JPH1125638A - 磁気ディスクカートリッジ - Google Patents

磁気ディスクカートリッジ

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JPH1125638A
JPH1125638A JP9251660A JP25166097A JPH1125638A JP H1125638 A JPH1125638 A JP H1125638A JP 9251660 A JP9251660 A JP 9251660A JP 25166097 A JP25166097 A JP 25166097A JP H1125638 A JPH1125638 A JP H1125638A
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magnetic disk
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Shinichi Kato
慎一 加藤
Akira Inaba
明 稲葉
Kengo Oishi
健吾 大石
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Fuji Photo Film Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B23/00Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
    • G11B23/02Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
    • G11B23/03Containers for flat record carriers
    • G11B23/0301Details
    • G11B23/0308Shutters

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  • Springs (AREA)
  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動量の大きいシャッター部材を付勢するシ
ャッターばねを磁気ディスクメディアの回転領域に干渉
することなくケース内に収納可能とする。 【解決手段】 ケース2に開口する磁気ヘッド挿入用開
口22を開閉するシャッター部材3を閉方向に付勢するシ
ャッターばね4を金属コイルばねにより構成し、その一
端をケース2に、他端をシャッター部材3の一部に係止
させ、金属コイルばねの撓み変形に伴う弾性力でシャッ
ター部材3を付勢する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円盤状の磁気ディ
スクメディアをケース内に収容した磁気ディスクカート
リッジに関し、特に磁気ヘッド挿入用開口を開閉するシ
ャッター部材を付勢するシャッターばね及びその組み込
み構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、フレキシブルなポリエステル
シート等からなる円盤状のベースの両面に磁性体層が形
成され、回転駆動されながら磁気ヘッドにより上記磁性
体層に磁気記録がなされる磁気ディスクメディア(いわ
ゆるフロッピー・ディスク)を扁平ケース内に収容した
磁気ディスクカートリッジが提供され、その取扱いの容
易性、低コストといった利点から、主としてコンピュー
タ用の記録媒体として用いられている。
【0003】また、上記磁気ディスクカートリッジに
は、磁気記録再生のための磁気ヘッドが磁気ディスクメ
ディアの両面に外部から接触もしくは近接するため出し
入れされる磁気ヘッド挿入用開口が設けられ、さらにこ
の開口には不使用時における塵埃等の侵入を防止するた
めの開閉シャッター部材が設けられている。
【0004】一方、上記磁気ディスクカートリッジにお
ける磁気ディスクメディアの記録容量は、記録方式の変
更、磁性体層の改良等によって線記録密度の向上、トラ
ック密度の向上が図られて増加している。このため、記
録容量が増大した磁気ディスクカートリッジにおいて
は、従来の記録容量が下位の磁気ディスクカートリッジ
より防塵性を高めて、磁気ディスクメディアへの異物の
付着を極力回避して信頼性を高める必要がある。
【0005】また、上記のように、記録容量が従来品よ
りも高められた磁気ディスクカートリッジが提供される
と、その大容量タイプの磁気ディスクカートリッジを駆
動するためのドライブ装置が新たに提供される。この新
たなドライブ装置は、新規の大容量タイプの磁気ディス
クカートリッジを駆動できることは勿論、多くの場合
は、ユーザーの便宜を図っていわゆる「下位互換」の機
能、つまり記録容量の点で下位となる従来の磁気ディス
クカートリッジも駆動できる機能を備えるようになる。
【0006】この下位互換の機能を実現しようとする
と、新規の大容量タイプの磁気ディスクカートリッジ
は、そのケースの主要寸法および構造が従来の磁気ディ
スクカートリッジとほぼ一致するように形成される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、磁気デ
ィスクカートリッジの主要寸法および構造を共通化する
について、従来の記録容量が低い磁気ディスクカートリ
ッジでは、防塵性がそれほど高められた構造でなく、前
述の下位互換機能を得つつ記録容量の増大に対応して防
塵性を高める必要が生じる。
【0008】上記点の解決手段の一つとして、従来の磁
気ディスクカートリッジではケース下面のスピンドル孔
は磁気ディスクメディアのセンタコア部材が露出するよ
うに開放しているが、この部分からの異物の侵入を防止
して防塵性を高めるために、磁気ヘッド挿入用開口を開
閉するシャッター部材によって上記スピンドル孔につい
ても保存時に閉止することが考えられる(本願と同一出
願人による特願平9−90620号の図2参照)。
【0009】この場合に、前記スピンドル孔の開口径は
磁気ヘッド挿入用開口の幅より大きいことで、これを開
閉するシャッター部材の開閉作動の摺動範囲が大きくな
り、それに伴ってシャッターばねのストローク量を大き
くする必要があるが、従来の磁気ディスクカートリッジ
においてはJISB0103に規定するねじりコイルば
ねが用いられているが、係るばねを用いたシャッターば
ねでは、必要なストローク量を確保するためにはばねの
全体形状が大きくなると共に、その変形を許容するため
の空間をケース内に確保することが困難となる問題を有
する。
【0010】具体的には、従来のねじりコイルばねによ
るシャッターばねは、中心部に数ターンのコイル部を有
しこれから2方向に線ばねが延びるものであり、その一
端をケースに他端をシャッター部材に係止して閉方向に
付勢するについて、シャッター部材の開閉作動に伴っ
て、ねじりコイルばねのシャッター部材に取り付けられ
た端部は直線運動で、中央コイル部はケース側の端部を
中心とする円運動を行うものであり、このねじりコイル
ばねのストローク量を大きくするためには両側の線ばね
の長さを大きくする必要があり、これに伴い中央コイル
部の円運動の軌跡や線ばね部の軌跡が磁気ディスクメデ
ィアの回転中心側に延びて、この磁気ディスクメディア
の回転領域に干渉することになる。
【0011】一方、上記のようなねじりコイルばねの代
替として、特開平9−73749号に示されるようなシ
ャッターばねが知られている。図12に示すように、こ
のシャッターばねaは、コイル部bとそのコイル部bの
両端から延長された腕部cを有する構造であって、その
中心部のコイル部bが、前述のねじりコイルばねのよう
ないわゆるねじり変形をする構造ではなく、曲げ変形を
する構造であるため、ねじりコイルばねに比べて繰り返
し耐久性は改善される。
【0012】しかし係る構造のばねは、ねじり変形をす
るコイル部bを、単純に曲げ変形するコイルに置き換え
ただけであるから、ばねのストローク量を大きくするた
めには、上記の腕部cの長さを大きくしなければなら
ず、この点において、ねじりコイルばねと同様な問題を
有している。
【0013】そこで本発明は上記事情に鑑み、シャッタ
ー部材の摺動範囲の拡大に対応する大きなストローク量
を磁気ディスクメディアの回転領域に干渉することなく
得られるようにしたシャッターばねを備えた磁気ディス
クカートリッジを提供せんとするものである。
【0014】また上記新規なシャッターばねの採用に伴
う、組み付け性、外れ防止、ばね特性の変更等を改善す
る構造を備えた磁気ディスクカートリッジを提供せんと
するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明の磁気ディスクカートリッジは、円盤状の磁気ディス
クメディアをケース内に回転可能に収容すると共に、こ
のケースに開口する磁気ヘッド挿入用開口と、この開口
を保存時に閉止し記録再生時に開放するシャッター部材
とが設けられ、前記シャッター部材は前記磁気ヘッド挿
入用開口を閉止する方向に付勢されるシャッターばねを
有し、このシャッターばねはその一端を前記ケースに、
他端を前記シャッター部材の一部に係止させた金属コイ
ルばねにより構成し、金属コイルばねの撓み変形に伴う
弾性力でシャッター部材を付勢することを特徴とするも
のである。
【0016】上記のようなシャッターばねは、金属コイ
ルばねが密着巻きされ、引っ張り初張力が強く設けら
れ、シャッター部材の開動作に伴ってばね全体が連続的
にほぼU字状に変形して直線状態に戻ろうとする弾性力
によってシャッター部材を閉方向に付勢するものであ
り、ケースの磁気ディスクメディアの回転領域外に収納
される。
【0017】なお、前記ケースの内部には、シャッター
部材の開放動作に伴う変形状態のシャッターばねの収納
スペースに沿ってその変形形状を規定する壁部を設ける
のが好適である。一方、前記シャッターばねの両端部に
はフックを設けて、ケースおよびシャッター部材の係止
部に係合するのが好ましい。
【0018】本発明の他の磁気ディスクカートリッジ
は、ケースには外周壁と磁気ディスクメディアの外周に
沿う内壁を設け、この外周壁と内壁との間に金属コイル
ばねによるシャッターばねを収容するばね収納部を設
け、シャッター部材に上記シャッターばねの一端部を係
止する係止突起を設け、さらに、前記ケースのばね収納
部における前記内壁から、シャッター部材が閉状態にあ
るときの前記係止突起の位置に向けて延出形成した凸状
壁部を設置したことを特徴とするものである。
【0019】上記凸状壁部を形成したものでは、両端部
にフックを形成していないシャッターばねの端部を、そ
れぞれケースの係止突起とシャッター部材の係止突起と
に当接係止可能であり、シャッターばねを略U字状に撓
ませた状態でケースのばね収納部に挿入して両端部を解
放すると、シャッター部材側の端部がシャッター部材の
係止突部にうまく係止しない状態でも上記凸状壁部との
接触により、シャッター部材の係止突部に係止してシャ
ッターばねの端部が係止突部を越えて伸長して組み付け
不良が発生するのを阻止する。
【0020】なお、上記凸状壁部の先端位置はシャッタ
ー部材に設けられた係止突起の開閉移動を妨げない距離
だけ該係止突起先端から離間する一方、その間隙はシャ
ッターばねのコイル径より小さく形成するのが好まし
い。また、上記凸状壁部のシャッターばね側の側面は、
前記シャッター部材の係止突起の側面位置よりシャッタ
ーばね側に偏位するか同等位置に設けるのが好ましい。
さらに、前記凸状壁部は前記内壁に連結して設けられ、
そのシャッターばね側の側面は、シャッター部材の開閉
移動方向に対して直交する方向、または、シャッター部
材の係止突起の方向に傾斜して設けるのが好適である。
上記シャッターばねの端部が当接係止するケース側の係
止突起のシャッターばね側の側面形状を、ケースの前端
部がシャッター部材側の係止突起から離れるように傾斜
形成するのが好ましい。
【0021】本発明のさらに他の磁気ディスクカートリ
ッジは、ケースの外周壁と磁気ディスクメディアの外周
に沿う内壁との間に金属コイルばねによるシャッターば
ねを収容するばね収納部を設け、シャッター部材に上記
シャッターばねの一端部を係止する係止突起を設け、さ
らに、前記ケースのばね収納部に、前記シャッター部材
が開作動して前記シャッターばねが最大に撓んだ状態以
上に該シャッターばねがU字状に変形した際に、このシ
ャッターばねの中間部と接触し、シャッターばねの両端
部がそれぞれの係止突起から外れる方向への移動を阻止
する底部側位置規制部材を設けたことを特徴とするもの
である。
【0022】上記底部側位置規制部材は、シャッターば
ねの組み付け時その他の状態でシャッター部材が開作動
された状態より大きく変形された際に、このシャッター
ばねの両端部が係止突起から外れる方向へ該シャッター
ばねの移動を阻止することによってその係止状態を維持
する。
【0023】なお、上記底部側位置規制壁は、前記ばね
収納部の内壁に一部またはこれに連続して形成するのが
好適である。
【0024】本発明の他の磁気ディスクカートリッジ
は、シャッター部材にシャッターばねの一端部を係止す
る係止突起を設け、該係止突起に対して前記シャッター
ばねの一端部を、係止突起の近傍部分においてシャッタ
ー部材の開閉移動方向に略平行または傾斜した固定状態
に保持したことを特徴とするものである。
【0025】上記シャッターばねの一端部を固定保持す
ると、曲げ位置が比較的固定され、通常のねじりコイル
ばねと同様のばね特性を生じ、ばね形状差によるばね圧
特性の近似が行える。
【0026】なお、磁気ディスクカートリッジの組立時
にはシャッター部材にシャッターばねの一端部を固着し
た状態で行うのが好適である。また、上記シャッター部
材の係止突起へのシャッターばねの一端部は、挿入、圧
入、かしめ等によって固着するのが好ましい。上記シャ
ッター部材の係止突起は、該シャッター部材の一部を切
り起こして設けるか、シャッター部材とは別部材で形成
しシャッター部材に取り付けるようにしてもよい。
【0027】
【発明の効果】上記のような本発明によれば、シャッタ
ーばねを金属コイルばねにより構成し、この金属コイル
ばねの撓み変形に伴う弾性力でシャッター部材を付勢す
るようにしたことにより、この金属コイルばねは撓み変
形時の形態の自由度が高く、ケース内の狭い空間に対し
てもそのスペースの形状に対応した形態で収納可能とな
り、その直線状態に戻ろうとする弾性力によって両端部
を係止したケースとシャッター部材とを離間させるよう
な付勢力が作用し、シャッター部材を閉方向に付勢する
ことができ、シャッター部材の摺動範囲の拡大に対して
ストロークの大きいシャッターばねを構成することがで
き、例えば、防塵性を高めた記録容量の大きい磁気ディ
スクカートリッジを下位互換性を確保しつつ得ることが
可能となる。
【0028】特に、ケース内にシャッターばねの変形形
状を規定する壁部を設けたものでは、前記シャッターば
ねの変形自由度の増大と共に、シャッターばねの収納ス
ペースの確保が容易となる。
【0029】また、ケースのばね収納部における内壁か
ら閉位置のシャッター部材の係止突起に向けて延出した
凸状壁部を設置したものでは、シャッターばねを略U字
状に撓ませた状態でケースのばね収納部に挿入して両端
部を解放した際に、上記凸状壁部の存在により、両端部
がそれぞれケースおよびシャッター部材の係止突部に確
実且つ良好に係止して組み付け性を確保できる。
【0030】さらに、ケースのばね収納部に底部側位置
規制部材を設けたものでは、シャッターばねがU字状に
大きく変形された際に接触して、このシャッターばねの
両端部が係止突起から外れる方向への移動を阻止し、そ
の係止状態を維持してシャッター部材の良好な開閉作動
を確保することができる。
【0031】さらにまた、シャッターばねの一端部をシ
ャッター部材の係止突起に固定保持するようにしたもの
では、金属コイルばねによるシャッターばねのばね特性
を従来のねじりコイルばねによるものと近似させること
ができ、同様のシャッター部材開閉特性が得られる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態に基
づいて本発明を詳細に説明する。
【0033】<第1の実施の形態>図1は本例の磁気デ
ィスクカートリッジの底面図、図2は下シェルの内面
図、図3はその要部拡大図である。
【0034】磁気ディスクカートリッジ1は、例えばア
クリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体のよう
な合成樹脂から形成されたケース2(ハードケース)内
に、センターコア5が回転自在に保持され、このセンタ
ーコア5に、中央円孔を有する磁気ディスクメディア6
が貼着されている。この磁気ディスクメディア6は、フ
レキシブルなポリエステルシート等からなる円盤状のベ
ースの両面に磁性体層が形成されたものである。
【0035】ケース2は上下2つのシェルハーフが蓋合
わせ状に固着されてなるものであり、このケース2の下
面(下シェル)の中心部には前記センターコア5が露出
する磁気ディスクメディア駆動用のスピンドル孔21が
円形状に開口され、このケース2の上面および下面には
磁気ヘッド挿入用開口22(上面については図示せず)
が矩形状に設けられている。さらに、上記ケース2に
は、上記磁気ヘッド挿入用開口22を開閉するために、
図中左右方向の開閉方向に滑動自在とされたシャッター
部材3が組み付けられ、その摺動範囲のケース2の表面
には浅い摺動溝24が形成されている。
【0036】前記シャッター部材3は金属製で、例えば
ステンレス鋼板もしくはアルミニウム板から断面略コ字
状に形成されたもので、ケース2前方の上下面を覆う上
下面板部31が、ケース前端面を覆う連結部33によっ
て連結されている。また該シャッター部材3の上下面板
部31には開口34が設けられ、ケース2の磁気ヘッド
挿入用開口22を開閉する。
【0037】上記シャッター部材3の開口34は、シャ
ッター部材3が閉状態にあるとき、前記磁気ヘッド挿入
用開口22から外れる位置に設けられている。したがっ
て、常時は各磁気ヘッド挿入用開口22がシャッター部
材3によって閉じられ、そこからゴミ等の異物がケース
2内に侵入することが防止される。
【0038】なお、上記シャッター部材3によってケー
ス2のスピンドル孔21についても開閉するように下面
板部31を中心側に延長形成するようにしてもよい。
【0039】前記ケース2の内面には、外周部分に側壁
となる外周壁2aが、隅角部分には斜めに内壁2bが設
けられ、この内壁2bの中心側に前記磁気ディスクメデ
ィア6が収納され、外側の略三角形空間に配置された接
合突起2cで上下シェルが接合されると共に、前側の一
方の外周壁2aと内壁2bとの間における三角形空間が
後述のシャッターばね4を収納するばね収納部2dとな
っている。
【0040】上記シャッター部材3を閉方向に付勢する
シャッターばね4は、図4に示すように、密着巻きされ
少し湾曲形状とされた金属コイルばね41で構成され、
その両端部にはフック42,43が設けられ、その一端
のフック42が前記ケース2の係止突起25(図3参
照)に、他端のフック43が前記シャッター部材3の連
結部3に形成された係止突起35(図3参照)に係止さ
れ、金属コイルばね41のほぼ中央部の撓み変形に伴う
弾性力でシャッター部材3を付勢するように設けられて
いる。
【0041】上記のようなシャッターばね4は、金属コ
イルばね41が密着巻きされていることで引っ張り初張
力が強く設けられ、このシャッターばね4が図4に鎖線
で示すように中央部から略全体を連続的に撓み変形させ
ると、実線で示す初期状態に戻ろうとする矢印のような
弾性力が発生する。そして、前記シャッター部材3が磁
気ヘッド挿入用開口22を閉止している図2の状態で
は、シャッターばね4は内側の角度が広いU字状に設置
され、シャッター部材3の開動作に伴って内側の角度が
小さくなるように変形して、前述の直線状態に戻ろうと
する弾性力によってシャッター部材3を閉方向に付勢す
る。
【0042】また、前記ケース2のシャッターばね収納
部2dには、シャッター部材3の開放動作に伴う変形状
態のシャッターばね4の収納スペースに沿ってその変形
形状を規定する規制壁部11が外周壁2aに沿ってやや
斜めに形成されている。
【0043】上記のような磁気ディスクカートリッジ1
では、金属コイルばねによるシャッターばね4を使用し
たことで、撓み変形時の形態の自由度が高く狭いばね収
納部2dに対してもそのスペースの形状に対応した形態
で収納可能となり、その直線状態に戻ろうとする弾性力
によってシャッター部材3を閉方向に付勢する力が作用
する。
【0044】次に、図5には他の実施の形態によるシャ
ッターばね4を示し、図4におけるものではフック4
2,43はコイルばね41の軸線上に設けているが、こ
の例では、フック42,43をコイルばね41の軸線か
らオフセットして設けている。この構造によればシャッ
ター部材3の移動に対するフック42,43の変位によ
るコイルばね41の変形が容易となる。上記フック4
2,43のオフセット位置は、具体的には設計あるいは
使用条件により適宜選択すればよい。
【0045】上記のような実施の形態では、シャッター
ばね4を、シャッター部材3が閉状態にあるときには若
干の曲げ状態、開状態になるにつれて、その全体が連続
的に曲げ変形する形態として説明したが、本願発明にな
るシャッターばね4は、前述したねじりコイルばねの線
ばね部や、図12に示すようなシャッターばねaにおけ
る腕部cを有さない構造であるから、その変形は連続的
である必要はなく、上述のごとく、磁気ディスクメディ
ア6を収納するケース2に設けた、シャッターばね4の
変形を規定する規制壁部11の形状、位置等に応じて、
自在に変形できるものであることは言うまでもなく、ま
た、シャッター部材3が閉状態にあるときは、コイルば
ね41は直線状態であってもよい。
【0046】なお、前記シャッターばね4のコイルばね
41を構成する金属線は、その直径が一定である必要は
なく、積極的に曲げ変形させたい部分の直径のみを、他
の部分より細く設けてもよい。また、コイルばね自体の
外径寸法も一定である必要はなく、積極的に曲げ変形さ
せたい部分のみの外径を、他の部分より小さくしてもよ
い。これら、金属線の直径、コイルばねの外径寸法等
も、設計あるいは使用条件により適宜選択すればよい。
【0047】<第2の実施の形態>図6は本例の磁気デ
ィスクカートリッジの下シェルの要部内面図、図7はそ
の一部拡大図である。本例のシャッター部材3を閉方向
に付勢するシャッターばね4は、両端部にフックを有し
ていない密着巻きされた金属コイルばねで構成され、シ
ャッター部材3が図示の閉位置に移動している状態にお
いても湾曲した形態でケース2のばね収納部に配置さ
れ、シャッター部材3を閉方向に付勢している。
【0048】上記シャッターばね4の一端部4aはケー
ス2のばね収納部2dの前端隅角部の係止突起25に当
接係止する一方、シャッターばね4の他端部4bはシャ
ッター部材3の連結部33の内面に突設された係止突起
35に当接係止している。
【0049】さらに、前記ケース2のばね収納部2dの
内部には、内壁2bから、シャッター部材3が閉状態に
あるときの該シャッター部材3の係止突起35に向けて
延出形成された凸状壁部12が設けられている。
【0050】上記凸状壁部12の形成により、前記シャ
ッター部材3の係止突起35の周囲にはシャッターばね
4の他端部4bが挿入される隙間が形成されないように
なっている。つまり、前記凸状壁部12の端面12aの
突出量すなわち係止突起35の先端との間隙d(図7参
照)は、シャッター部材3の開閉動作を妨げない距離だ
け離間して係止突起35の移動と干渉しないようにする
と共に、その間隙dはシャッターばね4のコイル外径よ
り小さくなるように設定されている。
【0051】また、前記凸状壁部12のシャッターばね
4側の側面12bは、図7に実線で示すものはシャッタ
ー部材3の開閉方向に直交する面で形成され、この側面
12bがシャッター部材3の係止突起35の係止面35
aよりシャッターばね4側に偏位するか、または同等位
置にあって反対側にはずれないように設定されている。
【0052】なお、上記凸状壁部12のシャッターばね
4側の側面12bは、図7に鎖線で示すように、シャッ
ター部材3の係止突起35の方向に向けて傾斜した傾斜
面(曲面でもよい)に形成されて、この部分に当接した
シャッターばね4の端部4bが係止突起35の方向に移
動するように設けてもよい。
【0053】また、前記シャッター部材3の係止突起3
5の幅(ケース2の厚み方向の長さ)が小さく、この係
止突起35と両側のケース内面との間に、シャッターば
ね4が挿入可能な間隙が形成される場合には、前記凸状
壁部12は係止突起35の先端に対向して突設されると
共に、ケース内面から係止突起35の上下面に向けて前
記間隙dと同様の間隙で対向するように突設してもよ
い。
【0054】また、前記シャッターばね4の一端部4a
を係止するケース2側の係止突起25は、ケース2の前
端側部分にシャッターばね4の端部4aが係止するよ
う、係止突起25の係止面を傾斜面(曲面でもよい)に
設けるようにしてもよい。
【0055】本例においては、前記シャッターばね4の
組み込みは、このシャッターばね4の両端4a,4bを
押圧してU字状に撓ませた状態で、ケース2の前端開口
部から前記ばね収納部2d内に挿入し、この状態で両端
4a,4bを解放することで、シャッターばね4は両端
が広がる方向に移動して、一端4aをケース2の係止突
起25に他端4bをシャッター部材3の係止突起35に
それぞれ当接係止させてなり、シャッター部材3を閉方
向に付勢するように組み付ける。その際、前記凸状壁部
12の形成により、シャッターばね4の端部4bがシャ
ッター部材3の係止突起35より磁気ヘッド挿入用開口
22側に入り込むことがなく、この凸状壁部12に当接
したものも係止突起35側に移動して係止する。
【0056】つまり、上記のようにシャッターばね4の
両端4a,4bを撓めてU字状として組み付ける場合
に、一端4aはケース2の係止突起25に係止するが、
他端4bはシャッター部材3の係止突起35に確実に係
止されないことがある。これは、シャッターばね4がU
字状に撓んだ状態から直線状態に戻るためにばね動作以
外に、直線状態に戻ろうとする伸長動作が同一タイミン
グで生じ、係止突起35に係止する以前に伸長動作によ
りばね先端部4bが直線的に移動して係止突起35を越
えて伸長する場合があり、前記凸状壁部12によりこれ
が防止でき、組み立てが確実に行える。
【0057】なお、本例のようにシャッターばね4の両
端部4a,4bを拘束しないで自由変形とすると、その
ばね特性は、曲げ位置が分散して構成されるため、後述
の図11に実線で示すように、シャッター部材3の位置
すなわち変形量に対する荷重の変化が少ないコンスタン
トフォースの特性となる。
【0058】<第3の実施の形態>本例は図8に示すよ
うに、シャッターばね4の最大変位状態での係止突起2
5,35からの外れを防止する底部側の位置規制部材1
3を設置した例である。
【0059】本例も第2の実施の形態と同様に、金属コ
イルばねによるシャッターばね4は、両端部が自由状態
で一端部4aがケース2の係止突起25に、他端部4b
がシャッター部材3の係止突起35にそれぞれ当接係止
して、シャッター部材3を閉方向に付勢するものであ
る。
【0060】そして、ケース2の外周壁2aと内壁2b
との間に形成されたばね収納部2dの内部には、前記シ
ャッター部材3が開作動して、図8に実線で示すよう
に、前記シャッターばね4が最大に撓んだ状態よりさら
に該シャッターばね4がU字状に変形した際に、このシ
ャッターばね4の中間部と接触する底部側位置規制部材
13が設けられている。この底部側位置規制部材13
は、前記内壁2bに連続して略シャッター部材3の開閉
方向と平行に設けられ、その設置位置はばね収納部2d
の奥部で、これに接触したシャッターばね4の両端部4
a,4bがそれぞれの係止突起25,35から外れる方
向への移動、すなわちケース2の前端部から後方に離れ
る方向への移動を阻止するように設けられている。
【0061】本例においては、シャッターばね4の組み
付け時その他の状態で、シャッター部材3が開作動され
た状態(図8の実線)よりシャッターばね4がさらに大
きく変形された際に、その両端部4a,4bは単に係止
突起25,35に当接しているだけで、しかも、シャッ
ターばね4の撓みが初期のU字形状より略C字形状に変
化すると、係止突起25,35に係止保持できず係止突
起25,35より離間し外れてしまうことがあるのを、
前記底部側位置規制部材13の形成により、シャッター
ばね4の端部4a,4bが係止突起25,35から外れ
る方向への移動を阻止することによってその係止状態を
維持して、安定したシャッター部材3の開閉作動を得る
ことができる。
【0062】なお、上記底部側位置規制部材13は、前
記内壁2bに連続しない壁状またはピン状に形成しても
よく、また、前記第2の実施の形態における凸状壁部1
2と並設してもよい。
【0063】<第4の実施の形態>本例は図9,図10
に示すように、シャッターばね4の一方の端部4bをシ
ャッター部材3に固定保持するようにして、ばね変形特
性を変更した例である。
【0064】金属コイルばねによるシャッターばね4の
一端部4aは前例と同様にケース2に設けられた係止突
起25に当接係止される。一方、このシャッターばね4
の他端部4bは、シャッター部材3に設けられた鍵状の
係止突起36に対して、固定状態に保持されている。そ
して、この係止突起36による固定保持により、シャッ
ターばね4の他端部4bの近傍部分は、シャッター部材
3の開閉移動方向に略平行となるように保持されてい
る。
【0065】このシャッターばね4の一端部4bの固定
保持により、シャッターばね4の形状はU字状部分の変
形が大きくなり、シャッター部材3が開方向に移動して
シャッターばね4が撓み変形した際には、図10に示す
ように、S字形状に近似してくる。
【0066】上記シャッター部材3の係止突起36は、
該シャッター部材3の一部を切り起こして設け、この係
止突起36へのシャッターばね4の一端部4bの固着
は、挿入、圧入、かしめ等によって行う。また、シャッ
ター部材3をケース2に組み付ける場合には、このシャ
ッター部材3にシャッターばね4の一端部4bを固着し
た状態で行う。これにより組み込み適正を向上できる。
【0067】なお、上記シャッターばね4の固定保持部
分は、シャッター部材3の開閉方向に対して傾斜して保
持するようにしてもよい。また、上記シャッター部材3
の係止突起36は、シャッター部材3とは別部材で形成
し、シャッター部材3に取り付けるようにしてもよい。
【0068】本例においては、シャッターばね4の一端
部4bをシャッター部材3の係止突起36に固定保持し
ていることで、曲げ位置が比較的固定され、図11に鎖
線で示すように、通常のねじりコイルばね(破線)と同
様のばね特性を生じ、ばね形状差によるばね圧特性を近
似することができる。つまり、ねじりコイルばね(破
線)は、シャッター部材3が閉位置から開位置に変化す
る、すなわち変形量が増大するのに対して、荷重が増大
するように変化するものであり、前記第2および第3の
実施の形態のように両端を自由としたコイルばね(実
線)によるものでは変位量に対する荷重の変化が少ない
コンスタントフォースの特性となるのに対し、本例のよ
うに一端部を固定保持したコイルばね(鎖線)では変形
量に対して荷重が変化する特性となり、シャッター部材
3が閉状態の時には荷重が小さく、開状態となると荷重
が大きくなるという通常のねじりコイルばねの特性に近
似し、同一の使用条件で用いることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による磁気ディスク
カートリッジを示す底面図
【図2】図1の磁気ディスクカートリッジの下シェルの
内面図
【図3】図2の要部拡大図
【図4】図1のシャッターばねの詳細図
【図5】他のシャッターばねの詳細図
【図6】本発明の第2の実施の形態による磁気ディスク
カートリッジの下シェルの要部内面図
【図7】図6の要部拡大図
【図8】本発明の第3の実施の形態による磁気ディスク
カートリッジの下シェルの要部内面図
【図9】本発明の第4の実施の形態による磁気ディスク
カートリッジの下シェルの要部内面図
【図10】図9のシャッター部材の開作動状態を示す同
内面図
【図11】シャッターばねの形態とばね特性との関係を
示す特性図
【図12】従来のシャッターばねの一例を示す正面図
【符号の説明】
1 磁気ディスクカートリッジ 2 ケース 2a 外周壁 2b 内壁 2d ばね収納部 3 シャッター部材 4 シャッターばね 6 磁気ディスクメディア 11 規制壁部 12 凸状壁部 13 位置規制部材 21 スピンドル孔 22 磁気ヘッド挿入用開口 25 係止突起 31 面板部 33 連結部 34 開口 35,36 係止突起 41 金属コイルばね

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円盤状の磁気ディスクメディアをケース
    内に回転可能に収容すると共に、このケースに開口する
    磁気ヘッド挿入用開口と、この開口を保存時に閉止し記
    録再生時に開放するシャッター部材とが設けられてなる
    磁気ディスクカートリッジにおいて、 前記シャッター部材は前記磁気ヘッド挿入用開口を閉止
    する方向に付勢されるシャッターばねを有し、 上記シャッターばねは、その一端が前記ケースに、他端
    が前記シャッター部材の一部に係止された金属コイルば
    ねにより構成され、金属コイルばねの撓み変形に伴う弾
    性力でシャッター部材を付勢することを特徴とする磁気
    ディスクカートリッジ。
  2. 【請求項2】 前記ケースには外周壁と前記磁気ディス
    クメディアの外周に沿う内壁とが形成され、上記外周壁
    と内壁との間に前記金属コイルばねによるシャッターば
    ねを収容するばね収納部が設けられ、 前記シャッター部材に上記シャッターばねの一端部を係
    止する係止突起が設けられ、前記ケースのばね収納部に
    おける前記内壁から、シャッター部材が閉状態にあると
    きの前記係止突起の位置に向けて延出形成された凸状壁
    部が設置されたことを特徴とする請求項1に記載の磁気
    ディスクカートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記ケースには外周壁と前記磁気ディス
    クメディアの外周に沿う内壁とが形成され、上記外周壁
    と内壁との間に前記金属コイルばねによるシャッターば
    ねを収容するばね収納部が設けられ、 前記シャッター部材に上記シャッターばねの一端部を係
    止する係止突起が設けられ、前記ケースのばね収納部
    に、前記シャッター部材が開作動して前記シャッターば
    ねが最大に撓んだ状態以上に該シャッターばねがU字状
    に変形した際に、このシャッターばねの中間部と接触
    し、シャッターばねの両端部がそれぞれの係止突起から
    外れる方向への移動を阻止する底部側位置規制部材を設
    けたことを特徴とする請求項1に記載の磁気ディスクカ
    ートリッジ。
  4. 【請求項4】 前記シャッター部材に上記シャッターば
    ねの一端部を係止する係止突起が設けられ、該係止突起
    に対して前記シャッターばねの一端部が、係止突起の近
    傍部分においてシャッター部材の開閉移動方向に略平行
    または傾斜した固定状態に保持されていることを特徴と
    する請求項1に記載の磁気ディスクカートリッジ。
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