JPH11257897A - 誘導飛しょう体 - Google Patents

誘導飛しょう体

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JPH11257897A
JPH11257897A JP10065431A JP6543198A JPH11257897A JP H11257897 A JPH11257897 A JP H11257897A JP 10065431 A JP10065431 A JP 10065431A JP 6543198 A JP6543198 A JP 6543198A JP H11257897 A JPH11257897 A JP H11257897A
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Hiroaki Matsuda
裕昭 松田
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    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
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    • G05D1/12Target-seeking control

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誘導飛しょう体の弾頭の起爆において、レー
ダ受信波を目標の近傍まで継続的に受信しなくても弾頭
への起爆信号を出力できる方式を得る。 【解決手段】 目標の距離と飛しょう体から見た目標の
方向を測定し、目標の飛しょう経路を推定するととも
に、一方で、誘導飛しょう体に搭載した慣性装置の慣性
情報により飛しょう経路を算出し、両方の飛しょう経路
から最接近時刻とその時の距離を推定する。さらに、あ
らかじめ記憶しておいた弾頭の有効威力範囲と前記最接
近時の距離とを比較し、最接近時の距離が有効威力範囲
内であれば、別途、あらかじめ記憶しておいた弾片の飛
散速度をもとに最適起爆タイミングを算出し弾頭を起爆
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は目標物体に向かっ
て飛しょうし、目標物体を破壊する誘導飛しょう体の改
良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】まず図11によって従来の誘導飛しょう
体について説明する。図において55は誘導飛しょう
体、4はレーダ送信波、5は目標物体、6はレーダ受信
波、56は近接信管送信波、57は近接信管受信波であ
る。
【0003】前記構成において、誘導飛しょう体55は
目標物体5に向かってレーダ送信波4を送信し、目標物
体5によって反射されるレーダ送信波4をレーダ受信波
6として受信する。誘導飛しょう体55はレーダ受信波
6を常に受信しながら翼を操作して目標物体5に接近す
る。
【0004】同時に誘導飛しょう体55はレーダ送信波
4とは周波数の異なる微弱な電波を近接信管送信波56
として送信しており、誘導飛しょう体55が目標物体5
に接近したとき反射波が近接信管受信波57として受信
される。誘導飛しょう体55は近接信管受信波57をト
リガとして誘導飛しょう体55に内蔵している弾頭を爆
発させ目標物体5を破壊する。以上が誘導飛しょう体の
作用である。
【0005】次に従来の誘導飛しょう体の具体的な構
成、動作について説明する。図12は従来の誘導飛しょ
う体の構成図であり、1はレーダ送信機、2は送受切換
器、3はレーダアンテナ、7はレーダ受信機、8は角度
誤差検出回路、9はアンテナ駆動装置、10はオートパ
イロット、11は慣性装置、12は操舵装置、13は
翼、24は起爆信号発生回路、25は弾頭、58は周波
数ミキサ、59は検波器、60は近接信管、61は近接
信管送信アンテナ、62は送信機、63は近接信管受信
アンテナ、64は受信機、65は目標近接検出回路であ
る。
【0006】次に図11、図12によって動作について
説明する。図12のレーダ送信機1から出力される高周
波電力は送受切換器2を通ってレーダアンテナ3に給電
され、図11のレーダ送信波4となって目標物体5に向
かって放射される。このレーダ送信波4は目標物体5に
よって反射されレーダ受信波6となり、レーダアンテナ
3で受信される。レーダアンテナ3はレーダ受信波6を
電気信号に変換し、送受切換器2を経てレーダ受信機7
に送る。レーダ受信機7はこの電気信号を増幅して角度
誤差検出回路8と周波数ミキサ58に出力する。角度誤
差検出回路8はこの電気信号を受けて目標に対するレー
ダアンテナの角度誤差を検出し、角度誤差がゼロとなる
ように制御信号をアンテナ駆動装置9に出力し、レーダ
アンテナ3を目標物体5の方向に角度追尾させる。
【0007】さらに角度誤差検出回路8の制御信号はオ
ートパイロット10へも送られる。一方慣性装置11で
は誘導飛しょう体の慣性情報である角速度、加速度を計
測しており、オートパイロット10では前記制御信号と
前記慣性信号に基づいて誘導飛しょう体が目標物体5に
向かって飛しょうするように操舵指令を操舵装置12に
送る。操舵装置12は翼13を操舵指令に基づき制御す
る。このようにして誘導飛しょう体のレーダアンテナ3
は常に目標物体5の方向に制御され、誘導飛しょう体は
翼13の制御によって目標物体5の方向に飛翔する。
【0008】また、周波数ミキサ58ヘ送られるレーダ
受信機7の受信信号は周波数ミキサ58でレーダ送信機
1のレーダ送信周波数と周波数比較され、両者の周波数
差がドプラ周波数として検波器59に送られる。検波器
59は前記ドプラ周波数を直流電圧に変換し、急激な周
波数変化を検出して最接近信号を起爆信号発生回路24
に送る。前記ドップラ周波数は誘導飛しょう体と目標物
体5の接近速度を表しており、誘導飛しょう体が目標物
体5に接近し近傍を通過する瞬間に正の値から負の値へ
と急激に変化する特性がある。
【0009】一方、近接信管60の送信機62はレーダ
送信波4とは周波数の異なる微弱電波を近接信管送信ア
ンテナ61から近接信管送信波56として放射する。近
接信管送信波56は微弱であるので誘導飛しょう体が目
標物体5に接近したときにのみ近接信管受信波57が目
標物体5から反射され、近接信管受信アンテナ63で受
信される。受信機64は近接信管受信アンテナ63の受
信した電波を増幅し近接信号として目標近接検出回路6
5に送る。目標近接検出回路65は受信機64からの近
接信号の強さがあらかじめ定めた一定値以上になったと
き目標物体5を検出したことを示す検出信号を起爆信号
発生回路24に送る。起爆信号発生回路24は検波器5
9からの最接近信号と目標近接検出回路65からの検出
信号の両者が得られたとき弾頭25を爆発させる起爆信
号を出し、弾頭25を爆発させる。弾頭25は多数の弾
片を爆発により周辺に放出する。この弾片は目標物体5
に当り、目標物体5を破壊する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の誘導飛しょう体
は以上のように構成されており、弾頭を起爆するタイミ
ングを主としてレーダ送信波とレーダ受信波から得られ
るドッブラ周波数の急変により決めている。一方、ドッ
プラ周波数の急変は目標の極めて近傍まで誘導した際に
のみ発生する。従って、ドップラ周波数の急変が発生す
る直前まで良好に目標に向けて誘導してきており、その
まま直進すれば弾頭の有効威力範囲内を通過できるよう
な場合においても、何らかの理由によってレーダ受信波
の受信ができなくなった場合には弾頭が起爆できないと
いう課題があった。
【0011】この発明は前記のような課題を解決し、誘
導飛しょう体が目標を有効に破壊する確率を向上させる
ことのできる誘導飛しょう体を得ることを目的としてい
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る誘導飛
しょう体は、まず、送信したレーダ送信波の送信時刻と
前記レーダ送信波の目標からの反射波を受信した時刻と
の差及びその間に誘導飛しょう体が移動した距離から誘
導飛しょう体と目標との距離を測定し、前記誘導飛しょ
う体と目標との距離と前記反射波を受信したレーダアン
テナの角度誤差情報及び誘導飛しょう体の現在の位置情
報から目標の現在の位置を算出し記憶する。次に、誘導
飛しょう体の現在の位置情報と現在の速度情報に基づき
自らの飛しょう経路を計算するとともに、記憶した目標
の位置情報の時系列データに基づき目標の飛しょう経路
を算出し、これらから、目標への最接近時刻及び最接近
時の距離を推定する。さらに、あらかじめ記憶している
弾頭の弾片の飛散速度と前記最接近時刻及び最接近時の
距離から、最接近時の距離を弾片の飛散速度で除した値
を最接近時刻から減じた弾頭の最適起爆タイミングを計
算し、最接近時の距離が弾頭の有効威力範囲内であれ
ば、前記最適起爆タイミングで弾頭を起爆させるもので
ある。
【0013】また、第2の発明に係る誘導飛しょう体
は、まず、誘導飛しょう体以外の送信用レーダアンテナ
からレーダ送信波を送信した時刻情報と、前記レーダ送
信波の目標からの反射波を受信した時刻との差、及びレ
ーダ送信波を送信した時刻における送信用レーダアンテ
ナの位置情報と、レーダ送信波を受信した時刻における
誘導飛しょう体の位置情報から誘導飛しょう体と目標と
の距離を推定する。次に、前記推定した誘導飛しょう体
と目標との距離と、前記反射波を受信したレーダアンテ
ナの角度誤差情報及び誘導飛しょう体の現在の位置情報
から目標の現在の位置を算出し記憶する。さらに、誘導
飛しょう体の現在の位置情報と現在の速度情報に基づき
自らの飛しょう経路を計算するとともに、記憶した目標
の位置情報の時系列データに基づき目標の飛しょう経路
を算出し、これらから、目標への最接近時刻及び最接近
時の距離を推定する。さらに、あらかじめ記憶している
弾頭の弾片の飛散速度と前記最接近時刻及び最接近時の
距離から、最接近時の距離を弾片の飛散速度で除した値
を最接近時刻から減じた弾頭の最適起爆タイミングを計
算し、最接近時の距離が弾頭の有効威力範囲内であれ
ば、前記最適起爆タイミングで弾頭を起爆させるもので
ある。
【0014】また、第3の発明に係る誘導飛しょう体
は、まず、目標へ向けて送信したレーザ送信波の送信時
刻と前記レーザ送信波の目標からの反射波を受信した時
刻との差及び誘導飛しょう体が前記送信時刻と前記受信
時刻の間に移動した距離から誘導飛しょう体と目標との
距離を測定する。次に、前記誘導飛しょう体と目標との
距離と前記反射波を受信したレーザ受光部の角度誤差情
報及び誘導飛しょう体の現在の位置情報から目標の現在
の位置を算出し記憶する。さらに、誘導飛しょう体の現
在の位置情報と現在の速度情報に基づき自らの飛しょう
経路を計算するとともに、記憶した目標の位置情報の時
系列データに基づき目標の飛しょう経路を算出し、これ
らから、目標への最接近時刻及び最接近時の距離を推定
する。さらに、あらかじめ記憶している弾頭の弾片の飛
散速度と前記最接近時刻及び最接近時の距離から、最接
近時の距離を弾片の飛散速度で除した値を最接近時刻か
ら減じた弾頭の最適起爆タイミングを計算し、最接近時
の距離が弾頭の有効威力範囲内であれば、前記最適起爆
タイミングで弾頭を起爆させるものである。
【0015】また、第4の発明に係る誘導飛しょう体
は、まず、複数の赤外線受光部で受信した目標の方向を
もとに三角測量の原理により誘導飛しょう体と目標との
距離を推定し記憶する。次に、前記誘導飛しょう体と目
標との距離と前記反射波を受信した赤外線受光部の角度
誤差情報及び誘導飛しょう体の現在の位置情報から目標
の現在の位置を算出し記憶する。さらに、誘導飛しょう
体の現在の位置情報の時系列データに基づき自らの飛し
ょう経路を計算するとともに、記憶した目標の位置情報
の時系列データに基づき目標の飛しょう経路を算出し、
目標への最接近時刻及び最接近時の距離を推定する。さ
らに、あらかじめ記憶している弾頭の弾片の飛散速度と
前記最接近時刻及び最接近時の距離から、最接近時の距
離を弾片の飛散速度で除した値を最接近時刻から減じた
弾頭の最適起爆タイミングを計算し、最接近時の距離が
弾頭の有効威力範囲内であれば、前記最適起爆タイミン
グで弾頭を起爆させるものである。
【0016】また、第5の発明に係る誘導飛しょう体
は、まず、複数の可視光センサで受信した目標の方向を
もとに三角測量の原理により誘導飛しょう体と目標との
距離を推定し記憶する。次に、前記誘導飛しょう体と目
標との距離と前記反射波を受信した可視光センサの角度
誤差情報及び誘導飛しょう体の現在の位置情報から目標
の現在の位置を算出し記憶する。さらに、誘導飛しょう
体の現在の位置情報の時系列データに基づき自らの飛し
ょう経路を計算するとともに、記憶した目標の位置情報
の時系列データに基づき目標の飛しょう経路を算出し、
目標への最接近時刻及び最接近時の距離を推定する。さ
らに、あらかじめ記憶している弾頭の弾片の飛散速度と
前記最接近時刻及び最接近時の距離から、最接近時の距
離を弾片の飛散速度で除した値を最接近時刻から減じた
弾頭の最適起爆タイミングを計算し、最接近時の距離が
弾頭の有効威力範囲内であれば、前記最適起爆タイミン
グで弾頭を起爆させるものである。
【0017】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
一実施例について説明する。図1は、この発明の実施例
1を示す誘導飛しょう体の構成図であり、図において、
1はレーダ送信機、2は送受切換器、3はレーダアンテ
ナ、7はレーダ受信機、8は角度誤差検出回路、9はア
ンテナ駆動装置、10はオートパイロット、11は慣性
装置、12は操舵装置、13は翼、14は距離検出回
路、15は距離記憶回路、16は首振り角記憶回路、1
7は目標位置算出回路、18は目標飛しょう経路推定回
路、19は誘導飛しょう体の飛しょう経路算出回路、2
0は最接近推定回路、21は起爆判定回路、22は固有
パラメータ記憶回路、23は最適起爆タイミング算出回
路、24は起爆信号発生回路、25は弾頭、26は慣性
情報記憶回路である。
【0018】次に前記実施例の動作を図1、図2により
説明する。図1のレーダ送信機1から出される高周波電
力は送受切換器2を通ってレーダアンテナ3に給電さ
れ、図2のレーダ送信波4となって目標物体5に向かっ
て放射される。このレーダ送信波4は目標物体5によっ
て反射されレーダ受信波6となり、レーダアンテナ3で
受信される。レーダアンテナ3はレーダ受信波6を電気
信号に変換し、送受切換器2を経てレーダ受信機7に送
る。レーダ受信機7はこの電気信号を増幅して角度誤差
検出回路8と距離検出回路14に出力する。角度誤差検
出回路8は角度誤差がゼロになるように制御信号をアン
テナ駆動装置9に出力し、レーダアンテナ3を目標物体
5の方向に角度追尾させる。
【0019】さらに角度誤差検出回路8の制御信号はオ
ートパイロット10へも送られる。一方慣性装置11で
は誘導飛しょう体の慣性情報である角速度、加速度を計
測するとともにそれらを適宜積分して誘導飛しょう体の
位置、姿勢角及び速度を計算しており、慣性情報記憶回
路26では慣性装置11で得られた誘導飛しょう体の位
置、姿勢角及び速度を記憶する。オートパイロット10
では前記制御信号と前記慣性信号に基づいて誘導飛しょ
う体が目標物体5との会合点に向かって飛しょうするよ
うに操舵指令を操舵装置12に送る。操舵装置12は翼
13を操舵指令に基づき制御する。このようにして誘導
飛しょう体のレーダアンテナ3は常に目標物体5の方向
に制御され、誘導飛しょう体は翼13の制御によって目
標物体5との会合方向に飛翔する。
【0020】一方、距離検出回路14では、レーダ送信
機1から出力された送信時刻、レーダ受信機7の受信信
号の到着時刻、及び慣性情報記憶装置26から得られる
送信時刻から受信時刻までに誘導飛しょう体が移動した
距離から誘導飛しょう体と目標との距離を算出され、距
離記憶回路15に記憶される。また、アンテナ駆動装置
9のアンテナ首振り角は首振り角記憶回路16で記憶さ
れる。ここで、慣性情報記憶装置26に記憶された誘導
飛しょう体の現在の位置及び姿勢角と、距離記憶回路1
5中の誘導飛しょう体と目標との距離、及び首振り角記
憶回路16中の首振り角は目標位置算出回路17に送ら
れ、目標位置算出回路17の中で目標の現在の位置が幾
何学的に算出され、目標飛しょう経路推定回路18に送
られる。
【0021】次に図2において、目標の飛しょう経路の
推定方法を説明する。誘導飛しょう体の時刻1における
位置を(xm1、ym1、zm1)、誘導飛しょう体の時刻2
における位置を(xm2、ym2、zm2)、時刻1と時刻2
との差が小さい場合には誘導飛しょう体の速度は一定で
あると仮定できvm (lm 、mm 、nm )と表わせる。
また、同様に、目標の時刻1における位置を(xt1、y
t1、zt1)、目標の時刻2における位置を(xt2
t2、zt2)、目標の速度をvt (lt 、mt 、nt
とする。空間上の2点が決まればその2点を通る直線は
一本しか存在しないため、飛しょう経路推定回路18の
中では2つの時刻の目標の位置(xt1、yt1、zt1)及
び(xt2、yt2、zt2)をもとに式(1)により目標の
飛しょう経路を推定する。
【0022】
【数1】
【0023】一方、慣性情報記憶装置26の誘導飛しょ
う体の位置は誘導飛しょう体の飛しょう経路算出回路1
9に送られ、誘導飛しょう体の時刻2における位置(x
m2、ym2、zm2)及び速度ベクトルvm (lm 、mm
m )をもとに式(2)を用いて飛しょう経路を算出す
る。
【0024】
【数2】
【0025】目標飛しょう経路推定回路18で推定され
た目標の飛しょう経路と誘導飛しょう体の飛しょう経路
算出回路19で算出された誘導飛しょう体の飛しょう経
路は最接近推定回路20へ送られる。最接近推定回路2
0では目標及び誘導飛しょう体の飛しょう経路をもとに
式(3)から(12)により誘導飛しょう体が目標へ最
接近する時刻tclosest を推定するとともに、式(1
3)により最接近の時の誘導飛しょう体と目標との距離
closest を推定する。
【0026】
【数3】
【0027】
【数4】
【0028】最接近推定回路20で推定した誘導飛しょ
う体が目標へ最接近する時刻tclos est 及び最接近の時
の誘導飛しょう体と目標との距離Rclosest は起爆判定
回路21へ送られる。起爆判定回路21では、固有パラ
メータ記憶回路22から送られた弾頭の有効威力範囲と
前記最接近の時の誘導飛しょう体と目標との距離Rcl
osest を比較し、弾頭の有効威力範囲内を目標が通過す
る見込みであるかどうかを判断する。前記判断の結果、
弾頭の有効威力範囲内を目標が通過する見込みであれ
ば、前記誘導飛しょう体が目標へ最接近する時刻t
closest 及び前記最接近の時の誘導飛しょう体と目標と
の距離Rclosest を最適起爆タイミング算出回路23へ
送る。
【0029】最適起爆タイミング算出回路23では前記
誘導飛しょう体が目標へ最接近する時刻tclosest 、前
記最接近の時の誘導飛しょう体と目標との距離R
closest 及び固有パラメータ記憶回路22から送られた
弾頭の弾片速度vf 及び弾片の拡がり方をもとに弾頭の
最適起爆タイミングtdetonateを計算し、起爆信号発生
回路24へ送る。最適起爆タイミングtdetonateの算出
方法の一例として、弾片の拡がりがなく、弾片速度vf
のみを考慮した場合の算出式を式(14)に示す。
【0030】
【数5】
【0031】起爆信号発生回路24は前記最適起爆タイ
ミングtdetonateに達したら弾頭25に起爆信号を送
る。弾頭25は起爆信号発生回路24から起爆信号を受
け取った際に起爆し、目標を破壊する。
【0032】なお、この実施の形態1では距離記憶回路
15、首振り角記憶回路16、目標位置算出回路17、
目標飛しょう経路推定回路18、誘導飛しょう体飛しょ
う経路算出回路19、最接近推定回路20、起爆判定回
路21、固有パラメータ記憶回路22、最適起爆タイミ
ング算出回踏23、及び慣性情報記憶回路26は説明の
ために別々の回路であるかのように記述しているが、こ
れらはひとつの計算機上のソフトウェアとして記述する
ことも可能であり、この実施の形態1と同じ効果が得ら
れる。
【0033】また、この実施の形態1では目標の飛しょ
う経路の推定を2つの時系列の目標の位置から算出した
例を示したが、3つ以上の目標位置から例えば最小自乗
法近似を使用したりカルマンフィルタを使用して飛しょ
う経路を推定することも可能であり、この場合において
もこの実施の形態1と同じ効果が得られる。
【0034】さらに、この実施の形態1では誘導飛しょ
う体の飛しょう経路の推定を現在の誘導飛しょう体の位
置と速度から算出しているが、2つの時系列の誘導飛し
ょう体の位置から算出してもこの実施の形態1と同じ効
果が得られることは言うまでもない。
【0035】実施の形態2.実施の形態1では誘導飛し
ょう体が自ら目標へ向けてレーダ送信波を送信していた
が、この実施の形態では、誘導飛しょう体以外に設置さ
れた誘導用アンテナから目標へ向けてレーダ送信波を送
信する。図3はこの発明の実施例を示す誘導飛しょう体
の構成図であり、図において、28は誘導用レーダアン
テナ、29は誘導用レーダ受信機、30は基準用レーダ
アンテナ、31は基準用レーダ受信機であり、その他は
実施の形態1と同じである。
【0036】次に前記実施例の動作を図3、図4により
説明する。図4の誘導飛しょう体以外に設置された誘導
用アンテナ27から目標へ向けてレーダ送信波4を送信
する。このレーダ送信波4は目標物体5によって反射さ
れレーダ受信波6となり、誘導用レーダアンテナ28で
受信される。誘導用レーダアンテナ28はレーダ受信波
6を電気信号に変換し、誘導用レーダ受信機29に送
る。誘導用レーダ受信機29はこの電気信号を増幅して
角度誤差検出回路8と距離検出回路14に出力する。角
度誤差検出回路8は角度誤差がゼロになるように制御信
号をアンテナ駆動装置9に出力し、誘導用レーダアンテ
ナ28を目標物体5の方向に角度追尾させる。
【0037】さらに角度誤差検出回路8の制御信号はオ
ートパイロット10へも送られる。一方慣性装置11で
は誘導飛しょう体の慣性情報である角速度、加速度を計
測するとともにそれらを適宜積分して誘導飛しょう体の
位置、姿勢角及び速度を計算しており、慣性情報記憶回
路26では慣性装置11で得られた誘導飛しょう体の位
置、姿勢角及び速度を記憶する。オートパイロット10
では前記制御信号と前記慣性信号に基づいて誘導飛しょ
う体が目標物体5との会合点に向かって飛しょうするよ
うに操舵指令を操舵装置12に送る。操舵装置12は翼
13を操舵指令に基づき制御する。このようにして誘導
飛しょう体の誘導用レーダアンテナ28は常に目標物体
5の方向に制御され、誘導飛しょう体は翼13の制御に
よって目標物体5との会合方向に飛翔する。
【0038】一方、図4の誘導飛しょう体以外に設置さ
れた通信用アンテナ32からは誘導飛しょう体へ向けて
送信波4を送信した時刻、その時の通信用アンテナ32
の位置及び速度を通信波33として送信する。通信波3
3は誘導飛しょう体の基準用レーダアンテナ30で受信
する。基準用レーダアンテナ30はレーダ通信波33を
電気信号に変換し、基準用レーダ受信機31に送る。
【0039】慣性情報記憶装置26の中の誘導飛しょう
体の慣性情報、誘導用レーダ受信機29で受信した受信
信号、及び基準用誘導用レーダ受信機31で受信した受
信信号は距離検出回路14に送られ、送信波4の送信さ
れた時刻、送信波4を送信した時刻の基準用レーダアン
テナ30の位置と速度、目標からの反射波6を受信した
時刻、及び目標からの反射波6を受信した時刻における
誘導飛しょう体の位置から誘導飛しょう体と目標との距
離を算出し、距離記憶回路15に記憶される。
【0040】また、アンテナ駆動装置9のアンテナ首振
り角は首振り角記憶回路16で記憶される。ここで、慣
性情報記憶装置26に記憶された誘導飛しょう体の現在
の位置及び姿勢角、距離記憶回路15中の誘導飛しょう
体と目標との距離及び首振り角記憶回路16中の首振り
角は目標位置算出回路17に送られ、目標位置算出回路
17の中で目標の現在の位置が幾何学的に算出され、目
標飛しょう経路推定回路18に送られる。以下の動作は
実施の形態1と同じである。
【0041】なお、この実施の形態2では距離記憶回路
15、首振り角記憶回路16、目標位置算出回路17、
目標飛しょう経路推定回路18、誘導飛しょう体飛しょ
う経路算出回路19、最接近推定回路20、起爆判定回
路21、固有パラメータ記憶回路22、最適起爆タイミ
ング算出回路23及び慣性情報記憶回路26は説明のた
めに別々の回路であるかのように記述しているが、これ
らはひとつの計算機土のソフトウェアとして記述するこ
とも可能であり、この実施の形態2と同じ効果が得られ
る。
【0042】また、この実施の形態2では目標の飛しょ
う経路の推定を2つの時系列の目標の位置から算出した
例を示したが、3つ以上の目標位置から例えば最小自乗
法近似を使用したりカルマンフィルタを使用して飛しょ
う経路を推定することも可能であり、この場合において
もこの実施の形態2と同じ効果が得られる。
【0043】さらに、この実施の形態2では誘導飛しょ
う体の飛しょう経路の推定を現在の誘導飛しょう体の位
置と速度から算出しているが、2つの時系列の誘導飛し
ょう体の位置から算出してもこの実施の形態2と同じ効
果が得られることは言うまでもない。
【0044】実施の形態3.実施の形態1ではレーダ送
信波の送信時刻及び目標からの反射波の受信時刻の差で
誘導飛しょう体と目標との距離を算出したが、この実施
の形態ではレーダ送信波の送信時刻及び目標からの反射
波の受信時刻の差で誘導飛しょう体と目標との距離を算
出する。図5は、この発明の実施例を示す誘導飛しょう
体の構成図であり、図において、34はレーザの電源、
35は変調回路、36はレーザ発光素子、37はレーザ
送信波用レンズ、40はレーザ受光波用レンズ、41は
レーザ受光部、42はレーザ受信機、43は復調回路で
あり、その他は実施の形態1と同じである。
【0045】次に前記実施例の動作を図5、図6により
説明する。図5の電源34から出される高周波電力は変
調回路35に送られシステムに最適な変調を受ける。レ
ーザ発光素子36は変調回路35から送られた電気信号
をレーザに変えレーザ送信波用レンズ37の方向へ出力
される。レーザ送信波用レンズ37はレーザを収束し、
図6の目標物体5に向かってレーザ送信波38として放
射される。このレーザ送信波38は目標物体5によって
反射されレーザ受信波39となり、レーザ受信波用レン
ズ40で集光された後、レーザ受光部41で電気信号に
変換される。レーザ受信機42で増幅された電気信号は
復調回路43へと送られ復調される。復調回路にて復調
された電気信号は角度誤差検出回路8と距離検出回路1
4に出力される。角度誤差検出回路8は受光部駆動装置
44のレーザ受光部41の首振り角度をもとにレーザ受
信機42の受信信号の強さが最大になるように制御信号
を受光部駆動装置44に出力し、レーザ受光部41を目
標物体5の方向に角度追尾させる。
【0046】さらに角度誤差検出回路8の制御信号はオ
ートパイロット10へも送られる。一方慣性装置11で
は誘導飛しょう体の慣性情報である角速度、加速度を計
測するとともにそれらを適宜積分して誘導飛しょう体の
位置、姿勢角及び速度を計算しており、慣性情報記憶回
路26では慣性装置11で得られた誘導飛しょう体の位
置、姿勢角及び速度を記憶する。オートパイロット10
では前記制御信号と前記慣性信号に基づいて誘導飛しょ
う体が目標物体5との会合点に向かって飛しょうするよ
うに操舵指令を操舵装置12に送る。操舵装置12は翼
13を操舵指令に基づき制御する。このようにして誘導
飛しょう体のレーザ受光部41は常に目標物体5の方向
に制御され、誘導飛しょう体は翼13の制御によって目
標物体5との会合方向に飛翔する。
【0047】一方、距離検出回路14では、変調回路3
5から出力された送信時刻、レーザ受信機42の受信信
号の到着時刻、及び慣性情報記憶装置26から得られる
送信時刻から受信時刻までに誘導飛しょう体が移動した
距離から誘導飛しょう体と目標との距離が算出され、距
離記憶回路15に記憶される。また、受光部駆動装置4
4の受光部首振り角は首振り角記憶回路16で記憶され
る。ここで、慣性情報記憶装置26に記憶された誘導飛
しょう体の現在の位置及び姿勢角と、距離記憶回路15
中の誘導飛しょう体と目標との距離、及び首振り角記憶
回路16中の首振り角は目標位置算出回路17に送ら
れ、目標位置算出回路17の中で目標の現在の位置が幾
何学的に算出され、目標飛しょう経路推定回路18に送
られる。以下の動作は実施の形態1と同じである。
【0048】なお、この実施の形態3では距離記憶回路
15、首振り角記憶回路16、目標位置算出回路17、
目標飛しょう経路推定回路18、誘導飛しょう体飛しょ
う経路算出回路19、最接近推定回路20、起爆判定回
路21、固有パラメータ記憶回路22、最適起爆タイミ
ング算出回路23及び慣性情報記憶回路26は説明のた
めに別々の回路であるかのように記述しているが、これ
らはひとつの計算機上のソフトウェアとして記述するこ
とも可能であり、この実施の形態3と同じ効果が得られ
る。
【0049】また、この実施の形態3では目標の飛しょ
う経路の推定を2つの時系列の目標の位置から算出した
例を示したが、3つ以上の目標位置から例えば最小自乗
法近似を使用したりカルマンフィルタを使用して飛しょ
う経路を推定することも可能であり、この場合において
もこの実施の形態3と同じ効果が得られる。
【0050】さらに、この実施の形態3では誘導飛しょ
う体の飛しょう経路の推定を現在の誘導飛しょう体の位
置と速度から算出しているが、2つの時系列の誘導飛し
ょう体の位置から算出してもこの実施の形態3と同じ効
果が得られることは言うまでもない。
【0051】実施の形態4.実施の形態1ではレーダ送
信波の送信時刻及び目標からの反射波の受信時刻の差で
誘導飛しょう体と目標との距離を算出したが、この実施
の形態では赤外線受光部を複数設置し、複数の受光部で
検出した目標の方向の差から三角測量の原理を使用して
誘導飛しょう体から目標までの距離を算出するものであ
る。図7は、この発明の実施例を示す誘導飛しょう体の
構成図であり、図において、46a及び46bは飛しょ
う体内の異なる場所に設置された複数の赤外線用レン
ズ、47a及び47bは複数の赤外線用レンズに対応す
る位置に取り付けられた赤外線受光部、48a及び48
bは複数の赤外線受光部に対応する赤外線受信機、49
は赤外線受光部47a及び47bを駆動する赤外線受光
部駆動装置であり、その他は実施の形態1と同じであ
る。
【0052】次に前記実施例の動作を図7、図8により
説明する。図8の目標物体5から放射された赤外線45
は、誘導飛しょう体の異なる複数の場所に設置された赤
外線用レンズ46a及び46bによって集光された後、
複数の赤外線用レンズ46a及び46bに対応する位置
に取り付けられた赤外線受光部47a及び47bにより
電気信号に変換される。変換された電気信号は赤外線受
信機48a及び48bにより増幅され角度誤差検出回路
8に出力される。角度誤差検出回路8は赤外線受光部駆
動装置49の赤外線受光部47a及び47bの首降り角
度をもとに赤外線受信機48a及び48bの受信信号の
強さが最大になるように制御信号を赤外線受光部駆動装
置49に出力し、赤外線受光部47a及び47bを目標
物体5の方向に角度追尾させる。
【0053】さらに角度誤差検出回路8の制御信号はオ
ートパイロット10へも送られる。一方慣性装置11で
は誘導飛しょう体の慣性情報である角速度、加速度を計
測するとともにそれらを適宜積分して誘導飛しょう体の
位置、姿勢角及び速度を計算しており、慣性情報記憶回
路26では慣性装置11で得られた誘導飛しょう体の位
置、姿勢角及び速度を記憶する。オートパイロット10
では前記制御信号と前記慣性信号に基づいて誘導飛しょ
う体が目標物体5との会合点に向かって飛しょうするよ
うに操舵指令を操舵装置12に送る。操舵装置12は翼
13を操舵指令に基づき制御する。このようにして誘導
飛しょう体の赤外線受光部47a及び47bは常に目標
物体5の方向に制御され、誘導飛しょう体は翼13の制
御によって目標物体5との会合方向に飛翔する。
【0054】一方、距離検出回路14では、複数の赤外
線受信機48a及び48bから見える目標の方向から誘
導飛しょう体と目標との距離を算出し、距離記憶回路1
5に記憶する。また、赤外線受光部駆動装置49の受光
部首振り角は首振り角記憶回路16で記憶される。ここ
で、慣性情報記憶装置26に記憶された誘導飛しょう体
の現在の位置及び姿勢角と、距離記憶回路15中の誘導
飛しょう体と目標との距離、及び首振り角記憶回路16
中の首振り角は目標位置算出回路17に送られ、目標位
置算出回路17の中で目標の現在の位置が幾何学的に算
出され、目標飛しょう経路推定回路18に送られる。以
下の動作は実施の形態1と同じである。
【0055】なお、この実施の形態4では距離記憶回路
15、首振り角記憶回路16、目標位置算出回路17、
目標飛しょう経路推定回路18、誘導飛しょう体飛しょ
う経路算出回路19、最接近推定回路20、起爆判定回
路21、固有パラメータ記憶回路22、最適起爆タイミ
ング算出回路23及び慣性情報記憶回路26は説明のた
めに別々の回路であるかのように記述しているが、これ
らはひとつの計算機上のソフトウェアとして記述するこ
とも可能であり、この実施の形態4と同じ効果が得られ
る。
【0056】また、この実施の形態4では目標の飛しょ
う経路の推定を2つの時系列の目標の位置から算出した
例を示したが、3つ以上の目標位置から例えば最小自乗
法近似を使用したりカルマンフィルタを使用して飛しょ
う経路を推定することも可能であり、この場合において
もこの実施の形態4と同じ効果が得られる。
【0057】さらに、この実施の形態4では誘導飛しょ
う体の飛しょう経路の推定を現在の誘導飛しょう体の位
置と速度から算出しているが、2つの時系列の誘導飛し
ょう体の位置から算出してもこの実施の形態4と同じ効
果が得られることは言うまでもない。
【0058】実施の形態5.実施の形態1ではレーダ送
信波の送信時刻及び目標からの反射波の受信時刻の差で
誘導飛しょう体と目標との距離を算出したが、この実施
の形態では可視光センサを複数設置し、複数の可視光セ
ンサで検出した目標の方向の差から三角測量の原理を使
用して誘導飛しょう体から目標までの距離を算出するも
のである。図9は、この発明の実施例を示す誘導飛しょ
う体の構成図であり、図において、51a及び51bは
飛しょう体内の異なる場所に設置された複数の可視光線
用レンズ、52a及び52bは複数の可視光線用レンズ
に対応する位置に取り付けられた可視光センサ、53a
及び53bは複数の可視光センサに対応する可視光受信
機、54は可視光センサ52a及び52bを駆動する可
視光センサ駆動装置であり、その他は実施の形態1と同
じである。
【0059】次に前記実施例の動作を図9、図10によ
り説明する。図10の目標物体5から放射された可視光
線50は、誘導飛しょう体の異なる複数の場所に設置さ
れた可視光線用レンズ51a及び51bによって集光さ
れた後、複数の可視光線用レンズ51a及び51bに対
応する位置に取り付けられた可視光センサ52a及び5
2bにより電気信号に変換される。変換された電気信号
は可視光受信機53a及び53bにより増幅され角度誤
差検出回路8に出力される。角度誤差検出回路8は可視
光センサ駆動装置54の可視光センサ53a及び53b
の首降り角度をもとに可視光受信機53a及び53bの
受信信号の強さが最大になるように制御信号を可視光セ
ンサ駆動装置54に出力し、可視光センサ52a及び5
2bを目標物体5の方向に角度追尾させる。
【0060】さらに角度誤差検出回路8の制御信号はオ
ートパイロット10ヘも送られる。一方慣性装置11で
は誘導飛しょう体の慣性情報である角速度、加速度を計
測するとともにそれらを適宜積分して誘導飛しょう体の
位置、姿勢角及び速度を計算しており、慣性情報記憶回
路26では慣性装置11で得られた誘導飛しょう体の位
置、姿勢角及び速度を記憶する。オートパイロット10
では前記制御信号と前記慣性信号に基づいて誘導飛しょ
う体が目標物体5との会合点に向かって飛しょうするよ
うに操舵指令を操舵装置12に送る。操舵装置12は翼
13を操舵指令に基づき制御する。このようにして誘導
飛しょう体の可視光センサ52a及び52bは常に目標
物体5の方向に制御され、誘導飛しょう体は翼13の制
御によって目標物体5との会合方向に飛翔する。
【0061】一方、距離検出回路14では、複数の可視
光センサ52a及び52bから見える目標の方向から誘
導飛しょう体と目標との距離を算出し、距離記憶回路1
5に記憶する。また、可視光センサ駆動装置54の可視
光センサ首振り角は首振り角記憶回路16で記憶され
る。ここで、慣性情報記憶装置26に記憶された誘導飛
しょう体の現在の位置及び姿勢角と、距離記憶回路15
中の誘導飛しょう体と目標との距離、及び首振り角記憶
回路16中の首振り角は目標位置算出回路17に送ら
れ、目標位置算出回路17の中で目標の現在の位置が幾
何学的に算出され、目標飛しょう経路推定回路18に送
られる。以下の動作は実施の形態1と同じである。
【0062】なお、この実施の形態5では距離記憶回路
15、首振り角記憶回路16、目標位置算出回路17、
目標飛しょう経路推定回路18、誘導飛しょう体飛しょ
う経路算出回路19、最接近推定回路20、起爆判定回
路21、固有パラメータ記憶回路22、最適起爆タイミ
ング算出回路23及び慣性情報記憶回路26は説明のた
めに別々の回路であるかのように記述しているが、これ
らはひとつの計算機上のソフトウェアとして記述するこ
とも可能であり、この実施の形態5と同じ効果が得られ
る。
【0063】また、この実施の形態5では目標の飛しょ
う経路の推定を2つの時系列の目標の位置から算出した
例を示したが、3つ以上の目標位置から例えば最小自乗
法近似を使用したりカルマンフィルタを使用して飛しょ
う経路を推定することも可能であり、この場合において
もこの実施の形態5と同じ効果が得られる。
【0064】さらに、この実施の形態5では誘導飛しょ
う体の飛しょう経路の推定を現在の誘導飛しょう体の位
置と速度から算出しているが、2つの時系列の誘導飛し
ょう体の位置から算出してもこの実施の形態5と同じ効
果が得られることは言うまでもない。
【0065】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、ま
ず、レーダ送信波の送信時刻とレーダ受信波の到着時刻
との差を測定することにより目標までの距離を算出し、
算出した目標までの距離と飛しょう体から見た目標の角
度から目標の飛しょう経路を算出し、慣性装置の慣性情
報から別途算出した飛しょう体の飛しょう経路とあわせ
て、目標への最接近時刻及び最接近距離を推定する。次
にあらかじめ記憶していた弾頭の弾片の飛散速度をもと
に弾頭が起爆する最適なタイミングを計算し、計算した
最適なタイミングで弾頭を起爆させるため、従来の技術
とは異なり、目標の極めて近傍までレーダ受信波を継続
的に受信し続ける必要がなく、目標を破壊する確率が向
上する。
【0066】またこの発明によれば、まず、誘導飛しょ
う体以外から送信されたレーダ送信波の送信時刻と、送
信時刻での送信アンテナの位置と、レーダ受信波の到着
時刻と、飛しょう体の位置から目標までの距離を算出
し、算出した目標までの距離と飛しょう体から見た目標
の角度から目標の飛しょう経路を算出し、慣性装置の慣
性情報から別途算出した飛しょう体の飛しょう経路とあ
わせて、目標への最接近時刻及び最接近距離を推定す
る。次にあらかじめ記憶していた弾頭の弾片の飛散速度
をもとに弾頭が起爆する最適なタイミングを計算し、計
算した最適なタイミングで弾頭を起爆させるため、従来
の技術とは異なり、目標の極めて近傍までレーダ受信波
を継続的に受信し続ける必要がなく、目標を破壊する確
率が向上する。
【0067】更に、この発明によれば、まず、レーザ送
信波の送信時刻とレーザ受信波の到着時刻との差を測定
することにより目標までの距離を算出し、算出した目標
までの距離と飛しょう体から見た目標の角度から目標の
飛しょう経路を算出し、慣性装置の慣性情報から別途算
出した飛しょう体の飛しょう経路とあわせて、目標への
最接近時刻及び最接近距離を推定する。次にあらかじめ
記憶していた弾頭の弾片の飛散速度をもとに弾頭が起爆
する最適なタイミングを計算し、計算した最適なタイミ
ングで弾頭を起爆させるため、従来の技術とは異なり、
目標の極めて近傍までレーダ受信波を継続的に受信し続
ける必要がなく、目標を破壊する確率が向上する。
【0068】更に、この発明によれば、まず、飛しょう
体内の異なる複数の箇所に設置された赤外線受光部から
見える目標方向の差から目標までの距離を算出し、算出
した目標までの距離と飛しょう体から見た目標の角度か
ら目標の飛しょう経路を算出し、慣性装置の慣性情報か
ら別途算出した飛しょう体の飛しょう経路とあわせて、
目標への最接近時刻及び最接近距離を推定する。次にあ
らかじめ記憶していた弾頭の弾片の飛散速度をもとに弾
頭が起爆する最適なタイミングを計算し、計算した最適
なタイミングで弾頭を起爆させるため、従来の技術とは
異なり、目標の極めて近傍までレーダ受信波を継続的に
受信し続ける必要がなく、目標を破壊する確率が向上す
る。
【0069】更に、この発明によれば、まず、飛しょう
体内の異なる複数の箇所に設置された可視光センサから
見える目標方向の差から目標までの距離を算出し、算出
した目標までの距離と飛しょう体から見た目標の角度か
ら目標の飛しょう経路を算出し、慣性装置の慣性情報か
ら別途算出した飛しょう体の飛しょう経路とあわせて、
目標への最接近時刻及び最接近距離を推定する。次にあ
らかじめ記憶していた弾頭の弾片の飛散速度をもとに弾
頭が起爆する最適なタイミングを計算し、計算した最適
なタイミングで弾頭を起爆させるため、従来の技術とは
異なり、目標の極めて近傍までレーダ受信波を継続的に
受信し続ける必要がなく、目標を破壊する確率が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の構成を示す図であ
る。
【図2】 実施の形態1の動作を説明する説明図であ
る。
【図3】 実施の形態2の構成を示す図である。
【図4】 実施の形態2の動作を説明する説明図であ
る。
【図5】 実施の形態3の構成を示す図である。
【図6】 実施の形態3の動作を説明する説明図であ
る。
【図7】 実施の形態4の構成を示す図である。
【図8】 実施の形態4の動作を説明する説明図であ
る。
【図9】 実施の形態5の構成を示す図である。
【図10】 実施の形態5の動作を説明する説明図であ
る。
【図11】 従来の誘導飛しょう体の動作を説明する説
明図である。
【図12】 従来の誘導飛しょう体の構成を示す構成図
である。
【符号の説明】
1 レーダ送信機、2 送受切換器、3 レーダアンテ
ナ、4 レーダ送信波4、5 目標物体、6 レーダ受
信波、7 レーダ受信機、8 角度誤差検出回路、9
アンテナ駆動装置、10 オートパイロット、11 慣
性装置、12操舵装置、13 翼、14 距離検出回
路、15 距離記憶回路、16 首振り角記憶回路、1
7 目標位置算出回路、18 目標飛しょう経路推定回
路、19誘導飛しょう体の飛しょう経路算出回路、20
最接近推定回路、21 起爆判定回路、22 固有パ
ラメータ記憶回路、23 最適起爆タイミング算出回
路、24 起爆信号発生回路、25 弾頭、26 慣性
情報記憶回路、27 誘導飛しょう体以外に設置された
誘導用アンテナ、28 誘導用レーダアンテナ、29
誘導用レーダ受信機、30 基準用レーダアンテナ、3
1 基準用レーダ受信機、32 通信用アンテナ、33
通信波、34 レーザの電源、35 変調回路、36
レーザ発光素子、37 レーザ送信波用レンズ、38
レーザ送信波、39 レーザ受信波、40 レーザ受
光波用レンズ、41 レーザ受光部、42 レーザ受信
機、43 復調回路、44 受光部駆動装置、45 赤
外線、46 赤外線用レンズ、47 赤外線受光部、4
8 赤外線受信機、49 赤外線受光部駆動装置、50
可視光線、51 可視光線用レンズ、52 可視光セ
ンサ、53 可視光受信機、54 可視光センサ駆動装
置、55 誘導飛しょう体、56 近接信管送信波、5
7 近接信管受信波、58 周波数ミキサ、59検波
器、60 近接信管、61 近接信管送信アンテナ、6
2 送信機、63近接信管受信アンテナ、64 受信
機、65 目標近接検出回路。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目標物体の方向にレーダ送信波を送信し
    反射波を受信するレーダアンテナと、高周波電力を送受
    切換器を介して前記レーダアンテナに供給するレーダ送
    信機と、前記レーダアンテナで受信し送受切換器を経由
    した受信信号を増幅するレーダ受信機と、このレーダ受
    信機の受信信号を受けて目標に対するレーダアンテナの
    角度誤差を検出する角度誤差検出回路と、この角度誤差
    検出回路の出力信号により前記レーダアンテナを目標物
    体の方向に角度追尾させるアンテナ駆動装置と、誘導飛
    しょう体の加速度及び角速度を計測し姿勢、速度、及び
    位置を算出する慣性装置と、この慣性装置の算出した姿
    勢、速度、及び位置を記憶する慣性情報記憶回路と、前
    記角度誤差検出回路の出力信号と前記慣性装置からの慣
    性情報から操舵指令を計算するオートパイロットと、こ
    のオートパイロットからの操舵指令に基づき翼を制御す
    る操舵装置と、この操舵装置に機械的に結合され可動す
    る翼と、目標が弾頭の有効威力範囲内に接近したときに
    起爆信号を発生させる起爆信号発生回路と、この起爆信
    号発生回路から出力した起爆信号に基づき起爆する弾頭
    から構成される誘導飛しょう体において、前記レーダ送
    信機の送信波を送信した時刻と前記受信機が受信信号を
    受信した時刻との差及びその時刻の差の間に誘導飛しょ
    う体が移動した距離に基づき目標までの距離を算出する
    距離検出回路と、この距離検出回路から得られる目標ま
    での距離を記憶する距離記憶回路と、前記アンテナ駆動
    装置から得られるアンテナ角度信号を記憶するアンテナ
    首振り角記憶回路と、このアンテナ首振り角記憶回路で
    記憶したアンテナ首振り角と前記目標までの距離及び前
    記慣性装置から得られる誘導飛しょう体の位置情報をも
    とに目標の現在位置を算出する目標位置算出回路と、前
    記目標位置を記憶する目標位置記憶回路とこの目標位置
    記憶回路中の目標位置の時系列情報に基づき目標の飛し
    ょう経路を推定する目標飛しょう経路算出回路と、この
    目標飛しょう経路算出回路で推定した目標の飛しょう経
    路と前記誘導飛しょう体の位置情報と前記飛しょう体の
    速度及び前記飛しょう体の姿勢に基づき目標と誘導飛し
    ょう体との最接近時刻及び目標と誘導飛しょう体との最
    接近時の距離を推定する最接近推定回路と、この最接近
    推定回路で推定した最接近時の距離が弾頭の有効威力範
    囲内であるかどうかを判断する起爆判定回路と、この起
    爆判定回路での判断の結果が有効範囲内であれば前記最
    接近時刻と前記最接近時の距離と前記弾頭の弾片の飛散
    速度から弾頭の最適起爆タイミングを計算し前記最適起
    爆タイミングで弾頭を起爆させる信号を出力する起爆タ
    イミング計算回路とを有する誘導飛しょう体。
  2. 【請求項2】 誘導飛しょう体以外に設置された誘導用
    アンテナから目標物体の方向へ照射されたレーダ送信波
    の目標からの反射波を受信する誘導用のレーダアンテナ
    と、この誘導用のレーダアンテナからの受信信号を増幅
    する誘導用のレーダ受信機と、前記誘導飛しょう体以外
    に設置された誘導用アンテナからのレーダ送信波の送信
    時刻と送信した時刻における誘導用アンテナの位置及び
    速度の情報を受信する基準用のレーダアンテナと、この
    基準用のレーダアンテナからの受信信号を増幅する基準
    用のレーダ受信機と、この基準用のレーダ受信機が受信
    したレーダ送信波を受信した時刻情報と前記誘導用の受
    信機が受信信号を受信した時刻との差から目標までの距
    離を算出する距離検出回路と、前記誘導用のレーダ受信
    機の受信信号を受けて目標に対する誘導用のレーダアン
    テナの角度誤差を検出する角度誤差検出回路と、この角
    度誤差検出回路の出力信号により前記誘導用のレーダア
    ンテナを目標物体の方向に角度追尾させるアンテナ駆動
    装置とを有し、誘導飛しょう体から目標までの距離を誘
    導飛しょう体以外に設置された誘導用アンテナからのレ
    ーダ送信波の送信時刻とレーダ送信波を送信した時刻に
    おける誘導用アンテナの位置と誘導用アンテナの速度と
    前記誘導用の受信機が受信信号を受信した時刻との差と
    受信機が受信信号を受信した時刻の誘導飛しょう体の位
    置から算出することを特徴とする請求項1記載の誘導飛
    しょう体。
  3. 【請求項3】 電気信号をレーザに変換するレーザ発光
    素子と、このレーザ発光素子に供給する電気信号をつく
    る変調回路と、この変調回路に電力を供給する電源部
    と、前記レーザ発光素子から目標物体の方向に放射され
    たレーザ送信波を集束するレーザ送信波用レンズと、目
    標からのレーザの反射波を集光するレーザ受信波用レン
    ズと、集光されたレーザを受信するレーザ受光部と、こ
    のレーザ受光部からの受信信号を増幅するレーザ受信機
    と、このレーザ受信機で増幅された受信信号を復調する
    復調回路と、前記レーザ送信機の送信波を送信した時刻
    と前記受信機が受信信号を受信した時刻との差から目標
    までの距離を算出する距離検出回路と、前記レーザ受信
    機の受信信号を受けて目標に対するレーザ受光部の角度
    誤差を検出する角度誤差検出回路と、前記角度誤差検出
    回路の出力信号により前記レーザ受光部を目標物体の方
    向に角度追尾させるレーザ受光部駆動装置とを有し、誘
    導飛しょう体から目標までの距離をレーザ送信機の送信
    波を送信した時刻と反射波を受信した時刻との差及び誘
    導飛しょう体が前記送信時刻と前記受信時刻の間に移動
    した距離から算出することを特徴とする請求項1記載の
    誘導飛しょう体。
  4. 【請求項4】 目標物体から放射される赤外線を集光す
    る異なる位置にある複数の赤外線用レンズと、複数の赤
    外線用レンズにより集光された赤外線を受光し電気信号
    に変換する各々の赤外線用レンズの位置に対応するよう
    に設置した複数の赤外線受光部と、これらの複数の赤外
    線受光部から出力される受信信号を増幅する受信機と、
    前記受信信号を受けて目標に対する複数の赤外線受光部
    の角度誤差を検出する角度誤差検出回路と、前記角度誤
    差検出回路の出力信号により前記複数の赤外線受光部を
    目標物体の方向に角度追尾させる赤外線受光部駆動装置
    と前記複数の赤外線受光部で検出した目標の角度情報を
    もとに目標までの距離を算出する距離算出回路とを有
    し、誘導飛しょう体から目標までの距離を複数の赤外線
    受光部から見た目標の方向の差から算出することを特徴
    とする請求項1記載の誘導飛しょう体。
  5. 【請求項5】 目標物体から放射される可視光線を受光
    する異なる位置に設置した複数の可視光センサと、前記
    複数の可視光センサから出力される受信信号を増幅する
    受信機と、前記受信信号を受けて目標に対する複数の可
    視光センサの角度誤差を検出する角度誤差検出回路と、
    前記角度誤差検出回路の出力信号により前記複数の可視
    光センサを目標物体の方向に角度追尾させる可視光セン
    サ駆動装置と前記複数の可視光センサの目標の角度情報
    をもとに目標までの距離を算出する距離算出回路とを有
    し、誘導飛しょう体から目標までの距離を複数の可視光
    センサから見た目標の方向の差から算出することを特徴
    とする請求項1記載の誘導飛しょう体。
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