】(式中、Phはフェニル基等の芳香族基、
xは繰り返し単位数を示し2以上の整数を表す。)
【0046】本発明に用いられるスチレン−エチレンラ
ンダム共重合体に於いて、エチレンとスチレンの交互共
重合構造のフェニル基の立体規則性がアイソタクティク
構造とは、アイソタクティクダイアッド分率m(または
メソダイアッド分率ともいう)が0.75より大きい、
好ましくは0.85以上、さらに好ましくは0.95以
上を示す構造をいう。エチレンとスチレンの交互共重合
構造のアイソタクティクダイアッド分率mは、25pp
m付近に現れるメチレン炭素ピークのr構造に由来する
ピーク面積Arと、m構造に由来するピークの面積Am
から、下記の式(ii)によって求めることができる。 m=Am/(Ar+Am) 式(ii) ピークの出現位置は測定条件や溶媒によって若干シフト
する場合がある。例えば、重クロロホルムを溶媒とし、
TMSを基準とした場合、r構造に由来するピークは、
25.4〜25.5ppm付近に、m構造に由来するピ
ークは25.2〜25.3ppm付近に現れる。
【0047】また、重テトラクロロエタンを溶媒とし、
重テトラクロロエタンの3重線の中心ピーク(73.8
9ppm)を基準とした場合、r構造に由来するピーク
は、25.3〜25.4ppm付近に、m構造に由来す
るピークは25.1〜25.2ppm付近に現れる。な
お、m構造はメソダイアッド構造、r構造はラセミダイ
アッド構造を表す。
【0048】本発明に用いられるスチレン−エチレンラ
ンダム共重合体に於いては、エチレンとスチレンの交互
共重合構造にr構造に帰属されるピークは実質的に観測
されない。
【0049】さらに、本発明に用いられるスチレン−エ
チレンランダム共重合体は、スチレンユニットの連鎖構
造のフェニル基の立体規則性がアイソタクティクであ
る。スチレンユニットの連鎖構造のフェニル基の立体規
則性がアイソタクティクとは、アイソタクティクダイア
ッド分率ms(またはメソダイアッド分率ともいう)が
0.5より大きい、好ましくは0.7以上、さらに好ま
しくは0.8以上を示す構造をいう。スチレンユニット
の連鎖構造の立体規則性は13C−NMRによって観測
される43〜44ppm付近のメチレン炭素のピーク位
置、及び1H−NMRによって観測される主鎖プロトン
のピーク位置で決定される。
【0050】米国特許5502133号公報によれば、
アイソタクティクポリスチレン連鎖構造のメチレン炭素
は42.9〜43.3ppmに現れるが、シンジオタク
ティクポリスチレン連鎖構造のメチレン炭素は44.0
〜44.7ppm付近に現れる。シンジオタクティクポ
リスチレンのシャープなメチレン炭素及びアタクティク
ポリスチレンの43〜45ppmのブロードなピークの
出現位置は、本発明に用いられるスチレン−エチレンラ
ンダム共重合体のほかの炭素の比較的強度が低いピーク
位置と近接あるいは重なっている。しかし、本発明にお
いて42.9〜43.4ppmにメチレン炭素ピークが
強く観測されるのに比較して、44.0〜44.7pp
m付近には明瞭なピークは認められない。
【0051】さらに、米国特許5502133号公報及
び本発明の比較例によれば1H−NMRにおいて主鎖メ
チレン、メチンプロトンに帰属されるピークはアイソタ
クティクポリスチレンの場合、1.5〜1.6ppm、
2.2〜2.3ppmに、シンジオタクティクポリスチ
レンの場合、1.3〜1.4ppm、1.8〜1.9p
pmに観測される。本発明に用いられる共重合体におい
ては、ピークが1.5〜1.6ppm及び2.2ppm
に観測され、このNMR解析の結果は、本発明の共重合
体中のスチレン連鎖はアイソタクティクの立体規則性で
あることを示す。
【0052】スチレンユニットの連鎖構造のアイソタク
ティクダイアッド分率msは、13C−NMR測定によ
るスチレン連鎖構造のメチレン炭素または1H−NMR
測定による主鎖メチレン、メチンプロトンの各ピークか
ら以下の式で導かれる。各ピークのシンジオタクティク
ダイアッド構造(r構造)に由来するピーク面積Ar’
とアイソタクティクダイアッド構造(m構造)に由来す
るピークの面積Am’から、下記の式(iii)によっ
て求めることができる。 ms=Am’/(Ar’+Am’) 式(iii) ピークの出現位置は測定条件や溶媒によって若干シフト
する場合がある。
【0053】本発明に用いられるランダム共重合体と
は、芳香族ビニル化合物ユニットのヘッド−テイルで結
合した連鎖構造、エチレンユニットの結合した連鎖構造
及び芳香族ビニル化合物ユニットとエチレンユニットが
結合した構造を含む共重合体である。本共重合体は、芳
香族ビニル化合物の各含量によって、あるいは重合温度
等の重合条件によってこれらの構造の含まれる割合は変
化する。芳香族ビニル化合物含量が少なくなれば、芳香
族ビニル化合物ユニットのヘッド−テイルで結合した連
鎖構造の含まれる割合は減少する。例えば芳香族ビニル
化合物含量が約20モル%以下の共重合体の場合、芳香
族ビニル化合物ユニットのヘッド−テイルで結合した連
鎖構造は通常の13C−NMR測定ではその構造に由来
するピ−クを直接観測することは困難である。しかし、
本発明の遷移金属化合物を用いて、または本発明の製造
方法により、芳香族ビニル化合物単独の重合により高い
活性で立体規則性を有するホモポリマーが製造できるこ
と、すなわち、本質的に芳香族ビニル化合物ユニットの
ヘッド−テイルで結合した連鎖構造を形成することが可
能であること、及び共重合体においては、少なくとも1
3C−NMR法によって20〜99モル%の芳香族ビニ
ル化合物含量に対応して芳香族ビニル化合物ユニットの
ヘッド−テイルで結合した連鎖構造の割合が連続的に変
化することから、20モル%以下であっても量は少ない
ものの芳香族ビニル化合物ユニットのヘッド−テイルで
結合した連鎖構造が共重合体中に存在しうることは明白
である。13Cでエンリッチしたスチレンモノマ−を用
い、13C−NMRで分析する等の手段により、スチレ
ン含量20モル%以下の共重合体中の芳香族ビニル化合
物ユニットのヘッド−テイルで結合した連鎖構造を観測
することは可能である。エチレンユニットの連鎖構造に
ついてもまったく同様である。
【0054】本発明に用いられる芳香族ビニル化合物−
エチレンランダム共重合体に含まれる芳香族ビニル化合
物ユニットのヘッド−テイルで結合した連鎖構造は、以
下の構造で示すことができる2個以上の連鎖構造であ
り、好ましくは3個以上の連鎖である。
【0055】
【化14】
【0056】ここで、nは2以上の任意の整数。Ph
は、フェニル基等の芳香族基。
【0057】他方、従来公知のいわゆる擬似ランダム共
重合体では、芳香族ビニル化合物含量が最大の50モル
%付近においても、芳香族ビニル化合物のヘッド−テイ
ルの連鎖構造を見出すことはできない。さらに、擬似ラ
ンダム共重合体を製造する触媒を用いて芳香族ビニル化
合物の単独重合を試みても重合体は得られない。重合条
件等により極少量のアタクティック芳香族ビニル化合物
ホモポリマ−が得られる場合があるが、これは共存する
メチルアルモキサンまたはその中に混入するアルキルア
ルミニウムによるカチオン重合、またはラジカル重合に
よって形成されたものと解するべきである。
【0058】従来の立体規則性のない擬似ランダム共重
合体のスチレンの異種結合に由来する構造のメチレン炭
素のピークは、34.0〜34.5ppm及び34.5
〜35.2ppmの2つの領域にあることが知られてい
る。(例えば、Polymer Preprints,
Japan,42,2292(1993)) 本発明に用いられるスチレン−エチレンランダム共重合
体は、スチレンに由来する異種結合構造のメチレン炭素
に帰属されるピークが34.5〜35.2ppmの領域
に観測されるが、34.0〜34.5ppmにはほとん
ど認められない。これは、本発明の共重合体の特徴の一
つを示し、スチレンに由来する下記の式のような異種結
合構造においてもフェニル基の高い立体規則性が保持さ
れていることを示す。
【0059】
【化15】
【0060】本発明に用いられるスチレン−エチレンラ
ンダム共重合体の重量平均分子量は、スチレン含量1モ
ル%以上20モル%未満では6万以上、好ましくは8万
以上であり、20モル%以上99.9モル%以下では3
万以上、好ましくは4万以上であり、実用的な高い分子
量を有する。ここでの重量平均分子量はGPCで標準ポ
リスチレンを用いて求めたポリスチレン換算分子量をい
う。さらに、本発明のスチレン−エチレンランダム共重
合体は、高い立体規則性を有するエチレンとスチレンの
交互構造と、同時に種々の長さのエチレン連鎖、スチレ
ンの異種結合、スチレンの連鎖等の多様な構造を併せて
有するという特徴を持つ。また、本発明のスチレン−エ
チレンランダム共重合体は、共重合体中のスチレンの含
量によって交互構造の割合を、上記の式で得られるλ値
で1より大きく70未満の範囲で種々変更可能である。
この立体規則的な交互構造は結晶可能な構造であるの
で、本発明の共重合体は、スチレンの含量により、ある
いは適当な方法で結晶化度を制御することにより、結晶
性、非結晶性、部分的に結晶構造を有するポリマ−とい
う多様な特性を与えることが可能である。λ値が70未
満であることは、結晶性ポリマ−でありながら、有意の
靭性、透明性を与えるために、また、部分的に結晶性の
ポリマ−となるために、あるいは、非結晶性のポリマ−
となるために重要である。
【0061】本発明に用いられる共重合体は、およそ1
0モル%以上のスチレン含量域において、従来の立体規
則性を有せずまたスチレン連鎖も有しないスチレン−エ
チレン共重合体に比べて、高い融点(DSCによる)を
有することができる。
【0062】本発明に用いられる芳香族ビニル化合物−
エチレンランダム共重合体は、必ずしもそれが純粋な共
重合体である必要はなく、構造及び立体規則性が上記の
範囲にあれば,他の構造が含まれていても、他のモノマ
ーが共重合されていても差し支えない。共重合される他
のモノマーとしてプロピレン等の炭素数3から20まで
のα−オレフィン、ブタジエン等の共役ジエン化合物が
挙げられる。また前記の芳香族ビニル化合物が2種以上
共重合されていても良い。また重合条件等によっては、
芳香族ビニル化合物が熱、ラジカル、またはカチオン重
合したアタクチックホモポリマーが少量含まれる場合が
あるが、その量は全体の10重量%以下である。このよ
うなホモポリマーは溶媒抽出により除去できるが、物性
上特に問題がなければこれを含んだまま使用することも
できる。さらに物性改善を目的とし、他のポリマーとの
ブレンドも可能である。またスチレン含量の異なる本発
明の共重合体どうしのブレンド物も利用可能である。
【0063】本発明の(A)成分として用いるアスファ
ルトは特に制限はなく、慣用されているアスファルト、
たとえばストレートアスファルト、セミブローンアスフ
ァルト、ブローンアスファルト、PDA(プロパン脱
礫)アスファルト等の石油系アスファルトを単独で、あ
るいは混合して使用することができる。好ましくは針入
度40〜120のストレートアスファルト、針入度10
〜30のブローンアスファルト及びこれらの混合物が挙
げられる。アスファルトが石油系アスファルトである場
合、アスファルトを製造する原油は特に限定されず、通
常の石油製品の製造に用いられるパラフィン基、ナフテ
ン基、混合基原油のいずれを用いても良い。また、本発
明で用いる(A)成分は、アスファルトと、タール、ピ
ッチ等の他の歴青物質との混合物であっても良い。本発
明のアスファルト組成物は、(A)アスファルト1〜9
9重量部と、(B)上記の芳香族ビニル化合物−オレフ
ィンランダム共重合体99〜1重量部とを含有するが、
(A)アファルトと(B)芳香族ビニル化合物−オレフ
ィンランダム共重合体との比率は、好ましくは75重量
部〜98.9重量部:25重量部〜1.1重量部、更に
好ましくは80重量部〜97.8重量部:20重量部〜
2.2重量部である。
【0064】本発明のアスファルト組成物には、上記の
物質以外に用途に応じ、従来のアスファルト組成物に用
いられる可塑剤、プロセスオイル等の添加剤、シリカ、
タルク、クレー、炭酸カルシウム、各種鉱物、焼却灰、
ガラス繊維、ガラスビーズ、粉砕ガラス等の繊維状およ
び粉末状充填材、補強剤、砕石、砂利、砂、ケイ砂、ス
ラグ、鉱物等の骨材、カーボンブラック、ベンガラ等の
顔料あるいはパラフィン系、ナフテン系およびアロマ系
のプロセスオイルなどの軟化材、アゾジカルボンアミド
等の発泡剤、クロマンインデン樹脂、テルペン樹脂、石
油樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−エ
チルアクリレート共重合体、クロロプレンゴム、スチレ
ン−ブタジエン共重合体等のゴム状物質、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、FRP粉砕物、剥離防止材、凍結
防止剤等を適量混合して使用することができる。
【0065】本発明のアスファルト組成物は(A)成分
のアスファルトと(B)成分の芳香族ビニル化合物−オ
レフィンランダム共重合体とを混合して製造されるが、
使用する混合装置には特に制限はなく、熱溶融缶、ロー
ル、ニーダー、バンバリーミキサー、コニーダー、単軸
押出機、二軸押出機等の公知の混合装置を使用すること
ができる。
【0066】
【実施例】以下に実施例を挙げ、本発明を説明するが、
本発明は以下の実施例に限定されるものではない。以下
の説明でMeはメチル基、Buはブチル基、Indはイ
ンデニル基、BIndはベンゾインデニル基を表す。
【0067】各実施例、比較例で得られた共重合体の分
析は以下の手段によって実施した。13C−NMRスペ
クトルは、日本電子社製α−500を使用し、重クロロ
ホルム溶媒または重1,1,2,2−テトラクロロエタ
ン溶媒を用い、TMSを基準として測定した。ここでい
うTMSを基準とした測定とは、先ずTMSを基準とし
てテトラクロロエタンの3重線13C−NMRピークの
中心ピークのシフト値を決め、次いで共重合体の各ピー
クシフト値を、テトラクロロエタンの3重線中心ピーク
を基準として算出したものである。テトラクロロエタン
の3重線中心ピークのシフト値は73.89ppmであ
った。ピーク面積の定量を行う13C−NMRスペクト
ル測定は、NOEを消去させたプロトンゲートデカップ
リング法により、パルス幅は45°パルスを用い、繰り
返し時間5秒を標準として行った。ちなみに、同一条件
で、但し繰り返し時間を1.5秒に変更して測定してみ
たが、共重合体のピーク面積定量値は、繰り返し時間5
秒の場合と測定誤差範囲内で一致した。共重合体中のス
チレン含量の決定は、1H−NMRで行い、機器は日本
電子社製α−500及びBRUKER社製AC−250
を用いた。重クロロホルム溶媒または、重1,1,2,
2−テトラクロロエタンを用いTMSを基準として、フ
ェニル基プロトン由来のピーク(6.5〜7.5pp
m)とアルキル基由来のプロトンピーク(0.8〜3p
pm)の強度比較で行った。実施例中の分子量は、GP
C(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)を用い
て標準ポリスチレン換算の重量平均分子量を求めた。室
温でTHFに可溶な共重合体は、THFを溶媒とし、東
ソー社製HLC−8020を用い測定した。室温でTH
Fに不溶な共重合体は、1,2,4−トリクロロベンゼ
ンを溶媒として、センシュウ科学社製GPC−7100
を用い測定した。DSC測定は、セイコー電子社製DS
C200を用い、N2気流下昇温速度10℃/minで
行った。
【0068】アスファルト組成物の物性評価は以下の方
法で行った。溶融粘度は180℃でブルックフィールド
型粘度計により測定した。タフネス、テナシティーは舗
装道路に関する試験方法(舗装試験法便覧/日本道路協
会編)に準じて測定した。伸度、針入度、軟化点はJI
S K2207に準拠して測定した。
【0069】合成例 <遷移金属化合物の合成A>rac−ジメチルメチレン
(1−インデニル)(4,5−ベンゾ−1−インデニ
ル)ジルコニウムジクロリド、(別名、rac−イソプ
ロピリデン(1−インデニル)(4,5−ベンゾ−1−
インデニル)ジルコニウムジクロリド、またはrac−
{Ind−C(Me)2 −BInd}ZrCl2 と記
す)は以下の合成法で合成した。
【0070】A−1 イソプロピリデン(1−インデ
ン)(4,5−ベンゾ−1−インデン)の合成 Ar雰囲気下、14mmolのインデンを50mlのT
HFに溶解し、0℃で、当量のBuLiを加え、10時
間攪拌した。1,1−イソプロピリデン−4,5−ベン
ゾインデン13mmolを溶解したTHF10mlを加
え、室温で一晩攪拌した。水50ml、ジエチルエーテ
ル100mlを加え振盪し、有機層を分離、飽和食塩水
で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥し溶媒を減圧下、留去
した。カラムでさらに精製し、イソプロピリデン(1−
インデン)(4,5−ベンゾ−1−インデン)を2.5
g得た。収率は59%であった。
【0071】A−2 rac−ジメチルメチレン(1−
インデニル)(4,5−ベンゾ−1−インデニル)ジル
コニウムジクロリドの合成 Ar雰囲気下、6.5mmolのイソプロピリデン(1
−インデン)(4,5−ベンゾ−1−インデン)と6.
5mmolのジルコニウムテトラキスジメチルアミド、
別名Zr(NMe2 4 をトルエン40mlとともに仕
込み、130℃で10時間攪拌した。減圧下、トルエン
を留去し、塩化メチレン100mlを加え、−78℃に
冷却した。ジメチルアミン塩酸塩13mmolをゆっく
り加え室温にゆっくり昇温し、2時間攪拌した。溶媒を
留去後、得られた固体をペンタン、続いて少量の塩化メ
チレンで洗浄し、燈色のrac−ジメチルメチレン(1
−インデニル)(4,5−ベンゾ−1−インデニル)ジ
ルコニウムジクロリドを0.76g得た。収率は24%
であった。 1H−NMRスペクトル測定により、7.05〜8.0
4ppm(m、10H、但し、7.17ppmのピーク
を除く)、7.17ppm(d、H)、6.73ppm
(d、H)、6.25ppm(d、H)、6.18pp
m(d、H)、2.41ppm(m、3H)、2.37
ppm(m、3H)の位置にピークを有する。測定は、
TMSを基準とし、溶媒としてCDCl3 を用いて行な
った。
【0072】<遷移金属化合物の合成B>下式のrac
−ジメチルメチレンビス(4,5−ベンゾ−1−インデ
ニル)ジルコニウムジクロリド、(別名、rac−イソ
プロピリデンビス(4,5−ベンゾ−1−インデニル)
ジルコニウムジクロリド、またはrac−{BInd−
C(Me)2 −BInd}ZrCl2 と記す)は以下の
合成法で合成した。4,5−ベンゾインデンはOrga
nometallics,13,964(1994)に
従って合成した。
【0073】B−1 1,1−イソプロピリデン−4,
5−ベンゾインデンの合成 1,1−イソプロピリデン−4,5−ベンゾインデンの
合成は、Can.J.Chem.62,1751(19
84)に記載されている6,6−ジフェニルフルベンの
合成を参考に行った。ただし、出発原料はベンゾフェノ
ンの代わりにアセトンを、シクロペンタジエンの代わり
に4,5−ベンゾインデンを用いた。
【0074】B−2 イソプロピリデンビス4,5−ベ
ンゾ−1−インデンの合成 Ar雰囲気下、21mmolの4,5−ベンゾインデン
を70mlのTHFに溶解し、0℃で、当量のBuLi
を加え、3時間攪拌した。1,1−イソプロピリデン−
4,5−ベンゾインデン21mmolを溶解したTHF
を加え、室温で一晩攪拌した。水100ml、ジエチル
エーテル150mlを加え振盪し、有機層を分離、飽和
食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥し溶媒を減圧
下、留去した。得られた黄色固体をヘキサンで洗浄、乾
燥しイソプロピリデンビス4,5−ベンゾ−1−インデ
ンを3.6g得た。収率は46%であった。 1H−NMRスペクトル測定により、7.2〜8.0p
pm(m、12H)、6.65ppm(2H)、3.7
5ppm(4H)、1.84ppm(6H)の位置にピ
ークを有する。測定は、TMSを基準としCDCl3
溶媒として行なった。
【0075】B−3 rac−ジメチルメチレンビス
(4,5−ベンゾ−1−インデニル)ジルコニウムジク
ロリドの合成 Ar雰囲気下、7.6mmolのイソプロピリデンビス
4,5−ベンゾ−1−インデンと7.2mmolのジル
コニウムテトラキスジメチルアミド、別名Zr(NMe
2 4 をトルエン50mlとともに仕込み、130℃で
10時間攪拌した。減圧下、トルエンを留去し、塩化メ
チレン100mlを加え、−78℃に冷却した。ジメチ
ルアミン塩酸塩14.4mmolをゆっくり加え室温に
ゆっくり昇温し、2時間攪拌した。溶媒を留去後、得ら
れた固体をペンタン、続いて少量のTHFで洗浄し、下
記の式で表される黄燈色のrac−ジメチルメチレンビ
ス(4,5−ベンゾ−1−インデニル)ジルコニウムジ
クロリドを0.84g得た。収率は21%であった。
【0076】
【化16】
【0077】上式中、Meはメチル基を、BIndはベ
ンゾインデニル基をあらわす。 1H−NMRスペクトル測定により、8.01ppm
(m、2H)、7.75ppm(m、2H)、7.69
ppm(d、2H)、7.48〜7.58ppm(m、
4H)、7.38ppm(d、2H)、7.19ppm
(d、2H)、6.26ppm(d、2H)、2.42
ppm(s、6H)の位置にピークを有する。測定は、
TMSを基準としCDCl3 を溶媒として行なった。元
素分析は、元素分析装置1108型(イタリア、ファイ
ソンズ社製)を用いて行い、C63.86%、H3.9
8%の結果を得た。なお、理論値はC65.39%、H
4.16%である。
【0078】<スチレン−エチレンランダム共重合体の
合成> 参考例1 容量10L、攪拌機及び加熱冷却用ジャケット付のオー
トクレーブを用いて重合を行った。脱水したトルエン2
400ml、脱水したスチレン2400mlを仕込み、
内温50℃に加熱攪拌した。窒素を約100Lバブリン
グして系内をパージし、トリイソブチルアルミニウム
8.4mmol、メチルアルモキサン(東ソーアクゾ社
製、MMAO−3A)をAl基準で84mmol加え
た。ただちにエチレンを導入し、圧力10Kg/cm2
Gで安定した後に、オートクレーブ上に設置した触媒タ
ンクから、前記の遷移金属化合物の合成Aで得た触媒、
rac−ジメチルメチレン(1−インデニル)(4,5
−ベンゾ−1−インデニル)ジルコニウムジクロリドを
8.4μmol、トリイソブチルアルミニウム0.84
mmolを溶かしたトルエン溶液約50mlをオートク
レーブに加えた。内温を50℃、エチレン圧を10Kg
/cm2 G(エチレン圧11気圧)に維持しながら5時
間重合を実施した。重合終了後、得られた重合液を激し
く攪拌した過剰のメタノール中に少量ずつ投入し生成し
たポリマーを析出させた。減圧下、60℃で重量変化が
認められなくなるまで乾燥したところ、870gのポリ
マー(P1)を得た。
【0079】参考例2 トルエンを800ml、スチレンを4000L、エチレ
ン圧を1Kgf/cm 2 G、重合時間を6時間に変更し
た以外は、参考例1と同様に重合、後処理を行った。そ
の結果、700gのポリマー(P2)を得た。
【0080】参考例 3 触媒として前記の遷移金属化合物の合成Bで得た触媒、
rac−ジメチルメチレンビス(4,5−ベンゾ−1−
インデニル)ジルコニウムジクロライドを用い、触媒量
を2.1μmol、トルエンを4000L、スチレンを
800L、重合時間を4時間に変更した以外は参考例1
と同様に重合、後処理を行った。その結果、874gの
ポリマー(P3)を得た。
【0081】参考例 4 触媒として前記の遷移金属化合物の合成Bで得た触媒、
rac−ジメチルメチレンビス(4,5−ベンゾ−1−
インデニル)ジルコニウムジクロライドを用い、触媒量
を21μmol、トルエンを800L、スチレンを40
00L、エチレン圧を0.5kgf/cm2Gに、重合
時間を8時間に変更した以外は参考例1と同様に重合、
後処理を行った。その結果、1013gのポリマー(P
4)を得た。
【0082】参考例5 触媒として前記の遷移金属化合物の合成Bで得た触媒、
rac−ジメチルメチレンビス(4,5−ベンゾ−1−
インデニル)ジルコニウムジクロライドを用い、触媒量
を21μmol、トルエンを4400L、スチレンを4
00L、重合時間を4時間に変更した以外は参考例1と
同様に重合、後処理を行った。その結果、970gのポ
リマー(P5)を得た。
【0083】参考例6 容量150L、攪拌機及び加熱冷却用ジャケット付の重
合缶を用いて重合を行った。脱水したシクロヘキサン6
0L、脱水したスチレン12Lを仕込み、内温33℃に
加熱攪拌した。トリイソブチルアルミニウム84mmo
l、メチルアルモキサン(東ソーアクゾ社製、MMAO
−3A)をAl基準で840mmol加えた。ただちに
エチレンを導入し、圧力9Kg/cm2 Gで安定した後
に、重合缶上に設置した触媒タンクから、前記の遷移金
属化合物の合成Bで得た触媒、rac−ジメチルメチレ
ンビス(4,5−ベンゾ−1−インデニル)ジルコニウ
ムジクロライドを78μmol、トリイソブチルアルミ
ニウム2mmolを溶かしたトルエン溶液約100ml
を重合缶に加えた。直ちに発熱が開始したので、ジャケ
ットに冷却水を導入した。内温は最高80℃まで上昇し
たが、以降約70℃を維持し、エチレン圧を9Kg/c
2 G(エチレン圧10気圧)に維持しながら2.5時
間重合を実施した。重合終了後、得られた重合液を脱気
した後、以下のようにクラムフォーミング法で処理し、
ポリマーを回収した。重合液を激しく攪拌した分散剤を
含む300Lの85℃の加熱水中に1時間かけて投入し
た。その後97℃で1時間攪拌した後に、クラムを含む
熱水を冷水中に投入し、クラムを回収した。クラムを5
0℃で風乾し、その後60℃で真空脱気することで、数
mm程度の大きさのクラム形状が良好なポリマー(P
6)を12.8kg得た。得られたエチレン−スチレン
共重合体P1〜P6の分析値を表1に示した。
【0084】
【表1】
【0085】実施例1〜6
【0086】表1のエチレン−スチレン共重合体4gと
ストレートアスファルト(60/80)96gとをニー
ダーに仕込み、180℃で90分間溶融混練した。得ら
れたアスファルト組成物の物性評価を行い、その結果を
表2にまとめた。
【0087】
【表2】
【0088】比較例1 SBRゴム(スチレン15モル%、Mw28万のスチレ
ン−ブタジエンランダム共重合体)4gを、実施例のス
トレートアスファルト96gと実施例と同様に溶融混練
して物性評価を行い、その結果を表3にまとめた。
【0089】比較例2 クロロプレンゴム(電気化学工業株式会社製ハードウエ
イDR−1)4gを、実施例のストレートアスファルト
96gと実施例と同様に溶融混練して物性評価を行い、
その結果を表3にまとめた。
【0090】
【表3】
【0091】
【発明の効果】比較例と実施例との比較から明らかなよ
うに、本発明のアスファルト組成物は、低温伸度等の低
温特性と、タフネス、テナシティー等の機械的特性に優
れ、かつ溶融粘度が低く施工作業性に優れており、排水
性舗装を含む道路舗装、防水シート、遮音シート、ルー
フィング等の用途に好適に用いられる。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)アスファルト1〜99重量部と、
    (B)下記の芳香族ビニル化合物−オレフィンランダム
    共重合体99〜1重量部とを含有することを特徴とする
    アスファルト組成物。 (B)芳香族ビニル化合物含量が1〜99.9モル%以
    下であり、2個以上の芳香族ビニル化合物ユニットのヘ
    ッド−テイルの連鎖構造を有する芳香族ビニル化合物−
    オレフィンランダム共重合体。
  2. 【請求項2】 (B)芳香族ビニル化合物−オレフィン
    ランダム共重合体の芳香族ビニル化合物含量が55モル
    %を超え99.9モル%以下であることを特徴とする請
    求項1記載のアスファルト組成物。
  3. 【請求項3】 (B)の芳香族ビニル化合物−オレフィ
    ンランダム共重合体が芳香族ビニル化合物−エチレンラ
    ンダム共重合体であることを特徴とする請求項1または
    2記載のアスファルト組成物。
  4. 【請求項4】 (B)成分の芳香族ビニル化合物−エチ
    レンランダム共重合体の構造中に含まれる下記の一般式
    (1)で示される芳香族ビニル化合物とエチレンの交互
    構造のフェニル基の立体規則性がアイソタクテックダイ
    アッド分率mで0.75より大きく、かつ下記の式
    (i)で与えられる交互構造指数λが70より小さく、
    1より大きいことを特徴とする請求項3記載のアスファ
    ルト組成物。 λ=A3/A2×100 式(i) ここでA3は、13C−NMR測定により得られる、下
    記の一般式(2)で示される芳香族ビニル化合物−エチ
    レン交互構造に由来する3種類のピークa、b、cの面
    積の総和である。また、A2はTMSを基準とした13
    C−NMRにより0〜50ppmの範囲に観測される主
    鎖メチレン及び主鎖メチン炭素に由来するピークの面積
    の総和である。 【化1】 (式中、Phはフェニル基等の芳香族基、xは繰り返し
    単位数を示し2以上の整数を表す。) 【化2】 (式中、Phはフェニル基等の芳香族基、xは繰り返し
    単位数を示し2以上の整数を表す。)
  5. 【請求項5】 (B)成分の芳香族ビニル化合物−エチ
    レンランダム共重合体が、TMSを基準とした13C−
    NMR測定によって40〜41ppm及び/または42
    〜44ppmに現れるピークにより帰属される芳香族ビ
    ニル化合物ユニットの連鎖構造を有する芳香族ビニル化
    合物−エチレンランダム共重合体であることを特徴とす
    る請求項1または2記載のアスファルト組成物。
  6. 【請求項6】 (B)成分が、芳香族ビニル化合物含量
    がモル分率で1%以上20%未満でありかつポリスチレ
    ン換算平均重量分子量が6万以上である芳香族ビニル化
    合物−エチレンランダム共重合体であることを特徴とす
    る請求項3記載のアスファルト組成物。
  7. 【請求項7】 (B)成分が、芳香族ビニル化合物含量
    がモル分率で20%以上99.9%以下でありかつポリ
    スチレン換算重量平均分子量が3万以上である芳香族ビ
    ニル化合物−エチレンランダム共重合体であることを特
    徴とする請求項3記載のアスファルト組成物。
  8. 【請求項8】 (B)成分が、芳香族ビニル化合物ユニ
    ットの連鎖構造の立体規則性がアイソタクティクである
    芳香族ビニル化合物−エチレンランダム共重合体である
    ことを特徴とする請求項3記載のアスファルト組成物。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN118619589A (zh) * 2024-05-24 2024-09-10 宁波东兴沥青制品有限公司 一种应用泡沫温拌的沥青混凝土及其制备方法

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