JPH11258077A - トルクセンサ - Google Patents
トルクセンサInfo
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- JPH11258077A JPH11258077A JP5777298A JP5777298A JPH11258077A JP H11258077 A JPH11258077 A JP H11258077A JP 5777298 A JP5777298 A JP 5777298A JP 5777298 A JP5777298 A JP 5777298A JP H11258077 A JPH11258077 A JP H11258077A
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Landscapes
- Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 感度が良好で出力特性のヒステリシスが小さ
なトルクセンサを提供する。 【解決手段】 トルクセンサ1はシャフト2に外嵌され
た被検出部5と、被検出部5の歪みによる磁気的変化を
検出するための検出部6とから構成されている。被検出
部5を構成する磁歪材8は円筒状に形成され、中間スリ
ーブ7を介してシャフト2に対して一体回転可能に取り
付けられている。シャフト2に対して円筒状のヨーク10
が相対回転可能に配置され、ヨーク10の内側には励磁用
コイル11及び検出用コイル12がそれぞれ配設されてい
る。磁歪材8は厚さが0.5〜3mmに形成されてい
る。磁歪材8は結晶質の磁歪材料で形成されている。磁
歪材料としてNi含有量が30〜80重量%のFe−N
i合金にCrを数重量%添加したものが使用されてい
る。
なトルクセンサを提供する。 【解決手段】 トルクセンサ1はシャフト2に外嵌され
た被検出部5と、被検出部5の歪みによる磁気的変化を
検出するための検出部6とから構成されている。被検出
部5を構成する磁歪材8は円筒状に形成され、中間スリ
ーブ7を介してシャフト2に対して一体回転可能に取り
付けられている。シャフト2に対して円筒状のヨーク10
が相対回転可能に配置され、ヨーク10の内側には励磁用
コイル11及び検出用コイル12がそれぞれ配設されてい
る。磁歪材8は厚さが0.5〜3mmに形成されてい
る。磁歪材8は結晶質の磁歪材料で形成されている。磁
歪材料としてNi含有量が30〜80重量%のFe−N
i合金にCrを数重量%添加したものが使用されてい
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検出軸に作用す
るトルクを磁歪材の透磁率の変化を利用して検出するト
ルクセンサに関するものである。
るトルクを磁歪材の透磁率の変化を利用して検出するト
ルクセンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の磁歪式のトルクセンサは、シャ
フトの外周面に固定された磁歪材がシャフトに働くトル
クによって捻じれて歪むことによりその透磁率がトルク
に応じて変化し、この透磁率変化に対応した磁束変化に
基づいて検出用コイルに誘導される誘導起電力からトル
クを検出するようになっている。磁歪式トルクセンサと
して被検出軸自身を磁歪材で形成すると、被検出軸の磁
気特性と機械的な強度とを両立させるのが難しく、加工
も難しいという問題があるため、一般に被検出軸の表面
に磁歪材が設けられる。
フトの外周面に固定された磁歪材がシャフトに働くトル
クによって捻じれて歪むことによりその透磁率がトルク
に応じて変化し、この透磁率変化に対応した磁束変化に
基づいて検出用コイルに誘導される誘導起電力からトル
クを検出するようになっている。磁歪式トルクセンサと
して被検出軸自身を磁歪材で形成すると、被検出軸の磁
気特性と機械的な強度とを両立させるのが難しく、加工
も難しいという問題があるため、一般に被検出軸の表面
に磁歪材が設けられる。
【0003】特開平7−55603号公報には、図5及
び図6に示す構成のものが開示されている。このトルク
センサでは、図5に示すように、鋼製軸素材51の外周
面の磁歪測定部位に高磁歪合金(FeAl合金)層52
が帯状に金属組織的に融合されて形成されている。ま
た、鋼製軸素材51の高磁歪合金層52と対応する箇所
には、複数の部分螺旋溝53a,53bが左右対称に形
成された溝形成部54a,54bが設けられている。溝
形成部54a,54bと対応する位置には励磁手段兼検
出手段として機能するコイル55a,55bがヨーク5
6の内部に配設されている。
び図6に示す構成のものが開示されている。このトルク
センサでは、図5に示すように、鋼製軸素材51の外周
面の磁歪測定部位に高磁歪合金(FeAl合金)層52
が帯状に金属組織的に融合されて形成されている。ま
た、鋼製軸素材51の高磁歪合金層52と対応する箇所
には、複数の部分螺旋溝53a,53bが左右対称に形
成された溝形成部54a,54bが設けられている。溝
形成部54a,54bと対応する位置には励磁手段兼検
出手段として機能するコイル55a,55bがヨーク5
6の内部に配設されている。
【0004】高磁歪合金層52はTIG溶接、プラズマ
粉末溶接、プラズマ溶射などにより、帯状の肉盛層とし
て形成される。肉盛層が厚すぎると肉盛層に割れを発生
する虞がでるため、肉盛厚さを3mm以下とするのが良
く、高磁歪合金層52としてFeAl合金層を使用した
場合は、FeAl合金層による磁歪現象を有効に検出す
るためには、肉盛厚さを0.1mm以上とすることが望
ましいとしている。また、鋼製軸素材51の表面の高周
波焼入れ処理により、少なくとも高磁歪合金層52の厚
さ以上の深さにわたって硬化層が形成されている。
粉末溶接、プラズマ溶射などにより、帯状の肉盛層とし
て形成される。肉盛層が厚すぎると肉盛層に割れを発生
する虞がでるため、肉盛厚さを3mm以下とするのが良
く、高磁歪合金層52としてFeAl合金層を使用した
場合は、FeAl合金層による磁歪現象を有効に検出す
るためには、肉盛厚さを0.1mm以上とすることが望
ましいとしている。また、鋼製軸素材51の表面の高周
波焼入れ処理により、少なくとも高磁歪合金層52の厚
さ以上の深さにわたって硬化層が形成されている。
【0005】そして、磁歪検出部の回路構成は図6に示
すように、コイル55a,55bと抵抗57a,57b
とでブリッジ回路を形成し、対向する一方の接続点C−
D間を交流電源58の供給側Vinとして、両コイル55
a,55bに交流の定電圧を印加しておき、対向する他
方の接続点A−B間の出力を差動増幅器59に接続して
ある。そして、図5の鋼製軸素材51に対してトルクT
が加わると、差動増幅器59からトルクに対応した出力
が生じるようになっている。
すように、コイル55a,55bと抵抗57a,57b
とでブリッジ回路を形成し、対向する一方の接続点C−
D間を交流電源58の供給側Vinとして、両コイル55
a,55bに交流の定電圧を印加しておき、対向する他
方の接続点A−B間の出力を差動増幅器59に接続して
ある。そして、図5の鋼製軸素材51に対してトルクT
が加わると、差動増幅器59からトルクに対応した出力
が生じるようになっている。
【0006】また、特開昭59−228140号公報に
は、車軸(被検出軸)に円筒状の磁歪材を嵌合したもの
が開示されている。この磁歪式トルクセンサは、磁歪材
の表面に多数の溝が軸心方向に45度と−45度の角度
をなすように形成された二つの環状領域が形成されてい
る。そして、磁歪材の外側に励磁用コイル及び検出用コ
イルが各環状領域に対応して2組みずつ配設され、励磁
用コイルは交流電源に接続され、検出用コイルは処理回
路に接続されている。そして、車軸に作用するトルクに
対応した検出信号が両検出用コイルから出力され、処理
回路でトルクが求められるようになっている。
は、車軸(被検出軸)に円筒状の磁歪材を嵌合したもの
が開示されている。この磁歪式トルクセンサは、磁歪材
の表面に多数の溝が軸心方向に45度と−45度の角度
をなすように形成された二つの環状領域が形成されてい
る。そして、磁歪材の外側に励磁用コイル及び検出用コ
イルが各環状領域に対応して2組みずつ配設され、励磁
用コイルは交流電源に接続され、検出用コイルは処理回
路に接続されている。そして、車軸に作用するトルクに
対応した検出信号が両検出用コイルから出力され、処理
回路でトルクが求められるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来より、トルクセン
サの検出感度の向上が要望されている。ところで、磁歪
材を通る有効磁束は、被検出軸及び磁歪材の総断面積に
対する磁歪材の占める断面積比率(有効断面積)に依存
する。従って、磁歪材を通る有効磁束を増やすには磁歪
材の厚さを厚くすればよい。また、磁歪材料自身の感度
を上げるには、通常の高透磁率材料と同様、結晶粒を粗
大化させる磁気焼鈍を行うのが一般的であった。
サの検出感度の向上が要望されている。ところで、磁歪
材を通る有効磁束は、被検出軸及び磁歪材の総断面積に
対する磁歪材の占める断面積比率(有効断面積)に依存
する。従って、磁歪材を通る有効磁束を増やすには磁歪
材の厚さを厚くすればよい。また、磁歪材料自身の感度
を上げるには、通常の高透磁率材料と同様、結晶粒を粗
大化させる磁気焼鈍を行うのが一般的であった。
【0008】しかし、トルクセンサの出力とトルクに
は、図7(a)に示すようなヒステリシス現象が存在す
る。センサのヒステリシスは材料の磁化特性に起因す
る。強磁性体の磁化過程には磁壁移動過程と、磁化回転
過程とがあり、磁化特性は図7(b)に示すようなヒス
テリシスを生じる。センサのヒステリシスは材料の磁化
状態において、マイナーループが磁界Hの原点付近で不
安定なために起こるといわれている。その結果、トルク
零におけるセンサ出力が不安定になる。
は、図7(a)に示すようなヒステリシス現象が存在す
る。センサのヒステリシスは材料の磁化特性に起因す
る。強磁性体の磁化過程には磁壁移動過程と、磁化回転
過程とがあり、磁化特性は図7(b)に示すようなヒス
テリシスを生じる。センサのヒステリシスは材料の磁化
状態において、マイナーループが磁界Hの原点付近で不
安定なために起こるといわれている。その結果、トルク
零におけるセンサ出力が不安定になる。
【0009】マイナーループの不安定さは、図7(b)
のヒステリシス曲線(B−Hカーブ)が急峻な程大きく
なる。従って、B−Hカーブを寝かすことによりマイナ
ーループの不安定さを低減できる。B−Hカーブが寝た
状態になると透磁率は下がるため、センサの出力も下が
る。しかし、センサの出力低下は励磁条件で改善可能と
考えられる。
のヒステリシス曲線(B−Hカーブ)が急峻な程大きく
なる。従って、B−Hカーブを寝かすことによりマイナ
ーループの不安定さを低減できる。B−Hカーブが寝た
状態になると透磁率は下がるため、センサの出力も下が
る。しかし、センサの出力低下は励磁条件で改善可能と
考えられる。
【0010】ところが、本願発明者は被検出軸に溶射に
より磁歪層を形成したもの(以下、溶射材という)と、
溶製後、圧延・切削加工して円筒状に形成した磁歪材
(以下、バルク材という)について、定格の24倍の過
負荷時(12N・mのトルク印加時)のドリフトを励磁
電流値を変更して観察した結果、図8(a),(b)に
示すような結果を得た。ここで過負荷ドリフトとは次の
ように定義される。なお、過負荷後のドリフト電圧とは
図4におけるVdに相当する。
より磁歪層を形成したもの(以下、溶射材という)と、
溶製後、圧延・切削加工して円筒状に形成した磁歪材
(以下、バルク材という)について、定格の24倍の過
負荷時(12N・mのトルク印加時)のドリフトを励磁
電流値を変更して観察した結果、図8(a),(b)に
示すような結果を得た。ここで過負荷ドリフトとは次の
ように定義される。なお、過負荷後のドリフト電圧とは
図4におけるVdに相当する。
【0011】過負荷ドリフト(%FS)=(過負荷後の
ドリフト電圧/定格時の出力電圧)×100 その結果、図8(a)に示すように、溶射材の場合は、
励磁電流を増大させることにより過負荷ドリフトを大幅
に下げることができる。しかし、図8(b)に示すよう
に、バルク材の場合は励磁電流の効果が小さく、励磁電
流値を大きくして過負荷ドリフト(ヒステリシス)を満
足できる値までに小さくすることは非常に難しいことが
判明した。
ドリフト電圧/定格時の出力電圧)×100 その結果、図8(a)に示すように、溶射材の場合は、
励磁電流を増大させることにより過負荷ドリフトを大幅
に下げることができる。しかし、図8(b)に示すよう
に、バルク材の場合は励磁電流の効果が小さく、励磁電
流値を大きくして過負荷ドリフト(ヒステリシス)を満
足できる値までに小さくすることは非常に難しいことが
判明した。
【0012】さて、特開平7−55603号公報では、
センサヒステリシスHys(%)を次式のように定義した
とき、FeAl合金のAl濃度を10〜16重量%と
し、鋼製軸素材の表面に磁歪合金層の厚さ以上の深さで
硬化層を形成すると満足できる結果が得られると記載さ
れている。
センサヒステリシスHys(%)を次式のように定義した
とき、FeAl合金のAl濃度を10〜16重量%と
し、鋼製軸素材の表面に磁歪合金層の厚さ以上の深さで
硬化層を形成すると満足できる結果が得られると記載さ
れている。
【0013】Hys={2Vh /(V1 +V2 )}×10
0 ここで、Vh は図7(a)のトルクと出力電圧の関係を
示すグラフにおいて、トルク零におけるセンサ出力の
差、V1 はプラス側の最大トルク印加時の出力電圧、V
2 はマイナス側の最大トルク印加時の出力電圧を意味す
る。
0 ここで、Vh は図7(a)のトルクと出力電圧の関係を
示すグラフにおいて、トルク零におけるセンサ出力の
差、V1 はプラス側の最大トルク印加時の出力電圧、V
2 はマイナス側の最大トルク印加時の出力電圧を意味す
る。
【0014】しかし、磁歪材を被検出軸に溶接により、
金属組織的に融合させた層として形成する構成では、被
検出軸に加熱加工を施す必要があり、被検出軸自体の特
性を劣化させるなどの不具合を生じさせる虞がある。ま
た、磁歪材に比較して被検出軸が大きな(長さが長い)
場合、加工装置が大型化するという問題もある。
金属組織的に融合させた層として形成する構成では、被
検出軸に加熱加工を施す必要があり、被検出軸自体の特
性を劣化させるなどの不具合を生じさせる虞がある。ま
た、磁歪材に比較して被検出軸が大きな(長さが長い)
場合、加工装置が大型化するという問題もある。
【0015】一方、特開昭59−228140号公報に
開示されたもののように、被検出軸と別体に形成した磁
歪材、即ちバルク材を後から被検出軸に固定する構成で
は、前記の問題はない。しかし、前記のようにバルク材
の場合は溶射材と異なり、励磁電流によりヒステリシス
を低下させることは難しいため、従来はバルク材で要求
を満たすものが得られなかった。
開示されたもののように、被検出軸と別体に形成した磁
歪材、即ちバルク材を後から被検出軸に固定する構成で
は、前記の問題はない。しかし、前記のようにバルク材
の場合は溶射材と異なり、励磁電流によりヒステリシス
を低下させることは難しいため、従来はバルク材で要求
を満たすものが得られなかった。
【0016】本願発明者は磁歪材の厚さや結晶粒径の大
きさと、センサのヒステリシスとの関係についてを検討
した結果、トルクセンサの定格でのフルスケール感度
と、零点でのセンサ出力のずれ(図7(a)のVhに相
当)とは磁歪材の厚さが大きいほど大きくなるが、その
増加の度合いが異なり、良好な性能のセンサを得るには
磁歪材の厚さ及び結晶粒径の大きさに特定の範囲がある
ことを見いだした。即ち、センサの感度を高めるために
単純に磁歪材の厚さを厚くしたのでは、零点でのセンサ
出力のずれが大きくなってセンサ性能が低下することを
見いだした。
きさと、センサのヒステリシスとの関係についてを検討
した結果、トルクセンサの定格でのフルスケール感度
と、零点でのセンサ出力のずれ(図7(a)のVhに相
当)とは磁歪材の厚さが大きいほど大きくなるが、その
増加の度合いが異なり、良好な性能のセンサを得るには
磁歪材の厚さ及び結晶粒径の大きさに特定の範囲がある
ことを見いだした。即ち、センサの感度を高めるために
単純に磁歪材の厚さを厚くしたのでは、零点でのセンサ
出力のずれが大きくなってセンサ性能が低下することを
見いだした。
【0017】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的は感度が良好で出力特性のヒステ
リシスが小さなトルクセンサを提供することにある。
のであって、その目的は感度が良好で出力特性のヒステ
リシスが小さなトルクセンサを提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに請求項1に記載の発明では、被検出軸の外周面に固
定された筒状の磁歪材と、該磁歪材を通る磁束を発生さ
せる磁束発生手段と、前記被検出軸に作用するトルクに
応じて前記磁歪材が歪むことによる前記磁束の変化を検
出するための検出手段とを備えたトルクセンサにおい
て、前記磁歪材を結晶質の磁歪材料で前記被検出軸に外
嵌される筒状に形成し、その厚さを3mm以下にした。
めに請求項1に記載の発明では、被検出軸の外周面に固
定された筒状の磁歪材と、該磁歪材を通る磁束を発生さ
せる磁束発生手段と、前記被検出軸に作用するトルクに
応じて前記磁歪材が歪むことによる前記磁束の変化を検
出するための検出手段とを備えたトルクセンサにおい
て、前記磁歪材を結晶質の磁歪材料で前記被検出軸に外
嵌される筒状に形成し、その厚さを3mm以下にした。
【0019】請求項2に記載の発明では、前記磁歪材料
の結晶粒径を1〜100μmとした。請求項3に記載の
発明では、請求項1又は請求項2に記載の発明におい
て、前記磁歪材は厚さが0.5mm以上に形成されると
ともに、その外周面に前記被検出軸の軸線方向と所定の
角度をなす多数の溝を有する環状の領域が軸線と直交す
る平面に対して対称に形成されている。
の結晶粒径を1〜100μmとした。請求項3に記載の
発明では、請求項1又は請求項2に記載の発明におい
て、前記磁歪材は厚さが0.5mm以上に形成されると
ともに、その外周面に前記被検出軸の軸線方向と所定の
角度をなす多数の溝を有する環状の領域が軸線と直交す
る平面に対して対称に形成されている。
【0020】請求項4に記載の発明では、請求項1〜請
求項3のいずれか一項に記載の発明において、前記磁歪
材料としてNi含有量が30〜80重量%のFe−Ni
合金にCrあるいはMoを数重量%添加したものが使用
されている。
求項3のいずれか一項に記載の発明において、前記磁歪
材料としてNi含有量が30〜80重量%のFe−Ni
合金にCrあるいはMoを数重量%添加したものが使用
されている。
【0021】従って、請求項1〜請求項4に記載の発明
によれば、被検出軸に作用するトルクによって磁歪材が
歪むと、磁束発生手段により磁歪材を通るように形成さ
れた磁束に変化が現れ、この被検出軸に作用したトルク
に応じた磁束の変化が検出手段により検出される。磁歪
材が結晶質の磁歪材料で前記被検出軸に外嵌される筒状
に形成されるとともに、その厚さが3mm以下に設定さ
れているため、同じ感度でも出力特性のヒステリシスが
より小さくなる。
によれば、被検出軸に作用するトルクによって磁歪材が
歪むと、磁束発生手段により磁歪材を通るように形成さ
れた磁束に変化が現れ、この被検出軸に作用したトルク
に応じた磁束の変化が検出手段により検出される。磁歪
材が結晶質の磁歪材料で前記被検出軸に外嵌される筒状
に形成されるとともに、その厚さが3mm以下に設定さ
れているため、同じ感度でも出力特性のヒステリシスが
より小さくなる。
【0022】請求項2に記載の発明によれば、磁歪材料
の結晶粒径が1〜100μmに設定されているため、被
駆動軸に過負荷が加わった後のヒステリシスがより小さ
くなる。
の結晶粒径が1〜100μmに設定されているため、被
駆動軸に過負荷が加わった後のヒステリシスがより小さ
くなる。
【0023】請求項3に記載の発明によれば、被検出軸
にトルクが作用したとき磁歪材に形成された二つの領域
の一方には圧縮力が、他方には引張力が作用する。磁歪
材は圧縮力を受けると透磁率が小さくなり、引張力を受
けると透磁率が大きくなる。従って、圧縮力を受ける領
域の検出信号と、引張力を受ける領域の検出信号とが異
なる。
にトルクが作用したとき磁歪材に形成された二つの領域
の一方には圧縮力が、他方には引張力が作用する。磁歪
材は圧縮力を受けると透磁率が小さくなり、引張力を受
けると透磁率が大きくなる。従って、圧縮力を受ける領
域の検出信号と、引張力を受ける領域の検出信号とが異
なる。
【0024】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
〜請求項3に記載の発明における磁歪材を容易に得るこ
とができる。
〜請求項3に記載の発明における磁歪材を容易に得るこ
とができる。
【0025】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明を具体化した第1の実施形態を図1〜図4に従って説
明する。
明を具体化した第1の実施形態を図1〜図4に従って説
明する。
【0026】図1はトルクセンサ1が組付けられた部分
における断面図である。被検出軸としてのシャフト2
は、略円筒状のハウジング3の内部に挿通された状態で
ベアリング4を介してハウジング3に対して回転可能に
支持されている。トルクセンサ1はシャフト2に外嵌さ
れた磁歪特性を有する被検出部5と、被検出部5の歪み
による磁気的変化を検出するための検出部6とから構成
されている。
における断面図である。被検出軸としてのシャフト2
は、略円筒状のハウジング3の内部に挿通された状態で
ベアリング4を介してハウジング3に対して回転可能に
支持されている。トルクセンサ1はシャフト2に外嵌さ
れた磁歪特性を有する被検出部5と、被検出部5の歪み
による磁気的変化を検出するための検出部6とから構成
されている。
【0027】被検出部5は、図2に示すように、シャフ
ト2に外嵌される中間スリーブ7と、中間スリーブ7に
外嵌された円筒状の磁歪材8とからなる。磁歪材8は中
間スリーブ7を介してシャフト2に対して一体回転可能
に取り付けられている。磁歪材8の表面(外周面)には
シャフト2の軸線方向と所定の角度をなす多数の溝8a
を有する環状の領域A,Bが、軸線と直交する平面に対
して対称に形成されている。多数の溝8aは軸心方向に
45度と−45度をなして周方向に等間隔に形成されて
いる。
ト2に外嵌される中間スリーブ7と、中間スリーブ7に
外嵌された円筒状の磁歪材8とからなる。磁歪材8は中
間スリーブ7を介してシャフト2に対して一体回転可能
に取り付けられている。磁歪材8の表面(外周面)には
シャフト2の軸線方向と所定の角度をなす多数の溝8a
を有する環状の領域A,Bが、軸線と直交する平面に対
して対称に形成されている。多数の溝8aは軸心方向に
45度と−45度をなして周方向に等間隔に形成されて
いる。
【0028】検出部6は、図1に示すようにシャフト2
に対して2つのベアリング9を介して両端にて支持され
て相対回転可能に配置された円筒状のヨーク10を備え
ている。ヨーク10の内周面には前記各領域A,Bと対
向する位置にそれぞれ凹部が形成されている。各凹部に
は内側に励磁用コイル11が、外側に検出用コイル12
がそれぞれ巻回されたボビン(図示せず)がそれぞれ収
納されている。ヨーク10がベアリング9を介してシャ
フト2に支持されているため、シャフト2がハウジング
3に対して偏心していても、ヨーク10と磁歪材8との
軸心が一致し易い。なお、励磁用コイル11が磁束発生
手段を構成し、検出用コイル12が検出手段を構成して
いる。
に対して2つのベアリング9を介して両端にて支持され
て相対回転可能に配置された円筒状のヨーク10を備え
ている。ヨーク10の内周面には前記各領域A,Bと対
向する位置にそれぞれ凹部が形成されている。各凹部に
は内側に励磁用コイル11が、外側に検出用コイル12
がそれぞれ巻回されたボビン(図示せず)がそれぞれ収
納されている。ヨーク10がベアリング9を介してシャ
フト2に支持されているため、シャフト2がハウジング
3に対して偏心していても、ヨーク10と磁歪材8との
軸心が一致し易い。なお、励磁用コイル11が磁束発生
手段を構成し、検出用コイル12が検出手段を構成して
いる。
【0029】励磁用コイル11は交流電源13に接続さ
れ、励磁用コイル11には所定周波数の交流電流が供給
される。検出用コイル12は公知の処理回路14に接続
されている。励磁用コイル11に交流電流が流れること
により、ヨーク10→磁歪材8→ヨーク10を磁束が通
る磁気回路が、各領域A,Bのそれぞれに対して形成さ
れる。磁歪材8を通る磁束は、溝8aにより分断された
各領域を溝8aに沿うように、磁歪材8の軸線方向に対
して45度又は−45度傾く。
れ、励磁用コイル11には所定周波数の交流電流が供給
される。検出用コイル12は公知の処理回路14に接続
されている。励磁用コイル11に交流電流が流れること
により、ヨーク10→磁歪材8→ヨーク10を磁束が通
る磁気回路が、各領域A,Bのそれぞれに対して形成さ
れる。磁歪材8を通る磁束は、溝8aにより分断された
各領域を溝8aに沿うように、磁歪材8の軸線方向に対
して45度又は−45度傾く。
【0030】2つの検出用コイル12から出力される各
誘導起電力は、磁歪材8の領域Aと領域Bにおける歪
み、すなわちシャフト2のトルクに比例する。シャフト
2にトルクが作用したとき、その際の回転方向に応じて
領域Aと領域Bには一方に圧縮力が他方に引張力が作用
する。磁歪材8は、引張力が作用すると透磁率が大きく
なり、圧縮力が作用すると透磁率が小さくなる。このた
め、各検出用コイル12からの誘導起電力は、引張力が
働いた被検出領域を検出する側で大きく、圧縮力が働い
た被検出領域を検出する側で小さくなる。
誘導起電力は、磁歪材8の領域Aと領域Bにおける歪
み、すなわちシャフト2のトルクに比例する。シャフト
2にトルクが作用したとき、その際の回転方向に応じて
領域Aと領域Bには一方に圧縮力が他方に引張力が作用
する。磁歪材8は、引張力が作用すると透磁率が大きく
なり、圧縮力が作用すると透磁率が小さくなる。このた
め、各検出用コイル12からの誘導起電力は、引張力が
働いた被検出領域を検出する側で大きく、圧縮力が働い
た被検出領域を検出する側で小さくなる。
【0031】処理回路14は、両検出用コイル12から
入力した誘導起電力を差動回路(図示せず)で減算し、
その減算した信号を内部に設けられた整流回路等で整流
して公知の回路でトルクの値を求めるようになってい
る。差動回路で減算するのは、温度変化等による外乱ノ
イズを相殺して補償することで、精度の高いトルク検出
を行うためである。検出用コイル12からの出力信号
は、シャフト2にトルクが加わっていないときに処理回
路14が零トルクを検出するようにレベル設定されてい
る。そして、処理回路14は検出信号の信号レベルが零
レベルに対して正側にどれだけの値をとるか、負側にど
れだけの値をとるかによって、トルクの大きさ及び方向
を検出するようになっている。
入力した誘導起電力を差動回路(図示せず)で減算し、
その減算した信号を内部に設けられた整流回路等で整流
して公知の回路でトルクの値を求めるようになってい
る。差動回路で減算するのは、温度変化等による外乱ノ
イズを相殺して補償することで、精度の高いトルク検出
を行うためである。検出用コイル12からの出力信号
は、シャフト2にトルクが加わっていないときに処理回
路14が零トルクを検出するようにレベル設定されてい
る。そして、処理回路14は検出信号の信号レベルが零
レベルに対して正側にどれだけの値をとるか、負側にど
れだけの値をとるかによって、トルクの大きさ及び方向
を検出するようになっている。
【0032】磁歪材8は結晶質の磁歪材料で形成され、
その厚さが0.5mm以上、3mm以下の所定の値に形
成される。厚さを3mm以下に設定するのは、3mmを
超えるとヒステリシスが急に悪化するため、満足できる
ヒステリシスとするために厚さの上限が3mmとなる。
また、厚さを0.5mm以上に設定するのは、0.5m
mを下回ると満足できる溝8aを形成できないためと、
磁性体の体積が小さくなって所望の出力感度を得られな
いためである。この実施の形態では例えば磁歪材8は厚
さ1.5mmに形成されている。
その厚さが0.5mm以上、3mm以下の所定の値に形
成される。厚さを3mm以下に設定するのは、3mmを
超えるとヒステリシスが急に悪化するため、満足できる
ヒステリシスとするために厚さの上限が3mmとなる。
また、厚さを0.5mm以上に設定するのは、0.5m
mを下回ると満足できる溝8aを形成できないためと、
磁性体の体積が小さくなって所望の出力感度を得られな
いためである。この実施の形態では例えば磁歪材8は厚
さ1.5mmに形成されている。
【0033】磁歪材料としてはNi含有量が30〜80
重量%のFe−Ni合金にCrを数%添加した鉄・ニッ
ケル・クロム合金が使用される。この実施の形態では磁
歪材料として例えば、Ni含有量が56重量%のFe−
Ni合金にCrを4%添加した鉄・ニッケル・クロム合
金が使用されている。また、結晶の平均粒径は300μ
m程度であった。
重量%のFe−Ni合金にCrを数%添加した鉄・ニッ
ケル・クロム合金が使用される。この実施の形態では磁
歪材料として例えば、Ni含有量が56重量%のFe−
Ni合金にCrを4%添加した鉄・ニッケル・クロム合
金が使用されている。また、結晶の平均粒径は300μ
m程度であった。
【0034】次に、このトルクセンサ1の作用を説明す
る。トルクセンサ1の作動中は、交流電源13から励磁
用コイル11に一定の振幅および周波数の交流電流が流
され、磁束がヨーク10→磁歪材8→ヨーク10を通る
2つの磁気回路が形成される。シャフト2に回転力が加
えられてトルクが発生すると、磁歪材8を軸方向に分け
る領域Aと領域Bは、それぞれ一方が圧縮力を他方が引
張力を受ける。このため、領域Aと領域Bの磁束の変化
を検出する各検出用コイル12には、引張力を受けた被
検出領域を検出する側で大きくなり、圧縮力を受けた被
検出領域を検出する側で小さくなるようなシャフト2の
トルクに比例する誘導起電力が発生する。
る。トルクセンサ1の作動中は、交流電源13から励磁
用コイル11に一定の振幅および周波数の交流電流が流
され、磁束がヨーク10→磁歪材8→ヨーク10を通る
2つの磁気回路が形成される。シャフト2に回転力が加
えられてトルクが発生すると、磁歪材8を軸方向に分け
る領域Aと領域Bは、それぞれ一方が圧縮力を他方が引
張力を受ける。このため、領域Aと領域Bの磁束の変化
を検出する各検出用コイル12には、引張力を受けた被
検出領域を検出する側で大きくなり、圧縮力を受けた被
検出領域を検出する側で小さくなるようなシャフト2の
トルクに比例する誘導起電力が発生する。
【0035】2つの検出用コイル12に誘導された誘導
起電力は処理回路14に入力される。処理回路14に入
力された両検出用コイル12からの電圧が差動回路で減
算されるとともに、その減算された信号が内部に設けら
れた整流回路等で整流されて公知の回路でトルクの値が
求められる。
起電力は処理回路14に入力される。処理回路14に入
力された両検出用コイル12からの電圧が差動回路で減
算されるとともに、その減算された信号が内部に設けら
れた整流回路等で整流されて公知の回路でトルクの値が
求められる。
【0036】定格トルクとして10N・mを加えた場合
のトルクセンサのフルスケール(FS)感度は出力電圧
として60mV(ミリボルト)であった。また、その場
合のヒステリシス(定格ヒステリシス)は2.1%FS
であった。ここで、ヒステリシス(定格ヒステリシス)
の大きさを示す%FSとは、定格トルクを加えた後にト
ルクを零にしたときの出力、即ち図4におけるVhを、
定格トルクを加えたときの出力、即ち図4におけるV0
で割った値に100を掛けた値であり、次式で表され
る。
のトルクセンサのフルスケール(FS)感度は出力電圧
として60mV(ミリボルト)であった。また、その場
合のヒステリシス(定格ヒステリシス)は2.1%FS
であった。ここで、ヒステリシス(定格ヒステリシス)
の大きさを示す%FSとは、定格トルクを加えた後にト
ルクを零にしたときの出力、即ち図4におけるVhを、
定格トルクを加えたときの出力、即ち図4におけるV0
で割った値に100を掛けた値であり、次式で表され
る。
【0037】 ヒステリシス(%FS)=(Vh/V0)×100…(1) 磁歪材料はおなじものを使用して、磁歪材8の厚さ(ス
リーブ厚み)を変更して同じ測定条件でFS感度を測定
した結果を表1及び図3(a)に示す。また、ヒステリ
シスの測定結果を表1及び図3(b)に示す。
リーブ厚み)を変更して同じ測定条件でFS感度を測定
した結果を表1及び図3(a)に示す。また、ヒステリ
シスの測定結果を表1及び図3(b)に示す。
【0038】ここで、図3(b)の縦軸が示すヒステリ
シス(%FS)の値は、各磁歪材8を使用したときのV
hの値をFS感度で割った値に100を掛けた値とな
る。 ヒステリシス(%FS)=(Vh/FS感度)×100
シス(%FS)の値は、各磁歪材8を使用したときのV
hの値をFS感度で割った値に100を掛けた値とな
る。 ヒステリシス(%FS)=(Vh/FS感度)×100
【0039】
【表1】 図3(a),(b)から明らかなように、トルクセンサ
のFS感度は磁歪材8の厚さの増加に伴ってほぼ同じ割
合で増加するのに対して、ヒステリシスは厚さ3mmを
過ぎたところで急に増加することが判明した。従って、
磁歪材8の厚さを3mm以下にすることで、必要なFS
感度を確保するとともにヒステリシスを小さくできる。
磁歪材8の厚さが薄いときにヒステリシスが小さくなる
理由として、次のことが考えられる。
のFS感度は磁歪材8の厚さの増加に伴ってほぼ同じ割
合で増加するのに対して、ヒステリシスは厚さ3mmを
過ぎたところで急に増加することが判明した。従って、
磁歪材8の厚さを3mm以下にすることで、必要なFS
感度を確保するとともにヒステリシスを小さくできる。
磁歪材8の厚さが薄いときにヒステリシスが小さくなる
理由として、次のことが考えられる。
【0040】励磁用コイル11は磁歪材8と同軸となる
ように配設されているため、同じ磁界で励磁した場合、
磁歪材8の厚さが薄いほど励磁磁束は磁歪材8の表層部
(外周部)に集中する。従って、磁歪材8の厚さが薄く
なると磁歪材8を通る磁束に起因する渦電流の関与する
肉厚割合が増え、磁歪材8の交流透磁率が低く調整され
る。そのため、磁歪材8の交流磁化特性はB−H曲線が
急峻でなくなる。高透磁率材の磁化零点付近は交流励磁
された材料の磁化特性が急激に変動する不安定さがある
ため、高透磁率材のままではヒステリシスが大きくなる
が、磁歪材8の交流透磁率を低くすることによりヒステ
リシスが小さくなる。
ように配設されているため、同じ磁界で励磁した場合、
磁歪材8の厚さが薄いほど励磁磁束は磁歪材8の表層部
(外周部)に集中する。従って、磁歪材8の厚さが薄く
なると磁歪材8を通る磁束に起因する渦電流の関与する
肉厚割合が増え、磁歪材8の交流透磁率が低く調整され
る。そのため、磁歪材8の交流磁化特性はB−H曲線が
急峻でなくなる。高透磁率材の磁化零点付近は交流励磁
された材料の磁化特性が急激に変動する不安定さがある
ため、高透磁率材のままではヒステリシスが大きくなる
が、磁歪材8の交流透磁率を低くすることによりヒステ
リシスが小さくなる。
【0041】この実施の形態では以下の効果を有する。 (イ) 円筒状の磁歪材8の厚さを3mm以下にするこ
とにより、感度が良好で出力特性のヒステリシスを小さ
くできる。
とにより、感度が良好で出力特性のヒステリシスを小さ
くできる。
【0042】(ロ) 磁歪材8の外周面に形成された両
領域A,Bに対応する出力信号の差分をトルクセンサの
出力とすることにより感度が大きくなる。 (ハ) 磁歪材8は厚さを0.5mm以上に形成したた
め、溝8aを無理なく形成できる。また、磁歪材8を長
くしなくても必要な感度が得られる。
領域A,Bに対応する出力信号の差分をトルクセンサの
出力とすることにより感度が大きくなる。 (ハ) 磁歪材8は厚さを0.5mm以上に形成したた
め、溝8aを無理なく形成できる。また、磁歪材8を長
くしなくても必要な感度が得られる。
【0043】(ニ) 磁歪材料としてNi含有量が30
〜80重量%のFe−Ni合金にCrを数重量%添加し
たものが使用されているため、磁歪材料を入手し易い。 (ホ) ヨーク10をシャフト2に対してベアリング9
を介して相対回転可能に支持した。従って、シャフト2
に外嵌された磁歪材8とヨーク10との間のギャップを
シャフト2の偏心やハウジング3の加工精度によらず、
常に一定に保つことができ、トルクセンサ1の検出精度
を高く確保できる。
〜80重量%のFe−Ni合金にCrを数重量%添加し
たものが使用されているため、磁歪材料を入手し易い。 (ホ) ヨーク10をシャフト2に対してベアリング9
を介して相対回転可能に支持した。従って、シャフト2
に外嵌された磁歪材8とヨーク10との間のギャップを
シャフト2の偏心やハウジング3の加工精度によらず、
常に一定に保つことができ、トルクセンサ1の検出精度
を高く確保できる。
【0044】(ヘ) 磁歪材8が中間スリーブ7を介し
てシャフト2に一体回転可能に固定されているため、中
間スリーブ7の寸法精度を一定レベル以上に確保してお
くことにより、シャフト2の加工精度をさほど厳しくし
なくても、磁歪材8がシャフト2に対して心出しされ
て、トルクセンサ1の検出精度が安定する。
てシャフト2に一体回転可能に固定されているため、中
間スリーブ7の寸法精度を一定レベル以上に確保してお
くことにより、シャフト2の加工精度をさほど厳しくし
なくても、磁歪材8がシャフト2に対して心出しされ
て、トルクセンサ1の検出精度が安定する。
【0045】(第2の実施の形態)次に第2の実施の形
態を説明する。この実施の形態では磁歪材8を形成する
磁歪材料の結晶粒子の平均粒径を変更した点が前記実施
の形態と異なっており、トルクセンサ1自身の機械的構
成は前記実施の形態と同じである。磁歪材料を細粒化さ
せる方法として、例えば次の方法がある。 (1)焼鈍温度を従来温度(通常1100°C前後)よ
り低い温度例えば900°C以下で行う。 (2)添加元素(例えば、Ti、Al、Nb等)を微量
(数重量%)加える。 (3)焼鈍時の冷却速度の変更と結晶成長点を多く作る
ために加工度を大きくする。加工度を大きくするとは、
材料粉末を圧縮したとき部分的に不均一な力が加わるよ
うにして、結晶成長の欠陥部分を積極的に多数形成して
おくことを意味する。
態を説明する。この実施の形態では磁歪材8を形成する
磁歪材料の結晶粒子の平均粒径を変更した点が前記実施
の形態と異なっており、トルクセンサ1自身の機械的構
成は前記実施の形態と同じである。磁歪材料を細粒化さ
せる方法として、例えば次の方法がある。 (1)焼鈍温度を従来温度(通常1100°C前後)よ
り低い温度例えば900°C以下で行う。 (2)添加元素(例えば、Ti、Al、Nb等)を微量
(数重量%)加える。 (3)焼鈍時の冷却速度の変更と結晶成長点を多く作る
ために加工度を大きくする。加工度を大きくするとは、
材料粉末を圧縮したとき部分的に不均一な力が加わるよ
うにして、結晶成長の欠陥部分を積極的に多数形成して
おくことを意味する。
【0046】材料A及び材料Bを使用して、粗粒品と細
粒化品について、過負荷ドリフト(%FS)を測定した
結果を表2に示す。ここで過負荷ドリフトとは、過負荷
トルク印加後、トルク零とした時のトルクセンサの出力
(図4のVdに相当)を、定格トルクを加えたときの出
力(図4のV0に相当)で割った値に100を掛けた値
である。この実施の形態では、定格時のトルクは3N・
mで、過負荷時のトルクを250N・mとした。また、
磁歪材8の厚さは0.7mmとした。
粒化品について、過負荷ドリフト(%FS)を測定した
結果を表2に示す。ここで過負荷ドリフトとは、過負荷
トルク印加後、トルク零とした時のトルクセンサの出力
(図4のVdに相当)を、定格トルクを加えたときの出
力(図4のV0に相当)で割った値に100を掛けた値
である。この実施の形態では、定格時のトルクは3N・
mで、過負荷時のトルクを250N・mとした。また、
磁歪材8の厚さは0.7mmとした。
【0047】
【表2】 材料AではTiを加えるとともに、焼鈍を水素雰囲気中
で温度を850°Cとして行った。材料Bでは焼鈍を水
素雰囲気中で温度を400°C以下として行った。な
お、材料A,Bとも粗粒品は1100°Cで焼鈍を行っ
て得た。
で温度を850°Cとして行った。材料Bでは焼鈍を水
素雰囲気中で温度を400°C以下として行った。な
お、材料A,Bとも粗粒品は1100°Cで焼鈍を行っ
て得た。
【0048】表2から明らかなように、結晶粒径を細粒
化させると磁歪材料の組成あるいは細粒化方法が異なっ
ても、過負荷ドリフトが減少することが確認された。こ
の理由としては、結晶粒径を粗大化させると、残留応力
が不均一に生じるため、零点付近でのマイナーループが
不安定化する。しかし、平均粒径を小さくすることによ
り、大きな結晶粒の間に小さな結晶粒界が形成され、そ
の結晶粒界によって磁壁移動が妨げられて急峻な透磁率
変化が抑制されると考えられる。また、細粒が増えるこ
とによって電気抵抗値が高くなり、使用時に生じる渦電
流による大幅な磁気劣化が防止される。
化させると磁歪材料の組成あるいは細粒化方法が異なっ
ても、過負荷ドリフトが減少することが確認された。こ
の理由としては、結晶粒径を粗大化させると、残留応力
が不均一に生じるため、零点付近でのマイナーループが
不安定化する。しかし、平均粒径を小さくすることによ
り、大きな結晶粒の間に小さな結晶粒界が形成され、そ
の結晶粒界によって磁壁移動が妨げられて急峻な透磁率
変化が抑制されると考えられる。また、細粒が増えるこ
とによって電気抵抗値が高くなり、使用時に生じる渦電
流による大幅な磁気劣化が防止される。
【0049】適切な結晶粒径としては、材質により変動
はあるが、平均粒径が1〜100μmの範囲が好まし
く、5〜50μmの範囲がより好ましい。磁歪材8の厚
さが同じ場合、平均粒径を小さくすることによりヒステ
リシスが低下する。従って、前記実施の形態のように磁
歪材8の厚さを0.5〜3mmとすることにより、前記
実施の形態の(イ)〜(ヘ)の効果に加えて、ヒステリ
シスをより小さくできる。
はあるが、平均粒径が1〜100μmの範囲が好まし
く、5〜50μmの範囲がより好ましい。磁歪材8の厚
さが同じ場合、平均粒径を小さくすることによりヒステ
リシスが低下する。従って、前記実施の形態のように磁
歪材8の厚さを0.5〜3mmとすることにより、前記
実施の形態の(イ)〜(ヘ)の効果に加えて、ヒステリ
シスをより小さくできる。
【0050】なお、実施の形態は前記に限定されず、例
えば次のように具体化してもよい。 ○ 磁歪材8の材料として、鉄・ニッケル・クロム合金
のCrに代えてMoを添加した鉄・ニッケル・モリブデ
ン合金を使用してもよい。例えば、Ni含有量が30〜
80重量%のFe−Ni合金にMoを数%添加した鉄・
ニッケル・モリブデン合金が使用される。
えば次のように具体化してもよい。 ○ 磁歪材8の材料として、鉄・ニッケル・クロム合金
のCrに代えてMoを添加した鉄・ニッケル・モリブデ
ン合金を使用してもよい。例えば、Ni含有量が30〜
80重量%のFe−Ni合金にMoを数%添加した鉄・
ニッケル・モリブデン合金が使用される。
【0051】○ 磁歪材8の材料として、鉄・ニッケル
・クロム合金や鉄・ニッケル・モリブデン合金の他に、
Fe−Al合金、Fe−Ni合金等の高透磁率軟磁性材
料を使用する。
・クロム合金や鉄・ニッケル・モリブデン合金の他に、
Fe−Al合金、Fe−Ni合金等の高透磁率軟磁性材
料を使用する。
【0052】○ 中間スリーブ7を設けずに、筒状の磁
歪材8を直接シャフト2に取り付けてもよい。 ○ 結晶粒径の小さな磁歪材料からなる磁歪材8を形成
する場合、焼鈍を省略して、焼結後の冷却速度を調整す
るだけでもよい。
歪材8を直接シャフト2に取り付けてもよい。 ○ 結晶粒径の小さな磁歪材料からなる磁歪材8を形成
する場合、焼鈍を省略して、焼結後の冷却速度を調整す
るだけでもよい。
【0053】○ 磁歪材8をその表面に溝8aのない平
滑スリーブとし、平滑スリーブをクロスヘッド型ピック
アップで検出する構成を採用してもよい。前記各実施の
形態から把握できる請求項記載以外の技術的思想(発
明)について、以下にその効果とともに記載する。
滑スリーブとし、平滑スリーブをクロスヘッド型ピック
アップで検出する構成を採用してもよい。前記各実施の
形態から把握できる請求項記載以外の技術的思想(発
明)について、以下にその効果とともに記載する。
【0054】(1) 請求項1〜請求項3のいずれか一
項に記載のトルクセンサにおいて、前記磁歪材料はNi
含有量が30〜80重量%のFe−Ni合金にCrを数
重量%添加するとともに、結晶成長点を多く作るための
添加元素が加えられている。この場合、結晶粒が細かい
磁歪材量の製造が簡単になる。
項に記載のトルクセンサにおいて、前記磁歪材料はNi
含有量が30〜80重量%のFe−Ni合金にCrを数
重量%添加するとともに、結晶成長点を多く作るための
添加元素が加えられている。この場合、結晶粒が細かい
磁歪材量の製造が簡単になる。
【0055】(2) (1)の添加元素としてAl、T
i、Nbが使用され、その添加量は数重量%以下であ
る。この場合も(1)と同様な効果を発揮する。(3)
Ni含有量が30〜80重量%のFe−Ni合金にC
rを数重量%添加した磁歪材料を使用して、厚さ0.5
〜3mmの円筒状に形成した磁歪材。この磁歪材を使用
することにより、感度が良くてヒステリシスの小さな出
力特性のトルクセンサが得られる。
i、Nbが使用され、その添加量は数重量%以下であ
る。この場合も(1)と同様な効果を発揮する。(3)
Ni含有量が30〜80重量%のFe−Ni合金にC
rを数重量%添加した磁歪材料を使用して、厚さ0.5
〜3mmの円筒状に形成した磁歪材。この磁歪材を使用
することにより、感度が良くてヒステリシスの小さな出
力特性のトルクセンサが得られる。
【0056】なお、本明細書でいう「ヒステリシス」と
は、定格ヒステリシスだけを意味するのではなく、過負
荷ドリフト(過負荷ヒステリシスに相当する)を含む。
は、定格ヒステリシスだけを意味するのではなく、過負
荷ドリフト(過負荷ヒステリシスに相当する)を含む。
【0057】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜請求項
4に記載の発明によれば、感度が良好でヒステリシスの
小さな出力特性のトルクセンサが得られる。
4に記載の発明によれば、感度が良好でヒステリシスの
小さな出力特性のトルクセンサが得られる。
【0058】請求項2に記載の発明によれば、出力特性
のヒステリシスがより小さくなる。請求項3に記載の発
明によれば、磁歪材に形成された二つの領域の透磁率の
変化に基づいた検出信号が出力されるため、溝を形成し
ない場合に比較して簡単な構成でトルクの検出感度が向
上する。
のヒステリシスがより小さくなる。請求項3に記載の発
明によれば、磁歪材に形成された二つの領域の透磁率の
変化に基づいた検出信号が出力されるため、溝を形成し
ない場合に比較して簡単な構成でトルクの検出感度が向
上する。
【0059】請求項4に記載の発明によれば、前記特性
を有する磁歪材料を入手し易い。
を有する磁歪材料を入手し易い。
【図1】 第1の実施の形態におけるトルクセンサの部
分模式断面図。
分模式断面図。
【図2】 磁歪材及びシャフトを示す斜視図。
【図3】 (a)は磁歪材の厚さと出力感度の関係を示
すグラフ、(b)は磁歪材の厚さとヒステリシスの関係
を示すグラフ。
すグラフ、(b)は磁歪材の厚さとヒステリシスの関係
を示すグラフ。
【図4】 トルクセンサの出力とトルクの関係を示すグ
ラフ。
ラフ。
【図5】 従来技術におけるトルクセンサの部分断面
図。
図。
【図6】 同じくトルクセンサの検出部の回路図。
【図7】 (a)はトルクセンサの出力とトルクの関係
を示すグラフ、(b)は磁化曲線を示すグラフ。
を示すグラフ、(b)は磁化曲線を示すグラフ。
【図8】 (a)は溶射材の励磁電流値と過負荷ドリフ
トの関係を示すグラフ、(b)はバルク材の励磁電流値
と過負荷ドリフトの関係を示すグラフ。
トの関係を示すグラフ、(b)はバルク材の励磁電流値
と過負荷ドリフトの関係を示すグラフ。
1…トルクセンサ、2…被検出軸を構成するシャフト、
8…磁歪材、8a…溝、11…磁束発生手段としての励
磁用コイル、12…検出手段としての検出用コイル、
A,B…領域。
8…磁歪材、8a…溝、11…磁束発生手段としての励
磁用コイル、12…検出手段としての検出用コイル、
A,B…領域。
Claims (4)
- 【請求項1】 被検出軸の外周面に固定された筒状の磁
歪材と、該磁歪材を通る磁束を発生させる磁束発生手段
と、前記被検出軸に作用するトルクに応じて前記磁歪材
が歪むことによる前記磁束の変化を検出するための検出
手段とを備えたトルクセンサにおいて、 前記磁歪材を結晶質の磁歪材料で前記被検出軸に外嵌さ
れる筒状に形成し、その厚さを3mm以下にしたトルク
センサ。 - 【請求項2】 前記磁歪材料の結晶粒径を1〜100μ
mとした請求項1に記載のトルクセンサ。 - 【請求項3】 前記磁歪材は厚さが0.5mm以上に形
成されるとともに、その外周面に前記被検出軸の軸線方
向と所定の角度をなす多数の溝を有する環状の領域が軸
線と直交する平面に対して対称に形成されている請求項
1又は請求項2に記載のトルクセンサ。 - 【請求項4】 前記磁歪材料としてNi含有量が30〜
80重量%のFe−Ni合金にCrあるいはMoを数重
量%添加したものが使用されている請求項1〜請求項3
のいずれか一項に記載のトルクセンサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5777298A JPH11258077A (ja) | 1998-03-10 | 1998-03-10 | トルクセンサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5777298A JPH11258077A (ja) | 1998-03-10 | 1998-03-10 | トルクセンサ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11258077A true JPH11258077A (ja) | 1999-09-24 |
Family
ID=13065173
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5777298A Pending JPH11258077A (ja) | 1998-03-10 | 1998-03-10 | トルクセンサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11258077A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7569952B1 (en) | 2003-04-18 | 2009-08-04 | Ferro Solutions, Inc. | High efficiency, inductive vibration energy harvester |
| JP2009529692A (ja) * | 2006-03-10 | 2009-08-20 | エービービー エービー | 磁気弾性合金層を含む測定装置及び同合金層の形成方法 |
| US7952349B2 (en) | 2002-12-09 | 2011-05-31 | Ferro Solutions, Inc. | Apparatus and method utilizing magnetic field |
| JP2021191677A (ja) * | 2017-08-18 | 2021-12-16 | 株式会社シマノ | 自転車用部品 |
-
1998
- 1998-03-10 JP JP5777298A patent/JPH11258077A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7952349B2 (en) | 2002-12-09 | 2011-05-31 | Ferro Solutions, Inc. | Apparatus and method utilizing magnetic field |
| US7569952B1 (en) | 2003-04-18 | 2009-08-04 | Ferro Solutions, Inc. | High efficiency, inductive vibration energy harvester |
| JP2009529692A (ja) * | 2006-03-10 | 2009-08-20 | エービービー エービー | 磁気弾性合金層を含む測定装置及び同合金層の形成方法 |
| JP2021191677A (ja) * | 2017-08-18 | 2021-12-16 | 株式会社シマノ | 自転車用部品 |
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