JPH11256341A - プラズマmocvd装置および酸化マグネシウム膜 - Google Patents
プラズマmocvd装置および酸化マグネシウム膜Info
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- JPH11256341A JPH11256341A JP10059405A JP5940598A JPH11256341A JP H11256341 A JPH11256341 A JP H11256341A JP 10059405 A JP10059405 A JP 10059405A JP 5940598 A JP5940598 A JP 5940598A JP H11256341 A JPH11256341 A JP H11256341A
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Abstract
に優れた高品質な膜が大面積に形成できない。 【解決手段】 成膜室1内のプラズマ3が発生する領域
において、原材料ガスの流れる方向と基板7を搬送する
方向とを同一方向としたことを特長とする。これによ
り、結晶配向性に優れた高品質な膜を大面積に形成でき
るため、高品質なデバイスを安価に生産することが可能
となる。
Description
が大きいため、放電開始電圧低減をはかり駆動の容易化
を図るためにプラズマディスプレイパネルの保護膜とし
て用いられている酸化マグネシウム膜、また配向性を利
用してセンサ−等を作成する際のエピタキシャル成長用
の基板等として用いられる酸化マグネシウム膜等の高品
質な酸化物を形成するための薄膜形成方法の手段である
プラズマMOCVD法を用いたプラズマMOCVD装置
およびそれを用いて形成した酸化マグネシウム膜に関す
る。
ズマMOCVD法は結晶の配向性が制御しやすく緻密な
膜が形成できる。特に良好な結晶配向性を有するMgO
膜が得られる化学気相成長方法については、例えば「ジ
ェイピーエヌ ジェイ アプライ フィジックス 第3
2巻 1993年」(Jpn. J. Appl.Phys.Vol.32(1993)
pp.L1448-1450 Part2,No.10A,1 October 1993)および
「ジェイピーエヌ ジェイ アプライ フィジックス
第33巻 1994年」(Jpn.J.Appl.Phys.Vol.33(199
4)pp.6331-6335,Part1,No.11,November 1994)等に示さ
れている。
の概略図である。成膜室1は、RF電源2から印加され
る投入電力によってプラズマ3を発生させるためのプラ
ズマ発生用電極4、およびプラズマ発生用電極4上のプ
ラズマ3の発生領域を限定するシ−ルド5、プラズマ発
生用電極4と成膜室1を電気的に絶縁するための絶縁物
6、成膜する基板7を加熱する基板加熱ランプ8、基板
7を保持する基板ホルダ−9、加熱されガス化した原材
料は、窒素のキャリアガスにより輸送され、原材料ガス
供給ライン系10から供給される。
ガス供給ライン系11から供給される。高密度プラズマ
を安定に発生させるためプラズマ発生用電極の背後には
永久磁石12を設置し、永久磁石12を内蔵し、プラズ
マ発生用電極4を取り付けたカソ−ドホルダ−13は電
極冷却用の水冷系14が設置され、水冷されている。成
膜室1は真空排気系15により排気され所定の真空度に
設定される。
り冷却される。本装置により次のように成膜は行われ
る。原材料ガス供給系10と酸素ガス供給系11から原
材料ガスと酸素ガスが成膜室1に導入され、真空排気系
15により所定の圧力に設定される。基板7は基板加熱
ランプ8により所定の温度に加熱されている。RF電源
2によりプラズマ発生用電極4に投入電力が供給される
と、プラズマ3が発生する。供給された原材料ガスは基
板7・プラズマ発生用電極4の間においてプラズマによ
り分解され、また同時に、プラズマ3により活性化、ま
た電離した酸素と結びつき酸化マグネシウムとなり基板
7上に積層し、薄膜が形成される。
るためには、電極上に発生するプラズマの均一化、原材
料ガス等のガスの流れの均一化が重要な条件である。し
かし、静止対向成膜では、そのどちらの要因も均一にす
る事は困難であった。図6(a)に図5の装置を用いて
形成した膜のイメ−ジ図を示すが、原材料供給系10側
が膜厚が厚く、真空排気系15は膜厚が薄くなってい
る。
て薄膜を形成する方法であるため、原材料ガスの流れる
上流側で原材料ガスが分解により多く消費され、下流で
は原材料ガスが減少しているために生じていると推察さ
れる。つまり、プラズマMOCVD法では原材料ガスの
流れる方向にその膜厚、膜質分布が大きく影響され均一
な膜を大面積に得ることが困難である。
対して基板搬送することで、大面積に均一に形成する手
法があるが、プラズマMOCVD法では、前述したよう
に、ガスの流れが膜厚、膜質分布に大きく影響するた
め、基板搬送成膜では良好な膜質が得られにくいという
課題があった。
特性の良好な膜を形成するプラズマMOCVD装置およ
びその制御方法、およびそれを用いて形成した酸化マグ
ネシウム膜を提供することを目的とする。
め、本発明のプラズマMOCVD装置は、原材料ガスも
しくは原材料をガス化し、反応性ガスと共に、成膜室内
でプラズマにより分解し、基板を搬送しながら、前記基
板上に膜を形成するプラズマMOCVD装置であって、
前記成膜室内のプラズマが発生する領域において、原材
料ガスの流れる方向と、基板を搬送する方向を同一方向
としたことを特長とする。
は、原材料ガスもしくは原材料をガス化し、反応性ガス
と共に、成膜室内でプラズマにより分解し、基板を搬送
しながら、前記基板上に膜を形成するプラズマMOCV
D法において、前記成膜室内のプラズマが発生する領域
において、原材料ガスの流れる方向と、前記基板を搬送
する方向を同一方向としたことを特長とする。
原材料ガスの吐出方向を基板の面方向と平行にしないこ
とを特徴とする。
後、成膜室内に吐出することを特徴とする。
特徴とする。また、加熱した反応性ガスの温度を200
〜400度とすることを特徴とする。
属固体、もしくは液体を用い、これをガス化し、少なく
とも酸素を含むガスとともにプラズマにより分解し、酸
化マグネシウム膜を形成することを特徴とする。
向性の良好な成膜を実現できる。以下にその作用を、酸
化マグネシウム膜を形成する場合について、図面を参照
しながら説明する。尚、従来例の図5と同一構成要素に
は同一番号を付し、詳しい説明を省略する。
より酸化マグネシウムを形成する形成装置の概略図であ
る。予備排気系16を設置したロ−ドロック室17に蓄
えられている基板7は順次搬送され成膜室に送られ、基
板加熱を実施され、プラズマ発生用電極4上で薄膜が形
成された後、アンロ−ドロック室18へ搬送され、蓄え
られる(基板搬送方向:A)。
と基板7の間において、原材料ガスの流れる方向と、基
板7が搬送される方向とが同一方向になるように、ガス
供給系19、ノズル20、真空排気系15、プラズマ発
生用電極4、基板7を設置している。
原材料としてマグネシウムを含む有機金属化合物である
粉末状の一般式Mg(C5H7O2)2で示されるアセチル
アセナ−トを250℃に加熱することによりガス化し、
窒素ガスをキャリアガスとして用いて、輸送し、250
℃に加熱した反応性ガスの酸素ガスと混合した後、ガス
供給系19、ノズル20を経由して成膜室1に導入し、
成膜室内の圧力を真空排気系15により50mTorr
の圧力に調整する。
度に加熱調整する。RF電源2によりプラズマ発生用電
極4に投入電力が供給されるとプラズマ3が発生する。
供給された原材料ガスは基板7近傍において熱分解、ま
たプラズマにより分解され、また同時に、プラズマ3に
より活性化、また電離した酸素と結びつき酸化マグネシ
ウムとなり、基板搬送されている基板7上に積層する。
化マグネシウムの膜の結晶性をX線回折により評価した
結果を図2(a)に示す。比較のため、成膜条件は全て
同じで基板搬送方向を原材料ガスの流れる方向に対して
逆方向に設定し、成膜した酸化マグネシウム膜のX線回
折結果を図2(b)に示す。
っており、3900cpsの強い強度が得られており、
結晶配向性に優れた膜であることがわかる。それに比
べ、図2(b)は(220)面のピ−クが100cps
程度と明確でなく、アモルファスに近い膜であることが
伺える。この結果より、基板の搬送方向が異なるだけで
大きく膜質に影響を与えることが判明した。尚、X線回
折における評価は全て、装置条件を同一で実施してい
る。
に従来例(図5)の静止対向成膜で形成した膜のX線回
折結果を示す。静止成膜では膜厚が厚い中心付近(原材
料ガス系側:ガス流れ上流)では結晶配向性に優れた膜
((220)面で8400cps)が得られている。し
かし、ガスの流れ方向の下流(真空排気系側)において
は膜厚は薄くなり、良好な配向性は得られていない
((220)面で400cps)。
搬送したときは、配向性の悪い膜が先に形成されるた
め、その上に結晶配向性の良好な膜条件で形成しても配
向性がよくない。ガス流れ方向と同一方向に基板搬送す
ると結晶配向性の良好な膜の上に、配向性の良くない膜
条件がきても、結晶成長がエピタキシャル成長のように
成長するのではと推察される。しかし、図2、図6の酸
化マグネシウム膜のX線回折の結果はすべてガラス上に
形成した結果である。ガラスはアモルファスであるた
め、結晶配向性の良くない条件の膜がついてもアモルフ
ァスなので、本当ならば同じように結晶成長するのでは
ないかと考えれる。
に対する基板の搬送方向がこれほど大きく膜質に影響す
る理由は明確ではないが、原材料ガスもしくは原材料を
ガス化し、反応性ガスと共にプラズマにより分解し、基
板搬送しながら、基板上に膜を形成するプラズマMOC
VD法において、成膜室内のプラズマが発生する領域に
おいて、原材料ガスの流れる方向と、基板を搬送する方
向を同一方向としたことにより結晶配向性に優れた膜を
得ることができる。
らの原材料ガスの吐出方向を基板7の面方向と平行にし
ないことにより、プラズマ3により分解された原材料ガ
ス、反応性ガスは基板7に対して角度を持って突入する
ことにより、成膜速度が向上する。
混合した後、成膜室1内のノズル20から吐出すること
により、それぞれのガスの相対密度分布を小さくするこ
とができるため、膜厚、膜質分布の均一性が向上する。
(反応性ガス)を用いることにより、プラズマ3により
分解され基板7に成膜されるとき、粒子のエネルギ−が
大きくなるため、結晶化が促進され膜質が向上する。
D装置およびその制御方法を用いて酸化マグネシウム膜
を形成する場合について、図面を参照しながら説明す
る。尚、従来例の図5と同一構成要素には同一番号を付
し、詳しい説明を省略する。
より酸化マグネシウムを形成する形成装置の概略図であ
る。予備排気系16を設置したロ−ドロック室17に蓄
えられている基板7は順次搬送され成膜室に送られ、基
板加熱を実施され、プラズマ発生用電極4上で薄膜が形
成された後、アンロ−ドロック室18へ搬送され、蓄え
られる(基板搬送方向:A)。
の窒素、そして250度に加熱した酸素ガス(反応性ガ
ス)を混合したガスをガス供給系19から導入し、ノズ
ル20から吐出し、成膜室1へ供給し、真空排気系15
により真空引きすることで、所定の真空度に設定でき
る。
極4と基板7の間において、原材料ガスの流れる方向
と、基板7が搬送される方向とが同一方向になるよう
に、ガス供給系19、真空排気系15、プラズマ発生用
電極4、基板7を設置している。
の面と、基板面とのなす角度を3゜に設定している。本
装置により次のように成膜は行われる。
属化合物である粉末状の一般式Mg(C5H7O2)2で示
されるアセチルアセナ−トを250℃に加熱することに
よりガス化し、窒素ガスをキャリアガスとして用いて輸
送し、反応性ガスである250度に加熱した酸素ガスと
混合した後、ガス供給系19、ノズル20により成膜室
1へ導入する。
50mTorrの圧力に調整する。基板7は基板加熱ラ
ンプ8により300度に加熱調整する。RF電源2によ
りプラズマ発生用電極14に投入電力が供給されると、
プラズマ3が発生する。供給された原材料ガスは基板7
近傍において熱分解、またプラズマにより分解され、ま
た同時に、プラズマ3により活性化、また電離した酸素
と結びつき、酸化マグネシウムとなり、基板搬送されて
いる基板7上に積層する。
上で原材料ガスの流れる方向と、基板7が搬送される方
向が同一方向になるようにしているため、図2(a)に
示すような結晶配向性に優れた膜を得ることができる。
また、搬送成膜であるため、膜厚、膜質均一性の高い膜
を得ることができる。
ラズマ発生用電極4、プラズマ発生用電極4に電力を供
給する電源2、プラズマ発生用電極4上での領域を限定
するシ−ルド5などから構成されるプラズマ発生部を1
組しか設置していないが、図3に示すように、プラズマ
発生部を複数個設置してもよい。これにより高品質な膜
質を高速で得ることができる。
ス供給系19、ノズル20、そしてプラズマ発生用電極
14、プラズマ発生用電極14に電力を供給する電源
2、プラズマ発生用電極14上での領域を限定するシ−
ルド5などから構成されるプラズマ発生部、そして真空
排気系15を1組しか設置していないが、図4に示すよ
うに、ガス供給系19、ノズル20、プラズマ発生部、
真空排気系15を複数個設置してもよい。これにより高
品質な膜質を高速で得ることができる。
性に優れた高品質な膜を大面積、均一に形成できるた
め、高品質なデバイスを安価に生産することが可能とな
る。
装置の基本構成図
CVD装置のプラズマ発生用電極・基板間で原材料ガス
の流れる方向が基板搬送方向と同じ場合にして形成した
酸化マグネシウム膜のX線回折結果を示す図 (b)プラズマ発生用電極・基板間で原材料ガスの流れ
る方向が基板搬送方向と逆方向の場合で形成した酸化マ
グネシウム膜のX線回折結果を示す図
装置の他の構成図
装置のさらに他の構成図
装置の基本構成図
CVD装置で形成した膜の概略図 (b)従来の静止対向成膜方式のプラズマMOCVD装
置で形成した酸化マグネシウム膜のX線回折結果を示す
図
Claims (7)
- 【請求項1】原材料ガスもしくは原材料をガス化し、反
応性ガスと共に、成膜室内でプラズマにより分解し、基
板を搬送しながら、前記基板上に膜を形成するプラズマ
MOCVD法を実行するプラズマMOCVD装置であっ
て、前記成膜室内のプラズマが発生する領域において、
前記原材料ガスの流れる方向と、前記基板を搬送する方
向を同一方向としたことを特長とするプラズマMOCV
D装置。 - 【請求項2】原材料ガスを吐出するノズルからの原材料
ガスの吐出方向を基板の面方向と平行にしないことを特
徴とする請求項1記載のプラズマMOCVD装置。 - 【請求項3】反応性ガスと原材料ガスを混合した後、成
膜室内に吐出することを特徴とする請求項1または2記
載のプラズマMOCVD装置。 - 【請求項4】加熱した反応性ガスを用いることを特徴と
する請求項1〜3のいずれかに記載のプラズマMOCV
D装置。 - 【請求項5】加熱した反応性ガスの温度を200〜40
0度とすることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに
記載のプラズマMOCVD装置。 - 【請求項6】原材料にマグネシウムを含む有機金属固体
もしくは液体を用い、これをガス化し、少なくとも酸素
を含むガスとともにプラズマにより分解し、酸化マグネ
シウム膜を形成する請求項1〜5のいずれかに記載のプ
ラズマMOCVD装置を用いて形成した酸化マグネシウ
ム膜。 - 【請求項7】原材料ガスもしくは原材料をガス化し、反
応性ガスと共に、成膜室内でプラズマにより分解し、基
板を搬送しながら、前記基板上に薄膜を製造するに際し
て、前記成膜室内のプラズマが発生する領域において、
前記原材料ガスの流れる方向と、前記基板を搬送する方
向を同一方向としたことを特徴とする薄膜付着体の製造
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10059405A JPH11256341A (ja) | 1998-03-11 | 1998-03-11 | プラズマmocvd装置および酸化マグネシウム膜 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10059405A JPH11256341A (ja) | 1998-03-11 | 1998-03-11 | プラズマmocvd装置および酸化マグネシウム膜 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11256341A true JPH11256341A (ja) | 1999-09-21 |
Family
ID=13112350
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10059405A Pending JPH11256341A (ja) | 1998-03-11 | 1998-03-11 | プラズマmocvd装置および酸化マグネシウム膜 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11256341A (ja) |
-
1998
- 1998-03-11 JP JP10059405A patent/JPH11256341A/ja active Pending
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